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JP4009324B2 - 成形可能遠位先端を有する強化カテーテル - Google Patents

成形可能遠位先端を有する強化カテーテル Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は外科用装置である。特に、本発明は、適度な量の熱を付与すると選択された形状に自己成形し、かつ、冷却して、また実際に再加熱しても、その形状を維持するカテーテルの1セクションである。このカテーテルセクションは、その壁に、少なくとも1種の超弾性合金製織物編組(woven braid)またはコイルから構成されるのが典型的である、成形部材を含む。成形部材は、成形部材の超弾性要素に加えて、他の材料および構成要素を含んでいてもよい。成形部材は、典型例としては、加熱工程より前に第1形状を呈する成形部材を保持する、少なくとも外部高分子被覆により被覆される。その加熱工程中に外側層を柔軟化すると、成形部材は所望の第2形状に自己成形する。カテーテルセクションは、その第1形状またはその第2形状もしくはそれら2つの形状の間の過渡形状のいずれかで、使用され得る。成形部材の内側管腔は第2の高分子管部材を備え得る。内側高分子管部材は、滑らかであることが多い。
本発明に従って作られるカテーテルセクションは、単独で、または他のカテーテルセクションと関連させて使用されればよい。このコンセプトを採用するカテーテルアッセンブリのより近位端に近いセクションは、実質的により硬いことが多い。
発明の背景
カテーテルは人体の遠隔領域に接近するために使用されることがますます多くなっており、その時には、そのような場所に診断薬または治療剤を送達する。特に、治療場所までの経路として循環系を利用するカテーテルは、特に実用的である。カテーテルはまた、多様な治療理由および診断理由から、生殖泌尿領域のような肉体の他の領域に接近するためにも利用される。
カテーテルを使って接近したいと望むターゲットは、肝臓または脳のような軟組織内部にあることが多い。これらは、到達するのに困難な場所である。カテーテルは、そけい部または頚部に見られる動脈のような大動脈を通して導入され、次いで、カテーテルが選択場所に達するまで、動脈系のより狭まる領域を通過せねばならない。かかる経路は複数ループ経路にて巻き戻ることが多い。このようなカテーテルは設計および利用が困難で、というのも、カテーテルが人体内を通って前進している時は、カテーテルを押したり、操作したりできるように、その近位端がかなりの硬度を有していなけらばならず、そしてそれにもかかわらず、上述のループやますます小さな血管を通してカテーテル先端を通せるようにするように、遠位端では十分に柔軟性を有し、同時に、血管または周囲の組織に著しい外傷を起こさないようにしなけらばならない。この問題に関する更なる詳細および先行技術の有効な、かかる縦断用カテーテルの設計法が、Engelsonに付与された米国特許第4,739,768号に見られる。
これらカテーテルはガイドワイヤと一緒に使用されるように設計される。ガイドワイヤは、カテーテルの「偵察(scout)」役を務める、典型例では極めて精巧な設計の、ワイヤにすぎない。カテーテルは、血管系を通過する際に、ガイドワイヤを覆って取り付けられ、ガイドワイヤに沿ってスライドする。上記別な方法では、ガイドワイヤは、付き添い医師の推進のもとに、血管系を通る適切な経路を選択するために使用され、適切な経路が確立されると、カテーテルはそれに沿って後からスライドする。
人体血管系は極めて複雑である。各人の血管系は特有で、個人を同定する特徴として実際に使用され得ると、信じられている。その通りだとして、ガイドワイヤの卓越した設計および特定カテーテルの向上した追跡能力とは無関係に、それらは組合わせても人体の特定場所への接近を可能にできないことが何度かある。神経系領域を通る複数回転部または半径が徐々に減少する動脈の湾曲部は、カテーテル僅かに修正されることを必要とする。神経脈管用カテーテルの供給者が、人体への導入前に蒸気などを使用してかかるカテーテルの遠位端が成形できるように、心棒(mandrel)を提供していることはありふれた処置である。神経脈管用カテーテルの固有の柔軟性のために、カテーテルの遠位先端に付与された適度な成形は、通常は、ガイドワイヤのより本質的な領域により、容易に真っ直ぐにされる。
手元のカテーテルセクションは、必然的に、少なくとも或る量の超弾性合金を含有する管状成形部材を含む。結果的に、手術室で遠位先端を成形することは極めて困難である。それ故、そのように支持されたカテーテルセクションに成形機能を提供するために、何らかの準備がなされるのが望ましい。本発明では、熱処理工程を利用して、金属製成形部材に形状が供与され、そのように形状付与された成形部材を別な形状で保持するために、カテーテルを包囲する高分子材料が使用される。例えば、曲がったまたは屈曲した形状は、熱処理工程中に成形部材に供与される。上を覆う高分子シース材は、成形部材を真っ直ぐにし、それを非平衡状態に保持するために使用される。次に、外側層の高分子材料は、蒸気などを用いて加熱され、成形部材の材料は、カテーテルアッセンブリの形状の上から被さって、熱処理工程中に成形部材に付与された形態に近似する形態を呈する。特に関連する状況について、2つの形状のうち一方または他方を医者が使い分けできるのが理想である。カテーテルセクションの影響をうけた領域の一部のみが加熱されて、第1形状と加熱された第2形状の間で中間形状を提供することは、本発明の範囲に入る。
本発明は適合性のあるタイプであり、多様なカテーテル形態で使用され得る。本発明は、1つ以上の高分子管を超弾性合金を含む金属製管状成形部材と組み合わせるコンセプトを利用する。構築技術は、小さな全直径を有するが、ねじれが生じた場合に、例外的な強度、ねじれ耐性、ねじれからの回復(インビボでさえ)を備えるカテーテルセクションを製造するという利点を有する。これは、第1形状もしくは加熱後の第2形状またはそれらの中間の過渡的形状のいずれかを呈する遠位先端を備えて使用されればよい。このカテーテルはガイドワイヤと関連して使用され得るが、カテーテル本体は、バルーンを装着するか、または特に柔軟な先端と組み合わせた、流体案内(flow-directed)カテーテルとしても使用され得、その例は、Zenzenらに付与された米国特許第5,336,205号に見られ、その全体が本明細書中に参考として援用される。
カテーテル本体の硬化セクションの利用は、新規なコンセプトではない。典型的な先行技術特許が以下に論じられる。しかし、これら文書のいずれもが、本発明の成形能力を備えたカテーテルセクションを製造するために、本願出願人のコンセプトを利用しているわけではない。
多重ラップカテーテル
多重ラップ強化材料を有するカテーテル本体を利用する、多数のカテーテルが文献に論じられている。これらカテーテルは編組バンドを有する構造や、螺旋状に巻かれた材料が一方向に巻かれただけで、次の1つまたは複数の層が逆方向に巻かれる構造を含む。
Crippendorfの米国特許第2,437,542号は、尿管カテーテルまたは尿道カテーテルとして使用されるのが典型的である、「カテーテル型機器」を記載している。この物理的設計は、より柔軟性のある遠位部と柔軟性では劣る基部とを有するものであると述べられている。この装置は、絹、綿、または何らかの合成繊維のからみ合わせた糸から作成される。これは、繊維ベースの管を、硬いが可撓的にする硬化媒体で含浸させることにより作成される。こうして可塑性を付与された管は何か別な媒体に浸されて、可撓性のあるワニス状層の形成を可能にする。この後者の材料は、キリ油をベースとした、またはフェノール樹脂および好適な可塑剤であればよい。
同様に、Edwardsに付与された米国特許第3,416,531号は、編組端部壁を有するカテーテルを例示している。この装置は、テフロンなどの他のポリマーの追加層を有している。壁の編組部に見られる素線(strand)は、円形断面を有する糸のように見える。リボン材を利用して装置を構築することは示唆されていない。更に、この装置は、その近位端にかなり大型のハンドルを利用して屈曲され得るように設計されているという点で、かなり硬いと、例示されている。
Cookに付与された米国特許第3,924,632号は、カテーテルの長さ部分について、螺旋状に巻かれたファイバーグラス製バンドを利用した、カテーテル本体を例示する。図2および第3カラム12行目以降の同図の説明で示されるように、カテーテルは編組されたファイバーグラスバンドを使用し、すなわち、一方向に螺旋巻きされるバンドは、反対方向に螺旋巻きにされるバンドの上、および下に交叉する。これに加えて、図3は、内側ライナーまたはコア30および外側管35の両方を有するカテーテルシャフトを描いていると、見られるべきである。
Alston,Jr.らに付与された米国特許第4,425,919号は、複数素線の平坦ワイヤ編組を用いた、複数層カテーテルアッセンブリを例示する。図3の編組14は、内部管または基板12を更に被覆する。
米国特許第4,484,586号は、中空の導電医療管の製造方法を例示する。この導電ワイヤは、人体への移植、特にペースメーカ用リードとして、中空管の壁に設置される。管は、ポリウレタンまたはシリコンのような人体適合性のあるポリマーで被覆された、焼き鈍し加工された銅ワイヤから作られるのが好ましい。被覆処理後、銅ワイヤは管に巻かれる。巻かれた基体は別なポリマーで被覆され、壁に螺旋状導電ワイヤを有する管を生成する。
カテーテルの可撓材料の螺旋巻きリボンの使用を例示する文書は、Samsonに付与された米国特許第4,516,972号である。この装置はガイドカテーテルであり、1つ以上の巻きリボンから生成され得る。好ましいリボンは、ケブラー49(Kevlar49)として公知のポリアラミド材である。また、この装置は、かなり剛性でなければならない。これは、他のカテーテルがその中を通過する際に、「設置」されて、特定の形状を維持するように設計された装置である。実質的な外傷を引き起こさないように十分に柔軟でなければならず、ガイドワイヤとの併用のためでないことは確かである。本明細書に記載される本発明のカテーテルの要求する柔軟性基準には合致しない。
Rydellらに付与された米国特許第4,806,182号は、壁に埋設されたステンレス鋼製編組を利用し、かつポリフルオロカーボンの内側層を有する装置を例示する。そこに記載された工程はまた、積層の分離を阻止するように、ポリウレタンの内側層にポリフルオロカーボンを積層するための方法である。
Lenckに付与された米国特許第4,832,681号は、人工授精用の方法および装置を例示する。この装置自体は、その特殊構築材料に依存して、ステンレス鋼ワイヤを備える螺旋状補強材の追加により、幾分硬くされ得る管の長手部分である。
Evardらに付与された米国特許第4,981,478号は、多分割化脈管カテーテルまたは合成脈管カテーテルを開示する。カテーテルの内部セクションは、シャフトを構成する3つのセクションを有するように見える。最も内側(かつ遠位)セクション47は、その内部に高分子管部材21が設置される、1対のコイル13および24であるように見える。次のより近位端に近いセクションは参照番号41で表示され、図4はそれが先に述べたばかりの次の内側層の周囲で「包まれる、または編組される」ことを示す。図面はがそれが編組されているようには示しておらず、むしろ、一連の螺旋状に包まれた個々の素線であるように示している。最後に、このカテーテルの最外郭管状部は、先に述べたばかりの中間セクション26に類似する構造の、別な繊維層49である。
編組ワイヤの使用を例示する別なカテーテルが、Goldらに付与された米国特許第5,037,404号に例示されている。Goldらの特許では、巻かれた各素線の間のピッチ角を変化させて、装置の異なる位置で変化する柔軟性を有する装置を生成するというコンセプトが言及されている。変化する柔軟性は、ピッチ角の差により引き起こされる。リボンの使用についての言及はなく、Goldらの装置が設置される特定用途についての特殊な言及もない。
Webster,Jr.に付与された米国特許第5,057,092号は、心臓血管の電気的活動を監視するために、または心臓を電気的に刺激するために使用されるカテーテル装置を例示する。カテーテルは、ステンレス鋼のような高弾性係数を有する編組螺旋状部材を使用する。編組は、図2に極めて良好に示される、かなり複雑な複数構成パターンである。
米国特許第5,176,660号は、シース壁に補強素線を有するカテーテルの製造を例示する。金属製素線は螺旋状交差パターンで管状シース全体に巻かれ、実質的により強度の高いシースを製造する。補強フィラメントは良好な「押し性能」を求めて、カテーテルの長手方向硬度を増大させるために使用される。この装置は、約250,000 lb./平方インチ以上の張力で巻かれる。フラットな素線自体は、0.006と0.020インチの間の幅および0.0015と0.004インチの間の厚さを有していると言及されている。
螺旋状に設置された液晶繊維を有するカテーテル壁を利用する別な変形例が、Zdrahalaに付与された米国特許第5,248,305号に見られる。カテーテル本体は、相対的に回転する内側ダイスと外側ダイスを有する、環状ダイスを通して押し出(extruded)される。このようにして、液晶ポリマーのプラスティック含有材料を含む管は、回転ダイス部分のために、わずかな周辺方向配向を示す。第2カラム40行目以降で、同特許は、ダイスの内側壁および外側壁の回転率は管が押し出される時に変化させられ、押し出された管の多様なセクションで異なる硬度を示す結果をもたらすことが暗示される。
米国特許第5,217,482号は、ステンレス鋼ハイポチューブカテーテルシャフトおよび遠位部バルーンを有するバルーンカテーテルを例示する。同特許に例示される装置の特定セクションは、好適な粘着剤により外側スリーブに固定されたステンレス鋼の螺旋状リボンを使用し、極めて高い硬度のセクションから比較的低い硬度のセクションまでの遷移部として作用する。
株式会社テルモが所有する日本特許公開番号05-220,225号が記載するカテーテルでは、本体のねじり剛性が内側管状セクション33への組み入れにより変化させられ、そのワイヤ層は、カテーテルの基部セクションでは緊密に編まれ、中央セクションではより緩く編まれる。
単一層補強カテーテル
上述の各装置とは異なり、単一層の補強材料のみを利用する、多様なカテーテルがある。
例えば、Pfarreに付与された、1881年6月に特許された米国特許第243,396号は、管壁内部に据え付けられたワイヤ螺旋体を有する医療用管の使用を例示している。ワイヤ螺旋体は、装置のカバーに硫化処理されると言及されている。
Hendricksonに付与された米国特許第2,211,975号は、ゴムカテーテルの内側壁に埋設されたステンレス鋼ワイヤ15を備える、類似装置を例示する。
Toledoに付与された米国特許第3,757,768号は、「螺旋が互いに接触した連続螺旋状バネとして形成される内側壁部と、外側表面を平滑に保有しながらバネに堅固に結着されるような態様でバネを包囲する不活性可塑材から形成された外側壁部とを含む、単体組み合わせ式バネガイドカテーテル」を例示する。
米国特許第4,430,083号は、冠状動脈中の凝塊に直接に血栓融解剤を経皮投与するために使用されるカテーテルを記載している。装置自体は、特殊断面形状を有する螺旋状に巻かれたワイヤにより支持される、長手の可撓管である。ワイヤは1連の緊密な連続コイルに巻かれ、螺旋状への巻線が緊密なフィットのための下地を熱収縮管に提供するので、ワイヤの外側表面の形状のワイヤの外側部へと管の熱収縮を可能にする。
Coneysに付与された米国特許第4,567,024号は、カテーテルの壁の内部に1組の螺旋状ストリップを採用するカテーテルを例示する。しかし、螺旋状ストリップは、フッ素化合処理されたエチレン−プロピレンのようなX線不透過材料からなる。混合されたX線不透過材料は、螢光透視装置(fluoroscope)で観察された場合に、カテーテルシャフトを見られるようにする能力以外の物理的利点を必ずしも供与するかどうか、明白ではない。
Shimamuraらに付与された米国特許第4,737,153号は、「補強用治療管」として特徴づけられ、装置の壁内部に埋設された螺旋状補強材料を使用する装置を記載している。
Fearnotらに付与された米国特許第5,069,674号(およびその親特許である米国特許第4,985,022号)は、螺旋状に巻かれ、かつ管状シースまたは管内部に設置される、ステンレス鋼ワイヤから作られる遠位先端を有する、小さな直径の円筒型カテーテルを例示する。
同様に、de Toledoに付与された米国特許第5,178,158号は、「ガイドワイヤまたはカテーテルとして使用するための変換可能ワイヤ」として特徴づけられたものを例示する。同特許は、図面に、全般に矩形断面を備えるように例示される、内部ワイヤまたはバネセクションを備える構造を記載する。装置の外側層は、カテーテルの近位端で螺旋状コイルに隣接して設置される高分子シースを含む(第4カラムの64行目以降を参照のこと)。この装置はまた、装置の近位端12から遠位端14まで延びる、テフロンの外側シース40を備える。上を覆うシース40は、カテーテルの近位端または遠位端で延在または張り出す。遠位先端部13は、「可撓性があり、柔軟で、弛緩性がある」と言及される。この特許に対応するPCT公開出願は、WO 92/07507である。
米国特許第5,184,627号は、ガイドワイヤに沿って多様な場所に薬剤を注入するのに好適なガイドワイヤを例示する。ガイドワイヤは、その基部を包囲するポリアミドシースと、ワイヤコイル全体を緊密に被覆するテフロンシースとを有する、螺旋状に巻かれたコイルから作られる。コイルはその遠位端で終了する。
Lieberほかに付与された米国特許第5,313,967号は医療装置を例示し、その一部は、いくつかの変形例がある外側可塑性シースを含むのが明らかな、螺旋状コイルである。明らかに、幾分類似する設計の(その長手方向軸に沿って平坦ワイヤなどを回転させることにより形成され、スクリュー状形状を形成するという点で)二次螺旋は、螺旋状コイル内部に含まれ、軸方向押し能力およびトルク伝達性を供与する。
Kranysに付与された米国特許第5,405,338号は、コイルにより支持されたスキンまたは網状体を螺旋状巻きコイルを有するシャフト構成要素に組み入れた、螺旋状に巻かれたカテーテルを記載する。スキンまたは網状体は、「軸方向に向けられた圧縮力に対するカテーテルの抵抗にわずかに」貢献すると言及される。このカテーテルは、内側のぴんと張ったスキン構成要素を含んでいればよい。
Suttunらに付与されたPCT出願番号WO 93/15785は、包囲材料の薄層および補強コイルからなる、ねじれ耐性管を記載する。図面に例示されるように、支持材料は、各例につき、管の壁の内部に埋設される。
Shinらに付与された第WO 93/05842号PCT出願は、リボンにより包まれたカテーテルを例示する。この装置は拡張カテーテルのセクションとして示される。内側セクション34は螺旋状に巻かれたコイルであり、完全にフラットなワイヤである。6頁25行目以降を参照されたい。次に、コイルは、低密度ポリエチレンから形成された熱収縮ジャケット34で包まれる。シリコン被覆のような滑らかな材料は、バネコイルの内側表面に設置されて、「ガイドワイヤの扱いを向上させる」。同文書の6頁では、包まれるまたはジャケットを被せられる前に「バネコイル全体」が、テフロンのような他の材料で被覆され、滑らかさを増す、または他の利点を提供する。ある実施態様では、バネコイルは金でメッキ処理される。
内視鏡構造
血管内視カテーテルよりも大型寸法で主として使用される多様な内視鏡構造は、より硬い材料を含む構造を利用する。
Krasnickiらに付与された米国特許第4,676,229号は、テフロンのような滑らかな材料から形成される極薄壁管状基材(substrate)31を有する内視鏡構造30を記載する。この構造は、フィラメント支持基板を含む。フィラメントは、弾性材料が典型的である、充填材料で被覆され、その中に埋設される。図2に全て示されるように、高度に滑らかな外側被覆35は、装置の外側層を形成する。Krasnickiらの図3は内視鏡装置の別な変形例を記載し、そこでは、ポリマー管の異なる選択が利用されるが、フィラメント状支持体の設置は、エラストマーの中間材料(intermediate material)を変化したまま維持する。この装置の幾つかの変形例では、フィラメントは、緊密な半径へ変形するにつれて、基板にフィラメントを保持するのに十分な接着強度を有するエポキシセメント材のような、粘着剤37を用いて、内側管状基材に強力に結着される。第3カラム50行目以降を参照されたい。
Ouchiらに付与された米国特許第4,899,787号(およびその外国関連の、ドイツ公開番号第DE-3242449号)は、3つの部分から構成される可撓性の基本管状コア構造を有する、内視鏡における用途についての可撓管を記載している。この3つの部分は、外側メッシュ管、外側メッシュ管に結着された中間熱可塑性樹脂管、および、樹脂製管が仕上げされた可撓管で粘着性圧縮圧を維持するように、2つの高分子メッシュ管への粘着性を示す、ステンレス鋼などから構成される内側リボンである。同特許はまた、「管の一方端から他方端まで段階的態様で変化し、・・・異なる堅さを有するそれぞれの樹脂材料から形成される2種以上の熱可塑性樹脂管セクションを管状コア構造の外側表面に一体的に結着することによる(それにより生成される)可撓性」を有する内視鏡管の製造を提案している。第2カラム48行以降を参照されたい。
米国特許第5,180,376号は、プラスティック管の被覆を有するその外部表面上のみが包囲された、薄いフラットワイヤ金属コイルを利用した、挿入器シースを記載している。平坦ワイヤコイルはそこに設置されて、「シースの壁厚さを最小限に抑さえながら、バックリングに対するシースの耐性を低下させた。」2つの逆巻き金属リボンを用いた変形例も、記載される。
欧州特許出願第0,098,100号は、コイルの外側表面に連続する編組被覆を有し、かつ高分子被覆9の更に外側を有する、螺旋状に巻かれたストリップを利用した内視鏡用可撓管を記載する。コイルの内部には、はんだにより「前端片10」に固着された、1対の細身の可撓性シースがある。
日本特許公開番号第2-283,346号は、可撓性内視鏡管を記載する。管状外側シェルは、2層の高分子量積層材料から構成される。この管はまた、弾性材料の内側層を有し、その内側全体は、硬度を提供する金属製リボンである。
日本特許公開第03-023830号はまた、弾性ベルトシート状材料を螺旋状に巻くことにより準備される可撓部2を備える、金属の細いワイヤを編むことにより準備される編組3と、装置の外側表面全体を被覆するスキン4とから構成される内視鏡で使用される可撓性管のためのスキンを例示する。同文書は、特定ポリエステルエラストマーの使用を強調しているように思われる。
日本特許公開第5-56,910号は、高分子シースにより被覆される螺旋巻金属製リボンの複数層から構成される、多層内視鏡管を例示しているように思われる。
フランス特許第2,613,231号は、内視鏡と一緒に、または心臓を刺激するために使用される他の装置のために使用される医療用プローブを記載する。この装置は、0mmと0.25mmの間の間隔を有し(4頁20行目を参照のこと)、断面が矩形であることが好ましく(4頁1行を参照のこと)、M35N、SYNTACOBEN、またはELGELOYのような多相合金からなる(4頁を参照のこと)の螺旋体であるように思われる。
ドイツ特許公開第DE-3642107号は、螺旋状管、ネット状に編み込まれた繊維から形成される編組(その編組は螺旋状管の外側周辺表面にフィットする)、および編組の外側周辺表面を被覆するシースから形成される、内視鏡管を記載している。
上記各装置のいずれも、熱の付与に際して第1の所望形状から第2の所望形状に変化し、かつ第2形状に留まる遠位先端を有するとは、思われない。
発明の要旨
本発明はカテーテルセクションである。第1形状および第2形状を有する管状成形部材から構成されるカテーテルの一部である。第2形状は第1形状とは異なる。熱軟化可能高分子被覆が、管状成形部材の周囲に設けられる。この被覆は成形部材を維持することが可能で、この場合、不均衡または応力の第1形態として特徴づけられる。少なくともこれら2つの構成要素を備えるカテーテルセクションは、高分子被覆が十分に軟化されると、成形部材が、その含有内部応力のために、上述の第2形状へと成形されるのに適する。
管状成形部材は金属製または高分子材であり得る。ただし、好ましくは、成形部材は超弾性合金を備える。成形部材は単一コイル、または複数コイル、あるいは織物編組または非織物編組(unwoven braid)であり得る。超弾性合金リボン編組は、非弾性応力を維持する能力と、高分子拘束(polymeric restraint)を解除すると元の形状に戻る能力のせいで、好ましい。
好ましい超弾性合金は、ニッケルおよびチタンを備え、恐らくは、少量の鉄族金属を有するのが好ましい。超弾性合金は摂氏0°より低い遷移温度を有するのが最も好ましい。より高い遷移温度は許容し得、合金の温度記憶の用途は、望ましければ利用され得る。しかし、超弾性合金の温度記憶特性の用途は、本発明の主要特性ではない。
カテーテルセクションは、カテーテルアッセンブリの遠位部として使用されるのが望ましい。明らかに、そうする必要はない。
【図面の簡単な説明】
図1Aは、第1形態または第1形状を呈する遠位カテーテル先端の、部分側面図である。
図1Bは、第2形態または第2形状を呈する図1Aの遠位カテーテル先端を示す。
図2は、本発明に従って作られるカテーテルセクションを含み得るカテーテルアッセンブリの、平面図である。
図3は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
図4は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
図5は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
図6は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
図7は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
図8は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
図9は、本発明に従って作られる本発明のカテーテルセクションの、部分断面図である。
発明の詳細な説明
本発明は、少なくとも管状成形部材および可撓性のある、典型例では高分子の外側部材から構成される、カテーテルセクションを含む。外側部材および成形部材は隣接して接触状態になり得るが、この場合は、重要でない。成形部材は編組またはコイルもしくはこれら構成要素の各々の1つ以上の組み合わせから構成されればよい。別途記載したように、このカテーテルセクションに設置される成形部材は、平衡状態にある第2形状を有するような態様で処理される。成形部材は、外側層の存在により、第2形状とは異なる、不均衡形状の第1形状に保持される。しかし、カテーテルセクションは、その層の軟化作用のせいで、または選択されたポリマー次第で、Tg°による高分子材料の通過(passage)のせいで、外側抑制部材に熱を加えることにより、1つの形状から他の形状へ自己成形する。カテーテルセクションは、カテーテルアッセンブリの遠位部であり得、または、実際は、カテーテルアッセンブリの内部のどの位置に設置されてもよい。
具体例としてのみ、図1は、本発明に従って構成されるカテーテルセクションを例示する。この変形例(100)では、外部表面(102)およびマーカーリボン(104)が見られ得る。本発明により必要とされる外側高分子被覆は、図1Aおよび図1Bに示される外側管状部材(102)であるか、表面(102)の内部にあればよい。
図1Bは、図1Aに示された、ただし加熱後の同一遠位部カテーテルセクション(100)が、図示しない成形部材に第2形状(106)への自己成形を可能にするところを例示する。
図1Aおよび図1Bに示された形状は、本発明に従って使用され得るタイプの形状の提案にすぎないことが理解されるべきである。どのような第1形状または第2形状も、本発明に従って使用され得る。例えば、第1(すなわち、加熱後でない)形状は単純な45°または90°もしくは球状に曲がった形状であり、加熱後の第2形状は真っ直ぐになり、または、この逆であり得るのが望ましい。
本発明のコンセプトを組み入れた典型的な多セクションカテーテル(multi-section catheter)(110)は、図2に例示される。かかるカテーテルは、Engelsonに付与された米国特許第4,739,768号(その全体は参考により援用される)に、神経学的応用例および周辺脈管応用例に特に好適であるとして、より詳細に記載される。かかるカテーテルはまた、心臓のような人体のあまり要求が厳しくない領域に好適である。長さについてのより高度な要求として生じるカテーテルの難点は、カテーテル自体がしばしば、カテーテルのかなり遠位の領域で湾曲部を横断することが不可能であるという点にあった。これはまた、カテーテルの遠位セクションの直径が、より遠位領域に近づくにつれて、必然的により小さくなったからである。カテーテル近位端から遠位部へトルクを伝達させる能力は、本発明に関連して記載されるもののような編み込みの利用のために大いに改善されるけれども、ときには、編み込み処理は十分ではないことがある。カテーテルの遠位セクションに少量の形状を提供することが意味するところは、成功例の手順と不成功の手順との間の差違である。
図2に示される典型的な形態は、著しい可撓性を有し、例えば、二次形状を呈した部分(114)を有する遠位部(112)を有している。図2に例示されるカテーテル(110)はまた、遠位部(112)よりも可撓性が劣るのが典型的である中間セクション(116)と、今度は最も可撓性が劣る長い近位端セクション(118)をも有する。遠位セクション(112)は極めて可撓性に富み、かつ柔軟で、脳や肝臓のような肉体の柔軟な組織への深部貫入を可能にする。カテーテルアッセンブリ(100)への多様な公知でしばしば必要となる付属品として、遠位部の1つ以上のX線不透過バンド(120)があり、これは螢光透視下(fluoroscopy)で、カテーテルアッセンブリ(110)の最遠位セクションまたは特定形状を有するカテーテル(114)の部分の位置の、目視による確認を可能にし、また、ガイドワイヤ(124)および流体アクセスのためのルアーアッセンブリ(122)も、図2に例示される。本発明に従って作られるカテーテルアッセンブリ(110)の典型的寸法は以下の通りである。
全長 :60cm−250cm
基部セクション(118) :60cm−185cm
中間セクション(116) :20cm−50cm
遠位部セクション(112):2.5cm−30cm
上記寸法は本発明には重要ではなく、治療されるべき疾病の相関およびかかる疾病用の特殊設計を定式化する設計者による選択の両方として選択される。本発明を利用して作られるカテーテルの典型例は、2フレンチ(French)から5フレンチの範囲のものである。このようなカテーテルの内径は一般に、5ミル(0.005インチ)から45ミル(0.045インチ)までの範囲に入る。
この発明のコンセプトを利用して構成されるカテーテルアッセンブリ(110)は図2に例示されるような増大する硬度の3セクションからなる必要があるが、カテーテルは非連続(discrete)2セクションからなり得、または、変化する可撓性の4つ以上の非連続セクションからなり得る。各カテーテルセクションについての物理的パラメータの賢明な選択により、構成要素はまた、各セクション内部で多様な物理的パラメータ(たとえば、滑らかさ、可撓性、壁厚、内側または外側層部材もしくは構成要素)を有していてもよい。
必然的ではないが、典型例では、図2に示されるような3セクションカテーテルアッセンブリ(110)が望ましい場合は、最近位端セクション(118)は本明細書中で記載される「より近位端の」すなわち「硬い」セクションである。また、必然的ではないが、3セクションカテーテルアッセンブリが望ましければ、最遠位端セクション(112)は「より遠位端の」すなわち「最も硬くない」セクションである。中間セクション(116)は、本明細書中の記載内容の状況に依存して、より遠位端に近いか、より近位端に近いかのいずれかであり得る。しかし、これは、そのより近位端のセクションのいずれよりも硬い、より遠位端のセクションを有する、希有な注入カテーテルであることが、理解されるべきである。
図3は、本発明の一変形例の最も基本的局面を例示する、カテーテル本体またはセクション(200)の拡大部分断面図である。図3に示されるように、カテーテル本体セクション(200)は、外側被覆部材(202)および内側部材(204)を有する。硬化部材(206)は、外側部材と内側部材(204)の間に据え付けられる。この例では、硬化部材(206)はリボン形状材料の織物編組である。これは大いに好ましい変形例であるけれども、内側ライナー部材(204)は任意の選択である。この変形例は、他の図面に関連させて以下に論じる。図3に示されるように、外側部材(202)と内側部材(204)の両方が高分子材である。加熱処理に際して、互いに付着する材料から作られれればよいが、その必要はない。有る例では、これらは付着剤の態様で作用する、または接着剤である構成要素を含んでいればよいが、またその必要なない。典型例では、図3に示された簡単な変形例について、外側被覆部材(202)は、熱収縮可能な材料からなり(例えば、5%から20%のエチルビニルアセテートを含有するコポリマーとしてが好ましい、低密度ポリエチレン)、または、構造体(例えばポリウレタン)を、内側部材(204)および織物編組(206)に他の方法で被覆し得る。内側ライナー(204)についての好ましい高分子材料は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチルビニルアセテート(EVA)、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、およびそれらの混合物ならびにコポリマーを含む。内側部材(204)および外側被覆部材(202)の両方についての好ましい材料は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFEまたはTFE)、エチレンクロロフルオロエチレン(ECTFE)、フッ素化合エチレンプロピレン(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリビニルフルオライド(PVF)、またはポリビニリデンフルオライド(PVDF)を含む。内側部材(204)について特に好ましいのは、PTFEまたはTFEである。
フルオロポリマーが内側管部材(204)として利用される場合、隣接ポリマーの付着対称となる良好な機械的化学的表面を提供するために、部材の外側表面をエッチングすることは有用である。例えば、エッチング溶液として脂肪族炭化水素およびナトリウム金属を利用する有る手順が有効であるとして公知である。
ポリマーの別な有用なクラスは、熱可塑性エラストマーであり、成分としてポリエスチルを含む。この事例の典型例はHYTRELである。これに加えて、粘着剤は内側管(204)の外側表面を、または外側管(202)の内側表面を被覆すればよい。ポリエステルおよびポリイミドは、これら粘着剤として特に好適である。
ポリエチレンまたはEVA、もしくはこれらの混合物、コポリマーなどの外側被覆は、外側被覆部材(202)としては、優れた選択である。外側被覆(202)として利用されるポリマーは、適切な寸法および厚みの管へと予備押し出し成形されるのが典型的であり、次いで、結果として生じる管の溶融温度を上昇させるために、電離放射線を利用して架橋される。次に、管は膨張させられ、恐らくは伸張させられ、含有されるポリマーに特殊分子配向を付与する。管は、このように処理されるが、次には、内側ライナー(204)と織物編組(206)との組み合わせを覆って滑らされ、熱収縮により適所に置かれる。
上述のように、カテーテルセクションが設置される使用場所に依存して、多様な他のポリマーが使用され得る。例えば、カテーテルセクション(200)が基部セクションとして使用される場合、外側管はポリイミド、ポリアミド(「ナイロン」のような)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン、PVC、多様なフルオロカーボンポリマー、ポリスルホンなどであればよい。複合物(blend)、合金、混合物、コポリマー、ならびに上記および他の材料のブロックコポリマーーは、所望されれば、好適である。
より柔軟なセクション(200)が望ましい場合は、外側管部材(202)は、ポリウレタン、LDPE、PVC、THVなどのようなより可撓性の高い材料であってもよい。好適な柔軟さ、または好適な弾性係数の他のポリマーでもよい。
図3は、内側ライナー管(204)のアッセンブリ上への外側管部材(202)の熱収縮処理、および編組(206)が内側ライナー(204)のサブアッセンブリを浸している、および編組(206)が外側領域の溶融液またはラテックス液へ浸っているいずれかの結果を例示する。外側被覆部材(202)と内側ライナー部材(204)との間の接触領域は、織物編組(206)の粗の織り目の間の隙間に示されている。しかし、かかる接触は必ずしも必要ではない。編組の各巻回部の間の粗の領域は、内側ライナー(204)と外側被覆(202)との間に接触を許容する手段として必ずしも必要ではないが、2つしか層が使用されない場合は、かかる接触は極めて望ましい。更に、溶融液浴またはラテックス液浴を利用して浸洗することにより、外側被覆部材(202)がカテーテルセクション(202)の外側表面上に導入される場合は、接触はたいてい不可避となる。
外側被覆部材(202)自体として、または外側被覆部材(202)の内側部分として、例えば更なる外側ポリエチレン層の下に非常に望ましいポリウレタンを利用する場合、ポリウレタンを付与する好適は方法は、成形要素または織物編組(206)を覆って事前成形されたポリウレタンの管を設置する処理、ポリウレタン管を覆ってポリエチレンの「収縮包囲可能」管を設置する処理、および、ポリウレタン管の移動体としての収縮包囲動作を利用して、組み合わせ部を加熱してポリウレタンを編組表面の方に引きおろす処理、を伴う。ポリエチレン層は除去されるか、残される。
外側管部材(202)の壁厚は、カテーテル利用法、選択されたカテーテルのセクション、ポリマーの選択、およびカテーテルのスタイルに依存して、0.5ミルの薄さでも、10ミルの厚さでもり得る。
典型例では、内側ライナーの壁厚は0.5ミルと3.0ミルの間である。これらの寸法は指針のためにのみ提供されることは明らかであり、各特殊カテーテルの変形例は、それが設置される対称の特定目的に合致するように注意深く設計されなければならない。
本明細書中に記載されるポリマーの各々は、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、炭酸ビスマス、粉状タングステン、粉状タンタルなどX線不透過充填材料と関連して使用されて、カテーテルセクションの多様な部分の位置が、人体内でX線撮影で視覚化され得る。
成形部材(206)の外部に多重高分子層(202)有すること、または、その内部に多重高分子ライナー部材および、その下の類似物は、本発明の範囲に入る。更に、織物編組、非織物編組、リボンのコイル、ワイヤ、または他の繊維の多重形成部材構成などを多様なポリマー層の中間や間に含むことは、本発明の範囲に入る。
外側部材(202)の外側表面と内側ライナー(204)の内側表面のうち少なくとも一方を、滑らかな層で被覆することも、本発明の範囲に入るが、その層は、関連表面を化学的に接着するか、物理的に被覆する。
図3の変形例の成形部材として見いだされる織物編組(206)は、多様な材料から形成され得る。1つの覆う要件は、その材料が「セット」され得て、一旦そのように成形されて外側被覆で抑制された場合、十分な残留応力を維持できることであるが、その外側被覆が軟化すると、弛緩して「セット」形状を形成する。自己補強する緊密に処方された構造を備えた、多様な工学的プラスティックまたは液晶ポリマー(LCP)、芳香族コポリマーが利用される。いくつかのステンレス鋼も好適であるが、外側層で被覆されなければならないため、強度、および形状の弾性的再成形なしに成形する能力を注意深くバランスすることが行われねばならない。全ての材料のうちで最も好ましいのは、超弾性合金として公知のクラスの合金である。これは合金は、弾性変形なしに、著しい量の応力を残存させることが可能である。多数のこれら材料が当該産業分野で公知であるが、ニッケル−チタン合金は、それらの容易な入手性と、医療装置における先行技術での重要な用途のために、好ましい。超弾性特性を有し、かつ、ニチノールとして一般に公知のニッケル−チタン合金は、数十年前にU.S.Naval Ordnance Laboratoryにより発見された。これら材料における初期の仕事は、Buehlerらに付与された米国特許第3,174,851号、Roznerらに付与された米国特許第3,351,469号、Harrisonらに付与された米国特許第3,753,700号に例示される。約8%までまたはそれを越える、好ましくは約3%またはそれを越える、Fe、Cr、Coなどの鉄族金属の1つ以上のメンバーを含有する市販の合金が、本発明である表面に好適な超弾性ニッケル−チタンのこのクラスに包含されることが思慮される。最も好ましいのは、1.5%から2.5%のCrを含有し、かつ25℃より低い遷移温度を、最も好ましくは約0℃よりも低い遷移温度を有する、超弾性ニッケル−チタン合金である。最も好ましいのは、使用の温度範囲で温度起因相遷移(temperature-induced phase transition)を経ない材料である。
上記材料の混合物は、本発明の成形部材を構成する編組およびコイルで使用され得る。
図3に示される編組は、織物編組である。本発明を介して利用される編組は、商業上入手できる編組を利用して作成され得る。「編組」という語は、この場合は、構造体を構成するリボンが半径方向に出入りを繰り返す様式で織られた管状構造を含み、その結果、リボンが交差して、単一管腔を規定する管状部材を形成することを意味する。編組は、典型例では6以上の好適な本数のリボンから構成されればよい。市販の編組は製造が容易なことから、8本から16本のリボンを有する編組を生じるのが典型的である。
本発明のこの変形例における用途に好適な金属製リボンは、0.25ミルと3.5ミルの間の厚さおよび、2.5ミルと12ミルの間の幅であることが、望ましい。「リボン」という用語により、長手の形状を含むことを意図し、その断面は正方形でも円でもなく、矩形、楕円、半楕円であるのが典型的であり得る。それらは、少なくとも0.5(厚さ/幅)の縦横比を有するべきである。超弾性合金についてのいずれの事例でも、特にニチノールの場合、厚さと幅は上述の範囲の下限にあり得る。現状で望ましリボンは、0.75ミル×4ミル、1ミル×3ミル、1ミル×4ミル、2ミル×6ミル、および2ミル×8ミルの寸法を含んでいた。図3に示される編組(206)を構成するリボンはまた、ある一定量の超弾性でない合金材料を含有し得る。金属製リボンは、それらの強度対重量比のために、補助材料として好ましいものの、繊維状材料(合成と天然の両方)もまた使用され得る。コスト、強度、および容易な入手性のために、ステンレス鋼(SS304、SS306、SS308、SS316、SS318など)と、多様なタングステン合金が好ましい。ある応用例では、より小さい直径カテーテルセクションにおける使用に際しては特に、金、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどの可鍛金属および合金が採用され得る。数パーセントのタングステンを有するプラチナ合金は、そのX線不透過性のゆえに、一部は好ましい。好適な非金属製リボンは、ポリアラミド(例えばケブラー)およびカーボン繊維から作られたもののような、高性能材料を含む。
図3に示される編組は、45°の公称ピッチ角を有する。本発明はそれに限定されないのは明らかである。20°から60°の他の編組角度もまた好適である。本発明の重要な変形例は、編組が織られる時、または、編組がカテーテルの単一セクションまたは複数セクションに入れられる時のいずれかにおいて、編組のピッチを変更する能力である。
編組が織られた後、第2形状を付与されるセクションは、管を織るために使用される真っ直ぐな心棒および挿入された成形心棒(a sahped mandrel)から解放され得る。成形心棒は、上述のように、カテーテルセクションの第2形状の形態を有する。心棒および織られた編組は、次に、適切な温度および時間、加熱処理され、管状編組に所望の形状を付与する。所要の温度および時間は、明らかに選択された材料の関数であるが、例えば、1ミル×4ミルのリボンに巻かれ、6メンバー編組にコポリマーたCr含有ニッケル−チタンの超弾性合金は、数分間、550°から750°Fの温度まで加熱され得、成形部材に所望の形状を付与する。
このように加熱処理されていない、織物の超弾性合金編組およびコイル自体は、機会が与えられれば、ほどけることが観察され得る。結果的に、かかる超弾性合金編組またはコイルを工程順序で熱処理するのが望ましい。例えば、成形部材および真っ直ぐな心棒は第1工程で熱処理され得、そして管状成形部材の下にある心棒のセクションが除去または成形心棒との置換のいずれかにより形成された場合のみ、あるいは、心棒のセクションが続く熱処理のために所望の形状に屈曲されるにすぎない。
成形部材がそのようにして第2形態または形状に成形されてしまうと、それは、第1形状へと再成形されなければならない。本発明には絶対的に必要でなないけれども、第1形状は真っ直ぐであってもよいし、他の形状も望ましい。実際に、上述のように、第1形状は真っ直ぐではなく、第2形状は、それが望ましければ、一般に直線形であってもよい。
いずれの場合でも、成形部材は、第1形状の形態を有する心棒上に設置される。好適なタイプ、厚さ、硬度などの高分子層が次いで成形部材の外部に設置される。上述のポリマーは、このような層に近似する。高分子層は、175°から225°Fの付近の温度で軟化可能で、手術室で利用できることの多い蒸気成形型ストリームを用いて、カテーテルセクションに第2形状を採らせ得る。かかる高い軟化温度はまた、パッケージング、滅菌、発送作業の間および使用者現場での貯蔵中の形状の維持をも考慮している。
内側層(204)は、高分子層である代わりに、ガイドワイヤが容易に通過し得る硬い表面を提供するため、ワイヤのコイルまたはリボンであり得る。これは、第1形状を保存するのに十分な外側高分子管を提供することの困難さのゆえに、望ましい変形例ではない。
図4は、外側被覆(202)および内側ライナー(204)が同一であるように描かれる、本発明のカテーテルセクションの別な変形例(210)である。しかし、編組(212)は、ワイヤまたは糸のような円筒型材料の織物編組である。織物編組(212)を構成する材料は、先の図3の変形例を論じた際に使用されたものと、同一であり得る。
この変形例は長所と欠点を有する。図3の変形例に見られるリボンよりも幾分丸みのある断面を有する材料を使用するため、カテーテル装置の全体的輪郭は少し大きくなり得る。
図5は、図3および図4に見られるものに構造が類似する、カテーテルセクション(220)の更なる変形例を描いている。この変形例では、編組(222)は「織物」ではなく、図3および図4の変形例の編組の場合のように、出入りを繰り返す様式(in-and-out-fashioned)では織り込まれていない、多数のコイルである。1つ以上の内側コイルが内側心棒またはある種の管の上に巻かれ、望ましくは、類似する数の外側リボンコイルが反対回りに内側コイルの外部に巻かれる。これらの装置は、織物編組が有しているようには、コイルがそれぞれの構造的結合性を維持する固有の方法を有していないという点で、幾分構築が困難である。それにもかかわらず、このリボンとコイルをベースにしたカテーテルセクションの構造と、ワイヤまたは素線をベースとした非織物コイル(226)を利用した、図6に示される類似の変形例(224)は、図3および図4に示される好ましい変形例8の、容認可能な代替例である。
図7は、本発明のカテーテルセクションの別な変形例(230)を更に例示する。この変形例においては、2つの独立したコンセプトが例示される。第1コンセプトは、硬化部材として単一内部コイル(232)を使用することである。このコイルは、先に言及された材料から構成された1つ以上のリボンから構成される。更に、カテーテルセクション(230)は内側高分子管部材を有していない。その代わりに、硬化部材(232)は、一方端から他方端まで、開放管腔を提供する。単一コイルの使用と、内側ライナーを有さない硬化部材の使用とは、この変形例から理解されるべき2つの独立して利用可能なコンセプトである。
図8は、図7で使用される1つ以上のリボンコイル(232)の代わりに、丸い断面成分領域を有する、1つ以上のコイルを使用する変形例(234)を例示する。
最後に、図9は、織物編組(242)がコイルの態様で(図7の(232)、図8の(236))使用され、カテーテルセクション(230)で開放管腔を成形する、本発明の装置の変形例を例示する。
神経または他の柔軟器官への適用で使用されるカテーテルの遠位セクションにおいて、これらのテーテルセクションは特殊な用途を有するけれども、このカテーテルセクションは、適度な量の熱の付与によって形状の変化が望ましいいかなる点でも使用し得る。実際に、特定の状況においてカテーテルの長さ部分を通して設置される変更可能な形状を備える、多数のこれらのセクションを有することが望ましいことがある。例えば、心臓血管作業でこの神経科用カテーテルを使用する場合、この装置が大型のシェパードフック(shepherd's hook)を形成し、冠状動脈の遠位領域への容易な接近を可能にするように、カテーテルにおける1対以上の場所を有することが望ましいことがある。
本発明がこれまで説明されており、本発明の特定の具体例が描写されてきた。これら特定事項の用途は、いかなる意味でも本発明を限定することを意図していない。これに加えて、開示内容の精神の範疇にあり、かつ、特許請求の範囲に見られるような発明と均等である、本発明の変形例が存在するという程度まで、添付の請求項が変形例をも同様にカバーすることが、出願人の意図である。

Claims (17)

  1. a)第1形状および該第1形状とは異なる第2形状を有する管状成形部材と、
    b)該管状成形部材の外側の、熱軟化可能高分子被覆であって、該被覆は、加熱工程にかけられるまで、該管状成形部材において含有される内部応力維持して該管状形成部材を該第1形状に保持する、被覆とを備え、
    該カテーテルセクションを加熱する際に、175°から225°F(79.4℃から107.2℃)の温度で該高分子被覆は軟化し、該成形部材は該第2形状へと自己成形し、該成形部材は、冷却すると、該第1形状にある該成形部材中に含有される該内部応力を解除することによって該第2形状を維持する、カテーテルセクション。
  2. 前記管状成形部材は、編組およびコイルから構成されるグループから選択される、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  3. 前記成形部材は、金属およびポリマーから構成されるグループのメンバーを備える、請求項2に記載のカテーテルセクション。
  4. 前記管状成形部材は、超弾性合金を備える、請求項3に記載のカテーテルセクション。
  5. 前記管状成形部材は、超弾性ニッケル−チタン合金を含む、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  6. 内側の滑らかな層を更に備える、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  7. 前記第1形状は直線状である、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  8. 前記第2形状はS字状である、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  9. 前記第2形状は45°屈曲状である、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  10. 前記第2形状は90°屈曲状である、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  11. 前記超弾性合金は、25より低い遷移温度を有する、請求項5に記載のカテーテルセクション。
  12. 前記遷移温度は0より低い、請求項11に記載のカテーテルセクション。
  13. 前記高分子被覆は、軟化温度よりも大きいTg°を有するポリマーを備える、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  14. 前記高分子被覆は、前記ポリマーの軟化点よりも低いTg°を有するポリマーを含む、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  15. 前記高分子被覆はポリウレタンを含む、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  16. 前記高分子被覆は、ポリウレタンの層およびポリエチレンの層を備える、請求項1に記載のカテーテルセクション。
  17. フルオロカーボンポリマーの内側の滑らかな層を更に備える、請求項15に記載のカテーテルセクション。
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