Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3963071B2 - Semiconductor device - Google Patents

Semiconductor device Download PDF

Info

Publication number
JP3963071B2
JP3963071B2 JP2000275974A JP2000275974A JP3963071B2 JP 3963071 B2 JP3963071 B2 JP 3963071B2 JP 2000275974 A JP2000275974 A JP 2000275974A JP 2000275974 A JP2000275974 A JP 2000275974A JP 3963071 B2 JP3963071 B2 JP 3963071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
island
type
region
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000275974A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2002094033A (en
Inventor
良雄 下井田
輝儀 三原
正勝 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000275974A priority Critical patent/JP3963071B2/en
Publication of JP2002094033A publication Critical patent/JP2002094033A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3963071B2 publication Critical patent/JP3963071B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SOI基板上に形成されたパワー素子またはパワー素子とLSIその他の集積回路をモノリシックに形成した半導体装置において、外部からの過渡的な異常電圧から素子を保護する機能を備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
SOI基板上に形成したパワー素子を、接続される負荷の電位変動に連動して生じるスイッチングノイズから保護する技術として、特開平9−266310号公報が知られている。図8は上記半導体装置の要部に相当する断面図である。図8の構造においては、LDMOSを絶縁膜(酸化膜)122、123によって絶縁分離して素子領域に形成している。そしてドレイン電極やソース電極から印加された異常電圧に起因して発生するスイッチングノイズが、絶縁分離された素子領域へ伝播するのを防止するために、支持基板上の絶縁膜122上にN+型埋め込み層121bを形成すると共に、絶縁膜123に接するようにディープN+拡散層126からなるシールド層を設け、このシールド層を接地または電源電位に固定するようにしている。外部から異常電圧が印加された場合には、ノイズ電流をこれらの電位固定領域を経由して電源または接地へ逃がすようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来例においては、支持基板と絶縁膜の界面にN+型の埋め込み層121bを設けることが必要であるが、このN+型埋め込み層は、SOI基板作成時にN+型不純物を拡散形成する必要があるため、SOIウエハのコストが高く、チップコストが増大するという問題があった。
【0004】
本発明は上記のごとき従来技術の問題を解決するためになされたものであり、異常電圧から半導体素子を保護する機能を有し、かつ、チップコストの増大を抑制した半導体装置を提供することを目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明においては特許請求の範囲に記載するように構成している。すなわち、請求項1においては、支持基板と活性層基板が第一の絶縁膜により電気的に分離されたSOI基板上に形成されたパワー素子と集積回路をモノリシックに形成した半導体装置において、前記パワー素子と集積回路は互いに電気的に絶縁分離された島を形成し、各島は前記活性層基板の主面と垂直な方向に設けられて前記第一の絶縁膜に達する第二の絶縁膜によって囲まれ、各島ごとに前記活性層基板と前記第一の絶縁膜との界面近傍で前記活性層基板内にP型層が存在し、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する前記第二の絶縁膜と他の島に接する前記第二の絶縁膜との間には、P型領域が設けられ、前記P型領域は前記活性層基板の第一主面側で接地される部分を有し、かつ、前記過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島から前記第二の絶縁膜を介して前記P型領域に至る電流経路の合成容量が、前記過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島から前記第一の絶縁膜と前記支持基板とを介して前記P型領域に至る電流経路の合成容量よりも大きくなるように、前記第二の絶縁膜は前記第一の絶縁膜よりも容量が大きく形成される構成とした。
【0009】
また、請求項に記載の発明においては、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する第二の絶縁膜を、他の島に接する前記第二の絶縁膜と比較して薄い絶縁膜にする構成とした。
【0010】
また、請求項に記載の発明においては、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する前記薄い絶縁膜として、他の島に接する第二の絶縁膜と比較して誘電率が高い材料を用いる構成とした。
【0011】
【発明の効果】
請求項1においては、印加されたノイズ電圧による過渡的なノイズ電流はP型層を流れるが、異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する第二の絶縁膜と他の島を囲む第二の絶縁膜との間には、P型領域が設けられ、このP型領域は活性層基板の第一主面側で接地される部分を有し、かつ、前記島から第二の絶縁膜を介してP型領域に至る電流経路の合成容量が、前記島から第一の絶縁膜と支持基板とを介してP型領域に至る電流経路の合成容量よりも大きくなるように、第二の絶縁膜は第一の絶縁膜よりも容量が大きく形成されているので、他の島のP型層にはノイズ電流が流れず、ノイズ電流はP型領域を通って表面へ取り出され接地へと逃がすことができる。つまり、“サージ源”である島を第二の絶縁膜に接するP型領域によりシールドする効果を持つ。そのため、他の島の回路が誤動作を起こすことは無く、半導体装置が十分安全に動作できるという効果を有する。なお、P型領域は、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある限られた島の周辺のみに形成されるため、半導体装置(チップ)全体ではその分の面積増加はわずかであり、コストアップの要因は少ない。
また、従来のような高濃度の埋め込み層の構造が不要になるので、製造工程が容易になってコストを低減することが出来る、という効果が得られる。さらに従来技術のように高濃度の埋め込み層を形成していないので、その高濃度領域を形成することによる素子特性が変化する可能性が極めて少ない。すなわち、高濃度層を形成すると、横一直線にN+層とN(またはN-)層が別れて形成されず、濃度分布に波が生じ、この波によって素子特性に部分的なばらつきが生じる。そのため例えば耐圧が安定せず、場合によっては耐圧が一個所に集中するという問題を生じることもあるが、本発明においては上記の高濃度層がないので、これらが生じない。
【0015】
また、請求項においては、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する絶縁膜を、他の島に接する前記第二の絶縁膜と比較して薄い絶縁膜にする構成としたので、サージ電流がP型領域を通って接地へ逃げやすくすることが出来る。
【0016】
また、請求項においては、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する前記薄い絶縁膜として、他の島に接する第二の絶縁膜と比較して誘電率が高い材料を用いる構成としたので、サージ電流をさらに逃げやすくすることが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の参考例)
図1は本発明の第1の参考例の構成を示す断面図である。図1の構成を説明すると、P型の支持基板1は埋め込み絶縁膜2を介して活性層基板3とは電気的に絶縁されている。活性層基板3と埋め込み絶縁膜2の界面で活性層基板3の底部にはP型層20が形成されている。このP型層20の上部で活性層基板3内にはN型ウエル領域25が形成されている。ここで、このP型層20はもともとの活性層基板3がP型であっても良いし、N型の活性層基板にP型の深いウエルを形成したものでも構わない。活性層基板3の表面部では例えば、LDMOS等のパワー素子部6が形成され、さらに、このパワー素子部6とは電気的に分離されたバイポーラデバイス等からなる制御回路部7が形成されている。図1ではこれらのパワー素子部6と制御回路部7を絶縁分離するものとして、トレンチの内側に形成された絶縁膜4とさらにその内部でトレンチを埋め込むためのポリシリコン5による分離領域が描かれている。
【0018】
パワー素子部6では、その構成要素として、活性層基板3の表面にドレインN+コンタクト領域15、P型チャネル領域11が存在し、P型チャネル領域11の内部で表面においてはN+型ソース領域12が形成されている。P型チャネル領域11内でN+型ソース領域12に接してチャネルが形成されるように、活性層基板3上にはゲート絶縁膜13を介してゲート電極14が形成されている。
【0019】
また、制御回路部7には、例えばラテラルPNPトランジスタが形成されている。構成要素としては、活性層基板3の表面にP+型コレクタ領域8、P+型エミッタ領域9、N+型ベースコンタクト領域10が形成されている。
本実施例ではこれらのデバイスは一代表例として掲載したものであり、その他のバイポーラ素子やCMOS素子が形成されることも有り得る。これらの素子の組み合わせにより、制御回路部7には回路ブロックが形成されるものであるが、ここでは、動作の説明をわかりやすくする目的で制御回路部7には素子1つを掲載するに留めた。
【0020】
さらに本実施例においては、支持基板1の裏面は電位を固定してもしなくても構わない。パワー素子部6のN型ウエル領域25は、LDMOSFETのドレインであるため、VDD電位または、VDD電位とVSS電位の間で変動している。P型層20はパワー素子部6において、深いP型拡散領域21、P+型拡散領域22を通じて表面側で接地されている。
【0021】
次に、本実施例の動作を説明する。
外部からの過渡的な異常電圧として、図1の矢印16で示したようなノイズ電圧がパワー素子部6に印加されたものと仮定する。この場合、パワー素子部6が“サージ源”、制御回路部7が“被害を被る可能性のある領域”とすることができる。パワー素子部6に印加されたノイズ電圧による過渡的なノイズ電流はP型層20を流れるが、構成で説明したように、P型層20は表面で接地されるため、このノイズ電流はパワー素子部で表面側に逃がすことができる。つまり、“サージ源”をP型層20によってシールドする効果がある。そのため、制御回路部7が誤動作を起こすことは無く、半導体装置が十分安全に動作できるという効果を持つ。なお、図1の矢印16は+サージの場合を例示したが−サージでも同様に効果がある。
【0022】
上記のように、図1の実施例においては、従来例のごとく高濃度の埋め込み拡散層を形成する必要がないのでSOI基板のコストを低くできるため、半導体装置のコストを低くすることができる。
また、従来技術のように高濃度の埋め込み層を形成していないので、その高濃度領域を形成することによる素子特性が変化する可能性が極めて少ない。すなわち、高濃度層を形成すると、図1に示すように横一直線にN+層とN(またはN-)層が別れて形成されず、濃度分布に波が生じ、この波によって素子特性に部分的なばらつきが生じる。そのため例えば耐圧が安定せず、場合によっては耐圧が一個所に集中するという問題を生じることもあるが、本実施例においては上記の高濃度層がないので、これらが生じない。なお、この作用は以後に説明する全ての実施例で同じである。
【0023】
次に、図2は本実施例に用いるSOI基板を準備するための製造工程を示す図である。図2において、(a)では周辺を絶縁膜42で覆われたP型の支持基板40と、周辺を絶縁膜43で覆われたP型の活性層基板41を用意する。(b)ではこれらの基板を張り合わせる。(c)では活性層基板41をエッチングして厚みを調整する。なお、絶縁膜42と43とが張り合わされて埋め込み絶縁膜44となり、この部分が図1における埋め込み絶縁膜2となる。(d)ではパワー素子部に必要なウエル45を濃度N1で形成し、同時に制御回路部に必要なウエル46を濃度N2でそれぞれ形成する。ここでそれぞれのウエル濃度N1、N2というのは、任意の濃度に設定が可能である。(e)では、パワー素子部と制御回路部とを分離するような絶縁分離膜47と、その中を充填するポリシリコン48が形成されている。
【0024】
このように、本実施例におけるSOIウエハの準備においては、従来のようなN+型の埋め込み層121bを形成する複雑な工程が必要ないので、従来よりもコストを低減出来る。また、P型層20を接地するための深いP型拡散領域21は、限られた島(ここでは外部より過渡的なノイズ電圧が印加される可能性がある島)のみに形成されるため、半導体装置(チップ)全体ではその分の面積増加はわずかであり、コストアップの要因は少ない。
【0025】
(第2の参考例)
図3は本発明の第2の参考例の構成を示す断面図である。図3の構成で特徴的な部分を説明すると、P型層20は制御回路部7において、深いP型拡散領域23、P+型拡散領域24を通じて表面側で接地されている。なお、SOI基板を準備するための製造工程は前記図2と同様である。
【0026】
次に本実施例の動作を説明する。
外部からの過渡的な異常電圧として、図3の矢印16で示したようなノイズ電圧がパワー素子部6に印加されたものと仮定する。この場合、パワー素子部6が“サージ源”、制御回路部7が“被害を被る可能性のある領域”とすることができる。パワー素子部6に印加されたノイズ電圧による過渡的なノイズ電流はP型層20を流れるが、埋め込み絶縁膜2、支持基板1を介しての容量結合により、制御回路部7のP型層20にも流れる。しかし、このP型層20は制御回路部7の表面で接地されるため、このノイズ電流は制御回路部7で表面側に逃がすことができる。つまり、“被害を被る可能性のある領域”をP型層20によりシールドすることができる。そのため、制御回路部7が誤動作を起こすことは無く、半導体装置が十分安全に動作することができる。
【0027】
上記のように、図3の実施例においては、従来例のごとく高濃度の埋め込み拡散層を形成する必要がないのでSOI基板のコストを低くできるため、半導体装置のコストを低くすることができる。また、P型層20を接地するための深いP型拡散領域は、限られた島(ここでは高インピーダンスで動作している制御回路部:低電流で誤動作を起こし易い回路部)のみに形成されるため、半導体装置(チップ)全体ではその分の面積増加はわずかであり、コストアップの要因は少ない。
【0028】
(第の実施例)
図4は本発明の第の実施例の構成を示す断面図であり、請求項に相当するものである。図4の構成において、基本的に今までに説明した参考例と同等の部分については説明を省略する。
本実施例に特徴的な構成を説明すると、パワー素子部6と制御回路部7との間には横方向を絶縁分離するための分離領域(4と5の部分)が2重に形成されている。この2重の分離領域に挟まれた領域がP型領域26となっており、表面部でP+型拡散領域27を介して表面側で接地されている。なお、上記の横方向とは活性層基板3の主面に平行な方向であり、その方向を分離するために上記の分離領域は活性層基板3の主面に垂直な方向に設けられている。
【0029】
図4において、このような分離領域に挟まれたP型領域26はパワー素子部6の左側のみ描かれているが、実際にはパワー素子部6(ここでは外部からノイズ電圧が印加される可能性がある領域)の周辺に形成されるものとする。
【0030】
次に本実施例の動作を説明する。
外部からの過渡的な異常電圧として、図4の矢印16で示したようなノイズ電圧がパワー素子部6に印加されたものと仮定する。この場合、パワー素子部6が“サージ源”、制御回路部7が“被害を被る可能性のある領域”とすることができる。パワー素子部6に印加されたノイズ電圧による過渡的なノイズ電流はP型層20を流れる。本実施例においては、埋め込み絶縁膜2を介しての容量結合よりも、横方向に形成された絶縁膜4を介しての容量結合の効果が強く、制御回路部7のP型層20にはノイズ電流が流れず、ノイズ電流はP型領域26を通り、表面へ取り出され接地へと逃がすことができる。つまり、“サージ源”であるパワー素子部6を絶縁膜4に接するP型領域26によりシールドする効果を持つ。そのため、制御回路部7が誤動作を起こすことは無く、半導体装置が十分安全に動作できるという効果を持つ。
【0031】
上記の構成において、埋め込み絶縁膜2の容量よりも絶縁膜4の容量が大きくなるように形成する。言い換えると、図5に記載した等価回路に示すように、電流経路(1)の合成容量の方が、電流経路(2)の合成容量よりも大きくなるようにする。そうすることによってサージが印加された場合には、電流経路(1)を通ってサージが伝搬されることになり、P領域26、コンタクト領域27を経由して、サージを逃がすことができる。したがって図5の島Aに入力したサージから島Bを隔離することが出来る。
【0032】
このように、本実施例においては、従来のような高濃度の埋め込み拡散層を形成する複雑な工程が必要ないので、従来よりもコストを低減出来る。また、P型領域26は、限られた島の周辺のみに形成されるため、半導体装置(チップ)全体ではその分の面積増加はわずかであり、コストアップの要因は少ない。
【0033】
(第の実施例)
図6は本発明の第の実施例の構成を示す断面図であり、請求項に相当するものである。図6の構成において、基本的に今までに説明した実施例と同等の部分については説明を省略する。本実施例に特徴的な構成を説明すると、パワー素子部6と制御回路部7の間には横方向を絶縁分離するための分離領域が2重に形成されている。この2重の分離領域に挟まれた領域がP型領域26となっており、表面部でP+型拡散領域27を介して接地されている。
【0034】
なお、上記のような分離領域に挟まれたP型領域26はパワー素子部6の左側のみ描かれているが、実際にはパワー素子部6(ここでは外部からノイズ電圧が印加される可能性がある領域)の周辺に形成されるものとする。ここまでは第3の実施例と同等であるが、本実施例においては、パワー素子部6に接する絶縁膜4’の厚みが他のものと比較して薄いことが特徴である。
【0035】
次に、本実施例の動作を説明する。
外部からの過渡的な異常電圧として、図6の矢印16で示したようなノイズ電圧がパワー素子部6に印加されたものと仮定する。この場合、パワー素子部6が“サージ源”、制御回路部7が“被害を被る可能性のある領域”とすることができる。パワー素子部6に印加されたノイズ電圧による過渡的なノイズ電流はP型層20を流れる。本実施例においては、埋め込み絶縁膜2を介しての容量結合よりも、横方向を分離するように形成された絶縁膜4’を介しての容量結合の効果がより強くなり、制御回路部7のP型層20にはノイズ電流が流れず、ノイズ電流はP型領域26を通り、表面へ取り出され接地へと逃がすことができる。
【0036】
ここで、構成で説明したように、パワー素子部6に接する方の絶縁膜4’が薄く構成されているため、この部分の絶縁容量が他に比べて大きくなり、より効果的にノイズ電流を流すことができる。また、この絶縁膜4’が薄い場合でも島−島間の絶縁耐圧は他の分離領域によって十分に確保されているため、仮にこの部分の絶縁が破壊された場合でも、半導体チップ全体が致命的なダメージを受けるようなことはない。このように“サージ源”であるパワー素子部6を絶縁膜4’に接するP型領域26によってシールドする効果がある。そのため、制御回路部7が誤動作を起こすことは無く、半導体装置が十分安全に動作できるという効果がある。
【0037】
また、本実施例においては、基本的な動作原理は第3の実施例と同様であるが、絶縁膜4’を薄く、絶縁膜4を厚くしているので、絶縁膜4’の容量の方が絶縁膜4の容量よりも大きくなるのため、P領域26に伝搬したサージが絶縁膜4から制御回路部7へ伝搬し難いくなる。
【0038】
(第の実施例)
図7は本発明の第の実施例の構成を示す断面図であり、請求項に相当するものである。図7の構成について基本的に今までに説明した実施例と同等の部分については説明を省略する。本実施例に特徴的な構成を説明すると、パワー素子部6と制御回路部7の間には横方向を絶縁分離するための分離領域が2重に形成されている。パワー素子部6に接する絶縁膜30には誘電率の高い材料が用いられている。例えばタンタル・オキサイドなどの材料をトレンチ内部に堆積することにより得られる。厚みも他のものと比較して薄くする。この構成では、第の実施例に比べて誘電率が大きいので、同じ厚さであれば容量が大きくなり、同じ容量を得る場合には薄く出来る。
【0039】
次に本実施例の動作を説明する。
外部からの過渡的な異常電圧として、図7の矢印16で示したようなノイズ電圧がパワー素子部6に印加されたものと仮定する。この場合、パワー素子部6が“サージ源”、制御回路部7が“被害を被る可能性のある領域”とすることができる。パワー素子部6に印加されたノイズ電圧による過渡的なノイズ電流はP型層20を流れる。本実施例においては、埋め込み絶縁膜2を介しての容量結合よりも、横方向を分離するように形成された絶縁膜30を介しての容量結合の効果がさらに強くなり、制御回路部7のP型層20にはノイズ電流が流れず、ノイズ電流はP型領域26を通り、表面へと取り出され接地へと逃がすことができる。
【0040】
ここで、構成で説明したように、パワー素子部6に接する方の絶縁膜30が薄く(厚さを同じにすれば容量を大きく出来る)、さらに高誘電率の材料からなる構成であるため、この部分の絶縁容量が他に比べて大きくなり、より効果的にノイズ電流を流すことができる。またこの絶縁膜30が薄い場合でも島−島間の絶縁耐圧は他の分離領域により十分に確保されているため、仮にこの部分の絶縁が破壊された場合でも、半導体チップ全体が致命的なダメージを受けるようなことはない。
【0041】
上記のように本実施例においては、“サージ源”であるパワー素子部6を絶縁膜に接するP型領域26によってシールドすることが出来る。そのため、制御回路部7が誤動作を起こすことは無く、半導体装置が十分安全に動作できるという効果がある。
また、従来例のごとく高濃度の埋め込み拡散層を形成する場合に比較してSOI基板のコストを低くできるため、半導体装置のコストを低くすることができる。また、このようなP型領域26は、限られた島の周辺のみに形成されるため、半導体装置(チップ)全体ではその分の面積増加はわずかであり、コストアップの要因は少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例の構成を示す断面図。
【図2】 参考例に用いるSOI基板を準備するための製造工程を示す図。
【図3】 本発明の第2の参考例の構成を示す断面図。
【図4】 本発明の第の実施例の構成を示す断面図。
【図5】 図4における主要部の等価回路図。
【図6】 本発明の第の実施例の構成を示す断面図。
【図7】 本発明の第の実施例の構成を示す断面図。
【図8】 従来装置の構造断面図。
【符号の説明】
1…支持基板 2…埋め込み絶縁膜
3…活性層基板 4…絶縁分離膜
5…ポリシリコン 4’…薄い絶縁分離膜
5’…薄いポリシリコン 6…パワー素子部
7…制御回路部 8…P+型コレクタ領域
9…P+型エミッタ領域 10…N+型ベースコンタクト領域
11…P型チャネル領域 12…N+型ソース領域
13…ゲート絶縁膜 14…ゲート電極
15…N+型ドレインコンタクト領域 16…外来の過渡的ノイズ(サージ)
20…P型層 21…P型の深い拡散領域
22…P+型拡散領域 23…P型の深い拡散領域
24…P+型拡散領域 25…Nウエル領域
26…P型領域 27…P+型拡散領域
30…高誘電率材料による絶縁膜 40…P型支持基板
41…P型活性層基板 42…絶縁膜
43…絶縁膜 44…埋め込み絶縁膜
45…濃度N1のウエル 46…濃度N2のウエル
47…絶縁分離膜 48…ポリシリコン
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device in which a power element formed on an SOI substrate or a power element and an LSI or other integrated circuit are monolithically formed, and a semiconductor device having a function of protecting the element from a transient abnormal voltage from the outside About.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-266310 is known as a technique for protecting a power element formed on an SOI substrate from switching noise generated in conjunction with potential fluctuation of a connected load. FIG. 8 is a cross-sectional view corresponding to the main part of the semiconductor device. In the structure of FIG. 8, the LDMOS is isolated and formed in the element region by insulating films (oxide films) 122 and 123. In order to prevent the switching noise generated due to the abnormal voltage applied from the drain electrode or the source electrode from propagating to the isolated element region, the N + type is formed on the insulating film 122 on the support substrate. The buried layer 121b is formed, and a shield layer made of the deep N + diffusion layer 126 is provided so as to be in contact with the insulating film 123, and this shield layer is fixed to the ground or the power supply potential. When an abnormal voltage is applied from the outside, the noise current is allowed to escape to the power source or the ground via these potential fixing regions.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional example, it is necessary to provide an N + type buried layer 121b at the interface between the support substrate and the insulating film. This N + type buried layer does not contain N + type impurities when the SOI substrate is formed. Since diffusion formation is necessary, there is a problem that the cost of the SOI wafer is high and the chip cost is increased.
[0004]
The present invention has been made to solve the problems of the prior art as described above, and provides a semiconductor device having a function of protecting a semiconductor element from abnormal voltage and suppressing an increase in chip cost. Objective.
[0005]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as described in the claims. That is, in claim 1, in the semiconductor device where the support substrate and the active layer substrate to form a first insulating electrically isolated S OI power element formed on a substrate by film and Integrated Circuit monolithically , the power element and the Integrated circuit forms islands which are electrically insulated and separated from each other, respective second island reaching said first insulating film provided on a main surface perpendicular direction of the active layer substrate A P-type layer exists in the active layer substrate in the vicinity of the interface between the active layer substrate and the first insulating film for each island, and a transient abnormal voltage is applied from the outside. A P-type region is provided between the second insulating film that is in contact with an island that may be in contact with the second insulating film that is in contact with another island , and the P-type region is provided on the active layer substrate. The main surface side is grounded, and the transient abnormal voltage is external The combined capacity of the current path from the island that may be applied from the part to the P-type region via the second insulating film is the island where the transient abnormal voltage may be applied from the outside. The second insulating film has a capacity greater than that of the first insulating film so that the combined capacity of the current path from the first insulating film to the P-type region through the first insulating film and the support substrate is larger. It was set as the structure formed large.
[0009]
In the invention according to claim 2 , the second insulating film in contact with the island to which a transient abnormal voltage may be applied from the outside is compared with the second insulating film in contact with another island. Thus, a thin insulating film is formed.
[0010]
In the invention according to claim 3 , the thin insulating film in contact with the island to which a transient abnormal voltage may be applied from the outside is compared with the second insulating film in contact with another island. A material using a high dielectric constant was used.
[0011]
【The invention's effect】
In claim 1, transient noise current due to the applied noise voltage flows through the P-type layer, but the second insulating film in contact with the island where the abnormal voltage may be applied from the outside and the other island A P-type region is provided between the surrounding second insulating film, the P-type region having a portion grounded on the first main surface side of the active layer substrate, and a second region from the island. The combined capacity of the current path from the island to the P-type region through the insulating film is larger than the combined capacity of the current path from the island to the P-type region through the first insulating film and the support substrate. Since the second insulating film has a larger capacity than the first insulating film, no noise current flows in the P-type layer of the other island, and the noise current is extracted to the surface through the P-type region and grounded. Can escape. That is, the island which is a “surge source” is shielded by the P-type region in contact with the second insulating film. Therefore, the circuit of other islands does not malfunction, and the semiconductor device can operate sufficiently safely. Since the P-type region is formed only around the limited island where a transient abnormal voltage may be applied from the outside, the area of the entire semiconductor device (chip) is small. There are few factors that increase the cost.
In addition, since the structure of the buried layer having a high concentration as in the prior art is not required, the manufacturing process can be simplified and the cost can be reduced. Further, since the high-concentration buried layer is not formed as in the prior art, there is very little possibility that the element characteristics change due to the formation of the high-concentration region. That is, when the high concentration layer is formed, the N + layer and the N (or N−) layer are not formed separately in a horizontal line, and a wave is generated in the concentration distribution, and this wave causes a partial variation in element characteristics. For this reason, for example, the breakdown voltage is not stable, and in some cases, the breakdown voltage is concentrated in one place. However, in the present invention, since the high concentration layer is not provided, these do not occur.
[0015]
In the second aspect, the insulating film in contact with the island transient abnormal voltage that may be applied from the outside, to the second insulating thin insulating film as compared to the film in contact with the other islands Since the configuration is adopted, the surge current can easily escape to the ground through the P-type region .
[0016]
According to a third aspect of the present invention, the thin insulating film in contact with the island to which a transient abnormal voltage may be applied from the outside has a higher dielectric constant than the second insulating film in contact with another island. Since the material is used, the surge current can be more easily escaped.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First reference example)
Figure 1 is a sectional view showing a configuration of a first exemplary embodiment of the present invention. Referring to FIG. 1, the P-type support substrate 1 is electrically insulated from the active layer substrate 3 through the buried insulating film 2. A P-type layer 20 is formed at the bottom of the active layer substrate 3 at the interface between the active layer substrate 3 and the buried insulating film 2. An N-type well region 25 is formed in the active layer substrate 3 above the P-type layer 20. Here, the P-type layer 20 may be the original active layer substrate 3 of P-type, or an N-type active layer substrate in which a P-type deep well is formed. On the surface portion of the active layer substrate 3, for example, a power element portion 6 such as an LDMOS is formed, and a control circuit portion 7 made of a bipolar device or the like electrically separated from the power element portion 6 is formed. . In FIG. 1, the power element unit 6 and the control circuit unit 7 are isolated from each other, and an isolation film 4 formed inside the trench and an isolation region by polysilicon 5 for embedding the trench therein are drawn. ing.
[0018]
In the power element portion 6, a drain N + contact region 15 and a P-type channel region 11 exist on the surface of the active layer substrate 3 as components thereof, and an N + -type source region is formed on the surface inside the P-type channel region 11. 12 is formed. A gate electrode 14 is formed on the active layer substrate 3 via a gate insulating film 13 so that a channel is formed in the P-type channel region 11 in contact with the N + -type source region 12.
[0019]
In the control circuit unit 7, for example, a lateral PNP transistor is formed. As components, a P + -type collector region 8, a P + -type emitter region 9, and an N + -type base contact region 10 are formed on the surface of the active layer substrate 3.
In this embodiment, these devices are listed as representative examples, and other bipolar elements and CMOS elements may be formed. By combining these elements, a circuit block is formed in the control circuit unit 7, but here, only one element is listed in the control circuit unit 7 for the purpose of making the explanation of the operation easy to understand. It was.
[0020]
Further, in this embodiment, the back surface of the support substrate 1 may or may not have a fixed potential. Since the N-type well region 25 of the power element unit 6 is the drain of the LDMOSFET, it fluctuates between the VDD potential or the VDD potential and the VSS potential. The P-type layer 20 is grounded on the surface side through the deep P-type diffusion region 21 and the P + -type diffusion region 22 in the power element unit 6.
[0021]
Next, the operation of this embodiment will be described.
It is assumed that a noise voltage as indicated by an arrow 16 in FIG. 1 is applied to the power element unit 6 as a transient abnormal voltage from the outside. In this case, the power element unit 6 can be a “surge source” and the control circuit unit 7 can be a “region that may be damaged”. The transient noise current due to the noise voltage applied to the power element unit 6 flows through the P-type layer 20. However, as described in the configuration, the P-type layer 20 is grounded on the surface. Can escape to the surface side. That is, the “surge source” is effectively shielded by the P-type layer 20. For this reason, the control circuit unit 7 does not malfunction, and the semiconductor device can operate sufficiently safely. In addition, although the arrow 16 of FIG. 1 illustrated the case of + surge, it is effective similarly in -surge.
[0022]
As described above, in the embodiment of FIG. 1, since it is not necessary to form a high-concentration buried diffusion layer as in the conventional example, the cost of the SOI substrate can be reduced, and the cost of the semiconductor device can be reduced.
Further, since the high concentration buried layer is not formed unlike the prior art, there is very little possibility that the element characteristics are changed by forming the high concentration region. That is, when a high concentration layer is formed, as shown in FIG. 1, the N + layer and the N (or N−) layer are not formed separately in a horizontal straight line, and a wave is generated in the concentration distribution. Variations occur. For this reason, for example, the breakdown voltage is not stable, and in some cases, the breakdown voltage may be concentrated in one place. However, in the present embodiment, since the high concentration layer is not provided, these do not occur. This operation is the same in all embodiments described later.
[0023]
Next, FIG. 2 is a diagram showing a manufacturing process for preparing an SOI substrate used in this embodiment. 2A, a P-type support substrate 40 whose periphery is covered with an insulating film 42 and a P-type active layer substrate 41 whose periphery is covered with an insulating film 43 are prepared. In (b), these substrates are bonded together. In (c), the thickness of the active layer substrate 41 is adjusted by etching. The insulating films 42 and 43 are bonded to form a buried insulating film 44, and this portion becomes the buried insulating film 2 in FIG. In (d), the well 45 necessary for the power element portion is formed at the concentration N1, and at the same time, the well 46 necessary for the control circuit portion is formed at the concentration N2. Here, the well concentrations N1 and N2 can be set to arbitrary concentrations. In (e), an insulating separation film 47 that separates the power element portion and the control circuit portion and a polysilicon 48 that fills the insulating separation film 47 are formed.
[0024]
As described above, in the preparation of the SOI wafer in this embodiment, since a complicated process for forming the N + type buried layer 121b as in the conventional method is not required, the cost can be reduced as compared with the conventional method. Further, since the deep P-type diffusion region 21 for grounding the P-type layer 20 is formed only on a limited island (here, an island to which a transient noise voltage may be applied from the outside), In the entire semiconductor device (chip), the increase in the area is small, and there are few factors that increase the cost.
[0025]
(Second reference example)
Figure 3 is a sectional view showing a configuration of a second exemplary embodiment of the present invention. The characteristic part of the configuration of FIG. 3 will be described. The P-type layer 20 is grounded on the surface side through the deep P-type diffusion region 23 and the P + -type diffusion region 24 in the control circuit unit 7. The manufacturing process for preparing the SOI substrate is the same as that shown in FIG.
[0026]
Next, the operation of this embodiment will be described.
It is assumed that a noise voltage as indicated by an arrow 16 in FIG. 3 is applied to the power element unit 6 as a transient abnormal voltage from the outside. In this case, the power element unit 6 can be a “surge source” and the control circuit unit 7 can be a “region that may be damaged”. A transient noise current due to a noise voltage applied to the power element portion 6 flows through the P-type layer 20, but due to capacitive coupling via the embedded insulating film 2 and the support substrate 1, the P-type layer 20 of the control circuit portion 7. Also flows. However, since the P-type layer 20 is grounded on the surface of the control circuit unit 7, the noise current can be released to the surface side by the control circuit unit 7. In other words, the “area that may be damaged” can be shielded by the P-type layer 20. Therefore, the control circuit unit 7 does not malfunction and the semiconductor device can operate sufficiently safely.
[0027]
As described above, in the embodiment of FIG. 3, since it is not necessary to form a high-concentration buried diffusion layer as in the conventional example, the cost of the SOI substrate can be reduced, so that the cost of the semiconductor device can be reduced. Further, the deep P-type diffusion region for grounding the P-type layer 20 is formed only on a limited island (here, a control circuit portion operating at a high impedance: a circuit portion that is likely to cause a malfunction at a low current). Therefore, the total increase in the area of the semiconductor device (chip) is small, and there are few factors that increase the cost.
[0028]
(First Embodiment)
FIG. 4 is a sectional view showing the configuration of the first embodiment of the present invention, and corresponds to claim 1 . In the configuration of FIG. 4, description of parts that are basically the same as the reference examples described so far is omitted.
Explaining the characteristic configuration of the present embodiment, the power element unit 6 and the control circuit unit 7 are formed with double separation regions (parts 4 and 5) for insulating and separating in the lateral direction. Yes. A region sandwiched between the double separation regions is a P-type region 26, and is grounded on the surface side through a P + -type diffusion region 27 at the surface portion. The lateral direction is a direction parallel to the main surface of the active layer substrate 3, and the isolation region is provided in a direction perpendicular to the main surface of the active layer substrate 3 in order to separate the direction. .
[0029]
In FIG. 4, the P-type region 26 sandwiched between such isolation regions is drawn only on the left side of the power element unit 6, but actually, the power element unit 6 (here, a noise voltage can be applied from the outside). It is assumed that it is formed in the periphery of a region having a characteristic.
[0030]
Next, the operation of this embodiment will be described.
It is assumed that a noise voltage as indicated by an arrow 16 in FIG. 4 is applied to the power element unit 6 as a transient abnormal voltage from the outside. In this case, the power element unit 6 can be a “surge source” and the control circuit unit 7 can be a “region that may be damaged”. A transient noise current due to the noise voltage applied to the power element unit 6 flows through the P-type layer 20. In the present embodiment, the effect of capacitive coupling through the insulating film 4 formed in the lateral direction is stronger than capacitive coupling through the buried insulating film 2, and the P-type layer 20 of the control circuit unit 7 has The noise current does not flow, and the noise current passes through the P-type region 26 and can be taken out to the surface and escape to the ground. That is, the power element portion 6 which is a “surge source” is shielded by the P-type region 26 in contact with the insulating film 4. For this reason, the control circuit unit 7 does not malfunction, and the semiconductor device can operate sufficiently safely.
[0031]
In the above configuration, the insulating film 4 is formed so that the capacity of the insulating film 4 is larger than the capacity of the buried insulating film 2. In other words, as shown in the equivalent circuit shown in FIG. 5, the combined capacity of the current path (1) is made larger than the combined capacity of the current path (2). By doing so, when a surge is applied, the surge is propagated through the current path (1), and the surge can be released via the P region 26 and the contact region 27. Therefore, the island B can be isolated from the surge input to the island A in FIG.
[0032]
As described above, in this embodiment, since a complicated process for forming a high-concentration buried diffusion layer is not required, the cost can be reduced as compared with the conventional case. In addition, since the P-type region 26 is formed only around the limited island, the area of the entire semiconductor device (chip) is slightly increased, and there are few factors that increase the cost.
[0033]
( Second embodiment)
FIG. 6 is a sectional view showing the construction of the second embodiment of the present invention, and corresponds to claim 2 . In the configuration shown in FIG. 6, the description of the parts that are basically the same as those of the embodiments described so far will be omitted. Explaining the configuration characteristic of the present embodiment, a double separation region is formed between the power element unit 6 and the control circuit unit 7 for insulating and separating the lateral direction. A region sandwiched between the double separation regions is a P-type region 26, and is grounded via a P + -type diffusion region 27 at the surface portion.
[0034]
The P-type region 26 sandwiched between the isolation regions as described above is drawn only on the left side of the power element unit 6, but in reality, the power element unit 6 (in this case, a possibility that a noise voltage is applied from the outside) It is assumed that it is formed around a certain area. The process so far is the same as that of the third embodiment, but the present embodiment is characterized in that the thickness of the insulating film 4 ′ in contact with the power element portion 6 is thinner than that of the other elements.
[0035]
Next, the operation of this embodiment will be described.
It is assumed that a noise voltage as indicated by an arrow 16 in FIG. 6 is applied to the power element unit 6 as a transient abnormal voltage from the outside. In this case, the power element unit 6 can be a “surge source” and the control circuit unit 7 can be a “region that may be damaged”. A transient noise current due to the noise voltage applied to the power element unit 6 flows through the P-type layer 20. In the present embodiment, the effect of capacitive coupling through the insulating film 4 ′ formed so as to be separated in the lateral direction is stronger than the capacitive coupling through the buried insulating film 2, and the control circuit unit 7. No noise current flows through the P-type layer 20, and the noise current passes through the P-type region 26 and is taken out to the surface and can be released to the ground.
[0036]
Here, as described in the configuration, since the insulating film 4 ′ in contact with the power element portion 6 is configured to be thin, the insulating capacitance of this portion is larger than the others, and the noise current is more effectively reduced. It can flow. Even when the insulating film 4 'is thin, the isolation voltage between the islands is sufficiently secured by other isolation regions, so that even if the insulation of this part is broken, the entire semiconductor chip is fatal. There will be no damage. Thus, there is an effect of shielding the power element portion 6 which is a “surge source” by the P-type region 26 in contact with the insulating film 4 ′. For this reason, the control circuit unit 7 does not malfunction, and the semiconductor device can operate sufficiently safely.
[0037]
In this embodiment, the basic operation principle is the same as that of the third embodiment. However, since the insulating film 4 ′ is thin and the insulating film 4 is thick, the capacity of the insulating film 4 ′ is larger. Is larger than the capacity of the insulating film 4, the surge propagated to the P region 26 is difficult to propagate from the insulating film 4 to the control circuit unit 7.
[0038]
( Third embodiment)
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the configuration of the third embodiment of the present invention, and corresponds to claim 3 . The description of the configuration equivalent to that of the embodiment described so far in the configuration of FIG. 7 will be omitted. Explaining the configuration characteristic of the present embodiment, a double separation region is formed between the power element unit 6 and the control circuit unit 7 for insulating and separating the lateral direction. A material having a high dielectric constant is used for the insulating film 30 in contact with the power element portion 6. For example, it is obtained by depositing a material such as tantalum oxide inside the trench. The thickness is also reduced compared to others. In this configuration, since the dielectric constant is larger than that of the first embodiment, the capacity increases if the thickness is the same, and can be reduced if the same capacity is obtained.
[0039]
Next, the operation of this embodiment will be described.
It is assumed that a noise voltage as indicated by an arrow 16 in FIG. 7 is applied to the power element unit 6 as a transient abnormal voltage from the outside. In this case, the power element unit 6 can be a “surge source” and the control circuit unit 7 can be a “region that may be damaged”. A transient noise current due to the noise voltage applied to the power element unit 6 flows through the P-type layer 20. In the present embodiment, the effect of capacitive coupling via the insulating film 30 formed so as to be separated in the lateral direction is stronger than that of capacitive coupling via the buried insulating film 2. A noise current does not flow through the P-type layer 20, and the noise current passes through the P-type region 26 and is taken out to the surface and can be released to the ground.
[0040]
Here, as described in the configuration, since the insulating film 30 in contact with the power element portion 6 is thin (capacity can be increased if the thickness is the same), and is configured of a material with a high dielectric constant, The insulation capacity of this part becomes larger than the others, and a noise current can be flowed more effectively. Even when the insulating film 30 is thin, the isolation voltage between the islands is sufficiently secured by other isolation regions, so that even if the insulation of this part is broken, the entire semiconductor chip is seriously damaged. There is no such thing as receiving.
[0041]
As described above, in this embodiment, the power element portion 6 that is a “surge source” can be shielded by the P-type region 26 in contact with the insulating film. For this reason, the control circuit unit 7 does not malfunction, and the semiconductor device can operate sufficiently safely.
In addition, since the cost of the SOI substrate can be reduced as compared with the case where a high-concentration buried diffusion layer is formed as in the conventional example, the cost of the semiconductor device can be reduced. In addition, since such a P-type region 26 is formed only around a limited island, the area of the entire semiconductor device (chip) is slightly increased, and the cost is not increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a first reference example of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a manufacturing process for preparing an SOI substrate used in a reference example.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a configuration of a second reference example of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a configuration of a first example of the present invention.
FIG. 5 is an equivalent circuit diagram of the main part in FIG. 4;
FIG. 6 is a sectional view showing the configuration of a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view showing a configuration of a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a structural cross-sectional view of a conventional device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Support substrate 2 ... Embedded insulation film 3 ... Active layer board | substrate 4 ... Insulation separation film 5 ... Polysilicon 4 '... Thin insulation separation film 5' ... Thin polysilicon 6 ... Power element part 7 ... Control circuit part 8 ... P + Type collector region 9 P + type emitter region 10 N type base contact region 11 P type channel region 12 N type source region 13 Gate insulating film 14 Gate electrode 15 N + drain contact region 16 External transient noise (surge)
20 ... P-type layer 21 ... P-type deep diffusion region 22 ... P + -type diffusion region 23 ... P-type deep diffusion region 24 ... P + -type diffusion region 25 ... N-well region 26 ... P-type region 27 ... P + -type Diffusion region 30 ... Insulating film made of high dielectric constant material 40 ... P-type support substrate 41 ... P-type active layer substrate 42 ... Insulating film 43 ... Insulating film 44 ... Embedded insulating film 45 ... Concentration N1 well 46 ... Concentration N2 well 47 ... Insulation separation film 48 ... Polysilicon

Claims (3)

支持基板と活性層基板が第一の絶縁膜により電気的に分離されたSOI型の半導体基板の前記活性層基板内に、互いに電気的に絶縁分離されたパワー素子と集積回路をモノリシックに形成した半導体装置であって、
前記パワー素子と集積回路は互いに電気的に絶縁分離された島を形成し、各島は前記活性層基板の主面と垂直な方向に設けられて前記第一の絶縁膜に達する第二の絶縁膜によって囲まれ、各島ごとに前記活性層基板と前記第一の絶縁膜との界面近傍で前記活性層基板内にP型層が存在し、過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する前記第二の絶縁膜と他の島に接する前記第二の絶縁膜との間には、P型領域が設けられ、前記P型領域は前記活性層基板の第一主面側で接地される部分を有し、かつ、前記過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島から前記第二の絶縁膜を介して前記P型領域に至る電流経路の合成容量が、前記過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島から前記第一の絶縁膜と前記支持基板とを介して前記P型領域に至る電流経路の合成容量よりも大きくなるように、前記第二の絶縁膜は前記第一の絶縁膜よりも容量が大きく形成されたことを特徴とする半導体装置。
The supporting substrate and the active layer substrate said active layer substrate S OI type semiconductor substrate which are electrically isolated by the first insulating film, a monolithic electrically insulated isolated power element and Integrated Circuit each other A semiconductor device formed in
The power element and the Integrated Circuit forms islands which are electrically insulated and separated from each other, each island second reaching the first insulating film provided on a main surface perpendicular direction of the active layer substrate Surrounded by an insulating film, a P-type layer exists in the active layer substrate in the vicinity of the interface between the active layer substrate and the first insulating film for each island, and a transient abnormal voltage is applied from the outside. A P-type region is provided between the second insulating film in contact with a possible island and the second insulating film in contact with another island , and the P-type region is the first of the active layer substrate. A current path having a portion grounded on the main surface side and extending from the island where the transient abnormal voltage may be applied from the outside to the P-type region via the second insulating film; synthesis capacity, before said first insulating film from the island that might said transient abnormal voltage is externally applied The second insulating film is formed to have a larger capacity than the first insulating film so as to be larger than a combined capacity of a current path reaching the P-type region through a support substrate. Semiconductor device.
過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する前記第二の絶縁膜が他の島に接する前記第二の絶縁膜と比較して薄い絶縁膜であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。The second insulating film in contact with an island to which a transient abnormal voltage may be applied from the outside is a thin insulating film as compared with the second insulating film in contact with another island. The semiconductor device according to claim 1 . 過渡的な異常電圧が外部より印加される可能性のある島に接する前記薄い絶縁膜として、他の島に接する前記第二の絶縁膜と比較して誘電率が高い材料を用いることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。As the thin insulating film in contact with an island to which a transient abnormal voltage may be applied from the outside, a material having a higher dielectric constant than that of the second insulating film in contact with another island is used. the semiconductor device according to claim 2 you.
JP2000275974A 2000-09-12 2000-09-12 Semiconductor device Expired - Fee Related JP3963071B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275974A JP3963071B2 (en) 2000-09-12 2000-09-12 Semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275974A JP3963071B2 (en) 2000-09-12 2000-09-12 Semiconductor device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002094033A JP2002094033A (en) 2002-03-29
JP3963071B2 true JP3963071B2 (en) 2007-08-22

Family

ID=18761515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000275974A Expired - Fee Related JP3963071B2 (en) 2000-09-12 2000-09-12 Semiconductor device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3963071B2 (en)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4725040B2 (en) * 2004-06-17 2011-07-13 富士電機システムズ株式会社 SOI trench lateral IGBT
JP2007067012A (en) * 2005-08-29 2007-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Semiconductor device
WO2007043170A1 (en) 2005-10-12 2007-04-19 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. Soi trench lateral igbt
JP4983215B2 (en) * 2006-11-14 2012-07-25 株式会社デンソー Semiconductor device
JP5157276B2 (en) * 2007-06-19 2013-03-06 トヨタ自動車株式会社 Semiconductor device
KR20220167549A (en) 2021-06-14 2022-12-21 삼성전자주식회사 Semiconductor device including well region

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002094033A (en) 2002-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7256456B2 (en) SOI substrate and semiconductor integrated circuit device
US6707118B2 (en) Semiconductor-on-insulator resistor-capacitor circuit
US6989566B2 (en) High-voltage semiconductor device including a floating block
US7906813B2 (en) Semiconductor device having a first circuit block isolating a plurality of circuit blocks
JP2998662B2 (en) Semiconductor device
KR20020088931A (en) Silicon-on-insulator substrate having an etch stop layer, fabrication method thereof, silicon-on-insulator integrated circuit fabricated thereon, and method of fabricating silicon-on-insulator integrated circuit using the same
JP2000243973A (en) Semiconductor device and manufacture thereof and method of designing semiconductor device
JP3719650B2 (en) Semiconductor device
JP2002124681A (en) Semiconductor device
JP3963071B2 (en) Semiconductor device
US6429079B1 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2012015538A (en) Semiconductor device
US7339249B2 (en) Semiconductor device
JP3111948B2 (en) Semiconductor integrated circuit
KR100285002B1 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2001345376A (en) Semiconductor device
JP3834212B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP3602745B2 (en) Semiconductor device
JP3463593B2 (en) Field effect transistor and method of manufacturing the same
JP2001015589A (en) Semiconductor device
JP4608710B2 (en) Semiconductor device
US6175135B1 (en) Trench contact structure of silicon on insulator
US20240371950A1 (en) Semiconductor circuit
JPH08102501A (en) Semiconductor device
JP2008258648A (en) Semiconductor integrated circuit device

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070226

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees