JP3930930B2 - インバータ付給水ポンプ装置及びその運転方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインバータを使用した給水ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道システムなどのポンプを用いた給水ポンプ装置では、需要側での給水圧力が常に一定に保たれるのが望ましい。このため従来よりポンプを可変速制御して吐出部での圧力を管路抵抗曲線に沿って変化させ、需要端での圧力がほぼ一定になるように制御が行われている。
【0003】
図1〜図6にこのような給水ポンプ装置の一例を示す。図1において、1は吸込管、2−1,2−2は仕切弁、3はモータ4で駆動されるポンプ、5は逆止め弁、7は給水管6に備わる圧力タンク、同じく8は圧力タンク7近くの給水管6の圧力を検出し、これに応じた信号を出力する圧力センサ、9は圧力計である。図2はポンプ3の運転特性図であり、縦軸に圧力H、横軸に水量Qを取って表す。曲線Aはポンプの運転速度を最高速度NmaxとしたときのQ−H特性を示し、同じく曲線B,Cは運転速度をそれぞれNoff,最低速度NminとしたときのQ−H特性である。また、曲線Fは管路抵抗を考慮した目標圧力を表す曲線(以下管路抵抗曲線という)であり、これと曲線A,B,Cとの交点での水量をそれぞれQA,QB,0とする。通常は需要水量の変動に伴いポンプ吐出部がこの管路抵抗曲線F上にくるよう、無段階の運転制御を行っている。また、図中のH1はNmin時の設定圧力、H2はNmax時の設定圧力、Honは設定始動圧力、Hoffは設定停止圧力である。
【0004】
図3は制御回路を示し、PWは電源、ELBは漏電遮断器、INVはインバータであり、詳細な回路構成は図4に示すとおりである。また、CONSはコンソールであり、インバータINVに接続されており、周波数、電流などの値を表示すると共に、加減速時間などインバータのパラメータの設定を行うものである。SSはスイッチ、STXはインバータ始動用リレーでその接点が閉じるとインバータのFW,COM端子が短絡されて始動指令となる。CUは制御装置であり、安定化電源ユニットAVR、D/A変換器、A/D変換器、スイッチなどで構成されるデータ設定手段SW、入出力ポートPIO−1,PIO−2,PIO−3,演算ユニットCPU、メモリMにより構成される。また、図5は図3に示す制御装置CUが実行する処理のプログラムの一部であるポンプ圧力制御処理を示すフローチャートであり、メモリMに記憶されている。同様に図6はインバータの加減速処理を示すフローチャートであり、図示していないインバータ内のメモリに記憶してある。
【0005】
図7は加減速処理フローチャートを説明するための線図を示し、加速処理を例示したものである。即ち、横軸に時間(s)、縦軸に周波数(Hz)を取って表わしており、直線Yは周波数(Hz)が時間(s)の関数であることを示している。
【0006】
図7に示された記号はそれぞれ次の意味を持つ。
【0007】
fs(Hz):基底周波数(例えばコンソールによってパラメータとして設定される。)
f(Hz):設定周波数(制御装置CUより指令される)
fG(Hz):インバータの現在の周波数
ta(s):加速時間(例えばコンソールによってパラメータとして設定される。)
Δts(ms):加減速処理の周期(例えば割り込み処理で、この周期毎に加減速処理が実行される。)
Δf(Hz):インバータが加速時間ts(s)で0(Hz)から基底周波数fs(s)に到達することにしたときの、途中過程での1回の処理周期毎に指令される周波数制御幅であり、
Δf=fs/(1000・ta/Δts) …………(1)
で与えられる。
【0008】
さて、ポンプ3はモータ4によって回転駆動され、吸込管1から吸い込んだ水を逆止め弁5、仕切弁2−2を介して需要端に給水する。
【0009】
さらに詳細に説明すると、図3において、漏電遮断器ELBを投入し、スイッチSSを閉じるとリレーSTXが付勢し、インバータINVの運転準備が完了する。図1、図5において水を使用すると給水管6内の圧力Hが低下する。これを圧力センサ8が検出する(501ステップ)。次に検出した圧力が始動圧力Hon以下に達しているかを判定し(502ステップ)、達していなければ達するまで501〜502の処理を実行する。502ステップでHon≧Hと判定され、509ステップでポンプが運転中であるかを判定し、停止中の時は510ステップでポンプが起動され次の503ステップへ処理が進められる。510ステップでは制御装置CUよりインバータO−L端子にNminの速度指令を発し運転指令する。503ステップでは目標圧力H0(詳細は説明を省いているが、図5の処理に入る前に予めH0は求められ、メモリに記憶してある。)と501ステップで検出した圧力とが比較判定される。
【0010】
比較した結果次の1)〜3)のように処理される。
【0011】
1)H0−H>a(aは不感帯を示す値であり、例えば本例では1bit)と判定された場合;
504ステップでインバータへ増速指令する。本例では現在の指令速度に1bitだけ増速して指令する(図3においてCPUよりPIO−1、D/Aを介してインバータO−L端子に速度指令)。この後505ステップでΔt時間の待ち時間処理を実行して501ステップへ戻る。
【0012】
2)|H0−H|≦a(不感帯で例えば1bit)と判定された場合(給水圧力が目標圧力にほぼ到達);
506ステップで次の処理時の目標圧力を周波数(指令速度)fに基づいて求め、値を更新する。
【0013】
3)H0−H<−aと判定された場合;
507ステップで前述した1)と逆の減速処理を実行する。
【0014】
上記1)〜3)のようにしてして指令された速度指令はインバータ内で次のように加減速処理される(図6参照)。
【0015】
602ステップにおいて、設定周波数f(図5の処理より指令されたもの)と現在のインバータ周波数fGと比較し、
1)一致している場合;607ステップへ抜ける。
【0016】
2)f>fGと判定した場合;603ステップで前述の(1)式に基づいて1回の処理で実行する周波数制御幅Δfを求め、次の604ステップで現在周波数fGにΔfだけ増速処理して、607ステップに抜ける。
【0017】
3)f<fGと判定した場合;1)の処理とは逆にΔfだけの減速処理を実行して607ステップへ抜ける。
【0018】
以上をΔts(ms)毎に処理を繰り返し、図2のポンプ運転特性図に示したように給水圧力が管路抵抗曲線F上にくるようになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このような給水ポンプ装置では、一般にポンプモータの起動応答性は犠牲にし、主としてコストの面からインバータの出力容量が決められており、このため起動時に得られるポンプ・モータの回転速度の立ち上がりは比較的ゆるやかなものとなっている。これは急加減速するとインバータがトリップすることもあるため、これを避けるための処置でもある。
【0020】
このため、従来は以下のような問題点があった(図8参照)。
【0021】
1)ポンプ起動時に使用水量が増加すると、図8の(b)に示すように、目標圧力H0に一致することなく、給水圧力にオーバーシュートを生じ、収束せず発振する。このため給水系に大きな圧力変動を頻繁に与える。水の使用量が蛇口1〜2個程度と少ない場合は図8の(a)の如く、給水圧力が安定する。この発振現象はポンプ起動時に特に生じやすいが、これに限らず大きな使用水量の変化があると生じる場合がある。
【0022】
2)給水管6の圧力センサ取り付け部(導水部分)に空気溜まりなどが生じると同様に発振現象が生じ、給水系に大きな圧力変動を頻繁に与える。
【0023】
以上は前述したようにポンプの圧力制御処理系とインバータ加減速処理系が同期していないこと、これらの制御処理系に対してポンプ・モータの起動時の回転速度立ち上がりが遅れ要素となり、設定周波数fと現在周波数fGとが一致せず交番するため(発振するため)、給水圧力及び指令速度が共に発振するためである。また、圧力センサ部に空気溜まりを生じると、圧力が正しく検出されないので、この外乱により圧力制御処理系が乱され(圧力が低く検出されるので必要以上にポンプを増速する指令を発し、空気溜まりが解消すると急激に減速するように指令を発するように作用する)、引いてはインバータ加減速処理系が乱されて、給水圧力及び指令速度が発振を起こすためである。
【0024】
このような発振を起こすのは、圧力制御処理系でインバータの指令速度を演算して、この指令速度をインバータに与えた後のインバータの加減速処理系が圧力処理系と無関係に処理され、圧力制御処理系から見ればインバータの加減速処理系は指令速度を与えるだけでその後がいわゆる野放し状態になっているのが一つの原因である(図6から分かるように、インバータの加減速処理系は圧力Hとは無関係にインバータの周波数を加減速処理している)。
【0025】
一方、インバータの技術が進歩し、高機能、多機能となってきたため、図3に示す制御装置CUをインバータINVと一体化して低価格化を実現していこうとの要求が出て来ている。
【0026】
そこで本発明の目的は上記した従来技術の欠点を除き、ポンプの応答性が悪くても、また圧力センサに空気溜まりが生じても発振現象を生じることなく、給水圧力の安定した給水ポンプ装置を提供することにある。加えて制御装置をすべてインバータ一体として安価な給水ポンプ装置を提供することにある。
【0027】
上記課題を解決するために、本願発明は、ポンプと、前記ポンプを駆動するインバータと、前記ポンプの吐出側の給水圧力を検出する圧力センサと、前記圧力センサの信号に基づいてインバータへ運転速度指令を与えて前記給水圧力が目標圧力となるように圧力制御する制御装置とを備えたインバータ付給水ポンプ装置において、前記インバータの周波数が前記運転速度指令値に到達したことを知らせるアンサバック信号が、前記インバータから前記制御装置に送信され、前記制御装置は、前記目標圧力と前記給水圧力との差が予め定めた値より大きい場合であると共に前記アンサバック信号が送信された場合に、前記インバータへ周波数の増加又は減少させる運転速度指令を与えるようにしたものである。
また、上記のものにおいて、ポンプ運転中に、前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが比較され、前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが一致している場合には、前記インバータから前記制御装置に前記アンサバック信号が送信され、前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが一致していない場合には、前記アンサバック信号はリセットされ、前記インバータの周波数を増加又は減少させる運転速度指令が与えられると共に前記給水圧力の圧力制御がされるようにしたものであることが望ましい。
【0028】
さらに、前記制御装置は、前記インバータからのアンサバック信号の有無を比較判定する比較判定部を備え、前記インバータは、前記給水圧力と前記目標圧力との一致を比較判定する比較判定部を備えたものであることが望ましい。
さらに、前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが一致しない場合であると共に前記給水圧力と前記目標圧力との差が予め定めた値以内にない場合に、前記インバータの周波数は増加又は減少されることが望ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図9〜図12により説明する。
【0030】
図9は図3に対し、入出力ポートPIO−4,A/D変換器を追加し、インバータ速度指令到達信号をアンサバック信号ANSとして、インバータF,L端子からCPUに送信するようにしたものである。図10は制御装置CPU内のプログラムの一部である圧力制御を示すフローチャートであり、図5に対し、アンサバック信号の有無判定部Xを追加したものである。図11はインバータ内のプログラムの一部である加減速処理を示すフローチャートであり、図6に対し目標圧力H0と給水圧力とが一致しているかどうかの判定部Zを追加したものである。これらの詳細な動作について説明する。
【0031】
今、図2において、水の使用がなく給水圧力がHoffで停止しているものとする。この状態より水が使用されると給水圧力が低下し、始動圧力Honに達するとポンプは始動し、インバータは始動し、周波数Nminを指令することになる。この処理を図10、図11を参照し説明する。図10、図11の処理は例えば割り込み処理Δts(ms)毎に実行される。901、902ステップで給水圧力Hを検出し、その圧力が始動圧力Hon以下であるかどうかを判定し、Hon以下でなければ910ステップへ抜ける(図10)。101ステップにおいてポンプが運転中かどうかを判定し、運転していなければ109ステップへ抜ける(図11)。
【0032】
次に、902ステップでの判定がHon≧Hと判定されると、911ステップでポンプが運転中であるかを判定し、運転中であれば906ステップ進む。停止中であれば903ステップでポンプ起動指令が出力され、906ステップの目標圧力H0と給水圧力Hとの比較判定処理へ進む。そして、ここでの判定結果により次の処理が実行される。
【0033】
1)H0−H>aと判定した場合;
904ステップでインバータからのアンサバック信号の有無を判定し、無しと判定したら910ステップへ抜け、有りと判定したら905ステップで1bitだけの増速処理を実行して910ステップへ抜ける。
【0034】
2)|H0−H|≦aと判定した場合;
従来技術図5の506ステップでの説明と同じであるから省略する。
【0035】
3)H0−H<−aと判定した場合;
908ステップでインバータからのアンサバック信号の有無を判定し、無しと判定したら910ステップへ抜け、有りと判定したら909ステップで今度は1)の処理とは逆に1bitだけ減速処理して910ステップへ抜ける(図10)。
【0036】
図11において、101ステップでの判定で運転中と判定すると102ステップへ進み、ここで設定周波数fとインバータの現在周波数FGと比較判定する。判定結果により次の処理が実行される。
【0037】
1)f>fGと判定した場合;
110ステップでアンサバック信号ANSをリセットし、103ステップで目標圧力H0と給水圧力Hとを比較し、|H0−H|≦aと判定したら、給水圧力Hがほぼ目標圧力H0に等しいので、109ステップへ抜ける。|H0−H|>aと判定した場合には、給水圧力Hが目標圧力H0に一致していないので、104ステップへ進み、ここで前述した演算式(1)の処理を実行し、変速周波数幅Δfを求める。続いて、105ステップで現在周波数fGにΔfだけ増速処理を実行して109ステップへ抜ける。
【0038】
2)f=fGと判定した場合;
112ステップでアンサバック信号ANSをセットし、加減速処理を実行せず109ステップへ抜ける。
【0039】
3)f<fGと判定した場合;
111ステップでアンサバック信号ANSをリセットし、106ステップで目標圧力H0と給水圧力Hとを比較し、|H−H0|≦aと判定したら、ほぼ給水圧力HがH0とが一致しているので109ステップへ抜ける。|H−H0|>aと判定した場合には給水圧力Hが目標圧力H0に一致していないので次の107ステップへ進み、ここで前述した演算式(1)の処理を実行し、速度周波数幅Δfを求める。続いて、108ステップで現在周波数fGからΔfだけ減速処理を実行して109ステップへ抜ける。
【0040】
以上のようにポンプ制御処理部ではインバータからの速度指令に対する到達信号としてのアンサバック信号ANSを用い、この有無判定を実行し、アンサバック信号ANSが有る場合に限り変速すべく設定周波数fを変更する。インバータ加減速処理部では給水圧力Hが目標圧力H0と一致しているかの比較判定を設け、一致していないときに限り加減速処理を実行するようにしたものである。これによりポンプ制御処理系とインバータ加減速処理系は、相互の制御系で互いに同期がとれるようになり、従来ポンプ始動時及び圧力センサ部空気溜まりなどにより生じていた発振現象を解消することができる。
【0041】
次に、第2の実施例を図10、図11、図12により説明する。図12は従来例の説明で使用した図4のインバータ装置に図3に示している制御装置CU、リレーSTXの機能をソフトウェアとして組み込み、インバータ電源端子R、S、Tに漏電遮断器ELBを接続し、FW、COM1端子に起動用スイッチSSを接続してAN、COM2端子に圧力センサPSの出力信号を接続したものである。
【0042】
今、漏電遮断器ELBを投入し、スイッチSSを閉じると、インバータとしての運転準備が完了する。勿論、図示していないが、図10、図11のフローチャートに示したソフトウェアより上位にソフトウェアの全体から細部に渡る処理を統括するシステムソフト(例えばオペレーティングシステム)が組み込まれている。
【0043】
このシステムソフトにより図10のポンプ制御処理、図11のインバータ加減速処理が周期的に規則正しく起動して処理される。実際の処理は前の実施例の説明と同様なので説明を省略する。
【0044】
尚、この第2実施例の場合、インバータ装置に制御装置CU、リレーSTXの機能が組み込まれているので、図10のX部のインバータアンサバック信号有無判定の代わりに現在の周波数と設定周波数が一致しているかの判定を実行すればよい。
【0045】
以上のように、この実施例によれば第1の実施例と同様に始動時に発振現象による頻繁な圧力変動が解消できるばかりでなく、ポンプ制御装置がインバータ一体となるため低コストかが実現できる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば以下の効果が得られる。
【0047】
(1)本願の第1の本発明によれば、圧力制御系及びインバータ加減速処理系の処理が同期化され、これにより圧力及び周波数が発振されることなく安定化され、即ち頻繁な圧力変動の生じることがなくなり安定した給水が得られる効果がある。
【0048】
(2)本願の第2の本発明によれば、第1の発明の効果に加え更に、ポンプ制御装置をインバータと一体化でき、コンパクト、低価格、高信頼性のシステムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の給水ポンプ装置である。
【図2】従来の給水ポンプ装置の運転特性図である。
【図3】従来の給水ポンプ装置の制御回路図である。
【図4】図3の実施例のインバータINVの詳細な回路構成を示す図である。
【図5】図3の実施例の制御装置CUのプログラムの一部を示す図である。
【図6】図3の実施例のインバータINVの加減速処理を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートを説明するための線図である。
【図8】圧力変動(発振現象)を説明する図である。
【図9】本発明による給水ポンプ装置の具体的一実施例を示した図である。
【図10】本発明による実施例の制御装置CUのプログラムの一実施例を示すフローチャートである。
【図11】本発明による実施例のインバータINVのプログラムの一実施例を示すフローチャートである。
【図12】本発明による給水ポンプ装置の他の具体的一実施例を示した図である。
【符号の説明】
1…吸込管、2−1…仕切弁、2−2…仕切弁、3…ポンプ、4…モータ、5…逆止め弁、6…給水管、7…圧力タンク、8…圧力センサ、9…圧力計、100…インバータ装置、10…、101…インバータ装置、PW…電源、ELB…漏電遮断器、INV…インバータ(逆変換器)、CONS…コンソール、SS…スイッチ、STX…インバータ始動用リレー、CU…制御装置、AVR…安定化電源ユニット、D/A…デジタル/アナログ変換器、A/D…アナログ/デジタル変換器、SW…設定手段、PIO−1,PIO−2,PIO−3…入出力ポート、CPU,MCU…演算装置(マイクロコンピュータ)、M…メモリ、CNV…順変換器、RS,R1,R2…抵抗器、CB,C1…コンデンサ、CT1,CT2…電流検出器、D1,D2…ダイオード、FTC…フォトカプラ、LCD…表示回路、G…電流制御回路、PS…圧力センサ、SH…電流検出器(シャント抵抗)、P…直流電圧の正極、N…直流電圧の負極、R,S,T…三相電源のR相S相T相。
Claims (5)
- ポンプと、
前記ポンプを駆動するインバータと、
前記ポンプの吐出側の給水圧力を検出する圧力センサと、
前記圧力センサの信号に基づいてインバータへ運転速度指令を与えて前記給水圧力が目標圧力となるように圧力制御する制御装置とを備えたインバータ付給水ポンプ装置において、
前記インバータの周波数が前記運転速度指令値に到達したことを知らせるアンサバック信号が、前記インバータから前記制御装置に送信され、
前記制御装置は、前記目標圧力と前記給水圧力との差が予め定めた値より大きい場合であると共に前記アンサバック信号が送信された場合に、前記インバータへ周波数の増加又は減少させる運転速度指令を与えることを特徴とするインバータ付給水ポンプ装置。 - 請求項1において、前記ポンプ運転中に、前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが比較され、
前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが一致している場合には、前記インバータから前記制御装置に前記アンサバック信号が送信され、
前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが一致していない場合には、前記アンサバック信号はリセットされ、
前記インバータの周波数を増加又は減少させる運転速度指令が与えられると共に前記給水圧力の圧力制御がされることを特徴とするインバータ付給水ポンプ装置。 - 請求項1において、前記制御装置は、前記インバータからのアンサバック信号の有無を比較判定する比較判定部を備え、
前記インバータは、前記給水圧力と前記目標圧力との一致を比較判定する比較判定部を備えたことを特徴とするインバータ付給水ポンプ装置。 - 請求項3において、前記インバータの周波数と前記運転速度指令値とが一致しない場合であると共に前記給水圧力と前記目標圧力との差が予め定めた値以内にない場合に、前記インバータの周波数は増加又は減少されることを特徴とするインバータ付給水ポンプ装置
- ポンプの吐出側の給水圧力に基づいてインバータの周波数の速度を変え、前記給水圧力が目標圧力となるように制御するインバータ付給水ポンプ装置の運転方法において、
前記インバータの周波数が前記運転速度指令値に到達したことを知らせるアンサバック信号が、前記インバータから前記制御装置に送信され、
前記目標圧力と前記給水圧力との差が予め定めた値より大きい場合であると共に前記アンサバック信号が送信された場合に、前記インバータへ周波数の増加又は減少させる運転速度指令を与えることを特徴とするインバータ付給水ポンプ装置の運転方法。
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