JP4087991B2 - Lever-type swing switch device operability adjustment method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レバー式揺動スイッチに関し、特に、操作荷重および操作ストロークを適当に調整してスイッチ操作性を向上する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
レバー式揺動スイッチは梃子の原理を利用するスイッチである。揺動スイッチの代表例としてシーソー式スイッチが知られており、ウインドガラスの開閉スイッチなどとしてよく用いられる。図1(a)、図1(b)はシーソー式スイッチの構成例であり、図1(a)は分解斜視図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図(セット状態)である。
【0003】
図1において、ノブ1は、支点3で意匠パネル(図示せず)に揺動自在に支持されている。プッシュスイッチ5は基板7に実装されている。窓開用と窓閉用の2つのスイッチ5が支点3の両側に配置されている。操作者がノブ1を押すと、ノブ1が揺動し、ノブ1の下から突き出す壁部であるプッシュアーム9がプッシュスイッチ5を押す。
【0004】
プッシュスイッチ5としては一般の<汎用品>が用いられている。このプッシュスイッチ5の反力に対抗してノブ1を揺動させるのに必要な「操作荷重F」が操作者により加えられ、そしてノブ1が「操作ストロークS」だけ、具体的にはプッシュスイッチ5の接点を閉じるまで動かされる。
【0005】
スイッチの操作性(操作しやすさ、操作フィーリングなど)という観点からは、上記の操作荷重Fと操作ストロークSを適切にすることが重要である。従来のスイッチ装置において、操作荷重Fと操作ストロークSは以下のようにして求められる。
【0006】
図2を参照すると、スイッチ距離aは、支点3とプッシュスイッチ5の距離である。操作距離dは、操作者の指がノブ1に当たる標準的な位置から支点までの距離である。また、プッシュスイッチ5が発生する反力をR、プッシュスイッチ5の開閉ストローク(弾性的な移動範囲の長さ)をeとする。このとき、操作荷重Fと操作ストロークSは以下の式で表される。
【0007】
【数1】
F=R×(a/d)=(R/d)×a ・・・(1)
【数2】
S=e×(d/a)=(e×d)/a ・・・(2)
ここで、操作距離d、スイッチ反力R、スイッチ開閉ストロークsは一定である。したがって、操作荷重Fおよび操作ストロークSはスイッチ距離aに依存して決まる。
【0008】
さらに、式(1)(2)から操作距離dおよびスイッチ距離aを消去すると、下式(3)が得られる。この式から分かるように、操作荷重Fと操作ストロークSは反比例する。
【0009】
【数3】
F=(R・e)/S ・・・(3)
図3は、式(1)〜(3)に基づいて、操作荷重F、操作ストロークSおよびスイッチ距離aの関係を示したものである。特性ラインLで示すように、ここでも、操作荷重Fおよび操作ストロークSがスイッチ距離aに依存して決まることが示されている。そしてスイッチ距離aを大きく設定すると、操作荷重Fは大きく、操作ストロークSは小さくなる。逆にスイッチ距離aを小さく設定すると、操作荷重Fは小さく、操作ストロークSは大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上に説明したように、従来技術では、スイッチ距離aを決めると、操作荷重Fおよび操作ストロークSが同時に決まる。したがって、操作荷重Fと操作ストロークSを独立して任意の大きさにすることができない。そのため、操作荷重Fと操作ストロークSの適当な目標を設定しても、その目標を同時に満たせないことが多い。
【0011】
例えば図4に示すように荷重FとストロークSの目標を設定したとする。しかし、現実の荷重FとストロークSの組合せは、特性ラインL上にしか設定できない。そのため、図4に点線mで示される範囲内で、目標とは大きく異なる荷重FおよびストロークSしか設定できなかった。その結果、荷重FとストロークSの一方または両方を妥協しなければならなかった。
【0012】
もちろん、図1の従来装置のように<汎用>プッシュスイッチを用いる代わりに、<専用>プッシュスイッチを用いれば、所望の荷重FとストロークSを達成できる。しかしながら、専用部品を使うことは、コスト増を招くので好ましくない。
【0013】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで、操作荷重および操作ストロークを任意の適切な大きさにでき、もって操作性を向上可能なスイッチ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、支点で支持されたノブレバーと、前記支点からスイッチ距離だけ離れて配置されたプッシュスイッチと、を含み、前記ノブレバーが支点を中心に揺動して前記プッシュスイッチを押すレバー式揺動スイッチ装置の操作性を調節する方法であって、同一仕様の複数のプッシュスイッチのスイッチ距離を各スイッチ共通の値とし、さらにスイッチ距離に応じてスイッチ操作ストロークおよびスイッチ操作荷重が変わることに基づいてスイッチ距離を選択し、併せてプッシュスイッチの個数に応じてスイッチ操作荷重が変わることに基づいてスイッチ個数を選択することによりスイッチ操作性を調節することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明する。
【0022】
図5(a)および図5(b)は、本実施形態のレバー式揺動スイッチ装置を示している。ここでは、揺動スイッチの一形態としてのシーソー式スイッチに本発明が適用される。このシーソー式スイッチは、図1と同様に車両のウインドウ開閉用に用いられる。図5(a)は分解斜視図である。図5(b)は側方から見た断面図であって、前出の図2に相当する。
【0023】
図5に示すように、ノブ1は、意匠パネル11の開口13に挿入される。意匠パネル11に立設された支持壁15に支点受け穴17が設けられている。この支点受け穴17にノブ1の支点軸3が挿入され、これにより、ノブ1は揺動自在に支持される。支点軸3および支点受け穴15はスイッチ装置の両側に設けられている。
【0024】
配線基板7は、ビスなど(図示せず)により意匠パネル11に固定されている。そして基板7に電気式のプッシュスイッチ5が装備されている。窓開用と窓閉用のスイッチが支点3の両側に配置されている。操作者がノブ1を押すと、ノブ1が揺動し、ノブ1の下から突き出すプッシュアーム9(壁部)がプッシュスイッチ5を押す。プッシュスイッチ5としては一般の汎用品が用いられている。プッシュスイッチ5は、弾性的に伸び縮みするタイプで、縮んだときに接点が閉じる。
【0025】
本実施形態では、開側および閉側のそれぞれに、支点回転軸と平行な方向に2つの同じ仕様のプッシュスイッチ5が並べて配置されている(合計4つ)。これら2つのプッシュスイッチ5は、ノブ1が操作されたときに同時に押される。このスイッチ設置個数は下記の本発明の原理の基づいて選択されている。
【0026】
本発明の原理を説明する。前述のように「操作荷重F」を、プッシュスイッチ5の反力に対抗してノブ1を揺動させるのに必要な力とする。「操作ストロークS」を、操作時のノブ1の揺動量(距離または角度)とする。図5(b)に示すように、スイッチ距離aは支点3とプッシュスイッチ5の距離である。操作距離dは、操作者の指がノブ1に当たる標準的な位置から支点までの距離である。また、プッシュスイッチ5が発生する反力をR、プッシュスイッチ5の開閉ストロークをeとする。「さらに、本発明ではスイッチの設置個数をnとし、nを調節パラメータとして用いる。」このとき、操作荷重Fと操作ストロークSは以下の式で表される。
【0027】
【数4】
F=n×R×(a/d)=(R/d)×a×n ・・・(4)
【数5】
S=e×(d/a)=(e×d)/a ・・・(5)
図6は、上式(4)(5)に基づいて、操作荷重F、操作ストロークS、スイッチ距離a、およびスイッチ設置個数nの関係を表したものである。特性ラインL1、L2、L3・・・は、それぞれスイッチ個数n=1、2、3・・・であるときの、スイッチ距離aに応じた操作加重Fおよび操作ストロークSの大きさを示している。各ライン上では、スイッチ距離aが大きくなると、操作荷重Fは大きく、操作ストロークSは小さくなる。逆にスイッチ距離aが小さくなると、操作荷重Fは小さく、操作ストロークSは大きくなる。さらに、スイッチ個数nが増えるに従って特性ラインは右上に移動する。
【0028】
式(4)(5)および図6に示されるように、操作荷重Fおよび操作ストロークSは、スイッチ距離aと設置個数nによって変わる。すなわち、スイッチ距離aに応じて操作ストロークSおよび操作荷重Fが変わり、さらに、スイッチ距離aが同じでもスイッチ設置個数nに応じて操作荷重Fが変わる。
【0029】
本発明ではこのような特性を利用して、所望の操作ストロークSに応じて選択されたスイッチ距離aに、所望の操作荷重Fに応じて選択された設置個数nのプッシュスイッチが設置される。
【0030】
具体例としては、図6の目標点P1(目標操作加重F1および目標操作ストロークS1が設定されたとする。この目標点P1に近い特性ラインはL2である。そこでスイッチ設置個数は2個に設定される。さらに、目標点P1に近い特性ラインL2上の点P1′が設定され、この点P1′に対応してスイッチ距離がa1に設定される。その結果、ストロークおよび加重は、目標値に近いS1′、F1′となる。そして図5のスイッチでは、上記の選択に従って2つのスイッチが支点から同じ距離のところに並べて設置されている。
【0031】
図7はもう一つの具体例である。今度は、目標点P2が特性ラインL3に近いので、スイッチ個数として3が選択される。そして、目標点P2に近いラインL3上の点P2′が設定され、点P2′に対応してスイッチ距離がa2に設定される。図8はこの具体例に対応したスイッチ装置を示しており、開側および閉側に、3個のプッシュスイッチが設置されている。
【0032】
また、図6および図7において、点P1′および点P2′は、それぞれ点線m1、m2の範囲内に設定することが好適である。つまり、目標点を通る水平線および垂直線が特性ラインLと交わる2つの点の間に設定される(図6ではストロークがS1以下で、加重がF1以下の範囲;図7ではストロークがS2以上、荷重がF2以下の範囲)。
【0033】
点線m1、m2の範囲内のどこを選ぶかは、ストロークと荷重のいずれを重視するかによって決めればよく、微調整の問題である。また、ストロークまたは荷重を目標と完全に一致されてもよい。さらに、仮に目標点がいずれかの特性ラインの上に位置すれば、ストロークと荷重が目標値と完全に一致する好ましい結果が得られる。
【0034】
なお、以上に説明した本発明の原理において、予め目標値を設定することは必ずしも必要ではない。適当にスイッチ個数とスイッチ距離を調整し、図6または図7に示したような適切な操作ストロークおよび操作荷重を得てもよい。
【0035】
ところで、例えば特開平8−31270号公報に示されるように、従来でも複数のスイッチを支点の両側に配置した構成例は存在しており、一見すると本発明のスイッチ構成に類似している。しかしながら、従来の複数のスイッチを設置する目的は、ストロークおよび荷重といった操作性の向上ではない。むしろ、操作性の観点からは成り行きでスイッチ個数が設定されていて、操作ストロークおよび操作荷重が適切かどうかは考慮されていない。これに対し、本発明は、スイッチ個数がスイッチ距離とともに操作性に影響することに着目し、これらのパラメータを適切に設定することにより、適切な操作ストロークと操作荷重を実現し、操作性を向上している。
【0036】
次に、図9を参照し、本発明のさらに別の実施形態を説明する。上記の実施形態では、一つの種類のプッシュスイッチのみが用いられ、個数のみが変更された。しかしながら、図9に示す実施形態では、操作反力が異なる複数種類のプッシュスイッチが用意される。そして、それらのプッシュスイッチから、所望の操作ストロークおよび所望の操作加重が得られるように選択された組合せおよび個数のプッシュスイッチが設けられる。
【0037】
図9の例では、3種類のプッシュスイッチ5A、5B、5C(操作反力RA、RB、RC)を用意する。RA:RB:RC=1:2:5だとする。さらに、スイッチ5Aだけを設けたときの操作加重を1(基準)とする。この場合、スイッチ個数と組合せを変更することによって、3個以下のスイッチで多数の段階(具体的には13段階)の操作加重が設定でき(図9(b))、操作性の特性ラインも多数になる(図9(a))。
【0038】
仮に操作特性の目標点P3(操作加重F3および操作ストロークS3)が、CCBのライン上にあったとする。CCBとは、2つのスイッチ5Cと1つのスイッチ5Bの組合せを示している。この組合せが採用され、さらに点P3に対応するスイッチ距離a3が求められる。この距離だけ支点から離れた位置に、選択された3つのプッシュスイッチが配置される。図10は、このようなプッシュスイッチの配置例を示している。もちろん、操作ノブ側のプッシュアームも同じ位置に設けられる。
【0039】
このようにして、図9に係る実施形態によれば、複数種類のプッシュスイッチを用いることで、より目標値に近い操作加重と操作ストロークを得ることができる。なお、ここで用いる複数種類のプッシュスイッチはいずれも汎用スイッチであることが好ましい。そして、例えば本実施形態のように車両用ウインドウスイッチに本発明を適用する場合には、車種に応じて定めた加重とストロークの目標値に従って、スイッチの組合せと個数を決める。これによりコストを低く抑えらることができる。
【0040】
その他の変形例について説明する。シーソー式スイッチの支点の両側において、プッシュスイッチの個数およびスイッチ距離が異なっていてもよい。図5または図8の例では、開側と閉側で要求される操作性が異なることもあり得る。その場合には、開側と閉側で個別に、要求される操作性に従ってスイッチ個数とスイッチ距離を設定すればよい。
【0041】
さらに、図9に示すように複数種類のスイッチを用いる場合も同様である。要求される操作性に応じて、支点の両側で、スイッチの組合せ、個数、さらにスイッチ距離が異なって設定されればよい。
【0042】
また、図5の4つのプッシュスイッチ5は、すべて基板7上に配線に接続することが好ましく、これにより、一部のスイッチに断線が発生してもスイッチ機能が維持される。しかしながら、支点の両側でそれぞれ一つのスイッチしか基板配線に接続しない構成も、本発明の範囲内に含まれる。図8または図10の6つのプッシュスイッチについても同様で、全部または一部のプッシュスイッチが配線に接続されればよい。
【0043】
また、図5ではシーソー式スイッチに本発明が適用された。しかしながら、本発明は、他の任意の揺動タイプのスイッチに適用されてもよい。例えば、図11に示すように、ヒンジ式スイッチに本発明が適用されてもよい。ヒンジ式スイッチは、シーソー式スイッチの支点の片側半部のみの構成を有する。
【0044】
また、本実施形態では上記のようにウインドウスイッチに本発明が適用されたが、本発明はこれに限定されない。任意の用途のスイッチに本発明が好適に適用される。例えば、オーディオのボリュームスイッチなどにも本発明を適用可能である。
【0045】
以上に説明したように、ノブレバー支点とプッシュスイッチの距離であるスイッチ距離に加えて、プッシュスイッチの個数を適切に設定することにより、所望の適切なスイッチ操作加重とスイッチ操作ストロークを揺動スイッチ装置にもたせることができ、これにより操作性を向上可能である。
【0046】
また、操作反力が異なる複数種類のプッシュスイッチからスイッチ個数と組合せを選択することにより、さらにきめ細かく操作加重と操作ストロークを適切に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のレバー式揺動スイッチの構成を示す図である。
【図2】 図1のスイッチの側面図である。
【図3】 図1のスイッチの操作荷重、操作ストロークおよびスイッチ距離の関係を示す図である。
【図4】 図3と同様の図であって、操作荷重および操作ストロークの目標値と実現可能な値の関係を示す図である。
【図5】 本発明の実施形態のスイッチ装置の構成を示す図である。
【図6】 図5の操作スイッチの仕様を決めるための本発明の原理を示す図である。
【図7】 図6と同様の図であって、スイッチ仕様設定の別の具体例を示す図である。
【図8】 図7の設定に従ってプッシュスイッチを片側3個とした装置の例を示す図である。
【図9】 本発明の別の実施形態に係る、複数種類のプッシュスイッチから適当なスイッチを選択する方法を示す図である。
【図10】 図9に従って複数種類のプッシュスイッチが組み合わせて設けられたスイッチ装置を示す図である。
【図11】 本発明を適用可能な別のスイッチの例としてのヒンジスイッチを示す図である。
【符号の説明】
1 ノブ、3 支点、3a 支点軸、5 プッシュスイッチ、7 基板、9 プッシュアーム、11 意匠パネル。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lever-type swing switch, and more particularly to a technique for improving switch operability by appropriately adjusting an operation load and an operation stroke.
[0002]
[Prior art]
The lever-type swing switch is a switch that uses the principle of lever. A seesaw type switch is known as a typical example of a swing switch, and is often used as an open / close switch for a wind glass. 1A and 1B are configuration examples of a seesaw type switch, FIG. 1A is an exploded perspective view, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. It is a figure (set state).
[0003]
In FIG. 1, the
[0004]
As the
[0005]
From the viewpoint of the operability of the switch (ease of operation, operation feeling, etc.), it is important to make the operation load F and the operation stroke S appropriate. In the conventional switch device, the operation load F and the operation stroke S are obtained as follows.
[0006]
Referring to FIG. 2, the switch distance a is the distance between the
[0007]
[Expression 1]
F = R × (a / d) = (R / d) × a (1)
[Expression 2]
S = e × (d / a) = (e × d) / a (2)
Here, the operation distance d, the switch reaction force R, and the switch opening / closing stroke s are constant. Therefore, the operation load F and the operation stroke S are determined depending on the switch distance a.
[0008]
Further, when the operation distance d and the switch distance a are deleted from the expressions (1) and (2), the following expression (3) is obtained. As can be seen from this equation, the operation load F and the operation stroke S are inversely proportional.
[0009]
[Equation 3]
F = (R · e) / S (3)
FIG. 3 shows the relationship among the operation load F, the operation stroke S, and the switch distance a based on the equations (1) to (3). As indicated by the characteristic line L, it is shown here that the operation load F and the operation stroke S are determined depending on the switch distance a. When the switch distance a is set large, the operation load F is large and the operation stroke S is small. Conversely, when the switch distance a is set small, the operation load F is small and the operation stroke S is large.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the prior art, when the switch distance a is determined, the operation load F and the operation stroke S are simultaneously determined. Therefore, the operation load F and the operation stroke S cannot be arbitrarily set independently. For this reason, even if appropriate targets for the operation load F and the operation stroke S are set, the targets are often not satisfied at the same time.
[0011]
For example, it is assumed that the targets for the load F and the stroke S are set as shown in FIG. However, the combination of the actual load F and stroke S can be set only on the characteristic line L. Therefore, only the load F and stroke S which are greatly different from the target can be set within the range indicated by the dotted line m in FIG. As a result, one or both of load F and stroke S had to be compromised.
[0012]
Of course, the desired load F and stroke S can be achieved by using the <dedicated> push switch instead of using the <general purpose> push switch as in the conventional apparatus of FIG. However, the use of dedicated parts is not preferable because it increases costs.
[0013]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a switch device that can reduce the operation load and operation stroke to any appropriate size at a low cost, thereby improving operability. It is in.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention includes a knob lever supported by a fulcrum and a push switch disposed at a switch distance away from the fulcrum, and the knob lever swings around a fulcrum to push the push This is a method to adjust the operability of the lever-type swing switch device that pushes the switch. The switch distance of multiple push switches of the same specification is set to a common value for each switch, and the switch operation stroke and switch operation according to the switch distance. The switch operability is adjusted by selecting the switch distance based on the change of the load and selecting the number of switches based on the change of the switch operation load according to the number of push switches .
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments (hereinafter referred to as embodiments) of the invention will be described with reference to the drawings.
[0022]
FIG. 5A and FIG. 5B show the lever-type swing switch device of the present embodiment. Here, the present invention is applied to a seesaw type switch as one form of the swing switch. This seesaw type switch is used for opening and closing a window of a vehicle as in FIG. FIG. 5A is an exploded perspective view. FIG. 5B is a cross-sectional view seen from the side, and corresponds to FIG.
[0023]
As shown in FIG. 5, the
[0024]
The
[0025]
In the present embodiment, two
[0026]
The principle of the present invention will be described. As described above, the “operation load F” is a force required to swing the
[0027]
[Expression 4]
F = n × R × (a / d) = (R / d) × a × n (4)
[Equation 5]
S = e × (d / a) = (e × d) / a (5)
FIG. 6 shows the relationship among the operation load F, the operation stroke S, the switch distance a, and the number of switches installed n based on the above equations (4) and (5). The characteristic lines L1, L2, L3... Indicate the magnitude of the operation load F and the operation stroke S according to the switch distance a when the number of switches n = 1, 2, 3,. . On each line, as the switch distance a increases, the operation load F increases and the operation stroke S decreases. On the contrary, when the switch distance a is decreased, the operation load F is decreased and the operation stroke S is increased. Furthermore, the characteristic line moves to the upper right as the number of switches n increases.
[0028]
As shown in equations (4), (5) and FIG. 6, the operation load F and the operation stroke S vary depending on the switch distance a and the number n of installation. That is, the operation stroke S and the operation load F change according to the switch distance a, and the operation load F changes according to the number n of switches installed even if the switch distance a is the same.
[0029]
In the present invention, utilizing such characteristics, push switches of the number n of installations selected according to the desired operation load F are installed at the switch distance a selected according to the desired operation stroke S.
[0030]
As a specific example, assume that the target point P1 (target operation weight F1 and target operation stroke S1 in FIG. 6 is set. The characteristic line close to the target point P1 is L2. Therefore, the number of installed switches is set to two. Further, a point P1 ′ on the characteristic line L2 close to the target point P1 is set, and the switch distance is set to a1 corresponding to this point P1 ′, so that the stroke and the weight are close to the target value. 5, the two switches are arranged side by side at the same distance from the fulcrum according to the above selection.
[0031]
FIG. 7 shows another specific example. This time, since the target point P2 is close to the characteristic line L3, 3 is selected as the number of switches. Then, a point P2 ′ on the line L3 close to the target point P2 is set, and the switch distance is set to a2 corresponding to the point P2 ′. FIG. 8 shows a switch device corresponding to this specific example, and three push switches are installed on the open side and the close side.
[0032]
In FIGS. 6 and 7, the points P1 ′ and P2 ′ are preferably set within the ranges of the dotted lines m1 and m2, respectively. That is, it is set between two points where the horizontal line and the vertical line passing through the target point intersect with the characteristic line L (in FIG. 6, the stroke is S1 or less and the weight is F1 or less; in FIG. 7, the stroke is S2 or more, The load is in the range of F2 or less).
[0033]
Where to select within the range of the dotted lines m1 and m2 may be determined depending on which of the stroke and the load is important, and is a problem of fine adjustment. Also, the stroke or load may be perfectly matched with the target. Furthermore, if the target point is located on any one of the characteristic lines, a preferable result can be obtained in which the stroke and the load completely coincide with the target value.
[0034]
In the principle of the present invention described above, it is not always necessary to set a target value in advance. An appropriate operation stroke and operation load as shown in FIG. 6 or 7 may be obtained by appropriately adjusting the number of switches and the switch distance.
[0035]
By the way, as shown in, for example, JP-A-8-31270, there is a configuration example in which a plurality of switches are arranged on both sides of a fulcrum, which is similar to the switch configuration of the present invention at first glance. However, the purpose of installing a plurality of conventional switches is not to improve operability such as stroke and load. Rather, from the viewpoint of operability, the number of switches is set according to circumstances, and it is not considered whether the operation stroke and the operation load are appropriate. On the other hand, the present invention pays attention to the fact that the number of switches affects the operability as well as the switch distance, and by appropriately setting these parameters, an appropriate operation stroke and an operation load are realized and the operability is improved. is doing.
[0036]
Next, still another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the above embodiment, only one type of push switch is used and only the number is changed. However, in the embodiment shown in FIG. 9, a plurality of types of push switches having different operation reaction forces are prepared. A combination and number of push switches selected so as to obtain a desired operation stroke and a desired operation weight are provided from these push switches.
[0037]
In the example of FIG. 9, three types of
[0038]
Suppose that the operation characteristic target point P3 (operation load F3 and operation stroke S3) is on the CCB line. CCB indicates a combination of two
[0039]
In this manner, according to the embodiment according to FIG. 9, an operation weight and an operation stroke closer to the target value can be obtained by using a plurality of types of push switches. Note that the plurality of types of push switches used here are preferably general-purpose switches. For example, when the present invention is applied to a vehicle window switch as in the present embodiment, the combination and number of switches are determined in accordance with the weight and stroke target values determined according to the vehicle type. As a result, the cost can be kept low.
[0040]
Other modifications will be described. On both sides of the fulcrum of the seesaw type switch, the number of push switches and the switch distance may be different. In the example of FIG. 5 or FIG. 8, the operability required for the opening side and the closing side may be different. In that case, the number of switches and the switch distance may be set individually according to the required operability for the open side and the close side.
[0041]
Further, the same applies when a plurality of types of switches are used as shown in FIG. Depending on the required operability, the combination and number of switches and the switch distance may be set differently on both sides of the fulcrum.
[0042]
Further, it is preferable that all of the four
[0043]
In FIG. 5, the present invention is applied to a seesaw type switch. However, the present invention may be applied to any other swing type switch. For example, as shown in FIG. 11, the present invention may be applied to a hinge type switch. The hinge type switch has a configuration of only one half of the fulcrum of the seesaw type switch.
[0044]
In the present embodiment, the present invention is applied to the window switch as described above, but the present invention is not limited to this. The present invention is preferably applied to a switch for any application. For example, the present invention can be applied to an audio volume switch.
[0045]
As described above, Roh Bureba in addition to the fulcrum and switches the distance is the distance of the push switch, by appropriately setting the number of push switches, oscillating switch the desired proper switch operation weights and switch operation stroke The apparatus can be put on the apparatus, which can improve operability.
[0046]
Also, by the operation reaction force to select a different type of combination from the push switch and the switch number, it is possible to appropriately set the more finely operation and weighting operation stroke.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a conventional lever-type swing switch.
FIG. 2 is a side view of the switch of FIG.
FIG. 3 is a diagram illustrating a relationship among an operation load, an operation stroke, and a switch distance of the switch of FIG.
FIG. 4 is a diagram similar to FIG. 3, showing the relationship between the target values of the operation load and operation stroke and the realizable values.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a switch device according to an embodiment of the present invention.
6 is a diagram showing the principle of the present invention for determining the specifications of the operation switch of FIG. 5;
FIG. 7 is a view similar to FIG. 6 and showing another specific example of switch specification setting.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a device having three push switches on one side according to the setting of FIG.
FIG. 9 is a diagram illustrating a method of selecting an appropriate switch from a plurality of types of push switches according to another embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing a switch device in which a plurality of types of push switches are provided in combination according to FIG. 9;
FIG. 11 is a diagram showing a hinge switch as an example of another switch to which the present invention can be applied.
[Explanation of symbols]
1 knob, 3 fulcrum, 3a fulcrum shaft, 5 push switch, 7 substrate, 9 push arm, 11 design panel.
Claims (1)
同一仕様の複数のプッシュスイッチのスイッチ距離を各スイッチ共通の値とし、さらにスイッチ距離に応じてスイッチ操作ストロークおよびスイッチ操作荷重が変わることに基づいてスイッチ距離を選択し、併せてプッシュスイッチの個数に応じてスイッチ操作荷重が変わることに基づいてスイッチ個数を選択することによりスイッチ操作性を調節することを特徴とするレバー式揺動スイッチ装置の操作性調節方法。Operation of a lever-type oscillating switch device including a knob lever supported by a fulcrum and a push switch arranged at a switch distance from the fulcrum, and the knob lever swings around the fulcrum and pushes the push switch A method of adjusting sex,
Switches distance of a plurality of push switches of the same specification as the switches common value, further select switch distance based on the change switch operation stroke and the switch operating load in response to switch the distance, the number of push switches together A method for adjusting the operability of the lever-type swing switch device, wherein the switch operability is adjusted by selecting the number of switches based on the change in the switch operation load accordingly .
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