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JP4010604B2 - Control method of volatilization of fragrance - Google Patents

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JP4010604B2
JP4010604B2 JP20665197A JP20665197A JP4010604B2 JP 4010604 B2 JP4010604 B2 JP 4010604B2 JP 20665197 A JP20665197 A JP 20665197A JP 20665197 A JP20665197 A JP 20665197A JP 4010604 B2 JP4010604 B2 JP 4010604B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱により芳香剤の有効成分を蒸散させる加熱蒸散装置に用いられる吸液芯材に関し、詳しくは芳香剤の有効成分の蒸散量を従来より微調節することを可能にする吸液芯材及びそれを用いる芳香剤の揮散調節方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、吸液芯材を用いる芳香剤の吸上式加熱蒸散装置は、装置に配備した容器内に香料を溶媒に溶解した芳香剤を入れ、その芳香剤内に吸液芯材を浸漬して芳香剤を吸い上げ、吸液芯材の先端部の周りに配備したリング状の加熱ヒーターで吸液芯材の先端部を加熱し、芳香剤の有効成分(香料)を蒸散させるようにしたものである。
この吸上式加熱蒸散装置に用いられる吸液芯材としては、種々のものが知られているが、それら従来の吸液芯材の形状は一般的に円筒状であった。かつ、それら吸液芯材の上端はフラットな形状のもの(以下これを「フラット芯材」という)であった。この形状は、長い線状体を一定の長さに切断するという芯材の製造工程から来るものである。また、前記装置における芳香剤の蒸散量を調節する仕方は、前記円筒状の吸液芯材をリング状の加熱ヒーターの中心部において上下させる方法であった。
【0003】
そのため、吸液芯材の上端がリング状の加熱ヒーターの上端と下端の間にあって、吸液芯材を上下させるに従って吸液芯材の先端部が加熱ヒーターと重なる部分の面積が変化する状態にある間は、吸液芯材の加熱面積が変化することになり、芳香剤の蒸散量はその加熱面積の変化に応じて変化させることができる。しかし、円筒状の吸液芯材を上昇させてその上端が加熱ヒーターの上面を越えるように吸液芯材を上昇させて行っても吸液芯材の直径が同じであることから、吸液芯材に加えられる熱量はあまり差が生じないので、芳香剤の実質的な蒸散量を調節することは望めなかった。
また、このフラット芯材を用いて蒸散させた場合でかつ蒸散させる芳香剤の有効成分の濃度が高い場合には、吸液芯材が加熱ヒーターと重なる部分の面積が変化する部分においては重なりを少し変えただけでも芳香剤の有効成分量の変化が大きくなるため蒸散量の微調節ができず実際の使用に耐えなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、前記従来技術の欠点を改良し、芳香剤の有効成分の実質的な蒸散量を良く調節できる技術を提供し、有効成分が高濃度である芳香剤を用いた場合でもその有効成分の実質的な蒸散量の微調節を可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意研究の結果、加熱吸い上げ式の加熱蒸散装置に用いられる吸液芯材の先端の形状を変形させることにより、吸液芯材からの芳香剤の蒸散量の実質的な微調節ができるようにする方法を見い出し本発明に達した。すなわち、本発明は、次の手段により前記の課題を解決した。
(1)吸液芯材を有する芳香剤加熱蒸散装置を用いて香料が1重量%以上配合された芳香剤を揮散させる方法であって、吸液芯材として、前記加熱蒸散装置に設けられたヒータから離れ、かつそれに近接して配置する先端部が、先端ほど吸液芯材の表面積が小さくなる形状を有する吸液芯材を用い、前記ヒータ又は前記吸液芯材を上下することにより、かつ芳香剤及び/又は吸液芯に溶液の加熱蒸散性を改善あるいは調整する化合物を添加することにより、芳香剤の蒸散量を調節することを特徴とする芳香剤の揮散調節方法。
(2)前記吸液芯材の先端部が円錐状の形状を有することを特徴とする前記(1)記載の芳香剤の揮散調節方法。
【0006】
本発明において使用される吸液芯材の先端の形状は円錐状、角錐状など種々の形状とすることができるが、円錐状が好ましい。また、先端になるほど細くするならば、その断面は円形でなく星形状にしたものでも構わない。要するに吸液芯材の先端部において先端になるほど表面積が減少し、ひいては揮散面積が減少し、さらにまた通常は、細くなることにより装置に設置されたヒータから吸液芯材の表面までの距離が遠くなるので、吸液芯材の表面に存在している芳香剤の加熱される温度も低くなるなどの効果で、先端部では芳香剤の蒸散量は、吸液芯材の長手方向の単位長さ当たりでは、先端ほど少なくなる。
本発明において使用される吸液芯材の先端部の形状は、先端になるほどの表面積が小さくした部分を設けるならば特に制限されるものではない。しかしながら、加工が容易であり、かつ効果が大きいため吸液芯材の先端の形状を円錐状とすることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の吸液芯材及び従来の吸液芯材の形状の例を示す。上部に側面図、中央に平面図、下部に縦断面図を示す。
図1(a)には本発明において好ましく使用される先端部の形状が円錐状である円筒形の吸液芯材の1例を示し、(c)には先端部が斜めに切り落とされた形の円筒形の吸液芯材の1例を示し、図2(d)にはコの字型のヒーターに適合するような先端部が3面の斜面を有するように斜めに切り落とされた形の角形の吸液芯材の1例を示し、(e)には先端部が四角錐である角形の吸液芯材の1例を示す。
また、図2(f)には従来汎用されている先端がフラットな円筒形の吸液芯材(フラット芯材)の縦断面の1例を示した。
前記の吸液芯材のうち、(c)のものは、立面形のヒーターに対して使用するのに適しており、(d)のものは平面コの字形のヒーターに対して使用するのに適しており、(e)のものは平面角リングヒーターに対して使用するのに適している。
吸液芯材の外形寸法は、(a)においては通常太さが3ないし7mm、長さは50〜80mm程度のもので、円錐部の長さは3〜10mmの範囲が良い。
【0008】
汎用されている芳香剤加熱蒸散装置の断面説明図を図3に示し、以下に図3を用いて芳香剤加熱蒸散用吸液芯材が加熱蒸散装置に取り付けられる状態の1例を説明する。
吸液芯材20を内部に配備している芳香剤加熱蒸散装置1は上方開口部2と下方開口部3を有する略円筒状の装置で、外周壁4と内周壁5を有し、内周壁5に取り付け口6が設けられ、その取付口6に芳香剤を収納した薬液容器7が取り付けられている。
芳香剤加熱蒸散装置1の上方開口部2付近にリング状の加熱ヒーター9が設けられており、一方吸液芯材20は、芳香剤加熱蒸散装置1の口部8に、吸液芯材20の先端22がリング状の加熱ヒーター9の下端とほぼ一致するように位置決めされて固定され、吸液芯材20の下端21は薬液容器7内の薬液10に十分に浸漬されている。前記加熱ヒーター9又は吸液芯材20の上下調節装置は図示するのを省略している。
【0009】
芳香剤を長期間安定した香質、香料強度および蒸散量を保って加熱蒸散させるために使用される吸液芯材は、合成樹脂繊維のトップあるいはスライバーを熱硬化性樹脂によって接着し、成形した、気孔率20%ないし80%、好ましくは40%ないし60%に設定された芯材である。好ましく使用される合成樹脂繊維は単糸の太さが1〜15デニールのポリアクリル、ポリアミド、ポリエステルなどで、特に好ましいものはPET繊維である。また、接着に好ましく使用される熱硬化性樹脂としては、メラミン樹脂やフッ素系熱硬化性樹脂である。もちろん、フェルト、パルプ、無機質繊維、素焼などからなる各種芯材も使用することができる。
【0010】
本発明の加熱蒸散に用いる芳香剤中に含有される香料としては、可溶化剤に溶解させて使用できるものであれば何ら制限を受けるものではなく、天然香料あるいは合成香料のいずれでも使用可能で、調合香料であっても構わない。また、動物性香料、植物性香料を問わないが植物性香料が好ましい。
天然香料として例えば、じゃ香、霊猫香、竜延香などの動物性香料;アビエス油、アジョクン油、アルモンド油、アンゲリカルート油、ページル油、ペルガモット油、パーチ油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カプシカム油、キャラウエー油、カルダモン油、カシア油、セロリー油、シンナモン油、シトロネラ油、コニャック油、コリアンダー油、キュペブ油、クミン油、樟脳油、ジル油、エストゴラン油、ユーカリ油、フェンネル油、ガーリック油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、ホップ油、ジュニパーペリー油、ローレルリーフ油、レモン油、レモングラス油、ロページ油、メース油、ナツメグ油、マンダリン油、タンゼリン油、カラシ油、はつか油、燈花油、玉ねぎ油、こしょう油、オレンジ油、セイジ油、スターアニス油、テレピン油、ウォームウッド油、ワニラ豆エキストラクトなどの植物性香料を含む。
【0011】
人造香料は合成又は抽出香料であり、それらは例えばピネン、リモネンなどの炭化水素類;リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、メントール、ボルネオール、ベンジルアルコール、アニスアルコール、β−フェニルエチルアルコールなどのアルコール類;アネトール、オイゲノールなどのフェノール類;n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、ノナジエナール、シトラール、シトロネラール、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、ヘリオトロピン、ワニリンなどのアルデヒド類;メチルアミルケトン、メチルノニルケトン、ジアセチル、アセチルプロピオニル、アセチルブチリル、カルボン、メントン、樟脳、アセトフェノン、p−メチルアセトフェノン、イオノンなどのケトン類;アミルブチロラクトン、メチルフェニルグリシド酸エチル、γ−ノニルラクトン、クマリン、シネオールなどのラクトン又はオキシド類;メチルフォーメート、イソプロピルフォーメート、リナリールフォーメート、エチルアセテート、オクチルアセテート、メンチルアセテート、ベンジルアセテート、シンナミルアセテート、プロピオン酸ブチル、酢酸イソアミル、イソ酪酸イソプロピル、イソ吉草酸グラニル、カプロン酸アリル、ヘプチル酸ブチル、カプリル酸オクチル、ヘプチンカルボン酸メチル、ペラハゴン酸エチル、オクチンカルボン酸メチル、カプリン酸イソアシル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸エチル、安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸メチル、フェニル酢酸ブチル、桂皮酸メチル、桂皮酸シンナミル、サルチル酸メチル、アニス酸エチル、アンスラニル酸メチル、エチルピルベート、エチルα−ブチルブチレートなどのエステル類などを含む。
【0012】
香料は一種類のみでもよいし、二種類以上を調合した調合香料でもよい。配合香料としては、例えば天然香料としてじゃ香、合成香料としてピネンを調合した調合香料、あるいは天然香料として霊猫香、合成香料としてリモネンを調合した調合香料などが挙げられる。
【0013】
前記加熱蒸散用芳香剤は、水、アルコール類、エーテル類、灯油系(パラフィン系)などを単独または組み合わせた香料の水及び/又は油に溶ける溶剤に香料を溶解させて製造する。香料の溶剤は前記香料を溶解するものであれば特に制限されない。前記香料の溶剤への配合割合は、加熱蒸散用香料溶剤に香料成分を1〜100重量%、好ましくは10〜50重量%であるが、実施可能な限り前記配合割合に制限を受けるものではない。
【0014】
また、この香料組成物及び/又芯中には溶液の加熱蒸散性を改善あるいは調整するために次の化合物を添加する。すなわち例えば、
・3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(以下BHTという)
・3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
・3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール
・メルカプトベンズイミダゾール
・ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネート
・2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)
・2,2′−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−エチルフェノール)
・4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)
・4,4′−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)
・4,4′−チオ−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)
・1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
・トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン
・テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタン
・オクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート
【0015】
・フェニル−β−ナフチルアミン
・N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン
・2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリンポリマー
・6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリン
・2−t−ブチル−4−メトキシフェノール
・3−t−ブチル−4−メトキシフェノール
・2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール
・ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
・α−トコフェロール
・アスコルビン酸
・エリソルビン酸
【0016】
・ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート
・2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフエノール)
・2,2′−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフエノール)
・4,4′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフエノール)
・4,4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフエノール)
・4,4′−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフエノール)
・4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフエノール)
・1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−ヒドロキシベンジル)ベンゼン
・1,1,3−トリス−(2−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)ブタン
・テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシシンナメート)〕メタン
などを挙げることができる。
【0017】
上記化合物は、その1種を単独で用いてもよく、また2種以上併用することもできる。その使用量は、本発明の前記溶剤もしくは香料組成物或いは芯中に約0.05〜2.0重量%、好ましくは約0.1〜1.0重量%含有される量とするのが好ましい。もちろん、実施可能であれば、上記化合物の添加は前記割合に制限されるものではない。
【0018】
本発明の吸液芯材は、前記(1)あるいは(2)に記載した構成であるので、図2に示す芳香剤加熱蒸散装置において従来通りの幅のリング状加熱ヒーターを用いて、吸液芯材の先端部分を加熱することによって芳香剤の蒸散量を5段階以上に揮散量調節が可能となる。さらに高濃度の製剤を用いた場合でも微調節が可能であるので、高濃度の芳香剤を用いれば薬液ボトルを小さくできるので芳香剤加熱蒸散装置全体をコンパクトにできる。
【0019】
また、本発明の吸液芯材の先端の「吸液芯材の表面積が小さくなるように加工した部分」を芳香剤加熱蒸散装置に配備したリング状ヒータより上部に出し、未加工部(吸液芯材の本来の太さを持つ部分)のみをヒータと重ねて加熱した場合、従来汎用のフラット芯材をリング状ヒータと重ねて加熱した場合よりも芳香剤の蒸散量は増加する。これはリング状ヒータより上部に出ている吸液芯材の先端は保有している芳香剤の量が少ないので加熱部から伝達される熱で芳香剤が蒸散されるからであると思われる。しかも長手方向に段階的に芳香剤の加熱蒸散量が変わり、揮散量微調節が可能で、芳香剤の実質的な揮散量の調節機能が発揮でき有為なものとなる。
【0020】
【実施例】
本発明の吸液芯材と従来の吸液芯材を用い、蒸散量の調節を行い調節段階を確認した。
実施例1

Figure 0004010604
ヒーターと吸液芯材の位置は、芯長63mmの場合、薬液ボトルを加熱器に取り付けた状態で、ヒーター下面と吸液芯材上端が一致するようにする。
【0021】
(実験結果)
吸液芯材の先端がフラットな従来の吸液芯材(比較芯材あるいはフラット材という)と本発明の吸液芯材(本発明芯材という)を比較すると、図4および図5に示すごとく、比較芯材の芯長63mmと本発明芯材の芯長67mmでほぼ同レベルの蒸散量が得られ、比較芯材では芯長63mm、61mm、59mmの3段階で30日間安定した蒸散量が得られたのに対し、本発明芯材では芯長67mm、65mm、63mm、61mm、59mmの5段階にわたり30日間安定した蒸散量が得られた。これより、本発明芯材は比較芯材に比べて揮散量を調節するに際し微調節が可能であることが判る。
【0022】
【発明の効果】
芳香剤加熱蒸散装置に使用する吸液芯材について、前記装置配備のリング状ヒータに近接している吸液芯材先端部において、先端ほど前記吸液芯材の吸液芯材の表面積が小さくなるようにした部分が設けられることにより、芳香剤加熱蒸散装置により芳香剤の蒸散量を微調節することが可能となる。
吸液芯材の前記吸液芯材先端部形状を円錐状とすると、加工が簡単で、かつ揮散量の微調節も可能であるので好ましい。
本発明の吸液芯材を用いると高濃度の芳香剤を使用しても加熱蒸散装置から蒸散する芳香剤の有効成分の量を微調節できるので、高濃度の芳香剤を使用でき、芳香剤加熱蒸散装置の芳香剤を収納する薬液容器を小さなものにでき、従って加熱蒸散装置もコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)、(c)は本発明の吸液芯材の形状の例であり、それぞれ上部に側面図、中央に平面図、下部に縦断面図を示す。
【図2】 (d)〜(e)は本発明の吸液芯材の形状の例であり、(f)は従来の吸液芯材の形状の例であり、それぞれ上部に側面図、中央に平面図、下部に縦断面図を示す。
【図3】 芳香剤加熱蒸散装置の典型例の断面説明図。
【図4】 本発明の円錐状芯材で、芯長を59mmから75mmに変更した場合の蒸散量の経過日数推移を示すグラフ。
【図5】 フラット芯材で、芯長を59mmから75mmに変更した場合の蒸散量の経過日数推移を示すグラフ。
【符号の説明】
1 芳香剤加熱蒸散装置
2 上方開口部
3 下方開口部
4 外周壁
5 内周壁
6 取り付け口
7 薬液容器
8 口部
9 加熱ヒーター
10 薬液
20 吸液芯材
21 吸液芯材下端部
22 吸液芯材先端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid absorbent core material used in a heat transpiration device that evaporates an active ingredient of a fragrance by heating. The present invention relates to a material and a method for controlling volatilization of a fragrance using the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a fragrance wicking type heat transpiration device using a liquid absorbent core material, put a fragrance in which a fragrance is dissolved in a solvent in a container provided in the device, and immerse the liquid absorbent core material in the fragrance. The fragrance is sucked up, and the tip of the absorbent core is heated by a ring-shaped heater placed around the tip of the absorbent core to evaporate the active ingredient (fragrance) of the fragrance. It is.
Various liquid-absorbing core materials are known for use in the suction-type heat transpiration apparatus, but the shape of these conventional liquid-absorbing core materials is generally cylindrical. And the upper end of these liquid absorption core materials was a thing of flat shape (this is called a "flat core material" hereafter). This shape comes from the manufacturing process of a core material in which a long linear body is cut into a certain length. Moreover, the method of adjusting the transpiration | evaporation amount of the fragrance | flavor in the said apparatus was the method of raising / lowering the said cylindrical liquid absorption core material in the center part of a ring-shaped heater.
[0003]
Therefore, the upper end of the liquid absorbent core is between the upper and lower ends of the ring-shaped heater, and the area of the portion where the tip of the liquid absorbent core overlaps the heater changes as the liquid absorbent core is moved up and down. During this period, the heating area of the liquid-absorbing core material changes, and the transpiration amount of the fragrance can be changed according to the change in the heating area. However, even if the cylindrical absorbent core is raised and the absorbent core is raised so that its upper end exceeds the upper surface of the heater, the absorbent core will have the same diameter. Since the amount of heat applied to the core does not differ much, it was not possible to adjust the substantial transpiration of the fragrance.
In addition, when the flat core material is used for transpiration and the concentration of the active ingredient of the fragrance to be evaporated is high, the liquid absorption core material overlaps in the portion where the area of the overlapping portion with the heater changes. Even if it was changed a little, the change in the amount of active ingredient in the fragrance increased, so the amount of transpiration could not be finely adjusted, and it could not withstand actual use.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to improve the drawbacks of the prior art and provide a technique capable of well adjusting the substantial transpiration amount of the active ingredient of the fragrance, even when using a fragrance having a high concentration of the active ingredient. It is to enable fine adjustment of the substantial transpiration amount of the active ingredient.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research, the inventor of the present invention has changed the shape of the tip of the liquid absorbent core material used in the heated suction type heat transpiration apparatus to thereby substantially reduce the transpiration amount of the fragrance from the liquid absorbent core material. The present inventors have found a method for enabling adjustment and have reached the present invention. That is, this invention solved the said subject by the following means.
(1) A method of volatilizing a fragrance containing 1% by weight or more of a fragrance using a fragrance heating and transpiration device having a liquid absorption core material, provided as a liquid absorption core material in the heating and transpiration device. By using a liquid absorbent core material having a shape in which the surface area of the liquid absorbent core material becomes smaller toward the tip, the tip portion arranged away from the heater and close to it, by moving the heater or the liquid absorbent core material up and down , And the volatilization control method of an fragrance | flavor characterized by adjusting the transpiration | evaporation amount of an fragrance | flavor by adding the compound which improves or adjusts the heat transpiration of a solution to an fragrance | flavor and / or a liquid absorption core .
(2) The method for controlling volatilization of a fragrance according to (1), wherein the tip of the liquid-absorbing core has a conical shape.
[0006]
The shape of the tip of the liquid-absorbing core material used in the present invention can be various shapes such as a conical shape and a pyramid shape, and a conical shape is preferable. If the tip is made thinner, the cross section may be a star instead of a circle. In short, the surface area at the tip of the liquid absorbent core decreases, and the volatilization area decreases.In addition, the distance from the heater installed in the apparatus to the surface of the liquid absorbent core is usually reduced. As the temperature of the fragrance present on the surface of the liquid-absorbing core is reduced, the transpiration amount of the fragrance at the tip is the unit length in the longitudinal direction of the liquid-absorbent core. At the end, the tip is less.
The shape of the tip of the liquid-absorbing core material used in the present invention is not particularly limited as long as a portion having a surface area small enough to become the tip is provided. However, since the processing is easy and the effect is great, it is preferable that the tip of the liquid-absorbent core material has a conical shape.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an example of the shape of the liquid absorbent core material of the present invention and the conventional liquid absorbent core material. A side view is shown at the top, a plan view at the center, and a longitudinal section at the bottom.
FIG. 1 (a) shows an example of a cylindrical liquid-absorbing core material having a conical tip shape preferably used in the present invention, and FIG. 1 (c) shows a shape in which the tip portion is cut off obliquely. An example of a cylindrical liquid-absorbing core material is shown, and FIG. 2 (d) shows a shape in which a tip portion adapted to a U-shaped heater is cut off obliquely so as to have three slopes. An example of a rectangular liquid-absorbing core material is shown, and (e) shows an example of a rectangular liquid-absorbing core material whose tip is a quadrangular pyramid.
FIG. 2 (f) shows an example of a longitudinal section of a cylindrical liquid-absorbing core material (flat core material) having a flat tip which has been widely used conventionally.
Of the liquid-absorbing core materials, the material (c) is suitable for use with an upright heater, and the material (d) is suitable for a flat U-shaped heater. (E) is suitable for use with a flat angle ring heater.
As for the external dimensions of the liquid-absorbent core material, the thickness is usually 3 to 7 mm and the length is about 50 to 80 mm in (a), and the length of the conical part is preferably in the range of 3 to 10 mm.
[0008]
FIG. 3 shows a cross-sectional explanatory diagram of a widely used fragrance heating transpiration apparatus, and an example of a state in which the absorbent core material for fragrance heating transpiration is attached to the heating transpiration apparatus will be described below with reference to FIG.
The fragrance heating and transpiration device 1 having a liquid absorbent core 20 disposed therein is a substantially cylindrical device having an upper opening 2 and a lower opening 3, and has an outer peripheral wall 4 and an inner peripheral wall 5. An attachment port 6 is provided at 5, and a chemical solution container 7 containing a fragrance is attached to the attachment port 6.
A ring-shaped heater 9 is provided in the vicinity of the upper opening 2 of the fragrance heating transpiration apparatus 1, while the liquid absorbent core material 20 is disposed at the mouth portion 8 of the fragrance heating transpiration apparatus 1. The tip 22 is positioned and fixed so that it substantially coincides with the lower end of the ring-shaped heater 9, and the lower end 21 of the liquid absorbent core 20 is sufficiently immersed in the chemical solution 10 in the chemical solution container 7. The illustration of the vertical adjustment device for the heater 9 or the absorbent core 20 is omitted.
[0009]
The absorbent core material used to heat and heat fragrances while maintaining stable fragrance, fragrance strength and transpiration amount for a long period of time is formed by bonding the top or sliver of synthetic resin fibers with a thermosetting resin. The core material has a porosity of 20% to 80%, preferably 40% to 60%. Synthetic resin fibers preferably used are polyacrylic, polyamide, polyester, etc. having a single yarn thickness of 1 to 15 denier, and particularly preferred are PET fibers. The thermosetting resin preferably used for adhesion is a melamine resin or a fluorine-based thermosetting resin. Of course, various core materials made of felt, pulp, inorganic fibers, unglazed wood, and the like can also be used.
[0010]
The fragrance contained in the fragrance used in the heat transpiration of the present invention is not subject to any limitation as long as it can be dissolved in a solubilizer, and any of natural fragrances or synthetic fragrances can be used. Or a blended fragrance. Moreover, although animal fragrance | flavor and vegetable fragrance | flavor are not ask | required, vegetable fragrance | flavor is preferable.
Natural fragrances, for example, animal fragrances such as jacense, ghost cat scent, dragon scent, etc .; Abies oil, Ajokun oil, Almond oil, Angelica Root oil, Pagele oil, Pergamot oil, Perch oil, Boa rose oil, Kayabuchi oil, Gananga Oil, capsicum oil, caraway oil, cardamom oil, cassia oil, celery oil, cinnamon oil, citronella oil, cognac oil, coriander oil, cupebu oil, cumin oil, camphor oil, jill oil, estgolan oil, eucalyptus oil, fennel oil , Garlic oil, ginger oil, grapefruit oil, hop oil, juniper perry oil, laurel leaf oil, lemon oil, lemongrass oil, ropage oil, mace oil, nutmeg oil, mandarin oil, tangerine oil, mustard oil, mustard oil, Camellia oil, onion oil, pepper oil, orange oil, sage oil, star Including varnish oil, turpentine oil, warm wood oil, vegetable flavoring such as Wanira bean extract.
[0011]
Artificial fragrances are synthetic or extracted fragrances, for example, hydrocarbons such as pinene, limonene; alcohols such as linalool, geraniol, citronellol, menthol, borneol, benzyl alcohol, anis alcohol, β-phenylethyl alcohol; Phenols such as eugenol; aldehydes such as n-butyraldehyde, isobutyraldehyde, hexyl aldehyde, heptyl aldehyde, n-nonyl aldehyde, nonadienal, citral, citronellal, benzaldehyde, cinnamic aldehyde, heliotropin, and vanillin; methyl amyl ketone, Methylnonyl ketone, diacetyl, acetylpropionyl, acetylbutyryl, carvone, menthone, camphor, acetophenone, p-methylacetate Ketones such as enone and ionone; Lactones or oxides such as amylbutyrolactone, ethyl methylphenylglycidate, γ-nonyllactone, coumarin and cineol; methyl formate, isopropyl formate, linalyl formate, ethyl acetate, octyl Acetate, menthyl acetate, benzyl acetate, cinnamyl acetate, butyl propionate, isoamyl acetate, isopropyl isobutyrate, granyl isovalerate, allyl caproate, butyl heptylate, octyl caprylate, methyl heptine carboxylate, ethyl perahagonate, Methyl octynecarboxylate, isoacyl caprate, methyl laurate, ethyl myristate, ethyl benzoate, benzyl benzoate, methyl phenylacetate, butyl phenylacetate, Comprising cinnamate methyl, cinnamyl cinnamate, methyl salicylate, ethyl anisate, methyl anthranilate, ethyl pyruvate, esters such as ethyl α- butyl butyrate and the like.
[0012]
Only one type of perfume may be used, or a blended perfume prepared by mixing two or more types. Examples of the blended fragrance include a blended fragrance prepared by blending jar perfume as a natural fragrance and pinene as a synthetic fragrance, or a blended fragrance prepared by blending limonene as a natural fragrance.
[0013]
The fragrance for heating and transpiration is produced by dissolving a fragrance in a water and / or oil-soluble solvent containing fragrance alone or in combination of water, alcohols, ethers, kerosene (paraffin) and the like. The solvent for the fragrance is not particularly limited as long as it dissolves the fragrance. The blending ratio of the fragrance to the solvent is 1 to 100% by weight, preferably 10 to 50% by weight of the fragrance component in the fragrance solvent for heat evaporation, but the blending ratio is not limited as much as possible. .
[0014]
Further, the following compounds are added to the fragrance composition and / or the core in order to improve or adjust the heat transpiration of the solution. For example,
3,5-di-t-butyl-4-hydroxytoluene (hereinafter referred to as BHT)
3-tert-butyl-4-hydroxyanisole3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyanisolemercaptobenzimidazoledilauryl-thio-di-propionate 2,2'-methylene-bis- (6 -T-butyl-4-methylphenol)
2,2'-methylene-bis- (6-tert-butyl-4-ethylphenol)
.4,4'-methylene-bis- (2,6-di-t-butylphenol)
.4,4'-butylidene-bis- (6-tert-butyl-3-methylphenol)
4,4'-thio-bis- (6-tert-butyl-3-methylphenol)
1,1-bis- (4-hydroxyphenyl) cyclohexane 1,3,5-trimethyl-2,4,6-tris (3,5-di-t-butyl-4-hydroxybenzyl) benzene tris (2 -Methyl-4-hydroxy-5-t-butylphenyl) butane tetrakis [methylene (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyhydrocinnamate)] methane octadecyl-3,5-di-t- Butyl-4-hydroxyhydrocinnamate
Phenyl-β-naphthylamine N, N′-diphenyl-p-phenylenediamine 2,2,4-trimethyl-1,3-dihydroquinoline polymer 6-ethoxy-2,2,4-trimethyl-1,3 -Dihydroquinoline, 2-t-butyl-4-methoxyphenol, 3-t-butyl-4-methoxyphenol, 2,6-di-t-butyl-4-ethylphenol, stearyl-β- (3,5- Di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate / α-tocopherol / ascorbic acid / erythorbic acid
Stearyl-β- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate 2,2′-methylene-bis (4-methyl-6-tert-butylphenol)
・ 2,2'-methylene-bis (4-ethyl-6-tert-butylphenol)
.4,4'-methylene-bis (4-methyl-6-tert-butylphenol)
.4,4'-methylene-bis (2,6-di-t-butylphenol)
.4,4'-butylidene-bis (3-methyl-6-tert-butylphenol)
・ 4,4′-thiobis (3-methyl-6-tert-butylphenol)
1,3,5-trimethyl-2,4,6-tris (3,5-di-t-butyl-hydroxybenzyl) benzene1,1,3-tris- (2-methyl-5-t-butyl -4-hydroxyphenyl) butane-tetrakis [methylene (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxycinnamate)] methane.
[0017]
The said compound may be used individually by 1 type, and can also use 2 or more types together. The amount used is preferably about 0.05 to 2.0% by weight, preferably about 0.1 to 1.0% by weight in the solvent or fragrance composition or core of the present invention. . Of course, if practicable, the addition of the above compound is not limited to the above ratio.
[0018]
Since the liquid-absorbing core material of the present invention has the configuration described in the above (1) or (2), the liquid-absorbing core material having the conventional width is used in the fragrance heating and evaporation apparatus shown in FIG. By heating the tip of the core material, the volatilization amount of the fragrance can be adjusted to five or more levels. Further, fine adjustment is possible even when a high-concentration preparation is used. Therefore, if the high-concentration fragrance is used, the chemical solution bottle can be made small, so that the entire fragrance heating and transpiration apparatus can be made compact.
[0019]
In addition, the “part where the surface area of the liquid absorbent core material is reduced” at the tip of the liquid absorbent core material of the present invention is placed above the ring heater provided in the fragrance heating / transpiration device, and the unprocessed part (absorbed part) When only the part having the original thickness of the liquid core material is overlapped with the heater and heated, the transpiration amount of the fragrance increases as compared with the case where the conventional general-purpose flat core material is overlapped with the ring heater and heated. This is presumably because the fragrance is transpired by the heat transmitted from the heating section because the amount of the fragrance held at the tip of the liquid-absorbing core material protruding above the ring heater is small. In addition, the amount of heat transpiration of the fragrance changes stepwise in the longitudinal direction, and the amount of volatilization can be finely adjusted.
[0020]
【Example】
Using the liquid-absorbing core material of the present invention and the conventional liquid-absorbent core material, the amount of transpiration was adjusted and the adjustment stage was confirmed.
Example 1
Figure 0004010604
When the core length is 63 mm, the heater and the liquid-absorbing core are positioned so that the lower surface of the heater coincides with the upper end of the liquid-absorbent core with the chemical bottle attached to the heater.
[0021]
(Experimental result)
4 and 5 show a comparison between a conventional liquid absorbent core material (referred to as a comparative core material or a flat material) having a flat tip of the liquid absorbent core material and a liquid absorbent core material according to the present invention (referred to as the present core material). In this way, almost the same level of transpiration is obtained with the core length of the comparative core material of 63 mm and the core length of the present invention of 67 mm, and the comparative core material has a transpiration amount that is stable for 30 days in three stages of core lengths of 63 mm, 61 mm, and 59 mm. On the other hand, with the core material of the present invention, a stable transpiration amount for 30 days was obtained over five stages of core lengths of 67 mm, 65 mm, 63 mm, 61 mm, and 59 mm. From this, it can be seen that the core material of the present invention can be finely adjusted when adjusting the volatilization amount as compared with the comparative core material.
[0022]
【The invention's effect】
About the liquid absorption core material used for a fragrance | heater heating transpiration apparatus, the surface area of the liquid absorption core material of the said liquid absorption core material is small in the liquid absorption core material front-end | tip part which adjoins the ring-shaped heater of the said apparatus arrangement | positioning. By providing such a portion, it becomes possible to finely adjust the transpiration amount of the fragrance by the fragrance heating transpiration apparatus.
When the shape of the liquid absorbent core material tip is conical, it is preferable because the processing is simple and the volatilization amount can be finely adjusted.
The use of the absorbent core material of the present invention allows fine adjustment of the amount of the active ingredient of the fragrance that evaporates from the heating transpiration apparatus even when a high concentration of the fragrance is used. The chemical container for storing the fragrance of the heating transpiration device can be made small, and the heating transpiration device can also be made compact.
[Brief description of the drawings]
[1] (a), (c) is an example of the shape of the liquid-absorbent core of the present invention, a side view in the upper, respectively, a plan view in the center, a longitudinal sectional view in the lower part.
2 (d) to (e) are examples of the shape of the liquid absorbent core material of the present invention, and FIG. 2 (f) is an example of the shape of a conventional liquid absorbent core material. Is a plan view, and a vertical section is shown at the bottom.
FIG. 3 is a cross-sectional explanatory view of a typical example of a fragrance heating and transpiration apparatus.
FIG. 4 is a graph showing the elapsed days transition of the transpiration rate when the core length is changed from 59 mm to 75 mm in the conical core material of the present invention.
FIG. 5 is a graph showing the elapsed days transition of the transpiration rate when the core length is changed from 59 mm to 75 mm with a flat core material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Air freshener heating transpiration apparatus 2 Upper opening part 3 Lower opening part 4 Outer peripheral wall 5 Inner peripheral wall 6 Attachment port 7 Chemical solution container 8 Mouth part 9 Heating heater 10 Chemical solution 20 Liquid absorption core material 21 Liquid absorption core lower end part 22 Liquid absorption core Material tip

Claims (2)

吸液芯材を有する芳香剤加熱蒸散装置を用いて香料が1重量%以上配合された芳香剤を揮散させる方法であって、吸液芯材として、前記加熱蒸散装置に設けられたヒータから離れ、かつそれに近接して配置する先端部が、先端ほど吸液芯材の表面積が小さくなる形状を有する吸液芯材を用い、前記ヒータ又は前記吸液芯材を上下することにより、かつ芳香剤及び/又は吸液芯に溶液の加熱蒸散性を改善あるいは調整する化合物を添加することにより、芳香剤の蒸散量を調節することを特徴とする芳香剤の揮散調節方法。A method for volatilizing a fragrance containing 1% by weight or more of a fragrance using a fragrance heating transpiration device having a liquid absorbing core material, wherein the fragrance is separated from a heater provided in the heating transpiration device as a liquid absorption core material. And using a liquid-absorbing core material having a shape in which the tip portion disposed in the vicinity thereof has a shape in which the surface area of the liquid-absorbing core material decreases toward the tip , and by raising and lowering the heater or the liquid-absorbing core material; And / or adding a compound for improving or adjusting the heat transpiration of the solution to the liquid absorbent core to adjust the transpiration amount of the fragrance. 前記吸液芯材の先端部が円錐状の形状を有することを特徴とする請求項1記載の芳香剤の揮散調節方法。  The method of controlling volatilization of a fragrance according to claim 1, wherein the tip of the liquid-absorbing core has a conical shape.
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