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JP4176922B2 - Vacuum valve and sewage with vacuum valve - Google Patents

Vacuum valve and sewage with vacuum valve Download PDF

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JP4176922B2
JP4176922B2 JP21113199A JP21113199A JP4176922B2 JP 4176922 B2 JP4176922 B2 JP 4176922B2 JP 21113199 A JP21113199 A JP 21113199A JP 21113199 A JP21113199 A JP 21113199A JP 4176922 B2 JP4176922 B2 JP 4176922B2
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JP
Japan
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sewage
vacuum
valve
pipe
vacuum valve
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Japanese (ja)
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哲史 大塚
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は真空式下水道システムにおいて使用される真空弁および真空弁付き汚水ますに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自然流下方式の下水道システムに代えて、真空弁を利用した所謂、真空式下水道システムが採用されつつある(たとえば特表平2−503128号公報や特開平5−71161号公報を参照)。
【0003】
この真空式下水道システムとは、真空ステーションに真空下水管を連通し、真空下水管に印加した真空圧により末端の汚水タンクで汚水と空気とを順に吸い込み、汚水前方の真空圧と汚水後方の吸引空気圧との圧力差を利用して、汚水を気液混送流として搬送するシステムである。
【0004】
具体的には、図9および図10に示すように、家庭や工場などから排出される汚水を自然流下式の汚水流入管100から真空弁ユニット101の汚水タンク102に流入せしめ、汚水タンク102に溜った汚水を真空下水管103を通じて真空ステーション104の集水タンク105に集め、その後、圧送ポンプ106によって下水処理場に送る。なお、汚水タンク102はFRP樹脂製のものである。
【0005】
そして、図10に示すように、真空弁ユニット101には真空弁107が設置され、汚水タンク102の底部から立ち上げられた汚水吸込み管108と、真空ステーション104の真空ポンプ109に連通された真空下水管103との間の連絡部110を、上記真空弁107にて開閉している。この真空弁107の開閉は、真空弁コントローラ118が選択的に、真空圧ホース111を介して真空下水管103内の真空圧を真空弁107へ導き、あるいは大気圧ホース112を介して真空弁107内へ大気圧を導入することによりそれぞれ実施される。
【0006】
つまり、汚水タンク102内の汚水の水位の上昇によって水位検知管113内の圧力が上昇し、この圧力上昇が検知ホース114を経て真空弁コントローラ118へ伝達されると、この真空弁コントローラ118内の内部スイッチ(図示せず)が作動して真空下水管103内の真空圧が真空圧ホース111を介し、真空弁コントローラ118を経て真空弁107へ導かれる。すると、この真空弁107は、コイルバネ(不図示)のバネ力に抗して弁体(図示せず)を斜め上方に移動させ、開弁する。
【0007】
一方、汚水タンク102内の汚水の水位が下降すると、水位検知管113内の圧力が下降するので、真空弁コントローラ118内の内部スイッチが停止して、真空下水管103から真空弁コントローラ118へ真空圧が作用せず、ブリーザ管115から大気圧ホース112を介し真空弁コントローラ118を経て、真空弁107へ大気圧が導入される。すると、この真空弁107は、上記バネ力によって弁体を復動させて閉弁する。なお、図10において、116は、真空下水管103から真空弁コントローラ118へ向かってのみ真空圧を付与する逆止弁、117は通気管である。
【0008】
すなわち、真空式下水道にあっては、汚水タンク102の汚水吸込み管108と真空下水管103との間の連絡部110が真空弁107にて開かれると、真空下水管103に印加されている真空圧が汚水吸込み管108に及び、汚水タンク102内の汚水と空気とを順に真空下水管103に吸い込み、汚水前方の真空圧と汚水後方の吸引空気圧との圧力差に起因する圧送力により、汚水を気液混送流として真空ステーション104側に搬送可能とするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の真空弁の場合、真空弁107を構成している弁本体がY字状の三方管継手タイプ、つまり、汚水の流路となる水平管部と、この水平管部のほぼ中央から約45度斜め上方に一体に突設した分岐管部とからなるものであるため、汚水タンク102としては水平管部の長さの約1.3倍以上の内径を有するものが必要となってくる。このため、FRP製の汚水タンク102をコンパクトにすることができず、コスト的にも低減することは困難であった。
【0010】
本発明の目的は、コンパクトな真空弁を提供するとともに、この真空弁が内部に設置されたコンパクトな形態を有し、狭い路地や宅地内での設置を可能とする真空弁付き汚水ますを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、住居内にて発生した汚水が自然流下にて流れ込む汚水ますの上方内部に設置されて用いられる真空弁であって、汚水ますの底部に溜まった汚水を吸い込む吸込み管と接続される垂直管部と、この垂直管部の側部から突設され、真空源に連通する真空排出管の端部と接続される水平管部とを有している弁本体と、この弁本体の垂直管部と水平管部との間の流路を開閉可能とする弁体と、この弁体と弁棒を介して連結されているプランジャを収容する弁作動室と、この弁作動室に内蔵されて弁体に下向きの閉じ力を付与する閉じ力付与手段と、弁作動室に真空圧を付与して弁体に上向きの開き力を付与する制御部とを有する弁体開閉駆動部と、から構成されているものである。
【0012】
請求項2記載の発明は、縦長の有底筒状のます本体の下部側壁に、住居内にて発生した汚水が流れ込む汚水配管の端部が接続される接続部が設けられ、このます本体の上方内部に、請求項1記載の真空弁が弁本端を下向きにして設置され、この真空弁を構成している弁本体の垂直管部の下端部に、汚水を吸い込む吸込み管が接続され、弁本体の水平管部の開口端側に、ます本体の外方から真空源に連通する真空排出管が接続され、ます本体の上方開口に蓋が開閉自在に装着されている真空弁付き汚水ますである。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の真空弁付き汚水ますにおいて、ます本体内に、汚水の水位を検知する水位検知管が吸込み管とほぼ平行に設けられているものである。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の真空弁付き汚水ますにおいて、蓋の上面に通気装置が載置され、この通気装置を通じて、ます本体内が外部と通気可能とされているものである。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の真空弁付き汚水ますにおいて、ます本体が合成樹脂管を所定長さに切断して製作されたものである。
【0016】
(作用)
請求項1記載の本発明においては、真空弁を構成している弁本体が、汚水ますの底部に溜まった汚水を吸い込む吸込み管と接続される垂直管部と、この垂直管部の側部から突設され、真空源に連通する真空排出管の端部と接続される水平管部とを有している縦長のものであるので、従来の真空弁に比べて、弁本体の大きさが著しくコンパクトになる。このため、真空弁が設置される汚水ますをコンパクトなものとすることができ、汚水ますのコスト低減が可能となる。
【0017】
請求項2記載の本発明においては、縦長の有底筒状のます本体の下部側壁に、住居内にて発生した汚水が流れ込む汚水配管の端部が接続される接続部が設けられ、このます本体の上方内部に、請求項1記載の真空弁が弁本体を下向きにして設置され、この真空弁を構成している弁本体の垂直管部の下端部に、汚水を吸い込む吸込み管の上端が接続され、一方、弁本体の水平管部の開口端側に、ます本体の外方から真空源に連通する真空排出管が接続されているので、コンパクトで低コストの真空弁付き汚水ますを提供することができる。
【0018】
このため、狭い路地や宅地内において、経済的に簡単に設置することが可能な真空弁付き汚水ますを提供することができる。
【0019】
請求項3記載の真空弁付き汚水ますにおいては、ます本体内に、汚水の水位を検知する水位検知管が吸込み管とほぼ平行に設けられているので、ます本体内に溜まった汚水の排出を良好に行える。
【0020】
請求項4記載の真空弁付き汚水ますにおいては、蓋の上面に載置された通気装置を通じて、ます本体内が外部と通気可能とされているので、この真空弁付き汚水ますを使用して真空式の下水道管路を敷設する際、通気管が不要となり、同管路の敷設工事が簡単になる。
【0021】
請求項5記載の真空弁付き汚水ますにおいては、ます本体が合成樹脂管を所定長さに切断して製作されたものであるので、たとえば、従来のFRP製の汚水ますに代えて、口径が300mm程度の硬質塩化ビニルなどの合成樹脂管を所定の長さに切断・加工して汚水ますを製作することができる。このため、ます本体成形用の成型形を必要とせず、大幅なコストダウンが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の真空弁の第1実施例を示す縦断面図であり、図1は弁体が開いた状態を、図2は弁体が閉じた状態を示すものである。
【0023】
図1および図2において、Vは真空弁であり、宅地内にて発生した汚水が自然流下にて流れ込む汚水ますの上方内部に設置されて用いられるタイプのものである。この真空弁Vは、ガラス繊維強化ポリプロピレン製の弁本体1と、弁体開閉駆動部2とから構成されている。
【0024】
弁本体1は、円筒状の垂直管部11と、この垂直管部11の側部から水平方向に一体に突設された円筒状の水平管部12とを有している。垂直管部11の下端は汚水を吸い込む吸込み管の上端と、また、水平管部11の先端は真空排出管の端面とそれぞれバット融着されるようになっている。垂直管部11の内面には弁座13が形成されている。
【0025】
弁体開閉駆動部2は、垂直管部11と水平管部12との間の流路121を開閉可能とする弁体21と、この弁体21と弁棒22を介して連結されているカップ状のプランジャ23を収容する弁作動室24と、この弁作動室24に内蔵されて弁体21に下向きの閉じ力を付与する閉じ力付与手段であるコイルバネ25と、弁作動室24に真空圧を付与して弁体21に上向きの開き力を付与する制御部(図3における29に対応する)とを有している。弁体21の下面には円板状の弁座ゴム211が押さえ片211にて挟持されている。
【0026】
弁作動室24は上下一対のカップ状の両ハウジング241,242のフランジ同士がボルト・ナットにて連結されて構成されている。26はローリングダイヤフラムであり、そのフランジ261がハウジング241,242の両フランジ間に挟持され、上部262がプランジャ23の下面に押さえ片27にて固定されている。弁棒22は下部ハウジング241の軸受け243によって支持されるとともに、シールリング244にて気密状にシールされている。下部ハウジング241とローリングダイヤフラム26との間で空気室28が形成されている。この空気室28は空気導入口281を通じて常に大気圧に保持されている。245は真空圧口であり、ホースを介して制御部と接続されている。
【0027】
つぎに、上記図1,2にて示した真空弁Vを用いた真空弁付き汚水ますについて説明する。図3は真空弁付き汚水ますの第1実施例を使用状態とともに示す縦断面図である。
【0028】
図3において、3は硬質塩化ビニル樹脂製の汚水ますであり、底部が断面コ字状の閉塞部材32にて閉塞された縦長の有底円筒状のます本体31と、このます本体31の上方開口を覆う掃除口33とから構成されている。ます本体31は口径が約300mmの硬質塩化ビニル樹脂管を所定長さに切断して製作したものである。掃除口33は受け枠34と蓋35とからなっており、ともに硬質塩化ビニル樹脂製のものである。蓋35は受け枠34の上端開口に着脱自在に装着されている。受け枠34の下部には仕切り板341が設けられ、この仕切り板341に2個の孔が設けられている。
【0029】
ます本体31の下部側壁には、住居内にて発生した汚水を排出する宅地内排水管6が挿入接続される接続孔311が設けられている。また、ます本体31の上部側壁には、真空源に連通する真空排出管7が挿入される接続孔312が設けられている。
【0030】
そして、図3に示すように、ます本体31の上方内部に、真空弁Vが弁本体1を下向きにしてアングル部材36にて支持・固定されて設置され、弁本体1の垂直管部11の下端面に吸込み管4の上端面がバット融着されて接続され、一方、弁本体1の水平管部12の開口端面に、ます本体31の接続孔312を利用して、真空排出管7の端面がバット融着されて接続されている。5は汚水の水位を検知する水位検知管であり、吸込み管4とほぼ平行にアングル部材36にて支持・固定されて設置されている。水位検知管5の上端部には真空圧口511を有する栓体51が気密状に嵌着されている。
【0031】
29は制御部である真空弁コントローラであり、図10における真空弁コントローラ118と同一のものである。真空弁コントローラ29は、受け枠34の仕切り板341に設けられた孔を利用して設置されている。そして、真空弁コントローラ29は3本のホースを介して真空圧口245,14,511と接続されている。
【0032】
このように構成された真空弁付き汚水ますでは、従来の真空弁ユニットと同様に、家庭などから流入する汚水を一時的に汚水ます3内に貯留し、水位検知管5にて一定量汚水が貯留したことを検知して、真空弁Vが作動して弁体16が上方に移動して流路121が開口状態とされ、貯留された汚水と空気とが真空排出管7に吸引され、気液二相流を形成することで汚水を真空ステーションに向かって搬送することができるようになっている。
【0033】
図4は真空弁付き汚水ますの第2実施例を使用状態とともに示す縦断面図である。この第2実施例の場合、ます本体31の上方内部に真空アキュームレータ291をアングル部材36を利用して支持・固定し、真空弁コントローラ29と真空圧口14を接続しているホースの間に介在させた以外は、上記第1実施例の真空弁付き汚水ますと基本的に同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0034】
この場合、真空弁コントローラ29と真空圧口14との間に真空アキュームレータ291が存在していることで、真空弁Vへの真空度の安定を図ることができる。なお、真空アキュームレータ291としては、特開平8−319661号公報や特開平10−25790号公報に開示されているものを利用できる。
【0035】
図5は真空弁付き汚水ますの第3実施例を使用状態とともに示す縦断面図である。この第3実施例の場合、ます本体31の上方内部に自動吸気弁292をアングル部材36を利用して支持して設置した以外は、上記第1実施例の真空弁付き汚水ますと基本的に同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。なお、自動吸気弁292としては、本発明の出願人が先に出願している平成11年特許願第32959号明細書にて開示されている小型の自動吸気弁を利用することができる。
【0036】
この場合、自動吸気弁292が設置されていることで、より確実な汚水搬送が可能となる。なお、スペース的に余裕がある場合は、上記第2実施例の真空アキュームレータ291と組み合わせて設置しても良い。
【0037】
図6は真空弁付き汚水ますの第4実施例を使用状態とともに示す縦断面図である。この第4実施例の場合、蓋35の上面に通気装置37を載置し、この通気装置37を通じて、ます本体31内を外部と通気可能とした以外は、上記第3実施例の真空弁付き汚水ますと基本的に同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0038】
この場合、通気装置37は、蓋35の中央部に設けられた段付き孔351の段部に載置した短管371上に嵌着されている。この通気装置37としては、たとえば特開平7−252874号公報に開示された通気管と通気弁とからなる通気装置を利用することができる。
【0039】
この第4実施例の真空弁付き汚水ますを使用して真空式の下水道管路を敷設する際、汚水ます3内が通気装置37を通じて外部と通気可能となっているので、通気管は不要となる。この結果、管路の敷設工事が簡単になる。
【0040】
図7は真空弁付き汚水ますの第5実施例を使用状態とともに示す縦断面図である。この第5実施例の場合、蓋35の上面に通気装置37を載置し、この通気装置37を通じて、ます本体31内を外部と通気可能とするとともに、真空弁コントローラ29をアングル部材36Aを利用して支持して短管372内に設置した以外は、上記第1実施例の真空弁付き汚水ますと基本的に同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0041】
なお、この場合、短管372の壁部の一部は切り欠かれて内外方向に回動可能に軸止されている。このように、短管372の壁部の一部が回動可能とされていることで、万が一、真空弁Vに異常が発生して汚水の水位が著しく上昇しても、蓋35面を越えて短管371内に浸入した汚水は短管372の壁部の一部から外部に流出することになる。このため、真空弁コントローラ29の汚水との接液を防止できる。
【0042】
図8は真空弁付き汚水ますの第6実施例を使用状態とともに示す縦断面図である。この第6実施例の場合、蓋35の上面に通気装置37を載置し、この通気装置37を通じて、ます本体31内を外部と通気可能とするとともに、真空弁コントローラ29をアングル部材36Aを利用して支持して短管371内に設置した以外は、上記第1実施例の真空弁付き汚水ますと基本的に同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0043】
この場合、上記第4実施例と同様に、通気管が不要となり、管路の敷設工事が簡単になる。また、真空弁コントローラ29が蓋35の上方に位置する短管371内に設置されているので、汚水の水位が異常に上昇しても、真空弁コントローラ29の汚水との接液を防止できる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明においては、真空弁を構成している弁本体が、汚水ますの底部に溜まった汚水を吸い込む吸込み管の上端と接続される垂直管部と、この垂直管部の側部から突設され、真空源に連通する真空排出管の端部と接続される水平管部とを有している縦長のものであるので、従来の真空弁に比べて、弁本体の大きさが著しくコンパクトになる。このため、真空弁が設置される汚水ますをコンパクトにすることができ、汚水ますのコスト低減が可能となる。
【0045】
請求項2記載の本発明においては、縦長の有底筒状のます本体の下部側壁に、住居内にて発生した汚水が流れ込む汚水配管の端部が接続される接続部が設けられ、このます本体の上方内部に、請求項1記載の真空弁が設置され、この真空弁を構成している弁本体の垂直管部の下端に、汚水を吸い込む吸込み管の上端が接続され、一方、弁本体の水平管部の開口端側に、ます本体の外方から真空源に連通する真空排出管が接続されているので、コンパクトで低コストの真空弁付き汚水ますを提供することができる。
【0046】
このため、狭い路地や宅地内において、経済的に簡単に設置することが可能な真空弁付き汚水ますを提供することができる。
【0047】
請求項3記載の真空弁付き汚水ますにおいては、ます本体内に、汚水の水位を検知する水位検知管が吸込み管とほぼ平行に設けられているので、ます本体内に溜まった汚水の排出を良好に行える。
【0048】
請求項4記載の真空弁付き汚水ますにおいては、蓋の上面に載置された通気装置を通じて、ます本体内が外部と通気可能とされているので、この真空弁付き汚水ますを使用して真空式の下水道管路を敷設する際、通気管が不要となる。このため、同管路の敷設工事が簡単になる。
【0049】
請求項5記載の真空弁付き汚水ますにおいては、ます本体が合成樹脂管を所定長さに切断して製作されたものであるので、たとえば、従来のFRP製の汚水ますに代えて、口径が300mm程度の硬質塩化ビニルなどの合成樹脂管を所定の長さに切断・加工して汚水ますを製作することができる。このため、ます本体成形用の成型形を必要とせず、大幅なコストダウンが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空弁の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の真空弁において、弁体が閉じた状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の真空弁付き汚水ますの第1実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の真空弁付き汚水ますの第2実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の真空弁付き汚水ますの第3実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の真空弁付き汚水ますの第4実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の真空弁付き汚水ますの第5実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明の真空弁付き汚水ますの第6実施例を示す縦断面図である。
【図9】従来の真空式下水道システムを示す説明図である。
【図10】図9における真空弁ユニットを示す拡大説明図である。
【符号の説明】
V 真空弁
1 弁本体
11 垂直管部
12 水平管部
121 流路
13 弁座
2 弁体開閉駆動部
21 弁体
22 弁棒
23 プランジャ
24 弁作動室
25 コイルバネ(閉じ力付与手段)
29 真空弁コントローラ(制御部)
3 汚水ます
31 ます本体
35 蓋
37 通気装置
4 吸込み管
5 水位検知管
6 汚水配管
7 真空排出管
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum valve used in a vacuum sewer system and a sewage basin with a vacuum valve.
[0002]
[Prior art]
A so-called vacuum sewer system using a vacuum valve is being adopted instead of a conventional sewer system of a natural flow system (see, for example, JP-T-2-503128 and JP-A-5-71161).
[0003]
This vacuum sewer system connects a vacuum sewage pipe to a vacuum station, sucks sewage and air in order from the sewage tank at the end by the vacuum pressure applied to the vacuum sewage pipe, sucks the vacuum pressure in front of the sewage and the suction behind the sewage This is a system that conveys sewage as a gas-liquid mixed flow using the pressure difference from the air pressure.
[0004]
Specifically, as shown in FIGS. 9 and 10, sewage discharged from a home or factory is caused to flow from a sewage inflow pipe 100 of a natural flow type into a sewage tank 102 of a vacuum valve unit 101, and into the sewage tank 102. The accumulated sewage is collected in the water collection tank 105 of the vacuum station 104 through the vacuum sewage pipe 103 and then sent to the sewage treatment plant by the pressure pump 106. The sewage tank 102 is made of FRP resin.
[0005]
As shown in FIG. 10, a vacuum valve 107 is installed in the vacuum valve unit 101, and a vacuum communicated with a sewage suction pipe 108 raised from the bottom of the sewage tank 102 and a vacuum pump 109 of the vacuum station 104. The connecting part 110 with the sewage pipe 103 is opened and closed by the vacuum valve 107. The vacuum valve 107 is opened and closed by the vacuum valve controller 118 selectively leading the vacuum pressure in the vacuum sewage pipe 103 to the vacuum valve 107 via the vacuum pressure hose 111 or the vacuum valve 107 via the atmospheric pressure hose 112. Each is carried out by introducing atmospheric pressure into the interior.
[0006]
That is, when the water level in the sewage tank 102 rises, the pressure in the water level detection pipe 113 rises. When this pressure rise is transmitted to the vacuum valve controller 118 via the detection hose 114, the pressure in the vacuum valve controller 118 is increased. An internal switch (not shown) is operated, and the vacuum pressure in the vacuum sewage pipe 103 is guided to the vacuum valve 107 via the vacuum pressure hose 111 and the vacuum valve controller 118. Then, the vacuum valve 107 opens a valve body by moving a valve body (not shown) obliquely upward against the spring force of a coil spring (not shown).
[0007]
On the other hand, when the sewage water level in the sewage tank 102 is lowered, the pressure in the water level detection pipe 113 is lowered, so that the internal switch in the vacuum valve controller 118 is stopped and the vacuum sewage pipe 103 is evacuated to the vacuum valve controller 118. No pressure acts, and atmospheric pressure is introduced from the breather tube 115 through the atmospheric pressure hose 112 to the vacuum valve 107 via the vacuum valve controller 118. Then, the vacuum valve 107 moves the valve element back by the spring force and closes it. In FIG. 10, reference numeral 116 denotes a check valve that applies a vacuum pressure only from the vacuum sewage pipe 103 toward the vacuum valve controller 118, and reference numeral 117 denotes a vent pipe.
[0008]
That is, in the vacuum sewer, when the connecting part 110 between the sewage suction pipe 108 and the vacuum sewage pipe 103 of the sewage tank 102 is opened by the vacuum valve 107, the vacuum applied to the vacuum sewage pipe 103 is reached. The pressure reaches the sewage suction pipe 108, and the sewage and air in the sewage tank 102 are sucked into the vacuum sewage pipe 103 in order, and the sewage is generated by the pumping force resulting from the pressure difference between the vacuum pressure in front of the sewage and the suction air pressure behind the sewage. Can be conveyed to the vacuum station 104 side as a gas-liquid mixed flow.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of the said conventional vacuum valve, the valve main body which comprises the vacuum valve 107 is a Y-shaped three-way pipe joint type, that is, the horizontal pipe part used as a flow path of sewage, and the approximate center of this horizontal pipe part Therefore, the sewage tank 102 needs to have an inner diameter of about 1.3 times or more of the length of the horizontal pipe portion. Come. For this reason, the sewage tank 102 made of FRP cannot be made compact, and it has been difficult to reduce the cost.
[0010]
The object of the present invention is to provide a compact vacuum valve and a sewage drain with a vacuum valve that can be installed in a narrow alley or residential area with a compact form in which the vacuum valve is installed. It is to be.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a vacuum valve installed and used in an upper part of a sewage basin where sewage generated in a house flows under a natural flow, and a suction pipe for sucking sewage collected at the bottom of the sewage basin A valve main body having a vertical pipe connected to the horizontal pipe and a horizontal pipe connected to an end of a vacuum exhaust pipe projecting from a side of the vertical pipe and communicating with a vacuum source, A valve body capable of opening and closing a flow path between a vertical pipe portion and a horizontal pipe portion of the valve main body, a valve operating chamber containing a plunger connected to the valve body via a valve rod, and the valve operation A valve body opening / closing drive having a closing force applying means that is built in the chamber and applies a downward closing force to the valve body, and a control unit that applies a vacuum pressure to the valve operating chamber and applies an upward opening force to the valve body Part.
[0012]
The invention according to claim 2 is provided with a connecting portion to which an end of a sewage pipe into which sewage generated in a house flows is connected to a lower side wall of a vertically long bottomed cylindrical main body. Inside the upper part, the vacuum valve according to claim 1 is installed with the valve main end facing downward, and a suction pipe for sucking sewage is connected to the lower end of the vertical pipe part of the valve body constituting the vacuum valve, A vacuum discharge pipe that communicates with the vacuum source from the outside of the main body is connected to the open end of the horizontal pipe section of the valve body. It is.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the sewage basin with a vacuum valve according to the second aspect, a water level detection pipe for detecting the level of the sewage is provided substantially parallel to the suction pipe in the main body.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in the sewage basin with a vacuum valve according to the second aspect, a ventilation device is placed on the upper surface of the lid, and the inside of the main body can be vented to the outside through this ventilation device. is there.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention, in the sewage system with a vacuum valve according to the second aspect, the main body is manufactured by cutting a synthetic resin tube into a predetermined length.
[0016]
(Function)
In this invention of Claim 1, the valve main body which comprises the vacuum valve from the side part of this vertical pipe part connected with the suction pipe which sucks in the dirty water collected in the bottom part of a sewage basin, and this vertical pipe part Since it is vertically long and has a horizontal pipe part that is connected to the end of the vacuum exhaust pipe that communicates with the vacuum source, the size of the valve body is significantly larger than that of the conventional vacuum valve. It becomes compact. For this reason, the sewage basin in which the vacuum valve is installed can be made compact, and the cost of the sewage basin can be reduced.
[0017]
In this invention of Claim 2, the connection part to which the edge part of the sewage piping into which the sewage which generate | occur | produced in a residence flows is provided in the lower side wall of a vertically long bottomed cylindrical main body, and this is The vacuum valve according to claim 1 is installed inside the upper part of the main body with the valve main body facing downward, and the upper end of the suction pipe for sucking sewage is formed at the lower end of the vertical pipe part of the valve main body constituting the vacuum valve. On the other hand, a vacuum discharge pipe that communicates with the vacuum source from the outside of the main body is connected to the open end side of the horizontal pipe section of the valve body, providing compact and low-cost sewage water with a vacuum valve. can do.
[0018]
For this reason, it is possible to provide a sewage tank with a vacuum valve that can be economically easily installed in a narrow alley or residential land.
[0019]
In the sewage basin with a vacuum valve according to claim 3, since the water level detection pipe for detecting the level of sewage is provided almost in parallel with the suction pipe in the main body, more and more sewage collected in the main body is discharged. It can be done well.
[0020]
In the sewage basin with a vacuum valve according to claim 4, since the inside of the main body can be vented to the outside through the venting device placed on the upper surface of the lid, the sewage basin with the vacuum valve is used for vacuuming. When laying sewer pipes of the type, ventilation pipes are not necessary, and the construction work of the pipes is simplified.
[0021]
In the sewage basin with a vacuum valve according to claim 5, since the main body is manufactured by cutting a synthetic resin tube into a predetermined length, for example, instead of the conventional sewage basin made of FRP, the diameter is A sewage can be produced by cutting and processing a synthetic resin tube such as hard vinyl chloride of about 300 mm into a predetermined length. For this reason, there is no need for a molding form for main body molding, and the cost can be significantly reduced.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 are longitudinal sectional views showing a first embodiment of the vacuum valve of the present invention. FIG. 1 shows a state in which the valve body is opened, and FIG. 2 shows a state in which the valve body is closed.
[0023]
In FIG. 1 and FIG. 2, V is a vacuum valve, and is a type that is installed and used in the upper part of the sewage basin where the sewage generated in the residential land flows under natural flow. The vacuum valve V includes a valve body 1 made of glass fiber reinforced polypropylene and a valve body opening / closing drive unit 2.
[0024]
The valve body 1 has a cylindrical vertical pipe portion 11 and a cylindrical horizontal pipe portion 12 that protrudes integrally from a side portion of the vertical pipe portion 11 in the horizontal direction. The lower end of the vertical pipe portion 11 is butt-fused with the upper end of the suction pipe for sucking sewage, and the front end of the horizontal pipe portion 11 is butt welded with the end face of the vacuum exhaust pipe. A valve seat 13 is formed on the inner surface of the vertical pipe portion 11.
[0025]
The valve body opening / closing drive section 2 includes a valve body 21 that can open and close a flow path 121 between the vertical pipe section 11 and the horizontal pipe section 12, and a cup connected via the valve body 21 and the valve rod 22. A valve operating chamber 24 that houses the plunger 23 in the form of a coil, a coil spring 25 that is built in the valve operating chamber 24 and serves as a closing force applying means that applies a downward closing force to the valve body 21, and a vacuum pressure applied to the valve operating chamber 24. And a control unit (corresponding to 29 in FIG. 3) that applies an upward opening force to the valve body 21. A disc-shaped valve seat rubber 211 is sandwiched between pressing pieces 211 on the lower surface of the valve body 21.
[0026]
The valve operation chamber 24 is configured by connecting flanges of a pair of upper and lower cup-shaped housings 241 and 242 with bolts and nuts. A rolling diaphragm 26 has a flange 261 sandwiched between both flanges of the housings 241 and 242, and an upper portion 262 fixed to the lower surface of the plunger 23 by a pressing piece 27. The valve stem 22 is supported by a bearing 243 of the lower housing 241 and is hermetically sealed by a seal ring 244. An air chamber 28 is formed between the lower housing 241 and the rolling diaphragm 26. The air chamber 28 is always maintained at atmospheric pressure through the air inlet 281. Reference numeral 245 denotes a vacuum pressure port, which is connected to the control unit via a hose.
[0027]
Next, the wastewater with a vacuum valve using the vacuum valve V shown in FIGS. FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing the first embodiment of the sewage basin with a vacuum valve together with the state of use.
[0028]
In FIG. 3, reference numeral 3 denotes sewage made of hard polyvinyl chloride resin, and a vertically long bottomed cylindrical solid body 31 whose bottom portion is closed by a closing member 32 having a U-shaped cross section, and above this main body 31. The cleaning opening 33 covers the opening. The main body 31 is manufactured by cutting a rigid polyvinyl chloride resin tube having a diameter of about 300 mm into a predetermined length. The cleaning port 33 includes a receiving frame 34 and a lid 35, both of which are made of hard vinyl chloride resin. The lid 35 is detachably attached to the upper end opening of the receiving frame 34. A partition plate 341 is provided below the receiving frame 34, and two holes are provided in the partition plate 341.
[0029]
The lower side wall of the main body 31 is provided with a connection hole 311 into which the residential drainage pipe 6 for discharging the sewage generated in the house is inserted and connected. Further, a connection hole 312 is provided on the upper side wall of the main body 31 into which the vacuum exhaust pipe 7 communicating with the vacuum source is inserted.
[0030]
Then, as shown in FIG. 3, the vacuum valve V is installed in the upper part of the main body 31 with the valve body 1 facing downward and supported and fixed by the angle member 36. The upper end surface of the suction pipe 4 is butt-fused and connected to the lower end surface, while the vacuum exhaust pipe 7 is connected to the opening end surface of the horizontal pipe portion 12 of the valve body 1 by using the connection hole 312 of the main body 31. The end faces are connected by butt fusion. Reference numeral 5 denotes a water level detection pipe for detecting the level of sewage, which is supported and fixed by an angle member 36 substantially parallel to the suction pipe 4. A stopper 51 having a vacuum pressure port 511 is fitted in an airtight manner at the upper end of the water level detection tube 5.
[0031]
Reference numeral 29 denotes a vacuum valve controller as a control unit, which is the same as the vacuum valve controller 118 in FIG. The vacuum valve controller 29 is installed using a hole provided in the partition plate 341 of the receiving frame 34. The vacuum valve controller 29 is connected to the vacuum pressure ports 245, 14, and 511 through three hoses.
[0032]
In the sewage basin with a vacuum valve configured in this way, sewage flowing in from a household or the like is temporarily stored in the sewage sewage 3 as in the conventional vacuum valve unit, and a certain amount of sewage is collected in the water level detection pipe 5. When the storage is detected, the vacuum valve V is activated, the valve body 16 is moved upward, the flow path 121 is opened, the stored sewage and air are sucked into the vacuum discharge pipe 7, By forming a liquid two-phase flow, sewage can be conveyed toward the vacuum station.
[0033]
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a second embodiment of the sewage basin with a vacuum valve together with the state of use. In the case of this second embodiment, a vacuum accumulator 291 is supported and fixed in the upper part of the main body 31 by using an angle member 36 and is interposed between the hose connecting the vacuum valve controller 29 and the vacuum pressure port 14. Except for the above, since the sewage with a vacuum valve of the first embodiment is basically the same, the same parts are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0034]
In this case, since the vacuum accumulator 291 exists between the vacuum valve controller 29 and the vacuum pressure port 14, the degree of vacuum to the vacuum valve V can be stabilized. As the vacuum accumulator 291, those disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 8-319661 and 10-25790 can be used.
[0035]
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing a third embodiment of the sewage basin with a vacuum valve together with the state of use. In the case of this third embodiment, except that the automatic intake valve 292 is supported above the main body 31 by using the angle member 36, basically the sewage with the vacuum valve of the first embodiment is basically used. Since they are the same, the same parts are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. As the automatic intake valve 292, a small automatic intake valve disclosed in the 1999 patent application No. 32959 previously filed by the applicant of the present invention can be used.
[0036]
In this case, since the automatic intake valve 292 is installed, more reliable sewage conveyance is possible. In addition, when there is room in space, it may be installed in combination with the vacuum accumulator 291 of the second embodiment.
[0037]
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a fourth embodiment of the sewage basin with a vacuum valve together with the state of use. In the case of the fourth embodiment, a vacuum device of the third embodiment is provided except that a ventilation device 37 is placed on the upper surface of the lid 35 and the inside of the main body 31 can be vented to the outside through the ventilation device 37. Since sewage is basically the same, the same parts are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
[0038]
In this case, the ventilation device 37 is fitted on a short tube 371 placed on a step portion of a stepped hole 351 provided in the center portion of the lid 35. As the venting device 37, for example, a venting device composed of a vent pipe and a vent valve disclosed in JP-A-7-252874 can be used.
[0039]
When the sewage pipe with a vacuum valve of the fourth embodiment is used to lay a vacuum sewer pipe, the inside of the sewage pipe 3 can be vented to the outside through the venting device 37. Become. As a result, the laying work of the pipeline is simplified.
[0040]
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a fifth embodiment of the sewage basin with a vacuum valve together with the state of use. In the case of this fifth embodiment, a ventilation device 37 is placed on the upper surface of the lid 35, and the inside of the main body 31 can be vented to the outside through this ventilation device 37, and the vacuum valve controller 29 is utilized by the angle member 36A. Since it is basically the same as the sewage with a vacuum valve of the first embodiment except that it is supported and installed in the short pipe 372, the same parts are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0041]
In this case, a part of the wall portion of the short tube 372 is notched and is pivotally supported so as to be rotatable inward and outward. As described above, since a part of the wall portion of the short tube 372 is rotatable, even if an abnormality occurs in the vacuum valve V and the water level of the sewage rises significantly, the surface of the cover 35 is exceeded. Thus, the sewage that has entered the short pipe 371 flows out from a part of the wall portion of the short pipe 372 to the outside. For this reason, liquid contact with the sewage of the vacuum valve controller 29 can be prevented.
[0042]
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a sixth embodiment of the sewage basin with a vacuum valve together with the state of use. In the case of the sixth embodiment, a ventilation device 37 is placed on the upper surface of the lid 35, and the inside of the main body 31 can be vented to the outside through the ventilation device 37, and the vacuum valve controller 29 is utilized by the angle member 36A. Since the sewage with a vacuum valve of the first embodiment is basically the same except that it is supported and installed in the short pipe 371, the same reference numerals are given to the same parts and the description thereof is omitted.
[0043]
In this case, similarly to the fourth embodiment, a ventilation pipe is not required, and the construction work of the pipe line is simplified. Moreover, since the vacuum valve controller 29 is installed in the short pipe 371 located above the lid 35, even if the sewage water level rises abnormally, the vacuum valve controller 29 can be prevented from coming into contact with the sewage.
[0044]
【The invention's effect】
In this invention of Claim 1, the valve main body which comprises the vacuum valve has a vertical pipe part connected with the upper end of the suction pipe which sucks up the dirty water collected in the bottom part of a sewage can, and the side of this vertical pipe part Since it is a vertically long type having a horizontal pipe part that is connected to the end part of the vacuum exhaust pipe that projects from the part and communicates with the vacuum source, the size of the valve body is larger than that of a conventional vacuum valve. Becomes remarkably compact. For this reason, the sewage basin in which the vacuum valve is installed can be made compact, and the cost of the sewage basin can be reduced.
[0045]
In this invention of Claim 2, the connection part to which the edge part of the sewage piping into which the sewage which generate | occur | produced in a residence flows is provided in the lower side wall of a vertically long bottomed cylindrical main body, and this is The vacuum valve according to claim 1 is installed inside the upper part of the main body, and the upper end of the suction pipe for sucking sewage is connected to the lower end of the vertical pipe part of the valve main body constituting the vacuum valve, Since the vacuum discharge pipe connected to the vacuum source from the outside of the main body is connected to the open end side of the horizontal pipe section of the horizontal pipe section, it is possible to provide a compact and low-cost sewage tank with a vacuum valve.
[0046]
For this reason, it is possible to provide a sewage tank with a vacuum valve that can be economically easily installed in a narrow alley or residential land.
[0047]
In the sewage basin with a vacuum valve according to claim 3, since the water level detection pipe for detecting the level of sewage is provided almost in parallel with the suction pipe in the main body, more and more sewage collected in the main body is discharged. It can be done well.
[0048]
In the sewage basin with a vacuum valve according to claim 4, since the inside of the main body can be vented to the outside through the venting device placed on the upper surface of the lid, the sewage basin with the vacuum valve is used for vacuuming. When laying a sewer pipe of the type, a vent pipe is not required. This simplifies the construction of the pipeline.
[0049]
In the sewage basin with a vacuum valve according to claim 5, since the main body is manufactured by cutting a synthetic resin tube into a predetermined length, for example, instead of the conventional sewage basin made of FRP, the diameter is A sewage can be produced by cutting and processing a synthetic resin tube such as hard vinyl chloride of about 300 mm into a predetermined length. For this reason, there is no need for a molding form for main body molding, and the cost can be significantly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a first embodiment of a vacuum valve of the present invention.
2 is a longitudinal sectional view showing a state in which the valve body is closed in the vacuum valve of FIG. 1;
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a first embodiment of the sewage basin with a vacuum valve according to the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a second embodiment of the sewage basin with a vacuum valve according to the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing a third embodiment of the sewage basin with a vacuum valve according to the present invention.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a fourth embodiment of the sewage basin with a vacuum valve according to the present invention.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a fifth embodiment of the sewage basin with a vacuum valve according to the present invention.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a sixth embodiment of the sewage basin with a vacuum valve according to the present invention.
FIG. 9 is an explanatory view showing a conventional vacuum sewer system.
10 is an enlarged explanatory view showing a vacuum valve unit in FIG. 9. FIG.
[Explanation of symbols]
V Vacuum valve 1 Valve body 11 Vertical pipe part 12 Horizontal pipe part 121 Flow path 13 Valve seat 2 Valve body opening / closing drive part 21 Valve body 22 Valve rod 23 Plunger 24 Valve operating chamber 25 Coil spring (closing force applying means)
29 Vacuum valve controller (control unit)
3 Wastewater masu 31 Mass body 35 Lid 37 Ventilation device 4 Suction pipe 5 Water level detection pipe 6 Sewage pipe 7 Vacuum discharge pipe

Claims (5)

住居内にて発生した汚水が自然流下にて流れ込む汚水ますの上方内部に設置されて用いられる真空弁であって、
汚水ますの底部に溜まった汚水を吸い込む吸込み管と接続される垂直管部と、この垂直管部の側部から突設され、真空源に連通する真空排出管の端部と接続される水平管部とを有している弁本体と、
この弁本体の垂直管部と水平管部との間の流路を開閉可能とする弁体と、この弁体と弁棒を介して連結されているプランジャを収容する弁作動室と、この弁作動室に内蔵されて弁体に下向きの閉じ力を付与する閉じ力付与手段と、弁作動室に真空圧を付与して弁体に上向きの開き力を付与する制御部とを有する弁体開閉駆動部と、
から構成されていることを特徴とする真空弁。
It is a vacuum valve that is installed in the upper part of the sewage basin where the sewage generated in the house flows under natural flow,
A vertical pipe connected to the suction pipe that sucks in the sewage collected at the bottom of the sewage basin, and a horizontal pipe protruding from the side of the vertical pipe and connected to the end of the vacuum exhaust pipe communicating with the vacuum source A valve body having a portion;
A valve body capable of opening and closing a flow path between a vertical pipe portion and a horizontal pipe portion of the valve body, a valve operating chamber for accommodating a plunger connected to the valve body via a valve rod, and the valve A valve body opening / closing mechanism having a closing force applying means built in the working chamber for applying a downward closing force to the valve body, and a controller for applying a vacuum pressure to the valve working chamber to provide an upward opening force to the valve body. A drive unit;
A vacuum valve characterized by comprising:
縦長の有底筒状のます本体の下部側壁に、住居内にて発生した汚水が流れ込む汚水配管の端部が接続される接続部が設けられ、このます本体の上方内部に、請求項1記載の真空弁が弁本体を下向きにして設置され、この真空弁を構成している弁本体の垂直管部の下端部に、汚水を吸い込む吸込み管が接続され、弁本体の水平管部の開口端側に、ます本体の外方から真空源に連通する真空排出管が接続され、ます本体の上方開口に蓋が開閉自在に装着されていることを特徴とする真空弁付き汚水ます。A connecting portion to which an end of a sewage pipe into which sewage generated in a house flows is connected to a lower side wall of a vertically long bottomed cylindrical main body. The vacuum valve is installed with the valve body facing downward, and a suction pipe that sucks sewage is connected to the lower end of the vertical pipe part of the valve body that constitutes this vacuum valve, and the open end of the horizontal pipe part of the valve body A vacuum discharge pipe connected to the vacuum source from the outside of the main body is connected to the side of the main body. ます本体内に、汚水の水位を検知する水位検知管が吸込み管とほぼ平行に設けられている請求項2記載の真空弁付き汚水ます。3. The sewage with a vacuum valve according to claim 2, wherein a water level detection pipe for detecting the level of sewage is provided in the main body substantially parallel to the suction pipe. 蓋の上面に通気装置が載置され、この通気装置を通じて、ます本体内が外部と通気可能とされている請求項2記載の真空弁付き汚水ます。The sewage with a vacuum valve according to claim 2, wherein a ventilation device is placed on the upper surface of the lid, and the inside of the main body can be vented to the outside through this ventilation device. ます本体が合成樹脂管を所定長さに切断して製作されたものである請求項2記載の真空弁付き汚水ます。The sewage with a vacuum valve according to claim 2, wherein the main body is manufactured by cutting a synthetic resin tube into a predetermined length.
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