JP3916543B2

JP3916543B2 - Baby bottle

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Publication number: JP3916543B2
Application number: JP2002299146A
Authority: JP
Inventors: 弘之上原; 豊星野; 春美山本
Original assignee: Pigeon Corp
Current assignee: Pigeon Corp
Priority date: 2002-10-11
Filing date: 2002-10-11
Publication date: 2007-05-16
Anticipated expiration: 2022-10-11
Also published as: JP2004129940A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば乳幼児等が授乳等に際して用いる哺乳器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、人工乳首がキャップで取り付けられた哺乳瓶にミルクを収容し、乳幼児等がミルク等を飲むために用いられている。
このように哺乳器内のミルクを乳幼児等が飲み、ミルクの内容量が減少すると哺乳瓶内が外気に比べ負圧となり、ミルクが人工乳首が出難くなる。
このため、哺乳瓶の人工乳首のフランジに通気孔を設け、この通気孔が負圧の際に開状態となり、負圧でないときは閉状態に変化するようにし、ミルクが出にくくなるのを防止している哺乳器がある（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、負圧をとならないように外気を供給するための空気溝を設け常に外気を哺乳瓶内に供給する哺乳器もある（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
【特許文献１】
実公平４−２６１０６号公報（第１０図）
【特許文献２】
特開２００１−２０４７９６号公報（第１図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来と異なり、極めて軟らかい材質で構成され、硬度も低い人工乳首を備える哺乳瓶の場合は、人工乳首が軟らかいため、変形し易く、これによりキャップが人工乳首を固定できず、人工乳首がキャップから抜け出てしまうおそれがあった。
このため、人工乳首とキャップとは、従来の哺乳瓶より、より密着性を高めたり、抜け防止の突起を嵌合させたりする必要があり、上述の特許文献１のような通気孔では、通気が確保できないという問題があった。
また、哺乳瓶内に温度の高いミルクを収容した場合は、哺乳瓶が外気に比べ陽圧となり、上述の特許文献２のような空気溝では、この空気溝を伝わってミルクが外部に漏れるという問題もあった。
【０００６】
そこで、本発明は、以上の点に鑑み、硬度が低く軟らかい人工乳首を有しても、液体が人工乳首から出にくくなったりせず、また、液体が哺乳器から漏れ出すことがない哺乳器を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、請求項１の発明によれば、液体を収容する容器本体と、前記容器本体に液体を注入するための容器開口部と、を有する容器と、乳幼児の口腔内に挿入される乳首本体と、乳首本体の下側に配置され、前記容器開口部と略同等の外周を有するフランジ部と、前記容器開口部側に対応して配置され、前記容器に固定するためのキャップ部の端部を収容し係合するための係合凹部と、を有し、硬度５度乃至３０度の弾性部材よりなる人工乳首と、前記人工乳首を挿通可能なキャップ開口と、前記キャップ開口の端部側に設けられ、前記人工乳首の係合凹部と係合するための係合凸部と、を有するキャップ部からなる哺乳器であって、前記容器本体内の雰囲気は、少なくとも、前記容器開口部に対して配置される前記人工乳首によって覆われ、前記人工乳首には、少なくとも、前記容器本体内の容器雰囲気を前記人工乳首と前記キャップ部とで形成されるキャップ雰囲気と通気させ又は通気させないための第１の通気調節部と、少なくとも、前記第１の通気調節部で前記キャップ雰囲気に導入された容器雰囲気を外部に対して通気させ又は通気させないための第２の通気調節部と、前記第２の通気調節部で外部に対して連通させられた前記キャップ雰囲気を哺乳器の外部雰囲気と通気するための通気確保部と、が備えられ、前記第２の通気調節部は、前記キャップ部に対し接触又は離間する構成と成り、前記通気確保部は、前記係合凹部に設けられたリブで構成され、前記人工乳首の前記係合凹部に設けられた前記リブは、前記キャップ部の前記キャップ開口及び／又は前記係合凸部の底面部、側面部及び上面部のそれぞれに対応して形成され、前記上面部及び前記側面部に対応する前記リブは、相互に連接し、略Ｌ字状のＬ字リブを構成し、このＬ字リブが略平行に複数配置され、前記底面部に対応する前記リブは、底面リブを構成することを特徴と哺乳器により達成される。
【０００８】
請求項１の構成によれば、前記人工乳首は、硬度５度乃至３０度の弾性部材よりなり、変形し易い硬度となっている。
しかし、前記人工乳首は、前記容器に固定するためのキャップ部の端部を収容し係合するための係合凹部を有し、前記キャップ部は、前記キャップ部開口端部に、前記人工乳首の前記係合凹部と係合するための係合凸部を有する。
このため、これら係合凹部と係合凸部との係合によって、前記人工乳首が上述のように変形等しても前記キャップ部によって強固に固定され、容易に前記人工乳首が前記キャップ部から抜け出さない構成となっている。
このように強固に固定していても、前記係合凹部に前記リブが形成されているので、このリブと前記キャップ部の前記キャップ開口や前記係合凸部とが当接し、前記リブが若干変形等するだけで、前記係合凹部の全面が完全に前記係合凸部に密着することはない。
このため、前記通気確保部を前記係合凹部に構成でき、通気を確保することができる。したがって、前記キャップ部と前記人工乳首は、通気を確保しつつ、強固に固定されることになる。
【０００９】
また、前記容器本体内に例えば高温の液体を収容し、攪拌等を行うことにより、前記容器本体内の雰囲気が外気に対し陽圧となり、授乳をおこなう為に逆転させた場合、万一、前記第１の通気調節部から液体が前記キャップ雰囲気内に漏れ出しても、前記第２の通気調節部が前記キャップ部に対し接触していれば、漏れ出した液体は、前記キャップ雰囲気内に留まる。
したがって、漏れ出した液体が前記通気確保部を介して哺乳器の外部の前記外部雰囲気に漏れ出すことがない。
【００１０】
一方、液体を前記人工乳首を経て摂取することで、前記容器本体内の雰囲気が外気に対して負圧となると、前記第１の通気調節部が前記容器雰囲気と前記キャップ雰囲気とを連通させる。
また、前記第２の通気調節部は、前記キャップ部に対し離間し、前記キャップ雰囲気と哺乳器の外部雰囲気とは、前記通気確保部を介して連通する。
このため、外部雰囲気が、前記通気確保部及び前記キャップ雰囲気を介して前記容器雰囲気内に導入され、負圧が解消されることになる。
また、前記構成によれば、略平行に配置されている複数の前記Ｌ字状リブの間や、前記底面リブの近傍で確実に通気を確保することができる。
【００１１】
好ましくは、請求項２の発明によれば、請求項１の構成において、前記第２の通気調節部は、前記容器雰囲気内が負圧に成ると前記キャップ部に対する接触状態から離間状態に移動する構成となっていることを特徴とする哺乳器である。
【００１２】
請求項２の構成によれば、前記第２の通気調節部は、前記容器雰囲気内が負圧でなければ、通常は前記キャップ部に接触している状態と成っている。
このため、前記容器本体内の前記容器雰囲気が前記外部雰囲気と比べ負圧や陽圧でない場合は、前記キャップ雰囲気は前記通気確保部と連通されていない。
したがって、哺乳器の利用者が誤って液体が収容されている哺乳器を倒しても、液体は前記キャップ雰囲気内に留まり、前記通気確保部を経て外部雰囲気に漏れ出すことがない。
また、容器雰囲気内の陽圧が強まった状態においては、第２の通気調節部の接触が強まることで、確実にキャップ雰囲気を密閉することができる。
【００１５】
好ましくは、請求項３の発明によれば、請求項２の構成において、前記第１の通気調節部が切り欠き部により構成され、この切り欠き部と前記底面リブとは、前記第２の通気調節部を介して連続するように配置され、前記底面リブと前記切り欠き部のそれぞれ連続している部分の幅が略同等に形成され、前記略平行に配置される前記複数のＬ字リブは、これらＬ字リブの間隔が前記底面リブの幅より長く形成されていることを特徴とする哺乳器である。
【００１６】
請求項３の構成によれば、前記底面リブと前記切り欠き部のそれぞれ連続している部分の幅が略同等に形成されているので、前記人工乳首を樹脂成型する際に、樹脂が流れやすく確実に成型し易く、コストダウンを図ることができる。
また、前記略平行に配置される前記複数のＬ字リブは、これらＬ字リブの間隔が前記底面リブの前記切り欠き部と対向している部分の幅より長く構成されている。
このため、前記複数のＬ字リブの間における通気の流れを前記底面リブが阻害することがなく、より効率のよい通気を確保することができる。
【００１７】
好ましくは、請求項４の発明によれば、請求項１乃至請求項３のいずれかの構成において、前記キャップ部の前記第２の通気調節部より外側に前記人工乳首のフランジ部と固定するための固定用凸部が形成され、前記フランジ部には前記固定用凸部と係合するための固定用凹部が形成されていることを特徴とする哺乳器である。
【００１８】
請求項４の構成によれば、前記キャップ部の前記第２の通気調節部より外側に前記人工乳首のフランジ部と固定するための固定用凸部が形成され、前記フランジ部には前記固定用凸部と係合するための固定用凹部が形成されている。
このため、上述のように硬度が低く軟らかい前記人工乳首をより強固に前記キャップ部が固定することができ、前記人工乳首の脱落等を未然に防ぐことができる。
【００１９】
好ましくは、請求項５の発明によれば、請求項４の構成において、前記固定用凸部と前記固定用凹部とは、前記容器開口部を形成する天面部に対応して形成されることを特徴とする哺乳器である。
【００２０】
請求項５の構成によれば、前記固定用凸部と前記固定用凹部とは、前記容器開口部を形成する天面部に対応して形成される。
このため、前記容器の容器開口部でなく比較的強固な構成となっている前記天面部上に前記固定用凸部と前記固定用凹部を配置すると、前記天面部が強固なため、前記キャップ部を前記人工乳首を介して容器に固定することに伴い、前記固定用凸部と前記固定用凹部との係合がより強化され、前記人工乳首を前記キャップ部で、さらに強固に固定することができる。
したがって、前記人工乳首の脱落等をより完全に防止することができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【００２２】
図１は、本発明の実施の形態にかかる哺乳器１００を示す概略図である。
図１に示すように哺乳器１００は、液体である例えばミルクを収容する容器である例えばガラス性の哺乳瓶１３０と、弾性部材である例えばシリコーンゴムから成る人工乳首１１０と、この人工乳首１１０を哺乳瓶１３０に固定するためのキャップ部である例えば樹脂製のキャップ１２０とを有している。
人工乳首１１０のシリコーンゴムの硬度は、５度乃至３０度で、好ましくは１０度乃至２５度で、これは例えばＪＩＳ−Ｋ６２５３（ＩＳＯ７６１９）におけるＡ型デュロメータによる硬度である。
したがって、この硬度は従来の人工乳首で用いられている硬度である例えば、４０度程度に比べ格段に軟らかい構成となっている。
【００２３】
人工乳首１１０は、図１に示すように、ミルクを利用者の口腔内で噴出させるための噴出開口１１１と、この噴出開口１１１が形成されている乳頭部１１２と、この乳頭部１１２から拡径されて形成されている乳首胴部１１３とからなる人工乳首本体を有している。
噴出開口１１１は、例えば丸穴状の微細な開口や、十字状、Ｙ字状又は一文字状のスリット等により形成されている。
【００２４】
図２は、図１の哺乳器１００の概略中央縦断面図の一部を示したものである。
図２に示すように、人工乳首１１０に内側には、肉厚の薄い溝部１１４が例えばリング状に２箇所形成されている。
利用者である乳幼児等が哺乳器１００でミルクを摂取する際は、人工乳首１１０を口腔内にくわえて、舌が蠕動様運動を行う。この蠕動様運動により人工乳首１１０は伸展し、この伸展により乳幼児等はスムーズにミルクを摂取することができる。
したがって、この人工乳首１１０の伸展をより円滑に行うために、硬度の低い素材を使用すると共に、溝部１１４が形成されている。
すなわち、溝部１１４は、人工乳首１１０の他の部分より肉厚が薄く形成されているので、より伸展しやすい構成となっている。
【００２５】
ところで、図２に示すように哺乳瓶１３０には、ミルクを収容するための容器本体である例えば哺乳瓶本体１３１と、哺乳瓶本体１３１にミルクを注入するための容器開口部である例えば哺乳瓶開口１３２とが形成されている。
この哺乳瓶開口１３２には、キャップ１２０と螺合するための螺合溝１３２ａが形成されている。
この哺乳瓶開口１３２の螺合溝１３２ａに対応してキャップ１２０側にも螺合溝１２１が図２に示すように形成され、両者が螺合し、固定される構成となっている。
この両者の螺合による固定の際、図２に示すように、人工乳首１００はキャップ１２０の中央部に設けられたキャップ開口１２２に挿通されて、哺乳瓶開口１３２側に対して配置され、人工乳首１１０のフランジ１１５がキャップ１２０と哺乳瓶１３０とに挟まれ、これによって人工乳首１１０が哺乳瓶１３０に固定されることになる。
また、フランジ１１５は、人工乳首１１０の乳首胴部１１３から更に外側に拡径して形成されている。
【００２６】
図３は、図２の矢印Ａで示す部分の概略拡大図である。
図３に示すように人工乳首１００のフランジ１１５は、具体的には、キャップ１２０と哺乳瓶１３０の天面部である天面１３３とに挟まれて固定されている。
また、キャップ開口１２２の端部である図２の右側端部の下側には、係合凸部１２２ａがキャップ開口１２２に沿って、図の下方に向かって突出するよう形成されている。
一方、人工乳首１１０の内周部（図の右側）には、このキャップ開口１２２及び係合凸部１２２ａを収容し係合させるための係合凹部１１６が形成されている。また、係合凹部１１６の図３の下部には、係合凸部１２２ａに対応して凹部底面１１６ｃがフランジ１１５の内側に沿って溝状に形成されている。
すなわち、上述のように人工乳首１１０の硬度が低く、極めて軟らかく形成されているため、キャップ１２０と哺乳瓶１３０の天面１３３との間で保持されず、変形して抜け出してしまうおそれがある。
このため、キャップ１２０の係合凸部１２２ａを含むギャップ開口１２２が人工乳首１１０の凹部底面１１６ｃを含む係合凹部１１６に係合され、強固に固定され、乳幼児の蠕動様運動に伴って、キャップ１２０がフランジ１１５から抜け出してしまうことを防止する構成となっている。
特に、係合凸部１２２ａが凹部底面１１６ｃに入り込むことにより、人工乳首１１０が抜け出す方向に対して係止すうよう機能することができる。
【００２７】
哺乳瓶本体１３１内の雰囲気は、図３に示すように、哺乳瓶開口１３２に対して配置される人工乳首１１０によって覆われており、人工乳首１１０のフランジ１１５の上面をキャップ１２０によって覆われている。
人工乳首１１０のフランジ１１５には図３に示すように第１の通気調節部である例えば通気弁１１７が形成されている。
この通気弁１１７は、哺乳瓶本体１３１内の容器雰囲気Ｂをフランジ１１５とキャップ１２０とで形成されるキャップ雰囲気Ｃと通気させ又は通気させないためのものである。
【００２８】
図４は、フランジ１１５に形成された通気弁１１７等を示す概略斜視図である。図５は、通気弁１１７の概略底面図である。
図４に示すように、通気弁１１７は平面より見ると例えば略円形を形成し、図５に示すように、切り欠き部である例えばＹ字状にスリットが形成されている。
また、通気弁１１７は、図３に示すように下方に湾曲した形状となっており、その底面にスリットが設けられている。
このため、授乳に伴い容器雰囲気Ｂが負圧となった場合、図３の通気弁１１７が哺乳瓶本体１３１側に引っ張られて、下方に向かって変形すると、図５のＹ字状のスリットが通気可能状態となるように構成されている。
一方、下方に変形しない状態では、図５のＹ字状のスリットは閉じており通気しない状態となる。
なお、この通気弁１１７は、フランジ１１５と一体に形成されており、同じ材質、すなわち硬度の低いシリコーンゴムで形成されているため容易に変形等する構成となっている。
【００２９】
ところで、フランジ１１５には、通気弁１１７でキャップ雰囲気Ｃに導入された容器雰囲気Ｂを哺乳器１００の外部に対して通気させ又は通気させないための第２の通気調節部である例えば接触面１１８を有している。
この接触面１１８は、図４に示すように通気弁１１７の近傍となる上方でフランジ１１５の上面によって形成されており、図３に示すようにキャップ１２０の内面と接触し、または、図において下方に移動し、キャップ１２０の内面から離間する構成となっている。
すなわち、接触面１１８がキャップ１２０の内面と接触しているときは、図３のキャップ雰囲気Ｃは閉状態となるが、接触面１１８がキャップ１２０の内面から下方向に離間すると、開状態となり、後述する通気通路を経て外部と連通することになる。
特に、容器雰囲気Ｂが陽圧となった場合には、接触面１１８が上方に変形するよう圧力を受けるため、確実に陽圧時における密閉を行うことができる。
【００３０】
また、キャップ雰囲気Ｃを哺乳器１００の外部雰囲気と連通させるための通気確保部である例えば通気通路１１９が、図４に示すように形成されている。
この通気通路１１９は、具体的には図３のキャップ１２０のキャップ開口１２２の底面側に設けられた係合凸部１２２ａ、キャップ開口１２２の内周となる開口側面１２２ｂ及び上面部である例えば開口上面１２２ｃに沿って通気が確保されるように構成されている。
すなわち、キャップ１２０と人工乳首１１０との間に通気ができるような隙間が形成されている。
この隙間は、具体的には、係合凹部１１６に複数のリブを設けることで形成される。
【００３１】
この複数のリブは、キャップ１２０の係合凸部１２２ａ、開口側面１２２ｂ、開口上面１２２ｃのそれぞれに対応して、人工乳首１１０の係合凹部１１６に形成される。
このうち、開口側面１２２ｂ及び開口上面１２２ｃに対応するリブは、相互に連接し、図３に示すように略Ｌ字状のＬ字リブ１１６ｂを構成している。
このＬ字リブ１１６ｂは、図４に示すように複数、例えば２個形成され、且つ平行に配置されている。
また、キャップ１２０の係合凸部１２２ａに対応するリブは、人工乳首１１０の係合凹部１１６の凹部底面１１６ｃに、図３及び図４に示すように底面リブ１１６ａとして、凹部底面１１６ｃの深さを浅くすることで形成されている。
【００３２】
図６は、図３のＸ−Ｘ’線概略端面説明図である。
図６に示すように、図３及び図４に示す２個のＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂは、キャップ１２０のキャップ開口１２２の開口上面１２２ｃと当接する。
このため、平行して配置される２個のＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂの間及び２個のＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂの近傍には、係合凸部１１６が僅かにたわむように変形することで開口上面１２２ｃと接触しない隙間が生じ、確実に通気を確保でき、通気通路１１９が形成される。
なお、図３に示されるように、開口側面１２２ｂもＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂによって、人工乳首１１０を変形させることで、開口上面１２２ｃと同様に、隙間を形成させ、通気通路１１９が形成される。
そして、同様に、図３及び図４に示す底面リブ１１６ａは、係合凸部１２２ａと当接し、底面リブ１１６ａの近傍となる両側縁に沿って隙間が確保でき、通気通路１１９が形成される。
【００３３】
また、図３及び図４に示すように、通気弁１１７と底面リブ１１６ａとは、接触面１１８を介して連続するように配置されている。そして、図４に示すように、底面リブ１１６ａと通気弁１１７のそれぞれ連続している部分の幅Ｗ１（図４に示す幅Ｗ１）は略同等に形成されている。
このため、シリコーンゴムから成る人工乳首１１０を樹脂成形する際に、特に薄肉とされている通気弁１１７近傍に対して、厚さの薄くされた凹部底部１１６ｃ近傍で、樹脂の流れを妨げることなく、凹部底面１１６よりも厚くされた底面リブ１１６ａの部分から樹脂が流れ易くなるので成型し易くなり、成型のコストダウンを図ることができる。
【００３４】
また、図４に示すように、前記略平行に配置される２個のＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂの間隔Ｗ２（図４及び図６の間隔Ｗ２）が底面リブ１１６ａの通気弁１１７と対向している部分の幅Ｗ１（図４及び図６の幅Ｗ１）より長く形成されている。
このため、２個のＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂの間隔Ｗ２における通気の流れを底面リブ１１６ａによって阻害せず、より効率のよい通気通路１１９を確保することがでできるとともに、万一、第２の通気調節部である接触面１１８から液体が漏れ出た場合においても、通気通路１１９に沿って液体が漏れ出さないよう遮ることができる。
【００３５】
以上のように構成される本実施の形態の哺乳器１００を図１に示すように組み立てて使用する。
このとき、人工乳首１１０は、上述のように硬度５度乃至３０度という軟らかく変形し易い構成となっている。
しかし、人工乳首１１０は、キャップ１２０の端部である係合凸部１２２ａを含むキャップ開口１２２を収容するための係合凹部１１６を有している。さらに、キャップ１２０のキャップ開口１２２には図３に示すような係合凸部１２２ａが突出して形成され、この係合凸部１２２ａを収容する凹部底面１１６ｃが人工乳首１１０に形成されている。
このため、キャップ１２０の係合凸部１２２ａを含むキャップ開口１２２が、人工乳首１１０の凹部底面１１６ｃを含む係合凹部１１６に係合され、強固に固定される構成となり、キャップ１２０からフランジ１１５が抜け出ることを防止することができる構成となっている。
【００３６】
そして、このようにキャップ１２０と人工乳首１１０のフランジ１１５等を強固に固定しても、図３及び図４に示すように係合凹部１１６に、２個のＬ字リブ１１６ｂ、１１６ｂや底面リブ１１６ａが形成されているので、図６に示すように、これらＬ字リブ１１６ｂ等とキャップ１２０の係合凸部１２２とが当接し、Ｌ字リブ１１６ｂの近傍が僅かに撓むように変形することとなる。
このため、係合凹部１１６の全面が完全に係合凸部１２２に密着することがない。したがって、通気通路１１９を係合凹部１１６に構成でき、通気を確保することができ、キャップ１２０と人工乳首１１０とは、通気を確保しつつ、強固に固定されることになる。
【００３７】
このような哺乳器１００内に例えば高温のお湯と粉ミルクを入れて攪拌すると、図１の哺乳瓶本体１３１内の容器雰囲気Ｂが、哺乳器１００の外部の外部雰囲気に対し陽圧となる。
すると、哺乳瓶本体１３１内の圧力が高くなり、図３の通気弁１１７は、図３の下方向へ変形させられないので、図５のＹ字状のスリットは閉状態となっている。
しかし、圧力が高く、更に授乳のため人工乳首１１０が下向きとなるように変転させるため、ミルクは、このＹ字状のスリットを通過し、図３のキャップ雰囲気Ｃ内に漏れ出すことがある。
このとき、キャップ雰囲気Ｃと通気通路１１９との連通を調節する接触面１１８は、図３に示すようにキャップ１２０の内面と接触しており、更に容器雰囲気Ｂが陽圧となり、接触面１１８はキャップ１２０の内面側に圧力をうけているので、キャップ雰囲気Ｃ内に漏れ出たミルクが通気通路１１９を経て哺乳器１００の外部に漏れ出すことを未然に防止することができる。
【００３８】
この接触面１１８は、図３の容器雰囲気Ｂ内が負圧となるとキャップ１２０に対する接触状態から離間状態に移動する構成となっている。
すなわち、接触面１１８は、哺乳瓶本体１３１内が負圧となる場合を除き、常にキャップ１２０の内面に接触した状態に構成されているので、上述のように哺乳瓶本体１３１が陽圧の場合であっても、図３の下方向に移動することがなく、キャップ雰囲気Ｃが通気通路１１９と連通されず、漏れ出たミルクが外部に漏れ出るのを確実に防ぐことができる。
したがって、乳幼児等や保護者が熱いミルクを直接触れることがなく安全な哺乳器１００となる。
また、特に、哺乳器１００の利用者が誤って、高温のミルクが収容されている哺乳器１００を倒しても、ミルクはキャップ雰囲気Ｃ内に留まり、高温のミルクが通気通路１１９を経て外部雰囲気（哺乳器１００の外部）に漏れ出すことを未然に防ぐことができる。
【００３９】
一方、保護者等の利用者が哺乳瓶本体１３１内に適温のミルクを収容し、乳幼児等が人工乳首１１０から摂取すると、哺乳瓶本体１３１内のミルクが減少し、哺乳瓶本体１３１内が負圧となる。
これでは、乳幼児等が人工乳首１１０に蠕動様運動を行っても、ミルクが適正に噴出せず、摂取し難い哺乳器１００となる。
そこで、本実施の形態の哺乳器１１０は、哺乳瓶本体１３１内が負圧になると、その圧力変化で図３の接触面１１８が下方に移動する構成となっている。
図７は、接触面１１８が下方に移動し、外気が流入する状態を示す概略断面図である。
これにより、図７に示すように、キャップ雰囲気Ｃは、通気通路１１９と連通される。
また、図３の通気弁１１７も圧力変化で下方に向かって変形し、図５のＹ字状のスリットが開状態となる。
したがって、哺乳器１００の外気である外部雰囲気は、図７の通気通路１１９、接触面１１８を経てキャップ雰囲気Ｃ内に導入され、さらに、通気弁１１７を介して哺乳瓶本体１３１内に導入される。
特に、人工乳首１１０は硬度の低い部材より形成されているため、フランジ１１５の上面となる接触面１１８や、通気弁１１７は、容器雰囲気Ｂの圧力低下に確実に対応して変形するため、外部雰囲気を導入することができる。
このため、哺乳瓶本体１３１内に負圧は速やかに解消されることになる。
【００４０】
以上のように、本実施の形態の哺乳器１００は、硬度が低く軟らかい人工乳首１１０を有しても、哺乳瓶本体１３１内が負圧になって、ミルクが出にくくなることがない。また、哺乳瓶本体１３１内が陽圧となっても、ミルクが哺乳器１００が漏れ出すことがなく安全な哺乳器１００となっている。
【００４１】
ところで、本実施の形態の哺乳器１００には、図３に示すように、そのキャップ１２０に人工乳首１１０のフランジ１１５と固定するための固定用凸部１２２ｄが形成されている。また、フランジ１１５にはキャップ１２０の固定用凸部１２２ｄと係合するための固定用凹部１１５ａが、それぞれ、フランジ１１５の外周側に沿って、通気弁１１７や接触面１１８よりも外側に位置するよう形成されている。
したがって、上述のように硬度が低く軟らかく形成されている人工乳首１１０を上述のキャップ開口１２２や係合凸部１２２ａ、係合凹部１１６と共に、キャップ１２０に固定する働きをする。
すなわち、図３のようにフランジ１１５の内周部と外周部とで同時にフランジ１１５をキャップ１２０に固定するため、より強固に人工乳首１１０をキャップ１２０に装着できる。
したがって、人工乳首１１０の変形等によるキャップ１２０からの脱落等をより確実に未然に防ぐことができる。
【００４２】
また、このキャップ１２０の固定用凸部１２２ｄとフランジ１１５の固定用凹部１１５ａは、図３に示すように、哺乳瓶開口１３２を形成する天面１３３に対応し、その上面に配置されている。
すなわち、哺乳瓶開口１３２ではなく比較的強固な構成となっている天面１３３上に配置されると、天面１３３が強固なため、キャップ１２０の螺合溝１２１と哺乳瓶開口の螺合溝１３２ａによって閉め込むことに伴って、固定用凸部１２ｄと固定用凹部１１５ａとの係合がより強化され、人工乳首１１０をさらに強固にキャップ１２０に固定することができる。
したがって、人工乳首１１０の変形等に伴ってキャップ１２０から脱落等することがより完全に防止することができる。
【００４３】
また、前記実施の形態の各構成は、その一部を省略したり、上述していない他の任意の組み合わせに変更することができる。
【００４４】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、硬度が低く軟らかい人工乳首を有しても、液体が人工乳首から出にくくなったりせず、また、液体が哺乳器から漏れ出すことがない哺乳器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態にかかる哺乳器を示す概略図である。
【図２】図１の哺乳器の概略中央縦断面図の一部を示したものである。
【図３】図２の矢印Ａで示す部分の概略拡大図である。
【図４】フランジに形成された通気弁等を示す概略斜視図である。
【図５】通気弁の概略底面図である。
【図６】図３のＸ−Ｘ’線概略端面説明図である。
【図７】外気が流入する状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
１００・・・哺乳器、１１０・・・人工乳首、１１１・・・噴出開口、１１２・・・乳頭部、１１３・・・乳首胴部、１１４・・・溝部、１１５・・・フランジ、１１５ａ・・・固定用凹部、１１６・・・係合凹部、１１６ａ・・・底面リブ、１１６ｂ・・・Ｌ字リブ、１１６ｃ・・・凹部底面、１１７・・・通気弁、１１８・・・接触面、１１９・・・通気通路、１２０・・・キャップ、１２１・・・螺合溝、１２２・・・キャップ開口、１２２ａ・・・係合凸部、１２２ｂ・・・開口側面、１２２ｃ・・・開口上面、１２２ｄ・・・固定用凸部、１３０・・・哺乳瓶、１３１・・・哺乳瓶本体、１３２・・・哺乳瓶開口、１３２ａ・・・螺合溝、１３３・・・天面、Ｂ・・・容器雰囲気、Ｃ・・・キャップ雰囲気。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sucker used by, for example, infants when breastfeeding.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, milk is stored in a baby bottle attached with an artificial nipple with a cap, and infants and the like are used for drinking milk.
Thus, when an infant or the like drinks milk in a baby bottle and the content of the milk decreases, the inside of the baby bottle becomes negative pressure compared to the outside air, making it difficult for the milk to come out of the artificial nipple.
For this reason, a vent hole is provided in the flange of the artificial nipple of the baby bottle, and this vent hole is opened when negative pressure is applied, and when it is not negative pressure, it is changed to a closed state to prevent milk from becoming difficult to be produced. There is a feeding bottle (for example, see Patent Document 1).
[0003]
In addition, there is also a baby bottle that is provided with an air groove for supplying outside air so as not to generate negative pressure and always supplies outside air into the feeding bottle (see, for example, Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 4-26106 (Fig. 10)
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-204796 (FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, unlike the conventional case, in the case of a baby bottle that is made of an extremely soft material and has an artificial nipple with low hardness, the artificial nipple is soft and easily deformed, so that the cap cannot fix the artificial nipple, and the artificial nipple There was a risk of slipping out of the cap.
For this reason, the artificial nipple and cap need to have higher adhesion than conventional baby bottles or be fitted with protrusions for prevention of slipping. There was a problem that could not be secured.
In addition, when milk having a high temperature is contained in the baby bottle, the baby bottle has a positive pressure compared to the outside air, and in the air groove as described in Patent Document 2, the milk leaks to the outside through the air groove. There was also a problem.
[0006]
Accordingly, in view of the above points, the present invention provides a sucker that does not make it difficult for the liquid to come out of the artificial nipple even if it has a soft and soft artificial nipple, and the liquid does not leak from the sucker. The purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  According to the first aspect of the present invention, there is provided a container having a container main body for containing a liquid, a container opening for injecting the liquid into the container main body, and a nipple inserted into the oral cavity of an infant. A main body, a flange portion disposed on the lower side of the nipple main body and having an outer periphery substantially equal to the container opening portion, an end of a cap portion disposed corresponding to the container opening portion side and fixed to the container An artificial nipple made of an elastic member having a hardness of 5 degrees to 30 degrees, a cap opening through which the artificial nipple can be inserted, and an end of the cap opening A baby cap comprising an engaging convex part for engaging with an engaging concave part of the artificial nipple, wherein the atmosphere in the container body is at least the container opening part. Covered by the artificial nipple placed against The artificial nipple includes at least a first ventilation control unit for venting or not venting a container atmosphere in the container main body with a cap atmosphere formed by the artificial nipple and the cap unit, A second ventilation control unit for venting or not venting the container atmosphere introduced to the cap atmosphere by the first ventilation regulation unit, and communication with the outside by the second ventilation regulation unit. A ventilation securing section for venting the cap atmosphere to the outside atmosphere of the baby bottle, and the second ventilation control section is configured to come into contact with or separate from the cap section. The securing portion is configured by a rib provided in the engagement recess.The ribs provided in the engaging recess of the artificial nipple are formed corresponding to the cap opening of the cap and / or the bottom surface, side surface and top surface of the engaging protrusion, The ribs corresponding to the top surface portion and the side surface portion are connected to each other to form a substantially L-shaped L-shaped rib, and a plurality of the L-shaped ribs are arranged substantially in parallel, and correspond to the bottom surface portion. Ribs constitute bottom ribsIt is achieved by the feature and the sucker.
[0008]
According to the configuration of the first aspect, the artificial nipple is made of an elastic member having a hardness of 5 degrees to 30 degrees, and has a hardness that is easily deformed.
However, the artificial nipple has an engagement recess for receiving and engaging an end portion of a cap portion to be fixed to the container, and the cap portion is disposed at the open end portion of the cap portion. And an engaging convex portion for engaging with the engaging concave portion.
For this reason, even if the artificial nipple is deformed or the like as described above by the engagement between the engagement concave portion and the engagement convex portion, the artificial nipple is easily fixed from the cap portion. It has a configuration that does not come out.
Even if firmly fixed in this way, the rib is formed in the engaging recess, so that the cap is in contact with the cap opening and the engaging convex portion of the cap portion, and the rib is slightly Only by deformation or the like, the entire surface of the engaging concave portion does not completely adhere to the engaging convex portion.
For this reason, the said ventilation ensuring part can be comprised in the said engagement recessed part, and ventilation can be ensured. Therefore, the cap part and the artificial nipple are firmly fixed while ensuring ventilation.
[0009]
Further, for example, by storing a high-temperature liquid in the container body, and performing stirring or the like, the atmosphere in the container body becomes a positive pressure with respect to the outside air, and if it is reversed for feeding, Even if the liquid leaks from the first air flow adjusting unit into the cap atmosphere, the leaked liquid stays in the cap atmosphere as long as the second air flow adjusting unit is in contact with the cap unit. .
Therefore, the leaked liquid does not leak into the external atmosphere outside the sucker via the ventilation ensuring part.
[0010]
  On the other hand, when the atmosphere in the container body becomes negative with respect to the outside air by ingesting the liquid through the artificial nipple, the first air flow control unit causes the container atmosphere and the cap atmosphere to communicate with each other.
  In addition, the second ventilation control unit is separated from the cap unit, and the cap atmosphere and the external atmosphere of the sucker communicate with each other through the ventilation securing unit.
  For this reason, an external atmosphere is introduced into the container atmosphere via the ventilation ensuring part and the cap atmosphere, and the negative pressure is eliminated.
  Moreover, according to the said structure, ventilation | gas_flowing can be ensured reliably between the several said L-shaped rib arrange | positioned substantially parallel, and the vicinity of the said bottom face rib.
[0011]
Preferably, according to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect, the second ventilation adjusting portion moves from a contact state with respect to the cap portion to a separated state when a negative pressure is generated in the container atmosphere. It is a nursing device characterized by having composition.
[0012]
According to the structure of Claim 2, the said 2nd ventilation control part has comprised normally the state which is contacting the said cap part, if the inside of the said container atmosphere is not a negative pressure.
For this reason, when the container atmosphere in the container main body is not a negative pressure or a positive pressure as compared with the external atmosphere, the cap atmosphere is not communicated with the ventilation ensuring section.
Therefore, even if the user of the baby bottle accidentally defeats the baby bottle containing the liquid, the liquid remains in the cap atmosphere and does not leak to the external atmosphere through the ventilation ensuring section.
Further, in the state where the positive pressure in the container atmosphere is increased, the cap atmosphere can be reliably sealed by increasing the contact of the second ventilation control unit.
[0015]
  Preferably, the claim3According to the invention of claim2In the configuration, the first air flow adjusting portion is constituted by a notch portion, and the notch portion and the bottom rib are arranged so as to be continuous via the second air flow adjusting portion, and the bottom rib And the plurality of L-shaped ribs arranged substantially in parallel with each other, the interval between the L-shaped ribs is longer than the width of the bottom rib. It is a mammal characterized by being formed.
[0016]
  Claim3With this configuration, since the widths of the continuous portions of the bottom rib and the notch are formed substantially equal, when the artificial nipple is molded with resin, the resin easily flows and is reliably molded. It is easy to do and it can aim at cost reduction.
  Further, the plurality of L-shaped ribs arranged substantially in parallel are configured such that the interval between the L-shaped ribs is longer than the width of the portion of the bottom rib facing the notch.
  For this reason, the bottom rib does not hinder the flow of ventilation between the plurality of L-shaped ribs, and more efficient ventilation can be ensured.
[0017]
  Preferably, the claim4According to the invention, claims 1 to3In any of the configurations, a fixing convex portion for fixing to the flange portion of the artificial nipple is formed outside the second ventilation adjustment portion of the cap portion, and the fixing convex portion is formed on the flange portion. It is a sucker characterized in that a fixing recess for engaging with is formed.
[0018]
  Claim4According to the configuration, the fixing protrusion for fixing to the flange portion of the artificial nipple is formed outside the second ventilation adjustment portion of the cap portion, and the fixing protrusion and the fixing protrusion are formed on the flange portion. A fixing recess for engagement is formed.
  For this reason, the cap part can fix the artificial nipple, which is soft and low in hardness, as described above, and can prevent the artificial nipple from falling off.
[0019]
  Preferably, the claim5According to the invention of claim4In this configuration, the fixing convex portion and the fixing concave portion are formed corresponding to a top surface portion that forms the container opening.
[0020]
  Claim5According to the configuration, the fixing convex portion and the fixing concave portion are formed corresponding to the top surface portion that forms the container opening.
  For this reason, when the fixing convex portion and the fixing concave portion are arranged on the top surface portion which is not a container opening portion of the container and is relatively strong, the top surface portion is strong. Is fixed to the container via the artificial nipple, the engagement between the fixing convex portion and the fixing concave portion is further strengthened, and the artificial nipple can be fixed more firmly with the cap portion. it can.
  Accordingly, it is possible to more completely prevent the artificial nipple from falling off.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
The embodiments described below are preferable specific examples of the present invention, and thus various technically preferable limitations are given. However, the scope of the present invention particularly limits the present invention in the following description. As long as there is no description of the effect, it is not restricted to these aspects.
[0022]
FIG. 1 is a schematic view showing a baby sucker 100 according to an embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 1, a baby bottle 100 includes, for example, a glass baby bottle 130 that is a container that contains, for example, milk that is a liquid, an artificial nipple 110 that is an elastic member such as silicone rubber, and an artificial nipple 110. For example, a cap 120 made of resin, which is a cap for fixing the baby bottle 130, is provided.
The hardness of the silicone rubber of the artificial nipple 110 is 5 degrees to 30 degrees, preferably 10 degrees to 25 degrees, which is, for example, the hardness measured by an A-type durometer in JIS-K6253 (ISO7619).
Therefore, this hardness is much softer than, for example, about 40 degrees, which is the hardness used in conventional artificial nipples.
[0023]
As shown in FIG. 1, the artificial nipple 110 has an ejection opening 111 for ejecting milk in the oral cavity of the user, a nipple 112 in which the ejection opening 111 is formed, and a diameter expanded from the nipple 112. It has an artificial nipple main body formed of a nipple trunk portion 113 formed in this manner.
The ejection opening 111 is formed by, for example, a round hole-shaped fine opening, a cross-shaped, Y-shaped or single-character slit, or the like.
[0024]
FIG. 2 shows a part of a schematic central longitudinal sectional view of the baby bottle 100 of FIG.
As shown in FIG. 2, two thin groove portions 114 are formed inside the artificial nipple 110 in a ring shape, for example.
When a baby or the like who is a user takes milk with the baby bottle 100, the artificial nipple 110 is held in the mouth and the tongue performs a peristaltic movement. The artificial nipple 110 is extended by this peristaltic movement, and the infant and the like can ingest milk smoothly by this extension.
Therefore, in order to extend the artificial nipple 110 more smoothly, a material having low hardness is used and a groove 114 is formed.
That is, since the groove part 114 is formed thinner than the other part of the artificial nipple 110, it is configured to be more easily extended.
[0025]
By the way, as shown in FIG. 2, the baby bottle 130 includes, for example, a baby bottle body 131 that is a container body for containing milk, and a baby bottle that is a container opening for injecting milk into the baby bottle body 131. An opening 132 is formed.
The baby bottle opening 132 is formed with a screwing groove 132 a for screwing with the cap 120.
A screwing groove 121 is also formed on the cap 120 side corresponding to the screwing groove 132a of the baby bottle opening 132 as shown in FIG. 2, and both are screwed and fixed.
When the two are fixed by screwing, as shown in FIG. 2, the artificial nipple 100 is inserted into the cap opening 122 provided in the central portion of the cap 120 and is arranged with respect to the baby bottle opening 132 side. The flange 115 of the nipple 110 is sandwiched between the cap 120 and the baby bottle 130, whereby the artificial nipple 110 is fixed to the baby bottle 130.
Further, the flange 115 is formed to have a diameter further increased outward from the nipple trunk portion 113 of the artificial nipple 110.
[0026]
FIG. 3 is a schematic enlarged view of a portion indicated by an arrow A in FIG.
As shown in FIG. 3, specifically, the flange 115 of the artificial nipple 100 is fixed by being sandwiched between a cap 120 and a top surface 133 that is a top surface portion of the baby bottle 130.
Further, on the lower side of the right end portion in FIG. 2, which is the end portion of the cap opening 122, an engagement convex portion 122 a is formed so as to protrude downward along the cap opening 122.
On the other hand, an engagement recess 116 for accommodating and engaging the cap opening 122 and the engagement protrusion 122a is formed in the inner peripheral portion (right side in the drawing) of the artificial nipple 110. Further, a concave bottom surface 116c is formed in a groove shape along the inside of the flange 115 at the lower portion of the engaging concave portion 116 in FIG. 3 so as to correspond to the engaging convex portion 122a.
That is, as described above, the artificial nipple 110 has a low hardness and is very soft, so that it is not held between the cap 120 and the top surface 133 of the baby bottle 130 and may be deformed and pulled out.
For this reason, the gap opening 122 including the engaging convex portion 122a of the cap 120 is engaged with the engaging concave portion 116 including the concave bottom surface 116c of the artificial nipple 110 and is firmly fixed. The configuration prevents the 120 from coming out of the flange 115.
In particular, when the engaging convex portion 122a enters the concave bottom surface 116c, it can function to lock against the direction in which the artificial nipple 110 comes out.
[0027]
As shown in FIG. 3, the atmosphere inside the baby bottle body 131 is covered by the artificial nipple 110 disposed with respect to the baby bottle opening 132, and the upper surface of the flange 115 of the artificial nipple 110 is covered by the cap 120. Yes.
As shown in FIG. 3, for example, a ventilation valve 117, which is a first ventilation adjustment unit, is formed on the flange 115 of the artificial nipple 110.
The vent valve 117 is for venting or not venting the container atmosphere B in the baby bottle body 131 with the cap atmosphere C formed by the flange 115 and the cap 120.
[0028]
FIG. 4 is a schematic perspective view showing the ventilation valve 117 and the like formed on the flange 115. FIG. 5 is a schematic bottom view of the vent valve 117.
As shown in FIG. 4, the vent valve 117 has a substantially circular shape when viewed from the top, and a slit is formed in, for example, a Y-shape as a notch, as shown in FIG. 5.
Further, the vent valve 117 has a shape curved downward as shown in FIG. 3, and a slit is provided on the bottom surface thereof.
For this reason, when the container atmosphere B becomes negative pressure with breastfeeding, when the vent valve 117 of FIG. 3 is pulled toward the baby bottle body 131 side and deformed downward, the Y-shaped slit of FIG. It is configured to be in a ventable state.
On the other hand, in a state where it does not deform downward, the Y-shaped slit of FIG. 5 is closed and does not vent.
The ventilation valve 117 is formed integrally with the flange 115, and is formed of the same material, that is, silicone rubber having low hardness, so that the ventilation valve 117 is easily deformed.
[0029]
By the way, the flange 115 is provided with, for example, a contact surface 118 which is a second ventilation adjusting portion for ventilating the container atmosphere B introduced into the cap atmosphere C by the ventilation valve 117 to the outside of the sucker 100 or not. Have.
4, the contact surface 118 is formed by the upper surface of the flange 115 in the vicinity of the ventilation valve 117 as shown in FIG. 4, and is in contact with the inner surface of the cap 120 as shown in FIG. And is separated from the inner surface of the cap 120.
That is, when the contact surface 118 is in contact with the inner surface of the cap 120, the cap atmosphere C in FIG. 3 is closed, but when the contact surface 118 is spaced downward from the inner surface of the cap 120, the cap atmosphere C is opened. It communicates with the outside through a ventilation passage to be described later.
In particular, when the container atmosphere B becomes a positive pressure, the contact surface 118 is subjected to pressure so as to be deformed upward, so that the sealing at the positive pressure can be reliably performed.
[0030]
Further, for example, a ventilation passage 119 is formed as shown in FIG. 4 which is a ventilation securing portion for communicating the cap atmosphere C with the external atmosphere of the baby bottle 100.
Specifically, the ventilation passage 119 includes an engagement convex portion 122a provided on the bottom surface side of the cap opening 122 of the cap 120 in FIG. 3, an opening side surface 122b serving as an inner periphery of the cap opening 122, and an upper surface portion, for example, an opening. Ventilation is ensured along the upper surface 122c.
That is, a gap is formed between the cap 120 and the artificial nipple 110 so as to allow ventilation.
Specifically, the gap is formed by providing a plurality of ribs in the engaging recess 116.
[0031]
The plurality of ribs are formed in the engagement recess 116 of the artificial nipple 110 corresponding to the engagement protrusion 122a, the opening side surface 122b, and the opening upper surface 122c of the cap 120, respectively.
Among these, the ribs corresponding to the opening side surface 122b and the opening upper surface 122c are connected to each other to form a substantially L-shaped rib 116b as shown in FIG.
As shown in FIG. 4, a plurality of, for example, two L-shaped ribs 116b are formed and arranged in parallel.
Further, the rib corresponding to the engaging convex portion 122a of the cap 120 is formed on the concave bottom surface 116c of the engaging concave portion 116 of the artificial nipple 110 as a bottom rib 116a as shown in FIGS. 3 and 4, and the depth of the concave bottom surface 116c. It is formed by shallowing.
[0032]
FIG. 6 is a schematic end surface explanatory view taken along the line X-X ′ of FIG. 3.
As shown in FIG. 6, the two L-shaped ribs 116 b and 116 b shown in FIGS. 3 and 4 abut against the opening upper surface 122 c of the cap opening 122 of the cap 120.
For this reason, the engagement convex portion 116 is deformed so as to be slightly bent between the two L-shaped ribs 116b and 116b arranged in parallel and in the vicinity of the two L-shaped ribs 116b and 116b. A gap that does not come into contact with the upper surface 122c of the opening is generated, air can be reliably ensured, and the air passage 119 is formed.
As shown in FIG. 3, the opening side surface 122b is also deformed by the artificial nipple 110 by the L-shaped ribs 116b and 116b, so that a gap is formed and an air passage 119 is formed in the same manner as the opening upper surface 122c. .
Similarly, the bottom rib 116a shown in FIGS. 3 and 4 is in contact with the engaging convex portion 122a, and a gap can be secured along both side edges in the vicinity of the bottom rib 116a, so that a ventilation passage 119 is formed. .
[0033]
As shown in FIGS. 3 and 4, the vent valve 117 and the bottom rib 116 a are disposed so as to be continuous via the contact surface 118. And as shown in FIG. 4, the width W1 (width W1 shown in FIG. 4) of each part which the bottom rib 116a and the ventilation valve 117 continue is formed substantially equal.
For this reason, when resin-molding the artificial nipple 110 made of silicone rubber, the flow of the resin is not hindered in the vicinity of the recessed bottom portion 116c having a reduced thickness, particularly in the vicinity of the thin ventilation valve 117. Since the resin can easily flow from the bottom rib 116a that is thicker than the concave bottom surface 116, molding becomes easy and the molding cost can be reduced.
[0034]
Further, as shown in FIG. 4, the interval W2 between the two L-shaped ribs 116b, 116b arranged substantially in parallel (the interval W2 in FIGS. 4 and 6) is opposed to the vent valve 117 of the bottom rib 116a. It is formed longer than the width W1 (width W1 in FIGS. 4 and 6) of the portion.
For this reason, the flow of ventilation at the interval W2 between the two L-shaped ribs 116b and 116b is not hindered by the bottom rib 116a, and a more efficient ventilation passage 119 can be secured. Even when the liquid leaks from the contact surface 118 that is the ventilation control unit, the liquid can be blocked from leaking along the ventilation passage 119.
[0035]
The sucker 100 of the present embodiment configured as described above is assembled and used as shown in FIG.
At this time, the artificial nipple 110 is configured to be soft and easily deformed with a hardness of 5 degrees to 30 degrees as described above.
However, the artificial nipple 110 has an engagement recess 116 for accommodating the cap opening 122 including the engagement protrusion 122 a that is the end of the cap 120. Further, the cap opening 122 of the cap 120 is formed with an protruding protrusion 122a as shown in FIG. 3, and a concave bottom surface 116c for accommodating the engaging protrusion 122a is formed on the artificial nipple 110.
For this reason, the cap opening 122 including the engaging convex portion 122a of the cap 120 is engaged with the engaging concave portion 116 including the concave bottom surface 116c of the artificial nipple 110 and is firmly fixed. It is the structure which can prevent coming out.
[0036]
Even if the cap 120 and the flange 115 of the artificial nipple 110 are firmly fixed in this manner, the two L-shaped ribs 116b and 116b and the bottom rib are formed in the engaging recess 116 as shown in FIGS. Since 116a is formed, as shown in FIG. 6, the L-shaped ribs 116b and the like, and the engagement convex portion 122 of the cap 120 abut, and the vicinity of the L-shaped ribs 116b is deformed to be slightly bent. Become.
For this reason, the entire surface of the engagement recess 116 does not completely adhere to the engagement projection 122. Accordingly, the ventilation passage 119 can be formed in the engagement recess 116, and ventilation can be secured. The cap 120 and the artificial nipple 110 are firmly fixed while securing ventilation.
[0037]
When hot water and powdered milk, for example, are put in such a baby bottle 100 and stirred, the container atmosphere B in the baby bottle body 131 in FIG. 1 becomes a positive pressure with respect to the external atmosphere outside the baby bottle 100.
Then, the pressure in the baby bottle body 131 is increased, and the vent valve 117 in FIG. 3 cannot be deformed downward in FIG. 3, so the Y-shaped slit in FIG. 5 is closed.
However, since the pressure is high and the artificial nipple 110 is turned downward for breastfeeding, the milk may pass through this Y-shaped slit and leak into the cap atmosphere C in FIG.
At this time, the contact surface 118 for adjusting the communication between the cap atmosphere C and the ventilation passage 119 is in contact with the inner surface of the cap 120 as shown in FIG. 3, and the container atmosphere B becomes positive pressure. Since the pressure is applied to the inner surface side of the cap 120, it is possible to prevent the milk leaking into the cap atmosphere C from leaking out of the sucker 100 through the vent passage 119.
[0038]
The contact surface 118 is configured to move from a contact state with respect to the cap 120 to a separated state when the inside of the container atmosphere B in FIG.
That is, since the contact surface 118 is always in contact with the inner surface of the cap 120 except when the inside of the baby bottle body 131 is under negative pressure, the baby bottle body 131 is at a positive pressure as described above. However, the cap atmosphere C is not communicated with the ventilation passage 119 without moving downward in FIG. 3, and the leaked milk can be reliably prevented from leaking outside.
Therefore, the infant 100 or the guardian does not directly touch the hot milk, and the baby bottle 100 is safe.
In particular, even if the user of the baby bottle 100 mistakenly defeats the baby bottle 100 containing hot milk, the milk stays in the cap atmosphere C, and the hot milk passes through the ventilation passage 119 and the external atmosphere. It is possible to prevent leakage to (outside the baby 100).
[0039]
On the other hand, when a user such as a guardian accommodates milk of appropriate temperature in the baby bottle body 131 and an infant or the like ingests it from the artificial nipple 110, the milk in the baby bottle body 131 decreases, and the baby bottle body 131 is negative. Pressure.
Thus, even when an infant or the like performs a peristaltic movement on the artificial nipple 110, the milk is not properly ejected, and the sucker 100 is difficult to ingest.
Therefore, the baby bottle 110 according to the present embodiment is configured such that when the inside of the baby bottle body 131 becomes negative pressure, the contact surface 118 of FIG.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing a state where the contact surface 118 moves downward and external air flows in.
Thereby, as shown in FIG. 7, the cap atmosphere C communicates with the ventilation passage 119.
Further, the vent valve 117 in FIG. 3 is also deformed downward by the pressure change, and the Y-shaped slit in FIG. 5 is opened.
Therefore, the external atmosphere that is the outside air of the baby bottle 100 is introduced into the cap atmosphere C through the ventilation passage 119 and the contact surface 118 of FIG. 7, and is further introduced into the baby bottle body 131 through the ventilation valve 117. .
In particular, since the artificial nipple 110 is formed of a member having low hardness, the contact surface 118 serving as the upper surface of the flange 115 and the vent valve 117 are deformed in response to the pressure drop in the container atmosphere B. An atmosphere can be introduced.
For this reason, the negative pressure in the baby bottle body 131 is quickly eliminated.
[0040]
As described above, the baby bottle 100 according to the present embodiment does not become difficult to produce milk even if it has the soft nipple 110 having a low hardness and a negative pressure in the baby bottle body 131. Moreover, even if the inside of the baby bottle main body 131 becomes a positive pressure, the milk 100 does not leak out and the baby bottle 100 is safe.
[0041]
By the way, as shown in FIG. 3, the baby sucker 100 of the present embodiment is formed with a fixing convex portion 122 d for fixing the cap 120 to the flange 115 of the artificial nipple 110. In addition, a fixing recess 115 a for engaging with the fixing protrusion 122 d of the cap 120 is positioned on the flange 115 on the outer side of the vent valve 117 and the contact surface 118 along the outer peripheral side of the flange 115. It is formed as follows.
Accordingly, the artificial nipple 110 having a low hardness as described above is softly fixed to the cap 120 together with the cap opening 122, the engaging convex portion 122a, and the engaging concave portion 116.
That is, as shown in FIG. 3, the flange 115 is simultaneously fixed to the cap 120 by the inner and outer peripheral portions of the flange 115, so that the artificial nipple 110 can be more firmly attached to the cap 120.
Therefore, it is possible to more reliably prevent the fall off the cap 120 due to deformation of the artificial nipple 110 or the like.
[0042]
Further, as shown in FIG. 3, the fixing convex portion 122 d of the cap 120 and the fixing concave portion 115 a of the flange 115 correspond to the top surface 133 that forms the baby bottle opening 132, and are arranged on the upper surface thereof.
In other words, since the top surface 133 is solid when placed on the top surface 133 having a relatively strong structure instead of the baby bottle opening 132, the screwing groove 121 of the cap 120 and the screwing groove of the baby bottle opening are arranged. Along with the closing by 132a, the engagement between the fixing convex portion 12d and the fixing concave portion 115a is further strengthened, and the artificial nipple 110 can be more firmly fixed to the cap 120.
Therefore, it is possible to more completely prevent the cap pill 120 from falling off due to deformation of the artificial nipple 110 or the like.
[0043]
Moreover, each structure of the said embodiment can abbreviate | omit a part, or can be changed into the other arbitrary combinations which are not mentioned above.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if the artificial nipple has a low hardness, the liquid does not become difficult to come out of the artificial nipple, and the liquid does not leak from the sucker. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a sucker according to an embodiment of the present invention.
2 shows a part of a schematic central longitudinal cross-sectional view of the sucker of FIG. 1. FIG.
3 is a schematic enlarged view of a portion indicated by an arrow A in FIG.
FIG. 4 is a schematic perspective view showing a ventilation valve and the like formed on a flange.
FIG. 5 is a schematic bottom view of a vent valve.
6 is a schematic end surface explanatory view taken along line X-X ′ of FIG. 3; FIG.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing a state in which outside air flows.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 100 ... Ninja, 110 ... Artificial nipple, 111 ... Spout opening, 112 ... Nipple, 113 ... Nipple trunk, 114 ... Groove, 115 ... Flange, 115a ..Recess for fixing, 116... Engaging recess, 116 a... Bottom rib, 116 b... L-shaped rib, 116 c. 119: Ventilation passage, 120 ... Cap, 121 ... Screwing groove, 122 ... Cap opening, 122a ... Engagement convex part, 122b ... Opening side surface, 122c ... Opening top surface 122d: fixing convex part, 130 ... baby bottle, 131 ... baby bottle body, 132 ... baby bottle opening, 132a ... screwing groove, 133 ... top surface, B ..Container atmosphere, C ... cap atmosphere

Claims

A container body for containing a liquid;
A container opening for injecting liquid into the container main body, and
A nipple body inserted into the infant's oral cavity;
A flange portion disposed on the lower side of the nipple body and having an outer periphery substantially equivalent to the container opening;
Arranged corresponding to the container opening side,
An engagement recess for receiving and engaging the end of the cap for fixing to the container,
An artificial nipple made of an elastic member having a hardness of 5 to 30 degrees;
A cap opening through which the artificial nipple can be inserted;
A mammal comprising a cap portion provided on an end portion side of the cap opening, and having an engaging convex portion for engaging with an engaging concave portion of the artificial nipple,
The atmosphere in the container body is at least covered by the artificial nipple disposed with respect to the container opening,
In the artificial nipple, at least a first ventilation adjusting unit for venting or not venting a container atmosphere in the container main body with a cap atmosphere formed by the artificial nipple and the cap part;
At least a second ventilation control section for venting or not venting the container atmosphere introduced into the cap atmosphere by the first ventilation regulation section;
A ventilation securing part for ventilating the cap atmosphere communicated to the outside by the second ventilation control part with the external atmosphere of the baby bottle;
The second air flow adjusting portion is configured to contact or separate from the cap portion,
The ventilation ensuring part is constituted by a rib provided in the engagement recess ,
The rib provided in the engagement recess of the artificial nipple is formed corresponding to each of the cap opening of the cap portion and / or the bottom surface, side surface, and top surface of the engagement protrusion,
The ribs corresponding to the upper surface portion and the side surface portion are connected to each other to constitute a substantially L-shaped L-shaped rib,
A plurality of these L-shaped ribs are arranged substantially in parallel,
The rib is a mammal device characterized that you configure the bottom rib corresponding to the bottom portion.

2. The mammal according to claim 1, wherein the second ventilation adjustment unit is configured to move from a contact state to the cap unit to a separated state when the inside of the container atmosphere becomes a negative pressure.

The first air flow adjusting portion is constituted by a cutout portion;
The notch and the bottom rib are arranged so as to be continuous via the second air flow adjusting portion,
The widths of the continuous portions of the bottom rib and the notch are formed substantially equal,
The mammal according to claim 2 , wherein the plurality of L-shaped ribs arranged substantially parallel to each other are formed such that an interval between the L-shaped ribs is longer than a width of the bottom rib.

A fixing convex portion for fixing the flange portion of the artificial nipple is formed outside the second ventilation adjustment portion of the cap portion, and the flange portion is fixed to engage with the fixing convex portion. feeding device according to any one of claims 1 to 3, characterized in that use recess is formed.

The feeding bottle according to claim 4 , wherein the fixing convex portion and the fixing concave portion are formed corresponding to a top surface portion forming the container opening.