JP4168856B2 - 印刷ジョブ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムであって、セッション間のタイムラグによる誤印刷や不正使用を有効に防止し得る印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
BMLinkS等のインターネットプリンティングサービスのように、ネットワークプリンティングシステムにおいて、印刷ジョブの送受信をジョブコマンドとジョブデータとの2つの通信セクションに分けて行うものが知られている。すなわち、かかる印刷システムにおいては、プリントサーバは、先のセッションでクライアントからジョブコマンドを受信してこれを保持しておき、後のセッションでクライアントからジョブデータを受信してから当該印刷ジョブを実行する。
【0003】
しかし、かかる場合、ジョブコマンドの送受信セッションとジョブデータの送受信セッションとの間にタイムラグがあるため、他の印刷ジョブにかかるジョブデータが混入して過った印刷処理がなされてしまう可能性がある。かかる事態を防止するため、上記印刷システムにおいては、プリントサーバがクライアントからプリントコマンドを受信した際に当該プリントコマンドにかかる印刷ジョブのジョブ識別子を付してジョブデータをプリントサーバに送信することが行われているが、識別子は所定期間内で所定範囲のものが繰り返して利用されるため、短時間に多数の印刷ジョブを取り扱うインターネットプリンティングサービス等において上記タイムラグが大きくなると、誤印刷を完全には防止できないという問題があった。また、上記タイムラグにおいて識別子が盗用され不正なジョブデータが投入されてしまうという不正利用の問題についても有効な対策を施す必要があった。
【0004】
一方、同一人による2つ以上の印刷ジョブを所定期間内に連続して受信した場合に、これらを1つの印刷ジョブとして処理する印刷ジョブ処理方法が知られている(特許文献1参照)。しかし、かかる方法は、印刷ジョブをユーザIDで判別するものであり、これを上記印刷システムに応用しても上記ジョブ識別子の場合と同様、誤印刷や不正使用の問題を解決することはできない。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−259088号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムにおいて、セッション間のタイムラグによる誤印刷や不正使用を有効に防止し得る印刷システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0008】
(1) 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して受信する印刷ジョブ処理装置であって、
ジョブコマンドを前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ送信装置から受信するジョブコマンド受信手段と、
ジョブデータを印刷ジョブ送信装置から受信するジョブデータ受信手段と、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証手段と、
前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理手段と、
を有することを特徴とする印刷ジョブ処理装置。
【0009】
(2) 前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブ識別子を前記印刷ジョブ送信装置に送信するジョブ識別子送信手段をさらに有し、
前記ジョブデータ受信手段は、ジョブデータをジョブ識別子とともに受信するものであり、
前記ジョブデータ検証手段は、前記ジョブ識別子にかかる印刷ジョブのジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータの検証を行うものである、
(1)に記載の印刷ジョブ処理装置。
【0010】
(3) 前記ジョブデータ識別データは、特定の暗号化方法により前記ジョブデータから前記ジョブデータの特徴に基づいて作成された一意的な暗号データであり、
前記ジョブデータ検証手段は、前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータから前記ジョブデータ識別データを作成した暗号化方法により暗号データを作成して前記ジョブデータ識別データと照合することにより前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータの検証を行うものである、
(1)または(2)に記載の印刷ジョブ処理装置。
【0011】
(4) 前記暗号データは前記ジョブデータのメッセージダイジェストである、(3)に記載の印刷ジョブ処理装置。
【0012】
(5) 前記印刷ジョブ処理手段は、前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドに基づいて前記ジョブデータを印刷出力するものである、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の印刷ジョブ処理装置。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態にかかる印刷システムは、印刷ジョブ送信装置としてのパソコン1と、印刷ジョブ処理装置としてのプリンタ2とを備えており、これらは通信ネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。なお、通信ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
【0015】
つぎに、上記各機器の構成について説明するが、上記各機器は後述する構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、後述する構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。また、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
【0016】
図2は、本実施形態にかかるパソコン1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、パソコン1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16およびネットワークインタフェース17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
【0017】
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理等を行う。ROM12は、パソコン1の基本動作を制御する各種プログラムやパラメータを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、OS(オペレーティングシステム、基本ソフトウエア)や後述するパソコン1の所定の動作を制御するためのプログラムおよびパラメータを格納する。
【0018】
ディスプレイ15は、各種の情報を表示する。入力装置16は、キーボードやマウス等であり、各種の入力を行うために使用される。
【0019】
ネットワークインタフェース17は、ネットワークに接続しネットワーク上の他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
【0020】
図3は、本実施形態にかかるプリンタ2の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、プリンタ2は、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、操作パネル部25、印刷部26、ネットワークインタフェース27、およびバス28を有する。
【0021】
操作パネル部25は、タッチパネル、タッチパネル外の固定キー、表示ランプ等で構成されており、各種の入力と表示を行うために使用される。印刷部26は、印刷ジョブに基づいて印刷を行う。
【0022】
通信ネットワーク3は、電話網、移動通信網、ISDN、パケット交換網等の公衆網、およびLAN、WAN、インターネット等のコンピュータネットワークを含むものである。
【0023】
つぎに、本実施形態における印刷システムの動作の概要を説明する。図4は、本実施形態におけるパソコン1の印刷ジョブ送信処理の手順を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、パソコン1のハードディスク14にプリンタドライバ等のプログラムとして記憶されており、印刷の開始の際にRAM13に読み出されてCPU11によって実行される。
【0024】
図4において、パソコン1は、まず、印刷しようとする文書ファイルや画像ファイル等から印刷ジョブにかかるジョブデータを作成し、RAM13またはハードディスク14に記憶する(S101)。ここで、当該ジョブデータとは、前記文書ファイル等から生成した画像データまたはこれを圧縮処理したもの、またはこれをプリンタ2の解釈可能な記述言語データに変換したものである。
【0025】
ついで、ステップS101で作成したジョブデータのメッセージダイジェストを作成し、RAM13等に記憶する(S102)。ここで、ジョブデータのメッセージダイジェストとは、ジョブデータから一方向ハッシュ関数を用いて作成した一意的な暗号データであり、図5に示すような固定ビットのデータからなる。異なるデータから作成したメッセージダイジェストが同じになる確率はきわめて低い一方、メッセージダイジェストから元のデータを復元することはできないため、メッセージダイジェストをジョブデータの検証に用いることによりジョブデータの取り違えによる誤印刷や盗用による不正利用を有効に防止することができる。このような一方向性ハッシュ関数としては、MD5、SHA−1等を利用することができる。
【0026】
さらに、パソコン1は、ジョブコマンドを作成し、RAM13等に記憶する(S103)。ジョブコマンドには、印刷部数、用紙サイズ、レイアウト(Nページ分のデータを1ページの出力データに配置する機能(Nin1)等)、片面・両面印刷、ソート、仕上げ機能(ステープル機能、折り機能、パンチホール機能など)等の印刷条件やユーザID等を含めることができる。
【0027】
さらに、ステップS102で作成したメッセージダイジェストにかかるメッセージダイジェスト情報およびステップS103で作成したジョブコマンドを含むジョブコマンド送信メッセージを作成してRAM13等に保存する(S104)。図6は、本実施形態においてパソコン1が作成するジョブコマンド送信メッセージの一例を示す図である。図6に示すように、ジョブコマンド送信メッセージ41は、通信プロトコルにHTTPが使用されており、HTTPヘッダ411とXMLにより記述されたジョブコマンド412とを含む構成となっている。そして、ジョブコマンド412にはXMLエレメントとしてメッセージダイジェスト情報413が含まれており、メッセージダイジェスト情報413には、計算方式414とメッセージダイジェスト415とが含まれている。計算方式414は、メッセージダイジェスト415を作成したハッシュ関数の種別である。また、図7は本実施形態においてパソコン1が作成するジョブコマンド送信メッセージの他の例を示す図である。図7に示すように、ジョブコマンド送信メッセージ42は、HTTPヘッダ421とジョブデータ422とを含み、HTTPヘッダ421中に計算方式424とメッセージダイジェスト425とからなるメッセージダイジェスト情報423が含まれているものである。
【0028】
そして、ステップS104で作成したジョブコマンド送信メッセージを、ネットワークインタフェース17および通信ネットワーク3を介してプリンタ2に送信する(S105)。
【0029】
つぎに、パソコン1は、プリンタ2からレスポンスメッセージを受信するまで待機し(S106のNO)、通信ネットワーク3およびネットワークインタフェース17を介してプリンタ2からレスポンスメッセージを受信すると(S106のYES)、受信したレスポンスメッセージに含まれるジョブ識別子を抽出してRAM13等に保存する(S107)。
【0030】
さらに、ステップS107で取得したジョブ識別子およびステップS101で作成したジョブデータを含むジョブデータ送信メッセージを作成してRAM13等に保存する(S108)。図8は、本実施形態においてパソコン1が作成するジョブデータ送信メッセージの一例を示す図である。図8に示すように、ジョブデータ送信メッセージ43も、ジョブコマンド送信メッセージ41および42と同様に通信プロトコルとしてHTTPが使用されており、HTTPヘッダ431とジョブデータ432とを含む構成となっており、HTTPヘッダ431中にジョブ識別子433を含んでいる。
【0031】
そして、ステップS108で作成したジョブデータ送信メッセージを、ネットワークインタフェース17および通信ネットワーク3を介してプリンタ2に送信する(S109)。
【0032】
図9および図10は、本実施形態におけるプリンタ2の印刷処理の手順を示すフローチャートである。なお、図9および図10のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタ2のハードディスク24に制御プログラムとして記憶されており、処理開始の際にRAM23に読み出されてCPU21によって実行される。
【0033】
図9において、プリンタ2は、パソコン1からジョブコマンド送信メッセージを受信するまで待機し(S201のNO)、通信ネットワーク3およびネットワークインタフェース27を介してパソコン1からジョブコマンド送信メッセージを受信すると(S201のYES)、受信したジョブコマンド送信メッセージをRAM23等に保存する。
【0034】
ついで、ステップS201で受信したジョブコマンド送信メッセージからジョブコマンドを抽出し(S202)、取得したジョブコマンドにかかる印刷ジョブに対してジョブ識別子を付与して、RAM23等に保存している印刷ジョブ管理テーブルに登録する(S203)。印刷ジョブ管理テーブルについては後述する。さらに、取得したジョブコマンドからジョブインスタンスを生成して前記ジョブ識別子を付してRAM23等に保存する(S203)。ここで、ジョブインスタンスとは、ジョブコマンドの内容を実際にプリンタ2が処理可能な形式に変換したものでありジョブの実体である。
【0035】
さらに、ステップS201で受信したジョブコマンド送信メッセージからメッセージダイジェスト情報を抽出して、印刷ジョブ管理テーブルに記録する(S204)。図11は、本実施形態においてプリンタ2が所有する印刷ジョブ管理テーブルの一例を示す図である。図10に示すように、印刷ジョブ管理テーブル51には、受信したジョブコマンドにかかる印刷ジョブごとにジョブ識別子とメッセージダイジェストおよびその計算方式が登録されている。
【0036】
そして、前記ジョブ識別子を含むレスポンスメッセージを作成し(S205)、作成したレスポンスメッセージをネットワークインタフェース27および通信ネットワーク3を介してパソコン1に送信する(S206)。
【0037】
次に、図10において、プリンタ2は、パソコン1からジョブデータ送信メッセージを受信するまで待機し(S207のNO)、通信ネットワーク3およびネットワークインタフェース27を介してパソコン1からジョブデータ送信メッセージを受信すると(S207のYES)、受信したジョブデータ送信メッセージをRAM23等に保存する。さらに、受信したジョブデータ送信メッセージからジョブ識別子およびジョブデータを抽出してRAM23等に保存する(S208)。
【0038】
次いで、印刷ジョブ管理テーブルを参照して、当該ジョブ識別子にかかるメッセージダイジェストを作成した計算方式により、ステップS208で取得したジョブデータからメッセージダイジェストを作成し(S209)、作成したメッセージダイジェストを印刷ジョブ管理テーブルに登録されているものと照合する(S210)。そして、メッセージダイジェストが登録されているものと一致した場合は(S211のYES)、当該ジョブ識別子にかかるジョブインスタンスを用いてステップS208で取得したジョブデータを印刷出力する(S212)。一方、メッセージダイジェストが登録されているものと一致しなかった場合は(S211のNO)、ステップS208で取得したジョブデータを破棄して印刷処理を終了する。
【0039】
上記実施形態では、プリンタ2がパソコン1から受信したメッセージダイジェストのすべての計算方式に対応できることを前提として自らジョブデータのメッセージダイジェストを計算するものであったが、本発明では、必ずしもプリンタ2自身がすべての計算方式に対応してジョブデータのメッセージダイジェストを計算する必要はなく、例えば、メッセージダイジェストの計算を代行するサービスである外部のメッセージダイジェスト計算サービスリファレンスを利用してこれを行うものであってもよい。この場合、プリンタ2は、図12に示すようなメッセージダイジェスト計算サービスリファレンステーブル51をRAM23等に保有しており、これを参照して受信したジョブ識別子のメッセージダイジェストの計算方式にかかるメッセージダイジェスト計算サービスリファレンスのURL(Uniform Resource Locator)を取得して当該サービスリファレンスにアクセスし、当該計算方式によるジョブデータのメッセージダイジェストを取得する構成とすることができる。
【0040】
また、プリンタ2がメッセージダイジェスト計算サービスリファレンステーブル51を有する代わりに、パソコン1がメッセージダイジェスト情報としてメッセージダイジェストの計算方式にかかるメッセージダイジェスト計算サービスリファレンスのURLを含むジョブコマンド送信メッセージをプリンタ2に送信するようにしてもよい。図13および図14は、かかる場合にパソコン1がプリンタ2に送信するジョブコマンド送信メッセージの一例を示す図である。すなわち、図13のジョブコマンド送信メッセージ44は、HTTPヘッダ441とジョブコマンド442とからなり、ジョブコマンド442中にメッセージダイジェスト情報433として、計算方式444、メッセージダイジェスト445およびメッセージダイジェスト計算サービスリファレンスのURL446を含んでいる。また、図14のジョブコマンド送信メッセージ45は、HTTPヘッダ451とジョブコマンド452とからなり、HTTPヘッダ451中にメッセージダイジェスト情報453として、計算方式454、メッセージダイジェスト455およびメッセージダイジェスト計算サービスリファレンスのURL456を含むものである。
【0041】
上記実施形態では、パソコン1がプリンタ2に送信するジョブコマンド送信メッセージおよびジョブデータ送信メッセージは、通信プロトコルとしてHTTPを用いるものであり、ジョブコマンドは記述形式としてXMLを用いるものであったが、本発明においては、ジョブコマンドおよびジョブデータの送信時における通信プロトコルやジョブコマンドの記述形式は上記例に限定されるものではない。
【0042】
上記実施形態では、プリンタ2が受信したジョブデータが、先に受信したジョブコマンドと同じ印刷ジョブのジョブデータであるか否かをジョブデータのメッセージダイジェストを用いて検証するものであったが、本発明において、ジョブデータの検証に用いるデータはこれに限定されるものではなく、ジョブデータを識別することのできるデータであればいかなる形式、手法、計算方法によるものをも利用することができる。
【0043】
上記各実施形態では、本発明の印刷システムを、印刷ジョブ送信装置としてパソコン、および印刷ジョブ処理装置としてプリンタを例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、印刷ジョブ送信装置は、パソコン以外にも、ワークステーション、サーバ等のコンピュータや、携帯電話、PHS(登録商標)、PDA、電子手帳等の携帯用端末、デジタル複写機、ファクシミリ装置等の印刷ジョブ送信機能を有する多機能周辺機器(MFP)等であってもよい。また、印刷ジョブ処理装置は、プリンタ以外にも、デジタル複写機、ファクシミリ装置等の印刷機能を有する多機能周辺機器(MFP)等であってもよい。さらに、印刷ジョブ処理装置は、自己が印刷ジョブを印刷出力する以外にも、印刷ジョブを外部のプリンタ等の印刷装置により印刷出力させるプリントサーバであってもよく、この場合、上述のメッセージダイジェストによるジョブデータの検証処理でジョブデータが検証された場合に(S210およびS211のYES)、ジョブデータを印刷出力する変わりに、ジョブデータをジョブインスタンスとともに外部印刷装置に送信して印刷出力させるものである。
【0044】
本発明による印刷ジョブ送信装置および印刷ジョブ処理装置は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現することができる。後者により本発明を実現する場合、印刷ジョブ送信装置および印刷ジョブ処理装置を動作させる上記プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷ジョブ送信装置および印刷ジョブ処理装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込んでもよい。
【0045】
上述した本発明の実施形態には、特許請求の範囲の請求項1〜5に記載した発明以外にも、以下の付記1〜13に示すような発明が含まれる。
【0046】
[付記1] 前記印刷ジョブ処理手段は、前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドおよび前記ジョブデータを印刷装置に送信するものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷ジョブ処理装置。
【0047】
[付記2] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータを分離して送信する印刷ジョブ送信装置であって、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成手段と、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成手段と、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ処理装置に送信するジョブコマンド送信手段と、
前記ジョブデータを前記ジョブ処理装置に送信するジョブデータ送信手段と、を有することを特徴とする印刷ジョブ送信装置。
【0048】
[付記3] 前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブ識別子を前記印刷ジョブ処理装置から受信するジョブ識別子受信手段をさらに有し、
前記ジョブデータ送信手段は、前記ジョブデータを前記ジョブ識別子とともに送信するものである、
付記2に記載の印刷ジョブ送信装置。
【0049】
[付記4] 前記ジョブデータ識別データは、特定の暗号化方法により前記ジョブデータから前記ジョブデータの特徴に基づいて作成された一意的な暗号データである、
付記2または3に記載の印刷ジョブ送信装置。
【0050】
[付記5] 前記暗号データは前記ジョブデータのメッセージダイジェストである、付記4に記載の印刷ジョブ送信装置。
【0051】
[付記6] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムであって印刷ジョブ送信装置と印刷ジョブ処理装置とがネットワークを介して相互に通信可能に接続されてなり、
前記印刷ジョブ送信装置は、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成手段と、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成手段と、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ処理装置に送信するジョブコマンド送信手段と、
前記ジョブデータを前記ジョブ処理装置に送信するジョブデータ送信手段と、
を有し、
前記印刷ジョブ処理装置は、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに前記印刷ジョブ送信装置から受信するジョブコマンド受信手段と、
ジョブデータを印刷ジョブ送信装置から受信するジョブデータ受信手段と、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証手段と、
前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理手段とを有することを特徴とする、
印刷システム。
【0052】
[付記7] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して受信する印刷ジョブ処理方法であって、
ジョブコマンドを前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データとともに受信するジョブコマンド受信ステップと、
ジョブデータを受信するジョブデータ受信ステップと、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証ステップと、
前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理ステップと、
を有することを特徴とする印刷ジョブ処理方法。
【0053】
[付記8] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータを分離して送信する印刷ジョブ送信方法であって、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成ステップと、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成ステップと、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに送信するジョブコマンド送信ステップと、
前記ジョブデータを送信するジョブデータ送信ステップと、
を有することを特徴とする印刷ジョブ送信方法。
【0054】
[付記9] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムにおける印刷方法であって、前記印刷システムは印刷ジョブ送信装置と印刷ジョブ処理装置とがネットワークを介して相互に通信可能に接続されてなり、
前記印刷ジョブ送信装置が、ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成ステップと、
前記印刷ジョブ送信装置が、前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成ステップと、
前記印刷ジョブ送信装置が、前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ処理装置に送信するジョブコマンド送信ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに前記印刷ジョブ送信装置から受信するジョブコマンド受信ステップと、
前記印刷ジョブ送信装置が、前記ジョブデータを前記ジョブ処理装置に送信するジョブデータ送信ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、ジョブデータを印刷ジョブ送信装置から受信するジョブデータ受信ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理ステップとを有することを特徴とする、
印刷方法。
【0055】
[付記10] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して受信する印刷ジョブ処理プログラムであって、
ジョブコマンドを前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データとともに受信するジョブコマンド受信ステップと、
ジョブデータを受信するジョブデータ受信ステップと、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証ステップと、
前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理ステップと、
を印刷ジョブ処理装置に実行させることを特徴とする印刷ジョブ処理プログラム。
【0056】
[付記11] 付記10に記載の印刷ジョブ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0057】
[付記12] 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータを分離して送信する印刷ジョブ送信プログラムであって、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成ステップと、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成ステップと、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに送信するジョブコマンド送信ステップと、
前記ジョブデータを送信するジョブデータ送信ステップと、
を印刷ジョブ送信装置に実行させることを特徴とする印刷ジョブ送信プログラム。
【0058】
[付記13] 付記12に記載の印刷ジョブ送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0059】
【発明の効果】
上述したように、印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムにおいて、印刷ジョブ送信装置からジョブコマンドを受信してから、次に同じ印刷ジョブ送信装置からジョブデータを受信するまでのタイムラグが大きい場合に、ジョブ識別子は所定期間内で所定範囲のものが繰り返して利用されるため、同じジョブ識別子を伴う他の印刷ジョブのジョブデータ(例えば他の印刷ジョブ送信装置から送信されたジョブデータ)を受信する可能性があるが、本発明の印刷システムによれば、かかる場合でもジョブデータ識別データにより検証されたジョブデータについてのみ印刷処理を行うので、ジョブコマンドとジョブデータの誤った組み合わせによる誤印刷を有効に防止することができる。また、上記タイムラグにおいてジョブ識別子が盗用された場合でも、ジョブデータ識別データにより検証されたジョブデータ以外は印刷処理を行わないので、権限なき者の不正な使用による印刷をも有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるパソコン1の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 図1におけるプリンタ2の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】 パソコン1の印刷ジョブ送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】 パソコン1がジョブデータから作成するメッセージダイジェストの一例を示す図である。
【図6】 パソコン1が作成するジョブコマンド送信メッセージの一例を示す図である。
【図7】 パソコン1が作成するジョブコマンド送信メッセージの他の例を示す図である。
【図8】 パソコン1が作成するジョブデータ送信メッセージの一例を示す図である。
【図9】 プリンタ2の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】 図9に続くプリンタ2の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】 プリンタ2が所有する印刷ジョブ管理テーブルの一例を示す図である。
【図12】 プリンタ2が保有するメッセージダイジェスト計算サービスリファレンステーブルの一例を示す図である。
【図13】 パソコン1がプリンタ2に送信するジョブコマンド送信メッセージの一例を示す図である。
【図14】 パソコン1がプリンタ2に送信するジョブコマンド送信メッセージの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…パソコン、
2…プリンタ、
3…通信ネットワーク、
11、21…CPU、
12、22…ROM、
13、23…RAM、
14、24…ハードディスク、
15…ディスプレイ、
16…入力装置、
17、27…ネットワークインタフェース、
18、28…バス、
25…操作パネル部、
26…印刷部。
Claims (18)
- 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して受信する印刷ジョブ処理装置であって、
ジョブコマンドを前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ送信装置から受信するジョブコマンド受信手段と、
ジョブデータを印刷ジョブ送信装置から受信するジョブデータ受信手段と、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証手段と、
前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理手段と、
を有することを特徴とする印刷ジョブ処理装置。 - 前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブ識別子を前記印刷ジョブ送信装置に送信するジョブ識別子送信手段をさらに有し、
前記ジョブデータ受信手段は、ジョブデータをジョブ識別子とともに受信するものであり、
前記ジョブデータ検証手段は、前記ジョブ識別子にかかる印刷ジョブのジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータの検証を行うものである、
請求項1に記載の印刷ジョブ処理装置。 - 前記ジョブデータ識別データは、特定の暗号化方法により前記ジョブデータから前記ジョブデータの特徴に基づいて作成された一意的な暗号データであり、
前記ジョブデータ検証手段は、前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータから前記ジョブデータ識別データを作成した暗号化方法により暗号データを作成して前記ジョブデータ識別データと照合することにより前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータの検証を行うものである、
請求項1または2に記載の印刷ジョブ処理装置。 - 前記暗号データは前記ジョブデータのメッセージダイジェストである、請求項3に記載の印刷ジョブ処理装置。
- 前記印刷ジョブ処理手段は、前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドに基づいて前記ジョブデータを印刷出力するものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷ジョブ処理装置。
- 前記印刷ジョブ処理手段は、前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドおよび前記ジョブデータを印刷装置に送信するものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷ジョブ処理装置。
- 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータを分離して送信する印刷ジョブ送信装置であって、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成手段と、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成手段と、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ処理装置に送信するジョブコマンド送信手段と、
前記ジョブデータを前記ジョブ処理装置に送信するジョブデータ送信手段と、
を有することを特徴とする印刷ジョブ送信装置。 - 前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブ識別子を前記印刷ジョブ処理装置から受信するジョブ識別子受信手段をさらに有し、
前記ジョブデータ送信手段は、前記ジョブデータを前記ジョブ識別子とともに送信するものである、
請求項7に記載の印刷ジョブ送信装置。 - 前記ジョブデータ識別データは、特定の暗号化方法により前記ジョブデータから前記ジョブデータの特徴に基づいて作成された一意的な暗号データである、
請求項7または8に記載の印刷ジョブ送信装置。 - 前記暗号データは前記ジョブデータのメッセージダイジェストである、請求項9に記載の印刷ジョブ送信装置。
- 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムであって印刷ジョブ送信装置と印刷ジョブ処理装置とがネットワークを介して相互に通信可能に接続されてなり、
前記印刷ジョブ送信装置は、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成手段と、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成手段と、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ処理装置に送信するジョブコマンド送信手段と、
前記ジョブデータを前記ジョブ処理装置に送信するジョブデータ送信手段と、
を有し、
前記印刷ジョブ処理装置は、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに前記印刷ジョブ送信装置から受信するジョブコマンド受信手段と、
ジョブデータを印刷ジョブ送信装置から受信するジョブデータ受信手段と、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証手段と、
前記ジョブデータ受信手段により受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理手段とを有することを特徴とする、
印刷システム。 - 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して受信する印刷ジョブ処理方法であって、
ジョブコマンドを前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データとともに受信するジョブコマンド受信ステップと、
ジョブデータを受信するジョブデータ受信ステップと、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証ステップと、
前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理ステップと、
を有することを特徴とする印刷ジョブ処理方法。 - 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータを分離して送信する印刷ジョブ送信方法であって、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成ステップと、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成ステップと、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに送信するジョブコマンド送信ステップと、
前記ジョブデータを送信するジョブデータ送信ステップと、
を有することを特徴とする印刷ジョブ送信方法。 - 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して送受信する印刷システムにおける印刷方法であって、前記印刷システムは印刷ジョブ送信装置と印刷ジョブ処理装置とがネットワークを介して相互に通信可能に接続されてなり、
前記印刷ジョブ送信装置が、ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成ステップと、
前記印刷ジョブ送信装置が、前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成ステップと、
前記印刷ジョブ送信装置が、前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに印刷ジョブ処理装置に送信するジョブコマンド送信ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに前記印刷ジョブ送信装置から受信するジョブコマンド受信ステップと、
前記印刷ジョブ送信装置が、前記ジョブデータを前記ジョブ処理装置に送信するジョブデータ送信ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、ジョブデータを印刷ジョブ送信装置から受信するジョブデータ受信ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証ステップと、
前記印刷ジョブ処理装置が、前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理ステップとを有することを特徴とする、
印刷方法。 - 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータとを分離して受信する印刷ジョブ処理プログラムであって、
ジョブコマンドを前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データとともに受信するジョブコマンド受信ステップと、
ジョブデータを受信するジョブデータ受信ステップと、
前記ジョブデータ識別データに基づいて前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであるか否かを検証するジョブデータ検証ステップと、
前記ジョブデータ受信ステップにより受信したジョブデータが前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブのジョブデータであることが検証された場合に前記ジョブコマンドにかかる印刷ジョブを処理する印刷ジョブ処理ステップと、
を印刷ジョブ処理装置に実行させることを特徴とする印刷ジョブ処理プログラム。 - 請求項15に記載の印刷ジョブ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 印刷ジョブのジョブコマンドとジョブデータを分離して送信する印刷ジョブ送信プログラムであって、
ジョブコマンドおよびジョブデータを作成する印刷ジョブ作成ステップと、
前記ジョブデータを識別するためのジョブデータ識別データを作成するジョブデータ識別データ作成ステップと、
前記ジョブコマンドを前記ジョブデータ識別データとともに送信するジョブコマンド送信ステップと、
前記ジョブデータを送信するジョブデータ送信ステップと、
を印刷ジョブ送信装置に実行させることを特徴とする印刷ジョブ送信プログラム。 - 請求項17に記載の印刷ジョブ送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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