JP4098888B2 - Stay for window ventilation - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口枠に軸支した牽制アームで窓を換気位置において開き規制でき、必要時には牽制アームによる開放規制作用を解除して、窓を閉じ状態から全開位置へ直接開き操作できる窓換気用のステーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のステーは実公昭55−14700号公報に公知である。そこでは、窓側に牽制アームの上端を軸支し、牽制アームの下端に設けたスライドピンを開口枠に設けたガイド枠で上下スライド自在に案内支持している。ガイド枠の内部には、ばねで揺動付勢されたロックレバーが設けてあり、窓を閉じ位置から換気位置まで開き操作すると、ロックレバーがスライドピンの頭部を自動的に係合捕捉して、窓を開閉不能にロック保持する。このロックレバーをロック解除操作するために、ガイド枠に解除つまみが設けてある。解除つまみを横スライド操作して、ロックレバーをロック解除した後、スライドピンをさらに上方スライドさせると、ピン頭部をガイド枠から抜き出して窓を全開放できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のステーは、窓を閉じ位置から換気位置まで単に開き操作するだけで、窓を牽制アームで自動的にロック保持できる。しかし、窓を全開放操作する場合には、窓を換気位置まで開いたうえで、ロックレバーをロック解除操作してスライドピンを上方スライドさせ、さらにピン頭部をガイド溝から抜き出さねばならず、一連の操作が面倒である。つまり、非常時などの混乱した状況下では、窓の全開放操作を迅速に行えない。全開放した窓を閉じる場合には、逆の手順に従って牽制アームをガイド枠に組む必要もある。
【0004】
ガイド枠の内部に、ガイド溝と直交する向きに揺動するロックレバーや解除つまみを配置するので、装置全体厚み寸法が大きくなるのを避けられず、窓と開口枠の対向間隔が小さい場合に適用できない。また、牽制アームの動きが垂直平面内での姿勢変化に限られるので、例えば一般に多用される揺動窓に適用できない。因みに、牽制アームを、縦軸まわりに屈折可能に連結した一対のアームで構成して、揺動する窓に無理なく追従できるようにしたステーがあるが(実公平5−20845号公報)、この種の牽制アームは、窓が風を受けた場合にがた付きやすい。アーム構造が複雑になり不利も免れない。
【0005】
本発明の目的は、窓が換気位置を越えて不用意に開放されるのを規制して、幼児などの転落を確実に防止できるうえ、必要時にはスライドノブを切り換え操作するだけで、牽制アームによる開放規制作用を解除して、窓を容易に全開放操作できる窓換気用のステーを提供することにある。
本発明の目的は、風の強さにもよるが、換気に好適な比較的弱い風が吹く程度であれば、窓を換気位置に保持固定でき、従って換気開放時に窓が風を受けて換気位置から全閉位置へ急激に閉鎖するのを防止できる簡易ロック機構を備えた窓換気用のステーを提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、窓を開口枠との間の隙間寸法が小さい場合にも、支障なく適用できるうえ、スライドノブの切り換え操作に伴う、窓側の掛止ピンと開口枠側の牽制アームとの連繋状態の切り換えが、小さな隙間範囲内で確実に行える窓換気用のステーを提供することにある。
本発明の目的は、窓を全閉操作した状態でないと、スライドノブを切り換え操作して牽制アームと掛止ピンとの連繋状態を解除できない、防犯性に優れた窓換気用のステーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の窓換気用のステーは、図1に示すように、開口枠1に固定されるベース4と、ベース4で往復スライド自在に支持される操作具8と、操作具8で往復スライド操作される牽制アーム6と、牽制アーム6を内外方向へ揺動自在に軸支する支軸5と、窓2の周面に固定した掛止ピン7とを備えている。牽制アーム6の板面には、窓2を閉じた状態において掛止ピン7の進入を許す凹部15が折り曲げ形成されており、凹部15に臨む段壁16から牽制アーム6の揺動先端寄りにわたって、掛止ピン7と係合する連繋溝17が通設されている。操作具8は、全開位置と換気位置との間で往復スライドできる。全開位置から換気位置への操作具8のスライド変位に連動して、牽制アーム6の連繋溝17が掛止ピン7と係合できるように構成する。
【0008】
具体的には、牽制アーム6の一端寄りに、ベース4に固定した支軸5でスライド案内されるスライド溝13を通設する。操作具8と牽制アーム6とは、これら両者6・8のいずれか一方に固定した係合ピン24と、他方に設けられて、係合ピン24に対し相対揺動可能に係合する逃げ溝23とを介して、同行スライド可能に連結する。
【0009】
牽制アーム6の連繋溝17の奥端近傍に、弾性変形可能な係合爪37(図参照)を備えたロック体35を設ける。以て、窓2を換気位置へ開放した状態において、掛止ピン7をロック体35で係合捕捉する。
【0010】
図3に示すように、牽制アーム6とベース4との間に牽制アーム6を支軸5の軸端受壁32に向って押し付け付勢するばね27を、支軸5に外嵌する状態で配置する。軸端受壁32と摺接するスライド溝13の両端周縁壁には、第1接当面33と、第1接当面33よりベース側へ凹む第2接当面34とを設ける。以て、操作具8を全開位置に切り換えた状態において、第2接当面34が軸端受壁32に接当して、牽制アーム6が開口枠1の側へ接近する向きに傾動できるようにする。
【0011】
スライド溝13の一端には、スライド溝13の溝幅より大径の揺動穴14を設ける。支軸5のガイド軸部には、スライド溝13に係合して牽制アーム6を往復スライドのみ可能に案内する平坦なガイド面30と、揺動穴14に対して相対回動できる部分円弧状の揺動軸面31とを設ける。以て、牽制アーム6を操作具8で換気位置にスライド操作した状態においてのみ、牽制アーム6が支軸5を中心にして内外揺動できるようにする。
【0012】
ベース4に操作具8をスライド案内するガイド溝10を設ける。操作具8は、ガイド溝10で係合案内されるスライダー19と、スライダー19に固定した操作板20と、操作板20の室内側の端部に固定したノブ21とで構成する。牽制アーム6と対向する操作板20の板面には、逃げ溝23を形成してある。
【0013】
【作用】
操作具8が全開位置にある状態では、窓2に固定した掛止ピン7が凹部15内に入り込んで、牽制アーム6の板面と掛止ピン7の突端面とは、単に対向しているだけであるので、窓2を閉じ位置から全開放操作できる。この状態から操作具8を換気位置へスライド操作すると、牽制アーム6が操作具8と同行移動するので、連繋溝17は掛止ピン7と係合する。従って、窓2を開き操作すると、牽制アーム6は支軸5を中心にして窓外方へ同行揺動し、換気位置において、それ以上は窓2が開くのを規制する。従って、操作具8を換気位置に切り換えておけば、いたずらなどによって窓2が開放される場合にも、窓2の開量を換気位置以下に規制して転落などの事故を確実に防止できる。
【0014】
牽制アーム6の板面に凹部15を設け、この凹部15に臨む段壁16に連繋溝17の係合始端が開口しているので、牽制アーム6を操作具8でスライド操作するだけの簡単な操作で、封止ピン7を連繋溝17に対して確実に係脱できる。ステーの構成部品点数も少なくて済む。窓2を全閉した状態でないと、連繋溝17を掛止ピン7に対して係脱操作できないので、防犯上都合がよい。
【0015】
支軸5をベース4に固定する場合には、牽制アーム6を介して支軸5に作用する外力をベース4に負担させることができるので、ステーをより強固に構成できる。支軸5と牽制アーム6の相対スライドを許すために、牽制アーム6にスライド溝13を設ける。牽制アーム6と操作具8の相対揺動を許すために、両者6・8を係合ピン24と逃げ溝23を介して同行スライド可能に連結している。
【0016】
連繋溝17の奥端近傍にロック体35を設けたステーにおいては、窓2を換気位置まで開放する際に、掛止ピン7が係合爪37を乗り越えてロック体35と係合する。従って、換気に好適な風が吹く程度であれば、窓2を換気位置に保持できるうえ、窓2が風を受けて閉じ位置へ戻されて開口枠1に衝突するのを阻止できる。
【0017】
牽制アーム6のスライド動作を利用して、牽制アーム6をその板面厚み方向へ傾動変位させるのは、掛止ピン7と連繋溝17とが相対スライドして係脱することに加えて、牽制アーム6の傾動で連繋溝17と掛止ピン7とを接近ないしは離反させて、より確実な係合状態とより明確な分離状態とを実現するためである。このように、牽制アーム6を掛止ピン7に対して交差する二方向変位させながら、その連繋溝17を係脱すると、窓2と開口枠1の間の隙間が小さい場合でも、掛止ピン7と牽制アーム6との連繋状態の切り換えが確実に行える。
【0018】
支軸5のガイド軸部に、ガイド面30と揺動軸面31とを設け、牽制アーム6の側にスライド溝13と、これより大径の揺動穴14とを設けるのは、牽制アーム6のスライド操作を確実に行うためであり、さらにスライド途中に牽制アーム6が揺動し始めるのを阻止して、掛止ピン7と連繋溝17との係合を確実化するためでもある。操作具8をスライダー19、操作板20およびノブ21などで構成すると、各部品の加工を容易化できるうえ、力の掛かる部分とそうではない部分とに応じて、形成素材や部品の剛性を最適化できる。
【0019】
【実施例】
図2および図3において符号1は開口枠、2はプラスチック製のサッシュで形成した窓である。窓2は開口枠1に固定した上下一対のヒンジ3で揺動開閉自在に支持してある。窓2を閉じた状態においては、図外の錠で窓2を閉じ位置に固定保持できる。窓2を換気位置において開き保持するために、窓2の揺動先端側の窓縦枠と、開口枠1との間に本発明のステーが配設されている。
【0020】
図3において窓換気用のステーは、開口枠1にビス固定されるベース4と、ベース4に固定した支軸5で開口枠1の内外方向へ揺動自在に支持した牽制アーム6と、窓2の窓縦枠に固定した掛止ピン7と、牽制アーム6を上下にスライド操作する操作具8などで構成する。
【0021】
ベース4は一側に断面L字状のガイド溝10を設け、他側に板状壁11を設けた金属製の押し出し材からなり、板状壁11の上下2個所をビスで締結して開口枠1に固定する。板状壁11の側端にはガイドリブ12を突設する。このベース4に操作具8や牽制アーム6などを一体的に組み付ける。
【0022】
牽制アーム6は、ステンレス板材製のプレス成形品からなり、その上端寄りの板面に支軸5でスライド案内されるスライド溝13を設け、スライド溝13の下端に、スライド溝の溝幅より大径の揺動穴14を設ける。牽制アーム6の上半側は一定幅に形成するが、下半側は上半側より広幅に形成し、さらに下すぼまり状に形成する。上半部と下半部との間に、掛止ピン7用の凹部15を折り曲げ形成し、凹部15に臨む段壁16からアーム下端寄りにわたって掛止ピン7と係合する連繋溝17を通設する。段壁16側の溝17aは、掛止ピン7の突端のフランジ部直径より僅かに広幅に形成し、他の溝部分は掛止ピン7の軸部径より僅かに広幅に形成する。連繋溝17が形成されるアーム下部は、図8に示すごとく凹部15の凹み方向と同じ向きに僅かに折り曲げてある。その理由は後述する。
【0023】
操作具8は、ガイド溝10に挿嵌されて上下スライド自在に係合案内されるスライダー19と、ピンを介してスライダー19にかしめ固定される操作板20と、操作板20の室内側の端部に固定されるノブ21とで構成する。スライダー19は断面工字状のスライド部を有し、その上端にカバー壁22を突設したプラスチック成形品からなる。操作板20はステンレス板を階段状に折り曲げたプレス成形品からなり、その室外側の端部板面に牽制アーム6を同行スライド操作する逃げ溝23を設ける。この逃げ溝23は牽制アーム6に固定した係合ピン24と係合する。後述するように、牽制アーム6と係合ピン24とは支軸5を中心にして内外に揺動する。この動きを許すために、逃げ溝23は係合ピン24の揺動軌跡に対応して部分円弧状に形成する。逃げ溝23が形成される操作板20の板面下縁にはベース4の板状壁11と接当する脚壁25が一体に折り曲げてある。
【0024】
操作具8をベース4のガイド溝10に組んだ後、係合ピン24が逃げ溝23と係合する状態下で、牽制アーム6のスライド溝13に挿通した支軸5をベース4にかしめ固定して、ベース4、牽制アーム6および操作具8を一体に組む。このとき、図7に示すごとく支軸5に外嵌した平座金26とばね27とで、牽制アーム6をベース4から離れる向きに移動付勢する。この状態での操作具8は、下方の全開位置と上方の換気位置との間で上下スライドして、同じスライドストローク分だけ、牽制アーム6を同行移動させる。牽制アーム6が全開位置にあるとき(図4に示す状態)、窓2に固定した掛止ピン7は凹部15内を内外方向へ出入りできる。従って、窓2は全閉状態から直接全開放操作できる。操作具8を全開位置から上方スライド操作すると、牽制アーム6が同行スライドする。その結果、図5に示すごとく連繋溝17の上部が掛止ピン7に外嵌して、両者7・17は互いに係合する。
【0025】
牽制アーム6が換気位置へ上方スライドし終わった図5の状態でのみ、牽制アーム6を内外方向へ揺動させるために、支軸5のガイド軸部を断面太鼓形に形成する。軸端にはガイド軸部より大径のフランジ(軸端受壁)32を設ける。先に説明したように、支軸5で支持される牽制アーム6側の穴は、スライド溝13と揺動穴14とで、鍵穴を上下に反転した形状に形成されている。これらの溝13および揺動穴14に対応して、ガイド軸部を揺動穴14に対応する丸軸状に形成したうえで、図6に示すようにその対向周面の2個所に一対の平坦面なガイド面30を形成し、これらのガイド面30でスライド溝13を案内する。またガイド面30以外の部分円弧状の軸面を揺動軸面31にして、これで揺動穴14を相対揺動自在に軸支する。
【0026】
牽制アーム6を上方スライドする際に、連繋溝17を掛止ピン7に対してさらに確実に係合させるために、牽制アーム6の上下スライド動作を利用して、アーム全体をアーム厚み方向へ傾動できる。詳しくは図3に示すごとく上下スライド時に支軸5のフランジ32と摺接するスライド溝13の両端周縁壁に、アーム板面より外面側へ膨出する第1接当面33と、アーム板面よりベース4の側へ凹む第2接当面34とを設ける。第1接当面33はスライド溝13の下端側に、第2接当面34はスライド溝13の上端側にそれぞれ設ける。
【0027】
先に説明したように牽制アーム6は、ばね27で平座金26を介してフランジ32の側へ付勢してある。そのため、牽制アーム6が全開位置にあり、第2接当面34がフランジ32と接当する状態においては、図8(b)に示すようにアーム下半側が開口枠1と接近するように傾動している。この状態から牽制アーム6を図8(a)に示すように上方スライドすると、アーム板面より膨出する第1接当面33がフランジ32で受け止められるので、アーム全体はその下半側が開口枠1から離れる向きに傾動し、アーム下半部が窓2に接当する。このときの傾動角をより大きく確保するために、アーム下部を凹部15の凹み方向と同じ向きに傾斜させてある。
【0028】
窓2を換気開放した図1の状態において、牽制アーム6は支軸5まわりに揺動して、連繋溝17の奥端が掛止ピン7に外接している。この状態で窓2の開閉抵抗を越える風圧が窓面に作用すると、窓2は閉じ揺動する。しかし、換気時には風を導入することで、室内の空気を効果的に換気できる。そのために、連繋溝17の奥端近傍にロック体35を設け、このロック体35で掛止ピン7を係合保持することにより、換気に好適な風が吹く程度では、窓2を風圧に抗して換気位置に保持できるようにしている。
【0029】
図3に示すようにロック体35は、取付部36と、弾性変形可能な係合爪37とを一体に形成したプラスチック成形品からなる。取付部36はピンでアーム下端にかしめ固定して牽制アーム6と一体化する。この取り付け状態において、係合爪37の爪片38は連繋溝17の開口縁に臨んでいる。従って、掛止ピン7が換気位置へ相対スライドするとき、そのフランジの周縁は爪片38と接当して、係合爪37を弾性変形させながら爪片38を乗り越えて、連繋溝17の奥端面と爪片38とで保持される。
【0030】
上記の実施例以外に、ステーは次のような形態で実施することができる。係合ピン24を操作板20に設け、逃げ溝23を牽制アーム6に設ける。ロック体35に一対の係合爪37を設けて、これら係合爪37で掛止ピン7を抱持状に係合保持する。第1接当面33と第2接当面34に代えて、スライド溝13の周縁壁を溝下端側から溝上端側へ向って下り傾斜させる。支軸5のガイド面30は、必ずしも一対設ける必要はなく、軸部が非円形断面となるよう一個に設けてあれば足りる。本発明のステーは、窓2の上下面と開口枠1との間に配置して使用できる。また窓2が滑り出し型の窓や回転窓型の窓である場合にも支障なく適用できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明のステーによれば、操作具8を換気位置へスライド操作しておくだけで、窓2が換気位置を越えて不用意に開放されるのを規制できるので、いたずらなどによって窓2が開き操作される場合でも、窓2の開量を制限して幼児などの転落を確実に防止できる。また、必要時には、操作具8を逆向きにスライドするだけで、牽制アーム6と掛止ピン7の連繋状態を解除して、窓2を閉じ位置から全開放操作できるので、緊急時などの窓2の開放を簡単にしかも迅速に行える。牽制アーム6にロック体35を設けたステーによれば、ある程度強い風が吹く状態でない限りは、窓2を換気位置に保持し続けることができるので、換気時に風を室内へ取り入れて効率よく換気を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステーの側面図である。
【図2】ステーの平面図である。
【図3】ステーの分解斜視図である。
【図4】アームロックを全開位置に操作した状態での一部破断側面図である。
【図5】アームロックを換気位置に操作した状態での一部破断側面図である。
【図6】牽制アームの軸支構造を示す一部破断側面図である。
【図7】図5におけるA−A線断面図である。
【図8】牽制アームのスライド変位に伴う傾動動作を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 開口枠
2 窓
4 ベース
5 支軸
6 牽制アーム
7 掛止ピン
8 操作具
13 スライド溝
15 凹部
16 段壁
17 連繋溝
23 逃げ溝
24 係合ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is capable of opening and restricting a window at a ventilation position by a check arm pivotally supported by an opening frame, and when necessary, can release the opening restriction action by the check arm and directly open the window from a closed state to a fully open position. About the stay.
[0002]
[Prior art]
This type of stay is known from Japanese Utility Model Publication No. 55-14700. There, the upper end of the check arm is pivotally supported on the window side, and a slide pin provided at the lower end of the check arm is guided and supported by a guide frame provided on the opening frame so as to be slidable up and down. Inside the guide frame is a lock lever that is oscillated and urged by a spring. When the window is opened from the closed position to the ventilation position, the lock lever automatically engages and captures the head of the slide pin. The window is locked so that it cannot be opened and closed. In order to unlock this lock lever, a release knob is provided on the guide frame. After releasing the lock lever by laterally sliding the release knob and further sliding the slide pin upward, the pin head can be extracted from the guide frame and the window can be fully opened.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described stay can automatically hold the window with a check arm by simply opening the window from the closed position to the ventilation position. However, when fully opening the window, you must open the window to the ventilation position, unlock the lock lever, slide the slide pin upward, and pull the pin head out of the guide groove. The series of operations is troublesome. That is, in a confused situation such as an emergency, the window cannot be fully opened quickly. When closing a fully opened window, it is also necessary to assemble a check arm on the guide frame according to the reverse procedure.
[0004]
Since the lock lever and release knob that swings in the direction perpendicular to the guide groove are arranged inside the guide frame, it is inevitable that the overall thickness of the device will increase, and when the facing distance between the window and the opening frame is small Not applicable. Further, since the movement of the check arm is limited to the posture change in the vertical plane, it cannot be applied to, for example, a commonly used swing window. Incidentally, there is a stay in which the check arm is composed of a pair of arms connected to bendable around the vertical axis so that it can follow the swinging window without difficulty (Japanese Utility Model Publication No. 5-20845). Seed check arms tend to rattle when the window is subjected to wind. The arm structure is complicated and disadvantages cannot be avoided.
[0005]
The object of the present invention is to prevent the window from being inadvertently opened beyond the ventilation position, and to prevent the infant from falling down, and to switch the slide knob when necessary. An object of the present invention is to provide a stay for window ventilation in which the opening restriction action is canceled and the window can be easily fully opened.
Although the object of the present invention depends on the strength of the wind, the window can be held and fixed at the ventilation position as long as a relatively weak wind suitable for ventilation blows. An object of the present invention is to provide a stay for window ventilation provided with a simple lock mechanism capable of preventing a sudden closing from a position to a fully closed position.
[0006]
The object of the present invention can be applied without any trouble even when the size of the gap between the window and the opening frame is small, and the linkage between the latch pin on the window side and the check arm on the opening frame side in accordance with the switching operation of the slide knob. The object is to provide a stay for window ventilation that can be reliably switched within a small gap.
An object of the present invention is to provide a stay for window ventilation excellent in crime prevention, in which the connection state between the check arm and the latch pin cannot be released by switching the slide knob unless the window is fully closed. It is in.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As shown in FIG. 1, the window ventilation stay of the present invention includes a
[0008]
Specifically, a
[0009]
In the vicinity of the back end of the connecting
[0010]
As shown in FIG. 3, a
[0011]
At one end of the
[0012]
The
[0013]
[Action]
In a state where the
[0014]
Since the
[0015]
When the
[0016]
In the stay provided with the
[0017]
Using the sliding motion of the
[0018]
The
[0019]
【Example】
2 and 3, reference numeral 1 denotes an opening frame, and 2 denotes a window formed of a plastic sash. The
[0020]
In FIG. 3, the stay for window ventilation includes a
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
After assembling the
[0025]
Only in the state of FIG. 5 where the
[0026]
When the
[0027]
As described above, the
[0028]
In the state shown in FIG. 1 in which the
[0029]
As shown in FIG. 3, the
[0030]
In addition to the above embodiments, the stay can be implemented in the following manner . Provided the
[0031]
【The invention's effect】
According to the stay of the present invention, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a stay.
FIG. 2 is a plan view of a stay.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a stay.
FIG. 4 is a partially broken side view in a state where the arm lock is operated to a fully open position.
FIG. 5 is a partially cutaway side view with the arm lock operated to a ventilation position.
FIG. 6 is a partially broken side view showing the shaft support structure of the check arm.
7 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a tilting operation associated with the sliding displacement of the check arm.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
牽制アーム(6)の板面には、窓(2)を閉じた状態において掛止ピン(7)の進入を許す凹部(15)が折り曲げ形成され、凹部(15)に臨む段壁(16)から牽制アーム(6)の揺動先端寄りにわたって、掛止ピン(7)と係合する連繋溝(17)が通設されており、
操作具(8)は、全開位置と換気位置との間で往復スライドでき、
全開位置から換気位置への操作具(8)のスライド変位に連動して、牽制アーム(6)の連繋溝(17)が掛止ピン(7)と係合できるよう構成してあり、
牽制アーム(6)の一端寄りに、ベース(4)に固定した支軸(5)でスライド案内されるスライド溝(13)が通設されており、
操作具(8)と牽制アーム(6)とは、これら両者(6・8)のいずれか一方に固定した係合ピン(24)と、他方に設けられて係合ピン(24)に対して相対揺動可能に係合する逃げ溝(23)とを介して、同行スライド可能に連結してある窓換気用のステー。A base (4) fixed to the opening frame (1), an operation tool (8) supported so as to be slidable back and forth by the base (4), and a check arm (6) operated to be slid back and forth by the operation tool (8) And a support shaft (5) for pivotally supporting the check arm (6) in an inward and outward direction, and a latch pin (7) fixed to the peripheral surface of the window (2),
On the plate surface of the check arm (6), a recess (15) that allows the latch pin (7) to enter when the window (2) is closed is formed by bending, and a step wall (16) facing the recess (15) is formed. A connecting groove (17) that engages with the latch pin (7) is passed through from the swinging tip of the check arm (6) to
The operation tool (8) can slide back and forth between the fully open position and the ventilation position,
In conjunction from the fully open position the sliding displacement of the operation to the ventilation position device (8), continuous trench of restraining arm (6) (17) Ri configured tare to allow engagement with the locking pin (7),
Near one end of the check arm (6), there is a slide groove (13) that is slid and guided by a support shaft (5) fixed to the base (4).
The operation tool (8) and the check arm (6) are provided with an engagement pin (24) fixed to either one of these (6, 8) and an engagement pin (24) provided on the other. relative swingably via the relief groove (23) which engages, accompany slidably coupled to the stay for tare Ru window ventilation.
窓(2)を換気位置へ開放した状態において、掛止ピン(7)がロック体(35)で係合捕捉できる請求項1記載の窓換気用のステー。In the vicinity of the back end of the connecting groove (17) of the check arm (6), a lock body (35) provided with an elastically deformable engaging claw (37) is provided,
The stay for window ventilation according to claim 1 , wherein the latch pin (7) can be engaged and captured by the lock body (35) when the window (2) is opened to the ventilation position .
軸端受壁(32)と摺接するスライド溝(13)の両端周縁壁に、第1接当面(33)と、第1接当面(33)よりベース(4)側へ凹む第2接当面(34)とが設けられており、
操作具(8)を全開位置に切り換えた状態において、第2接当面(34)が軸端受壁(32)と接当して、牽制アーム(6)が開口枠(1)の側へ接近する向きに傾動できる請求項1又は2記載の窓換気用のステー。Between the check arm (6) and the base (4), a spring (27) pressing and biasing the check arm (6) toward the shaft end receiving wall (32) of the support shaft (5) 5) is placed in an externally fitted state,
A first contact surface (33) and a second contact surface that is recessed from the first contact surface (33) toward the base (4) on the peripheral walls of both ends of the slide groove (13) that is in sliding contact with the shaft end receiving wall (32). 34) and
In a state where the operation tool (8) is switched to the fully open position, the second contact surface (34) contacts the shaft end receiving wall (32), and the check arm (6) approaches the opening frame (1) side. The stay for window ventilation according to claim 1, wherein the stay can be tilted in the direction of the window.
支軸(5)のガイド軸部に、スライド溝(13)に係合して牽制アーム(6)を往復スライドのみ可能に案内する平坦なガイド面(30)と、揺動穴(14)に対して相対回動できる部分円弧状の揺動軸面(31)とが設けられており、
牽制アーム(6)を操作具(8)で換気位置へスライド操作した状態においてのみ、牽制アーム(6)が支軸(5)を中心にして内外揺動できる請求項1又は2又は3記載の窓換気用のステー。 A swing hole (14) having a diameter larger than the groove width of the slide groove (13) is provided at one end of the slide groove (13).
The guide shaft portion of the support shaft (5) is engaged with the slide groove (13) to guide the check arm (6) so that only the reciprocating slide is possible, and the swing hole (14). A partially arcuate rocking shaft surface (31) that can rotate relative to the shaft,
Restraining arm (6) only in the slide operation state to the ventilation position operating member (8), restraining arm (6) shaft (5) can be out oscillated around the claims 1 or 2, wherein Stay for window ventilation.
操作具(8)が、ガイド溝(10)で係合案内されるスライダー(19)と、スライダー(19)に固定した操作板(20)と、操作板(20)の室内側の端部に固定したノブ(21)とで構成されており、
牽制アーム(6)と対向する操作板(20)の板面に、逃げ溝(23)が形成してある請求項1又は2又は3又は4記載の窓換気用のステー。 The base (4) is provided with a guide groove (10) for sliding the operation tool (8).
The operating tool (8) is engaged and guided by the guide groove (10), the operating plate (20) fixed to the slider (19), and the indoor end of the operating plate (20). It consists of a fixed knob (21),
The stay for window ventilation according to claim 1, 2 or 3 or 4 , wherein a relief groove (23) is formed in a plate surface of the operation plate (20) facing the check arm (6) .
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