JP4150754B2 - 潜像担持体 - Google Patents
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Description
感光体は、比較的軽量材質で導電性を有する芯金、具体的にはアルミニュウムを薄肉構成とした円筒が用いられる。このような構成の感光体では、稼動中に騒音を発生する場合がある。つまり、感光体には、帯電、書き込み、現像、転写およびクリーニングの各処理を行う装置が対向して配置されている。これら装置のうちで、特に、帯電装置とクリーニング装置は、感光体の騒音発生源となることが多い。
図1はフルカラー画像形成装置の構成図、図2は図1に示す画像形成装置における作像装置の拡大図、図3は図2に示す作像装置における帯電装置の側面図である。
原稿画像に応じた各色毎の画像を形成する作像装置21C,21Y,21M,21BKと、各作像装置21C,21Y,21M,21BKに対向して配置された転写装置22と、各作像装置21C,21Y,21M,21BKと転写装置22とが対向する転写領域に各種シート状媒体を供給するシート状媒体供給手段としての手差しトレイ23と、給紙カセット24と、手差しトレイ23あるいは給紙カセット24から搬送されてきたシート状媒体を作像装置21C,21Y,21M,21BKによる作像のタイミングに合わせて供給するレジストローラ30と、転写領域において転写後のシート状媒体の定着を行う定着装置40である。
本発明では、感光体ドラム25(25C,25Y,25M,25BKを総称する)に騒音発生防止のための対策を講じている。
図4に示す第1の実施の形態の制振部材31は円柱形状であったが、図5に示す第2の実施の形態の制振部材32は中空の円筒形状となっている。
ある材料における応力とひずみの位相角:δ(損失角)の正接を損失正接(tanδ)と呼ぶ。この損失正接tanδは材質固有の値で、その材質の減振効果を示している。すなわち、損失正接tanδの値が大きければ、より大きな減振効果を示す材料ということができる。
図11,12,13に示す各実施例は、接触式帯電装置としてそれぞれ帯電ローラ37,ブラシローラ47,磁気ブラシ帯電装置47を備えるものである。帯電装置の構成が異なること以外は各実施例は同様であり、また、図1〜9で説明した上記実施形態(非接触式帯電装置を使用するもの)とも基本的に同じである。
電子写真方式において使用される感光体としてはセレンやアモルファスシリコン等の無機系半導体材料を使用したもの、有機系半導体材料を使用したもの、或いはその両者を組み合わせたもの等、種々知られているが、近年では、コストの低さ、感光体設計の自由度の高さ、無公害性等から有機系感光体が広く利用されるようになってきている。ただし、上記説明した各実施例の制振部材はいずれの方式の感光体にも装着可能である。
この保護層に使用される材料としては、ABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合体、塩素化ポリエーテル樹脂、アリル樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアリルスルホン樹脂、ポリブチレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリスルホン樹脂、AS樹脂、AB樹脂、BS樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げられる。
φ30mm のアルミニウムドラム上に、下記組成の下引き層用塗工液、電荷発生層用塗工液、電荷輸送層用塗工液を順次、塗布乾燥することにより、3.5μmの下引き層、0.2μmの電荷発生層、25μmの電荷輸送層を形成して、評価用の電子写真感光体(感光体No.1)を得た。
アルキッド樹脂6部(ベッコゾール1307−60−EL、大日本インキ化学工業製)
メラミン樹脂4部(スーパーベッカミンG−821−60、大日本インキ化学工業製)
酸化チタン40部
メチルエチルケトン200部
下記構造のトリスアゾ顔料2.5部
ビスフェーノルA型ポリカーボネート10部(帝人:パンライトK1300)
下記構造の低分子電荷輸送物質10部
実施例評価用感光体1の電荷輸送層上に下記組成の保護層塗工液を用い、2μmの保護層を積層した以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価用の電子写真感光体(感光体No.3)を得た。
〔保護層塗工液〕
下記構造の電荷輸送物質2部
実施例評価用感光体1の電荷輸送層上に下記組成の保護層塗工液を用い、2μmの保護層を積層した以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価用の電子写真感光体(感光体No.4)を得た。
〔保護層塗工液〕
化学式2に記載構造の電荷輸送物質4部
A型ポリカーボネート4部
酸化チタン1部
塩化メチレン100部
実施例評価用感光体4において保護層に分散するフィラーの酸化チタンを酸化アルミに変えた以外は同様にして電子写真感光体を作製し、評価用の電子写真感光体(感光体No.5)を得た。
また、複数の感光体ドラムを並設したカラー画像形成装置に限らず、1つの感光体によるカラー画像形成装置、あるいはモノクロ画像形成装置においても本発明の適用が可能である。もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリあるいは印刷機においても本発明の適用が可能である。
21C,21Y,21M,21BK 作像装置
25() 潜像担持体である感光体ドラム
25−1 円筒基体
27C,27Y,27M,27BK 帯電装置
31 円柱形状制振部材
32 円筒形状制振部材
33 片側端部が閉鎖された円筒形状制振部材
37 帯電ローラ
47 ファーブラシローラ
57 磁気ブラシ帯電装置
Claims (17)
- 薄肉の円筒基体の表面に感光層を有し、感光層が一様帯電された後に、光書き込みにより画像に対応した静電潜像を形成可能な潜像担持体であって、
前記円筒基体内部に弾性体により形成された円筒形状の制振部材が配置され、
前記制振部材の片側端部に開口を有し、前記制振部材の反対側端部は前記制振部材を前記円筒基体内部に押し込むための端面を有し、前記反対側端部の外周部が小径部となっていることを特徴とする潜像担持体。 - 前記円筒形状制振部材の損失正接tanδが0.6以上であることを特徴とする、請求項1に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材の重量が、前記潜像担持体を帯電させる帯電部材の重量の70%以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材の体積が、前記潜像担持体の体積の30%以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材の硬度が、JIS硬度で30〜70度であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材の軸方向長さが、前記潜像担持体の帯電領域の60%以上であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒基体の内径をD、前記円筒形状制振部材の外径をdとしたとき、D<d≦(D+1mm)であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材がゴム製であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材が樹脂製であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材の肉厚が4mm以上であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材が円筒基体内面との接触面に凹部を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記制振部材の前記反対側端部の前記小径部が曲線状であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記制振部材の前記反対側端部の前記小径部がテーパ状であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記円筒形状制振部材の内部に剛体を配置したことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の潜像担持体。
- 前記剛体が金属棒であることを特徴とする、請求項14に記載の潜像担持体。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載の潜像担持体と、前記潜像担持体を帯電させる帯電装置と、前記潜像担持体をクリーニングするクリーニング装置とを一体に支持し、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜15のいずれか1項に記載の潜像担持体、または請求項16に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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