JP3968234B2 - ターボ機械用の流れ案内要素の列 - Google Patents
ターボ機械用の流れ案内要素の列 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3968234B2 JP3968234B2 JP2001360244A JP2001360244A JP3968234B2 JP 3968234 B2 JP3968234 B2 JP 3968234B2 JP 2001360244 A JP2001360244 A JP 2001360244A JP 2001360244 A JP2001360244 A JP 2001360244A JP 3968234 B2 JP3968234 B2 JP 3968234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow guide
- guide elements
- row
- guide element
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/02—Blade-carrying members, e.g. rotors
- F01D5/10—Anti- vibration means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/16—Form or construction for counteracting blade vibration
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2260/00—Function
- F05D2260/96—Preventing, counteracting or reducing vibration or noise
- F05D2260/961—Preventing, counteracting or reducing vibration or noise by mistuning rotor blades or stator vanes with irregular interblade spacing, airfoil shape
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S416/00—Fluid reaction surfaces, i.e. impellers
- Y10S416/50—Vibration damping features
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ機械用の流れ案内要素の列に関し、特に、構造的な非同調によって改善されたフラッタ耐性を有する改良されたロータブレード列に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンや蒸気機関などのターボ機械装置は、回転ブレードと非回転ベーンとの交互の列を用いて作動流体とエネルギ交換を行うことによって作動する。各ブレードおよびベーンは、作動流体と相互に作用するエアフォイル部を有する。
【0003】
エアフォイルは、周波数および振動モードの形の複雑さが増加する固有振動モードを有する。最も単純でかつ最も低い振動モードは、一般に、一次曲げ、二次曲げ、および一次捻りと呼ばれる。一次曲げは、エアフォイルの平面に垂直な運動であり、エアフォイルの翼幅全体が同じ方向で移動する。二次曲げは、一次曲げと同様であるが、エアフォイルの翼幅に沿ったある位置で運動方向が変化し、エアフォイルの上部と下部が反対方向に動く。一次捻りは、エアフォイルの翼幅に平行な弾性軸を中心とする捻り運動であり、弾性軸の両側でエアフォイルの翼幅全体が同じ方向に運動する。
【0004】
ブレードと作動流体との不安定な相互作用により、ターボ機械のブレードが破壊的な振動を発生しやすいことは知られている。このような振動の1つは、フラッタとして知られており、ブレード上の流れとブレードの固有振動特性との相互作用によって起こる空力弾性の不安定状態である。最も低い周波数の振動モードである一次曲げおよび一次捻りは、一般にフラッタを生じやすい振動モードである。フラッタが起こると、振動によってブレードに生じる不安定な空気力によって、この振動にエネルギが追加されて振幅が増加する。振幅は、ブレードの構造的な破損を引き起こす程度まで大きくなるおそれがある。ターボ機械の昇圧および流量に関する動作可能な範囲は、種々のフラッタ現象によって制限されている。
【0005】
また、ディスク上の全てのブレードの振動数が同一である場合に、ブレードがよりフラッタを生じやすくなることも知られている。製造技術の向上によって、ほぼ均一な特性を有するブレードが製造されるようになった。このような均一性は、一貫した空力性能を確実に得るためには望ましいが、フラッタが生じるおそれが大きくなる点では望ましくない。従って、フラッタ耐性を得るために、製造工程においてブレードに意図的なばらつきを導入することが望ましい。このような意図的なばらつきによって、空力性能を損なうまたは製造工程に過度の複雑さを持ち込むことなく、ブレードの振動特性に大きな影響を与えて構造的な非同調を導入することが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
取り付けられたブレード列に関して、フラッタによる不安定性を防止するために不均一な振動数を利用することは、スミスに付与された米国特許第5,286,168号に開示されている。この特許で説明された方法では、フラッタを防止するために不均一な振動数を利用しているが、2つの別個の種類のブレードを製造することが必要である。
【0007】
シュラウド付きの取り付けられたブレード列で、シュラウド角を不均一とすることによってフラッタによる不安定性を防止することは、イェーガ等に付与された米国特許第5,667,361号に開示されている。しかし、この方法は、シュラウドの使用による空力性能の不利益を伴うので、最新のガスタービンエンジンには適さない。
【0008】
従って、本発明の目的は、受動的なフラッタ制御を提供する、ターボ機械用の改良された流れ案内要素の列を提供することである。
【0009】
本発明の目的は、さらに、2つの別個の種類の流れ案内要素を必要としない、上述の改良された列を提供することである。
【0010】
上記の目的は、本発明の改良された列によって達成される。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、受動的なフラッタ制御を提供する、ターボ機械用の流れ案内要素の列が提供される。この列は、広い形態では、ロータディスクに固定された複数の流れ案内要素を含み、これらの複数の流れ案内要素には、前縁先端部領域から材料を除去することで固有振動数を改善した第1の流れ案内要素の第1の組と、翼幅中間の前縁領域から材料を除去することで固有振動数を改善した第2の流れ案内要素の第2の組と、が含まれる。
【0012】
本発明の構造的に非同調とされた列の詳細、および他の目的やこれに伴う利点は、以下の実施形態と対応部および相当部に同一符号を付した添付図面に示されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は、異なる固有振動数を有する構造的に非同調の要素すなわちブレードによって流れ案内要素の列を構成することで、受動的なフラッタ制御を行うことである。構造的な非同調は、異なる形状パラメータを有する流れ案内要素すなわちブレードを製造することによって達成することができる。このようなパラメータには、ブレード厚さ、翼弦長さ、キャンバ、および翼形形状が含まれるが、これらに限定されない。複数の種類の流れ案内要素すなわちブレードの製造は望ましくないので、構造的な非同調は、単一の種類の流れ案内要素すなわちブレードを製造してから、流れ案内要素すなわちブレードの固有振動数を変更する特徴をこれらの流れ案内要素すなわちブレードに機械加工することによって達成可能である。このような特徴には、図1a,図1bに示すような翼弦のブレンディング(なめらかな厚さの変更)や流れ案内要素すなわちブレードの先端部に沿ったスクイーラカット(squealer cut)が含まれるが、これらに限定されない。
【0014】
各流れ案内要素すなわちブレードの固有振動数が隣接する流れ案内要素すなわちブレードの固有振動数と異なるように列を構成することによって、流れ案内要素すなわちブレードのフラッタ耐性が高まる。周波数の分離基準は、隣接する流れ案内要素すなわちブレードの周波数が、平均周波数の少なくとも1.0%だけ異なっていることである。この分離基準は、フラッタのおそれがあるそれぞれの構造モード、一般に一次曲げおよび一次捻りに適用される。異なる流れ案内要素すなわちブレードの異なる構造モードは、また、異なる周波数を有していることが好ましい。例えば、高周波の流れ案内要素すなわちブレードの一次曲げ周波数は、低周波の流れ案内要素すなわちブレードの一次捻り周波数と少なくとも1.0%異なる必要がある。
【0015】
次に図1a,図1bを参照すると、2つの流れ案内要素すなわちブレード10,12が示されている。各流れ案内要素すなわちブレード10,12は、エアフォイル部14、ハブ面16、先端面18、および前縁20を有している。流れ案内要素すなわちブレード10は、先端面18と前縁20の境をなす領域22の材料が除去されていることにより、比較的高い一次捻り周波数を有する。流れ案内要素すなわちブレード12は、翼幅中間の前縁領域24の材料が除去されていることにより、比較的低い一次捻り周波数を有する。これらの材料は、当該技術分野で周知の適切な技術を用いて、領域22,24から除去することができる。それぞれの領域22,24から材料が除去されている以外には、流れ案内要素すなわちブレード10,12は同じ種類のものである。
【0016】
領域22,24から除去される材料の量は、(1)非改良の流れ案内要素すなわちブレードと、それぞれの流れ案内要素すなわちブレード10,12と、の間の一次捻り周波数の差が、平均一次捻り周波数の1.0%を超えるとともに、(2)非改良の流れ案内要素すなわちブレードと、それぞれの流れ案内要素すなわちブレード10,12と、の間の一次曲げ周波数の差が、平均一次曲げ周波数の1.0%を超えるように決定する必要がある。
【0017】
図2は、ガスタービンエンジンや蒸気機関などのターボ機械装置用の流れ案内要素の列の一実施例を示している。このような装置は、一般に、ロータブレードなどの流れ案内要素の複数の列を有し、これらの列は、固定のベーンまたはブレードの列と交互に設けられる。このようなロータ列とベーン列との組み合わせは、段と呼ばれる。図2の実施例では、流れ案内要素は、高周波および低周波の流れ案内要素すなわちブレード10,12が交互に設けられた列に並んでいる。この図から分かるように、流れ案内要素すなわちブレード10,12は、ディスク32に取り付けられている。このディスク32は、当該技術分野で周知の適切なロータディスクとすることができる。さらに、ブレード10,12は、当該技術分野で周知の適切な手段を用いてディスク32に取り付けることができる。
【0018】
図3は、ターボ機械装置用の流れ案内要素の列の他の実施例を示している。この図で示しているように、流れ案内要素すなわちブレードは、列に並んでおり、ディスク32に取り付けられた高周波流れ案内要素10、非改良の流れ案内要素36、および低周波流れ案内要素12を順に含んでいる。上述の実施例と同様に、ディスク32は、当該技術分野で周知の適切なロータディスクとすることができる。流れ案内要素すなわちブレード10,12,36は、当該技術分野で周知の適切な手段によってディスクに取り付けることができる。
【0019】
図4は、ターボ機械装置用の流れ案内要素の列のさらに他の実施例を示している。列40は、高周波の流れ案内要素すなわちブレード10、非改良の流れ案内要素すなわちブレード36、低周波の流れ案内要素すなわちブレード12、および非改良の流れ案内要素すなわちブレード36、の順で複数の流れ案内要素すなわちブレードを含んでいる。流れ案内要素すなわちブレード10,36,12は、円状のパターンに配列されている。また、流れ案内要素すなわちブレード10,36,12は、ディスク32に固定されている。このディスク32は、当該技術分野で周知の適切なロータディスクとすることができる。ブレード10,36,12は、当該技術分野で周知の適切な手段によってディスク32に取り付けることができる。
【0020】
上述したように、本発明の流れ案内要素の列の種々の実施例は、受動的なフラッタ制御を提供するように多様なターボ機械で使用することができる。
【0021】
本発明によって、上述の手段、目的、および利点を完全に満たす、受動的なフラッタ制御のための非同調ロータブレード列が提供されたことは明らかである。本発明をその詳細な実施例に基づいて説明したが、当業者には、上述の説明によって他の変更、代用、および改良が明らかとなるであろう。従って、請求の範囲に含まれるこのような変更、代用、および改良は、本発明の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の列で使用される流れ案内要素の側面図である。
【図2】本発明に係る流れ案内要素の列の第1の実施例の説明図である。
【図3】本発明に係る流れ案内要素の列の他の実施例の説明図である。
【図4】本発明に係る流れ案内要素の列のさらに他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10,12…流れ案内要素
14…エアフォイル部
16…ハブ面
18…先端面
20…前縁
22…前縁先端部領域
24…翼幅中間の前縁領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ機械用の流れ案内要素の列に関し、特に、構造的な非同調によって改善されたフラッタ耐性を有する改良されたロータブレード列に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンや蒸気機関などのターボ機械装置は、回転ブレードと非回転ベーンとの交互の列を用いて作動流体とエネルギ交換を行うことによって作動する。各ブレードおよびベーンは、作動流体と相互に作用するエアフォイル部を有する。
【0003】
エアフォイルは、周波数および振動モードの形の複雑さが増加する固有振動モードを有する。最も単純でかつ最も低い振動モードは、一般に、一次曲げ、二次曲げ、および一次捻りと呼ばれる。一次曲げは、エアフォイルの平面に垂直な運動であり、エアフォイルの翼幅全体が同じ方向で移動する。二次曲げは、一次曲げと同様であるが、エアフォイルの翼幅に沿ったある位置で運動方向が変化し、エアフォイルの上部と下部が反対方向に動く。一次捻りは、エアフォイルの翼幅に平行な弾性軸を中心とする捻り運動であり、弾性軸の両側でエアフォイルの翼幅全体が同じ方向に運動する。
【0004】
ブレードと作動流体との不安定な相互作用により、ターボ機械のブレードが破壊的な振動を発生しやすいことは知られている。このような振動の1つは、フラッタとして知られており、ブレード上の流れとブレードの固有振動特性との相互作用によって起こる空力弾性の不安定状態である。最も低い周波数の振動モードである一次曲げおよび一次捻りは、一般にフラッタを生じやすい振動モードである。フラッタが起こると、振動によってブレードに生じる不安定な空気力によって、この振動にエネルギが追加されて振幅が増加する。振幅は、ブレードの構造的な破損を引き起こす程度まで大きくなるおそれがある。ターボ機械の昇圧および流量に関する動作可能な範囲は、種々のフラッタ現象によって制限されている。
【0005】
また、ディスク上の全てのブレードの振動数が同一である場合に、ブレードがよりフラッタを生じやすくなることも知られている。製造技術の向上によって、ほぼ均一な特性を有するブレードが製造されるようになった。このような均一性は、一貫した空力性能を確実に得るためには望ましいが、フラッタが生じるおそれが大きくなる点では望ましくない。従って、フラッタ耐性を得るために、製造工程においてブレードに意図的なばらつきを導入することが望ましい。このような意図的なばらつきによって、空力性能を損なうまたは製造工程に過度の複雑さを持ち込むことなく、ブレードの振動特性に大きな影響を与えて構造的な非同調を導入することが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
取り付けられたブレード列に関して、フラッタによる不安定性を防止するために不均一な振動数を利用することは、スミスに付与された米国特許第5,286,168号に開示されている。この特許で説明された方法では、フラッタを防止するために不均一な振動数を利用しているが、2つの別個の種類のブレードを製造することが必要である。
【0007】
シュラウド付きの取り付けられたブレード列で、シュラウド角を不均一とすることによってフラッタによる不安定性を防止することは、イェーガ等に付与された米国特許第5,667,361号に開示されている。しかし、この方法は、シュラウドの使用による空力性能の不利益を伴うので、最新のガスタービンエンジンには適さない。
【0008】
従って、本発明の目的は、受動的なフラッタ制御を提供する、ターボ機械用の改良された流れ案内要素の列を提供することである。
【0009】
本発明の目的は、さらに、2つの別個の種類の流れ案内要素を必要としない、上述の改良された列を提供することである。
【0010】
上記の目的は、本発明の改良された列によって達成される。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、受動的なフラッタ制御を提供する、ターボ機械用の流れ案内要素の列が提供される。この列は、広い形態では、ロータディスクに固定された複数の流れ案内要素を含み、これらの複数の流れ案内要素には、前縁先端部領域から材料を除去することで固有振動数を改善した第1の流れ案内要素の第1の組と、翼幅中間の前縁領域から材料を除去することで固有振動数を改善した第2の流れ案内要素の第2の組と、が含まれる。
【0012】
本発明の構造的に非同調とされた列の詳細、および他の目的やこれに伴う利点は、以下の実施形態と対応部および相当部に同一符号を付した添付図面に示されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の目的は、異なる固有振動数を有する構造的に非同調の要素すなわちブレードによって流れ案内要素の列を構成することで、受動的なフラッタ制御を行うことである。構造的な非同調は、異なる形状パラメータを有する流れ案内要素すなわちブレードを製造することによって達成することができる。このようなパラメータには、ブレード厚さ、翼弦長さ、キャンバ、および翼形形状が含まれるが、これらに限定されない。複数の種類の流れ案内要素すなわちブレードの製造は望ましくないので、構造的な非同調は、単一の種類の流れ案内要素すなわちブレードを製造してから、流れ案内要素すなわちブレードの固有振動数を変更する特徴をこれらの流れ案内要素すなわちブレードに機械加工することによって達成可能である。このような特徴には、図1a,図1bに示すような翼弦のブレンディング(なめらかな厚さの変更)や流れ案内要素すなわちブレードの先端部に沿ったスクイーラカット(squealer cut)が含まれるが、これらに限定されない。
【0014】
各流れ案内要素すなわちブレードの固有振動数が隣接する流れ案内要素すなわちブレードの固有振動数と異なるように列を構成することによって、流れ案内要素すなわちブレードのフラッタ耐性が高まる。周波数の分離基準は、隣接する流れ案内要素すなわちブレードの周波数が、平均周波数の少なくとも1.0%だけ異なっていることである。この分離基準は、フラッタのおそれがあるそれぞれの構造モード、一般に一次曲げおよび一次捻りに適用される。異なる流れ案内要素すなわちブレードの異なる構造モードは、また、異なる周波数を有していることが好ましい。例えば、高周波の流れ案内要素すなわちブレードの一次曲げ周波数は、低周波の流れ案内要素すなわちブレードの一次捻り周波数と少なくとも1.0%異なる必要がある。
【0015】
次に図1a,図1bを参照すると、2つの流れ案内要素すなわちブレード10,12が示されている。各流れ案内要素すなわちブレード10,12は、エアフォイル部14、ハブ面16、先端面18、および前縁20を有している。流れ案内要素すなわちブレード10は、先端面18と前縁20の境をなす領域22の材料が除去されていることにより、比較的高い一次捻り周波数を有する。流れ案内要素すなわちブレード12は、翼幅中間の前縁領域24の材料が除去されていることにより、比較的低い一次捻り周波数を有する。これらの材料は、当該技術分野で周知の適切な技術を用いて、領域22,24から除去することができる。それぞれの領域22,24から材料が除去されている以外には、流れ案内要素すなわちブレード10,12は同じ種類のものである。
【0016】
領域22,24から除去される材料の量は、(1)非改良の流れ案内要素すなわちブレードと、それぞれの流れ案内要素すなわちブレード10,12と、の間の一次捻り周波数の差が、平均一次捻り周波数の1.0%を超えるとともに、(2)非改良の流れ案内要素すなわちブレードと、それぞれの流れ案内要素すなわちブレード10,12と、の間の一次曲げ周波数の差が、平均一次曲げ周波数の1.0%を超えるように決定する必要がある。
【0017】
図2は、ガスタービンエンジンや蒸気機関などのターボ機械装置用の流れ案内要素の列の一実施例を示している。このような装置は、一般に、ロータブレードなどの流れ案内要素の複数の列を有し、これらの列は、固定のベーンまたはブレードの列と交互に設けられる。このようなロータ列とベーン列との組み合わせは、段と呼ばれる。図2の実施例では、流れ案内要素は、高周波および低周波の流れ案内要素すなわちブレード10,12が交互に設けられた列に並んでいる。この図から分かるように、流れ案内要素すなわちブレード10,12は、ディスク32に取り付けられている。このディスク32は、当該技術分野で周知の適切なロータディスクとすることができる。さらに、ブレード10,12は、当該技術分野で周知の適切な手段を用いてディスク32に取り付けることができる。
【0018】
図3は、ターボ機械装置用の流れ案内要素の列の他の実施例を示している。この図で示しているように、流れ案内要素すなわちブレードは、列に並んでおり、ディスク32に取り付けられた高周波流れ案内要素10、非改良の流れ案内要素36、および低周波流れ案内要素12を順に含んでいる。上述の実施例と同様に、ディスク32は、当該技術分野で周知の適切なロータディスクとすることができる。流れ案内要素すなわちブレード10,12,36は、当該技術分野で周知の適切な手段によってディスクに取り付けることができる。
【0019】
図4は、ターボ機械装置用の流れ案内要素の列のさらに他の実施例を示している。列40は、高周波の流れ案内要素すなわちブレード10、非改良の流れ案内要素すなわちブレード36、低周波の流れ案内要素すなわちブレード12、および非改良の流れ案内要素すなわちブレード36、の順で複数の流れ案内要素すなわちブレードを含んでいる。流れ案内要素すなわちブレード10,36,12は、円状のパターンに配列されている。また、流れ案内要素すなわちブレード10,36,12は、ディスク32に固定されている。このディスク32は、当該技術分野で周知の適切なロータディスクとすることができる。ブレード10,36,12は、当該技術分野で周知の適切な手段によってディスク32に取り付けることができる。
【0020】
上述したように、本発明の流れ案内要素の列の種々の実施例は、受動的なフラッタ制御を提供するように多様なターボ機械で使用することができる。
【0021】
本発明によって、上述の手段、目的、および利点を完全に満たす、受動的なフラッタ制御のための非同調ロータブレード列が提供されたことは明らかである。本発明をその詳細な実施例に基づいて説明したが、当業者には、上述の説明によって他の変更、代用、および改良が明らかとなるであろう。従って、請求の範囲に含まれるこのような変更、代用、および改良は、本発明の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の列で使用される流れ案内要素の側面図である。
【図2】本発明に係る流れ案内要素の列の第1の実施例の説明図である。
【図3】本発明に係る流れ案内要素の列の他の実施例の説明図である。
【図4】本発明に係る流れ案内要素の列のさらに他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10,12…流れ案内要素
14…エアフォイル部
16…ハブ面
18…先端面
20…前縁
22…前縁先端部領域
24…翼幅中間の前縁領域
Claims (11)
- ロータディスクに固定された複数の流れ案内要素を含み、前記複数の流れ案内要素には、
前縁先端部領域から材料を除去することで固有振動数を改善した第1の流れ案内要素の第1の組と、
翼幅中間の前縁領域から材料を除去することで固有振動数を改善した第2の流れ案内要素の第2の組と、が含まれていることを特徴とするターボ機械用の流れ案内要素の列。 - 流れ案内要素の第1の組および第2の組は、隣接する流れ案内要素が同じ振動数を有することのないように、交互のパターンで配列されていることを特徴とする請求項1記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 流れ案内要素の第1の組は、第2の流れ案内要素の一次曲げ、一次捻り、二次曲げの振動モード周波数とは異なる一次曲げ、一次捻り、二次曲げの振動モード周波数を有することを特徴とする請求項1記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- さらに、第3の非改良の流れ案内要素を含むことを特徴とする請求項1記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 前記流れ案内要素は、隣接する流れ案内要素が同じ振動数を有することのないように、1つの第1の流れ案内要素、1つの非改良の流れ案内要素、1つの第2の流れ案内要素の順のパターンで配列されていることを特徴とする請求項4記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 前記流れ案内要素は、1つの第1の流れ案内要素、1つの非改良の流れ案内要素、1つの第2の流れ案内要素、1つの非改良の流れ案内要素の順序で配列されていることを特徴とする請求項4記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 非改良の流れ案内要素と第1の流れ案内要素との一次捻り周波数の差が、非改良の流れ案内要素の平均一次捻り周波数の1.0%を超えるように、各第1の流れ案内要素から十分な材料が除去されていることを特徴とする請求項4記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 非改良の流れ案内要素と第2の流れ案内要素との一次捻り周波数の差が、非改良の流れ案内要素の平均一次捻り周波数の1.0%を超えるように、各第2の流れ案内要素から十分な材料が除去されていることを特徴とする請求項4記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 第1、第2、および第3の流れ案内要素は、1列に並んでいることを特徴とする請求項4記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 第1および第2の流れ案内要素は、1列に並んでいることを特徴とする請求項1記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
- 前記列は、エンジン用のロータブレードアセンブリを含むことを特徴とする請求項1記載のターボ機械用の流れ案内要素の列。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/729,046 US6428278B1 (en) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | Mistuned rotor blade array for passive flutter control |
US09/729046 | 2000-12-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002188405A JP2002188405A (ja) | 2002-07-05 |
JP3968234B2 true JP3968234B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=24929355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001360244A Expired - Fee Related JP3968234B2 (ja) | 2000-12-04 | 2001-11-27 | ターボ機械用の流れ案内要素の列 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6428278B1 (ja) |
EP (1) | EP1211383B1 (ja) |
JP (1) | JP3968234B2 (ja) |
DE (1) | DE60136151D1 (ja) |
Families Citing this family (50)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6814543B2 (en) * | 2002-12-30 | 2004-11-09 | General Electric Company | Method and apparatus for bucket natural frequency tuning |
FR2869069B1 (fr) * | 2004-04-20 | 2008-11-21 | Snecma Moteurs Sa | Procede pour introduire un desaccordage volontaire sur une roue aubagee de turbomachine roue aubagee presentant un desaccordage volontaire |
US7147437B2 (en) * | 2004-08-09 | 2006-12-12 | General Electric Company | Mixed tuned hybrid blade related method |
US20060073022A1 (en) * | 2004-10-05 | 2006-04-06 | Gentile David P | Frequency tailored thickness blade for a turbomachine wheel |
US20070036658A1 (en) * | 2005-08-09 | 2007-02-15 | Morris Robert J | Tunable gas turbine engine fan assembly |
GB0601837D0 (en) * | 2006-01-31 | 2006-03-08 | Rolls Royce Plc | An aerofoil assembly and a method of manufacturing an aerofoil assembly |
WO2008041889A1 (en) * | 2006-10-05 | 2008-04-10 | Volvo Aero Corporation | Rotor element and method for producing the rotor element |
US7753652B2 (en) | 2006-12-15 | 2010-07-13 | Siemens Energy, Inc. | Aero-mixing of rotating blade structures |
EP1985803A1 (de) * | 2007-04-23 | 2008-10-29 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Herstellen von beschichteten Turbinenlaufschaufeln |
DE102007059155A1 (de) * | 2007-12-06 | 2009-06-10 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Verfahren zur Herstellung von in Integralbauweise ausgebildeten Laufrädern für Verdichter und Turbinen |
US20090155082A1 (en) * | 2007-12-18 | 2009-06-18 | Loc Duong | Method to maximize resonance-free running range for a turbine blade |
US8043063B2 (en) * | 2009-03-26 | 2011-10-25 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Intentionally mistuned integrally bladed rotor |
FR2944049B1 (fr) * | 2009-04-02 | 2014-06-27 | Turbomeca | Roue a aubes dont les pales sont desaccordees |
US8419370B2 (en) * | 2009-06-25 | 2013-04-16 | Rolls-Royce Corporation | Retaining and sealing ring assembly |
US8469670B2 (en) * | 2009-08-27 | 2013-06-25 | Rolls-Royce Corporation | Fan assembly |
US8435006B2 (en) * | 2009-09-30 | 2013-05-07 | Rolls-Royce Corporation | Fan |
GB2483059A (en) * | 2010-08-23 | 2012-02-29 | Rolls Royce Plc | An aerofoil blade with a set-back portion |
ITTO20120517A1 (it) * | 2012-06-14 | 2013-12-15 | Avio Spa | Schiera di profili aerodinamici per un impianto di turbina a gas |
EP2685050B1 (en) * | 2012-07-11 | 2017-02-01 | General Electric Technology GmbH | Stationary vane assembly for an axial flow turbine |
US20140044556A1 (en) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | General Electric Company | Last stage blade including a plurality of leading edge indentations |
WO2014130332A1 (en) * | 2013-02-21 | 2014-08-28 | United Technologies Corporation | Gas turbine engine having a mistuned stage |
US20160003060A1 (en) * | 2013-03-07 | 2016-01-07 | United Technologies Corporation | Hybrid fan blades for jet engines |
EP2986822B8 (en) | 2013-04-16 | 2021-04-07 | Raytheon Technologies Corporation | Rotors with elastic modulus mistuned airfoils |
EP2942481B1 (en) | 2014-05-07 | 2019-03-27 | Rolls-Royce Corporation | Rotor for a gas turbine engine |
DE102014214270A1 (de) * | 2014-07-22 | 2016-02-18 | MTU Aero Engines AG | Schaufelgitter für eine Turbomaschine |
US11041388B2 (en) * | 2015-03-30 | 2021-06-22 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Blade cutback distribution in rotor for noise reduction |
EP3176369B1 (de) * | 2015-12-04 | 2019-05-29 | MTU Aero Engines GmbH | Gasturbinen-verdichter |
US10215194B2 (en) | 2015-12-21 | 2019-02-26 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Mistuned fan |
US10670041B2 (en) * | 2016-02-19 | 2020-06-02 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Compressor rotor for supersonic flutter and/or resonant stress mitigation |
US10641281B2 (en) | 2016-08-08 | 2020-05-05 | United Technologies Corporation | Mistuned laminate airfoil |
GB201702698D0 (en) * | 2017-02-20 | 2017-04-05 | Rolls Royce Plc | Fan |
US10480535B2 (en) * | 2017-03-22 | 2019-11-19 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Fan rotor with flow induced resonance control |
US10458436B2 (en) * | 2017-03-22 | 2019-10-29 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Fan rotor with flow induced resonance control |
US10823203B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-11-03 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Fan rotor with flow induced resonance control |
DE102017113998A1 (de) | 2017-06-23 | 2018-12-27 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Verfahren zur Erzeugung und Auswahl eines Verstimmungsmusters eines eine Mehrzahl von Laufschaufeln aufweisenden Laufrads einer Strömungsmaschine |
DE102017115853A1 (de) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Laufrad einer Strömungsmaschine |
US10408231B2 (en) | 2017-09-13 | 2019-09-10 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Rotor with non-uniform blade tip clearance |
US10865806B2 (en) | 2017-09-15 | 2020-12-15 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Mistuned rotor for gas turbine engine |
US11002293B2 (en) | 2017-09-15 | 2021-05-11 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Mistuned compressor rotor with hub scoops |
US10443411B2 (en) | 2017-09-18 | 2019-10-15 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Compressor rotor with coated blades |
US10837459B2 (en) | 2017-10-06 | 2020-11-17 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Mistuned fan for gas turbine engine |
GB2567210B (en) | 2017-10-06 | 2020-01-15 | Rolls Royce Plc | A bladed disk |
IT201900017171A1 (it) | 2019-09-25 | 2021-03-25 | Ge Avio Srl | Protezioni delle punte delle pale di turbina desintonizzate |
US11220913B2 (en) | 2019-10-23 | 2022-01-11 | Rolls-Royce Corporation | Gas turbine engine blades with airfoil plugs for selected tuning |
US11255199B2 (en) | 2020-05-20 | 2022-02-22 | Rolls-Royce Corporation | Airfoil with shaped mass reduction pocket |
US11725520B2 (en) | 2021-11-04 | 2023-08-15 | Rolls-Royce Corporation | Fan rotor for airfoil damping |
US11746659B2 (en) | 2021-12-23 | 2023-09-05 | Rolls-Royce North American Technologies Inc. | Fan blade with internal shear-thickening fluid damping |
US11560801B1 (en) | 2021-12-23 | 2023-01-24 | Rolls-Royce North American Technologies Inc. | Fan blade with internal magnetorheological fluid damping |
US12012865B2 (en) | 2021-12-29 | 2024-06-18 | Rolls-Royce North American Technologies Inc. | Tailored material property tuning for turbine engine fan blades |
US20230349297A1 (en) * | 2022-04-29 | 2023-11-02 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Method of manufacturing a mistuned rotor |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4097192A (en) * | 1977-01-06 | 1978-06-27 | Curtiss-Wright Corporation | Turbine rotor and blade configuration |
US4878810A (en) * | 1988-05-20 | 1989-11-07 | Westinghouse Electric Corp. | Turbine blades having alternating resonant frequencies |
US5286168A (en) | 1992-01-31 | 1994-02-15 | Westinghouse Electric Corp. | Freestanding mixed tuned blade |
US5667361A (en) | 1995-09-14 | 1997-09-16 | United Technologies Corporation | Flutter resistant blades, vanes and arrays thereof for a turbomachine |
US5988982A (en) * | 1997-09-09 | 1999-11-23 | Lsp Technologies, Inc. | Altering vibration frequencies of workpieces, such as gas turbine engine blades |
US6042338A (en) * | 1998-04-08 | 2000-03-28 | Alliedsignal Inc. | Detuned fan blade apparatus and method |
-
2000
- 2000-12-04 US US09/729,046 patent/US6428278B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001360244A patent/JP3968234B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2001-11-28 DE DE60136151T patent/DE60136151D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-28 EP EP01309982A patent/EP1211383B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE60136151D1 (de) | 2008-11-27 |
EP1211383A2 (en) | 2002-06-05 |
US20020067991A1 (en) | 2002-06-06 |
JP2002188405A (ja) | 2002-07-05 |
EP1211383B1 (en) | 2008-10-15 |
US6428278B1 (en) | 2002-08-06 |
EP1211383A3 (en) | 2004-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3968234B2 (ja) | ターボ機械用の流れ案内要素の列 | |
US7753652B2 (en) | Aero-mixing of rotating blade structures | |
JP4721638B2 (ja) | バケット固有振動数を調整するための方法及び装置 | |
US6042338A (en) | Detuned fan blade apparatus and method | |
US4118147A (en) | Composite reinforcement of metallic airfoils | |
JP3509865B2 (ja) | 冷却可能な前縁領域を有するエアフォイル | |
US10344601B2 (en) | Contoured flowpath surface | |
JP2002188404A (ja) | 流れ案内要素の列 | |
EP2942481A1 (en) | Rotor for a gas turbine engine | |
US20080199306A1 (en) | Turbomachine casing with treatment, a compressor, and a turbomachine including such a casing | |
EP2000631A2 (en) | Bladed rotor and corresponding manufacturing method | |
EP1942252B1 (en) | Airfoil tip for a rotor assembly | |
EP1510652A2 (en) | Methods and apparatus for reducing vibrations induced to compressor airfoils | |
JPH03138404A (ja) | 蒸気タービン用の羽根 | |
EP3880936B1 (en) | Bladed rotor system and method of servicing a bladed rotor system | |
JP2004324646A (ja) | 翼形部先端を構造的に支持するための方法及び装置 | |
JPH02245402A (ja) | ガスタービンエンジン羽根及びガスタービンエンジン羽根を形成する方法 | |
EP3596312B1 (en) | Snubbered blades with improved flutter resistance | |
US7988424B2 (en) | Bucket for the last stage of a steam turbine | |
CN110612382B (zh) | 具有经改进的抗颤振性的带护罩的叶片 | |
EP3765713B1 (en) | Mistuning of turbine blades with one or more internal cavities | |
JPS6139482B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041004 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |