JP3960905B2 - 面実装型回路モジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は近距離無線機や携帯電話機等の電子機器に使用して好適な面実装型回路モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の面実装型回路モジュールの構成を図7に基づいて説明すると、回路基板51は、複数枚の絶縁薄板52,53,54が積層されて形成されている。
【0003】
また、最下面に位置する第1層目の絶縁薄板52の下面には、複数の電極55が形成され、第1層目の絶縁薄板52と最下面から第2層目に位置する絶縁薄板53との間には、配線パターン56が設けられ、第2層目の絶縁薄板53と最上部に位置する第3層目の絶縁薄板54との間には、配線パターン57が設けられ、更に、最上部に位置する第3層目の絶縁薄板54の上面には、配線パターン58が形成されている。
【0004】
そして、第1層目の絶縁薄板52の下面に形成された電極55は、配線パターン56,57,58等にスルーホール(接続導体)59によって接続されると共に、最上部の絶縁薄板54の上面に設けられた配線パターン58には、電気部品60が搭載されて、回路モジュールM2が形成されている。
【0005】
積層基板からなるマザー基板61の上面には、配線パターン62が設けられており、この配線パターン62上には、回路モジュールM2が載置された状態で、回路モジュールM2が配線パターン62に半田63付けされて、回路モジュールM2がマザー基板61に面実装されている。(例えば、特許文献1参照)
【0006】
しかしながら、面実装された回路モジュールM2とマザー基板61との間の間隙、即ち、最下面の第1層目の絶縁薄板52の下面に設けられた電極55と配線パターン62との間の間隙が小さいため、両者間を接続するために設けられた半田63の状態を側方から目視によって検査する際、半田63付けの状態が見づらく、目視検査が容易にできないものであった。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−135904号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回路モジュールは、最下面の第1層目の絶縁薄板52の下面に設けられた電極55とマザー基板61に設けられた配線パターン62とが半田63付けされるため、電極55と配線パターン62との間隙が小さいため、両者間を接続するために設けられた半田63の状態を側方から目視によって検査する際、半田63付けの状態が見づらく、目視検査が容易にできず、検査に手間取るという問題がある。
【0009】
そこで、本発明は半田付の目視検査が容易で、生産性の良好な面実装型回路モジュールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、複数枚の絶縁薄板が積層されると共に、上面に電気部品が搭載された回路基板を備え、前記回路基板は、最下面に位置する第1層目の前記絶縁薄板に設けられた複数の切り欠き部と、最下面から第2層目に位置する前記絶縁薄板の下面に設けられた複数の電極とを有し、前記切り欠き部は前記第1層目の前記絶縁薄板からなる壁部を有し、前記電極は前記切り欠き部内に前記壁部との間に空隙を有するように設けられると共に、前記切り欠き部は、前記第1層目の絶縁薄板の側面に達した状態で形成されて、前記電極は前記第1層目の絶縁薄板の前記側面を通して露出した構成とした。
【0011】
また、第2の解決手段として、前記電極は、前記第2層目の絶縁薄板の側面近傍に位置した状態で、前記第2層目の絶縁薄板の前記側面に沿って配設された構成とした。
また、第3の解決手段として、前記電極には半田バンプが形成された構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の面実装型回路モジュールの図面を説明すると、図1は本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係る平面図、図2は本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係る下面図、図3は本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係る正面図である。
【0013】
また、図4は本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係り、要部の拡大正面図、図5は本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係り、回路モジュールをマザー基板に取り付けた状態を示す要部の拡大正面図、図6は本発明の面実装型回路モジュールの第2実施例に係り、要部の拡大正面図である。
【0014】
本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例の構成を図1〜図5に基づいて説明すると、四角形状の回路基板1は、複数枚、例えば3枚の絶縁薄板2,3,4が積層されて形成されている。
【0015】
最下面に位置する第1層目の絶縁薄板2は、それぞれの側面2aに沿って設けられた複数の切り欠き部2bを有し、この切り欠き部2bは、側面2aに達した状態で形成されている。
【0016】
最下面から第2層目に位置する絶縁薄板3の下面には、絶縁薄板3の側面3a近傍で、側面3aに沿って配設された複数の電極5を有し、この電極5は、それぞれ切り欠き部2b内に位置すると共に、この電極5は、第1層目の絶縁薄板2の側面3aを通して露出した状態となっている。
【0017】
そして、第1層目の絶縁薄板2と最下面から第2層目に位置する絶縁薄板3との間には、配線パターン6が設けられ、また、第2層目の絶縁薄板3と最上部に位置する第3層目の絶縁薄板4との間には、配線パターン7が設けられ、更に、最上部に位置する第3層目の絶縁薄板4の上面には、配線パターン8が形成されている。
【0018】
また、第1層目の絶縁薄板2の下面に形成された電極5は、ここでは図示しないが、配線パターン6,7,8等にスルーホール(接続導体)によって接続されると共に、最上部の絶縁薄板4の上面に設けられた配線パターン8には、電気部品9が搭載されている。
【0019】
金属板からなる箱形のカバー10は、電気部品9を覆うように、回路基板1の上面に半田付け等によって取り付けられ、このような構成によって回路モジュールM1が形成されている。
【0020】
積層基板等からなるマザー基板11の上面には、配線パターン12が設けられており、この配線パターン12上には、回路モジュールM1の第1層目の絶縁薄板2の下面が載置された状態で、回路モジュールM1の電極5が配線パターン12に半田13付けされて、回路モジュールM1がマザー基板11に面実装されている。
【0021】
そして、面実装された回路モジュールM1の電極5とマザー基板11の上面との間の間隙は、最下面の第1層目の絶縁薄板2の厚みの寸法となって、比較的大きな隙間となっており、このため、電極5と配線パターン12とを接続する半田13の状態を側方から目視によって検査する際、切り欠き部2bを通して、半田13付けの状態が容易に目視できて、目視検査が容易にできる。
【0022】
また、図6は本発明の面実装型回路モジュールの第2実施例を示し、この第2実施例は、電極5に予め半田バンプ14を形成したものである。
そして、回路モジュールM1がマザー基板11に面実装される際、半田バンプ14を配線パターン12上に載置した状態で、半田バンプ14が加熱炉によって溶融され、回路モジュールM1の電極5が配線パターン12に半田パンプ14によって半田付けされて、回路モジュールM1がマザー基板11に面実装されるようになっている。
【0023】
その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
【0024】
なお、上記実施例では、回路基板1が3枚の絶縁薄板の積層によって形成されたもので説明したが、2枚、或いは4枚以上の絶縁薄板の積層によって回路基板を形成したものでも良い。
【0025】
【発明の効果】
本発明の面実装型回路モジュールは、複数枚の絶縁薄板が積層されると共に、上面に電気部品が搭載された回路基板を備え、回路基板は、最下面に位置する第1層目の絶縁薄板に設けられた複数の切り欠き部と、最下面から第2層目に位置する絶縁薄板の下面に設けられた複数の電極とを有し、電極は切り欠き部内に位置すると共に、切り欠き部は、第1層目の絶縁薄板の側面に達した状態で形成されて、電極は第1層目の絶縁薄板の側面を通して露出したため、面実装された回路モジュールの電極とマザー基板の上面との間の間隙は、最下面の第1層目の絶縁薄板の厚みの寸法となって、比較的大きな隙間となっており、このため、電極と配線パターンとを接続する半田の状態を側方から目視によって検査する際、切り欠き部を通して、半田付けの状態が容易に目視できて、目視検査が容易にでき、生産性の良好なものが得られる。
【0026】
また、電極は、第2層目の絶縁薄板の側面近傍に位置した状態で、第2層目の絶縁薄板の側面に沿って配設されたため、半田付けの状態が一層容易に目視できて、目視検査が一層容易にでき、生産性の一層良好なものが得られる。
【0027】
また、電極には半田バンプが形成されたため、回路モジュールのマザー基板への搭載が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係る平面図。
【図2】本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係る下面図。
【図3】本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係る正面図。
【図4】本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係り、要部の拡大正面図。
【図5】本発明の面実装型回路モジュールの第1実施例に係り、回路モジュールをマザー基板に取り付けた状態を示す要部の拡大正面図。
【図6】本発明の面実装型回路モジュールの第2実施例に係り、要部の拡大正面図。
【図7】従来の面実装型モジュールの正面図。
【符号の説明】
1 回路基板
2 第1層目の絶縁薄板
2a 側面
2b 切り欠き部
3 第2層目の絶縁薄板
3a 側面
4 第3層目(最上部)の絶縁薄板
5 電極
6 配線パターン
7 配線パターン
8 配線パターン
9 電気部品
10 カバー
M1 回路モジュール
11 マザー基板
12 配線パターン
13 半田
14 半田バンプ
Claims (3)
- 複数枚の絶縁薄板が積層されると共に、上面に電気部品が搭載された回路基板を備え、前記回路基板は、最下面に位置する第1層目の前記絶縁薄板に設けられた複数の切り欠き部と、最下面から第2層目に位置する前記絶縁薄板の下面に設けられた複数の電極とを有し、前記切り欠き部は前記第1層目の前記絶縁薄板からなる壁部を有し、前記電極は前記切り欠き部内に前記壁部との間に空隙を有するように設けられると共に、前記切り欠き部は、前記第1層目の絶縁薄板の側面に達した状態で形成されて、前記電極は前記第1層目の絶縁薄板の前記側面を通して露出したことを特徴とする面実装型回路モジュール。
- 前記電極は、前記第2層目の絶縁薄板の側面近傍に位置した状態で、前記第2層目の絶縁薄板の前記側面に沿って配設されたことを特徴とする請求項1記載の面実装型回路モジュール。
- 前記電極には半田バンプが形成されたことを特徴とする請求項1、又は2記載の面実装型回路モジュール。
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