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JP3969884B2 - インク、カラーフィルター、液晶パネル、コンピュータ及びカラーフィルターの製造方法 - Google Patents

インク、カラーフィルター、液晶パネル、コンピュータ及びカラーフィルターの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録に用いられるインク、前記インクを用いたカラーフィルター、カラーフィルターの製造方法、前記カラーフィルターを用いた液晶パネル、前記液晶パネルを画像表示部として備えたコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
カラーフィルターはカラー液晶ディスプレイの重要な構成部品で、このフィルタは透明基板上に赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色からなる画素を繰返して多数配列した構造をしている。近年パーソナルコンピューター、特に携帯用のパーソナルコンピューターの発達にともない、液晶ディスプレイ、特にカラー液晶ディスプレイの需要が増加する傾向にある。しかしながら更なる普及のためにはコストダウンが必要であり、特にコスト的に比重の高いカラーフィルターのコストダウンに対する要求が高まっている。従来から、カラーフィルターの要求特性を満足しつつ上記要求に応えるべく種々のカラーフィルターの製造方法が試みられている。以下にカラーフィルターの代表的な製造方法を説明する。
【0003】
もっとも多く用いられている第1の方法が染色法である。染色法は染色用の材料である水溶性の高分子材料に感光剤を添加して感光化したものを用いて、これをフォトリソグラフィー工程により透明支持体上に所望の形状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴に浸漬し着色パターンを得る。これを3回繰り返してR,G,Bのカラーフィルターを形成するものである。
【0004】
次に多く用いられている第2の方法は顔料分散法であり、近年染色法に取って変わりつつある。この方法は、まず基板上に顔料を分散した感光性樹脂層を形成し、これをパターニングすることにより単色のパターンを得る。さらにこの工程を3回繰り返すことにより、R,G,Bの3色のカラーフィルターを形成するものである。
【0005】
第3の方法として電着法がある。この方法はまず基板上に透明電極をパターニングする。次に顔料、樹脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬し、第1の色を電着する。この工程を3回繰り返してR,G,Bのカラーフィルター層を形成し、最後に焼成することによりカラーフィルターを形成するものである。
【0006】
第4の方法として印刷法がある。この方法は、熱硬化性樹脂に顔料を分散させた塗料を、繰り返し印刷により3色R,G,Bを塗り分けた後、着色層である樹脂を加熱硬化させ着色層を形成してカラーフィルターを形成するものである。
【0007】
ところで上記したような種々の方法は、いまだ解決されるべき多くの課題を有している。例えば上記した各方法とも着色層の上に保護層に形成するのが一般的である。これらの方法に共通していることは、R,G,Bを形成するために同一工程を3回要することであり、これは必然的にコストを高くする。又工程が多ければ多いほど歩留りが低下するという問題も有している。更に第3の方法では、形成可能なパターンが限定されるため、現状の技術ではTFTカラーには適用が困難である。更にまた第4の方法においては解像性、平滑性が悪いという欠点があり、ファインピッチのパターンの形成が困難である。
【0008】
これらの欠点を改良するために、インクジェット方式を用いたカラーフィルターの製造方法が提案されている(特開昭59―75205、特開昭63−235901、特開平1−217302、特開平4−123005など)。この方法はレッド(R),グリーン(G)、及びブルー(B)の色素を各々含有する着色液(以下インク)をフィルタ基板にノズルから噴射し、該インクをフィルタ基板上に付着・乾燥させて画素を形成させてフィルターを形成するものである。この方法によればR,G,Bの各着色層の形成を一度に行なうことができ、更にインクを画素形成部分に付着させればよく、インクの無駄が生じない為、大幅に生産性を向上させることができ、またコストの低減を図ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところでインクをインクジェット方式で吐出させてカラーフィルターを製造する際に用いるインクに対しては例えば下記のような特性をより高いレベルで満たすものが好ましい。
【0010】
a)カラーフィルター着色部(画素)の高い透明性。
b)カラーフィルター着色部(画素)面積の経時変化(以上「にじみ」と称する)の抑制。
c)カラーフィルター着色部(画素)の高い密着性。
d)カラーフィルター着色部(画素)の高い耐光性。
e)インクジェット記録方法で吐出させるときの高い吐出安定性。
【0011】
即ちインクジェット法を用いたカラーフィルターの作成方法が前記した従来のカラーフィルターの製法と大きく異なる点の一つは、図3に示した様に例えば染料濃度の高いインク24を基板1の画素形成部のみに選択的に付着させ、その後にインク中の溶媒もしくは分散媒(水や有機溶媒等)を蒸発させて画素を形成させる点にある。しかし本発明者らのこれまでの検討によれば、用いるインクによっては基板上に付着したインク24の基板上での乾燥過程において、インク中の染料が結晶化し、得られる画素の透明性が低下したり、溶媒が蒸発しきらなかったことに起因する画素を形成する染料の経時的なマイグレーションにより画素ににじみが発生するといった現象が認められた。また画素中の溶媒の残存は、基板との何らかの相互作用により密着性の低下、熱分解による活性酸素等の影響による耐光性の低下が認められることもあった。従ってカラーフィルターの形成用のインクとして見た場合、上記a)〜d)に示した様な特性をより高いレベルで満たすインクが好ましい。一方インクジェット用インクとしては安定した吐出性能をそなえていることが好ましいことは言うまでもない。そしてこのような特性を満たすインクについて種々の検討を重ねた。その結果含金アゾピラゾロン染料とキサンテン骨格を有する染料とを色材として含有したインクがカラーフィルターの赤色の画素形成用のインクジェット用インクとして上記a)〜e)の特性を高いレベルで満たすとの知見を得た。
【0012】
本発明はこのような知見に基づきなされたものであり、その目的は上記a)〜e)の特性をより高いレベルで満たすことのできるインクを提供する点にある。
【0013】
また本発明は高い透明性を有し、にじみが非常に少なく、また密着性にも優れた赤色のフィルター部は備えたカラーフィルターを提供することを他の目的とする。
【0014】
また本発明は透明性が高く、にじみが少なく、また密着性に優れた赤色のフィルター部を有するカラーフィルターの低コストで製造する方法を提供することを目的とする。
【0015】
また本発明は高品質な液晶パネルを提供することを目的とする。
【0016】
更に本発明は高品質な画像表示部を備えたコンピュータを提供することを目的とする。
【0017】
また本発明は、高い透明性を有し、にじみが少なく、また密着性に優れた赤色のフィルター部を備えたカラーフィルターの製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成することのできる本発明の一態様にかかるインクジェット記録に用いられるインクは、下記一般式(I)または(II)で表される構造の含金アゾピラゾロン染料及び下記一般式(III)または(IV)で表される構造のキサンテン骨格を有する染料とを含み、前記含金アゾピラゾロン染料及び前記キサンテン骨格を有する染料とを50:1〜1:2の割合で含むことを特徴とするものである。
【0019】
また上記の目的を達成することのできる本発明の一態様にかかるカラーフィルターは、光透過性基板、及び該基板上の所定の位置に赤の着色画素を備えているカラーフィルターにおいて、該着色画素が、前記インクにより形成されたことを特徴とするものである。
【0020】
また上記の目的を達成することのできる本発明の一態様にかかる液晶パネルは、光透過性基板、及び該基板上の所定の位置に赤の着色画素を備え、該着色画素が前記インクにより形成されたカラーフィルターと該カラーフィルターに対向配置されているパネル基板を有し、該カラーフィルターと該パネル基板との間に液晶化合物が封入されていることを特徴とするものである。
【0021】
また上記の目的を達成することのできる本発明の一態様にかかるコンピュータは、光透過性基板、及び該基板上の所定の位置に赤の着色画素を備え、該着色画素が前記インクにより形成されたカラーフィルターと該カラーフィルターに対向配置されているパネル基板を有し、該カラーフィルターと該パネル基板との間に液晶化合物が封入されている液晶パネルを画像表示部として備えていることを特徴とする。
【0022】
また上記の目的を達成することのできるカラーフィルターの製造方法の一態様は、前記インクをインクジェット法を用いて光透過性基板に向けて吐出させ、該基板上の所定の位置に付着させて、着色画素を形成する工程を有することを特徴とする。
【0023】
また上記の目的を達成することのできるカラーフィルターの製造方法の他の態様は、前記インクをインクジェット法を用いて光透過性基板に向けて吐出させ、該基板表面の所定の位置に付着させ、次いで該インク中の硬化性樹脂を硬化せしめて着色画素を形成する工程を有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施態様)
(インクジェット記録用インク)
本発明の一実施態様にかかるインクジェット記録用のインクは、含金アゾピラゾロン染料及びキサンテン骨格を有する染料とを色材として含む。そしてこのインクは、例えばカラーフィルターの赤色の画素形成用のインクとして好適に用いることができるものである。
【0025】
(含金アゾピラゾロン染料)
ここで含金アゾピラゾロン染料とは例えば下記構造式(I)若しくは(II)で示される構造を有する染料が挙げられる。
【0026】
【外5】
Figure 0003969884
【0027】
上記一般式(I)中、R,R,R及びRは各々水素原子、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、ニトロ基、炭素数1〜5の直鎖状或いは分岐鎖状のアルキル基、CF基、またはSO(M1)基(M1は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、RおよびRは各々水素原子、ハロゲン原子またはSO(M2)基(M2は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、M3はCr、Ni、またはCoを表し、またX1は一価アルカリ金属カチオンあるいはNH を表す。
【0028】
【外6】
Figure 0003969884
【0029】
上記一般式(II)中、R,Rは各々水素原子、ハロゲン原子例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、ニトロ基、炭素数1〜5の直鎖状或いは分岐鎖状のアルキル基、CF基、またはSO(M1)基(M1は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、Rは水素原子、ハロゲン原子またはSO(M2)基(M2は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、M4はCuまたはCrを表し、またX2 一価アルカリ金属カチオンあるいはNH を表す。ここでM1及びM2において、一価アルカリ金属の具体例としては例えばNa、K及びLi等が挙げられる。
【0030】
(キサンテン骨格を有する染料)
またキサンテン骨格を有する染料とは、下記一般式(V)で示されるキサンテン構造を分子内に含む染料である。
【0031】
【外7】
Figure 0003969884
【0032】
具体的には例えば下記一般式(III)もしくは(IV)で示される染料が挙げられる。
【0033】
【外8】
Figure 0003969884
【0034】
上記式(III)中X3〜X6はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、Z1は−COO(M5)基、または−SO 基を表す。またM5はNa、K及びLi等の一価のアルカリ金属、或いはNH を表す。
【0035】
【外9】
Figure 0003969884
【0036】
上記式(IV)中R10、R11は水素原子、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、または置換もしくは未置換のアリール基を表し、Z2及びZ3は−COO(M6)基、または−SO 基を表す。またM6はNa、K及びLi等の一価のアルカリ金属或いはNH を表す。
【0037】
そして上記一般式(III)及び(IV)で示されるキサンテン系色素の具体例としては例えば下記のものが挙げられる。
【0038】
【外10】
Figure 0003969884
【0039】
【外11】
Figure 0003969884
【0040】
【外12】
Figure 0003969884
【0041】
またこの他にもC.I.Acid Red 306やC.I.Acid Violet 102も挙げられる。
【0042】
そして本実施態様において特に好ましい組合わせとしては、上記一般式(I)においてR及びRの内の少なくとも一方がSO(M1)であり、またR及びRの双方がSO(M1)基である含金アゾピラゾロン染料と、上記一般式(IV)で示され、且つZ2がスルホン(−SO )基であるスルホローダミン類(上記C.I.Acid Red 289、C.I.Acid Red 52、C.I.Acid Red 50等)は、前記a)〜e)の特性を極めて高いレベルで満足させ得るインクを得られるものである。
【0043】
そしてインク中における含金アゾピラゾロン染料とキサンテン骨格を有する染料との重量比を50:1〜1:2、特には20:1〜1:1、更には10:1〜2:1とした場合、光学的な特性に優れた赤色の画素を得られる為好ましい。
【0044】
インク中における含金アゾピラゾロン染料とキサンテン骨格を有する染料のインク中における総量としては、インク全重量を基準として0.1〜15wt%、特には1〜10wt%、更には2〜8wt%の範囲では、画素に満足し得る光学特性を担持させられると共にインクの特性がインクジェット記録法によって正確に吐出させることのできる範囲を逸脱するように変化することもなく好ましいものである。
【0045】
上記した色材を溶解状態、分散状態あるいは溶解及び分散状態で保持し、インクを構成する媒体としては例えば水を含む水性媒体等を用いることができる。そして水性媒体の構成成分としての水の割合は、インク全重量を基準として10〜90wt%、特には20〜80wt%とすることが好ましい。
【0046】
また水性媒体中には水溶性有機溶剤を含有させてもよい。例えば下記の様な水溶性有機溶剤を使用することによって、インク構成成分の溶解性を向上させたり、粘度の調整等を行う等のことができ、特に沸点が150〜250℃程度の水溶性有機溶媒は、該インクをインクジェット記録方法を用いて吐出させ、基板に該インクを付着させる際に、オリフィスの目詰まりが起る可能性を低減し、且つ基板への密着性を低下させることも無いため好適に用いられる。そしてそのような水溶性有機溶剤としては例えば第1表に示した様な溶剤が挙げられる。
【0047】
【表1】
Figure 0003969884
【0048】
【表2】
Figure 0003969884
【0049】
また、インクには非イオン系、アニオン系、カチオン系等の界面活性剤を用いても良く、他にも、pH調整剤、防かび剤等の添加剤を必要に応じて添加しても良い。
【0050】
ところでこの様なインクは、インクジェット方式、例えばエネルギー発生素子として電気熱変換体を用いたバブルジェットタイプ、あるいは圧電素子を用いたピエゾジェットタイプ等によって記録ヘッドから吐出させ、カラーフィルタの基板上に付着させて赤色の画素を形成するのに極めて好適に用いられるものである。またこのインクの特性として、インク調合時点において、インク温度25℃のときに表面張力が30〜68dyn/cm、粘度を15cP以下、特には10cP以下、更には5cP以下とすることで、インクの吐出特性は特に優れたものとなる。そして本実施態様において、かかる特性を達成することのできる具体的なインク組成としては例えば後述する実施例に記載したインクを挙げることができる。
【0051】
(カラーフィルタの製法)
次に上記したインクを用いたカラーフィルターの製造方法について説明する。図1は本発明の一実施態様にかかる液晶用カラーフィルターの製造方法の説明図である。
【0052】
図1(a)は、パターン状に遮光部(以降「ブラックマトリクス」)2が形成された光透過性の基板1(例えばガラス基板等)を示したものである。ブラックマトリクス2の形成方法としては、基板上に直接設ける場合は例えば、スパッタもしくは蒸着により金属(例えばクロム、酸化クロム等)の薄膜を形成し、フォトリソ工程によりパターニングする方法が挙げられ、また樹脂組成物上に設ける場合は、一般的なフォトリソ工程によるパターニングの方法が挙げられる。
【0053】
又7は光透過部である。
【0054】
まず、ブラックマトリクス2の形成された基板1上に硬化可能な樹脂組成物を含む層を形成し、基板1上にインク受容層3を形成する(図1(b))。なお基板としては一般にガラスが用いられるが、液晶用カラーフィルタとしての一般に求められる光透過性や機械的強度等の特性を満足し得るものであればガラスに限定されず、例えば透明アクリル樹脂基板等を用いることもできる。
【0055】
インク受容層3を形成する材料としては公知のものが使用できるが、例えば耐熱性等を考慮すると、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、イミド系樹脂が好適であり、更に水性インクの吸収性を考慮すると、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース系水溶性ポリマーを含むものが好ましい。その他にも例えばポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリウレタン、ポリエステル等や、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオン化でんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂を挙げることができる。特に耐熱性、インク吸収性に加えて前述した着色部の透明性、にじみ、染料の耐光性等を考慮すると、ヒドロキシプロピルセルロースとメチロール化メラミンとの混合物、或は以下の構造単位(XIX)からなる単量体の単独及び/又は他のビニル系単量体との共重合体を少なくとも含む化合物を用いることが好ましい。
【0056】
【外13】
Figure 0003969884
【0057】
なお、上記一般式(XIX)中、R12はHまたはCH等、R13はHまたは未置換もしくは炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基等で置換されていてもよいアルキル基を表す。上記式(XIX)で表される構造単位に相当する単量体としては、例えばN−メチロールアクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルアクリルアミド、N−イソプロポキシメチルアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−メトキシメチルメタクリルアミド,N−エトキシメチルメタクリルアミド等を挙げられる。また他のビニル系単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等)、メタクリル酸エステル(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等)、水酸基を含有したビニル系単量体(ヒドロキシメチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシメチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート等)、スチレン、α−メチルスチレン、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、アリルアミン、ビニルアミン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等を挙げることができる。上記一般式(XIX)の構造単位に相当する単量体と他のビニル系単量体との共重合比はモル比で95:5〜5:95の範囲が望ましい。
【0058】
また、上記受容層3には必要に応じて各種添加剤を含んでもよい。添加剤の具体的な一例としては各種界面活性剤、染料固着剤(耐水化剤)、消泡剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、分散剤、粘度調整剤、pH調整剤、防カビ剤、可塑剤が挙げられる。これらの添加剤については従来公知の化合物から目的に応じて任意に選択すればよい。
【0059】
インク受容層3の形成方法としては、スピンコート、ロールコート、バーコート、スプレーコート、ディップコート等の方法を用いることができる。また必要に応じてプリベークを行なっても良い。
【0060】
次いでインクジェット方式により前記した本発明にかかるインクをインク受容層3の画素形成部位に付着させ、該インク受容層3の所定の部位を着色せしめる(図1(c))。インクジェット方式としては、エネルギー発生素子として電気熱変換体を用いたバブルジェットタイプ、あるいは圧電素子を用いたピエゾジェットタイプ等が使用可能であり、着色面積および着色パターンは任意に設定することができる。ここで図2を用いてインクジェット法にてインクを噴射し画素を形成するための好ましい方法について述べると、図2はインクジェット法にてカラーフィルタの着色部を描画する装置の構成を示すブロック図である。図2においてCPU21はヘッド駆動回路22を介してインクジェット記録ヘッド4と接続されている。更にCPU21にはプログラムメモリ23内の制御プログラム情報が入力される様に構成されている。そしてCPU21はインクジェット記録ヘッド4を基板1上の所定の位置まで移動させ(不図示)、基板1上の所望の画素位置をインクジェットヘッドの下方にもたらし、その位置に所望の色のインク24を吐出して着色する。これを基板1上の所望の画素位置に対して行うことによりカラーフィルタを製造することができるものである。
【0061】
ところで作成しようとするカラーフィルタがR(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の画素を有するものとする場合、グリーン及びブルーの画素の形成に用いるインクとしては適宜公知のインクを用いて本発明にかかる赤のインクと同時に、或いは1色毎にインク受容層3の所定の部位を染色してRGB各々の画素を形成すればよい。
【0062】
次にインク受容層3を硬化させる(図1(d)。硬化方法としてはインク受容層に用いた硬化性樹脂に適した方法を用いれば良く例えば加熱、光照射あるいは加熱及び光照射を行なって硬化させ、各色の着色画素11を形成する。ここでインク吸収層に照射する光としては特に限定されるものではない。また光照射条件としては1〜3000mJ/cm程度が好適である。また熱処理としては例えばオーブン、ホットプレート等の手段によるものが挙げられ、温度条件150〜250℃で1〜120分行えばよい。
【0063】
この後、必要に応じて硬化せしめたインク受容層3上に保護層を形成する(図1(e))。保護層6は、例えば光照射または熱処理により硬化可能な樹脂材料を塗布し、それに引き続いて硬化せしめることによって、或いは無機膜を蒸着又はスパッタリングにより形成することで設けることができる。保護層に用い得る材料としては、保護層としたときにカラーフィルターに必要な透明性を損なわず、またその後に必要に応じて行われるITO形成プロセスや配向膜形成プロセス等に耐えうるものが好適に用いられ、具体的には例えば有機材料としてはエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等のアクリル系樹脂等が、無機材料としてはSiO等を挙げることができる。この様にして本実施態様にかかるカラーフィルター9を得ることができる。
【0064】
(第2の実施態様)
次に本発明にかかるカラーフィルターの第2の実施態様について説明する。本実施態様は、インク受容層3に対してインクを付与するに先立って、インク受容層3のブラックマトリックス2に対応する部位を硬化させ、インク吸収性を予め低下させる点において第1の実施態様とは異なっている。本実施態様を図4を用いてその製造プロセスに沿って説明すると、まず第1の実施態様にて説明したのと同様の方法で作成した、表面にブラックマトリックス2を形成した基板1を用意し、ブラックマトリックス2を被覆する様にインク受容層3を形成する(図4(a)及び(b))。ここでインク受容層3は光照射によってその表面がインクの吸収性が低下する様な材料を用いることが好ましい。
【0065】
この実施態様においてインク受容層3を構成する材料としては、上記した第1の実施態様において用いられるインク受容層3の構成材料に、更に光重合開始剤を含有させたものが好適に用いられる。ここで用いられる光重合開始剤の例としては、例えばオニウム塩、ハロゲン化トリアジン化合物が好ましく用いられる。具体的にはオニウム塩としては、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボレート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメチルスルホネートまたこれらの誘導体、さらにジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメチルフルホネートまたこれらの誘導体等が挙げられる。その中でもハロゲン化トリアジン化合物が好適に用いられる。さらにそれら化合物の誘導体等も挙げられる。上記光重合開始剤の配合量は、前記インク受容層材料に対して重量基準で0.01〜20%、好ましくは0.1〜10%である。また増感剤としてペリレン、アントラセン等の化合物を加えてもよい。
【0066】
次いでインク受容層3のブラックマトリクスに対応する部分を、例えばフォトマスク41等を用いて選択的に露光し、インク受容層3のブラックマトリックス2に対応する部分を硬化させる(図4(c))。その結果インク受容層3に選択的にインク吸収性の低い部分(非着色用部分)42が形成される。ここでパターン露光に用いるフォトマスク42としては、例えばブラックマトリクス2に対応するインク受容層部分に選択的に露光可能な開口部43を備えたものを使用する。ここで開口部43の幅(Y)はブラックマトリクス2の幅(X)よりも狭くすることが好ましい。即ちこの方法でカラーフィルターを形成したときに、各画素とブラックマトリクス2の境界部分において色ヌケが生じることは好ましくなく、それを防止するためにはインク受容層の各画素が形成されるべき領域に多めのインクを吐出することが好ましい。このことを考慮するとインク受容層3の非着色用部分の幅をブラックマトリックス2の幅(X)よりも狭くすることが好ましく、このような非着色用部分は、上記した開口部43の幅(Y)はブラックマトリクス2の幅(X)よりも狭くしたフォトマスク42を用いることによって形成することができる。なお非着色用部分43を形成する際にインク吸収層に照射する光としては特に限定されるものではない。また光照射条件としては1〜3000mJ/cm2程度が好適である。また熱処理は例えばオーブン、ホットプレート等の手段によるものが挙げられ、温度条件150−250℃で1−120分行なえばよい。
【0067】
それ以降の工程(図4(d)〜(f))は、図1(c)〜(e)に記載した様に各画素が形成されるべき位置にインクジェット法によってインクを付与し、インク受容層3の硬化を行うことにより、カラーフィルタを作製することができる。
【0068】
この実施態様によれば、インクジェット法にてR,G,B各画を形成する際に発生しやすい各画素間、特に隣接する画素間等での混色、色ムラ等によるトラブルを防止することができ、低コストかつ高画質のカラーフィルタの製造が可能となる。
【0069】
(第3の実施態様)
次にインク受容層3を設けることなしにカラーフィルターを製造する点に一つの特徴を有する、本発明の第3の実施態様にかかるカラーフィルターについて図5を用いてその製造工程に沿って説明する。
【0070】
まず第1の実施態様にて記載したのと同様の方法で表面にブラックマトリクス2を形成した基板を用意する(図5(a))。なお本態様においては、各画素間に所定の厚さ(例えば0.5μm以上の壁を作っておくことが好ましく、その為に黒色の樹脂レジストをパターニングしてブラックマトリックス2を形成することが好ましい。
【0071】
次に、図5(b)に示すように、インクジェット方式を利用して、前記した本発明にかかる赤インク51、及び公知の種々のGインク52及びBインク53を、ブラックマトリクス2の間の光透過部55を埋めるようにして付与する。このときブラックマトリクス2上で各色インクが重ならない様に付与することが好ましい。
【0072】
(インク組成)
ここで本態様に用いる赤の画素を与えるインクとしては、前記の含金アゾピラゾロン染料とキサンテン骨格を備えた染料とを含むインクを用いることができるが、該インクに光、熱あるいは光及び熱などのエネルギーの付与により硬化可能な樹脂を含有させたものを特に好適に用いることができる。またGインク及びBインクにも該樹脂を含有させたものを用いることが好ましい。
【0073】
(インク中硬化性樹脂成分の説明/含有量)
ここで上記樹脂としては、様々な市販の樹脂、硬化剤を用いることができるが、インク中で固着等の問題を起こさないものが好ましい。このような材料としては例えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。また、インク中に含まれる光硬化可能な成分あるいは熱硬化可能である成分あるいは光及び熱の双方により硬化可能な成分の量としては、インク全重量を基準として例えば0.1〜20%程度が好ましい。
【0074】
次いで、図5(c)に示すように光照射、加熱あるいは光照射と加熱の両方を行って基板1上の開口部55に付与したインクを部分硬化させ、次いで図5(d)に示すようにブラックマトリクス2及び各色のインクによって形成された着色部位54を被覆する様に硬化性樹脂組成物を塗布し、光照射及び/又は熱処理により着色部位54を完全に硬化させて着色画素11を完成させると共に硬化性樹脂組成物を硬化させて保護層6を形成し、カラーフィルタを得る。なお保護層6としては、光照射または熱処理、あるいはこれらの両方により硬化可能な樹脂材料を硬化させて形成する他に、無機膜を蒸着またはスパッタによって形成して保護膜6としてもよい。また保護膜6の形成に用い得る材料としては、カラーフィルターとした場合の透明性を有し、その後のITO形成プロセス、配光膜形成プロセス等に耐えうるものが好適に使用できる。
【0075】
(液晶パネル)
ところで上記した各実施態様によって形成されるカラーフィルター9は、例えば図6に示した様にカラーフィルター9と基板61とを対向配置し、その間に液晶組成物62を封入することによって液晶パネルを形成することができる。図6に本発明のカラーフィルタを組み込んだTFTカラー液晶パネルの断面図を示す。即ちカラー液晶パネルは、カラーフィルタ9と対向する基板61を合わせ込み、その間に液晶組成物62を封入することにより形成される。液晶パネルの一方の基板の内側にTFT(不図示)と透明な画素電極63がマトリクス状に形成されている。またカラーフィルタ9の保護層6の表面には透明な対向(共通)電極64が一面に形成されている。更に該対向基板61の内側表面には該画素電極63を被覆する様に配向膜65が形成され、また該対向電極64の内側表面にも配向膜66が形成されている。そしてこれらの配向膜をラビング処理することにより液晶分子を一定方向に配列させることができる。こうして作成された液晶パネルは、カラーフィルタの基板1及び対向基板61の外側に偏光板67を接着し、一般的には蛍光灯と散乱板を組合わせたバックライトを用いて、液晶化合物をバックライトの光68の透過率を変化させる光シャッターとして機能させることにより表示を行なわせることができる。なおブラックマトリクス及び着色部は、図6に示した様に、通常カラーフィルター基板側に形成されるが、ブラックマトリクス(BM)オンアレイタイプの液晶パネルにおいては図7に示す様にBMは対向するTFT基板側に形成され、またカラーフィルタ(CF)オンアレイタイプの場合はCF部が図8に示す様にTFT基板側に形成される。
【0076】
そしてこの様にして作成された液晶パネルは例えば図9に示すようなコンピュータ91等の画像表示装置92として用いられる。
【0077】
【実施例】
次の本発明の各実施態様を実施例を用いてより具体的に説明する。
【0078】
(実施例A1〜A15)
60〜150μmの大きさの開口部を有するクロムからなるブラックマトリックスを備えたガラス基板上に、インク受容層としてN−メチロールアクリルアミドとヒドロキシエチルメタクリレート(50:50(重量比)の共重合体からなる硬化性樹脂組成物を、膜厚1.2μmとなるようにスピンコートし、120℃,20分のプリベークを行ないインク受容層とした。
【0079】
一方Rインクとして、下記第2表に示したように含金アゾピラゾロン染料とキサンテン骨格を有する染料とを組合わせて色材とし、下記処方1(R)の通りに調製したA1〜A15の15種類のRインクを用意した。
【0080】
またBインクについては、C.I.Acid Blue 83を染料として用い、またGインクについてはC.I.Acid Green 9を染料として用いるとともに下記処方1(G、B)の通りに調製した。
【0081】
そしてA1のRインク、Gインク及びBインクをインクジェットプリンを用いてインク受容層の各色の画素が形成されるべき位置に付与し、R,B,Gのマトリックスパターンを着色した。次いで230℃、50分のベーキングをおこなうことにより硬化反応を進行させ、乾燥後、さらにその上に2液型のアクリル系熱硬化型樹脂材料(商品名SS−7625 日本合成ゴム社製)を膜厚1μmとなるようにスピンコートし、240℃、20分の熱処理をおこなって硬化させることにより、実施例A1の液晶用カラーフィルタを作成した。以降RインクをA2〜A15に順次変える以外は全く同様にして実施例A2〜A15の液晶用カラーフィルターを作成した。そしてこれらA1〜A15の液晶用カラーフィルターを評価した。またA1〜A15までのRインクについてはインクジェット吐出安定性についても評価した。評価基準及び結果は下記の通りである。
【0082】
【表3】
Figure 0003969884
*なお一般式(I)中のX1は全てNaである。またM3はクロム(Cr)である。
【0083】
インク処方1(R)
含金アゾピラゾロン系染料 4.7wt%
キサンテン系染料 1.0wt%
エチレングリコールモノブチルエーテル(b.p.170℃) 39.0wt%
エチルアルコール(b.p.78℃) 6.0wt%
水 49.3wt%
【0084】
インク処方1(G、B)
染料 5.7wt%
エチレングリコールブチルエーテル(b.p.170℃) 39.0wt%
エチルアルコール(b.p.78℃) 6.0wt%
水 49.3wt%
【0085】
評価方法
評価1:着色部の透明性
上記の各カラーフィルタを用いて液晶パネルを作成し、Rパターン部の透明性を目視にて3段階にグループ分けすることにより評価した。
A:透明性良好
B:やや透明性が劣る
C:A,Bのものと比較してよりくすんでいる
【0086】
評価2:着色部のにじみ
上記のカラーフィルタを60℃に48時間放置し、Rパターンの着色部のにじみの度合(着色部面積の増大)を評価した。
A:5%未満
B:5%以上、10%未満
C:10%以上
【0087】
評価3:着色部の基板との密着性
上記のカラーフィルタを125℃85%6時間の条件でプレッシャークッカーテストを行い、顕微鏡にてRパターン部の様子を観察した。
A:全く問題なし
B:しわ等が発生
C:完全に剥がれ
【0088】
評価4:吐出安定性
上記のRインクをBJ−10Vに装填し、A4用紙にキャラクタパターンを300枚印字した。300枚目の印字されたA4用紙を目視にて観察した。
A:全く問題なし
B:若干のかすれが生じた
C:殆ど吐出せず
【0089】
評価5:耐光性
アトラス社フェードメータCi35を用いて、上記のカラーフィルターにキセノン光を50時間照射し、Rパターン部の変退色の大きさをCIEで定めたΔEとして算出し、下記の基準で評価した。
A:ΔEが10以下
B:ΔEが10を超え20以下
C:ΔEが20より大
【0090】
【表4】
Figure 0003969884
【0091】
実施例A16
上記実施例A1において含金アゾピラゾロン染料、キサンテン系染料をそれぞれ2.5wt%,3.0wt%とした他は同様にして評価した。
【0092】
実施例A17
上記実施例A1において含金アゾピラゾロン染料、キサンテン系染料をそれぞれ3.0wt%,2.5wt%とした他は同様にして評価した。
【0093】
実施例A18
上記実施例A1において含金アゾピラゾロン染料を中心金属(M3)がクロム(Cr)のものからニッケル(Ni)のものに換えた以外は実施例A1と同様にして評価した。
【0094】
比較例A5
上記実施例A5の含金のアゾピラゾロン染料のみを用いた以外は上記実施例A1と同様にしてとしてインクを調製し、カラーフィルターを作成して評価に供した。その結果を下記第4表に示す。
【0095】
比較例A6
上記実施例A6のキサンテン骨格を有する染料のみを用いた以外は上記実施例Aと同様にしてインクを調製し、カラーフィルターを作成して評価に供した。
【0096】
その結果を下記第4表に示す。
【0097】
【表5】
Figure 0003969884
【0098】
(実施例B1〜B15)
実施例A1〜A15のインク処方において、Rインクについては下記インク処方2(R)に従って調製した以外は上記Rインク、G、Bインクについては含金アゾピラゾロン染料とキサンテン骨格を有する染料の配合割合、及び溶剤を下記インク処方2(G、B)の様に変更した以外は上記実施例A1〜A15と同様にして実施例B1〜B15の液晶用カラーフィルタを作成した。このRインクとカラーフィルタを用いて上記と同様の評価をおこなった。その結果を下記第5表に示す。
【0099】
インク処方2(R)
含金アゾピラゾロン系染料 4.8wt%
キサンテン系染料 0.7wt%
ホルムアミド (b.p.211℃) 15.0wt%
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(b.p.190℃) 19.0wt%
イソプロピルアルコール (b.p.82℃) 2.0wt%
水 58.5wt%
【0100】
インク処方2(G、B)
染料 5.5wt%
ホルムアミド (b.p.211℃) 15.0wt%
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(b.p.190℃) 19.0wt%
イソプロピルアルコール (b.p.82℃) 2.0wt%
水 58.5wt%
【0101】
【表6】
Figure 0003969884
【0102】
(実施例C1〜C15)
ガラス基板上に黒色顔料を含む感光性樹脂(商品名:黒色顔料レジストCK−S171B;富士ハント(株)社製)をスピンコート法により塗布し、パターン露光、現像、熱処理により厚さ1.0μmのブラックマトリクスを形成した。ついでインクジェットプリンタにより開口部にR,G,Bの各インクを吐出し、次いで230度、30分の熱処理により該インクを硬化させ液晶素子用カラーフィルタを形成した。インクとしては以下のものを用い、また各々のインク組成は下記インク処方3(R)及びインク処方3(G、B)に示した通りである。ここで用いた15種類のRインク及び本実施例で作成した15種類の液相素子用カラーフィルターを下記の様にして評価した。その結果を下記第5表に示す。
【0103】
Rインクの色材:前記第2表のA1〜A15に用いた組合わせ
Bインクの色材:C.I.Acid Blue 83
Gインクの色材:C.I.Acid Green 9
【0104】
インク処方3(R)
含金アゾピラゾロン系染料 4.7wt%
キサンテン系染料 1.0wt%
以下の重量組成からなるアクリル系共重合体 3wt%
・N−メチロールアクリルアミド 20部
・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート 10部
・メタクリル酸メチル 25部
・2−ヒドロキシエチルメタクリレート 40部
・アクリル酸 5部
エチレングリコールモノブチルエーテル(b.p.170℃) 36.0wt%
エチルアルコール (b.p.78℃) 6.0wt%
水 49.3wt%
【0105】
インク処方3(G、B)
染料 5.7wt%
以下の重量組成からなるアクリル系共重合体 3wt%
・N−メチロールアクリルアミド 20部
・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート 10部
・メタクリル酸メチル 25部
・2−ヒドロキシエチルメタクリレート 40部
・アクリル酸 5部
エチレングリコールモノブチルエーテル(b.p.170℃) 36.0wt%
エチルアルコール (b.p.78℃) 6.0wt%
水 49.3wt%
【0106】
評価方法
評価1:着色部の透明性
上記の各カラーフィルターを用いて液晶パネルを作成し、Rパターン部の透明性を目視にて3段階にグループ分けすることにより評価した。
A:透明性良好
B:やや透明性が劣る
C:A,Bのものと比較してよりくすんでいる
【0107】
評価2:着色部の均一性
上記のカラーフィルターを顕微鏡にて観察した。
A:均一であるもの
B:若干の白抜けが発生しているもの
C:完全に白抜けしているもの
【0108】
評価3:着色部の基板との密着性
上記のカラーフィルターを125℃85%6時間の条件でプレッシャークッカーテストを行い、顕微鏡にてRパターン部の様子を観察した。
A:全く問題なし
B:しわ等が発生
C:完全に剥がれ
【0109】
評価4:吐出安定性
上記のRインクをBJ−10Vに装填し、A4用紙にキャラクタパターンを300枚印字した。300枚目の印字されたA4用紙を目視にて観察した。
A:全く問題なし
B:若干のかすれが生じた
C:殆ど吐出せず
【0110】
評価5:耐光性
アトラス社フェードメーターCi35を用いて、上記のカラーフィルターにキセノン光を50時間照射し、Rパターン部の変退色の大きさをCIEで定めたΔEとして選出し、下記の基準で評価した。
A:ΔEが10以下
B:ΔEが10を超え20以下
C:ΔEが20より大
【0111】
評価結果を下記第6表に示す。
【0112】
【表7】
Figure 0003969884
【0113】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明の一実施態様によれば、高品質なカラーフィルターを与え、且つインクジェット記録方法に用いた時のインク吐出特性をも満足するインクを得ることができる。また本発明の一実施態様によれば高品質なカラーフィルターを簡単に製造できる。また本発明の一実施態様によれば、優れた特性の液晶パネルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様にかかるカラーフィルターの製造方法の工程図である。
【図2】 インクジェット法を用いたカラーフィルターの画素を形成する方法の概略説明図である。
【図3】 インクジェット法を用いてカラーフィルターの画素が形成される際の過渡現象の説明図である。
【図4】 本発明の他の実施態様にかかるカラーフィルタの製造方法の工程図である。
【図5】 本発明の更に他の実施態様にかかるカラーフィルターの製造方法の工程図である。
【図6】 本発明の一実施態様にかかる液晶パネルの概略断面図である。
【図7】 本発明の他の実施態様にかかる液晶パネルの概略断面図である。
【図8】 本発明の更に他の実施態様にかかる液晶パネルの概略断面図である。
【図9】 本発明の一実施態様にかかるコンピューの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 光透過性基板
2 ブラックマトリクス
3 インク受容層
4 インクジェット記録ヘッド
6 保護層
9 カラーフィルター
11 着色画素
21 CPU
22 ヘッド駆動回路
23 プログラムメモリ
24 インク
41 フォトマスク
42 インク受容層3に選択的にインク吸収性の低い部分
43 開口部
51 赤インク
52 グリーンインク
53 ブルーインク
54 インク受容層の着色部
55 光透過部
61 対向基板
62 液晶組成物
63 画素電極
64 共通電極
65、66 配向膜
67 偏向板
68 バックライトの光
91 コンピュータ
92 画像表示部

Claims (23)

  1. 含金アゾピラゾロン染料及びキサンテン骨格を有する染料とを含むインクジェット記録に用いられるインクにおいて、前記含金アゾピラゾロン染料が下記一般式(I)または(II)で表される構造を有し、且つ、前記キサンテン骨格を有する染料が下記一般式(III)または(IV)で表される構造を有し、且つ、前記含金アゾピラゾロン染料及び前記キサンテン骨格を有する染料とを50:1〜1:2の割合で含むことを特徴とするインクジェット記録に用いられるインク。
    【外1】
    Figure 0003969884
    (上記一般式(I)中、R 、R 、R 及びR は各々水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜5のアルキル基、CF 基、またはSO (M1)基(M1は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、R およびR は各々水素原子、ハロゲン原子またはSO (M2)基(M2は一価アルカリ金属カチオンあるいはNH を示す)を表し、M3はCr、Ni、またはCoを表し、またX1 は一価アルカリ金属カチオンあるいはNH を表す。)
    【外2】
    Figure 0003969884
    (上記一般式(II)中、R 、R は各々水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜5のアルキル基、CF 基、またはSO (M1)基(M1は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、R は水素原子、ハロゲン原子またはSO (M2)基(M2は一価アルカリ金属あるいはNH を示す)を表し、M4はCuまたはCrを表し、またX2 は一価アルカリ金属カチオンあるいはNH を表す。)
    【外3】
    Figure 0003969884
    (上記式(III)中X3〜X6はハロゲン原子、Z1は−COO(M5)基または−SO 基を表す(M5は一価のアルカリ金属或いはNH を表す)。)
    【外4】
    Figure 0003969884
    (上記式(IV)中R 10 、R 11 は水素原子、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、または置換もしくは未置換のアリール基を表し、Z2及びZ3は−COO(M6)基または−SO 基を表す(M6は一価のアルカリ金属或いはNH を表す)。)
  2. 該含金アゾピラゾロン染料及び該キサンテン骨格を有する染料とを20:1〜1:1の割合で含む請求項記載のインク。
  3. 染料濃度がインク全重量を基準として0.1〜15重量%である請求項1または2に記載のインク。
  4. 沸点150〜250℃の溶媒を5〜50重量%含む請求項1〜の何れかに記載のインク。
  5. 硬化性樹脂を更に含む請求項1〜の何れかに記載のインク。
  6. 該硬化性樹脂が光及び熱の少なくとも一方の印加によって硬化する樹脂である請求項記載のインク。
  7. 光透過性基板、及び該基板上の所定の位置に赤の着色画素を備えているカラーフィルターにおいて、該着色画素が、請求項1〜6の何れかに記載のインクにより形成されたことを特徴とするカラーフィルター。
  8. 該基板が表面に樹脂層を具備し、該樹脂層の一部が該着色画素を構成する請求項記載のカラーフィルター。
  9. 該着色画素を複数備え、各々の着色画素は互いに離間しており、且つ各々の着色画素の間に遮光層を有するまたは記載のカラーフィルター。
  10. 該遮光層の表面が非着色性である請求項記載のカラーフィルター。
  11. 該複数の着色画素が互いに離間しており、該着色画素の間に遮光層及び該遮光層を被覆している樹脂層を有し、該遮光層上の該樹脂層の表面が非着色性である請求項1記載のカラーフィルター。
  12. 請求項11の何れかに記載のカラーフィルター及び該カラーフィルターに対向配置されているパネル基板を有し、該カラーフィルターと該パネル基板との間に液晶化合物が封入されていることを特徴とする液晶パネル。
  13. 該液晶化合物の配向を制御するための電極を、該カラーフィルターの光透過性基板の、該着色画素を有する側とは反対側の面に有する請求項12記載の液晶パネル。
  14. 請求項12又は13に記載の液晶パネルを画像表示部として備えたことを特徴とするコンピュータ。
  15. 請求項1〜の何れかに記載のインクをインクジェット法を用いて光透過性基板に向けて吐出させ、該基板上の所定の位置に付着させて、着色画素を形成する工程を有することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
  16. 該光透過性基板が表面に樹脂層を有している請求項15記載のカラーフィルタの製造方法。
  17. 該樹脂層を形成する材料が少なくとも水溶性アクリルモノマー単位を含むポリマーである請求項15記載のカラーフィルターの製造方法。
  18. 該樹脂層を形成する材料が少なくともセルロース系水溶性ポリマーを含む請求項17記載のカラーフィルターの製造方法。
  19. 請求項又はに記載のインクをインクジェット法を用いて光透過性基板表面に向けて吐出させ、該基板表面の所定の位置に付着させ、次いで該インク中の硬化性樹脂を硬化せしめて着色画素を形成する工程を有することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
  20. 該光透過性基板として、表面に形成される複数の画素を互いに隔てる遮光層を有する基板を用いる請求項15記載のカラーフィルターの製造方法。
  21. 該光透過性基板として、表面に形成される複数の画素を互いに隔てる遮光層と、該遮光層上に樹脂層を有し、該遮光層上の該樹脂層は非着色性である基板を用いる請求項15記載のカラーフィルターの製造方法。
  22. 該着色画素を被覆する様に硬化性樹脂層を形成し、該硬化性樹脂層を硬化せしめる工程を更に有する請求項15記載のカラーフィルターの製造方法。
  23. 該硬化性樹脂層が、光エネルギー及び熱エネルギーの少なくとも一方のエネルギーの印加によって硬化するものである請求項22記載のカラーフィルターの製造方法。
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