【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用コンバインにおいて、選別された一番物を貯留するグレンタンクの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より汎用コンバインは機体の前方に昇降自在に刈取部を配置し、該刈取部の後方の走行装置上にフレームを支持させて、該フレームに選別装置を配置し、その上方にスクリュー式のロータが配置され、穀稈を螺旋状に搬送しながら脱粒してロータ下方に敷設した受網より下方の選別装置上に落下させて、選別された一番物をグレンタンクに貯留して、グレンタンクがいっぱいになると、グレンタンク上方に旋回及び昇降回動可能に配置した排出オーガによってトラックの荷台等へ排出できるように構成していた。前記グレンタンクは選別装置及び脱穀装置の側方に配置され、この上下に配置される選別装置と脱穀装置とを合わせた高さよりさらに高くグレンタンクが形成され、内部容積を大きくして収穫の連続作業時間を長くすることを可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記脱穀部のロータを左右向きに配置し、その脱穀経路をグレンタンクに制限されないように左右に長くして脱穀性能を向上させるために、グレンタンクを脱穀部の上方に配置することが考えられるが、機体全体のバランスを保つためにグレンタンクの高さをあまり高くすることができず、内部容積を大きくできないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、走行装置(1)上に選別装置(19)を載置し、その上方に左右向きのロータを有する脱穀部(18)を配置し、該脱穀部(18)の上方にグレンタンク(30)を配置した汎用コンバインにおいて、前記グレンタンク(30)下部を側面視で逆三角形の漏斗状に形成し、該漏斗状の下部に左右向きの横送りコンベア(89)を横設し、該横送りコンベア(89)を、前後に配置した脱穀部(18)のロータの上部間に配置し、前記横送りコンベア(89)の左右方向の終端部の下方に開口を設け、該開口は、開口の下方に前後方向に延出され、かつ排出オーガ(40)と連設されている排出コンベア(88)と連通し、前記グレンタンク(30)を排出コンベア(88)位置を中心として、上下方向に回動可能に支持したものである。
請求項2においては、請求項1記載の汎用コンバインにおいて、前記横送りコンベア(89)の側方位置のグレンタンク(30)側面に、前記排出コンベア(88)から横送りコンベア(89)を駆動する為の駆動ケース(119)を固設し、該駆動ケース(119)を排出コンベア(88)のスクリュー軸(88c)を中心に回動自在に枢支し、グレンタンク(30)を上下方向に回動させても動力伝達経路を途中で断絶することなく、排出コンベア(88)のスクリュー軸(88c)の駆動力を駆動ケース(119)内に取り入れて横送りコンベア(89)に駆動力を伝達すべく構成したものである。
請求項3においては、請求項1記載の汎用コンバインにおいて、前記選別装置(19)で選別された穀粒を揚穀コンベア(29)を介してグレンタンク(30)左右一側部の上部より投入可能に設け、該揚穀コンベア(29)の投入部の直前方位置において、該グレンタンク(30)上部の左右一側部より左右逆方向に向けて、対角線状に配置延出するレベリングコンベア(140)を設けたものである。
請求項4においては、請求項3記載の汎用コンバインにおいて、該レベリングコンベア(140)の端部に駆動力を伝達する伝動ケース(141・142・143)を、前記グレンタンク(30)の側面に沿って上下に配設し、該伝動ケース(141・142・143)下部に入力プーリ(148)を軸支し、グレンタンク(30)を作業位置に下降回動させた時、該入力プーリ(148)が脱穀部(18)を駆動力を伝達する駆動ベルト(154)の上面に当接して動力伝達可能に巻回されるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。まず、本発明に係わる汎用コンバインの全体構成を図1より説明する。図1は汎用コンバインの全体側面図一部断面図である。クローラー式走行装置1上に機枠フレーム13が搭載され、該機枠フレーム13上に選別装置19や脱穀部18と、エンジン48等を収納するエンジンルーム49が載置固定され、脱穀部18上にはグレンタンク30が配置され、該グレンタンク30側部にはその内部に貯留された穀粒を排出する排出オーガ40が配置されている。また、前記機枠フレーム13より前方に刈取部8が突出されている。刈取部8はプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右方向に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右中央に集めるようにしている。前記プラットホーム2前端下部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方には掻込リール5が配設されている。前記プラットホーム2の両側の後部上に昇降リンク6の後部が枢支され、該昇降リンク6の前端に前記掻込リール5が回転自在に支持され、油圧モーター等によって掻込リール5が回転駆動される。また、前記プラットホーム2の両側前端には分草板7が配設されている。
【0006】
前記刈取部8と脱穀部18の間には搬送装置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通されており、該脱穀入口12には左右水平方向に回転軸心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制的に脱穀部18へ送るようにしている。フィーダハウス10の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持されている。そして、フィーダハウス10の下面と機枠フレーム13との間には油圧シリンダーを介装して、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や操向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して視界を良好として、刈取作業を確認し易くしている。
【0007】
次に、前記キャビン17とクローラ式走行装置1及びエンジンルーム49の構成について説明する。図23はキャビンの平面図、図24はキャビンの側面図、図25はキャビンの正面図、図26はクローラ式走行装置の側面図、図27は遊転輪の正面断面図、図28はクローラ緊張輪等の支持構成を示す平面図一部断面図、図29はエンジンルームの吸気構成を示す側方断面図、図30は同じく正面断面図、図31は同じく平面断面図である。
【0008】
前記キャビン17後部は、図24に示すように、機枠フレーム13前部に防振ゴム276を介して載置され、脱穀部18や選別装置19等からの振動が伝わらないように防振支持されている。また、前記キャビン17は載置フレーム275前部に配置した左右回動支点軸277を中心として、後部を前上方に回動させることによって、ビータ34や脱穀部18の前方を開放でき、前方よりこれらのメンテナンスができるようにしている。
【0009】
また、前記キャビン17下部のフロア255の左右側部に、図23に示すように、搭乗ステップ256・256がキャビン17外側方に向かって突設され、該搭乗ステップ256・256の下部に階段状の乗降ステップ257・257上部が固設され、該乗降ステップ257下部を圃場面の直上方まで延出させており、作業者は左右両側の乗降ステップ257・257及び搭乗ステップ256・256を利用してキャビン17左右両側より乗り降りすることができるようにしているのである。
【0010】
また、図24、図25に示すように、前記キャビン17後部にはエアコンユニット258が配設され、該エアコンユニット258下部に外気と熱交換を行うコンデンサー259が配設されている。キャビン17の天井部には、内下方に膨出させたエアダクト260・260が左右両側に形成され、該エアダクト260・260前部に内下方に向けて吹出口260a・260aが設けられており、前記エアコンユニット258で温度調整されたエアーがエアダクト260・260を介して吹出口260a・260aより吹き出されてキャビン17内の温度を調整するようにしている。
【0011】
また、前記キャビン17のフロア255前部の左右中央部より上方にフロントコラム261が立設され、その上部に操向ハンドル268が配置され、フロントコラム261上部側面より主変速レバー262が突設されている。前記フロントコラム261後部左右中央部に運転席263が設けられ、該運転席263右側方の右サイドコラム264には脱穀クラッチレバー265と刈取クラッチレバー266とが配設されている。前記運転席263左側方の左サイドコラム267には副変速レバー269が設けられている。
【0012】
前記副変速レバー269は、下部が左右方向の支軸に軸支され前後に副変速操作可能に軸支され、この操作が前後揺動リンク270よりL型のリンク271を介し、キャビン17後下方に配置した上下動リンク272上部に伝達され、該上下動リンク272下部がキャビン17下方で前記機枠フレーム13前部に配置した走行ミッション装置45後方まで延出され、アーム274を介して副変速操作が走行ミッション装置45に伝達される。このようにリンク機構を介して副変速操作を行うことができ、ワイヤーを用いた構成に比べて操作を正確に伝達することができるのである。
【0013】
次に、前記クローラー式走行装置1に構成について説明する。左右のクローラ式走行装置1・1はいずれも同一構造であるため、以下、進行方向に左側のクローラ式走行装置1についてのみ説明する。
【0014】
図26〜図28において、エンジンからの動力を機体前下部に配置した走行ミッション装置45により変速して、機枠フレーム13前下方に配置した略スプロケット状の駆動用輪体305に伝える構成としている。クローラ式走行装置1は前記駆動用輪体305と、前記機枠フレーム13下部に連結したトラックフレーム306と、該トラックフレーム306に取り付けた複数個の遊転輪307・307・・・及びクローラ緊張輪308と、前記駆動用輪体305及び遊転輪307・307・・・及びクローラ緊張輪308とに巻回するゴム製のクローラベルト309から成り、前記駆動用輪体305に伝えられた動力でクローラベルト309を回転駆動するようにしている。
【0015】
前記クローラベルト309内には適宜間隔を開けて芯金310が埋設されており、その位置はクローラベルト309の左右幅方向の中央部、上下厚み方向の略中央部に配設されている。前後方向の芯金310の間の左右方向中央部位置にはスプロケット状の駆動用輪体305の外周部の突起を挿入できる孔を設けて駆動力を伝達できるようにしている。また、前記芯金310には内方向(図27においては上方)に向けて、左右対称に内爪部310a・310aと外爪部310b・310bが突出され、該内爪部310a・310aと外爪部310b・310bは断面視三角形状に構成されて、内爪部310aと内爪部310aの間には前記駆動用輪体305が嵌まり込むように間隔を開けて突出されている。また、内爪部310aと外爪部310bの間は、図27に示すように、遊転輪307の左右のローラ307a・307aが嵌まり込む間隔として、クローラベルト309が左右方向にズレて外れないようにガイドしている。
【0016】
前記遊転輪307・307・・・は、トラックフレーム306の前部に三個が枢支され、トラックフレーム306後部に二個が枢支されている。前側の三個の各遊転輪307・307・307の左右のローラ間には前後方向に長いそり状のクローラガイド321が配置され、該クローラガイド321は前後遊転輪307・307間のトラックフレーム306に螺合固定され、クローラベルト309の芯金左右中央部を下方に押さえつけて、クローラベルト309から圃場面に駆動力を確実に伝えるようにしている。同様に、後側の二個の遊転輪307・307間にもクローラガイド322が配置され、該クローラガイド322は後側の二個の遊転輪307・307の前方とその間位置でトラックフレーム306に螺合固定して、取付スパンを長くして緩みが発生し難い構成としている。
【0017】
これらの遊転輪307・307・・・は、図27に示すように、遊転輪307の支点ピン307cをベアリング等を介して枢結部333で軸支され、該枢結部333の上部には取付部334が上方に突出して形成され、該取付部334は下方を開放した断面視「コ」字状のトラックフレーム306内に挿入され、支点ピン307cを中心として同一円周上に三本のボルト313・313・313によって、取付部材334とトラックフレーム306を螺合固定している。一方、遊転輪307を構成する左右のローラ307a・ローラ307aの側面には前記ボルト313・313・313と同一円周上に複数の孔307b・孔307b・・・が開口されている。
【0018】
従って、遊転輪307の支点ピン307cを枢結部333で枢結した状態で、トラックフレーム306に取り付けることができ、その取付け方法も遊転輪307の孔307bを利用してボルト313をトラックフレーム306に挿入して螺合固定する構成となっており、予め遊転輪307に支点ピン307cを組付けててトラックフレーム306に組付けることができ、簡単に遊転輪307の交換作業ができるようにしている。
【0019】
また、前記の前側三個の遊転輪307・307・307と後側二個の遊転輪307・307との間位置のトラックフレーム306、つまり、トラックフレーム306の前後中央部には、図26、図28に示すように、可動転輪315が配置されている。即ち、トラックフレーム306の前後中央部には支点ピン318が左右方向に横架され、該支点ピン318の左右端部に支持アーム317・317の前上部を枢支し、該支持アーム317・317後下部に支軸315aを軸支し、該支軸315aの左右中央部には左右幅の狭い可動転輪315を枢支している。
【0020】
前記可動転輪315はクローラベルト309の芯金310aをガイドし、圃場の凹凸によってクローラベルト309が上下しても、その凹凸に合わせて可動転輪315が上方方向に移動して、圃場の凹凸による大きな変化を吸収するとともに、ク6ーラベルト309の左右のズレを防止している。
【0021】
また、前記トラックフレーム306後上部の筒状のホルダー内には前後方向に摺動自在に支持フレーム324が設けられ、該支持フレーム324後部にクローラ緊張輪308が回転自在に取付けられている。前記支持フレーム324前部にテンションボルト325後端部が当接可能に受体が配置されている。該受体は、支持フレーム324前面に当接される板体340と該板体340後面に図示せぬボルトによって螺合される角材等よりなる当接部材341より成り、板体340の左右及び上下中央部に設けた孔内にテンションボルト325後部が挿入され、テンションボルト325後端部を当接部材341に当接させている。一方、前記テンションボルト325はトラックフレーム306後部の上方に前後向きに配置され、トラックフレーム306前後途中部より上方に突設されたナット部326に螺合されている。
【0022】
よって、前記テンションボルト325をネジ締め操作することによって、テンションボルト325がナット部326に対して前後に移動され、テンションボルト325後端部で当接部材341等を介して支持フレーム324の位置を前後に摺動させてクローラベルト309の張力を調整するのである。この時、前記テンションボルト325後端部で当接部材341前面を当接する押圧力が、当接部材341と螺合したネジを介して板体340に伝えられる構成となっており、クローラベルト309に急激な衝撃が生じても、その衝撃がクローラ緊張輪308より支持フレーム324を介して直接にテンションボルト325に伝達されることなく、当接部材341を螺合したネジで吸収することができるのである。従って、従来のようにテンションボルト325に衝撃が伝えられていた構成のように、テンションボルト325のネジ山が崩れたり、テンションボルト325を螺合したナット部326を損傷し、場合によってトラックフレーム306ごと全てを取り替えるといった重大な欠損に繋がることがないのである。
【0023】
また、図28に示すように、前記クローラ緊張輪308を支持する支持フレーム324後部は後方を開放した平面視「コ」字状に開放部324aが形成され、この開放部324a内にクローラ緊張輪308が取付けられている。即ち、前記クローラ緊張輪308は左右幅を狭くしたローラであり、該クローラ緊張輪308の支軸308aをベアリング等を収納する枢結体331・331を介して枢支している。前記枢結体331・331上部は側面視で略半円状に構成して取付部材となる取付縁部331aが形成され、該取付縁部331aを支持フレーム324後部構成した開放部324a内面に沿って配置し、開放部324aの左右外側より他の部材に干渉されることなく取付ボルト328・328・・・を用いて取付縁部331aを螺合固定して、クローラ緊張輪308を取り付けている。
【0024】
このように、クローラ緊張輪308を支持フレーム324に取付ける際にも、クローラ緊張輪308の支軸308aが予め組み付けられた状態で取り付けることができ、前記遊転輪307・307・・・の取付け構成と合わせてクローラ式走行装置1の組立性が向上されており、工場における組立性やメンテナンスにおける交換作業が容易となるのである。
【0025】
次に、図29〜図31よりエンジンへの吸気部の構成を説明する。前記エンジン48の冷却用のエアーは、エンジンルーム49上部に設けたロータリースクリーン280を介してエンジンルーム49内に導入させている。前記エンジン48右側方のラジエータ281の上方のエンジンルーム49上部には導入口49aが開口され、導入口49aを被装するように吸引カバー282が載置されている。該吸引カバー282は、下方が開放された筒状に形成され、エンジンルーム49上部と吸引カバー282下部との一部に隙間が設けられており外気が吸引カバー282内に導かれている。前記吸引カバー282内には円筒状のロータリースクリーン280が配置されている。該ロータリースクリーン280はその外径を導入口49aの外周部より大きくし、円周部が防塵用のメッシュ網で形成されている。
【0026】
また、前記ロータリースクリーン280下部の外周部には、円環状のブラシ291が導入口49a外周側のエンジンルーム49上に固設され、ロータリースクリーン280下部とエンジンルーム49上部との間を被装して、塵等が直接に導入口49a内に侵入することのないようにしている。
【0027】
さらに、前記ロータリースクリーン280の後方の吸引カバー282後部内に清掃用の吸引ファン285の吸引部286が配置されている。前記吸引ファン285の駆動は、ラジエータ281左側方に配置したラジエータファン292の駆動軸よりプーリ291とベルト294を介して、吸引ファン285のファン軸285a端部に固設したファン駆動プーリ293に伝達されている。この駆動で吸引ファン285を回転して吸引部286よりロータリースクリーン280のメッシュ網に付着した塵等を吸引するようにしている。
【0028】
また、円筒状に形成した前記ロータリースクリーン280の中心位置に回動軸283が配置され、該回動軸283の前後途中部よりロータリースクリーン280円周面上部に向けてアーム288・288・288を突設し、端部にロータリースクリーン280円周面上部が固設されている。さらに回動軸283上端部がロータリースクリーン280直上方の吸引カバー282上部に枢支され、回動軸283下部がラジエータ281上部に載置した減速ギヤケース287内に挿入されている。該減速ギヤケース287上部には電動モータ284が固設され、該電動モータ284の出力軸を減速ギヤケース287内に挿入してギヤ289・290を介して回動軸283を駆動し、該回動軸283の駆動でロータリースクリーン280が回転される。
【0029】
よって、収穫作業の為に藁屑等の塵が空気中に舞った環境でエンジン48を駆動し続けても、前記ラジエータファン292の吸引力によって、吸引カバー282へは塵等が多く含まれる外気が吸引されるが、ロータリースクリーン280を介して導入口49aよりエンジンルーム49のラジエータ281左側に案内された時、塵はロータリースクリーン280のメッシュ網に付着され、エンジンルーム49内に塵等が侵入されることがないようにしている。したがって、ラジエータ281や走行用のミッション装置駆動用の潤滑油のコンデンサー295に塵が付着して目詰まりすることがなく、冷却効率を向上できる。
【0030】
そして、前記ロータリースクリーン280に付着された塵等はロータリースクリーン280の回動によって、吸引部286の直前方に位置するとメッシュ網に付着した塵やゴミ等が吸引され清掃吸引ファン285より下方に吐出され、選別装置19後部の後述するスプレッダー62上方に落下され、排稈とともに機外に排出される。したがって、前記ロータリースクリーン280が自動的に清掃されるので、ロータリースクリーン280の清掃のために作業を中断してメンテナンスを行う必要がなくなり作業性が向上されるのである。
【0031】
次に、刈取部8の構成について説明する。図13は刈取部の進行方向に左側面図、図32は刈取部の右側面図、図33は刈取部の部分正面図、図34は刈取部の部分展開図、図35は刈取部のプラットホームとフィーダハウスとの連結構成の側面図、図36はプラットホームの連結構成の部分後面図、図37は同じく部分側面断面図、図38はプラットホーム下部の連結構成の部分底面図、図39はプラットホーム上部の連結構成の部分平面図である。
【0032】
前記のように刈取部8のプラットホーム2は、搬送装置9であるフィーダハウス10前部に連結されている。前記フィーダハウス10、ビータ34及び脱穀入口12は、機体の進行方向に向かって左右中央部よりやや左側寄りに設けられ、該脱穀入口12は第一ロータ(前ロータ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀部18の第一ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにしている。
【0033】
また、前記フィーダハウス10のコンベア11前部より刈取部8の横送りオーガ3や刈刃4や掻込リール5の駆動力が取り出されている。図34に示すように、前記フィーダハウス10後部内の左右両側に駆動スプロケット200・200が搬送駆動入力軸201の左右端部に固設されている。該搬送駆動入力軸201端部にはプーリ339が固設され、後述する脱穀部駆動伝達経路を介してエンジン48からの駆動力が伝達される。また、前記フィーダハウス10前部内には従動ローラ202が従動軸203上に固設され、該従動軸203はフィーダハウス10前部の左右側面に軸支されている。前記従動ローラ202外周面の左右端部と前記駆動スプロケット200・200の外周面にチェーン205・205が巻回され、左右のチェーン205・205外周側に適宜間隔を開けて複数のスクレーパプレート204・204・・・の左右端部が固設されコンベア11が形成されている。
【0034】
また、図32〜図34に示すように、前記フィーダハウス10前部の右側面に伝達軸221が枢支され、該伝達軸221上にスプロケット229が固設され、搬送駆動入力軸201右端部のスプロケット248との間にチェーンを巻回して、フィーダハウス10右側面を刈取部への駆動伝達経路として駆動力を伝達軸221に伝達している。
【0035】
一方、前記プラットホーム2後面の右側に動力分岐ケース207が配置され、該動力分岐ケース207に左右に軸芯を有する刈取伝達軸208の前後中央部が回動自在に横架され、該刈取伝達軸208の左端部と、前記伝達軸221の右端部とにユニバーサルジョイント軸206を介して連動連結され、後述する如く刈取部8の左右の傾きを補正するように回動させて刈取伝達軸208の軸心位置が伝達軸221よりズレても刈取伝達軸208に駆動力を伝達するようにしている。該刈取伝達軸208の右端部を動力分岐ケース207より右側のプラットホーム2右側部まで延出させて、端部に刈取プーリ209が固設されている。
【0036】
また、前記刈取プーリ209前方の、プラットホーム2右側面に軸支された横送りオーガ3のオーガ駆動軸211に従動プーリ222が固設されており、刈取プーリ209よりベルト223を介して刈取伝達軸208の駆動が横送りオーガ3に伝達される。
【0037】
また、前記プラットホーム2右側面前部に刈刃駆動ケース213が固設され、オーガ駆動軸211上の別のプーリ210よりベルト215を介して刈刃駆動ケース213に軸支されるプーリ214に動力を伝達して刈刃駆動ケース213内に駆動力が伝達され、リンク機構を介して刈刃4の駆動刃を左右方向に往復動させて穀稈の株元を切断するようにしている。
【0038】
また、前記動力分岐ケース207には、刈取伝達軸208と平行にリール駆動伝達軸217が軸支され、動力分岐ケース207内で刈取伝達軸208より動力が分岐されリール駆動伝達軸217が駆動される。該リール駆動伝達軸217右端部がプラットホーム2右側面より右側に突出され、端部が回動駆動ケース218下部内に挿入されている。該回動駆動ケース218下部がリール駆動伝達軸217に枢支され、該回動駆動ケース218上部に連動枢支軸219が軸支され、リール駆動伝達軸217より図示せぬプーリ、ベルトを介して連動枢支軸219に駆動力が伝達されている。前記回動駆動ケース218上部にはリール駆動ケース220後部が枢結され、該リール駆動ケース220前部に掻込リール5右端部の駆動軸が軸支され、連動枢支軸219より図示せぬプーリ、ベルトを介して掻込リール5へ駆動力を伝達するようにしている。
【0039】
前記リール駆動ケース220左側面の前後途中部には、略上下に長いガイド溝220aが開口され、掻込リール5へ駆動を伝達するベルトを支持するテンションプーリ249の支持軸249aがガイド溝220aに沿って上下に支持位置を調整自在に配置されており、リール駆動ケース220を取り外すことなくベルトのテンションを調整することができるのである。
【0040】
さらに、前記回動駆動ケース218は上部が前後に回動可能に枢支され、該回動駆動ケース218側部に枢結されており、リール駆動ケース220前部、即ち、掻込リール5が上下に回動可能に支持されている。同様に、図13に示すように、前記プラットホーム2後面の左側上部に回動駆動ケース218と対向する位置に回動アーム225が枢結され、該回動アーム225上部のリール駆動ケース220と対向する位置に揺動アーム226が枢支され、該揺動アーム226前端部に掻込リール5左側の枢支軸が枢支され、掻込リール5左右端部が支持されるのである。また、前記プラットホーム2右側の回動駆動ケース218上部のリール駆動ケース220の枢結位置と、プラットホーム2左側の回動アーム225上部の揺動アーム226枢結位置とが補強パイプ216を介して連結され、剛性を高めている。
【0041】
また、前記リール駆動ケース220及び揺動アーム226と、プラットホーム2左右側面の前後途中部との間にそれぞれ油圧駆動式の昇降シリンダー227・227が介装されている。また、プラットホーム2後面の左側部と回動アーム225の途中部との間に前後調整駆動シリンダー224が介装されている。
【0042】
よって、前記前後調整駆動シリンダー224の伸縮駆動によって、プラットホーム2に対して回動アーム225及び回動駆動ケース218の上部を前後に回動して、掻込リール5の前後位置を調整することができるのである。そして、前記昇降シリンダー227・227を伸縮させることによって掻込リール5を適所位置に昇降させることができ、穀稈の稈長に合わせた最適位置に掻込リール5が配置され、穀稈を確実に掻き込んで刈刃4によって穀稈の株元を切断し、横送りオーガ3でプラットホーム2の中央側に搬送してフィーダハウス10に穀稈を送るのである。
【0043】
次に、前記プラットホーム2をフィーダハウス10前部に支持する構成について説明する。図35〜図39に示すように、前記プラットホーム2後面の上部にプラットホーム2の左右幅に渡って上補強フレーム231が固設され、プラットホーム2後面下部の前面に下補強フレーム232が固設されプラットホーム2の剛性が高められている。さらに、前記プラットホーム2後面の左右中央部にフィーダハウス10と連通される連絡口2aが開口され、該連絡口2aの上部にプラットホーム2後部の前面から上補強フレーム231後面に渡って固定プレート250が固設されている。前記連絡口2a左右中央部の上方の固定プレート250にフィーダハウス10後面に対して垂直に回動支点軸230が固設されている。該回動支点軸230後部が左右に伸延する連結フレーム228の左右途中部に固設した枢結パイプ251内に挿入して枢支されている。該連結フレーム228の右端部は連絡口2a右端部まで延出し、連結フレーム228の左端部は連絡口2a左端部よりさらに左側に延出している。また、前記連絡口2a上部の左右端部よりさらに左右側方位置の連結フレーム228前面より前下方にフィーダハウス10の左右幅に合わせて固定プレート241・241が固設されている。
【0044】
また、前記連結フレーム228左端部とフィーダハウス10後面下部との間に電動油圧ポンプ駆動式の油圧シリンダーである水平回動アクチュエータ233が介装されている。前記連結フレーム228を左側に延出して水平回動アクチュエータ233を介装している。これはプラットホーム2の回動支点となる回動支点軸230が連絡口2aの左右中央上部に設けられ、該連絡口2aはプラットホーム2の左右中心位置より若干左側に開口され、さらにプラットホーム2の右側には刈刃4や横送りオーガ3等への駆動伝達経路が設けられており、刈取部8の左右の重心が回動支点軸230より右側に偏るので、左側に水平回動アクチュエータ233を設けて刈取部8の左右のバランスを保つようにしている。
【0045】
また、前記水平回動アクチュエータ233は電動油圧ポンプ駆動式であり、電動モータで油圧ポンプを駆動してシリンダーを駆動させる構成のものであり、機体側とは電気配線で連結されている。したがって、例えば水平回動アクチュエータ233を油圧式のシリンダーとした場合に比べて、機体側より油圧配管等を延出させることが不要となるので、刈取部8のプラットホーム2をフィーダハウス10から外す時には、電気配線途中部に設けた連結部(カプラ)を取り外すのみで行うことができ連結作業が至って簡単なのである。
【0046】
また、前記連絡口2a下部の左右側方のプラットホーム2後面に固定パイプ234・234が後方に突出され、右側の固定パイプ234のさらに右上方のプラットホーム2後面と左側の固定パイプ234のさらに左上方のプラットホーム2後面より後方に固定パイプ235・235が突設されている。右側の二個の固定パイプ234・235の後部にガイドプレート236の左右端部がボルト237・237を用いて着脱可能に螺合され、左側の二個の固定パイプ234・235の後部にガイドプレート236の左右端部がボルトを用いて固設されている。左右のガイドプレート236・236が回動支点軸230を含む上下方向の中心線(フィーダハウス10の左右中心線)を中心として左右対称に後面視で逆「ハ」字状に配置される。このガイドプレート236とプラットホーム2後面との間を受部とし、後述するフィーダハウス10に固設させた係合部としてのガイドローラ238が回動自在に係合される。
【0047】
さらに、図36、図38に示すように、左側のガイドプレート236後面にはステー242が突設され、該ステー242と連結フレーム228の左側途中部との間にダンパー245が介装され、連結フレーム228の回動支点軸230回りの回動を緩衝するようにしている。
【0048】
また、前記プラットホーム2の左側下面には、図13に示す如くセンシングアーム246が後下方に向けて突設されている。該センシングアーム246は圃場面に当接させられており、圃場面とプラットホーム2左側下面との距離が変わるとセンシングアーム246の角度が変わり、その角度が図示せぬセンサーで検出されてコントローラを介して前記水平回動アクチュエータ233を伸縮制御するものである。例えば、センシングアーム246が後下方向きの一定範囲より上方に回動されると、圃場面よりプラットホーム2左側下面が離れたと判断して水平回動アクチュエータ233を収縮駆動させ、逆にセンシングアーム246が後下方向きの一定範囲より下方に回動されると水平回動アクチュエータ233を伸長駆動させるのである。但し、センシングアーム246を用いることなく絶対角を検知する構成とすることも可能である。
【0049】
一方、図35、図36に示すように、前記フィーダハウス10前端部の板状の導入部239が形成されている。該導入部239には前記連絡口2aより小さい導入口239aが開口され、導入部239上縁部がフィーダハウス10上面に沿うよう後方に屈曲されて嵌合部239bが形成されている。該嵌合部239bが前記連結フレーム228とプラットホーム2後面との間に嵌入させてプラットホーム2を嵌合するようにしている。
【0050】
さらに、前記フィーダハウス10前部の左右側面の下部より側下方に支軸240・240が突設され、該支軸240・240下部に係合部としてのガイドローラ238・238が枢支されている。さらに、前記フィーダハウス10前部下面にブラケット244が固設され刈取部8の昇降用の駆動シリンダー338が図13に示す如く連結されるている。なお、フィーダハウス10後下部に固設された板状の部材は穀稈を後方のビータ34に案内するゴムや樹脂で形成された案内プレート243である。また、前記フィーダハウス10前下部とプラットホーム2下部とを回動支点軸230回りに回動自在に係合する係合部は支軸240端部に枢支したガイドローラ238に限定するものでなく、単に棒状の部材により構成しても良く、係合部は個数に限定するものでなく複数を設けることもできる。
【0051】
したがって、刈取部8をフィーダハウス10前部に連結するには、前記駆動シリンダーを伸縮駆動してフィーダハウス10を昇降させて、地上にある刈取部8のプラットホーム2の連絡口2a部分にフィーダハウス10前部を当接するように機体を進行させる。そして、導入部239を連絡口2a位置に配置してフィーダハウス10を上昇させると、嵌合部239bが連結フレーム228とプラットホーム2後面との間に嵌入し、嵌合部239b左右端部が固定プレート241・241間に嵌合され、回動支点軸230を中心として回動自在にプラットホーム2が連結されるのである。したがって、前記プラットホーム2とフィーダハウス10とを連結する際に、回動支点軸230を回動自在に枢結する必要がないので、連結作業が容易となり作業時間の短縮化がはかられている。
【0052】
また、この連結作業時に、前記ガイドプレート236が固定パイプ234・235より取り外されているので、ガイドローラ238は固定パイプ234・235間に配置され、その後にガイドプレート236を固定パイプ234・235に螺合することで、フィーダハウス10前下部とプラットホーム2後面下部とが離れることがないように支持され、かつ、ガイドされ、シリンプルな構成において強固な連結構成となている。
【0053】
このように、前記フィーダハウス10を取り付ける連結フレーム228や水平回動アクチュエータ233がプラットホーム2側に設けられ、機体側に固設されたままの状態であるフィーダハウス10側にはガイドローラ238・238を設けたのみでありフィーダハウス10の構成がシンプルとなり、内部のコンベア11のメンテナンスを容易としている。
【0054】
そして、収穫作業時には前述した如く、前記センシングアーム246を用いて水平回動アクチュエータ233を伸縮制御させて、機体の傾きの関わらず刈取部8を圃場面と平行に維持させている。このときに、フィーダハウス10側に回動自在に連結させた連結フレーム228と刈取部8のプラットホーム2とにダンパー245が介装されているので、水平回動アクチュエータ233の支持負担が軽減されている。さらに、前記刈取部8の駆動はフィーダハウス10より取り入れる構成となっているが、フィーダハウス10前部の伝達軸221よりユニバーサルジョイント軸206を介して伝達させており、刈取部8のプラットホーム2がフィーダハウス10に対して左右に傾くように回動されても、駆動力を正確に伝達させることができるのである。
【0055】
また、プラットホーム2側の連絡口2aの左右幅がフィーダハウス10の導入口239aより大きくなっており、プラットホーム2が回動されても導入口239aの左右側部が塞がれることがなく穀稈をスムースにフィーダハウス10内に導入することができるのである。
【0056】
次に、脱穀部8の構成について説明する。図2は脱穀部及び選別装置の側面断面図、図3は脱穀部の平面断面図、図4は脱穀部の側面断面図、図5は同じく側面断面図、図6は機枠フレーム前部内のビータのメンテナンス構成を示す側面図部分断面図、図7は脱穀部から排稈を排出する第二ロータの別構成の平面断面図、図8は揚穀コンベアの側面図部分断面図、図9は機枠フレームの平面図、図10はロータ右端部を被装する脱穀部開閉カバーの回動構成の正面図一部断面図、図11は同じく進行方向の右側面図、図12は脱穀部開閉カバーを開けた状態の進行方向の右側面図、図14は動力を伝達するエンジンのプーリ位置を示す正面図、図15は脱穀部及び走行装置への動力伝達経路を示す側面図、図16は選別装置への動力伝達経路を示す側面図、図40は上部カバーの支持構成を示す正面図である。
【0057】
前記ビータ34は機枠フレーム13前上部内に収納されている。図6に示すように、機枠フレーム13の左側面にはビータ34を取り出すための取出口64が開口され、該取出口64を覆う如く軸支板65がボルト等によって螺合され、該軸支板65の前後中央部にビータ34の回動軸が軸支されている。軸支板65を螺合したボルトを外して軸支板65を機枠フレーム13から取ることで、取出口64よりビータ34を抜き出してメンテナンスをすることができる。
【0058】
また、脱穀入口12の下面の傾斜板66の前後途中部には、メンテナンス用の掃除口66aが開口され、該掃除口66aを開閉自在に蓋体67が設けられている。即ち、前記掃除口66aの後部に蝶番68の一片が固設され、蝶番68他片が蓋体67後上部の下面に固設され、蓋体67が蝶番68の左右方向の支点を中心として下方に回動される。前記蓋体67の前下部には、蓋体67下面に沿って前下方に突出する縁部67aが形成され、蓋体67で掃除口66aを閉じた時に、縁部67aが掃除口66a直前下方の傾斜板66下面に当接され、ボルト69を用いて縁部67aを傾斜板66に螺合することで、掃除口66aが蓋体67で被装されるのである。そして、メンテナンスを行うときには、傾斜板66より下方の機枠フレーム13左側面の開口70を利用してボルト68を外し、蓋体67を下方に回動させて掃除口66aを開放して、ビータ34のメンテナンスを行うのである。
【0059】
前記脱穀部18は、図1〜図3に示すように、第一ロータ(前ロータ)21と第二ロータ(後ロータ)22と受網23・24等からなり、前記機枠フレーム13上部に収納されている。前記第一ロータ21と第二ロータ22は略同じ形状に構成されており、筒の外周にスクリュー羽根21a・22aを設けたスクリュー型に構成されて、軸心は左右水平方向に向けられて、前後平行に配置されている。前後方向に軸芯を有するロータを配置した脱穀部では前後方向に長くなるが、左右に軸芯を有するロータ21・22を設けた脱穀部18では前後方向に短くすることができ、選別装置19後部の上方の空間を利用してエンジンルーム49を設けることができ、効率良くレイアウトができる。
【0060】
前記第一ロータ21と第二ロータ22の下方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロータ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー35・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成している。該上部カバー35・36と機枠フレーム13の間にはゴムや樹脂等で形成されるシール部材39を介装してシールしている。
【0061】
さらに、図9に示すように、前記機枠フレーム13上部(上機枠フレーム13a)は、選別装置19を収納した機枠フレーム13下部(下機枠フレーム13b)より右側に突設された形状となっており、この上機枠フレーム13a内に第一ロータ21と第二ロータ22とが収納され、この両ロータ21・22の回動軸21d・22dを脱穀カバーで枢支している。つまり、脱穀部は選別装置19よりも右側に長く構成し、その突出した部分は第一ロータ室と第二ロータ室の連通部としている。また、前記上機枠フレーム13aの左側面にはエンジン48から第一ロータ21と第二ロータ22へ動力を伝達するベルトやプーリで構成する動力伝達部110が配置されている。さらに、図10〜図11に示すように、上機枠フレーム13a上に側部フレーム77を固設して第一ロータ21右側面を被装し、側部フレーム77上端部にヒンジ78・78やヒンジ78’・78’を介して前記上部カバー35・36の右端部が枢支され、後述する如くグレンタンク30の上方回動にともなわれて上方に回動するように支持されている。
【0062】
また、図10〜図12に示すように、前記第一ロータ21と第二ロータ22右側部下方と右側方の上機枠フレーム13a下面及び左側面と、第一ロータ21右側部の前方及び第二ロータ22右側部後方にかけて正面視及び側面視で略四角形状の脱穀部開閉カバー94を設けて、第一ロータ21と第二ロータ22右側部の前後面及び右側面と下面とを被装するようにしている。また、該脱穀部開閉カバー94上部は上機枠フレーム13a左側面(脱穀カバー)の上下途中部まで形成され、脱穀部開閉カバー94上部の第一ロータ21と第二ロータ22の回動軸21d・22dの回りに凹部94a・94bを設けて、上機枠フレーム13aに回動軸21d・22dを枢支する部分として枢結プレート13c・13dを形成して、上機枠フレーム13a側面(脱穀カバー)に開口13eを設けても第一ロータ21と第二ロータ22の回動軸21d・22dを枢支する剛性を維持している。
【0063】
また、前記脱穀部開閉カバー94下部の内端部直下方の下機枠フレーム13b右側面の上部に前後二箇所に蝶番95・95の一片を固設し、蝶番95・95の他片を脱穀部開閉カバー94下部に固設し、蝶番95・95の前後方向の回動支点を中心に脱穀部開閉カバー94上部を側下方に回動可能としている。さらに、前記機枠フレーム13下部と脱穀部開閉カバー94下部との間にガススプリングからなるダンパー96が介装され、脱穀部開閉カバー94の回動時に大きな力を必要とせず補助するようにし、また、急激な回動を防止している。
【0064】
また、前記脱穀部開閉カバー94側面の上下中央部には、枢支ブラケット97・97が前後二箇所と中央部二箇所に突設され、各々の枢支ブラケット97・97端部を用いて前後方向に伸延するロック操作軸98が枢支されている。該ロック操作軸98の端部は脱穀部開閉カバー94前後端部よりさらに前方及び後方に伸延され、各々端部にフック99・99が固設されている。該フック99・99位置より内方の上機枠フレーム13aには係合凹部103・103が固設され、ロック操作軸98の回動操作で各フック99・99が係合凹部103・103内に係入されロックされるように構成されている。
【0065】
更に、前記ロック操作軸98の前後中央部にはブラケット100が固設され、ロック操作軸98の軸心の円周方向に回動支点を設けて棒状の操作アーム101が枢支されている。該操作アーム101の下方の脱穀部開閉カバー94側面にはL型の収納ガイド板102が固設され、操作アーム101を収納ガイド板102内に配置した時には操作アーム101がロック操作軸98を中心とした回動が規制されている。
【0066】
よって、前記操作アーム101を図11の二点鎖線のように収納ガイド板102より前方に回動させた後に、操作アーム101を手前に引くとロック操作軸98が回動し、両端部のフック99・99が係合凹部103・103から抜け出してロックが解除され、脱穀部開閉カバー94を側下方に回動させて、図12に示すように、受網23・24の右端部が開放され、固定ボルト104・104・・・を取り外して受網23・24を抜き出してメンテナンスを行ったり交換することができるのである。そして、作業後に受網23・24を収納して脱穀部開閉カバー94を閉じ、操作アーム101を回動操作してフック99・99を係合凹部103・103内に係入して脱穀部開閉カバー94で上機枠フレーム13aの開口13eを閉じている。
【0067】
このように構成したことで、第一ロータ21と第二ロータ22の下方のメンテナンスが行い難い場所であっても、受網23・24を第一ロータ21と第二ロータ22への駆動伝達部が配置されることのない右側方の一部が開放されて取り出すことができ、メンテナンスを迅速に行うことができ作業性が向上され、また、品種に合わせて受網23・24を容易に交換できるので収穫する品種に合わせた脱穀構成となり汎用性が向上されるのである。
【0068】
また、前記第一ロータ21の上方を覆う側面斜視図略「コ」字状の上部カバー35前面の一部には開閉可能にロータ掃除蓋35aが設けられている。図6に示すように、ロータ掃除蓋35a下部は上部カバー35前下部とが蝶番73で回動可能に固設され、ロータ掃除蓋35a上部にフック74が上方に突出されて上部カバー35上面の係合体75に係合可能となっている。従って、前記係合体75の外し操作によって、フック74の係合が外れて蝶番73の左右方向の回動支点を中心としてロータ掃除蓋35a上部を前方に回動させて、第一ロータ21の前上部が開放され内部のメンテナンスを行うようにしている。尚、第二ロータ22の後面にも掃除蓋を設けて、第二ロータ22の後上部より内部のメンテナンスを行うこともできる。
【0069】
また、図2〜図4に示すように、前記第一ロータ21下方の受網23右側の後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロータ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通部23aが形成され、該連通部23a後端は第二ロータ22の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。さらに、図2、図5に示すように前記受網24の左後部に排出口24aが開口されている。
【0070】
また、前記第一ロータ21と第二ロータ22の上部カバー35・36は、側面視で下方を開放させた略「コ」字状に形成し、図4に示すように、第二ロータ22の上部カバー36右側は前部を第二ロータ22の上端面から第一ロータ21の回動軸21dに向かって円弧状に延出されて連通上部36aを形成し、連通上部36a前端は第一ロータ21の回転軌跡の後端部近傍まで延出されている。そして、前記連通部23aと合わせて第一ロータ21と第二ロータ22との両脱穀空間が連通させる連通口を形成し、該連通口の開口を大きくしている。また、第一ロータ21と第二ロータ22との前後の間隔ができるだけ狭めて並設されて連通口を短くしており、第一ロータ21と第二ロータ22との作用不能な空間を少なくして受継性能を向上させている。
【0071】
また、図5に示すように、第二ロータ22の上部カバー36左側の後部を第二ロータ22の外周面より後上方に離れるように延出し、その傾斜角度を緩傾斜状として排出上部口36bを形成して、前記排出口24aと合わせて排藁を排出する開口を大きくしている。なお、前記上部カバー36の連通上部36aと排出上部口36bは徐々に略コ字状から円弧状に成るように構成している。
【0072】
また、前記第一ロータ21の上部カバー35内周面の後部側(後述する第一ロータ21の回転方向の上流側)に第一ロータ21の外周面に向けて側面視略三角形状の案内板37が固設されている。同様に、第二ロータ22の上部カバー36内周面の前部側(後述する第二ロータ22の回転方向の上流側)に第二ロータ21の外周面に向けて側面視略三角形状の案内板38が固設され、第一ロータ21と第二ロータ22で搬送される穀稈の束を反転させて脱粒を促進させている。
【0073】
さらに、略「コ」字状に形成した前記上部カバー35・36の水平状に成形した上部の内周面に送塵弁59・59・・・が左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー35・36上部に上下方向の回動支点を中心に回動自在に枢支されている。前記上部カバー35側の送塵弁59・59・・・と、上部カバー36側の送塵弁59・59・・・とが個別に回動操作され、穀稈が第一ロータ21内を移動する時間と、第二ロータ22内を移動する時間とを穀稈の品種や穀稈の状態に合わせた各々調整することができ、様々な品種等に合わせた汎用性のある脱穀部18が構成されるのである。
【0074】
また、第一ロータ21のスクリュー羽根21aは、第一ロータ21の左端より連通部23aの直左側までの間に形成され、連通部23a前方の第一ロータ21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板状の送り羽根21b・21b・・・が形成されている。該送り羽根21b・21b・・・は本数を限定するものでないが、軽量化及び部品数の減少と搬送効率を高めるために三本が形成されている。同様に、第二ロータ22のスクリュー羽根21aは、第二ロータ22の右端部より排出口24aの直右側までの間に形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出口24a前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b・22b・・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り羽根22b・22b・・・で送って排出口24aより排出するようにしている。
【0075】
また、図3に示すように、前記第一ロータ21(及び第二ロータ22)のスクリュー羽根21a(スクリュー羽根22a)や送り羽根21b(送り羽根22b)が固設されるドラム21c(ドラム22c)は筒状に成形され、該ドラム21c(ドラム22c)の左右端部内には巻付防止板58・58が配置されている。 図3に示すように、機枠フレーム13内周面の第一ロータ21(及び第二ロータ22)位置の側方に巻付防止板58・58が固設されている。該巻付防止板58は中心部に第一ロータ21の駆動軸を挿入可能な孔58aを開口し、ドラム21cの内径に略等しい外径を有する円板状に形成されている。さらに、該巻付防止板58の外周部を内側に向けて屈曲させて縁部58bを形成し、該縁部58bをドラム21c端部の内周面に沿って若干の隙間を開けて挿入させて機枠フレーム13内周面との間の隙間をなくして、穀稈が第一ロータ21(及び第二ロータ22)の駆動軸に絡み付くことがないようにしている。
【0076】
前記巻付防止板58の縁部58bがドラム21c端部の外周面を被装する形状とせず、内周面に沿って挿入させたことでスクリュー羽根21a端部をドラム21c端部まで延出することができ、第一ロータ21(及び第二ロータ22)端部に搬送された穀稈をスクリュー羽根21aで左右方向に送ることができ、第一ロータ21(及び第二ロータ22)上に穀稈を滞留させることがないのである。
【0077】
また、前記の第一ロータ21と第二ロータ22とは同一の径であり、送り羽根21b・21b・・・と送り羽根22b・22b・・・とを同一形状として、さらに本実施例において、第一ロータ21の回転方向を図2に示す進行方向の左側面視で反時計回りとし、第二ロータ22の回転方向を逆の時計回りとすることで、スクリュー羽根21aとスクリュー羽根22aとの巻回方向も同一とすることができ、第一ロータ21と第二ロータ22とを完全に同一形状として汎用性を高めることができ、コストの削減が図られている。また、第二ロータ22の回転方向を時計回りとすることで、第一ロータ21端部で後上方に搬送された穀稈を搬送方向を略同一方向として第二ロータ22で受け継ぐことができ、受け継ぎ易くしている。
【0078】
また、前記第二ロータ22と該第二ロータ22を被装する受網24及び上部カバー36は、第一ロータ21とこの受網23と上部カバー35より低い配置となっており、連通上部36aと連通部23aとで形成する連通口での受け継ぎがスムースとなって脱穀性能を向上し、また、上部カバー36が低くなることで、この上方に配置するグレンタンク30の容積を大きくすることができる。
【0079】
このような構成において、フィーダハウス10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端に至ると緩傾斜状に形成した連通部23a及び連通上部36aで形成する連通口から第二ロータ22の脱穀空間に送られる。このとき、左側面視で反時計回りに回転する第一ロータ21によって穀稈が後上方に持ち上げられて連通口を介して第二ロータ22の脱穀空間に送られているが、第二ロータ22の高さ位置が第一ロータ21より低いので第二ロータ22の前上部に送ることができ、該第二ロータ22の回転方向が時計回りとなっているので穀稈の搬送方向をそのまま後上方に受け継ぐことができ、受け継ぎ性能が良いのである。
【0080】
そして、前記第二ロータ22の回転によって左方へ搬送されながら脱粒されている。また、第一ロータ21及び第二ロータ22の両スクリュー羽根21a・22aによって穀稈が束となって螺旋状に搬送されて行くが、穀稈の束が前記案内板37・38に当たって螺旋状の搬送方向が変えられたり、スクリュー羽根21a・22aとの間で揉まれて反転し、束状の穀稈の脱粒を促進し、この脱穀部18内で穀稈を確実に脱粒することができ下方の選別装置19前半部に穀粒を確実に落下させている。そして、残された排稈は第二ロータ22の左端に送られると、排出口24aより落下されている。
【0081】
また、排出口24aで落下された排稈が、選別装置19後部に落下されないように、排出口24a下部より後下方にガイドプレート60を延出している。
【0082】
即ち、図2、図3に示すように、前記ガイドプレート60は選別装置19後部の途中位置まで延出され、ガイドプレート60後部の上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられている。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に比べ外径を小さくしたコンパクトとし組立容易な形状とし、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す性能を高めている。
【0083】
また、前記排稈ビータ61は、左右に回動軸を有する筒体であり、その外周面に複数個の側面視逆V型の送り歯61a・61a・・・を有するものである。また、前記排稈ビータ61は、左端部が排出口24aの左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出口24a右端部よりさらに右側に延出し、排出口24aより排出された排稈を後方に左右幅広く搬送して、機体後端部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出される。なお、前記排稈ビータ61は側面視逆V型の送り歯61a・61a・・・を形成しているが、側面視三角形状の板体を形成したり、単に左右方向に長い板状の送り羽根を設けた構成としても同様に後方に送り出すことができる。
【0084】
また、図7に示すように、第二ロータ22左側に固設した送り羽根22b’・22b’・・・の右側を左側より回転方向の後方側にする傾斜状に固設することで、送り羽根22b’・22b’・・・で後方に送り出す排稈を排出口24aより中央側に向けることができ、前記排稈ビータ61を介して排稈をスプレッダー62の右側に向けて飛ばして、排稈ビータ61による拡散性を向上することができ、スプレッダー62の全幅を有効に利用して機体後端より幅広く排出することもできる。なお、排稈ビータ61の送り歯を傾斜状に形成することによって、排稈をスプレッダー62の右側に向けて飛ばして、排稈ビータ61による拡散性をさらに向上する構成とすることもできる。
【0085】
また、前記ガイドプレート60を前後及び左右方向に長い線状の板体を用いて柵状に形成したり、クリンプ網で形成して脱粒して下方に落下させる脱粒処理ガイドとすることで、排稈ビータ61で後方に送り出すと同時に排稈をほぐして内部に残る穀粒を選別装置19上に落下させて、脱穀精度をさらに向上させることもできる。
【0086】
このように、排出口24aより落下された排稈が、排稈ビータ61によって後方に強制的に送り出されて、排稈を選別装置19上に落下させることがないようにし、選別装置19での選別性能を低下させることがないのである。
【0087】
また、前記排稈ビータ61の駆動軸61bは、選別装置19の左右側方を被装する機枠フレーム13下部の左右側面に枢支され、排稈ビータ61より右側に突出する駆動軸61bを筒体71で被装して排稈や藁屑等が絡み付いて駆動損失とならないようにしている。
【0088】
また、図2に示すように、前記脱穀部18下方には選別装置(揺動選別装置)19が配置され、その構成は、流穀板25、揺動本体50、選別風を発生させる唐箕27、選別された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28と二番物を搬送する二番コンベア31等より構成されている。前記一番コンベア28及び二番コンベア31は側面視でクローラー式走行装置1の後方に横設され、一番コンベア28の左端部に連通して立状に配したバケット式の揚穀コンベア29や、一番コンベア28の左端部の左端部に連設する還元コンベア32とクローラー式走行装置1とが干渉することのない効率的なレイアウトとしてる。さらに、図1に示すように選別装置19は機枠フレーム14の前後途中部より後部の間に収納され、選別装置19前方の機枠フレーム14前部とフィーダハウス10後下方位置に走行駆動用のミッション装置45を配置でき、効率の良いレイアウトとして全長を短くすることができる。
【0089】
前記揺動本体50は、前記第一ロータ21前端の下方より選別装置19の後端までに渡って配置され、揺動リンク機構51によって揺動自在に支持されている。前記揺動本体50前部には第一ロータ21と第二ロータ22の下方に渡って落下された穀稈を受けるグレーンパン50aが形成されている。該グレーンパン50aは側面視で波状に形成され揺動本体50の揺動で後方に搬送するようにしている。前記グレーンパン50a後端に連接してフルイ線52が配置されている。該フルイ線52の下方より揺動本体50の後端部にかけて、揺動本体50の幅方向に横架した複数のチャフフィンより成るチャフ部が配置されている。該チャフ部は、前側より脱粒された穀稈量に応じてチャフフィンの前下がり傾斜角度が変わる可動チャフ53と、手動によってチャフフィンの前下がり傾斜角度が変える手動チャフ54と、チャフフィンの前下がり傾斜角度が固定された固定チャフ55より構成されている。該チャフ部の下方の揺動本体50底面は落下口55bが開口され、図示せぬクリンプ網によって被装されている。
【0090】
また、前記揺動本体50のグレーンパン50aの前後途中部の下方に唐箕27が横設され、ガイドに従って後方に選別風を送り落下口55b等より揺動本体50内に選別風を送風して、前記チャフ部で比重選別と風選別とを行い、一番物と二番物とに選別している。
【0091】
このように構成して、前記第一ロータ21と第二ロータ22の受網23・24より落下された穀粒や藁屑等を揺動本体50のグレーンパン50a上に受け止めらて後方に搬送している。そして、グレーンパン50a後部よりフルイ線52で後方に跳ね飛ばしたり、そのままチャフ部に落下させて比重選別と風選別とを行っているが、前述した如くに脱穀部18後端部より排稈等が落下されることがないので、選別を行っているチャフ部上の流れがスムースとなって選別性能が向上され、一度に大量の穀稈を脱粒してもこの選別装置19で確実に処理することができるのである。そして、二番物を二番コンベア31より還元コンベア32を介して揺動本体50のグレーンパン50aの前後途中部上に落下させて、再度選別するようにし、完全に選別された一番物を一番コンベア28上に落下して揚穀コンベア29で上方に搬送してグレンタンク30に収納している。
【0092】
次に、前記揚穀コンベア29について説明する。図8、図9に示すように、前記一番コンベア28と二番コンベア31の側方より上方に向けて揚穀コンベア29が立設され、グレンタンク30の左側部の上方まで延出されている。前記揚穀コンベア29下部は円弧状の受部29aが形成され、該受部29a前部に一番コンベア28左端部が連通されている。前記揚穀コンベア29下部の一番コンベア28の後方位置に左右に駆動軸を有する揚穀駆動スプロケット80が軸支され、揚穀コンベア29上部に左右に回動軸を有する従動スプロケット81が軸支され、この駆動スプロケット80と従動スプロケット81に適宜間隔おきにバケット82・82・・・が固設されたチェーン(またはベルト)83が巻回されている。該揚穀コンベア29上部の従動スプロケット81周囲のケーシングは、従動スプロケット81直下方位置で分割され、グレンタンク30の左側部の上面へ延出するシュート部85が形成され、揚穀コンベア29とグレンタンク30とを連通させている。
【0093】
そして、前記揚穀駆動スプロケット80が駆動されると、一番コンベア28から揚穀コンベア29下部に搬送されて受部29aに溜まった一番物をカップ状に形成した前記バケット82・82・・・で汲み上げて行き、上方に搬送され従動スプロケット81位置で向きがかえられて、その遠心力によってバケット82内の穀粒を前方のシュート部85に送り込むこみ、グレンタンク30内に穀粒が貯留されるのである。また、バケット82による搬送中に揚穀コンベア29のケーシングとの間に一番物をかみ込むことがないので、スクリュー式のコンベアのように損傷することがないのである。
【0094】
また、前記シュート部85はグレンタンク30側に固設され、後述する如くグレンタンク30を回動させても、シュート部85のみが揚穀コンベア29側から外れて回動しており、揚穀コンベア29とグレンタンク30との連結を外すといった作業が不要となっている。尚、前記揚穀コンベア29のバケット82・82・・・が固設されたチェーン83が被装されたケーシング上部にはスポンジ等のシール部材352が固設され、グレンタンク30を作業位置の水平状とした時にシュート部85後下部がシール部材352を介して載置されており、揚穀コンベア29のシール性が向上され搬送する穀粒が漏れることがないのである。
【0095】
次に、前記脱穀部18内の動力伝達構成について説明する。図14、図15に示すように、機枠フレーム13後部の上方にエンジン48が載置され、該エンジン48の出力軸が左側に突出され、機枠フレーム13左側部より左側に駆動プーリ160が固設されている。また、前記第二ロータ22の回動軸22d左側方の機枠フレーム13にギヤケース161が固設され、該ギヤケース161にプーリ軸162aが軸支され、該プーリ軸162a上に第二ロータ入力プーリ162と小径の伝達プーリ166とが固設されている。また、前記第一ロータ21の回動軸21d左端部が機枠フレーム13より左側に突設されて端部に第一ロータ入力プーリ163と伝達プーリ168が固設されている。前記ビータ34の回動軸34a左端部にビータ伝動プーリ164が固設されている。
【0096】
前記駆動プーリ160と第二ロータ伝動プーリ162との間にベルト165が巻回され、伝達プーリ166と第一ロータ入力プーリ163との間にベルト169が巻回され、伝達プーリ168とビータ伝動プーリ164との間にベルト170が巻回され脱穀駆動伝達経路が構成され、第二ロータ22と第一ロータ21とビータ34とが連動されている。
また、前記プーリ軸162aと回動軸22dとがギヤケース161内の図示せぬギヤで連動して回動軸22dに逆回転を伝達して前述した如く、第二ロータ22を第一ロータ21に対して逆回転させている。
【0097】
また、前記伝達プーリ166は二連式のプーリであり、排稈ビータ61の駆動軸61b左端部の排稈ビータ入力プーリ177との間にベルト178が巻回され、前記第一ロータ21や第二ロータ22と連動して排稈ビータ61が駆動されている。
【0098】
また、前記機枠フレーム13の前後途中部の下方に従動プーリ171が軸支され、機枠フレーム13前面下部に走行伝達軸172が軸支され、走行伝達軸172左端部に走行入力プーリ174が固設され、該走行伝達軸172右端部よりミッション装置45内に連動連結されている。前記駆動プーリ160は多連式のプーリであり、従動プーリ171は二連式のプーリであり、駆動プーリ160と従動プーリ171とにテンションローラ167によってテンションが与えられながらベルト173が巻回され、従動プーリ171と走行入力プーリ174との間にテンションプーリ175によってテンションが与えられながらベルト176が巻回されて走行駆動伝達経路が構成されている。該走行駆動伝達経路を介してエンジン48の駆動力がミッション装置45内に駆動力が伝達され、ミッション装置45で走行変速されてクローラー式走行装置1・1に走行駆動力が伝達されている。
【0099】
このように前記走行駆動伝達経路と脱穀駆動伝達経とによって機枠フレーム13の左側面に前記動力伝達部110が形成されている。また、前記排稈ビータ入力プーリ177には、後述する駆動ベルト154が巻回されてグレンタンク30上部内のレベリングコンベア140に駆動力が伝達されるのである。
【0100】
また、図3に示すように、前記排稈ビータ61の駆動軸61bの右端部が機枠フレーム13左側面より側方に突出され、この駆動軸61b右端部には選別装置伝動プーリ188が固設されている。図16に示すように、前記選別装置伝動プーリ188も二連式のプーリであり、ベルト179を介して後方のスプレッダー62を駆動するプーリ180に動力を伝達してる。また、一番コンベア28と二番コンベア31の各々の回動軸28a・31aの右端部が機枠フレーム13右側面より右側に突設された端部にプーリ181・182が固設されている。該プーリ181・182の間には揚穀コンベア29の揚穀駆動スプロケット80のスプロケット軸80a右端部のプーリ183が配置され、これらのプーリ188・181・182・183との間にベルト185が巻回され連動されている。
【0101】
また、前記機枠フレーム13前下部に唐箕27駆動用の唐箕入力プーリ184が配置されており、二連式とした一番コンベア28のプーリ181と唐箕入力プーリ184との間にベルト186が巻回され駆動力が伝達されている。また、二番コンベア31のプーリ182よりベルト187を介して揺動本体50の揺動リンク機構51に駆動力が伝達されている。このように機枠フレーム13右側面に選別装置駆動伝達経路が構成されている。よって、機枠フレーム13の左側と右側に分けてそれぞれの駆動伝達経路が設けられ、メンテナンスが行い易く構成されている。
【0102】
次に、前記グレンタンク30の形状及び支持構成について説明する。図17はグレンタンクの支持構成を示す後面図一部断面図、図18は同じく正面図、図19は同じく進行方向の左側の側面図、図20はグレンタンクの平面図一部断面図、図21はエンジンから排出オーガと排出コンベアへの駆動伝達を示す部分平面断面図、図22は排出コンベアか横送りコンベアへの動力伝達構成を示す部分平面図一部断面図である。図1、図9、図17〜図20に示すように、前記グレンタンク30は正面視で略四角形状に形成され、前記グレンタンク30の左右端部は脱穀部18左右端部よりさらに右側方及び左側方まで延出され、このグレンタンク30の左右幅を機体幅に合わせて幅を広く形成して内部の容積を大きくしている。
【0103】
また、前記グレンタンク30下部が、図1、図19に示す側面視のように、略逆三角形状の漏斗状に形成され、この逆三角形状のグレンタンク30下端部が漏斗状の傾斜に沿って穀粒が集まる桶部30aとなり、この桶部30a内に沿って左右方向にスクリュー式の横送りコンベア89が軸支されている。該横送りコンベア89によってグレンタンク30下部の傾斜に沿って落下する穀粒を右側に搬送するようにしている。また、前記横送りコンベア89が軸支された桶部30aが第一ロータ21と第二ロータ22の上部カバー35・36上部間に配置して、空間を有効に使用した形状となり、グレンタンク30の容積を大きくしている。
【0104】
また、前記グレンタンク30の右上部を傾斜状に形成して、この部分の直上方に排出オーガ40上部の前後向きの収納位置の回動コンベア41が配置されている。
【0105】
さらに、前記脱穀部18より右側に延出されたグレンタンク30右側下部の第一ロータ21と第二ロータ22上部の側方位置に排出コンベア88が配置されている。該排出コンベア88は機枠フレーム13に支持されるものであり、この排出コンベア88のケーシング88aは、グレンタンク30右側部の前下部より機体後端部に配置した排出オーガ40の縦コンベア42の側方まで延出されて排出オーガ40と縦コンベア42とが連通されている。また、前記ケーシング88a内に配置される前後に軸心を有するスクリュー88bは、前記横送りコンベア89より前下方位置から縦コンベア42下端部の側方に渡って配置されている。
【0106】
さらに、図20、図22に示すように、前記桶部30aの右端下部と排出コンベア88のケーシング88aの前後途中部の上面とが連通口30cを介して連通されており、横送りコンベア89で右側に搬送された穀粒が連通口30cより落下してケーシング88a内に流し込まれ、排出コンベア88の駆動で後方に搬送し、排出オーガ40より排出させている。なお、前記グレンタンク30右下部の排出コンベア88が第一ロータ21と第二ロータ22右側方に位置されるが、図10に示すように、前記開閉カバー94の回動軌跡の上方となっており、開閉カバー94が干渉されることがないのである。
【0107】
また、図17、図18、図20に示すように、前記グレンタンク30の前面右側に直角三角形状の補強プレート111が固設され、同様にグレンタンク30の後面右側に直角三角形状の補強プレート111が固設され、前後それぞれの補強プレート111・111下部に剛性の高い枢支部86・87が形成され、前方の枢支部86で排出コンベア88前端部の外周面を枢支し、後方の枢支部87でグレンタンク30後下部の排出コンベア88外周面を枢支し、この枢支部86・87が機枠フレーム13上部に支持させておりグレンタンク30を機枠フレーム13上部に支持された排出コンベア88の回動軸線まわりに回動させることができる。
【0108】
また、図17〜図19に示すように、前記グレンタンク30の前面上部の左右途中部より下方に脚フレーム115が下方に向けて突設され、同様にグレンタンク30の後面上部の左右途中部より下方に脚フレーム115が下方に向けて突設され、グレンタンク30を回動させて水平状に回動させた位置で脚フレーム115・115下部が機枠フレーム13前部の左端部に載置されるようにしている。
【0109】
また、前後各々の前記補強プレート111・11の左側部に回動アーム112・112の一端が回動自在に枢支され、該回動アーム112・112他端と機枠フレーム13の前部と前後途中部との左右中央部に固設したブラケット113・113との間に油圧シリンダーより成る昇降シリンダー114・114が介装されている。該昇降シリンダー114・114とを伸縮させることでグレンタンク30を側方に回動させて脱穀部18上部を開放させることができる。
【0110】
また、前記グレンタンク30下面にブラケット91を固設し、ブラケット91と上部カバー35左端部との間をアーム92で連結することで、グレンタンク30とともに上部カバー35を前述した如くヒンジ78の枢支軸を中心に、図10及び図40に示すように、回動させることができる。また、図40に示すように、上部カバー36は、連通上部36aを含む進行方向に対して右側の固定カバー部36dと該固定カバー部36d左端より左側に延出する回動カバー部36cとに分割されている。前記固定カバー部36d左端上部と回動カバー部36c右端上部とがヒンジ78’・78’を介して枢支されている。前記固定カバー部36d左端部とグレンタンク30下面とを図示せぬアーム等を介して連結することで、該ヒンジ78’・78’の前後向きの枢支軸を中心として図40に示すように上方に回動されるのである。
【0111】
したがって、脱穀部18の上方にグレンタンク30を配置した構成としても、グレンタンク30が上側方に回動可能に構成されているので、脱穀部18上方よりメンテナンスを行うことができる。さらに、グレンタンク30の回動にともなわれて上部カバー36・37がそれぞれ回動されて、第一ロータ21と第二ロータ22とが開放され内部のメンテナンスを容易に行うことができるのである。
【0112】
また、前記グレンタンク30内の横送りコンベア89の駆動力は、排出コンベア88より伝達されるように構成されており、排出コンベア88の駆動軸芯を中心としてグレンタンク30を回動させても動力伝達経路を取り外す等の必要のない構成としている。即ち、図17、図21に示すように、エンジン48右端部より右方向に突出した出力軸にプーリ131が固設され、エンジン48後面の右側部に固設したギヤケース125内に駆動力が伝達され、該ギヤケース125を介して排出オーガ40の縦コンベア42や排出コンベア88に動力が伝達され、排出コンベア88より横送りコンベア89に駆動力が伝達されている。
【0113】
前記ギヤケース125には、左右に軸芯を有する第一伝達軸126と該第一伝達軸126とベベルギヤ127・128を介して連動する前後に軸芯を有する第二伝達軸129が軸支され、前記第一伝達軸126端部のプーリ130と前記エンジン48の出力軸上のプーリ291とがベルトで連動されている。前記第二伝達軸129後端部に固設したプーリ133にはベルト134が巻回され、該ベルト134が縦コンベア42のケーシング下後部に前後に軸支したオーガ入力軸135後端部のプーリ136に巻回されエンジン48の動力が排出オーガ40側に伝達されている。
【0114】
前記オーガ入力軸135前端部が縦コンベア42の駆動軸42a下端部に図示せぬベベルギアを介して連動され、縦コンベア42上端部より回動コンベア41に動力が順に伝達されている。また、前記オーガ入力軸135の前後途中部に軸支したスプロケット137と排出コンベア88のスクリュー88bのスクリュー軸88c後端部に固設したスプロケット138との間にチェーン139が巻回され、排出コンベア88が駆動されている。
【0115】
そして、図22に示すように、前記排出コンベア88のスクリュー軸88c前部のケーシング88a内に駆動ケース119下部が配置され、該駆動ケース119をグレンタンク30右側面より右側に延出させた駆動ケース119右上部を横送りコンベア89の側方位置のグレンタンク30右側面まで延出して固設させている。前記駆動ケース119下部内に左右に軸芯を有する連動軸120が軸支されている。該連動軸120の左端部にベベルギヤ121が固設され、該ベベルギヤ121にスクリュー軸88c前部のベベルギア122が噛合されている。また、前記駆動ケース119上部内に横送りコンベア89の駆動軸89a右端部が挿入され、端部にスプロケット132が固設され、連動軸120右端部のスプロケット124との間にチェーン158が巻回され、排出コンベア88の駆動が横送りコンベア89に伝達されている。
【0116】
よって、前記グレンタンク30内に貯留された穀粒を横送りコンベア89の駆動で右側の排出コンベア88の前部に受け継ぎ、排出オーガ40を介して機外に排出させることができるのである。
【0117】
さらに、前記駆動ケース119下部内にはベアリング117を介してスクリュー軸88c前部が枢結され、ベアリング118を介してベベルギア122のボス部を枢結しており、駆動ケース119がスクリュー軸88cを中心に回動可能となっており、グレンタンク30を回動させても動力伝達経路を途中で断接する等の作業を行うことなく作業性が向上されている。
【0118】
また、前記グレンタンク30内上部には、スクリュー式のレベリングコンベア140が軸支されている。該レベリングコンベア140は、前記揚穀コンベア29のシュート部85直下方のグレンタンク30後上部の左側よりグレンタンク30前上部の右側に向けて対角線状に配置されている。前記シュート部85より落下された穀粒は、先ずグレンタンク30内の後部右側に山状に堆積され、堆積された穀粒の頂部がレベリングコンベア140位置まで成長するとレベリングコンベア140の駆動によって前右側に流されるように崩されて行き、穀粒の山をレベリングコンベア140に沿ってグレンタンク30の対角線状に成長させて行き内部を穀粒で満載するのである。
【0119】
さらに、前記グレンタンク30上部にはレベリングコンベア140の配置方向に沿って、複数の穀粒満載センサー159・159・・・が設けられている。図17、図19、図20に示すように、前記穀粒満載センサー159・159・・・は接触式のセンサーであり穀粒満載センサー159下部をレベリングコンベア140の直側方位置まで延出させており、レベリングコンベア140に沿ってグレンタンク30の対角線状に成長された山状に堆積された穀粒の位置が検出され、最も右前方の穀粒満載センサー159が籾を検出された時がグレンタンク30内に籾が満載されたことを示すものである。
【0120】
前記レベリングコンベア140への駆動力は、グレンタンク30の後部の右側部に上下方向に伸延する筒状の垂直伝動ケース141上部が挿入固定されている。該垂直伝動ケース141上部にL型の上伝動ケース142下端が連設され、該上伝動ケース142上部に軸支される連動三軸151にレベリングコンベア140の駆動軸140a後端部が連動連結されている。
【0121】
また、前記垂直伝動ケース141下部にも後面視L型の下伝動ケース143が連設されている。該下伝動ケース143下部に左右向きの連動一軸144が軸支され、連動一軸144内端部(右端部)に垂直伝動ケース141内に軸支される連動二軸145下部がベベルギヤ146・147を介して連動連結され、該連動二軸145上部が上伝動ケース142内に挿入され、ベベルギヤ149・150を介して前記連動三軸151が連動されている。また、前記連動一軸144の左端部に入力プーリ148が固設され、動力伝達部110より駆動ベルト154を介して駆動力が伝達可能に構成されている。
【0122】
また、前記下伝動ケース143右側部はステー155を介して後方の脚フレーム115に固設され、この下伝動ケース143及び垂直伝動ケース141、上伝動ケース142がグレンタンク30に強固に固定されグレンタンク30の回動にともなわれて入力プーリ148が回動されるようにしている。
【0123】
前記入力プーリ148に駆動力を伝達する駆動ベルト154は、揚穀コンベア29後面の上下途中部にステー156を介して枢支されたガイドプーリ152と、該ガイドプーリ152の後方にアーム153を介して上下に回動可能に枢支したテンションプーリ157に巻回されている。該テンションプーリ157が図示せぬスプリングによって上方に付勢されており、該テンションプーリ157とガイドプーリ152と動力伝達部110内の脱穀部への駆動伝達経路上の例えば排稈ビータ入力プーリ177とによって逆三角形状に駆動ベルト154が巻回されている。
【0124】
よって、前記グレンタンク30が水平状の作業位置に回動されると、ガイドプーリ152とテンションプーリ157との間に前記入力プーリ148が入り込み、この間の駆動ベルト154上部に入力プーリ148の略下半部が巻回されて駆動力が伝達され、収穫作業時に脱穀部18の駆動とともにレベリングコンベア140が駆動され、幅広く形成したグレンタンク30内に穀粒を隙間なく満載させるようにしている。
【0125】
また、前記入力プーリ148の下半分が駆動ベルト154に巻回されるのみなので、グレンタンク30を側方に回動させる際にも、駆動ベルト154の上方側より入力プーリ148が引っ掛かることなく抜き出され、駆動ベルト154を外す等の作業が不要となって作業性が向上されているのである。
【0126】
このように、走行安定性が向上されたクローラ式走行装置1の上方にメンテナンス性の優れた機枠フレーム13が載置され、該機枠フレーム13内に脱穀性能が優れてコンパクトな脱穀部18が収納され、機体の前方に簡単な連結構成としてコストの低減化がはかられた刈取部8より刈り取られた穀稈が脱穀部18に搬送され、排稈を機外にスムースに排出して選別装置19で確実に一番物を選別して、脱穀部18の上方に機体の左右幅に合わせて幅広く形成したグレンタンク30内に一番物を損傷させることなく投入して収穫作業の連続性を向上しており、大規模な圃場において効率良く収穫作業を行うことができ、作業時間を短縮して確実に収穫し、無駄なく選別して貯留することができる汎用コンバインが構成されるのである。
【0127】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。
請求項1の如く、走行装置(1)上に選別装置(19)を載置し、その上方に左右向きのロータを有する脱穀部(18)を配置し、該脱穀部(18)の上方にグレンタンク(30)を配置した汎用コンバインにおいて、前記グレンタンク(30)下部を側面視で逆三角形の漏斗状に形成し、該漏斗状の下部に左右向きの横送りコンベア(89)を横設し、該横送りコンベア(89)を、前後に配置した脱穀部(18)のロータの上部間に配置し、前記横送りコンベア(89)の左右方向の終端部の下方に開口を設け、該開口は、開口の下方に前後方向に延出され、かつ排出オーガ(40)と連設されている排出コンベア(88)と連通し、前記グレンタンク(30)を排出コンベア(88)位置を中心として、上下方向に回動可能に支持したことによって、脱穀部の上方にグレンタンクを配置した高さの制限のある構成としても、内部の容積を十分に大きくすることができ、収穫作業の連続作業を行うことができるようにしている。
【0128】
また、グレンタンク下部を側面視で逆三角形の漏斗状に形成し、その漏斗状の下部に左右向きの横送りコンベアを横設したので、グレンタンクを左右に幅を広くした形状としても、内部の穀粒を横方向に送って集めることができ、グレンタンク外に排出しやすい構成としている。
【0129】
また、漏斗状に形成した前記グレンタンク下部の横送りコンベア位置を前後に配置したロータの上部間に配置したので、空間を有効に利用してグレンタンクの容積を大きくすることができ、収穫作業の連続性を向上することができる。
【0130】
また、前記横送りコンベアの終端部の下方に開口を設け、該開口下方に前後に延出され排出オーガと連設されている排出コンベアと連通させたので、グレンタンク内の穀粒が横送りコンベアによって左右一側に集められ、その集められた穀粒を排出コンベアに容易に受け継がして排出オーガより排出することができるのである。
【0131】
また、前記グレンタンクを前後に延出する排出コンベア位置を中心として上下回動可能に支持したことによって、穀粒を排出する構成を取り外すといった作業を行うことなく、グレンタンクを容易に上側方に回動させることができ、グレンタンク下方の脱穀部をメンテナンスが行えるので作業性が良いのである。
【0132】
請求項2の如く、前記横送りコンベア側方位置のグレンタンク側面に駆動ケース(119)を固設し、該駆動ケース(119)の下部を排出コンベア(88)に回動自在に枢支し、排出コンベア(88)の駆動力を駆動ケース(119)内に取り入れて横送りコンベア(89)に駆動力を伝達したので、排出コンベアを中心に回動されるグレンタンク下部内に横送りコンベアを横設した構成としても、横送りコンベアへの駆動伝達経路を途中で取り外すといった作業が不要となっており、グレンタンクを容易に上側方に回動させることができ、グレンタンク下方の脱穀部をメンテナンスが行えるので作業性が良いのである。
【0133】
請求項3の如く、選別装置で選別された穀粒を揚穀コンベアを介してグレンタンク左右一側部の上部より投入可能に設けて、揚穀コンベアの投入部の直前方位置のグレンタンク上部にグレンタンク左右一側部より左右逆方向に向けて延出するレベリングコンベア(140)を設けたので、幅を広く形成したグレンタンクの左右一側部に揚穀コンベアで穀粒を投入させても、グレンタンク内の側部に偏って穀粒が堆積されても、グレンタンク上部に設けたレベリングコンベア(140)によって偏って堆積された穀粒の上部を逆の側方に向けて送ることで、グレンタンク内にできる限り隙間なく穀粒を貯留することができ、グレンタンクの容積を有効に利用することができ、収穫作業の連続性が向上されるのである。
【0134】
請求項4の如く、前記グレンタンクの側面に沿って、レベリングコンベア(140)の伝動ケースを配設し、該伝動ケース下部に入力プーリを軸支し、グレンタンクを作業位置に回動させた時の入力プーリ(148)が脱穀部に駆動を伝達する駆動ベルト(154)の上面に当接して動力伝達可能に巻回されることで、脱穀部の駆動に連動されているので収穫作業が行われている間はグレンタンク上部のコンベアを駆動することができる。
そして、収穫作業を停止して、メンテナンスの為にグレンタンクを上側方に回動させても、入力プーリ(148)がグレンタンク(30)にともなわれて回動するが、この入力プーリ(148)が当接し巻回されていた駆動ベルト(154)上部に干渉されることなく離れるので、動力伝達経路のベルトを外すといった作業が不要となり、メンテナンス作業への移行が極めて容易となっており、作業性が向上されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 汎用コンバインの全体側面図一部断面図である。
【図2】 脱穀部及び選別装置の側面断面図である。
【図3】 脱穀部の平面断面図である。
【図4】 脱穀部の側面断面図である。
【図5】 同じく側面断面図である。
【図6】 機枠フレーム前部内のビータのメンテナンス構成を示す側面図部分断面図である。
【図7】 脱穀部から排稈を排出する第二ロータの別構成の平面断面図である。
【図8】 揚穀コンベアの側面図部分断面図である。
【図9】 機枠フレームの平面図である。
【図10】 ロータ右端部を被装する脱穀部扉の回動構成の正面図一部断面図である。
【図11】 同じく進行方向の右側面図である。
【図12】 脱穀部扉を開けた状態の進行方向の右側面図である。
【図13】 刈取部の進行方向に左側面図である。
【図14】 動力を伝達するエンジンのプーリ位置を示す正面図である。
【図15】 脱穀部及び走行装置への動力伝達経路を示す側面図である。
【図16】 選別装置への動力伝達経路を示す側面図である。
【図17】 グレンタンクの支持構成を示す後面図一部断面図である。
【図18】 同じく正面図である。
【図19】 同じく進行方向の左側の側面図である。
【図20】 グレンタンクの平面図一部断面図である。
【図21】 エンジンから排出オーガと排出コンベアへの駆動伝達を示す部分平面断面図である。
【図22】 排出コンベアか横送りコンベアへの動力伝達構成を示す部分平面図一部断面図である。
【図23】 キャビンの平面図である。
【図24】 キャビンの側面図である。
【図25】 キャビンの正面図である。
【図26】 クローラ式走行装置の側面図である。
【図27】 遊転輪の正面断面図である。
【図28】 クローラ緊張輪等の支持構成を示す平面図一部断面図である。
【図29】 エンジンルームの吸気構成を示す側方断面図である。
【図30】 同じく正面断面図である。
【図31】 同じく平面断面図である。
【図32】 刈取部の右側面図である。
【図33】 刈取部の部分正面図である。
【図34】 刈取部の部分展開図である。
【図35】 刈取部のプラットホームとフィーダハウスとの連結構成の側面図である。
【図36】 プラットホームの連結構成の部分後面図である。
【図37】 同じく部分側面断面図である。
【図38】 プラットホーム下部の連結構成の部分底面図である。
【図39】 プラットホーム上部の連結構成の部分平面図である。
【図40】 上部カバーの支持構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 走行装置
13 機枠フレーム
18 脱穀部
19 選別装置
21 第一ロータ
22 第二ロータ
29 揚穀コンベア
30 グレンタンク
40 排出オーガ
88 排出コンベア
89 横送りコンベア
119 駆動ケース
140 レベリングコンベア
141 垂直伝動ケース
142 上伝動ケース
143 下伝動ケース
148 入力プーリ
154 駆動ベルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a Glen tank that stores a first selected item in a general purpose combine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a general-purpose combiner has a cutting part that is movable up and down in front of the fuselage, a frame is supported on a traveling device behind the cutting part, a sorting device is arranged on the frame, and a screw-type rotor is disposed above the frame. Is placed on the sorting device below the receiving net laid down below the rotor and transported in a spiral shape, the first thing sorted is stored in the Glen tank, and the Glen tank When the tank is full, it can be discharged to a truck bed or the like by a discharge auger arranged so as to be capable of turning and moving up and down above the Glen tank. The Glen tank is arranged on the side of the sorting device and the threshing device, and the Glen tank is formed higher than the combined height of the sorting device and the threshing device arranged above and below, and the continuous volume is increased by increasing the internal volume. It was possible to lengthen the work time.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to improve the threshing performance by arranging the rotor of the threshing portion in the left-right direction and extending the threshing path to the left and right so as not to be restricted by the Glen tank, the Glen tank may be arranged above the threshing portion. Although it is conceivable, the height of the glen tank cannot be increased so as to maintain the balance of the entire aircraft, and the internal volume cannot be increased.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
According to claim 1, the sorting device (19) is placed on the traveling device (1), a threshing portion (18) having a left and right rotor is disposed above the sorting device (19), and above the threshing portion (18). In a general-purpose combine having a grain tank (30), the lower part of the grain tank (30) is formed in an inverted triangular funnel shape when viewed from the side, and a horizontal feed conveyor (89) is installed horizontally on the lower part of the funnel shape. The transverse feed conveyor (89) is disposed between the upper portions of the rotors of the threshing section (18) disposed at the front and rear, and an opening is provided below the lateral end of the lateral feed conveyor (89), The opening is below the opening It extends in the front-rear direction and communicates with the discharge conveyor (88) connected to the discharge auger (40), and the Glen tank (30) rotates in the vertical direction around the position of the discharge conveyor (88). It is supported as possible.
In Claim 2, in the general-purpose combine according to Claim 1, the transverse conveyor (89) is driven from the discharge conveyor (88) to the side surface of the Glen tank (30) at the lateral position of the transverse conveyor (89). A drive case (119) is fixed, the drive case (119) is pivotally supported around the screw shaft (88c) of the discharge conveyor (88), and the Glen tank (30) is vertically moved. The drive force of the screw shaft (88c) of the discharge conveyor (88) is taken into the drive case (119) without breaking the power transmission path in the middle even if it is rotated to the drive force to the transverse feed conveyor (89). It is configured to transmit.
In Claim 3, the general purpose combine according to Claim 1 In the sorting device (19) The selected grain is provided so as to be able to be input from the upper part of the left and right sides of the grain tank (30) via the cereal conveyor (29), and the grain is placed immediately before the input part of the cereal conveyor (29). A leveling conveyor (140) extending diagonally from the left and right sides of the upper part of the tank (30) is provided.
According to Claim 4, in the general-purpose combine according to Claim 3, a transmission case (141, 142, 143) for transmitting driving force to the end of the leveling conveyor (140) is provided on a side surface of the Glen tank (30). The input pulley (148) is pivotally supported on the lower part of the transmission case (141, 142, 143), and when the glen tank (30) is rotated downward to the working position, the input pulley ( 148) abuts on the upper surface of the drive belt (154) for transmitting the driving force through the threshing portion (18) and is wound so as to be able to transmit power.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. First, the general configuration of a general purpose combine according to the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1 is an overall side view and partial cross-sectional view of a general purpose combine. A machine frame 13 is mounted on the crawler type traveling device 1, and a sorting device 19, a threshing unit 18, and an engine room 49 for storing the engine 48 and the like are mounted and fixed on the machine frame 13. A grain tank 30 is disposed, and a discharge auger 40 for discharging grains stored therein is disposed on the side of the grain tank 30. Further, a cutting portion 8 projects forward from the machine frame 13. The mowing unit 8 houses the lateral feed auger 3 in the platform 2 in the left-right direction, and collects the cereals at substantially the center in the left-right direction by being driven to rotate. A cutting blade 4 is provided horizontally at the lower front end of the platform 2, and a scraping reel 5 is disposed in front of the cutting blade 4. The rear part of the lifting link 6 is pivotally supported on the rear part on both sides of the platform 2, the scraping reel 5 is rotatably supported at the front end of the lifting link 6, and the scraping reel 5 is driven to rotate by a hydraulic motor or the like. The A weeding board 7 is disposed at the front end of each side of the platform 2.
[0006]
A conveying device 9 is disposed between the mowing unit 8 and the threshing unit 18, and the conveying device 9 stores a conveyor 11 in a feeder house 10, and is slightly in the direction of travel from the left and right center of the rear portion of the platform 2. Near the left side, the front end of the feeder house 10 communicates with the feed end position of the screw blade of the lateral feed auger 3. The rear end of the feeder house 10 is communicated with a threshing inlet 12, and a cylindrical beater 34 having a rotation axis in the horizontal direction is arranged in the threshing inlet 12 to force the cereals to a threshing unit. I am going to send it to 18. The rear part of the feeder house 10 is supported by the machine frame 13 so as to be rotatable up and down. Then, a hydraulic cylinder is interposed between the lower surface of the feeder house 10 and the machine frame 13 so that the cutting unit 8 can be moved up and down. Further, a cabin 17 containing a driver's seat 15 and a steering handle 16 is disposed above the feeder house 10 and the beater 34, and the cabin 17 is disposed at an upper position in front of the center of the left and right sides of the fuselage to improve visibility. This makes it easy to check the cutting work.
[0007]
Next, the configuration of the cabin 17, the crawler type traveling device 1, and the engine room 49 will be described. 23 is a plan view of the cabin, FIG. 24 is a side view of the cabin, FIG. 25 is a front view of the cabin, FIG. 26 is a side view of the crawler type traveling device, FIG. 27 is a front sectional view of the idler wheel, and FIG. FIG. 29 is a partial sectional view of a plan view showing a support structure of a tension ring, etc. FIG. 29 is a side sectional view showing an intake structure of an engine room, FIG. 30 is a front sectional view, and FIG.
[0008]
As shown in FIG. 24, the rear part of the cabin 17 is placed on the front part of the machine frame 13 via an anti-vibration rubber 276 so that vibrations from the threshing part 18 and the sorting device 19 are not transmitted. Has been. The cabin 17 can open the front of the beater 34 and the threshing unit 18 by rotating the rear part forward and upward about the left and right pivot point 277 arranged at the front part of the mounting frame 275. These maintenances are made possible.
[0009]
Further, as shown in FIG. 23, boarding steps 256 and 256 project outwardly from the cabin 17 on the left and right sides of the floor 255 below the cabin 17, and stepped in the lower part of the boarding steps 256 and 256. The upper and lower steps 257 and 257 are fixed, and the lower portion of the step 257 is extended to a position just above the farm scene. The operator uses the left and right steps 257 and 257 and the boarding steps 256 and 256. Thus, the passenger can enter and exit from the left and right sides of the cabin 17.
[0010]
As shown in FIGS. 24 and 25, an air conditioner unit 258 is disposed at the rear of the cabin 17, and a condenser 259 for exchanging heat with outside air is disposed below the air conditioner unit 258. Air ducts 260 and 260 bulging inward and downward are formed on the left and right sides of the ceiling portion of the cabin 17, and air outlets 260 a and 260 a are provided at the front of the air ducts 260 and 260 inward and downward, The air whose temperature is adjusted by the air conditioner unit 258 is blown out from the outlets 260a and 260a through the air ducts 260 and 260 to adjust the temperature in the cabin 17.
[0011]
Further, a front column 261 is erected above the left and right central portion of the front portion of the floor 255 of the cabin 17, a steering handle 268 is disposed above the front column 261, and a main transmission lever 262 projects from the upper side surface of the front column 261. ing. A driver seat 263 is provided at the left and right center of the rear portion of the front column 261, and a threshing clutch lever 265 and a reaping clutch lever 266 are disposed on the right side column 264 on the right side of the driver seat 263. An auxiliary transmission lever 269 is provided on the left side column 267 on the left side of the driver seat 263.
[0012]
The sub-transmission lever 269 is pivotally supported at the lower portion thereof by a left and right support shaft so that a sub-transmission operation can be performed in the front-rear direction. Is transmitted to the upper part of the vertical movement link 272 arranged at the rear, and the lower part of the vertical movement link 272 is extended below the cabin 17 to the rear of the traveling mission device 45 arranged at the front part of the machine frame 13 and through the arm 274 The operation is transmitted to the traveling mission device 45. Thus, the sub-shift operation can be performed via the link mechanism, and the operation can be transmitted more accurately than the configuration using the wire.
[0013]
Next, the configuration of the crawler traveling device 1 will be described. Since both the left and right crawler type traveling devices 1 and 1 have the same structure, only the crawler type traveling device 1 on the left side in the traveling direction will be described below.
[0014]
26 to 28, the power from the engine is shifted by a traveling mission device 45 arranged at the front lower part of the fuselage and transmitted to a substantially sprocket-like driving wheel 305 arranged at the front lower part of the machine frame 13. . The crawler type traveling device 1 includes the driving wheel body 305, a track frame 306 connected to the lower part of the machine frame 13, a plurality of idle wheels 307, 307,. The wheel 308 is composed of a rubber crawler belt 309 wound around the driving wheel body 305, the idler wheels 307, 307, and the crawler tension wheel 308, and the power transmitted to the driving wheel body 305. Thus, the crawler belt 309 is driven to rotate.
[0015]
A cored bar 310 is embedded in the crawler belt 309 at an appropriate interval, and the position thereof is arranged at the central portion in the left-right width direction and the substantially central portion in the vertical thickness direction of the crawler belt 309. A hole through which a protrusion on the outer peripheral portion of the sprocket-like driving wheel body 305 can be inserted is provided at the center position in the left-right direction between the core bars 310 in the front-rear direction so that the driving force can be transmitted. Further, the inner claw portions 310a and 310a and the outer claw portions 310b and 310b protrude symmetrically in the inner direction (upward in FIG. 27) from the inner metal portion 310, and the inner claw portions 310a and 310a and the outer The claw portions 310b and 310b are formed in a triangular shape in cross section, and project between the inner claw portion 310a and the inner claw portion 310a with a gap so that the driving wheel body 305 is fitted. In addition, as shown in FIG. 27, the crawler belt 309 is displaced in the left-right direction between the inner claw portion 310a and the outer claw portion 310b as an interval in which the left and right rollers 307a and 307a of the idle wheel 307 are fitted. I'm not guiding you.
[0016]
Three free wheels 307, 307,... Are pivotally supported at the front portion of the track frame 306, and two are pivotally supported at the rear portion of the track frame 306. A sled crawler guide 321 that is long in the front-rear direction is disposed between the left and right rollers of the three idler wheels 307, 307, and 307 on the front side, and the crawler guide 321 is a track between the front and rear idler wheels 307 and 307. It is screwed and fixed to the frame 306, and the left and right central portions of the crawler belt 309 are pressed downward so that the driving force is reliably transmitted from the crawler belt 309 to the field scene. Similarly, a crawler guide 322 is also arranged between the two idler wheels 307 and 307 on the rear side, and the crawler guide 322 is positioned in front of and between the two idler wheels 307 and 307 on the track frame. By screwing and fixing to 306, the attachment span is lengthened to make it difficult for loosening to occur.
[0017]
As shown in FIG. 27, these idler wheels 307, 307... Are pivotally supported by a pivotal portion 333 with a fulcrum pin 307 c of the idler wheel 307 via a bearing or the like, and an upper portion of the pivotal portion 333. A mounting portion 334 is formed so as to protrude upward, and the mounting portion 334 is inserted into a track frame 306 having a “U” shape in a cross-sectional view with its lower portion opened, and is mounted on the same circumference around the fulcrum pin 307c. The mounting member 334 and the track frame 306 are screwed and fixed by the bolts 313, 313, and 313. On the other hand, a plurality of holes 307b, holes 307b,... Are formed on the same circumference as the bolts 313, 313, and 313 on the side surfaces of the left and right rollers 307a and 307a constituting the idler wheel 307.
[0018]
Therefore, the fulcrum pin 307c of the idler wheel 307 can be attached to the track frame 306 in a state where it is pivotally connected by the pivotal portion 333, and the bolt 313 is attached to the track using the hole 307b of the idler wheel 307. It is configured to be inserted into the frame 306 and screwed and fixed, and the fulcrum pin 307c can be assembled to the idler wheel 307 in advance and assembled to the track frame 306, so that the idler wheel 307 can be easily replaced. I can do it.
[0019]
Further, a track frame 306 between the three front idlers 307, 307, and 307 and the two rear idlers 307 and 307, that is, the front and rear central portions of the track frame 306, 26, as shown in FIG. 28, a movable wheel 315 is disposed. That is, a fulcrum pin 318 is horizontally mounted at the front and rear central portions of the track frame 306, and the front upper portions of the support arms 317 and 317 are pivotally supported at the left and right ends of the fulcrum pin 318. A support shaft 315a is pivotally supported at the rear lower portion, and a movable rolling wheel 315 having a narrow left-right width is pivotally supported at the center of the left and right of the support shaft 315a.
[0020]
The movable roller 315 guides the metal core 310a of the crawler belt 309, and even if the crawler belt 309 moves up and down due to the unevenness of the field, the movable wheel 315 moves upward in accordance with the unevenness and the unevenness of the field. In addition to absorbing a large change caused by, the left and right shifts of the Kueru-Labert 309 are prevented.
[0021]
Further, a support frame 324 is provided in a cylindrical holder at the rear upper part of the track frame 306 so as to be slidable in the front-rear direction, and a crawler tension ring 308 is rotatably attached to the rear part of the support frame 324. A receiving body is disposed so that the rear end portion of the tension bolt 325 can come into contact with the front portion of the support frame 324. The receiver includes a plate body 340 that is in contact with the front surface of the support frame 324 and a contact member 341 that is formed of a square member that is screwed to the rear surface of the plate body 340 with a bolt (not shown). The rear portion of the tension bolt 325 is inserted into a hole provided in the upper and lower central portions, and the rear end portion of the tension bolt 325 is brought into contact with the contact member 341. On the other hand, the tension bolt 325 is disposed in the front-rear direction above the rear portion of the track frame 306 and is screwed into a nut portion 326 that protrudes upward from the middle portion of the track frame 306.
[0022]
Accordingly, by tightening the tension bolt 325, the tension bolt 325 is moved back and forth with respect to the nut portion 326, and the position of the support frame 324 is moved via the contact member 341 and the like at the rear end portion of the tension bolt 325. The tension of the crawler belt 309 is adjusted by sliding back and forth. At this time, the pressing force for abutting the front surface of the abutting member 341 at the rear end portion of the tension bolt 325 is transmitted to the plate body 340 via a screw screwed with the abutting member 341, and the crawler belt 309 is configured. Even if an abrupt impact occurs, the impact can be absorbed by the screw that screwed the contact member 341 without being directly transmitted from the crawler tension ring 308 to the tension bolt 325 via the support frame 324. It is. Accordingly, as in the conventional configuration in which an impact is transmitted to the tension bolt 325, the thread of the tension bolt 325 is broken, or the nut portion 326 into which the tension bolt 325 is screwed is damaged. It does not lead to a serious deficit such as replacing everything.
[0023]
As shown in FIG. 28, the rear portion of the support frame 324 that supports the crawler tension ring 308 has an open portion 324a formed in a “U” shape in plan view with the rear open, and the crawler tension ring is formed in the open portion 324a. 308 is attached. That is, the crawler tension ring 308 is a roller having a narrow left and right width, and the support shaft 308a of the crawler tension ring 308 is pivotally supported via the pivotal bodies 331 and 331 that house bearings and the like. The upper portions of the pivotal bodies 331 and 331 are formed in a substantially semicircular shape when viewed from the side, and an attachment edge portion 331a serving as an attachment member is formed. The crawler tension ring 308 is attached by screwing and fixing the mounting edge portion 331a using the mounting bolts 328, 328,... Without interfering with other members from the left and right outer sides of the opening portion 324a. .
[0024]
Thus, when the crawler tension ring 308 is attached to the support frame 324, the support shaft 308a of the crawler tension ring 308 can be attached in advance, and the idler wheels 307, 307,. The assembly property of the crawler type traveling device 1 is improved in combination with the configuration, and the assembly work in the factory and the replacement work in the maintenance become easy.
[0025]
Next, the structure of the intake part to the engine will be described with reference to FIGS. Air for cooling the engine 48 is introduced into the engine room 49 through a rotary screen 280 provided at the upper part of the engine room 49. An introduction port 49a is opened above the engine room 49 above the radiator 281 on the right side of the engine 48, and a suction cover 282 is placed so as to cover the introduction port 49a. The suction cover 282 is formed in a cylindrical shape with the lower part opened, and a gap is provided in part between the upper part of the engine room 49 and the lower part of the suction cover 282, and the outside air is guided into the suction cover 282. A cylindrical rotary screen 280 is disposed in the suction cover 282. The rotary screen 280 has an outer diameter larger than the outer peripheral portion of the introduction port 49a, and the circumferential portion is formed of a dust-proof mesh net.
[0026]
In addition, an annular brush 291 is fixed on the outer periphery of the rotary screen 280 on the engine room 49 on the outer periphery of the introduction port 49a, and covers between the lower part of the rotary screen 280 and the upper part of the engine room 49. Thus, dust or the like does not directly enter the inlet 49a.
[0027]
Further, a suction part 286 of a suction fan 285 for cleaning is disposed in the rear part of the suction cover 282 behind the rotary screen 280. The drive of the suction fan 285 is transmitted from the drive shaft of the radiator fan 292 disposed on the left side of the radiator 281 to the fan drive pulley 293 fixed to the end of the fan shaft 285a of the suction fan 285 via the pulley 291 and the belt 294. Has been. With this driving, the suction fan 285 is rotated so that dust or the like adhering to the mesh screen of the rotary screen 280 is sucked from the suction portion 286.
[0028]
A rotary shaft 283 is disposed at the center of the rotary screen 280 formed in a cylindrical shape, and the arms 288, 288, and 288 are moved from the front and rear middle portions of the rotary shaft 283 toward the upper circumferential surface of the rotary screen 280. The upper part of the rotary screen 280 circumferential surface is fixedly provided at the end. Further, the upper end portion of the rotating shaft 283 is pivotally supported on the upper portion of the suction cover 282 immediately above the rotary screen 280, and the lower portion of the rotating shaft 283 is inserted into a reduction gear case 287 placed on the upper portion of the radiator 281. An electric motor 284 is fixed to the upper part of the reduction gear case 287. The output shaft of the electric motor 284 is inserted into the reduction gear case 287, and the rotation shaft 283 is driven via the gears 289 and 290. The rotary screen 280 is rotated by driving 283.
[0029]
Therefore, even if the engine 48 is continuously driven in an environment where dust such as sawdust flies in the air for harvesting work, the suction air from the radiator fan 292 contains a lot of dust or the like due to the suction force of the radiator fan 292. However, when guided to the left side of the radiator 281 in the engine room 49 through the rotary screen 280 through the rotary screen 280, the dust adheres to the mesh screen of the rotary screen 280, and the dust enters the engine room 49. So that it won't be. Therefore, dust does not adhere to the radiator 281 and the lubricating oil condenser 295 for driving the mission device for traveling and clogging, and the cooling efficiency can be improved.
[0030]
When the rotary screen 280 is rotated, the dust or the like adhering to the mesh screen is sucked and discharged downward from the cleaning suction fan 285. Then, it is dropped onto a later-described spreader 62 at the rear of the sorting device 19 and discharged together with the waste. Therefore, since the rotary screen 280 is automatically cleaned, there is no need to interrupt the work for cleaning the rotary screen 280 and perform maintenance, thereby improving workability.
[0031]
Next, the configuration of the cutting unit 8 will be described. FIG. 13 is a left side view in the traveling direction of the cutting unit, FIG. 32 is a right side view of the cutting unit, FIG. 33 is a partial front view of the cutting unit, FIG. 34 is a partial development view of the cutting unit, and FIG. 36 is a partial rear view of the platform connection configuration, FIG. 37 is a partial side sectional view, FIG. 38 is a partial bottom view of the platform lower connection configuration, and FIG. 39 is the platform upper portion. It is a fragmentary top view of the connection structure of.
[0032]
As described above, the platform 2 of the cutting unit 8 is connected to the front portion of the feeder house 10 which is the transport device 9. The feeder house 10, the beater 34 and the threshing inlet 12 are provided slightly to the left of the left and right center part in the traveling direction of the machine body, and the threshing inlet 12 is disposed at the left front part of the first rotor (front rotor) 21. Thus, the cereals are conveyed to the right by the rotation of the first rotor 21 of the threshing unit 18.
[0033]
Further, the driving force of the lateral feed auger 3, the cutting blade 4 and the take-up reel 5 of the cutting unit 8 is taken out from the front part of the conveyor 11 of the feeder house 10. As shown in FIG. 34, drive sprockets 200 and 200 are fixed to the left and right ends of the conveyance drive input shaft 201 on both the left and right sides in the rear part of the feeder house 10. A pulley 339 is fixed to the end of the conveyance drive input shaft 201, and a driving force from the engine 48 is transmitted through a threshing portion drive transmission path described later. A driven roller 202 is fixed on a driven shaft 203 in the front portion of the feeder house 10, and the driven shaft 203 is pivotally supported on the left and right side surfaces of the front portion of the feeder house 10. Chains 205 and 205 are wound around the left and right end portions of the outer peripheral surface of the driven roller 202 and the outer peripheral surfaces of the drive sprockets 200 and 200, and a plurality of scraper plates 204. The left and right ends of 204... Are fixed to form the conveyor 11.
[0034]
Further, as shown in FIGS. 32 to 34, a transmission shaft 221 is pivotally supported on the right side surface of the front portion of the feeder house 10, and a sprocket 229 is fixed on the transmission shaft 221, and the right end portion of the transport drive input shaft 201 A chain is wound around the sprocket 248 to transmit the driving force to the transmission shaft 221 using the right side surface of the feeder house 10 as a drive transmission path to the cutting portion.
[0035]
On the other hand, a power branch case 207 is disposed on the right side of the rear surface of the platform 2, and a front and rear center portion of a cutting transmission shaft 208 having an axial center on the left and right is horizontally mounted on the power branch case 207. The left end portion of 208 and the right end portion of the transmission shaft 221 are interlocked and connected via a universal joint shaft 206, and are rotated so as to correct the right and left inclination of the cutting portion 8 as will be described later. The driving force is transmitted to the cutting transmission shaft 208 even if the axial position is displaced from the transmission shaft 221. The right end portion of the cutting transmission shaft 208 is extended from the power branch case 207 to the right side platform 2 right side, and a cutting pulley 209 is fixed to the end portion.
[0036]
Further, a driven pulley 222 is fixedly mounted on the auger drive shaft 211 of the lateral feed auger 3 supported on the right side surface of the platform 2 in front of the cutting pulley 209, and the cutting transmission shaft is connected to the cutting pulley 209 via the belt 223. The drive 208 is transmitted to the lateral feed auger 3.
[0037]
A cutting blade drive case 213 is fixed to the front side of the right side of the platform 2, and power is supplied to a pulley 214 pivotally supported by the cutting blade drive case 213 through a belt 215 from another pulley 210 on the auger drive shaft 211. The driving force is transmitted to the cutting blade drive case 213 and the driving blade of the cutting blade 4 is reciprocated in the left-right direction via the link mechanism to cut the stock of the cereal.
[0038]
Further, a reel drive transmission shaft 217 is pivotally supported in the power branch case 207 in parallel with the cutting transmission shaft 208, and power is branched from the cutting transmission shaft 208 in the power branch case 207 to drive the reel drive transmission shaft 217. The The right end portion of the reel drive transmission shaft 217 protrudes to the right side from the right side surface of the platform 2, and the end portion is inserted into the lower portion of the rotation drive case 218. The lower part of the rotational drive case 218 is pivotally supported by the reel drive transmission shaft 217, and the interlocking pivotal shaft 219 is pivotally supported by the upper part of the rotational drive case 218. The reel drive transmission shaft 217 via a pulley and a belt (not shown). Thus, the driving force is transmitted to the interlocking pivot shaft 219. The rear portion of the reel drive case 220 is pivotally connected to the upper portion of the rotation drive case 218, and the drive shaft of the right end portion of the take-up reel 5 is pivotally supported by the front portion of the reel drive case 220. The driving force is transmitted to the take-up reel 5 via a pulley and a belt.
[0039]
A guide groove 220a that is substantially vertically long is opened in the front and rear middle portion of the left side surface of the reel drive case 220, and a support shaft 249a of a tension pulley 249 that supports a belt that transmits drive to the take-up reel 5 is formed in the guide groove 220a. The support position can be adjusted up and down along the belt, and the belt tension can be adjusted without removing the reel drive case 220.
[0040]
Further, the upper part of the rotational drive case 218 is pivotally supported so as to be pivotable back and forth, and is pivotally connected to the side part of the rotational drive case 218. It is supported so that it can rotate up and down. Similarly, as shown in FIG. 13, a rotating arm 225 is pivotally connected to the upper left side of the rear surface of the platform 2 at a position facing the rotating drive case 218, and is opposed to the reel driving case 220 above the rotating arm 225. The swing arm 226 is pivotally supported at a position where the swing reel 226 is pivoted, the pivot shaft on the left side of the take-up reel 5 is pivotally supported at the front end of the swing arm 226, and the left and right ends of the take-up reel 5 are supported. Further, the pivot position of the reel drive case 220 on the upper side of the rotational drive case 218 on the right side of the platform 2 and the pivot position of the swing arm 226 on the upper side of the pivot arm 225 on the left side of the platform 2 are connected via a reinforcing pipe 216. It has increased rigidity.
[0041]
Further, hydraulically driven lifting cylinders 227 and 227 are interposed between the reel driving case 220 and the swing arm 226 and the front and rear middle portions of the left and right sides of the platform 2, respectively. Further, a front / rear adjustment drive cylinder 224 is interposed between the left side portion of the rear surface of the platform 2 and the middle portion of the rotating arm 225.
[0042]
Therefore, the front and rear position of the take-up reel 5 can be adjusted by rotating the rotation arm 225 and the upper portion of the rotation drive case 218 back and forth with respect to the platform 2 by the expansion and contraction drive of the front and rear adjustment drive cylinder 224. It can be done. Then, by extending and retracting the lifting cylinders 227 and 227, the scraping reel 5 can be moved up and down to an appropriate position. The stock of the culm is cut by the cutting blade 4 and conveyed to the center side of the platform 2 by the lateral feed auger 3 to send the cereal to the feeder house 10.
[0043]
Next, the structure which supports the said platform 2 in the feeder house 10 front part is demonstrated. As shown in FIGS. 35 to 39, an upper reinforcing frame 231 is fixed to the upper part of the rear surface of the platform 2 over the lateral width of the platform 2, and a lower reinforcing frame 232 is fixed to the front surface of the lower part of the rear surface of the platform 2. The rigidity of 2 is enhanced. Further, a communication port 2a communicating with the feeder house 10 is opened at the left and right central portions of the rear surface of the platform 2, and a fixing plate 250 is formed above the communication port 2a from the front surface of the rear portion of the platform 2 to the rear surface of the upper reinforcing frame 231. It is fixed. A rotation fulcrum shaft 230 is fixed to the fixed plate 250 above the left and right central portions of the communication port 2a perpendicular to the rear surface of the feeder house 10. The rear portion of the pivot fulcrum shaft 230 is pivotally supported by being inserted into a pivoting pipe 251 fixed to the middle of the left and right of the connecting frame 228 extending to the left and right. The right end of the connection frame 228 extends to the right end of the connection port 2a, and the left end of the connection frame 228 extends further to the left than the left end of the connection port 2a. In addition, fixing plates 241 and 241 are fixed to the front and lower sides of the connection frame 228 at the left and right side positions above the left and right ends of the upper portion of the communication port 2a in accordance with the left and right width of the feeder house 10.
[0044]
Further, a horizontal rotation actuator 233 that is an electric hydraulic pump driven hydraulic cylinder is interposed between the left end portion of the connection frame 228 and the lower rear surface of the feeder house 10. The connecting frame 228 is extended to the left and a horizontal rotation actuator 233 is interposed. This is because a pivot fulcrum shaft 230 that serves as a pivot for the platform 2 is provided at the center of the left and right of the connection port 2a. The connection port 2a is opened slightly to the left of the center of the platform 2 in the left and right direction. Is provided with a drive transmission path to the cutting blade 4, the lateral feed auger 3, etc., and since the center of gravity of the left and right of the cutting part 8 is biased to the right side from the rotation fulcrum shaft 230, a horizontal rotation actuator 233 is provided on the left side. Thus, the right and left balance of the cutting unit 8 is maintained.
[0045]
Further, the horizontal rotation actuator 233 is of an electric hydraulic pump drive type and has a configuration in which a hydraulic pump is driven by an electric motor to drive a cylinder, and is connected to the machine body side by electric wiring. Therefore, for example, it is not necessary to extend the hydraulic piping or the like from the machine body side as compared with the case where the horizontal rotation actuator 233 is a hydraulic cylinder. Therefore, when removing the platform 2 of the cutting unit 8 from the feeder house 10. It can be performed simply by removing the connecting portion (coupler) provided in the middle of the electrical wiring, and the connecting operation is easy.
[0046]
Further, fixed pipes 234 and 234 protrude rearwardly on the rear surface of the platform 2 on the left and right sides below the connection port 2a, and the rear surface of the platform 2 on the upper right side of the right fixed pipe 234 and the upper left side of the fixed pipe 234 on the left side. Fixed pipes 235 and 235 are provided behind the rear surface of the platform 2. The left and right ends of the guide plate 236 are detachably screwed to the rear portions of the two right fixed pipes 234 and 235 using bolts 237 and 237, and the guide plates are fixed to the rear portions of the two left fixed pipes 234 and 235. The left and right ends of 236 are fixed using bolts. The left and right guide plates 236 and 236 are arranged in a reverse “C” shape in the rear view symmetrically about the center line in the vertical direction including the rotation fulcrum shaft 230 (left and right center line of the feeder house 10). Between this guide plate 236 and the rear surface of the platform 2 is a receiving portion, and a guide roller 238 as an engaging portion fixed to the feeder house 10 described later is rotatably engaged.
[0047]
Furthermore, as shown in FIGS. 36 and 38, a stay 242 protrudes from the rear surface of the left guide plate 236, and a damper 245 is interposed between the stay 242 and the middle part on the left side of the connection frame 228 to connect the stay 242. The rotation of the frame 228 around the rotation fulcrum shaft 230 is buffered.
[0048]
Further, a sensing arm 246 protrudes rearward and downward from the lower left side of the platform 2 as shown in FIG. The sensing arm 246 is brought into contact with the farm scene. When the distance between the farm scene and the lower left side of the platform 2 changes, the angle of the sensing arm 246 changes, and the angle is detected by a sensor (not shown) and passed through the controller. The horizontal rotation actuator 233 is controlled to extend and contract. For example, when the sensing arm 246 is rotated upward from a certain range in the rearward and downward direction, it is determined that the lower surface on the left side of the platform 2 has moved away from the farm scene, and the horizontal rotation actuator 233 is driven to contract. When it is rotated downward from a predetermined range in the rear downward direction, the horizontal rotation actuator 233 is driven to extend. However, an absolute angle can be detected without using the sensing arm 246.
[0049]
On the other hand, as shown in FIGS. 35 and 36, a plate-like introduction portion 239 is formed at the front end portion of the feeder house 10. An introduction port 239a smaller than the communication port 2a is opened in the introduction portion 239, and an upper edge portion of the introduction portion 239 is bent rearward along the upper surface of the feeder house 10 to form a fitting portion 239b. The fitting portion 239b is fitted between the connecting frame 228 and the rear surface of the platform 2 so that the platform 2 is fitted.
[0050]
Further, support shafts 240 and 240 protrude from the lower portions of the left and right side surfaces of the front portion of the feeder house 10, and guide rollers 238 and 238 as engaging portions are pivotally supported below the support shafts 240 and 240. Yes. Further, a bracket 244 is fixed to the lower surface of the front portion of the feeder house 10, and a drive cylinder 338 for raising and lowering the cutting portion 8 is connected as shown in FIG. The plate-like member fixed at the lower rear portion of the feeder house 10 is a guide plate 243 formed of rubber or resin for guiding the cereal to the rear beater 34. Further, the engaging portion for engaging the front lower portion of the feeder house 10 and the lower portion of the platform 2 so as to be rotatable around the rotation fulcrum shaft 230 is not limited to the guide roller 238 pivotally supported on the end portion of the support shaft 240. Alternatively, it may be constituted by a bar-like member, and the number of engaging portions is not limited to the number, and a plurality of engaging portions may be provided.
[0051]
Therefore, in order to connect the cutting part 8 to the front part of the feeder house 10, the drive cylinder is extended and retracted to move the feeder house 10 up and down, and the feeder house is connected to the communication port 2a portion of the platform 2 of the cutting part 8 on the ground. 10 Advance the aircraft so that the front part abuts. Then, when the introduction portion 239 is disposed at the position of the communication port 2a and the feeder house 10 is raised, the fitting portion 239b is fitted between the connection frame 228 and the rear surface of the platform 2, and the left and right ends of the fitting portion 239b are fixed. The platform 2 is connected between the plates 241 and 241 so as to be rotatable about the rotation fulcrum shaft 230. Therefore, when connecting the platform 2 and the feeder house 10, it is not necessary to pivotally turn the pivot fulcrum shaft 230. Therefore, the connecting work is facilitated and the working time is shortened. .
[0052]
Further, since the guide plate 236 is removed from the fixed pipes 234 and 235 during the connecting operation, the guide roller 238 is disposed between the fixed pipes 234 and 235, and then the guide plate 236 is attached to the fixed pipes 234 and 235. By screwing, the front lower part of the feeder house 10 and the rear lower part of the platform 2 are supported and guided so as to be firmly connected in a simple structure.
[0053]
As described above, the connecting frame 228 for attaching the feeder house 10 and the horizontal rotation actuator 233 are provided on the platform 2 side, and the guide rollers 238 and 238 are provided on the feeder house 10 side, which is fixed on the machine body side. The feeder house 10 has a simple configuration, and maintenance of the internal conveyor 11 is facilitated.
[0054]
Then, as described above, during the harvesting operation, the horizontal rotation actuator 233 is controlled to expand and contract using the sensing arm 246, and the cutting unit 8 is maintained parallel to the field scene regardless of the inclination of the machine body. At this time, since the damper 245 is interposed between the connecting frame 228 rotatably connected to the feeder house 10 side and the platform 2 of the cutting unit 8, the support load of the horizontal rotation actuator 233 is reduced. Yes. Further, the driving of the cutting unit 8 is configured to be taken in from the feeder house 10, but is transmitted from the transmission shaft 221 at the front part of the feeder house 10 via the universal joint shaft 206, and the platform 2 of the cutting unit 8 is Even if it is rotated so as to be tilted left and right with respect to the feeder house 10, the driving force can be accurately transmitted.
[0055]
Further, the lateral width of the communication port 2a on the platform 2 side is larger than the introduction port 239a of the feeder house 10, and even if the platform 2 is rotated, the left and right sides of the introduction port 239a are not blocked. Can be smoothly introduced into the feeder house 10.
[0056]
Next, the configuration of the threshing unit 8 will be described. 2 is a side sectional view of the threshing unit and the sorting device, FIG. 3 is a plan sectional view of the threshing unit, FIG. 4 is a side sectional view of the threshing unit, FIG. 5 is a side sectional view, and FIG. 7 is a side sectional view showing a maintenance configuration of the beater, FIG. 7 is a sectional plan view of another configuration of the second rotor for discharging the waste from the threshing section, FIG. 8 is a sectional side view of the cereal conveyor, and FIG. FIG. 10 is a front view partially sectional view of a rotational configuration of a threshing portion opening / closing cover that covers the right end of the rotor, FIG. 11 is a right side view in the direction of travel, and FIG. FIG. 14 is a front view showing the pulley position of the engine that transmits power, FIG. 15 is a side view showing the power transmission path to the threshing unit and the traveling device, and FIG. 40 is a side view showing a power transmission path to the sorting device, and FIG. It is a front view showing a formation.
[0057]
The beater 34 is housed in the front upper part of the machine frame 13. As shown in FIG. 6, an outlet 64 for taking out the beater 34 is opened on the left side surface of the machine frame 13, and a shaft support plate 65 is screwed with a bolt or the like so as to cover the outlet 64. A rotating shaft of the beater 34 is pivotally supported at the front and rear central portions of the support plate 65. By removing the bolt with which the shaft support plate 65 is screwed and removing the shaft support plate 65 from the machine frame 13, the beater 34 can be extracted from the outlet 64 and maintenance can be performed.
[0058]
In addition, a cleaning port 66a for maintenance is opened in the middle of the inclined plate 66 on the lower surface of the threshing inlet 12, and a lid 67 is provided so that the cleaning port 66a can be opened and closed. That is, one piece of a hinge 68 is fixed to the rear portion of the cleaning port 66a, the other piece of the hinge 68 is fixed to the lower surface of the rear upper portion of the lid body 67, and the lid body 67 is lowered downward with the left and right fulcrum of the hinge 68 as a center. Is rotated. An edge portion 67a is formed in the front lower portion of the lid body 67 so as to project forward and downward along the lower surface of the lid body 67. When the cleaning port 66a is closed by the lid body 67, the edge portion 67a is immediately below the cleaning port 66a. The cleaning port 66 a is covered with the lid 67 by abutting the lower surface of the inclined plate 66 and screwing the edge 67 a to the inclined plate 66 using the bolt 69. When performing maintenance, the bolt 68 is removed using the opening 70 on the left side of the machine frame 13 below the inclined plate 66, the lid 67 is rotated downward to open the cleaning port 66a, and the beater 34 maintenance is performed.
[0059]
As shown in FIGS. 1 to 3, the threshing portion 18 is composed of a first rotor (front rotor) 21, a second rotor (rear rotor) 22, receiving nets 23 and 24, etc. It is stored. The first rotor 21 and the second rotor 22 are configured in substantially the same shape, and are configured in a screw shape in which screw blades 21a and 22a are provided on the outer periphery of the cylinder. It is arranged in front and back in parallel. In the threshing part in which the rotor having the axial core in the front-rear direction is arranged, the threshing part becomes longer in the front-rear direction, but in the threshing part 18 provided with the rotors 21 and 22 having the axial core on the left and right, it can be shortened in the front-rear direction. The engine room 49 can be provided by using the space above the rear part, and the layout can be performed efficiently.
[0060]
Receiving nets 23 and 24 are disposed below the first rotor 21 and the second rotor 22, respectively, and upper covers 35 and 36 are disposed above the first rotor 21 and the second rotor 22, respectively. And a rear rotor chamber. A seal member 39 made of rubber or resin is interposed between the upper covers 35 and 36 and the machine frame 13 for sealing.
[0061]
Further, as shown in FIG. 9, the upper part of the machine frame 13 (upper machine frame 13 a) has a shape projecting to the right from the lower part of the machine frame 13 (lower machine frame 13 b) that houses the sorting device 19. The first rotor 21 and the second rotor 22 are accommodated in the upper machine frame 13a, and the rotating shafts 21d and 22d of both the rotors 21 and 22 are pivotally supported by a threshing cover. That is, the threshing portion is configured to be longer to the right than the sorting device 19, and the protruding portion serves as a communication portion between the first rotor chamber and the second rotor chamber. In addition, a power transmission unit 110 including a belt and a pulley that transmits power from the engine 48 to the first rotor 21 and the second rotor 22 is disposed on the left side surface of the upper machine frame 13a. Further, as shown in FIGS. 10 to 11, a side frame 77 is fixed on the upper machine frame 13 a to cover the right side surface of the first rotor 21, and hinges 78 and 78 are attached to the upper end of the side frame 77. The right ends of the upper covers 35 and 36 are pivotally supported via hinges 78 'and 78', and are supported so as to rotate upward in accordance with the upward rotation of the Glen tank 30, as will be described later. .
[0062]
As shown in FIGS. 10 to 12, the lower side and the left side of the upper machine frame 13 a below the right side and the right side of the first rotor 21 and the second rotor 22, the front and the first side of the right side of the first rotor 21. A threshing portion opening / closing cover 94 having a substantially square shape in front view and side view is provided on the rear side of the right side of the two rotors 22 so as to cover the front and rear surfaces, the right side surface, and the lower surface of the first rotor 21 and the right side portion of the second rotor 22. I am doing so. Further, the upper part of the threshing part opening / closing cover 94 is formed up and down halfway up the left side surface (threshing cover) of the upper machine frame 13a, and the rotating shaft 21d of the first rotor 21 and the second rotor 22 above the threshing part opening / closing cover 94. · Recesses 94a and 94b are provided around 22d, and pivot plates 13c and 13d are formed on the upper machine frame 13a as a part for pivotally supporting the rotating shafts 21d and 22d. Even if the cover 13 is provided with the opening 13e, the rigidity to pivotally support the rotating shafts 21d and 22d of the first rotor 21 and the second rotor 22 is maintained.
[0063]
Further, one piece of hinges 95 and 95 is fixed to the upper part of the right side surface of the lower machine frame 13b directly below the inner end portion below the threshing portion opening / closing cover 94, and the other pieces of the hinges 95 and 95 are threshed. The upper part of the threshing part opening / closing cover 94 is pivoted downward in the direction around the pivoting fulcrum of the hinges 95, 95. Furthermore, a damper 96 comprising a gas spring is interposed between the lower part of the machine frame 13 and the lower part of the threshing part opening / closing cover 94 so as to assist without requiring a large force when the threshing part opening / closing cover 94 rotates, Moreover, sudden rotation is prevented.
[0064]
Further, pivot brackets 97 and 97 are provided at the center of the upper and lower sides of the threshing portion opening / closing cover 94 so as to protrude in two places in the front and rear and two places in the center. A lock operating shaft 98 extending in the direction is pivotally supported. The end portion of the lock operating shaft 98 extends further forward and rearward than the front and rear end portions of the threshing portion opening / closing cover 94, and hooks 99 and 99 are fixed to the respective end portions. Engagement recesses 103 and 103 are fixedly provided in the upper machine frame 13a inward from the hooks 99 and 99, and the hooks 99 and 99 are moved into the engagement recesses 103 and 103 by rotating the lock operation shaft 98. It is configured to be engaged and locked in.
[0065]
Further, a bracket 100 is fixedly provided at the front and rear central portion of the lock operation shaft 98, and a rod-shaped operation arm 101 is pivotally supported by providing a rotation fulcrum in the circumferential direction of the axis of the lock operation shaft 98. An L-shaped storage guide plate 102 is fixed to the side surface of the threshing portion opening / closing cover 94 below the operation arm 101, and the operation arm 101 is centered on the lock operation shaft 98 when the operation arm 101 is disposed in the storage guide plate 102. Rotation is restricted.
[0066]
Therefore, after the operation arm 101 is rotated forward from the storage guide plate 102 as indicated by a two-dot chain line in FIG. 11, when the operation arm 101 is pulled forward, the lock operation shaft 98 is rotated, and the hooks at both ends are hooked. 99 and 99 come out of the engaging recesses 103 and 103, the lock is released, and the threshing portion opening / closing cover 94 is rotated downward on the side, so that the right ends of the receiving nets 23 and 24 are opened as shown in FIG. Then, the fixing bolts 104, 104,... Can be removed and the receiving nets 23, 24 can be taken out for maintenance or replacement. After receiving the work, the receiving nets 23 and 24 are stored, the threshing portion opening / closing cover 94 is closed, the operation arm 101 is rotated, and the hooks 99 and 99 are engaged in the engaging recesses 103 and 103 to open and close the threshing portion. The cover 94 closes the opening 13e of the upper machine frame 13a.
[0067]
With this configuration, even if it is difficult to perform maintenance below the first rotor 21 and the second rotor 22, the receiving nets 23 and 24 can be connected to the first rotor 21 and the second rotor 22. A part of the right side that is not placed can be opened and taken out, maintenance can be performed quickly, workability is improved, and the receiving nets 23 and 24 can be easily replaced according to the type. As a result, the threshing configuration is tailored to the variety to be harvested, and versatility is improved.
[0068]
Further, a rotor cleaning lid 35a is provided on a part of the front surface of the upper cover 35 having a substantially "U" shape in a side perspective view covering the upper side of the first rotor 21 so as to be opened and closed. As shown in FIG. 6, the lower part of the rotor cleaning lid 35 a is fixed to the front lower part of the upper cover 35 so as to be rotatable by a hinge 73, and a hook 74 projects upward from the upper part of the rotor cleaning lid 35 a to The engagement body 75 can be engaged. Accordingly, the hook 74 is disengaged by the disengagement operation of the engagement body 75, and the upper part of the rotor cleaning lid 35a is rotated forward about the rotation fulcrum of the hinge 73 in the left-right direction. The upper part is opened to perform internal maintenance. A cleaning lid may also be provided on the rear surface of the second rotor 22 to perform internal maintenance from the rear upper part of the second rotor 22.
[0069]
As shown in FIGS. 2 to 4, the rear part on the right side of the receiving net 23 below the first rotor 21 is inclined in a gentle arc shape to the front, rear, and rear height, and in the tangential direction of the upper and outer circumferences of the second rotor 22. The communication portion 23 a is formed by extending toward the front, and the rear end of the communication portion 23 a extends to the vicinity of the front end portion of the rotation locus of the second rotor 22. Further, as shown in FIGS. 2 and 5, a discharge port 24 a is opened at the left rear portion of the receiving net 24.
[0070]
Further, the upper covers 35 and 36 of the first rotor 21 and the second rotor 22 are formed in a substantially “U” shape with the lower part opened in a side view, and as shown in FIG. The right side of the upper cover 36 has a front portion extending in an arc shape from the upper end surface of the second rotor 22 toward the rotating shaft 21d of the first rotor 21 to form a communication upper portion 36a, and the front end of the communication upper portion 36a is the first rotor. 21 extends to the vicinity of the rear end of the rotation locus. And together with the said communication part 23a, the communication port which both threshing spaces of the 1st rotor 21 and the 2nd rotor 22 communicate is formed, and opening of this communication port is enlarged. Further, the front and rear distances between the first rotor 21 and the second rotor 22 are arranged as close as possible to shorten the communication port, and the inoperable space between the first rotor 21 and the second rotor 22 is reduced. To improve inheritance performance.
[0071]
Further, as shown in FIG. 5, the rear portion on the left side of the upper cover 36 of the second rotor 22 is extended so as to be separated rearward and upward from the outer peripheral surface of the second rotor 22, and the discharge upper port 36 b is inclined gently. And an opening for discharging the waste together with the discharge port 24a is enlarged. The communication upper part 36a and the discharge upper part 36b of the upper cover 36 are configured so as to gradually change from a substantially U shape to an arc shape.
[0072]
Further, a guide plate having a substantially triangular shape in a side view toward the outer peripheral surface of the first rotor 21 on the rear side of the inner peripheral surface of the upper cover 35 of the first rotor 21 (upstream side in the rotation direction of the first rotor 21 described later). 37 is fixed. Similarly, a substantially triangular guide in side view toward the outer peripheral surface of the second rotor 21 on the front side of the inner peripheral surface of the upper cover 36 of the second rotor 22 (upstream side in the rotation direction of the second rotor 22 described later). A plate 38 is fixedly installed, and the shedding of cereals conveyed by the first rotor 21 and the second rotor 22 is reversed to promote degranulation.
[0073]
Further, dust feeding valves 59, 59... Are provided at appropriate intervals in the left-right width direction on the inner peripheral surface of the upper part of the upper cover 35, 36 formed in a substantially “U” shape. The upper covers 35 and 36 are pivotally supported so as to be pivotable around a pivot point in the vertical direction. The dust feed valves 59, 59... On the upper cover 35 side and the dust feed valves 59, 59... On the upper cover 36 side are individually rotated, and the cereals move in the first rotor 21. And the time for moving in the second rotor 22 can be adjusted according to the variety of cereals and the state of the cereal, and a versatile threshing unit 18 adapted to various varieties and the like is configured. It is done.
[0074]
The screw blades 21a of the first rotor 21 are formed between the left end of the first rotor 21 and the left side of the communication portion 23a. The outer surface of the first rotor 21 in front of the communication portion 23a Plate-shaped feed blades 21b, 21b,... Projecting in the radial direction are formed. The number of the feed blades 21b, 21b... Is not limited, but three are formed in order to reduce the weight, reduce the number of parts, and increase the conveyance efficiency. Similarly, the screw blade 21a of the second rotor 22 is formed between the right end portion of the second rotor 22 and the right side of the discharge port 24a, and the second rotor ahead of the discharge port 24a on the left side from the terminal portion of the screw blade 22a. 22 are formed on the outer peripheral surface, and the waste after threshing (waste) is sent by the feed blades 22b, 22b, and discharged from the discharge port 24a.
[0075]
Further, as shown in FIG. 3, a drum 21c (drum 22c) on which screw blades 21a (screw blades 22a) and feed blades 21b (feed blades 22b) of the first rotor 21 (and second rotor 22) are fixed. Is formed in a cylindrical shape, and winding preventing plates 58 and 58 are disposed in the left and right ends of the drum 21c (drum 22c). As shown in FIG. 3, anti-winding plates 58 and 58 are fixed to the side of the inner peripheral surface of the machine frame 13 at the position of the first rotor 21 (and the second rotor 22). The anti-winding plate 58 is formed in a disc shape having a hole 58a into which the drive shaft of the first rotor 21 can be inserted at the center and having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the drum 21c. Further, the outer periphery of the anti-winding plate 58 is bent inward to form the edge 58b, and the edge 58b is inserted along the inner peripheral surface of the end of the drum 21c with a slight gap. Thus, the gap between the inner peripheral surface of the machine frame 13 is eliminated so that the cereals are not entangled with the drive shaft of the first rotor 21 (and the second rotor 22).
[0076]
The edge 58b of the anti-winding plate 58 does not have a shape that covers the outer peripheral surface of the end of the drum 21c, and the end of the screw blade 21a extends to the end of the drum 21c by being inserted along the inner peripheral surface. The cereals conveyed to the end of the first rotor 21 (and the second rotor 22) can be sent in the left-right direction by the screw blades 21a, and on the first rotor 21 (and the second rotor 22) The cereal is not retained.
[0077]
Further, the first rotor 21 and the second rotor 22 have the same diameter, and the feed blades 21b, 21b,... And the feed blades 22b, 22b,. The rotation direction of the first rotor 21 is counterclockwise as viewed from the left side of the traveling direction shown in FIG. 2, and the rotation direction of the second rotor 22 is counterclockwise, so that the screw blades 21a and 22a The winding direction can also be made the same, and the first rotor 21 and the second rotor 22 can be made completely the same in shape to increase versatility, thereby reducing costs. Moreover, by making the rotation direction of the second rotor 22 clockwise, the cereals conveyed rearward and upward at the end of the first rotor 21 can be inherited by the second rotor 22 with the conveyance direction being substantially the same direction, It is easy to inherit.
[0078]
Further, the second rotor 22 and the receiving net 24 and the upper cover 36 covering the second rotor 22 are arranged lower than the first rotor 21, the receiving net 23 and the upper cover 35, and a communication upper part 36a. The connection at the communication port formed by the communication part 23a is smooth and improves the threshing performance, and the upper cover 36 is lowered, so that the volume of the Glen tank 30 disposed above can be increased. it can.
[0079]
In such a configuration, when the harvested sorghum is fed from the feeder house 10 to the threshing inlet 12, the harvested sorghum is shed while being conveyed to the right by the rotation of the first rotor 21. And when it reaches the right end of the first rotor 21, it is sent to the threshing space of the second rotor 22 from the communication port formed by the communication part 23a and the communication upper part 36a formed in a gently inclined shape. At this time, the grain rotor is lifted rearward and upward by the first rotor 21 that rotates counterclockwise as viewed from the left side, and is sent to the threshing space of the second rotor 22 through the communication port. Since the height position of the second rotor 22 is lower than the first rotor 21, it can be fed to the front upper part of the second rotor 22, and since the rotation direction of the second rotor 22 is clockwise, The inheritance performance is good.
[0080]
The particles are crushed while being conveyed leftward by the rotation of the second rotor 22. Further, the cereals are bundled and conveyed in a spiral by the screw blades 21a and 22a of the first rotor 21 and the second rotor 22, but the bundle of cereals hits the guide plates 37 and 38 to form a spiral shape. The direction of conveyance can be changed, or the screw blades 21a and 22a can be squeezed and inverted to facilitate the threshing of the bundle-shaped cereals. The grain is reliably dropped on the first half of the sorting device 19. Then, when the remaining waste is sent to the left end of the second rotor 22, it is dropped from the discharge port 24a.
[0081]
In addition, the guide plate 60 extends rearward and downward from the lower portion of the discharge port 24a so that the waste dropped at the discharge port 24a is not dropped to the rear portion of the sorting device 19.
[0082]
That is, as shown in FIGS. 2 and 3, the guide plate 60 extends to a middle position of the rear portion of the sorting device 19, and is forcedly placed between the upper portion of the rear portion of the guide plate 60 and the bottom of the engine room 49. An evacuation beater 61 is provided to send evacuation backward. The rejection beater 61 has a compact and easy-to-assemble shape with an outer diameter smaller than the outer diameter of the rotors 21 and 22, and the rotational speed of the rejection beater 61 is made faster than the rotation speed of the second rotor 22 to eliminate the waste. The peripheral speed of the beater 61 is set to be equal to or higher than that of the rotors 21 and 22 to enhance the performance of sending waste to the rear.
[0083]
Further, the rejecting beater 61 is a cylindrical body having left and right pivots, and has a plurality of reverse V-shaped feed dogs 61a, 61a,. In addition, the left end portion of the discharge beater 61 coincides with the left end portion of the discharge port 24a, the right end portion of the discharge beater 61 extends further to the right side from the right end portion of the discharge port 24a, and the discharge beater discharged from the discharge port 24a. The kite is transported widely left and right, and is inherited by a chipper type spreader 62 that is horizontally mounted on the rear end of the machine, and is cut by a plurality of bowl-shaped blades of the spreader 62. It is discharged from the end to the field. The rejecting beater 61 forms feed teeth 61a, 61a... That are reverse V-viewed from the side, but forms a triangular plate as viewed from the side or is simply a plate-like feed that is long in the left-right direction. Similarly, a configuration provided with blades can also be fed backward.
[0084]
In addition, as shown in FIG. 7, the feed blades 22b ′, 22b ′... Fixed on the left side of the second rotor 22 are fixed in an inclined manner so that the right side is the rear side in the rotational direction from the left side. It is possible to direct the waste discharged backward by the blades 22b ′, 22b ′,... To the center side from the discharge port 24a, and fly the waste toward the right side of the spreader 62 via the waste beater 61. It is possible to improve the diffusibility by the 稈 beater 61, and it is possible to discharge the air widely from the rear end of the machine body by effectively using the entire width of the spreader 62. In addition, by forming the feed dog of the waste beater 61 in an inclined shape, it is possible to fly the waste toward the right side of the spreader 62 to further improve the diffusibility by the waste beater 61.
[0085]
Further, the guide plate 60 is formed into a fence shape using a linear plate body that is long in the front-rear direction and the left-right direction, or formed as a crimping net to be a degranulation processing guide that is shed and dropped downward. It is also possible to further improve the threshing accuracy by feeding back by the straw beater 61 and at the same time loosening the waste and dropping the grain remaining inside on the sorting device 19.
[0086]
Thus, the waste dropped from the discharge port 24a is forcibly sent backward by the waste beater 61 so that the waste is not dropped onto the sorting device 19. The sorting performance is not reduced.
[0087]
The drive shaft 61 b of the rejecting beater 61 is pivotally supported on the left and right side surfaces of the lower part of the machine frame 13 that covers the left and right sides of the sorting device 19, and the drive shaft 61 b protruding rightward from the rejecting beater 61 is provided. It is covered with the cylinder 71 so that the waste or swarf is entangled to prevent drive loss.
[0088]
Further, as shown in FIG. 2, a sorting device (swinging sorting device) 19 is disposed below the threshing portion 18, and the configuration thereof is a drifting grain plate 25, a swinging body 50, and a tang 27 that generates sorting wind. The first conveyor 28 for conveying the sorted first object in the left-right direction, the second conveyor 31 for conveying the second object, and the like. The first conveyor 28 and the second conveyor 31 are laterally arranged behind the crawler type traveling device 1 in a side view, and are connected to the left end portion of the first conveyor 28 and arranged in a vertical manner. The efficient layout is such that the reduction conveyor 32 and the crawler traveling device 1 that are continuously provided at the left end of the leftmost conveyor 28 do not interfere with each other. Further, as shown in FIG. 1, the sorting device 19 is housed between the front and rear middle portions of the machine frame 14 and the rear portion thereof, and is used for traveling driving to the front portion of the machine frame 14 in front of the sorting device 19 and the rear lower position of the feeder house 10. The mission apparatus 45 can be arranged, and the overall length can be shortened as an efficient layout.
[0089]
The swinging main body 50 is arranged from below the front end of the first rotor 21 to the rear end of the sorting device 19, and is swingably supported by a swing link mechanism 51. A grain pan 50a is formed at the front of the swinging body 50 to receive the cereals that have fallen under the first rotor 21 and the second rotor 22. The grain pan 50a is formed in a wave shape in a side view and is conveyed rearward by the swinging of the swinging main body 50. A fluid line 52 is arranged so as to be connected to the rear end of the grain pan 50a. A chaff portion made up of a plurality of chaff fins horizontally arranged in the width direction of the swinging main body 50 is arranged from below the fluid line 52 to the rear end portion of the swinging main body 50. The chaff part includes a movable chaff 53 in which the front-falling inclination angle of the chaff fin changes according to the amount of grain shed from the front side, a manual chaff 54 in which the front-falling inclination angle of the chaff fin is manually changed, and a front-falling inclination angle of the chaff fin Is formed of a fixed chaff 55 to which is fixed. The bottom surface of the swinging main body 50 below the chaff portion is provided with a drop opening 55b and is covered with a crimp net (not shown).
[0090]
Further, a tang 27 is horizontally provided under the front and rear middle part of the grain pan 50a of the swinging main body 50, and the sorting wind is sent rearward according to the guide to blow the sorting wind into the swinging main body 50 from the dropping port 55b or the like. In the chaff part, specific gravity sorting and wind sorting are performed to sort into the first and second items.
[0091]
Constructed in this way, grains, swarf and the like dropped from the receiving nets 23, 24 of the first rotor 21 and the second rotor 22 are received on the grain pan 50a of the swinging main body 50 and conveyed backward. is doing. Then, the grain pan 50a jumps backward from the rear portion of the fluid line 52 or is dropped to the chaff portion as it is to perform the specific gravity selection and wind selection. Since the flow does not fall, the flow on the chaff part performing the sorting becomes smooth and the sorting performance is improved, and even if a large amount of cereal is shed at once, the sorting device 19 reliably processes it. It can be done. Then, the second product is dropped from the second conveyor 31 through the reduction conveyor 32 onto the middle part of the front and rear of the grain pan 50a of the swinging main body 50 so as to be sorted again. It falls onto the first conveyor 28 and is conveyed upward by the cereal conveyor 29 and stored in the glen tank 30.
[0092]
Next, the whipping conveyor 29 will be described. As shown in FIGS. 8 and 9, a cereal conveyor 29 is erected upward from the side of the first conveyor 28 and the second conveyor 31, and extends to the upper part of the left side of the Glen tank 30. Yes. An arc-shaped receiving portion 29a is formed at the lower part of the cereal conveyor 29, and the left end of the conveyor 28 is in communication with the front portion of the receiving portion 29a. A whipping drive sprocket 80 having left and right drive shafts is pivotally supported at the rear position of the first conveyor 28 below the cereal conveyor 29, and a driven sprocket 81 having pivot shafts on the left and right is pivotally supported above the cereal conveyor 29. A chain (or belt) 83 in which buckets 82, 82... Are fixed at appropriate intervals is wound around the drive sprocket 80 and the driven sprocket 81. The casing around the driven sprocket 81 at the top of the cereal conveyor 29 is divided at a position directly below the driven sprocket 81 to form a chute portion 85 extending to the upper surface of the left side portion of the grain tank 30. The tank 30 is in communication.
[0093]
Then, when the cereal drive sprocket 80 is driven, the buckets 82, 82,... Are formed in a cup shape from the first conveyor 28 to the lower part of the cereal conveyor 29 and accumulated in the receiving portion 29a. The pump 82 is pumped up at the position where the sprocket 81 is moved upward and the direction is changed at the position of the driven sprocket 81, and the grain in the bucket 82 is sent to the front chute 85 by the centrifugal force, and the grain is stored in the Glen tank 30. It is done. Further, since the first object is not bitten between the bucket 82 and the casing of the cereal conveyor 29 during conveyance by the bucket 82, it is not damaged like a screw type conveyor.
[0094]
Further, the chute 85 is fixed to the grain tank 30 side, and even if the grain tank 30 is rotated as will be described later, only the chute 85 is rotated off the cereal conveyor 29 side, There is no need to disconnect the conveyor 29 and the Glen tank 30 from each other. In addition, a seal member 352 such as a sponge is fixed to the upper part of the casing on which the chain 83 to which the buckets 82, 82,... The lower rear portion of the chute portion 85 is placed via the seal member 352 when the shape is formed, so that the sealing performance of the cereal conveyor 29 is improved and the conveyed grain does not leak.
[0095]
Next, the power transmission configuration in the threshing unit 18 will be described. As shown in FIGS. 14 and 15, the engine 48 is mounted above the rear part of the machine frame 13, the output shaft of the engine 48 protrudes to the left side, and the drive pulley 160 is located on the left side from the left side part of the machine frame 13. It is fixed. A gear case 161 is fixed to the machine frame 13 on the left side of the rotating shaft 22d of the second rotor 22. A pulley shaft 162a is pivotally supported on the gear case 161, and a second rotor input pulley is mounted on the pulley shaft 162a. 162 and a small-diameter transmission pulley 166 are fixed. Further, the left end portion of the rotating shaft 21d of the first rotor 21 protrudes to the left side from the machine frame 13, and the first rotor input pulley 163 and the transmission pulley 168 are fixed to the end portions. A beater transmission pulley 164 is fixed to the left end portion of the rotation shaft 34 a of the beater 34.
[0096]
A belt 165 is wound between the drive pulley 160 and the second rotor transmission pulley 162, and a belt 169 is wound between the transmission pulley 166 and the first rotor input pulley 163, so that the transmission pulley 168 and the beater transmission pulley are wound. A threshing drive transmission path is configured by winding the belt 170 between the second rotor 22, the first rotor 21, and the beater 34.
Further, the pulley shaft 162a and the rotating shaft 22d are interlocked by a gear (not shown) in the gear case 161 to transmit reverse rotation to the rotating shaft 22d, and the second rotor 22 is transferred to the first rotor 21 as described above. On the other hand, it is rotating backward.
[0097]
The transmission pulley 166 is a double-type pulley, and a belt 178 is wound around the waste beater input pulley 177 at the left end of the drive shaft 61b of the waste beater 61, and the first rotor 21 and the second pulley The rejection beater 61 is driven in conjunction with the two rotors 22.
[0098]
A driven pulley 171 is pivotally supported below the machine frame 13 in the middle of the front and rear, a travel transmission shaft 172 is pivotally supported at the lower front of the machine frame 13, and a travel input pulley 174 is disposed at the left end of the travel transmission shaft 172. It is fixedly connected to the transmission device 45 from the right end of the travel transmission shaft 172. The driving pulley 160 is a multiple pulley, the driven pulley 171 is a double pulley, and a belt 173 is wound around the driving pulley 160 and the driven pulley 171 while being tensioned by a tension roller 167. A belt 176 is wound between the driven pulley 171 and the travel input pulley 174 while being tensioned by a tension pulley 175 to form a travel drive transmission path. The driving force of the engine 48 is transmitted into the transmission device 45 via the traveling drive transmission path, and the traveling force is transmitted to the crawler type traveling devices 1 and 1 by the transmission device 45.
[0099]
Thus, the power transmission unit 110 is formed on the left side surface of the machine frame 13 by the travel drive transmission path and the threshing drive transmission path. Further, a driving belt 154 (described later) is wound around the waste beater input pulley 177, and the driving force is transmitted to the leveling conveyor 140 in the upper part of the Glen tank 30.
[0100]
Further, as shown in FIG. 3, the right end of the drive shaft 61b of the rejecting beater 61 protrudes laterally from the left side surface of the machine frame 13, and a sorting device transmission pulley 188 is fixed to the right end of the drive shaft 61b. It is installed. As shown in FIG. 16, the sorting device transmission pulley 188 is also a double pulley and transmits power to a pulley 180 that drives the rear spreader 62 via a belt 179. Also, pulleys 181 and 182 are fixedly provided at the ends of the right and left rotation shafts 28a and 31a of the first conveyor 28 and the second conveyor 31 that protrude from the right side of the machine frame 13 to the right. . Between the pulleys 181 and 182, a pulley 183 at the right end of the sprocket shaft 80 a of the whipping drive sprocket 80 of the whipping conveyor 29 is disposed, and a belt 185 is wound between these pulleys 188, 181, 182, and 183. It is turned and linked.
[0101]
Further, a carrot input pulley 184 for driving the carp 27 is arranged at the lower front part of the machine frame 13, and a belt 186 is wound between the pulley 181 of the first conveyor 28 and the carp input pulley 184 which are of the double type. Turned and driving force is transmitted. A driving force is transmitted from the pulley 182 of the second conveyor 31 to the swing link mechanism 51 of the swing main body 50 via the belt 187. Thus, the sorting device drive transmission path is formed on the right side surface of the machine frame 13. Therefore, each drive transmission path is provided separately on the left side and the right side of the machine frame 13 so that maintenance is easily performed.
[0102]
Next, the shape and support structure of the Glen tank 30 will be described. 17 is a partial rear sectional view showing the support structure of the Glen tank, FIG. 18 is a front view of the same, FIG. 19 is a side view of the left side in the traveling direction, and FIG. 21 is a partial plan sectional view showing drive transmission from the engine to the discharge auger and the discharge conveyor, and FIG. 22 is a partial plan view partial sectional view showing a power transmission configuration to the discharge conveyor or the transverse feed conveyor. As shown in FIGS. 1, 9, and 17 to 20, the Glen tank 30 is formed in a substantially square shape when viewed from the front, and the left and right ends of the Glen tank 30 are further to the right than the left and right ends of the threshing portion 18. The left and right widths of the glen tank 30 are widened to match the body width to increase the internal volume.
[0103]
Further, the lower part of the Glen tank 30 is formed in a substantially inverted triangular funnel shape as shown in the side view shown in FIGS. 1 and 19, and the lower end of the inverted triangular Glen tank 30 is along a funnel-shaped inclination. In this way, a ridge part 30a where grains are gathered, and a screw-type transverse feed conveyor 89 is pivotally supported in the left-right direction along the ridge part 30a. The transverse feed conveyor 89 conveys grains falling along the slope of the lower part of the Glen tank 30 to the right side. Further, the flange portion 30a on which the transverse feed conveyor 89 is pivotally supported is disposed between the upper covers 35 and 36 of the first rotor 21 and the second rotor 22 so that the space is effectively used. The volume of is increased.
[0104]
In addition, an upper right portion of the Glen tank 30 is formed in an inclined shape, and a rotating conveyor 41 at a storage position facing the front and rear of the upper portion of the discharge auger 40 is disposed immediately above this portion.
[0105]
Further, a discharge conveyor 88 is disposed at a lateral position above the first rotor 21 and the second rotor 22 on the lower right side of the grain tank 30 that extends to the right side from the threshing portion 18. The discharge conveyor 88 is supported by the machine frame 13, and the casing 88 a of the discharge conveyor 88 is formed by the vertical conveyor 42 of the discharge auger 40 disposed at the rear end of the machine body from the front lower part of the right side of the Glen tank 30. The discharge auger 40 and the vertical conveyor 42 are communicated with each other. Further, the screw 88b having an axial center before and after being arranged in the casing 88a is arranged from the front lower position to the side of the lower end of the vertical conveyor 42 from the transverse feed conveyor 89.
[0106]
Further, as shown in FIGS. 20 and 22, the lower right end portion of the flange portion 30 a and the upper surface of the middle portion of the casing 88 a of the discharge conveyor 88 are communicated with each other via a communication port 30 c. The grain conveyed to the right side falls from the communication port 30 c and is poured into the casing 88 a, is conveyed backward by driving the discharge conveyor 88, and is discharged from the discharge auger 40. In addition, although the discharge conveyor 88 in the lower right part of the Glen tank 30 is located on the right side of the first rotor 21 and the second rotor 22, as shown in FIG. Thus, the open / close cover 94 is not interfered.
[0107]
As shown in FIGS. 17, 18, and 20, a right-angled triangular reinforcing plate 111 is fixed to the front right side of the Glen tank 30. Similarly, a right-right triangular reinforcing plate is positioned on the right side of the rear surface of the Glen tank 30. 111 is fixed, and rigid support portions 86 and 87 are formed at the lower portions of the front and rear reinforcing plates 111 and 111. The front support portion 86 supports the outer peripheral surface of the front end portion of the discharge conveyor 88, and the rear support portion is supported. The outer peripheral surface of the discharge conveyor 88 at the lower rear part of the Glen tank 30 is pivotally supported by the support portion 87, and the pivot support portions 86 and 87 are supported on the upper part of the machine frame 13. It can be rotated around the rotation axis of the conveyor 88.
[0108]
As shown in FIGS. 17 to 19, leg frames 115 protrude downward from the left and right middle part of the front upper part of the Glen tank 30, and similarly, the left and right middle parts of the rear upper part of the Glen tank 30. A leg frame 115 protrudes downward, and the lower part of the leg frames 115 and 115 is mounted on the left end of the front part of the machine frame 13 at a position where the Glen tank 30 is rotated and rotated horizontally. To be placed.
[0109]
In addition, one end of each of the rotating arms 112 and 112 is pivotally supported on the left side of each of the front and rear reinforcing plates 111 and 11, and the other end of the rotating arms 112 and 112 and the front portion of the machine frame 13 Elevating cylinders 114 and 114 made of hydraulic cylinders are interposed between brackets 113 and 113 that are fixedly provided at the left and right middle portions of the front and rear middle portions. By extending and retracting the elevating cylinders 114 and 114, the Glen tank 30 can be rotated to the side to open the upper part of the threshing portion 18.
[0110]
Also, a bracket 91 is fixed to the lower surface of the Glen tank 30 and the bracket 91 and the left end portion of the upper cover 35 are connected by an arm 92, so that the upper cover 35 is pivoted together with the Glen tank 30 as described above. As shown in FIGS. 10 and 40, the support shaft can be rotated. As shown in FIG. 40, the upper cover 36 includes a fixed cover portion 36d on the right side with respect to the traveling direction including the communication upper portion 36a, and a rotating cover portion 36c extending to the left side from the left end of the fixed cover portion 36d. It is divided. The upper left end portion of the fixed cover portion 36d and the upper right end portion of the rotating cover portion 36c are pivotally supported via hinges 78 'and 78'. As shown in FIG. 40, the left end portion of the fixed cover portion 36d and the lower surface of the Glen tank 30 are connected via an arm or the like (not shown) so that the hinge shafts of the hinges 78 ′ and 78 ′ are centered. It is rotated upward.
[0111]
Therefore, even if the Glen tank 30 is arranged above the threshing portion 18, the Glen tank 30 is configured to be rotatable upward, so that maintenance can be performed from above the threshing portion 18. Further, the upper cover 36 and 37 are rotated in accordance with the rotation of the Glen tank 30, and the first rotor 21 and the second rotor 22 are opened, so that the internal maintenance can be easily performed. .
[0112]
The driving force of the transverse conveyor 89 in the Glen tank 30 is configured to be transmitted from the discharge conveyor 88. Even if the Glen tank 30 is rotated about the drive shaft core of the discharge conveyor 88, The power transmission path is not required to be removed. That is, as shown in FIGS. 17 and 21, the pulley 131 is fixed to the output shaft protruding rightward from the right end portion of the engine 48, and the driving force is transmitted in the gear case 125 fixed to the right side portion of the rear surface of the engine 48. The power is transmitted to the vertical conveyor 42 and the discharge conveyor 88 of the discharge auger 40 via the gear case 125, and the driving force is transmitted from the discharge conveyor 88 to the lateral feed conveyor 89.
[0113]
The gear case 125 is supported by a first transmission shaft 126 having an axial center on the left and right sides, and a second transmission shaft 129 having an axial center before and after interlocking with the first transmission shaft 126 and the bevel gears 127 and 128. A pulley 130 at the end of the first transmission shaft 126 and a pulley 291 on the output shaft of the engine 48 are linked by a belt. A pulley 134 fixed to the rear end portion of the second transmission shaft 129 is wound with a belt 134, and the belt 134 is a pulley at the rear end portion of the auger input shaft 135 pivotally supported on the lower rear portion of the casing of the vertical conveyor 42. The power of the engine 48 is transmitted to the discharge auger 40 side.
[0114]
The front end portion of the auger input shaft 135 is interlocked with the lower end portion of the drive shaft 42a of the vertical conveyor 42 via a bevel gear (not shown), and power is sequentially transmitted from the upper end portion of the vertical conveyor 42 to the rotating conveyor 41. Further, a chain 139 is wound between a sprocket 137 that is pivotally supported at the front and rear middle portions of the auger input shaft 135 and a sprocket 138 that is fixed to the rear end of the screw shaft 88c of the screw 88b of the discharge conveyor 88. 88 is driven.
[0115]
Then, as shown in FIG. 22, the drive case 119 lower part is disposed in the casing 88a in front of the screw shaft 88c of the discharge conveyor 88, and the drive case 119 is extended to the right side from the right side surface of the glen tank 30. The upper right portion of the case 119 extends to the right side surface of the glen tank 30 at the side position of the lateral feed conveyor 89 and is fixed. In the lower part of the drive case 119, an interlocking shaft 120 having left and right axial cores is supported. A bevel gear 121 is fixed to the left end portion of the interlock shaft 120, and the bevel gear 122 at the front portion of the screw shaft 88c is engaged with the bevel gear 121. Further, the right end portion of the drive shaft 89a of the transverse feed conveyor 89 is inserted into the upper portion of the drive case 119, the sprocket 132 is fixed to the end portion, and the chain 158 is wound between the sprocket 124 at the right end portion of the interlocking shaft 120. Then, the drive of the discharge conveyor 88 is transmitted to the transverse feed conveyor 89.
[0116]
Therefore, the grain stored in the Glen tank 30 can be inherited to the front part of the right discharge conveyor 88 by driving the transverse feed conveyor 89 and discharged outside the machine via the discharge auger 40.
[0117]
Further, a front portion of the screw shaft 88c is pivotally connected to the lower portion of the drive case 119 via a bearing 117, and a boss portion of the bevel gear 122 is pivotally connected via a bearing 118. The drive case 119 connects the screw shaft 88c to the bottom of the drive case 119. The workability is improved without performing work such as connecting / disconnecting the power transmission path even when the Glen tank 30 is turned.
[0118]
A screw type leveling conveyor 140 is pivotally supported in the upper part of the Glen tank 30. The leveling conveyor 140 is disposed diagonally from the left side of the rear upper part of the grain tank 30 just below the chute 85 of the cereal conveyor 29 toward the right side of the upper front part of the grain tank 30. The grains dropped from the chute 85 are first piled up on the right side of the rear part in the Glen tank 30, and when the top of the accumulated grains grows up to the leveling conveyor 140 position, the leveling conveyor 140 is driven to drive the front right side. The pile of grains is grown along the leveling conveyor 140 in a diagonal line along the leveling conveyor 140, and the interior is filled with grains.
[0119]
Further, a plurality of grain full load sensors 159, 159,... Are provided on the upper part of the grain tank 30 along the arrangement direction of the leveling conveyor 140. As shown in FIGS. 17, 19, and 20, the grain full load sensors 159, 159... Are contact-type sensors that extend the lower part of the grain full load sensor 159 to a position directly to the leveling conveyor 140. When the position of the grain piled up in the shape of a mountain grown diagonally in the Glen tank 30 along the leveling conveyor 140 is detected, and the rightmost grain full load sensor 159 detects the straw It shows that the soot is fully loaded in the Glen tank 30.
[0120]
The driving force to the leveling conveyor 140 is such that the upper part of the cylindrical vertical transmission case 141 extending in the vertical direction is inserted and fixed on the right side of the rear part of the Glen tank 30. The lower end of the L-shaped upper transmission case 142 is connected to the upper portion of the vertical transmission case 141, and the rear end portion of the drive shaft 140a of the leveling conveyor 140 is linked to the three linked shafts 151 pivotally supported on the upper portion of the upper transmission case 142. ing.
[0121]
Further, an L-shaped lower transmission case 143 in a rear view is connected to the lower portion of the vertical transmission case 141. A left and right interlocking single shaft 144 is pivotally supported at the lower portion of the lower transmission case 143, and a lower portion of the interlocking dual shaft 145 pivotally supported in the vertical transmission case 141 at the inner end portion (right end portion) of the interlocking single shaft 144 is connected to the bevel gears 146 and 147. The upper part of the interlocking two-shaft 145 is inserted into the upper transmission case 142, and the interlocking three-shaft 151 is interlocked via bevel gears 149 and 150. Further, an input pulley 148 is fixed to the left end portion of the interlocking single shaft 144 so that the driving force can be transmitted from the power transmission unit 110 via the driving belt 154.
[0122]
The right side of the lower transmission case 143 is fixed to the rear leg frame 115 via a stay 155, and the lower transmission case 143, the vertical transmission case 141, and the upper transmission case 142 are firmly fixed to the Glen tank 30 and The input pulley 148 is rotated as the tank 30 rotates.
[0123]
A driving belt 154 that transmits driving force to the input pulley 148 includes a guide pulley 152 pivotally supported via a stay 156 at the upper and lower middle portions of the rear surface of the cereal conveyor 29, and an arm 153 behind the guide pulley 152. Thus, it is wound around a tension pulley 157 pivotally supported so as to be pivotable up and down. The tension pulley 157 is urged upward by a spring (not shown), for example, a waste beater input pulley 177 on a drive transmission path to the threshing portion in the power transmission unit 110, the guide pulley 152, and the tension pulley 157 Thus, the drive belt 154 is wound in an inverted triangular shape.
[0124]
Therefore, when the Glen tank 30 is rotated to the horizontal work position, the input pulley 148 enters between the guide pulley 152 and the tension pulley 157, and the drive pulley 154 is positioned below the input pulley 148 in the meantime. The half part is wound and the driving force is transmitted, and the leveling conveyor 140 is driven along with the driving of the threshing unit 18 during the harvesting operation, so that the grains are fully loaded in the glen tank 30 formed widely.
[0125]
Further, since the lower half of the input pulley 148 is only wound around the drive belt 154, the input pulley 148 is pulled out from the upper side of the drive belt 154 without being caught when the Glen tank 30 is rotated to the side. Thus, work such as removing the drive belt 154 is unnecessary, and workability is improved.
[0126]
Thus, the machine frame 13 with excellent maintainability is placed above the crawler type traveling device 1 with improved running stability, and the threshing section 18 is compact and has excellent threshing performance in the machine frame 13. Is stored in the front of the machine body, and the cut cocoon harvested from the reaping section 8 is transported to the threshing section 18 and smoothly discharged to the outside of the machine. The sorting device 19 reliably sorts the first thing and puts it in the grain tank 30 formed above the threshing portion 18 in accordance with the left and right width of the machine body without damaging the most thing, and continues the harvesting operation. As a general-purpose combine that can efficiently harvest in large-scale fields, shorten the work time, reliably harvest, and select and store without waste is constructed. is there.
[0127]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
As in claim 1, the sorting device (19) is placed on the traveling device (1), and a threshing portion (18) having a left and right rotor is disposed above the sorting device (19), and above the threshing portion (18). In a general-purpose combine having a grain tank (30), the lower part of the grain tank (30) is formed in an inverted triangular funnel shape when viewed from the side, and a transverse feed conveyor (89) is installed horizontally on the funnel-shaped lower part The transverse feed conveyor (89) is disposed between the upper portions of the rotors of the threshing section (18) disposed at the front and rear, and an opening is provided below the lateral end of the lateral feed conveyor (89), The opening is below the opening It extends in the front-rear direction and communicates with the discharge conveyor (88) connected to the discharge auger (40), and the Glen tank (30) rotates in the vertical direction around the position of the discharge conveyor (88). By supporting it as possible, the internal volume can be made sufficiently large and the continuous operation of the harvesting operation can be performed even as a configuration with a limited height in which the Glen tank is arranged above the threshing portion. I have to.
[0128]
In addition, the lower part of the Glen tank is formed in an inverted triangular funnel shape when viewed from the side, and a transverse feed conveyor is installed horizontally on the lower part of the funnel shape. Can be sent and collected in the horizontal direction, and it is easy to discharge out of the glen tank.
[0129]
Moreover, since the transverse feed conveyor position at the lower part of the Glen tank formed in a funnel shape is arranged between the upper and lower rotors, the volume of the Glen tank can be increased by effectively using the space, and the harvesting work The continuity of can be improved.
[0130]
In addition, since an opening is provided below the end of the transverse feed conveyor and communicated with a discharge conveyor that extends back and forth below the opening and is connected to the discharge auger, the grains in the grain tank are horizontally fed. It is collected on the left and right sides by the conveyor, and the collected grains can be easily transferred to the discharge conveyor and discharged from the discharge auger.
[0131]
In addition, by supporting the Glen tank so that it can be turned up and down around the position of the discharge conveyor that extends back and forth, the Glen tank can be easily moved upward without removing the grain discharging structure. Since it can be rotated and the threshing portion below the Glen tank can be maintained, workability is good.
[0132]
As in claim 2, a drive case (119) is fixed to the side of the glen tank at the lateral position of the transverse feed conveyor, and the lower portion of the drive case (119) is pivotally supported on the discharge conveyor (88). Since the driving force of the discharge conveyor (88) is taken into the drive case (119) and transmitted to the transverse feed conveyor (89), the transverse feed conveyor is placed in the lower part of the Glen tank rotated around the discharge conveyor. However, the work of removing the drive transmission path to the cross feed conveyor in the middle is unnecessary, the Glen tank can be easily rotated upward, and the threshing section below the Glen tank The workability is good because maintenance can be performed.
[0133]
According to claim 3, the grain screened by the sorting device is provided so as to be able to be fed from the upper part of the left and right sides of the grain tank via the pulverized conveyor, Since the leveling conveyor (140) that extends in the opposite direction from the left and right sides of the grain tank is provided on the left and right sides of the grain tank, the grain is introduced into the left and right sides of the wide grain tank by the cereal conveyor Even if grain is deposited on the side in the Glen tank, the upper part of the grain deposited on the leveling conveyor (140) provided on the top of the Glen tank is sent to the opposite side. Thus, grains can be stored in the Glen tank as much as possible without gaps, the volume of the Glen tank can be used effectively, and the continuity of the harvesting operation is improved.
[0134]
As in claim 4, a transmission case of the leveling conveyor (140) is provided along the side surface of the Glen tank, an input pulley is pivotally supported under the transmission case, and the Glen tank is rotated to the working position. Since the input pulley (148) at the time is in contact with the upper surface of the drive belt (154) that transmits driving to the threshing portion and wound so as to be able to transmit power, the harvesting operation is interlocked with the driving of the threshing portion. The conveyor at the top of the Glen tank can be driven while it is being performed.
Even if the harvesting operation is stopped and the Glen tank is rotated upward for maintenance, the input pulley (148) is rotated along with the Glen tank (30). 148) contacts and is wound without being interfered with the upper part of the drive belt (154) that has been wound, so that the work of removing the belt of the power transmission path is unnecessary, and the transition to the maintenance work is extremely easy. Workability is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view and partial cross-sectional view of a general-purpose combiner.
FIG. 2 is a side sectional view of a threshing unit and a sorting device.
FIG. 3 is a plan sectional view of a threshing portion.
FIG. 4 is a side sectional view of a threshing portion.
FIG. 5 is a side sectional view of the same.
FIG. 6 is a side sectional view showing a maintenance configuration of a beater in the front part of the machine frame.
FIG. 7 is a plan sectional view of another configuration of the second rotor that discharges the waste from the threshing portion.
FIG. 8 is a partial cross-sectional side view of a whipping conveyor.
FIG. 9 is a plan view of the machine frame.
FIG. 10 is a partial cross-sectional view of a front view of a rotational configuration of a threshing portion door that covers the right end portion of a rotor.
FIG. 11 is a right side view of the traveling direction.
FIG. 12 is a right side view in the traveling direction with the threshing section door opened.
FIG. 13 is a left side view of the cutting unit in the traveling direction.
FIG. 14 is a front view showing a pulley position of an engine for transmitting power.
FIG. 15 is a side view showing a power transmission path to a threshing unit and a traveling device.
FIG. 16 is a side view showing a power transmission path to the sorting device.
FIG. 17 is a partial cross-sectional view of the rear view showing the support structure of the Glen tank.
FIG. 18 is a front view of the same.
FIG. 19 is a side view on the left side in the same direction of travel.
FIG. 20 is a partial cross-sectional view of a plan view of a Glen tank.
FIG. 21 is a partial plan sectional view showing drive transmission from an engine to a discharge auger and a discharge conveyor.
FIG. 22 is a partial cross-sectional view of a partial plan view showing a power transmission configuration to a discharge conveyor or a transverse feed conveyor.
FIG. 23 is a plan view of the cabin.
FIG. 24 is a side view of the cabin.
FIG. 25 is a front view of the cabin.
FIG. 26 is a side view of the crawler type traveling device.
FIG. 27 is a front sectional view of an idler wheel.
FIG. 28 is a partial cross-sectional view of a plan view showing a support configuration of a crawler tension ring and the like.
FIG. 29 is a side sectional view showing an intake configuration of the engine room.
FIG. 30 is a front sectional view of the same.
FIG. 31 is a plan sectional view of the same.
FIG. 32 is a right side view of the cutting part.
FIG. 33 is a partial front view of a cutting part.
FIG. 34 is a partial development view of a cutting part.
FIG. 35 is a side view of a connection configuration between the platform of the cutting unit and the feeder house.
FIG. 36 is a partial rear view of the platform connection configuration.
FIG. 37 is a partial side cross-sectional view of the same.
FIG. 38 is a partial bottom view of the connection configuration at the bottom of the platform.
FIG. 39 is a partial plan view of the connection configuration at the top of the platform.
FIG. 40 is a front view showing a support configuration of the upper cover.
[Explanation of symbols]
1 Traveling device
13 Machine frame
18 Threshing department
19 Sorting device
21 First rotor
22 Second rotor
29 Grain conveyor
30 Glentank
40 discharge auger
88 Discharge conveyor
89 Transverse conveyor
119 Drive case
140 Leveling conveyor
141 Vertical transmission case
142 Upper transmission case
143 Lower transmission case
148 Input pulley
154 Drive belt