JP4038388B2 - Engine oil composition - Google Patents
Engine oil composition Download PDFInfo
- Publication number
- JP4038388B2 JP4038388B2 JP2002131853A JP2002131853A JP4038388B2 JP 4038388 B2 JP4038388 B2 JP 4038388B2 JP 2002131853 A JP2002131853 A JP 2002131853A JP 2002131853 A JP2002131853 A JP 2002131853A JP 4038388 B2 JP4038388 B2 JP 4038388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- alkaline earth
- earth metal
- oil
- engine oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン油組成物に関する。本発明によれば、燃費低減に有用なエンジン油組成物を提供することができる。
【0002】
【従来の技術】
石油危機を契機に実施され始めた自動車の省燃費化は、資源保護および環境保護の観点から今後も依然、重要課題の一つである。自動車の燃費向上は車体重量の軽量化、燃焼の改善およびエンジンの低摩擦化により行われてきた。エンジンの低摩擦化には動弁系構造の改良、ピストンリングの本数低減、摺動部材の表面粗さ低減、および低燃費エンジン油の使用、などがある。
【0003】
これらのなかで低燃費エンジン油の使用は費用/性能比が優れていることから、市場においても一般的になってきている。エンジン油による低燃費対策としては、(1) ピストン系や軸受部などの流体潤滑条件下における摩擦損失の低減を意図したエンジン油の低粘度化、および(2) 混合潤滑条件下にある動弁系の摩擦低減のための適切な処方の開発が必要である。
【0004】
通常、エンジン油には摩擦低減に有効な添加剤として摩擦低減剤(FM)が添加されている。しかし摩擦低減剤の機能を十分発揮させるためには、その他のエンジン油添加剤の処方および基油の選択も重要である。またエンジン油が劣化する長距離走行後においても低燃費が維持される長寿命性も必要である。しかし摩擦低減剤は、一般にエンジン油が劣化する前の新油の状態では優れた効果を発揮するが、エンジン運転中の劣化に伴い、低燃費効果が失われてしまうという問題を有している。
したがってこれらの課題を克服するために、優れた低燃費性を有し、かつその性能が長期間持続するエンジン油の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、優れた低燃費性を有し、かつその性能が長期間持続するエンジン油を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を有するエンジン油組成物が優れた低燃費性を有し、かつその性能が長期間持続することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち本発明は、100℃での動粘度が2〜8mm2 /sであり、かつ全芳香族含有量が15質量%以下の基油に、組成物全量基準で、
(1)アルカリ土類金属サリシレート系清浄剤を硫酸灰分として0.5〜1.2質量%、
(2)ジアルキルジチオリン酸亜鉛をリン濃度換算で0.04〜0.10質量%、
(3)分子量900〜3500のポリブテニル基を有するコハク酸ビスイミド系無灰分散剤を窒素濃度換算で0.05〜0.20質量%、
(4)フェノール系無灰酸化防止剤を0.1〜3.0質量%、
(5)モリブデンジチオカーバメート系摩擦低減剤をモリブデン濃度換算で0.02〜0.15質量%、および
(6)粘度指数向上剤を組成物の100℃での動粘度が5.6〜12.5mm2/sになるような量、
配合したことを特徴とするエンジン油組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関して詳細に説明する。
本発明のエンジン油組成物の基油は、100℃での動粘度(以下、特別な断りがない限り、本発明でいう動粘度は、100℃における動粘度を意味する)と、全芳香族含有量で規定される。
基油の動粘度は2〜8mm2 /sである。
基油の全芳香族含有量の上限値が15質量%であることが重要である。
全芳香族含有量が上記上限値を超える基油は、たとえその動粘度が本発明の規定する範囲内にあっても、本発明で使用する各添加剤との相乗効果が得られず、十分な摩擦低減効果の持続性を有するエンジン油組成物を得ることができない。基油の全芳香族含有量の下限値には格別な限定はないが、全芳香族含有量が2質量%未満の場合は、各種添加剤が基油に対し十分な溶解性を有さない場合があるので、全芳香族含有量は2質量%以上であるのが特に好ましい。
【0009】
なお、本発明でいう全芳香族含有量とは、ASTM D2549に準拠して測定した芳香族留分(aromatics fraction)含有量を意味し、通常、この芳香族留分には、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、アントラセン、フェナントレン、およびこれらのアルキル化物、四環以上のベンゼン環が縮合した化合物、またはピリジン類、キノリン類、フェノール類、ナフトール類などのヘテロ芳香族を有する化合物などが含まれる。
【0010】
本発明の基油としては鉱油、合成油またはこれらの混合物が使用できるが、全芳香族含有量が15質量%以下、好ましくは2〜15質量%である基油を得るためには通常、鉱油単独、鉱油と芳香族分非含有合成油の混合油、芳香族分含有合成油と芳香族分非含有合成油の混合油を使用する。
鉱油と芳香族分非含有合成油の混合油を使用する場合、混合油の全芳香族含有量が15質量%以下である限りにおいては、使用する鉱油の全芳香族含有量は15質量%を超えても良い。
【0011】
ここでいう鉱油としては、原油を常圧蒸留および減圧蒸留して得られた潤滑油留分を溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、水素化精製などの処理を1つ以上行って精製したものが挙げられる。
【0012】
また芳香族分含有合成油としてはアルキルナフタレンおよびアルキルベンゼンが挙げられる。
【0013】
また芳香族分非含有合成油の具体例としてはポリブテン、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマーなどのポリ−α−オレフィンまたはこれらの水素化物;ジトリデシルグルタレート、ジ2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ3−エチルヘキシルセバケートなどのジエステル;トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネートなどのポリオールエステルまたはこれらの混合物が挙げられる。
【0014】
本発明の必須成分の一つであるアルカリ土類金属サリシレート系清浄剤(以下、「成分(1)」という)としてはカルシウムサリシレート系清浄剤、マグネシウムサリシレート系清浄剤またはこれらの混合物が好適に使用される。また成分(1)としては中性アルカリ土類金属サリシレートまたは過塩基性アルカリ土類金属サリシレートが挙げられる。ここでいう中性アルカリ土類金属サリシレートとは、炭化水素基置換サリチル酸を当量のアルカリ土類金属水酸化物で中和した塩をいい、一般式(1)で表されるものが挙げられる。
【0015】
【化1】
【0016】
式中、R1 は炭素数12〜30、好ましくは14〜18のアルキル基などの炭化水素基を、Mはカルシウムまたはマグネシウムを示す。
また過塩基性アルカリ土類金属サリシレートとは、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどのアルカリ土類金属炭酸塩やホウ酸カルシウム、ホウ酸マグネシウムなどのアルカリ土類金属ホウ酸塩によって中性アルカリ土類金属サリシレートを過塩基化することによって得られるものである。
成分(1)の塩基価(JISK2501過塩素酸法)に特に制限はないが、60〜350mgKOH/g、好ましくは150〜350mgKOH/gであることが望ましい。
【0017】
本発明のエンジン油組成物における成分(1)の含有量は、硫酸灰分として0.5〜1.2質量%である。成分(1)の含有量が上記0.5質量%未満である場合は、エンジン油劣化後に摩擦係数が高くなってしまうため低燃費性を維持できず、また、上記1.2質量%を超える場合は、エンジン油組成物の燃費低減効果が充分でないため、それぞれ望ましくない。
【0018】
なお、本発明でいう硫酸灰分とは、JIS K2272に準拠して測定した硫酸灰分、すなわち、試料を燃やして生じた炭化残留物に硫酸を加え、加熱して恒量にした灰分を意味する。
【0019】
本発明の必須成分の一つであるジアルキルジチオリン酸亜鉛(以下、「成分(2)」という)としては次の一般式(2)で表される化合物が挙げられる。
【0020】
【化2】
【0021】
式中、R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜18の1級アルキル基、2級アルキル基または3級アルキル基を示し、これらは直鎖状でも分枝状でもよい。アルキル基の好ましい具体例としてはエチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基などが挙げられる。
【0022】
本発明のエンジン油組成物における成分(2)の含有量は、エンジン油組成物全量基準で、リン濃度換算で0.04〜0.10質量%である。成分(2)の含有量が上記0.04質量%未満である場合は、エンジン油劣化後に摩擦係数が高くなってしまうため低燃費性を維持できず、また、上記0.10質量%を超える場合は、3元触媒の被毒を加速し、排気ガスに悪影響がでるため、それぞれ望ましくない。
【0023】
本発明の必須成分の一つであるコハク酸ビスイミド系無灰分散剤(以下、「成分(3)」という)としては次の一般式(3)で表されるビスイミドおよびこれらを有機酸やホウ酸で変成したものが挙げられる。
【0024】
【化3】
【0025】
式中、R6 およびR7 は別個に数平均分子量900〜3500のポリブテニル基を、nは2〜5の数を示す。
成分(3)の製法は特に制限はないが、例えば数平均分子量900〜3500のポリブテンまたは数平均分子量900〜3500の塩素化ポリブテンを無水マレイン酸と100〜200℃で反応させて得られるポリブテニルコハク酸をポリアミンと反応させることにより得ることができる。ポリアミンとしては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどが挙げられる。
【0026】
本発明のエンジン油組成物における成分(3)の含有量は、エンジン油組成物全量基準で、窒素濃度換算で0.05〜0.20質量%である。成分(3)の含有量が上記0.05質量%未満である場合は、十分な摩擦低減効果が得られず、また、上記0.20質量%を超える場合は、ゴムシール剤に悪影響を与えるため、それぞれ望ましくない。
【0027】
本発明の必須成分の一つであるフェノール系無灰酸化防止剤(以下、「成分(4)」という)の好ましい具体例を摘記すると、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、2,2’−イソブチリデンビス(4,6−ジメチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−α−ジメチルアミノ−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−4(N,N’−ジメチルアミノメチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルベンジル)スルフィド、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、2,2’−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートなどを挙げることができる。
これらの各化合物は勿論混合使用することができる。
【0028】
本発明のエンジン油組成物における成分(4)の含有量について言えば、その上限値はエンジン油組成物全量基準で、3.0質量%、好ましくは2.0質量%であり、下限値は同じくエンジン油組成物全量基準で、0.1質量%、好ましくは0.3質量%である。成分(4)の含有量が上記下限値未満である場合は、エンジン油劣化後に摩擦係数が高くなってしまうため低燃費性を維持できず、また、上記上限値を超える場合は、十分な酸化防止性が得られないため、それぞれ望ましくない。
【0029】
本発明の必須成分の一つであるモリブデンジチオカーバメート系摩擦低減剤(以下、「成分(5)」という)としては次の一般式(4)で表されるものが挙げられる。
【0030】
【化4】
【0031】
式中、R8 、R9 、R10およびR11はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、炭素数2〜18のアルキル基やアルキルアリール基などの炭化水素基を示し、XはS(硫黄原子)またはO(酸素原子)を示す。ここでいうアルキル基には1級アルキル基、2級アルキル基または3級アルキル基が含まれ、これらは直鎖状でも分枝状でもよい。アルキル基の好ましい具体例としてはエチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基などが挙げられる。またアルキルアリール基の好ましい具体例としてはブチルフェニル基、ノニルフェニル基などが挙げられる。
【0032】
成分(5)のモリブデンジチオカーバメート系摩擦低減剤の好ましい具体例を摘記すると、硫化モリブデンジエチルジチオカーバメート、硫化モリブデンジプロピルジチオカーバメート、硫化モリブデンジブチルジチオカーバメート、硫化モリブデンジペンチルジチオカーバメート、硫化モリブデンジヘキシルジチオカーバメート、硫化モリブデンジオクチルジチオカーバメート、硫化モリブデンジデシルジチオカーバメート、硫化モリブデンジドデシルジチオカーバメート、硫化モリブデンジトリデシルジチオカーバメート、硫化モリブデンジ(ブチルフェニル)ジチオカーバメート、硫化モリブデンジ(ノニルフェニル)ジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジエチルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジプロピルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジブチルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジペンチルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジヘキシルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジオクチルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジデシルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジドデシルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジトリデシルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジ(ブチルフェニル)ジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジ(ノニルフェニル)ジチオカーバメートなどを挙げることができる。
これらの各化合物は勿論混合使用することができる。
【0033】
本発明のエンジン油組成物における成分(5)の含有量についていえば、その上限値はエンジン油組成物全量基準で、モリブデン濃度換算で0.15質量%、好ましくは0.1質量%であり、下限値は同じくエンジン油組成物全量基準で、モリブデン濃度換算で0.02質量%、好ましくは0.04質量%である。成分(5)の含有量が上記下限値未満である場合は、十分な摩擦低減効果が得られず、また、上記上限値を超える場合は、エンジン油劣化時に油不溶性のスラッジが発生するため、それぞれ望ましくない。
【0034】
本発明においては粘度指数向上剤(以下、「成分(6)」という)をエンジン油組成物の100℃での動粘度が5.6〜12.5mm2 /sになるように配合する。
ここでいう粘度指数向上剤としてはポリメタクリレート、オレフィンコポリマーもしくはその水素化物、ポリメタクリレートおよびオレフィンコポリマーのグラフトコポリマーもしくはその水素化物、またはポリメタクリレートおよびオレフィンコポリマーもしくはその水素化物の混合物が挙げられる。ここでいうオレフィンコポリマーとしてはエチレンと炭素数3〜18のα−オレフィンのコポリマーが具体的な例として挙げられる。
【0035】
ポリメタクリレート、オレフィンコポリマーもしくはその水素化物、ならびにポリメタクリレートおよびオレフィンコポリマーのグラフトコポリマーもしくはその水素化物の重量平均分子量は通常、それぞれ50,000〜1,000,000、10,000〜500,000、50,000〜1,000,000の範囲である。
成分(6)の添加量は前述したように、本発明のエンジン油組成物の100℃における動粘度が5.6〜12.5mm2 /sになるような量を添加するものであるが、通常エンジン油組成物全量基準で1〜10質量%程度である。
【0036】
本発明のエンジン油組成物は、それ自体でもエンジン油としての優れた性能を備え、特に低燃費性は長時間維持されるが、これらの各種性能をさらに高める目的で、公知の潤滑油添加剤を単独で、または数種類組み合わせた形で、本発明のエンジン油組成物に配合することができる。
【0037】
配合可能な公知の添加剤としては、例えば、アルカリ土類金属スルホネートやアルカリ土類金属フェネートなど、本発明の成分(1)以外の清浄剤;有機リン酸エステル、有機亜リン酸エステル、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族アルコールなどの摩耗防止剤;長鎖アルキルポリアミン、長鎖脂肪酸とポリアミンのアミドなど、本発明の成分(3)以外の無灰分散剤;フェニル−α−ナフチルアミン、アルキルフェニル−α−ナフチルアミン、ジアルキルジフェニルアミンなどのアミン系酸化防止剤;モリブデンジチオホスフェート、二硫化モリブデン、長鎖脂肪族アミン、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸エステル、長鎖脂肪族アルコールなど本発明の成分(5)以外の摩擦低減剤;石油スルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、ジノニルナフタレンスルホネート、アルケニルコハク酸エステル、多価アルコールエステルなどの防錆剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルナフチルエーテルなどのポリアルキレングリコール系非イオン系界面活性剤に代表される抗乳化剤;イミダゾリン、ピリミジン誘導体、アルキルチアジアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾールまたはその誘導体、1,3,4−チアジアゾールポリスルフィド、1,3,4−チアジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート、2−(アルキルジチオ)ベンゾイミダゾール、β−(o−カルボキシベンジルチオ)プロピオンニトリルなどの金属不活性化剤;シリコーン、フルオロシリコール、フルオロアルキルエーテルなどの消泡剤が挙げられる。
【0038】
これらの添加剤を本発明の潤滑油組成物に添加する場合には、その添加量はエンジン油組成物全量基準で、消泡剤では0.0005〜1質量%、金属不活性化剤では0.005〜1質量%、その他の添加剤ではそれぞれ0.1〜15質量%の範囲で通常選ばれる。
【0039】
本発明のエンジン油組成物は、2輪車、4輪車などのガソリンエンジン、陸用ディーゼルエンジン、舶用ディーゼルエンジンなどの潤滑油として好ましく使用できる。
【0040】
【実施例】
以下、本発明の内容を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるものではない。
実施例および比較例に用いたエンジン油の性能を以下に示す性能評価試験により評価した。
【0041】
(エンジン油劣化試験)
試料油の劣化試験は、台上実機エンジンにより行った。使用したエンジンは、直列4気筒、排気量2.2dm3 、OHC型のものである。運転条件は、油温100℃、回転数3000rpmおよび吸気圧−300mmHg、試験時間50hである。
【0042】
試料油の新油およびエンジン試験劣化油の摩擦特性の評価は、オプティモール社製SRV往復動摩擦試験機によりおこなった。試験条件は、荷重400N、振動数50Hz、振幅1.5mmおよび油温80℃である。
【0043】
(実施例1〜4)
表1に組成を示した実施例1〜4のエンジン油の性能評価試験の結果を表1に示す。
表1から実施例1〜4のエンジン油は、新油状態で低摩擦係数を有しているだけでなく、上記劣化試験による劣化後も低摩擦係数を保っていることが判る。
つまり本発明のエンジン油組成物は低燃費性を有しており、劣化後も低燃費性を維持できるという優れたものである。このような本発明の効果は各成分の相乗効果によりはじめて実現するものである。このことを以下に比較例によって説明する。
【0044】
(比較例1)
硫酸灰分として0.68%(3.5質量%×硫酸灰分19.5質量%)のCaサリシレートのかわりに硫酸灰分として0.68%(1.6質量%×硫酸灰分42.5質量%)のCaスルホネートを配合したこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製し、これについて劣化試験を行った。結果を表2に示す。
新油については低い摩擦係数を有しているものの、劣化後に摩擦係数が上昇し、低燃費性を維持できなかった。
【0045】
(比較例2)
Caサリシレートを使用しないこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製し、これについて劣化試験を行った。結果を表2に示す。
新油については低い摩擦係数を有しているものの、劣化後に摩擦係数が上昇し、低燃費性を維持できなかった。
【0046】
(比較例3)
ジアルキルジチオリン酸亜鉛の添加量をリン濃度換算で0.09質量%(1.25質量%×添加剤リン濃度7.2質量%)から0.04質量%(0.54質量%×添加剤リン濃度7.2質量%)に減らした以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製し、これについて劣化試験を行った。結果を表2に示す。
新油については低い摩擦係数を有しているものの、劣化後に摩擦係数が上昇し、低燃費性を維持できなかった。
【0047】
(比較例4)
ジアルキルジチオリン酸亜鉛を使用しないこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製したが、新油の状態で摩擦係数が高いものであり、これについて劣化試験を行った結果を表2に示す。
劣化油はさらに摩擦係数が高くなってしまい、燃費が悪いものであった。
【0048】
(比較例5)
コハク酸イミド系無灰分散剤を使用しないこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製したが、新油の状態で摩擦係数が高いものであり、これについて劣化試験を行った結果を表2に示す。
劣化油はさらに摩擦係数が高くなってしまい、燃費が悪いものであった。
【0049】
(比較例6)
フェノール系酸化防止剤を使用しないこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製し、これについて劣化試験を行った。結果を表2に示す。
新油については低い摩擦係数を有しているものの、劣化後に摩擦係数が上昇し、低燃費性を維持できなかった。
【0050】
(比較例7)
モリブデンジアルキルジチオカーバメート系摩擦低減剤を使用しないこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製した。劣化試験を行った結果を結果を表2に示す。
新油の状態で摩擦係数がかなり高いものであり、燃費が悪いものであった。
【0051】
(比較例8)
全芳香族含有量が30.2%の基油を使用したこと以外は実施例1と同一の組成を有するエンジン油を調製し、これについて劣化試験を行った。結果を結果を表2に示す。
新油については低い摩擦係数を有しているものの、劣化後に摩擦係数が上昇し、低燃費性を維持できなかった。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
各比較例からわかるように、本願発明においては特定の全芳香族含有量を有する基油を用い、特定の添加剤を組み合わせることが肝要であって、このような構成を有することによってのみ低燃費性を有し、さらにその低燃費性を長期間維持することができるエンジン油を得ることができたものであり、添加剤が一種でも欠けたり、添加量が本願発明の範囲からはずれたり、また基油の全芳香族含有量が本願発明の範囲からはずれると長期間低燃費性を維持できる優れたエンジン油は得られないものである。
【0055】
【発明の効果】
本発明のエンジン油は、各成分の相乗効果により、新油においても、劣化後においても摩擦係数が低く、優れた低燃費効果があり、長期間低燃費性を維持できる優れたエンジン油である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an engine oil composition. According to the present invention, an engine oil composition useful for reducing fuel consumption can be provided.
[0002]
[Prior art]
Fuel economy of automobiles, which has begun to be implemented in the wake of the oil crisis, will continue to be one of the important issues from the viewpoint of resource protection and environmental protection. Improvements in fuel consumption of automobiles have been achieved by reducing the weight of the vehicle body, improving combustion, and reducing engine friction. To reduce the friction of the engine, there are improvements in the valve train structure, reduction in the number of piston rings, reduction in the surface roughness of the sliding member, and the use of fuel-efficient engine oil.
[0003]
Among these, the use of fuel-efficient engine oil has become popular in the market because of its excellent cost / performance ratio. Measures to reduce fuel consumption due to engine oil include (1) lowering the viscosity of engine oil to reduce friction loss under fluid lubrication conditions such as piston systems and bearings, and (2) valve operating under mixed lubrication conditions. There is a need to develop an appropriate formulation for reducing system friction.
[0004]
Generally, a friction reducing agent (FM) is added to an engine oil as an additive effective for reducing friction. However, the formulation of other engine oil additives and the selection of the base oil are also important in order to fully exert the function of the friction reducing agent. In addition, long life is required to maintain low fuel consumption even after long-distance travel where engine oil deteriorates. However, the friction reducing agent generally exhibits an excellent effect in the state of the new oil before the engine oil deteriorates, but has a problem that the fuel efficiency effect is lost due to deterioration during engine operation. .
Therefore, in order to overcome these problems, it is desired to develop an engine oil that has excellent fuel efficiency and has long-lasting performance.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides an engine oil that has excellent fuel efficiency and maintains its performance for a long period of time.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have found that an engine oil composition having a specific configuration has excellent fuel efficiency, and that its performance is sustained for a long period of time. The present invention has been completed.
[0007]
That is, the present invention provides a base oil having a kinematic viscosity at 100 ° C. of 2 to 8 mm 2 / s and a total aromatic content of 15% by mass or less based on the total amount of the composition,
(1) 0.5 to 1.2% by mass of alkaline earth metal salicylate detergent as sulfated ash,
(2) 0.04 to 0.10% by mass of zinc dialkyldithiophosphate in terms of phosphorus concentration,
(3) 0.05 to 0.20 mass% of a succinic acid bisimide ashless dispersant having a polybutenyl group having a molecular weight of 900 to 3500 in terms of nitrogen concentration,
(4) 0.1 to 3.0% by mass of a phenol-based ashless antioxidant,
(5) Molybdenum dithiocarbamate friction reducer in 0.02 to 0.15 mass% in terms of molybdenum concentration, and (6) Viscosity index improver in composition having kinematic viscosity at 100 ° C. of 5.6 to 12. An amount to be 5 mm 2 / s,
An engine oil composition characterized by being blended is provided.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The base oil of the engine oil composition of the present invention has a kinematic viscosity at 100 ° C. (hereinafter, unless otherwise specified, kinematic viscosity in the present invention means kinematic viscosity at 100 ° C.) It is defined by the content.
The kinematic viscosity of the base oil is 2 to 8 mm 2 / s.
It is important that the upper limit of the total aromatic content of the base oil is 15% by mass.
A base oil having a total aromatic content exceeding the above upper limit is not sufficient even if its kinematic viscosity is within the range specified by the present invention, and a synergistic effect with each additive used in the present invention cannot be obtained. An engine oil composition having a long friction reducing effect cannot be obtained. There is no particular limitation on the lower limit of the total aromatic content of the base oil, but when the total aromatic content is less than 2% by mass, various additives do not have sufficient solubility in the base oil. In some cases, the total aromatic content is particularly preferably 2% by mass or more.
[0009]
The total aromatic content in the present invention means an aromatics fraction content measured in accordance with ASTM D2549. Usually, this aromatic fraction contains alkylbenzene, alkylnaphthalene. , Anthracene, phenanthrene, and alkylated products thereof, compounds in which four or more benzene rings are condensed, or compounds having heteroaromatics such as pyridines, quinolines, phenols, naphthols, and the like.
[0010]
As the base oil of the present invention, a mineral oil, a synthetic oil or a mixture thereof can be used. In order to obtain a base oil having a total aromatic content of 15% by mass or less, preferably 2 to 15% by mass, a mineral oil is usually used. A single mixed oil of mineral oil and aromatic-free synthetic oil, or a mixed oil of aromatic-containing synthetic oil and aromatic-free synthetic oil is used.
When using a mixed oil of mineral oil and non-aromatic synthetic oil, as long as the total aromatic content of the mixed oil is 15% by mass or less, the total aromatic content of the mineral oil used is 15% by mass. It may be exceeded.
[0011]
As mineral oil here, one or more treatments such as solvent extraction, hydrocracking, solvent dewaxing, hydrorefining, etc. are performed on the lubricating oil fraction obtained by atmospheric distillation and vacuum distillation of crude oil. And purified by performing.
[0012]
Examples of the aromatic-containing synthetic oil include alkyl naphthalene and alkyl benzene.
[0013]
Specific examples of aromatic-free synthetic oils include poly-α-olefins such as polybutene, 1-octene oligomers and 1-decene oligomers or hydrides thereof; ditridecyl glutarate, di-2-ethylhexyl adipate, diisodecyl adipate And diesters such as ditridecyl adipate and di3-ethylhexyl sebacate; polyol esters such as trimethylolpropane caprylate, trimethylolpropane pelargonate, pentaerythritol 2-ethylhexanoate, pentaerythritol pelargonate, and mixtures thereof It is done.
[0014]
As an alkaline earth metal salicylate detergent (hereinafter referred to as “component (1)”) which is one of the essential components of the present invention, a calcium salicylate detergent, a magnesium salicylate detergent or a mixture thereof is preferably used. Is done. Component (1) includes neutral alkaline earth metal salicylate or overbased alkaline earth metal salicylate. The neutral alkaline earth metal salicylate here refers to a salt obtained by neutralizing a hydrocarbon group-substituted salicylic acid with an equivalent amount of an alkaline earth metal hydroxide, and examples thereof include those represented by the general formula (1).
[0015]
[Chemical 1]
[0016]
In the formula, R 1 represents a hydrocarbon group such as an alkyl group having 12 to 30 carbon atoms, preferably 14 to 18 carbon atoms, and M represents calcium or magnesium.
Overbased alkaline earth metal salicylates are neutral alkaline earth metal salicylates by alkaline earth metal carbonates such as calcium carbonate and magnesium carbonate and alkaline earth metal borates such as calcium borate and magnesium borate. Is obtained by overbasing.
Although there is no restriction | limiting in particular in the base number (JISK2501 perchloric acid method) of a component (1), It is desirable that it is 60-350 mgKOH / g, Preferably it is 150-350 mgKOH / g.
[0017]
Content of the component (1) in the engine oil composition of this invention is 0.5-1.2 mass% as a sulfated ash content. When the content of the component (1) is less than 0.5% by mass, the friction coefficient becomes high after engine oil deterioration, so that low fuel consumption cannot be maintained, and exceeds 1.2% by mass. In such a case, the fuel efficiency reduction effect of the engine oil composition is not sufficient, which is undesirable.
[0018]
In addition, the sulfated ash as used in the field of this invention means the sulfated ash measured based on JISK2272, ie, the ash which added sulfuric acid to the carbonization residue produced by burning a sample, and heated and made constant weight.
[0019]
Examples of the zinc dialkyldithiophosphate (hereinafter referred to as “component (2)”), which is one of the essential components of the present invention, include compounds represented by the following general formula (2).
[0020]
[Chemical 2]
[0021]
In the formula, R 2 , R 3 , R 4 and R 5 may be the same or different and each represents a primary alkyl group, secondary alkyl group or tertiary alkyl group having 2 to 18 carbon atoms, It may be chained or branched. Preferable specific examples of the alkyl group include ethyl group, propyl group, butyl group, pentyl group, hexyl group, heptyl group, octyl group, decyl group, dodecyl group, octadecyl group and the like.
[0022]
Content of the component (2) in the engine oil composition of this invention is 0.04-0.10 mass% in conversion of phosphorus concentration on the basis of engine oil composition whole quantity. When the content of component (2) is less than 0.04% by mass, the coefficient of friction increases after engine oil deterioration, so low fuel consumption cannot be maintained, and exceeds 0.10% by mass. In this case, the poisoning of the three-way catalyst is accelerated, and the exhaust gas is adversely affected.
[0023]
As a succinic acid bisimide-based ashless dispersant (hereinafter referred to as “component (3)”), which is one of the essential components of the present invention, a bisimide represented by the following general formula (3) and an organic acid or boric acid: The ones transformed by.
[0024]
[Chemical 3]
[0025]
In the formula, R 6 and R 7 separately represent a polybutenyl group having a number average molecular weight of 900 to 3500, and n represents a number of 2 to 5.
The production method of component (3) is not particularly limited. For example, polybutene obtained by reacting polybutene having a number average molecular weight of 900 to 3500 or chlorinated polybutene having a number average molecular weight of 900 to 3500 with maleic anhydride at 100 to 200 ° C. It can be obtained by reacting tenylsuccinic acid with a polyamine. Examples of the polyamine include diethylenetriamine, triethylenetetramine, tetraethylenepentamine, and pentaethylenehexamine.
[0026]
Content of the component (3) in the engine oil composition of this invention is 0.05-0.20 mass% in conversion of nitrogen concentration on the basis of engine oil composition whole quantity. When the content of the component (3) is less than 0.05% by mass, a sufficient friction reducing effect cannot be obtained, and when it exceeds 0.20% by mass, the rubber sealant is adversely affected. , Each is not desirable.
[0027]
When a preferred specific example of a phenol-based ashless antioxidant (hereinafter referred to as “component (4)”), which is one of the essential components of the present invention, is extracted, 4,4′-methylenebis (2,6-di-tert) -Butylphenol), 4,4'-bis (2,6-di-tert-butylphenol), 4,4'-bis (2-methyl-6-tert-butylphenol), 2,2'-methylenebis (4-ethyl) -6-tert-butylphenol), 2,2'-methylenebis (4-methyl-6-tert-butylphenol), 4,4'-butylidenebis (3-methyl-6-tert-butylphenol), 4,4'-isopropyl Redenebis (2,6-di-tert-butylphenol), 2,2′-methylenebis (4-methyl-6-nonylphenol), 2,2′-isobutylidenebis (4,6-dimethylphenol), 2, 2'- Tylene bis (4-methyl-6-cyclohexylphenol), 2,6-di-tert-butyl-4-methylphenol, 2,6-di-tert-butyl-4-ethylphenol, 2,4-dimethyl-6 tert-butylphenol, 2,6-di-tert-α-dimethylamino-p-cresol, 2,6-di-tert-butyl-4 (N, N′-dimethylaminomethylphenol), 4,4′-thiobis (2-methyl-6-tert-butylphenol), 4,4′-thiobis (3-methyl-6-tert-butylphenol), 2,2′-thiobis (4-methyl-6-tert-butylphenol), bis ( 3-methyl-4-hydroxy-5-tert-butylbenzyl) sulfide, bis (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenzyl) sulfide, 2,2′-thio-diethylenebis [3 (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], tridecyl-3- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate, pentaerythrityl-tetrakis [3- ( 3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], octadecyl-3- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate, and the like.
These compounds can of course be used in combination.
[0028]
Speaking of the content of the component (4) in the engine oil composition of the present invention, the upper limit is 3.0% by mass, preferably 2.0% by mass, based on the total amount of the engine oil composition, and the lower limit is Similarly, it is 0.1% by mass, preferably 0.3% by mass, based on the total amount of the engine oil composition. If the content of component (4) is less than the above lower limit value, the coefficient of friction becomes high after engine oil deterioration, so that low fuel consumption cannot be maintained, and if it exceeds the above upper limit value, sufficient oxidation will not occur. Since preventive properties cannot be obtained, each is not desirable.
[0029]
Examples of the molybdenum dithiocarbamate friction reducing agent (hereinafter referred to as “component (5)”), which is one of the essential components of the present invention, include those represented by the following general formula (4).
[0030]
[Formula 4]
[0031]
In the formula, R 8 , R 9 , R 10 and R 11 may be the same or different and each represents a hydrocarbon group such as an alkyl group having 2 to 18 carbon atoms or an alkylaryl group, and X represents S (sulfur atom). ) Or O (oxygen atom). The alkyl group here includes a primary alkyl group, a secondary alkyl group or a tertiary alkyl group, which may be linear or branched. Preferable specific examples of the alkyl group include ethyl group, propyl group, butyl group, pentyl group, hexyl group, octyl group, decyl group, dodecyl group, tridecyl group and the like. Preferred specific examples of the alkylaryl group include a butylphenyl group and a nonylphenyl group.
[0032]
Preferable specific examples of the molybdenum dithiocarbamate friction reducing agent of component (5) include molybdenum sulfide diethyldithiocarbamate, molybdenum dipropyldithiocarbamate, molybdenum dibutyldithiocarbamate, molybdenum dipentyldithiocarbamate, molybdenum dipentyldithiocarbamate, molybdenum dihexyldithiocarbamate, Molybdenum sulfide dioctyl dithiocarbamate, molybdenum didecyl dithiocarbamate sulfide, molybdenum didodecyl dithiocarbamate sulfide, molybdenum ditridecyl dithiocarbamate sulfide, molybdenum di (butylphenyl) dithiocarbamate sulfide, molybdenum di (nonylphenyl) dithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum diethyldithiocarbamate, Oxymolybdenum dipropyldithiosulfide -Bamate, sulfurized oxymolybdenum dibutyldithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum dipentyldithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum dihexyldithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum dioctyldithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum didecyldithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum didodecyldithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum ditridecyldithio Examples thereof include carbamate, sulfurized oxymolybdenum di (butylphenyl) dithiocarbamate, sulfurized oxymolybdenum di (nonylphenyl) dithiocarbamate and the like.
These compounds can of course be used in combination.
[0033]
Regarding the content of component (5) in the engine oil composition of the present invention, the upper limit is 0.15% by mass, preferably 0.1% by mass, in terms of molybdenum concentration, based on the total amount of the engine oil composition. The lower limit is also 0.02% by mass, preferably 0.04% by mass, in terms of molybdenum concentration, based on the total amount of the engine oil composition. When the content of the component (5) is less than the above lower limit value, a sufficient friction reducing effect cannot be obtained, and when it exceeds the above upper limit value, oil-insoluble sludge is generated when engine oil deteriorates. Each is not desirable.
[0034]
In the present invention, a viscosity index improver (hereinafter referred to as “component (6)”) is blended so that the kinematic viscosity at 100 ° C. of the engine oil composition is 5.6 to 12.5 mm 2 / s.
The viscosity index improver herein includes polymethacrylate, olefin copolymer or hydride thereof, graft copolymer of polymethacrylate and olefin copolymer or hydride thereof, or a mixture of polymethacrylate and olefin copolymer or hydride thereof. Specific examples of the olefin copolymer herein include copolymers of ethylene and an α-olefin having 3 to 18 carbon atoms.
[0035]
The weight average molecular weights of polymethacrylates, olefin copolymers or their hydrides, and graft copolymers of polymethacrylates and olefin copolymers or their hydrides are usually 50,000 to 1,000,000, 10,000 to 500,000, 50, respectively. , 1,000 to 1,000,000.
As described above, the amount of component (6) added is such that the kinematic viscosity at 100 ° C. of the engine oil composition of the present invention is 5.6 to 12.5 mm 2 / s. Usually, it is about 1 to 10% by mass based on the total amount of the engine oil composition.
[0036]
The engine oil composition of the present invention itself has excellent performance as an engine oil, and particularly low fuel consumption is maintained for a long time. For the purpose of further enhancing these various performances, known lubricating oil additives Can be blended in the engine oil composition of the present invention alone or in combination of several kinds.
[0037]
Known additives that can be blended include, for example, detergents other than the component (1) of the present invention, such as alkaline earth metal sulfonates and alkaline earth metal phenates; organic phosphate esters, organic phosphite esters, fatty acids, Antiwear agents such as fatty acid esters and aliphatic alcohols; long chain alkyl polyamines, amides of long chain fatty acids and polyamines, and other ashless dispersants other than component (3) of the present invention; phenyl-α-naphthylamine, alkylphenyl-α- Amine-based antioxidants such as naphthylamine and dialkyldiphenylamine; molybdenum dithiophosphate, molybdenum disulfide, long-chain aliphatic amines, long-chain fatty acids, long-chain fatty acid esters, long-chain aliphatic alcohols and the like other than component (5) of the present invention Friction reducing agent: petroleum sulfonate, alkylbenzene sulfonate, dinonyl naphth Rust preventives such as tarene sulfonate, alkenyl succinate, polyhydric alcohol ester; polyalkylene glycol nonionic surfactants such as polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkylphenyl ether, polyoxyethylene alkyl naphthyl ether Representative demulsifiers; imidazolines, pyrimidine derivatives, alkylthiadiazoles, mercaptobenzothiazoles, benzotriazoles or derivatives thereof, 1,3,4-thiadiazole polysulfides, 1,3,4-thiadiazolyl-2,5-bisdialkyldithiocarbamates, Metal deactivators such as 2- (alkyldithio) benzimidazole and β- (o-carboxybenzylthio) propiononitrile; silicone, fluorosilicol, fluoro Antifoaming agents such as alkyl ethers.
[0038]
When these additives are added to the lubricating oil composition of the present invention, the amount added is based on the total amount of the engine oil composition, 0.0005 to 1% by mass for the antifoaming agent, and 0 for the metal deactivator. 0.005 to 1% by mass, and other additives are usually selected in the range of 0.1 to 15% by mass.
[0039]
The engine oil composition of the present invention can be preferably used as a lubricating oil for gasoline engines such as motorcycles and four-wheel vehicles, land diesel engines, marine diesel engines and the like.
[0040]
【Example】
Hereinafter, the content of the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
The performance of the engine oil used in Examples and Comparative Examples was evaluated by the following performance evaluation test.
[0041]
(Engine oil degradation test)
The deterioration test of the sample oil was performed with a bench-top actual engine. The engine used is an in-line four-cylinder engine with a displacement of 2.2 dm 3 and an OHC type. The operating conditions are an oil temperature of 100 ° C., a rotation speed of 3000 rpm, an intake pressure of −300 mmHg, and a test time of 50 h.
[0042]
The evaluation of the friction characteristics of the new sample oil and the engine test deteriorated oil was performed by an SRV reciprocating friction tester manufactured by Optimol. The test conditions are a load of 400 N, a frequency of 50 Hz, an amplitude of 1.5 mm, and an oil temperature of 80 ° C.
[0043]
(Examples 1-4)
Table 1 shows the results of performance evaluation tests of the engine oils of Examples 1 to 4 whose compositions are shown in Table 1.
It can be seen from Table 1 that the engine oils of Examples 1 to 4 not only have a low coefficient of friction in the new oil state, but also maintain a low coefficient of friction after deterioration by the above deterioration test.
That is, the engine oil composition of the present invention has low fuel consumption, and is excellent in that low fuel consumption can be maintained even after deterioration. Such an effect of the present invention is realized only by the synergistic effect of the components. This will be described below using a comparative example.
[0044]
(Comparative Example 1)
0.68% (1.6% by mass × 42.5% by mass of sulfated ash) as sulfated ash instead of 0.68% (3.5% by mass × 19.5% by mass of sulfated ash) of Ca salicylate The engine oil which has the same composition as Example 1 except having mix | blended Ca sulfonate of this was prepared, and the deterioration test was done about this. The results are shown in Table 2.
Although the new oil has a low coefficient of friction, the coefficient of friction increased after deterioration, and low fuel efficiency could not be maintained.
[0045]
(Comparative Example 2)
An engine oil having the same composition as in Example 1 was prepared except that Ca salicylate was not used, and a deterioration test was performed on this. The results are shown in Table 2.
Although the new oil has a low coefficient of friction, the coefficient of friction increased after deterioration, and low fuel efficiency could not be maintained.
[0046]
(Comparative Example 3)
The amount of zinc dialkyldithiophosphate added in terms of phosphorus concentration is 0.09% by mass (1.25% by mass x additive phosphorus concentration 7.2% by mass) to 0.04% by mass (0.54% by mass x additive phosphorus) An engine oil having the same composition as in Example 1 was prepared except that the concentration was reduced to 7.2% by mass), and a deterioration test was performed on the engine oil. The results are shown in Table 2.
Although the new oil has a low coefficient of friction, the coefficient of friction increased after deterioration, and low fuel efficiency could not be maintained.
[0047]
(Comparative Example 4)
An engine oil having the same composition as in Example 1 was prepared except that zinc dialkyldithiophosphate was not used. The engine oil had a high friction coefficient in the new oil state. Shown in
The deteriorated oil had a higher coefficient of friction and a poor fuel efficiency.
[0048]
(Comparative Example 5)
An engine oil having the same composition as Example 1 was prepared except that a succinimide-based ashless dispersant was not used, but the friction coefficient was high in the state of the new oil, and the result of a deterioration test performed on this. Is shown in Table 2.
The deteriorated oil had a higher coefficient of friction and a poor fuel efficiency.
[0049]
(Comparative Example 6)
An engine oil having the same composition as in Example 1 was prepared except that no phenolic antioxidant was used, and a deterioration test was performed on this. The results are shown in Table 2.
Although the new oil has a low coefficient of friction, the coefficient of friction increased after deterioration, and low fuel efficiency could not be maintained.
[0050]
(Comparative Example 7)
An engine oil having the same composition as in Example 1 was prepared, except that no molybdenum dialkyldithiocarbamate friction reducer was used. The results of the deterioration test are shown in Table 2.
In the state of the new oil, the friction coefficient was considerably high, and the fuel consumption was poor.
[0051]
(Comparative Example 8)
An engine oil having the same composition as in Example 1 was prepared except that a base oil having a total aromatic content of 30.2% was used, and a deterioration test was performed on this. The results are shown in Table 2.
Although the new oil has a low coefficient of friction, the coefficient of friction increased after deterioration, and low fuel consumption could not be maintained.
[0052]
[Table 1]
[0053]
[Table 2]
[0054]
As can be seen from each comparative example, in the present invention, it is important to use a base oil having a specific total aromatic content, and to combine specific additives. Engine oil that can maintain the low fuel consumption for a long period of time, and even one kind of additive is missing, the amount added is out of the scope of the present invention, If the total aromatic content of the base oil deviates from the scope of the present invention, an excellent engine oil capable of maintaining low fuel consumption for a long time cannot be obtained.
[0055]
【The invention's effect】
The engine oil of the present invention is an excellent engine oil that has a low coefficient of friction even after new oil and after deterioration due to a synergistic effect of each component, has an excellent fuel efficiency, and can maintain fuel efficiency for a long period of time. .
Claims (1)
(1’)下記式で表される中性アルカリ土類金属モノアルキルサリシレートおよび当該モノアルキルサリシレートをアルカリ土類金属炭酸塩やアルカリ土類金属ホウ酸塩によって過塩基化した過塩基性アルカリ土類金属サリシレートから選ばれるアルカリ土類金属サリシレート系清浄剤
および
(5’)硫化又は硫化オキシモリブデンジチオカーバメート系摩擦低減剤。 To a base oil having a kinematic viscosity at 100 ° C. of 2 to 8 mm 2 / s and a total aromatic content of 15% by mass or less, based on the total amount of the composition, (1) an alkaline earth metal salicylate detergent 0.5 to 1.2% by mass as sulfated ash, (2) zinc dialkyldithiophosphate in 0.04 to 0.10% by mass in terms of phosphorus concentration, and (3) succinic acid bisimide having a polybutenyl group having a molecular weight of 900 to 3500 -Based ashless dispersant in terms of nitrogen concentration, 0.05-0.20 mass%, (4) phenol-based ashless antioxidant, 0.1-3.0 mass%, (5) molybdenum dithiocarbamate friction reducer In an amount of 0.02 to 0.15 mass% in terms of molybdenum concentration, and (6) a viscosity index improver such that the kinematic viscosity at 100 ° C. of the composition is 5.6 to 12.5 mm 2 / s, Engine characterized by blending An oil composition , wherein the (1) alkaline earth metal salicylate detergent and (5) molybdenum dithiocarbamate friction reducer are the following (1 ′) alkaline earth metal salicylate detergents, respectively: At the same time, engine oil compositions which are the following (5 ′) molybdenum dithiocarbamate friction reducers are excluded.
(1 ′) A neutral alkaline earth metal monoalkyl salicylate represented by the following formula and an overbased alkaline earth metal obtained by overbasing the monoalkyl salicylate with an alkaline earth metal carbonate or alkaline earth metal borate Alkaline earth metal salicylate detergent selected from metal salicylates
and
(5 ′) Sulfurized or sulfurized oxymolybdenum dithiocarbamate friction reducer.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131853A JP4038388B2 (en) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | Engine oil composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131853A JP4038388B2 (en) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | Engine oil composition |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12735195A Division JP3615267B2 (en) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | Engine oil composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002371292A JP2002371292A (en) | 2002-12-26 |
JP4038388B2 true JP4038388B2 (en) | 2008-01-23 |
Family
ID=19194375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131853A Expired - Lifetime JP4038388B2 (en) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | Engine oil composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4038388B2 (en) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1808476B1 (en) | 2004-10-22 | 2011-06-29 | Nippon Oil Corporation | Lubricant composition for transmission |
JP2006199857A (en) | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Showa Shell Sekiyu Kk | Gasoline engine oil composition excellent in low fuel expense |
JP4982059B2 (en) * | 2005-08-12 | 2012-07-25 | 出光興産株式会社 | Lubricating oil composition and impregnated bearing using the same |
JP5213310B2 (en) * | 2006-04-20 | 2013-06-19 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | Lubricating oil composition |
DK1914295T5 (en) | 2006-10-11 | 2014-03-17 | Total Marketing Services | Lubricant for ship engines that use fuel oil with low or high sulfur content |
EP2280057B2 (en) | 2008-02-20 | 2016-11-23 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Lubricating oil composition for internal combustion engine |
JP5658066B2 (en) | 2011-03-23 | 2015-01-21 | 昭和シェル石油株式会社 | Lubricating oil composition |
JP5801174B2 (en) | 2011-12-07 | 2015-10-28 | 昭和シェル石油株式会社 | Lubricating oil composition |
EP3615641B1 (en) * | 2017-04-27 | 2022-04-13 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Use of a dispersant in a lubricating composition |
-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002131853A patent/JP4038388B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002371292A (en) | 2002-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3615267B2 (en) | Engine oil composition | |
JP3941889B2 (en) | Engine oil composition | |
RU2447136C2 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engine | |
JP3504405B2 (en) | Diesel engine oil composition | |
CA2270714C (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engines | |
JP6302458B2 (en) | Lubricating oil composition | |
KR101728191B1 (en) | Cylinder lubricant oil composition for crosshead-type diesel engine | |
JP3933450B2 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engines | |
JP2002012884A (en) | Engine oil composition | |
US9321981B2 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engine | |
JP5330716B2 (en) | Lubricating oil composition | |
JP7093343B2 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engine | |
WO2004003117A1 (en) | Lubricating oil composition | |
JP2011012213A (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engine | |
JPH05279686A (en) | Lubricant oil composition for internal-combustion engine | |
JPWO2019221296A1 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engine | |
US20160083669A1 (en) | Fuel-efficient engine oil composition | |
EP3310885A1 (en) | Multifunctional molybdenum containing compounds, method of making and using, and lubricating oil compositions containing same | |
JP2002275488A (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engine | |
JP4038388B2 (en) | Engine oil composition | |
JP4749613B2 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engines | |
JP2004083751A (en) | Lubricant oil composition | |
JP2005247995A (en) | Engine oil composition | |
JP4643087B2 (en) | Lubricating oil composition for internal combustion engines | |
JP4467283B2 (en) | Lubricating oil composition for engine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071016 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071105 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |