JP4023130B2 - トナーカートリッジ及びこれを用いたトナー補給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用されるトナーカートリッジ及びをこれを用いたトナー補給装置に関し、特に、新旧判別機能を備えたトナーカートリッジ及びをこれを用いたトナー補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面を所定の電位に一様に帯電した 後、当該感光体ドラムの表面に画像露光を施して静電潜像を形成し、この感光体ドラムの表面に形成された静電潜像を現像装置により顕像化してトナー像とし、当該トナー像を転写用紙上に転写・定着することにより、画像を形成するように構成されている。
【0003】
上記画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像装置によって現像する動作に伴い、現像装置内のトナーが消費されるため、当該現像装置内にトナーを所定のタイミングで補給するトナー補給装置が配設されている。このトナー補給装置は、補給すべきトナーを収容したトナーカートリッジを備え、当該トナーカートリッジから適宜トナーを現像装置に補給するように構成されている。
【0004】
ところで、上記トナー補給装置は、トナーカートリッジの補給駆動時間の累積から、トナーの残量表示やトナーカートリッジの交換メッセージを表示したりする。トナーカートリッジが新品に交換された場合は、補給時間の累積をリセットしなければならず、本体側が新品に交換されたことを検知する必要がある。そのため、トナーカートリッジの新旧を判別するための新旧判別機構を備えている。
【0005】
この新旧判別機構を備えたトナーカートリッジは、例えば、当該トナーカートリッジの新旧を判別するための新旧判別部材を移動させるための駆動系が、トナーカートリッジ本体を駆動するための駆動系と作動連結されるように構成されている。
【0006】
しかし、上記従来のトナーカートリッジは、トナー補給装置側から新旧判別部材を移動させるための駆動を受けるギアやカップリングなどの駆動系が、外部に露出しており、ユーザーが誤って、トナーカートリッジに設けられた駆動系を動かしてしまうと、トナーカートリッジが新品であるにもかかわず、新旧判別部材が不本意に移動してしまい、一旦使用した旧品のトナーカートリッジであると、誤って認識されるという問題点があった。
【0007】
そこで、かかる問題点を解決することが可能な技術としては、例えば、特開平9−258634号公報等に開示されているものがある。この特開平9−258634号公報に係る画像形成装置は、プロセス手段が組み込まれ電子写真装置本体に着脱自在なカートリッジと、このカートリッジが新品か否かを判定する新旧検知機構とを備えた電子写真装置において、前記新旧検知機構は、前記カートリッジ内に設けられ該カートリッジの新旧検知を行うための検出部材と、前記カートリッジの使用程度を表示するカウンタと、このカウンタをリセットするためのリセット部材と、前記検出部材を旧状態時位置でロックするロック手段と、前記カートリッジの枠体に設けた特定形状の孔に前記カートリッジの外部から前記リセット部材を差し込んで前記検出部材のロックを解除するロック解除手段とを備え、ロック解除後に前記検出部材が初期位置に復帰するように構成したものである。
【0008】
また、上記ロック手段は、検出部材に一体に設けられた間欠ギアに逆転を阻止する状態で係合するラッチ部材を備えているとともに、前記検出部材は該検出部材を新品検出時位置方向に移動するように付勢する第1弾性付勢部材を備えており、さらに、前記ラッチ部材が前記検出部材をロックする位置と、前記検出部材へのロックを解除する位置とに該ラッチ部材を切り替わり可能に付勢する第2弾性付勢部材が設けられ、リセット部材によりカートリッジ枠体の特定形状の孔を通して前記ラッチ部材を押すことにより、前記第2弾性付勢部材の付勢力で前記検出部材を初期位置に復帰させるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平9−258634号公報に係る画像形成装置の場合には、通常、検出部材が旧状態時位置でロックされており、前記カートリッジの枠体に設けた特定形状の孔に前記カートリッジの外部から前記リセット部材を差し込まなければ、前記検出部材のロックが解除できないロック解除手段を備え、ロック解除後に始めて前記検出部材が初期位置に復帰するように構成されており、前記ロック手段は、ラッチ部材や第1、第2弾性付勢部材、更にはラッチ部材などから構成されている。
【0010】
そのため、上記上記特開平9−258634号公報に係る画像形成装置の場合には、ロック手段やロック解除手段などを構成する部品数が多く、部品コストや組立コストが高くなるという問題点を有している。
【0011】
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、トナーカートリッジの新旧を判別するための新旧判別機構の構成が簡単であり、部品コストや組立コストが高くなるのを防止でき、しかも、トナーカートリッジの新旧判別機構の誤操作を防止し、トナーカートリッジの新旧を確実に判別することが可能なトナーカートリッジ及びこれを用いたトナー補給装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、
画像形成装置本体に対して着脱可能、且つ、内部にトナーを収容したトナーカートリッジ本体と、
前記トナーカートリッジ本体の内部に回転自在に配設され、当該トナーカートリッジ本体内に収容されたトナーを、トナー補給口から補給するためのトナー補給部材と、
前記画像形成装置本体側に設けられた回転駆動する駆動源から駆動力が伝達され、前記トナー補給部材を回転駆動するための駆動力伝達部材とを備えたトナーカートリッジにおいて、
新品であることを示す新の位置と、旧品であることを示す旧の位置とに移動自在に、前記トナーカートリッジ本体に設けられた新旧判別部材を備え、
前記新旧判別部材は、前記画像形成装置本体に装着された状態で前記駆動力伝達部材よりも前記駆動源から前記トナーカートリッジの軸方向で遠い位置に配設され、且つ、
新の位置にある状態では前記画像形成装置に装着された状態で前記駆動源が回転駆動したときに前記駆動源と前記駆動力伝達手段との接触部とは異なる接触部位と接触する位置に配置され、
前記駆動源の回転駆動時に前記接触部位に押されて新の位置から旧の位置に移動することを特徴とするトナーカートリッジである。
【0013】
また、請求項2に記載された発明は、前記新旧判別部材が、一旦、新の位置から旧の位置へ移動すると、新の位置への復帰を阻止するストッパー部を有することを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジである。
【0014】
さらに、請求項3に記載された発明は、
内部にトナーを収容したトナーカートリッジを着脱可能とし、且つ、前記トナーカートリッジに収容されたトナーを現像装置へトナーを補給するための装置であって、
前記トナーカートリッジの内部に回転自在に配設されたトナー補給部材を回転駆動するために、当該トナーカートリッジに設けられた駆動力伝達部材を駆動源によって回転駆動する駆動部材を備えたトナー補給装置において、
前記トナーカートリッジは、新品であることを示す新の位置と、旧品であることを示す旧の位置とに移動自在に設けられた新旧判別部材を備え、
前記新旧判別部材は、前記トナー補給装置に装着された状態で前記駆動力伝達部材よりも前記駆動源から前記トナーカートリッジの軸方向で遠い位置に配設され、
前記駆動源は、前記トナー補給装置に装着されたトナーカートリッジの前記新旧判別部材が新の位置にある状態では、前記新旧判別部材と前記駆動源が回転駆動したときに前記駆動源と前記駆動力伝達手段との接触部とは異なる接触部位で接触し、且つ、
回転駆動時に前記接触部位で押すことで前記新旧判別部材を新の位置から旧の位置に移動させる
ことを特徴とするトナー補給装置である。
【0015】
さらに、請求項4に記載された発明は、前記新旧判別部材が、一旦、新の位置から旧の位置へ移動すると、新の位置への復帰を阻止するストッパー部を有することを特徴とする請求項3記載のトナー補給装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジ及びこれを用いたトナー補給装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラープリンターを示すものである。また、図3はこの発明の実施の形態1に係るトナー補給装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラー複写機を示すものである。
【0018】
図2及び図3において、1はタンデム型のデジタルカラープリンター及び複写機の本体を示すものであり、デジタルカラー複写機の場合には、図3に示すように、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)3と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。この原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
【0019】
上記原稿読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとしてIPS(Image Processing System)12に送られ、このIPS12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。また、IPS12は、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうようになっている。
【0020】
そして、上記の如くIPS12で所定の画像処理が施された画像データは、同じくIPS12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13KのROS(Raser Output Scanner)14に送られ、この画像露光装置としてのROS14では、所定の色の原稿再現色材階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。
【0021】
ところで、上記タンデム型のデジタルカラープリンター及び複写機本体1の内部には、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13K が、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。
【0022】
これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されており、大別して、所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構成されている。
【0023】
上記ROS14は、図2及び図3に示すように、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、上記ROS14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介して回転多面鏡19に照射され、この回転多面鏡19によって偏向走査される。上記回転多面鏡19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB− C、LB−Kは、図示しない複数枚の反射ミラーを介して感光体ドラム15上 に、斜め下方から走査露光される。
【0024】
上記ROS14は、図2に示すように、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するものであるため、このROS14には、上方に位置する4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れを有している。そのため、ROS14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されているとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが設けられている。そして、これらのガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kは、画像露光装置としてのROS14のレーザ光LBに沿った光路上において、最も上方に位置する部材となっている。
【0025】
上記IPS12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられたROS14に、各色の画像データが順次出力され、このROS14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成され る。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
【0026】
上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26によって多重に転写される。この中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、バックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するPET等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
【0027】
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ (M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接力及び静電気力で転写用紙30上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された転写用紙30は、上方に位置する定着器31へと搬送される。上記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される転写用紙30上 に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。そして、上記各色のトナー像が転写された転写用紙30は、定着器31によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
【0028】
上記転写用紙30は、図2及び図3に示すように、給紙カセット34から所定のサイズのものが、給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36により用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一旦搬送され、停止される。上記給紙カセット34から供給された転写用紙30は、所定のタイミングで回転するレジストロール38によって中間転写ベルト35の二次転写位置へ送出され る。
【0029】
なお、上記デジタルカラープリンター及び複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された転写用紙30を、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニット40では、搬送径路41に沿って設けられた図示しない搬送用のローラ対により、転写用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、今度は、当該転写用紙30の裏面に画像が転写・定着された後、排出トレイ33上に排出される。
【0030】
図2及び図3中、44Y、44M、44C,44Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器17に、所定の色のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示している。
【0031】
図4は上記デジタルカラープリンター及び複写機の各画像形成ユニットを示すものである。
【0032】
上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、図4に示すように、すべてが同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kで は、上述したように、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M,13C、13Kは、上述したように、感光体ドラム15を備えており、これらの感光体ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から、所定の傾斜角度αで露光されるように設定されている。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に転写される。
【0033】
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置18は、クリーニングブレード42を備えており、このクリーニングブレード42によって、感光体ドラム15上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面は、図2及び図3に示すように、クリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置43は、クリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43bを備えており、これらのクリーニングブラシ43a及びブレード42によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
【0034】
図5乃至図7は上記各画像形成ユニット13Y、13M,13C、13Kに使用される現像装置17を示すものである。
【0035】
この現像装置17は、図5乃至図7に示すように、対応する画像形成ユニット13Y、13M,13C、13Kの色のトナーとキャリアとからなる二成分系の現像剤46を有する現像装置にて形成されており、その構造は、現像装置ハウジング47の感光体ドラム15側に配設される現像ロール48と、この現像ロール48の下方に配設される現像剤搬送用パドル49と、この現像剤搬送用パドル49の背面側に配設される現像剤搬送兼攪拌用オーガ50、51と、現像ロール48により搬送される現像剤46を層厚規制するブレード52と、で構成されている。この場合、上記現像ロール48は、例えば、アルミニウム合金やステンレス鋼等の非磁性導電性部材からなる図示しない現像スリーブと、その内部に固定状態に配置された図示しないマグネットロールとから構成されている。なお、上記2つの現像剤搬送兼攪拌用オーガ50、51の間には、仕切り板53が設けられている。
【0036】
また、上記現像装置17の内部には、後述するように、この発明の実施の形態に係るトナー補給装置によって、所定のタイミングでトナーが補給されるように構成されている。上記トナー補給装置から補給されたトナーは、図6及び図7に示すように、所定の色のトナーが現像剤搬送兼攪拌用オーガ51の一端部51aに供給されるようになっている。この現像装置17の内部に供給されたトナー は、現像剤搬送兼攪拌用オーガ51によって、当該現像装置17の長手方向に沿って搬送されつつ現像剤46と攪拌混合され、仕切り板53の端部に設けられた通路54を通して、他方の現像剤搬送兼攪拌用オーガ50に受け渡される。この現像剤搬送兼攪拌用オーガ50に受け渡された現像剤46は、当該現像剤搬送兼攪拌用オーガ50の軸方向に沿って搬送されつつ現像剤46と攪拌混合され、仕切り板53の他方の端部に設けられた通路55を通して、一方の現像剤搬送兼攪拌用オーガ51に再度供給される。このように、上記現像装置17の内部に供給されたトナーは、現像装置17内の現像剤46と共に、2つの現像剤搬送兼攪拌用オーガ50、51によって搬送され攪拌混合されるとともに、キャリアによって所定の極性の帯電量に摩擦帯電され、その一部が現像剤搬送用パドル49によって現像ロール48へと搬送され、感光体ドラム15上の静電潜像の現像に使用される。
【0037】
図8乃至図10は上記デジタルカラープリンター及び複写機に用いられるトナー補給装置を示すものである。
【0038】
上記トナー補給装置が装着されたデジタルカラープリンター及び複写機は、図8及び図9に示すように、現像装置17が下側に、トナー補給装置57が上側に位置し、現像装置17とトナー補給装置57がある程度離れた構成となってい る。上記トナー補給装置57は、所定の色のトナー像を収容したトナーカートリッジ58を備えている。このトナーカートリッジ58は、図10に示すように、当該トナーカートリッジ58をプリンター本体1の所定の位置に装着した状態 で、所定の方向に回動することによって開閉するトナー補給口59を備えてい る。また、上記トナーカートリッジ58の本体58aの内部には、図10に示すように、トナーTが収容されているとともに、当該トナーTを攪拌しつつ、トナー補給口59から補給するための補給部材としてのアジテータ82が回転自在に配設されている。また、上記上記トナーカートリッジ本体58aの軸方向一端部の外側には、アジテータ82を回転駆動するための駆動力伝達部材83が取り付けられている。
【0039】
上記トナーカートリッジ58のトナー補給口59から補給されたトナーは、図図8及び図12に示すように、略水平方向に沿って配設された第1のトナー搬送路60の導入口61内に供給される。この第1のトナー搬送路60は、略円筒状に形成されており、その内部には、回転軸62の外周にスパイラル状の搬送羽根63を一体的に形成したオーガー64が回転自在に配設されている。上記オーガー64は、当該オーガー64の回転軸62の一端部に配設される図示しない駆動モータによって、所定のタイミングで所定量だけ回転駆動されるようになっている。
【0040】
上記第1のトナー搬送路60の先端部には、略鉛直方向に沿って配設された第2のトナー搬送路65が連結されている。上記第1のトナー搬送路60の先端部には、略鉛直方向に沿って短く配設された円筒状部66が一体的に形成されており、当該円筒状部66の上端66aは閉じられているとともに、その下端66bは開口されている。そして、上記第1のトナー搬送路60の円筒状部66には、その下端部に第2のトナー搬送路65の径が大きく形成された上端部67が嵌合された状態で連結されている。上記第2のトナー搬送路65は、径が大きく形成された上端部67から短いテーパ部68を介して、上端部67よりも径が小さく形成された円筒状部69が長く連設されて形成されている。また、上記第2のトナー搬送路65の内部には、金属線等によってスパイラル状に形成されたスプリングアジテーター70が回転自在に配設されている。
【0041】
さらに、上記第1のトナー搬送路60の内部に配設されたオーガー64は、その回転軸62の外周にスパイラル状の搬送羽根63が円筒状部66の入口まで形成されており、当該回転軸62の先端部は、円筒状部66の内部に配置されたクランク部71を介して、当該円筒状部66の側壁66cに軸支されている。ま た、上記オーガー64のクランク部71には、略円形状に湾曲されたスプリングアジテーター70のフック部72が挿通された状態で、当該スプリングアジテーター70が連結されている。なお、上記オーガー64のクランク部71の先端側の部分71aは、円筒状部66の内部において、スプリングアジテーター70の先端部に設けられた略円形状のフック部72が容易に挿通可能なように、傾斜した状態で設けられている。なお、スプリングアジテーター70のフック部72の内径は、クランク部71の軸径よりも僅かに大きく設定されており、オーガー64が回転すると、スプリングアジテーター70が第2の搬送路65内を上下に運動するようになっている。
【0042】
ところで、この実施の形態では、内部にトナーを収容したトナーカートリッジ本体と、前記トナーカートリッジ本体の内部に回転自在に配設され、当該トナーカートリッジ本体内に収容されたトナーを、トナー補給口から補給するためのトナー補給部材と、外部の駆動源から駆動力が伝達され、前記トナー補給部材を回転駆動するための駆動力伝達部材とを備えたトナーカートリッジにおいて、
新品であることを示す新の位置と、旧品であることを示す旧の位置とに移動自在に、前記トナーカートリッジ本体に設けられた新旧判別部材を備え、
前記新旧判別部材は、前記駆動力伝達部材よりもトナーカートリッジ本体の内側に配設され、かつ当該駆動力伝達部材に駆動力を伝達する部材であるが、駆動力伝達部と異なる部分によって新の位置から旧の位置に、新旧判別部材を移動させる移動部を有するように構成されている。
【0043】
また、この実施の形態では、前記新旧判別部材が、一旦、新の位置から旧の位置へ移動すると、新の位置への復帰を阻止するストッパー部を有するように構成されている。
【0044】
すなわち、この実施の形態では、図10及び図11に示すように、トナーカートリッジ58が、内部にトナーTを収容したトナーカートリッジ本体58aと、前記トナーカートリッジ本体58aの内部に回転自在に配設され、当該トナーカートリッジ本体58a内に収容されたトナーTを、トナー補給口59から補給するためのトナー補給部材としてのアジテーター82と、外部の駆動源から駆動力が伝達され、アジテーター82を回転駆動するための駆動力伝達部材83とを備えている。
【0045】
上記駆動力伝達部材83は、図1及び図13に示すように、リング状に形成された外周部84と、当該外周部84の内側に直径方向に沿って配置された駆動力伝達部85とから構成されており、駆動力伝達部85の中心軸86が、図11に示すように、トナーカートリッジ本体58aの内部に配設されたアジテーター82に連結された状態で、トナーカートリッジ本体58aの軸方向の奥側の端面に回転自在に取り付けられている。また、上記駆動力伝達部材83の駆動力伝達部85は、その周方向の一側面85aが、直線状のエッジを形成するように形成されているとともに、その周方向の他側面85bが、緩やかな斜面を形成するように形成されており、駆動力伝達部85以外の部分は、周方向に沿って大きな開口部87を形成している。そして、上記駆動力伝達部材83は、トナー補給装置の駆動源側の部材が、開口部87以外の駆動力伝達部85に当接した場合でも、緩やかな斜面85bに沿って案内されて、開口部87に嵌合されるか、又は、装着時にトナーカートリッジ本体58aが回動された際に、駆動力伝達部85の直線状に形成されたエッジ85aに係合することによって、確実に駆動力を伝達することが可能となっている。
【0046】
さらに、上記トナーカートリッジ本体58aの軸方向の奥側の端面には、駆動力伝達部材83が不本意に他の部材と接触するのを防止するため、当該トナーカートリッジ本体58aの外周及び半径方向に沿って、フランジ部88が設けられている。
【0047】
また、上記トナーカートリッジ本体58aには、トナーカートリッジ58が新品であるか旧品であるかを判別するための新旧判別部材89が設けられている が、この新旧判別部材89は、駆動力伝達部材83よりもトナーカートリッジ本体58aの内側に配設されている。さらに、上記新旧判別部材89は、トナーカートリッジ本体58aの軸方向の奥側の端部に、新品であることを示す新の位置と、旧品であることを示す旧の位置とに、半径方向に沿って移動自在に取り付けられている。
【0048】
上記新旧判別部材89は、薄い金属製の板金を、プレス加工等することによって、図14に示すような形状に形成されている。この新旧判別部材89は、図17に示すように、トナーカートリッジ本体58aの軸方向の奥側の端面(外面)に当接した状態で配設される平板状の保持部90を備えている。この保持部90は、トナーカートリッジ本体58aの端面の直径方向を中心にして左右に分割されており、駆動力伝達部材83の中心軸86が嵌合される2つの連続した略円形状の嵌合溝91、92を有している。そして、上記新旧判別部材89は、後述するように、押し上げられた場合に、平板状の保持部90が弾性力により開いて、駆動力伝達部材83の中心軸86の嵌合位置が、上側の嵌合溝91から下側の嵌合溝92に移動するように構成されている。また、上記新旧判別部材89の一方の保持部90aは、内側が下方に傾斜するように手前側に起立した作動板部93を介して、保持部90と平行なスライド部94を形成するようなっている。一 方、上記新旧判別部材89の他方の保持部90bは、作動板部93よりも上方の位置で、水平に手前側に起立した起立板部95を介して、保持部90と平行なスライド部94を形成するようなっている。
【0049】
上記新旧判別部材89の左右のスライド部94には、その両側に、裏面側に折り曲げられたガイド部94aが設けられている。また、上記左右のスライド部94は、その上端部で互いに連結されており、水平に手前側に起立した第2の起立板部95を介して、新旧表示板部96に連結されている。この新旧表示板部96は、トナーカートリッジ本体58aの端面に平行に形成されており、当該新旧表示板部96は、図1に示すように、トナーカートリッジ本体58aの端部に設けられた新旧判別部材保持部97に開口された判別用の窓部98から外部に露出するようになっている。
【0050】
また、上記トナー補給装置57には、図1に示すように、トナーカートリッジ58のアジテータ−82等を駆動する駆動手段99が、当該トナーカートリッジ58の装着位置の奥側の端部に配設されている。この駆動手段99は、図1に示すように、図示しない駆動源としての駆動モータによって、トナーカートリッジのアジテーター82を回転駆動する駆動部材100を備えている。
【0051】
この駆動部材100は、図1及び図15に示すように、正面円形状の円板部101と、その外周にリング状に立設されたフランジ部102と、前記円板部101の中央に、略45度の扇形を形成するように軸対称な位置に設けられた2つの駆動部103と、当該2つの駆動部103表面の駆動側の端面103aと反対側に、当該駆動部103の表面よりも突出するように立設された新旧判別部材用の駆動部104とを備えるように構成されている。
【0052】
なお、図14中、符号105は、新旧判別部材83が、一旦、新の位置から旧の位置へ移動すると、新の位置への復帰を阻止するストッパー部を示しており、このストッパー部105は、新旧判別部材83が旧の位置である上方へ移動すると、トナーカートリッジ58の新旧判別部材保持部97の窓部98に当接して、当該新旧判別部材83が新の位置である下方へ移動するのを阻止するようになっている。
【0053】
以上の構成において、この実施の形態に係るトナーカートリッジ及びトナー補給装置では、次のようにして、トナーカートリッジの新旧を判別するための新旧判別機構の構成が簡単であり、部品コストや組立コストが高くなるのを防止で き、しかも、トナーカートリッジの新旧判別機構の誤操作を防止し、トナーカートリッジの新旧を確実に判別することが可能となっている。
【0054】
すなわち、この実施の形態に係るトナーカートリッジ及びトナー補給装置で は、図8に示すように、トナーカートリッジ58を交換する際に、使用済みのトナーカートリッジ58をトナー補給装置57から取り出した後、新品のトナーカートリッジ58をトナー補給装置57の所定の位置に装着するようになってい る。その際、上記トナーカートリッジ58をトナー補給装置57に装着するに は、トナーカートリッジ58をトナー補給装置57内の所定位置まで押し込んだ後、当該トナーカートリッジ58を周方向に沿って所定位置まで回動させることにより、トナーカートリッジ58のトナー補給口59を開く。
【0055】
この新品のトナーカートリッジ58をトナー補給装置57の所定の位置に装着した状態では、トナー補給装置57の駆動手段99が駆動されていないため、当該駆動手段99の駆動部材100も停止したままとなっている。この状態では、トナーカートリッジ58の新旧判別部材89が駆動されておらず、当該新旧判別部材89は、図1に示すように、新品を示す新の位置に位置している。そのた め、上記トナー補給装置57側に設けられた新旧判別手段89は、図1に示すように、その2本のピン106、107が、新旧判別部材89の新旧判別部96に当接して、2本のピン106、107間が導通状態となるため、トナーカートリッジ58が新品であることが、トナー補給装置57側で判別される。
【0056】
次に、上記新品のトナーカートリッジ58から現像装置17にトナーTを補給するには、トナー補給装置57の駆動手段99を回転駆動する必要がある。このトナー補給装置57の駆動手段99が回転駆動されると、図1に示すように、当該駆動手段99に設けられた駆動部材100が回動し、当該駆動部材100の駆動部103から、トナーカートリッジ58の駆動力伝達部材83に駆動力が伝達され、トナーカートリッジ本体58a内のアジテーター82が回転駆動されて、トナー補給口59からトナー補給装置57へとトナーTが補給されるとともに、当該トナー補給装置57から現像装置17へとトナーTが供給される。
【0057】
その際、上記トナーカートリッジ58は、駆動部材99の駆動部103から、駆動力伝達部材83に駆動力が伝達されるとともに、当該駆動部材99の新旧判別部材用の駆動部104が、新旧判別部材89の作動段部93を押し上げて、当該新旧判別部材89が上方に移動され、この新旧判別部材93は、図16に示すように、上方に移動して旧品を表す旧の位置に位置することになる。したがっ て、この状態では、トナー補給装置57側に設けられた新旧判別手段は、その2本のピン106、107が、新旧判別部材89の新旧判別部96に当接することがなく、2本のピン106、107間が非導通状態となるため、トナーカートリッジ58が旧品であることが、トナー補給装置57側で判別される。
【0058】
このように、上記実施の形態では、図1に示すように、トナーカートリッジ58に設けられた新旧判別部材89が、トナー補給装置57の駆動部材100に設けられた新旧判別部材用の駆動部104によって移動されるように構成されており、不本意に新旧判別部材89がユーザーによって移動されて、トナーカートリッジ58の新旧を誤って判別することを防止することができる。
【0059】
しかも、上記新旧判別部材89は、図1に示すように、駆動力伝達部材83よりもトナーカートリッジ本体58aの内側に配設されているので、ユーザーが外部から触れることがなく、不本意に新旧判別部材89がユーザーによって移動されて、トナーカートリッジ58の新旧を誤って判別することを、より一層確実に防止することができる。
【0060】
さらに、上記新旧判別部材89は、図14に示すように、トナーカートリッジ58の軸方向の端部に設けられた板金からなる部材によって構成され、当該新旧判別部材は、トナー補給装置57の駆動部材100によって直接移動されるようになっているので、新旧判別機構の構成が非常に簡単であり、部品コストや組立コストが高くなるのを防止することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、トナーカートリッジの新旧を判別するための新旧判別機構の構成が簡単であり、部品コストや組立コストが高くなるのを防止でき、しかも、トナーカートリッジの新旧判別機構の誤操作を防止し、トナーカートリッジの新旧を確実に判別することが可能なトナーカートリッジ及びこれを用いたトナー補給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジ及びトナー補給装置を示す要部斜視図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジ及びトナー補給装置を適用した画像形成装置としてのカラープリンターを示す構成図である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジ及びトナー補給装置を適用した画像形成装置としてのカラー複写機を示す構成図である。
【図4】 図4は画像形成部を示す構成図である。
【図5】 図5は現像装置を示す構成図である。
【図6】 図6は現像装置を示す構成図である。
【図7】 図7は現像装置を示す斜視構成図である。
【図8】 図8はこの発明の実施の形態1に係るトナー補給装置を示す斜視構成図である。
【図9】 図9はこの発明の実施の形態1に係るトナー補給装置を示す斜視構成図である。
【図10】 図10はトナーカートリッジを示す斜視構成図である。
【図11】 図11はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジを示す断面構成図である。
【図12】 図12はこの発明の実施の形態1に係るトナー補給装置のトナー補給手段を示す断面構成図である。
【図13】 図13はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの新品を示す要部斜視図である。
【図14】 図14は新旧判別部材を示す斜視図である。
【図15】 図15は駆動部材を示す斜視図である。
【図16】 図16はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの旧品を示す要部斜視図である。
【図17】 図17はこの発明の実施の形態1に係るトナーカートリッジの要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
17:現像装置、57:トナー補給装置、58:トナーカートリッジ、58 a:トナーカートリッジ本体、59:トナー補給口、60:第1のトナー搬送 路、61:導入口、62:回転軸、63:スパイラル状の搬送羽根、64:オーガー、65:第2のトナー搬送路、66:円筒状部、70:スプリングアジテーター、83:駆動力伝達部材、85:駆動力伝達部、89:新旧判別部材、9 3:作動板部、100:駆動部材、103:駆動部、104:新旧判別部材用の駆動部。
Claims (4)
- 画像形成装置本体に対して着脱可能、且つ、内部にトナーを収容したトナーカートリッジ本体と、
前記トナーカートリッジ本体の内部に回転自在に配設され、当該トナーカートリッジ本体内に収容されたトナーを、トナー補給口から補給するためのトナー補給部材と、
前記画像形成装置本体側に設けられた回転駆動する駆動源から駆動力が伝達され、前記トナー補給部材を回転駆動するための駆動力伝達部材とを備えたトナーカートリッジにおいて、
新品であることを示す新の位置と、旧品であることを示す旧の位置とに移動自在に、前記トナーカートリッジ本体に設けられた新旧判別部材を備え、
前記新旧判別部材は、前記画像形成装置本体に装着された状態で前記駆動力伝達部材よりも前記駆動源から前記トナーカートリッジの軸方向で遠い位置に配設され、且つ、
新の位置にある状態では前記画像形成装置に装着された状態で前記駆動源が回転駆動したときに前記駆動源と前記駆動力伝達手段との接触部とは異なる接触部位と接触する位置に配置され、
前記駆動源の回転駆動時に前記接触部位に押されて新の位置から旧の位置に移動することを特徴とするトナーカートリッジ。 - 前記新旧判別部材は、一旦、新の位置から旧の位置へ移動すると、新の位置への復帰を阻止するストッパー部を有することを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
- 内部にトナーを収容したトナーカートリッジを着脱可能とし、且つ、前記トナーカートリッジに収容されたトナーを現像装置へトナーを補給するための装置であって、
前記トナーカートリッジの内部に回転自在に配設されたトナー補給部材を回転駆動するために、当該トナーカートリッジに設けられた駆動力伝達部材を駆動源によって回転駆動する駆動部材を備えたトナー補給装置において、
前記トナーカートリッジは、新品であることを示す新の位置と、旧品であることを示す旧の位置とに移動自在に設けられた新旧判別部材を備え、
前記新旧判別部材は、前記トナー補給装置に装着された状態で前記駆動力伝達部材よりも前記駆動源から前記トナーカートリッジの軸方向で遠い位置に配設され、
前記駆動源は、前記トナー補給装置に装着されたトナーカートリッジの前記新旧判別部材が新の位置にある状態では、前記新旧判別部材と前記駆動源が回転駆動したときに前記駆動源と前記駆動力伝達手段との接触部とは異なる接触部位で接触し、且つ、
回転駆動時に前記接触部位で押すことで前記新旧判別部材を新の位置から旧の位置に移動させる
ことを特徴とするトナー補給装置。 - 前記新旧判別部材は、一旦、新の位置から旧の位置へ移動すると、新の位置への復帰を阻止するストッパー部を有することを特徴とする請求項3記載のトナー補給装置。
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