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JP4076956B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に備えられる給紙装置であって、昇降トレイに積載されたシート束を、シート束の上端シートを取り出すピックアップローラに向けて上昇させる給紙装置に関するものである。
従来、印刷装置の高速化が進み、単位時間当りの印刷枚数が非常に多くなってきている。
そのため、一般的な印刷装置には、オプション装置として、多段のシート供給トレイを備えたデスクタイプのシート供給装置(シート供給デスク装置)や、特定サイズのシートを2,000〜3,000枚程度収容できる大容量のシート供給装置が用意されている。
これらのシート給送装置(給紙装置)では、大量のシートを、上下方向に積み重ねたシート束の状態で収容するものである。従って、シート束の下側からはシートを供給しにくいため、上側のシートをピックアップローラによって1枚づつ取り出して、印刷装置の印刷エンジンに供給するように構成されている。
また、このようなシート給送装置は、シート束を上下に移動させる昇降トレイ(リフトアップ機構)や、シート束の上面およびピックアップローラの位置を検知するセンサーを備えている。そして、シート束の上端を、ピックアップローラの位置に応じた一定の高さに制御するように設計されている。
また、このようなシート給送装置を用いる場合、ピックアップローラに取り出されるシート(シート束の上端となるシート;上端シート)の位置精度により、印刷品質が大きく左右される。
多くの場合、印刷に使用されるシートは、規定サイズのものである。しかしながら、規定サイズのシートであっても、その寸法にはバラツキがある。また、シートの寸法は、環境条件(特に湿度)の推移によっても変化する。
このため、従来のシート給送装置は、上端シートを基準位置に配置するための整合機構を備えている。
ここで、上端シートの基準位置とは、ピックアップローラに取り出される上端シートの適切な位置(その位置に上端シートを配置しておけば、上端シートを適切に搬送でき、このシートに適切に印刷を行えるような位置)のことである。
すなわち、この基準位置からずれた状態の上端シートをピックアップローラによって取り出し、印刷装置に向けて搬送すると、シート上の印刷画像が歪んだりずれたりする可能性がある。
上端シートをこのような基準位置に配置するために、例えば、特許文献1に記載されている整合機構は、固定された基準壁面と、この基準部材にシート束の上部を押し当てる板バネとを有している。
そして、シートの一端(エッジ)を板バネで押すことによって、シートの他端を基準部材に向けて付勢するように設計されている。
すなわち、この整合機構では、板バネが、シート束を挟んで基準壁面と対向する位置に配されている。また、この板バネは、上に向かうほど基準壁面との間隔を狭めるように傾いている。
従って、この構成では、昇降トレイ上のシートは、上昇するにつれて板バネに押されて基準壁面に近づいてゆく。そして、上端シートとなったときに、基準壁面に当接させられる。これにより、上端シートの位置を適切に調整することが可能となっている。
特許公報第2906778号(発行日;平成11年6月21日)
ここで、上記のようなシート給送装置では、装置内に新たなシートを補充する際、新たなシートを、シート束の上部(上端シートの上)に重ねることになる。
従って、このとき、上端シートの近傍に位置している板バネにユーザーが触れてしまい、板バネを変形させやすい、という問題がある。
また、シートのエッジを板バネで押しながら(板バネに擦らせながら)シートを上昇させるため、シートを変形させやすいという欠点もある。
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたものである。そして、その目的は、昇降トレイの上昇によるシートの変形を防止することの可能な給紙装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の給紙装置(本給紙装置)は、昇降トレイに積載されたシート束を、シート束の上端シートを取り出すピックアップ部に向けて上昇させる給紙装置であって、上端シートを挟んで基準壁面と対向する位置に、上端シートの上昇方向に沿って基準壁面との間隔を狭めるように形成され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートの一辺を基準壁面に当接させるように上端シートを整合する整合部材を備えており、この整合部材が、上昇する上端シートの力を受けて回転する回転部材からなることを特徴としている。
本給紙装置は、プリンタやファクシミリ装置,複写機のような、シート(印刷用紙)に画像を印刷する印刷装置に備えられるものである。
そして、本給紙装置は、このような印刷装置に対し、印刷に使用するシートを供給するものである。
また、本給紙装置は、複数のシートを、上下方向(鉛直方向)に積み重ねたシート束の状態で収容するものである。そして、シート束における最上端に位置するシート(上端シート;一番上のシート)を、シート束の上部に位置するピックアップ部によって取り出して、印刷装置に供給するように構成されている。
また、ピックアップ部は、自身に接触したシートを取り出すものである。
従って、本給紙装置では、シート束を、ピックアップ部に対して昇降することの可能な(上端シートの高さを調整可能な)昇降トレイに積載している。
そして、印刷時に、昇降トレイに積載されたシート束を、昇降トレイごとピックアップ部に向けて上昇させる。これにより、シート束の上端シートをピックアップ部に接触させることが可能となっている。
また、本給紙装置のような給紙装置では、ピックアップ部に取り出される上端シートの位置を、所定の基準位置に正確に配置することが好ましい。
ここで、上端シートの基準位置とは、ピックアップ部取り出される上端シートの適切な位置(その位置に上端シートを配置しておけば、上端シートを適切に搬送でき、このシートに適切に印刷を行えるような位置)のことである。
そこで、本給紙装置は、上端シートを基準位置に配置するために、基準壁面と整合部材とを備えている。
ここで、基準壁面とは、この壁面に上端シートの一辺を当接させることで、上端シートを基準位置に配置できるように設計されている壁面である。
このような基準壁面としては、例えば、ピックアップ部によってシートを取り出す方向(取り出し方向)に平行な壁面が挙げられる。
また、その壁面に上端シートの一辺を当接させた場合、ピックアップ部によって、上端シートを、その二辺を取り出し方向に平行とした状態で、印刷装置への搬送経路の中央に向けて取り出すことが可能な壁面であることが好ましい。
また、整合部材とは、ピックアップ部に取り出される前の(昇降トレイ上の)上端シートを、その一辺を基準壁面に当接させるように整合(位置調整)するものである。
このような整合部材は、上端シート(シート束)を挟んで基準壁面と対向する位置に配置され、上昇する上端シートの端部に接触して力を加える部材から構成される。
すなわち、この部材は、上端シートにおける基準壁面に近い辺(基準辺)に向かい合う辺(接触辺)に接触し、この辺を基準壁面側に押すことで、上端シートの位置を移動させて(ずらして)、上端シートの基準辺を基準壁面に当接させるように設計されている。
ここで、整合部材における上端シートを基準壁面側に押す力は、上端シート(シート束)の移動によって生成されるものである。
すなわち、整合部材は、上昇する上端シートの進路上の端部に、下側からピックアップ部に近づくほど(上端シートの上昇方向(進路)に沿って)基準壁面との間隔を狭めるように形成されている。
従って、整合部材における上端シートとの接触部分は、上端シートにかぶさるような、やや傾いた状態となっている。
従って、上昇する上端シート(シート束)が整合部材に接触する(作用する)と、上端シートから、整合部材を水平方向に押す力(水平力)と、整合部材を上向きに押す力(上向き力)とが働く。
そして、整合部材を水平方向に押す水平力の反作用を受けて、上端シートが基準壁面に向かって移動する(ずれる)こととなる。
また、特に、本給紙装置では、この整合部材が、上昇する上端シートの力(上向き力)を受けて回転する回転部材から構成されている。
すなわち、本給紙装置では、上端シートから受ける上向き力によって回転部材(整合部材)が回転することで、この上向き力を吸収するように設計されている。つまり、回転部材が、上端シートの受ける下側への押し圧力を緩和するように機能する。
従って、本給紙装置では、整合部材に働く上端シートの上向き力に関し、整合部材からシートに働く反作用を消失させることが可能となる。
このため、本給紙装置では、上向き力の反作用による上端シートの変形(折れ曲がりなど)を確実に防止することが可能である。
なお、背景技術に記したように、整合部材を板バネで構成する場合、上昇する上端シートの端部が板バネによって擦られて変形する。これは、上端シートからの上向き力によって板バネに変化が生じない(板バネに変形や移動が生じない)ため、上向き力の反作用が生じて上端シートの端部が変形する、ということと同値である。
従って、本給紙装置では、整合部材(回転部材)が上端シートの上昇に伴って回転するため、上端シートの接触辺(整合部材との接点)が整合部材に擦られず、上端シートが変形しない、と表現することも可能である。
また、本給紙装置では、整合部材は、回転部材から構成されているため、シート以外のもの(ユーザーの手など)から比較的強い外力を受けても、回転することによってこの力を吸収できる。従って、板バネからなる整合部材に比して、外力による変形が生じにくいものとなっている。
また、本給紙装置の整合部材である回転部材の回転軸は、基準壁面に略平行に延びていることが好ましい。
すなわち、この回転部材の回転軸は、回転部材にシートが当接することによって、シートの一辺を基準壁面に当接させられる程度に、基準壁面と平行であることが好ましい。
また、上記のような回転部材は、例えば、上端シートを挟んで基準壁面と対向する位置に配置された従動ベルトや従動ローラから容易に構成できる。
また、回転部材を従動ローラから構成する場合、上端シートの端部がローラの表面に接触することとなる。
ここで、従動ローラの表面に弾性部材を配し、この弾性部材によって上端シートとの接触を図るように構成してもよい。
このような弾性部材は、上端シートと接触すると弾性的に変形する。従って、上端シートが回転部材と接触するときに生じる上端シートへの衝撃(反作用)をさらに和らげられる。
さらに、弾性部材の柔らかさ(変形のしやすさ)を調整することによって、上端シートを水平方向に押す力(水平力の反作用)を調整できる。
すなわち、弾性部材を柔らかいもので構成することで、この反作用を弱められる。従って、この力が強すぎて上端シートを変形させてしまうことを防止でき、さらに、シートの変形によるジャムの発生を回避できる。
なお、このような弾性部材は、例えば、発泡性の材料(スポンジなど)により形成できる。このような材料によって弾性部材を構成すれば、上端シートを水平方向に押す力(反作用)を小さくできる。従って、この力による上端シートの変形・ジャムの発生を確実に防止できる。
また、このような弾性部材は、従動ローラの全面ではなく、その一部にだけ形成するように設計してもよい。この構成でも、上端シートを水平方向に押す力(反作用)を小さくできる。
また、このような弾性部材の表面に、弾性部材を保護するための保護層を形成することが好ましい。これにより、弾性部材が上端シートの端部(エッジ)によって傷つけられることを防止できる。
また、この保護層は、滑らかな材料からなることが好ましい。これにより、上端シートのエッジを、回転部材の表面で滑りやすくできる。このため、保護層と上端シートとの摩擦による上端シートの変形を回避できる。
また、回転部材を形成する従動ローラは、適切な位置に形成されていることが好ましい。例えば、従動ローラの中心を、ピックアップ部に取り出される上端シートよりも高い位置に配することが好ましい。
この構成では、回転部材にいったん接触した上端シートを、ピックアップ部に取り出されるまで、基準壁面に対して水平方向に押し当てておくことが可能となる(上端シートを、取り出されるまで基準壁面に押し付けておける)。
以上のように、本発明の給紙装置(本給紙装置)は、昇降トレイに積載されたシート束を、シート束の上端シートを取り出すピックアップ部に向けて上昇させる給紙装置であって、上端シートを挟んで基準壁面と対向する位置に、上端シートの上昇方向に沿って基準壁面との間隔を狭めるように形成され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートの一辺を基準壁面に当接させるように上端シートを整合する整合部材を備えており、この整合部材が、上昇する上端シートの力を受けて回転する回転部材からなることを特徴としている。
本給紙装置では、整合部材が、上昇する上端シートの力(上向き力)を受けて回転する回転部材から構成されている。
すなわち、本給紙装置では、上端シートから受ける上向き力によって回転部材(整合部材)が回転することで、この上向き力を吸収するように設計されている。
従って、本給紙装置では、整合部材に働く上端シートの上向き力に関し、整合部材からシートに働く反作用を消失させることが可能となる。
このため、本給紙装置では、上向き力の反作用による上端シートの変形(折れ曲がりなど)を確実に防止することが可能である。
また、本給紙装置では、整合部材は、回転部材から構成されているため、シート以外のもの(ユーザーの手など)から比較的強い外力を受けても、回転することによってこの力を吸収できる。従って、板バネからなる整合部材に比して、外力による変形が生じにくいものとなっている。
本発明の一実施形態について説明する。
本実施の形態にかかる印刷装置(本印刷装置)は、外部から入力した画像データを印刷用紙(シート)に印刷して出力するプリンタである。
図1は、本印刷装置の構成を示す説明図である。
この図に示すように、本印刷装置は、プリンタ部2、プリンタ部2の下に配置された給紙ユニット部3、給紙ユニット部3の右側に設置された給紙ユニット20,プリンタ部2上に形成された排出トレイ26とを備えている。
プリンタ部2は、外部から入力された画像データに基づいて、シートに画像を印刷するためのものである。
そして、このプリンタ部2は、図1に示すように、感光体ドラム4と、この感光体ドラム4の周囲に配置された帯電ユニット5,光走査ユニット6,現像ユニット7,転写ユニット8,クリーニングユニット9および定着ユニット27とからなる、電子写真プロセス部をほぼ中央に配置している。
感光体ドラム4は、感光体材料を表面に有するドラム形状の感光体である。
帯電ユニット5は、感光体ドラム4の表面を均一に帯電させるものである。
光走査ユニット6は、画像データに応じて変調されたレーザー光によって、均一に帯電された感光体ドラム4上を走査し、感光体ドラム4上に静電潜像を書き込むものである。
現像ユニット7は、光走査ユニット6によって書き込まれた静電潜像を現像剤(トナーなど)によって現像(顕像化)し、現像材像を生成するものである。
転写ユニット8は、感光体ドラム4上の現像材像を、シートに転写するものである。
定着ユニット27は、画像(現像材像)を転写されたシートを熱圧着することによって、シートに画像を定着させるものである。
クリーニングユニット9は、シートに対する現像材像の転写後に感光体ドラム4上に残留した現像剤を除去するものである。これにより、感光体ドラム4上に、新たな潜像を形成できるようになる。
なお、このクリーニングユニット9により除去された残留現像剤は、現像ユニット7の現像剤供給部10に回収され、リサイクルされる。
排出トレイ26は、プリンタ部2によって印刷されたシートを排出するトレイである。
給紙ユニット部3は、印刷に使用するシートを蓄積するとともに、印刷時に、シートをプリンタ部2に供給する機能を有するものである。
図1に示すように、給紙ユニット部3は、給紙トレイ11〜14,手差し給紙ユニット18からなる複数の給紙装置を備えており、サイズや材質の異なる多彩なシートを分別して収容できるように設計されている。
給紙トレイ11〜14は、給紙ユニット部3を形成するフレーム17の内部に配された給紙装置である。
そして、給紙トレイ11と給紙トレイ12とは、給紙ユニット部3の上部付近に、互いに並列になるように配置されている。
また、給紙トレイ13は、給紙トレイ11・12の下側に配置されており、さらに給紙トレイ13の下側に給紙トレイ14が配置されている。
また、給紙トレイ13と給紙トレイ14との容量は同程度である。さらに、給紙トレイ11・12の容量は、給紙トレイ13・14よりも大きく設定されている。
また、各給紙トレイ11〜14に対するシートの補給については、本印刷装置の前面側方向(紙面に垂直な方向)に給紙トレイ11〜14を引き出すことにより行われる。
手差し給紙ユニット18は、比較的少量のシートを、外部から直接に(容易に)セットできる手差し給紙トレイ19を備えた給紙装置である。
また、図1に示すように、給紙ユニット部3は、第1搬送経路15,第2搬送経路16,第3搬送経路21,第4搬送経路24を備えている。
第1搬送経路15は、給紙ユニット部3のフレーム17に沿って鉛直方向に延びた搬送経路であり、給紙トレイ11・13・14のシートをプリンタ部2に向けて搬送するものである。
一方、第2搬送経路16は、フレーム17に垂直な方向(水平方向)に延びた搬送経路であり、給紙トレイ12のシートをプリンタ部2に向けて搬送するものである。
また、第2搬送経路16は、第3搬送経路21および第4搬送経路24を介して供給される、手差し給紙ユニット18,給紙ユニット20のシートを、プリンタ部2に搬送する機能も有している。
第3搬送経路21は、手差し給紙ユニット18のシートを第2搬送経路16に搬送する搬送経路である。
第4搬送経路24は、後述する給紙ユニット20のシートを第2搬送経路16に搬送する搬送経路である。
給紙ユニット20は、本印刷装置のオプション装置であり、給紙トレイ11〜14,19に比べて、大きな容量を有する給紙装置である。なお、この給紙ユニット20については、後に詳細に説明する。
また、本印刷装置は、本印刷装置の全動作を制御する制御部31を備えている。
図2は、本印刷装置の制御機構を示すブロック図である。
この図に示すように、本印刷装置は、上記したプリンタ部2,給紙ユニット部3,給紙ユニット20,排出トレイ26に加えて、操作部32を備えており、これらを制御部31によって制御する構成である。
なお、操作部32は、ユーザーの入力指示を受け付け、制御部31に伝達するものである。また、操作部32は、ユーザーに対して、制御部31からの所定のメッセージを表示する機能も有している。
そして、本印刷装置では、外部から画像データを入力した場合、制御部31が、プリンタ部2の給紙トレイ11〜14,手差し給紙ユニット18あるいは給紙ユニット20から1つの給紙装置を選択する。その後、制御部31は、選択した給紙装置のシートを、1枚毎に、搬送ローラを用いてプリンタ部2の感光体ドラム4と転写ユニット8との間に搬送させる。
さらに、制御部31は、画像データに基づいてプリンタ部2上の各部材を制御し、感光体ドラム4上に現像材像を形成する。そして、この現像材像をシートに転写(印刷)させ、排出トレイ26に排出するように設定されている。
次に、本印刷装置の特徴的な構成である、給紙ユニット20について詳細に説明する。
図1に示すように、給紙ユニット20は、リフトトレイ部40,ピックアップ機構41を備えている。
リフトトレイ部40は、図1に示すリフトモータ42,昇降トレイ43,滑車44を備えている。
昇降トレイ43は、積み重ねられたシート(シート束)を収容するための給紙トレイである。
リフトモータ42・滑車44は、昇降トレイ43を昇降させるための機構である。
そして、制御部31は、印刷時、リフトモータ42によって昇降トレイ43の位置を制御し、昇降トレイ43上のシート束の上端を、ピックアップ機構41のピックアップローラ(後述)に接触させた状態とするように設定されている。
ピックアップ機構41は、昇降トレイ43のシートを、給紙ユニット部3の第4搬送経路24に送り込むものである。
図3は、ピックアップ機構41の構成を示す説明図である。
この図に示すように、ピックアップ機構41は、搬送ローラ対51,分離ローラ52,給紙ローラ53,ピックアップローラ54,シート搬送センサー55,シートレベル検出器56,上限検出器57を備えている。
ピックアップローラ(ピックアップ部)54は、昇降トレイ43に積載されているシートの上端部に当接するように配されている。そして、図3におけるA方向に回転することによって、自身に当接しているシート(シート束の上端のシート)を、昇降トレイ43から取り出すものである。
また、給紙ローラ53は、ピックアップローラ54とベルトによって接続されており、制御部31の制御によりA方向に回転する。これにより、ピックアップローラ54を、A方向に回転駆動するようになっている。
分離ローラ52は、給紙ローラ53と対向するように設けられている。そして、この分離ローラ52は、ピックアップローラ54によって取り出されたシートを1枚づつ分離するものである。
すなわち、ピックアップローラ54によって取り出されたシートは、ローラ52・53間に搬送される。
そして、ピックアップローラ54が1枚だけシートを取り出した場合、分離ローラ52は、給紙ローラ53の駆動力を受けて、B方向に従動回転する。これにより、シートは、搬送ローラ対51側に搬送される。
一方、分離ローラ52は、ピックアップローラ54から2枚以上のシートが搬送されてきた場合、シート枚数の変化による負荷変動を感知し、制御部31に伝達する。そして、分離ローラ52は、制御部31の制御により、A方向に回転する。
これにより、上側のシートは、A方向に回転する給紙ローラ53に当接し、搬送ローラ対51側に搬送される。一方、下側のシートは、A方向に回転する分離ローラ52に当接し、昇降トレイ43側に戻される。
なお、上記のような負荷変動のあったときに、制御部31は、分離ローラ52の回転を停止させるように制御してもよい。この構成でも、上側のシートだけを搬送ローラ対51側に搬送できる。
搬送ローラ対51は、制御部31の制御により、ローラ52・53間を通過したシートに対し、第4搬送経路24に向かう搬送力を与えるためのローラ対である。
また、シート搬送センサー55は、シートが搬送ローラ対51を通過したことを検知し、制御部31に伝達するための検出器である。
なお、ピックアップローラ54は、昇降トレイ43に積載されているシート束の上端部の高さ(シート高さ)に応じて、その位置が変化するように設計されている。これは、昇降トレイ43におけるシート高さを検出するためである。
すなわち、本印刷装置では、シート高さを常に所定の値に保つようにすることが好ましい。そこで、本印刷装置では、このシート高さを、シートの上端部に当接しているピックアップローラ54の位置に基づいて検出するようになっている。
すなわち、図3に示したシートレベル検出器56は、ピックアップローラ54の位置を検知することで、シート高さを検出するものである。そして、制御部31が、検出されたシート高さに応じて、昇降トレイ43の高さを制御するように設定されている。
また、上限検出器57は、ピックアップローラ54の位置が上限を越えた場合に、そのことを検知して制御部31に伝達するものである。
すなわち、シートレベル検出器56やリフトモータ42(あるいはその制御系)の故障といったトラブルが生じると、シート高さ(ピックアップローラ54の位置)が、所定値よりも上昇してしまうことがある。
そこで、本印刷装置では、ピックアップローラ54の位置が上限値を超えた場合、そのことを上限検出器57によって検出し、制御部31に伝達する。
これを受けて、制御部31が、上記のようなトラブルが発生したと判断する。そして、制御部31は、ユーザーに対し、操作部32を介して、トラブルの発生した旨の警告を与えるようになっている。
また、給紙ユニット20には、ピックアップローラ54に取り出される上端シート(シート束の上端となるシート)を適切な位置に配置するための、整合機構を備えている。
ここで、給紙ユニット20における整合機構(本整合機構)について説明する。
図4は、本整合機構の構成を示す正面図であり、図6は、同じく上面図である。
これらの図に示すように、本整合機構は、基準ガイド部材61,対向ガイド部材62,整合ローラ63,後端ガイド部材64,先端ガイド部材65を備えている。
基準ガイド部材61は、給紙ユニット20における前面側(図1における手前側)の側面に平行に形成された壁面である。また、対向ガイド部材62は、シート束を挟んで基準ガイド部材61と対向する側の側面(給紙ユニット20の裏面側の側面)に平行に形成された壁面である。
さらに、後端ガイド部材64は、給紙ユニット20における給紙方向(図1・図6に示したB方向)の上流側に形成された壁面である。また、先端ガイド部材65は、同じく下流側に形成された壁面である。
そして、ガイド部材61〜64は、昇降トレイ43によって上下するシートの端部(四辺)を、トレイ(および他のシート)から大きくずれないように(崩れないように)支える機能を有している。
また、基準ガイド部材61は、上端シートの基準位置を決めるガイド(基準壁面)としての機能を有している。
ここで、上端シートの基準位置とは、ピックアップローラ54に取り出される上端シートの適切な位置(その位置に上端シートを配置しておけば、上端シートを適切に搬送でき、このシートに適切に印刷を行えるような位置)のことである。
すなわち、基準ガイド部材61は、ピックアップローラ54によってシートを取り出す方向(取り出し方向)に平行な壁面である。
そして、上端シートが基準ガイド部材61に一辺(基準辺;基準ガイド部材61に近い辺)を接触(当接)させている場合、ピックアップローラ54は、上端シートを、その二辺を取り出し方向に平行とした状態で、第4搬送経路24の中央に向けて取り出すことが可能となる。
このように、本印刷装置における上端シートの基準位置は、基準ガイド部材61に上端シートの一辺(基準辺)を当接させるような位置である。
整合ローラ63(整合部材,回転部材,従動ローラ)は、対向ガイド部材62の上部に、昇降トレイ43に積載されたシート束の上部に位置する複数のシート(上部シート(上端シートを含む))の端部(対向ガイド部材62側の端部)に当接するように配置された従動ローラ(駆動機構を持たないローラ)である。
図5は、整合ローラ63の構成を示す説明図である。
この図に示すように、整合ローラ63は、支持軸71の両端に、ロッド部72および弾性部材73を備えた構成である。
支持軸71は、両端を給紙ユニット20の筐体フレーム(図示せず)に支えられた細長い円柱であり、整合ローラ63の回転軸である。また、この支持軸71は、基準ガイド部材61に略平行に、かつ、上端シートのシート面と略平行に延びている。
ロッド部72は、中心に孔の開いた円筒形の部材であり、弾性部材73を取り付けるための台となるものである。このロッド部72は、支持軸71と同心円となるように(支持軸71の回転中心がロッド部72の中心を貫くように)、支持軸71に固定されている。
弾性部材73は、中心に孔の開いた弾性材料からなる円盤形状(肉厚のリング形状)を有しており、ロッド部72の外側(支持軸71の端部側)に対して、支持軸71と同心円となるように固定されている。
また、弾性部材73の径は、ロッド部72よりも大きく設計されている。従って、図5に示すように、弾性部材73の外縁部は、ロッド部72からはみ出た状態となっている。
そして、整合ローラ63は、支持軸71を回転軸として、外力に応じて全体的に回転するように設計されている。
また、整合ローラ63は、ロッド部72からはみ出た弾性部材73の外縁部のみが上部シートの端部に当接するような位置に配されている。
さらに、図4に示すように、整合ローラ63の中心(支持軸71)は、ピックアップローラ54に取り出される上端シートよりも高い位置に配されている。
次に、本整合機構による整合動作について説明する。
図7(a)〜(c)は、本整合機構の整合動作を示す説明図である。
本印刷装置では、給紙ユニット20に新たなシートを補給する場合、制御部31が、昇降トレイ43を、いったん最下端まで下げるようになっている。
そして、このときには、図7(a)に示すように、上端シートPは、整合ローラ63に接触しない状態となる。
シートの補給後、制御部31は、上端シートPをピックアップローラ54に当接させるために、昇降トレイ43を上昇させてゆく(E方向に昇降トレイ43を上昇させる)。
このとき、図7(b)に示すように、上端シートPを含む上部シートは、整合ローラ63の弾性部材73に接触する。
ここで、弾性部材73は円盤形状を有しており、上昇するシート束(上端シートP)の進路上の端部に突き出た状態となっている。
従って、弾性部材73は、上昇するシート束の進路上の端部に、シート束の上昇方向(進路)に沿って基準ガイド部材61との間隔を狭めるように配置されている(弾性部材73が、上端シートにかぶさるような輪郭を有している)。
従って、上昇する上部シートの端部(接触辺;基準辺に向かい合う辺)が弾性部材73に接触する(作用する)と、上部シートから、弾性部材73を水平方向に押す力(水平力)と、整合部材を上向きに押す力(上向き力)とが働き、弾性部材73が弾性的に変形する。
そして、上部シートの接触辺が、弾性部材73を水平方向に押す水平力の反作用(弾性力;変形を戻そうとする力)を受ける。これにより、上部シートが、基準ガイド部材61に向かって移動する。すなわち、上部シートは、図7(b)に示すD方向(基準ガイド部材61に向かう方向)に向かって、もともとの積載位置(弾性部材73に接触する前の位置)からずれる(スライドする)。
また、上部シートからの上向き力を受けて、弾性部材73を含む整合ローラ63の全体が、C方向に回転する。
その後、制御部31は、上端シートPをピックアップローラ54に当接させた段階で、昇降トレイ43の上昇を停止する。
このとき、図7(c)に示すように、弾性部材73から受ける弾性力(水平力の反作用)によって、上部シートがD方向に大きくずれた状態となる。また、このずれ(および弾性部材73から受ける水平方向(D方向)の弾性力)は、上端シートPに近いシートほど大きくなる。
これにより、上端シートP(上端シートPの基準辺)を、整合ローラ63とシート束を挟んで対向する位置にある基準ガイド部材61に当接させることが可能となる。
また、ピックアップローラ54によって上端シートが取り出された後、制御部31は、新たな上端シート(シート束の最上部のシート)をピックアップローラ54に当接させる位置にまで、昇降トレイ43を僅かに上昇させる。
これにより、新たな上端シートも、整合ローラ63の弾性部材73から受ける弾性力が僅かに強くなり、基準ガイド部材61に当接した状態にまでずれることとなる。
以上のように、本給紙装置における給紙ユニット20は、上端シートを基準位置に配置するために、基準ガイド部材61と整合ローラ63とを備えている。
ここで、基準ガイド部材61は、自身に上端シートの一辺を当接させることで、上端シートを基準位置に配置できるように設計されている基準壁面である。
また、整合ローラ63は、上端シートにおける基準ガイド部材61に近い辺(基準辺)に向かい合う辺(接触辺)に接触し、この辺を基準ガイド部材61側に押すことで、上端シートの位置を移動させて(ずらして)、上端シートの基準辺を基準ガイド部材61に当接させるように設計されている。
また、特に、給紙ユニット20では、この整合ローラ63が、上昇する上端シート(上部シート)の力(上向き力)を受けて回転するように設定されている。
すなわち、給紙ユニット20では、上端シートから受ける上向き力によって整合ローラ63が回転することで、この上向き力を吸収するように設計されている。
従って、給紙ユニット20では、整合ローラ63に働く上端シートの上向き力に関し、整合ローラ63から上端シートに働く反作用を消失させることが可能となる。
このため、給紙ユニット20では、上向き力の反作用による上端シートの変形(折れ曲がりなど)を確実に防止することが可能である。
なお、上記の点を、「給紙ユニット20では、整合ローラ63が上端シートの上昇に伴って回転するため、上端シートの接触辺(整合ローラ63との接点)が整合ローラ63に擦られず、上端シートが変形しない」、と表現することも可能である。
また、給紙ユニット20では、整合ローラ63によって、シート以外のもの(ユーザーの手など)から比較的強い外力を受けても、回転することによってこの力を吸収できる。従って、板バネに比して、外力による変形が生じにくいものとなっている。
また、整合ローラ63では、ロッド部72の表面に弾性部材73を配し、この弾性部材73によって上端シートとの接触を図るように構成されている。
このような弾性部材73は、図7(a)〜(c)に示したように、上端シートと接触すると弾性的に変形する。従って、上端シートが整合ローラ63と接触するときに生じる上端シートへの衝撃を和らげられる。
さらに、弾性部材73の柔らかさ(変形のしやすさ)を調整することによって、上端シートを水平方向に押す力(反作用)を調整できる。すなわち、弾性部材73を柔らかいもので構成することで、この反作用を弱められる。従って、この力が強すぎて上端シートを変形させてしまうことを防止でき、さらに、シートの変形によるジャムの発生を回避できる。
また、整合ローラ63では、弾性部材73を、ロッド部72の全面ではなく、その一部にだけ形成している。従って、上端シートを水平方向に押す力(反作用)を小さくできている。
また、整合ローラ63は、その中心を、ピックアップローラ54に取り出される位置にある上端シートよりも、高い位置に配した構成となっている。
従って、整合ローラ63では、弾性部材73にいったん接触した上端シートを、ピックアップローラ54に取り出されるまで、基準ガイド部材61に対して水平方向に押しておくことが可能となっている(上端シートを、取り出されるまで基準ガイド部材61に押し付けておける)。
なお、本実施の形態では、昇降トレイ43における上端シートが基準ガイド部材61に当接した状態となるとしているが、当然、上端シートおよびその近傍の複数のシートが基準ガイド部材61に当接した状態となっていてもよい(少なくとも上端シートが基準ガイド部材61に当接していればよい)。
また、本実施の形態では、整合ローラ63のロッド部72が支持軸71に固定されており、整合ローラ63が、支持軸71を回転軸として外力に応じて全体的に回転するとしている。
しかしながら、これに限らず、支持軸71を回転させない(固定した)構成としてもよい。この場合、ロッド部72および弾性部材73を支持軸71に回転可能に取り付け、外力によって、ロッド部72および弾性部材73のみが回転するように構成することが好ましい。
また、ロッド部72は、滑り性に優れた樹脂材料(POM(ポリアセタール樹脂等))で形成することが好ましい。
また、金属材料を用いてロッド部72を形成してもよいが、樹脂材料を用いる方が量産性に優れている。
また、弾性部材73は、例えば、発泡性の材料(ウレタン,スポンジなど)により形成できる。このような材料によって弾性部材73を構成すれば、上端シートを水平方向に押す力(反作用)を小さくできる。従って、この力による上端シートの変形・ジャムの発生を確実に防止できる。
また、弾性部材73の外周面に、シートのエッジによる弾性部材73の破損(亀裂)を防止するための、保護層を設けることが好ましい。
また、この保護層は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPTFE(ポリテトラフロロエチレン)から構成可能でである。また、この保護層の膜厚については、50μm以下とすることが好ましい。これにより、シートから受ける力によって、保護層を部分的に変形させやすくできる。
また、この保護層は、滑らかな材料からなることが好ましい。
これにより、上端シートのエッジを、保護層の表面で滑りやすくできる。このため、保護層と上端シートとの摩擦による上端シートの変形を回避できる。
また、本実施の形態では、弾性部材73を、弾性材料からなる円盤形状を有しており、ロッド部72の外側に取り付けられているとしている。
しかしながら、弾性部材73の形状はこれに限らない。
例えば、図8(a)に示すように、弾性部材73を、ロッド部72の外周部に嵌め込むような、肉薄のリング形状としてもよい。
なお、図8(a)〜(c)に示した構成では、弾性部材73の表面に、上記した保護層74を配している。
また、図8(b)に示すように、ロッド部72の先端部に突出部72aを設け、この突出部72aの外周部に、リング形状の弾性部材73を嵌め込むように形成してもよい。この場合には、図8(a)に示す構成に比して、弾性部材73を肉厚に(径方向の幅を厚く)構成できる。
さらに、図8(c)に示すように、リング形状の弾性部材73の中心孔に、樹脂からなるリング状の芯部材73aをはめ込み、これらをロッド部72の外側に取り付けて、芯部材73aの中心孔を支持軸71で貫くようにしてもよい。
なお、図8(b)(c)に示す構成でも、弾性部材73の径を、ロッド部72よりも大きくすることが好ましい。
また、図8(c)の構成において、ロッド部72を設けず、弾性部材73(芯部材73a)を支持軸71に取り付けただけの構成としてもよい。
また、本実施の形態では、弾性部材73を取り付けるロッド部72の形状を円筒形であるとしている。
しかしながら、これに限らず、ロッド部72は、弾性部材73を取り付けられて、支持軸71とともに回転できる構成(あるいは支持軸71の周囲を回転できる構成)であれば、どのような形状であってもよい。
また、整合ローラ63を、弾性部材73を備えない構成としてもよい。この場合、上端シートは、整合ローラ63のロッド部72に当接して、ロッド部72から受ける力により、基準ガイド部材61側に移動する(ずれる)こととなる。
この構成であっても、上端シートから受ける上向き力をロッド部72によって受け、整合ローラ63が回転することで、上向き力の反作用を抑制できる。従って、上端シートの変形を防止できる。
また、本実施の形態では、給紙ユニット20の整合ローラ63である整合ローラ63の支持軸71は、基準ガイド部材61に略平行に延びているとしている。ここで、この整合ローラ63の支持軸71は、整合ローラ63に上端シートが当接することによって、上端シートの一辺(基準辺)を基準ガイド部材61に当接させられる程度に、基準ガイド部材61と平行であることが好ましい。また、支持軸71は、基準ガイド部材61に対して完全に平行であってもよい。
また、本実施の形態では、昇降トレイ43の上昇に伴って、シート束の上部に位置する複数のシート(上部シートを含む)が整合ローラ63の弾性部材73に接触するとしている。ここで、弾性部材73に接触するシートの数は、シートの厚さや弾性部材73の径によって変動するものである。
本給紙装置は、少なくとも上端シートを弾性部材73に接触させ、これによって上端シートの基準辺を基準壁面71に当接させるように設計されていればよい。
また、本実施の形態では、本整合機構が整合ローラ63を備えているとしている。しかしながら、整合ローラ63に代えて、図9に示すような整合ベルト部81を備えるようにしてもよい。
この整合ベルト部(整合部材,回転部材,従動ベルト)81は、給紙ユニット20の筐体フレーム(図示せず)に回転軸を結合させた従動ローラ82・83と、従動ローラ82・83に張架された弾性ベルト84とから構成されている。
すなわち、この整合ベルト部81は、外力に応じてベルトを回転させる従動ベルト(駆動機構を持たないベルト)である。
また、図9に示すように、弾性ベルト84は、整合ローラ63と同様に、上昇する上端シートの進路上の端部に、上端シートの上昇方向(進路)に沿って、基準ガイド部材61との間隔を狭めるように張架されている。
従って、弾性ベルト84における上端シートとの接触部分は、上端シートにかぶさるような、やや傾いた状態となっている。
そして、この構成では、上部シートを弾性ベルト84に接触させることで、弾性ベルト84からの力(反発力)を利用して、上端シートを含む上部シートをずらして基準ガイド部材61に当接させるようになっている。
このような整合ベルト部81を用いる構成では、昇降トレイ43によって上昇したシート束の上部シートは、弾性ベルト84に当接する。
これにより、上部シートからの上向き力を受けて、弾性ベルト84が弾性的に変形するとともに、弾性ベルト84が、従動ローラ82・83とともにC方向に回転する。
また、このとき、上部シートは、弾性ベルト84から受ける力(反作用)により、基準ガイド部材61に向かって、もともとの積載位置からずれる(スライドする)。
これにより、整合ローラ63を用いる場合と同様に、上端シートPを、基準ガイド部材61に当接させることが可能となる。
また、図9の構成において、弾性ベルト84を、駆動源(モータ)から受ける駆動力によって回転する駆動ベルトとしてもよい。この構成は、ローラ82・83の一方を、駆動力を受けて回転する駆動ローラとすることで実現できる。
また、この構成では、弾性ベルト84の回転量を、昇降トレイ43の上昇量に応じた量(上昇量と同等の回転量)とすることが好ましい。これについては、例えば、リフトモータ42を弾性ベルト84の駆動源とすることで、比較的容易に実現できる。
また、同様に、図4に示した構成において、整合ローラ63を、駆動源(モータ)から受ける駆動力によって回転する駆動ローラとしてもよい。
そして、この構成でも、整合ローラ63の回転量を、昇降トレイ43の上昇量に応じた量(上昇量と同等の回転量)とすることが好ましい。これについても、例えば、リフトモータ42を整合ローラ63の駆動源とすることで、比較的容易に実現できる。
従って、本発明の給紙装置を、昇降トレイに積載されたシート束を、シート束の上端シートを取り出すピックアップ部に向けて上昇させる給紙装置であって、上端シートを挟んで基準壁面と対向する位置に、上端シートの上昇方向に沿って基準壁面との間隔を狭めるように形成され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートの一辺を基準壁面に当接させるように上端シートを整合する整合部材を備えており、この整合部材が、上端シートの上昇に応じて回転する回転部材からなり、さらに、上記回転部材が整合ベルト(従動ベルトあるいは駆動ベルト)であることを特徴とする給紙装置、と表現することもできる。
さらに、本発明の給紙装置を、昇降トレイに積載されたシート束を、シート束の上端シートを取り出すピックアップ部に向けて上昇させる給紙装置であって、上端シートを挟んで基準壁面と対向する位置に、上端シートの上昇方向に沿って基準壁面との間隔を狭めるように形成され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートの一辺を基準壁面に当接させるように上端シートを整合する整合部材を備えており、この整合部材が、上端シートの上昇に応じて回転する回転部材からなり、さらに、上記回転部材が整合ローラ(従動ローラあるいは駆動ローラ)であることを特徴とする給紙装置、と表現することもできる。
また、本実施の形態では、昇降トレイ43に積層されたシート束の上端シートを取り出すために、ピックアップローラ54を用いるとしている。しかしながら、これに限らず、ピックアップローラ54に代えて、ピックアップベルトなど、他のピックアップ装置を用いてもよい。
また、本実施の形態では、本印刷装置を、外部から入力した画像データを印刷用紙(シート)に印刷して出力するプリンタであるとしている。しかしながら、これに限らず、本印刷装置を、原稿画像を読み取るスキャナーを備えた複写機や、スキャナーおよび外部との通信回線を備えたファクシミリ装置として構成してもよい。
また、本実施の形態では、本印刷装置が、クリーニングユニット9によって現像材を回収してリサイクルするとしている。しかしながら、これに限らず、本印刷装置を、回収したトナーをリサイクルせずに破棄する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、本印刷装置を、給紙トレイ11・12を同時に引き出せる構成としている。
しかしながら、これに限らず、各給紙トレイ11・12を独立して引き出せる構成としてもよい。この場合、給紙トレイ11を手前側に引き出すことにより、第2搬送経路16中に詰まったシートを取り除くための作業空間を第2搬送経路16の下方に確保できる構成とすることが好ましい。
また、本印刷装置では、第1搬送経路15が、給紙ユニット部3のフレーム17に沿って鉛直方向に延びている。一方、第2搬送経路16が、フレーム17に垂直な方向(水平方向)に延びている。このように、給紙ユニット部3の内部では、給紙トレイ11〜14と、搬送経路15・16とが効率よく配置されており、給紙ユニット部3の省スペース化を実現することが可能となっている。
また、第1搬送経路15の中でシートが詰まった場合は、第1搬送経路15を構成するガイド15a(図中斜線部で示す)を、給紙ユニット部3の奥側を支点としてユーザーの手前側に回動する。
これにより、第1搬送経路15の中で詰まったシートを取り除ける。なお、この除去操作は、第1搬送経路15とフレーム17との間にあらかじめ確保されている作業空間を用いて行われる。
また、第2搬送経路16中にてシートが詰まった場合も、第2搬送経路16を構成するガイド16a(図中斜線部で示す)を、給紙ユニット部3の奥側を支点として手前側に回動する。これにより、第2搬送経路16中で詰まったシートを取り除ける。
なお、この除去操作については、給紙トレイ11・12をユーザーの手前側に引き出すことにより、第2搬送経路16の下方に作業空間を確保した上で行うこととなる。
また、本発明の給紙装置を、シート束を収容する昇降トレイと、自身に当接したシートを取り出すピックアップローラとを備え、昇降トレイが、シート束の上端シートをピックアップローラに当接させるように昇降する給紙装置において、ピックアップローラに取り出される上端シートの一辺を基準壁面に当接させることで、この上端シートの位置を調整する整合部材を備えており、この整合部材が、シートを挟んで基準壁面と対向する位置に配置され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートを基準壁面に向けて移動させる一方、上昇する上端シートからの力によって回転する回転部材を備えている構成である、と表現することもできる。
また、本発明の給紙装置を、シート束を収容する昇降トレイと、自身に当接したシートを取り出すピックアップローラとを備え、昇降トレイが、シート束の上端シートをピックアップローラに当接させるように昇降する給紙装置において、基準壁面と、シートを挟んで基準壁面と対向する位置に配置され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートを、その一辺を基準壁面に当接させるように移動させることで、この上端シートの位置を調整する整合部材とを備えており、この整合部材が、上昇する上端シートからの力によって回転する回転部材からなる構成である、と表現することもできる。
また、本発明の給紙装置の前提構成を、シート束を収容する昇降トレイを、シート束の上端シートをピックアップローラに接触させるように上昇させる給紙装置、と表現することもできる。
また、本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置等の本体装置に備えられ、本体装置に記録媒体であるシートを供給するシート給送装置とその装置を備えた画像形成装置に関するものであるともいえる。
また、従来、画像形成装置(印刷装置)のシート給送装置では、収容されているシートの枚数が多いため、積載されたシートの下側からシートを供給することが困難であることより、積載されたシートの上部よりピックアップ手段にて1枚づつ分離して画像形成装置の画像形成部に供給できるように構成されている。この方式では、シートを積載させながら上下に移動可能なリフトアップ手段を用いて、積載されたシートの上面が常に所定の高さになるように制御し画像形成装置の画像形成部にシートを供給している。このシートの上面の高さは、シートをピックアップするピックアップローラの高さが所定のシート供給レベルになるように検出器を用いて、シートの上面やピックアップローラを回転可能に支持する支持部の高さ等を検出して制御されている。このような、大量にシートを積載収容した大量シート給送装置よりシートを本体装置等に給送する場合にシートの給送位置の精度により画像形成品質が大きく左右される。そのため、シートが正しい位置に給送されるように基準部材を設け、その基準部材によってシートを揃え沿わせながら給送することによりシートが正しい位置に給送されるようにしている。この基準部材は、基準部材に対向されて設けられている押し当て部材によって、シートのサイズにばらつきを生じている場合においても機能するように、押し当て部材を板バネ等により形成しシートを基準部材側に押し当て揃えるようにしている。
また、従来では、押し当て部材はシートを積載して収容する部分の最上部に位置しており、収容部分にシートをセットさせる時に誤って触れてしまい変形させてしまうトラブルを引起しやすい。また、シートを基準部材に押し当て揃える動作は、シートを積載する昇降トレイの上昇動作に伴い、上部に位置するシートが徐々に押当るように構成されているが、押し当て部材が固定された板状の部材でありシートのエッジを押し当て部材に擦らせながら基準部材側に滑らせて移動させる力を働かせるため、シートが変形しやすい問題もあるといえる。
また、本発明は、基準部材にシートを押し当てる押し当て部材を回転可能に支持した部材とすることにより、昇降トレイの上昇に伴うシートの上昇移動により押し当て部材が回転することができしかもシートの下側から上側に向かう回転動作となることよりシートの変形を低減させ、基準部材へのシートの押し当て移動を良好に行うことができる、給送精度の高いシート給送装置とその装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とするともいえる。
また、光走査ユニット6は、均一に帯電された感光体ドラム4上に光像を走査して静電潜像を書き込むものであってもよい。また、転写ユニット8は、感光体ドラム4上に記録再現された画像を記録媒体上に転写するものであるともいえる。また、クリーニングユニット9は、感光体ドラム4上に残留した現像剤を除去して、感光体ドラム4上に新たな画像を記録することができるようにするものであるともいえる。また、手差し給紙ユニット18には、どちらかというと特殊なシートがセットされる可能性が高い。これは、手差し給紙ユニット18に対して手軽にシートの交換あるいはセットができるからである。また、本印刷装置は、給紙トレイ11〜14の中から1つのトレイを選択し、さらに、この選択されたトレイから用紙を1枚づつ分離し、感光体ドラム4と転写ユニット8との間に供給するように設定されていてもよい。そして、転写ユニット8は、供給された用紙に、感光体ドラム4上に記録再現された画像を転写することが好ましい。
また、本整合機構では、整合ローラ63(押し当て部)の回転支持は、支持軸71に対してロッド部72(コロ状の部材)を回転可能に支持する。あるいは、支持軸71を支持する部分(ガイド部材)に対して回転可能とし、弾性部材73体が回転するように支持してもよい。
また、本発明を、以下の第1〜第7シート給送装置、および第1画像形成装置として表現することもできる。
すなわち、第1シート給送装置は、複数枚のシートを積載収容した収容手段をリフトアップ手段にて上下させ、前記複数枚のシートの最上部より繰り出されるシートを1枚づつ分離し本体装置に給送するシート給送装置において、シートを案内する案内部材のうちシートの給送方向に平行な基準案内面に向かって、シートを押し当てる押し当て部を前記基準案内面に対向する他の案内面に備え、前記押し当て部が前記他の案内面に対してシートの給送方向にほぼ平行な軸にて回転可能に支持されている構成である。この構成によれば、基準案内面にシートを押し当てる押し当て部を回転可能に支持させたことにより、リフトアップ手段で積載収容されたシートを上昇させる動作によってシートを基準案内面に押し当てる力を発生させるとともに、押し当て部がシートの上昇に合わせて回転することができるので、シートエッジを下側に擦る力発生しない。したがって、シートの変形を防ぐことができシートの基準案内面への押し当てを良好に行うことができる。
また、第2シート給送装置は、第1シート給送装置において、上記押し当て部は軸支されたコロ状の部材を備えている構成である。この構成によれば、シートの上昇移動に伴ってコロ状の部材が回転できるように支持され、コロ状の部材の外周面がシートのエッジに接触し、スムーズな回転を得ることができシートのエッジが破損したり折れ曲がったりすることを防げる。
また、第3シート給送装置は、第2シート給送装置において、上記押し当て部はコロ状の部材の外周より大きい直径を有する弾性部をさらに備えている構成である。この構成によれば、コロ状の部材の外形よりも大きな外径を有する弾性部を備えることで、積載された最上部の数枚のシートを基準案内部材に押し当てる付勢力を発生させることができる。
また、第4シート給送装置は、第3シート給送装置において、上記弾性部は発泡性の材料により形成されている構成である。この構成によれば、発泡性(スポンジ状)の材料にて形成することで、部分的に変形させることが可能で、さらに弱い付勢力を発生させることができるので、積載されたシートの最上部に位置する数枚のシートに対して付勢力が有効に働くとともに、シートが給送されるときの負荷を小さくさせることができ給送ジャムが発生しない。
また、第5シート給送装置は、第3あるいは第4シート給送装置において、上記弾性部の幅はコロ状の部材の幅よりも狭い構成である。この構成によれば、弾性部材の幅を狭くすることにより、最上部に位置するシート数枚を基準案内部材に押し当てる弱めの力を得ることができる。
また、第6シート給送装置は、第3〜5シート給送装置のいずれかにおいて、上記弾性部の外周表面には保護層が設けられている構成である。この構成によれば、弾性部材の外周面に保護層を設けることでシートのエッジが滑りやすくなるとともに、弾性部がシートのエッジにより傷つけられることを防止できる。
また、第7シート給送装置は、第2〜6シート給送装置のいずれかにおいて、上記シート給送装置のシートを給送するときの最上部のシートレベル(高さ)は、コロ状の部材の回転中心軸の高さ以下の高さになるように制御される構成である。この構成によれば、シート給送する時の最上部のシートのレベルをコロ状の部材の回転中心軸の高さ以下とすることにより、シートが押し当て部材から外れることがないようにすることができる。
また、第1画像形成装置は、第1〜7シート給送装置のいずれかを備えた画像形成装置(印刷装置)である。この構成によれば、画像形成装置で上記の効果を得ることができる。
本発明は、プリンタやファクシミリ装置,複写機など、シートに対して画像を印刷する印刷装置の給紙装置に対して好適に実施できるものである。
本実施の形態にかかる印刷装置の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の制御機構を示すブロック図である。 図1に示した印刷装置におけるピックアップ部の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の給紙ユニットにおける整合機構を示す正面図である。 図4に示した整合機構における整合ローラの構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の給紙ユニットにおける整合機構を示す上面図である。 図7(a)〜(c)は、図4に示した整合機構における整合動作を示す説明図である。 図8(a)〜(c)は、図4に示した整合機構における整合ローラの他の構成を示す説明図である。 図4に示した整合機構に備えることの可能な整合ベルトの構成を示す説明図である。
符号の説明
2 プリンタ部
3 給紙ユニット部
4 感光体ドラム
5 帯電ユニット
6 光走査ユニット
7 現像ユニット
8 転写ユニット
9 クリーニングユニット
10 現像剤供給部
11〜14 給紙トレイ
15 第1搬送経路
15a ガイド
16 第2搬送経路
16a ガイド
17 フレーム
18 手差し給紙ユニット
19 手差し給紙トレイ
20 給紙ユニット(給紙装置)
21 第3搬送経路
24 第4搬送経路
26 排出トレイ
27 定着ユニット
31 制御部
32 操作部
40 リフトトレイ部
41 ピックアップ機構
42 リフトモータ
43 昇降トレイ
44 滑車
51 搬送ローラ対
52 分離ローラ
53 給紙ローラ
54 ピックアップローラ(ピックアップ部)
55 シート搬送センサー
56 シートレベル検出器
57 上限検出器
61 基準ガイド部材(基準壁面)
62 対向ガイド部材
63 整合ローラ(整合部材,回転部材,従動ローラ)
64 後端ガイド部材
65 先端ガイド部材
71 支持軸
72 ロッド部
72a 突出部
73 弾性部材
73a 芯部材
74 保護層
81 整合ベルト部(整合部材,回転部材,従動ベルト)
82・83 従動ローラ
84 弾性ベルト
P 上端シート

Claims (9)

  1. 昇降トレイに積載されたシート束を、シート束の上端シートを取り出すピックアップ部に向けて上昇させる給紙装置であって、
    上端シートを挟んで基準壁面と対向する位置に、上端シートの上昇方向に沿って基準壁面との間隔を狭めるように形成され、上昇する上端シートの端部に接触して、上端シートの一辺を基準壁面に当接させるように上端シートを整合する整合部材を備えており、
    この整合部材が、上昇する上端シートの力を受けて回転する回転部材からなることを特徴とする給紙装置。
  2. 上記回転部材が従動ローラであることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 上記従動ローラの表面に弾性部材が配されていることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 上記弾性部材が、発泡性の材料により形成されていることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  5. 上記弾性部材が、従動ローラの表面の一部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  6. 上記弾性部材の表面に、保護層が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  7. 上記従動ローラの中心が、ピックアップ部に取り出される上端シートよりも高い位置に配されていることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  8. 上記回転部材が従動ベルトであることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の給紙装置を備えた印刷装置。
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