JP3920995B2 - クランクシャフトの加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクランクシャフトの加工装置に関し、特に、レストを用いることなくクランクシャフトの部位及び角度位置による剛性の変化に係わらず高精度な加工を行う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、砥石による研削盤を用いてクランクシャフトの研削加工をしている。この場合、クランクシャフトのジャーナル中心を回転中心としてクランクシャフトを低速回転させ、高速回転する円盤状砥石の外周でクランクシャフトのピン部を研削して、該ピン部の半径及び真円度を所定の値に加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、クランクシャフトのジャーナル部から偏心してジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトのピン部を加工するに際しては、加工するピン部毎に加工個所の剛性が変化する。例えばクランクシャフトの両端に近いピン部の剛性は両端から離れた部位のピン部の剛性より高くなる。
更に、クランクシャフト特有の形状により、1つのピン部の加工中においても、クランクシャフトの回転によるピン部の角度位置の変化によってピン部の剛性が変化する。このように、ピン部の剛性の変化により、該ピン部の加工の際の撓みの程度が変化するので、この撓みが加工精度の低下の原因になる。
【0004】
このため、前記撓みを防止するためにレストを用いているが、上述のように回転するピン部にレストを当接させるには、レストを2軸同時制御する必要があり、レストを正確にクランクシャフトの回転に同期させて運動させるのは困難であるのみならず、そのための装置が大掛かりになりコストも増大することになる。
なお、クランクシャフトのジャーナル部の表面を円筒状に研削加工する必要があり、上述のような撓みによる加工精度の低下の問題は、クランクシャフトのジャーナル部の研削加工の際にも生ずる。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その課題は、クランクシャフトのピン部及びジャーナル部の加工に際し、レストを用いることなく、加工する部位の撓みによる加工精度の低下を防止することができるクランクシャフトの加工装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の第1の発明の構成は、クランクシャフトの複数のピン部を加工具により加工する加工装置であって、前記クランクシャフトをそのジャーナル中心を回転軸線として回転駆動する主軸台と、前記加工具を有し前記クランクシャフトの回転軸線と直交する方向に進退移動する工具台と、前記主軸台の主軸の回転と前記工具台の進退移動を同期制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記主軸の角度位置と前記工具台の進退移動量の関係を表した前記各ピン部に共通に用いられる理論値としての共通プロフィルデータと、前記共通プロフィルデータを補正する各ピン部毎に特有な補正量データとを備え、前記補正量データは前記共通プロフィルデータによる各ピン部の加工結果の測定値と理論値との比較により求められたものであり、前記制御装置は、前記加工具の前記ピン部に対する切込み量を示すサイクルデータと前記共通プロフィルデータと前記補正量データとの加算値に基づいて、前記工具台を進退させることを特徴とするクランクシャフトの加工装置である。
【0007】
上記第1の発明の構成により、クランクシャフトの加工装置は、クランクシャフトの複数のピン部を加工具により加工するものであって、前記クランクシャフトをそのジャーナル中心を回転軸線として回転駆動する主軸台と、前記加工具を有し前記クランクシャフトの回転軸線と直交する方向に進退移動する工具台と、前記主軸台の主軸の回転と前記工具台の進退移動を同期制御する制御装置とを備えているので、前記加工具により、ジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトの各ピン部を加工することができる。
【0008】
その際、前記制御装置は、前記主軸の角度位置と前記工具台の進退移動量の関係を表した前記各ピン部に共通に用いられる理論値としての共通プロフィルデータと、前記共通プロフィルデータを補正する各ピン部毎に特有な補正量データとを備え、前記補正量データは前記共通プロフィルデータによる各ピン部の加工結果の測定値と理論値との比較により求められたものであるので、理論値としての前記共通プロフィルデータによる加工の誤差を実測値である「各ピン部毎に特有な補正量データ」で補正することにより、各ピン部毎の撓み量の変化があっても、加工精度の低下を防止することができる。
【0009】
更に、前記工具台は、前記加工具の前記ピン部に対する切込み量を示すサイクルデータと前記共通プロフィルデータと前記補正量データとの加算値に基づいて進退されるので、前記加工具により、ジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトの各ピン部を所定の切込み量で加工することができる。
その際、前記制御装置は、前記主軸の角度位置と前記工具台の進退移動量の関係を表した前記各ピン部共通に用いられる理論値としての共通プロフィルデータと、前記共通プロフィルデータを補正する各ピン部毎に特有な補正量データと、前記ピン部に対する切込み量を示すサイクルデータとを備えているので、理論値としての前記共通プロフィルデータ及び前記サイクルデータによる加工の誤差を実測値である「各ピン部毎に特有な補正量データ」で補正することにより、各ピン部毎の撓み量の変化があっても、加工精度の低下を防止することができる。
【0010】
更に、第2の発明の構成は、クランクシャフトの複数のジャーナル部を加工具により加工する加工装置であって、前記クランクシャフトをそのジャーナル中心を回転軸線として回転駆動する主軸台と、前記加工具を有し前記クランクシャフトの回転軸線と直交する方向に進退移動する工具台と、前記主軸台の主軸の回転と前記工具台の進退移動を同期制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記加工具の前記ジャーナル部に対する切込み量を示した前記各ジャーナル部に共通に用いられる理論値としてのサイクルデータと、前記サイクルデータを補正する各ジャーナル部毎に特有な補正量データとを備え、前記補正量データは前記サイクルデータによる各ジャーナル部の加工結果の測定値と理論値との比較により求められたものであり、前記制御装置は、前記サイクルデータと前記補正量データとの加算値に基づいて、前記工具台を進退させることを特徴とするクランクシャフトの加工装置である。
【0011】
上記第2発明の構成により、クランクシャフトの加工装置は、クランクシャフトの複数のジャーナル部を加工具により加工するものであって、前記クランクシャフトをそのジャーナル中心を回転軸線として回転駆動する主軸台と、前記加工具を有し前記クランクシャフトの回転軸線と直交する方向に進退移動する工具台と、前記主軸台の主軸の回転と前記工具台の進退移動を同期制御する制御装置とを備えているので、前記加工具により、ジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトの各ジャーナル部を加工することができる。
【0012】
その際、前記制御装置は、前記加工具の前記ジャーナル部に対する切込み量を示した前記各ジャーナル部に共通に用いられる理論値としてのサイクルデータと、前記各ジャーナル部の加工結果の測定値と理論値との比較により求められた前記主軸の角度位置と前記工具台の進退移動量の関係を表した前記各ジャーナル部に特有な補正量データを備えているので、各ジャーナル毎に異なる加工の誤差を実測値である「各ジャーナル部毎に特有な補正量データ」で補正することにより、各ジャーナル部毎の撓み量の変化があっても、加工精度の低下を防止することができる。
【0013】
更に、前記工具台は、前記加工具の前記ジャーナル部に対する切込み量を示すサイクルデータと前記補正量データとの加算値に基づいて進退されるので、前記加工具により、ジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトの各ジャーナル部を所定の切込み量で加工することができる。
その際、前記制御装置は、前記主軸の角度位置と前記工具台の関係を表した前記各ジャーナル部に特有な補正量データと、前記ジャーナル部に対する切込み量を示すサイクルデータとを備えているので、理論値としての前記サイクルデータによる加工の誤差を実測値である「各ジャーナル毎に特有な補正量データ」で補正することにより、各ジャーナル部毎の撓み量の変化があっても、加工精度の低下を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の実施の形態に係わるクランクシャフトの加工装置の平面を示し、図2は該実施の形態に係わるクランクシャフトの加工装置に使用される制御装置を示し、図3は該制御装置に入力されるデータを示し、図4は該加工装置の動作を示し、図5は図1のクランクシャフトを拡大して示し、図6は該実施の形態のサイクルデータを示している。
【0015】
図1乃至図6において、研削盤1のベース2にZ軸テーブルモータ3が固定され、Z軸テーブルモータ3の回転位置を検出するエンコーダ4がZ軸テーブルモータ3に取付けられている。Z軸テーブル10がZ軸テーブルモータ3の回転によりZ軸方向(矢印21b方向)に摺動可能にベース2上取付けられている。
【0016】
砥石台モータ11がZ軸テーブル10に固定され、砥石台モータ11の回転位置を検出するエンコーダ12が砥石台モータ11に取付けられている。
砥石台20が砥石台モータ11の回転によりX軸方向(矢印21a方向)に摺動可能にZ軸テーブル10に取付けられている。
円板状砥石21が砥石台20の図示しないモータにより回転可能に配設されている。なお、21xは砥石21の回転中心である。
このため、砥石21は、Z軸テーブルモータ3の回転によりZ軸方向に移動し、砥石台モータ11の回転によりX軸方向に移動する。
【0017】
ベース2上に固定された主軸台30の主軸に4気筒エンジン用クランクシャフト60がジャーナル中心61xを回転中心として回転可能に配置されている。なお、べース2上には心押台33が固定されている。前記主軸がクランクシャフト60のジャーナル部61の一端を固定し、心押台33がジャーナル部61の他端を回転可能に保持している。
クランクシャフト60のピン部はコネクティングロッドに連結される部分であり、「1ピン」62a、「2ピン」62b、「3ピン」62c及び「4ピン」62dである。図1では、砥石21の外周はピン部62dを研削している。なお、アーム部63(図5参照)が各ピン部62a〜62dをジャーナル部61に固定している。
【0018】
数値制御装置(図2参照)40は、入力装置41、信号母線43、RAM44、ROM45、CPU46及びインターフェイス42、47を備えている。入力装置41はキー部41a及び表示部41bを備えている。
バス方式により入力装置41がインターフェイス42を経て信号母線43に接続され、RAM44、ROM45及びCPU46が直接信号母線43に接続されている。
【0019】
モータ制御回路51はZ軸テーブルモータ3を制御するものであり、インターフェイス47を経てCPU46に接続されている。Z軸テーブルモータ3の回転位置(回転角度)を検出するエンコーダ4の出力がモータ制御回路51にフィードバックされている。モータ制御回路51はエンコーダ4の検出値とZ軸テーブルモータ3の回転位置の目標値との差がゼロになるように制御する。
モータ制御回路52は砥石台モータ11を制御するものであり、インターフェイス47を経てCPU46に接続されている。砥石台モータ11の回転位置(回転角度)を検知するエンコーダ12の出力がモータ制御回路52にフィードバックされている。モータ制御回路52はエンコーダ12の検出値と砥石台モータ11の回転位置の目標値との差がゼロになるように制御する。
【0020】
モータ制御回路53は主軸台30に配設された主軸モータ31を制御するものであり、インターフェイス47を経てCPU46に接続されている。主軸モータ31の回転位置(回転角度)を検知するエンコーダ32の出力がモータ制御回路53にフィードバックされている。モータ制御回路53はエンコーダ32の検出値と主軸モータ31の回転位置の目標値との差がゼロになるように制御する。
【0021】
このため、研削盤1の電源スイッチを入れ、入力装置41のキー部41aによりクランクシャフト60の加工のためのデータを入力すると、該データはRAM44に記憶される。次に、砥石21を作動させると、CPU46がRAM44及びROM45に記憶されたプログラム及びデータに基づいてモータ制御回路51〜53を制御し、モータ制御回路51〜53が前記プログラム及びデータに従って各モータ3、11、31を回転させる。
【0022】
図3においては、主軸のC軸方向(矢印31a方向)の「角度位置C」及び「角度位置C」に対応した砥石21のX軸方向の「進退移動位置X0」が共通プロフィルデータとして表されている。
更に、前記共通プロフィルデータのうちX0を補正する各ピン部62a〜62d毎に特有な補正量データX1〜X4が表されている。
前記共通プロフィルデータは、クランクシャフトの形状に基づいて理論上のピン部62a〜62dの軌跡から求めればよく、前記補正量データは、前記共通プロフィルデータに基づいて実際に加工を行い、その加工結果を計測することにより、理論上の値との比較によって求めることができる。
なお図3にて「1ピン」はピン部62aであり、「2ピン」はピン部62bであり、「3ピン」はピン部62cであり、「4ピン」はピン部62dである。
【0023】
なお、図3において、例えば「C」が図示しない基準点を基準にして0.00°の場合、「X0」が100.000mmであり、「1ピンの補正量データX1」が「+0.010mm」であり、「2ピンの補正量データX2」が「ー0.010mm」である。また、「3ピンの補正量データX3」及び「4ピンの補正量データX4」の表示が省略されている。
【0024】
図4に示すように本願発明の実施の形態の動作は、スタートした後、ステップS1において、加工するピン部はどこか判別する。加工するピン部が「1ピン」であればステップS2に進み、加工するピン部が「2ピン」であればステップS3に進み、加工するピン部が「3ピン」であればステップS4に進み、加工するピン部が「4ピン」であればステップS5に進む。
【0025】
ステップS2では、1ピンの進退移動位置をX0+X1とし、ステップS3では、2ピンの進退移動位置をX0+X2とし、ステップS4では、3ピンの進退移動位置をX0+X3とし、ステップS5では、4ピンの進退移動位置をX0+X4とする。
次に、ステップS6では、図3の「C」の値、及び上述のように「補正量で補正したX」の値を用いて砥石21及び主軸台30の主軸を制御して1ピン乃至4ピンを研削加工する。
【0026】
なお、図4のフローチャートには示していないが、実際には「補正量で補正したX」の値にサイクルデータによる切込み量を加算した値に基づいて砥石台20は制御される。
クランクシャフト60のジャーナル部61a,61b,61c,61d,61e(図5参照)を加工する場合には、ジャーナル部61a,61b,61c,61d,61eは真円であるのでプロフィルデータを用いる必要はなく、上記したサイクルデータのみによって砥石台20を制御すればよいが、サイクルデータのみによって加工を行うと、実際には、上記したピン部62a,62b,62c,62dの加工と同様に各ジャーナル毎に異なる誤差を生じる。
【0027】
そのため、主軸の「角度位置C」に対応した各ジャーナル毎に特有な補正量データを用意する。この補正量データは、上記ピン部62a,62b,62c,62dの補正量データX1〜X4と同様にして、サイクルデータのみで加工を行い、その加工結果を計測することにより、理論上の値との比較によって求めることができる。
そして、ジャーナル部61a,61b,61c,61d,61eの加工に際しては、サイクルデータに補正量データを加算した値に基づいて砥石台20は制御される。
【0028】
すなわち、このジャーナル部61a,61b,61c,61d,61eの加工においては、上記のピン部62a,62b,62c,62dの加工において、共通プロフィルデータX0を常に0としたものと同じと考えることができる。
なお、図6はサイクルデータの一例を示しており、縦軸が砥石台20の位置を、横軸が時間を示しており、P1〜P2で粗研削が、P2〜P3で精研削が行われ、P3〜P4の間はスパークアウトを行って、P4〜P5で砥石台戻しを行うことを意味している。このサイクルデータは通常はNCプログラムで与えられる。
【0029】
【発明の効果】
本願の第1の発明に係わるクランクシャフトの加工装置によれば、該加工装置の加工具により、ジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトの各ピン部を加工することができる。
その際、理論値としての前記共通プロフィルデータによる加工の誤差を実測値である「各ピン部毎に特有な補正量データ」で補正することができるので、各ピン部毎の撓み量の変化があっても、加工精度の低下を防止することができる。
更に、従来のレストを使用する必要がなくなるので、該加工装置が小型になる。
【0030】
更に、第2の発明に係わるクランクシャフトの加工装置によれば、該加工装置の加工具により、ジャーナル中心を回転軸として回転するクランクシャフトの各ジャーナル部を加工することができる。
その際、加工の誤差を実測値である「各ジャーナル部毎に特有な補正量データ」で補正することができるので、各ジャーナル部毎の撓み量の変化があっても、加工精度の低下を防止することができる。
更に、従来のレストを使用する必要がなくなるので、該加工装置が小型になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】 本願発明の実施の形態の制御回路を示すブロック図である。
【図3】 前記制御回路に入力されるデータを示す表である。
【図4】 該実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図5】 前記図1のクランクシャフトの拡大図である。
【図6】 該実施の形態のサイクルデータを示す図である。
【符号の説明】
1 研削盤
3 Z軸テーブルモータ
10 Z軸テーブル
11 砥石台モータ
20 砥石台
21 砥石
30 主軸台
31 主軸モータ
40 数値制御装置
51〜53 モータ制御回路
60 クランクシャフト
61、61a〜61e ジャーナル部
61x ジャーナル中心
62a〜62d ピン部
Claims (2)
- クランクシャフトの複数のピン部を加工具により加工する加工装置であって、
前記クランクシャフトをそのジャーナル中心を回転軸線として回転駆動する主軸台と、
前記加工具を有し前記クランクシャフトの回転軸線と直交する方向に進退移動する工具台と、
前記主軸台の主軸の回転と前記工具台の進退移動を同期制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記主軸の角度位置と前記工具台の進退移動量の関係を表した前記各ピン部に共通に用いられる理論値としての共通プロフィルデータと、前記共通プロフィルデータを補正する各ピン部毎に特有な補正量データとを備え、前記補正量データは前記共通プロフィルデータによる各ピン部の加工結果の測定値と理論値との比較により求められたものであり、
前記制御装置は、前記加工具の前記ピン部に対する切込み量を示すサイクルデータと前記共通プロフィルデータと前記補正量データとの加算値に基づいて、前記工具台を進退させることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。 - クランクシャフトの複数のジャーナル部を加工具により加工する加工装置であって、
前記クランクシャフトをそのジャーナル中心を回転軸線として回転駆動する主軸台と、
前記加工具を有し前記クランクシャフトの回転軸線と直交する方向に進退移動する工具台と、
前記主軸台の主軸の回転と前記工具台の進退移動を同期制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記加工具の前記ジャーナル部に対する切込み量を示した前記各ジャーナル部に共通に用いられる理論値としてのサイクルデータと、前記サイクルデータを補正する各ジャーナル部毎に特有な補正量データとを備え、前記補正量データは前記サイクルデータによる各ジャーナル部の加工結果の測定値と理論値との比較により求められたものであり、
前記制御装置は、前記サイクルデータと前記補正量データとの加算値に基づいて、前記工具台を進退させることを特徴とするクランクシャフトの加工装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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