JP4082399B2 - インクジェット用記録媒体 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、合成シリカにコロイダルシリカを配合した、光沢性が高いインクジェット用記録キャストコート紙が報告されている。又、キャスト塗工層中に、1次粒子の平均粒子径が3〜40nm、2次粒子の平均粒子径が10〜400nmであるシリカ微細粒子と、平均粒子径が200nm以下のコロイダルシリカを含有する技術が報告されている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献4にはインク受容層表面の粗さを、表面の20度鏡面光沢度が2〜18%であり、かつ像鮮明度光沢が20以下となるように調整し、顔料インクに対する発色性と定着性を両立したインクジェット記録媒体が開示されている。
すなわち、本発明のインクジェット用記録媒体は、支持体の少なくとも一方の面に、顔料及び結着剤を含有し、かつ湿潤状態の内に加熱された加熱された鏡面仕上げ表面と接触することで光沢を付与されてなるインク受理層を有するインクジェット用記録媒体であって、前記顔料はコロイダルシリカと合成非晶質シリカとを含有し、前記結着剤はポリビニルアルコールとカゼインとを含有し、かつインク受理層は、ポリビニルアルコールを凝固させる作用を有する化合物とカゼインを凝固させる作用を有する化合物とを含有する水溶液をインク受理層表面に塗布した直後に前記加熱された鏡面と接触することで光沢を付与されてなり、前記コロイダルシリカは、一次粒子径が23〜55nmで、かつ前記一次粒子径に対する二次粒子径の比が1.5〜2.5であることを特徴とするインクジェット用記録媒体である。
さらに、前記インク受理層表面の75°鏡面光沢度が50%以上であることが好ましい。
(支持体)
本発明に使用される支持体はシート状のものであればいずれのものを用いることが可能であるが、透気性を有するものが好ましい。例えば塗工紙、未塗工紙等の紙が好適に用いられる。前記紙の原料パルプとしては、化学パルプ(針葉樹の晒または未晒クラフトパルプ、広葉樹の晒または未晒クラフトパルプ等)、機械パルプ(グランドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ等)、脱墨パルプ等を単独または任意の割合で混合して使用することが可能である。尚、前記紙のpHは、酸性、中性、アルカリ性のいずれでも良い。また、不透明度を向上させるため、前記紙中に填料を含有させることが好ましいが、この填料は、水和珪酸、ホワイトカーボン、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、合成樹脂微粒子等、公知の填料の中から適宜選択して使用することができる。操業性の点から、前記紙の透気度は1000秒以下であることが好ましく、又、塗工性の点から基紙のステキヒトサイズ度は5秒以上であることが望ましい。
本発明における顔料としては、合成非晶質シリカと以下に詳述するコロイダルシリカとを含有したものを必須として用いる。
合成非晶質シリカはその製造法により、湿式法シリカと気相法シリカに大別できる。湿式法で製造された合成非晶質シリカは顔料の透明性に関しては気相法シリカに劣るが、ポリビニルアルコールと併用した場合の塗料安定性に優れる。さらに、内部空隙の無い気相法シリカに比べて分散性が良好であり、塗料濃度を高くすることが可能である。そのため、インク受理層中の顔料比率を高くすることができ、インク受理層の吸収性を高くできるのでインク吸収性を向上できると共に染料インクの発色性を向上するものと考えられる。
高い光沢感を得るという点から前記合成非晶質シリカの好ましい二次粒子径は1〜5μmである。また、BET比表面積は150〜500m2/gであることが好ましい。
コロイダルシリカの配合割合が少ない場合には、顔料インクでインクジェット印字した際の発色性向上の効果が不十分となる傾向がある。また、配合量が多い場合には染料インクの発色性が低下する傾向があり、さらに、塗工した際の操業性が低下する場合がある。
本発明における結着剤としてはポリビニルアルコールとカゼインを必須の成分とする。ポリビニルアルコールを含有することで、インク受理層はインク発色性及びインク吸収性に優れるものとなる。本発明においてはいずれのタイプのポリビニルアルコールを使用することができるが、ケン化度は98%未満であることが好ましい。なお、ケン化度が98%未満のものは部分ケン化ポリビニルアルコールや中間ケン化ポリビニルアルコールと呼ばれる。ケン化度が低いほどインク吸収性が向上する傾向にある。これは、ケン化度が低いほどポリビニルアルコールの親水性が高く、インクの吸収性も良好となるためと推察される。
また、インク受理層にカゼインを配合すると、インク受理層となる塗工液の塗工性が良好になると共に少ない結着剤量であっても良好な光沢が得られやすい。なお、インク受理層中の結着剤量が少ない場合は、インク受理層中の空隙が多くなり、インクジェットで印字した際のインク吸収性が良好になると考えられる。
本発明において、インク受理層の塗工量を多く必要とする場合には、インク受理層を多層にすることも可能である。また、支持体とインク受理層の間にインク吸収性、接着性他各種機能を有するアンダーコート層を設けても良い。さらに、インク受理層を設けた面の反対側にさらにインク吸収性、筆記性、プリンター印字適性他各種機能を有するバックコート層を設けても良い。
ポリビニルアルコールを凝固させる作用を有する化合物としては、例えばホウ酸やホウ酸塩等を挙げることができる。ホウ酸塩としては、例えばホウ砂、オルトホウ酸塩、二ホウ酸塩、メタホウ酸塩、五ホウ酸塩、および八ホウ酸塩をあげることができるが、特にこれらに限定されるものではない。コスト、入手しやすい等の観点からは、ホウ砂を用いることが好ましい。
前記水溶液中のホウ酸塩及びホウ酸の濃度は必要に応じて適宜調整することができる。水溶液中のホウ酸塩及びホウ酸の濃度が高くなるとポリビニルアルコールの凝固が強くなり、光沢が劣る傾向にある。また、濃度が高いと処理液中にホウ酸が析出しやすくなるので、前記水溶液の安定性が悪くなる。好ましくは1〜5質量%である。
前記水溶液を塗布する方法としてはロール、スプレー、カーテン方式等があげられるが、特に限定されない。
次に、ゲル化キャスト法を用いる場合について説明する。この方法は、上記キャストコート法において、上記塗工層を塗布後、未乾燥の塗工層を(凝固液によってゲル化させてから、加熱した鏡面仕上げ面に圧着、乾燥するものである。凝固液を塗布する際に塗工層が乾燥状態であると鏡面ドラム表面を写し取ることが難しく、得られたインク受理層表面に微小な凹凸が多くなり、銀塩写真並の光沢感を得にくい。
インクに使用される記録剤としては直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素、分散染料、油性染料及び各種顔料等があげられるが、従来公知のものは特に制限なく使用することができる。このような色素の含有量は、液媒体成分の種類、インクに要求される特性などに依存して決定されるが、本発明におけるインクの場合も、従来のインク中におけるような配合、即ち、0.1〜20重量%程度の割合になるような使用で特に問題はない。
叩解度285mlの広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)100部からなるパルプスラリ−にタルク10重量部、硫酸アルミニウム1.0重量部、合成サイズ剤0.1重量部、歩留向上剤0.02重量部を添加した支持体を抄紙機で抄紙するに際し、デンプンを両面に片面当り固形分で2.5g/m2となるように塗布して、坪量170g/m2の原紙を得た。この原紙に下記のアンダー層用塗工液をブレードコーターで片面に塗工量が8g/m2となるように塗工して140℃で送風乾燥した。次いでさらにアンダー層を塗工した面にロールコーターでキャスト用塗工液Aを20g/m2塗工し、塗工層が湿潤状態にあるうちに、凝固液(1)を用いて、凝固させ、次いでプレスロールを介して加熱された鏡面仕上げ面に圧着して鏡面を写し取り、198g/m2のインクジェット記録媒体を得た。
顔料として、合成シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)100部にラテックス(LX438C:住友化学工業株式会社製の商品名)5部及びポリビニールアルコール(PVA117:株式会社クラレ社製の商品名)24部、サイズ剤(ポリマロン360:荒川化学工業株式会社製の商品名)5部、インク定着剤(ポリフィックス700:昭和高分子株式会社製の商品名)5部配合して濃度20%の水性塗工液を調製した。
顔料として、平均一次粒子径が23nmで、二次粒子/一次粒子径の比が2.2のコロイダルシリカ(クォートロンPL−2:扶桑化学工業社製の商品名)を70部、比表面積が279m2/gで平均粒子径2.8μmの沈降法シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)を30部、バインダーとして重合度2400のポリビニールアルコール(PVA224:クラレ株式会社製の商品名)を5部、カゼインを5部、ウレタン(オレイスターUD−170N:三井化学社製の商品名)を10部、消泡剤0.2部を配合して濃度20%の塗工液を調整した。
<凝固液(1)>
ホウ酸を4%(H3BO3)、蟻酸アンモニウムを5%、離型剤(FL−48C:東邦化学工業社製)0.2%を配合して凝固液を調整した。
実施例1において、キャスト層用塗工液Aの顔料配合比を、平均一次粒子径が23nmで、二次粒子/一次粒子径の比が2.2のコロイダルシリカ(クォートロンPL−2:扶桑化学工業社製の商品名)を50部、沈降法シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)を50部、凝固液(1)のホウ酸を2%に調整した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1おいて、凝固液(1)のホウ酸を硼砂2%(Na2B4O)とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1において、キャスト層用塗工液中のウレタンを無配合、カゼインを7.5部とし、凝固液(1)の蟻酸アンモニウムを蟻酸カルシウム5%に変更した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1において、キャスト層用塗工液中の顔料を平均一次粒子径が23nmで、二次粒子/一次粒子径の比が2.2のコロイダルシリカ(クォートロンPL−2:扶桑化学工業社製の商品名)を70部、比表面積が301m2/gで平均粒子径が6.2μmの沈降法シリカ(ファインシールX−60:株式会社トクヤマ社製)を30部、重合度2400のポリビニールアルコール(PVA224:クラレ株式会社製の商品名)を10部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1において、キャスト層用塗工液中の顔料を平均一次粒子径が52nmで、二次粒子/一次粒子径の比が2.2のコロイダルシリカ(クォートロンPL−5:扶桑化学工業社製の商品名)を70部、比表面積が279m2/gで平均粒子径2.8μmの沈降法シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)を30部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1において、キャスト層用塗工液中の顔料を平均一次粒子径が70nmで、二次粒子/一次粒子径の比が1.7のコロイダルシリカ(クォートロンPL−7:扶桑化学工業社製の商品名)を70部、比表面積が279m2/gで平均粒子径2.8μmの沈降法シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)を30部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例7において、アンダー層を設けずに、キャスト塗工層中のウレタンを5部にして、キャスト塗工した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1において、キャスト層用塗工液中の顔料を平均一次粒子径が25nmで、二次粒子/一次粒子径の比が11.1の房状のコロイダルシリカ(スノーテックスST−HS−M20:日産化学工業社製の商品名)を70部、比表面積が279m2/gで平均粒子径2.8μmの沈降法シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)を30部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1において、コロイダルシリカを一次粒子径が10〜20nmである球状のコロイダルシリカ(スノーテックスST−30:日産化学工業社製の商品名)に変更した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
凝固液(1)のホウ酸を無配合とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例2>
凝固液(1)を蟻酸カルシウム5%、離型剤(FL−48C:東邦化学工業社製)0.2%とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
凝固液(1)を硼砂4%、離型剤(FL−48C:東邦化学工業社製)0.2%と変えた以外は比較例2と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例4>
実施例1において、キャスト層用塗工液中のバインダーであるカゼインを無配合とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例5>
実施例1において、キャスト層用塗工液中のバインダーであるPVAを無配合とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
<比較例6>
実施例1において、キャスト層用塗工液中の顔料であるコロイダルシリカを無配合とし、顔料を沈降法シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)100部とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
(1)操業性
キャストコーターで塗工する際の、キャストドラム表面の汚れを目視で評価した
○:キャストドラム表面の汚れが無いもの
△:キャストドラム表面が僅か曇る
×:キャストドラム表面に塗工層の一部が付着している
(2)光沢感
キャストコート紙表面の光沢感を下記の基準で評価した。
○:75度鏡面光沢度が50%以上でかつ像鮮明度が40%以上のもの
△:75度鏡面光沢度が50%以上でかつ像鮮明度が20%以上40%未満のもの
×:75度鏡面光沢度が50%以下のもの
・JIS P8142に準じて、75度鏡面光沢度の測定:光沢度計(村上色彩技術研究所製、True GLOSS GM-26PRO)を用いて、75度鏡面光沢度を測定した。
・像鮮明度: JIS K7105に準じて、写像性測定器(型番:ICM−1DP、スガ試験機株式会社製)を用いて測定した。測定角度を60度、くし幅2mmの条件で、紙のMD方向を測定した。
記録試験は染料インクを用いたインクジェットプリンター(PM―970C:エプソン株式会社製の商品名)および顔料インクを用いたインクジェットプリンター(PX−V700:エプソン株式会社製の商品名)を用いて所定のパターンを記録し、下記の基準によって評価した。
a、インク吸収性(ブリーディング)
赤と緑の混色べた部の境界で滲みを目視で評価した。
○:色の境界部が明瞭に分かれているもの
△:色の境界部で、若干滲みがあるもののうち、滲みの程度が比較的大きいもの
×:色の境界部で、滲みが非常に大きいもの
b、鮮やかさ
記録画像部の鮮やかさを目視で評価した。
◎:非常に鮮やか
○:鮮やか
△:若干鮮やかさが劣る
×:鮮やかに見えない
a)一次粒子径の測定
試料の比表面積(窒素吸着法)を測定し、以下の(1)式に従い一次粒子径を計算により求めた。
d=6000/(ρ×S) (1)
但し、(1)式中、d:一次粒子径(nm)、ρ:シリカの密度(=2.2g/m3)、S:比表面積S(m2/g)を表す。
b)二次粒子径の測定
MALVERN INSTRUMENTS社製のZETASIZER 3000HSAを用いて測定した。
一方、凝固剤として蟻酸アンモニウムだけを用いた比較例1では操業性、光沢感が若干劣り、染料インクの吸収性が劣った。また凝固剤として蟻酸カルシウムだけを用いたものは凝固が不十分となり良好な記録媒体を得ることができなかった。凝固剤として硼砂だけを用いた比較例3では操業性、光沢感が若干劣り、顔料インクの鮮やかさが劣った。バインダーとしてカゼインを配合しない比較例4は操業性、光沢感が若干劣り、顔料インクで鮮やかさがなかった。またPVAを配合していない比較例5では操業性、光沢感が若干劣ると共に、染料および顔料印字で鮮やかさがなかった。コロイダルシリカを配合していない比較例6では操業性が若干劣ると共に、光沢感が劣り、顔料インクでの鮮やかさにかけていた。
Claims (3)
- 支持体の少なくとも一方の面に、顔料及び結着剤を含有し、かつ湿潤状態の内に加熱された加熱された鏡面仕上げ表面と接触することで光沢を付与されてなるインク受理層を有するインクジェット用記録媒体であって、前記顔料はコロイダルシリカと合成非晶質シリカとを含有し、前記結着剤はポリビニルアルコールとカゼインとを含有し、かつインク受理層はポリビニルアルコールを凝固させる作用を有する化合物とカゼインを凝固させる作用を有する化合物とを含有する水溶液をインク受理層表面に塗布した直後に前記加熱された鏡面と接触することで光沢を付与されてなり、前記コロイダルシリカは、一次粒子径が23〜55nmで、かつ前記一次粒子径に対する二次粒子径の比が1.5〜2.5であることを特徴とするインクジェット用記録媒体。
- 前記インク受理層表面の75°鏡面光沢度が50%以上である請求項1に記載のインクジェット用記録媒体。
- 支持体の少なくとも一方の面に、光沢を有するインク受理層を形成するインクジェット用記録媒体の製造方法であって、顔料として一次粒子径が23〜55nmで、かつ前記一次粒子径に対する二次粒子径の比が1.5〜2.5であるコロイダルシリカと、合成非晶質シリカとを、結着剤としてポリビニルアルコールとカゼインとを含有するインク受理層用塗工液を支持体の少なくとも一方の面に塗布して塗工層を設けた後、前記塗工層が乾燥状態または湿潤状態にある内に、ポリビニルアルコールを凝固させる作用を有する化合物とカゼインを凝固させる作用を有する化合物とを含有する水溶液を前記塗工層表面に塗布し、前記水溶液を塗布した直後に、前記塗工層の表面と加熱された鏡面仕上げ表面とを接触させて、光沢を有するインク受理層を形成することを特徴とするインクジェット用記録媒体の製造方法。
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