JP4169460B2 - Implantable electrode - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、体内埋め込み電極に属し、特に電気刺激による胸腔鏡下埋め込み型横隔膜ペーシング電極として好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】
横隔神経の機能的電気刺激をおこなう横隔膜ペーシングは主として中枢性肺胞低換気症候群(肺機能が正常であるにも関わらず、高炭酸ガス血症を呈する症候群;睡眠しているとき低換気が悪化する、つまり酸素を取り込んで二酸化炭素をだすことができなくなる)と高位頚髄損傷(C6;{頚髄の上から6番目} 以上の脊髄が事故や腫瘍により障害をうけた)患者に対して行われてきている。
【0003】
これらの処置は、いずれも人工呼吸器による補助が必要な患者の換気を横隔神経あるいは横隔膜を刺激して呼吸を人工的にさせるもので、それによって人工呼吸器から離脱することを目的としている。人工呼吸器は発声や食事などの口の機能を妨げる上、携帯不可能で行動範囲が制限されるからである。
従来、横隔膜ペーシング電極として、横隔神経に縫いつけるタイプ(SURGICAL CLINICS OF NORTH AMERICA,VOL.60,NO.5,OCTOBER 1980,P1055)と横隔膜に直接縫い込むタイプ(IEEE TRANSACTIONS ON BIOMEDICAL ENGINEERING,VOL.44,NO.10,OCTOBER 1997,P921)とが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、心臓のペースメーカーほど広く普及するには至っていない。その理由の1つとして、電極の埋め込み処置がそれに開胸を伴うことから侵襲(人体に対するストレス)的であることが考えられる。
それ故、この発明の一つの課題は、この問題点を解決し、低侵襲で体内に植え込める電極を提供することにある。特に胸腔鏡下に低侵襲で埋め込める横隔膜ペーシング電極を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するために、この発明の体内埋め込み電極は、
導体とこれを被覆するゴム製の絶縁体とを備えた電極において、絶縁体が、
神経を把持できる程度の貫通孔を有し、その貫通孔の径方向断面の一方の側に開口が形成された把持部と、
把持部の他の側より細長く延びる延長部と、
開口の上縁より前方に延び、先端が厚くされ、その先端に小孔が形成された上くちばしと、
開口の下縁より前方に延びる下くちばしとを備え、
前記導体が延長部の中を通り、その下端が延長部の端より外部に、上端が貫通孔内にそれぞれ露出していることを特徴とする。
【0006】
この体内埋め込み電極を使用するときは、小孔に糸などの細い線材を通し、体内でその糸を引っ張ることにより、上下のくちばしを開く。次いで、それらくちばしをガイドにして神経まで把持部の開口を移動し、開口より神経を貫通孔にはめ込んだ後、上下のくちばしをクリップなどの固定手段で互いに固定することにより、神経を把持することができる。絶縁体がゴム製であるから、上下のくちばしの開閉や開口の拡大縮小は絶縁体の弾性変形によってなされる。そして、貫通孔の内側には導体の上端が露出していることから、延長部の端より外部に出ている導体の下端に通電することにより神経を刺激することができる。
【0007】
現在、胸腔鏡手術は種々の胸部疾患の手術術式として広く普及している。この発明の電極によれば、上下のくちばしをクリップなどの固定手段で互いに固定するだけで、神経を把持できるので、縫製作業も電極に手を触れることも不要である。従って、低侵襲である。胸腔鏡手術に習熟した胸部外科医が電極植え込みを行うことは容易な手技であるから、臨床応用が可能となれば横隔膜ペーシング等の種々の治療に好適である。
【0008】
前記上くちばしの上面及び下くちばしの下面の一方又は両方に面方向に多数の凹凸を有するシートが貼り付けられていると、そのシートが上記クリップ等の固定手段に対する滑り止めとなり、固定手段が上下のくちばしから外れにくくて好ましい。
また、前記上くちばしの下面及び下くちばしの上面の一方又は両方に補強材が貼り付けられていると、神経のはめ込み作業中もそれらくちばしが所定の形状を維持するので、神経を貫通孔にはめ込んだり、固定手段で上下のくちばしを互いに固定したりするときの操作が容易となって好ましい。
更に前記導体の形状として、導体が延長部から把持部の肉厚部分を通って上くちばしの付け根より貫通孔内に露出し、折り返されて貫通孔の壁面に沿って下くちばしの付け根まで延びていると好ましい。これによって、貫通孔の壁面のどの位置でも神経と接触させることができ、電気的接続が確実になるからである。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態を図面と共に説明する。図1は実施形態の体内埋め込み電極を示す斜視図、図2はその縦断面図、図3は背面図、図4は正面図である。
電極1は、2本の導線2、2とこれを被覆するシリコンゴム製の絶縁体3とからなる。導線2は、直径0.03mmの白金線3本をよりあわせたものとステンレス鋼線とを半田付けしたものである。
【0010】
絶縁体3は、把持部4、延長部5、上くちばし6及び下くちばし7とからなる。把持部4は、肉厚が2mm、幅が7mmで横隔神経などの神経と同程度の外径、例えば直径3mm程度の貫通孔41を有し、その貫通孔41の径方向断面の一方の側に開口42が形成されている。延長部5は、外径2mmで把持部4の開口42と異なる位置より300mmの長さに延びている。上くちばし6は、開口42の上縁より1mmの厚さをもって前方に5mm延び、先端が2mm程度に厚くされ、その先端に直径0.5mmの小孔61が形成されている。上くちばし6の下面には網状のシリコンからなるシート62が埋め込まれている。下くちばし7は、開口42の下縁より0.5mmのほぼ一様な厚さをもって前方に延びており、その下面にはシート62と同質のシート71が埋め込まれている。
【0011】
導線2は、延長部5の中を長さ方向に通っており、その下端が延長部5の端より外部に露出し、コネクタ8に接続されている。一方、導線2の上端は、貫通孔41を迂回するように把持部4の肉厚部分を通って上くちばし6の付け根の辺りに至り、そこから貫通孔41内に出て折り返し、貫通孔41の内周に沿って下くちばし7の付け根付近に至っている。導線2のうち、前記白金線部分は上側、ステンレス鋼線部分は下側に位置し、両者は把持部4と延長部5との境界付近で結合されている。尚、ステンレス鋼線部分はより糸状に加工されてテフロンコーティングされ、直径0.25mmとされている。導線2,2の各々は互いに短絡しないように離されており、貫通孔41内に露出する白金線部分の間隔は3mmに設定されている。
【0012】
絶縁体3は、把持部4、延長部5及び上下のくちばし6、7を通常のゴム成形技術で一体成形しても良いし、各要素を別体成形後に融着させても良い。一体成形する場合は、導線2、2を成形型内に固定してゴムを流し込む。別体成形の場合は、把持部4をシリコンゴムシートで断面円形に加工するとともに導線2通過用の小孔を形成する。そして、導線2をシリコンチューブに通してチューブを熱軟化させて延長部5とし、把持部4に熱融着させる。
【0013】
この体内埋め込み電極1を使用するときは、小孔61に糸を通し、体内でその糸を引っ張ることにより、上下のくちばし6、7を開く。次いで、それらくちばし6、7をガイドにして図略の神経まで把持部の開口42を移動し、開口42より神経を貫通孔41にはめ込んだ後、上下のくちばし6,7をクリップで互いに固定することにより、神経を把持することができる。これらの操作は全て胸腔鏡下で行われる。把持された神経は貫通孔41内の導線2の白金線部分に接触する。
【0014】
絶縁体3がシリコンゴム製であるから、上下のくちばし6、7の開閉や開口42の拡大縮小は絶縁体3の弾性変形によってなされる。但し、上くちばし6の下面にシート61が設けられているので、過度に変形することはない。そして、貫通孔の内側に露出した導線2の上端が神経に接触していることから、コネクタを体外の神経刺激装置に接続することにより神経を刺激することができる。
【0015】
上記のクリップとしては、例えばジョンソン・アンド・ジョンソン株式会社発売のリガクリップERCAが挙げられる。上くちばし6の先端は肉厚に形成されているし、下くちばし7の下面にはシート71が設けられているので、それら肉厚部及びシート71がクリップの滑り止めとなる。従って、神経刺激中にクリップが外れる心配はない。また、コネクター8としてはマイクロコネクターA-2P(株式会社ユニークメディカル製)が例示される。
導体の形状としては、上記の導線2に限らず、図5に断面図で示すように導線2の上端が延長部5から直接貫通孔41に突き出すようにしても良いし、線材に代えて箔を用い、これを貫通孔41の壁面で裏打ちするようにしてもよい。
【0016】
【実施例】
この発明の効果を確認するために雑種成犬(15-25kg)5頭を用いて生体実験をした。胸腔鏡手術にはオリンパス社製ビデオモニター、オリンパス社製ビデオ胸腔鏡(径約5mm,長さ約30cmの金属製の筒で、先端にCCDカメラと光源がついているもの)、5mmポート、7mmポート、胸腔鏡用鉗子を使用した。手順は以下の通りである。
[実験手順]
【0017】
1. 前投薬として全身麻酔剤の塩酸ケタミン筋注用(商品名ケタラール筋注用、三共社製)10mg/kgを筋肉内注射して手術台に移し、右大腿動脈から採血して自発呼吸、room airでの血液ガス分圧を測定。前肢(前足)を剃毛(毛ぞり)、静脈ラインを確保(点滴開始)、静脈麻酔薬であるペントバルビタール塩(商品名ネンブタール、大日本製薬社製)10mg/kgを静脈内注射して導入。麻酔の維持は吸入麻酔薬のハロタン(商品名フローセン、武田薬品社製)吸入にて行った。
【0018】
2. 気管内チューブを経口挿管し、人工呼吸開始。仰臥位(仰向け)にてそけい部を剃毛して右大腿動脈を露出し、動脈ラインを挿入、血圧、心拍数、血液ガスをモニタリング。両肺人工換気での血液ガスを動脈ラインから採血して測定。 3. 頚部(くび)を剃毛し、頚部気管を露出して気管切開。経口挿管している気管内チューブを一度抜いて、気管切開口から再挿管し、気管支鏡で観察しながらチューブを左主気管支(気管が左右に枝分れした左の方)左片肺挿管とする。これで左肺のみが換気することになる。
【0019】
4. 左側臥位(左側を下にして寝た体勢)とし、右胸部を剃毛、右胸部に約2cmの創(きず)をあけ、右肋間に5mm及び7mmのポートをそれぞれ2ヶ所に挿入(計4カ所)、ビデオ胸腔鏡にて胸腔内を観察して右肺を尾側(下側)に圧排して(押しのけて)上大静脈を確認、上大静脈直上(真上)を走行している右横隔神経を確認する。
【0020】
5. 右横隔神経を神経損傷しないように注意しながら、上大静脈から胸腔鏡用剥離鉗子を用いて剥離する。前記実施形態の電極1の小孔61に4-0ナイロン糸を通しておく。
6. 十分剥離したところで電極1を胸腔内に挿入、小孔61に通した糸を牽引して上下のくちばし6、7を開き、横隔神経を把持する。把持したところで前記リガクリップER220を使用してくちばし6、7を固定する。固定を確認して上記ナイロン糸を除去する。
【0021】
7. 電極1のコネクタ8を皮下トンネル(皮膚の下に作ったトンネル)を通して体外に出し、導線2の1本をアースに接続し、他の1本を日本光電社製電気刺激装置SEN-3301の陰極に接続して電気刺激を送り、胸腔鏡下に横隔神経の収縮を確認する。つまりvideo monitorで筋肉(横隔膜)が動くのを確認する。尚、刺激装置の陽極は不関電極として皮膚に接続する。
【0022】
8. 挿管チューブを数センチ引き抜き、チューブの先端を気管に戻すことで左肺のみの換気をやめて両肺換気として5mm、7mmポートを抜去し、1つのポート挿入部から20frトロッカーを挿入し、ハイムリッヒ弁に接続(胸腔内に入った空気を体外に逃がしてやることで、現在しぼんでいる右肺を再びふくらませる)。残りのポート挿入部を縫合閉鎖し、両肺換気での血液ガスを測定。人工呼吸器をはずし、室内空気、つまり酸素の追加なしで換気流速、換気量をモニタリングしながら横隔神経をペーシングする。ペーシング条件は [ main interval: 3sec(RR20/min), interval: 20msec, duration(刺激時間): 150μsec, train(連続): 65回で刺激は 閾値の2倍(約1-2V)]とした。この間実験犬の麻酔はネンブタール(ペントバルビタール、大日本製薬社製)静脈内注射で維持し、自発呼吸は完全に消失させている。
9. ペーシング開始してから 5, 15, 30, 45, 60min(分)後の血液ガスの炭酸ガス分圧(paCO2)を測定する。測定結果を図5に示す。
【0023】
[評価]
血液ガスdataでは、60分ペーシングにて徐々にpCO2の上昇(血液中の二酸化炭素の増加)があり(図6参照)、これには神経筋疲労(横隔神経と横隔膜が電極刺激によって疲労をきたし、横隔膜の動きが鈍ってくる)の影響もあるものの、両側ペーシングも考慮の必要があると考えられた。文献的には、成人の臨床例でも両側横隔神経に電極植え込みをした後、12-14日後にペーシングを開始し、神経筋疲労を監視しながらpacing時間を1時間に2-3分から毎日数分づつ徐々にあげていき、これに少なくとも6週間を要する厳重なスケジュールのもとに行われる、とされている。このスケジュールの間に横隔膜の筋線維が疲労を起こさない筋線維(non-fatigueing fibers,fatigue-registant fibers)に置き換わっていく。今回の実験での一側のペーシングとしてはpCO2の上昇は避けられないと考える。しかし、神経筋疲労を防止するように、現在臨床例で行われているような厳重なスケジュールに基づいた評価を行えば、臨床応用の可能性も期待できる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、胸腔鏡下に電極の植え込みを行うことができる。そのため期待される効果として、横隔膜ペーシングの適応が、一般の手術侵襲に耐えられない症例まで広がり、今まで人工呼吸器に縛られて寝たきりであった換気不全患者の多くに対して、人工呼吸器からの離脱、気管切開口の閉鎖、さらには社会活動に復帰できる道が開かれることが挙げられる。また電極刺激は横隔神経だけでなく今後多臓器への応用の期待もできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の体内埋め込み電極を示す斜視図である。
【図2】上記電極の縦断面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】他の実施形態の体内埋め込み電極を示す縦断面図である。
【図6】実施形態の電極を用いた横隔膜ペーシング前後の炭酸ガス分圧(paCO2)の経時的推移を示すグラフである。
【符号の説明】
1 体内埋め込み電極
2 導線
3 絶縁体
4 把持部
5 延長部
6 上くちばし
7 下くちばし
8 コネクタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to a body-implanted electrode, and is particularly suitably used as a thoracoscopic implantable diaphragm pacing electrode by electrical stimulation.
[0002]
[Prior art]
Diaphragm pacing, which provides functional electrical stimulation of the phrenic nerve, is primarily a central alveolar hypoventilation syndrome (a syndrome that presents hypercapnia despite normal lung function; hypoventilation when sleeping) For patients who get worse, that is, they can't take in oxygen and get carbon dioxide) and high cervical cord injury (C6; {sixth from the top of the cervical cord} or more spinal cord damaged by accident or tumor) Has been done.
[0003]
Both of these procedures are intended to ventilate patients who need ventilator assistance to stimulate the phrenic nerve or the diaphragm to artificially breathe, thereby leaving the ventilator . This is because the ventilator interferes with mouth functions such as vocalization and meals and is not portable and has a limited range of action.
Conventionally, the diaphragm pacing electrode is sewn to the phrenic nerve (SURGICAL CLINICS OF NORTH AMERICA, VOL.60, NO.5, OCTOBER 1980, P1055) and directly sewn into the diaphragm (IEEE TRANSACTIONS ON BIOMEDICAL ENGINEERING, VOL.44) , NO.10, OCTOBER 1997, P921).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, it has not become as widespread as cardiac pacemakers. One of the reasons may be that the electrode implantation process is invasive (stress on the human body) because it involves an open thoracotomy.
Therefore, one object of the present invention is to solve this problem and provide an electrode that can be implanted in the body with minimal invasiveness. In particular, it is an object of the present invention to provide a diaphragm pacing electrode that can be implanted with minimal invasiveness under a thoracoscope.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the problem, the implantable electrode of the present invention is
In an electrode including a conductor and a rubber insulator covering the conductor, the insulator is
A grasping portion having a through-hole capable of grasping a nerve and having an opening formed on one side of a radial cross section of the through-hole;
An extension extending elongated from the other side of the gripping part;
An upper beak that extends forward from the upper edge of the opening, has a thick tip, and has a small hole at the tip,
With a lower beak extending forward from the lower edge of the opening,
The conductor passes through the extension, and the lower end is exposed to the outside from the end of the extension and the upper end is exposed in the through hole.
[0006]
When using this body-embedded electrode, a thin wire such as a thread is passed through a small hole, and the upper and lower beaks are opened by pulling the thread in the body. Next, move the opening of the gripping part to the nerve using the beak as a guide, fit the nerve into the through hole from the opening, and then hold the nerve by fixing the upper and lower beaks together with fixing means such as a clip Can do. Since the insulator is made of rubber, opening and closing of the upper and lower beaks and enlargement / reduction of the opening are performed by elastic deformation of the insulator. And since the upper end of a conductor is exposed inside a through-hole, a nerve can be stimulated by supplying with electricity to the lower end of the conductor which has come out outside from the end of an extension part.
[0007]
At present, thoracoscopic surgery is widely used as a surgical procedure for various chest diseases. According to the electrode of the present invention, the nerve can be grasped only by fixing the upper and lower beaks to each other by a fixing means such as a clip, so that neither a sewing operation nor a hand touching the electrode is required. Therefore, it is minimally invasive. Since it is easy for a thoracic surgeon who is proficient in thoracoscopic surgery to perform electrode implantation, it is suitable for various treatments such as diaphragm pacing if clinical application is possible.
[0008]
When a sheet having a large number of irregularities in the surface direction is affixed to one or both of the upper and lower beak surfaces, the sheet becomes a non-slip against the fixing means such as the clip, and the fixing means It is preferable because it is difficult to come off from its beak.
In addition, if a reinforcing material is attached to one or both of the lower surface of the upper beak and the upper surface of the lower beak, the beak maintains a predetermined shape during the operation of fitting the nerve, so that the nerve is fitted into the through hole. It is preferable because the operation is easy when the upper and lower beaks are fixed to each other by the fixing means.
Further, as the shape of the conductor, the conductor is exposed in the through hole from the base of the upper beak through the thick part of the gripping part from the extension part, is folded and extends to the base of the lower beak along the wall surface of the through hole. It is preferable. This is because any position on the wall surface of the through hole can be brought into contact with the nerve, and electrical connection is ensured.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a perspective view showing an embodiment of an in-vivo electrode, FIG. 2 is a longitudinal sectional view thereof, FIG. 3 is a rear view, and FIG. 4 is a front view.
The
[0010]
The
[0011]
The conducting
[0012]
The
[0013]
When the body-embedded
[0014]
Since the
[0015]
Examples of the clip include Riga clip ERCA released by Johnson & Johnson Co., Ltd. Since the tip of the
The shape of the conductor is not limited to the
[0016]
【Example】
In order to confirm the effect of the present invention, a living body experiment was conducted using 5 adult adult dogs (15-25 kg). Thoracoscopic surgery: Olympus video monitor, Olympus video thoracoscope (a metal tube with a diameter of about 5 mm and a length of about 30 cm, with a CCD camera and light source at the tip), 5 mm port, 7 mm port Thoracoscopic forceps were used. The procedure is as follows.
[Experimental procedure]
[0017]
1. As a premedication, general anesthetic ketamine hydrochloride intramuscular injection (brand name ketalal intramuscular injection, Sankyo Co., Ltd.) 10 mg / kg is injected intramuscularly, transferred to the operating table, blood is collected from the right femoral artery, and spontaneous breathing. Measure blood gas partial pressure in room air. Shaving the forelimbs (front legs), securing a venous line (start of infusion), intravenous injection of pentobarbital salt (trade name Nembutal, manufactured by Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd.) 10 mg / kg Introduction. Anesthesia was maintained by inhalation of the inhalation anesthetic halothane (trade name Frocene, manufactured by Takeda Pharmaceutical).
[0018]
2. Oral intubation of endotracheal tube and artificial respiration started. In the supine position (upward), the groin is shaved to expose the right femoral artery, the arterial line is inserted, and blood pressure, heart rate, and blood gas are monitored. Measured by collecting blood gas from the arterial line with artificial ventilation of both lungs. 3. Shaving the neck (neck), exposing the cervical trachea, and tracheotomy. Remove the endotracheal tube that has been orally intubated, re-intubate through the tracheostomy, and observe the tube with the left main bronchus (to the left of the trachea branching left and right) while observing with a bronchoscope. To do. This will ventilate only the left lung.
[0019]
4. Set to the left lateral position (position to sleep with the left side down), shave the right chest, open a wound of about 2cm in the right chest, and insert 5mm and 7mm ports between the right heel in two locations respectively. (4 places in total) Observe the inside of the thoracic cavity with a video thoracoscope, expel (displace) the right lung to the caudal (lower) side, check the superior vena cava, and run just above the superior vena cava (directly above) Check the right phrenic nerve.
[0020]
5. Remove the right phrenic nerve from the superior vena cava using thoracoscopic release forceps, taking care not to damage the nerve. A 4-0 nylon thread is passed through the small hole 61 of the
6. When sufficiently peeled, the
[0021]
7. Lead the connector 8 of the
[0022]
8. Pull out the intubation tube a few centimeters, return the tip of the tube to the trachea, stop ventilation of the left lung only, remove the 5mm and 7mm ports as both lung ventilation, insert a 20fr trocar from one port insertion section, and Heimlich Connected to the valve (by letting the air that has entered the thoracic cavity escape outside the body, the right deflated right lung is inflated again). The remaining port insertion part was closed with sutures, and blood gas was measured with both lungs. Remove the ventilator and pace the phrenic nerve while monitoring room airflow, ie ventilation flow rate and volume without the addition of oxygen. The pacing conditions were [main interval: 3 sec (RR20 / min), interval: 20 msec, duration (stimulation time): 150 μsec, train (continuous): 65 times, and stimulation was twice the threshold (about 1-2 V)]. During this time, anesthesia of the experimental dog was maintained by intravenous injection of Nembutal (Pentobarbital, Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd.), and spontaneous breathing was completely eliminated.
9. Measure the carbon dioxide partial pressure (paCO 2 ) of the blood gas at 5, 15, 30, 45, 60 min (min) after the start of pacing. The measurement results are shown in FIG.
[0023]
[Evaluation]
In blood gas data, there is a gradual increase in pCO 2 (increase in carbon dioxide in the blood) after 60-minute pacing (see Fig. 6), which is neuromuscular fatigue (the phrenic nerve and the diaphragm are fatigued by electrode stimulation). However, bilateral pacing should be considered. In the literature, in adult clinical cases, pacing was started 12-14 days after electrode implantation in the bilateral phrenic nerve, and pacing time was monitored from 2-3 minutes per hour to several days a day while monitoring neuromuscular fatigue. It is said that it will be carried out according to a strict schedule that takes at least 6 weeks. During this schedule, the muscle fibers of the diaphragm are replaced with non-fatigueing fibers, fatigue-registant fibers. I think that an increase in pCO 2 is inevitable as one side of pacing in this experiment. However, if evaluation is performed based on a strict schedule such as that currently performed in clinical cases so as to prevent neuromuscular fatigue, the possibility of clinical application can be expected.
[0024]
【The invention's effect】
According to the present invention, an electrode can be implanted under a thoracoscope. Therefore, as an expected effect, the adaptation of diaphragm pacing has spread to cases that cannot withstand general surgical invasion, and for many patients with ventilatory insufficiency who have been confined to the ventilator and have been bedridden until now, ventilators Withdrawal, closure of the tracheostomy, and opening up a path to return to social activities. Electrode stimulation can be expected not only for the phrenic nerve but also for multiple organs in the future.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an implantable electrode according to an embodiment.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the electrode.
FIG. 3 is a rear view of the same.
FIG. 4 is a front view of the same.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing an implantable electrode according to another embodiment.
FIG. 6 is a graph showing the time course of carbon dioxide partial pressure (paCO 2 ) before and after diaphragm pacing using the electrode of the embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
神経を把持できる程度の貫通孔を有し、その貫通孔の径方向断面の一方の側に開口が形成された把持部と、
把持部の他の側より細長く延びる延長部と、
開口の上縁より前方に延び、先端が厚くされ、その先端に小孔が形成された上くちばしと、
開口の下縁より前方に延びる下くちばしとを備え、
前記導体が延長部の中を通り、その下端が延長部の端より外部に、上端が前記貫通孔内にそれぞれ露出していることを特徴とする体内埋め込み電極。In an electrode including a conductor and a rubber insulator covering the conductor, the insulator is
A grasping portion having a through-hole capable of grasping a nerve and having an opening formed on one side of a radial cross section of the through-hole;
An extension extending elongated from the other side of the gripping part;
An upper beak that extends forward from the upper edge of the opening, has a thick tip, and has a small hole at the tip,
With a lower beak extending forward from the lower edge of the opening,
The body-embedded electrode, wherein the conductor passes through an extension portion, the lower end thereof is exposed to the outside from the end of the extension portion, and the upper end is exposed in the through hole.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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