JP3923585B2 - Paper container with identification and manufacturing method thereof - Google Patents
Paper container with identification and manufacturing method thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP3923585B2 JP3923585B2 JP08465897A JP8465897A JP3923585B2 JP 3923585 B2 JP3923585 B2 JP 3923585B2 JP 08465897 A JP08465897 A JP 08465897A JP 8465897 A JP8465897 A JP 8465897A JP 3923585 B2 JP3923585 B2 JP 3923585B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- paper
- thermoplastic resin
- identification display
- resin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、識別表示の機能を付与した液体紙容器、紙カップ、紙トレーなどの紙容器およびその製造方法に関するものであり、特に老人や視覚障害者の人々による使用を考慮した識別表示の機能を付与した紙容器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、紙容器に識別表示の機能を付与するには、紙容器の外側の表面に識別表示の表示の印刷を施したり、粘着シールを識別表示シールとして貼着してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の紙容器は、非常に似かよった形状の場合が多く、その表示は、視覚により確認されるものであるため、老人や視覚障害者の人々にとっては、これを認識することが困難な場合が多く、また、健常者でも内容物の判断ができずに間違って購入し、使用するという危険があった。材料が紙単体よりなる紙容器においては、プレス印字を行い紙面に凸部を形成する点字加工もあるが、表面にポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂が積層された材料では、プレスによる印字加工が難しいという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、紙容器において、表面の熱可塑性樹脂層を発泡させることにより凸状の識別表示を表面に設け、消費者、特に、老人や視覚障害者の人々にとって、内容物の判断を可能にしたり、判断を助成するための識別表示付き紙容器およびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決すべく検討した結果、少なくとも容器の外面となる側から加熱により紙の中の水分が蒸発し、その蒸気圧の力で発泡する容器の外面側の熱可塑性樹脂層、紙を主体とする基材層、容器の内面側の熱可塑性樹脂層からなる積層体で形成された紙容器であって、前記容器の外面側の熱可塑性樹脂層が部分的に発泡してなる凸状の識別表示を表面に備えていることを特徴とする識別表示付き紙容器を見出し、完成したものである。少なくとも容器の外面となる側から加熱により紙の中の水分が蒸発し、その蒸気圧の力で発泡する容器の外面側の熱可塑性樹脂層、紙を主体とする基材層、容器の内面側の熱可塑性樹脂層からなる積層体で形成され、凸状の識別表示が表面に設けられている紙容器を製造する方法は、前記容器の外面側の熱可塑性樹脂層の容器の外面の一部にあらかじめ発泡抑制インキを塗工し、加熱発泡により、前記発泡抑制インキ塗工部の非発泡の凹部を設けるとともに、該凹部領域内の前記発泡抑制インキの非塗工部を発泡して凸部を形成した凸状の識別表示とすることを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、紙容器において、表面の熱可塑性樹脂層を発泡させることにより凸状の識別表示を表面に設け、消費者、特に、老人や視覚障害者の人々にとって、内容物の判断が可能になり、判断を助成するためにもなり、かつ、製造コストも高くない、識別表示付き紙容器を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら、本発明の識別表示付き紙容器について、詳しく説明する。
【0008】
図1は、本発明に係る識別表示付き紙容器の一実施例Aを示す斜視図である。
表面に発泡する熱可塑性樹脂層を持つ紙容器で、全体に発泡部Bを形成させる中で、一部に非発泡の凹部Cを設け、さらに、その凹部Cの中に、一部発泡した凸部を残し、凸状の識別表示部Dを設けている。
【0009】
図2は、本発明の識別表示付き紙容器を形成する積層体の構成を示す図である。識別表示付き紙容器を形成する積層体1の構成は、紙を基材層2として、外面側には中間印刷層3と透明ニス層4が設けられている。但し、この透明ニス層4は、必ずしも必要としない。また、中間印刷層3と透明ニス層4を設ける順序は、何れの場合も可能である。さらに、これらの層は熱可塑性樹脂層(外面)5によって、被覆されている。基材層2の内面側には熱可塑性樹脂層(内面)6がある。また、基材層2と熱可塑性樹脂層(内面)6との間には、バリア性などを上げるためにアルミニウムなどの金属蒸着層、シリカなどの無機蒸着層などのバリア層を設けることもできる。
【0010】
基材層2となる紙の坪量は、100〜500g/m2 の範囲が、紙容器の製造上好ましい。また、紙の含水率は、3〜10%、さらに好ましくは、5〜8%の範囲であることが望ましい。紙の中の水分を蒸発させ、その蒸気圧の力で表面の熱可塑性樹脂層を発泡させる際に、含水率が3%未満であると発泡不足となり、発泡層の厚さが得られなかったり、含水率が10%を越えると発泡表面が破裂した状態となったりするので好ましくない。
【0011】
中間印刷層3は、前述のように、基材層2の紙の表面、あるいは透明ニス層4の上に施される。この中間印刷層3は、部分的に着色インキで印刷される場合と、全面的に着色インキで印刷される場合とがある。印刷の位置、印刷面積の大小、印刷の方法、使用されるインキなどは、従来公知の技術を適宜選択して用いることができる。
【0012】
透明ニス層4は、必ずしも必要としないが、基材層2の紙の表面、あるいは中間印刷層3の上に設けられる。透明ニスを塗布する方法としては、印刷やコーティングによる方法がある。中でも、グラビア印刷による方法が好ましい。透明ニスの組成は、体質顔料を含んだ合成樹脂が主成分となっている。合成樹脂としては、硝化綿、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂、これらの2種類以上を混合した樹脂などを用いることができる。また、体質顔料としては、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、これらの2種類以上からなる混合物などを用いることができる。透明ニスの塗布量は、塗布後の乾燥状態で2〜3g/m2 が好ましい。
【0013】
熱可塑性樹脂層(外面)5および熱可塑性樹脂層(内面)6を形成する熱可塑性樹脂は、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニール共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリスチレン樹脂などを用いることができる。この熱可塑性樹脂層(外面)5および熱可塑性樹脂層(内面)6は、印刷および透明ニスが施された基材層2の外面と内面に積層される。積層する方法には、樹脂を熱溶融して塗布する押し出しコーティング法、あるいはフィルムになったものを貼り合わせるラミネート法などがある。発泡層となる外面の熱可塑性樹脂層(外面)5の厚さは、10〜100μmの範囲が好ましい。10μm未満または100μmを越えると発泡しにくくなる。一方、内面の熱可塑性樹脂層(内面)6の厚さは、特に限定されない。また、内面の熱可塑性樹脂層(内面)6を発泡させずに、外面の熱可塑性樹脂層(外面)5だけを発泡させるために、内面からの水蒸気の蒸発を防ぐ方法として、内面の熱可塑性樹脂は外面の熱可塑性樹脂より軟化点の高い熱可塑性樹脂を用いる。例えば、ポリエチレン樹脂を例にとれば、軟化点の低い低密度ポリエチレン樹脂を外面の熱可塑性樹脂として用い、軟化点の高い高密度ポリエチレン樹脂を内面の熱可塑性樹脂として用いることができる。
【0014】
つぎに、本発明の識別表示付き紙容器に識別表示となる凸部7を設ける方法について説明する。
【0015】
加熱発泡する前の工程で、あらかじめ凸部8とならない熱可塑性樹脂層(外面)5の表面部分に、図2−aに示すように、発泡抑制インキ印刷部分7を設ける方法である。熱可塑性樹脂層(外面)5の表面上に発泡抑制インキ印刷部分7を設けることによって、図2−bに示すように、加熱による熱可塑性樹脂層(外面)5の発泡を防いでいる。つまり、発泡抑制インキが施された発泡抑制インキ印刷部分7の下の部分の熱可塑性樹脂層(外面)5は、加熱されても、流動性が抑えられるため、あるいは水蒸気が透過しにくいことにより発泡が抑えられことになる。
【0016】
また、もう一つの方法として、あらかじめ凸部8とならない熱可塑性樹脂層外面)5の裏面部分に、つまり中間印刷層3の上から図3に示すように、発泡抑制インキ印刷部分7を施す方法がある。熱可塑性樹脂層(外面)5の裏面に発泡抑制インキ印刷部分7を設けることによって、加熱による熱可塑性樹脂層(外面)5の発泡を防いでいる。つまり、発泡抑制インキが施された発泡抑制インキ印刷部分7の上の部分の熱可塑性樹脂層(外面)5は、加熱されても、流動性が抑えられるため、あるいは水蒸気が透過しにくいことにより発泡が抑えられことになる。
【0017】
発泡抑制インキの材料としては、一般的に包装材料において使用されている樹脂を使用できる。例えば、硝化綿、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ケトン樹脂などを使用できる。印刷の加工は、主に、グラビア印刷で行なうことができる。発泡抑制インキは、有色でも、無色でもよい。
【0018】
また凸状の識別表示の形としては、点字、凸線で表した文字、記号、図形などを使用することができる。凸状の識別表示を設けるために、凸部以外の部分を発泡抑制インキで印刷し発泡抑制インキ印刷部分7とする。
【0019】
図2−aに示すような未発泡の識別表示付き紙容器を発泡させ、図2−bに示すような発泡した識別表示付き紙容器を得るための加熱方法としては、熱風、赤外線、遠赤外線、マイクロ波、高周波などを使う方法があり、静置して加熱する方法、あるいはコンベアーにより送りながら加熱する方法がある。加熱条件としては、温度が100〜200°Cの範囲が好ましく、時間としては、10秒〜5分の範囲が好ましい。
【0020】
実際に、識別表示付き紙容器を作成する場合には、工程として、加熱により発泡する熱可塑性樹脂層(外面)、紙を主体とする基材層、熱可塑性樹脂層(内面)からなる積層体を紙容器のブランクに打ち抜き、そのブランクの状態で加熱することにより、発泡抑制インキ印刷部分7以外を発泡させ、凸状の識別表示を設ける方法と、打ち抜かれたブランクを紙容器に組み立てた後の状態で加熱することにより、発泡抑制インキ印刷部分7以外を発泡させ、凸状の識別表示を設ける方法とがある。
【0021】
【実施例】
つぎに、本発明について実施例をあげて、さらに具体的に説明する。
【0022】
坪量220g/m2 、含水率7.5%のカップ原紙を基材層とし、その表面に表示および絵柄をグラビア印刷で印刷した。そして、凹部Cにおいては、「コーヒー」という文字の凸状の識別表示部Dと、「コーヒー」を表示する点字の凸状の識別表示部E以外に、発泡抑制インキとして塩化ビニリデン樹脂を主成分とするエマルジョン型インキを用いて印刷を行なった。つづいて、表面には、40μの厚さの樹脂の密度が0.917の低密度ポリエチレン樹脂の層を、裏面には、20μmの樹脂の密度が0.931の高密度ポリエチレン樹脂と低密度ポリエチレン樹脂の混合物の層を押し出しコーティングで設けた。
【0023】
この積層された積層体を打ち抜き加工で胴部用のブランクにし、紙カップ成型機によって紙カップを作成した。さらに、この紙カップを、120°Cの乾燥機の中で3分間加熱し、図4に示すように、凹部C以外の部分は発泡し、凹部Cにおいては、「コーヒー」という文字と点字以外の部分は発泡せずに、「コーヒー」という文字の識別表示部Dと点字の識別表示部Eが凸状に発泡することによって、点字の読み取りを可能にしている識別表示付き紙容器を得た。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、紙容器において、表面の熱可塑性樹脂層を発泡させることにより凸状の識別表示を表面に設け、消費者、特に、老人や視覚障害者の人々にとって、内容物の判断が可能になり、判断を助成するためにもなり、かつ、製造コストも高くない、識別表示付き紙容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による識別表示付き紙容器の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明による識別表示付き紙容器を形成する積層体の構成を示す図である。
【図3】本発明による識別表示付き紙容器を形成する積層体の別の構成を示す図である。
【図4】本発明による識別表示付き紙容器の別の一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 本発明による識別表示付き紙容器
B 発泡部分(凸部)
C 凹部
D 凸状の識別表示部(凸部)
E 点字の凸状の識別表示部(凸部)
1 本発明による識別表示付き紙容器を形成する積層体
2 基材層
3 中間印刷層
4 透明ニス層
5 熱可塑性樹脂層(外面)
6 熱可塑性樹脂層(内面)
7 発泡抑制インキ印刷部分
8 凸部 [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper container such as a liquid paper container, a paper cup, and a paper tray provided with an identification display function, and a method for manufacturing the same, and particularly has an identification display function considering use by elderly people and visually impaired people. The present invention relates to a given paper container and a manufacturing method thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to give an identification display function to a paper container, an identification display display is printed on the outer surface of the paper container, or an adhesive seal is attached as an identification display seal.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, conventional paper containers are often very similar in shape, and their display is visually confirmed, making it difficult for elderly people and visually impaired people to recognize this. In many cases, there was a risk that even a healthy person could not judge the contents and purchased and used it by mistake. In a paper container consisting of a single piece of paper, there is braille processing that performs press printing to form a convex part on the paper surface, but it is difficult to press printing with a material with a thermoplastic resin such as polyethylene resin laminated on the surface. There was a problem.
[0004]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-described problems, and the object of the present invention is to provide a convex identification display on the surface of a paper container by foaming a surface thermoplastic resin layer. And providing a paper container with an identification display and a method of manufacturing the same for enabling consumers to judge the contents and for assisting the judgment, particularly for elderly people and visually impaired people.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been studied to solve the above-described problems, and as a result, the water in the paper evaporates by heating from at least the outer surface side of the container, and the heat on the outer surface side of the container foams by the force of the vapor pressure. A paper container formed of a laminate comprising a plastic resin layer, a base material layer mainly composed of paper, and a thermoplastic resin layer on the inner surface side of the container , wherein the thermoplastic resin layer on the outer surface side of the container is partially The present invention has found and completed a paper container with an identification display characterized by having a convex identification display formed by foaming on the surface. At least from the outer surface side of the container, the moisture in the paper evaporates by heating and foams by the force of its vapor pressure, the thermoplastic resin layer on the outer surface side of the container, the base material layer mainly composed of paper, the inner surface side of the container A method of manufacturing a paper container formed of a laminate made of a thermoplastic resin layer and provided with a convex identification display on the surface is a part of the outer surface of the container of the thermoplastic resin layer on the outer surface side of the container. A foam-suppressing ink is applied in advance, and a non-foamed concave portion of the foam-suppressed ink coating portion is provided by heating and foaming, and a non-foamed portion of the foam-suppressing ink in the concave portion is foamed to form a convex portion. It is characterized in that it is a convex identification display formed .
[0006]
According to the present invention, in a paper container, a convex identification display is provided on the surface by foaming a thermoplastic resin layer on the surface, so that the contents can be judged for consumers, particularly elderly people and visually impaired people. This makes it possible to obtain a paper container with an identification display, which can be used to support judgment and is not expensive to manufacture.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the paper container with an identification display of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0008]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment A of a paper container with identification display according to the present invention.
In a paper container having a thermoplastic resin layer that foams on the surface, a non-foamed recess C is provided in part in the formation of the foamed part B, and a part of the convex foam is formed in the recess C. The convex identification display part D is provided leaving the part.
[0009]
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a laminated body forming the paper container with identification display according to the present invention. The structure of the laminated body 1 that forms the paper container with an identification display includes paper as a
[0010]
The basis weight of the paper used as the
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The thermoplastic resins forming the thermoplastic resin layer (outer surface) 5 and the thermoplastic resin layer (inner surface) 6 are low density polyethylene resin, linear low density polyethylene resin, medium density polyethylene resin, high density polyethylene resin, polypropylene resin, Ionomer, ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / acrylic acid copolymer, ethylene / acrylic acid ester copolymer, ethylene / vinyl alcohol copolymer, polypropylene resin, polyester resin, polyvinyl chloride resin, polystyrene resin, etc. Can be used. The thermoplastic resin layer (outer surface) 5 and the thermoplastic resin layer (inner surface) 6 are laminated on the outer surface and the inner surface of the
[0014]
Next, a description will be given of a method of providing the
[0015]
As shown in FIG. 2A, a foam suppression
[0016]
Further, as another method, as shown in FIG. 3 from the back surface portion of the thermoplastic resin layer outer surface 5) that does not become the
[0017]
As a material of the foam suppression ink, a resin generally used in packaging materials can be used. For example, nitrified cotton, polyurethane resin, polyamide resin, polyvinyl chloride resin, acrylic resin, and ketone resin can be used. The printing process can be performed mainly by gravure printing. The foam suppression ink may be colored or colorless.
[0018]
Moreover, as the shape of the convex identification display, characters, symbols, figures, etc. represented by Braille or convex lines can be used. In order to provide a convex identification display, a portion other than the convex portion is printed with the foam suppression ink to obtain a foam suppression
[0019]
As a heating method for foaming an unfoamed paper container with an identification display as shown in FIG. 2-a and obtaining a foamed paper container with an identification display as shown in FIG. 2-b, hot air, infrared rays, far infrared rays are used. There are methods using microwaves, high frequencies, etc., and there are a method of heating by standing or a method of heating while feeding by a conveyor. As heating conditions, the temperature is preferably in the range of 100 to 200 ° C., and the time is preferably in the range of 10 seconds to 5 minutes.
[0020]
Actually, when producing a paper container with an identification display, as a process, a laminate comprising a thermoplastic resin layer (outer surface) that is foamed by heating, a base material layer mainly composed of paper, and a thermoplastic resin layer (inner surface) After a blank is assembled into a paper container, and a method for providing a convex identification display by foaming other than the foam-suppressed
[0021]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
[0022]
A cup base paper having a basis weight of 220 g / m 2 and a water content of 7.5% was used as a base material layer, and a display and a pattern were printed on the surface by gravure printing. And in the recessed part C, vinylidene chloride resin is used as foaming suppression ink as a main component other than the convex identification display part D of the character "coffee" and the Braille convex identification display part E which displays "coffee". Printing was performed using the emulsion type ink. Subsequently, a low-density polyethylene resin layer having a density of 40 μm of resin having a density of 0.917 is formed on the front surface, and a high-density polyethylene resin and a low-density polyethylene having a density of 20 μm of resin having a density of 0.931 on the back surface. A layer of resin mixture was provided by extrusion coating.
[0023]
The laminated body was punched into a blank for the body, and a paper cup was created by a paper cup molding machine. Furthermore, this paper cup is heated in a dryer at 120 ° C. for 3 minutes, and as shown in FIG. 4, portions other than the concave portion C are foamed. In the concave portion C, characters other than the characters “coffee” and Braille are used. The part was not foamed, and the identification display part D of the character “coffee” and the identification display part E of Braille foamed in a convex shape, thereby obtaining a paper container with an identification display enabling reading of Braille.
[0024]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a paper container, a convex identification display is provided on the surface by foaming a thermoplastic resin layer on the surface, so that the contents can be judged for consumers, particularly elderly people and visually impaired people. This makes it possible to obtain a paper container with an identification display, which can be used to support judgment and is not expensive to manufacture.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a paper container with an identification display according to the present invention.
FIG. 2 is a view showing a configuration of a laminated body forming a paper container with an identification display according to the present invention.
FIG. 3 is a view showing another configuration of a laminated body forming the paper container with identification display according to the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing another embodiment of the paper container with identification display according to the present invention.
[Explanation of symbols]
A Paper container with identification display according to the present invention B Foamed portion (convex portion)
C Concave part D Convex identification display part (convex part)
E Braille convex identification display (convex)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Laminated body which forms the paper container with an identification display by this
6 Thermoplastic resin layer (inner surface)
7 Foam suppression ink printing part
8 Convex
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08465897A JP3923585B2 (en) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | Paper container with identification and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08465897A JP3923585B2 (en) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | Paper container with identification and manufacturing method thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10264936A JPH10264936A (en) | 1998-10-06 |
JP3923585B2 true JP3923585B2 (en) | 2007-06-06 |
Family
ID=13836829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08465897A Expired - Fee Related JP3923585B2 (en) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | Paper container with identification and manufacturing method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3923585B2 (en) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573677B2 (en) * | 1988-11-08 | 1997-01-22 | 大日本印刷株式会社 | Cosmetic material |
JP2824895B2 (en) * | 1993-12-22 | 1998-11-18 | 株式会社日本デキシー | Insulating paper container and method of manufacturing the same |
JP3014629B2 (en) * | 1995-09-26 | 2000-02-28 | 株式会社日本デキシー | Insulating paper container and method of manufacturing the same |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP08465897A patent/JP3923585B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10264936A (en) | 1998-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6224954B1 (en) | Insulating stock material and containers and methods of making the same | |
CA2197976C (en) | Insulated stock material and containers and method of making the same | |
US6749913B2 (en) | Stock material for container body of insulating paper container, insulating paper container and process for making them | |
JP3408156B2 (en) | Body material of heat insulating paper container, heat insulating paper container, and method of manufacturing the same | |
JPH07232774A (en) | Heat-insulated paper-made container and manufacture thereof | |
UA91399C2 (en) | method for producing paper or plastic containers or similar articles of heat insulation, heal preservation and scald prevention and the same container obtained thereby | |
JP4648376B2 (en) | Production method of foamed paper | |
JP3923585B2 (en) | Paper container with identification and manufacturing method thereof | |
JP5169246B2 (en) | Foamed paper cup manufacturing method and foamed paper cup | |
JP2008247399A (en) | Heat-insulating paper container | |
JP4090563B2 (en) | Heat insulating paper cup | |
JP4372853B2 (en) | Foamed paper | |
JPH09328124A (en) | Paper container | |
JPH09142435A (en) | Expanded paper cup | |
JPH1059437A (en) | Heat insulating paper cup | |
JP3802182B2 (en) | Foamed paper and method for producing the same | |
JPH09248863A (en) | Production of paper container using foamed processed paper | |
JPH10180917A (en) | Foamed decorative sheet | |
JP2001247118A (en) | Heat-insulating paper container | |
JP2000007057A (en) | Heat-insulating container | |
JPH11147270A (en) | Foamed coated paper | |
JP2575941Y2 (en) | Insulated cup container | |
JPH10203523A (en) | Foam-paper cup | |
JPH09286427A (en) | Foam paper cup | |
JPH09309528A (en) | Production of paper container using foam-processed paper |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |