JP3969121B2 - Pedestrian protection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のフードパネルの後端近傍における下方側に、折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターから吐出される膨張用ガスを流入させて、上方へ向かって突出するように展開膨張して、歩行者を保護可能なエアバッグを備える構成の歩行者保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、上記構成の歩行者保護装置としては、特開2000−264146等に示す構成のものがあった。
【0003】
このエアバッグ装置は、車両におけるフードパネルとフロントガラスとの間に位置するカウルパネルで構成される凹部に収納されるもので、エアバッグが、インフレーターからの膨張用ガスを流入させて、フロントピラー及びワイパの前面側を覆うように、展開膨張する構成であった。
【0004】
昨今では、車両の意匠性を向上させるために、ワイパのアームを、不使用状態において、フードパネル後端の下方側に格納させる構成のものがある。しかし、上記構成の歩行者保護装置が搭載される車両では、ワイパのアームは、凹部とフロントガラスとの間に配設されており(上記公報の図2参照)、不使用状態においても、車外側に露出している構成であった。そのため、従来の歩行者用保護装置では、エアバッグの円滑な展開膨張を確保し難いことから、不使用状態において、フードパネル後端の下方側に格納されるアームを備える構成のワイパを用いるタイプの車両への適用が、困難であった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、不使用状態において、フードパネル後端の下方側に格納されるアームを備える構成のワイパが、配設されていても、円滑に展開膨張して歩行者を的確に保護可能なエアバッグを備える歩行者保護装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る歩行者保護装置は、エアバッグが、車両のフードパネルの後端近傍における下方側に、折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターから吐出される膨張用ガスを流入させて、上方へ向かって突出するように展開膨張して、歩行者を保護可能とされ、
ワイパが、フードパネルとフロントガラスとの間のカウルの部位に配設されるとともに、カウルルーバの上方側に配置されるアームを備える構成とされて、
アームが、不使用状態において、フードパネル後端の下方側に格納される構成の歩行者保護装置であって、
フードパネル後端の下方とアームの上方との間に、収納されたエアバッグの展開膨張時における突出用開口が、配設され、
エアバッグが、フードパネル若しくはカウルルーバに取付固定されるとともに、
ワイパに、フードパネルと格納時のアームとの上下方向の離隔距離を拡大可能なスライド機構が、配設され、
展開膨張時のエアバッグが、フードパネルと格納時のアームとの上下方向の離隔距離を拡大させるように、スライド機構を備えたアームを押圧するとともに下方に変位させて、突出用開口から突出するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
本発明に係る歩行者保護装置では、フードパネル後端の下方とワイパにおけるアームの上方との間に、収納されたエアバッグの展開膨張時における突出用開口が、配設されている構成であることから、ワイパのアームが、不使用状態において、フードパネル後端の下方に格納されていても、エアバッグを、フードパネル後端とアームとの間の突出用開口から、突出させることができる。そのため、フードパネル後端やアームとの干渉を抑えて、エアバッグを、円滑に展開膨張させることができる。
【0009】
従って、本発明の歩行者保護装置では、不使用状態において、フードパネル後端の下方側に格納されるアームを備える構成のワイパが、配設されていても、エアバッグを円滑に展開膨張させることができて、歩行者を的確に保護することができる。
【0010】
また、本発明の歩行者保護装置では、展開膨張時のエアバッグが、スライド機構を備えたアームを押圧するとともに下方に変位させて突出用開口から突出する構成であることから、エアバッグ非膨張状態におけるフードパネル後端とアームとの間の上下方向の離隔距離を小さく設定していても、エアバッグの展開膨張時、フードパネル後端とアームとの間の上下方向の離隔距離を大きくさせて、エアバッグが、フードパネル後端やアームとの干渉を抑えて、円滑に展開膨張することとなる。そして、逆に、エアバッグ非膨張状態におけるフードパネル後端とアームとの間の上下方向の離隔距離を小さく設定できることから、車両の意匠性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本明細書では、前後の方向は、車両の前後方向に沿う方向を基準とし、左右の方向は、車両の前方側から後方側を見た際の左右の方向に沿う方向を基準とする。
【0012】
実施形態の歩行者保護装置PMは、図1〜4に示すように、車両Vのフードパネル3の後端近傍部位3a、フードパネル後端3aの下方側に配設されるエアバッグ装置AS、フードパネル3とフロントガラス12との間のカウル25の部位に配設されるカウルルーバ32、カウル25に配設されるとともにカウルルーバ32の上方側に配設されるアーム20を有したワイパ19、を備える構成である。そして、エアバッグ装置ASは、エアバッグ66、エアバッグ66に膨張用ガスを供給するインフレーター59、折り畳まれたエアバッグ66とインフレーター59とを収納するケース52、及び、折り畳まれたエアバッグ66を覆うエアバッグカバー37、を備える構成である。
【0013】
なお、実施形態の場合、カウル25は、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル26と、カウルパネル26の上方のカウルルーバ32と、を備えて構成されている。そして、実施形態の場合、エアバッグカバー37は、カウルルーバ32と一体的に形成されている。また、カウルルーバ32は、車両Vのボディ1側のカウルパネル26の上方に配設されており、ケース52は、カウルパネル26に固定される構成である。
【0014】
また、車両Vには、フロントバンパ16に、歩行者との衝突を検知又は予知可能なセンサ17が配設され、図示しないエアバッグ作動回路が、歩行者との衝突を検知又は予知した信号をセンサ17から入力させた際、インフレーター59を作動させて、エアバッグ66を展開膨張させるように、構成されている。
【0015】
カウルパネル26は、図例の場合、三枚の鋼板からなるパネル材27・28・29を溶接させて構成されるとともに、カウルルーバ32側から流入するエアAを室内側に導く流路26aと、カウルルーバ32側から流入する雨水を車両Vの左右両縁から滴下させる流路26bと、を配設させて構成されている。
【0016】
フードパネル3は、図2に示すように、後端3a側における左右両縁付近に配設されるヒンジ4・4により、車両Vのボディ1側に、後端3a側を、固定されている。各ヒンジ4は、図7・8に示すように、フードパネル後端3aにおける下面側の部位3dに配設される軸支部5と、ボディ1側に配設されるボディ側部材7と、軸支部5とボディ側部材7とを回動可能に連結する棒状のピン6と、から構成されている。軸支部5は、略円板状とされて、フードパネル後端3aの下面側部位3dから、下方に突出するように形成され、中央付近に、ピン6を挿通させる挿通孔5aが配設される構成である。
【0017】
ボディ側部材7は、フードパネル後端3aが展開膨張するエアバッグ66に押圧されると、上方側に移動するスライド機構SMとされるもので、棒状の本体部8と、本体部8に外装されるとともに下端側をボディ1側に固定されている外筒部9と、を備えている。本体部8は、上端側に、ピン6を挿通させる挿通孔8bを備えた略円板状の頭部8aを有している。実施形態の場合、ヒンジ4は、車両搭載時において、本体部8の頭部8a付近を外筒部9の上端付近に保持させて、本体部8の上方への移動を規制された状態で使用されることとなる。そして、フードパネル3の後端3a側における下面側の部位3dに、エアバッグ66の展開膨張に伴って、上方に向かう所定の押圧力が作用すると、本体部8と外筒部9との連結状態が解除され、本体部8が、外筒部9に対して上方にスライドし、フードパネル3の後端3aが、上方へ押し上げられることとなる(図7の二点鎖線参照)。
【0018】
カウルルーバ32は、合成樹脂製として、図2〜5に示すように、フードパネル3の後端3aの下方側からフロントガラス12の前端側にかけての略三日月状のスペースに、車両Vの左右両縁付近まで延びるように配設されている。実施形態の場合、カウルルーバ32は、フードパネル後端3aとフロントガラス12との間において略水平方向に沿って配設される本体部33と、本体部33の前端側に配置されてエアバッグ66の上方を覆うエアバッグカバー部37と、を備えて構成されている。
【0019】
本体部33は、上方から見て三日月状として、後端33aに、フロントガラス12の下端を嵌め込むためのウェザストリップ46を一体的に配設させている。本体部33には、雨水等をカウルパネル26側に流す複数の挿通孔35が形成されている。また、本体部33には、ワイパ19の後述する連結軸部22を貫通させるための貫通孔34が、2箇所に形成されている。
【0020】
エアバッグカバー37は、図3・4に示すように、ケース52の後述する開口52aにおける上方側及び後方側を覆う天井壁部38と、ケース52の後述する周壁部53に隣接して配置されるように、天井壁部38の前端付近と後端付近とから延設される側壁部42・43と、を備えている。天井壁部38は、車両後方側に向かって突出する断面略「つ」字形状とされており、車両後方側に突出した部位の上端付近に、破断予定部39が配設されている。破断予定部39は、車両の左右方向に沿って略直線状に形成されており、天井壁部38における破断予定部39の前方側の部位と後方側との部位が、それぞれ、エアバッグ66の展開膨張時に、エアバッグ66に押されて、車両前方側と後方側とに向かって開く扉部40・40とされている。そして、扉部40・40が開いた際に、エアバッグ66の突出用開口Oが形成されることとなる。また、前方側の扉部40Aは、フードパネル後端3側における下面側の部位3dの下方に配設されて、展開膨張するエアバッグ66とともに、フードパネル後端3a側における下面側の部位3dを上方側に押し上げる構成である。また、後方側の扉部40Bは、ワイパ19のアーム20の上方に配設されて、展開膨張するエアバッグ66とともに、ワイパ19のアーム20を下方に押し下げる構成である。
【0021】
側壁部43は、下端側に、前方側へ屈曲されて構成される鍔部43aを、備えている。鍔部43aには、フードパネル後端3a近傍部位の下面3bをシールするためのウェザストリップ48が組み付けられている。ウェザストリップ48は、フードパネル3の後端3a近傍部位における左右方向の略全域に、圧接可能に配設されている。そして、ウェザストリップ48の下部には、車両左右方向に断続的に配置されてカウルパネル26の組付孔26cに係止されるクリップ49が、複数個(実施形態では5個)、取り付けられている。
【0022】
そして、カウルルーバ32は、本体部33の後端33a側をフロントガラス12に嵌合させた状態で、各クリップ49を組付孔26cに挿入係止させるとともに、左右両縁側に配置されたクリップ50(図5参照)を、カウルパネル26に設けられた図示しない組付孔に挿入係止させることにより、カウルパネル26に取り付けられている。
【0023】
なお、フロントガラス12は、接着剤47を利用して、周縁が、カウルパネル26等のボディ1側に固定されている。
【0024】
ワイパ19は、図2・3に示すように、左右に2個配設され、それぞれ、カウルルーバ32の上方側に配置されるアーム20と、カウルパネル26内に配設される駆動モータ21と、アーム20と駆動モータ21とを連結する連結軸部22と、から構成される。アーム20は、不使用状態において、フードパネル後端3aの下方側に格納される構成であり、実施形態では、フードパネル後端3aとアーム20との間に、展開膨張時のエアバッグ66が突出することとなる既述の突出用開口Oが、配置されている(図3・4参照)。連結軸部22は、アーム20が展開膨張するエアバッグ66に押圧されると下方に移動するスライド機構SMとされるもので、上部軸22aと下部軸22bとを備えている。下部軸22bは、駆動モータ21と連結されて、略円筒状とされている。上部軸22aは、アーム20に連結されるとともに、下端を開口させた略円筒状とされて、下端付近を下部軸22bに外嵌されている。そして、上部軸22aの内周面と下部軸22bの外周面とには、それぞれ、駆動モータ21からの回転トルクをアーム20に伝達可能とするように、周方向への回転を伝達するような凹凸が形成されている。
【0025】
実施形態の場合、上部軸22aは、車両搭載時において、下端付近を、下部軸22bの上端付近に連結させて、下方への移動を規制された状態で、アーム20を駆動させる構成である。そして、アーム20の上面20a側に、エアバッグ60の展開膨張に伴って、下方に向かう所定の押圧力が作用すると、上部軸22aと下部軸22bとの連結状態が解除され、上部軸22aが、下部軸22bに対して下方にスライドし、ワイパ19のアーム20が、周縁に配置されるカウルルーバ32の本体部33とともに、下方へ押し下げられることとなる(図9の二点鎖線参照)。
【0026】
ケース52は、板金製として、図3〜5に示すように、扉部40・40の前方側となる下方に開口52aを設けた周壁部53と、周壁部53の下部を塞ぐ底壁部54と、を備えた箱形状とされている。周壁部53における車両前後方向で対向する前壁部53a・後壁部53bは、左右方向の中央付近を車両前方側に位置させ、左右方向の両縁付近を車両後方側に位置させて、カウルルーバ32の本体部33の前縁に沿うように、湾曲して形成されている。
【0027】
底壁部54は、エアバッグ66やインフレーター59をケース52に取り付けるためのボルト77・61を挿通させる挿通孔54aを、備えて構成されている。また、後壁部53bには、下面に、ケース52をカウルパネル26に取り付けるための複数(実施形態では4本)のブラケット55が、固着されている。各ブラケット55には、ボルト56を挿通させる挿通孔55aと、挿通孔55aの周縁に固着されてボルト56と螺合可能なナット55bと、が設けられており、カウルパネル26の挿通孔26dと挿通孔55aとを経て、ボルト56をナット55bに螺合させることにより、ケース52が、カウルパネル26に取付固定されることとなる。
【0028】
インフレーター59は、図3・10に示すように、車両左右方向に沿って軸方向を配置させたシリンダタイプとして、左右両端に図示しないガス吐出口を配設させて構成されている。このインフレーター59は、ブラケット60により保持されて、板金製のブラケット60がケース52に固定されることにより、ケース52に取付固定されている。また、インフレーター59の左右両端には、クランプ63を使用して、エアバッグ66の後述する略円筒状の流入口部70が連結されている。
【0029】
ブラケット60は、インフレーター59を挟持して保持可能な保持部60aと、保持部60aから延びる取付片部60bと、を備えて構成され、取付片部60bには、2本のボルト61が固着されている。そして、保持部60aにインフレーター59を保持させた状態で、取付片部60bの各ボルト61を、挿通孔54aを経てケース52内からケース52外へ突出させ、ナット62を各ボルト61に締結すれば、インフレーター59をケース52に取り付けることができる。
【0030】
エアバッグ66は、図1・2・10に示すように、膨張用ガスを流入させて膨らむ膨張部67と、膨張部67の周囲に配置されて膨張用ガスを流入させない周縁部73と、を備えて構成されている。膨張部67は、内部に膨張用ガスを流入させれば、表側壁部67aと裏側壁部67bとを離すように、膨張することとなる。そして、エアバッグ66は、表側壁部67aと裏側壁部67bとの平面形状を同一として、壁部67a・67b相互を重ねれば平らに展開可能な平面エアバッグタイプとしており、ポリエステル糸・ポリアミド糸等を使用した袋織りにより製造されている。
【0031】
なお、エアバッグ66の展開膨張完了時、裏側壁部67bは、その大部分が車両V側に配置され、表側壁部67aは、その大部分が、車両V側から離れた自由空間側に配置されることとなる。
【0032】
そして、エアバッグ66の膨張部67は、図1・2・10に示すように、車両非搭載状態での展開膨張完了時の形状を、正面から見て、左右方向に幅広とした略U字形状に形成されている。左右両側に配置される縦膨張部68・68は、エアバッグ66の展開膨張完了時に、左右のフロントピラー14L・14Rの前面を覆うこととなる。縦膨張部68・68の下端側を連結するように配置される横膨張部69は、エアバッグ66の展開膨張完了時、車両Vの車幅方向に略沿って、フロントガラス12の下端前面付近からフードパネル3の後端3aの上面3c付近までのカウルルーバ32の上方付近を覆うこととなる。
【0033】
また、横膨張部69の前縁69a側(車両搭載状態での膨張完了時では、下縁側となる)には、前方へ延びるとともに、相互に接近するように屈曲した流入口部70・70が形成されている。これらの流入口部70は、インフレーター59からの膨張用ガスをエアバッグ66の膨張部67内に流入させるものであり、インフレーター59の左右両端に外装されて、クランプ63を使用して、インフレーター59に連結されている。
【0034】
また、横膨張部69の前縁69a側における周縁部73の部位には、板状に延びる取付片74が、4箇所に形成されている。各取付片74には、取付孔74aが形成されている。中央側の2つの取付片74は、取付孔74aに、ブラケット60をケース52に取り付けるためのボルト61を挿通させて、ボルト61のナット62止め時に、ブラケット60とともにケース52の底壁部54に取り付けられている(図3参照)。また、左右両側の取付片74は、取付孔74aに挿入されたボルト77が、底壁部54の挿通孔54aを挿通して、ナット78を螺合されることにより、ケース52の底壁部54に取り付けられている(図4参照)。
【0035】
次に、本発明の歩行者保護装置PMの車両Vへの搭載について述べる。まず、エアバッグ66を折り畳む。具体的には、表側・裏側壁部67a・67b相互を重ねた状態から、図10の二点鎖線で示すように、横膨張部69の前縁69aと平行な山折りや谷折りの折目Cを付けて、前縁69aに接近させるように、流入口部70と取付片74の部位とを除いて、蛇腹折りする。そして、ケース52内に収納できるように、エアバッグ66の左右両端66a・66bを蛇腹折りで折り重ねた側(横膨張部69の後縁69b側)に折り返せば、エアバッグ66を折り畳むことができる。折り畳み完了後には、適宜、折り崩れ防止用の破断可能なラッピング材によって、エアバッグ66を包んでおく。
【0036】
エアバッグ66の折り畳み完了後には、ブラケット60の保持部60aに保持されたインフレーター59の左右両端を、流入口部70・70に挿入させ、クランプ63を使用して、流入口部70・70と接続させる。そして、エアバッグ66の中央付近における各取付片74の取付孔74aに、ブラケット60のボルト61を挿通させ、かつ、エアバッグ66の左右両側における各取付片74の取付孔74aに、ボルト77を挿通させる。次いで、ケース52の内側から外側に突出させるように各ボルト61・77を底壁部54の挿通孔54aに挿通させつつ、ケース52内に、折り畳まれたエアバッグ66とインフレーター59とを収納させる。そして、挿通孔54aから突出した各ボルト61・77にナット62・78を締結すれば、エアバッグ66とインフレーター59とをケース52に収納させて固定することができる。
【0037】
そして、ワイパ19における駆動モータ21と連結軸部22とを、カウルパネル26に、取り付けるとともに、ボディ1側における所定箇所に、ヒンジ4を構成するボディ側部材7を取り付けておく。
【0038】
その後、ウェザストリップ46・48を組付済みのカウルルーバ32をカウルパネル26に組み付け、ケース52の各ブラケット55をカウルパネル26にボルト56止めすれば、エアバッグ装置ASを車両Vに搭載することができる。
【0039】
なお、エアバッグ装置ASの車両Vへの搭載時には、インフレーター59に対して、ケース52に設けられた図示しない孔を経て、インフレーター59に対して、エアバッグ作動用の図示しないリード線を結線しておく。
【0040】
次いで、ワイパ19のアーム21、及び、フードパネル3を車両Vに搭載させれば、歩行者保護装置PMを、車両Vに搭載することができる。
【0041】
歩行者保護装置PMの車両Vへの搭載後、インフレーター59に作動信号が入力されれば、インフレーター59から膨張用ガスが吐出され、エアバッグ66が、流入口部70・70から膨張用ガスを流入させて膨張する。そのため、カウルルーバ32の扉部40・40が、エアバッグ66に押されて、破断予定部39を破断させ、車両Vの前後方向に開き、エアバッグ66が、展開膨張することとなる。
【0042】
また、実施形態の歩行者保護装置PMでは、エアバッグ66が展開膨張を完了させれば、図1・2の二点鎖線に示すように、縦膨張部68・68が、フロントピラー14L・14Rの前面を覆い、横膨張部69が、フロントガラス12の下端前方側におけるカウルルーバ32の上方を覆うこととなる。
【0043】
そして、実施形態の歩行者保護装置PMでは、フードパネル後端3aの下方とワイパ19におけるアーム20の上方との間に、収納されたエアバッグ66の展開膨張時における突出用開口Oが、配設されている構成であることから、ワイパ19のアーム20が、不使用状態において、フードパネル後端3aの下方に格納されていても、エアバッグ66を、フードパネル後端3aとアーム20との間の突出用開口Oから、突出させることができる。そのため、フードパネル後端3aやアーム20との干渉を抑えて、エアバッグ66を、円滑に展開膨張させることができる。
【0044】
従って、実施形態の歩行者保護装置PMでは、不使用状態において、フードパネル後端3aの下方側に格納されるアーム20を備える構成のワイパ19が、配設されていても、エアバッグ66を円滑に展開膨張させることができて、歩行者を的確に保護することができる。
【0045】
また、実施形態の歩行者保護装置PMでは、エアバッグ装置ASの作動時に、展開膨張するエアバッグ66が、フードパネル3の後端3a側下面とアーム20上面とを押圧して、フードパネル後端3aをボディ1側に連結するヒンジ4の部位と、ワイパ19と、に配設されるスライド機構SMを作動させ、フードパネル後端3aを上方へ押し上げるように変位させるとともに、ワイパ19のアーム20をカウルルーバ32とともに下方へ押し下げるように変位させる構成である。すなわち、実施形態の歩行者保護装置PMでは、エアバッグ66が、フードパネル後端3aとアーム20との間の突出用開口Oから突出しつつ、フードパネル後端3aとアーム20とを押し広げるようにして、展開膨張することから、エアバッグ66非膨張状態におけるフードパネル後端3aとアーム20との間の離隔距離を小さく設定していても、エアバッグ66の展開膨張時、フードパネル後端3aとアーム20との間の上下方向の離隔距離を大きくさせて、エアバッグ66が、フードパネル後端3aやアーム20との干渉を抑えて、円滑に展開膨張することとなる。そして、逆に、エアバッグ66非膨張状態におけるフードパネル後端3aとアーム20との間の上下方向の離隔距離を小さく設定できることから、車両の意匠性を向上させることができる。なお、実施形態では、スライド機構SAを、フードパネル後端3aをボディ1側に連結するヒンジ4の部位と、ワイパ19と、の両方に配設させているが、勿論、どちらか一方に、スライド機構SMを配設させる構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の歩行者保護装置を搭載させた車両の側面図である。
【図2】同実施形態の歩行者保護装置を搭載させた車両の平面図である。
【図3】同実施形態の歩行者保護装置の車両前後方向に沿った概略断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。
【図4】同実施形態の歩行者保護装置の車両前後方向に沿った概略断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。
【図5】同実施形態の歩行者保護装置において使用されるカウルルーバの平面図である。
【図6】同実施形態の歩行者保護装置において使用されるケースの平面図である。
【図7】同実施形態の歩行者保護装置におけるフードパネルとボディ側との連結状態を示す概略図である。
【図8】同実施形態の歩行者保護装置におけるフードパネルとボディ側との連結状態を示す概略断面であり、図7のVIII−VIII部位の断面図である。
【図9】同実施形態の歩行者保護装置におけるワイパの部位を示す概略拡大図である。
【図10】同実施形態の歩行者保護装置において使用されるエアバッグを単体で膨張させた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ボディ、
3…フードパネル、
3a…後端、
4…ヒンジ、
12…フロントガラス、
19…ワイパ、
20…アーム、
25…カウル、
26…カウルパネル、
32…カウルルーバ、
37…エアバッグカバー部、
52…ケース、
59…インフレーター、
66…エアバッグ、
O…突出用開口、
AS…エアバッグ装置、
SM…スライド機構、
V…車両、
PM…歩行者保護装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is folded and stored on the lower side in the vicinity of the rear end of the hood panel of the vehicle, and expands and expands so as to protrude upward by flowing in the inflation gas discharged from the inflator. The present invention relates to a pedestrian protection device having an air bag capable of protecting a pedestrian.
[0002]
[Prior art and its problems]
Conventionally, as a pedestrian protection apparatus having the above-described configuration, there has been a configuration shown in JP 2000-264146 A or the like.
[0003]
This airbag device is housed in a recess formed by a cowl panel positioned between a hood panel and a windshield in a vehicle. The airbag causes an inflation gas from an inflator to flow into the front pillar. And it was the structure which expand | deploys and expands so that the front side of a wiper may be covered.
[0004]
In recent years, in order to improve the design of the vehicle, there is a configuration in which the arm of the wiper is stored below the rear end of the hood panel when not in use. However, in a vehicle on which the pedestrian protection device having the above-described configuration is mounted, the arm of the wiper is disposed between the recess and the windshield (see FIG. 2 of the above publication). The configuration was exposed to the outside. Therefore, in the conventional pedestrian protection device, since it is difficult to ensure smooth deployment and inflation of the airbag, a type that uses a wiper having a structure that includes an arm that is stored below the rear end of the hood panel when not in use. It was difficult to apply to the vehicle.
[0005]
The present invention solves the above-described problems, and in a non-use state, even if a wiper having an arm stored on the lower side of the rear end of the hood panel is disposed, the wiper can be smoothly expanded and expanded. It is an object of the present invention to provide a pedestrian protection device including an airbag that can accurately protect a pedestrian.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the pedestrian protection device according to the present invention, the airbag is folded and housed on the lower side in the vicinity of the rear end of the hood panel of the vehicle, and the inflation gas discharged from the inflator is caused to flow upward. It is possible to protect the pedestrian by expanding and expanding so as to protrude toward the
The wiper is disposed at the cowl portion between the hood panel and the windshield, and has a configuration including an arm disposed on the upper side of the cowl louver.
In a non-use state, the arm is a pedestrian protection device configured to be stored on the lower side of the rear end of the hood panel,
Between the lower end of the rear end of the hood panel and the upper portion of the arm, a projecting opening is provided when the stored airbag is deployed and inflated.,
The airbag is attached and fixed to the hood panel or cowl louver,
The wiper is provided with a slide mechanism that can increase the vertical separation between the hood panel and the arm during storage.
The airbag when deployed and inflated pushes and displaces the arm provided with the slide mechanism so as to increase the vertical distance between the hood panel and the arm when retracted, and projects from the projecting opening. LikeIt is characterized by being made.
[0008]
【The invention's effect】
In the pedestrian protection apparatus according to the present invention, a protruding opening is provided between the lower end of the rear end of the hood panel and the upper portion of the arm of the wiper when the stored airbag is deployed and inflated. Therefore, even when the arm of the wiper is stored below the rear end of the hood panel when not in use, the airbag can be projected from the projecting opening between the rear end of the hood panel and the arm. . Therefore, it is possible to smoothly deploy and inflate the airbag while suppressing interference with the rear end of the hood panel and the arm.
[0009]
Therefore, in the pedestrian protection device according to the present invention, the airbag is smoothly deployed and inflated even when the wiper having the arm stored below the rear end of the hood panel is provided in the unused state. Can protect pedestrians accurately.
[0010]
Also,In the pedestrian protection device of the present invention,The airbag during deployment is equipped with a slide mechanismArmWith pressingDownSince it is configured to be displaced and project from the projection opening, even when the vertical separation distance between the rear end of the hood panel and the arm in the non-inflated state of the airbag is set to a small value, By increasing the vertical distance between the rear end of the hood panel and the arm, the airbag is smoothly deployed and inflated while suppressing interference with the rear end of the hood panel and the arm. And conversely, since the vertical separation distance between the rear end of the hood panel and the arm when the airbag is not inflated can be set small, the design of the vehicle can be improved.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In this specification, the front-rear direction is based on the direction along the front-rear direction of the vehicle, and the left-right direction is based on the direction along the left-right direction when the rear side is viewed from the front side of the vehicle. .
[0012]
The pedestrian protection device PM of the embodiment includes an airbag device AS disposed on the lower side of the
[0013]
In the case of the embodiment, the
[0014]
Further, the vehicle V is provided with a
[0015]
In the case of the illustrated example, the
[0016]
As shown in FIG. 2, the
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
Airbag cover-3As shown in FIGS. 3 and 4, 7 is disposed adjacent to a ceiling wall portion 38 that covers an upper side and a rear side of an
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
As shown in FIGS. 2 and 3, two
[0025]
In the case of the embodiment, the upper shaft 22a is configured to drive the
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
As shown in FIGS. 3 and 10, the
[0029]
The
[0030]
As shown in FIGS. 1, 2, and 10, the
[0031]
When the
[0032]
As shown in FIGS. 1, 2, and 10, the inflating
[0033]
In addition, on the
[0034]
In addition,
[0035]
Next, mounting of the pedestrian protection device PM of the present invention on the vehicle V will be described. First, the
[0036]
After the folding of the
[0037]
The
[0038]
After that, the
[0039]
When the airbag device AS is mounted on the vehicle V, a lead wire (not shown) for operating the airbag is connected to the inflator 59 via a hole (not shown) provided in the
[0040]
Next, if the
[0041]
If an operation signal is input to the inflator 59 after the pedestrian protection device PM is mounted on the vehicle V, the inflation gas is discharged from the inflator 59, and the
[0042]
Further, in the pedestrian protection apparatus PM of the embodiment, when the
[0043]
In the pedestrian protection apparatus PM according to the embodiment, the protruding opening O when the
[0044]
Therefore, in the pedestrian protection apparatus PM according to the embodiment, even when the
[0045]
In the pedestrian protection apparatus PM of the embodiment, the airbag apparatusASWhen the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a vehicle equipped with a pedestrian protection device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a vehicle on which the pedestrian protection device of the embodiment is mounted.
3 is a schematic cross-sectional view of the pedestrian protection apparatus according to the embodiment along the vehicle front-rear direction, corresponding to the III-III portion in FIG. 2;
4 is a schematic cross-sectional view of the pedestrian protection apparatus according to the embodiment along the vehicle front-rear direction, corresponding to the IV-IV part in FIG. 2;
FIG. 5 is a plan view of a cowl louver used in the pedestrian protection apparatus according to the embodiment.
FIG. 6 is a plan view of a case used in the pedestrian protection apparatus according to the embodiment.
FIG. 7 is a schematic view showing a connection state between the hood panel and the body side in the pedestrian protection apparatus according to the embodiment.
8 is a schematic cross-sectional view showing a connection state between the hood panel and the body side in the pedestrian protection apparatus according to the embodiment, and is a cross-sectional view taken along the line VIII-VIII in FIG. 7;
FIG. 9 is a schematic enlarged view showing a portion of a wiper in the pedestrian protection apparatus according to the embodiment.
FIG. 10 is a plan view showing a state where an airbag used in the pedestrian protection apparatus of the embodiment is inflated alone.
[Explanation of symbols]
1 ... Body
3 ... food panel,
3a ... rear end,
4 ... Hinge,
12 ... windshield,
19 ... Wiper,
20 ... arm,
25 ... Cowl,
26 ... Cowl panel,
32 ... Cowl Luba,
37 ... airbag cover,
52 ... Case,
59 ... Inflator,
66 ... Airbag,
O ... Projection opening,
AS ... Airbag device,
SM ... Slide mechanism,
V ... Vehicle,
PM: Pedestrian protection device.
Claims (2)
ワイパが、前記フードパネルとフロントガラスとの間のカウルの部位に配設されるとともに、カウルルーバの上方側に配置されるアームを備える構成とされて、
前記アームが、不使用状態において、前記フードパネル後端の下方側に格納される構成の歩行者保護装置であって、
前記フードパネル後端の下方と前記アームの上方との間に、収納された前記エアバッグの展開膨張時における突出用開口が、配設され、
前記エアバッグが、前記フードパネル若しくは前記カウルルーバに取付固定されるとともに、
前記ワイパに、前記フードパネルと格納時の前記アームとの上下方向の離隔距離を拡大可能なスライド機構が、配設され、
展開膨張時の前記エアバッグが、前記フードパネルと格納時の前記アームとの上下方向の離隔距離を拡大させるように、前記スライド機構を備えた前記アームを押圧するとともに下方に変位させて、前記突出用開口から突出するように構成されていることを特徴とする歩行者保護装置。The airbag is folded and stored on the lower side in the vicinity of the rear end of the hood panel of the vehicle, and is inflated so as to protrude upward by flowing in inflation gas discharged from the inflator. Can protect pedestrians,
The wiper is disposed at a cowl portion between the hood panel and the windshield, and includes a arm disposed on the upper side of the cowl louver.
In the unused state, the arm is a pedestrian protection device configured to be stored on the lower side of the rear end of the hood panel,
Between the lower end of the rear end of the hood panel and the upper portion of the arm, an opening for projection at the time of deployment and expansion of the stored airbag is disposed,
The airbag is attached and fixed to the hood panel or the cowl louver,
The wiper is provided with a slide mechanism capable of expanding a vertical distance between the hood panel and the arm during storage,
The airbag at the time of deployment and inflation presses and displaces the arm provided with the slide mechanism so as to increase a vertical separation distance between the hood panel and the arm at the time of storage, It is comprised so that it may protrude from the opening for protrusion, The pedestrian protection apparatus characterized by the above-mentioned.
折り畳まれて収納される前記エアバッグを覆うエアバッグカバーが、前記エアバッグの展開膨張時に、車両後方側に向かって開く扉部を備える構成とされ、
該扉部が、開き時に、展開膨張する前記エアバッグとともに、前記アームを下方に押し下げる構成とされ、
前記アームの周縁に配置される前記カウルルーバが、前記アームの下方への変位時に、前記アームとともに下方へ押し下げられる構成とされていることを特徴とする請求項1記載の歩行者保護装置。 The airbag is fixedly attached to the cowl louver;
The airbag cover that covers the airbag that is folded and stored is configured to include a door portion that opens toward the vehicle rear side when the airbag is deployed and inflated.
The door portion is configured to push down the arm downward together with the airbag that is deployed and inflated when opened.
2. The pedestrian protection device according to claim 1, wherein the cowl louver disposed at a peripheral edge of the arm is configured to be pushed down together with the arm when the arm is displaced downward.
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