JP3977907B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電複写機,レーザープリンター等の電子写真プロセスを用いる画像形成装置に関し、特に、その像担持体の、クリ−ニングおよび帯電に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に、電子写真プロセスを用いる従来の一形式の画像形成装置の概要を示す。像担持体である感光体ドラム1は、導体1bの表面に感光体1aを塗布することによって形成され、図6中の矢印方向に回転する。この画像形成装置では次のような手順で、画像の形成を行う:
1)帯電ロ−ラ2で、感光体1aの表面を所望の電位に帯電する,
2)露光装置7で、感光体1aを露光して、所望の画像に対応する静電潜像を、感光体1a上に形成する,
3)現像装置8で、静電潜像を、トナーによって現像し、感光体1a上にトナー像を形成する,
4)転写ロ−ラ13で、感光体1a上のトナー像を、不図示の搬送手段によって搬送される紙などの転写紙15上に、転写する,
5)クリーニング装置で、転写紙15に転写されず感光体1a上に残ったトナーを清掃する,
6)トナー像を転写された転写紙15は、不図示の定着器へと搬送され、定着器が転写紙を加熱,加圧し、これにより転写紙15上のトナーが転写紙に定着する。
【0003】
感光体ドラム1は図6中の矢印の方向に回転するため、上記の1)から6)の手順を繰り返すことによって、感光体1a上に所望の画像(トナ−像)が形成され、それが転写紙15に転写される。
【0004】
一般に従来の画像形成装置では、クリーニング装置と帯電器とを別々に配置して、それぞれ単一の機能を持たせていた。従来のクリーニング装置としては、弾性体ブレードを感光体に当接させる方法が一般的である。
【0005】
図7は従来の、ブレ−ド方式のクリーニング装置3の例を表したものである。ブレード3aは、厚さ2[mm]で、長さが300[mm]、支持部材3bによって支持され、支持部材先端からの突き出し量が8[mm]になるように調整される。また、ブレード3aの支持角(感光体ドラム1の接線方向に対してのブレードの角度)は20°、食い込み量が1.2[mm]になるように配置してある。ブレード3aを構成する材料はウレタンゴムである。
【0006】
また、帯電装置としては、従来からのスコロトロンなどのコロナ帯電装置のほかに、いわゆる接触帯電装置が広く用いられている。接触帯電装置は、感光体に帯電部材を接触させ、この帯電部材に電圧を印加することによって感光体の帯電を行う。
【0007】
図8は、従来の接触帯電装置の一例であり、その断面図を表している。帯電ロ−ラ2は、直径5〜20[mm]、長さ約300[mm]であり、弾性層2aを導体2bの上に形成してある。感光体ドラム1は直径30〜80[mm]、長さ約300[mm]であり、感光体1aを導体1b上に形成してある。帯電ロ−ラ2は、回転する感光体ドラム1に対して接触し、従動回転する。帯電ロ−ラ2の弾性層2aは、抵抗率が107〜109[Ωcm]の材料から構成される。また、帯電ロ−ラ2の表面(弾性層2aの表面)には、膜厚が10〜20[μmm]程度の表面保護層が形成されている場合もある。帯電ロ−ラ2には、帯電電源4によって帯電電圧を印加し、感光体1aの帯電を行う。帯電電圧は、直流で−1.0〜−1.5[kV]である。
【0008】
しかし、クリーニング装置と帯電装置とを別々に設ける従来の画像形成装置では、次のような問題が発生する:
1:クリーニングスペースと帯電スペースとの両方が必要であるため、画像形成装置全体を小型化する上でネックとなっている,
2:クリーニング装置と帯電装置とが別々の部品であるため、部品点数の増加や、部品を構成する材料の増加などから、画像形成装置全体でのコストアップにつながる。
【0009】
このような問題を解決する方法として、クリーニング装置と帯電装置との両方の機能を、兼用させたクリーニング・帯電兼用装置が提案されている。例えば特開昭56−165166号公報には、感光体に接触してそれを清掃するファーブラシまたはブレードをカーボン繊維などの導電性材料で形成し、それに、感光体を帯電するのに必要な電圧を印加して帯電を行なう構成が開示されている。帯電装置そのものを別体として装備する必要がないため、小型化,価格の低減をはかることができる。
【0010】
特開平07−92767号公報には、帯電およびクリーニングに導電性のブレードを用い、ブレードの電気抵抗の範囲(106〜109[Ωcm])、感光体への接触圧力の範囲(1.5[g/mm]以上)、現像材の粒子径の範囲(5[μm]以下の個数比率が20%以下)、ブレードのエッジ角度(5°〜13°)を規定したクリーニング・帯電兼用装置が提案されている。
【0011】
クリーニング・帯電兼用装置では、上述のような画像形成装置を小型化する上でネックとなっていたスペースの問題や、部品点数の増加などに伴うコストアップの問題を、同時に解消することができる。
【0012】
図9に、従来のクリーニング・帯電兼用装置の一例を示す。ブレード3aは導電性弾性体で形成され、感光体1に対して当接される。このブレードの厚さは2[mm]で、長さが300[mm]、支持部材先端からの突き出し量が8[mm]、ブレードの支持角は20°、食い込み量が1.2[mm]になるように配置してある。また、ブレードはウレタンゴムをベースにカーボンやイオン導電材を分散させて、抵抗率を106〜109に調整してある。ブレード3aには、帯電電源4によって帯電電圧を印加し、感光体1の帯電を行う。帯電電圧は、直流で−1.5〜−2.0[kV]である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクリーニング・帯電兼用装置では、長期間使用した場合次のような問題が発生する。本来、転写後に、感光体上に付着している転写残トナーは、クリーニングブレードによって除去されるはずである。しかし、実際にはわずかずつではあるがクリーニングブレードを通り抜けるトナーが存在する。これは、ブレード自体わずかな振動や、感光体の回転開始時や停止時にブレードへかかる振動などが、原因であると考えられる。クリーニング・帯電兼用装置においても、やはりブレードを通り抜けるトナーが存在する。クリーニング・帯電兼用装置では、特にブレードを通り抜けるトナーが問題となる。ブレードを通り抜けたトナーの一部は、ブレードの、感光体に対向する表面に付着する。長期間の使用によって、ブレードにトナーが積層して付着するようになると、ブレードと感光体との間で起こる放電が、トナーを介した異常放電となり、感光体を均一に帯電することができなくなる。このためこの付着したトナーが原因となって、異常画像が発生するといった問題がある。
【0014】
トナーがブレードに付着する理由は次のように考えられる。いわゆるネガポジ現像の画像形成装置では、転写後の感光体上の残留トナーの中に、転写時の放電などが原因となってプラス(感光体の帯電極性とは逆極性)に帯電したトナーが存在する。また、ブレードの通過時にも、ブレードとの摩擦によって、プラスに帯電したトナーが存在するようになる。そして、このようなプラスに帯電したトナーが、クリーニング・帯電兼用のブレードを通り抜けた場合、このトナーがマイナスの高電圧を印加されたクリーニング・帯電兼用のブレードの感光体と対向する表面に、付着する。また、いわゆるポジポジ現像では、トナー自体が本来プラスに帯電しているため、クリーニング・帯電兼用のブレードを通り抜けたトナーは、ブレードに付着する。そして、このブレードに付着したトナーが、長時間の使用によってブレードの表面に積層するため、ブレードと感光体との間で起こる放電が均一ではなくなり、感光体を均一に帯電することができなくなる。
【0015】
このような問題に対して、転写残トナーを、クリーニング・帯電兼用装置を通過する前にあらかじめ、ブレードに印加する電圧の極性と、同じ極性に帯電させることによって、ブレードに付着するトナーを低減する方法も提案されている(特開平07−325459号公報)。この特開平07−325459号公報には、帯電クリーニング兼用ブレードより上流側に、帯電極性と同じ極性に残留トナーを帯電するシ−トを設けることが開示されている。残留トナーが帯電極性と同極性に帯電するので、帯電・クリーニング兼用ブレード(の先端エッジ)をすり抜けても、該ブレードの、感光体に対向する面(感光体の帯電のための放電が起こる面)に付着しにくくなる。この結果、感光体の均一帯電が長期にわたって確保される。
【0016】
本発明は、クリーニング・帯電兼用のブレードを用いる画像形成装置において、長期にわたって感光体を均一に帯電することを可能とし、この信頼性をより高くすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
(1)移動可能な像担持体(1)の表面に接触してこの像担持体上の残留トナーを除去するとともに、この像担持体に画像形成用の帯電を行うための導電性ブレード(3a)と、該導電性ブレードに前記画像形成用の帯電を行うための電圧を印加する帯電電源(4a)とを有する画像形成装置において、
前記像担持体の移動方向に対して前記導電性ブレード(3a)よりも上流側に装備した、トナー汚染を防止するための導電性入り口シール(5)と、前記入り口シール(5)に、前記像担持体に画像形成用の帯電を行なう極性と同極性の電圧を印加するシール電源(6)と、前記導電性ブレードの電位を、該導電性ブレードの、前記像担持体に対向する表面に付着したトナーを前記像担持体に戻す清掃電位に切換える電位切換手段(4b〜4d,64,60)、を備え、清掃時には、該入り口シール (5) には画像形成用の帯電を行う極性と同極性の電圧を印加しつつ、該導電性ブレード (3a) への印加電圧を清掃電位に切換える、ことを特徴とする。なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、参考までに付記した。
【0018】
これによれば、導電性ブレード(3a)が像担持体のクリーニングと帯電に共用であるので、画像形成装置全体を小型化することが可能であり、部品点数,部品材料が低減し、コストダウンが可能である。
【0019】
入り口シール(5)が残留トナーを帯電極性と同極性に帯電するので、残留トナーが像担持体(1)にひかれてブレード(3a)に付着しにくく、ブレード(3a)へのトナー付着が少い。加えて、導電性ブレード(3a)の電位を、その付着物を離す電位すなわち清掃電位に切換える電位切換手段(4b〜4d,64,60)を備えるので、この電位切換手段にて導電性ブレード(3a)の電位を帯電電位(-1.8kV)から清掃電位(0,+0.5kV又は交流1.0kV)に切換えると、入り口シール(5)によって帯電(マイナスに帯電)した像担持体(1a)が、ブレード(3a)へと進入するが、前記切換えにより、像担持体(3a)側がマイナスの高電位になり、ブレード(3a)に付着したプラスに帯電したトナーが、像担持体(1a)へと引き寄せられる(図2上の仮想線)。この結果、ブレード(3a)の、像担持体(1a)と対向する表面に付着したトナーが除去される(ブレード清掃行程)。
【0020】
このように、電位切換手段(4b〜4d,64,60)にてブレード(3a)の、像担持体(1a)に対向する表面に付着したトナーの清掃を積極的に行うことが可能になる。ブレード(3a)との摩擦による残留トナ−のプラス帯電が入り口シール(5)による像担持体(3a)への帯電電圧(-1.2kV)の印加により、抑止され、摩擦帯電による残留トナーのブレードへの吸着がなく、逆に清掃電圧の印加によりブレード(3a)の表面に付着したトナーが像担持体(3a)に吸引されて像担持体(3a)に移るので清掃効果が高い。このブレード清掃行程を適宜実行することにより、トナーがブレード(3a)の感光体と対向する表面に積層することがなくなり、長期にわたって感光体を均一に帯電することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
(2)前記清掃電位は、像担持体の基層導体の電位(アース)と同一である。これによれば、ブレード(3a)に付着したトナーの清掃を行うための清掃電位を像担持体の電位(アース)にしてあるため、特別な電源を用意する必要がない。このため、簡易な構成で、かつコスト高にもならずに、ブレード(3a)に付着したトナーの清掃を行うことができ、長期にわたって感光体を均一に帯電することが可能である。
【0022】
(3)前記清掃電位は、前記像担持体に画像形成用の帯電を行なう極性(-1.8kV)とは逆極性の電位(+0.5kV)である。これによれば、清掃電位が像担持体の帯電を行う電位と逆極性であるため、ブレード清掃行程では、ブレード(3a)と像担持体との間に形成される電界がより大きくなる。このため、より強力な電界でブレード(3a)の表面に付着したトナーの清掃が行なわれ、長期にわたって感光体を均一に帯電することが可能である。
【0023】
(4)前記清掃電位は、交流電位(交流1.0kV)である。これによれば、交流電位(交流1.0kV)をブレード(3a)に印加するので、ブレード(3a)に付着したトナーに電気的な振動が加わり、ブレード(3a)から離れやすくなり、清掃効果がより大きくなる。この結果、長期にわたって、感光体を均一に帯電することが可能である。
【0024】
(5)前記電位切換手段(4b〜4d,64,60)は、前記像担持体(1)の画像形成予定領域の外領域が前記導電性ブレード(3a)の位置にあるときにそれに清掃電位を印加する。これによれば、繰返し画像形成の間の非画像形成領域でブレード清掃が行なわれ、ブレード(3a)を清浄に維持する効果が高い。
【0025】
(6)前記電位切換手段(4b〜4d,64,60)は、設定回数(10枚)以上の画像形成ごとに清掃電位に切換える。これによれば、ブレード(3a)が清浄に維持される。また、設定回数の画像形成ごとにブレードの清掃を行うため、清掃動作の回数を必要最小限に設定することができる。
【0026】
(7)前記電位切換手段(4b〜4d,64,60)は、画像形成開始指示(スタ−ト信号)に応答して清掃電位に切換える。これによれば、画像形成の際には常に、ブレード(3a)の、感光体と対向する表面にトナーが付着していない状態で画像形成のための帯電が行なわれ、ブレード(3a)のトナーの汚れによる異常画像を生ずる可能性が低い。
【0027】
(8)前記電位切換手段(4b〜4d,64,60)は、画像形成の終了時(エンドサイクル中)に清掃電位に切換える。これによれば、長期間の画像形成停止によってトナーがブレード(3a)に固着するようなことが起こらず、ブレード(3a)のトナーの汚れによる異常画像を生ずる可能性が低い。
【0028】
(9)前記電位切換手段(4b〜4d,64,60)は、前記像担持体(1)の、転写紙接触予定領域の外領域が前記導電性ブレード(3a)の位置にあるときにそれに清掃電位を印加する。これによれば、ブレ−ド清掃行程が、いわゆる紙間に相当する部分で行なわれる。このため、ブレード(3a)から像担持体へ移動したトナー(清掃されたトナー)が、現像装置を通過して転写装置に達した場合でも、転写紙上に転写されることがない。すなわち清掃したトナーが転写紙を汚すことがない。
【0029】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0030】
【実施例】
−第1実施例−
図1に、本発明の一実施例の機構主要部の概要を示す。像担持体である感光体ドラム1は導体1bの表面に感光体1aを塗布することによって形成され、図1中の矢印方向に回転する。本実施例では、感光体ドラム1の周速は180[mm/sec]である。クリーニング・帯電兼用装置2は、導電性弾性体から形成されるクリーニング・帯電兼用のブレード3と、それに帯電電圧と清掃電圧を選択的に印加する電源4と、入り口シ−ル5と、それにシ−ル電圧を印加する電源6とから構成される。ブレード3には、電源4によって電圧を印加し、感光体の帯電を行う。電源4は、感光体ドラム1上の感光体1aに画像形成用の帯電を行う帯電電圧(−1.8[kV])と、ブレード3の、感光体1aに対向する表面に付着したトナーを清掃する清掃電圧(0[kV]:アース電位)とを、ブレ−ド3に切り替え印加することが可能である。切り替えのタイミングについては、後で説明する。
【0031】
感光体移動方向に関してブレード3の上流側には、導電性部材によって形成される入り口シール5が配置されている。この入り口シール5には、電源6によってシール電圧を印加する。シール電圧は−1.2[kV]である。
【0032】
露光装置7は、ブレ−ド3で均一に帯電された感光体の表面上に、目的の画像に対応した光を照射することによって、静電潜像を形成する。露光装置7の光源はレーザーダイオードであり、ポリゴンミラーによってレーザービームを感光体上に照射しながら走査していく。
【0033】
現像装置8は、現像ローラ9と現像剤10と電源11とによって構成される。
現像ローラ9に現像電圧(−0.6[kV])を印加することによって、感光体1a上の静電潜像が現像され、感光体1a上にトナー像が形成される(いわゆる反転現像)。また、現像剤10はキャリアとトナーとによって構成される2成分現像剤である。本実施例で現像剤10は2成分現像剤であるが、1成分現像剤であってもかまわない。
【0034】
転写装置12は、感光体1a上のトナー像を不図示の給紙装置から搬送された転写破15に転写する。転写装置12は転写ローラ13と電源14とからなり、電源14から転写ローラに電圧を印加する。印加する電圧は定電流制御とし、20[μA]である。
【0035】
転写紙15は、不図示の定着器に搬送され、転写紙5上のトナー像が転写紙15に定着される。
【0036】
図2に、図1に示すブレード3および電源4の構成を示す。ブレード3は、弾性導電体ブレード3aを金属支持部材3bに装着したものである。ブレード3aは、厚さ2[mm]、長さ300[mm]で、支持部材3bによって支持され、支持部材先端からの突き出し量が8[mm]になるように調整される。また、ブレードの支持角は20°、食い込み量が1.2[mm]になるように配置してある。ブレード3aを構成する材料は、ウレタンゴムベースの導電性弾性体である。これは、ウレタンゴムにハロゲン化物,アルカリ金属塩などのイオン性化合物を添加することによって、導電性を付与したものである。ブレード3aを構成する材料は、上述のもの以外であってもよい。たとえば、ゴムや樹脂などに導電性を付与したものであってもよい。また、カーボンなどを添加した電子性導電化材料であってもよい。
【0037】
電源4は、帯電電源4a,清掃電源4bおよび切換リレ−(接片4cとリレ−コイル4d)で構成されており、切換リレ−の接片4cが、後述の、入出力インタ−フェ−ス64およびリレ−ドライバを介して、CPU60の指示に応じて帯電電源4a側又は清掃電源4b側に切換えられる。なお、この第1実施例では、清掃電圧は機器ア−ス電位であり、清掃電源4bは単なる機器ア−ス接続線である。CPU60が接片4cを帯電電源4a側に切換えることにより、ブレ−ド3aに帯電電圧(−1.8[kV])が加わるが、CPU60が接片4cを清掃電源4b側に切換えることにより、ブレード3aに清掃電圧(0[kV]:アース電位)が加わる。
【0038】
入り口シール5は、厚さ0.2[mm]、長さ300[mm]で、不図示の支持部材によって支持される。入り口シール5の支持方法は、ブレード3aほど厳密である必要はない。入り口シール5の、支持部材からの突きだし量、支持角,くい込み量などは適当でよく、ブレード3aで感光体ドラム1より分離されたトナーが上流側(感光体回転方向に対して上流側)に飛散するのを防止することができればかまわない。また、入り口シール5を構成する材料は導電性の材料である。プラスチック,樹脂,ゴムなどをベースにしたイオン導電化材料やカーボン分散の電子性導電化材料などどのようなものであってもよい。入り口シール5には、感光体ドラム1が回転している間、シ−ル電圧(−1.2[kV])が印加される。
【0039】
図3に、図1に示す画像形成装置の制御系の概略構成を示す。まず、CPU60,RAM61,ROM62,EEPROM67(不揮発メモリ),入出力ポートバッファアンプ63,64等からなるマイクロコンピュータを用いた制御部が設けられており、CPU60のT×D,R×D,CP2端子間でシリアル通信することにより、ADF80および露光装置7を制御する。このシリアル通信は、PC2の出力がHレベルの時はADF80と前記制御部とが交信を行い、PC2の出力がLレベルの時は露光装置7と前記制御部とが交信を行うように構成されている。ここで、ADF80のマイクロコンピュータは、複写機の制御部から送信されてくるデータにより、原稿の給排紙処理及びジャム検知を行う。一方、露光装置7のマイクロコンピュータは、前記制御部から送信されてくるデータにより、スキャナやミラーを駆動制御する。なお、CPU60に用紙選別手段や用紙再利用手段や不良印刷防止手段や搬送再開手段等がファームウェアなどで形成されている。
【0040】
なお、感光体ドラム1の回転に同期して、その微小角度の回転につき1パルスの同期パルスをパルス発生器65が発生し、前記制御部は、ここでは、同期パルス発生器65が発生するパルスのカウント値に基づいて、転写紙の給紙制御,原稿給紙制御および画像形成処理(特にタイミング制御)を行なう。該同期パルスは、パルス発生器65が、感光体ドラム1の回転に同期して発生してCPU60に与える。CPU60は、1パルスの到来毎に割込処理を実行して到来パルス数をカウントアップし、カウント値をタイミングテ−ブル(カウント値対イベントの関係をメモリしたテ−ブル)のカウント値と対比して、テ−ブルの1つのカウント値に合致していると、該カウント値に宛てられているイベント(画像形成要素のオン/オフ)を実行する。
【0041】
図4に、CPU60の制御動作の概要を示す。電源が投入されるとCPU60は、内部レジスタ,カウンタ,タイマ等を待機状態の値に設定し、機構ユニットに対する入,出力ポ−トには、待機時の信号レベルを設定する(ステップ1)。以下、カッコ内には、「ステップ」という語を省略してステップ番号のみを表記する。
【0042】
初期化(1)を終えるとCPU60は、機構ユニットの状態を読み込み、異常(画像形成を開始しえない状態)の有無をチェックして(2,3)、異常がある場合それを操作ボ−ド66に表示する(4)。異常がないと、定着器のヒ−タに通電を開始して、目標温度を待機時の値に設定して、該目標温度へのウォ−ムアップを開始し、「帯電印加電圧設定」(Vac1)を実行する。その間およびその後定着温度が待機温度になっているかをチェックする。待機温度になっていないと待機温度になるのを待つ。待機温度になると、操作表示部にレディ(画像形成可)を表示し、操作ボ−ド66にオペレ−タ操作があるとそれを読込む(5)。ここで記録枚数入力,記録倍率入力,記録濃度入力等々、入力があったものをレジスタに書込む。なお、レジスタとは、CPU60の内部メモリ又はRAM61又はEEPROM67に割り当てているメモリ領域である。
【0043】
入力読取(5)でスタ−ト入力があると、その旨を操作ボ−ド66に表示して、CPU60は、定着器8の目標温度を、定着処理用の高い温度に更新し(これにより定着温度制御を行なうドライバが定着ヒ−タの通電電流を高レベルに切換える)、感光体ドラム1の回転駆動および除電ランプの点灯(除電露光)を開始し、1画像形成(一枚の画像記録)のための、帯電,露光,イレ−ス,給紙,現像,転写等の開始,終了タイミングを、すでに入力されている記録モ−ド(入力がないときは標準モ−ド)に対応してタイミングテ−ブルに設定して1コピ−サイクル(1画像形成処理)を実行し(6,7)、記録済枚数カウンタを1カウントアップする(6,7)。
【0044】
この「1コピ−サイクル」(7)の中でCPU60は、帯電(ブレード3による),露光,現像および転写のプロセス制御を実行する。第1回の「1コピ−サイクル」(7)の中の帯電プロセスでは、CPU60は、帯電電源4aをオンにし、リレ−接片4cを帯電電源4a側に接続してブレード3aに帯電電圧を印加するが、帯電プロセスを終えるとリレ−接片4cを清掃電源4b側に接続してブレード3aに清掃電圧を印加する。その後の「1コピ−サイクル」(7)では、帯電プロセス開始タイミングでリレ−接片4cを帯電電源4a側に切換え、そして帯電プロセス終了タイミングでリレ−接片4cを清掃電源4b側に切換える。
【0045】
「1コピ−サイクル」(7)を終えると60は、「ブレ−ドクリ−ニング」の実行タイミングを定めるための累算カウンタCnを1カウントアップする(Bp1)。そして累算カウンタCnのカウントデ−タをチェックして(Bp2)、それが10以上の数を示すものであると、累算カウンタCnをクリアして(Bp3)、「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)を実行する。
【0046】
累算カウンタCnのデ−タが10に達しないとき、又は、「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)を実行したときは、記録済枚数カウンタの値が設定枚数(連続コピ−設定値)以上かをチェックして(8)、設定枚数に達していないと「1コピ−サイクル」(7)に進む。設定枚数に達すると、定着器の目標温度を待機時の値に戻し、感光体,転写ロ−ラ,ブレ−ド3aのクリ−ニング等、後処理(エンドサイクル)を設定し(9)、操作ボ−ド66に入力があるのを待つ(5)。操作ボ−ド66からスタ−ト入力が無く、エンドサイクルが終了すると、感光体ドラム1の回転駆動を停止し、かつ除電ランプを消灯し、そこでエンドサイクルを停止する(10,11)。すなわち、機構ユニットを待機状態(停止)とする。
【0047】
上記「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)に進んだとき、上述の「1コピ−サイクル」(7)の中での帯電プロセス終了タイミングでリレ−接片4cが清掃電源4b側に切換えられているので、ブレ−ド3aはリレ−接片4cにより清掃電源4bに接続されている。すなわちブレード3aの清掃行程が行なわれている。「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)ではドラム回転同期パルス(図3の65の出力)のカウントアップを開始し、カウント値がドラム1の数回転相当の設定値以上になると、そこで「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)を終了する。すなわちステップ8に進む。
【0048】
上述のエンドサイクルの設定(9)で、帯電電源4aはオフにされるが、リレ−接片4cは清掃電源4b側に接続されているので、エンドサイクルの間も、ブレード3aの清掃行程が継続する。シ−ル電源6は、リレ−接片4cを清掃電源4b側に接続するタイミングよりも、感光体1aの入り口シ−ル5/ブレ−ド3間の周長を感光体1aが移動する時間分早いタイミングでオンされ、感光体1aを画像形成のために帯電するべく、リレ−接片4cを帯電電源4a側に接続するタイミングよりも、感光体1aの入り口シ−ル5/ブレ−ド3間の周長を感光体1aが移動する時間分早いタイミングでオフにされる。すなわち、ブレ−ド3aの清掃行程の間ブレード3a直下を通過する感光体面が、入り口シ−ル5を通過する間だけ、シ−ル電圧を入り口シ−ル5に印加する。
【0049】
以上により、第1実施例では、「1コピ−サイクル」(7)の中で、1画像形成のための感光体1aの帯電を終了してから次の画像形成のために感光体1aを帯電する直前までの非画像形成域においてブレ−ド清掃行程が実施されると共に、10回の画像形成ごとに、「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)によって感光体ドラム1の数回転に渡ってブレ−ド清掃行程(Bp4)が実施され、しかもエンドサイクルの間もブレ−ド清掃行程が実施される。
【0050】
ブレ−ド清掃行程の間、入り口シ−ル5には−1.2[kV]の電圧が、ブレ−ド3aには0[kV](機器ア−ス電位)が印加される。ただし、ブレード3aの表面に付着したトナーを清掃するための電圧は、上述の値でなくてもよく、ブレ−ド3aに付着したトナーが清掃できるような電圧であればどのようなものであってもよい。また、ブレード3aの清掃を行う間だけ、入り口シール5に前述の値(−1.2[kV])の電圧を印加するが、ブレード3aの清掃を行う間以外であっても、入り口シール5に該電圧を印加してもかまわないし、入り口シール5には常時電圧を印加しておいてもかまわない。すなわち感光体ドラム1の回転駆動の間、連続して該電圧を印加しておいてもよい。
【0051】
−第2実施例−
第2実施例の画像形成装置は、画像形成装置の構成,クリーニング・帯電兼用装置の構成,クリーニング・帯電兼用ブレードの構成などはすべて第1実施例と同じである。第2実施例の画像形成装置と第1実施例の画像形成装置との違いは、清掃電圧が、感光体1aの帯電を行う帯電電圧とは逆極性であることである。具体的には、清掃電源4bが+0.5[kV]の電圧を、リレー接片4cを介してブレ−ド3aに印加する。なお帯電電圧は第1実施例と同じく−1.8[kVである。
【0052】
第2実施例の画像形成装置でも、入り口シール5にはシ−ル電圧(−1.2[kV])を印加する。また第2実施例の画像形成装置での、クリーニング・帯電兼用装置2の電圧印加の切り替えのタイミングや入り口シール5の電圧印加の切り替えのタイミングは第1実施例と同じである。つまり、入り口シール5によって帯電させられた感光体1aが、ブレード3aを通過している間、ブレード3aに清掃電圧を印加する。
【0053】
−第3実施例−
第3実施例の画像形成装置は、画像形成装置の構成,クリーニング・帯電兼用装置2の構成および材料などはすべて第1実施例と同じである。第3実施例の画像形成装置の、第1実施例との違いは、清掃電源が交流電圧を発生し、これをリレ−接片4cを介してブレ−ド3aに印加する点である。具体的には、清掃電圧は、振幅が1.0[kV](いわゆるピークtoピーク値)、周波数が1[kHz]のsin波である。第3実施例の画像形成装置でも、入り口シール5にはシ−ル電圧(−1.2[kV])を印加する。また、第3実施例の画像形成装置での、クリーニング・帯電兼用ブレード3aへの電圧印加の切り替えのタイミングや入り口シール5への電圧印加の切り替えのタイミングは第1実施例と同じである。
【0054】
−第4実施例−
第4実施例の画像形成装置は、画像形成装置の構成,クリーニング・帯電兼用装置2の構成および材料などはすべて第1実施例と同じである。第4実施例の第1実施例との違いは、ブレード3aに印加する電圧の切り替え(清掃電圧への切り替え)を、画像形成のスタ−ト時および紙間で行なうようにした点である。
【0055】
画像形成のスタート時とは、画像形成装置が1枚以上の画像形成動作を開始する際の、最初の1枚目の画像形成を行う直前を意味する。つまり、第4実施例の画像形成装置では、スタ−ト信号が発生し一連の画像形成動作を開始する直前に、ブレード3aに印加する電圧を清掃電圧に切り替えて、クリーニング・帯電兼用のブレード3aの清掃を行う。
【0056】
また、紙間とは、画像形成装置が1枚以上の画像形成を行う際の、感光体1a上での紙と紙の間に相当する部分であり、非画像形成領域の一部分である。実施例4の画像形成装置でも、入り口シール5には電圧(−1.2[kV])を印加する。クリーニング・帯電兼用のブレード3aに印加する帯電電圧は−1.8[kV]、ブレード3aの清掃電圧は0[kV]である。
【0057】
図5に、第4実施例のCPU60の制御動作の概要を示す。この第4実施例のCPU60は、スタ−ト入力を読取ると、感光体ドラム1を駆動して、リレ−接片4cを清掃電源4b側に接続し、シ−ル電源6をオンにして、「ブレ−ドクリ−ニング」(Bp4)を実行する。この内容は前述の第1実施例のものと同様である。この第4実施例の「1コピ−サイクル」(7)の中で、1画像形成のための感光体1aの帯電を終了してから次の画像形成のために感光体1aを帯電する直前までの非画像形成域内の、転写紙15が接触する予定領域の外、すなわち紙間においてブレ−ド清掃行程が実施される。その他の処理は、図5に示す第1実施例のものと同様であり、この実施例でも、エンドサイクルの間もブレ−ド清掃行程が実施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の、画像形成機構主要部の概要を示す横断面図である。
【図2】 図1に示す電源4およびブレ−ト3aの構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す画像形成装置の電装部のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示すCPU60の制御動作の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 本発明の第4実施例のCPU60の制御動作の概要を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 従来の接触帯電方式の画像形成装置の1つの概要を示す横断面図である。
【図7】 従来のクリーニング・帯電兼用ブレード3の横断面図である。
【図8】 従来の帯電ロ−ラ2の横断面図である。
【図9】 従来のクリーニング・帯電兼用装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
4a:帯電電源
4b:清掃電源[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus using an electrophotographic process such as an electrostatic copying machine or a laser printer, and more particularly to cleaning and charging of an image carrier.
[0002]
[Prior art]
FIG. 6 shows an outline of a conventional image forming apparatus using an electrophotographic process. The
1) The surface of the
2) The
3) The developing
4) The
5) Clean the toner remaining on the
6) The
[0003]
Since the
[0004]
In general, in a conventional image forming apparatus, a cleaning device and a charger are separately arranged to have a single function. As a conventional cleaning device, a method of bringing an elastic blade into contact with a photosensitive member is common.
[0005]
FIG. 7 shows an example of a conventional blade
[0006]
As a charging device, a so-called contact charging device is widely used in addition to a conventional corona charging device such as a scorotron. The contact charging device charges a photosensitive member by bringing a charging member into contact with the photosensitive member and applying a voltage to the charging member.
[0007]
FIG. 8 is an example of a conventional contact charging device, and shows a cross-sectional view thereof. The
[0008]
However, in the conventional image forming apparatus in which the cleaning device and the charging device are separately provided, the following problems occur:
1: Since both a cleaning space and a charging space are required, it is a bottleneck in reducing the size of the entire image forming apparatus.
2: Since the cleaning device and the charging device are separate parts, an increase in the number of parts and an increase in materials constituting the parts lead to an increase in the cost of the entire image forming apparatus.
[0009]
As a method for solving such a problem, there has been proposed a cleaning / charging combined device that combines the functions of both the cleaning device and the charging device. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 56-165166 discloses that a fur brush or blade that contacts and cleans a photoreceptor is formed of a conductive material such as carbon fiber, and a voltage necessary for charging the photoreceptor. A configuration in which charging is performed by applying a voltage is disclosed. Since it is not necessary to equip the charging device itself as a separate body, it is possible to reduce the size and the cost.
[0010]
In JP-A-07-92767, a conductive blade is used for charging and cleaning, and the electric resistance range of the blade (106-109[Ωcm]), the range of contact pressure to the photoreceptor (1.5 [g / mm] or more), the range of the particle diameter of the developer (number ratio of 5 [μm] or less is 20% or less), the edge of the blade There has been proposed a cleaning / charging combined device that defines an angle (5 ° to 13 °).
[0011]
In the cleaning / charging apparatus, it is possible to simultaneously solve the problem of the space that has become a bottleneck in downsizing the image forming apparatus as described above and the problem of the cost increase accompanying the increase in the number of parts.
[0012]
FIG. 9 shows an example of a conventional cleaning / charging device. The blade 3 a is formed of a conductive elastic body and is in contact with the
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional cleaning / charging apparatus has the following problems when used for a long period of time. Originally, the transfer residual toner adhering to the photoreceptor after the transfer should be removed by the cleaning blade. In practice, however, there is toner that passes through the cleaning blade, although only a little at a time. This is considered to be caused by slight vibration of the blade itself or vibration applied to the blade at the start or stop of rotation of the photosensitive member. Even in the cleaning / charging apparatus, there is also toner that passes through the blade. In the cleaning / charging apparatus, toner that passes through the blade is particularly problematic. Part of the toner that has passed through the blade adheres to the surface of the blade that faces the photoreceptor. When toner is laminated and adhered to the blade over a long period of use, the discharge that occurs between the blade and the photoconductor becomes an abnormal discharge through the toner, and the photoconductor cannot be uniformly charged. . Therefore, there is a problem that an abnormal image occurs due to the adhered toner.
[0014]
The reason why the toner adheres to the blade is considered as follows. In a so-called negative-positive development image forming apparatus, toner that is positively charged (reverse to the charged polarity of the photoconductor) is present in the residual toner on the photoconductor after transfer due to discharge during transfer. To do. Even when the blade passes, positively charged toner is present due to friction with the blade. When such a positively charged toner passes through the cleaning / charging blade, the toner adheres to the surface of the cleaning / charging blade to which the negative high voltage is applied facing the photoreceptor. To do. In so-called positive / positive development, since the toner itself is originally positively charged, the toner passing through the cleaning / charging blade adheres to the blade. Since the toner adhered to the blade is laminated on the surface of the blade over a long period of use, the discharge generated between the blade and the photoconductor is not uniform, and the photoconductor cannot be uniformly charged.
[0015]
To solve this problem, the toner remaining on the blade is reduced by charging the transfer residual toner to the same polarity as the voltage applied to the blade in advance before passing through the cleaning / charging device. A method has also been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 07-325459). Japanese Patent Application Laid-Open No. 07-325459 discloses that a sheet for charging the residual toner with the same polarity as the charging polarity is provided on the upstream side of the charging cleaning blade. Since the residual toner is charged to the same polarity as the charging polarity, even if it passes through the charging / cleaning blade (tip edge), the surface of the blade facing the photoconductor (the surface on which discharge for charging the photoconductor occurs) ). As a result, uniform charging of the photoreceptor is ensured over a long period of time.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to make it possible to uniformly charge a photosensitive member over a long period of time in an image forming apparatus using a cleaning / charging blade, and to increase this reliability.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
(1) A conductive blade (3a) for contacting the surface of the movable image carrier (1) to remove residual toner on the image carrier and charging the image carrier for image formation And a charging power source (4a) for applying a voltage for performing charging for image formation to the conductive blade,
A conductive entrance seal (5) for preventing toner contamination, installed on the upstream side of the conductive blade (3a) with respect to the moving direction of the image carrier, and the entrance seal (5), A seal power source (6) that applies a voltage of the same polarity as that for charging the image carrier for image formation, and a potential of the conductive blade is applied to the surface of the conductive blade facing the image carrier. A potential switching means (4b to 4d, 64, 60) for switching to a cleaning potential for returning the adhered toner to the image carrier.When cleaning, the entrance seal (Five) While applying a voltage of the same polarity as the polarity for charging for image formation, the conductive blade (3a) Switch the applied voltage to the cleaning potential,It is characterized by that. In addition, in order to make an understanding easy, the code | symbol or corresponding matter of the corresponding element of the Example shown in drawing and mentioned later in parentheses is added for reference.
[0018]
According to this, since the conductive blade (3a) is commonly used for cleaning and charging of the image carrier, it is possible to reduce the size of the entire image forming apparatus, reducing the number of parts and parts material, and reducing the cost. Is possible.
[0019]
Since the entrance seal (5) charges the residual toner to the same polarity as the charged polarity, the residual toner is attracted to the image carrier (1) and hardly adheres to the blade (3a), and the toner adheres less to the blade (3a). Yes. In addition, since there is provided a potential switching means (4b-4d, 64, 60) for switching the potential of the conductive blade (3a) to a potential for separating the adhered matter, that is, a cleaning potential, the conductive blade ( When the potential of 3a) is switched from the charged potential (-1.8 kV) to the cleaning potential (0, +0.5 kV or AC 1.0 kV), the image carrier (1a) charged (negatively charged) by the entrance seal (5) is The blade (3a) enters, but due to the switching, the image carrier (3a) side becomes a negative high potential, and the positively charged toner attached to the blade (3a) is transferred to the image carrier (1a). Is drawn (virtual line in FIG. 2). As a result, the toner adhering to the surface of the blade (3a) facing the image carrier (1a) is removed (blade cleaning process).
[0020]
In this way, it becomes possible to positively clean the toner adhering to the surface of the blade (3a) facing the image carrier (1a) by the potential switching means (4b-4d, 64, 60). . The positive charging of the residual toner due to friction with the blade (3a) is suppressed by applying the charging voltage (-1.2kV) to the image carrier (3a) by the entrance seal (5), and the residual toner blade due to frictional charging In contrast, the blade (3a)tableSince the toner adhering to the surface is sucked by the image carrier (3a) and transferred to the image carrier (3a), the cleaning effect is high. By appropriately performing this blade cleaning process, toner is not stacked on the surface of the blade (3a) facing the photoconductor, and the photoconductor can be uniformly charged over a long period of time.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(2) The cleaning potential is applied to the image carrier.Of the base layer conductorPotential (earth)Same asIt is one. According to this, since the cleaning potential for cleaning the toner adhering to the blade (3a) is set to the potential (ground) of the image carrier, it is not necessary to prepare a special power source. Therefore, the toner adhering to the blade (3a) can be cleaned with a simple configuration and without increasing the cost, and the photoreceptor can be uniformly charged over a long period of time.
[0022]
(3) The cleaning potential is a potential (+0.5 kV) having a polarity opposite to the polarity (−1.8 kV) for charging the image carrier for image formation. According to this, since the cleaning potential is opposite in polarity to the potential for charging the image carrier, the electric field formed between the blade (3a) and the image carrier is larger in the blade cleaning process. For this reason, the toner adhering to the surface of the blade (3a) is cleaned with a stronger electric field, and the photoreceptor can be uniformly charged over a long period of time.
[0023]
(4) The cleaning potential is an alternating potential (alternating current 1.0 kV). According to this, since an alternating potential (alternating current 1.0 kV) is applied to the blade (3a), electrical vibration is applied to the toner adhering to the blade (3a), and it is easy to separate from the blade (3a), which has a cleaning effect. Become bigger. As a result, the photosensitive member can be uniformly charged over a long period of time.
[0024]
(5) The potential switching means (4b to 4d, 64, 60) has a cleaning potential when the outer area of the image forming scheduled area of the image carrier (1) is at the position of the conductive blade (3a). Apply. According to this, blade cleaning is performed in the non-image forming area during repeated image formation, and the effect of keeping the blade (3a) clean is high.
[0025]
(6) The potential switching means (4b to 4d, 64, 60) switches to the cleaning potential every time the image is formed a set number of times (10 sheets) or more. According to this, the blade (3a) is kept clean. Further, since the blade is cleaned every time the set number of times of image formation, the number of cleaning operations can be set to the minimum necessary.
[0026]
(7) The potential switching means (4b-4d, 64, 60) switches to the cleaning potential in response to an image formation start instruction (start signal). According to this, at the time of image formation, the blade (3a) is charged for image formation in a state where the toner is not attached to the surface of the blade (3a) facing the photoreceptor, and the toner of the blade (3a) There is a low possibility of producing an abnormal image due to dirt.
[0027]
(8) The potential switching means (4b to 4d, 64, 60) switches to the cleaning potential at the end of image formation (during the end cycle). According to this, the toner does not stick to the blade (3a) due to the stop of image formation for a long period of time, and there is a low possibility that an abnormal image due to the dirt of the toner on the blade (3a) is generated.
[0028]
(9) The potential switching means (4b to 4d, 64, 60) is provided when the outer area of the image carrier (1) outside the planned contact area of the transfer paper is at the position of the conductive blade (3a). Apply cleaning potential. According to this, the blade cleaning process is performed at a portion corresponding to a so-called paper gap. For this reason, even when the toner (cleaned toner) moved from the blade (3a) to the image carrier passes through the developing device and reaches the transfer device, it is not transferred onto the transfer paper. That is, the cleaned toner does not stain the transfer paper.
[0029]
Other objects and features of the present invention will become apparent from the following description of embodiments with reference to the drawings.
[0030]
【Example】
-1st Example-
FIG. 1 shows an outline of a main part of a mechanism according to an embodiment of the present invention. A
[0031]
An
[0032]
The
[0033]
The developing
By applying a developing voltage (−0.6 [kV]) to the developing roller 9, the electrostatic latent image on the
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
FIG. 2 shows the configuration of the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
FIG. 3 shows a schematic configuration of a control system of the image forming apparatus shown in FIG. First, a control unit using a microcomputer including a
[0040]
In synchronization with the rotation of the
[0041]
FIG. 4 shows an outline of the control operation of the
[0042]
When the initialization (1) is completed, the
[0043]
When there is a start input in the input reading (5), the fact is displayed on the
[0044]
In this "1 copy cycle" (7), the
[0045]
When the “one copy cycle” (7) is completed, 60 increments the accumulation counter Cn for determining the execution timing of “blade cleaning” by one (Bp1). Then, the count data of the accumulation counter Cn is checked (Bp2). If it indicates a number of 10 or more, the accumulation counter Cn is cleared (Bp3), and “blade cleaning” ( Bp4) is executed.
[0046]
When the data of the accumulation counter Cn does not reach 10 or when “Blade Cleaning” (Bp4) is executed, the value of the recorded number counter is equal to or greater than the set number (continuous copy set value). Is checked (8), and if the set number has not been reached, the process proceeds to "1 copy cycle" (7). When the set number of sheets is reached, the target temperature of the fixing device is returned to the standby value, and post-processing (end cycle) such as cleaning of the photosensitive member, transfer roller, and blade 3a is set (9), Wait for an input to the operation board 66 (5). When there is no start input from the
[0047]
When the process proceeds to the “blade cleaning” (Bp4), the relay contact piece 4c is switched to the cleaning power source 4b side at the charging process end timing in the “1 copy cycle” (7). Therefore, the blade 3a is connected to the cleaning power source 4b by the relay contact piece 4c. That is, the cleaning process of the blade 3a is performed. In “Blade Cleaning” (Bp4), the drum rotation synchronization pulse (output of 65 in FIG. 3) starts counting up, and when the count value becomes equal to or greater than a set value corresponding to several rotations of the
[0048]
Although the charging power source 4a is turned off in the above-described end cycle setting (9), the relay contact piece 4c is connected to the cleaning power source 4b, so that the cleaning process of the blade 3a is not performed even during the end cycle. continue. The
[0049]
As described above, in the first embodiment, in “1 copy cycle” (7), after charging of the
[0050]
During the blade cleaning process, a voltage of -1.2 [kV] is applied to the
[0051]
-Second Example-
The configuration of the image forming apparatus of the second embodiment is the same as that of the first embodiment in the configuration of the image forming apparatus, the configuration of the cleaning / charging combined device, the configuration of the cleaning / charging combined blade. The difference between the image forming apparatus of the second embodiment and the image forming apparatus of the first embodiment is that the cleaning voltage is opposite in polarity to the charging voltage for charging the
[0052]
Also in the image forming apparatus of the second embodiment, a seal voltage (-1.2 [kV]) is applied to the
[0053]
-Third Example-
The image forming apparatus of the third embodiment is the same as that of the first embodiment in the configuration of the image forming apparatus, the configuration and materials of the cleaning /
[0054]
-Fourth embodiment-
The image forming apparatus of the fourth embodiment is the same as that of the first embodiment in the configuration of the image forming apparatus, the configuration and materials of the cleaning /
[0055]
The start of image formation means immediately before the first first image is formed when the image forming apparatus starts one or more image forming operations. In other words, in the image forming apparatus of the fourth embodiment, immediately before the start signal is generated and a series of image forming operations are started, the voltage applied to the blade 3a is switched to the cleaning voltage, and the blade 3a serving as both cleaning and charging is used. Clean.
[0056]
Further, the paper interval is a portion corresponding to a space between the paper on the
[0057]
FIG. 5 shows an outline of the control operation of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an outline of a main part of an image forming mechanism according to a first embodiment of the present invention.
2 is a block diagram showing the configuration of a
3 is a block diagram showing a system configuration of an electrical component of the image forming apparatus shown in FIG.
4 is a flowchart showing an outline of a control operation of a
FIG. 5 is a flowchart showing an outline of a control operation of a
FIG. 6 is a cross-sectional view showing one outline of a conventional contact charging type image forming apparatus.
7 is a cross-sectional view of a conventional cleaning /
8 is a cross-sectional view of a
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of a conventional cleaning / charging device.
[Explanation of symbols]
4a: Charging power source
4b: Cleaning power supply
Claims (4)
前記像担持体の移動方向に対して前記導電性ブレードよりも上流側に装備した、トナー汚染を防止するための導電性入り口シールと、前記入り口シールに、前記像担持体に画像形成用の帯電を行なう極性と同極性の電圧を印加するシール電源と、前記導電性ブレードの電位を、該導電性ブレードの、前記像担持体に対向する表面に付着したトナーを前記像担持体に戻す清掃電位に切換える電位切換手段、を備え、清掃時には、該入り口シールには画像形成用の帯電を行う極性と同極性の電圧を印加しつつ、該導電性ブレードへの印加電圧を清掃電位に切換える、ことを特徴とする画像形成装置。A conductive blade for contacting the surface of the movable image carrier to remove residual toner on the image carrier, and charging the image carrier for image formation; and In an image forming apparatus having a charging power source that applies a voltage for charging for image formation,
A conductive entrance seal for preventing toner contamination, which is provided upstream of the conductive blade in the moving direction of the image carrier, and the entrance seal, the image carrier is charged for image formation. A sealing power source that applies a voltage of the same polarity as the polarity of the cleaning, and a cleaning potential for returning the toner attached to the surface of the conductive blade facing the image carrier to the image carrier. A potential switching means for switching to a voltage , and during cleaning, the voltage applied to the conductive blade is switched to the cleaning potential while applying a voltage of the same polarity as that for charging for image formation to the entrance seal. An image forming apparatus.
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