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JP4001459B2 - 多目的コンタクトレンズケア組成物 - Google Patents

多目的コンタクトレンズケア組成物 Download PDF

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JP4001459B2 JP2000521870A JP2000521870A JP4001459B2 JP 4001459 B2 JP4001459 B2 JP 4001459B2 JP 2000521870 A JP2000521870 A JP 2000521870A JP 2000521870 A JP2000521870 A JP 2000521870A JP 4001459 B2 JP4001459 B2 JP 4001459B2
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Description

【0001】
(発明の背景)
本発明は、コンタクトレンズを処理する、例えば、消毒、洗浄、浸漬(soaking)、コンディショニング、及び湿潤させるための組成物に関する。特には、本発明は、コンタクトレンズの処理において有用な、例えば、コンタクトレンズの消毒、コンタクトレンズからの堆積物質の除去、コンタクトレンズの浸漬、コンディショニング及び/又は湿潤等のための多目的溶液に関し、これは、そのような溶液の利用者に実質的な快適性及び許容性の利益を提供する。
【0002】
コンタクトレンズは、様々な眼及び環境の汚染物質、微生物並びに他の物質がレンズに堆積する傾向にあるため、及び/又は安全で快適な装用に適する状態でレンズを提供する必要性のため、周期的、規則的に処理、例えば、消毒、洗浄、浸漬等をする必要がある。眼の健康を促進し、かつコンタクトレンズの装用に関連する問題を回避するためには、利用者のコンプライアンス、すなわち、利用者が規則的に、かつ一貫してコンタクトレンズを処理することが重要である。用いられる処理溶液がレンズ装用者/利用者の高度な快適性及び許容性をもたらす場合、利用者のコンプライアンスは高められる。したがって、コンタクトレンズを処理するための組成物であって、そのような快適性をもたらし、及び/又はコンタクトレンズ装用者/利用者によって受容される組成物を提供することが有利である。
【0003】
Fuの米国特許第4,323,467号には、硬質(rigid)コンタクトレンズを処理するための、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)置換エチレンジアミン界面活性剤、殺菌剤、増粘剤、張性剤(tonicity agents)、金属イオン封鎖剤及び水を組み合わせる水性組成物が開示されている。この特許は、0.0005%〜0.05%の濃度の殺菌剤、例えば、チメロサール及び/又は塩化ベンザルコニウムを開示する。このFu特許はいかなる具体的な緩衝剤の使用をも開示してはいない。Fu特許の組成物には複数の用途があるものの、例えば比較的高濃度の殺菌剤及びpH制御の明らかな欠如のため、眼に不快感及び/又は刺激を与える可能性がある。
【0004】
英国特許第1,432,345号には、眼科的に許容し得るビグアニドを総量で0.0005重量%〜0.05重量%含むコンタクトレンズ消毒組成物が開示されている。この英国特許では、その溶液が好ましくは5〜8のpHを有し、かつリン酸緩衝剤を用いることが開示されている。また、この特許には、追加の殺菌剤、増粘剤及び非イオン性界面活性剤に加えて、少なくとも0.1%の濃度のEDTA二ナトリウムを用いることも開示されている。これらの組成物はコンタクトレンズ消毒薬としては有効であるが、例えば用いられるビグアニド及びEDTAが比較的高濃度であるため、眼に不快感及び/又は刺激を与える危険性がある。
【0005】
Ogunbiyiらの米国特許第4,758,595号には、ホウ酸緩衝剤系、EDTA、及び1種類以上の界面活性剤と組み合わせた、0.000001〜0.0003重量%の量のビグアニドの水溶液が開示されている。この米国特許には、加えて、ホウ酸緩衝剤以外の通常の緩衝剤を用いることができるが、それはビグアニドの量の増加を伴う場合のみであることが述べられている。したがって、この米国特許の一般的な結論は、用いられるビグアニドの量を減少させる場合には、ホウ酸緩衝剤が必須であるというものである。そのような組成物は有用ではあるが、例えばホウ酸緩衝剤を用いる必要があるため、総人口の比較的大きな割合で眼の不快感及び刺激の可能性が依然として存在する。
【0006】
レンズの所望の処理(1種類もしくは複数種類)を達成し、同時に、レンズ装用者/利用者の実質的な、好ましくは高められた快適性及び許容性を提供する新規コンタクトレンズ処理系、例えば、多目的溶液を提供する必要性が存続している。
【0007】
(発明の要約)
コンタクトレンズを処理するための新規組成物が発見された。本発明の組成物、すなわち多目的水溶液は、抗菌成分、好ましくは減少された濃度の抗菌成分及び粘性誘発成分をリン酸緩衝剤と組み合わせて含み、所望の抗菌活性及び性能有効性及び、重要なことには、レンズ装用者/利用者の実質的な、好ましくは高められた快適性及び許容性の利益を提供する。これらの組成物は、比較的高濃度の抗菌成分及び/又はリン酸緩衝系以外の緩衝系を用い、及び/又は粘性誘発成分を用いない上記従来技術の観点からは驚くべきものであり、かつ予期せざるものである。
加えて、本発明の組成物に1種類以上の別の成分を含めることはそれらの組成物にさらなる有益な特性をもたらす上で有効であり、好ましくはさらなるレンズ装用者/利用者の利益を提供する。本発明の組成物には、レンズ装用者/利用者の実質的な快適性及び許容性を提供しながら、例えば、消毒、洗浄、浸漬、湿潤及びコンディショニング組成物としてコンタクトレンズケアのための多くの用途がある。本発明の組成物は、好ましくは利用者のコンプライアンスを高め、すなわち規則的で一貫したコンタクトレンズケアを促進し、最終的には、より良好な眼の健康につながり、又はそれを促進する。
【0008】
本発明の一態様においては、コンタクトレンズケア用の多目的溶液が提供される。そのような溶液は水性液体媒体;その溶液と接触するコンタクトレンズを消毒するのに有効な量の抗菌剤;その溶液と接触するコンタクトレンズの洗浄において有効な量の界面活性剤;その溶液のpHを生理学的に許容し得る範囲内に維持するのに有効な量のリン酸緩衝成分;粘性誘発成分;及び所望により存在する、その溶液に所望の張性を付与するのに有効な量の張性成分を含む。
【0009】
抗菌成分は、本発明の溶液と接触するコンタクトレンズの消毒に有効な、あらゆる適切な、好ましくは眼科的に許容し得る物質であり得る。好ましくは、抗菌成分はビグアニド、ビグアニドポリマー、それらの塩及びそれらの混合物から選択され、約0.1ppm〜約ppmの範囲の量存在する。本発明の組成物において、抗菌成分のこの比較的低い好ましい濃度が、同時にレンズ装用者/利用者の快適性及び許容性を促進しながら、それらの組成物と接触するコンタクトレンズの消毒において非常に有効であることが見出されている。
【0010】
コンタクトレンズの洗浄において有効である、ある種の適切な、好ましくは眼科的に許容し得る界面活性剤成分を用いることができる。界面活性剤成分は、好ましくはポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロック共重合体及びそれらの混合物から選択される。
【0011】
あらゆる適切な、好ましくは眼科的に許容し得る粘性誘発剤(viscosity inducing component)又は増粘剤を本発明の組成物に含めることができる。粘性誘発成分は、好ましくは、セルロース誘導体及びそれらの混合物から選択され、約0.05%〜約0.5%(w/v)の範囲の量存在する。本発明を特定の作用理論に限定することを望むものではないが、粘性誘発成分の存在は、少なくとも、本発明のレンズ装用者/利用者の快適性及び許容性の利点を提供し、それが規則的で一貫したコンタクトレンズケアを促進し、最終的にはより良好な眼の健康につながり、又はそれを促進するものと考えられる。例えばそのような粘性誘発成分を含む、本発明での成分の組み合わせは、ここに記載される程度のレンズ装用者/利用者の快適性及び許容性の利点を提供する上で有効である。
【0012】
あらゆる適切な、好ましくは眼科的に許容し得る張性成分を用いることができるが、非常に有用な張性成分は塩化ナトリウムと塩化カリウムとの組み合わせである。
【0013】
本発明の組成物は、好ましくは、有効量のキレート化成分を含む。エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、それらの塩及びそれらの混合物が特に有効ではあるが、あらゆる適切な、好ましくは眼科的に許容し得るキレート化成分を本発明の組成物に含めることができる。より好ましくは、本発明の組成物は約0.05%(w/v)未満、さらにより好ましくは0.02%(w/v)以下の有効量のキレート化成分を含む。本発明の組成物におけるこのような低い量のキレート化成分は、所望のキレート及び/又は金属イオン封鎖機能をもたらすのに有効であると同時に、眼において良好に許容され、それにより利用者の不快感及び/又は眼の刺激の危険性を減少させる。
【0014】
上記成分のうちの2種類以上の様々な組み合わせをここに記載される利益のうちの少なくとも1つを提供するのに用いることができる。したがって、そのような組み合わせの各々及び全てが本発明の範囲内に含まれる。
【0015】
本発明のこれらの要旨及び他の要旨は、以下の詳細な説明、例及び請求の範囲において明らかになる。
【0016】
(発明の詳細な説明)
本発明はコンタクトレンズの処理、例えば、消毒、洗浄、浸漬、すすぎ、湿潤、コンディショニング等に有用な多目的溶液に向けられている。あらゆるコンタクトレンズ、例えば、通常のハードコンタクトレンズ、硬質気体(酸素)透過性コンタクトレンズ及びソフト親水性もしくはヒドロゲル・コンタクトレンズを本発明に従って処理することができる。
【0017】
一態様において、本発明の組成物は、液体水性媒体;その液体水性媒体中の、その組成物と接触するコンタクトレンズを消毒するのに有効な量の抗菌成分;その組成物と接触するコンタクトレンズの洗浄に有効な量の界面活性剤、好ましくは非イオン性界面活性剤成分;その組成物のpHを生理学的に許容し得る範囲に維持するのに有効な量のリン酸緩衝成分;有効量の粘性誘発成分;及び有効量の張性成分を含む。本発明の組成物は、好ましくは、有効量の、より好ましくは0.05%(w/v)未満の範囲のキレート化もしくは金属イオン封鎖成分を含む。本発明の溶液及び処方溶液に含まれる成分の各々は、用いられる濃度において、好ましくは、眼科的に許容し得るものである。加えて、本発明の溶液に含まれる成分の各々は、好ましくは、液体水性媒体に可溶性である。
【0018】
組成物又はそれらの成分は、それが眼の組織に適合する場合、すなわち、眼の組織と接触させたときに重大な、又は過度に有害な効果を生じない場合、「眼科的に許容」である。好ましくは、本発明の組成物の各々の成分は本発明の組成物の他の成分とも適合可能である。本発明の組成物は、より好ましくは、実質的に眼科的に最適化される。眼科的に最適化された組成物は、成分の化学の制約内で、眼の応答を最小化し、又は逆にレンズを装用する眼に眼科的利点を与えるものである。
【0019】
現時点で有用な抗菌成分には、コンタクトレンズを汚染するもののような微生物(microbes or microorgansms)との化学的又は物理的相互作用によってそれらの抗菌活性を誘導する化学物質が含まれる。適切な抗菌成分は眼科的用途において一般に用いられるものであり、本発明では、ポリヘキサメチレンビグアニド及びそれらの塩を用いる。通常、ヘキサメチレンビグアニドポリマー(PHMB)、別名ポリアミノプロピルビグアニド(PAPB)は約100,000までの分子量を有する。このような化合物は公知であってOgunbiyiらの米国特許第4,758,595号に開示されており、その開示は参照することによりその全体がここに組み込まれる。
【0020】
本発明において有用な抗菌成分は、好ましくは、液体水性媒体中に約0.00001%〜約2%(w/v)の範囲の濃度で存在する。
【0021】
より好ましくは、抗菌成分は液体水性媒体中に、利用者がその液体水性媒体から消毒したレンズを取り出し、その後にレンズを直接眼に入れて安全かつ快適に装用することができるような眼科的に許容し得る、又は安全な濃度で存在する。
【0022】
本発明に含めるのに適切な抗菌成分には二酸化塩素前駆体が含まれる。二酸化塩素前駆体の具体的な例には、安定化二酸化塩素(SCD)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属亜塩素酸塩のような金属亜塩素酸塩等及びそれらの混合物が含まれる。テクニカル・グレードの亜塩素酸ナトリウムが非常に有用な二酸化塩素前駆体である。二酸化塩素含有複合体、例えば、二酸化塩素と炭酸塩との複合体、二酸化塩素と重炭酸塩との複合体及びそれらの混合物も二酸化塩素前駆体として含まれる。多くの二酸化塩素前駆体、例えば、SCD及び二酸化塩素複合体の正確な化学組成は完全には理解されていない。特定の二酸化塩素前駆体の製造又は生成がMcNicholasの米国特許第3,278,447号に記載されており、これは参照することによりその全体がここに組み込まれる。有用なSCD生成物の具体的な例には、Rio Linda Chemical Company,Inc.がDura Klorの商標で販売しているもの、及びInternational Dioxide,Inc.がAnthium Dioxideの商標で販売しているものが含まれる。
【0023】
二酸化塩素前駆体が本発明の組成物に含まれる場合、好ましくは、有効コンタクトレンズ消毒量で存在する。このような有効消毒濃度は、好ましくは、本発明の組成物の約0.002〜約0.06%(w/v)の範囲にある。このような二酸化塩素前駆体は他の抗菌成分、例えば、ビグアニド、ビグアニドポリマー、それらの塩及びそれらの混合物と組み合わせて用いることができる。
【0024】
二酸化塩素前駆体を抗菌成分として用いる場合、その組成物は、好ましくは、少なくとも約200ミリオスモル(mOsmol)/kgの重量モル浸透圧濃度を有し、かつ許容し得る生理学的範囲、例えば、約6〜約10の範囲内のpHが維持されるように緩衝されている。
【0025】
一態様において、抗菌成分は非酸化性である。本発明の組成物における、例えば約0.1ppm〜約3ppmの範囲又は5ppm(w/v)未満の低い非酸化性抗菌成分の量が、コンタクトレンズの消毒において有効であり、かつそのような抗菌成分が眼の不快感及び/又は刺激を引き起こす危険性を低下させることが見出されている。このような濃度の低い抗菌成分は、用いられる抗菌成分がビグアニド、ビグアニドポリマー、それらの塩及びそれらの混合物から選択される場合に非常に有用である。
【0026】
コンタクトレンズを本発明の組成物によって消毒することが望まれる場合、それらのレンズを消毒するのに有効な量の抗菌成分が用いられる。好ましくは、そのような有効量の抗菌成分はコンタクトレンズの微生物荷重又は負荷量を3時間で1対数のオーダー減少させる。より好ましくは、有効量の消毒剤は微生物負荷量を1時間で1対数のオーダー減少させる。
【0027】
リン酸緩衝成分は、組成物又は溶液のpHを所望の範囲、例えば、約4又は約5又は約6ないし約8又は約9又は約10の生理学的に許容し得る範囲に維持するのに有効な量存在する。特には、溶液は好ましくは約6〜約8の範囲のpHを有する。リン酸緩衝成分は、好ましくは、1種類以上のリン酸緩衝剤、例えば、一塩基性リン酸塩、二塩基性リン酸塩等の組み合わせが含まれる。特に有用なリン酸緩衝剤は、アルカリ及び/又はアルカリ土類金属のリン酸塩から選択されるものである。適切なリン酸緩衝剤の例には、二塩基性リン酸ナトリウム(Na2HPO4)、一塩基性リン酸ナトリウム(NaH2PO4)及び一塩基性リン酸カリウム(KH2PO4)の1種類以上が含まれる。これらの緩衝成分は、多くの場合、リン酸イオンとして計算して、約0.01%又は約0.02%ないし約0.5%(w/v)の範囲の量で用いられる。
【0028】
本発明の組成物は、好ましくは、有効量の1種類またはそれ以上の追加成分、例えば、洗浄剤もしくは界面活性剤成分;粘性誘発もしくは増粘成分;キレート化もしくは金属イオン封鎖成分;張性成分等及びそれらの混合物をさらに含む。追加成分(1種類もしくは複数種類)は、コンタクトレンズケア組成物において有用であることが知られる物質から選択することができ、所望の効果又は利益をもたらすのに有効な量含められる。追加成分が含められる場合、それは、好ましくは、典型的な使用及び保存条件下でその組成物の他の成分と適合する。例えば、前述の追加成分(1種類もしくは複数種類)は、好ましくは、ここに記載される抗菌及び緩衝成分の存在下において実質的に安定である。
【0029】
界面活性剤成分は、好ましくは、界面活性剤含有溶液と接触するコンタクトレンズの洗浄、すなわち、少なくともレンズからの沈積物もしくは堆積物の除去を容易にするのに有効であり、好ましくは除去するのに有効な量存在する。界面活性剤成分の例には、非イオン性界面活性剤、例えば、ポリソルベート(例えば、ポリソルベート20−Tween(登録商標)20)、4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール/ポリ(オキシエチレン)ポリマー(例えば、Tyloxapolの商標で販売されているポリマー)、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロック共重合体、脂肪酸のグリコールエステル等、及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0030】
界面活性剤成分は好ましくは非イオン性であり、より好ましくは、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロック共重合体及びそれらの混合物から選択される。このような界面活性剤成分はBASF CorporationからPluronic7の商標で入手することができる。このようなブロック共重合体は、一般には、一級ヒドロキシル基で終結するポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン縮合ポリマーと記述することができる。これらは、まず、プロピレンオキシドをプロピレングリコールの2つのヒドロキシル基に制御付加することによって所望の分子量の疎水性物質を作製することで合成することができる。この合成の第2工程においては、エチレンオキシドを付加してこの疎水性物質を親水性基の間に挟む。
【0031】
本発明のより好ましい態様によると、約2500〜13,000ダルトンの範囲の分子量を有するようなブロック共重合体が適切であり、約6000〜約12,000ダルトンの範囲の分子量がさらにより好ましい。満足のいく界面活性剤の具体的な例には、poloxamer 108、poloxamer 188、poloxamer 237、poloxamer 238、poloxamer 288及びpoloxamer 407が含まれる。特に良好な結果はpoloxamer 237で得られる。
【0032】
界面活性剤成分の量は、それが存在するのであれば、多くの要素、例えば、用いられる具体的な界面活性剤(1種類もしくは複数種類)、組成物中の他の成分等に依存して広範囲にわたって変化する。多くの場合、界面活性剤の量は約0.005%又は約0.01%ないし約0.1%又は約0.5%又は約0.8%(w/v)の範囲にある。
【0033】
本発明の溶液において用いられる粘性誘発成分は、低濃度もしくは薄めの濃度で有効であり、本発明の溶液の他の成分に適合し、かつ非イオン性である。このような粘性誘発成分は、界面活性剤成分の洗浄及び湿潤活性を強化及び/又は長期化し、及び/又はレンズ表面の状態を調えてより親水性にし(親油性を低下させ)、及び/又は眼に対して保護(demulcent)剤として作用するのに有効である。溶液の粘度を高めることで、処理したコンタクトレンズの快適な装用を促進し得る膜がレンズ上に付与される。また、粘性誘発成分は挿入の間の眼の表面に対する衝撃を和らげるように作用もし、眼の刺激を緩和する役にも立つ。
【0034】
適切な粘性誘発成分には水溶性天然ゴム、セルロース誘導ポリマー等が含まれるが、これらに限定されるものではない。有用な天然ゴムにはグアーガム、トラガカントゴム等が含まれる。有用なセルロース誘導粘性誘発成分にはセルロース誘導ポリマー、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等が含まれる。より好ましくは、粘性誘発剤はセルロース誘導体(ポリマー)及びそれらの混合物から選択される。
非常に有用な粘性誘発剤はヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。
【0035】
粘性誘発成分は、好ましくはUSP試験方法No.911(USP23、1995)による測定で、好ましくは25℃で約1.5〜約30cpsの範囲の粘度に、もしくは約750cpsという高さの粘度にさえも溶液の粘度を増加させるのに有効な量用いられる。この範囲の粘度の増加を達成するため、好ましくは約0.01%〜約5%(w/v)の粘性誘発成分の量が用いられ、約0.05%〜約0.5%の量がより好ましい。
【0036】
キレート化もしくは金属イオン封鎖成分は、好ましくは、抗菌成分の有効性を強化し、及び/又は金属イオンと複合体を形成してコンタクトレンズのより有効な洗浄をもたらすのに有効な量含まれる。
【0037】
広範囲の有機酸、アミン又は酸基及びアミン官能基を含む化合物が本発明の組成物においてキレート化成分として作用し得る。例えば、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン四酢酸、ヒドロキシエチルアミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸及びその塩、ポリリン酸塩、クエン酸及びその塩、酒石酸及びその塩等並びにそれらの混合物がキレート化成分として有用である。エチレンジアミン四酢酸(EDTA)及びそのアルカリ金属塩が好ましく、EDTAの二ナトリウム塩、別名エデト酸二ナトリウムが特に好ましい。
キレート化成分は、好ましくは、有効量、例えば、その溶液の約0.01%及び約1%(w/v)の範囲で存在する。
【0038】
非常に有用な態様において、特にキレート化成分がEDTA、それらの塩及びそれらの混合物である場合、用いられる量は減少し、例えば、約0.05%(w/v)未満の範囲であり、又は約0.02%(w/v)以下ですらある。このような少ないキレート化成分の量が、本発明の組成物において、同時に不快感及び/又は眼の刺激を減少させながら有効であることが見出されている。
【0039】
用いられる液体水性媒体は、処理するレンズに対して、又は処理したレンズの装用者に対して実質的に有害な作用を及ぼさないように選択される。液体媒体は、本発明の組成物によるレンズの処理を可能にし、促進さえもするように構成される。液体水性媒体は、有利には、少なくとも約200ミリオスモル/kg、例えば、約300又は約350ないし約400ミリオスモル/kgの範囲の重量モル浸透圧濃度を有する。液体水性媒体は、より好ましくは、実質的に等張もしくは高張(例えば、僅かに高張)であり、及び/又は眼科的に許容できるものである。
【0040】
液体水性媒体は、好ましくは、所望の張性を有する液体媒体をもたらすのに有効な量の張性成分を含む。このような張性成分は液体水性媒体中に存在していてもよく、及び/又は液体水性媒体に導入することもできる。用いることができる適切な張性調整成分のうちのあるものは、コンタクトレンズケア製品において通常用いられるもの、例えば、様々な無機塩である。塩化ナトリウム及び/又は塩化カリウム等が非常に有用な張性成分である。含められる張性成分の量は望ましい程度の張性を溶液に付与するのに有効なものである。このような量は、例えば、約0.4%〜約1.5%(w/v)の範囲であり得る。塩化ナトリウム及び塩化カリウムの組み合わせが用いられる場合、塩化ナトリウムの塩化カリウムに対する重量比は約3ないし約6又は約8の範囲にあることが好ましい。
【0041】
ここに記載される組成物を用いるコンタクトレンズの処理方法は本発明の範囲内に含まれる。そのような方法は、コンタクトレンズをそのような組成物と、それらのコンタクトレンズに所望の処置を施すのに有効な条件で接触させることを包含する。
【0042】
接触温度は約0℃〜約100℃の範囲であることが好ましく、より好ましくは約10℃〜約60℃の範囲であり、さらにより好ましくは約15℃〜約30℃の範囲である。周囲温度又はその近傍での接触が非常に好都合であり、かつ有用である。接触は、好ましくは、大気圧又はその近傍で行う。接触は、好ましくは、約5分又は約1時間ないし約12時間又はそれ以上の範囲の時間行う。
【0043】
コンタクトレンズは、それらを媒体に浸漬することによって液体水性媒体と接触させることができる。少なくとも接触の一部の間に、コンタクトレンズを含む液体媒体を、例えば、液体水性媒体及びコンタクトレンズを収容する容器を振盪させることによって攪拌し、レンズからの堆積物質の除去を少なくとも促進することができる。そのような接触工程の後、コンタクトレンズを手で擦ってレンズから堆積物質をさらに除去することができる。この洗浄方法は、レンズを装用者の眼に戻す前に、それらのレンズをすすいで実質的に液体水性媒体を含まないものとすることを含んでいてもよい。
【0044】
【実施例】
以下の非限定的な実施例は、本発明のある態様を説明する。
実施例1
以下の成分を一緒に配合することにより溶液を調製する;
PHMB 1ppm(w/v)
(ポリヘキサメチレンビグアニド)
EDTA二ナトリウム 0.02%(w/v)
Poloxamer 237 0.05%(w/v)
(ポリ(オキシエチレン)−ポリ
(オキシプロピレン)ブロック共重合体)
二塩基性リン酸ナトリウム(7水和物) 0.12%(w/v)
一塩基性リン酸ナトリウム(1水和物) 0.01%(w/v)
HPMC(ヒドロキシプロピルメチル
セルロース) 0.15%(w/v)
塩化ナトリウム 0.79%(w/v)
塩化カリウム 0.14%(w/v)
水(USP) 適量100%
【0045】
この溶液約3mlを、脂質、油性堆積物が付着した親水性コンタクトレンズまたはソフトコンタクトレンズを収容するレンズバイアルに導入する。このコンタクトレンズをこの溶液中に室温で少なくとも約4時間維持する。この処理はコンタクトレンズの消毒に有効である。加えて、レンズ上に以前から存在する堆積物のかなりの部分が除去されていることが見出される。これは、この溶液が実質的な受動コンタクトレンズ洗浄能力を有することを示す。受動洗浄は、コンタクトレンズを浸漬している間に、機械的もしくは酵素的な強化なしに生じる洗浄を指す。
【0046】
この期間の後、レンズを溶液から取り出し、安全かつ快適な装用を目的として、レンズ装用者の眼に入れる。または、レンズを溶液から取り出した後、それを別量のこの溶液ですすぎ、次にすすいだレンズを安全かつ快適な装用を目的としてレンズ装用者の眼に入れる。
【0047】
実施例2
レンズバイアルに入れる前にレンズを擦り、かつ別の量の溶液ですすぐことを除いて実施例1を繰り返す。少なくとも約4時間後、レンズを溶液から取り出す。次に、それらのレンズを、安全かつ快適な装用を目的としてレンズ装用者の眼に入れる。
【0048】
実施例3
実施例1の溶液を親水性コンタクトレンズの長期浸漬媒体として用いる。すなわち、この溶液約3mlをバイアルに入れ、コンタクトレンズをその溶液中に室温で約60時間維持する。この浸漬期間の後、レンズを溶液から取り出し、安全かつ快適な装用のために装用者の眼に入れる。または、レンズを溶液から取り出した後、それを別量のこの溶液ですすぎ、次にすすいだレンズを安全かつ快適な装用を目的としてレンズ装用者の眼に入れる。
【0049】
実施例4
親水性コンタクトレンズは即時装用可能である。そのような装用を容易にするため、実施例1の溶液の1滴もしくは2滴を、レンズ装用者の眼にレンズを入れる直前にそれらのレンズに垂らす。このレンズの装用は快適かつ安全である。
【0050】
実施例5
コンタクトレンズを装用しているレンズ装用者のレンズを装用している眼に実施例1の溶液を1滴もしくは2滴垂らす。これによりレンズの再湿潤が達成され、快適かつ安全なレンズの装用がもたらされる。
【0051】
実施例6
実施例1に従って調製した溶液の快適性、安全性及び許容性を他の2種類の溶液と比較して評価する一連の試験を行う。
【0052】
これら他の溶液のうちの第1のもの(以下組成物Aと呼ぶ)は、Bausch & Lombによって商標ReNu7で販売されており、0.5ppmのPHMB、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)置換エチレンジアミン界面活性剤、ホウ酸緩衝剤系、0.1%EDTA二ナトリウム、及び張性剤としての塩化ナトリウムを含む。
【0053】
これら他の溶液の第2のものは(以下組成物Bと呼ぶ)は、組成物Bが0.6%(w/v)のトロメタミンを含み、かついずれのリン酸塩も含まないことを除いて実施例1の組成物に類似する。
【0054】
これらの組成物の各々を試験して、それ以前に少なくとも1つの商業的に入手可能な多目的溶液に適合させた被験者の間で、毎日装用したヒドロゲル(親水性)コンタクトレンズの手入れに対するその快適性、安全性及び許容性を評価する。
【0055】
この試験は、無作為化二重盲検3元(double‐masked three‐way)クロスオーバー試験である。この試験は3回の1ヶ月処理期間のシリーズに細分される。各々の組成物を、毎日、必要に応じて洗浄、洗浄後のすすぎ、消毒、及びレンズの装用前のすすぎに用いる。各々の処理期間は、継続期間が1ヶ月のみであるので、この研究においては酵素洗浄剤を用いない。
【0056】
3回の処理期間の各々について、0日目(ベースライン)、7日目及び30日目に被験者を評価する。主要な快適性及び許容性変数は、レンズ装用快適性及び試験の最後での製品の好みである。主要な安全性変数は、細隙灯検査の所見である。
【0057】
123名の被験者が登録される。116名(94.3%)が処理期間2について好み質問表(preference Questionnaire)に全て回答する。118名(95.9%)が処理期間3についての好み質問表に全て回答する。
【0058】
この試験の結果は以下の通りにまとめられる。細隙灯検査は、試験した組成物の各々が許容可能に安全であることを示す。このまとめに含まれる快適性及び許容性の結果は、選択された質問に対する被験者の回答に基づく(処理期間2及び3の最後)。
【0059】
さらなる作表は、上述の選択された質問の他に、好み質問表に含まれる他の質問に対する被験者の回答に基づいて行なわれる。これらの作表は、処理期間3の好み質問表からの回答を用いてなされる。
これらのさらなる作表の結果は以下の通りである:
【0060】
【表1】
Figure 0004001459
* 0.02のP値に基づくと、これらの結果は95%の信頼水準で有意である。
【0061】
【表2】
Figure 0004001459
【0062】
これらの結果は、組成物Aを上回る実施例1の組成物の明瞭な好み;及び組成物Bを上回る実施例1の組成物の全体的な好みを示す。
【0063】
組成物Aは商業的に入手可能な多目的溶液であるので、これらの結果は実際驚くべきものである。組成物Aに対して実施例1の組成物が好まれる考えうる理由には、HPMCの存在、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロック共重合体界面活性剤の存在、リン酸緩衝剤の存在、及び/又は少ない量のEDTAの存在の1つまたはそれ以上が含まれる。
【0064】
実施例7
1ppm(0.0001%(w/v))ポリヘキサメチレンビグアニド(PHMB)、0.02%(w/v)EDTA、0.05%(w/v)polyoxamer 237、0.15%(w/v)ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、0.12%(w/v)二塩基性リン酸ナトリウム、0.01%(w/v)一塩基性リン酸ナトリウム、0.79%(w/v)塩化ナトリウム及び0.14%(w/v)塩化カリウムを含む溶液を、一組の管に、管当たり8ml分注した。各々の管に、以下の表に列挙される微生物の1つを初期接種した。これらの管を32℃で24時間インキュベートし、試料を各々の管から1、2、3、4、及び24時間で採取した。陰性対照は、各試験微生物を接種した生理食塩水の溶液を含んでいた。各々の試料において、1mlの試験溶液を9mlのLetheen Brothに添加することにより、PHMBを中和した。Letheen Brothは、レシチン及びTWEEN(登録商標)80、非イオン性界面活性剤を含む;これらの成分はPHMBの周囲にミセルを形成し、試験細菌及び真菌に対して有害な作用を及ぼすことなくPHMBを不活性化する。中和した試料の連続希釈液を作製し、それらの希釈液をTryptic Soy寒天(細菌)又はSabouraud Dextrose寒天(真菌)のいずれかを収容するペトリ皿に塗布した。これらのプレートを48時間インキュベートした後、コロニーの数を数えた。
【0065】
試験溶液と共にインキュベートした後の各々の試料における生存可能細胞の数を、培養プレート上で得られたコロニーの数に希釈計数を掛け合わせることによって測定した。各管内及び時点でのコロニー(生存可能細胞)の数を陰性対照と比較することで下記表に含まれるデータが得られた。
【0066】
【表3】
Figure 0004001459
【0067】
これらのデータが示すように、本発明の溶液によって実質的な殺微生物活性が提供される。
【0068】
本発明の組成物は、性能有効性及びレンズ装用者/利用者の快適性及び許容性の非常に有益かつ有利な組み合わせを提供する。コンタクトレンズケア溶液において、レンズ装用者/利用者の快適性及び許容性は、例えば、コンタクトレンズの規則的かつ有効な処理を促進するのに非常に重要である。そのようなコンタクトレンズの処理は、最終的に、眼の健康を促進し、コンタクトレンズの装用によって引き起こされる問題の頻度を減少する。したがって、レンズ装用者/利用者の快適性及び許容性は、コンタクトレンズケア製品、特には実質的な、増強すらされているレンズ装用者/利用者の快適性及び許容性を示す本発明の組成物においては、実質的に重要かつ有利なものである。
【0069】
本発明を様々な具体的な例及び態様に関して記載したが、本発明はそれらに限定されるものではなく、請求の範囲の範囲内で様々に実施可能であることが理解される。

Claims (8)

  1. コンタクトレンズケアのための多目的溶液であって、
    水性液体媒体;
    ポリヘキサメチレンビグアニド、それらの塩及びそれらの混合物からなる群より選択され、かつ0.1ppm〜1ppmの範囲の量で存在する抗菌成分;
    該溶液と接触するコンタクトレンズの洗浄において有効な量の、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)ブロック共重合体からなる界面活性剤;
    0.05%〜0.5%(w/v)の範囲にある有効量の、セルロース誘導体及びそれらの混合物からなる群より選択される粘性誘発成分;および
    該溶液のpHを生理学的に許容し得る範囲内に維持するのに有効な量のリン酸緩衝成分、
    を含む多目的溶液。
  2. 更に、0.05%(w/v)未満の有効量のキレート化成分;及び
    該溶液に所望の張性を付与するのに有効な量の張性成分
    を含む請求項1に記載の多目的溶液。
  3. 前記界面活性剤が0.01%〜0.8%(w/v)の範囲の量存在する請求項1に記載の多目的溶液。
  4. 前記リン酸緩衝成分がリン酸水素ナトリウム及びリン酸二水素ナトリウムの組み合わせを含む請求項1に記載の多目的溶液。
  5. 前記リン酸緩衝成分が0.01%0.5%(w/v)の範囲の量存在する請求項1またはに記載の多目的溶液。
  6. 前記粘性誘発成分がヒドロキシプロピルメチルセルロースである請求項に記載の多目的溶液。
  7. 前記張性成分が塩化ナトリウム及び塩化カリウムの組み合わせを含み、かつ0.4%〜1.5%(w/v)の範囲で存在する請求項に記載の多目的溶液。
  8. 前記キレート化成分がエチレンジアミン四酢酸、そのアルカリ金属塩及びそれらの混合物からなる群より選択される請求項に記載の多目的溶液。
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