JP3948290B2 - Manufacturing method of semiconductor device - Google Patents
Manufacturing method of semiconductor device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3948290B2 JP3948290B2 JP2002016365A JP2002016365A JP3948290B2 JP 3948290 B2 JP3948290 B2 JP 3948290B2 JP 2002016365 A JP2002016365 A JP 2002016365A JP 2002016365 A JP2002016365 A JP 2002016365A JP 3948290 B2 JP3948290 B2 JP 3948290B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- metal
- substrate
- metal silicide
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特には、シリコン−ゲルマニウム合金の表面にシリサイド層を成長させる工程を備えた半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高速化に伴い、シリコンよりもバンドギャップの狭いシリコン−ゲルマニウム(SiGe)をシリコン系半導体装置に用いる構成が採用されている。
【0003】
例えばバイポーラトランジスタにおいては、ベース拡散層に接合させてSiGeベース層を積層させるヘテロ技術の開発が進んでおり、これにより高速性に富むヘテロバイポーラトランジスタ(HBT)が実用化されている。このようなHTBにおいては、SiGeベース層の寄生抵抗を低減する目的で、SiGeベース層の表面をシリサイド化させる技術の検討が進んでいる。
【0004】
一方、MOSトランジスタにおいては、素子構造の微細化によって浅くなるソース/ドレイン拡散層上にシリコン層を積層し、このシリコン層の表面をシリサイド化させることで、pn接合リーク電流の増加を抑制したままコンタクト抵抗の低減を図る技術が採用されている。このようなMOSトランジスタにおいても、シリコン層に換えて、シリコンよりもバンドギャップが小さいSiGe層をソース/ドレイン拡散層上に積層させ、このSiGe層の表面をシリサイド化することで、金属シリサイド層−SiGe層界面のショットキー障壁の高さを低くして、コンタクト抵抗のさらなる低減を図る技術の検討が進んでいる。
【0005】
特に、CMOS構成の半導体装置においては、ソース/ドレイン拡散層上にSiGe層を形成することで、同一の金属シリサイド層を形成しながらも、NMOSおよびPMOSともに、金属シリサイド層−SiGe層界面のショットキー障壁の高さを低くすることが可能になるため、製造工程の削減の点からも非常に有効である。
【0006】
ここで、SiGe層の表面をシリサイド化して金属シリサイド層を形成する工程を、MOSトランジスタを例に図7を参照しつつ説明する。尚、図7においては、説明を簡単にするためにソース/ドレイン拡散層の一部を拡大して図示する。
【0007】
先ず、図7(1)に示すように、基板表面のソース/ドレイン拡散層1上に、CVD(chemical vapor deposition)法を用いて所定の組成のSiGe(SixGe1-x)層2(ただし、0<x<1)を堆積させる。この際、ここでの図示を省略したゲート電極上にもSiGe層が堆積される。次に、図7(2)に示すように、スパッタ法によって、SiGe層2を含む基板の全面にコバルト(Co)やチタン(Ti)からなる高融点金属の金属層3を堆積させる。
【0008】
その後、図7(3)に示すように、RTA(Rapid Thermal Annealing)法によって、所定温度での熱処理を行い、金属層(3)を構成する金属(CoやTi)とSiGe層2中のSiとを反応させ、金属シリサイド層4(CoシリサイドやTiシリサイド)を形成する。この際、金属層(3)がCoからなる場合には、450℃〜800℃の加熱温度で30秒〜120秒間の熱処理を行い、金属層3がTiからなる場合には、550℃〜800℃の加熱温度で30秒〜120秒間の熱処理を行う。これにより、ゲート電極側壁の絶縁性サイドウォール上に堆積した金属層3をシリサイド化することなく、この部分にシリサイド層が形成されることによるゲート電極とソース/ドレイン拡散層との短絡を防止しつつ、ゲート電極とソース/ドレイン拡散層の表面のみに金属シリサイド層4を形成することができる。
【0009】
以上の後、サイドウォール上などを含む未反応の金属層(3)部分を除去する工程を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したようなシリサイド化を行う半導体装置の製造方法には、次のような課題があった。すなわち、SiGe層のバンドギャップは、Geの組成比が高いほど減少する。特に、SixGe1-xにおいて、組成パラメータxが0.5以下である場合には、バンドギャップEgは0.9eV以下にまで減少する。このため、SiGe層中におけるGeの組成比には、ある程度の値が求められる。
【0011】
しかし、上記熱処理による金属層とSiGe層との反応においては、SiGe層中のSiが金属と優先的に反応するのに対して、Geはその反応を抑制するように作用する。このため、SiGe層においてGeの組成比が大きいと、Siと金属との反応がGeによって阻害されることになる。
【0012】
これにより、例えばCoシリサイド層の形成においては、抵抗の高いCoSi層が形成され、低抵抗のCoSi2層が形成され難く、シリサイド層自体の比抵抗が大きくなり、半導体装置におけるコンタクト抵抗が大きくなるといった問題が生じる。
【0013】
また、Tiシリサイド層の形成においては、TiとSiとが1:2の比率でのみ反応し、TiSi2からなるシリサイド層を形成するため、上述した熱処理では、十分にTiとSiとの反応を進めることができない。したがって、未反応のTiが残存し、必要な厚さのTiシリサイド層を形成することができない。
【0014】
しかも、上述した熱処理条件では、SiGe層中のGeは金属と反応しないため、SiGe層中においてシリサイド化された領域におけるGeが、シリサイドを構成しない領域に拡散し、この領域におけるSiGeの組成比を変化させてしまうと言う問題が生じる。このようなSiGe層の組成変化は、ショットキー障壁の変動を招き、素子特性を劣化する要因になる。また、このGeが、シリサイド層中に拡散した場合には、シリサイド層の抵抗を著しく上昇させ、シリサイド層の抵抗が不均一になる。
【0015】
そこで本発明は、所望の膜厚を有しつつも低抵抗のシリサイド層を、安定的に製造することが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の半導体装置の製造方法は、次のように行うことを特徴としている。先ず、図1(1)に示すように、基板11上に、下層側から表面にかけてGe(ゲルマニウム)の組成比が減少するように、シリコンとゲルマニウムと炭素からなる合金層としてSix(GeyC1-y)1-x層12(ただし、0<x<1,0<y≦1)を形成する。次いで、図1(2)に示すように、Six(GeyC1-y)1-x層12上にSi層13、金属層14を順次形成した後、図1(3)に示すように熱処理を行うことでSi層(13)と金属層(14)とを反応させて金属シリサイド層15を形成する。
【0017】
このような製造方法においては、図1(1)で形成するSix(GeyC1-y)1-x層12は、下層側から表面に掛けてGeの組成比が減少するように形成されれば、その組成を連側的に変化させて形成しても良い。また、図2(1)に示すように、Six(GeyC1-y)1-x層12は、その組成を段階的に変化して形成しても良く、この場合であっても、以降の図2(2)および図2(3)の工程は、上述した図1(2)および図1(3)と同様に行い、Six(GeyC1-y)1-x層12’上に金属シリサイド層15を形成する。また、基板11がSiからなる場合には、図3(1)に示すように、Six(GeyC1-y)1-x層12を形成する前に、基板11上にSiシード層を形成しても良い。この場合であっても、以降の図3(1)および図3(3)の工程は、上述した図1(2)および図1(3)と同様に行い、Six(GeyC1-y)1-x層12上に金属シリサイド層15を形成する。さらに、Six(GeyC1-y)1-x層12は、膜厚方向の中間部分でGeの組成比が極大となるように形成されても良い。
【0018】
このような製造方法によれば、Si層13と金属層14との反応により金属シリサイド層15が形成されるため、Six(GeyC1-y)1-x層12中のGeにシリサイド化が阻害されることはなく、十分にシリサイド化を進行させることが可能になる。しかも、Si層13の下層のSix(GeyC1-y)1-x層12は、下層側から表面にかけて、Geの組成比が減少するように形成されているため、Si層13の界面まで十分にシリサイド化を進めた場合であっても、その下層のSix(GeyC1-y)1-x層12の表面層はGe濃度が抑えられているため、形成された金属シリサイド層15へのGeの拡散を抑えることができる。したがって、シリサイド化におけるプロセスのばらつきによりシリサイド化の進行が不均一になった場合であっても、Geの拡散が小さく安定的に低抵抗なシリサイド層15を、Six(GeyC1-y)1-x層12の表面に形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図4は、本発明をヘテロバイポーラトランジスタ(HBT)の形成に適用した場合の製造工程図であり、この図に基づいて本発明の第1実施形態を説明する。尚、本第1実施形態においては、本発明に関わるHBT部分を図示してその製造行程を説明する。
【0020】
先ず、図4(1)に示すように、Si(シリコン)基板21の表面層に形成された第1導電型(例えばN型)のコレクタ領域を開口する状態で、酸化シリコンからなる絶縁膜22を形成する。
【0021】
そして、絶縁膜22上を含むSi基板21の上部に、CVD法またはその他の方法によって、シリコンとゲルマニウムと炭素からなる合金層としてSix(GeyC1-y)1-x層23(ただし、0<x<1,0<y≦1)を形成する。ここでは、下層側から表面に掛けて(例えば最下層から表面に向かって)Geの組成比が連続的または段階的に減少するように、成膜ガスの流量やその他の成膜条件を調整しながらSix(GeyC1-y)1-x層23の形成を行う。例えばCVD法によってSix(GeyC1-y)1-x層23を形成する場合には、成膜ガスとしてSiH4とGeH4を用い、成膜の進行に伴ってGeH4の流量比を連続的または段階的に低下させることで、Six(GeyC1-y)1-x層23を形成する。
【0022】
この際、成膜の初期の段階では、Si基板11と格子整合するように、Six(GeyC1-y)1-x層23の組成比を設定することが重要であり、Cの添加によってGeの原子半径の大きさを相殺することができるため、Geの組成比の自由度を高めることができる。また、このSix(GeyC1-y)1-x層23の形成の前処理として、Si基板21上に、シリコンのシード層(図示省略)を形成しても良い。このシード層の形成によっても、Six(GeyC1-y)1-x層23とSi基板21との格子整合の歪みを緩和することができる。
【0023】
尚、Six(GeyC1-y)1-x層23は、下層側から表面にかけてGeの組成比が減少するように形成され、かつSi基板21との格子整合が十分に図られるのであれば、Cが添加されないSixGe1-x層であっても良い。さらに、膜厚方向の中間部分でGeの組成比が極大となるように、Six(GeyC1-y)1-x層23を形成することで、Si基板21との格子整合を図るようにしても良く、このような場合であっても、Cが添加されないSixGe1-x層をSix(GeyC1-y)1-x層23とすることができる。
【0024】
またこのSix(GeyC1-y)1-x層23は、外部ベース層となるものであり、第2導電型(例えばP型)の不純物を添加して形成されることする。例えば、このSix(GeyC1-y)1-x層23がP型の外部ベース層として形成される場合には、B(ホウ素)、Al(アルミニウム)またはGa(ガリウム)等を不純物として導入する。
【0025】
次いで、以上のようにして形成されたSix(GeyC1-y)1-x層23を、外部ベース層としてパターニングした後、図4(2)に示すように、Six(GeyC1-y)1-x層23上に、CVD法によってSi層24を形成する。このSi層24の形成は、CVD法によるSix(GeyC1-y)1-x層23の形成に連続させた場合、成膜ガスの組成を変えるのみで形成することができる。また、ここで成膜するSi層24の膜厚は、以降の工程で形成する金属シリサイド層の膜厚によって決められ、金属シリサイド層の形成において形成部分のSi層14が全て消費される値に設定されることとする。さらに、このSi層24には、Six(GeyC1-y)1-x層23と同一の第2導電型の不純物が添加されることとする。
【0026】
以上の後、図4(3)に示すように、このSi層24上に層間絶縁膜25を形成し、この層間絶縁膜25にSi基板21に達する接続孔26を形成する。次いで、この接続孔26を埋め込む状態で、不純物を含有するポリシリコンからなるエミッタ電極27をパターン形成する。そして、このエミッタ電極27からSi層24に第1導電型(例えばN型)の不純物を拡散させてエミッタ領域28を形成する。次いで、このエミッタ電極27をマスクにして絶縁膜25をエッチングし、絶縁膜22上においてSi層24を露出させ、ベース開口29を形成する。
【0027】
次に、図4(4)に示すように、エミッタ電極27を覆う状態で、Si基板21の上方にスパッタ法によって金属層31を形成する。この金属層31は、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、プラチナ(Pt)等の高融点金属を用いて構成される。また、ここで成膜する金属層31の膜厚は、次の工程において形成する金属シリサイド層の形成部分において、Si層24が全て消費される値に設定されることとする。
【0028】
また、ここでの図示は省略したが、この金属層31の形成に連続させたスパッタ法によって、金属層31上に不純物拡散防止のためのキャップ層として窒化チタン(TiN)膜を形成しても良い。
【0029】
以上の後、図4(5)に示すように、熱処理を行うことによって、金属層31とSi層(24)との界面部分でシリサイド反応を生じさせ、Six(GeyC1-y)1-x層23からなる外部ベース層上に第1の金属シリサイド層33を形成する。また、同時に、金属層31とポリシリコンからなるエミッタ電極27との界面部分でシリサイド反応を生じさせ、エミッタ電極27の表面に第2のシリサイド層35を形成する。この熱処理は、RTA(Rapid Thermal Annealing)装置にて、所定条件(例えば550℃、30秒)の高速熱処理を行う。ここでは、金属層31との界面におけるSi層(24)部分が全てシリサイド化されるように設定される。
【0030】
次に、以上の熱処理の後に、未反応のまま残った金属層31部分(図中二点差線部分)、およびこの金属層31上にキャップ層として形成したTiN膜をエッチング除去する。このエッチングにおいては、先ず、硫酸と過酸化水素水との混合水溶液を用いてTiN膜をエッチング除去し、アンモニアと過酸化水素水との混合水溶液を用いて金属層31部分をエッチング除去する。
【0031】
以上のようにして、Six(GeyC1-y)1-x層23からなる外部ベース層の表面に第1の金属シリサイド層33を設けてなるHBTが得られる。このHBTは、例えばNPN接合のバイポーラトランジスタとして形成される。
【0032】
上述した第1実施形態の製造方法によれば、外部ベース層を構成するSix(GeyC1-y)1-x層23上においては、Si層24と金属層31との反応により第1の金属シリサイド層23が形成されるため、Six(GeyC1-y)1-x層23中のGeによってこの部分のシリサイド化が阻害されることはなく、十分にシリサイド化を進行させることが可能になる。しかも、Si層24の下層のSix(GeyC1-y)1-x層23は、下層側から表面にかけてGeの組成比が減少するように形成されているため、Si層24の界面まで十分にシリサイド化を進めた場合であっても、その下層のSix(GeyC1-y)1-x層23の表面層はGe濃度が低いため、形成された第1の金属シリサイド層33へのGeの拡散を抑えることができる。
【0033】
したがって、シリサイド化におけるプロセスのばらつきによりシリサイド化の進行が不均一になった場合であってもGeの拡散が小さく安定的に低抵抗で、かつ十分な膜厚の第1の金属シリサイド層33を、外部ベース層として形成されたSix(GeyC1-y)1-x層23の表面に形成することができる。この結果、第1の金属シリサイド層33によって、HTBの外部ベース層の寄生抵抗を、安定的に低減することが可能になる。
【0034】
また、Six(GeyC1-y)1-x層23が、膜厚方向の中間部分でGeの組成比が極大となるように形成されている場合には、Si基板21との格子整合を図ることが可能になるため、これらの界面において歪みが生じることがなく、Geの拡散を抑えて熱的に安定した素子を得ることができる。
【0035】
<第2実施形態>
図5は、本発明をMOSトランジスタの形成に適用した場合の一例を示す断面工程図であり、この図に基づいて本発明の第2実施形態を説明する。
【0036】
先ず、図5(1)に示すように、Si基板41の表面に、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法により、ここでの図示を省略した素子分離領域を形成し、この素子分離領域で分離されたアクティブ領域に第1導電型(例えばP型)の不純物を拡散させたウェル領域(図示省略)を形成する。その後、Si基板41上の全面に、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜42を形成し、この上部に不純物を含有するポリシリコンからなるのような導電膜43を形成する。
【0037】
次に、この導電膜43上に、CVD法またはその他の方法によってSix(GeyC1-y)1-x層44(ただし、0<x<1,0<y≦1)を形成する。このSix(GeyC1-y)1-x層44の形成は、下層側から表面にかけて(例えば最下層から表面に向かって)Geの組成比が連続的または段階的に減少するように、第1実施形態と同様に成膜ガスの流量やその他の成膜条件を調整しながら行われる。尚、Six(GeyC1-y)1-x層44は、下層側から表面にかけてGeの組成比が減少するように形成されば、Cが添加されないSixGe1-x層であっても良い。さらに、このSix(GeyC1-y)1-x層44には、導電性を持たせるために所定の導電型の不純物を、適量だけ導入する。
【0038】
次に、このSix(GeyC1-y)1-x層44上に、CVD法によってSi層45を形成する。このSi層45の形成は、第1実施形態において図4(2)を用いて説明したと同様に行う。
【0039】
以上の後、図5(2)に示すように、マスク(図示省略)上からの異方性エッチングを行うことで、Si層45、Six(GeyC1-y)1-x層44、導電層43、およびゲート絶縁膜42をパターニングし、Si層45を積層した状態で、Six(GeyC1-y)1-x層43および導電層43からなるゲート電極46を形成する。
【0040】
次いで、Si基板41の全面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜を異方性エッチングすることによりSi層45、ゲート絶縁膜46、およびゲート電極42の側壁に、絶縁性のサイドウォール47を形成する。その後、ゲート電極46およびサイドウォール47をマスクとして、Si基板41に第2導電型(例えばN型)の不純物を導入し、ゲート電極46の両脇にソース/ドレイン拡散層49を形成する。尚、ソース/ドレイン拡散層49の内側にLDD(Lightly Doped Drain)を設ける場合には、サイドウォール47の形成前にLDD形成のための不純物の導入を行うこととする。
【0041】
その後、図5(3)に示すように、ゲート電極46およびサイドウォール47を覆う状態で、Si基板41の上方にスパッタ法によって金属層51を形成する。この金属層51は、第1実施形態において図4(4)を用いて説明したと同様に形成され、金属層51上に不純物拡散防止のためのキャップ層として窒化チタン(TiN)膜を形成しても良い。
【0042】
以上の後、図5(4)に示すように、熱処理を行うことによって、金属層51とSi基板41との界面部分でシリサイド反応を生じさせ、この部分に第1の金属シリサイド層53を形成する。また、同時に、金属層51とSi層(45)との界面部分でシリサイド反応を生じさせ、ゲート電極46を構成するSix(GeyC1-y)1-x層43上に第2のシリサイド層55を形成する。この熱処理は、RTA(Rapid Thermal Annealing)装置にて、所定条件(例えば550℃、30秒)の高速熱処理を行う。ここでは、金属層51との界面におけるSi層(45)部分が全てシリサイド化されるように設定される。これにより、各金属シリサイド層53,55が形成される。
【0043】
次に、以上の熱処理によっても未反応のまま残った金属層51部分(図中二点差線部分)を、およびこの金属層51上にキャップ層として形成したTiN膜をエッチング除去する。このエッチングは、第1実施形態において、図4(5)を用いて説明したと同様に行う。
【0044】
以上のようにして、Si基板41におけるソース/ドレイン拡散層49の表面に第1の金属シリサイド層53を設け、ゲート電極46を構成するSix(GeyC1-y)1-x層44上に第2のシリサイド層55を設けてなるMOSトランジスタが得られる。
【0045】
上述した第2実施形態の製造方法によれば、ゲート電極46を構成するSix(GeyC1-y)1-x層44上においては、Si層45と金属層51との反応により第2の金属シリサイド層55が形成される。よってこの部分においては、第1実施形態と同様に、十分にシリサイド化を進行させることが可能であり、かつ形成された第2の金属シリサイド層55へのGeの拡散を抑えることができる。
【0046】
したがって、シリサイド化におけるプロセスのばらつきによりシリサイド化の進行が不均一になった場合であってもGeの拡散が小さく安定的に低抵抗で、かつ十分な膜厚の第2の金属シリサイド層55を、ゲート電極として形成されたSix(GeyC1-y)1-x層44の表面に形成することができる。この結果、第2の金属シリサイド層55によって、ゲート電極46に対して低抵抗のコンタクトを実現することが可能になる。
【0047】
特に、このMOSトランジスタが設けられる半導体装置が、CMOS構成である場合、NMOSおよびPMOSともに、同一の第2の金属シリサイド層55を形成しても、ゲート電極としてSix(GeyC1-y)1-x層44を用いることで第2の金属シリサイド層55−ゲート電極46界面のショットキー障壁の高さを低くでき、コンタクト抵抗の低減を図ることが可能になる。
【0048】
<第3実施形態>
図6は、本発明をMOSトランジスタの形成に適用した場合の、他の例を示す断面工程図であり、この図に基づいて本発明の第3実施形態を説明する。
【0049】
先ず、図6(1)に示すように、Si基板61の表面に、LOCOS法により、ここでの図示を省略した素子分離領域を形成し、この素子分離領域で分離されたアクティブ領域に第1導電型(例えばP型)の不純物を拡散させたウェル領域(図示省略)を形成する。次に、Si基板61の全面に、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜62を形成し、この上部に不純物を含有するポリシリコンからなる導電膜を形成した後、これらをパターニングしてゲート電極63を形成する。
【0050】
次いで、Si基板61の全面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜を異方性エッチングすることによりゲート絶縁膜62、およびゲート電極63の側壁に、絶縁性のサイドウォール64を形成する。その後、ゲート電極63およびサイドウォール64をマスクとして、Si基板62に第2導電型(例えばN型)の不純物を導入し、ゲート電極63の両脇にソース/ドレイン拡散層65を形成する。尚、ソース/ドレイン拡散層65の内側にLDDを設ける場合には、サイドウォール64の形成前にLDD形成のための不純物の導入を行うこととする。
【0051】
次に、ゲート電極63およびサイドウォール64を埋め込むように、CVD法によって、Si基板61上の全面に層間絶縁膜66を形成する。そして、CMP(Chemical Mechanical Polishing、化学的機械的研磨)法等により、層間絶縁膜66表面を平坦化する。その後、レジストパターンをマスクにしたエッチングによって、ゲート電極63およびソース/ドレイン拡散層65表面に達するコンタクトホール67を、層間絶縁膜66に形成する。
【0052】
次いで、図6(2)に示すように、CVD法により、Si基板61およびポリシリコンからなるゲート電極67の露出面上に対して選択的に、Six(GeyC1-y)1-x層68(ただし、0<x<1,0<y≦1)を形成し、コンタクトホール67内を埋め込む。ここでは、下層側から表面にかけて(例えば最下層から表面に向かって)Geの組成比が連続的または段階的に減少するように、第1実施形態と同様に成膜ガスの流量やその他の成膜条件を調整しながらSix(GeyC1-y)1-x層68の形成を行う。
【0053】
この際、成膜の初期の段階では、Si基板61と格子整合するように、Six(GeyC1-y)1-x層68の組成比を設定することが重要であり、Cの添加によってGeの原子半径の大きさを相殺することができるため、Geの組成比の自由度を高めることができる。また、このSix(GeyC1-y)1-x層68の形成の前処理として、Siのシード層(図示省略)を形成しても良い。このシード層の形成によっても、Six(GeyC1-y)1-x層68とSi基板61との格子整合の歪みを緩和することができる。
【0054】
尚、Six(GeyC1-y)1-x層68は、下層側から表面にかけてGeの組成比が減少するように形成され、かつSi基板61との格子整合が十分に図られるのであれば、Cが添加されないSixGe1-x層であっても良い。さらに、膜厚方向の中間部分でGeの組成比が極大となるように、Six(GeyC1-y)1-x層68を形成することで、Si基板61との格子整合を図るようにしても良く、このような場合であっても、Cが添加されないSixGe1-x層をSix(GeyC1-y)1-x層68とすることができる。また、このSix(GeyC1-y)1-x層68には、導電性を持たせるために所定の導電型の不純物を、適量だけ導入する。
【0055】
次に、このSix(GeyC1-y)1-x層68上に、CVD法によってSi層69を形成する。このSi層69の形成は、第1実施形態において図4(2)を用いて説明したと同様に行う。
【0056】
以上の後、図6(3)に示すように、Si層69および層間絶縁膜66を覆う状態で、スパッタ法によって金属層71を形成する。この金属層71は、第1実施形態において図4(4)を用いて説明したと同様に行う。
【0057】
以上の後、図6(4)に示すように、熱処理を行うことによって、金属層71とSi層(69)との界面部分でシリサイド反応を生じさせ、Six(GeyC1-y)1-x層68上に金属シリサイド層73を形成する。この熱処理は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、Si層(69)が完全に消費されるように行われる。
【0058】
次に、以上の熱処理によっても未反応のまま残った金属層71部分(図中二点差線部分)およびこの金属層51上にキャップ層として形成したTiN膜を、第1実施形態と同様に除去する。
【0059】
以上のようにして、Si基板61におけるソース/ドレイン拡散層65上に設けたSix(GeyC1-y)1-x層68の表面にシリサイド層73を設けてなるMOSトランジスタが得られる。
【0060】
上述した第3実施形態の製造方法によれば、Six(GeyC1-y)1-x層68上においては、Si層69と金属層71との反応により金属シリサイド層73が形成される。よって、この部分においては、第1実施形態および第2実施形態と同様に、十分にシリサイド化を進行させることが可能であり、かつ形成された金属シリサイド層73へのGeの拡散を抑えることができる。
【0061】
したがって、シリサイド化におけるプロセスのばらつきによりシリサイド化の進行が不均一になった場合であってもGeの拡散が小さく安定的に低抵抗で、かつ十分な膜厚の金属シリサイド層73を、ゲート電極63上およびソース/ドレイン拡散層65上に形成したSix(GeyC1-y)1-x層68の表面に形成することができる。この結果、金属シリサイド層73によって、ゲート電極63およびソース/ドレイン拡散層65に対して低抵抗のコンタクトを実現することが可能になる。
【0062】
特に、このMOSトランジスタが設けられる半導体装置が、CMOS構成である場合、NMOSおよびPMOSともに、同一の金属シリサイド層73を形成しても、ゲート電極63上およびソース/ドレイン拡散層65上にSix(GeyC1-y)1-x層44を設けてこの表面に金属シリサイド層73を形成したことで、金属シリサイド層73−ゲート電極63界面、さらには金属シリサイド層73−ソース/ドレイン拡散層65界面のショットキー障壁の高さを低くでき、コンタクト抵抗の低減を図ることが可能になる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明の半導体装置の製造方法によれば、下層側から表面にかけてGeの組成比が減少するようにSix(GeyC1-y)1-x層を形成し、この上部に形成したSi層をシリサイド化する構成としたことで、Six(GeyC1-y)1-x層中のGeにシリサイド化が阻害されることはなく十分にシリサイド化を進行させ、かつ、形成された金属シリサイド層へのGeの拡散を抑えることが可能になる。これにより、SiGe系合金層上に、安定的に低抵抗な金属シリサイド層を十分な膜厚で形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を説明するための断面工程図である。
【図2】本発明の他の例を説明するための断面工程図である。
【図3】本発明のさらに他の例を説明するための断面工程図である。
【図4】本発明の第1実施形態を説明するための断面工程図である。
【図5】本発明の第2実施形態を説明するための断面工程図である。
【図6】本発明の第3実施形態を説明するための断面工程図である。
【図7】従来の半導体装置の製造方法を説明するための断面工程図である。
【符号の説明】
11…基板、12,12’,23,44,68…Six(GeyC1-y)1-x層、13,24,45,69…Si層、14,31,51,71…金属層、15,73…金属シリサイド層、21,41,61…Si基板、33…第1の金属シリサイド層、16…Siシード層、55…第2の金属シリサイド層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductor device, and more particularly to a method for manufacturing a semiconductor device and a semiconductor device including a step of growing a silicide layer on the surface of a silicon-germanium alloy.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the increase in the speed of semiconductor devices, a configuration in which silicon-germanium (SiGe) having a narrower band gap than silicon is used for a silicon-based semiconductor device has been adopted.
[0003]
For example, in a bipolar transistor, development of a hetero technology in which a SiGe base layer is laminated by bonding to a base diffusion layer is progressing, and thereby a hetero bipolar transistor (HBT) rich in high speed has been put into practical use. In such an HTB, for the purpose of reducing the parasitic resistance of the SiGe base layer, a technique for siliciding the surface of the SiGe base layer has been studied.
[0004]
On the other hand, in a MOS transistor, a silicon layer is stacked on a source / drain diffusion layer that becomes shallow due to miniaturization of an element structure, and the surface of the silicon layer is silicided so that an increase in pn junction leakage current is suppressed. A technique for reducing contact resistance is employed. In such a MOS transistor, instead of the silicon layer, a SiGe layer having a band gap smaller than that of silicon is stacked on the source / drain diffusion layer, and the surface of the SiGe layer is silicided to form a metal silicide layer − Studies are underway on techniques for further reducing the contact resistance by reducing the height of the Schottky barrier at the interface of the SiGe layer.
[0005]
In particular, in a semiconductor device having a CMOS structure, by forming a SiGe layer on a source / drain diffusion layer, while forming the same metal silicide layer, both NMOS and PMOS shot at the metal silicide layer-SiGe layer interface. Since it is possible to reduce the height of the key barrier, it is very effective from the viewpoint of reducing the manufacturing process.
[0006]
Here, a process of forming a metal silicide layer by siliciding the surface of the SiGe layer will be described with reference to FIG. 7 by taking a MOS transistor as an example. In FIG. 7, a part of the source / drain diffusion layer is shown in an enlarged manner for easy explanation.
[0007]
First, as shown in FIG. 7A, SiGe (Si) having a predetermined composition is formed on the source /
[0008]
Thereafter, as shown in FIG. 7 (3), heat treatment at a predetermined temperature is performed by RTA (Rapid Thermal Annealing) method, and the metal (Co or Ti) constituting the metal layer (3) and the Si in the
[0009]
After the above, a step of removing the unreacted metal layer (3) portion including on the sidewalls is performed.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the semiconductor device manufacturing method that performs silicidation as described above has the following problems. That is, the band gap of the SiGe layer decreases as the Ge composition ratio increases. In particular, Si x Ge 1-x When the composition parameter x is 0.5 or less, the band gap Eg decreases to 0.9 eV or less. For this reason, a certain value is required for the composition ratio of Ge in the SiGe layer.
[0011]
However, in the reaction between the metal layer and the SiGe layer by the heat treatment, Si in the SiGe layer preferentially reacts with the metal, whereas Ge acts to suppress the reaction. For this reason, when the composition ratio of Ge is large in the SiGe layer, the reaction between Si and the metal is inhibited by Ge.
[0012]
Thereby, for example, in the formation of a Co silicide layer, a CoSi layer having a high resistance is formed, and a CoSi layer having a low resistance is formed. 2 It is difficult to form a layer, the specific resistance of the silicide layer itself is increased, and there is a problem that the contact resistance in the semiconductor device is increased.
[0013]
In the formation of the Ti silicide layer, Ti and Si react only at a ratio of 1: 2, and TiSi 2 In order to form the silicide layer made of, the above-described heat treatment cannot sufficiently advance the reaction between Ti and Si. Therefore, unreacted Ti remains and a Ti silicide layer having a required thickness cannot be formed.
[0014]
Moreover, since the Ge in the SiGe layer does not react with the metal under the heat treatment conditions described above, the Ge in the silicided region in the SiGe layer diffuses into the region that does not constitute the silicide, and the composition ratio of SiGe in this region is determined. The problem of changing it occurs. Such a change in the composition of the SiGe layer causes a fluctuation of the Schottky barrier and becomes a factor of deteriorating device characteristics. Further, when this Ge diffuses into the silicide layer, the resistance of the silicide layer is remarkably increased and the resistance of the silicide layer becomes non-uniform.
[0015]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a semiconductor device capable of stably manufacturing a silicide layer having a desired film thickness and a low resistance.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The method of manufacturing a semiconductor device of the present invention for achieving such an object is characterized in that it is performed as follows. First, as shown in FIG. 1A, Si is formed on the substrate 11 as an alloy layer made of silicon, germanium, and carbon so that the composition ratio of Ge (germanium) decreases from the lower layer side to the surface. x (Ge y C 1-y ) 1-x Layer 12 (where 0 <x <1, 0 <y ≦ 1) is formed. Next, as shown in FIG. x (Ge y C 1-y ) 1-x After sequentially forming the
[0017]
In such a manufacturing method, the Si formed in FIG. x (Ge y C 1-y ) 1-x The
[0018]
According to such a manufacturing method, since the metal silicide layer 15 is formed by the reaction between the
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
<First Embodiment>
FIG. 4 is a manufacturing process diagram when the present invention is applied to the formation of a heterobipolar transistor (HBT), and a first embodiment of the present invention will be described based on this diagram. In the first embodiment, the manufacturing process will be described with reference to the HBT portion related to the present invention.
[0020]
First, as shown in FIG. 4A, the insulating
[0021]
Then, an Si layer as an alloy layer made of silicon, germanium, and carbon is formed on the upper portion of the
[0022]
At this time, in the initial stage of the film formation, Si lattice is matched with the Si substrate 11 so that the x (Ge y C 1-y ) 1-x It is important to set the composition ratio of the
[0023]
Si x (Ge y C 1-y ) 1-x The
[0024]
This Si x (Ge y C 1-y ) 1-x The
[0025]
Next, the Si formed as described above. x (Ge y C 1-y ) 1-x After patterning
[0026]
Thereafter, as shown in FIG. 4 (3), an
[0027]
Next, as shown in FIG. 4 (4), a
[0028]
Although illustration is omitted here, a titanium nitride (TiN) film may be formed on the
[0029]
After the above, as shown in FIG. 4 (5), by performing a heat treatment, a silicide reaction is caused at the interface portion between the
[0030]
Next, after the above heat treatment, the portion of the
[0031]
As described above, Si x (Ge y C 1-y ) 1-x An HBT in which the first metal silicide layer 33 is provided on the surface of the external base layer made of the
[0032]
According to the manufacturing method of the first embodiment described above, Si constituting the external base layer. x (Ge y C 1-y ) 1-x On the
[0033]
Therefore, even when the progress of silicidation becomes non-uniform due to process variations in silicidation, the first metal silicide layer 33 having a small Ge diffusion and a stable low resistance and a sufficient thickness can be obtained. Si formed as an external base layer x (Ge y C 1-y ) 1-x It can be formed on the surface of the
[0034]
Si x (Ge y C 1-y ) 1-x In the case where the
[0035]
Second Embodiment
FIG. 5 is a cross-sectional process diagram showing an example in which the present invention is applied to formation of a MOS transistor, and a second embodiment of the present invention will be described based on this figure.
[0036]
First, as shown in FIG. 5A, an element isolation region (not shown) is formed on the surface of the
[0037]
Next, Si is deposited on the
[0038]
Next, this Si x (Ge y C 1-y ) 1-x A
[0039]
After the above, as shown in FIG. 5 (2), by performing anisotropic etching from above the mask (not shown), the
[0040]
Next, an insulating film is formed on the entire surface of the
[0041]
Thereafter, as shown in FIG. 5 (3), a
[0042]
After the above, as shown in FIG. 5 (4), a heat treatment is performed to cause a silicide reaction at the interface portion between the
[0043]
Next, the portion of the
[0044]
As described above, the first metal silicide layer 53 is provided on the surface of the source /
[0045]
According to the manufacturing method of the second embodiment described above, the Si constituting the
[0046]
Therefore, even if the progress of silicidation becomes non-uniform due to process variations in silicidation, the second metal silicide layer 55 having a sufficiently small Ge diffusion, a low resistance, and a sufficient thickness can be obtained. Si formed as a gate electrode x (Ge y C 1-y ) 1-x It can be formed on the surface of the
[0047]
In particular, when the semiconductor device provided with this MOS transistor has a CMOS configuration, even if the same second metal silicide layer 55 is formed for both NMOS and PMOS, Si gate is used as the gate electrode. x (Ge y C 1-y ) 1-x By using the
[0048]
<Third Embodiment>
FIG. 6 is a sectional process diagram showing another example when the present invention is applied to formation of a MOS transistor, and a third embodiment of the present invention will be described based on this figure.
[0049]
First, as shown in FIG. 6A, an element isolation region (not shown) is formed on the surface of the
[0050]
Next, an insulating film is formed on the entire surface of the
[0051]
Next, an
[0052]
Next, as shown in FIG. 6B, Si is selectively formed on the exposed surfaces of the
[0053]
At this time, in the initial stage of film formation, the
[0054]
Si x (Ge y C 1-y ) 1-x If the
[0055]
Next, this Si x (Ge y C 1-y ) 1-x A
[0056]
Thereafter, as shown in FIG. 6 (3), a
[0057]
After the above, as shown in FIG. 6 (4), by performing a heat treatment, a silicidation reaction occurs at the interface portion between the
[0058]
Next, the portion of the
[0059]
As described above, the Si provided on the source /
[0060]
According to the manufacturing method of the third embodiment described above, Si x (Ge y C 1-y ) 1-x On the
[0061]
Therefore, even if the progress of silicidation becomes non-uniform due to process variations in silicidation, a metal silicide layer 73 having a sufficiently low thickness and a low resistance and a sufficient thickness can be obtained by using a gate electrode. Si formed on 63 and the source / drain diffusion layer 65 x (Ge y C 1-y ) 1-x It can be formed on the surface of
[0062]
In particular, when the semiconductor device provided with this MOS transistor has a CMOS configuration, even if the same metal silicide layer 73 is formed for both NMOS and PMOS, Si and silicon are formed on the
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the method of manufacturing a semiconductor device of the present invention, the Si composition ratio decreases from the lower layer side to the surface so that the Ge composition ratio decreases. x (Ge y C 1-y ) 1-x By forming a layer and siliciding the Si layer formed on this, Si x (Ge y C 1-y ) 1-x The silicidation is not hindered by Ge in the layer, and the silicidation can sufficiently proceed and the diffusion of Ge into the formed metal silicide layer can be suppressed. This makes it possible to stably form a low-resistance metal silicide layer with a sufficient thickness on the SiGe-based alloy layer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional process diagram for explaining a basic concept of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional process diagram for explaining another example of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional process diagram for explaining still another example of the present invention.
FIG. 4 is a sectional process view for explaining the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional process diagram for explaining a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional process diagram for explaining a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional process diagram for explaining a conventional method of manufacturing a semiconductor device.
[Explanation of symbols]
11 ... Substrate, 12, 12 ', 23, 44, 68 ... Si x (Ge y C 1-y ) 1-x Layer, 13, 24, 45, 69 ... Si layer, 14, 31, 51, 71 ... metal layer, 15, 73 ... metal silicide layer, 21, 41, 61 ... Si substrate, 33 ... first metal silicide layer, 16 ... Si seed layer, 55 ... second metal silicide layer
Claims (3)
前記Six(GeyC1-y)1-x層上にSi層を形成する工程と、
前記Si層上に金属層を形成する工程と、
熱処理を行うことで、前記金属層と前記Si層とを反応させて金属シリサイド層を形成する工程とを行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。A Si x (Ge y C 1-y ) 1-x layer (where 0 <x <1, 0 <y ≦ 1) so that the composition ratio of Ge is maximized in the middle portion in the film thickness direction on the substrate. Forming a step;
Forming a Si layer on the Si x (Ge y C 1-y ) 1-x layer;
Forming a metal layer on the Si layer;
A method of manufacturing a semiconductor device, comprising: performing a heat treatment to form a metal silicide layer by reacting the metal layer and the Si layer.
前記金属シリサイド層を形成する工程では、前記Si層を完全に金属シリサイド化する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。In the manufacturing method of the semiconductor device according to claim 1,
In the step of forming the metal silicide layer, the Si layer is completely converted into a metal silicide.
前記Six(GeyC1-y)1-x層を形成する前に、Siからなる前記基板上にSiシード層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。In the manufacturing method of the semiconductor device according to claim 1,
A method for manufacturing a semiconductor device, comprising: forming a Si seed layer on the substrate made of Si before forming the Si x (Ge y C 1-y ) 1-x layer.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002016365A JP3948290B2 (en) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | Manufacturing method of semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002016365A JP3948290B2 (en) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | Manufacturing method of semiconductor device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003218060A JP2003218060A (en) | 2003-07-31 |
JP3948290B2 true JP3948290B2 (en) | 2007-07-25 |
Family
ID=27652454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002016365A Expired - Fee Related JP3948290B2 (en) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | Manufacturing method of semiconductor device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3948290B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4473710B2 (en) * | 2003-12-05 | 2010-06-02 | 株式会社東芝 | Semiconductor device |
US20070238236A1 (en) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Cook Ted Jr | Structure and fabrication method of a selectively deposited capping layer on an epitaxially grown source drain |
JP5130648B2 (en) * | 2006-04-27 | 2013-01-30 | ソニー株式会社 | Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device |
JP2009123960A (en) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Toshiba Corp | Semiconductor device |
JP5854112B2 (en) * | 2011-09-30 | 2016-02-09 | 東京エレクトロン株式会社 | Thin film forming method and film forming apparatus |
-
2002
- 2002-01-25 JP JP2002016365A patent/JP3948290B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003218060A (en) | 2003-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7229871B2 (en) | Integrated circuit containing polysilicon gate transistors and fully silicidized metal gate transistors | |
US7741220B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
US20060011996A1 (en) | Semiconductor structure including silicide regions and method of making same | |
US6902994B2 (en) | Method for fabricating transistor having fully silicided gate | |
US7253049B2 (en) | Method for fabricating dual work function metal gates | |
US6610564B2 (en) | Method of fabricating semiconductor device | |
JPH10284728A (en) | Manufacture of mosfet having cobalt silicide film | |
US8816448B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
US20060166457A1 (en) | Method of making transistors and non-silicided polysilicon resistors for mixed signal circuits | |
US20040113209A1 (en) | MOSFET formed by using salicide process and method of manufacturing the same | |
JP3998665B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
JPH11284179A (en) | Semiconductor device and manufacture thereof | |
US7429525B2 (en) | Fabrication process of a semiconductor device | |
JP3876401B2 (en) | Manufacturing method of semiconductor device | |
US20100151639A1 (en) | Method for making a thermally-stable silicide | |
JP3948290B2 (en) | Manufacturing method of semiconductor device | |
JP2009043938A (en) | Semiconductor apparatus and manufacturing method therefor | |
JP3496723B2 (en) | Method for manufacturing semiconductor device | |
JPH05315286A (en) | Electrode section of semiconductor device and its formation | |
US6828206B2 (en) | Semiconductor device and method for fabricating the same | |
JPH09283462A (en) | Semiconductor device and manufacture thereof | |
US20070099407A1 (en) | Method for fabricating a transistor using a low temperature spike anneal | |
JP3729368B2 (en) | Manufacturing method of semiconductor device | |
JPH10313117A (en) | Mis transistor and manufacture thereof | |
JP3581253B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070409 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |