JP4054218B2 - 可変容量圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車空調装置等に用いられ得る冷媒圧縮用の可変容量圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の可変容量圧縮機として、可変の傾角をもつ斜板即ちカムによって往復駆動されるピストンを備え、前記ピストンのストロークを変化させることで容量を調整可能なものがある。その可変容量圧縮機において、外部制御信号によって圧縮容量を制御しようとする時、圧縮機の負荷状態を何らかの手段で検出できれば、この負荷に応じた容量制御やエンジン制御を行なうことが出来るなど、極めて有用であり、実用的なトルク検出手段が望まれていた。
【0003】
従来、特開平05−164045号公報に圧縮機の駆動トルクを検出する手段の一例が開示されている。それにおいては、圧縮機の駆動軸即ち回転軸に磁性膜を巻着し、この磁性膜に対向するコイルを備えている。回転軸のねじれにより磁性膜に磁歪が発生する。この磁歪によりコイルの出力電圧が変化する。したがって、この出力電圧を検出することにより駆動トルクの検出が可能である。なお、これは回転軸のねじれを直接検出するものであり、トルク検出法としては最も一般的な技術である。
【0004】
また、特開平05−99156号公報には、冷房システムの圧力・温度・冷媒流量などの物理観測値から間接的に圧縮機トルクを算出する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平05−164045号公報のように回転軸のねじれを直接検出する一般的な技術を圧縮機に適用する場合、回転軸がねじれ易いようにねじれ剛性を下げることが必要となる。これにより駆動系のねじれ共振周波数の低下やねじれ振動が発生し易いなどの弊害が生ずる。また、複雑な検出コイル類を複数、精度良く圧縮機内に配置する必要があり、スペースや圧縮機の密閉性、さらに圧縮機の製造コストの悪化が大きく実用的でなかった。また、回転軸に作用するのはねじれトルクのみでなく、別の曲げ力なども生ずる為、目的外の力の検出感度を如何にして下げ、トルク検出感度を如何に上げるかといういわゆるS/N比の向上が課題であった。また、圧縮機内部の温度等の影響によるトルクの絶対値(例えば、トルクのゼロ点)の安定性などについても課題を持っていた。
【0006】
次に、システムの状態パラメータの観測値からトルクを算出する特開平05−99156号公報では、間接データからの計算の為、十分な精度の計算結果が得にくいなどの問題を持っており、あくまでも圧縮機からの直接トルク検出が実用化出来ない場合の代替手段に過ぎないものであった。
【0007】
それ故に本発明の課題は、低コストで感度・精度とも十分なトルク検出手段を有する可変容量圧縮機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、可変の傾角をもつカムによって往復駆動されるピストンを備え、前記ピストンのストロークを変化させることで容量を調整可能な可変容量圧縮機において、前記ピストン又は該ピストンに結合されたビストンアーム部に形成した欠肉部、前記ピストン又はピストンアーム部の欠肉部と欠肉部以外の部分とを識別可能な近接センサー、及び前記近接センサーの出力信号から前記カムの傾角を推定する処理装置とを備え、前記処理装置は、前記圧縮機の特定の回転数にて、カムの傾角ごとに前記近接センサー出力信号を複数記憶しておき、傾角推定時の圧縮機回転数相当に、前記特定の回転数にて、複数記憶したカム傾角ごとの前記近接センサー出力信号に補正した後、前記近接センサーの出力信号と比較することによりカムの傾角を推定するものであることを特徴とする可変容量圧縮機が得られる。
【0009】
前記近接センサーは前記ピストン又はピストンアーム部の欠肉部以外の部分が通過するときにパルスを生成するものであり、前記処理装置は、前記圧縮機の回転数に基づき回転周期を演算する演算手段と、前記回転周期における前記パルスの数を計数する計数手段と、前記パルスの電圧を平均化する電圧平滑手段と、前記カムの傾角と前記パルスの数及び前記近接センサーの出力信号の平均値との所定の関係を記憶する記憶装置と、前記記憶装置による所定の関係を参照して、前記計数手段によるパルス数と前記電圧平滑手段による平均電圧とに基づき前記カムの傾角を推定する傾角推定手段とを含むものであってもよい。
【0010】
前記近接センサーは前記ピストン又はピストンアーム部の欠肉部が通過するときにパルスを生成するものであり、前記処理装置は、前記圧縮機の回転数に基づき回転周期を演算する演算手段と、前記回転周期における前記パルスの数を計数する計数手段と、前記パルスの電圧を平均化する電圧平滑手段と、前記カムの傾角と前記パルスの数及び前記近接センサーの出力信号の平均値との所定の関係を記憶する記憶装置と、前記記憶装置による所定の関係を参照して、前記計数手段によるパルス数と前記電圧平滑手段による平均電圧とに基づき前記カムの傾角を推定する傾角推定手段とを含むものであってもよい。
【0012】
前記処理装置は、推定したカムの傾角から前記圧縮機の吐出容量を演算する手段を備え、前記吐出容量と、少なくとも前記圧縮機の吐出圧力と吸入圧力から前記圧縮機のトルクを推定するものであってもよい。
【0013】
前記処理装置は、前記近接センサーに機械的に合体され、又は、前記近接センサーと車両空調装置の制御装置の間に搭載され、又は、車両空調装置の制御装置に搭載されていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1をまず参照して、本発明の実施の形態に係る可変容量圧縮機の概要について説明する。
【0015】
図示の可変容量圧縮機は圧縮機本体100を含んでいる。圧縮機本体100は、複数のシリンダボア1が形成されたシリンダブロック2と、クランク室3が形成されたクランクケース4とを備えている。吸入弁と弁板と吐出弁とを介してシリンダブロック2に取り付けられたシリンダヘッド5内に吸入室と吐出室とが形成されている。吸入室は吸入ボートに連通し、吐出室は吐出ポートに連通している。
【0016】
圧縮機本体100は更に、クランク室3内でシリンダボア1の延在方向に平行に延在しクランクケース4とシリンダブロック2とにより回転可能に支持された回転軸即ち駆動軸6を備えている。駆動軸6の一端はクランクケース4を貫通してクランクケース4外へ延びている。クランクケース4には、回転力伝達用プーリ7が取り付けられている。
【0017】
クランク室3内に配設されたカム即ち斜板8がヒンジ機構9を介して駆動軸6に、相対回転不能に且つ傾角変動可能に取り付けられている。斜板8の周縁部に、斜板8を挟んで一対のシュー10が摺動可能に当接している。複数の一対のシュー10が、周方向に互いに間隔を隔てて配設されている。各一対のシュー10は、それぞれアルミ合金製ピストン11のピストンアーム即ち尾部11aに形成されたシュー保持部により保持されている。ピストン11の頭部11bはシリンダボア1に摺動可能に挿通されている。こうして、圧縮機本体10は、斜板8の傾角変動によりピストン11のストロークを変化させることで容量を調整可能にされている。
【0018】
クランクケース4に近接センサー14が装着されている。近接センサー14は、ピストン11の往復動ストロークの如何に関わらず、上死点位置に在るピストンの尾部11aの末端から、ピストン11の頭部11bから遠ざかる方向に隔たった位置に在る。ピストンの尾部11aには、シリンダボア1の延在方向で互いに離間した二つの欠肉部11c、11dが形成されている。
【0019】
近接センサー14は尾部11aの欠肉部11c、11dと欠肉部以外の部分とを識別可能なものである。即ち、近接センサー14は尾部11aの欠肉部以外の部分が通過するときにパルスを生成するものである。
【0020】
近接センサー14には処理回路200が接続されている。処理回路200にはまた、駆動軸6の回転数を検出する回転数検出器21が接続されている。駆動軸6の回転数と近接センサー14から得られたパルスとを使用して、処理回路200は斜板の傾角を推定し、傾角信号を制御装置22に出力する。制御装置22は、圧縮機本体100の容量制御や車載エンジン等の駆動制御に寄与するものである。
【0021】
圧縮機本体100においては、回転力伝達用プーリ7を介して、車載エンジン等の図示しない外部駆動源により、駆動軸6が回転駆動される。駆動軸6の回転に伴つて斜板8が回転する。斜板8の回転に伴つてシュー10が斜板8の周縁上を摺動しつつ駆動軸6の延在方向に往復運動し、シュー10を保持するピストン11の頭部11bが、シリンダボア1内をシリンダボア1の延在方向に往復摺動する。
【0022】
ピストン11の頭部11bの往復摺動に伴つて、吸入ポートから吸入室へ流入した冷媒ガスが、弁板に形成された吸入口と吸入弁とを介してシリンダボア1へ吸引され、シリンダボア1内で圧縮され、弁板に形成された吐出孔と吐出弁とを介して吐出室へ吐出し、吐出ポートを通って圧縮機本体100外へ流出する。圧縮機本体100外へ流出した冷媒ガスは、車載空調装置等の冷却回路を流れた後、圧縮機本体100へ還流する。
【0023】
図2をも参照して、処理回路200について説明する。
【0024】
前述した圧縮機本体100の駆動軸6の回転によりピストン11が往復動すると、近接センサー14の出力波形は、ピストン11の尾部11aの欠肉部11c,11dの通過時は出力がオフされた矩形波となる。仮に圧縮機本体100の駆動軸6の回転数及び斜板8の傾角が一定ならば、圧縮機本体100の一回転に得られる矩形波が連続的に繰り返される。
【0025】
実際には、矩形波の平均電圧と圧縮機本体100の駆動軸6の一回転の周期中のパルス数が図3のような関係をもつ。この関係は、パルス数別に平均電圧と斜板8の傾角との関係を記憶しておくことで、斜板8の傾角を知ることが可能であることを示す。この点に着目し、処理回路200に、斜板8の傾角とパルスの数及び近接センサーの出力信号の平均値との所定の関係をパターン化したテーブルを記憶する記憶装置31を備える。
【0026】
さらに、処理回路200は、近接センサー14に接続され近接センサー14から出力されるパルスを増幅する増幅回路32と、回転数検出回路21に接続され駆動軸6の回転数に基づき回転周期を演算する演算回路33と、増幅回路32及び演算回路33に接続され回転周期におけるパルスの数を計数する計数回路34と、増幅回路32に接続されパルスの電圧を平均化する電圧平滑回路35と、斜板8の傾角を推定する傾角推定回路36とを含む。傾角推定回路36により推定された推定傾角は制御装置22に供給される。
【0027】
傾角推定回路36は、記憶装置31、計数回路34、及び電圧平滑回路35に接続され、記憶装置31による所定の関係を参照して、計数回路34によるパルス数と電圧平滑回路35による平均電圧とに基づき斜板8の傾角を推定する。傾角推定回路36の動作を具体的に説明する。まず、パルス数に応じた斜板の傾角と平均電圧とをもつテーブルを記憶装置31から選択する。次に選択したテーブルを用いて、平均電圧から斜板の傾角を求める。さらに,斜板の傾角と出力電圧又は電流が相関関係をもつように推定傾角を制御装置22に出力する。
【0028】
上述したように、特定の回転数における斜板8の傾角と矩形波とのパターン関係を記憶装置31に複数記憶しておき、得られた回転数信号を用いて、矩形波のパターンを補正し、得られた矩形波と比較すれば、斜板8の傾角を知ることができる。なお、補正する矩形波パターンは、前記の得られた矩形波であっても良い。
【0029】
したがって、次式(1)及び(2)のように斜板8の傾角と吐出容積とから圧縮機の一回転当りの吐出容積Vをもとめ、さらに圧縮機システムの状態パラメータの観測値を用いて駆動トルクTを算出することができる。
【0030】
V=S×L×n ・・・・ (1)
T=K・Ps・{(Pd/Ps)m−1}・V ・・・・ (2)
ここで、Sはピストンの面積、Lはストローク、nは気筒数、Pdは吐出圧力、Psは吸入圧力、K及びmは定数である。
【0031】
なお、近接センサー14と信号処理回路200との位置の最適化が可能である。例えば、近接センサー14に信号処理回路200を機械的に合体させることで、近接センサー14の高周波ノイズの影響を最小にすることが可能となる。信号処理回路200を空調装置の制御装置に組み込めば、近接センサー14に半導体等の熱に弱い部品を組み込むことなく圧縮機本体100が高温になっても安定に作動するシステムの提供が可能となる。近接センサー14と制御装置22との間に信号処理回路200を組み込むことで、近接センサー14の高周波ノイズ影響が少なく、且つ圧縮機本体100が高温になっても安定に作動するシステムを提供することが可能となる。
【0032】
また、近接センサー14はピストン11又はそれのピストンアーム即ち尾部11aの欠肉部11c、11d以外の部分が通過するときにのみパルスを生成するものとして説明したが、欠肉部11c、11dが通過するときにのみパルスを生成するものであっても同様に実施できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、低コストで感度・精度とも十分なトルク検出手段を有する可変容量圧縮機を提供でき、したがって作動容量から圧縮機のトルクを知ることが可能となり、エンジンの負荷調整や車両空調の制御を高度化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る可変容量圧縮機の概要を説明するための説明図である。
【図2】図1の可変容量圧縮機に含まれる処理回路を説明するためのブロック図である。
【図3】図2の処理装置に含まれた記憶装置を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダボア
2 シリンダブロック
3 クランク室
4 クランクケース
5 シリンダヘッド
6 駆動軸
7 回転力伝達用プーリ
8 斜板
9 ヒンジ機構
10 シュー
11 ピストン
11a ピストンの尾部
11b ピストンの頭部
11c 欠肉部
11d 欠肉部
14 近接センサー
21 回転数検出器
22 制御装置
31 記憶装置
32 増幅回路
33 演算回路
34 計数回路
35 電圧平滑回路
36 傾角推定回路
100 圧縮機本体
200 処理回路
Claims (5)
- 可変の傾角をもつカムによって往復駆動されるピストンを備え、前記ピストンのストロークを変化させることで容量を調整可能な可変容量圧縮機において、前記ピストン又は該ピストンに結合されたビストンアーム部に形成した欠肉部、前記ピストン又はピストンアーム部の欠肉部と欠肉部以外の部分とを識別可能な近接センサー、及び前記近接センサーの出力信号から前記カムの傾角を推定する処理装置とを備え、前記処理装置は、前記圧縮機の特定の回転数にて、カムの傾角ごとに前記近接センサー出力信号を複数記憶しておき、傾角推定時の圧縮機回転数相当に、前記特定の回転数にて、複数記憶したカム傾角ごとの前記近接センサー出力信号に補正した後、前記近接センサーの出力信号と比較することによりカムの傾角を推定するものであることを特徴とする可変容量圧縮機。
- 前記近接センサーは前記ピストン又はピストンアーム部の欠肉部以外の部分が通過するときにパルスを生成するものであり、前記処理装置は、前記圧縮機の回転数に基づき回転周期を演算する演算手段と、前記回転周期における前記パルスの数を計数する計数手段と、前記パルスの電圧を平均化する電圧平滑手段と、前記カムの傾角と前記パルスの数及び前記近接センサーの出力信号の平均値との所定の関係を記憶する記憶装置と、前記記憶装置による所定の関係を参照して、前記計数手段によるパルス数と前記電圧平滑手段による平均電圧とに基づき前記カムの傾角を推定する傾角推定手段とを含む請求項1に記載の可変容量圧縮機。
- 前記近接センサーは前記ピストン又はピストンアーム部の欠肉部が通過するときにパルスを生成するものであり、前記処理装置は、前記圧縮機の回転数に基づき回転周期を演算する演算手段と、前記回転周期における前記パルスの数を計数する計数手段と、前記パルスの電圧を平均化する電圧平滑手段と、前記カムの傾角と前記パルスの数及び前記近接センサーの出力信号の平均値との所定の関係を記憶する記憶装置と、前記記憶装置による所定の関係を参照して、前記計数手段によるパルス数と前記電圧平滑手段による平均電圧とに基づき前記カムの傾角を推定する傾角推定手段とを含む請求項1に記載の可変容量圧縮機。
- 前記処理装置は、推定したカムの傾角から前記圧縮機の吐出容量を演算する手段を備え、前記吐出容量と、少なくとも前記圧縮機の吐出圧力と吸入圧力から前記圧縮機のトルクを推定するものである請求項1−3のいずれかに記載の可変容量圧縮機。
- 前記処理装置は、前記近接センサーに合体され、又は、前記近接センサーと車両空調装置の制御装置の間に搭載され、又は、車両空調装置の制御装置に搭載されている請求項1−4のいずれかに記載の可変容量圧縮機。
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