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JP4074551B2 - 食材検出装置 - Google Patents

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JP4074551B2
JP4074551B2 JP2003150620A JP2003150620A JP4074551B2 JP 4074551 B2 JP4074551 B2 JP 4074551B2 JP 2003150620 A JP2003150620 A JP 2003150620A JP 2003150620 A JP2003150620 A JP 2003150620A JP 4074551 B2 JP4074551 B2 JP 4074551B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食材供給機等における食材供給通路に供給される食材を検出するための食材検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食材、特に飯を自動的に供給する装置が提案されている。かかる装置は、飯ホッパーに搬入された飯を予め定められた一定量に分割してコンベヤ等に供給することを主たる目的とするものである。例えば、特許文献1記載の装置は、飯を一定量に分割する飯分割部と、飯ホッパーから該飯分割部に飯を供給する飯供給通路を有しており、分割部に継続的に飯が供給されるように上記飯供給通路を形成する部材の側面にセンサー窓を形成し、該センサー窓を介して光センサーにて供給通路内の飯を検出し、分割部への飯供給量が不足してくると飯ホッパーから所定量の飯を分割部に供給するように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−210039号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなセンサー窓は、飯供給通路を形成する部材の外壁やホッパーに穿設されるものであるが、上記外壁やホッパー壁は壁厚の厚い樹脂等により構成することが多く、このような厚い外壁に検出孔を貫通形成し、当該検出孔の外側に透光板を接着する構造であった(図15参照)。
【0005】
このため、図15に示すように、食材供給通路30を矢印P方向に通過する飯Rが通路30内側から検出孔31の深い凹部31a(幅t1)に入り込んでセンサー光を遮り、その結果、飯の量が減少しているにもかかわらず、センサーSが当該検出孔31内の飯Rを検出して、飯の供給動作がストップするという誤動作の発生することがあった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであって、センサーの誤動作を防止し、信頼性の高い食材供給を実現し得る食材検出装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、
第1に、食材供給通路を形成する食材供給壁に検出孔を貫設すると共に、該検出孔を透光板で閉鎖してセンサー窓を形成し、該センサー窓を介して食材検出センサーにより食材供給通路の食材供給レベルを検出する食材検出装置において、上記食材供給壁において、上記センサー窓における上記透光板を、その食材供給通路側の板面が上記食材供給壁の内側面に近接して位置するように配設し、かつ上記透光板の少なくとも食材供給通路側の板面が、非粘着性を有する物質により形成されたものであることを特徴とする食材検出装置により構成されるものである。
【0008】
上記食材供給壁は、例えば食材供給筒(1)の外周を構成する食材供給壁(1b)により構成することが好ましい。この場合、食材供給壁(1b)の形状は横断面円形状に構成することが好ましいが、横断面形状を四角形等の多角形形状に構成してもよく、また、横断面略U字形状若しくは横断面凹字形状等の各種の形状に構成することもできる。上記非粘着性を有する物質は例えばフッ素系透明樹脂により構成することが好ましい。また、非粘着性を有する物質は透光板(2b)の食材供給通路(15)側の板面だけでなく、透光板(2b)の全体をフッ素系透明樹脂により構成しても良い。このように構成すると、透光板(2b)の食材供給通路(15)側の板面(2b”)が食材供給壁(1b)の内側面(1b’)に近接して位置するので、従来装置のようにセンサー窓に形成される深い凹部に食材が溜まることはないし、供給される食材が例えば飯等の粘着性を有するものである場合においても、該飯等が透光板(2b)に付着、残留することを防止することができ、食材検出センサー(3,3’)の誤動作を防止することができる。
【0009】
第2に、上記透光板は、上記検出孔周縁近傍における上記食材供給壁外面に設けられた係合片により、上記食材供給壁外面側に取り付けられているものであることを特徴とする上記第1記載の食材検出装置により構成されるものである。
【0010】
上記係合片は、例えば上記検出孔(2a)の左右両側縁に設けられた係合片(2c,2d等)、或いは検出孔(2a)の両側部に切り込みを設けることにより構成された係合片(2i,2j)等により構成することができる。このように構成すると、メンテナンス時等において透光板(2b)の交換等を容易に行うことができる。
【0011】
第3に、食材供給通路を形成する食材供給壁に検出孔を貫設すると共に、該検出孔を透光板で閉鎖してセンサー窓を形成し、該センサー窓を介して食材検出センサーにより食材供給通路の食材供給レベルを検出する食材検出装置において、上記検出孔を上記食材供給壁の上記食材供給通路側に開口する小孔部と、該小孔部から拡幅段面を介して上記食材供給壁外面に開口する大孔部とから構成し、上記拡幅段面を上記食材供給壁の内側面に近接して位置するように形成すると共に該拡幅段面に透光板を配設して上記小孔部を該透光板で閉鎖し、該透光板の背面を食材供給通路側に押圧する押え部材を上記大孔部内に係合し、該押え部材を以って上記透光板の食材供給通路側の板面を上記拡幅段面に当接させるように構成したものであることを特徴とする食材検出装置により構成されるものである。
【0012】
上記小孔部は食材供給壁(1b)に設けられた小孔部(20a)、大孔部は同供給壁(1b)に設けられた大孔部(20b)、拡幅段面は上記食材供給筒(1)の内側面(1b’)に近接して位置する拡幅段面(20c)により構成することができる。また、押え部材は、例えば上記大孔部(20b)に嵌合し得る大きさの押え用透明ブロック(21)等により構成し、当該該押え部材を上記大孔部(20b)に係合することにより上記透光板(2b)を支持するように構成することが好ましい。このように構成すると、肉厚の厚い食材供給壁(1b)であっても、センサー窓における飯の残留を防止して、食材検出センサー(3,3’)の誤動作を防止することができる。
【0013】
第4に、上記食材供給壁の内側面に、上記小孔部の周側縁の下縁部から下向きに下り傾斜のテーパ面を設けたものであることを特徴とする上記第3記載の食材検出装置により構成されるものである。
【0014】
上記下り傾斜のテーパ面は、小孔部(20a)の下縁部(20f)に設けられたテーパ面(20e)により構成することが好ましい。このように構成すると、上記小孔部(20a)の下縁部近傍の食材は、上記テーパ面(20e)に沿って円滑に移動するため、これにより食材検出センサー(3,3’)の誤動作を防止することができる。
【0015】
第5に、上記透光板の少なくとも食材供給通路側の板面が、非粘着性を有する物質により形成されたものであることを特徴とする上記第3又は4に記載の食材検出装置により構成されるものである。
【0016】
第6に、上記食材供給壁の少なくとも内側面を非粘着性を有する物質により構成したものであることを特徴とする上記第1〜5の何れかに記載の食材検出装置により構成されるものである。
【0017】
上記非粘着性を有する物質は、例えば食材供給壁(1b)が金属性であればその内面にフッ素樹脂加工を施すことが好ましく、食材供給壁(1b)が樹脂製であれば、当該壁全体をフッ素樹脂により構成することもできる。このように構成すると、飯等の食材が食材供給壁(1b)内面に付着、残留することがなく、食材供給通路(15)内において該食材を円滑に通過させて食材検出センサー(3,3’)の誤動作を防止することができる。
【0018】
尚、本欄において本発明の構成要素に対応して実施形態中の符号を記載したが、これは対応関係を明確にするために付したものであり、本発明がこれらの構成部材に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る食材検出装置が適用される食材供給機の構成を示すものである。
【0021】
図1において示される食材供給機は、フレーム11の上方に載置された保温容器4と、フレーム11において上方から下方に向かって配置された、上解し機5、センサー窓2,2’が備えられた食材供給筒1、センサー窓2,2’を通して食材供給筒1内の食材を検出するための一対の受発光センサー3、3’(例えばレーザーセンサー等)、そして、開閉自在に構成された上シャッター6、6、下シャッター7、7及びその間に形成される計量室10(図1中ハッチング部分)、更に、下解し機8により構成されている。また、これらの各部材により食材供給機を構成した図1の状態において、各部材の中央部には、上記上解し機5から上記下解し機8に至るまでの上下方向に貫通する円筒形の食材供給通路15が形成されている。
【0022】
上記保温容器4の底面には板状シャッター4aが設けられており、該シャッター4aを引き出すことにより飯を下方に落下供給するものである。上記上解し機5は受光センサー3’からの信号に基づいて、複数の解し片5a’を有する解し軸5aを一定時間回転させることにより上記容器4から落下供給される飯を解しながら下方の食材供給筒1内に間歇的に供給するものである。
【0023】
上記食材供給筒1は、上記上解し機5下方に連結筒5’を介して配設されており、上記連結筒5’に接続されテーパ状に拡がった誘導部1aと食材供給通路15を形成する円筒状の食材供給壁1bにより形成されている。この食材供給筒1の材質は、肉厚が比較的薄く、かつ熱伝導性の良い材質であるアルミニウム等により構成されている。また、食材供給筒1内においては、飯等の粘着性のある食材が食材供給筒1内にこびり付くことなく円滑に下方に移動してく必要があるため、当該食材の付着を効果的に防止し得るよう、当該食材供給筒1の上記供給壁1b内側面1b’にはフッ素樹脂加工等の粘着防止加工(非粘着性加工)が施されている。
【0024】
上記供給壁1bにおいて、2、2’は該供給壁1bにおいて、その中心軸aを挟んで対峙する位置設けられたセンサー窓である(図4、図5等参照)。これらのセンサー窓2,2’の構造は左右対称構造であるため、以下、図1の右側のセンサー窓2について説明し、左側のセンサー窓2’については対称部分の部材に「’」を付してその符号をカッコ書で記載することにより説明する。
【0025】
上記センサー窓2(2’)において(図2、図4、図5等参照)、2a(2a’)は上記食材供給壁1bに貫通形成された検出孔であり、上記供給壁1bと上記誘導部1aとの境界部分から下方向けてスリット状に穿設されている。上記食材供給壁1b外面における上記検出孔2a(2a’)の左側及び右側には、検出孔2a(2a’)を挟んで対向する一対の係合片2c、2c及び2d、2d(2c’、2c’及び2d’、2d’)(計4個)が、検出孔2a(2a’)の長手方向に沿って溶接されている。
【0026】
2f(2f’)は、上記検出孔2a(2a’)の下縁の下方位置の上記供給壁1bにおいて上記供給壁2bの径方向に突出するように溶接固定された受片であり、透光板2b(2b’)の下縁を受けて、該板の落下を防止するものである。
【0027】
2b(2b’)は非粘着性物質であるフッ素系透明樹脂からなる透光板であり、透光性を有するフッ素樹脂板(例えば、中興化成工業株式会社製の「FEP」(パーフレオロエチレンプロピレン樹脂))を上記食材供給壁1bと同一曲率の湾曲長方形状に加工することにより形成されている。この透光板2b(2b’)は、上記係合片2c,2c、2d,2d(2c’、2c’,2d’,2d’)間に挿入され、上記各係合片2c,2c、2d,2d(2c’、2c’,2d’,2d’)端部を図4、図5に示すように内側に折り曲げることにより、その食材供給通路15側の板面2b”が上記食材供給壁1bに密着するように上記供給壁1b外面側に挟持固定されるものである(図4、図5破線参照)。これにより、上記検出孔2a(2a’)は上記透光板2b(2b’)によって完全に塞がれ、上記食材供給筒1内部を通過する飯や該筒1内部の気体が上記検出孔2a(2a’)から外部に漏れないように構成されている。この透光板2b(2b’)の厚さは例えば約1mmであり、比較的厚く形成することにより耐久性をも向上させることができる。透光板2b(2b’)を1mm程度に形成すると半透明となるが、光センサー3,3’の光は透過し得るため、センサー光の検出には支障はない。尚、透光板2b(2b’)の厚さはこれに限定されず、0.5mm〜2mm、或いは0.5mm〜3mm程度、或いはそれ以上の板厚に形成することが好ましく、耐久性等の点からすると、いわゆるシート状のものより比較的厚く形成することが好ましい。
【0028】
また、飯は上記食材供給通路15内を上方から下方に移動していくため、上記検出孔2a(2a’)を上述のように上下方向に細長い形状にすることにより、飯の堆積レベルがセンサー光レベルT(図1参照)以下に下降した状態において、当該検出孔2a(2a’)に飯が付着したままとなることを効果的に防止し得る。
【0029】
このように上記透光板2b(2b’)を上記食材供給筒1に取り付けると、上記食材供給筒1内の食材供給通路15に供給された飯が上記検出孔2a(2a’)を介して上記透光板2b(2b’)の上記通路15側板面2b”に接することになるが、上述のように透光板2b(2b’)をフッ素系透明樹脂により構成することで、上記透光板2b(2b’)板面2b”に飯がこびり付いたり付着することを防止でき、これにより、上記検出孔2a(2a’)を通して食材の供給レベルを検出するセンサー3,3’の誤動作を効果的に防止できる。
【0030】
また、上記実施形態では、透光板2b(2b’)全体をフッ素系透明樹脂で形成する場合を説明したが、当該透光板2b(2b’)の食材供給通路15側の板面2b”にのみ透明のフッ素樹脂加工を施して、他の面はフッ素樹脂以外の透明樹脂により構成するものであっても良い。
【0031】
また、図4等に示す食材供給筒1の材質は、比較的板厚の薄いアルミニウム製であるから、検出孔2a(2a’)における透光板2b(2b’)と上記供給壁1b内側面1b’との段差t2が小さく(図3、図5参照、例えばt2=3mm<t1)、上記透光板2b(2b’)の上記板面2b”が上記内側面1b’に近接して位置しているため、当該段差部分に飯が残留することはない。従って壁厚の大きい従来の樹脂製の筒(図15)のようにセンサー窓の内側凹部(幅t1の部分)に飯が残留し、これによりセンサー3,3’が誤動作することもない。
【0032】
また、上記透光板2b(2b’)は、メンテナンス等において清掃或いは交換の必要が生じた場合は、上記各係合片2c,2d(2c’,2d’)の端部を起こすこと等により上記供給壁1bから容易に取り外すことができる。
【0033】
図6(a)(b)に示すものは、上記透光板2bの上記供給壁1bへの取リ付け構造の他の実施形態であり、上記検出孔2aの上端部より若干下方位置の左右両側縁から上記食材供給壁1bの周方向に直線的な切り込み2g,2g’を入れ、さらに上記検出孔2aの下端部より若干上方位置の左右両側縁から上記食材供給壁1bの周方向に直線的な切り込み2h,2h’を入れることにより、これら切り込み2g,2h、2g’,2h’により上記検出孔2aの左右両側縁に、左右一対の係合片2i、2jを形成し、これら係合片2i、2jを供給壁1bの外側に少許引き起こすことで透光板2bの挿入空間Bを形成するものである。また、上記検出孔2aの下縁の下方位置には上記図5と同様の受片2fが溶接固定されている。
【0034】
そして、上記空間B内に上記透光板2bをその下縁が上記受片2fに当接するまで挿入することで、上記透光板2bの背面側左右両側部が上記係合片2i,2jにより食材供給通路15側に押圧され、これにより透光板2bの食材供給通路側の板面2b”が、上記係合片2i,2jの上方位置及び下方位置の上記食材供給壁1bに当接し、これにより当該透光板2bは上記食材供給壁1bと上記係合片2i,2jとの間に挟持固定される。かかる構成により、上記透光板2bの上記板面2b”が上記供給壁1b内側面1b’に近接して位置することになり、かつ上記検出孔2aを上記透光板2bにより完全に塞ぐことができる。勿論、かかるセンサー窓2も上記食材供給筒1の中心線aに対向して設けられるものである。
【0035】
このように構成すると、図4等における係合片2c,2c、2d、2d(2c’,2c’,2d’2d’)を供給壁1bに溶接することが不要となり、食材供給筒1の製造工程の簡略化、製造コストの削減を図ることができる。また、上記透光板2bは、メンテナンス等において清掃或いは交換の必要が生じた場合は、上記各係合片2i,2jを起こすことにより上記供給壁1bから容易に取り外すことができる。
【0036】
図1に戻って、上記発光センサー3及び受光センサー3’は、上記食材供給筒1のセンサー窓2,2’に対向して該筒1の食材供給壁1bの外側の左右両側位置に配置固定されている。これにより、上記発光センサー3から発射された光は、上記検出孔2a(透光板2b)、検出孔2a’(透光板2b’)を通って受光センサー3’に到達し得るように構成している。そして、該受光センサー3’が上記発光センサー3からの光を受光している状態において、シーケンサー等の制御手段(図示せず)を以って当該受光センサー3’からの信号を検出することにより、上記上解し機5を駆動して上記飯を食材供給通路15内に供給し、上記飯の堆積レベルが上記供給通路15内において上記センサー光を遮蔽するセンサー光レベルTまで達したとき、上記受光センサー3’への光が遮断され、これに基づいて、上記上解し機5の回転を停止して飯の供給を停止するという動作を繰り返し行うものである。
【0037】
12は上シャッター保持部であり、該保持部12上に上シャッター6,6が駆動アーム16,16により互いに近接、離間方向に摺動可能に保持されている。この上シャッター6,6は互いに近接又は離間方向に摺動されることにより、上記食材供給筒1下端部の食材供給通路15を開閉し得るものである。
【0038】
18は上記上シャッター保持部12に連結されたフランジ13(図1参照)に上端部を連結された下シャッター保持筒であり、その両側の開口部7a、7aには下シャッター7,7がその内部に挿通されている。この下シャッター7,7は駆動アーム17,17(図1参照)により互いに近接、離間方向に摺動されることにより、上記食材供給通路15を開閉し得るように構成されている。かかる構成により、上記上シャッター6,6と下シャッター7,7とを共に閉鎖することにより、両シャッター6,6,7,7間に飯の計量室10が形成されるように構成されている。
【0039】
8は上記下シャッター保持筒18の下方に配設された下解し機であり、上記飯計量室10で計量された飯が落下供給され、当該飯を解して下部に配置された丼9に落下供給するものである。
【0040】
本発明は上述のように構成されるものであり、次に本発明の動作を説明する。
【0041】
保温容器4には炊き上がった飯が貯蔵されている。この飯は、受光センサー3’が発光センサー3からの光を受光している間、上解し機5に軸支された解し軸5aを駆動手段(図示せず)により回転させることで、解されながら落下し、下方に配置された食材供給筒1内に供給される。
【0042】
上記食材供給筒1に供給された飯が食材供給通路15内の閉じられた上シャッター6、6上に堆積し、食材供給筒1内において所定の高さ(センサー光レベルT)まで到達すると、該センサー光が遮断され、これを検出した受光センサー3’からの信号により、制御手段を介して上記解し軸5aの回転を停止し、飯の供給を一時停止する。
【0043】
そして、上記上シャッター6、6を開くことで、食材供給筒1内に堆積した飯は自重によって下方の計量室10内に落下移動する。このとき下シャッター7、7は閉じられた状態にあり、落下移動した飯は下シャッター7、7上に堆積することになる。そして、上シャッター6、6を閉じることで、計量室10内には、上シャッター6、6及び下シャッター7、7に挟まれた一定量の飯が計量充填される。
【0044】
次に下シャッター7、7を開くことで、計量室10内に充填された一定量の飯が下方に落下移動し、複数の解し片を有する解し軸8aにより解されながら、その下方に置かれた丼9に落下供給され、これにより上記計量室10にて計量された一定量の飯の盛付動作が完了する。尚、上記上シャッター6、6及び下シャッター7、7の開閉動作は図示していない駆動手段によって自動的に行われるものである。
【0045】
上記食材供給動作を繰り返すと、食材供給筒1内に堆積した飯が漸次減少してゆくことになるが、該飯の高さ(食材供給レベル)がセンサー光レベルTを下回ると、発光センサー3からのセンサー光が、遮蔽されることなく検出孔2a,2a’を通って受光センサー3’により受光され、該受光センサー3’からの信号に基づいて上記解し軸5aを再び駆動して、一時停止していた飯の供給を再開する。
【0046】
そして、新たに供給された飯は、既に食材供給筒1内に堆積している飯の上に堆積してゆき、上記センサー光レベルTの高さになった時点で上記センサー光が遮蔽されると、これを検出した受光センサー3’からの信号に基づいて上記解し軸5aの回転を停止し、飯の供給を再度停止する。
【0047】
このような間歇的な飯供給動作において、飯の丼9への供給動作に伴って、食材供給筒1内のおける飯はセンサー光レベルTから下降していき、上記上解し機5の回転動作に基づく飯供給動作により上記センサー光レベルTまで上昇するという動作を繰り返し、この間、当該飯は上記検出孔2a,2a’に装着された透光板2b、2b’の板面2b”に接触しながら堆積、下降を繰り返す。このとき、上記検出孔2a,2a’に装着された透光板2b,2b’はフッ素系透明樹脂により構成されているため、粘着性の高い飯であっても当該飯が透光板2b,2b’に付着残留することはない。従って、飯の堆積レベルがセンサー光レベルT以下になっているにもかかわらず、透光板2b,2b’に飯が付着、残留する等してセンサー窓2,2’が飯により塞がれたままの状態となり、これによりセンサー光が遮られ、飯供給がストップしてしまうような誤動作を防止できる。
【0048】
また、透光板2b,2b’の食材供給通路15側の板面2b”が上記供給筒1b内側面1b’に近接して位置しているため(t2=約3mm)、当該供給筒1の検出孔2a,2a’部分に従来装置のような検出孔における深い凹部が存在せず、従って上記検出孔2a,2a’部分で飯が残留することはなく、これにより上記センサー3,3’の誤動作を効果的に防止し得る。
【0049】
また、食材供給筒1の内側面1b’にフッ素樹脂加工を施しているため、粘着性のある飯であっても、該供給筒1内側に飯が付着することはなく、該筒1内面の食材供給通路15において飯を円滑に通過させることができ、飯がセンサー光レベルT以下に下降したにもかかわらず、該筒1内壁に付着残留した飯によってセンサー光が遮断される等の誤動作を防止できる。
【0050】
また、図5又は図6の上記透光板2b(2b’)は食材供給筒1の食材供給壁1bにその外側から係合片2c、2d(2c’、2d’)或いは係合片2i,2j(2i’,2j’)を以って取り付けられているため、該供給筒1への取り付け、取り外しが容易であり、該透光板2b(2b’)の清掃、交換及び取付け等のメンテナンス性を向上し得る。
【0051】
尚、上記メンテナンス性からすると、上述のように透光板2b,2b’を上記供給筒1の外側から取り付けることが好ましいが、透光板2b,2b’を上記食材供給筒1の内側面1b’から取り付けて、各検出孔2a、2a’を食材供給筒1の内側から覆う構成、或いは透光板2b,2b’を上記内側面1b’と面一状態に構成することも可能である。
【0052】
図7〜図11に示すものは、食材供給筒1の他の実施形態であり、上記食材供給筒1bの肉厚が厚い場合のセンサー窓2の構成を示すものである。この食材供給筒1も図1の食材供給機における食材供給筒1の位置に配設されるものである。尚、当該実施形態において、上記の実施形態と対応部分については同一符号を付して便宜上その説明を省略する。また、以下の実施形態においても図7又は図10等のセンサー窓2,2’は左右対称であるため、右側のセンサー窓2について説明し、左側のセンサー窓2’の構成については同一符号に「’」を付してかっこ書で説明する。
【0053】
この食材供給筒1はその全体が、例えば非粘着性を有する物質であるフッ素樹脂により形成され、その肉厚は図4等に示すアルミニウム製の食材供給筒1よりも厚く形成されている。又、上記樹脂製の食材供給筒1は、食材供給通路15側の内側面1b’のみに非粘着性を有するフッ素樹脂加工を施したものであっても良い。
【0054】
図7において、2(2’)は該供給壁1bにおいて、その中心軸aを挟んで対峙する位置設けられたセンサー窓である。これらセンサー窓2(2’)は、円筒状の食材供給壁1bに貫通形成された検出孔20(20’)と、当該検出孔20(20’)を閉止する透光板2b(2b’)及び押え部材としての押え用透明ブロック21(21’)により構成されている。
【0055】
上記検出孔20(20’)は、食材供給通路15側に開口する長円状の小孔部20a(20a’)と、該小孔部20a(20a’)から幅t2の周側面20d(20d’)(図8参照)を介して上下左右方向に拡副され、上記食材供給壁1bの外面側に開口する横断面略長方形状の大孔部20b(20b’)とから構成され、両孔部20a,20b(20a’,20b’)の間には平面からなる拡幅段面20c(20c’)が形成されている。そして、上記小孔部20a(20a’)の周側面20d(20d’)の幅t2は非常に薄く形成されており、その結果、上記拡幅段面20c(20c’)は上記食材供給壁1b側の内側面1b’に近接した位置となるように形成されている。従って、上記透光板2b(2b’)の上記段面20c(20c’)への取り付け状態においては(図8参照)、上記内側面1b’から上記透光板2b(2b’)の食材供給通路15側の板面2b”までの段差(幅t2)が非常に小さくなるように構成されている。尚、上記幅t2は例えば約3mmとすることが好ましい。
【0056】
また、この大孔部20b(20b’)の形状は、上記透光板2b(2b’)が嵌合し得るように、該透光板2b(2b’)と略同一の大きさとなるような横断面略長方形状に形成されている。
【0057】
上記透光板2b(2b’)は、基本的に上記実施形態の透明窓2bと同一であるが、上記拡幅段面20c(20c’)に密着し得るように平面状に形成されている。この透光板2b(2b’)は、上記食材供給壁1bの外面側から上記大孔部20b(20b’)内に挿入され、その食材供給通路15側の板面2b”が上記拡幅段面20c(20c’)に当接する位置に嵌合支持されている。
【0058】
21(21’)は上記透光板2b(2b’)の押え用透明ブロックであり、上記大孔部20b(20b’)内に嵌合し得る大きさの直方体形状に形成されており、その材質は透明の樹脂等により形成されている。この透明ブロック21(21’)は、上記大孔部20b(20b’)内に圧入嵌合され、その先端面21a(21a’)を上記透光板2b(2b’)背面に密着させ、上記透光板2b(2b’)をその食材供給通路15側の板面2b”が上記拡幅段面20cに当接し密着するように支持するものである。従って、透光板2b(2b’)により上記小孔部20a(20a’)が完全に閉鎖され、これにより、上記透光板2bの上記板面2b”が上記食材供給壁1bの内側面1b’に近接した位置に配置される。尚、上記押え用透明ブロック21(21’)は、食材が直接接触することはないため、フッ素系樹脂に限らずその他の透明樹脂により構成することができる。
【0059】
また、上記小孔部20aの周側面20d(20d’)の下縁部20f(20f’)には、該下縁部における周側面20d(20d’)を一定幅に亘って削り取ることにより、上記下縁部20f(20f’)から下方向けての下り斜面のテーパ面20e(20e’)が形成されている(図8、図9参照)。即ち、このテーパ面20e(20e’)は、上記周側面20d(20d’)の下縁部20f(20f’)から上記供給筒1bの内側面1b’に至るように形成されたもので、下方向けての下り傾斜のテーパ面となっている。このようにテーパ面20e(20e’)を形成することにより、上記小孔部20a(20a’)の下縁部2f(2f’)の幅t3は、上記他の周側面20d(20d’)の幅t2よりさらに狭く形成されており(例えばt3=0.3mm、図12参照)、当該小孔部20a(20a’)の下端縁部近傍に位置する飯が、上記テーパ面20e(20e’)に沿って上方から下方に向けて円滑に下降移動し得るように構成されている。
【0060】
図10、図11に示すものは、図7に示す実施形態のさらに他の実施形態であり、上記図7〜図9の構成と同一部分には同一符号を付してその説明を便宜上省略する。これらの図において、上記大孔部20b(20b’)の円筒部1b外周側に、該大孔部20bからさらに上下左右方向に拡幅した凹部20g(20g’)を形成し、一方、上記押え用透明ブロック21(21’)の背面側に上記凹部20g(20g’)に嵌合し得る大きさ押え板21b(21b’)を上記透明ブロック21(21’)と一体的に構成して押え部材としたものである。従って、上記押え板21b(20b’)も上記ブロック21(21’)と同様の透明樹脂により形成されている。
【0061】
そして、上記透光板2b(2b’)を上記拡幅段面20c(20c’)に上記と同様に嵌合支持し、上記大孔部20b(20b’)に上記透明ブロック21(21’)を嵌合圧入してそのブロック21(21’)の先端面21a(21a’)で上記透光板2b(2b’)背面を押圧して当該透光板2b(2b’)の板面2b”を上記拡幅段面20c(20c’)に当接し密着させ、これにより上記透光板2b(2b’)をその上記板面2b”が上記食材供給壁1bの内側面1b’に近接した位置に支持するものである。この状態において、上記押え板21b(21b’)は上記凹部20g(20g’)内に嵌合状態となり、該押え板21b(21b’)の四隅の螺子穴23から上記食材供給壁1bにビス22止めすることにより当該押え用透明ブロック21(21’)を上記供給壁1bに固定するものである。
【0062】
この図7、図10等に示す実施形態では、図4に示す実施形態と同様に、発光センサー3からの光はセンサー窓2,2’(押え用透明ブロック21(21’)、透光板2b(2b’)、又は押え板21b(21b’)、押え用透明ブロック21(21’)、透光板2b(2b’))を介して受光センサー3’に入射し、食材供給筒1の飯堆積レベルの上昇及び下降に基く受光センサー3’からの信号に基いて上記上解し機5を以って飯の供給動作を行う。
【0063】
このとき、透光板2b(2b’)の食材供給通路15側の板面2b”が上記内側面1b’に近接した位置に存在するため、食材供給筒1の肉厚が厚いタイプであっても、従来のようにセンサー窓2,2’の深い凹部に飯が残留することはなく、図4に示す実施形態と同様に、上記センサー3,3’の誤動作を防止し得る。
【0064】
また、同様に透光板2b(2b’)はフッ素系透明樹脂により形成されているので、上記透光板2b(2b’)の板面2b”に飯が付着したり、こびりついたりすることを効果的に防止し得る。また、上記食材供給壁1bの内側面1b’は上記テーパ面20e(20e’)を含めて非粘着性物質であるフッ素樹脂で構成されているため、食材供給通路15内において、飯を円滑に下降させることができる。さらに、小孔部20a(20a’)のテーパ面20e(20e’)に沿って飯を円滑に下降移動させ得るため、上記センサー窓2,2’に飯が残留することを防止して、飯検出センサー3,3’の誤動作を防止し得る。
【0065】
図13、図14に示すものは、本発明におけるさらに他の実施形態であり、同じく肉厚の厚い食材供給筒1における検出装置を示すものである。尚、上記図10に示す実施形態と対応部分については同一符号を付し、その説明を便宜上省略する。この実施形態においては、上記透光板2b(2b’)の押さえ部材を透明樹脂により構成された押え板21g(21g’)と、該押え板21g(21g’)の食材供給通路15側の板面に固定された一対の押圧板21h,21h(21h’,21h’)により構成するものである。この押圧板21h,21h(21h’,21h’)は大孔部20b(20b)に嵌合し得る幅を以って固定されており、この押え板21g(21g’)を上記大孔部20b(20b’)内に嵌合挿入することで、上記押圧板21h,21h(21h’、21h’)先端部で上記透光板2b(2b’)背面を押圧し、これにより透光板2b(2b’)をその板面2b”が拡幅段面20c(20c’)に当接するように支持するものである。また、小孔部20a(20a)の下縁部には上記と同様のテーパ面20e(20e’)が形成されている(図13参照)。
【0066】
かかる実施形態においても、図7、図10等の実施形態と同様に透光板2b(2b’)の板面2b”が食材供給壁1bの内面1b’に近接した位置にあるため、同様の効果が得られるものである。
【0067】
以上のように本発明の食材検出装置によると、受発光センサー3,3’の誤動作を防止し、食材供給機による一連の飯の供給動作を円滑に支障なく行うことができ、信頼性の高い食材供給を実現し得るものである。特に外食産業等において来客に応じて一杯毎に丼9に飯を盛り付けるような食材供給機に適用することにより極めて有効なものである。
【0068】
また、透光板2b(2b’)は、上記実施形態においては1枚の樹脂板により、比較的厚く形成されているので、該透光板としての耐久性を向上させることができる。
【0069】
以上示した食材供給機は、本発明に係る食材検出装置が適用される場合の一実施形態であるが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、本発明の目的を達する態様で使用されるものであれば各種の装置に適用し得るものである。
【0070】
また、ここでは、供給される食材として飯を例として説明したが、食材としては飯以外の各種の食材に適用できる。
【0071】
また、図4等では食材供給筒1として比較的肉厚の薄いアルミニウム等で形成されたものを例として示しているが、これ以外の材料により形成される食材供給筒を排除するものではなく、本発明の目的を達するものであれば各種の材料により形成することができるものである。
【0072】
また上記各実施形態では、食材供給筒1に一対の検出孔2a,2a’,20,20’等を設け、相対向する発光センサー3及び受光センサー3’により筒1内の食材供給レベルを検出する構成を示したが、上記食材供給レベルを検出するには、例えば発光素子及び受光素子を有する1個のセンサーによることもでき、この場合は食材供給筒1に設けられる検出孔は1個で良い。
【0073】
また、透光板2b,2b’はフッ素系透明樹脂に限定されるものではなく、同様な非粘着性を有する物質であって透光性を有するものであれば各種の材料を使用することができるものである。
【0074】
また、図4等に示す上記食材供給筒1を、その肉厚が比較的薄く熱伝導性の良い金属(例えばアルミニウム)で構成し、上記供給筒1の外周を耐熱樹脂等による外筒で囲繞し、上記供給筒1と該外筒との間に温風を噴射することにより、上記金属製の食材供給筒1を介して食材供給通路15内の食材を容易に保温することができるものである。
【0075】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるので、食材検出センサーの誤動作を防止し、食材供給機等による一連の飯の供給動作に支障をきたすことなく、信頼性の高い食材供給の実現を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食材検出装置を適用した食材供給機の実施の形態を示す正面図である。
【図2】同上装置における食材供給筒の側面図である。
【図3】同上装置における食材供給筒の正面図である。
【図4】同上装置における食材供給筒の一部欠損斜視図である。
【図5】同上装置における食材供給筒のセンサー窓の斜視図である。
【図6】(a)同上装置における食材供給筒のセンサー窓の他の実施形態を示す正面図、(b)は図(a)図のX−X線断面図である。
【図7】同上装置における食材供給筒の他の実施形態の斜視図である。
【図8】図7の食材供給筒のセンサー窓近傍の縦断面図である。
【図9】図7の食材供給筒の縦断斜視図である。
【図10】同上装置における食材供給筒の他の実施形態の斜視図である。
【図11】図10の食材供給筒のセンサー窓近傍の縦断面図である。
【図12】同上装置の小孔部近傍の側面断面図である。
【図13】同上装置における食材供給筒の他の実施形態を示す断面図である。
【図14】(a)(b)は図13の食材供給筒のセンサー窓近傍の横断面図である。
【図15】従来の食材供給筒におけるセンサー窓の断面図である。
【符号の説明】
1 食材供給筒
1b 食材供給壁
2、2’ センサー窓
2a、2a’ 検出孔
2b、2b’ 透光板
2b” 板面
2c、2c’ 係合片
2d、2d’ 係合片
2f、2f’ 受片
3 発光センサー
3’ 受光センサー
15 食材供給通路
20,20’ 検出孔
20a,20a’ 小孔部
20b,20b’ 大孔部
20c,20c’ 拡幅段面
20e,20e’ テーパ面
21 押え用透明ブロック
T センサー光レベル

Claims (2)

  1. 上下方向の食材供給通路を形成する食材供給壁に検出孔を貫設すると共に、該検出孔を透光板で閉鎖してセンサー窓を形成し、該センサー窓を介して食材検出センサーにより食材供給通路の食材供給レベルを検出する食材検出装置において、
    上記検出孔を上記食材供給壁の上記食材供給通路側に開口する小孔部と、該小孔部から拡幅段面を介して上記食材供給壁外面に開口する大孔部とから構成し、
    上記拡幅段面を上記食材供給壁の内側面に近接して位置するように形成すると共に該拡幅段面に透光板を配設して上記小孔部を該透光板で閉鎖し、
    該透光板の背面を食材供給通路側に押圧する押え部材を上記大孔部内に係合し、
    該押え部材を以って上記透光板の食材供給通路側の板面を上記拡幅段面に当接させるように構成し、
    さらに、上記透光板の少なくとも食材供給通路側の板面が、非粘着性を有する物質により形成されたものであり、
    かつ、上記食材供給壁の内側面に、上記小孔部の周側面の下縁部から下向きに下り傾斜のテーパ面を設け、これにより上記小孔部の下縁部の幅を上記周側面の幅より狭く形成したものであることを特徴とする食材検出装置。
  2. 上記食材供給壁の少なくとも内側面を、非粘着性を有する物質により構成したものであることを特徴とする請求項1に記載の食材検出装置。
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