JP4027693B2 - 塗料送給装置及びバルブユニット - Google Patents
塗料送給装置及びバルブユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4027693B2 JP4027693B2 JP2002077665A JP2002077665A JP4027693B2 JP 4027693 B2 JP4027693 B2 JP 4027693B2 JP 2002077665 A JP2002077665 A JP 2002077665A JP 2002077665 A JP2002077665 A JP 2002077665A JP 4027693 B2 JP4027693 B2 JP 4027693B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- flow path
- cylinder
- feeding
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F25/00—Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
- B01F25/105—Mixing heads, i.e. compact mixing units or modules, using mixing valves for feeding and mixing at least two components
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F23/00—Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
- B01F23/40—Mixing liquids with liquids; Emulsifying
- B01F23/45—Mixing liquids with liquids; Emulsifying using flow mixing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F23/00—Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
- B01F23/40—Mixing liquids with liquids; Emulsifying
- B01F23/49—Mixing systems, i.e. flow charts or diagrams
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F25/00—Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
- B01F25/40—Static mixers
- B01F25/46—Homogenising or emulsifying nozzles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F33/00—Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers
- B01F33/80—Mixing plants; Combinations of mixers
- B01F33/82—Combinations of dissimilar mixers
- B01F33/821—Combinations of dissimilar mixers with consecutive receptacles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F35/00—Accessories for mixers; Auxiliary operations or auxiliary devices; Parts or details of general application
- B01F35/80—Forming a predetermined ratio of the substances to be mixed
- B01F35/88—Forming a predetermined ratio of the substances to be mixed by feeding the materials batchwise
- B01F35/882—Forming a predetermined ratio of the substances to be mixed by feeding the materials batchwise using measuring chambers, e.g. volumetric pumps, for feeding the substances
- B01F35/8822—Forming a predetermined ratio of the substances to be mixed by feeding the materials batchwise using measuring chambers, e.g. volumetric pumps, for feeding the substances using measuring chambers of the piston or plunger type
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/2496—Self-proportioning or correlating systems
- Y10T137/2499—Mixture condition maintaining or sensing
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二種以上の塗料成分を所定の比率で混合して調整した塗料、特に主剤と硬化剤からなる水性二液混合型塗料を、塗装機や、これに装備もしくは脱着自在に装着される塗料タンクに送給する塗料送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では地球的規模における環境保護の観点から、塗装工程における排出有機溶剤規制や塗料のVOC規制が高まり、塗装業界においてもこのような要請にこたえるべく、有機溶剤を使用しない水性塗料が開発され、その市場規模も拡大している。
【0003】
自動車ボディの塗装においては、下塗り、中塗り、上塗りのうち、下塗りはもともと水性塗料を電着塗装により塗装しており、従来有機溶剤系塗料を使用していた中塗りでも、今ではそのほとんどが水性塗料や粉体塗料に切り替わりつつある。
【0004】
また、上塗りも、一部の特殊な色を除きベースコートはそのほとんどが水性塗料や粉体塗料に替わりつつあるが、高級品質が要求されるクリアコートだけは、外観性、耐候性、耐水性、耐化学薬品性、耐酸性雨性、耐スリキズ性等において高度な塗膜品質を満たす水性塗料がなく、有機溶剤系の一液型又は二液混合型塗料を使用せざるを得ないのが現状であった。
【0005】
しかし最近になって、有機溶剤系二液混合型塗料に劣らない物性を有する強固な塗膜の水性クリアコートとして、主剤と硬化剤を混合して使用する水性二液混合型塗料が開発された。
この水性二液混合型塗料は、水酸基を持った水溶性もしくは水分散型ポリオールを基体樹脂とする主剤に、水分散可能なポリイソシアネートを主成分とする硬化剤を混合して架橋・硬化させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の水性二液混合型塗料は、主剤となる水分散型ポリオールが親水性であるのに対し、硬化剤となるポリイソシアネートが疎水性であるため、水と油のように分離し易く、有機溶剤系二液混合型塗料のように塗料供給流路中にスタティックミキサを介装するだけでは均一に混合させることが困難であるという問題があった。
【0007】
このため、ブレンダー等で予め機械的に攪拌混合したものを塗装機に供給するようにしているが、攪拌混合すると同時に主剤と硬化剤が硬化反応を開始してしまうので、自動車塗装のように連続して長時間塗装する場合は、供給している間に徐々に塗料が硬化していき、塗料粘度が変化して塗装品質が一定でなくなったり、塗料供給配管内に残存する塗料が硬化して目詰まりを起したり、塗装機から吐出されて塗膜面に付着してブツと称する塗装不良を生ずるおそれがあった。
【0008】
そこで、このような水性二液混合型塗料を確実に混合しながら送給する手段として、主剤及び硬化剤を混合比に応じた流量で定量且つ高圧で噴射型拡散混合器に送給して混合させる方法が考えられる。
この場合、主剤と硬化剤を定量供給するためにギアポンプを用いると、ギアポポンプは低圧における定量性には優れるものの、高圧が作用した場合は、ギアの隙間から主剤及び硬化剤が漏れてしまい定量性を維持することができない。
特に、長年使用しているうちにギアが磨り減って漏れを生じ、流量誤差により混合比がばらついたり、ギアの磨耗金属粉が塗料に混入したりして、塗装不良を起すおそれがある。
【0009】
しかも、主剤供給用と硬化剤供給用のギアポンプを混合比に応じて予め設定された夫々の回転数で個別に制御しなければならないため、制御が面倒なだけでなく、これを駆動するモータも個別に必要となり、装置が大型化するという問題がある。
【0010】
一方、シリンダポンプは定量性に優れ、高圧にも耐えることから、水性二液混合型塗料の主剤と硬化剤を予め混合しておかなくても、使用する直前に混合しながら塗料供給することが可能である。
そして、実ラインにおいては、制御が極めて簡単で、塗装ラインに設置したときに邪魔にならない程度にコンパクトで、しかも、設備費やランニングコストが安価で、メンテナンスが容易あることが望ましい。
【0011】
このためには、主剤及び硬化剤の各供給源と各シリンダを接続する配管や、各シリンダから吐出された主剤及び硬化剤を混合器等へ案内する配管や、各シリンダのピストンを駆動させる作動流体の供給配管及び排出配管などの各種配管類の取り回し面倒であったり、これら配管類をオンオフする多数のバルブが必要となることから部品点数が多くなり、制御、組立及びメンテナンスが面倒になるなど、解決すべき点も残されている。
【0012】
そこで本発明は、シリンダポンプを用いて水性二液混合型塗料のように主剤と硬化剤が混ざり難い塗料を混合しながら塗装機や塗料タンクなどに送給する場合でも、これらを均一に混合させることができるのはもちろんのこと、制御が極めて簡単、分解及び組立が容易、洗浄性及びメンテナンス性に優れ、小型で安価な塗料送給装置を提供することを技術的課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、二種以上の塗料成分を所定の比率で混合した塗料を塗装機やこれに装備されもしくは脱着自在に装着される塗料タンクに送給する塗料送給装置において、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダが形成された計量ユニットと、各塗料成分を予備混合した塗料を備蓄した後、塗装機又は塗料タンクへ圧送する圧送用シリンダが形成された備蓄ユニットを備えると共に、各塗料成分を計量シリンダへ充填する塗料成分充填流路と、計量シリンダから圧し出された各塗料成分を合流させて管路攪拌型予備混合器を通り前記圧送用シリンダへ通じる予備混合流路と、圧送用シリンダから噴射型拡散混合器を経て塗料を送給する塗料送給流路とを導通/遮断させて流路切換を行う切換バルブが形成されたバルブユニットを備えたことを特徴とする。
【0014】
この請求項1の発明によれば、計量ユニットと、備蓄ユニットと、バルブユニットの三つのユニットで形成されており、各種流路を導通/遮断させて流路切換を行うバルブ類はバルブユニットに形成されているので、バルブユニットに対して各種流路を連通させるだけで当該流路にバルブを介装させることができ、多数のバルブを一々設置する手間や面倒がない。
また、バルブに故障が発生した場合でも、バルブユニットのみを外して交換・修理等すればよいので、メンテナンス性に優れ、自動車塗装ラインのようにトラブル発生時に短時間の復旧が要請される場合でも、バルブユニットの交換により迅速に復旧させることができる。
さらに、計量ユニット及び備蓄ユニットはバルブのない極めてシンプルな構造にすることができるので、故障し難く、これらの洗浄作業も容易になる。
【0015】
次いで、この塗料送給装置を用いて水性二液混合型塗料の塗料成分となる主剤及び硬化剤を混合して送給する場合について説明する。
バルブ操作により、まず、塗料成分充填流路を導通させると主剤及び硬化剤が計量シリンダへ充填され、次いで、予備混合流路が導通されると、計量シリンダからその混合比率に応じた分量ずつ圧し出されて管路攪拌型予備混合器で予備混合されて、その混合塗料が圧送用シリンダに備蓄される。
【0016】
したがって、各塗料成分は、予備混合器により均一に分散した状態で圧送用シリンダに備蓄され、その混合比率も常に一定に維持される。
また、このようにして塗料成分を均一に分散させた塗料が圧送用シリンダ内に一時的に蓄えられるので、その時間を利用して各塗料成分の境界面では分子拡散が進み、各塗料成分同士が馴染んでくる。
ただし、この時点では均一に分散しているといっても各塗料成分の液滴の分散粒径が、まだ比較的大きく、このまま塗装しても十分な塗膜性能が得られない。
【0017】
そこで、塗料送給流路を導通させて圧送用シリンダから塗料を圧し出すと、その塗料は噴射型拡散混合器で噴流化され、粒径の大きな各塗料成分同士が微粒化して拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざり難い塗料成分でも均一に混合される。
【0018】
このように予備混合−噴射拡散混合の2段階で各塗料成分同士が均一に混合されて送給されるので、塗料タンクに塗料を充填する場合はもちろんのこと、塗装機に塗料を直接送給して長時間に連続して塗装する場合にも、各塗料成分を塗装機の直前で均一に混合しながら送給することができ、予めブレンダなどにより機械的に混合したものを蓄えておく必要がない。
【0019】
請求項2の発明は、バルブユニットに形成された切換バルブにより、塗料成分充填流路及び予備混合流路を同時に且つ交互に導通/遮断すると共に、塗料成分充填流路の導通/遮断に対応してこれと同期的に塗料送給流路を導通/遮断して流路切換を行うようになっている。
【0020】
この請求項2の発明によれば、塗料成分充填流路及び塗料送給流路が同時に導通されて、予備混合流路は遮断され、圧送用シリンダから塗料が圧送されている間に各計量シリンダに主剤及び硬化剤が充填される。
そして、圧送用シリンダが空になると、塗料成分充填流路及び塗料送給流路は同時に遮断されて、予備混合流路が導通され、各計量シリンダから主剤及び硬化剤が圧し出されて、これらが予備混合された後、圧送用シリンダに充填される。このようにして、圧送用シリンダへの塗料の充填及び当該シリンダからの塗料の圧送に同期して、前記各計量シリンダからの塗料成分の圧し出し及び当該シリンダへの塗料成分の充填が交互に行われるので、圧送用シリンダは塗料の充填と圧送とをインターバルなく連続して交互に行うことができ、塗料タンクなどに塗料を充填する場合にその充填時間を最小限に短縮して、作業能率を向上させることができる。
【0021】
請求項3の発明は、計量シリンダ及び圧送用シリンダを作動流体で駆動させる場合に、その作動流体の供給流路及び排出流路を、主剤及び硬化剤などの塗料成分の流路を導通/遮断する切換バルブを利用して切り換えているので、作動流体の供給/排出を制御するバルブを別途用いる必要がない。
【0022】
請求項4の発明は、作動流体として、塗料成分の一として使用される液体又は水を用いたり、これらに必要な添加剤を加えた液体を用いている。
したがって、有機溶剤系塗料の場合はその有機溶剤を、水性塗料の場合は水を用いれば、万一切換バルブ内で塗料成分に作動流体が混ざることがあっても塗装不良を起すことがない。
【0023】
請求項5の発明は、塗料成分充填流路、予備混合流路及び塗料送給流路が、前記計量ユニット及び備蓄ユニットをバルブユニットに装着することによって連通されるように当該各ユニット内に形成されてなる。
これによれば、各ユニットを組み付けるだけで各流路が連通するので、塗料ホースの接続の手間や、ユニット間で塗料成分用及び塗料用の配管を取り回す面倒がなく、より構成が簡素化され、組立も簡単になりメンテナンス性も向上され、装置全体がよりコンパクトになる。
また、最短流路で連結することができるので、廃棄すべき残存塗料も少なく、洗浄性が向上される。
【0024】
請求項6の発明によれば、圧送用シリンダを駆動する作動流体の流路が、バルブユニットと備蓄ユニットとの間でホース等の配管を介して連通されているので、当該配管を外すことなく備蓄ユニットをバルブユニットから外してメンテナンスすることができる。
圧送用シリンダには主剤と硬化剤が予備混合された塗料が充填されるので、残存塗料が硬化して動作不良を起こし易く、備蓄ユニットを外してその内部をメンテナンスする頻度が高い。
このとき、圧送用シリンダを駆動する作動流体の供給流路を接続したまま備蓄ユニットを外せるので、作動流体の供給流路内に空気が入ったり、これが原因で吐出量が不安定になることもない。
【0025】
請求項7の発明のように、計量シリンダが前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に充填する二以上のバレルを具備し、これら各バレルに充填された塗料成分を圧し出す各ピストンを1台の駆動用複動シリンダで駆動すれば、各塗料成分を圧し出す夫々のピストンは正確に同期されるため、面倒な同期制御を行う必要がない。また、駆動部がコンパクトになるので、装置全体を小型化できる。
【0026】
請求項8の発明のように、前記計量シリンダへの塗料成分の充填が完了すると共に、圧送用シリンダからの塗料の吐出が完了したときに、前記塗料成分充填流路及び塗料送給流路を遮断すると共に前記予備混合流路を導通させ、圧送用シリンダへの備蓄が完了したときに、前記塗料成分充填流路及び塗料送給流路を導通すると共に前記予備混合流路を遮断させるように切換バルブを操作すれば、一つ一つの動作が確実に行われるので、誤動作を起すこともない。
【0027】
請求項9の発明は、管路攪拌型予備混合器が、切換バルブから圧送用シリンダに至る予備混合流路に形成されたミキサ装着部に攪拌エレメントを配したスタティックミキサで形成され、前記装着部は、これを半割した凹溝を有する面板同士を重ね合わせて形成されてなる。
これによれば、装着部は、これを半割した凹溝を有する面板同士を重ね合わせて形成しているので、面板を分解して装着部を開くことにより、スタティックミキサを容易に交換/清掃することができ、メンテナンス性に優れる。
また、攪拌エレメントの材質は問わないが、可撓性プラスチックなどで形成すれば、予備混合流路のミキサ装着部が湾曲したり円弧状に形成されている場合に、より簡単にその流路に沿って設けられる。
【0028】
さらに、請求項10の発明のように、攪拌エレメントをチューブに挿入してミキサ装着部に設ければ、当該チューブが面板間に形成された予備混合流路のシールとして機能する。
また、プラスチックのような耐圧性の低い材質を用いてチューブを形成した場合に、圧送用シリンダに作用する高圧が予備混合流路を介してチューブ内に作用しても、ミキサ装着部となる凹溝がその内圧を受けるのでチューブが破裂することもない。
【0029】
請求項11の発明は、管路攪拌型予備混合器から圧送用シリンダに至る予備混合流路及び圧送用シリンダから噴射型拡散混合器に至る塗料送給流路の一方又は双方に混合促進用オリフィスが設けられている。
これによれば、計量シリンダから圧し出されて管路攪拌型予備混合器で予備混合された塗料成分が、その流体圧力により混合促進用オリフィスを通過するので、別途機械的動力を必要とせず、より細かな粒子に分散されて圧送用シリンダに備蓄される。
したがって、圧送用シリンダ内での分子拡散がより促進されて、より良好な混合状態となる。
また、圧送用シリンダでは、分散粒子径が小さいものについては分子拡散が促進される反面、分散粒子径の大きなものについては粒子同士が会合されて粒子径がさらに大きくなる傾向にある。
そこで、圧送用シリンダから噴射型拡散混合器に至る塗料送給流路に混合促進用オリフィスを設ければ、別途機械的動力を必要とせず、圧送用シリンダの送給圧でさらに細かな粒子に分散された塗料が噴射型拡散混合器で混合されるので、極めて良好な混合状態が得られる。
【0030】
請求項12の発明は、塗料成分の一が分散質を分散媒に分散させた分散系である場合に、当該塗料成分の供給源から計量シリンダに至る流路に無発泡スターラを備えた予備攪拌チャンバが介装され、前記無発泡スターラは、回転軸に所定間隔で取り付けられた複数枚の回転ディスク間にその底面側中央吸込口から外周面吹出口に向って塗料成分の分散粒子径を小さくする遠心攪拌流路が形成されてなる。
【0031】
請求項12の発明によれば、水性二液混合型塗料の主剤のように分散媒となる水に分散質となるポリオールが分散している場合に、分散質が分子会合を起して分散粒子径が大きくなっていても、無発泡スターラで攪拌することにより予め分散粒子径を小さくすることができるので、硬化剤と混合させたときの活性度が高くなり、より均一な混合状態が得られる。
【0032】
請求項13の発明は、計量シリンダから圧し出された各塗料成分を管路攪拌型予備混合器の上流側で合流させて圧送用シリンダへ案内する予備混合流路の合流点における各塗料成分の流路が、各塗料成分の混合比に等しい断面積比に形成されている。
これによれば、各塗料成分は同じ速度で合流するので、微少時間ごとの流れを考慮しても速度差に起因する混合比の変動がなく、混合比は常に一定に維持されて良好に混合される。
【0033】
また、請求項15の発明のようにバルブユニットに形成された切換バルブが、各塗料成分の流入口を個別且つ同期的に開閉する複数の塗料成分用スプールと、塗料の吐出口を開閉する塗料用スプールを備え、各スプールを駆動用複動シリンダで駆動させれば、各スプールは同時に操作されるので流路切換を同期させるための制御を行う必要がない。また、駆動部がコンパクトになるので、装置全体を小型化できる。
【0034】
請求項16の発明は、塗料成分用スプールにより導通/遮断される予備混合流路が、その摺動孔の一端側から圧送用シリンダに連通されるように形成され、各塗料成分用スプールの一端側には、当該スプールがピストンにより他端側へ引っ張られたときに摺動孔の一端側に形成されたバルブシートに押し当てられてスプールと摺動孔との隙間を塞ぐポペットが形成されている。
【0035】
これによれば、塗料成分用スプールが他端側へ引っ張られるとポペットが摺動孔の一端側に形成されたバルブシートに押し当てられてスプールと摺動孔との隙間が塞がれる。
このとき、塗料送給流路側に配された噴射型拡散混合器による流路抵抗が、予備混合流路の流路抵抗に比して大きいことから、圧送用シリンダから高圧で塗料を圧し出すときにその圧力が予備混合流路に作用するが、その圧力によりポペットがさらにバルブシートに強く押し付けられるので、当該ポペットによりスプールと摺動孔との隙間が塞がれて予備混合流路が確実に遮断され、液漏れを起こすこともない。
さらに、バルブ機構として通常の逆止弁に使用されるようなスプリングを用いていないので、スプリングがへたって故障したり、スプリングの隙間に塗料が詰まって動作不良を起こすこともない。
なお、この場合に、摺動孔の一端側にバルブシートとなる部材を取り付ける場合であっても、摺動孔の周面を精度良く加工してそのままバルブシートとして用いる場合でも良い。
【0036】
請求項17の発明は、前記各塗料成分用スプールが、夫々に形成された全てのポペットが閉成されるまで当該各スプールを個別に引っ張る引張力分散伝達機構を介して前記バルブ駆動用複動シリンダのピストンに取り付けられている。
引張力分散伝達機構は、スプールの長さに長短の誤差があるときに、短いスプールに形成されたポペットが先に閉じた後、長いスプールに形成されたポペットが閉じるまで、そのスプールに引張力が伝達されるように形成されている。
したがって、スプールの長さに多少の誤差があってもこれを許容して双方のポペットが確実に閉成される。
【0037】
請求項18の発明は、切換バルブのスプール及びスプール摺動孔の隙間に、作動流体の供給流路及び排出流路から作動流体を染み出させて、その流体圧力で当該隙間をシールする液圧シールが形成されてなる。
これによれば、切換バルブに形成された個々の流路ごとにOリングを設けてシールする場合に比して、極めて小さい摺動抵抗で塗料や塗料成分の液漏れが防止される。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る塗料送給装置の一例を示す流体回路図、図2はその外観図、図3はその分解組立図、図4は塗料送給装置を模式的に示す説明図、図5〜図7、図8はピストンとスプールの取付構造を示す説明図、図9は無発泡スターラの構造を示す説明図である。
【0039】
本発明に係る塗料送給装置1は、主剤と硬化剤を塗料成分とする水性二液混合型塗料を所定の比率で混合し、塗装機に脱着自在に装着されるカートリッジ式の塗料タンク2に送給して充填するタイプのものである。
【0040】
この塗料送給装置1は、主剤及び硬化剤の夫々を混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダ3が形成された計量ユニットU1と、主剤及び硬化剤を予備混合した塗料を備蓄した後、塗装機又は塗料タンク2へ圧送する圧送用シリンダ4を形成した備蓄ユニットU2と、これらを着脱可能に組み付けるバルブユニットU3からなる。
【0041】
前記計量シリンダ3は、主剤及び硬化剤を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に計量して充填する主剤バレル5A、硬化剤バレル5Bを具備し、これら各バレル5A、5Bに充填された主剤及び硬化剤を圧し出す各ピストン6A、6Bが1台の駆動用複動シリンダ7で駆動されるようにそのピストン8に取り付けられてなる。
各バレル5A、5Bは混合比率に応じた断面積及び容積に形成され、各ピストン6A、6Bを駆動用複動シリンダ7により同時に動かすだけで、格別な流量制御を行うことなく、主剤及び硬化剤を各々その混合比率に応じた流量で混合比率に応じた分量ずつ正確に供給することができる。
また、主剤及び硬化剤を圧し出す夫々のピストン6A、6Bは駆動用複動シリンダ7により同期的に駆動されるため、面倒な同期制御を行う必要もない。また、駆動部がコンパクトになるので、装置1全体を小型化できる。
さらに、備蓄ユニットU2の圧送用シリンダ4は、ピストン9を圧し動かすことにより、備蓄した塗料を圧し出すように成されている。
【0042】
前記駆動用複動シリンダ7及び圧送用シリンダ4は、作動流体の圧力で駆動され、その作動流体は後述する切換バルブ17などを介して万一塗料に混ざることがあっても塗装に悪影響を与えない液体が用いられ、例えば、塗料成分の一として使用される液体や水、あるいは、DOP(ジオクチルフタレート)が用いられ、必要に応じて添加剤が添加される。
本例では、純水や蒸留水を用い、必要に応じて、IPA(イソプロピルアルコール)が添加される。
【0043】
バルブユニットU3には、主剤及び硬化剤の流入口10A及び10Bと、これらを混合した塗料の吐出口11が形成されると共に、前記流入口10A及び10Bから計量ユニットU1に形成された計量シリンダ3の各バレル5A、5Bへ通じる主剤充填流路12A及び硬化剤充填流路12Bと、各バレル5A、5Bからスタティックミキサ(管路攪拌型予備混合器)13を介して備蓄ユニットU2の圧送用シリンダ4に通じる予備混合流路14と、当該シリンダ4から噴射型拡散混合器15を経て前記吐出口11へ通じる塗料送給流路16が貫通形成されている。
【0044】
前記各流路12A、12B、14、16は、計量ユニットU1及び備蓄ユニットU2をバルブユニットU3に装着したときに、流路同士が直結され又は流路と各シリンダ3及び4が直結されるように各ユニットU1〜U3に開口形成されている。
このようにすれば、各ユニットU1〜U3を組み付けるだけで各流路12A、12B、14、16が連通するので、塗料ホースの接続の手間や、ユニットU1〜U3間で塗料成分用及び塗料用の配管を取り回す面倒がなく、より構成が簡素化され、組立も簡単になりメンテナンス性も向上され、装置1全体がよりコンパクトになる。
また、各流路12A、12B、14、16が最短流路で連結されるので、廃棄すべき残存塗料も少なく、洗浄性が向上される。
【0045】
また、バルブユニットU3には、各充填流路12A及び12Bと、、予備混合流路14とを同時に且つ交互に導通/遮断すると共に、各充填流路12A及び12Bの導通/遮断に対応してこれと同期的に塗料送給流路16を導通/遮断して流路切換を行う切換バルブ17が形成されている。
【0046】
したがって、切換バルブ17により各流路12A、12B、14、16を切り換えると、まず、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が導通されて、予備混合流路14は遮断される。
これにより、圧送用シリンダ4から塗料が圧送されている間に、計量シリンダ3に主剤及び硬化剤が充填される。
【0047】
次いで、圧送用シリンダ4からの吐出が完了した時点で、切換バルブ17により各流路12A、12B、14、16を切り換えると、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が遮断されて、予備混合流路14は導通される。
これにより、計量シリンダ3から主剤及び硬化剤が圧し出されて、これらがスタチックミキサ13で予備混合された後、圧送用シリンダ4に充填される。
そして、以上の2動作を交互に繰り返して混合塗料が送給されるので、圧送用シリンダ4は塗料の充填と圧送とをインターバルなく連続して交互に行うことができ、塗料タンク2に塗料を充填する場合にその充填時間が最小限に短縮され、作業能率が向上する。
【0048】
この切換バルブ17は、主剤充填流路12A及び硬化剤充填流路12Bを個別且つ同期的に導通/遮断すると共に、主剤及び硬化剤をスタティックミキサ(管路攪拌型予備混合器)13に案内する予備混合流路14を遮断/導通する主剤用スプール(塗料成分用スプール)18A及び硬化剤用スプール(塗料成分用スプール)18Bと、塗料送給流路16を導通/遮断する塗料用スプール18Cを備えている。
そして、各スプール18A〜18Cが1台のバルブ操作用複動シリンダ19で駆動されるようにそのピストン20に取り付けられて、同じタイミングで上下に摺動されるように形成されている。
このようにすれば、各スプール18A〜18Cは同時に操作されるので流路切換を同期させるための特別な制御を行う必要がなく、また、駆動部がコンパクトになるので、装置1全体を小型化できる。
【0049】
また、切換バルブ17は、計量シリンダ3及び圧送用シリンダ4を駆動する作動流体の供給流路21A、21B及び排出流路22A、22Bを導通遮断する。
このように、作動流体の流路21A、21B、22A、22Bを、主剤及び硬化剤や塗料の流路12A、12B、14,16を導通/遮断する切換バルブ17を利用して切り換えているので、作動流体の供給/排出を制御するバルブを別途用いる必要がない。
【0050】
主剤用スプール18Aは、上端に位置したとき(図5参照)、主剤充填流路12Aを導通させて予備混合流路14を遮断させると共に、作動流体流入口21から駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側及び圧送用シリンダ4へ至る作動流体供給流路21Aを導通させて、ピストン8の背面側へ至る作動流体供給流路21Bを遮断させる。
また、下端に位置したとき(図6参照)、主剤充填流路12Aを遮断させて予備混合流路14を導通させると共に、前記作動流体供給流路21Aを遮断させて作動流体供給流路21Bを導通させる。
【0051】
硬化剤用スプール18Bは、上端に位置したとき(図5参照)、硬化剤充填流路12Bを導通させて予備混合流路14を遮断させると共に、ピストン8の背面側から作動流体流出口22に至る作動流体排出流路22Bを導通させて、駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側及び圧送用シリンダ4から作動流体流出口22に至る作動流体排出流路22Aを遮断させる。
また、下端に位置したとき(図6参照)、硬化剤充填流路12Bを遮断させて予備混合流路14を導通させると共に、作動流体排出流路22Bを遮断させて作動流体排出流路22Aを導通させる。
【0052】
塗料用スプール18Cは、上端に位置したとき塗料送給流路16を導通し(図5参照)、下端に位置したときに遮断させる(図6参照)ようになっている。
【0053】
また、主剤用スプール18A及び硬化剤用スプール18Bにより導通遮断される夫々の予備混合流路14は、摺動孔23A、23Bの底部を通って合流した後、スタティクミキサ13を経て圧送用シリンダ4に連通されている。そして、当該各スプール18A、18Bの下端部には、ピストン20が上端側に移動して引っ張られたときに摺動孔23A、23Bの下端部に形成されたバルブシート24に押し当てられて、各スプール18A、18Bと摺動孔23A、23Bとの隙間を塞ぐ大径のポペット25が形成されている。
【0054】
したがって、圧送用シリンダ4から高圧で塗料を圧し出すときに、各スプール18A〜18Cを上方に摺動させると、塗料送給流路16が導通すると共に、予備混合流路14が遮断され、さらに、ポペット25により各スプール18A、18Bと摺動孔23A、23Bとの隙間が塞がれる。
このとき、塗料送給流路16側に配された噴射型拡散混合器15による流路抵抗が、予備混合流路14の流路抵抗に比して大きいことから、圧送用シリンダ4に作用する高圧の圧力が予備混合流路14に作用するが、その圧力によりポペット25がさらにバルブシート24に強く押し付けられるので、予備混合流路14内に作用する塗料の圧力がポペット25で分断され、計量シリンダ3側に作用することがない。
また、その圧力によりポペット25がさらにバルブシート24に強く押し付けられるので、当該ポペット25により各スプール18A、18Bと摺動孔23A、23Bとの隙間が確実に塞がれ、液漏れを起こすこともない。
さらに、バルブ機構として通常の逆止弁に使用されるようなスプリングを用いていないので、スプリングがへたって故障したり、スプリングの隙間に塗料が詰まって動作不良を起こすこともない。
【0055】
このとき、主剤用スプール18A及び硬化剤用スプール18Bは、長さに誤差があっても、その誤差を許容して各ポペット25を双方ともバルブシート24に強く押し付ける引張力分散伝達機構30を介してバルブ駆動用複動シリンダ19のピストン20に取り付けられている。
【0056】
この引張力分散伝達機構30は、図8に示すように、ピストン20に支持された中心部を支点として左右に揺動するシーソー型の腕部材31の左右両端側が、各スプール18A及び18Bに切欠き形成された係合部32に係合されて成る。
これによれば、ピストン20が上方に移動すると、前記腕部材31を介して各スプール18A及び18Bが上方に引っ張られる。そして、一方のスプール18Aが短かった場合にそのポペット25がバルブシート24に密着された後、腕部材31が揺動して傾き、以後はスプール18Bを引っ張る。
このように、スプール18A及び18Bの長さに誤差があっても、全てのポペット25が閉成される各スプール18A及び18Bに引張力を分散させて、当該各スプールを個別に引っ張るようになっている。
なお、この引張力分散伝達機構30は上述の構成に限らず、任意の構成を採用することができる。
【0057】
また、各スプール18A〜18Cと、これらのスプール摺動孔23A〜23Cとの隙間には、作動流体の供給流路21A、21B及び排出流路22A、22Bから作動流体を染み出させて、その流体圧で主剤及び硬化剤や塗料の液漏れを防止する液圧シールが形成されてなる。
【0058】
すなわち、スプール摺動孔23A及び23Bの内周面には、作動流体の供給流路21A、21B及び排出流路22A、22Bが開口され、その開口部の上下両側に、染み出した作動流体をドレンへ逃がすドレン流路26A…が形成されている。
また、塗料用スプール18Cの摺動孔23Cには、これら各流路のいずれかに連通する作動流体供給口26Bと、ドレン流路26Aが開口形成されている。
【0059】
これにより、主剤及び硬化剤や塗料が、各スプール18A〜18Cと、これらのスプール摺動孔23A〜23Cとの隙間に染み出してきても、作動流体によりブロックされ、または、作動流体と共にドレンに流れ込む。
したがって、主剤及び硬化剤や塗料の液漏れを防止することができるのはもちろん、各スプール18A〜18Cに形成された個々の流路をOリングでシールする場合に比して、多数のOリングを装着する面倒がなく、また、各スプール18A〜18Cを摺動孔23A〜23Cに容易に挿入できるので組立が極めて容易になり、さらに、Oリングを装着したときに比して摺動抵抗が格段と小さくなり、動作不良を起し難いというメリットがある。
【0060】
主剤用スプール18A及び硬化剤用スプール18Bの底部からスタティックミキサ13手前の合流点に至る夫々の予備混合流路14a,14bは、その断面積比が主剤及び硬化剤の混合比に等しく形成されて成る。
これにより、主剤及び硬化剤は同じ速度で合流され、微少時間ごとの流れを考慮しても速度差に起因する混合比の変動がなく、したがって、混合比は常に一定に維持されて良好に混合される。
【0061】
また、スタティックミキサ13は、切換バルブ17から圧送用シリンダ4に至る予備混合流路14に形成されたミキサ装着部27に攪拌エレメント13aが配されて形成されている。
この装着部27は、予備混合流路14の一部を半割した凹溝27A、27Bが形成された面板28A及び28B同士を重ね合わせて形成されており、本例では、備蓄ユニットU2の上面板とバルブユニットU3の底面板が前記面板28A及び28Bを兼用している。
【0062】
スタティックミキサ13の攪拌エレメント13aは、金属、プラスチックその他任意の材質のものを使用することができるが、可撓性プラスチック等の可撓性材料で形成すれば、バルブユニットU3から備蓄ユニットU2に至る予備混合流路14が湾曲したり円弧状に形成されていても、その流路14に沿って簡単に配設することができる。
【0063】
また、装着部27は、面板28A及び28Bを分解すれば半割されるので、スタティックミキサ13の攪拌エレメント13aを容易に交換することができ、また、装着部27の洗浄が容易で、メンテナンス性に優れる。
なお、攪拌エレメント13aをチューブ(図示せず)に挿入してミキサ装着部27に設ければ、当該チューブが面板28A、28B間に形成された予備混合流路14のシールとして機能する。
このチューブも攪拌エレメント13aと同様、任意の材質のものを使用することができるが、可撓性プラスチックのような柔らかな材質で形成した場合に、圧送用シリンダ4から塗料を圧し出すときに予備混合流路14を介してプラスチックチューブ内に高圧が作用しても、ミキサ装着部27となる凹溝27A及び27Bがその内圧を受けるのでそのプラスチックチューブが破裂することがない。
【0064】
なお、圧送用シリンダ4を駆動する作動流体の流路21A(22A)は、バルブユニットU3と備蓄ユニットU2との間でホース(配管)35を介して連通されているので、このホース35を外すことなく備蓄ユニットU2をバルブユニットU3から外してメンテナンスすることができる。
圧送用シリンダ4には主剤と硬化剤が予備混合された塗料が充填されるので、残存塗料が硬化して動作不良を起こし易く、備蓄ユニットU2を外してその内部のメンテナンスを行う頻度が高い。
このとき、圧送用シリンダ4を駆動する作動流体の供給流路21A(22A)をなるホース35を接続したまま備蓄ユニットU2を外せるので、ホース35内に作動流体の供給流路内に空気が入ったり、これが原因で吐出量が不安定になることもない。
また、同様の理由で、計量シリンダ3を駆動する作動流体の流路21A(22A)を、バルブユニットU3と計量ユニットU1との間でホース(図示せず)を介して連通してもよい。
【0065】
また、塗料の吐出口11には、噴射型拡散混合器15が嵌め込まれている。この噴射型拡散混合器15は、流路中に直径0.2〜0.5mm程度に形成された同軸の対向型小径オリフィス29が形成されてなり、圧送用シリンダ4から供給される塗料がオリフィス29を通過するときに噴流化されるようになっている。
これにより、塗料中に含まれる主剤及び硬化剤は微粒化状態となって拡散されるので、塗料がより均一に混合されることとなり、このように十二分に混合された塗料が吐出口11に接続された塗料タンク2へ送給される。
【0066】
なお、主剤及び硬化剤をより均一に混合させる必要がある場合は、図示するように、予備混合流路14のスタティックミキサ13から圧送用シリンダ4に至る間と、塗料送給流路16の圧送用シリンダ4から噴射型拡散混合器15に至る間の双方に混合促進用オリフィス33、34を配しておけばよい。
【0067】
これによれば、計量シリンダ3から圧し出されてスタティックミキサ13で予備混合された主剤及び硬化剤が、その流体圧力により混合促進用オリフィス33を通過するので、別途機械的動力を必要とせず、より細かな粒子に分散されて圧送用シリンダ4に備蓄される。
したがって、圧送用シリンダ4内での分子拡散がより促進されて、より良好な混合状態となる。
【0068】
また、圧送用シリンダ4では、分散粒子径が小さいものについては分子拡散が促進される反面、分散粒子径の大きなものについては粒子同士が会合されて粒子径がさらに大きくなる傾向にある。
そこで、圧送用シリンダ4から噴射型拡散混合器15に至る塗料送給流路16に混合促進用オリフィス34を設けておけば、別途機械的動力を必要とせず、圧送用シリンダ4の送給圧でさらに細かな粒子に分散された塗料がその直後に噴射型拡散混合器15で混合されるので、極めて良好な混合状態が得られる。
【0069】
なお、流路切換を行う前記切換バルブ17はバルブ駆動装置40により操作される。
このバルブ駆動装置40は、バルブ操作用複動シリンダ19のシリンダヘッド19H及びシリンダボトム19Bに連通する作動流体配管41H及び41Bに対して、作動流体タンク42から低圧ポンプ43で作動流体を低圧供給する低圧供給配管44と、作動流体をタンク42に戻す戻り配管45を切換接続するバルブ装置46と、このバルブ装置46を所定のタイミングで切り換えるバルブ制御装置47とを備えている。
【0070】
バルブ制御装置47は、その入力側に、計量シリンダ3への主剤及び硬化剤の充填が完了したことを検出する計量完了検出用センサ48と、計量シリンダ3からの主剤及び硬化剤の圧し出しが完了して圧送用シリンダ4への備蓄が完了したことを検出する備蓄完了検出用センサ49と、圧送用シリンダ4から塗料の吐出が完了したことを検出する吐出完了検出用センサ50が接続され、出力側に前記バルブ装置46が接続されている。
【0071】
計量完了検出用センサ48及び備蓄完了検出用センサ49は、計量シリンダ3を駆動する駆動用複動シリンダ7のピストン8の位置を検出するリードスイッチなどで構成され、計量ユニットU1に配されている。
また、吐出完了検出用センサ50は、圧送用シリンダ4のピストン9の位置を検出するリードスイッチなどで構成され、備蓄ユニットU2に配されている。
【0072】
そして、計量完了検出用センサ48及び吐出完了検出用センサ50の双方から検出信号が出力されると、バルブ操作用複動シリンダ19のシリンダヘッド19Hに連通する作動流体配管41Hと低圧供給配管44を連通させるようにバルブ装置46が操作され、ピストン20を押し下げる。
これにより、各スプール18A〜18Cが下端位置に移動して、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16を遮断すると共に、前記予備混合流路14を導通する。
【0073】
また、備蓄完了検出用センサ49から検出信号が出力されると、バルブ操作用複動シリンダ19のシリンダボトム19Bに連通する作動流体配管41Bと低圧供給配管44を連通させるようにバルブ装置46が操作され、ピストン20を押し上げる。
これにより、各スプール18A〜18Cが上端位置に移動して、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16を導通すると共に、前記予備混合流路14を遮断するようになっている。
【0074】
このように、各センサ48〜50から出力される検出信号に基づいて、各流路12A、12B、14、16が所定のタイミングで切り換わるように切換バルブ17が操作されるので、一つ一つの動作が確実に行われ、誤動作を起すこともない。
また、バルブ操作用複動シリンダ19のピストン20を上下に往復させるだけで、各流路12A、12B、14、16が一括して導通/遮断されるので、タイミング制御は一切不要となる。
【0075】
また、主剤流入口10A及び硬化剤流入口10Bには、夫々主剤圧送ポンプ51を介装した主剤供給管52及び硬化剤圧送ポンプ53を介装した硬化剤供給管54が接続されている。
【0076】
そして、主剤供給管52には、主剤成分をより細かい分子会合状態に分断する予備攪拌チャンバ60が介装されている。
この予備攪拌チャンバ60には、所定間隔で回転軸61に取り付けられた複数枚の回転ディスク62、62間にその底面側中央吸込口63から外周面吹出口64へ向う遠心攪拌流路65が形成された無発泡スターラ66が配されている。
これにより、予備攪拌チャンバ60を通過した主剤が、回転する無発泡スターラ66により、大きな分子会合状態から細かい分子会合状態に分断されて活性度が高くなり、硬化剤と混合されたときにより均一に混合されると共に硬化反応が促進される。
なお、予備攪拌チャンバ60は、必要に応じて硬化剤供給管54に介装してもよく、バルブユニットU3又は計量ユニットU1に形成された主剤充填流路12A又は硬化剤充填流路12Bに介装させても良い。
【0077】
また、作動流体流入口21には、作動流体タンク42から高圧で作動流体を供給する高圧ポンプ55を介装した作動流体供給管56が接続され、作動流体流出口22は作動流体タンク42に至る戻り管路57が接続されている。
【0078】
以上が本発明の一構成例であって、次にその作用を説明する。
計量シリンダ3及び圧送用シリンダ4を空にした状態で、バルブ操作用複動シリンダ19のピストン20を上昇させると、切換バルブ17の各スプール18A〜18Cが同期して一斉に上端位置に達する。
これにより、図5に示すように、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が導通、予備混合流路14が遮断、作動流体供給流路21A及び作動流体排出流路22Bが導通、作動流体供給流路21B及び作動流体排出流路22Aが遮断される。
【0079】
したがって、計量ユニットU1に形成された駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側に作動流体が供給されると共に背面側から排出されて、ピストン8及びピストン6A、6Bが後退すると共に、計量シリンダ3の各バレル5A及び5Bに主剤及び硬化剤が混合比に応じた分量ずつ充填される。
【0080】
充填が完了すると計量完了検出用センサ48から制御信号が出力されると共に、圧送用シリンダ4も空なので吐出完了検出用センサ50からも制御信号が出力されて、バルブ操作用複動シリンダ19のピストン20が下降され、バルブ駆動装置40により切換バルブ17の各スプール18A〜18Cが同期して一斉に下端位置に移動する。
これにより、図6に示すように、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が遮断、予備混合流路14が導通、作動流体供給流路21A及び作動流体排出流路22Bが遮断、作動流体供給流路21B及び作動流体排出流路22Aが導通される。
【0081】
したがって、計量ユニットU1に形成された駆動用複動シリンダ7のピストン8の背面側に作動流体が供給されると共に、正面側から作動流体が排出されて、ピストン8及びピストン6A、6Bが前進すると共に、各バレル5A及び5Bから主剤及び硬化剤が混合比に応じた流量で圧し出される。
【0082】
このとき、主剤及び硬化剤は、各バレル5A及び5Bからその混合比率に応じた分量ずつ圧し出されてスタティックミキサ13で予備混合されると共に、混合促進用オリフィス33で混合促進され、主剤及び硬化剤が均一に分散された塗料が圧送用シリンダ4に供給される。
そして、塗料の圧力で圧送用シリンダ4のピストン9が後退され、圧送用シリンダ4から作動流体が排出されて塗料が備蓄される。
このように主剤及び硬化剤が均一分散された塗料が圧送用シリンダ内に一時的に蓄えられるので、その時間を利用して各塗料成分の境界面では分子拡散が進み、各塗料成分同士が馴染んでくる。
【0083】
備蓄が完了すると計量ユニットU1に配された備蓄完了検出用センサ49から制御信号が出力されるので、バルブ駆動装置40によりバルブ操作用複動シリンダ19のピストン20が上昇され、切換バルブ17の各スプール18A〜18Cが同期して一斉に上端位置に移動する。
これにより、図7に示すように、主剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が導通、予備混合流路14が遮断、作動流体供給流路21A及び作動流体排出流路22Bが導通、作動流体供給流路21B及び作動流体排出流路22Aが遮断される。
【0084】
そして、備蓄ユニットU3に形成された圧送用シリンダ4に作動流体が供給されるので、ピストン9により塗料が圧し出され、塗料送給流路16を通って混合促進用オリフィス34で混合された後、吐出口11に装着された噴射型拡散混合器15で微粒化混合されて塗料タンク2に送給される。
【0085】
このように、主剤及び硬化剤が予備混合−噴射拡散混合の2段階で混合され、予備混合器では均一に分散され、噴射型拡散混合器では塗料が噴流化して粒径の大きな主剤及び硬化剤同士が微粒化して拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざり難い塗料成分でも均一に混合した状態で塗料タンク2に充填することができる。
【0086】
また、この間、計量ユニットU1に形成された駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側に作動流体が供給されると共に背面側から排出されて、ピストン8及びピストン6A、6Bが後退すると共に、計量シリンダ3の各バレル5A及び5Bに主剤及び硬化剤が充填される。
【0087】
そして、計量シリンダ3への充填が完了し、圧送用シリンダ4からの吐出が完了すると、計量完了検出用センサ48及び吐出完了検出用センサ50の双方から制御信号が出力され、以後、図6及び図7で示す工程を繰り返す。
【0088】
なお、切換バルブ17の各スプール18A〜18Cは、バルブ操作用複動シリンダ19のピストン20に取り付ける場合に限らず、同時に操作される複数の操作用複動シリンダに個別に取り付ける場合でも良く、また、ソレノイド等を用いて駆動する場合でもよい。
【0089】
また、切換バルブ17として3本のスプール18A〜18Cを用いたスプール型のバルブを用いているが、スプールの数は任意であり、さらに、これに替えて、流路切換ができるバルブであれば任意のタイプのもの(例えば、ロータリーバルブ等)を採用し得る。
【0090】
さらに、上述の説明では、主剤と硬化剤からなる二液混合型塗料について説明したが、複数の主剤と硬化剤、主剤と添加剤など、二種以上の塗料成分を混合する任意の多成分混合型塗料に適用し得る。
【0091】
さらにまた、本発明の塗料送給装置1は、塗装機内に装備または装着される塗料タンク2に塗料を充填させる場合に限らず、塗料の供給を受けながら塗装を行う塗装機へ直接又は中継タンク等を介して間接的に塗料を供給する塗料供給装置として使用することもできる。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、計量ユニットと、備蓄ユニットと、バルブユニットの三つのユニットで形成されており、各種流路を導通/遮断させて流路切換を行うバルブ類はバルブユニットに形成されているので、バルブユニットに対して各種流路を連通させるだけで夫々の流路にバルブを介装させることができ、多数のバルブを一々設置する手間や面倒がないので、組立も簡単になり、製造コストが軽減されるという大変優れた効果を奏する。
【0093】
また、計量ユニット及び備蓄ユニットには一切のバルブが形成されていないので、計量ユニット及び備蓄ユニットの構造が極めてシンプルになり、部品点数を減少させて全体を小型化することができるという大変優れた効果を奏する。
【0094】
さらに、バルブに故障が発生した場合でも、バルブユニットのみを外して交換・修理等すればよいので、メンテナンス性に優れ、自動車塗装ラインのように長時間塗装ラインすることのできない場合でも、バルブユニットの交換により迅速に復旧させることができるという大変優れた効果を奏する。
【0095】
また、各塗料成分を予備混合−噴射拡散混合の2段階で混合させることができ、予備混合器では塗料成分が均一に分散され、噴射型拡散混合器では塗料が噴流化して粒径の大きな主剤及び硬化剤同士が微粒化して拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざり難い塗料成分でも均一に混合した状態で送給することができるという大変優れた効果を奏する。
【0096】
さらに、格別な流量制御を行うことなく、各塗料成分を混合比に応じた流量で正確に送給することができ、切換バルブにより、塗料成分充填流路、予備混合流路、塗料送給流路を同時に切り換えることができるので、流量制御やバルブ切換のタイミング同期制御を行う面倒もなく、制御系が極めて簡単になるという効果がある。
【0097】
さらにまた、各種流路が、各ユニットを一体に組み付けたときに連通されるように各ユニット内に形成されているので、配管の着脱作業や取り回しの面倒もなく、より構成が簡素化され、組立が極めて簡単になり、さらに、メンテナンス性も向上され、配管の取り回しが必要ない分、装置全体がコンパクトになるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗料送給装置の一例を示す流体回路図。
【図2】その外観図。
【図3】その分解組立図。
【図4】その模式図。
【図5】その動作を示す説明図。
【図6】その動作を示す説明図。
【図7】その動作を示す説明図。
【図8】ピストンとスプールの取付構造を示す説明図。
【図9】無発泡スターラの構造を示す説明図。
【符号の説明】
1………塗料送給装置
2………塗料タンク
3………計量シリンダ
U1 ……計量ユニット
U2……備蓄ユニット
U3……バルブユニット
4………圧送用シリンダ
5A……主剤バレル
5B………硬化剤バレル
6A、6B………ピストン
7………駆動用複動シリンダ
8、9………ピストン
10A、10B………流入口
11………吐出口
12A……主剤充填流路(塗料成分充填流路)
12B……硬化剤充填流路(塗料成分充填流路)
13………スタティックミキサ(管路攪拌型予備混合器)
14………予備混合流路
15………噴射型拡散混合器
16………塗料送給流路
17………切換バルブ
18A………主剤用スプール(塗料成分用スプール)
18B………硬化剤用スプール(塗料成分用スプール)
18C………塗料用スプール
19………バルブ操作用複動シリンダ
20………ピストン
21A、21B……作動流体供給流路
22A、22B……作動流体排出流路
23A、23B………スプール摺動孔
24………バルブシート
25………ポペット
27………ミキサ装着部
28A、28B………面板
Claims (18)
- 二種以上の塗料成分を所定の比率で混合した塗料を塗装機やこれに装備されもしくは脱着自在に装着される塗料タンク(2)に送給する塗料送給装置において、
前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダ(3)が形成された計量ユニット(U1)と、各塗料成分を予備混合した塗料を備蓄した後、塗装機又は塗料タンク(2)へ圧送する圧送用シリンダ(4)が形成された備蓄ユニット(U2)を備えると共に、
各塗料成分を計量シリンダ(3)へ充填する塗料成分充填流路(12A、12B)と、計量シリンダ(3)から圧し出された各塗料成分を合流させて管路攪拌型予備混合器(13)を通り前記圧送用シリンダ(4)へ通じる予備混合流路(14)と、圧送用シリンダ(4)から噴射型拡散混合器(15)を経て塗料を送給する塗料送給流路(16)とを導通/遮断させて流路切換を行う切換バルブ(17)が形成されたバルブユニット(U3)を備えたことを特徴とする塗料送給装置。 - 前記塗料成分充填流路(12A、12B)及び前記予備混合流路(14)を同時に且つ交互に導通/遮断すると共に、前記塗料成分充填流路(12A、12B)の導通/遮断に対応してこれと同期的に塗料送給流路(16)を導通/遮断して流路切換を行う切換バルブ(17)を備えた請求項1記載の塗料送給装置。
- 計量シリンダ(3)及び圧送用シリンダ(4)が作動流体の圧力により駆動されるように成され、その作動流体の供給流路(21A,21B)及び排出流路(22A,22B)が前記切換バルブ(17)により切り換えられるように成された請求項1又は2記載の塗料供給装置。
- 前記作動流体が、塗料成分の一として使用される液体又は水である請求項3記載の塗料送給装置。
- 前記塗料成分充填流路(12A、12B)、予備混合流路(14)及び塗料送給流路(16)が、前記計量ユニット(U1)及び備蓄ユニット(U2)をバルブユニット(U3)に装着することによって連通されるように当該各ユニット(U1、U2、U3)内に形成されてなる請求項1乃至4いずれか記載の塗料送給装置。
- 圧送用シリンダ(4)を駆動する作動流体の供給流路(21A)が、バルブユニット(U3)と備蓄ユニット(U2)との間で配管(35)を介して連通された請求項5記載の塗料送給装置。
- 前記計量シリンダ(3)が、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に充填する二以上のバレル(5A、5B)を具備し、これら各バレル(5A、5B)に充填された塗料成分を圧し出す各ピストン(6A、6B)が、1台の駆動用複動シリンダ(7)で駆動される請求項1乃至6いずれか記載の塗料送給装置。
- 前記計量シリンダ(3)への塗料成分の充填が完了したことを検出する計量完了検出用センサ(48)と、計量シリンダ(3)から塗料成分が圧し出されて圧送用シリンダ(4)への備蓄が完了したことを検出する備蓄完了検出用センサ(49)と、圧送用シリンダ(4)からの塗料の吐出が完了したことを検出する吐出完了検出用センサ(50)を備えると共に、
計量完了検出用センサ(48)及び吐出完了検出用センサ(50)の双方から検出信号が出力されたときに、前記塗料成分充填流路(12A、12B)及び塗料送給流路(16)を遮断すると共に前記予備混合流路(14)を導通させ、備蓄完了検出用センサ(49)から検出信号が出力されたときに、前記塗料成分充填流路(12A、12B)及び塗料送給流路(16)を導通すると共に前記予備混合流路(14)を遮断するように前記切換バルブ(17)を操作するバルブ駆動装置(40)を備えた請求項1乃至7いずれか記載の塗料供給装置。 - 前記管路攪拌型予備混合器が、前記切換バルブ(17)から圧送用シリンダ(4)に至る予備混合流路(14)に形成されたミキサ装着部(27)に攪拌エレメント(13a)を配したスタティックミキサ(13)で形成され、前記装着部(27)は、これを半割した凹溝(27A、27B)を有する面板(28A、28B)同士を重ね合わせて形成されてなる請求項1乃至8いずれか記載の塗料送給装置。
- 前記攪拌エレメント(13a)がチューブに挿入されて前記ミキサ装着部(27)に配されて成る請求項9記載の塗料送給装置。
- 前記管路攪拌型予備混合器(13)から圧送用シリンダ(4)に至る予備混合流路(14)及び圧送用シリンダ(4)から噴射型拡散混合器(15)に至る塗料送給流路(16)の一方又は双方に混合促進用オリフィス(33、34)が配されて成る請求項1乃至10いずれか記載の塗料送給装置。
- 前記塗料成分の一が分散質を分散媒に分散させた分散系である場合に、当該塗料成分の供給源から計量シリンダ(3)に至る流路(12A、12B、52、53)に無発泡スターラ(66)を備えた予備攪拌チャンバ(60)が介装され、前記無発泡スターラ(66)は、回転軸(61)に所定間隔で取り付けられた複数枚の回転ディスク(62、62)間にその底面側中央吸込口(63)から外周面吹出口(64)に向って塗料成分の分散粒子径を小さくする遠心攪拌流路(65)が形成されてなる請求項1乃至11いずれか記載の塗料送給装置。
- 計量シリンダ(3)から圧し出された各塗料成分を管路攪拌型予備混合器(13)の上流側で合流させて圧送用シリンダ(4)へ案内する予備混合流路(14)の合流点における各塗料成分の流路が、各塗料成分の混合比に等しい断面積比に形成されて成る請求項1乃至12いずれか記載の塗料送給装置。
- 二種以上の塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダ(3)が形成された計量ユニット(U1)と、各塗料成分を予備混合した塗料を備蓄した後、塗装機又は塗料タンク(2)へ圧送する圧送用シリンダ(4)が形成された備蓄ユニット(U2)に連通される塗料成分及び塗料の流路切換を行うバルブユニットであって、
各塗料成分を計量シリンダ(3)へ充填する塗料成分充填流路(12A、12B)と、計量シリンダ(3)から圧し出された各塗料成分を合流させて管路攪拌型予備混合器(13)を通り前記圧送用シリンダ(4)へ通じる予備混合流路(14)と、圧送用シリンダ(4)から噴射型拡散混合器(15)を経て塗料を送給する塗料送給流路(16)とを導通/遮断させて流路切換を行う切換バルブ(17)が形成されていることを特徴とするバルブユニット。 - 前記切換バルブ(17)が、各塗料成分充填流路(12A、12B)及び予備混合流路(14)を同時に且つ交互に導通/遮断する塗料成分用スプール(18A、18B)と、前記塗料成分充填流路(12A、12B)の導通/遮断に対応してこれと同期的に塗料送給流路(16)を導通/遮断する塗料用スプール(18C)を備え、各スプール(18A〜18C)がバルブ駆動用複動シリンダ(19)により駆動される請求項14記載のバルブユニット。
- 前記各塗料成分用スプール(18A、18B)により導通/遮断される予備混合流路(14)が、その摺動孔(23A、23B)の一端側から圧送用シリンダ(4)に連通されるように形成され、各塗料成分用スプール(18A、18B)の一端側には、当該スプール(18A、18B)がピストン(20)により他端側へ引っ張られたときに摺動孔(23A、23B)の一端側に形成されたバルブシート(24)に押し当てられて、前記スプール(18A、18B)と摺動孔(23A、23B)との隙間を塞ぐポペット(25)が形成されてなる請求項15記載のバルブユニット。
- 前記各塗料成分用スプール(18A、18B)が、夫々に形成された全てのポペット(25)を閉成するまで当該各スプール(18A、18B)を個別に引っ張る引張力分散伝達機構(30)を介して前記バルブ駆動用複動シリンダ(19)のピストン(20)に取り付けられた請求項16記載のバルブユニット。
- 前記計量シリンダ(3)及び圧送用シリンダ(4)を駆動する作動流体の供給流路(21A,21B)及び排出流路(22A,22B)を切り換えるようになされた前記切換バルブ(17)のスプール(18A〜18C)及びスプール摺動孔(23A〜23C)の隙間に、作動流体の供給流路(21A,21B)及び排出流路(22A,22B)から作動流体を染み出させて、その流体圧力で当該隙間をシールする液圧シールが形成された請求項15乃至17いずれか記載のバルブユニット。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077665A JP4027693B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 塗料送給装置及びバルブユニット |
CA 2421421 CA2421421C (en) | 2002-03-20 | 2003-03-10 | Coating material feeding apparatus and valve unit |
CA2706628A CA2706628C (en) | 2002-03-20 | 2003-03-10 | Coating material feeding apparatus and valve unit |
EP20030005661 EP1346761B9 (en) | 2002-03-20 | 2003-03-13 | Coating material feeding apparatus and valve unit |
EP20070019316 EP1875958B1 (en) | 2002-03-20 | 2003-03-13 | Coating material feeding apparatus |
DE60328547T DE60328547D1 (de) | 2002-03-20 | 2003-03-13 | Vorrichtung zur Zufuhr von Beschichtungsmaterial |
EP20040024459 EP1495797A1 (en) | 2002-03-20 | 2003-03-13 | Coating material feeding apparatus and valve unit |
DE2003600205 DE60300205T2 (de) | 2002-03-20 | 2003-03-13 | Zuführvorrichtung für Beschichtungsmaterial und Ventileinheit |
US10/390,644 US6896399B2 (en) | 2002-03-20 | 2003-03-19 | Coating material feeding apparatus and valve unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002077665A JP4027693B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 塗料送給装置及びバルブユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003275632A JP2003275632A (ja) | 2003-09-30 |
JP4027693B2 true JP4027693B2 (ja) | 2007-12-26 |
Family
ID=27785288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002077665A Expired - Fee Related JP4027693B2 (ja) | 2002-03-20 | 2002-03-20 | 塗料送給装置及びバルブユニット |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6896399B2 (ja) |
EP (3) | EP1346761B9 (ja) |
JP (1) | JP4027693B2 (ja) |
CA (2) | CA2421421C (ja) |
DE (2) | DE60328547D1 (ja) |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7968569B2 (en) | 2002-05-17 | 2011-06-28 | Celgene Corporation | Methods for treatment of multiple myeloma using 3-(4-amino-1-oxo-1,3-dihydro-isoindol-2-yl)-piperidine-2,6-dione |
USRE48890E1 (en) | 2002-05-17 | 2022-01-11 | Celgene Corporation | Methods for treating multiple myeloma with 3-(4-amino-1-oxo-1,3-dihydroisoindol-2-yl)-piperidine-2,6-dione after stem cell transplantation |
US8404716B2 (en) | 2002-10-15 | 2013-03-26 | Celgene Corporation | Methods of treating myelodysplastic syndromes with a combination therapy using lenalidomide and azacitidine |
US11116782B2 (en) | 2002-10-15 | 2021-09-14 | Celgene Corporation | Methods of treating myelodysplastic syndromes with a combination therapy using lenalidomide and azacitidine |
FI114033B (fi) | 2002-10-17 | 2004-07-30 | Metso Paper Inc | Menetelmä ja järjestelmä päällysteen valmistuksessa |
CN100408200C (zh) * | 2003-09-12 | 2008-08-06 | 托利尼迪工业株式会社 | 涂敷机 |
CN100490987C (zh) * | 2003-11-26 | 2009-05-27 | 得立鼎工业株式会社 | 喷射分散器 |
JP4709585B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-06-22 | トリニティ工業株式会社 | 塗布材充填方法及び装置 |
JP2010188986A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 荷受台昇降装置 |
TR201905423T4 (tr) | 2009-05-19 | 2019-05-21 | Celgene Corp | 4-amino-2-(2,6-dioksopiperidin-3-il)izindolin-1,3-dion'un formülasyonları |
KR101283505B1 (ko) | 2011-01-20 | 2013-07-12 | 주식회사 진영이노텍 | 오토 실링장치 |
WO2014139135A1 (zh) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | 沈如华 | 流体调节装置 |
EA201790439A1 (ru) | 2014-08-22 | 2017-07-31 | Селджин Корпорейшн | Способы лечения множественной миеломы с применением иммуномодулирующих соединений в комбинации с антителами |
CN104307403B (zh) * | 2014-09-13 | 2016-04-06 | 芜湖市恒浩机械制造有限公司 | 一种混合搅拌一体机 |
JP5944967B2 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-07-05 | 極東開発工業株式会社 | 荷受台昇降装置 |
US10093647B1 (en) | 2017-05-26 | 2018-10-09 | Celgene Corporation | Crystalline 4-amino-2-(2,6-dioxopiperidine-3-yl)isoindoline-1,3-dione dihydrate, compositions and methods of use thereof |
US10093648B1 (en) | 2017-09-22 | 2018-10-09 | Celgene Corporation | Crystalline 4-amino-2-(2,6-dioxopiperidine-3-yl)isoindoline-1,3-dione hemihydrate, compositions and methods of use thereof |
US10093649B1 (en) | 2017-09-22 | 2018-10-09 | Celgene Corporation | Crystalline 4-amino-2-(2,6-dioxopiperidine-3-yl)isoindoline-1,3-dione monohydrate, compositions and methods of use thereof |
CN107825656B (zh) * | 2017-12-03 | 2024-01-30 | 江山市华奥电力科技有限公司 | 环氧树脂凝胶成型机 |
US11691164B2 (en) | 2018-05-23 | 2023-07-04 | Graco Minnesota Inc. | Mix manifold and valve seal assembly |
CN109356015A (zh) * | 2018-11-27 | 2019-02-19 | 上海展富交通设施工程有限公司 | 点涂喷头系统、点涂设备及控制方法 |
DE102020214438A1 (de) * | 2020-02-10 | 2021-08-12 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Selbstreinigend ausgebildete Kunststoffbeschichtungsvorrichtung |
CN112191216B (zh) * | 2020-09-16 | 2022-04-01 | 湖州卓瑞化工科技有限公司 | 一种用于制备对甲苯磺酰氯的加工装置 |
CN112755827A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-05-07 | 广西金桂浆纸业有限公司 | 一种乳化机构及其切换方法、造纸系统 |
CN114426213B (zh) * | 2021-12-08 | 2024-06-25 | 惠州市三慈科技有限公司 | 下料装置及3d打印线材生产装置 |
CN114425501B (zh) * | 2022-01-13 | 2023-06-30 | 深圳市高昶自动化设备有限公司 | Ab胶定量混合挤出装置 |
CN114870712A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-09 | 江西比泰新能源科技有限公司 | 一种用于转移式涂布机的料槽搅拌装置 |
CN115090155B (zh) * | 2022-06-29 | 2023-10-24 | 河南道为机械设备有限公司 | 一种可上下扇动的翅翼式搅拌器 |
CN115282818B (zh) * | 2022-08-18 | 2023-08-04 | 河津市炬华铝业有限公司 | 一种氢氧化铝制备生产用搅洗装置 |
CN116689230B (zh) * | 2023-07-28 | 2023-09-29 | 江苏泽润新能科技股份有限公司 | 一种不规整电池包灌胶装置 |
CN116920713B (zh) * | 2023-09-19 | 2023-12-05 | 广东金鼎创展纺织技术研究院有限公司 | 一种染料配料装置 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3843099A (en) * | 1973-02-26 | 1974-10-22 | Usm Corp | Instantaneous rationing means |
US4056258A (en) * | 1975-01-15 | 1977-11-01 | Centro Nazionale Delle Richerche | Actuating device with electronic control for injectors of liquid mixers |
CA1081539A (en) * | 1976-03-25 | 1980-07-15 | Wallace F. Krueger | Apparatus for transferring metered quantities of material from one location to another |
US4265858A (en) * | 1976-03-31 | 1981-05-05 | Nordson Corporation | Metering and mixing apparatus for multiple component |
US4399105A (en) * | 1981-03-30 | 1983-08-16 | The Upjohn Company | Programmable computer controlled reaction injection mixing head system |
DE3522153A1 (de) * | 1985-06-21 | 1987-01-02 | Bayer Ag | Kolbendosiergeraet zur herstellung eines kunststoff, insbesondere schaumstoff bildenden, fliessfaehigen reaktionsgemisches aus mindestens zwei fliessfaehigen reaktionskomponenten |
AU6484286A (en) * | 1985-11-06 | 1987-05-14 | Kent-Moore Corp. | Production of foam sealant |
DE3616463A1 (de) * | 1986-05-15 | 1987-11-19 | Battenfeld Maschfab | Vorrichtung zum dosieren von reaktionsgemischen |
US5098194A (en) * | 1990-06-27 | 1992-03-24 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | Semi-continuous method and apparatus for forming a heated and pressurized mixture of fluids in a predetermined proportion |
US5409310A (en) * | 1993-09-30 | 1995-04-25 | Semitool, Inc. | Semiconductor processor liquid spray system with additive blending |
US5979794A (en) * | 1997-05-13 | 1999-11-09 | Ingersoll-Rand Company | Two-part stream dispensing for high viscosity materials |
-
2002
- 2002-03-20 JP JP2002077665A patent/JP4027693B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-03-10 CA CA 2421421 patent/CA2421421C/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-03-10 CA CA2706628A patent/CA2706628C/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-03-13 DE DE60328547T patent/DE60328547D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2003-03-13 EP EP20030005661 patent/EP1346761B9/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-03-13 EP EP20040024459 patent/EP1495797A1/en not_active Withdrawn
- 2003-03-13 EP EP20070019316 patent/EP1875958B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-03-13 DE DE2003600205 patent/DE60300205T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-03-19 US US10/390,644 patent/US6896399B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1346761A3 (en) | 2003-11-12 |
CA2421421A1 (en) | 2003-09-20 |
EP1875958A1 (en) | 2008-01-09 |
CA2706628C (en) | 2013-02-12 |
CA2706628A1 (en) | 2003-09-20 |
DE60300205D1 (de) | 2005-01-20 |
US6896399B2 (en) | 2005-05-24 |
EP1495797A1 (en) | 2005-01-12 |
CA2421421C (en) | 2011-01-18 |
EP1346761A2 (en) | 2003-09-24 |
EP1346761B9 (en) | 2005-04-06 |
US20030178059A1 (en) | 2003-09-25 |
EP1346761B1 (en) | 2004-12-15 |
EP1875958B1 (en) | 2009-07-22 |
JP2003275632A (ja) | 2003-09-30 |
DE60300205T2 (de) | 2006-01-12 |
DE60328547D1 (de) | 2009-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4027693B2 (ja) | 塗料送給装置及びバルブユニット | |
US4126399A (en) | Method and apparatus for preparing multi-component plastic materials, particularly polyurethane, with solid material additives or at least one highly viscous component | |
US20070000947A1 (en) | Apparatus and methods for dispensing fluidic or viscous materials | |
US5810254A (en) | Low pressure polyurethane spraying assembly | |
US6811096B2 (en) | Spray gun with internal mixing structure | |
CA1174113A (en) | Flushable rotary gear pump | |
EP0740987B1 (en) | Solvent flush reaction injection molding mixhead | |
US4239732A (en) | High velocity mixing system | |
EP1261418B1 (en) | Electronic plural component proportioner | |
US6079867A (en) | Self-cleaning, mixing apparatus and method for the production of polyurethane formulations | |
US20070069040A1 (en) | Apparatus and methods for dispensing fluidic or viscous materials | |
CN1266962A (zh) | 改善染料剂量响应时间的喷嘴/阀组合结构 | |
US4600312A (en) | Impingement mix-head for rim process | |
KR101719533B1 (ko) | 단연조 또는 다연조 구조의 피스톤과 온/오프 정밀 개폐식 작동밸브를 갖는 모터 가압형 플런저 구조의 고점도, 고필러 수지용 정량 혼합 토출장치 | |
US20050094482A1 (en) | Method and apparatus for producing closed cell foam | |
EP1306551B1 (en) | Method and apparatus for supplying coating material | |
JP3927026B2 (ja) | 塗料送給装置 | |
JP2009233631A (ja) | 多液塗装用塗料供給装置の混合装置 | |
JP4358585B2 (ja) | 塗料送給装置及びそのバルブユニット | |
CN216909904U (zh) | 一种双组分涂料混合装置 | |
US20010046181A1 (en) | Multiple component mixing and dispensing system | |
JP3178116U (ja) | 微量用二液混合型注入機 | |
US11198148B1 (en) | Dispenser assembly and method for manufacturing the dispenser assembly | |
JP2000024583A (ja) | 3液混合方法 | |
JPH0352114Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071010 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |