JP4076135B2 - Guardrail - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、一般道・高速道路等における路側、中央分離帯、車道と歩道との境界部に設けられるガードレールに係り、特に木材を用いたガードレールに関する。
【0002】
【従来の技術】
道路の側部や中央分離帯等には、広くガードレールが設けられ、走行する車輛が道路から飛び出したり、反対側車線へ不慮により侵入してしまうのを防止している。また、車道と歩道との間にガードレールが設けられることも多く、事故等によって車輛が歩道に飛び込んで歩行者に危害を及ぼさないようにしている。
【0003】
このようなガードレールは、鉄製の支柱を所定間隔で立設し、これらの間に鋼板を加工したビームを架け渡す構造が広く採用されている。また、鉄製の支柱間に複数のワイヤを張架する構造も一般的となっている。
【0004】
このような構造は充分な強度を有するとともに安価で設置できるという長所を有しているが、ほとんど機能性のみに着目したものであり、無機的な外観となっている。このため、山間部や自然景観のすぐれて場所、歴史的風土が保存されている場所等では、周囲の景観となじみにくく景観を損ねることも生じている。
【0005】
このような事情からビームに木材を用い、周囲の環境との調和を図ろうとする提案がなされており、例えば、登録実用新案公報第3073642号、特開2002-69952号公報、特開平8-302631号公報、特開平11-21837号公報に記載されているものがある。
【0006】
登録実用新案公報第3073642号公報又は特開2002-69952号公報に記載のガードレールは、木材を厚い板状に加工し、これを金属製又は木製の支柱間に横架するものである。横架する部材は、断面形状が表面側つまり車道に面する側に、凸状部と凹陥部とを有するものとなっており、複数の木部材を張り合わせて形成される。
【0007】
特開平8-302631号公報又は特開平11-21837号公報に記載のガードレールは、鋼製のビーム部材を木材で被覆するか、もしくは一部を木材で覆うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、木材を用いたガードレールで従来から知られているものには、次のような問題点がある。
一般的に木材は引張力に対して破断までのひずみ量が小さく、曲げ変形に対するねばりが小さくなっている。つまり、曲げ変形が進行すると急激に破壊が生じて完全に破断してしまう。このため、登録実用新案公報第3073642号、特開2002-69952号公報に記載のガードレールのように、木部材のみで衝突する車輛等の荷重を支持しようとする構造では、木製のビーム部材の断面を充分に大きなものとしなければならない。また、大きな断面の木部材を形成するために、張り合わせ等の加工が必要となり、製作費用が多大となってしまう。
【0009】
一方、特開平8-302631号及び特開平11-21837号公報に記載のガードレールでは、木材は鋼部材を被覆するものであり、構造部材としては用いられていない。このため、特開平11-21837号公報に記載のガードレールのように、木材を取り付ける費用が、従来のガードレールを設置する費用に単純に上積みされることになったり、特開平8-302631号公報に記載のガードレールのように、鋼部材を木材で被覆するために多くの加工工程を要し、制作費用がかさむことになる。
【0010】
本願発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、木材を用いて外観が周囲の景観に調和するとともに、少ない費用で製作及び設置が可能なガードレールを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、 道路の路線に沿って所定間隔で立設される支柱と、これらの支柱間に架け渡して取り付けられるビームとを備えたガードレールであって、 前記ビームは、 前面側で、横方向に軸線を有するように支持され、上下に複数本が配置された木部材と、 前記支柱間で連続し、複数本の前記木部材の背面側で、各木材に当接して又は間隙をおいて配置される平板状の鋼板材とを有し、 横方向の一方の端部に前記鋼板材が前記木部材の端面より突き出した接合板部を備え、 隣接する支柱間に架設される他のビームの背面側に前記接合板部が重ね合わされ、双方を貫通するボルトで、上記他のビームと接合されており、 該重ね合わされた部分の背面側に対向して設けられた支柱に取り付けられていることを特徴とするガードレールを提供する。
【0012】
このガードレールでは、車道側から車輛の衝突等の荷重が作用したときに、次のように作用する。
荷重が小さいとき、もしくは荷重の作用する初期には、ビームは木部材の曲げ剛性によって荷重に抵抗する。そして、曲げ変形が大きくなると木部材が背面側に配置された鋼板材に押し付けられる。鋼板材は平板状で曲げ剛性が小さく、車道側からの荷重に対して曲げ剛性ではほとんど抵抗することができないが、変形が生じたときに、図11に示すような支柱間の軸方向力によって荷重に抵抗する。このため、木部材の終局的な破断が抑止されるとともに、鋼板材の軸力で車輛が道路外に飛び出すのを防止することができ、高い安全性が維持される。
一方、軽微な衝突等に対しては木部材がその曲げ剛性で抵抗するため、永久変形が生じない。これは、従来の鋼板のみを波形に曲げ加工したビームが軽微な衝突に対しても座屈変形を生じ、交換が必要になるという問題点を解決するものである。
また、前面に複数の木部材が配置され、木質の外観として周囲の景観との調和が図られる。
【0013】
さらに、上記複数の木部材は、それぞれ独立した部材であり、簡単な加工で使用することができ、加工費用は低廉となる。そして、これら複数の木部材は、現場で取り付ける前に背面側の鋼板材と接合しておくことによって、連続した一枚の鋼板材と一体として支柱に取り付けることができる。これにより、現場での簡単な作業で設置が可能となる。
【0014】
また、背面側に配置される鋼板材は平板状となっており、ガードレールが車道と歩道との間等に設けられる場合には、上記鋼板材の背面側、つまり歩道側にも車道側と同様に木部材を取り付けることができ、歩道側からの外観も良好なものとすることができる。
【0015】
また、このガードレールでは、鋼板材の接合板部が隣接する支柱間の鋼板材と重ね合わされ、互いに接合されている。したがって、車輛の衝突等によって大きな軸方向力が作用した場合に、この軸方向力が隣接する支柱間の鋼板材に直接伝達され広い範囲に分散されて抵抗する。つまり、荷重が作用した位置の両側にある支柱に集中して力が伝達されるのが回避され、高い安全性を有するものとなる。
【0016】
請求項2に係る発明は、 請求項1に記載のガードレールにおいて、該ガードレールが設置される区間の支点又は終点における前記ビームの端部には、端部用部材が固定されており、 該端部用部材は、 前記鋼板材と上下方向にほぼ同寸法の鋼板からなる端部プレートと、 該端部プレートの一端に、該端部プレートを両面から挟み込むように固着された木製の二つの端ブロックとを有し、 前記端部プレートを前記ビームの端部の背面側に重ね合わせ、前記端ブロックが、前記ビームの木部材の端面と対向するように取り付けられているものとする。
【0017】
このガードレールでは、端部プレートをビームの背面側に重ね合わせて、端部用部材が簡単に取り付けられる。そして、ビームの端面には、木製の二つの端ブロックが当接又は近接して支持されるので、ガードレール端部の外観は良好なものとなる。
【0018】
請求項3に係る発明は、 請求項1に記載のガードレールにおいて、該ガードレールが設置される区間の支点又は終点における前記ビームの端部には、端部用部材が固定されており、 該端部用部材は、 前記鋼板材と上下方向にほぼ同寸法の鋼板からなる端部プレートと、 該端部プレートの一端に、該端部プレートを両面から挟み込むように固着された木製の二つの端ブロックとを有し、 前記端部プレートは前記ビームの接合板部に重ね合わされ、 前記接合板部の前面側には、前記ビームの木部材を延長するように木製の延長ブロックが取り付けられ、 前記端ブロックが前記延長ブロックの端面と対向するように、前記端部用部材が取り付けられているものとする。
【0019】
このガードレールでは、端部用部材がビームに簡単に取り付けられ、端部の外観を良好なものとすることができる。また、ビームの接合板部には、前面側に木部材が取り付けられていないが、簡単に取り付けられた木製の延長ブロックで接合板部の前面が覆われ、道路側からの外観が良好なものとなる。
【0020】
請求項4に係る発明は、 道路の路線に沿って所定間隔で立設される支柱と、これらの支柱間に架け渡して取り付けられるビームとを備えたガードレールであって、 前記ビームは、 前面側で、横方向に軸線を有するように支持され、上下に複数本が配置された木部材と、 前記支柱間で連続し、複数本の前記木部材の背面側で、各木材に当接して又は間隙をおいて配置される平板状の鋼板材とを有し、 前記鋼板材は、道路の路線方向に沿って複数が配列され、それぞれの端部を互いに重ね合わせて双方を貫通するボルトで接合され、該重ね合わされた部分の背面側に対向して設けられた支柱に支持されており、 前記木部材は、道路の路線方向に沿って端面が互いに対向するように複数が配列され、前記鋼板材にボルトで固定されているガードレールを提供する。
【0021】
このガードレールでは、隣接する鋼板材が互いに重ね合わせて接合されているので、車輛の衝突等によって大きな軸方向力が作用した場合に、この軸方向力が隣接する鋼板材に直接伝達され広い範囲に分散されて抵抗する。したがって、荷重が作用した位置の両側にある支柱に集中して力が伝達されるのが回避され、高い安全性を有する。
【0022】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のガードレールにおいて、 隣り合う木部材の端面が互いに対向する位置は、上下に配置される複数の木部材間で路線方向に異なる位置に設けられているものとする。
【0023】
木部材の端面が対向する位置すなわち木部材の継ぎ目の位置は、木部材の曲げ剛性が不連続となる。したがって、木部材の継ぎ目の位置を平行な複数の木部材間で一致させず、位置を変えて設けることにより、路線方向に曲げ剛性を分布させることができる。
【0024】
請求項6に係る発明は、請求項4に記載のガードレールにおいて、 該ガードレールが設置される区間の始点又は終点における前記ビームの端部には、木製の二つの端ブロックが前記鋼板材の端部を前面側及び背面側から挟み込むように取り付けられているものとする。
【0025】
このように構成することにより、簡単な構造でガードレールの端部を良好な外観に仕上げることができる。
【0026】
請求項7に係る発明は、請求項1又は請求項4に記載のガードレールにおいて、 前記鋼板材の背面側には、前面側に設けられた木部材との間に前記鋼板材を挟み込むように背面側木部材が取り付けられているものとする。
【0027】
このガードレールでは、車道と歩道との境界部に設けた場合等において、背面側からの外観も良好なものとすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本願に係る発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、請求項1,請求項2又は請求項3に係る発明の一実施形態であるガードレールの平面図及び正面図であり、図2は断面図である。また図3は、このガードレールで用いられるビームの斜視図である。
このガードレールは、路側に所定間隔で支柱1が立設され、これらの間に架け渡すようにビーム2が取り付けられている。
【0029】
上記ビーム2は、図3に示すように、横方向に長い平板状の鋼板材11と、この鋼板材11の前面つまり道路中心側に接合された木部材12とで構成されている。木部材12は上下に2本が用いられ、それぞれは丸太を軸線方向に2分割した断面形状となっている。そして、平坦な切断面が鋼板材11に当接して接合されている。この鋼板材11と木部材12とは、ボルト21とナット22とで締め付けて接合されており、ボルト21を挿通する部分で鋼板材11と木部材12との間にスペーサーを介挿し、鋼板材11と木部材12との間に隙間を設けてもよい。
【0030】
上部木部材12の長さは、支柱間隔もしくは支柱間隔の二つ分にほぼ相当する長さとなっており、鋼板材11はこれより長く設定されている。そして、鋼板材の一端11aは木部材12の一端とほぼ一致するように接合され、鋼板材の他端付近は、木部材12の他端より突き出して、この部分が接合板部11bとなっている。
上記鋼板材11は、厚さが2mm〜5mm程度であり、上下方向の幅は2本の木部材12の背面と対向し得る寸法に設定されている。
なお、上記鋼板材11の厚さ、寸法、上記木部材12の断面形状、上下に配置される本数等は、適宜に設定することができる。
【0031】
一方、上記支柱1は、鋼管又は木材等を用いることができ、図4に示すように、上部に貫通するボルト孔1aが設けられている。そして、このボルト孔1aに挿通されたボルト23及びナット24によって接合金具13が取り付けられている。接合金具13は短冊状の鋼板を曲げ加工して形成されており、支柱に取り付けられたときに、道路中心側に立面13aが突き出すようになっている。
【0032】
ビーム2は、図4に示すように、上記立面13aに鋼板材の接合板部11bの背面が当接されるとともに、この接合板部11bの前面には他のビーム2’の鋼板材11’が当接される。そして、1本の支柱1の両側に架け渡される二つのビーム2,2’は、これらに設けられたボルト孔に挿通したボルト25とナット26によって上記接合金具13に固定される。また、二つのビーム2,2’は、接合金具13への取り付け用のボルト25の他に複数のボルト27及びナット28で互いに接続されている。
【0033】
上記接合板部11bの前面に当接された他のビーム2’の端部は、鋼板材11’と木部材12’の端面がほぼ一致するように接合されており、二つのビーム2,2’の木部材12,12’は端面が突き合わされ、道路中心線に沿ってほぼ連続した外観を形成する。また、二つのビーム2,2’が有する鋼板材11,11’は、ボルトによって互いに接続されているので、一つの支柱間に車輛の衝突等があって大きな軸方向力が生じたときに、支柱との接合位置を越えて軸方向力が伝達され、支柱1の負担が軽減されるようになっている。
【0034】
なお、図4に示すビームの取り付け構造は、ビーム2,2’の接続部で支柱1に固定するものであるが、一つのビームのほぼ中央部で支柱と接合することもできる。この場合には、支柱に同じ接合金具を取り付け、この接合金具と鋼板材とをボルトで接合すればよい。
【0035】
図5及び図6は、ガードレール設置区間の始点又は終点の構造を示す分解斜視図である。
このガードレールでは、一端のみに接合板部11bが突き出したビーム2を道路の路線方向に直列に配置して接続されている。したがって、始点及び終点のいずれか一方では、ビーム2の接合板部11bが突き出した状態となり、他方では鋼板材11と木部材12との端面がほぼ一致した状態となる。
【0036】
図5は、接合板部が突き出さず、鋼板材11と木部材12との端面の位置がわずかの差となっている端部をガードレール設置区間の始点又は終点とする構造を示すものである。
このような始点又は終点には、端部用部材3aが取り付けられる。この端部用部材は、木材からなる端ブロック14と鋼板からなる端部プレート15とから構成されている。端部プレート15は、上下方向の幅がビーム2の鋼板材11と同じで、横方向の長さが上記接合板部11bほぼ同じになっている。端ブロック14は、上記木部材12を構成する木材と同じ断面形状を有する二つの部材からなり、軸線が鉛直方向となるようにして上記端部プレート15の一端に両面から当接され、ボルト29で固定されている。
【0037】
上記端部プレート15の背面は、支柱1に固定された取り付け金具13に当接され、前面にはビーム2の鋼板材11が当接される。そして、ビーム2の接合部と同様にこれらを貫通するボルト30で取り付け金具13に固定される。また、端部プレート15は、この端部プレート15及びビーム2を貫通するボルト31によっても互いに締め付け、接合される。
上記のような構成によりビーム2の端面には、端ブロック14が近接又は突き当てるように支持され、良好な外観に仕上げられる。
【0038】
図6は、ビーム2の接合板部11bが突き出した端部をガードレール設置区間の終点又は始点とする構造を示すものである。
この構造も、図5に示す構造と同じ端部用部材3bを用いるものであり、端部プレート15がビーム2の接合板部11bの背面に当接され、重ね合わせて取り付け金具13にボルト32で固着されている。一方、接合板部11bの前面には、ビーム2の木部材12と同じ断面形状を有する木製の延長ブロック4が当接され、重ね合わされた接合板部11b及び端部プレート15にボルト33及びナット34によって締め付け、固定されている。なお、上記端部プレート15は、接合板部11bの前面に重ね合わせ、さらにその前面に延長ブロック4を取り付けても良い。
【0039】
この延長ブロック4の長さは、接合板部11bの横方向の長さとほぼ一致しており、これにより延長ブロック4の両端はビーム2の木部材12の端面及び端ブロック13に当接又は近接するものとなる。したがって、道路側の外観は木材からなる部分が連続したものとなり、良好な外観となる。
【0040】
図7は、請求項7に係る発明の一実施形態であるガードレールの平面図及び背面図であり、図8は同じガードレールの断面図である。
このガードレールは、図1に示すガードレールで用いられているものと同じビームの背面側にも木部材を取り付けたものである。この木部材53は、ビーム42の前面に用いられている木部材52と同じ断面形状を有するものであり、鋼板材51を挟み込むように共通のボルト54とナット55によって固定されている。また、この背面側の木部材53は支柱41への取付を阻害しないように、ビーム42の端部では鋼板材51が露出する長さとなっている。その他、前面側の木部材52、鋼板材51、支柱41への取り付け構造、ビーム間の接続構造等は図1に示すガードレールと同じである。
【0041】
このガードレールでは、ガードレールの背面側にも木部材53が設けられており、車道と歩道との境界部等に設置したときに、歩道側からの外観も良好なものとすることができる。
【0042】
図9は、請求項4、請求項5又は請求項6に係る発明の一実施形態であるガードレールを示す正面図及び木部材を取り付ける前の状態を示す正面図である。また、図10は同じガードレールの分解斜視図である。
このガードレールは、図1に示すガードレールと同様に、ビームが鋼板材61とその前面に取り付けられた木部材62とで構成されており、断面形状は同じである。ただし、このガードレールでは、ビームの鋼板材と木部材とがあらかじめ一体とされているものではなく、図9(b)に示すように鋼板材61のみが支柱1に取り付けられ、その後に木部材62が取り付けられる。
【0043】
上記鋼板材61は、図1に示すガードレールと同じものが用いられ、長軸方向の端部が隣り合う鋼板材の端部と重ね合わされ、双方を貫通するボルト71で連結されるとともに、図10に示すように接合金具63を介して支柱1に固着される。支柱1が立設される間隔が大きい場合には、図9(b)に示すように、支柱間で2枚の鋼板材61a,61bをボルト71aで接合して用いることもできる。
【0044】
木部材は、図1示すガードレールと同じ断面形状をを有するものであり、既に支柱1に支持されている鋼板材61の前面に当接され、所定位置に設けられた貫通孔に挿通されたボルト72で鋼板材61に取り付けられている。また、鋼板材61の端部が重ね合わされた部分では、ボルト73が木部材62に挿通されるとともに、重ね合わされた鋼板材61を貫通し、鋼板材をしっかりと連結するものとなっている。
【0045】
この木部材62は路線に沿って複数が直列に配置され、端面が対向するように支持されている。そして、上下に2段が配置された木部材62a,62bは、図9(a)に示すように、上段の木部材62aと下段の木部材62bとで継ぎ目の位置P1,P2を路線方向にずらしている。これにより一方の木部材に継ぎ目が設けられた位置でも他の木部材の剛性によって曲げモーメントに抵抗し得るものとなっている。
【0046】
このガードレールの端部では、鋼板材のを前面側と背面側とから木製の端ブロック64が当接され、鋼板材61を挟み込むようにボルト74で支持されている。これにより、端部で鋼板材の端縁及び木部材の端面が突き出すように露出するのを木製の端ブロック64で覆い、良好な外観としている。
なお、このガードレールでも、鋼板材61の背面側に木部材を取り付けることでき、前面側に木部材を取り付けるときに共通のボルトを用いて背面側にも木部材を取り付けることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明に係るガードレールでは、木部材と鋼板材とが複合して車輛の衝突荷重等に抵抗するものとなり、充分な強度と安全性とを有するものとなる。また、前面に木部材が配置され、木質の外観によって周囲の景観と良好に調和する。さらに、木部材の加工に要する作業量は少なくすることができ、製作コストを低減することができる。また、既存のガードレールの支柱をそのまま利用して本願発明のガードレールを実現することもできる。したがって、木質の良好な外観を有するガードレールを経済的に設置することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、請求項2又は請求項3に係る発明の一実施形態であるガードレールの平面図及び正面図である。
【図2】 図1に示すガードレールのは断面図である。
【図3】 図1に示すガードレールで用いられるビームの斜視図である。
【図4】 図1に示すガードレールにおけるビームの接続構造及びビームを支柱に取り付ける構造を示す分解斜視図である。
【図5】 図1に示すガードレールの、設置区間の始点又は終点の構造を示す分解斜視図である。
【図6】 図1に示すガードレールの、設置区間の終点又は始点の構造を示す分解斜視図である。
【図7】 請求項7に係る発明の一実施形態であるガードレールの平面図及び背面図である。
【図8】 図7に示すガードレールのは断面図である。
【図9】 請求項4、請求項5又は請求項6に係る発明の一実施形態であるガードレールを示す正面図及び木部材を取り付ける前の状態を示す正面図である。
【図10】 図9に示すガードレールの分解斜視図である。
【図11】 本願発明に係るガードレールの機能を示す説明図である。
【符号の説明】
1,41 支柱
2,42 ビーム
3 端部用部材
4 延長ブロック
11,51,61 鋼板材
12,52,62 木部材
13,63 接合金具
14,64 端ブロック
15 端部プレート
21,23,25,27,29,30,31,54,71,72,73,74 ボルト
22,24,26,28,55 ナット
53 背面側の木部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a guardrail provided on a roadside, a median strip, a boundary between a roadway and a sidewalk in a general road / highway, and more particularly to a guardrail using wood.
[0002]
[Prior art]
Guard rails are widely provided on the side of the road, the median strip, etc., to prevent the traveling vehicle from jumping out of the road or inadvertently entering the opposite lane. In many cases, a guardrail is provided between the roadway and the sidewalk, so that the vehicle does not jump into the sidewalk due to an accident or the like to cause harm to the pedestrian.
[0003]
Such guard rails are widely employed in a structure in which steel posts are erected at predetermined intervals and a beam obtained by processing a steel plate is bridged between them. A structure in which a plurality of wires are stretched between iron posts is also common.
[0004]
Such a structure has an advantage that it has sufficient strength and can be installed at a low cost. However, it has been focused on only the functionality and has an inorganic appearance. For this reason, in places where mountainous areas and natural scenery are excellent, places where the historical climate is preserved, etc., it is difficult to become familiar with the surrounding scenery and the scenery is also damaged.
[0005]
For this reason, proposals have been made to use wood for the beam and to harmonize with the surrounding environment. For example, registered utility model publication No. 3073642, JP-A-2002-69952 publication, JP-A-8-302631 And JP-A-11-21837.
[0006]
The guardrail described in the registered utility model publication No. 3073642 or Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-69952 is obtained by processing wood into a thick plate and horizontally placing it between metal or wooden columns. The transverse member has a convex part and a concave part on the surface side, that is, the side facing the roadway, and is formed by bonding a plurality of wooden members.
[0007]
The guardrail described in JP-A-8-302631 or JP-A-11-21837 is one in which a steel beam member is covered with wood, or a part thereof is covered with wood.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, conventionally known guardrails using wood have the following problems.
Generally, wood has a small amount of strain until breakage with respect to a tensile force, and has a small stickiness against bending deformation. That is, when the bending deformation proceeds, the breakage is suddenly caused and completely broken. For this reason, in a structure that supports a load of a vehicle or the like that collides only with a wooden member, such as a guardrail described in Registered Utility Model Publication No. 3073742 and Japanese Patent Laid-Open No. 2002-69952, a cross section of a wooden beam member Must be large enough. Further, in order to form a wood member having a large cross section, processing such as pasting is required, and the manufacturing cost is increased.
[0009]
On the other hand, in the guardrail described in JP-A-8-302631 and JP-A-11-21837, wood covers a steel member and is not used as a structural member. For this reason, like the guardrail described in JP-A-11-21837, the cost of attaching the wood is simply added to the cost of installing the conventional guardrail, or in JP-A-8-302631 As in the case of the described guardrail, many processing steps are required to coat the steel member with wood, which increases the production cost.
[0010]
The present invention has been made in view of the circumstances as described above, and an object thereof is to provide a guardrail that can be manufactured and installed at a low cost while the appearance is harmonized with the surrounding landscape using wood. It is.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, an invention according to
[0012]
This guard rail operates as follows when a load such as a vehicle collision is applied from the roadway side.
When the load is small or when the load is applied, the beam resists the load by the bending rigidity of the wooden member. And if bending deformation becomes large, a wooden member will be pressed on the steel plate material arrange | positioned at the back side. The steel plate material is flat and has a small bending rigidity, and the bending rigidity hardly resists the load from the roadway side. However, when deformation occurs, the axial force between the columns as shown in FIG. Resist load. For this reason, the ultimate breakage of the wooden member is suppressed, and the vehicle can be prevented from jumping out of the road by the axial force of the steel plate material, and high safety is maintained.
On the other hand, since the wooden member resists slight bending and the like with its bending rigidity, permanent deformation does not occur. This solves the problem that a beam obtained by bending only a conventional steel plate into a corrugated shape undergoes buckling deformation even for a slight collision and needs to be replaced.
Moreover, a plurality of wooden members are arranged on the front surface, and harmony with the surrounding scenery is achieved as a wooden appearance.
[0013]
Further, the plurality of wood members are independent members, can be used with simple processing, and processing costs are low. And these several wooden members can be attached to a support | pillar integrally with one continuous steel plate material by joining with the steel plate material of the back side, before attaching in the field. As a result, installation can be performed with simple work on site.
[0014]
In addition, the steel plate material arranged on the back side is flat, and when the guard rail is provided between the roadway and the sidewalk, etc., the back side of the steel plate material, that is, the sidewalk side is the same as the roadside side. A wooden member can be attached to the door, and the appearance from the sidewalk side can be improved.
[0015]
Moreover, in this guardrail, the joining plate part of the steel plate material is overlapped with the steel plate material between the adjacent struts and joined to each other. Therefore, when a large axial force is applied due to a vehicle collision or the like, this axial force is directly transmitted to the steel plate material between adjacent struts, and is dispersed and resisted over a wide range. That is, it is avoided that the force is transmitted to the pillars on both sides of the position where the load is applied, and the safety is high.
[0016]
According to a second aspect of the present invention, in the guardrail according to the first aspect, an end member is fixed to an end portion of the beam at a fulcrum or an end point of a section where the guardrail is installed. The member for use includes an end plate made of a steel plate having substantially the same size as that of the steel plate material, and two end blocks of wood fixed to one end of the end plate so as to sandwich the end plate from both sides The end plate is superposed on the back side of the end portion of the beam, and the end block is attached so as to face the end surface of the wooden member of the beam.
[0017]
In this guardrail, the end plate is superposed on the back side of the beam, and the end member is easily attached. Since the two end blocks made of wood are supported on or in close proximity to the end face of the beam, the appearance of the guardrail end is improved.
[0018]
The invention according to claim 3 is the guardrail according to
[0019]
In this guardrail, the end member can be easily attached to the beam, and the appearance of the end can be improved. Also, the beam joining plate does not have a wood member attached to the front side, but the front of the joining plate is covered with an easily attached wooden extension block, and the appearance from the road side is good It becomes.
[0020]
The invention according to
[0021]
In this guardrail, adjacent steel plates are joined to each other so that when a large axial force is applied due to a vehicle collision or the like, this axial force is directly transmitted to the adjacent steel plate and is spread over a wide range. Distributed and resists. Therefore, it is avoided that the force is transmitted to the pillars on both sides of the position where the load is applied, and the safety is high.
[0022]
According to a fifth aspect of the present invention, in the guardrail according to the fourth aspect, the positions at which the end surfaces of the adjacent wooden members face each other are provided at different positions in the route direction between the plurality of wooden members arranged above and below. It shall be.
[0023]
The bending rigidity of the wooden member is discontinuous at the position where the end faces of the wooden member face each other, that is, the position of the joint of the wooden member. Therefore, the bending rigidity can be distributed in the route direction by changing the positions of the joints of the wooden members so as not to coincide between the parallel wooden members.
[0024]
The invention according to claim 6 is the guardrail according to
[0025]
By comprising in this way, the edge part of a guardrail can be finished with a favorable external appearance with a simple structure.
[0026]
The invention according to claim 7 is the guardrail according to
[0027]
With this guardrail, when it is provided at the boundary between the roadway and the sidewalk, the appearance from the back side can be improved.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view and a front view of a guardrail as an embodiment of the invention according to
In this guardrail,
[0029]
As shown in FIG. 3, the
[0030]
The length of the upper
The
In addition, the thickness of the said
[0031]
On the other hand, the
[0032]
As shown in FIG. 4, the
[0033]
The end portions of the
[0034]
The beam mounting structure shown in FIG. 4 is fixed to the
[0035]
5 and 6 are exploded perspective views showing the structure of the start point or end point of the guardrail installation section.
In this guardrail, the
[0036]
FIG. 5 shows a structure in which the joining plate portion does not protrude and the end portion where the position of the end surface of the
The
[0037]
The back surface of the
With the configuration as described above, the
[0038]
FIG. 6 shows a structure in which the end portion of the
This structure also uses the
[0039]
The length of the
[0040]
FIG. 7 is a plan view and a rear view of a guard rail according to an embodiment of the invention of claim 7, and FIG. 8 is a cross-sectional view of the same guard rail.
This guard rail has a wooden member attached to the back side of the same beam as that used in the guard rail shown in FIG. The
[0041]
In this guardrail, the
[0042]
FIG. 9: is the front view which shows the state before attaching the wooden member and the guardrail which is one Embodiment of the invention which concerns on
Similar to the guard rail shown in FIG. 1, this guard rail is composed of a
[0043]
The
[0044]
The wood member has the same cross-sectional shape as the guardrail shown in FIG. 1 and is abutted against the front surface of the
[0045]
A plurality of the
[0046]
At the end of the guardrail, a
Even in this guard rail, the wooden member can be attached to the back side of the
[0047]
【The invention's effect】
As described above, in the guardrail according to the present invention, the wooden member and the steel plate material are combined to resist the collision load of the vehicle, and have sufficient strength and safety. In addition, a wooden member is arranged on the front, and the woody appearance harmonizes well with the surrounding landscape. Furthermore, the amount of work required for processing the wooden member can be reduced, and the manufacturing cost can be reduced. Moreover, the guardrail of this invention can also be implement | achieved using the support | pillar of the existing guardrail as it is. Therefore, it is possible to economically install a guardrail having a good appearance of wood [Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view and a front view of a guardrail which is an embodiment of the invention according to
FIG. 2 is a cross-sectional view of the guardrail shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view of a beam used in the guardrail shown in FIG.
4 is an exploded perspective view showing a beam connection structure and a structure for attaching a beam to a column in the guardrail shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing the structure of the start point or end point of the installation section of the guardrail shown in FIG. 1;
6 is an exploded perspective view showing a structure of an end point or a start point of an installation section of the guardrail shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 7 is a plan view and a rear view of a guardrail which is an embodiment of the invention according to claim 7 ;
FIG. 8 is a cross-sectional view of the guardrail shown in FIG.
FIG. 9 is a front view showing a guardrail which is an embodiment of the invention according to
10 is an exploded perspective view of the guardrail shown in FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing functions of a guardrail according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記ビームは、 前面側で、横方向に軸線を有するように支持され、上下に複数本が配置された木部材と、 前記支柱間で連続し、複数本の前記木部材の背面側で、各木材に当接して又は間隙をおいて配置される平板状の鋼板材とを有し、 横方向の一方の端部に前記鋼板材が前記木部材の端面より突き出した接合板部を備え、 隣接する支柱間に架設される他のビームの背面側に前記接合板部が重ね合わされ、双方を貫通するボルトで、上記他のビームと接合されており、 該重ね合わされた部分の背面側に対向して設けられた支柱に取り付けられていることを特徴とするガードレール。 A guardrail comprising struts erected at predetermined intervals along a road line, and a beam mounted across the struts,
The beam is supported on the front side so as to have an axis in the lateral direction, and a plurality of wooden members arranged vertically, and continuous between the columns, and on the back side of the plurality of wooden members, A flat plate-shaped steel plate disposed in contact with or with a gap between the wood, and provided with a joining plate portion in which the steel plate material protrudes from the end surface of the wooden member at one end portion in the lateral direction; The joining plate portion is overlapped on the back side of the other beam installed between the supporting pillars, and is joined to the other beam by a bolt penetrating both sides, and is opposed to the back side of the overlapped portion. A guardrail characterized by being attached to a support post.
該端部用部材は、
前記鋼板材と上下方向にほぼ同寸法の鋼板からなる端部プレートと、
該端部プレートの一端に、該端部プレートを両面から挟み込むように固着された木製の二つの端ブロックとを有し、
前記端部プレートを前記ビームの端部の背面側に重ね合わせ、前記端ブロックが、前記ビームの木部材の端面と対向するように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のガードレール。An end member is fixed to the end of the beam at the start or end of the section where the guardrail is installed,
The end member is
An end plate made of a steel plate of substantially the same size as the steel plate material in the vertical direction;
Two end blocks of wood fixed to one end of the end plate so as to sandwich the end plate from both sides;
2. The guardrail according to claim 1, wherein the end plate is superposed on a back side of an end portion of the beam, and the end block is attached so as to face an end surface of the wood member of the beam. .
該端部用部材は、
前記鋼板材と上下方向にほぼ同寸法の鋼板からなる端部プレートと、
該端部プレートの一端に、該端部プレートを両面から挟み込むように固着された木製の二つの端ブロックとを有し、
前記端部プレートは前記ビームの接合板部に重ね合わされ、
前記接合板部の前面側には、前記ビームの木部材を延長するように木製の延長ブロックが取り付けられ、
前記端ブロックが前記延長ブロックの端面と対向するように、前記端部用部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のガードレール。An end member is fixed to the end of the beam at the start or end of the section where the guardrail is installed,
The end member is
An end plate made of a steel plate of substantially the same size as the steel plate material in the vertical direction;
Two end blocks of wood fixed to one end of the end plate so as to sandwich the end plate from both sides;
The end plate is superimposed on the beam joining plate,
A wooden extension block is attached to the front side of the joining plate portion so as to extend the wooden member of the beam,
The guardrail according to claim 1 , wherein the end member is attached so that the end block faces an end surface of the extension block.
前記ビームは、 前面側で、横方向に軸線を有するように支持され、上下に複数本が配置された木部材と、 前記支柱間で連続し、複数本の前記木部材の背面側で、各木材に当接して又は間隙をおいて配置される平板状の鋼板材とを有し、
前記鋼板材は、道路の路線方向に沿って複数が配列され、それぞれの端部を互いに重ね合わせて双方を貫通するボルトで接合され、該重ね合わされた部分の背面側に対向して設けられた支柱に支持されており、
前記木部材は、道路の路線方向に沿って端面が互いに対向するように複数が配列され、前記鋼板材にボルトで固定されていることを特徴とするガードレール。 A guardrail comprising struts erected at predetermined intervals along a road line, and a beam mounted across the struts,
The beam is supported on the front side so as to have an axis in the lateral direction, and a plurality of wooden members arranged vertically, and continuous between the columns, and on the back side of the plurality of wooden members, Having a flat plate-like steel plate material arranged in contact with or with a gap between the wood,
A plurality of the steel plate materials are arranged along the road line direction of the road, and each end portion is overlapped with each other and joined with a bolt penetrating both, and provided to face the back side of the overlapped portion. Is supported by the support,
A plurality of said wooden members are arranged so that end faces thereof are opposed to each other along a road direction of a road, and the guard members are fixed to said steel plate with bolts.
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