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JP4025014B2 - パワーシート - Google Patents

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JP4025014B2
JP4025014B2 JP2000399857A JP2000399857A JP4025014B2 JP 4025014 B2 JP4025014 B2 JP 4025014B2 JP 2000399857 A JP2000399857 A JP 2000399857A JP 2000399857 A JP2000399857 A JP 2000399857A JP 4025014 B2 JP4025014 B2 JP 4025014B2
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    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/067Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable by linear actuators, e.g. linear screw mechanisms

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、前記ロアレール、前記アッパレールのうちの一方のレールに設けられ、モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、前記ロアレール、前記アッパレールのうちの他方のレールに設けられるナット部材と、一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトとを有し、前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
最初に、従来のパワーシートの外観を示す図7を用いて従来のパワーシートの全体構成を説明する。
【0003】
図において、フロア側にブラケット1,3を介して取り付けられるロアレール5には、シートのシートクッション7側に設けられたアッパレール9が移動可能に係合している。
【0004】
アッパレール9の前部には、2つブラケット11,13からなるギヤボックス固定ブラケット15を介して、ギヤボックス17が設けられている。
次に、図8及び図9を用いて、図7に示すパワーシートの駆動機構を説明する。図8は駆動機構の要部を示す分解斜視図、図9は図8に示す機構の断面図である。
【0005】
図8に示すように、ギヤボックス固定ブラケット15は、アッパレール9に取り付けられ、ギヤボックス17の一方の端面をに当接するブラケット13と、ブラケット13に取り付けられ、ギヤボックス17の他方の端面に当接し、ブラケット13と協働してギヤボックス17を挟持するブラケット11とからなっている。
【0006】
そして、ブラケット11,ギヤボックス17を挿通しブラケット13に螺合する3本のボルト19でギヤボックス17は取り付けられている。
ギヤボックス17の入力軸21は、シートクッション側に設けられた図示しないモータによって駆動されるようになっている。
【0007】
ギヤボックス17の内部は、図9に示すように、入力軸21には、ウォーム23が取り付けられている。
さらに、ギヤボックス17の内部には、ウォーム23に螺合するウォームホイール25が回転可能に設けられている。このウォームホイール25の回転中心には、内周面にセレーションが形成された穴25aが形成されている。
【0008】
一方、ロアレール5には、ボルト31を用いてナット部材33を保持するナットブラケット35が取り付けられている。
ナット部材33には、スクリューシャフト37の中間部が螺合している。
【0009】
そして、スクリューシャフト37の一方の端部側(ギヤボックス17側)には、周面にセレーションが刻設されたセレーション部37aと、周面におねじが刻設されたおねじ部37bが形成され、この一方の端部側がギヤボックス17内のウォームホイール25の穴25aを挿通し、セレーション部37aがウォームホイール25の穴25aに係合し、ギヤボックス17より突出したおねじ部37bにナット39が螺合している。
【0010】
ウォームホイール25のセレーションが形成された穴25aと、スクリューシャフト37のセレーション部37aとの係合により、ウォームホイール25の回転はスクリューシャフト37へ伝達されるようになっている。
【0011】
上記構成の作動を説明する。図示しないモータによってギヤボックス17内のウォーム23が回転駆動されると、ウォーム23に螺合するウォームホイール25が回転する。
【0012】
このウォーム23とウォームホイール25とにより、モータの回転は減速され、さらにモータの回転軸の方向が変えられ、スクリューシャフト37が回転する。
【0013】
スクリューシャフト37には、フロア側に取り付けられたロアレール5に取り付けられたナット部材33が螺合しているので、スクリューシャフト37が設けられ、ロアレール5に移動可能に係合しているアッパレール9が移動し、シートの移動が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のパワーシートにおいて、車両の衝突時や加減速時などには、シートに作用する荷重は、アッパレール9を介してロアレール5に伝達される。
【0015】
詳しく説明すると、シートに作用した荷重は、アッパレール9から、アッパレール9の前部に取り付けられたギヤボックス固定ブラケット15,ギヤボックス17,スクリューシャフト37,ナット部材33を介してロアレール5へ伝達される。
【0016】
車両の衝突の際のような大きな荷重がシートに作用しても、アッパレール9(シート)が移動しないようにするには、アッパレール9の前部に取り付けられたギヤボックス固定ブラケット15,ギヤボックス17,スクリューシャフト37,ナット部材33,ナットブラケット35の強度を充分に確保することが重要である。
【0017】
特に、荷重が集中するギヤボックス固定ブラケット15,ギヤボックス17の強度を充分に確保することが必要となる。
よって、ギヤボックス固定ブラケット15,ギヤボックス17には、作用する荷重に耐えうる材質や構造が必要となり、パワーシートの大型化及びコストアップとなる問題点がある。
【0018】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、小型化及びコストダウンが図れるパワーシートを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、フロア側に設けられたロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、前記ロアレール、前記アッパレールのうちの一方のレールに設けられ、モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、前記ロアレール、前記アッパレールのうちの他方のレールに設けられるナット部材と、一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、を有し、前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートであって、前記スクリューシャフトに、半径方向に伸びる突部を設け、前記ギヤボックスが設けられた方のレールの両側面に、前記スクリューシャフトを介して対向し、前記突部に向かって突出し、底部どうしがほぼ平行で、前記アッパレールの移動方向で、前記突部に対して微小な間隔を介して当接可能な壁面を有する凹部を設け、前記凹部は、前記ギヤボックスが設けられた方のレールの天面から側面の下端にかけて縦方向の2本の切れ目を設け、前記底部が前記側面より前記ギヤボックスが設けられた方のレールの内側に位置するように前記切れ目の間を塑性加工して形成されていることを特徴とするパワーシートである。
【0020】
前記スクリューシャフトに、半径方向に伸びる突部を設け、前記ギヤボックスが設けられた方のレールの両側面に、前記スクリューシャフトを介して対向し、前記突部に向かって突出し、底部どうしがほぼ平行で、前記アッパレールの移動方向で、前記突部に対して微小な間隔を介して当接可能な壁面を有する凹部を設け、前記凹部は、前記ギヤボックスが設けられた方のレールの天面から側面の下端にかけて縦方向の2本の切れ目を設け、前記底部が前記側面より前記ギヤボックスが設けられた方のレールの内側に位置するように前記切れ目の間を塑性加工して形成されていることにより、シートに荷重が作用すると、その荷重は、以下のような経路を介してロアレールへ伝達される。
【0021】
▲1▼ ギヤボックスがアッパレール、ナット部材がロアレールに設けた場合
荷重は、アッパレール,凹部,スクリューシャフトの突部、スクリューシャフト、ナット部材を介して、ロアレールへ伝達される。
【0022】
▲2▼ ギヤボックスがロアレール、ナット部材がアッパレールに設けた場合
荷重は、アッパレール、ナット部材、スクリューシャフト、スクリューシャフトの突部、凹部を介して、ロアレールへ伝達される。
【0023】
強度の弱いギヤボックス及びギヤボックスを支持するブラケットを介さずにロアレールへ荷重を伝達できるので、ギヤボックスやギヤボックスを支持するブラケットが大型化せず、コストダウンが図れる。
【0024】
さらに、凹部は、アッパレールまたはロアレールに一体的に形成したことにより、コストダウンが図れる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の 前記突部は、前記スクリューシャフトの前部と後部に固着され、前記ナット部材に当接することにより、アッパレールのスライド量を規制する2枚のワッシャであり、前記凹部は、前記2枚の各ワッシャに対して異なる方向から当接可能な2箇所の凹部であることを特徴とするパワーシートである。
【0025】
前記突部は、前記スクリューシャフトの前部と後部に固着され、前記ナット部材に当接することにより、アッパレールのスライド量を規制する2枚のワッシャとしたことにより、アッパレールのスライド量を規制するストッパを別途設けずに済むので、コストダウンが図れる
【0028】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
尚、本実施の形態例のスライドシートと従来例で説明を行ったスライドシートとは、シートに作用した荷重をロアレールに伝達する機構が異なるだけで、他の部分に関しては同様な機構であるので、異なる部分を詳細に説明し、従来例と同様な機構に関する説明は省略する。
【0029】
(第1の実施の形態例)
最初に、第1の実施の形態例の要部斜視図である図1を用いて全体構成を説明する。
【0030】
ギヤボックス101はギヤボックス固定ブラケット103を介してアッパレール105に取り付けられている。
スクリューシャフト107の一方の端部側(ギヤボックス101側)には、周面に螺旋状の溝が刻設された本体部107eより径の小さな小径部107aが形成されている。
【0031】
この小径部107aは、3つの部分、すなわち、先端側から周面におねじが刻設されたおねじ部107bと、周面にセレーションが刻設されたセレーション部107cと、周面になにも形成されていない円柱部107dとからなっている。
【0032】
次に、図1のギヤボックス付近の断面を示す図である図2を用いて説明する。
シートクッション側に設けられた図示しないモータによって駆動されるギヤボックス101の入力軸121には、ウォーム123が取り付けられている。
【0033】
さらに、ギヤボックス101の内部には、ウォーム123に螺合するウォームホイール125が回転可能に設けられている。このウォームホイール125の回転中心には、内周面にセレーションが形成された穴125aが形成されている。
【0034】
そして、スクリューシャフト107の一方の端部側の小径部107aがギヤボックス101内のウォームホイール125の穴125aを挿通し、小径部107aのセレーション部107cがウォームホイール125の穴125aに係合し、ギヤボックス101より突出したおねじ部107bにナット139が螺合している。
【0035】
一方、スクリューシャフト107の小径部107aの円柱部107dには、小径部107aと本体部107eとの境の壁面に当接するワッシャ143と、一方の端面がワッシャ143に当接するカラー145と、カラー145の他方の端面に当接するワッシャ147とを設けている。
【0036】
さらに、ワッシャ147を円柱部107dに溶接することで、ワッシャ143,ワッシャ147は、スクリューシャフト147に間隔を持って固着されることとなる。
【0037】
ここで、ワッシャ143及びワッシャ147は、スクリューシャフト107の半径方向に伸びる2つの突部として機能し、カラー145は2枚のワッシャ143,147の間隔を保持するために機能する。
【0038】
そして、図1に示すように、アッパレール105の側面には、ワッシャ143,147に向かって突出し、アッパレール105の移動方向で、ワッシャ143,147に対して微小な間隔を介して当接可能な凹部201が一体的に形成されている。
【0039】
具体的には、図1のB部分の拡大図である図4に示すように、アッパレール105の側面に縦方向の2本の切れ目203を設け、切れ目203の間を塑性加工して凹部201を形成している。
【0040】
そして、図2の切断線A−Aでの断面図である図3に示すように、凹部201の壁面201aがワッシャ147に対して微小な間隔を介して当接可能となっている。
【0041】
同様に、凹部201の壁面201bがワッシャ143に対して微小な間隔を介して当接可能となっている。
上記構成の作動を説明する。図示しないモータによってギヤボックス101内のウォーム123が回転駆動されると、ウォーム123に螺合するウォームホイール125が回転する。
【0042】
このウォーム123とウォームホイール125とにより、モータの回転は減速され、さらにモータの回転軸の方向が変えられ、スクリューシャフト107が回転する。
【0043】
スクリューシャフト107には、フロア側に取り付けられたロアレールに取り付けられたナット部材が螺合しているので、スクリューシャフト107が設けられ、ロアレールに移動可能に係合しているアッパレール105が移動し、シートの移動が行われる。
【0044】
上記構成によれば、スクリューシャフト107に間隔をもって2枚のワッシャ143,147を固着し、アッパレール105の移動方向で、ワッシャ143,147に対して微小な間隔を介して当接可能な壁面201a,201bを有する凹部201をアッパレール105に一体的に形成したことにより、シートに荷重が作用すると、荷重は、アッパレール105,アッパレール105の凹部201,スクリューシャフト107のワッシャ143またはワッシャ147を介してスクリューシャフト107へ伝達され、さらに、ナット部材を介してロアレールへ伝達される。
【0045】
シートに作用する荷重を、強度の弱いギヤボックス101及びギヤボックスを支持するギヤボックス固定ブラケット103を介さずにロアレールへ伝達できるので、ギヤボックス101やギヤボックス固定ブラケット103が大型化せず、コストダウンが図れる。
【0046】
また、アッパレール105の凹部201は、アッパレール105に一体的に形成したことにより、コストダウンが図れる。
さらに、シートに前方向の荷重、後方向の荷重が作用しても、1つの凹部201で荷重をワッシャ143またはワッシャ147を介してスクリューシャフト107へ伝達することができる。
【0047】
(第2の実施の形態例)
第2の実施の形態例の要部を示す図5を用いて説明する。
図において、スクリューシャフト300には、突部として1つのワッシャ301が固着されている。
【0048】
一方、アッパレール303には、ワッシャ301を挟むように形成され、ワッシャ301に対して微小な間隔を介して当接可能な壁面201a,201bを有する凹部305,307が形成されている。
【0049】
これら凹部305,307の形成方法は、第1の実施の形態例での凹部201と同一である。
上記構成によれば、シートに荷重が作用すると、荷重は、アッパレール303,アッパレール303の凹部305の壁面305aまたは凹部307の壁面307a,スクリューシャフト300のワッシャ301を介してスクリューシャフト300へ伝達される。
【0050】
シートに作用した荷重を強度の弱いギヤボックス及びギヤボックスを支持するギヤボックス固定ブラケットを介さずにロアレールへ伝達できるので、ギヤボックスやギヤボックス固定ブラケットが大型化せず、コストダウンが図れる。
【0051】
また、アッパレール303の凹部305,307は、アッパレール303に一体的に形成したことにより、コストダウンが図れる。
さらに、シートに前方向の荷重、後方向の荷重が作用しても、1つのワッシャ301で荷重をスクリューシャフト300へ伝達することができる。
【0052】
(第3の実施の形態例)
第3の実施の形態例の要部を示す図である図6を用いて説明する。
図において、アッパレール401には、ギヤボックス403を介して回転駆動されるスクリューシャフト405が設けられている。
【0053】
ロアレール411には、ブラケット413を介してナット部材415が設けられ、このナット部材415にはスクリューシャフト405が螺合してる。
スクリューシャフト405の前部と後部には、突部としてのワッシャ407,ワッシャ409が固着され、ナット部材415に当接することにより、アッパレール401のスライド量を規制するようになっている。
【0054】
アッパレール401には、2枚の各ワッシャ407,409に対して微小な間隔を介して、異なる方向から当接可能な2箇所の凹部431,433が形成されている。
【0055】
これら凹部431,433の形成方法は、第1の実施の形態例での凹部201と同一である。
本実施の形態例では、凹部431の壁面431aがシートの後退方向からワッシャ407に当接可能であり、凹部433の壁面433aがシートの前進方向から当接可能である。
【0056】
上記構成によれば、シートに荷重が作用すると、荷重は、アッパレール401,アッパレール401の凹部431の壁面431aまたは凹部433の壁面433a,スクリューシャフト405のワッシャ407またはワッシャ409を介してスクリューシャフト405へ伝達される。
【0057】
シートに作用した荷重を強度の弱いギヤボックス及びギヤボックスを支持するギヤボックス固定ブラケットを介さずにロアレールへ伝達できるので、ギヤボックスやギヤボックス固定ブラケットが大型化せず、コストダウンが図れる。
【0058】
また、アッパレール401の凹部431,433は、アッパレール401に一体的に形成したことにより、コストダウンが図れる。
さらに、ワッシャ407,ワッシャ409により、アッパレール401のスライド量を規制するストッパを別途設けずに済むので、コストダウンが図れる。
【0059】
尚、本発明は、上記3つの実施の形態例に限定するものではない。上記3つの実施の形態例では、スクリューシャフトに設ける突部としてワッシャを用いたが、スクリューシャフトに突部を一体的に形成してもよい。
【0060】
さらに、上記3つの実施の形態例では、ギヤボックスをアッパレールに、ナット部材をロアレールに設け、凹部をアッパレールに形成する構成で説明したが、逆に、ギヤボックスをロアレールに、ナット部材をアッパレールに設け、凹部をロアレールに形成するパワーシートでも適用できる。
【0061】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、強度の弱いギヤボックス及びギヤボックスを支持するブラケットを介さずにロアレールへ荷重を伝達できるので、ギヤボックスやギヤボックスを支持するブラケットが大型化せず、コストダウンが図れる。
【0062】
さらに、凹部は、アッパレールまたはロアレールに一体的に形成したことにより、コストダウンが図れる。
請求項2記載の発明によれば、 前記突部は、前記スクリューシャフトの前部と後部に固着され、前記ナット部材に当接することにより、アッパレールのスライド量を規制する2枚のワッシャとしたことにより、アッパレールのスライド量を規制するストッパを別途設けずに済むので、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の要部斜視図である。
【図2】図1のギヤボックス付近の断面を示す図である。
【図3】図2の切断線A−Aでの断面図である。
【図4】図1のB部分の拡大図である。
【図5】第2の実施の形態例の要部を示す図である。
【図6】第3の実施の形態例の要部を示す図である。
【図7】従来のパワーシートの外観を示す図である。
【図8】図7の駆動機構の要部を示す分解斜視図である。
【図9】図8に示す機構の断面図である。
【符号の説明】
101 ギヤボックス
105 アッパレール
107 スクリューシャフト
143,147 ワッシャ(突部)
201 凹部

Claims (2)

  1. フロア側に設けられたロアレールと、
    シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、
    前記ロアレール、前記アッパレールのうちの一方のレールに設けられ、モータからの入力を変換して出力するギヤボックスと、
    前記ロアレール、前記アッパレールのうちの他方のレールに設けられるナット部材と、
    一端部側が前記ギヤボックスの出力側に取り付けられ、中間部が前記ナット部材に螺合するスクリューシャフトと、
    を有し、
    前記スクリューシャフトの回転により前記アッパレールが前記ロアレールに沿って移動するパワーシートであって、
    前記スクリューシャフトに、半径方向に伸びる突部を設け、
    前記ギヤボックスが設けられた方のレールの両側面に、前記スクリューシャフトを介して対向し、前記突部に向かって突出し、底部どうしがほぼ平行で、前記アッパレールの移動方向で、前記突部に対して微小な間隔を介して当接可能な壁面を有する凹部を設け、
    前記凹部は、前記ギヤボックスが設けられた方のレールの天面から側面の下端にかけて縦方向の2本の切れ目を設け、前記底部が前記側面より前記ギヤボックスが設けられた方のレールの内側に位置するように前記切れ目の間を塑性加工して形成されていることを特徴とするパワーシート。
  2. 前記突部は、前記スクリューシャフトの前部と後部に固着され、前記ナット部材に当接することにより、アッパレールのスライド量を規制する2枚のワッシャであり、
    前記凹部は、前記2枚の各ワッシャに対して異なる方向から当接可能な2箇所の凹部であることを特徴とする請求項1記載のパワーシート。
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