JP4159001B2 - Method for producing methylene norcamphor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農薬中間体等として有用なメチレンノルカンファー、すなわち3−メチレンビシクロ[2.2.1]−2−ヘプタノンの製造方法に関する。さらに詳しく言えば、メチレンノルカンファーは、特開平7-82240号やヨーロッパ特許 第338992号に農薬の中間体として開示されているビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンの有用な合成中間体となり得る化合物であり、本発明はその工業的に有利な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
メチレンノルカンファーは公知の化合物であり、現在まで種々の方法により合成されている。例えば、ノルカンファーを出発原料としてピペリジン、ホルムアルデヒド及び塩酸よりなるイミニウム塩(マンニッヒ塩基)で処理し、その後熱分解する2段階反応によりメチレンノルカンファーを製造する方法が開示されている(Org. Syn. (1973) 53, 1844)。
しかしながら、この方法では反応に2段階の操作が必要であり、またその2段階目の熱分解には250〜260℃という高温が必要であり、工業的に有利な方法とは言い難い。しかもその収率はノルカンファーから計算して約18〜30%と低く、実用上問題がある。
【0003】
また、同様にノルカンファーを出発原料として、ピペリジン塩酸塩及びホルムアルデヒドで処理した後、エーテルより3−ピペリジノメチル−2−ノルボルナノン塩酸塩を固体として単離してから熱分解に処する方法が開示されている(Suomen Kcmistilchu, 39B(1), 8-14(1966))。
しかしながら、この方法も2段階の反応であり、煩雑な操作にもかかわらず、その収率は42%であり、工業的に優れた方法とは言い難い。
【0004】
その他の方法として、α−テトラロンにパラホルムアルデヒドとN−メチルアニリニウムトリフルオロ酢酸塩をテトラヒドロフラン中で加熱し、ケトンに隣接する炭素原子にメチレン基を導入する方法が知られている(ORGANIC SYSNTHESES Collective Volume 7, 332-334)。
この方法によれば収率が86〜91%と高く、反応も割合穏和な条件で行なえるがトリフルオロ酢酸は取扱性に劣るなど工業的な利用には不利であり、上記環状ケトン化合物としてノルカンファーを用いた場合には反応しない旨の記載がある。
【0005】
以上のように、ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンの有用な合成中間体となり得るメチレンノルカンファーの効率的な製造法は未だ知られていない。
従って、本発明の目的はメチレンノルカンファーの工業的に有利な製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、2級アミン、酸及びホルムアルデヒドを使用するマンニッヒ反応によりノルカンファーをメチレン化する方法について鋭意検討した結果、酸としてカルボン酸を使用することにより、ノルカンファーが比較的穏和な条件で、かつ1段階反応で効率よくメチレン化されること、またカルボン酸として酢酸を、2級アミンとしてジエチルアミンをそれぞれ使用することにより特に優れた結果を得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
1)ノルカンファーを2級アミン及びカルボン酸の存在下にホルムアルデヒドと反応させることを特徴とするメチレンノルカンファーの製造方法、
2)ノルカンファーを、式NHR1R2(式中、R1及びR2は同一でも異なっていてもよく、炭素原子1〜4個のアルキル基を表わす。)で示される2級アミンまたはピロリジン及びカルボン酸の存在下にホルムアルデヒドと60℃以上の加熱下に反応させる前記1に記載のメチレンノルカンファーの製造方法、
3)カルボン酸が酢酸である前記1〜2に記載のメチレンノルカンファーの製造方法、及び
4)2級アミンがジエチルアミンである前記1〜3に記載のメチレンノルカンファーの製造方法を提供するものである。
以下、本発明の方法を詳細に説明する。
【0008】
本発明の製造方法において使用する原料のノルカンファーは、市販のもの、また公知の方法(J. Org. Chem., 45, p2030 (1980),米国特許第3338972号など) で合成することにより容易に入手できる。具体的には、例えば2−ノルボルネンを出発原料として以下の工程により製造することができる。
【0009】
工程(a):水和工程
本工程は、2−ノルボルネンを硫酸水溶液を用いて水和しノルボルネオール及びジノルボニルエーテルを製造する。
すなわち、2−ノルボルネンを塩化メチレン、n−ヘキサン、1,2−ジクロロエタンなどの水不溶性でかつ反応に不活性な溶媒に溶かした後、硫酸水溶液を加え、80℃程度で3時間程加熱した後、硫酸エステル分解のための水をノルボルネンと等モル量以上加えさらに100℃で1時間程度加熱することによりノルボルネオール及びジノルボニルエーテルを製造することができる。この反応は2相系の反応であるため撹拌は充分に行なうことが好ましい。
【0010】
工程(b):酸化工程
本工程は、得られたノルボルネオール及びジノルボニルエーテルを次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いて酸化しノルカンファーとする。
すなわち、上記工程(a)で得られたノルボルネオール及びジノルボニルエーテルを上記と同様な溶媒に溶かし、3〜40℃程度の温度に維持しながら、4時間程度かけて次亜塩素酸ナトリウムを滴下しその後1時間程度撹拌することによりノルカンファーに変換することができる。この反応もまた2相系の反応であるため撹拌は充分に行なうことが好ましい。
上記工程(a)〜(b)により製造されたノルカンファーは工程(a)のノルボルネンより殆ど定量的な収率で得られる。
【0011】
メチレンノルカンファーの製造は、従来技術の欄に記載したようにノルカンファーを原料として、2級アミン及び適当な酸の存在下にホルムアルデヒドを反応し生成する反応中間体を熱分解することにより行うことができるが、酸としてカルボン酸、特に酢酸を用いる本発明の方法によれば2段階目の熱分解反応を行なうことなく1工程でノルカンファーを効率よくメチレン化できる。
【0012】
ホルムアルデヒドとしては、ホルマリン(ホルムアルデヒド水溶液)、ホルムアルデヒドガス、パラホルムアルデヒド(ホルムアルデヒド重合体)、トリオキサン(ホルムアルデヒド3量体)などの形で用いることができるが、ホルマリンを用いるのが簡便である。ノルカンファー1モルに対してホルムアルデヒドは1モル当量以上で反応させることができるが、好ましくは1〜3モル当量である。
【0013】
2級アミンとしては、式NHR1R2(式中、R1及びR2は同一でも異なっていてもよく、炭素原子1〜4個のアルキル基を表わす。)で示されるものの他、例えば、ピペリジン、ピロリジン、モルホリン、N−メチルピペラジン、ジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミンなどを用いることができる。これらは単独であるいは2種以上で使用することができる。式NHR1R2で示される2級アミンとしては、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジイソブチルアミン、メチルエチルアミン、メチルプロピルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチルブチルアミン、メチルイソブチルアミンなどが挙げられる。中でも、生成物の収率、中間体の未分解量、未反応原料の量、副生成物の量などから、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ピロリジンが好ましく、特にジエチルアミンが最も優れた結果を与える。2級アミンの使用量はノルカンファー1モルに対して0.5 〜5モル当量、好ましくは1〜3モル当量である。
【0014】
酸としてはカルボン酸を使用する。カルボン酸としては、例えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メトキシ酢酸、酪酸、シュウ酸、こはく酸、酒石酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸が挙げられる。これらの中では特に酢酸が好ましい。
カルボン酸以外の酸、例えば塩酸などの無機酸を使用した場合には付加反応は進行するものの同条件下では分解反応が進行せず、目的物は得られない。カルボン酸は触媒量以上で用いることができるが、反応条件下で液状のものならば溶媒を兼ねるものとして用いることができる。その使用量はノルカンファー1モルに対して1〜6モル当量、さらに好ましくは1.5〜3モル当量が反応成績及び経済 的に有利であり好ましい。
【0015】
反応は60℃以上の温度で行なうが、好ましくは70〜130℃、特に好ましくは80〜120℃の温度である。温度が低いと反応が遅く、また高すぎると重合物などが増えるため好ましくない。
【0016】
反応時間は、反応温度によって異なるが、0.5〜10時間、好ましくは1〜5 時間である。反応時間が短すぎると未反応原料が残り、長すぎると副生物が増える傾向にある。
【0017】
上記反応は、無溶媒、または溶媒の存在下で行なうことができる。溶媒としては、水のほか、上記カルボン酸を用いることができ、さらに有機溶剤、例えばへキサン、シクロへキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類などを混合した混合溶媒も使用することができる。
【0018】
生成したメチレンノルカンファーは、反応終了液に酸性水溶液を加え、適当な有機溶媒を用いて抽出後、濃縮することにより粗生成物として単離することができる。酸としては、塩酸、硫酸及びリン酸を使用することができる。酸の使用量は、2級アミンに対して0.1当量以上で良いが、好ましくは0.5〜3当量、最適には1〜2当量である。酸の量が少なすぎると、逆反応により収率が低下する。
【0019】
抽出溶媒は、例えばへキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類を用いることができる。この粗生成物は蒸留(沸点65℃/11mmHg)などにより単離精製することができる。
【0020】
反応はノルカンファーをカルボン酸の存在下、ホルムアルデヒドと2級アミンを加えて加熱することにより行なうことができ、具体的にはノルカンファーをカルボン酸の存在下、反応温度にてホルムアルデヒドと2級アミンを滴下するか、あるいはノルカンファーをカルボン酸及び2級アミンの存在下、反応温度にてホルムアルデヒドを滴下することにより行なう。またその他にも予めホルムアルデヒド、2級アミン及びカルボン酸によりマンニッヒ塩基を調製し、これを反応温度でノルカンファー(溶液)に滴下し反応させることもできる。これら滴下法を利用する場合、滴下は10分〜5時間、好ましくは1〜3時間程度かけて行なう。これら滴下法によれば最小の反応剤量が実現できる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明を参考例、実施例及び比較例によって説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
【0022】
実施例1:メチレンノルカンファーの合成A
ノルカンファー20g(0.18モル)を滴下ロート、冷却管、温度計を備えた200ml三つ口反応容器に入れ、3.5g(0.06モル)の酢酸に溶かし、100℃ に昇温し撹拌しておき、そこへジエチルアミン20g(0.27モル)及び37%ホルムアルデヒド水溶液22.5g(0.27モル)を16.5g(0.27モル)の酢酸に溶かした溶液を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、更にこの溶液を100℃で1時 間撹拌した。反応終了後、30%硫酸水溶液45gを添加し、更に水200gを加えて塩化メチレン80mlで2回抽出を行ない、溶媒を留去することにより粗生成物20.1gを得た(収率75.5%、純度83.2%)。
【0023】
実施例2:メチレンノルカンファーの合成B
ノルカンファー2g(0.018モル)を滴下ロート、冷却管、温度計を備えた5 0ml三つ口反応容器に入れ、6g(0.10モル)の酢酸に溶かし室温で撹拌しておき、そこへ50%ジメチルアミン水溶液1.65g(0.018モル)を、15分かけ て滴下した。滴下終了後、続いて37%ホルムアルデヒド水溶液2.25g(0.027 モル)を15分かけて滴下した。この溶液を120℃に昇温し、さらに7時間撹拌し反応をおこなった。反応液をガスクロマトグラフィーで調べたところ、メチレンノルカンファーは65%生成していた。
【0024】
実施例3:メチレンノルカンファーの合成C
ノルカンファー2g(0.018モル)を滴下ロート、冷却管、温度計を備えた5 0ml三つ口反応容器に入れ、6g(0.10モル)の酢酸に溶かし室温で撹拌しておき、そこへジエチルアミン2.66g(0.036モル)を、15分かけて滴下した。 滴下終了後、パラホルムアルデヒド5.0g(0.045モル)を加えた。この溶液を100℃に昇温し、さらに3時間撹拌し反応を行なった。反応液をガスクロマトグラフィーで調べたところ、メチレンノルカンファーは35%生成していた。
【0025】
比較例1:メチレンノルカンファーの合成D
ノルカンファー2g(0.018モル)を滴下ロート、冷却管、温度計を備えた5 0ml三つ口反応容器に入れ、3.68g(0.036モル)の36%塩酸を加え室温で 撹拌しておき、そこへ37%ホルムアルデヒド水溶液3g(0.036モル)を15 分かけて滴下した。滴下終了後、続いてジエチルアミン2.66g(0.036モル)を 15分かけて滴下した。この溶液を100℃に昇温し、さらに15時間撹拌し反応を行なった。反応液をガスクロマトグラフィーで調べたところ、中間生成物であるマンニッヒ塩基付加体の3−(N,N−ジエチルアミノメチル)−2−ノルボルナノンが63%生成していたが、メチレンノルカンファーは痕跡量(1〜3%)であった。
【0026】
参考例1:ノルカンファーの合成
ノルボルネン300g、33%硫酸水450g、ジクロロメタン30gを冷却コンデンサー付1リットル三つ口フラスコに入れ、80℃で3時間加熱撹拌した。さらに、反応液に水300gを加え、5リットル三つ口フラスコに移液し、9.8%次亜塩素酸ナトリウム溶液2420gを15〜30℃の間で4時間かけて滴下し た。滴下終了後さらに1時間撹拌した。反応液をジクロロメタン300mlで3回抽出し、有機層を集め、水400mlで洗浄した。溶媒を減圧濃縮してノルカンファー336g(収率95.5%)を得た。
【0027】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、市販され入手容易であり、また製造も容易であるノルカンファーを出発原料として、メチレン化剤に安価なホルムアルデヒドを使用し、穏和な条件で簡便に収率よく、農薬中間体等として有用なメチレンノルカンファーを製造することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing methylene norcamphor useful as an agrochemical intermediate or the like, that is, 3-methylenebicyclo [2.2.1] -2-heptanone. More specifically, methylene norcamphor is a useful compound of bicyclo [3.2.1] octane-2,4-dione disclosed as an agrochemical intermediate in JP-A-7-82240 and European Patent No. 338992. The present invention relates to an industrially advantageous production method, which can be a synthetic intermediate.
[0002]
[Prior art and problems]
Methylene norcamphor is a known compound and has been synthesized by various methods to date. For example, a method of producing methylene norcamphor by a two-step reaction in which norcamphor is treated with an iminium salt (Mannich base) consisting of piperidine, formaldehyde and hydrochloric acid as a starting material and then pyrolyzed (Org. Syn. (1973) 53, 1844).
However, this method requires a two-step operation for the reaction, and the second-stage pyrolysis requires a high temperature of 250 to 260 ° C., which is not an industrially advantageous method. Moreover, the yield is as low as about 18 to 30% calculated from norcamphor, which is problematic in practice.
[0003]
Similarly, there is disclosed a method in which norcamphor is used as a starting material, treated with piperidine hydrochloride and formaldehyde, and then 3-piperidinomethyl-2-norbornanone hydrochloride is isolated as a solid from ether and then subjected to thermal decomposition ( Suomen Kcmistilchu, 39B (1), 8-14 (1966)).
However, this method is also a two-step reaction, and despite the complicated operation, the yield is 42%, which is not an industrially excellent method.
[0004]
As another method, α-tetralone is heated in paraformaldehyde and N-methylanilinium trifluoroacetate in tetrahydrofuran, and a methylene group is introduced into a carbon atom adjacent to the ketone (ORGANIC SYSNTHESES Collective). Volume 7, 332-334).
According to this method, the yield is as high as 86 to 91%, and the reaction can be carried out under moderate conditions, but trifluoroacetic acid is disadvantageous for industrial use such as inferior handleability. There is a statement that it does not react when using camphor.
[0005]
As described above, an efficient production method of methylene norcamphor that can be a useful synthetic intermediate of bicyclo [3.2.1] octane-2,4-dione is not yet known.
Accordingly, an object of the present invention is to provide an industrially advantageous method for producing methylene norcamphor.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies on a method for methyleneating norcamphor by a Mannich reaction using a secondary amine, an acid, and formaldehyde, the present inventors have found that conditions in which norcamphor is relatively mild by using carboxylic acid as an acid. In addition, the inventors have found that particularly excellent results can be obtained by efficiently methyleneating in a one-step reaction, and using acetic acid as the carboxylic acid and diethylamine as the secondary amine.
[0007]
That is, the present invention
1) A method for producing methylene norcamphor, comprising reacting norcamphor with formaldehyde in the presence of a secondary amine and a carboxylic acid,
2) A secondary amine or pyrrolidine represented by the formula NHR 1 R 2 , wherein R 1 and R 2 may be the same or different and each represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms. And a method for producing methylene norcamphor as described in 1 above, wherein the reaction is performed with formaldehyde in the presence of carboxylic acid under heating at 60 ° C. or higher.
3) The method for producing methylene norcamphor as described in 1 or 2 above, wherein the carboxylic acid is acetic acid, and 4) The method for producing the methylene norcamphor as described in 1 to 3 above, wherein the secondary amine is diethylamine. is there.
Hereinafter, the method of the present invention will be described in detail.
[0008]
The raw material norcamphor used in the production method of the present invention is commercially available or can be easily synthesized by a known method (J. Org. Chem., 45 , p2030 (1980), US Pat. No. 3,338972, etc.). Available at: Specifically, for example, 2-norbornene can be used as a starting material and can be produced by the following steps.
[0009]
Step (a): Hydration step In this step, 2-norbornene is hydrated with an aqueous sulfuric acid solution to produce norborneneol and dinorbornyl ether.
That is, 2-norbornene was dissolved in a water-insoluble solvent such as methylene chloride, n-hexane, or 1,2-dichloroethane and then inert to the reaction, and then an aqueous sulfuric acid solution was added and heated at about 80 ° C. for about 3 hours. Further, norborneneol and dinorbornyl ether can be produced by adding water for decomposition of sulfate ester in an equimolar amount or more with norbornene and further heating at 100 ° C. for about 1 hour. Since this reaction is a two-phase reaction, it is preferable to sufficiently stir.
[0010]
Step (b): Oxidation step In this step, the nornorneol and dinorbornyl ether obtained are oxidized using a sodium hypochlorite aqueous solution to form norcamphor.
That is, norbornol and dinorbornyl ether obtained in the above step (a) are dissolved in the same solvent as described above, and sodium hypochlorite is dropped over about 4 hours while maintaining the temperature at about 3 to 40 ° C. Then, it can be converted to norcamphor by stirring for about 1 hour. Since this reaction is also a two-phase reaction, it is preferable to sufficiently stir.
The norcamphor produced by the above steps (a) to (b) can be obtained in almost quantitative yield from the norbornene of the step (a).
[0011]
As described in the prior art section, methylene norcamphor is produced by thermally decomposing a reaction intermediate formed by reacting formaldehyde in the presence of a secondary amine and an appropriate acid using norcamphor as a raw material. However, according to the method of the present invention using carboxylic acid, particularly acetic acid, as the acid, norcamphor can be efficiently methyleneated in one step without performing the second stage thermal decomposition reaction.
[0012]
Formaldehyde can be used in the form of formalin (formaldehyde aqueous solution), formaldehyde gas, paraformaldehyde (formaldehyde polymer), trioxane (formaldehyde trimer), etc., but it is convenient to use formalin. Although formaldehyde can be reacted at 1 molar equivalent or more with respect to 1 mol of norcamphor, it is preferably 1 to 3 molar equivalents.
[0013]
Secondary amines include those represented by the formula NHR 1 R 2 (wherein R 1 and R 2 may be the same or different and each represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms), for example, Piperidine, pyrrolidine, morpholine, N-methylpiperazine, diethanolamine, N-methylethanolamine and the like can be used. These can be used alone or in combination of two or more. Examples of the secondary amine represented by the formula NHR 1 R 2 include dimethylamine, diethylamine, dipropylamine, dibutylamine, diisopropylamine, diisobutylamine, methylethylamine, methylpropylamine, methylisopropylamine, methylbutylamine, methylisobutyl. An amine etc. are mentioned. Among them, dimethylamine, diethylamine, dipropylamine, and pyrrolidine are preferred from the product yield, the amount of undecomposed intermediates, the amount of unreacted raw materials, and the amount of by-products. give. The amount of secondary amine used is 0.5 to 5 molar equivalents, preferably 1 to 3 molar equivalents per mole of norcamphor.
[0014]
Carboxylic acid is used as the acid. Examples of the carboxylic acid include formic acid, acetic acid, propionic acid, trifluoroacetic acid, methoxyacetic acid, butyric acid, oxalic acid, succinic acid, tartaric acid, glutaric acid, adipic acid, maleic acid, and fumaric acid. Of these, acetic acid is particularly preferred.
When an acid other than carboxylic acid, for example, an inorganic acid such as hydrochloric acid is used, the addition reaction proceeds, but the decomposition reaction does not proceed under the same conditions, and the desired product cannot be obtained. Carboxylic acid can be used in a catalytic amount or more, but can also be used as a solvent if it is liquid under the reaction conditions. The amount used is preferably 1 to 6 molar equivalents, more preferably 1.5 to 3 molar equivalents per mole of norcamphor, which is advantageous in terms of reaction performance and economy.
[0015]
The reaction is carried out at a temperature of 60 ° C. or higher, preferably 70 to 130 ° C., particularly preferably 80 to 120 ° C. If the temperature is low, the reaction is slow, and if it is too high, the amount of polymer is increased, which is not preferable.
[0016]
The reaction time varies depending on the reaction temperature, but is 0.5 to 10 hours, preferably 1 to 5 hours. If the reaction time is too short, unreacted raw materials remain, and if the reaction time is too long, by-products tend to increase.
[0017]
The above reaction can be carried out without solvent or in the presence of a solvent. As the solvent, in addition to water, the above carboxylic acid can be used. Further, organic solvents such as hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, benzene and toluene, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane and dichloroethane, methanol and ethanol. A mixed solvent obtained by mixing alcohols such as propanol and isopropanol, ethers such as dioxane and tetrahydrofuran, and the like can also be used.
[0018]
The produced methylene norcamphor can be isolated as a crude product by adding an acidic aqueous solution to the reaction completion liquid, extracting with an appropriate organic solvent, and concentrating. As the acid, hydrochloric acid, sulfuric acid and phosphoric acid can be used. The amount of the acid used may be 0.1 equivalent or more with respect to the secondary amine, but is preferably 0.5 to 3 equivalent, and most preferably 1 to 2 equivalent. If the amount of acid is too small, the yield decreases due to the reverse reaction.
[0019]
Examples of the extraction solvent include hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, benzene, and toluene, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, and dichloroethane, ethers such as diethyl ether, diisopropyl ether, and methyl-t-butyl ether, methyl acetate, and acetic acid. Esters such as ethyl and butyl acetate can be used. This crude product can be isolated and purified by distillation (boiling point 65 ° C./11 mmHg) or the like.
[0020]
The reaction can be performed by heating norcamphor in the presence of carboxylic acid and adding formaldehyde and a secondary amine, and specifically, norcamphor in the presence of carboxylic acid at the reaction temperature. Or formaldehyde by dropping formaldehyde at the reaction temperature in the presence of carboxylic acid and secondary amine. In addition, a Mannich base can be prepared in advance with formaldehyde, secondary amine and carboxylic acid, and dropped into norcamphor (solution) at the reaction temperature to be reacted. When these dropping methods are used, the dropping is performed for 10 minutes to 5 hours, preferably about 1 to 3 hours. According to these dropping methods, the minimum amount of the reactant can be realized.
[0021]
【Example】
Hereinafter, although a reference example, an example, and a comparative example explain the present invention, the present invention is not limited by these examples.
[0022]
Example 1: Synthesis of methylene norcamphor A
20 g (0.18 mol) of norcamphor was placed in a 200 ml three-necked reaction vessel equipped with a dropping funnel, a condenser, and a thermometer, dissolved in 3.5 g (0.06 mol) of acetic acid, heated to 100 ° C. and stirred. A solution prepared by dissolving 20 g (0.27 mol) of diethylamine and 22.5 g (0.27 mol) of 37% aqueous formaldehyde in 16.5 g (0.27 mol) of acetic acid was added dropwise over 1.5 hours. After completion of the dropwise addition, the solution was further stirred at 100 ° C. for 1 hour. After completion of the reaction, 45 g of 30% sulfuric acid aqueous solution was added, 200 g of water was further added, extraction was performed twice with 80 ml of methylene chloride, and the solvent was distilled off to obtain 20.1 g of a crude product (yield 75.5%, (Purity 83.2%).
[0023]
Example 2: Synthesis B of Methylene Norcamphor
2 g (0.018 mol) of norcamphor was placed in a 50 ml three-necked reaction vessel equipped with a dropping funnel, a condenser, and a thermometer, dissolved in 6 g (0.10 mol) of acetic acid, and stirred at room temperature. 1.65 g (0.018 mol) of an aqueous amine solution was added dropwise over 15 minutes. Subsequently, 2.25 g (0.027 mol) of 37% aqueous formaldehyde solution was added dropwise over 15 minutes. This solution was heated to 120 ° C. and further stirred for 7 hours to carry out a reaction. When the reaction solution was examined by gas chromatography, 65% of methylene norcamphor was produced.
[0024]
Example 3 Synthesis C of Methylene Norcamphor
2 g (0.018 mol) of norcamphor was placed in a 50 ml three-necked reaction vessel equipped with a dropping funnel, a condenser and a thermometer, dissolved in 6 g (0.10 mol) of acetic acid and stirred at room temperature, and 2.66 g of diethylamine was added thereto. (0.036 mol) was added dropwise over 15 minutes. After completion of the dropwise addition, 5.0 g (0.045 mol) of paraformaldehyde was added. This solution was heated to 100 ° C. and further stirred for 3 hours to carry out a reaction. When the reaction solution was examined by gas chromatography, 35% of methylene norcamphor was produced.
[0025]
Comparative Example 1: Synthesis of methylene norcamphor D
Add 2 g (0.018 mol) of norcamphor into a 50 ml three-necked reaction vessel equipped with a dropping funnel, condenser and thermometer, add 3.68 g (0.036 mol) of 36% hydrochloric acid and stir at room temperature. 3 g (0.036 mol) of 37% aqueous formaldehyde was added dropwise over 15 minutes. Then, 2.66 g (0.036 mol) of diethylamine was added dropwise over 15 minutes. This solution was heated to 100 ° C. and further stirred for 15 hours to carry out a reaction. The reaction solution was examined by gas chromatography. As a result, 63% of the intermediate product Mannich base adduct 3- (N, N-diethylaminomethyl) -2-norbornanone was produced, but the amount of methylene norcamphor was trace amount. (1 to 3%).
[0026]
Reference Example 1: Synthesis of norcamphor 300 g of norbornene, 450 g of 33% aqueous sulfuric acid, and 30 g of dichloromethane were placed in a 1-liter three-necked flask equipped with a cooling condenser and heated and stirred at 80 ° C. for 3 hours. Furthermore, 300 g of water was added to the reaction solution, transferred to a 5-liter three-necked flask, and 2420 g of a 9.8% sodium hypochlorite solution was added dropwise at 15-30 ° C. over 4 hours. After completion of the dropwise addition, the mixture was further stirred for 1 hour. The reaction solution was extracted three times with 300 ml of dichloromethane, and the organic layer was collected and washed with 400 ml of water. The solvent was concentrated under reduced pressure to obtain 336 g of norcamphor (yield 95.5%).
[0027]
【The invention's effect】
According to the method of the present invention, commercially available and readily available, and easy to produce, norcamphor is used as a starting material, and inexpensive formaldehyde is used as a methyleneating agent. Methylene norcamphor useful as an intermediate or the like can be produced.
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