JP4097730B2 - リフトカーの非常止め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術】
本発明はロープに牽引されて山岳地、傾斜地等に施設された軌条上を昇降運行されるリフトカーないし小型ケーブルカーに具えられている非常止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロープを用いて車両を牽引して輸送を行う索条牽引型輸送設備はリフトカーと称されて山岳地ないし傾斜地における輸送設備として用いられる。これらの索条牽引型輸送設備の車両は、車輪を具えた走行台車上に客室を組み立てて用いる。また、走行台車の山上側には先の牽引用ロープの一端が引留められている。さらに、ロープは山上側に配備された駆動装置のシーブへ巻き掛けられた後、山下側の停留場へ向けて折り返される。そして、ロープの他端にはつり合い重りが引留められている。
【0003】
つづいて、地上側には車両の走行用に軌条が敷設されている。車両はロープに牽引されて敷設された軌条の上面を山上側と山下側の停留場間で往復運行される。同時に、ロープの他端に引留められたつり合い重りも軌条内に案内されて車両と相対的な位置関係をなして移動し、また、ロープに対しては所要の張力を付与するようにしている。
【0004】
こうして、人や物を輸送するリフトカーで車両を牽引しているロープが破断した際には、ロープ破断を検出すると共に車両が自重で山麓側へ逆走しないように車両側へ非常止め装置を装備して軌条を押圧して挟持することで車両を制動停止させるようにしている。
【0005】
図9は従来のエレベータに用いられている非常止め装置100の構造を示したものである。エレベータのかご(図示していない。)には縦向きに敷設されたガイドレール106を中心にして図示左右で対称をなして楔状をしたウエッジ102、102と、該ウエッジ102、102の傾斜面に平行な傾斜面を形成したガイドブロック101、101をガイドケース105、105内にそれぞれ水平方向に向かい合わせて摺動可能に入れ込むようにする。そして、ガイドブロック101、101とガイドケース105、105の間にそれぞればね104、104とばね104、104を圧縮して挿入をする。さらに、ウエッジ102、102とガイドブロック101、101の間にはコロ103、103、とコロ103、103を挿入してころがり摩擦となるようにする。こうして、かごを吊り下げた主ロープが破断してかごが急激に下降するとガバナロープが停止してこれに連結したウエッジ102、102はコロ103、103、が転動してガイドブロック101、101に対して相対的に上方へ移動すると同時にガイドレール106へ左右から接触する。
【0006】
ウエッジ102,102がガイドレール106へ接触をすると、ウエッジ102,102とガイドレール106との間で生じるすべり摩擦と、ウエッジ102,102とガイドブロック101,101との間のコロ103,103およびコロ103,103を介して生じるころがり摩擦の摩擦力の差によりウエッジ102,102はガイドレール側に止まり、かご(図示していない。)と共にガイドブロック101,101が下降をするとウエッジ102,102により左右へも押し拡げられる。この時、ガイドブロック101,101とガイドケース105,105の間に装着されたばね104,104とばね104,104とが圧縮されて、その反発力がコロ103,103,…およびコロ103,103,…を介してウエッジ102,102へ作用することでウエッジ102,102に挟持力、即ち、制動力が発生して下降するかごを制動停止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した構成および作用をするエレベータで使われている非常止め装置をリフトカーで具えると共に、急激な制動停止が行われないようにした安全性の高いリフトカーの非常止め装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決すための手段】
上記した課題を解決するために、ロープに牽引されて傾斜軌条に沿って昇降運行するリフトカーの車両の非常止め装置であって、
前記車両にブラケット32、33を用いて固着し、下縁付近には顎状の挟持面31aを具えてなるキャッチブロック31と、
前記ブラケット32、33により上下に摺動自在に支持され、下部には転動ガイド面41bを形成してなるガイドブロック41と、
前記キャッチブロック31と前記ガイドブロック41との間に間挿されたばね36、37及びオイルダンパーと、前記ガイドブロック41に固着されたガイドプレート42と、
該ガイドプレート42に案内されて摺動する上縁に転動ガイド面49aが形成されてなる楔状のウエッジ49と、
該ウエッジ49の転動ガイド面49aと前記ガイドブロック41の転動ガイド面41bの間に転動可能に挿入したコロ45、45、…とよりなり、
前記ウエッジ49をロープの破断を検出するロープ破断検出器の動作によりコロ45、45、…の転動を介して転動ガイド面41bと軌条4との間に挿入した時、ばね36、37の復元力によりウエッジ49の下端に形成された制動面49bと挟持面31aとによって軌条4を挟圧して制動を行うと共に、前記オイルダンパーによって緩制動となるようになす。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明をする。図1は本発明に係わる索条牽引型輸送設備の一つであるリフトカー1の設備を説明した側面図である。山上側5と山下側6の間には地表面上に”C”型鋼材を用いた軌条4が直線状に敷設されている。これに対して、車両3の走行台車20の上面には乗客用の箱型をした客車3aが構築されている。さらに、走行台車20には4輪の走行車輪21,21,21,21が回転可能に具えられている。その他、図示するように山上側5の方向に向けて2本のロープ2,2が一端が走行台車20に引留められている。
【0010】
つぎに、山上側5には駆動装置8が配備されている。駆動装置8には1車の駆動シーブ9と2車の誘導シーブ10,11があり、駆動シーブ9はベース13上に枢着されて電動機12で回転駆動され、誘導シーブ10,11はシーブフレーム14にそれぞれ枢着されている。
【0011】
上記のように車両3の走行台車20へ一端が引留められた2本のロープ2,2は山上側5に向けて延線され、誘導シーブ10により駆動シーブ9へ誘導される。駆動シーブ9へ誘導された2本のロープ2,2はそれぞれ該駆動シーブ9へほぼ半周分だけ巻き回されて山下側6に転向され、さらに、誘導シーブ11で車両3を牽引する側のロープ2,2と山下側6に折り返されたロープ2,2とが上下に平行な位置関係となるように調整される。そして、山下側6に折り返えされたロープ2,2の端部にはつり合い重り7が引留められている。
【0012】
こうして、駆動装置8を起動して駆動シーブ9が回転すると車両3はロープ2,2で牽引されて軌条4上を走行車輪21,21,21,21が転動して矢印15方向の山上側5あるいは山下側6に向けて往復運行される。同時に、ロープ2,2のもう一端側に引留められたつり合い重り7は軌条4内に案内されて車両3と相対的な位置関係をなして車両3が矢印15方向へ移動している時にはつり合い重り7は矢印16方向へ移動し、反対に、車両3が矢印16方向に移動している時にはつり合い重り7は矢印15方向に移動をする。
【0013】
図2は車両3の走行台車20の側面図を示したものである。走行台車20は”C”型の型鋼部材を長方形状に枠組みして、中間に補助ビームを組み入れ補剛して形成されたものである。走行台車20には進行方向の前後のは走行車輪21,21,21,21を両端に嵌着した車軸22,22が回転可能に枢着されている。走行車輪21,21,21,21には乗り心地や騒音の点からゴム製の空気入りタイヤが使用される。走行台車20の四隅にはブラケット24,24,24,24が下方へ延出して固着され、下面には水平方向に回転するガイローラー23,23,23,23が枢着されている。
【0014】
つぎに、走行台車20の山上側5には2本のシンブルロッド25,25を仲介して牽引用のロープ2,2が引留められている。そして、2本のロープ2,2へ当接してロープ破断検出器80が具えられている。続けて、ロープ破断検出器80の動作はリンク装置50で走行台車20の両側に装着をされた非常止め装置30,30へ伝達される。
【0015】
つぎに、本発明に係わる非常止め装置30の詳細な構造を図3、4、5を用いて説明する。車両3の走行台車20の側面には2”C”型の形鋼材を用いたベースフレーム26、26を溶接して固着をする。つづいて、ベースフレーム26、26には”L”字型のブラケット32、33を対向させて配置をしてボルト34、34、およびボルト34、34、で固着をする。
【0016】
つづいて、ブラケット32、33との間には図4の側面視で”凹”形に成形したキャッチブロック31を両側面でボルト35、35、とボルト35、35、を用いて固着をする。また キャッチブロック31の下端はウエッジ49と共働して軌条4に当接して掴む挟持面31aが形成されている。紙面上方の反対側には上辺部31bも前方に突出して形成されている。そして、キャッチブロック31にはガイドブロック41が上下方向に摺動可能に間挿されている。また、図4で示す通りブラケット32およびブラケット33のそれぞれ側面には長穴状をしたガイド穴32aとガイド穴33aが穿孔されている。先の、ガイドブロック41の両側面にはそれぞれ縦方向に並べて2本のガイドピン41a、41aとガイドピン41a、41aが固着して延出されて、前記したキャッチブロック31を取り付けた左右のブラケット32とブラケット33に形成されたガイド穴32aとガイド穴33aに遊挿することでガイドブロック41を上下方向に摺動可能に案内するようにしている。
【0017】
つづいて、ガイドブロック41とキャッチブロック31の上辺部31bとの間にはばねガイド36,36を用いてばね37,37が並列に間挿され、さらに、両ばね37,37の間には上辺部31b側に具えたクレビス39とガイドブロック41側に具えたクレビス39へ両端部が枢着されて緩衝器40も間挿されている。緩衝器40の具体的なものとしてはオイルダンパーがある。
【0018】
つぎに、ガイドブロック41の下端には傾斜した転動ガイド面41bが形成されている。つぎに、ガイドブロック41にはボルト48,48,…でガイドプレート42が固着されている。そして、図5で示すように、キャッチブロック31とガイドプレート42に挟まれた状態で楔状に形成されたウエッジ49が案内されて斜行をする。このウエッジ49の上端にはガイドブロック41の転動ガイド面41bと平行に傾斜した転動ガイド面49aが形成され、下端には制動面49bが形成されている。さらに、転動ガイド面41bと転動ガイド面49aとの間にはコロガイド46により所定の間隔を保ち、かつ、ピン47で枢着されたコロ45,45,…が転動可能に挿入されている。またコロ45を枢着したピン47の一端部がガイドプレート42に形成された長穴42aに遊挿することでウエッジ49の転動ガイド面49aからコロ45が外れないようにしている。つぎに、ブラケット32およびブラケット33の下端部側面には水平方向に調節ねじ43と44を対向して具え、ウエッジ49の両側面にそれぞれ当接させるようにしてウエッジ49の移動量を規定する構造になっている。
【0019】
図6、7、8はロープ破断検出器の検出動作でリンク装置50により走行台車20の両脇に装備をした非常止め装置30を動作させた状態を説明したものである。T字型をしたリンクフレーム68には車両3の進行方向の前後に位置して2つのガイドピン54とガイドピン55とが所要の間隔で固着されている。これに対して、ガイドプレート53には前後と左右の4箇所に長穴53a.53b,53c,53dが穿孔されており、この内の前後に位置する長穴53aにはガイドピン54が、そして、長穴53dにはガイドピン55を遊挿させてガイドプレート53が長穴の長さだけ進行方向へ移動可能にしている。
【0020】
つぎに、リンクフレーム68には底面視でガイドプレート53を挟んで進行方向に対して左右に対称な配置関係をなしてアーム56がヒンジピン60で、そして、アーム58がヒンジピン61で水平方向に旋回可能に枢着されている。さらに、走行台車20の中心線側の端部には少量だけ移動可能にガイドピン57とガイドピン59を具えて上記したガイドプレート53に穿孔された左右の長穴53bと長穴53cへそれぞれ遊挿をする。
【0021】
また、アーム56とアーム58にはヒンジピン60,61を挟んで走行台車20の両脇へ突出した端部へはロッド64とロッド65の一端部が枢着をされている。尚、ヒンジピン60,61とロッド64,65の間に位置してアーム56,58とリンクフレーム68との間にはそれぞればね62,63が緊張して係止されている。これにより、アーム56,58はヒンジピン60,61を中心にして矢印72と矢印73の方向へ旋回する方向へ附勢されている。同時に、ガイドプレート53も矢印70の方向へ附勢されている。
【0022】
図7はロープ破断検出器80からストラップ51が外れた時のリンク装置50が動作後50Bの状態を示したものである。ロープ破断検出器80からストラップ51が外れるとガイドプレート53は緊張して係止されたばね66とばね67の復元力の作用でガイドピン54とガイドピン55に案内されて矢印70方向へ移動をする。同時に、ガイドプレート59で連結されたアーム58がヒンジピン60を中心にして矢印73方向へ旋回動作をする。そして、アーム56の先端部へ枢着されたロッド64を矢印74方向へ押すことで一方の非常止め装置30を動作させ、これと同時に、反対側のアーム58の先端部へ枢着されたロッド65を矢印71方向へ押すことでもう一方の非常止め装置30を動作させるようにする。
【0023】
図8は上記したロープ破断検出器80の検出動作でリンク装置50の一方のロッド64で走行台車20の進行方向の側面に装着された非常止め装置30を作用させた状態を示したものである。始めに、図7で示すように、リンク装置50のアーム56が緊張させたばね62の復元力でヒンジピン60を中心にして矢印73方向へ旋回させるとアーム56の先端部に枢着されたロッド64が矢印74方向へ押されることで、図8で示すようにロッド64の先端部は非常止め装置30の楔形に形成されたウエッジ49に嵌着されており、従って、ウエッジ49は矢印75方向へ押される。
【0024】
こうして、ウエッジ49はガイドプレート42とキャッチブロック31とで案内され、同時に、ガイドブロック41の転動ガイド面41bとウエッジ49の転動ガイド面49bの間に挿入された複数個のコロ45,45,…が転動しながら斜行することでその垂直成分の矢印77方向と、その水平成分の矢印75方向へ移動をする。
【0025】
そして、ウエッジ49の制動面49bが車両3が走行する軌条4の上面に接触をする。ウエッジ49には上側の転動ガイド面49aはコロ45,45,…によるころがり摩擦となり、下側はすべり摩擦となる。従って、両者に生じる摩擦力の違いでウエッジ49はすべり摩擦となる軌条4側へ次第に密着するようになり、車両3と共に移動をするガイドブロック41はウエッジ49に対して相対的に矢印76方向へ移動をすることでウエッジ49の傾斜した転動ガイド面49aをコロ45,45,…が転動しながらガイドブロック41は楔効果でブラケット32と33の間で案内された状態で矢印78の上方へ移動をする。
【0026】
これにより、キャッチブロック31の上辺部31bとガイドブロック41の間に縦方向に並列にして間挿された2つのばね37,37が漸次圧縮されるようになる。従って、2つのばね37,37の圧縮量に比例した復元力がガイドブロック41とコロ45,45,…を介在してウエッジ49を軌条4の上面への押しつけ力として作用し、しかも、その作用力が次第に大きくなる。
【0027】
リンク装置50のアーム58についても同様にして緊張されたばね63の復元力の作用でヒンジピン61を中心にして矢印72の方向へ旋回することで、先端部に枢着したロッド65が矢印71方向へ押されることでウエッジ49を移動させて他方側の非常止め装置30も同様に作動をする。
【0028】
さらに、両側の非常止め装置30,30のウエッジ49,49の軌条4への押しつけ力が車両3の重量を越えると車両3は部分的に上方へ浮き上がるようになり、やがて、図5で示したキャッチブロック31の下端に形成した挟持面31aとウエッジ49の制動面49bとで軌条4を共働して挟むことで車両3を強力に制動停止させる。その際、2つのばね37と37の間に並列に装着した緩衝器40の作用でガイドブロック41の急激な移動を緩和することで緩制動となるようにして車両3に乗車している乗客の安全を確保するようにしたものである。
【発明の効果】
従来の非常止め装置は一般にエレベータで多く用いられており、かごを吊り下げたロープが破断をすると、ガバナーの作用で非常止め装置がかごの案内レールを掴むことで降下するかごを停止させる装置である。
【0029】
これに対して、本発明では傾斜した軌条上をロープで牽引されて走行するリフトカーに適用したもので、車両の走行台車に装備したロープ破断検出器でロープの破断を検出するとリンク装置で走行台車の両脇に装備した非常止め装置を作動させて、非常止め装置が軌条を押しつけ、さらに、軌条を挟持することでロープと切り離されて自然降下する車両を停止すようにしたものである。さらに、非常止め装置には軌条の挟持力を確保するためのばねと並列に緩衝器を具えることで緩制動となるようにして車両に乗車した乗客の安全性も向上させており本発明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリフトカーの全体構成を説明した側面図を示す。
【図2】 リフトカーの車両の走行台車の構成を説明をした側面図を示す。
【図3】 本発明の非常止め装置を説明した側面図を示す。
【図4】 図4の非常止め装置の正面図を示す。
【図5】 本発明の非常止め装置と軌条との位置関係を説明した一部を断面にした正面図を示す。
【図6】 車両の走行台車のリンク装置が動作前の状態を説明した底面図を示す。
【図7】 図6の走行台車のリンク装置が動作後の状態を説明した底面図を示す。
【図8】 図3の非常止め装置の動作後の状態を説明した側面図を示す。
【図9】 従来例のエレベータで使用されている非常止め装置の構造を説明した模式図を示す。
【符号の説明】
1 索条牽引型輸送設備(リフトカー)
2,2 索条(ロープ)
3 車両
3a 客車
4 軌条
5 山上側(停留場)
6 山下側(停留場)
7 つり合い重り
8 駆動装置
9 駆動シーブ
10,11 誘導シーブ
12 電動機
13 ベース
14 シーブフレーム
15,16 矢印
20 走行台車
21,21,21,21 走行車輪
22,22 車軸
23,23,23,23 ガイドローラー
24,24,24,24 ブラケット
25,25 シンブルロッド
26 ベースフレーム
30,30 非常止め装置
31 キャッチブロック
31a 挟持面
31b 上辺部
32 ブラケット
32a ガイド穴
33 ブラケット
33a ガイド穴
34,34,… ボルト
35,35,… ボルト
36,36 ばねガイド
37,37 ばね
38 調節ボルト
39,39 クレビス
40 緩衝器
41 ガイドブロック
41a,41a,…ガイドピン
41b 転動ガイド面
42 ガイドプレート
42a 長穴
43,44 調節ねじ
45,45,… コロ
46 コロガイド
47 ピン
48,48,… ボルト
49 ウエッジ
49a 転動ガイド面
49b 制動面
50 リンク装置
50A 動作前
50B 動作後
51 ストラップ
52 ボルト
53 ガイドプレート
53a,53b,53c,53d 長穴
54,55 ガイドピン
56 アーム
57 ヒジンピン
58 アーム
59 ガイドピン
60,61 ヒンジピン
62,63 スプリング
64,65 ロッド
66,67 ねじ棒
68 リンクフレーム
70,71,72,73,74 矢印
75,76 矢印
80 ロープ破断検出器
90 シーブ操作装置
100 非常止め装置
101,101 ガイドブロック
102,102 ウエッジ
103,103,… コロ
104,104,… ガイドケース
106 ガイドプレート
Claims (1)
- ロープに牽引されて傾斜軌条に沿って昇降運行するリフトカーの車両の非常止め装置であって、
前記車両にブラケット32、33を用いて固着し、下縁付近には顎状の挟持面31aを具えてなるキャッチブロック31と、
前記ブラケット32、33により上下に摺動自在に支持され、下部には転動ガイド面41bを形成してなるガイドブロック41と、
前記キャッチブロック31と前記ガイドブロック41との間に間挿されたばね36、37及びオイルダンパーと、前記ガイドブロック41に固着されたガイドプレート42と、
該ガイドプレート42に案内されて摺動する上縁に転動ガイド面49aが形成されてなる楔状のウエッジ49と、
該ウエッジ49の転動ガイド面49aと前記ガイドブロック41の転動ガイド面41bの間に転動可能に挿入したコロ45、45、…とよりなり、
前記ウエッジ49をロープの破断を検出するロープ破断検出器の動作によりコロ45、45、…の転動を介して転動ガイド面41bと軌条4との間に挿入した時、ばね36、37の復元力によりウエッジ49の下端に形成された制動面49bと挟持面31aとによって軌条4を挟圧して制動を行うと共に、前記オイルダンパーによって緩制動となるようになしたリフトカーの非常止め装置
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