JP3907174B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する分野】
本発明は、半導体装置およびその製造法に係り、特に電源回路等に利用されるIGBTの構成を有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【従来の技術】
IGBTの構成を有する半導体装置は、近年、バイポーラトランジスタとMOSFETとの双方の長所を併せ持つ半導体装置として、その利用が広がっている。図7は、従来技術に係るIGBTの構成を有する半導体装置を示す断面図である。図7中、110は半導体装置、111はシリコン基板、112はN−型ベース層、113はPウェル領域、114はN+型エミッタ領域、115はN+型バッファ層、117はゲート電極膜、118は層間絶縁膜、119はゲート絶縁膜、120はエミッタ電極膜、121はコレクタ電極膜、125はP+型コレクタ層である。
【0002】
半導体装置110は、シリコン基板111の内部に、P+型コレクタ層125、N+型バッファ層115およびN−型ベース層112を積層形成している。また、N−型ベース層112内にPウェル層113を形成し、さらにPウェル層113内にN+型エミッタ領域114を形成している。また、シリコン基板111の表面上には、N−型ベース層112、Pウェル層113およびN+型拡散領域114に跨るように層間絶縁膜118とゲート電極膜117を積層して形成している。さらに、層間絶縁膜118およびゲート電極膜117を覆うようにゲート絶縁膜119を形成している。くわえて、ゲート絶縁膜119を含むシリコン基板111の表面上には、これらを覆うエミッタ電極膜120を形成している。また、シリコン基板111の裏面、すなわちP+型コレクタ層125の表面には、コレクタ電極膜121を形成している。
【0003】
以上の構成において、ゲート電極膜117とエミッタ電極膜120との間に所定閾値以上の電圧を印加すると、Pウェル層113の、層間絶縁膜118との境界付近の部分にN型の反転層が形成されてチャネルとなる。そして、コレクタ電極膜121からエミッタ電極膜120へこのチャネルを通って電流が流れる。このとき、正孔がP+型コレクタ層125からN+型バッファ層115を介してN−型ベース層112へ注入されるが、この正孔が伝導度変調作用を引き起こし、コレクタ電極膜121とエミッタ電極膜120との間のオン電圧が低下する。
【0004】
また、上述の半導体装置110は、ゲート電極膜117とエミッタ電極膜120との間の電圧を零または負電圧にすることによってターンオフする。ところが、ゲート電極膜117とエミッタ電極膜120との間の電圧を零または負電圧にしてからも、正孔の注入が一定程度の時間継続する。したがって、このような正孔の注入がほとんどないMOSFETの構成を有する半導体装置と比較すると、ターンオフに要する時間が長くなるので、ターンオフ時のスイッチング特性が劣っていると言える。
【0005】
そこで、IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善する対策として、様々な改良構造が提案されている。図8は、IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善した第1の従来例を示す断面図である。図8中、210は半導体装置、211はシリコン基板、212はN−型ベース層、213はPウェル領域、214はN+型エミッタ領域、215はN+型バッファ層、217はゲート電極膜、218は層間絶縁膜、219はゲート絶縁膜、220はエミッタ電極膜、221はコレクタ電極膜、225はP+型コレクタ層、226はN+型ドレイン領域である。また、図9は、IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善した第2の従来例を示す断面図である。図9中、310は半導体装置、311はシリコン基板、312はN−型ベース層、313はPウェル領域、314はN+型エミッタ領域、315はN+型バッファ層、317はゲート電極膜、318は層間絶縁膜、319はゲート絶縁膜、320はエミッタ電極膜、321はコレクタ電極膜、325はP+型コレクタ層、327は穴部である。さらに、図10は、IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善した第3の従来例を示す断面図である。図10中、410は半導体装置、411はシリコン基板、412はN−型ベース層、413はPウェル領域、414はN+型エミッタ領域、415はN+型バッファ層、417はゲート電極膜、418は層間絶縁膜、419はゲート絶縁膜、420はエミッタ電極膜、421はコレクタ電極膜、424は結晶欠陥、425はP+型コレクタ層である。
【0006】
図8に示した半導体装置210は、P+型コレクタ層225とともに、N+型ドレイン領域226を形成したものであり、IGBTの構成とMOSFETの構成とを併せ持っている。したがって、半導体装置210は、MOSFETの構成とした部分において正孔の注入を抑さえることができるので、図7の半導体装置110よりもスイッチング特性が改善される。
【0007】
また、図9に示した半導体装置310は、P+型コレクタ層325およびN−型ベース層312を貫く穴部327をエッチングで形成するとともに、穴部327の内部にもコレクタ電極膜321を形成してMOSFETの構成を設けたものである。したがって、半導体装置210と同様に、MOSFETの構成とした部分において正孔の注入を抑さえることができる。
【0008】
また、図10に示した半導体装置410は、N−型ベース層412とN+型バッファ層415との境界面付近に、H++イオンを注入するなどの方法によって結晶欠陥424を形成したものである。当該部位に結晶欠陥424を導入することにより、結晶欠陥424がシリコンのバンドギャップ中に深い不純物凖位を形成するので、結晶欠陥424において正孔を捕捉することが可能になる。したがって、結晶欠陥424を形成する設けることによって、半導体装置410のスイッチング特性が改善される。
【0009】
さらに、図8ないし図10に示した半導体装置の構造を複数組み合わせて利用すれば、スイッチング特性をさらに改善することが可能になる。しかしながら、これらの構造のいずれを製造する場合においても、図7に示した半導体装置の構造よりも工程数が増加するので、製造コストを増加させる要因となる。したがって、図8ないし図10に示した半導体装置の構造を複数組み合わせて利用することは、経済的に見て困難性が高いと言える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の課題を解決するために、簡便な構造及び方法によってターンオフ時のスイッチング特性を改善したIGBTの構成を有する半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、半導体基板の第1の主面上にゲート電極およびエミッタ電極を形成し、前記半導体基板の第2の主面上にコレクタ電極を形成してなる半導体装置において、前記半導体基板に、前記第2の主面に露出するように形成してなる第1導電型の第1の導電層と、該第1の導電層に積層させて形成してなる第1導電型の第2の導電層を設け、前記第2の主面に前記第1の導電層を貫通する凹面部を形成して第2の導電層を露出させるとともに、前記凹面部を含む前記第2の主面を粗面化し、前記コレクタ電極を前記第1の導電層と前記第2の導電層とにショットキー接続させてなることを特徴とするものとした。
【0011】
したがって、本発明に係る半導体装置は、第2の主面上に形成したコレクタ電極を第1の導電層と第2の導電層との双方に直接接続したので、エミッタ電極とコレクタ電極との間に、第1の導電層を含む第1の半導体装置の構成と、第1の導電層を含まない第2の半導体装置の構成とを同時に実現することができる。さらに、凹面部を含む半導体基板の第2の主面を粗面化したので、第1の導電層、および凹面部内に露出した第2の導電層に結晶欠陥を持つ部分を形成でき、第2の導電層への正孔の注入を抑えることができる。くわえて、コレクタ電極を第1の導電層と第2の導電層とにショットキー接続させたので、半導体基板の内部に形成するPN接続を1つ減らす、すなわち半導体基板の内部に形成する導電層を1つ減らすことができる。
【0012】
また、本発明は、半導体基板の第1の主面上にゲート電極およびエミッタ電極を形成し、前記半導体基板の第2の主面上にコレクタ電極を形成してなる半導体装置において、前記半導体基板に、前記第2の主面に露出するように形成してなる第2導電型の第1の導電層と、該第1の導電層に積層させて形成してなる第1導電型の第2の導電層を設け、前記第2の主面に前記第1の導電層を貫通する凹面部を形成して第2の導電層を露出させるとともに、前記凹面部を含む前記第2の主面を粗面化し、前記コレクタ電極を前記第1の導電層と前記第2の導電層とにオーミック接続させてなることを特徴とするものとした。
【0013】
したがって、本発明に係る半導体装置は、第2の主面上に形成したコレクタ電極を第1の導電層と第2の導電層との双方に直接接続したので、エミッタ電極とコレクタ電極との間に、第1の導電層を含む第1の半導体装置の構成と、第1の導電層を含まない第2の半導体装置の構成とを同時に実現することができる。さらに、凹面部を含む半導体基板の第2の主面を粗面化したので、第1の導電層、および凹面部内に露出した第2の導電層に結晶欠陥を持つ部分を形成でき、第2の導電層への正孔の注入を抑えることができる。
【0014】
さらに、本発明は、半導体装置の製造方法において、半導体基板の第1の主面上にゲート電極およびエミッタ電極を形成する工程と、前記半導体基板の第2の主面から不純物を注入して加熱拡散することにより、該第2の主面に露出する第1の導電層および該第1の導電層に積層される第2の導電層を形成する工程と、前記半導体基板を前記第1の主面側から押圧しつつ、前記半導体基板を前記第2の主面側から研削することにより、前記第2の主面全体を研削しつつ、前記第2の主面の、前記ゲート電極と前記エミッタ電極との双方またはいずれか一方に対応する部位に、前記第1の導電層を貫通して前記第2の導電層を露出させる凹面部を形成する工程と、前記凹面部を含む前記第2の主面上にコレクタ電極を形成する工程を有することを特徴とするものとした。
【0015】
したがって、本発明に係る半導体装置は、半導体基板を第2の主面側から研削する工程において、凹面部の形成と、結晶欠陥の形成とを同時に行うことができ、従来技術に係る正孔の注入抑制構造を採用した場合よりも、工程数を減らすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す断面図である。図1中、10は半導体装置、11はシリコン基板、12はN−型ベース層、13はPウェル領域、14はN+型エミッタ領域、15はN+型バッファ層、17はゲート電極膜、18は層間絶縁膜、19はゲート絶縁膜、20はエミッタ電極膜、21はコレクタ電極膜、22a,22bは凹面部、23は粗面、24は結晶欠陥である。
【0017】
半導体装置10は、シリコン基板11の内部に、N−型ベース層12およびN+型バッファ層15を積層形成している。また、N−型ベース層12内にPウェル層13を形成している。さらに、Pウェル層13内にN+型エミッタ領域14を2つ形成している。なお、Pウェル層13は、N−型であるシリコン基板11の一方の面からP型の不純物を注入し、これを拡散させることによって形成される。さらに、N+型エミッタ領域14は、Pウェル層13を形成した側の面(以下、第1の主面とする)において、Pウェル層13が露出した領域内にN型の不純物を注入し、これを拡散させることによって形成される。なお、Pウェル層13とN+型エミッタ領域14は、1つのセルを形成しており、このようなセルが半導体装置10に多数形成されている。セルの形状および配置については、一般的に、セルをストライプ状に細長く形成して、これらのセルを平行に配置するものと、各セルを矩形状に形成して、これらのセルを格子状に配置するものとのいずれかを採用することが多い。この発明の実施の形態においては、いずれであっても良いし、他のセルの形状および配置を採用しても良い。
【0018】
また、N+型バッファ層15は、シリコン基板11の、第1の主面と反対側の面(以下、第2の主面とする)からN型の不純物を注入し、これを拡散させて形成する。なお、N+型バッファ層15の厚さは、この実施の形態においては10μm前後である。さらに、シリコン基板11の、これらの不純物拡散層および領域を形成しない残余の部分は、N−型ベース層12となる。
【0019】
また、シリコン基板11の第1の主面上には、ゲート電極膜17、層間絶縁膜18、ゲート絶縁膜19およびエミッタ電極膜20を形成している。層間絶縁膜18は、N−型ベース層12、Pウェル層13およびN+型拡散領域14に跨るように形成されている。さらに、層間絶縁膜18の上には、ゲート電極膜17を形成している。また、ゲート絶縁膜19は、ゲート電極膜17および層間絶縁膜18を覆うように形成されている。さらに、エミッタ電極膜20は、ゲート絶縁膜19を含む第1の主面全体を覆うように形成されている。
【0020】
また、シリコン基板11の第2の主面には、コレクタ電極膜21、凹面部22a,22bおよび結晶欠陥24を形成している。なお、凹面部22a,22bは、N+型バッファ層15を貫通して、N−型ベース層12が凹面部22a,22b内に露出する深さ、すなわち10μm以上の深さに形成されている。また、粗面23は、凹面部22a,22bの内面を含むシリコン基板11の第2の主面全体に形成される。さらに、結晶欠陥24は、凹面部22a,22bの内面を含むシリコン基板11の第2の主面下に形成される。なお、凹面部22a,22bと結晶欠陥24は、後述するように、同じ工程によって形成される。くわえて、コレクタ電極膜21は、凹面部22a,22bの内面を含むシリコン基板11の第2の主面全体を覆うように形成されている。また、コレクタ電極膜21と、N+型バッファ層15およびN−型ベース層12とは、ショットキー接続されている。
【0021】
さらに、半導体装置10の動作について説明する。ゲート電極膜17とエミッタ電極膜20との間に所定閾値以上の電圧を印加すると、Pウェル層13の、層間絶縁膜18との境界付近の部分にN型の反転層が形成されてチャネルとなる。そして、コレクタ電極膜21からエミッタ電極膜20へこのチャネルを通って電流が流れる。このとき、正孔がコレクタ電極膜21からN+型バッファ層15およびN−型ベース層12へ注入される。しかしながら、コレクタ電極膜21とN+型バッファ層15およびN−型ベース層12とはショットキー接続されているので、図7に示した半導体装置110と比較した場合、注入される正孔の量は、非常に少なくなる。
【0022】
また、半導体装置10は、凹面部22a,22bを形成し、コレクタ電極膜21とN+型バッファ層15およびN−型ベース層12とを接続したので、IGBTの構成とMOSFETの構成との双方を併せ持っている。したがって、MOSFETの構成とした部分において正孔の注入を抑さえることができる。さらに、シリコン基板11の第2の主面下に形成された結晶欠陥24において注入された正孔を捕捉することが可能である。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10は、従来技術に係る半導体装置よりも、オフ時のスイッチング特性を改善することが容易にできる。
【0023】
次に、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を図面に基づいて詳細に説明する。図3〜図5は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(a)〜(c)である。図3〜図5中、31は上定盤、32は下定盤である。その他の符号は、図1において用いた符号と同じものを示すものである。なお、図3〜図5は、ウェハプロセスの一部の工程を示すものであり、シリコン基板11として示したものは、シリコンウェハの断面の一部を表したものである。
【0024】
まず、図3に示すように、シリコン基板11の第2の主面側を研削する前に、第1の主面上に、ゲート電極膜17、層間絶縁膜18、ゲート絶縁膜19、エミッタ電極膜20、ゲート電極膜17、層間絶縁膜18、ゲート絶縁膜19およびエミッタ電極膜20を形成しておく。なお、これらの製造工程は、特定の方法に限定されるものではなく、周知の製造方法のいずれを採用しても良い。
【0025】
次に、図4に示すように、上定盤31によってシリコン基板11の第1の主面側を矢印Aに示すように押圧しながら、下定盤32によってシリコン基板11の第2の主面側を研削する。このとき、上定盤31の押圧力は、従来技術に係る製造方法を用いる場合よりも強く、かつ、シリコン基板11にクラック等が生じて破損しない範囲とする。そうすると、シリコン基板11は、エミッタ電極膜20などを介して強く押圧されるので、シリコン基板11の第2の主面と下定盤32との間に生じる摩擦力が従来技術に係る製造方法を用いる場合よりも不均一になる。すなわち、シリコン基板11の第2の主面の、上定盤31とエミッタ電極膜20とが接している部分の下方の部位には、その周辺部よりも大きな摩擦力が生じるので、周辺部よりも研削厚が大きくなる。
【0026】
したがって、シリコン基板11を所定の厚さになるまで研削すると、図5に示すように、上定盤31とエミッタ電極膜20とが接している部分の下方に凹面部22a,22bが形成される。すなわち、シリコン基板11の第1の主面側に形成したパターンの最も厚い部分の下方に凹面部22a,22bが形成される。同時に、シリコン基板11の第2の主面には、凹面部22の内面も含めて、研削によるダメージによって結晶欠陥24が形成される。なお、上定盤31によってシリコン基板11の第1の主面側を押圧する際の押圧力は、通常の研削工程における押圧力よりも強くすることが好ましい。この程度の押圧力を加えると、凹面部22a,22bがN+型バッファ層15を貫通し、N−型ベース層12を凹面部22a,22b内に露出させることが容易にできる。
【0027】
以上の工程によれば、シリコン基板11の第2の主面側に、凹面部22a,22bを形成することと、結晶欠陥24を形成することを同時に行うことができる。なお、図3〜図5に示した工程を行う前に、エミッタ電極膜20上にポリイミド膜等の保護膜を形成しても良い。また、凹面部22a,22bは、研削工程ではなく、研磨工程で形成しても良い。研磨工程の場合、形成される結晶欠陥の量がやや少なくなるが、結晶欠陥の導入が可能である。
【0028】
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法においては、図9および図10に示した半導体装置の構成と同様の作用効果を有するものを簡便な方法によって実現することができる。また、図9に示した従来技術に係る製造方法においては、穴部327をエッチングによって形成しているが、エッチングを用いた場合には、穴部327の内面を粗面化することはきわめて困難である。しかし、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、穴部327に相当する凹面部22a,22bの内面を粗面化することが容易にできる。しかも、凹面部22a,22bの内面を粗面化するために、特別の工程を設ける必要がない。
【0029】
さらに、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示す断面図である。図2中、25はP+型コレクタ層である。その他の符号は、図1において用いた符号と同じものを示すものである。
【0030】
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置10は、本発明の第1の実施の形態に係るものとほぼ同一の構成であるが、P+型コレクタ層25を形成し、P+型コレクタ層25と、P+型コレクタ層25およびN+型バッファ層15とをオーミック接続している。したがって、本発明の第1の実施の形態に係るものよりも、N+型バッファ層15およびN−型ベース層12へ注入される正孔の量は多くなるが、従来技術に係る半導体装置よりもオフ時のスイッチング特性を改善することが容易にできる。
【0031】
なお、凹面部22a,22bの大きさや形成部位は、シリコン基板11の第1の主面上に形成するパターンによって自在に変えることが可能である。図6は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の変形例を示す断面図である。16はポリイミド膜、29は除去部である。その他の符号は、図1において用いた符号と同じものを示すものである。
【0032】
図6に示すように、この例においては、ポリイミド膜16を形成してから、図3〜図5に示した工程を施している。また、除去部29に示すように、ポリイミド膜16を部分的に除去して、ポリイミド膜16の厚さに差異を設けている。したがって、凹面部22は、シリコン基板11の第1の主面側に形成したパターンの厚い部分であるポリイミド膜16の厚い部分の下方に形成されている。すなわち、凹面部22は、研削工程において、上定盤31によって強く押圧することによって形成されるので、除去部29を形成した部分のように、シリコン基板11の第1の主面側に形成したパターンの最も厚い部分よりも薄い部分を形成すると、所定の部位に凹面部22が形成されないようにすることが容易にできる。
【0033】
なお、以上説明した2つの実施の形態に係る半導体装置においては、IGBTの構成を主とし、MOSFETの構成を付加的に設けるものとしたが、本発明は、MOSFETの構成を主とし、IGBTの構成を付加的に設ける場合においても好ましく適用できる。この場合、第1の主面側に形成したパターンの一部分のみが他のパターンよりも薄くなるようにすることにより、MOSFETの構成を主とする半導体装置を製造することが容易にできる。また、凹面部の形成は、エミッタ電極膜およびポリイミド膜を利用するほかに、シリコン酸化膜など他の膜を用いても良い。要するに、第1の主面に形成したパターンの最も厚いパターンの最も厚い部分に凹面部が形成されるので、第2の主面の凹面部に対応する部位のパターンが最も厚くなるようにすれば良い。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、半導体基板の第1の主面上にパターンを形成した後に、半導体基板の第2の主面側を研削するので、第2の主面に凹面部を形成することが容易にできるとともに、凹面部を含む第2の主面側に結晶欠陥を形成することができる。したがって、IGBTの構成を有する半導体装置の、ターンオフ時のスイッチング特性の改善を簡便な構造および方法によって実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(a)である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(b)である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(c)である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の変形例を示す断面図である。
【図7】従来技術に係るIGBTの構成を有する半導体装置を示す断面図である。
【図8】IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善した第1の従来例を示す断面図である。
【図9】IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善した第2の従来例を示す断面図である。
【図10】IGBTの構成を有する半導体装置のスイッチング特性を改善した第3の従来例を示す断面図である。
【符号の簡単な説明】
10 半導体装置
11 シリコン基板
12 N−型ベース層
13 Pウェル領域
14 N+型エミッタ領域
15 N+型バッファ層
16 ポリイミド膜
17 ゲート電極膜
18 層間絶縁膜
19 ゲート絶縁膜
20 エミッタ電極膜
21 コレクタ電極膜
22 凹面部
22a 凹面部
22b 凹面部
23 粗面
24 結晶欠陥
29 除去部
31 上定盤
32 下定盤
110 半導体装置
111 シリコン基板
112 N−型ベース層
113 Pウェル領域
114 N+型エミッタ領域
115 N+型バッファ層
117 ゲート電極膜
118 層間絶縁膜
119 ゲート絶縁膜
120 エミッタ電極膜
121 コレクタ電極膜
125 P+型コレクタ層
210 半導体装置
211 シリコン基板
212 N−型ベース層
213 Pウェル領域
214 N+型エミッタ領域
215 N+型バッファ層
217 ゲート電極膜
218 層間絶縁膜
219 ゲート絶縁膜
220 エミッタ電極膜
221 コレクタ電極膜
225 P+型コレクタ層
226 N+型ドレイン領域
310 半導体装置
311 シリコン基板
312 N−型ベース層
313 Pウェル領域
314 N+型エミッタ領域
315 N+型バッファ層
317 ゲート電極膜
318 層間絶縁膜
319 ゲート絶縁膜
320 エミッタ電極膜
321 コレクタ電極膜
325 P+型コレクタ層
327 穴部
410 半導体装置
411 シリコン基板
412 N−型ベース層
413 Pウェル領域
414 N+型エミッタ領域
415 N+型バッファ層
417 ゲート電極膜
418 層間絶縁膜
419 ゲート絶縁膜
420 エミッタ電極膜
421 コレクタ電極膜
424 結晶欠陥
425 P+型コレクタ層
Claims (2)
- 半導体基板の第1の主面上にゲート電極およびエミッタ電極を形成し、前記半導体基板の第2の主面上にコレクタ電極を形成してなる半導体装置において、
前記半導体基板に、前記第2の主面に露出するように形成してなる第1導電型の第1の導電層と、該第1の導電層に積層させて形成してなる第1導電型の第2の導電層を設け、
前記第2の主面に前記第1の導電層を貫通する凹面部を形成して第2の導電層を露出させるとともに、前記凹面部を含む前記第2の主面を粗面化し、
前記コレクタ電極を前記第1の導電層と前記第2の導電層とにショットキー接続させてなることを特徴とする半導体装置。 - 半導体基板の第1の主面上にゲート電極およびエミッタ電極を形成し、前記半導体基板の第2の主面上にコレクタ電極を形成してなる半導体装置において、
前記半導体基板に、前記第2の主面に露出するように形成してなる第2導電型の第1の導電層と、該第1の導電層に積層させて形成してなる第1導電型の第2の導電層を設け、
前記第2の主面に前記第1の導電層を貫通する凹面部を形成して第2の導電層を露出させるとともに、前記凹面部を含む前記第2の主面を粗面化し、
前記コレクタ電極を前記第1の導電層と前記第2の導電層とにオーミック接続させてなることを特徴とする半導体装置。
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