JP3907015B2 - ホログラムカラーフィルタ及びその作製方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は投射型液晶用カラーフィルタ、直視型液晶用カラーフィルタ等に適用可能なホログラムカラーフィルタ及びその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラムアレーの1つとして、本出願人は、特願平5−12170号等において、液晶表示装置用ホログラムカラーフィルターを提案した。その構成は、偏心したフレネルゾーンプレート状の微小ホログラムアレーからなるものである。以下、簡単にこのホログラムカラーフィルターについて説明する。
【0003】
図6の断面図を参照にしてこのホログラムカラーフィルターを用いた液晶表示装置について説明する。同図において、規則的に液晶セル6′(画素)に区切られた液晶表示素子6のバックライト3入射側にこのホログラムカラーフィルターを構成するホログラムアレー5が離間して配置される。液晶表示素子6背面には、各液晶セル6′の間に設けられたブラック・マトリックス4が配置される。以上の他、図示しない偏光板が液晶表示素子6の両側に配置される。なお、ブラック・マトリックス4の間には、従来のカラー液晶表示装置と同様に、R、G、Bの分色画素に対応した色の光を通過する吸収型のカラーフィルターを配置するようにしてもよい。
【0004】
ホログラムアレー5は、R、G、Bの分色画素の繰り返し周期、すなわち、液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの液晶セル6′の組各々に対応して、その繰り返しピッチと同じピッチでアレー状に配置された微小ホログラム5′からなり、微小ホログラム5′は液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの液晶セル6′各組に整列して各々1個ずつ配置されており、各微小ホログラム5′は、ホログラムアレー5の法線に対して角度θをなして入射するバックライト3の中の緑色の成分の光を、その微小ホログラム5′に対応する3つの分色画素R、G、Bの中心の液晶セルG上に集光するようにフレネルゾーンプレート状に形成されているものである。そして、微小ホログラム5′は、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、位相型、振幅型等の透過型ホログラムからなる。ここで、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ないとは、リップマンホログラムのように、特定の波長だけを回折し、他の波長は回折しないタイプのものではなく、1つの回折格子で何れの波長も回折するものを意味し、この回折効率の波長依存性が少ない回折格子は、波長に応じて異なる回折角で回折する。
【0005】
このような構成であるので、ホログラムアレー5の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対して角度θをなして入射する白色のバックライト3を入射させると、波長に依存して微小ホログラム5′による回折角は異なり、各波長に対する集光位置はホログラムアレー5面に平行な方向に分散される。その中の、赤の波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の成分は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青を表示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するように、ホログラムアレー5を構成配置することにより、それぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほとんど減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する位置の液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことができる。
【0006】
このように、ホログラムアレー5をカラーフィルターとして用いることにより、従来のカラーフィルター用バックライトの各波長成分を無駄なく吸収なく各液晶セル6′へ入射させることができるため、その利用効率を大幅に向上させることができる。
【0007】
このような、ホログラムアレーからなるカラーフィルターの製造は、例えば計算機ホログラムからなる微小ホログラムレンズアレーから出た多点収束光とゼロ次透過光との二光束干渉による複製方法(特願平5−14572号)によっている。その複製方法を図7の断面図を参照にして簡単に説明すると、微小ホログラム5′のホログラム干渉縞を計算機によって計算し、例えば電子線レジストを塗布したガラス基板上へ電子ビームによってその干渉縞を描画し、現像して、レリーフ型の計算機ホログラム(CGH:Computer GeneratedHologram)5″のアレー7を作製する。次いで、図7に示すように、このようにして作製したCGHアレー7のレリーフ面上に、ガラス基材12上にフォトポリマー等の感光層13を設けその上にカバーフィルム14を積層してなるホログラム感材8を、カバーフィルム14側で若干ギャップをおいて重ね合わせ、CGHアレー7側から図6のバックライト3に相当する角度θでレーザ光9を入射させ、CGHアレー7の各CGH5″によって生じる収束回折光10と直進透過光11とを感光層13中で干渉させて、CGHアレー7を複製する。この複製されたホログラムが図6のホログラムアレー5として用いられる。また、この複製ホログラムを原版としてさらに複製することによってホログラムアレー5を作製することもできる。
【0008】
次に、図8の断面図を参照して第2のタイプのホログラムカラーフィルタを用いた液晶表示装置について説明する。同図において、第2のタイプのホログラムカラーフィルタ20は、ホログラム15と集光性マイクロレンズアレー16とからなり、マイクロレンズアレー16を構成するマイクロレンズ16′は、R、G、Bの分色画素の繰り返し周期、すなわち、液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの液晶セル6′の組各々に対応して、その繰り返しピッチと同じピッチでアレー状に配置されている。また、ホログラム15は、回折格子の作用をする平行で一様な干渉縞からなり、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、位相型、振幅型等の透過型ホログラムからなる。液晶表示素子6背面には、各液晶セル6′の間に設けられたブラック・マトリックス4が配置される。以上の他、図示しない偏光板が液晶表示素子6の両側に配置される。なお、ブラック・マトリックス4の間には、従来のカラー液晶表示装置と同様に、R、G、Bの分色画素に対応した色の光を通過する吸収型のカラーフィルタを付加的に配置するようにしてもよい。
【0009】
このような構成であるので、ホログラム15の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対して角度θをなしてバックライト3を入射させると、波長に依存して異なる角度で回折され、ホログラム15の射出側に分散される。ホログラム15の入射側又は射出側に配置されたマイクロレンズ16′により、この分散された光は、その焦点面に波長毎に分離されて集光する。その中の、赤の波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の成分は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青を表示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するように、カラーフィルタ20を構成配置することにより、それぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほとんど減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する位置の液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことができる。
【0010】
このような配置において、ホログラム15として、集光性でなく一様な干渉縞からなる回折効率の波長依存性が少ない透過型ホログラムを用いることができるため、ホログラム15をマイクロレンズアレー16の各マイクロレンズ16′と位置合わせする必要がない点、及び、マイクロレンズアレー16のピッチが各液晶セル6′各々に対応して1個のマイクロレンズを配置する従来の場合の3倍になり、作りやすくかつ整列しやすい点に特長がある。
【0011】
なお、図8の変形として、図9に示すように、マイクロレンズアレー16及び液晶表示素子6の配置を図8の通りとし、回折格子の作用をする平行で一様な干渉縞からなるホログラム15をマイクロレンズアレー16から分離してバックライト3中にその進行方向に対して略垂直になるように配置しても、同様にバックライトの各波長成分を無駄なく吸収なく各液晶セル6′へ入射させることができ、その利用効率を大幅に向上させたカラーフィルタを実現することができる。
【0012】
また、図6、図8、図9に示したような構成のホログラムカラーフィルタを用いた液晶表示装置をそのまま用いて直視型の液晶表示装置として、あるいは、投影表示用の空間光変調素子として利用して液晶投影表示装置として用いることができる。図10は図36液晶表示装置を液晶投影表示装置として構成する場合の断面図であり(図8、図9の場合も同様)、ホログラムアレー5の入射側に近接あるいは一体に第1の偏光板22が、液晶表示素子6の射出側に近接あるいは一体に第2の偏光板23が配置されている。そして、このカラー液晶表示装置21は、例えばメタルハライドランプ25と放物面鏡26の組み合わせからなる照明装置24からの白色の平行なバックライト3によって照明され、カラー液晶表示装置21で変調された表示像は、液晶表示装置21の近傍に配置されたフィールドレンズ27を経て、投影レンズ28により拡大されてスクリーン29上に拡大結像され、明るい投影像を得ることができる。
【0013】
上記のようなホログラムカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、ブラック・マトリックス4を含む液晶表示素子6は、実際には、例えば図11に断面を示すように、液晶表示素子6は、例えば、2枚のガラス基板31、32の間に挟持されたツイストネマチック等の液晶層35からなり、バックライト側のガラス基板31の内表面には、ブラック・マトリックス4と一様な透明対向電極33が設けられ、表示面側のガラス基板32の内表面には液晶セルR、G、B毎に独立に透明画素電極34と不図示のTFTが設けられている。また、電極33、34の液晶層35側には不図示の配向層も設けられて構成されている。そして、バックライト側のガラス基板31に近接あるいは接着されて基板36の液晶表示素子6側表面に設けられたホログラムカラーフィルタ5あるいは20が配置され、基板36のバックライト側に偏光板22が、液晶表示素子6の観察側ガラス基板32外表面に偏光板23がそれぞれ貼り付けられており、例えばそれらの透過軸は相互に直交するように配置されている。なお、バックライト側の偏光板22は、基板36のバックライト側に貼り付ける代わりに、図11中に点線で示すように、ホログラムカラーフィルタ5から離してバックライト3の光路中に配置する場合もある。
【0014】
上記のような液晶表示素子6の画素毎に透明画素電極34と透明対向電極33間に印加する電圧を制御してその透過状態を変化させることにより、カラー表示が可能となっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
図6で示したような分光機能と集光機能を併せ持つホログラムカラーフィルタは、図7において説明したようにホログラム干渉縞を計算機によって設計し、電子線レジストを塗布したガラス基板上へ電子ビームによってその干渉縞を描画し、現像して、レリーフ型のCGHを作製する必要がある。そのため原版のコストがかかるとともに、設計が必要となる。また、大面積のCGHができないため直視型ディスプレイ用には使えず、また、回折効率が低いため明るい表示が得られないという問題がある。
【0016】
また、図8、図9で説明したような回折格子とマイクロレンズアレーを用いて分光機能と集光機能を分けたホログラムカラーフィルタは、マイクロレンズアレーの作製が困難である。例えば、ガラス基板にイオン注入法を用いてマイクロレンズアレーを作製するとコスト高となってしまう。また、マイクロレンズアレーをプラスチックレンズとして射出成形により作製すると、表面をフラットにする必要があるためためレンズパワーが大きくとれないという問題がある。
【0017】
本発明は上記課題を解決するためのもので、回折効率がよく、明るい表示が可能であるとともに、大面積化が容易であり、低コストで容易に作製することができるホログラムカラーフィルタ及びその作製方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、分光機能を有する平行で一様な干渉縞からなるフォトポリマーからなるホログラム又は回折格子層と、集光機能を有するフォトポリマーからなる要素集光性屈折率分布レンズアレー層とからなり、ホログラム又は回折格子の記録面に所定の角度で入射する白色光を屈折率分布レンズアレー層の面に略沿う方向に波長分散させて分光し、屈折率分布レンズアレー層で集光するホログラムカラーフィルタの作製方法であって、
基板上に感光波長域の異なる第1と第2のフォトポリマー層を積層し、第1のフォトポリマー層が感光する波長域の光の2光束干渉により第1のフォトポリマー層に対して平行で一様な干渉縞を記録し、第2のフォトポリマー層が感光する波長域の光により第2のフォトポリマー層に対して複数の開口が配列されたマスクを介して露光して屈折率分布をもたせたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明のホログラムカラーフィルタを用いた液晶表示装置を説明する図である。
本発明のホログラムカラーフィルタは、ガラス基板41上に回折格子の作用をする平行で一様な干渉縞が記録されたホログラム層42と、屈折率分布層43からなっている。ホログラム層42、屈折率分布層43は、それぞれ図8のホログラム15、マイクロレンズアレー16に対応してこれらと同じ機能を有しており、屈折率分布層43を構成する屈折率分布型レンズ43′は図8のマイクロレンズ16′に対応している。また、屈折率分布層43はホログラム層42の入射側にあってもよい。
【0020】
屈折率分布層43を構成している屈折率分布型レンズ43′は、R、G、Bの分色画素の繰り返し周期、すなわち、液晶表示素子6の紙面内の方向に隣接する3つの液晶セル6′の組各々に対応して、その繰り返しピッチと同じピッチでアレー状に配置される。また、ホログラム層42は、回折格子の作用をする平行で一様な干渉縞からなり、回折効率の波長依存性がないかもしくは少ない、レリーフ型、位相型、振幅型等の透過型ホログラムからなる。液晶表示素子6背面には、各液晶セル6′の間に設けられたブラック・マトリックス4が配置される。以上の他、図示しない偏光板が液晶表示素子6の両側に配置される。なお、ブラック・マトリックス4の間には、従来のカラー液晶表示装置と同様に、R、G、Bの分色画素に対応した色の光を通過する吸収型のカラーフィルタを付加的に配置するようにしてもよい。
【0021】
このような構成であるので、ホログラム層42の液晶表示素子6と反対側の面からその法線に対して角度θをなしてバックライト3を入射させると、波長に依存して異なる角度で回折され、ホログラム層42の射出側に分散される。ホログラム層42の入射側又は射出側に配置された屈折率分布層43により、この分散された光は、その焦点面に波長毎に分離されて集光する。その中の、赤の波長成分は赤を表示する液晶セルRの位置に、緑の成分は緑を表示する液晶セルGの位置に、青の成分は青を表示する液晶セルBの位置にそれぞれ回折集光するように、カラーフィルタを構成配置することにより、それぞれの色成分はブラック・マトリックス4でほとんど減衰されずに各液晶セル6′を通過し、対応する位置の液晶セル6′の状態に応じた色表示を行うことができる。
【0022】
このような配置において、ホログラム層42として、集光性でなく一様な干渉縞からなる回折効率の波長依存性が少ない透過型ホログラムを用いることができるため、ホログラム層42を屈折率分布層43のレンズ43′と位置合わせする必要がなく、また、屈折率分布層43を構成する屈折率分布型レンズ43′の配列ピッチは3つの液晶セル6′の組に対応させればよいので作りやすくかつ整列しやすい。
【0023】
このホログラムカラーフィルタは、図10で説明したような投影型の液晶表示装置、あるいは直視型の液晶表示装置等に適用可能である。
【0024】
次に、図1に示すホログラムカラーフィルタの作製方法について図2〜図5により説明する。
まず、図2に示すように、ガラス基板のような透明な基板41上にフォトポリマーからなるA層42、B層43の2層を積層し、最上層に透明な保護フィルム44を積層する。A層42とB層43は感光波長域が異なるフォトポリマーからなり、例えば、A層42は赤色光のみ、B層43は青色光のみに感光するフォトポリマーを使用する。
【0025】
次いで、図3に示すように、A層42が感光する赤色光を基板側から、一方の光束45は基板41に対して垂直に、他方の光束46は光束45に対してθの角度をなすようにしてA層42に照射して干渉させて記録し、体積型の回折格子を作製する。このとき、B層43は赤色光には感光しないので干渉縞が記録されることはない。
【0026】
次いで、図4に示すように、保護フィルム44側にマスク47を当て、青色光で露光する。マスク47の開口のピッチは図1に示した隣接する3つの液晶セル6′の繰り返しピッチと同じである。
【0027】
この露光により、図5(a)に示すように、マスク開口を通った光は回折して保護フィルム44中で広がり、B層43内での光量は図5(b)に示すようなガウシアン分布となり、その結果、B層内の屈折率は各マスク開口の中央部分で大きく、周辺部分が小さくなるように分布し(図では横線の数で屈折率の大きさを示している)、屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)が作製される。
【0028】
最後に、紫外線露光またはベイキングしてフォトポリマーを定着させて分光機能を持つ層と、集光機能をもつ層とが形成される。
【0029】
なお、上記説明では、A層42とB層43の感光波長域を異ならせるようにしたが、同じ感光波長域を有するものも使用可能である。その場合は、予め2層を積層せずに、A層を積層して1回目の露光により干渉縞を記録し、次いでB層を積層して2回目の露光によりGRINレンズを作製するか、あるいは、あらかじめ別々にA層、B層を露光して回折格子とGRINレンズを作製した後、積層するようにすればよい。また、A層とB層の位置は逆でもよく、また、A層、B層を分離して、図9に示したようにGRINレンズをバックライト3中にその進行方向に対して略垂直になるように配置してもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、分光機能をもつホログラムと集光機能をもつホログラムの2種類のホログラムを作製して分光機能と集光機能を併せ持たせるようにしたので、回折効率の高い明るいホログラムカラーフィルタが得られる。また、感光層を2層とすることにより、2つの機能を一度に作りこむことができ、工程数も少なくてすみ、低コスト化が図れる。また、マスクを大型にすることで、大面積化も容易に図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のホログラムカラーフィルタを用いた液晶表示装置を説明する図である。
【図2】 本発明のホログラムカラーフィルタの作製方法を説明する図である。
【図3】 A層に干渉縞を記録する工程を説明する図である。
【図4】 B層に屈折率分布を付与する工程を説明する図である。
【図5】 マスク露光したときの光量分布を示す図である。
【図6】 分光機能と集光機能を併せもつ第1のタイプのホログラムカラーフィルタを説明する図である。
【図7】 第1のタイプのホログラムカラーフィルタの作製方法を説明する図である。
【図8】 分光機能と集光機能を分離した第2のタイプのホログラムカラーフィルタを説明する図である。
【図9】 第2のタイプのホログラムカラーフィルタの変形例を説明する図である。
【図10】 ホログラムカラーフィルタを液晶投影表示装置に適用した場合の説明図である。
【図11】 ホログラムカラーフィルタを用いた液晶表示装置を説明する図である。
【符号の説明】
41…基板、42…A層(ホログラム層)、43…B層(屈折率分布層)、44…保護フィルム、45,46…干渉縞を記録するための2光束、47…露光用マスク。
Claims (1)
- 分光機能を有する平行で一様な干渉縞からなるフォトポリマーからなるホログラム又は回折格子層と、集光機能を有するフォトポリマーからなる要素集光性屈折率分布レンズアレー層とからなり、ホログラム又は回折格子の記録面に所定の角度で入射する白色光を屈折率分布レンズアレー層の面に略沿う方向に波長分散させて分光し、屈折率分布レンズアレー層で集光するホログラムカラーフィルタの作製方法であって、
基板上に感光波長域の異なる第1と第2のフォトポリマー層を積層し、第1のフォトポリマー層が感光する波長域の光の2光束干渉により第1のフォトポリマー層に対して平行で一様な干渉縞を記録し、第2のフォトポリマー層が感光する波長域の光により第2のフォトポリマー層に対して複数の開口が配列されたマスクを介して露光して屈折率分布をもたせたことを特徴とするホログラムカラーフィルタの作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17804796A JP3907015B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ホログラムカラーフィルタ及びその作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1020120A JPH1020120A (ja) | 1998-01-23 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101496408B1 (ko) * | 2013-05-20 | 2015-02-27 | 충북대학교 산학협력단 | 포토폴리머를 이용한 풀 컬러 홀로그래픽 광학소자 및 이의 제조방법과, 표시장치 |
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1996
- 1996-07-08 JP JP17804796A patent/JP3907015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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