JP3966258B2 - Manufacturing method of fan for air conditioning indoor unit - Google Patents
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Description
本発明は、インサート成形によってモータ回転子と一体化されて成形される空調室内機のファンの製造方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a fan of an air conditioning indoor unit that is formed integrally with a motor rotor by insert molding.
従来から、ビルや住宅等において調和された空気を屋内に送風することにより、屋内の快適性を向上させる空気調和装置が知られている。例えば、エアコンは、温風や冷風を屋内に送風することにより、室内を快適な温度に保つことができる。 2. Description of the Related Art Conventionally, an air conditioner that improves indoor comfort by blowing air conditioned in a building, a house, or the like indoors is known. For example, an air conditioner can keep a room at a comfortable temperature by blowing warm air or cold air indoors.
このような空気調和装置には、屋内に調和された空気を送風するための送風装置が設けられている。 Such an air conditioner is provided with a blower for blowing air conditioned indoors.
例えば、特許文献1に開示された送風装置は、壁掛け型の空調室内機に内蔵された送風装置であって、空気調和後の空気を室内に送風するクロスフローファンと、クロスフローファンに連結されるモータ回転子と、モータ回転子を回転させるモータ固定子とを備えている。モータ回転子は、モータ固定子の径方向外方に配置され、モータ固定子により回転軸を中心に回転させられる。また、クロスフローファンとモータ回転子とはビス等によって連結されている。このような送風装置では、屋内に空気を送風するために、まず、モータ固定子がモータ回転子を回転させる。そして、この回転力がモータ回転子に連結されるクロスフローファンに伝達され、クロスフローファンを回転させる。クロスフローファンが回転することにより調和後の空気が屋内に送風される。
しかしながら、上記従来のクロスフローファンは以下に示すような問題点を有している。 However, the conventional cross flow fan has the following problems.
すなわち、従来のクロスフローファンでは、モータ回転子との連結に関し、精度の高い連結を実現するために、ビス等を用いた連結方法ではなくてインサート成形による連結方法が採用されることがある。このインサート成形による連結方法を採用した場合には、成形時に成形用金型に加えられる熱によって成形用金型内に装填されたモータ回転子が熱膨張する。すると、熱膨張したモータ回転子が成形用金型から抜けにくくなり、モータ回転子の成形用金型に対する離型性が悪くなってしまう。このため、生産性が低下し、製品コストが高くなるという問題を有している。 That is, in the conventional crossflow fan, in order to achieve a highly accurate connection with the motor rotor, a connection method by insert molding may be employed instead of a connection method using screws or the like. When this connection method by insert molding is adopted, the motor rotor loaded in the molding die is thermally expanded by heat applied to the molding die during molding. Then, it becomes difficult for the thermally expanded motor rotor to come off from the molding die, and the releasability of the motor rotor with respect to the molding die is deteriorated. For this reason, it has the problem that productivity falls and product cost becomes high.
本発明の課題は、インサート成形による生産効率を向上させてコストダウンを図ることが可能な空調室内機のファンの製造方法を提供することにある。 The subject of this invention is providing the manufacturing method of the fan of the air-conditioning indoor unit which can aim at the cost reduction by improving the production efficiency by insert molding.
請求項1に記載の空調室内機のファンの製造方法は、回転軸を中心に環状に配置された複数の翼片の一端を保持する側板と、前記側板とインサート成形によって連結されたモータ回転子とを備えた空調室内機のファンを、可動金型および固定金型から成る成形用金型を用いて製造する製造方法であって、第1のステップと、第2のステップと、第3のステップと、を備えている。第1のステップでは、側板と密着した状態になって側板に連結されるフランジ部と、非フランジ部と、から成る筒状部を、モータ回転子に形成する。非フランジ部は、フランジ部よりも側板から離れており、外周面がフランジ部の外周面よりも回転軸側にあり、且つ、側板と接しない部分である。第2のステップでは、可動金型側の空間にフランジ部が位置し、固定金型側の空間に非フランジ部が位置し、フランジ部の側板側とは反対側の面が固定金型の非フランジ部が位置する空間より外側の部分と接触するように、モータ回転子を成形用金型内に装填する。第3のステップでは、成形用金型の可動金型側の空間に溶融樹脂を注入して、フランジ部の側板側とは反対側の面と固定金型との接触部分が金型押し切り部となって溶融樹脂が固定金型側の空間へ流入してこない状態で側板のインサート成形を行い、フランジ部と側板とを連結させる。
The method of manufacturing a fan for an air conditioning indoor unit according to
ここでは、第1のステップにおいて形成されるモータ回転子がフランジ部を有している。このため、モータ回転子の厚み方向にはモータ回転子の外径側に突出したフランジ部によって段差が形成される。モータ回転子とファンとを一体成形するインサート成形用金型内にモータ回転子を装填する第2のステップにおいては、このフランジ部の第3の面においてモータ回転子と成形用金型の一部とを接触させて金型押し切り部を形成する。そして、第4の面と成形用金型との間に隙間を空けた状態でインサート成形を行う。これにより、モータ回転子が成形時に熱膨張した場合でも、前記隙間によって熱膨張した分を逃がすことができるため、成形用金型から成形品が抜けにくくなるといった不具合の発生を防止できる。よって、モータ回転子の金型に対する離型性を良くして生産効率の向上を図ることができ、製品のコストダウンが可能になる。 Here, the motor rotor formed in the first step has a flange portion. For this reason, a level | step difference is formed in the thickness direction of a motor rotor by the flange part which protruded in the outer diameter side of the motor rotor. In the second step of loading the motor rotor into the insert molding die for integrally molding the motor rotor and the fan, a part of the motor rotor and the molding die is provided on the third surface of the flange portion. To form a die pressing part. Then, insert molding is performed in a state where a gap is left between the fourth surface and the molding die. Thereby, even when the motor rotor is thermally expanded at the time of molding, it is possible to escape the thermal expansion due to the gap, so that it is possible to prevent the occurrence of a problem that it is difficult to remove the molded product from the molding die. Therefore, the releasability of the motor rotor from the mold can be improved to improve the production efficiency, and the cost of the product can be reduced.
請求項2に記載の空調室内機のファンの製造方法は、請求項1に記載の空調室内機のファンの製造方法であって、前記第2のステップにおいて、前記モータ回転子の筒状部の内径側の面と前記成形用金型との間、および/または、前記非フランジ部の外径側の面と前記成形用金型との間に、隙間が設けられている。
The method for manufacturing a fan for an air conditioning indoor unit according to
ここでは、モータ回転子の内径側の面(第5の面)と成形用金型との間、フランジ部を除く外径側の面(第4の面)と成形用金型との間の一方または双方には隙間が形成されている。このため、成形時においてモータ回転子が熱膨張しても、熱膨張により増加した寸法を隙間部分で逃がすことができる。よって、成形用金型とモータ回転子との離型性をより向上させることができるため、生産効率が向上して製品のコストダウンを図ることができる。 Here, between the inner diameter side surface (fifth surface) of the motor rotor and the molding die, between the outer diameter side surface (fourth surface) excluding the flange portion and the molding die. A gap is formed on one or both sides. For this reason, even if the motor rotor is thermally expanded at the time of molding, the dimension increased by the thermal expansion can be released at the gap portion. Therefore, since the mold release property between the molding die and the motor rotor can be further improved, the production efficiency can be improved and the cost of the product can be reduced.
請求項3に記載の空調室内機のファンの製造方法は、請求項1または2に記載の空調室内機のファンの製造方法であって、前記第3のステップにおいて、前記溶融樹脂は、フランジ部の外径側の面と前記成形用金型との間の空間、および、フランジ部の側板側の面と前記成形用金型との間の空間に注入される。
The method for manufacturing a fan for an air conditioning indoor unit according to
ここでは、第3のステップにおいて、溶融樹脂がモータ回転子のフランジ部の外径側の面(第2の面)と成形用金型との間の空間および連結側の面(第1の面)と成形用金型との間の空間に注入される。このため、溶融樹脂を固化させて側板を形成することで、精度の高い連結を容易に行うことができる。 Here, in the third step, the molten resin is a space between the outer diameter side surface (second surface) of the flange portion of the motor rotor and the molding die and the connection side surface (first surface). ) And the molding die. For this reason, a highly accurate connection can be easily performed by solidifying molten resin and forming a side plate.
請求項1の空調室内機のファンの製造方法によれば、インサート成形時においてモータ回転子が熱膨張した場合でも熱膨張により増加した寸法をモータ回転子の第4の面と成形用金型との間に形成された隙間において逃がすことができるため、成形用金型に対する離型性が良くなり生産効率が向上して生産コストを低減できる。
According to the method for manufacturing a fan of an air conditioning indoor unit according to
請求項2の空調室内機のファンの製造方法によれば、モータ回転子の熱膨張による寸法増加分をモータ回転子と成形用金型との間に形成された隙間で吸収することができる。このため、モータ回転子の成形用金型に対する離型性を向上させることができるため、生産効率を向上させて生産コストを低減できる。 According to the method for manufacturing a fan of an air conditioning indoor unit according to a second aspect of the present invention, a dimensional increase due to thermal expansion of the motor rotor can be absorbed by a gap formed between the motor rotor and the molding die. For this reason, since the mold release property with respect to the molding die of the motor rotor can be improved, the production efficiency can be improved and the production cost can be reduced.
請求項3に記載の空調室内機のファンの製造方法によれば、溶融樹脂を固化させて側板を形成することで、精度の高い連結を容易に行うことができる。
According to the method for manufacturing a fan of an air conditioning indoor unit according to
<空気調和装置の全体構成>
本発明の一実施形態であるクロスフローファン(空調室内機のファン)を搭載した空気調和装置1の外観を図1に示す。
<Overall configuration of air conditioner>
FIG. 1 shows the appearance of an
この空気調和装置1は、調和された空気を室内に供給するための装置である。空気調和装置1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。
This
室内機2内には室内熱交換器50が収納され、室外機3内には室外熱交換器30が収納される。また、各熱交換器30、50が冷媒配管4により接続されることにより冷媒回路を構成している。
An
<空気調和装置の冷媒回路の概略構成>
空気調和装置1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器50、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
<Schematic configuration of refrigerant circuit of air conditioner>
The structure of the refrigerant circuit of the
室内機2に設けられている室内熱交換器50は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器50に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン(空調室内機のファン)71が設けられている。このクロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置されている。クロスフローファン71は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ72によって中心軸を中心にして回転駆動される。室内機2の詳細な構成については後に説明する。
The
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器50の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器50の他端と接続されている。この配管41、42は、図1の冷媒配管4に相当する。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン38が設けられている。このプロペラファン38は、室外ファンモータ39によって回転駆動される。
The
<室内機の構成>
室内機2は、正面視に置いて横方向に長い形状を有している(図1参照)。室内機2は、主として、上部ケーシング6、送風機構7および室内機2の内部に収容されている室内熱交換器ユニット5(図3参照)によって構成されている。上部ケーシング6は、室内機2の上部を覆っている。送風機構7は、室内機2の下部を構成している。
<Configuration of indoor unit>
The
以下、図3を参照して、室内機2の各構成について説明する。
Hereinafter, each configuration of the
室内熱交換器ユニット5は、室内熱交換器50、補助配管(図示せず)、等によって構成されている。
The indoor
この室内熱交換器50は、クロスフローファン71の円周面に対向して配置されており、クロスフローファン71の前方、上方および後方を取り囲むように取り付けられている。室内熱交換器50は、クロスフローファン71が回転することにより吸い込み口60、61から吸い込まれた空気をクロスフローファン71側に通過させ、伝熱管の内部を通過する冷媒との間で熱交換を行わせる。
The
補助配管は、室内熱交換器50と室内機2の外部にある冷媒配管4とを繋ぐ。この補助配管には、室内熱交換器50と室外熱交換器30との間を行き来する冷媒が流れる。
The auxiliary pipe connects the
<送風機構の構成>
送風機構7は、室内熱交換器50において熱交換された空気を室内に送風するための装置である。送風機構7は、室内機2の下部を構成しており、図3および図4に示すように、下部ケーシング70、送風ユニット8等がモジュール化されて構成されている。
<Configuration of blower mechanism>
The
(下部ケーシング)
下部ケーシング70は、外面部74、支持部78等によって構成されている。
(Lower casing)
The
外面部74は、正面視において室内機2の外面として視野に現れる部分であり、上端が室内機2の前側に傾斜するように配置されている。また、外面部74には、室内機2の長手方向に沿う開口からなる吹き出し口741が設けられている。この吹き出し口741は、図3に示すように、クロスフローファン71が収納されている支持部78の内部の空間に連通しており、クロスフローファン71によって生成された空気流は吹き出し口741を通って室内へと吹き出す。また、吹き出し口741には、室内へと吹出す空気が案内される水平フラップ742が設けられている。水平フラップ742は、室内機2の長手方向に平行な軸を中心に回動自在に設けられている。この水平フラップ742は、フラップモータ(図示せず)によって回転駆動されることにより、吹き出し口741の開閉を行うことができる。
The
支持部78は、外面部74によって囲まれている。支持部78には、上方から送風ユニット8、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等が取り付けられる。そして、支持部78は、送風ユニット8、電装品箱73、室内熱交換器ユニット5等を下方から支持する。
The
<送風ユニット>
送風ユニット8は、クロスフローファン71と、クロスフローファン71を回転させるための室内ファンモータ72と、室内ファンモータ72の駆動を制御するための電装品を収納する電装品箱73とを有している。
<Blower unit>
The
(クロスフローファン)
クロスフローファン71は、AS樹脂などの樹脂により形成されており、長細い円筒形状に構成される。クロスフローファン71は、後述するロータ(モータ回転子)713をインサート品とするインサート成形により成形される。なお、このインサート成形については後段にて詳述する。このクロスフローファン71は、中心軸すなわち回転軸A1が水平になるように配置される。
(Cross flow fan)
The cross flow
このクロスフローファン71が回転軸周りに回転することにより、空気流を生成する。この空気流は、吸い込み口60、61から取り入れられ室内熱交換器50を通り吹き出し口741から室内へと吹き出す空気の流れである。クロスフローファン71は、側面視において室内機2の概ね中央に位置している。
The cross flow
また、クロスフローファン71は、図5に示すように、エンドプレート(側板)710と羽部711とシャフト712とを有している。エンドプレート710は、クロスフローファン71の両端に設けられており、羽部711の端部を保持している。羽部711は、クロスフローファン71の両端に設けられるエンドプレート710間に環状に複数積層されて配置される。シャフト712は、エンドプレート710の中央、回転軸A1上に配置され、クロスフローファン71が回転する際の回転軸となる。ロータ713は、略円筒形状であって、ステータ720の発生する磁界により回転軸A1を中心に回転する。このロータ713は、クロスフローファン71を形成する樹脂の融点以上の融点を有し微小な磁石粒を含む樹脂から形成されている。また、ロータ713は、後述する室内ファンモータ72のステータ720の径方向外方に配置されている。
Further, as shown in FIG. 5, the
本実施形態では、特に、ロータ713がエンドプレート710との連結側に外径方向に突出したフランジ部714を有している。ここで、この突出したフランジ部714のエンドプレート710側の面を第1の面714a、径方向外側の面を第2の面714b、前記第1の面の反対の面を第3の面714c、フランジ部714を除くロータ713の外径側の面を第4の面714d、ロータ713の内径側の面を第5の面714eとすると、エンドプレート710は第1の面714aおよび第2の面714bを覆う樹脂として形成されている。そして、ロータ713とエンドプレート710とが一体成形されている。
In the present embodiment, in particular, the
(室内ファンモータ)
室内ファンモータ72は、クロスフローファン71を回転軸周りに回転駆動する。室内ファンモータ72は、図4に示すように薄型アウターロータ型のモータである。この室内ファンモータ72は、図5に示すようにステータ720と軸受け722と軸受け保持部723とを有している。
(Indoor fan motor)
The
ステータ720は、クロスフローファン71のエンドプレート710と一体成形されたロータ713を回転させるためのものであり、磁界を発生させるための図示しない鉄心やコイルなどを内部に備えている。ステータ720は、さらに、固定部725を有している。ステータ720は、この固定部725を包むゴム製の保持部材726を介して支持部78に支持される(図4参照)。
The
軸受け722は、樹脂製の部材であって、クロスフローファン71のシャフト712を軸支する。軸受け保持部723は、ゴム製の部品であって軸受け722を支持している。
The
<クロスフローファンの成形方法>
図6にロータ713をインサート品としてエンドプレート710と一体成形する際の成形作業のフローを示す。
<Cross flow fan molding method>
FIG. 6 shows a flow of a molding operation when the
まず、図7に示すロータ713とシャフト721とをインサート成形用の成形用金型800の所定の位置に装填する(ステップS101)。次に、可動用金型801と固定用金型802とを合わせて成形用金型800を閉じる(ステップS102)。そして、加熱融解されたエンドプレート710を形成する樹脂をゲートGから成形用金型800の空洞部に加圧注入する(ステップS103)。その後、注入した溶融樹脂を成形用金型800内で冷却固化させてエンドプレート710を形成する(ステップS104)。樹脂の固化後、成形用金型800を開けて(ステップS105)、エンドプレート710とシャフト721とロータ713との連結体を取り出す(ステップS106)。
First, the
本実施形態では、上述したステップS102において、成形用金型800内の所定の位置にロータ713を装填すると、ロータ713は図7に示すようにフランジ部714の第3の面において固定用金型802と接触する。このため、固定用金型802とフランジ部714の第3の面との接触部分が金型押し切り部となって、溶融樹脂803はフランジ部714よりも固定用金型802の側へは流入してこないことになる。つまり、フランジ部714における第1の面および第2の面と成形用金型800との間の空間に溶融樹脂が注入される。また、成形時の固定用金型802とフランジ部714の内径側の面(第5の面714e)との間には隙間Sが空いた状態となっている。さらに、フランジ部714を除くロータ713の外径側の面と固定用金型802との間、すなわちフランジ部714の第2の面を除くロータ713の外径側の面(第4の面714d)と固定用金型802との間にも隙間Sが空いた状態となっている。このように、隙間Sを設けた状態で溶融樹脂を成形用金型800内に注入してインサート成形が行われる。
In this embodiment, when the
<本実施形態のクロスフローファンの特徴>
(1)
本実施形態のクロスフローファン71では、インサート成形によってエンドプレート710と連結されるロータ713がフランジ部714を備えている。
<Characteristics of the cross flow fan of this embodiment>
(1)
In the
一般的に、ファン(エンドプレート)とロータとを連結するインサート成形を行う場合には、図9に示すように、成形用金型1801、1802を加熱した状態で溶融樹脂1803が注入され、成形用金型1801,1802内に装填されたロータ1713も加熱された状態となる。このため、フランジ部を有しない従来のクロスフローファンでは、インサート成形時に固定用金型1802の中でロータ1713が熱膨張して、ロータ1713が固定用金型1802から抜けにくくなってしまう。このように、従来のクロスフローファンでは、成形後の製品取り出しの際に成形用金型1802とクロスフローファンのロータとの離型性が悪くなって生産性が低下する。
In general, when insert molding for connecting a fan (end plate) and a rotor is performed, as shown in FIG. 9,
そこで、本実施形態のクロスフローファン71では、図8に示すように、ロータ713がフランジ部714を有しているため、成形時に成形用金型800とフランジ部714の第3の面713cとを接触させて金型押し切り部とすることができる。このため、金型押し切り部を境に第4の面714dと成形用金型800の固定用金型2との間に隙間Sを形成することができる。よって、たとえ成形時にロータ713が熱膨張した場合でも、隙間Sにおいて熱膨張した分を逃がすことができるため、ロータ713の成形用金型800に対する離型性が良くなり、生産性を向上させて製品のコストダウンが図れる。
Therefore, in the
(2)
さらに、本実施形態のクロスフローファン71では、成形時において、図7に示すようにフランジ部714よりも固定用金型802側のロータ713の内径側の面(第5の面714e)、フランジ部714を除く外径側の面(第4の面714d)と固定用金型802との間に隙間Sが空くように成形用金型800が設計されている。このため、ロータ713が熱膨張した場合でも隙間Sによって熱膨張で増加した寸法を逃がすことができるため、成形後に固定用金型802からロータ713を容易に取り出すことができる。よって、ロータ713の成形用金型800に対する離型性をさらに高めることで、生産性を向上させて製品のコストダウンを図ることができる。
(2)
Furthermore, in the
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<Other embodiments>
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible in the range which does not deviate from the summary of invention.
(A)
上記実施形態では、ロータ713を成形用金型800内に装填した際において、クロスフローファン71のロータ713の内径側の面(第5の面714e)、フランジ部714を除く外径側の面(第4の面714d)と固定用金型802との間に隙間が空くように成形用金型800が設計されていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ロータ713の内径側の面(第5の面714e)あるいはフランジ部714を除く外径側の面(第4の面714d)の何れか一方と固定用金型802との間に隙間Sが空くように成形用金型800が設計されていてもよい。
(A)
In the above embodiment, when the
(B)
上記実施形態では、本発明をクロスフローファンに適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ロータ(モータ回転子)とエンドプレート(側板)710とが一体成形されるファンであれば、同じく空調室内機に用いられるシロッコファン等にも適用できる。
(B)
In the said embodiment, the example which applied this invention to the crossflow fan was given and demonstrated. However, the present invention is not limited to this. For example, a fan in which a rotor (motor rotor) and an end plate (side plate) 710 are integrally formed can be applied to a sirocco fan that is also used in an air conditioning indoor unit.
(C)
上記実施形態では、クロスフローファンをAS樹脂を用いて説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、AS樹脂以外にも、ロータ713の成形樹脂よりも融点が低い樹脂であれば同様に適用可能である。
(C)
In the said embodiment, although the crossflow fan was demonstrated using AS resin, this invention is not limited to this. For example, in addition to the AS resin, any resin having a melting point lower than that of the molding resin of the
空調装置等に搭載され、モータ回転子をインサート品として一体成形されるクロスフローファン等に適用可能である。 It can be applied to a cross flow fan or the like that is mounted on an air conditioner or the like and is integrally molded with a motor rotor as an insert.
1 空気調和装置
2 室内機
3 室外機
7 送風機構
8 送風ユニット(送風装置)
50 室内熱交換器(空気調和部)
71 クロスフローファン(空調室内機のファン)
710 エンドプレート(側板)
711 羽部(翼片)
712 シャフト
713 ロータ(モータ回転子)
714 フランジ部
714a 第1の面
714b 第2の面
714c 第3の面
714d 第4の面
714e 第5の面
72 室内ファンモータ
720 ステータ(モータ固定子)
800 成形用金型
801 可動用金型
802 固定用金型
803 溶融樹脂(側板)
A1 回転軸
G ゲート
S 隙間
DESCRIPTION OF
50 Indoor heat exchanger (air conditioning unit)
71 Crossflow fan (air conditioner indoor unit fan)
710 End plate (side plate)
711 Wings (wing pieces)
712
714
800 Molding die 801
A1 Rotating shaft G Gate S Clearance
Claims (3)
前記側板(710)と密着した状態になって前記側板(710)に連結されるフランジ部(714)と、前記フランジ部(714)よりも前記側板(710)から離れており外周面(714d)が前記フランジ部(714)の外周面(714b)よりも前記回転軸(A1)側にあり且つ前記側板(710)と接しない非フランジ部と、から成る筒状部を、前記モータ回転子(713)に形成する第1のステップと、
前記可動金型(801)側の空間に前記フランジ部(714)が位置し、前記固定金型(802)側の空間に前記非フランジ部が位置し、前記フランジ部(714)の前記側板(710)側とは反対側の面(714c)が、前記固定金型(802)の前記非フランジ部が位置する空間より外側の部分と接触するように、前記モータ回転子(713)を前記成形用金型(800)内に装填する第2のステップと、
前記成形用金型(800)の前記可動金型(801)側の空間に溶融樹脂(803)を注入して、前記フランジ部(714)の前記側板(710)側とは反対側の面(714c)と前記固定金型(802)との接触部分が金型押し切り部となって前記溶融樹脂(803)が前記固定金型(802)側の空間へ流入してこない状態で前記側板(710)のインサート成形を行い、前記フランジ部(714)と前記側板(710)とを連結させる第3のステップと、
を備えていることを特徴とする空調室内機のファン(71)の製造方法。 A side plate (710) holding one end of a plurality of blades (711) arranged in an annular shape around the rotation axis (A1), a motor rotor (713) connected to the side plate (710) by insert molding A manufacturing method for manufacturing a fan (71) of an air conditioning indoor unit provided with a molding die (800) composed of a movable die (801) and a fixed die (802) ,
A flange portion (714) that is in close contact with the side plate (710) and connected to the side plate (710), and is farther from the side plate (710) than the flange portion (714), and an outer peripheral surface (714d) Is a cylindrical portion composed of a non-flange portion that is closer to the rotating shaft (A1) than the outer peripheral surface (714b) of the flange portion (714) and does not contact the side plate (710). 713) a first step;
The flange part (714) is located in the space on the movable mold (801) side, the non-flange part is located in the space on the fixed mold (802) side, and the side plate ( The motor rotor (713) is molded so that the surface (714c) opposite to the 710) side is in contact with a portion outside the space where the non-flange portion of the fixed mold (802) is located. A second step of loading into the mold (800);
A molten resin (803) is injected into a space on the movable mold (801) side of the molding mold (800) , and a surface of the flange portion (714) opposite to the side plate (710) side ( 714 c) and the fixed mold (802) are in contact with each other, and the side plate (710 ) is in a state where the molten resin (803) does not flow into the space on the fixed mold (802) side. ) Insert molding and connecting the flange part (714) and the side plate (710),
A method for manufacturing a fan (71) of an air conditioning indoor unit.
請求項1に記載の空調室内機のファン(71)の製造方法。 In the second step, between the inner surface (714e) of the cylindrical portion of the motor rotor (713) and the molding die (800) and / or outside of the non-flange portion A gap (S) is provided between the radial surface (714d) and the molding die (800).
The manufacturing method of the fan (71) of the air-conditioning indoor unit of Claim 1 .
請求項1または2に記載の空調室内機のファン(71)の製造方法。 In the third step, the molten resin (803) includes a space between an outer diameter side surface (714b) of the flange portion (714) and the molding die (800), and the flange portion. (714) is injected into a space between the side plate (710) side surface (714a) of (714) and the molding die (800).
The manufacturing method of the fan (71) of the air-conditioning indoor unit of Claim 1 or 2 .
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