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JP4144571B2 - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機やその他の機器を制御する制御部が、ケーシング内の熱交換器室に配設されるヒートポンプ装置に関するものである。
従来の空気調和機用室外機として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。この室外機においては、ケーシング内は、圧縮機が配設される部品収納室と、熱交換器およびファンが配設される熱交換器室とに区画されている。そして、圧縮機の作動制御用のインバータ制御素子や各種運転制御用の制御基板等が、ECUボックス(特許文献1中ではスイッチボックス)内に収容されて、熱交換器室に配設されている。尚、ECUボックスの外表面にはインバータ制御素子冷却用の冷却フィンが形成されている。
尚、ここでは制御基板はインバータ制御素子に直付けされており、ECUボックスは、熱交換器室内において制御基板がケーシングの天板、側板、底板のいずれかに沿う姿勢となるように配置されている。
これにより、サービス性の確保や熱交換器室内に外部から水が浸入してもECUボックスによって、インバータ制御素子や制御基板は被水すること無く、また、ファンや冷却フィンによって、インバータ制御素子や制御基板の冷却性能を向上でき、更には、ECUボックスのコンパクトな配置を可能としている。
特開平9−257276号公報
しかしながら、実際にはインバータ制御素子や制御基板からは複数本のハーネスが圧縮機や各種機器に接続されるものであり、ECUボックスからのハーネスの取出し部においては、ECUボックス内部に対する防水構造が必要となる。上記特許文献1中ではそれに関する詳細な記載は特に無く、確実な防水を施すためには、複雑な防水構造を必要とし、ひいては組付け性の悪化、コストの上昇を伴う。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、ECUボックス全体を熱交換器室内に配設して充分な冷却を維持しつつ、簡素な構造でECUボックス内への防水性を確保可能とするヒートポンプ装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、箱状のケーシング(110)内が仕切り板(111)によって、圧縮機(121)が配設される機械室(110a)と、熱交換器(122)およびこの熱交換器(122)に外気を供給するファン(123)が配設される熱交換器室(110b)とに区画されており、圧縮機(121)の作動を制御するインバータ制御素子(150)およびこのインバータ制御素子(150)に関わる電気部品(160)を収容するECUボックス(130)を有し、ECUボックス(130)の全体が、熱交換器室(110b)内に配設されるヒートポンプ装置において、ECUボックス(130)の仕切り板(111)側で開口する開口部(131)と、開口部(131)の位置に対応して、仕切り板(111)を貫通する貫通穴(111a)とを設けると共に、開口部(131)から水滴が容易に浸入しないように、開口部(131)および貫通穴(111a)を接続する接続部(140)を形成し、インバータ制御素子(150)および電気部品(160)のハーネス(160a)は、接続部(140)内を通って機械室(110a)側に取り回しされ、ECUボックス(130)の反開口部側には、防滴機構を有する抜き穴(133)が設けられ、前記接続部(140)は、前記開口部(131)および前記貫通穴(111a)のうち、一方側(131)に設けられた筒状の延設部(132)が他方側(111a)に挿入されて形成されたことを特徴としている。
これにより、ファン(123)作動時に熱交換器室(110b)内を流通する外気によってECUボックス(130)は冷却され、内部のインバータ制御素子(150)や電気部品(160)の耐熱性を向上できる。
そして、接続部(140)の形成によって、ECUボックス(130)内への水(熱交換器室に入り込む雨水等)の浸入を阻止しつつ、ハーネス(160a)の機械室(110a)側への取り回しが可能となり、通常、ECUボックス(130)からハーネス(160a)を取出す部位に設定される複雑な防水構造を不要とすることができる。
また、ファン(123)の作動により、熱交換器室(110b)内の圧力は機械室(110a)内の圧力に対して低くなる(負圧になる)ので、機械室(110a)から開口部(131)、ECUボックス(130)内を通り、抜き穴(133)から抜ける空気の流れが形成され、ECUボックス(130)内のインバータ制御素子(150)や電気部品(160)を効果的に冷却することができる。
更に、請求項2に記載の発明のように、延設部(132)を開口部(131)および貫通穴(111a)のうち、開口部(131)側に設けるようにすれば、ECUボックス(130)をケーシング(110)内に装着する際の作業性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明では、インバータ制御素子(150)および電気部品(160)の少なくとも一方は、開口部(131)、抜き穴(133)のいずれかに近接する領域に配置されたことを特徴としている。
開口部(131)および抜き穴(133)近傍は、空気の流通面積が小さく、ECUボックス(130)内部よりも空気の流通速度が速くなる。よって、インバータ制御素子(150)や電気部品(160)をより効果的に冷却することができる。
請求項4に記載の発明では、熱交換器(122)は、外気から吸熱して、内部を流通する内部流体を加熱するものであって、インバータ制御素子(150)および電気部品(160)の少なくとも一方は、熱交換器(122)に近接する領域に配置されたことを特徴としている。
これにより、熱交換器(122)は、外気よりも低温となるので、インバータ制御素子(150)や電気部品(160)をより効果的に冷却することができる。
尚、請求項5に記載の発明のように、電気部品(160)としては、冷却による耐熱性の維持向上を必要とするノイズフィルタ用素子(161)、平滑用コンデンサ(162)、電流検出用素子(163)を対象として好適である。
請求項6に記載の発明では、熱交換器(122)は、外気から吸熱して、内部を流通する内部流体を加熱するものであって、ECUボックス(130)は、支持部(171)によって支持されており、支持部(171)は、熱交換器(122)に接触していることを特徴としている。
これにより、ECUボックス(130)からの熱が外気より低温となる熱交換器(122)側に伝達されるので、インバータ制御素子(150)や電気部品(160)を更に効果的に冷却することができる。また、熱交換器(122)にとっては、伝達される熱によって内部流体を加熱できるので、熱交換性能を向上させることができる。
請求項7に記載の発明では、インバータ制御素子(150)には、発生する自身の熱を前記外気側に放出する冷却フィン(151)が設けられており、冷却フィン(151)は、支持部(171)に接触していることを特徴としている。
これにより、インバータ制御素子(150)からの熱が、冷却フィン(151)から外気より低温となる熱交換器(122)側に伝達されるので、インバータ制御素子(150)の冷却性能を向上でき、冷却フィン(151)を小型にすることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。尚、図1、図2はヒートポンプ装置100を示す平面図および側面図、図3、図4はECUボックス130を示す平面図および正面図、図5は接続部140を示す平面図および側面図である。
図1、図2に示すように、本発明のヒートポンプ装置100は、給湯装置に用いられて室外に設置されるものであり、ケーシング110内にヒートポンプサイクルを構成する機器(圧縮機121、水熱交換器124、熱交換器122等)およびECUボックス130が配設されている。
ケーシング110は、直方体の箱状を成しており、その内部が仕切り板111によって、機械室110aと熱交換器室110bとに区画されている。熱交換器室110b側において、互いに対向し合うケーシング110の側壁には、空気吸入口112と空気吹出口113とが設けられている。熱交換器室110bには、上記空気吸入口112、空気吹出口113から浸入する雨水や、後述する熱交換器122で生成される凝縮水が存在する。
機械室110aには、電動式の圧縮機121および水熱交換器124が配設されている。また、熱交換器室110bには、空気吸入口112側に対応して熱交換器122が、空気吹出口113に対応してモータ123aによって駆動されるファン123が配設されている。尚、ファン123(モータ123a)は、ケーシング110の底面および熱交換器122の上端に固定(接触)されるファンブラケット170によって支持されている。
因みに、ヒートポンプサイクルは、上記圧縮機121、水熱交換器124、図示しない膨張弁、熱交換器122が順次接続されて、内部を冷媒(本発明における内部流体に対応)が循環する閉回路として形成さるものである。
図3、図4に示すように、ECUボックス130は、樹脂材から成る扁平状の箱体であって、この内部には上記圧縮機121、ファン123(モータ123a)、図示しない膨張弁等の作動を制御するためのインバータ制御素子150やそれに関わる各種電気部品160が収容されている。そして、ECUボックス130は、全体が熱交換器室110b内に配設されて、ファンブラケット170から一体で水平方向に延設されるステー部(本発明における支持部に対応)171(図2)に固定されている。
ECUボックス130の仕切り板111側となる側壁には開口部131が設けられ、後述する延設部132を介して外部と連通するようにしている。また、開口部131の反対側となるECUボックス130の側壁には、防滴機構、具体的にはラビリンス構造を有する抜き穴133が形成され、外部と連通するようにしている。
ECUボックス130内に収容されるインバータ制御素子150は、スイッチング素子の切替えにより、直流電力を交流電力に変換すると共に、圧縮機121に供給する電力(交流電力)を可変して圧縮機121の作動回転数を制御するものである。尚、インバータ制御素子150は、作動時に発熱を伴うため、インバータ制御素子150には、ECUボックス130の外部に突出して、インバータ制御素子150から発生する熱を熱交換器室110b内の外気側に放出する(インバータ制御素子150を冷却する)冷却フィン151が設けられており、冷却フィン151は、ECUボックス130が固定されるステー部171に接触するようにしている。
また、インバータ制御素子150に関わる各種電気部品160は、電気ノイズを除去するノイズフィルタ用素子161、電流の平滑化を図る平滑用コンデンサ162、インバータ制御素子150に流れる電流を検出する電流検出用素子163、およびインバータ制御素子150、ファン123(モータ123a)、図示しない膨張弁等を制御する制御素子164等を含んでおり、ECU基板165に組み付けられている。
尚、ノイズフィルタ用素子161、電流検出用素子163は、作動時においてインバータ制御素子150と同様に発熱する部品であり、また、平滑用コンデンサ162は自身の発熱は少ないものの熱による寿命の影響を受けやすく、共に、耐熱性の維持向上のために冷却を必要とする部品となっている。
ECU基板165上において、各種電気部品160(161、162、163)の配置をここでは以下のようにしている。即ち、ノイズフィルタ用素子161を開口部131の近傍に、平滑用コンデンサ162を熱交換器122に近接する領域に、また、電流検出用素子163を抜き穴133の近傍に配置している。
上記インバータ制御素子150や各種電気部品160(161〜164)から延びる複数本のハーネス160aは、ECUボックス130の外部に取出されて、更に機械室110a側に取り回されているが、本発明においてはその構造に特徴を持たせており、以下その詳細について説明する。
即ち、図5に示すように、ECUボックス130の開口部131には、仕切り板111側に延設される筒状(ここでは断面四角形状)の延設部132が一体で形成されている。また、仕切り板111においては、開口部131(延設部132)に対応する位置に貫通穴111aが設けられており、延設部132が貫通穴111aに挿入されている。更に、延設部132と貫通穴111aとの隙間は、パッキン134によってシールされており、熱交換器室110bにおいて、開口部131からECUボックス130内に水滴が容易に浸入しないようにしている。この開口部131、延設部132、貫通穴111a、パッキン134によって、本発明における接続部140が形成される。そして、ハーネス160aは、開口部131から延設部132内を通って、機械室110a側に取り回しされている。
次に、上記構成に基づくヒートポンプ装置100の作動およびその作用効果について説明する。
ECUボックス130内の制御素子164は、ファン123(モータ123a)の作動回転数、図示しない膨張弁の弁開度、インバータ制御素子150のスイッチング素子の切替えを制御し、インバータ制御素子150によって圧縮機121の作動回転数が制御される。ファン123の作動によって、外気が空気吸入口112より取り入れられ、外気は熱交換器122を通過して、空気吹出口113から排出される。
圧縮機121は熱交換器122からの冷媒を高温高圧に圧縮して水熱交換器124に吐出し、水熱交換器124は高温の冷媒と給湯水との間で熱交換し、給湯水を加熱して湯とする。水熱交換器124から流出される冷媒は、図示しない膨張弁によって低温低圧に膨張され、熱交換器122に流入される。熱交換器122はファン123によって供給される外気から吸熱して冷媒を加熱し、圧縮機121に戻す。尚、熱交換器122の吸熱作用によって外気は温度低下し、露点温度を下回ると外気中の水蒸気が凝縮して、凝縮水が生成される。
本ヒートポンプ装置100においては、ECUボックス130全体を熱交換器室110b内に配設しているので、ファン123作動時に熱交換器室110b内を流通する外気によってECUボックス130は冷却され、内部のインバータ制御素子150や各種電気部品160(161〜164)の耐熱性を向上できる。
そして、ECUボックス130の延設部132を仕切り板111の貫通穴111aに挿入して接続部140を形成することによって、ECUボックス130内への水(上記した雨水や凝縮水)の浸入を阻止しつつ、ハーネス160aの機械室110a側への取り回しが可能となり、通常、ECUボックス130からハーネス160aを取出す部位に設定される複雑な防水構造を不要とすることができる。
ここでは、ハーネス160aを通す接続部140の形成に当たって、延設部132をECUボックス130側に設けて、仕切り板111の貫通穴111aに挿入するようにしているので、ECUボックス130をケーシング110内に装着する際の作業性を向上させることができる。
また、ヒートポンプ装置100の作動時においては、ファン123の作動により、熱交換器室110b内の圧力は機械室110a内の圧力に対して低くなる(負圧になる)。そして、ECUボックス130には、開口部131の反対側に抜き穴133を設けるようにしているので、機械室110aから開口部131、ECUボックス130内を通り、抜き穴133から抜ける空気の流れが形成され、ECUボックス130内のインバータ制御素子150や各種電気部品160(161〜164)を効果的に冷却することができる。
特に、開口部131および抜き穴133の近傍は、空気の流通面積が小さく、ECUボックス130内部よりも空気の流通速度が速くなる。よって、開口部131および抜き穴133近傍に配置される電気部品160(具体的には、ノイズフィルタ用素子161、電流検出用素子163)をより効果的に冷却することができる。
また、熱交換器122は、外気から吸熱して、内部を流通する冷媒を加熱するものであって、外気よりも低温となるので、ECUボックス130内で熱交換器122に近接する領域に配置される電気部品160(具体的には、平滑用コンデンサ162)をより効果的に冷却することができる。
また、ECUボックス130を支持するステー部171は、ファンブラケット170を介して熱交換器122に接触するようにしているので、ECUボックス130からの熱が外気より低温となる熱交換器122側に伝達され、インバータ制御素子150や各種電気部品160(161〜164)を更に効果的に冷却することができる。また、熱交換器122にとっては、伝達される熱によって内部の冷媒を加熱できるので、熱交換性能を向上させることができる。
更に、インバータ制御素子150の冷却フィン151がステー部171に接触するようにしているので、インバータ制御素子150からの熱も冷却フィン151から熱交換器122側に伝達され、インバータ制御素子150の冷却性能を向上でき、冷却フィン151を小型にすることができる。
尚、接続部140の形成にあたっては、延設部132を仕切り板111の貫通穴111a側に設けて、ECUボックス130の開口部131に挿入するようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6、図7に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、接続部140の形状を変更したものである。
ここでは、接続部140は、上記第1実施形態で説明した延設部132を設けずに、開口部131および貫通穴111aの両外周部同士が、パッキン134を介して密着されて(開口部131から水滴が容易に浸入しないように)形成されるようにしている。
これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では、本発明のヒートポンプ装置100は給湯装置用のものとして説明したが、空調装置用のものとしても良い。そして、熱交換器122は、熱交換後の外気温度がインバータ制御素子150や各種電気部品160の作動時温度より低ければ、外気から吸熱するものに限らず、内部冷媒の熱を外気に放出するものとしても良い。
また、ECUボックス130内のインバータ制御素子150や各種電気部品160の配設位置は、上記実施形態のものに限定されるものでは無く、ECUボックス130内の流通空気や熱交換器122による冷却効果を考慮しつつ、設計、製造上の制約等に応じて設定しても良い。
また、インバータ制御素子150や各種電気部品160の冷却がファン123の送風で充分足りるようであればステー部171から熱交換器122側へ放熱させるファンブラケット170等は設けなくても良い。
また、貫通穴111aを仕切り板111とケーシング110にて形成しても良い。
第1実施形態におけるヒートポンプ装置を示す平面図である。 第1実施形態におけるヒートポンプ装置を示す側面図である。 図1におけるECUボックスを示す平面図である。 図1におけるECUボックスを示す正面図である。 図1における接続部を示す平面図および側面図である。 第2実施形態におけるヒートポンプ装置を示す平面図である。 図6における接続部を示す平面図および側面図である。
符号の説明
100 ヒートポンプ装置
110 ケーシング
110a 機械室
110b 熱交換器室
111 仕切り板
111a 貫通穴
121 圧縮機
122 熱交換器
123 ファン
130 ECUボックス
131 開口部
132 延設部
133 抜き穴
140 接続部
150 インバータ制御素子
151 冷却フィン
160 電気部品
160a ハーネス
161 ノイズフィルタ用素子
162 平滑用コンデンサ
163 電流検出用素子
171 ステー部(支持部)

Claims (7)

  1. 箱状のケーシング(110)内が仕切り板(111)によって、圧縮機(121)が配設される機械室(110a)と、熱交換器(122)およびこの熱交換器(122)に外気を供給するファン(123)が配設される熱交換器室(110b)とに区画されており、
    前記圧縮機(121)の作動を制御するインバータ制御素子(150)およびこのインバータ制御素子(150)に関わる電気部品(160)を収容するECUボックス(130)を有し、
    前記ECUボックス(130)の全体が、前記熱交換器室(110b)内に配設されるヒートポンプ装置において、
    前記ECUボックス(130)の前記仕切り板(111)側で開口する開口部(131)と、
    前記開口部(131)の位置に対応して、前記仕切り板(111)を貫通する貫通穴(111a)とを設けると共に、
    前記開口部(131)から水滴が容易に浸入しないように、前記開口部(131)および前記貫通穴(111a)を接続する接続部(140)を形成し、
    前記インバータ制御素子(150)および前記電気部品(160)のハーネス(160a)は、前記接続部(140)内を通って前記機械室(110a)側に取り回しされ、
    前記ECUボックス(130)の反開口部側には、防滴機構を有する抜き穴(133)が設けられ
    前記接続部(140)は、前記開口部(131)および前記貫通穴(111a)のうち、一方側(131)に設けられた筒状の延設部(132)が他方側(111a)に挿入されて形成されたことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 前記延設部(132)は、前記開口部(131)および前記貫通穴(111a)のうち、前記開口部(131)側に設けられたことを特徴とする請求項に記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記インバータ制御素子(150)および前記電気部品(160)の少なくとも一方は、前記開口部(131)、前記抜き穴(133)のいずれかに近接する領域に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記熱交換器(122)は、前記外気から吸熱して、内部を流通する内部流体を加熱するものであって、
    前記インバータ制御素子(150)および前記電気部品(160)の少なくとも一方は、前記熱交換器(122)に近接する領域に配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  5. 前記電気部品(160)は、ノイズフィルタ用素子(161)、平滑用コンデンサ(162)、電流検出用素子(163)を含むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記熱交換器(122)は、前記外気から吸熱して、内部を流通する内部流体を加熱す
    るものであって、
    前記ECUボックス(130)は、支持部(171)によって支持されており、
    前記支持部(171)は、前記熱交換器(122)に接触していることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  7. 前記インバータ制御素子(150)には、発生する自身の熱を前記外気側に放出する冷却フィン(151)が設けられており、
    前記冷却フィン(151)は、前記支持部(171)に接触していることを特徴とする請求項6に記載のヒートポンプ装置。
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