Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3941142B2 - 光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 Download PDF

Info

Publication number
JP3941142B2
JP3941142B2 JP32620196A JP32620196A JP3941142B2 JP 3941142 B2 JP3941142 B2 JP 3941142B2 JP 32620196 A JP32620196 A JP 32620196A JP 32620196 A JP32620196 A JP 32620196A JP 3941142 B2 JP3941142 B2 JP 3941142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
liquid crystal
propylcyclohexyl
phenyl
propane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32620196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH107596A (ja
Inventor
和利 宮沢
房幸 竹下
勝之 村城
哲也 松下
悦男 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP32620196A priority Critical patent/JP3941142B2/ja
Publication of JPH107596A publication Critical patent/JPH107596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3941142B2 publication Critical patent/JP3941142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高信頼性(化学的安定性の高い)光学活性液晶性化合物、該化合物を含む液晶組成物、および該液晶組成物を用いた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示素子(LCD)の表示方式としてツイストネマチック(TN)方式、スーパーツイストネマティック(STN)方式、アクティブマトリックス(AM)方式等が提案され、次々に実用化されてきた。また、更に新しい方式が検討されている。
液晶材料の誘電率異方性(以下Δεと略記することがある)を正または負の所望の値に調整するため、従来から液晶表示素子に用いる液晶組成物の構成要素として、末端基または側鎖にCN基を有する化合物が使用されている。また広い液晶相温度範囲を実現するため、エステル結合を分子内に含む化合物も数多く使用されている。
近年、液晶表示素子の応用範囲の拡大にともない、パッシブ方式、アクティブマトリックス方式等に使用される液晶材料に対して、(1)高比抵抗、(2)液晶素子の低消費電力、(3)高い電圧保持率等の高信頼性、(4)高コントラスト、等に関する要求が増加しつつある。
CN基に代表される電子吸引性が大きな置換基を持つ液晶化合物を用いた液晶材料は正の大きい誘電率異方性値をもつ。しかしこれを用いた液晶素子は消費電流の増加、表示コントラストの低下といった問題を伴っている。この理由は当業者間においてもいまだ明確に解明されていないが、末端または側方のCN基が表示素子内に存在するイオン性不純物と何らかの相互作用を生じることで、電流値、比抵抗および電圧保持率、更には表示コントラストに悪影響を及ぼしているものと考えられている。
【0003】
この問題を解決するため近年、CN基の代わりにフッ素原子を有する化合物を主成分とする液晶組成物が開発されてきた。特開平 2−289682号公報に その一例が開示されている。
さらに高信頼性および高コントラストを実現するため、表示素子に用いる液晶材料は例えば再結晶、カラムクロマトグラフィー等の精製手段により充分に精製された液晶化合物を用いていなければならない。
液晶材料を表示素子に使用する場合、素子内での液晶分子の配向性をよくするため、すなわちリバ−ス・ツイスト・ドメイン等の発生を抑制するため、光学活性化合物をカイラル剤として適当量混合し、液晶分子にらせん構造を生ぜしめるといった操作が一般的に行われている。ここで使用されるカイラル剤としては、例えば下記の化合物が開示されている。
【0004】
【化3】
Figure 0003941142
【0005】
また、特開昭63−22893号公報は、らせんピッチの温度依存性が異なる複数のカイラル剤を併用し、駆動電圧およびらせんピッチの温度依存性を小さくできることを開示している。
実用に際しては、前述の諸要求を満足させるため、カイラル剤を添加した液晶組成物を吸着剤ないしカラムクロマトグラフィ−等により精製して、該液晶組成物に混入しているイオン性の不純物をできる限り除去することが必要である。
しかしながら現在使用されているカイラル剤を、フッ素系や塩素系からなる液晶組成物に混合し、吸着剤等により前述の方法で精製した場合、精製前後のらせんピッチが変動してしまうという問題があった。これはフッ素系および塩素系液晶化合物とカイラル剤化合物の吸着性が異なるためである。すなわちカイラル剤が精製過程で吸着剤に優先的に吸着され、液晶組成物中のカイラル剤の濃度が低下し、その結果らせんピッチが長くなるためである。
カイラル剤のらせん生じる能力を定量的に表す手段がヘリカルツイスティングパワーと呼ばれるらせんねじれ力である。らせんねじり力(H.T.P.と略記することがあり、単位として(μm・wt%)-1を通常用いる)はその添加濃度『c(wt%)』およびピッチ『P(μm)』により下式▲1▼によって定義される。
P=1/(H.T.P.×c) …………………… 式▲1▼
双安定スイッチング液晶表示素子(特開平6−230751号公報、特開平6−235920号公報)やホワイトテイラー方式の液晶表示素子等が必要とするらせんピッチは6μm以下と非常に短い。従ってカイラル化合物のH.T.P.が小さいと、6μm以下のらせんピッチを得るためにカイラル剤を非常に高い濃度で添加する必要が生じ、液晶組成物の他の特性値に好ましからざる影響を及ぼすことになる。
例えば、(1)ネマチック相下限温度(スメクチック−ネマチック相転移点または融点)が高くなり動作可能な温度範囲が狭くなる、(2)液晶組成物の粘度が大きくなり応答速度が遅くなる、等の問題が発生する。
このような理由から、(1)組成物の精製工程で吸着剤により選択的に吸着されることが全くなく、(2)らせんねじれ力が既知のものに比較して大きい、光学活性液晶性化合物が好ましいカイラル剤として待望されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、(1)化学的安定性が高く、(2)これを使用した液晶材料の精製工程において吸着剤により選択的に吸着されることが全くなく、(3)らせんねじれ力が既知のカイラル剤に比較して大きい光学活性液晶性化合物、及び該光学活性液晶性化合物を使用して構成される液晶組成物を提供することにある。この目的は、(1)組成物の比抵抗値を殆ど低下させない、(2)液晶表示素子に使用した場合にその消費電流を増加することのない、(3)高い電圧保持率を示し、(4)吸着剤に吸着されにくく、(5)大きならせんねじれ力を有する、光学活性液晶性化合物、およびこれを用いた液晶組成物および液晶表示素子を提供することに他ならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一は、
(1)一般式 I
【0008】
【化4】
Figure 0003941142
【0009】
(式中、R 水素原子または炭素数1〜のアルキル基を示し、 は水素原子またはメチル基を示し、R はメチル基を示しP、SおよびTは0であってQは1であり、A 、A およびA は互いに独立に1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンを示し、Xは共有結合を示し、X−CH(CH )−または−O−を示し、X は共有結合を示し、*はカイラル炭素原子を指示する。)で表される光学活性液晶性化合物である
【0011】
本発明の第二は、
(5)前記の(1)項に記載の光学活性液晶性化合物を少なくとも一つ含むことを特徴とする液晶組成物、
であり、その態様の一部は、以下の(6)項および(7)項に示される。
(6)(1)項に記載の光学活性液晶性化合物の少なくとも一つと一般式 II
【0012】
【化5】
Figure 0003941142
【0013】
(式中、R4は炭素数1〜18のアルキル基を示し、A7〜A9は互いに独立に1 ,4−フェニレン、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルを示し、X7〜X9は共有結合、−C24−、−C48−、−COO−または−OCO−を示し、B1は水素原子、炭素数1〜18のアルキ ル基、CN基、フッ素原子、塩素原子、CF3、OCF3またはOCHF2を示し 、B2およびB3は互いに独立に水素原子、フッ素原子または塩素原子を示し、E、GおよびJは互いに独立に0または1を示し、R6、X7〜X9およびB1の中の−CH2CH2−基は−CH=CH−または−C≡C−で置換されていてもよく、基中の相隣接しない−CH2−基は酸素原子で置換されていてもよく、式中の水 素原子は重水素原子、フッ素原子または塩素原子で置換されていてもよい。)で表される化合物の少なくとも一つを含有する液晶組成物。
(7)前記の(5)項において、光学活性液晶性化合物の混合割合が20重量%以下である、液晶組成物。
本発明の第三は、
(8)前記の(5)〜(7)のいずれか一項に記載された液晶組成物を使用してなる液晶表示素子、
である。
【0014】
本発明において「光学活性液晶性化合物」という語句は不斉炭素を分子内に持ちラセミ体ではなく、かつそれ自体が液晶性を有する化合物である。ここで「液晶性」とは、化合物自体が液晶化合物であること、あるいはそれ自体が液晶でなくとも潜在的に液晶としての性質を持ち、液晶化合物もしくは液晶組成物に混合したときに得られる組成物の液晶としての性質(例えば液晶相温度範囲)を著しく減少させないことをも含んで定義される。
本発明の光学活性液晶性化合物は式 I の条件を満たしていればいづれの化合 物も好適な特性を示すが、より具体的には、式 I の化合物として次の(I−a)〜(I−m)のいずれかで表される化合物の群が好ましい。
【0015】
【化6】
Figure 0003941142
【0016】
【化7】
Figure 0003941142
【0017】
上記の一般式において、R1〜R3、A1〜A6、X1〜X6、P、Q、S、Tは前記したものと同一の意味を示し、R3'、R3"は炭素数2ないし6のアルキル基を示す。
さらに好ましい化合物をより具体的に示すと、次の式(I−1)〜(I−88)のいずれかで表される化合物があげられる。ただし、これらの式において、RおよびR’は互いに独立に、H、炭素数1〜18のアルキル基または炭素数2〜18のアルケニル基を示す。
【0018】
【化8】
Figure 0003941142
【0019】
【化9】
Figure 0003941142
【0020】
【化10】
Figure 0003941142
【0021】
【化11】
Figure 0003941142
【0022】
【化12】
Figure 0003941142
【0023】
【化13】
Figure 0003941142
【0024】
【化14】
Figure 0003941142
【0025】
【化15】
Figure 0003941142
【0026】
【化16】
Figure 0003941142
【0027】
【化17】
Figure 0003941142
【0028】
【化18】
Figure 0003941142
【0029】
【化19】
Figure 0003941142
【0030】
本発明の光学活性液晶性化合物は2〜5個の六員環を有する化合物を包含する。
これらの化合物の中で、六員環を2個または3個有する化合物は粘性が比較的低い化合物であり、六員環を4個または5個有する化合物は透明点が比較的高い化合物である。ただし5環化合物は粘性が大きいので、通常は2個ないし4個の六員環を持つ化合物が好ましく使用される。
本発明の光学活性液晶性化合物はいずれも、液晶組成物の精製工程に極めてしばしば適用される吸着剤処理やカラムクロマトグラフィ−によっては捕捉されにくい。該化合物をカイラル剤として使用した組成物は、カイラル剤が選択的に吸着されることによるそのらせんピッチの変化を小さく抑制できるので、液晶材料として好適である。
式 I において、X1およびX2が共有結合または酸素原子を含まない基である 光学活性液晶性化合物は、酸素を含む光学活性化合物に比べて、吸着される度合いが小さいという面から、カイラル剤として好ましい。本発明の液晶性化合物はいづれも極めて高い化学的安定性を示すが、特にX1、X2に酸素原子を含まない化合物がより好適である。
【0031】
本発明の液晶組成物を調製する場合、式 II で表される液晶化合物として分子内にシアノ基、エステル結合、ピリミジン−2,5−ジイル基またはピリジン−2,5−ジイル基を持たない液晶化合物を用いることで、比抵抗および電圧保持率が極めて高い液晶組成物を得ることができる。このようにして調製した液晶組成物はTFTを用いるアクティブマトリックス方式のディスプレイ用の高信頼性の液晶組成物として特に好ましい。
本発明の式 I の化合物は、例えばオーガニック・シンセシス、オーガニック ・リアクションズ、新実験化学講座といった有機合成化学に関する成書に記載の手法を適宜組み合わせ実施することにより製造することができる。
本発明の化合物は、式 I においてX1、X2中の1つのメチレン基が酸素原子 で置換されたものとそうでないものとに大別できる。式 I においてX1、X2が 酸素原子を含まないものは、例えば次の方法で好適に製造できる。
【0032】
【化20】
Figure 0003941142
【0033】
すなわち、ホスホニウム塩(2)とケトン(1)から、例えばウイティッヒ反応(J.Am.Chem.Soc.,97、4327(1975)参照)により製造されるオレフィン類(3)の二重結合部位を種々の条件で立体選択的に水素添加(すなわち還元反応)反応に付すことで最も効率的かつ簡便に式 I の化合 物を製造することができる。立体選択的な還元反応は、光学活性な部位を有する触媒の存在下、1ないし100気圧、0℃ないし200℃、といった条件で実施できる。現在までに知られている手法を用いて何等問題はないが、たとえば、J.Am.Chem.Soc.,97,2567(1975)、J.Am.Chem.Soc.,99,5946(1977)、J.Am.Chem.Soc.,102,7932(1980)、J.Org.Chem.,43,3444(1978)、Tetrahedron Lett.,20、425(1979)等に記載の方法を用いることで好適に所望の化合物を製造することができる。
式 I の化合物においてX1、X2が1個の酸素原子を含む物は、例えば次の方 法で好適に製造できる。
【0034】
【化21】
Figure 0003941142
【0035】
すなわちケトン(1)を前述の公知な方法で立体選択的に還元し、得られた光学活性な2級アルコール(4)とハロゲン化物(5)を塩基性条件下で、例えばCan.J.Chem.,47,2015(1969)に記載の方法に準じてエーテル化を行い、式 I の化合物を好適に製造することができる。
また、光学活性な二級アルコール(4)は対応するラセミ体を光学分割して得ることもできる。光学分割の方法としては、ジアステレオマーに誘導してからの分割(J.Chem.Soc.,1544(1935))、酵素を用いた生化学的な手法(Agric.Biol.Chem.,46,2579(1982)、またはBiochemistry,,838(1964))、カラムクラマトグラフィー等の機械的な手法(J.Chromatogr.,400,65(1987))による分割が知られている。
本発明の液晶組成物に使用される式 II で表される液晶化合物は前記した式の定義する条件を満たせば、すべて好適に用いられるが、特にの次の化合物が好適に使用される。これらの液晶化合物は、表1に示した表記方法に従って記載する。
【0036】
【表1】
Figure 0003941142
【0037】
ただし、下記においてRおよびR’は前述と同一の意味を示す。
【0038】
R−PyH−R’ (II−1)
R−HPy−R’ (II−2)
R−PyB−R’ (II−3)
R−PyB−F (II−4)
R−PyB−C (II−5)
R−PyB(F)−F (II−6)
R−PyBB−F (II−7)
R−PyBH−R’ (II−8)
R−HB−C (II−9)
R−BB−C (II−10)
R−H2B−C (II−11)
R−HHB−C (II−12)
R−HBB−C (II−13)
R−BBB−C (II−14)
R−HH2B−C (II−15)
R−HHBB−C (II−16)
R−HB(F)−C (II−17)
R−BB(F)−C (II−18)
R−HHB(F)−C (II−19)
R−HBB(F)−C (II−20)
R−HBB(F)−C (II−21)
R−HH2B(F)−C (II−22)
R−HB(F,F)−C (II−23)
R−BB(F,F)−C (II−24)
R−HHB(F,F)−C (II−25)
R−HBB(F,F)−C (II−26)
R−HBB(F,F)−C (II−27)
R−HH2B(F,F)−C (II−28)
【0039】
R−HEB−R’ (II−29)
R−BEB−R’ (II−30)
R−HHEB−R’ (II−31)
R−HEBB−R’ (II−32)
R−HHEBB−R’ (II−33)
R−HHEBH−R’ (II−34)
R−HBEHH−R’ (II−35)
R−HEB−F (II−36)
R−BEB−F (II−37)
R−HHEB−F (II−38)
R−HBEB−F (II−39)
R−H2BEB−F (II−40)
R−HB(F)EB−F (II−41)
R−H2B(F)EB−F (II−42)
R−HEB(F)−F (II−43)
R−BEB(F)−F (II−44)
R−HHEB(F)−F (II−45)
R−HBEB(F)−F (II−46)
R−H2BEB(F)−F (II−47)
R−HB(F)EB(F)−F (II−48)
R−H2B(F)EB(F)−F (II−49)
R−HEB(F,F)−F (II−50)
R−BEB(F,F)−F (II−51)
R−HHEB(F,F)−F (II−52)
R−HBEB(F,F)−F (II−53)
R−H2BEB(F,F)−F (II−54)
R−HB(F)EB(F,F)−F (II−55)
R−H2B(F)EB(F,F)−F (II−56)
【0040】
R−HEB−C (II−57)
R−BEB−C (II−58)
R−HHEB−C (II−59)
R−HBEB−C (II−60)
R−H2BEB−C (II−61)
R−HB(F)EB−C (II−62)
R−H2B(F)EB−C (II−63)
R−HEB(F)−C (II−64)
R−BEB(F)−C (II−65)
R−HHEB(F)−C (II−66)
R−HBEB(F)−C (II−67)
R−H2BEB(F)−C (II−68)
R−HB(F)EB(F)−C (II−69)
R−H2B(F)EB(F)−C (II−70)
R−HEB(F,F)−C (II−71)
R−BEB(F,F)−C (II−72)
R−HHEB(F,F)−C (II−73)
R−HBEB(F,F)−C (II−74)
R−H2BEB(F,F)−C (II−75)
R−HB(F)EB(F,F)−C (II−76)
R−HB(F,F)EB(F,F)−C (II−77)
R−H2B(F)EB(F,F)−C (II−78)
【0041】
R−HH−R’ (II−79)
R−H2H−R’ (II−80)
R−HVH−R’ (II−81)
R−HHH−R’ (II−82)
R−HB−R’ (II−83)
R−H2B−R’ (II−84)
R−BB−R’ (II−85)
R−BTB−R’ (II−86)
R−BVB−R’ (II−87)
R−HHH−R’ (II−88)
R−HHB−R’ (II−89)
R−H2HB−R’ (II−90)
R−HVHB−R’ (II−91)
R−HBB−R’ (II−92)
R−HB(F)B−R’ (II−93)
R−HB(F,F)B−R’ (II−94)
R−HBTB−R’ (II−95)
R−H2BTB−R’ (II−96)
R−HB(F)TB−R’ (II−97)
R−H2B(F)TB−R’ (II−98)
R−BBB−R’ (II−99)
R−HHHB−R’ (II−100)
R−H2HHB−R’ (II−101)
R−HH2HB−R’ (II−102)
R−HVHHB−R’ (II−103)
R−HHVHB−R’ (II−104)
R−HHBH−R’ (II−105)
R−HHBB−R’ (II−106)
R−HVHBB−R’ (II−107)
R−HBBH−R’ (II−108)
R−HB2BH−R’ (II−109)
R−HBBB−R’ (II−110)
R−HBB(F)B−R’ (II−111)
R−HBB(F,F)B−R’ (II−112)
【0042】
R−HB−F (II−113)
R−H2B−F (II−114)
R−BB−F (II−115)
R−B(F)B−F (II−116)
R−B(F,F)B−F (II−117)
R−BTB−F (II−118)
R−BVB−F (II−119)
R−HHB−F (II−120)
R−H2HB−F (II−121)
R−HVHB−F (II−122)
R−HBB−F (II−123)
R−HB(F)B−F (II−124)
R−HB(F,F)B−F (II−125)
R−HBTB−F (II−126)
R−BBB−F (II−127)
R−BB(F)B−F (II−128)
R−BB(F,F)B−F (II−129)
R−HHHB−F (II−130)
R−H2HHB−F (II−131)
R−HH2HB−F (II−132)
R−HVHHB−F (II−133)
R−HHVHB−F (II−134)
R−HHBB−F (II−135)
R−HHB(F)B−F (II−136)
R−HHB(F,F)B−F (II−137)
R−HVHBB−F (II−138)
R−HBBB−F (II−139)
R−HBB(F)B−F (II−140)
R−HBB(F,F)B−F (II−141)
【0043】
R−HB(F)−F (II−142)
R−H2B(F)−F (II−143)
R−BB(F)−F (II−144)
R−B(F)B(F)−F (II−145)
R−B(F,F)B(F)−F (II−146)
R−BTB(F)−F (II−147)
R−BVB(F)−F (II−148)
R−HHB(F)−F (II−149)
R−H2HB(F)−F (II−150)
R−HVHB(F)−F (II−151)
R−HBB(F)−F (II−152)
R−HB(F)B(F)−F (II−153)
R−HB(F,F)B(F)−F (II−154)
R−HBTB(F)−F (II−155)
R−BBB(F)−F (II−156)
R−BB(F)B(F)−F (II−157)
R−BB(F,F)B(F)−F (II−158)
R−HHHB(F)−F (II−159)
R−H2HHB(F)−F (II−160)
R−HH2HB(F)−F (II−161)
R−HVHHB(F)−F (II−162)
R−HHVHB(F)−F (II−163)
R−HHBB(F)−F (II−164)
R−HHB(F)B(F)−F (II−165)
R−HHB(F,F)B(F)−F (II−166)
R−HVHBB(F)−F (II−167)
R−HBBB(F)−F (II−168)
R−HBB(F)B(F)−F (II−169)
R−HBB(F,F)B(F)−F (II−170)
【0044】
R−HB(F,F)−F (II−171)
R−H2B(F,F)−F (II−172)
R−BB(F,F)−F (II−173)
R−B(F)B(F,F)−F (II−174)
R−B(F,F)B(F,F)−F (II−175)
R−BTB(F,F)−F (II−176)
R−BVB(F,F)−F (II−177)
R−HHB(F,F)−F (II−178)
R−H2HB(F,F)−F (II−179)
R−HVHB(F,F)−F (II−180)
R−HH2B(F,F)−F (II−181)
R−HDB(F,F)−F (II−182)
R−HBB(F,F)−F (II−183)
R−HB2B(F,F)−F (II−184)
R−HBCF2OB(F,F)−F (II−185)
R−HB(F)B(F,F)−F (II−186)
R−HB(F,F)B(F,F)−F (II−187)
R−HBTB(F,F)−F (II−188)
R−BBB(F,F)−F (II−189)
R−BB(F)B(F,F)−F (II−190)
R−HHHB(F,F)−F (II−191)
R−H2HHB(F,F)−F (II−192)
R−HH2HB(F,F)−F (II−193)
R−HVHHB(F,F)−F (II−194)
R−HHVHB(F,F)−F (II−195)
R−HHBB(F,F)−F (II−196)
R−HHB(F)B(F,F)−F (II−197)
R−HHB(F,F)B(F,F)−F (II−198)
R−HVHBB(F,F)−F (II−199)
R−HBBB(F,F)−F (II−200)
R−H2BBB(F,F)−F (II−201)
R−HB2BB(F,F)−F (II−202)
R−HBB(F)B(F,F)−F (II−203)
R−HBB(F,F)B(F,F)−F (II−204)
R−HB(F)B(F,F)B(F,F)−F (II−205)
【0045】
R−HB−CF3 (II−206)
R−H2B−CF3 (II−207)
R−BB−CF3 (II−208)
R−B(F)B−CF3 (II−209)
R−B(F,F)B−CF3 (II−210)
R−HHB−CF3 (II−211)
R−H2HB−CF3 (II−212)
R−HBB−CF3 (II−213)
R−HB(F)B−CF3 (II−214)
R−HB(F,F)B−CF3 (II−215)
R−BBB−CF3 (II−216)
R−BB(F)B−CF3 (II−217)
R−BB(F,F)B−CF3 (II−218)
R−HHHB−CF3 (II−219)
R−H2HHB−CF3 (II−220)
R−HH2HB−CF3 (II−221)
R−HHBB−CF3 (II−222)
R−HHB(F)B−CF3 (II−223)
R−HHB(F,F)B−CF3 (II−224)
R−HBBB−CF3 (II−225)
R−HBB(F)B−CF3 (II−226)
R−HBB(F,F)B−CF3 (II−227)
【0046】
R−HB(F)−CF3 (II−228)
R−H2B(F)−CF3 (II−229)
R−BB(F)−CF3 (II−230)
R−B(F)B(F)−CF3 (II−231)
R−B(F,F)B(F)−CF3 (II−232)
R−HHB(F)−CF3 (II−233)
R−H2HB(F)−CF3 (II−234)
R−HBB(F)−CF3 (II−235)
R−HB(F)B(F)−CF3 (II−236)
R−HB(F,F)B(F)−CF3 (II−237)
R−BBB(F)−CF3 (II−238)
R−BB(F)B(F)−CF3 (II−239)
R−HHHB(F)−CF3 (II−240)
R−H2HHB(F)−CF3 (II−241)
R−HH2HB(F)−CF3 (II−242)
R−HHBB(F)−CF3 (II−243)
R−HHB(F)B(F)−CF3 (II−244)
R−HHB(F,F)B(F)−CF3 (II−245)
R−HBBB(F)−CF3 (II−246)
R−HBB(F)B(F)−CF3 (II−247)
R−HBB(F,F)B(F)−CF3 (II−248)
【0047】
R−HB(F,F)−CF3 (II−249)
R−H2B(F,F)−CF3 (II−250)
R−BB(F,F)−CF3 (II−251)
R−B(F)B(F,F)−CF3 (II−252)
R−B(F,F)B(F,F)−CF3 (II−253)
R−HHB(F,F)−CF3 (II−254)
R−H2HB(F,F)−CF3 (II−255)
R−HBB(F,F)−CF3 (II−256)
R−HB(F)B(F,F)−CF3 (II−257)
R−HB(F,F)B(F,F)−CF3 (II−258)
R−BBB(F,F)−CF3 (II−259)
R−BB(F)B(F,F)−CF3 (II−260)
R−HHHB(F,F)−CF3 (II−261)
R−H2HHB(F,F)−CF3 (II−262)
R−HH2HB(F)−CF3 (II−263)
R−HHBB(F)−CF3 (II−264)
R−HHB(F)B(F,F)−CF3 (II−265)
R−HHB(F,F)B(F,F)−CF3 (II−266)
R−HBBB(F,F)−CF3 (II−267)
R−HBB(F)B(F,F)−CF3 (II−268)
R−HBB(F,F)B(F,F)−CF3 (II−269)
【0048】
R−HB−OCF3 (II−270)
R−H2B−OCF3 (II−271)
R−BB−OCF3 (II−272)
R−B(F)B−OCF3 (II−273)
R−B(F,F)B−OCF3 (II−274)
R−HHB−OCF3 (II−275)
R−H2HB−OCF3 (II−276)
R−HBB−OCF3 (II−277)
R−HB(F)B−OCF3 (II−278)
R−HB(F,F)B−OCF3 (II−279)
R−BBB−OCF3 (II−280)
R−BB(F)B−OCF3 (II−281)
R−BB(F,F)B−OCF3 (II−282)
R−HHHB−OCF3 (II−283)
R−H2HHB−OCF3 (II−284)
R−HH2HB−OCF3 (II−285)
R−HHBB−OCF3 (II−286)
R−HHB(F)B−OCF3 (II−287)
R−HHB(F,F)B−OCF3 (II−288)
R−HBBB−OCF3 (II−289)
R−HBB(F)B−OCF3 (II−290)
R−HBB(F,F)B−OCF3 (II−291)
【0049】
R−HB(F)−OCF3 (II−292)
R−H2B(F)−OCF3 (II−293)
R−BB(F)−OCF3 (II−294)
R−B(F)B(F)−OCF3 (II−295)
R−B(F,F)B(F)−OCF3 (II−296)
R−HHB(F)−OCF3 (II−297)
R−H2HB(F)−OCF3 (II−298)
R−HBB(F)−OCF3 (II−299)
R−HB(F)B(F)−OCF3 (II−300)
R−HB(F,F)B(F)−OCF3 (II−301)
R−BBB(F)−OCF3 (II−302)
R−BB(F)B(F)−OCF3 (II−303)
R−HHHB(F)−OCF3 (II−304)
R−H2HHB(F)−OCF3 (II−305)
R−HH2HB(F)−OCF3 (II−306)
R−HHBB(F)−OCF3 (II−307)
R−HHB(F)B(F)−OCF3 (II−308)
R−HHB(F,F)B(F)−OCF3 (II−309)
R−HBBB(F)−OCF3 (II−310)
R−HBB(F)B(F)−OCF3 (II−311)
R−HBB(F,F)B(F)−OCF3 (II−312)
【0050】
R−HB(F,F)−OCF3 (II−313)
R−H2B(F,F)−OCF3 (II−314)
R−BB(F,F)−OCF3 (II−315)
R−B(F)B(F,F)−OCF3 (II−316)
R−B(F,F)B(F,F)−OCF3 (II−317)
R−HHB(F,F)−OCF3 (II−318)
R−H2HB(F,F)−OCF3 (II−319)
R−HBB(F,F)−OCF3 (II−320)
R−HB(F)B(F,F)−OCF3 (II−321)
R−HB(F,F)B(F,F)−OCF3 (II−322)
R−BBB(F,F)−OCF3 (II−323)
R−BB(F)B(F,F)−OCF3 (II−324)
R−HHHB(F,F)−OCF3 (II−325)
R−H2HHB(F,F)−OCF3 (II−326)
R−HH2HB(F,F)−OCF3 (II−327)
R−HHBB(F,F)−OCF3 (II−328)
R−HHB(F)B(F,F)−OCF3 (II−329)
R−HHB(F,F)B(F,F)−OCF3 (II−330)
R−HBBB(F,F)−OCF3 (II−331)
R−HBB(F)B(F,F)−OCF3 (II−332)
R−HBB(F,F)B(F,F)−OCF3 (II−333)
【0051】
R−HB−OCF2H (II−334)
R−HHB−OCF2H (II−335)
R−HB(F)−OCF2H (II−336)
R−H2B(F)−OCF2H (II−337)
R−BB(F)−OCF2H (II−338)
R−B(F)B(F)−OCF2H (II−339)
R−B(F,F)B(F)−OCF2H (II−340)
R−HHB(F)−OCF2H (II−341)
R−H2HB(F)−OCF2H (II−342)
R−HBB(F)−OCF2H (II−343)
R−HBCF2OB(F)−OCF2H (II−344)
R−HB(F)B(F)−OCF2H (II−345)
R−HB(F,F)B(F)−OCF2H (II−346)
R−BBB(F)−OCF2H (II−347)
R−BB(F)B(F)−OCF2H (II−348)
R−HHHB(F)−OCF2H (II−349)
R−H2HHB(F)−OCF2H (II−350)
R−HH2HB(F)−OCF2H (II−351)
R−HHBB(F)−OCF2H (II−352)
R−HHB(F)B(F)−OCF2H (II−353)
R−HHB(F,F)B(F)−OCF2H (II−354)
R−HBBB(F)−OCF2H (II−355)
R−HBB(F)B(F)−OCF2H (II−356)
R−HBB(F,F)B(F)−OCF2H (II−357)
【0052】
R−HB(F,F)−OCF2H (II−358)
R−H2B(F,F)−OCF2H (II−359)
R−BB(F,F)−OCF2H (II−360)
R−B(F)B(F,F)−OCF2H (II−361)
R−B(F,F)B(F,F)−OCF2H (II−362)
R−HHB(F,F)−OCF2H (II−363)
R−H2HB(F,F)−OCF2H (II−364)
R−HBB(F,F)−OCF2H (II−365)
R−HBCF2OB(F,F)−OCF2H (II−366)
R−HB(F)B(F,F)−OCF2H (II−367)
R−HB(F,F)B(F,F)−OCF2H (II−368)
R−BBB(F,F)−OCF2H (II−369)
R−BB(F)B(F,F)−OCF2H (II−370)
R−HHHB(F,F)−OCF2H (II−371)
R−H2HHB(F,F)−OCF2H (II−372)
R−HH2HB(F,F)−OCF2H (II−373)
R−HHBB(F,F)−OCF2H (II−374)
R−HHB(F)B(F,F)−OCF2H (II−375)
R−HHB(F,F)B(F,F)−OCF2H (II−376)
R−HBBB(F,F)−OCF2H (II−377)
R−HBB(F)B(F,F)−OCF2H (II−378)
R−HBB(F,F)B(F,F)−OCF2H (II−379)
【0053】
R−HB−CL (II−380)
R−H2B−CL (II−381)
R−BB−CL (II−382)
R−B(F,F)B−CL (II−383)
R−HHB−CL (II−384)
R−H2HB−CL (II−385)
R−HBB−CL (II−386)
R−HB(F)B−CL (II−387)
R−HB(F,F)B−CL (II−388)
R−HHHB−CL (II−389)
R−HHBB−CL (II−390)
R−HHB(F)B−CL (II−391)
R−HHB(F,F)B−CL (II−392)
R−HBB(F)B−CL (II−393)
R−HBB(F,F)B−CL (II−394)
【0054】
R−HB(F)−CL (II−395)
R−H2B(F)−CL (II−396)
R−BB(F)−CL (II−397)
R−HHB(F)−CL (II−398)
R−H2HB(F)−CL (II−399)
R−HBB(F)−CL (II−400)
R−BB(F,F)B(F)−CL (II−401)
R−HHHB(F)−CL (II−402)
R−HHBB(F)−CL (II−403)
R−HBBB(F)−CL (II−404)
R−HBB(F)B−CL (II−405)
R−HB(F,F)−CL (II−406)
R−H2B(F,F)−CL (II−407)
R−BB(F,F)−CL (II−408)
R−HHB(F,F)−CL (II−409)
R−H2HB(F,F)−CL (II−410)
R−HBB(F,F)−CL (II−411)
R−BB(F,F)B(F,F)−CL (II−412)
R−HHHB(F,F)−CL (II−413)
R−HBBB−CL (II−414)
R−HBB(F)B(F,F)−CL (II−415)
【0055】
本発明の液晶組成物は目的に応じて、式 I および式 II で表される化合物の 他に、得られる組成物のしきい値電圧、ネマティック相温度範囲、屈折率異方性値(Δn)、誘電率異方性値および粘度等を調整する目的で、他の化合物を本発明の目的を害さない範囲で適当量含有することができる。
本発明の液晶組成物は慣用な方法で調製される。一般的には各構成成分を高温で互いに溶解させる方法がとられている。
本発明の液晶組成物は、適当な添加物の添加により意図する用途に適したように改良される。この添加物は当業者によく知られており、文献等に詳細に記載されている。また、本発明の液晶組成物は、メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色素を添加してゲストホスト(GH)モード用の液晶組成物としても使用できる。
あるいは、ネマチック液晶をマイクロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元網目状高分子を作製したポリマーネットワーク液晶表示素子(PNLCD)に代表されるポリマー分散型液晶表示素子(PNLCD)用の液晶組成物としても使用できる。その外に、複屈折制御(ECB)モードや動的散乱(DS)モード用の液晶組成物としても使用できる。
【0056】
【実施例】
以下に実施例ならびに比較例により本発明をより具体的に説明する。これらの例に使用した化合物は前記の表1に記載した表記方法に基づいて表した。組成物中の成分の組成はすべて重量部で示す。
液晶組成物の特性値として、透明点(ネマティック−アイソトロピック転移点)をTNI(℃)、融点をTC(℃)、20℃における粘度をη20(mPa・s) 、セル厚6μmの液晶セルにおけるしきい値電圧をVth(V)と略記して結果を示す。
Cは、試料を0℃、−10℃、−20℃、および−30℃の各フリーザー中 に30日間放置した後、結晶の析出していない最も高いフリーザー温度で表示した。例えば、0℃と−10℃のフリーザー中で凝固せず−20℃、および−30℃のフリーザー中で結晶が析出している場合は、TC<−10℃、と表示する。
また、25℃におけるらせんピッチP25(μm)はカノーのくさび法で測定した。
【0057】
実施例1(参考例)
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン(式Iにおいて、P=Q=S=T=0、Rがプロピル基、Rがメチル基、Rがメチル基、Aが1,4−フェニレン、Aが1,4−シクロヘキシレン、Xが共有結合、XがCHである化合物(化合物番号1))
【0058】
【化22】
Figure 0003941142
【0059】
4−(プロピルシクロヘキシル)メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(50mmol)、テトラヒドロフラン(THF)80ml、およびカリウム−t−ブトキシド(55mmol)の混合物を室温で2時間攪拌した。得られた赤色溶液に4−メチルアセトフェノン(50mmol)のTHF50ml溶液を滴下し、室温で2時間攪拌した。
減圧下にTHFを溜去し、残留物にヘプタン300mlを加え攪拌した。不溶物を濾別し、濾液を減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン)で精製し、ウイティッヒ付加体である無色油状の4−(1−メチル−2−(4−プロピルシクロヘキシル)エテニル)−1−メチルベンゼン(35mmol、収率70%)を得た。
4−(1−メチル−2−(4−プロピルシクロヘキシル)エテニル)−1−メチルベンゼン(30mmol)、J.Am.Chem.Soc.,102,7932(1980)に記載の方法に準じて調製した(+)−BINAP/Rh錯体(2,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル/Rh錯体)(1.5mmol)、およびヘキサン30mlの混合物をオートクレーブに入れ、水素雰囲気下、2.06MPa、25℃で3時間攪拌した。
反応液から触媒を濾別し、濾液を減圧下で濃縮し残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン)、ついで蒸留で精製し、無色油状の標題化合物(27mmol、収率89%)を得た。この物のIRスペクトルおよびNMRスペクトルデータはよくその構造を支持した。
実施例2
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシルオキシ)−1−(4−メチルフェニル)エタン(式 I において、P=S=T=0、Q=1、 R1がプロピル基、R2がメチル基、R3がメチル基、A1が1,4−フェニレン、A2、A4が1,4−シクロヘキシレン、X1、X4が共有結合、X2が酸素原子で ある化合物(化合物番号2))
【0060】
【化23】
Figure 0003941142
【0061】
4−メチルフェネチルアルコール(60mmol)、リパーゼPS(アマノ製薬社製)3g、および酢酸ビニル(35mmol)の混合物を35℃で12時間攪拌した。リパーゼPSを濾別し、濾液を減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:トルエン・酢酸エチル)に付して、S−4−エチルフェネチルアルコール(27mmol)とR−4−メチルフェネチル アセテート(32mmol)を得た。
S−4−メチルフェネチルアルコール(20mmol)、トルエン50ml、およびピリジン50mlの混合物に0℃以下で、4−トルエンスルホン酸塩化物のトルエン60mlを加えて60℃で3時間攪拌した。冷却下に水100mlを加え十分攪拌し、分離した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を溜去し、残留物として淡黄色油状のトシレート(20mmol、定量的)を得た。
4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサノール(10mmol)、水酸化カリウム(22mmol)、およびエタノール130mlの混合物に還流しながら上記のトシレート(20mmol)のトルエン30ml溶液を滴下し、継続して5時間還流した。冷却後反応物に水100ml、トルエン50mlを加え充分攪拌し静置した。分離した有機相を充分に水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を溜去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン)にて処理後、再結晶(溶媒:エタノール)により精製し、白色固体の標題化合物(7mmol、収率35%)を得た。この物のIRスペクトルおよびNMRスペクトルデータはよくその構造を支持した。
実施例3
2R,3R−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3−(4−メチルフェニル)ブタン(式 I において、P=S=T=0、Q=1 、R1がプロピル基、R2がメチル基、R3がメチル基、A1が1,4−フェニレン、A2およびA4が1,4−シクロヘキシレン、X1およびX4が共有結合、X2が −CH(CH3)−である化合物(化合物番号3))
【0062】
【化24】
Figure 0003941142
【0063】
トリフェニルホスフィンと1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)エチルクロリドから調製されたホスホニウム塩(50mmol)、THF100ml、およびカリウム−t−ブトキシド(55mmol)の混合物を−10℃で3時間攪拌した。ここへ4−メチルアセトフェノン(50mmol)のTHF50ml溶液を0℃以下で滴下し、0℃以下で2時間攪拌した。反応混合物に水100ml、トルエン100mlを加えてよく攪拌し、静置後有機相を分離し、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン)で精製し、4’−(1,2−ジメチル−2−(4−メチルフェニル)エテニル)−4−プロピルビシクロヘキサン(16mmol、収率32%)を得た。
4’−(1,2−ジメチル−2−(4−メチルフェニル)エテニル)−4−プロピルビシクロヘキサン(15mmol)、J.Am.Chem.Soc.,102,7932(1980)に記載の方法に準じて調製した(+)−BINAP/Rh錯体(1.5mmol)、およびヘキサン20mlの混合物をオートクレーブに入れ、水素雰囲気下、2.06MPa、25℃で2時間攪拌した。
反応混合物から触媒を濾別し、濾液を減圧下に濃縮して残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン)、ついで蒸留により精製し、白色固体の標題化合物(7.5mmol、収率51%)を得た。この物の各種スペクトルデータはよくその構造を支持した。
【0064】
実施例1〜3に準じて下記の化合物を製造する。
化合物No.4
R−1−(4−メチルフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.5
R−1−(4−プロピルフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.6
S−1−(4−ペンチルフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.7
R−1−(4−メチルフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)ブタン
化合物No.8
R−1−(4−プロピルフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)ブタン
化合物No.9
R−1−(4−メチルフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)プロパン
化合物No.10
R−1−(4−ペンチルフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)プロパン
化合物No.11
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.12
S−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.13
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(4−メチルシクロヘキシル)プロパン
化合物No.14
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(4−プロピルシクロヘキシル)プロパン
化合物No.15
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−プロピルシクロヘキシル)プロパン
化合物No.16
R−1−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.17
R−1−(4−フルオロフェニル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.18
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルシクロヘキシル)プロパン
化合物No.19
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−ペンチルシクロヘキシル)プロパン
化合物No.20
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.21
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.22
S−1−(4−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エテニル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.23
R−1−(4−(4−ビニルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.24
R−1−(4−(4−(1−ペンテニル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.25
R−1−(4−(4−(3−ブテニル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.26
R−1−(4−(4−(3−ペンテニル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.27
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン
融点:−2.4℃
化合物No.28
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.29
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−クロロフェニル)プロパン
化合物No.30
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−クロロフェニル)プロパン
【0065】
化合物No.31
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.32
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.33
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ペンチルフェニル)プロパン
化合物No.34
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ペンチルフェニル)ブタン
化合物No.35
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ペンチルフェニル)ペンタン
化合物No.36
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ペンチルフェニル)ヘキサン
化合物No.37
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ペンチルフェニル)ヘプタン
化合物No.38
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.39
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.40
R−1−(4−(4−メトキシシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.41
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)−3,3,3−トリフルオロプロパン
化合物No.42
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)−3,3−ジトリフルオロプロパン
化合物No.43
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン
化合物No.44
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン
化合物No.45
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)プロパン
化合物No.46
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)プロパン
【0066】
化合物No.47
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.48
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.49
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2,6−ジフルオロ−4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.50
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2,6−ジフルオロ−4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.51
R−1−(2−フルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.52
R−1−(2−フルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)プロパン
化合物No.53
R−1−(2,6−ジフルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.54
R−1−(2,6−ジフルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.55
R−1−(2,6−ジフルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)プロパン
化合物No.56
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロパン
化合物No.57
R−1−(4−(4−(1−プロペニル)シクロヘキシル)フェニル)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)プロパン
化合物No.58
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3,5−ジフルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル)プロパン
化合物No.59
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.60
R−1−(4−(4−(1−プロペニル)シクロヘキシル)フェニル)−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.61
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.62
R−1−(4−(4−(3−ペンテニル)プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.63
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.64
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.65
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−クロロメトキシフェニル)プロパン
化合物No.66
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−クロロメトキシフェニル)プロパン
【0067】
化合物No.67
S−1−(4−(2ー(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.68
R−1−(4−(2ー(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)−2−(4−メトキシフェニル)プロパン
化合物No.69
R−1−(4−(2ー(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)−2−(4−プロポキシフェニル)プロパン
化合物No.70
R−1−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.71
R−1−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−2−(4−メトキシフェニル)プロパン
化合物No.72
R−1−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.73
R−1−(4−(2−(4−プロピルフェニル)エチル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.74
R−1−(4−(2−(4−プロピルフェニル)エチル)フェニル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.75
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロパン
化合物No.76
S−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロパン
化合物No.77
R−1−(4−(3−ブテニル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロパン
化合物No.78
R−1−(4−(1−プロペニル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロパン
化合物No.79
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.80
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.81
R−1−(4−メチルフェニル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.82
R−1−(4−プロピルフェニル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.83
R−1−(4−メチルフェニル)−2−(4−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.84
R−1−(4−メトキシフェニル)−2−(4−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.85
R−1−(4−プロピルフェニル)−2−(4−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.86
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.87
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.88
R−1−(4−プロポキシシクロヘキシル)−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.89
R−1−(4−プロポキシシクロヘキシル)−2−(4’−(3−ブテニル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.90
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(4−(2−(4−プロピルフェニル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.91
R−1−(4−メトキシシクロヘキシル)−2−(4−(2−(4−プロピルフェニル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.92
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−(2−(4−プロピルフェニル)エチル)フェニル)プロパン
【0068】
化合物No.93
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(4−(4−プロピルフェニルオキシジフルオロメチル)フェニル)プロパン
化合物No.94
R−1−(4−ペンチルシクロヘキシル)−2−(4−(4−プロピルフェニルオキシジフルオロメチル)フェニル)プロパン
化合物No.95
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(4−メチルフェニル)エタン
化合物No.96
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(4−プロピルフェニル)エタン
化合物No.97
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(4−ペンチルフェニル)エタン
化合物No.98
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(4−フルオロフェニル)エタン
化合物No.99
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)エタン
化合物No.100
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタン
化合物No.101
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(2,6−ジフルオロ−4−メチルフェニル)エタン
化合物No.102
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキルオキシ)−1−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)エタン
化合物No.103
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニルオキシ)−1−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.104
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニルオキシ)−1−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.105
R−1−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニルオキシ)−1−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.106
R−1−(4−メチルフェニルオキシ)−1−(4−(4−メチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.107
R−1−(4−メチルフェニルオキシ)−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.108
S−1−(4−メトキシフェニルオキシ)−1−(4−(4−メチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.109
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−プロピルフェニルオキシ)ブタン
化合物No.110
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−(4−プロポキシシクロヘキシル)フェニルオキシ)ブタン
化合物No.111
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニルオキシ)ブタン
化合物No.112
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−4−(4−プロピルフェニルオキシ)ヘプタン
化合物No.113
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−4−(4−(3−ブテニル)フェニルオキシ)ヘプタン
化合物No.114
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−4−(4−メトキシフェニルオキシ)ヘプタン
化合物No.115
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メチルベンジル)ヘキサン
化合物No.116
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−プロピルベンジル)ヘキサン
化合物No.117
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メトキシベンジル)ヘキサン
化合物No.118
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メチルフェニル)ブタン
化合物No.119
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メトキシフェニル)ブタン
化合物No.120
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.121
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.122
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−エトキシシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.123
R−1−(4−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−メチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.124
R−1−(4−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
【0069】
化合物No.125
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.126
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2,6−ジフルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.127
R−1−(4−(4−エチルシクロヘキシル)フェニル)−2−(2,6−ジフルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.128
R−1−(2−フルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.129
R−1−(2−フルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.130
R−1−(2,6−ジフルオロ−4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.131
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4’−メチルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.132
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4’−エチルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.133
S−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.134
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4’−メトキシビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.135
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4’−メチルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.136
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.137
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(2ー(4ーメチルフェニル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.138
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(2ー(4ーメトキシフェニル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.139
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(2ー(4ープロピルシクロヘキシル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.140
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(2ー(4ーペンチルシクロヘキシル)エチル)フェニル)プロパン
化合物No.141
R−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−エチルフェニル)プロパン
化合物No.142
R−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.143
R−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−ペンチルフェニル)プロパン
化合物No.144
S−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−(3−ペンテニル)フェニル)プロパン
化合物No.145
R−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−クロロフェニル)プロパン
化合物No.146
R−1−(4−(4−(4−ビニルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−クロロフェニル)プロパン
化合物No.147
R−1−(4−(4−(4−(1−プロペニル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−クロロフェニル)プロパン
化合物No.148
R−1−(4−(4−(4−(3−ブテニル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4−クロロフェニル)プロパン
化合物No.149
R−1−(4−(4−(4−メチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.150
R−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
【0070】
化合物No.151
R−1−(4−(4−(4−メチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(1−プロピニル)フェニル)プロパン
化合物No.152
R−1−(4−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェニル)−2−(4−(3−ブテニル)フェニル)プロパン
化合物No.153
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(4−(4−(4−メチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)フェニル)プロパン
化合物No.154
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(3−フルオロ−4’−(4−メチルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.155
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(3−フルオロ−4’−(4−メチルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.156
S−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(3−クロロ−4’−(4−メチルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.157
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(2,3−ジフルオロ−4’−(4−メチルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.158
R−1−(4−メチルシクロヘキシル)−2−(2,3−ジフルオロ−4’−(4−プロピルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.159
R−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−2−(2,3−ジフルオロ−4’−(4−プロピルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.160
R−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−2−(4’−(4−プロピルシクロヘキシル)ビフェニル−4−イル)プロパン
化合物No.161
2R,3R−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3−(4−メチルフェニル)ブタン
化合物No.162
2R,3S−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3−(4−プロピルフェニル)ブタン
化合物No.163
2R,3R−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3−(4−メトキシフェニル)ブタン
化合物No.164
2R,3R−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)−3−(4−メチルチオフェニル)ブタン
化合物No.165
2S,3S−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メチルフェニル)ブタン
化合物No.166
2R,3R−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−3−(4−メチルフェニル)ブタン
化合物No.167
2R,3R−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−3−(4−エチルフェニル)ブタン
化合物No.168
2R,3R−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−3−(4−メトキシフェニル)ブタン
化合物No.169
2S,3R−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−3−(4−(1−プロピニル)フェニル)ブタン
化合物No.170
2R,3R−2−(4’−プロピルビフェニル−4−イル)−3−(4−(3−ブテニル)フェニル)ブタン
化合物No.171
R−2−メチル−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メチルフェニル)ブタン
化合物No.172
R−2−メチル−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−プロピルフェニル)ブタン
化合物No.173
R−2−メチル−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メトキシフェニル)ブタン
【0071】
化合物No.174
R−3−エチル−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メチルフェニル)ペンタン
化合物No.175
S−3−エチル−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−メトキシフェニル)ペンタン
化合物No.176
R−3−エチル−2−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−3−(4−プロポキシフェニル)ペンタン
化合物No.177
2R,3S−1−フルオロ−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.178
2R,3R−1−クロロ−1−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェニル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.179
R−1−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.180
R−1−(2−(4−ペンチルシクロヘキシル)−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.181
R−1−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
化合物No.182
R−1−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)−1,3−ジオキサン−5−イル)−2−(3,4,5ートリフルオロフェニル)プロパン
化合物No.183
R−1−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)−1,4−ジオキサン−5−イル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.184
R−1−(2−(4−ペンチルシクロヘキシル)−1,4−ジオキサン−5−イル)−2−(4−メチルフェニル)プロパン
化合物No.185
S−1−(2−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)テトラヒドルピラン−5−イル)−2−(4−プロピルフェニル)プロパン
化合物No.186
S−1−(2−(2−(4−プロピルシクロヘキシル)エチル)テトラヒドルピラン−5−イル)−2−(4−フルオロフェニル)プロパン
【0072】
実施例4(参考例:使用例1)
次の組成からなる液晶組成物を調製し、その特性値を測定した。
1V2−HB(F,F)−C 8.0重量部
3−HB−C 24.0重量部
3−HB−O2 5.0重量部
3−HH−4 11.0重量部
3−HH−5 5.0重量部
3−HHB−1 10.0重量部
3−HHB−3 10.0重量部
3−H2BTB−2 3.0重量部
3−H2BTB−3 3.0重量部
3−H2BTB−4 3.0重量部
3−HB(F)TB−2 4.0重量部
1V2−HBB−2 14.0重量部
化合物No.31 0.8重量部
この物の特性値は
NI=101.5℃
<−30℃
η20=17.9mPa・s
25=12.3μm
であった。この液晶組成物は、STNセル(240゜ツイスト、セルギャップ:6μm)にて良好な表示特性を示した。しきい値電圧(Vth)は2.30Vであった。
【0073】
実施例5(参考例:使用例2)
次の組成からなる液晶組成物を調製し、その特性値を測定した。
3−BEB(F)−C 5.0重量部
V2−HB−C 15.0重量部
1V2−HB−C 8.0重量部
3−HB−C 5.0重量部
5−PyB−F 8.0重量部
3−HH−4 6.0重量部
3−HHB−1 10.0重量部
3−HHB−3 14.0重量部
3−HHB−F 5.0重量部
3−HHB−O1 5.0重量部
2−HHB−1 4.0重量部
3−H2BTB−2 4.0重量部
3−H2BTB−3 4.0重量部
3−H2BTB−4 4.0重量部
2−H2BTB−2 3.0重量部
化合物 31 0.78重量部
この物の特性値は、
NI=101.8℃
<−20℃
η20=17.8mPa・s
25=12.4μm
であっった。この液晶組成物は、STNセル(240゜ツイスト、セルギャップ:6μm)にて良好な表示特性を示した。しきい値電圧Vthは2.34Vであった。
【0074】
実施例6(参考例:使用例3)
次の組成からなる液晶組成物を調製し、その特性値を測定した。
5−H2B(F)−F 9.0重量部
2−HHB(F)−F 17.0重量部
3−HHB(F)−F 17.0重量部
5−HHB(F)−F 16.0重量部
2−H2HB(F)−F 8.0重量部
3−H2HB(F)−F 5.0重量部
5−H2HB(F)−F 8.0重量部
2−HBB(F)−F 5.0重量部
3−HBB(F)−F 5.0重量部
5−HBB(F)−F 10.0重量部
化合物No 33 0.78重量部
この物の特性値は、
NI=86.3℃
<−30℃
η20=25.4mPa・s
25=12.5μm
であった。この液晶組成物は、STNセル(240゜ツイスト、セルギャップ:6μm)にて良好な表示特性が得られ、この液晶組成物のVthは2.34Vであった。
【0075】
実施例7(参考例:使用例4)
次の組成からなる液晶組成物を調製し、その物性値を測定した。
2−HHB(F)−F 11.0重量部
3−HHB(F)−F 11.0重量部
5−HHB(F)−F 11.0重量部
2−HBB(F)−F 8.0重量部
3−HBB(F)−F 8.0重量部
5−HBB(F)−F 16.0重量部
3−HHB(F,F)−F 5.0重量部
5−HHB(F,F)−F 5.0重量部
3−H2HB(F,F)−F 5.0重量部
3−HH2B(F,F)−F 10.0重量部
3−HBB(F,F)−F 10.0重量部
化合物No.31 1.0重量部
この組成物の特性値は、
NI=90.3℃
<−20℃
η20=25.4mPa・s
25=9.3μm
であった。この液晶組成物は、STNセル(240゜ツイスト、セルギャップ:6μm)にて良好な表示特性が得られ、この液晶組成物のVthは2.34Vであった。
【0076】
比較例1
次の組成からなる液晶組成物を調製した。
2−HHB(F)−F 11.0重量部
3−HHB(F)−F 11.0重量部
5−HHB(F)−F 11.0重量部
2−HBB(F)−F 8.0重量部
3−HBB(F)−F 8.0重量部
5−HBB(F)−F 16.0重量部
3−HHB(F,F)−F 5.0重量部
5−HHB(F,F)−F 5.0重量部
3−H2HB(F,F)−F 5.0重量部
3−HH2B(F,F)−F 10.0重量部
3−HBB(F,F)−F 10.0重量部
この組成物100重量部に、従来よりカイラル剤として用いられてきたコレステリルノナノア−ト1.0重量部を混合して調製した液晶組成物の物性値を測定した結果は以下の通りである。
NI=90.3℃
C<−20℃
η20=26.8mPa・s
25=20.8μm
【0077】
比較例2
次の組成からなる液晶組成物を調製した。
2−HHB(F)−F 11.0重量部
3−HHB(F)−F 11.0重量部
5−HHB(F)−F 11.0重量部
2−HBB(F)−F 8.0重量部
3−HBB(F)−F 8.0重量部
5−HBB(F)−F 16.0重量部
3−HHB(F,F)−F 5.0重量部
5−HHB(F,F)−F 5.0重量部
3−H2HB(F,F)−F 5.0重量部
3−HH2B(F,F)−F 10.0重量部
3−HBB(F,F)−F 10.0重量部
この組成物100重量部に、従来よりカイラル剤として用いられてきた、光学活性1−メチルヘプチル 4−(4−ヘキシルオキシフェニルカルボニルオキシ)ベンゾエート1.0重量部を混合して調製した液晶組成物の物性値を測定した結果は以下の通りである。
NI=89.9℃
C<−20℃
η20=26.0mPa・s
25=8.8μm
【0078】
参考例1
実施例7で調製した、カイラル剤を添加された液晶組成物100重量部に、シリカゲルを50重量%以上含有する吸着剤をそれぞれ1.0重量部、3.0重量部および10.0重量部添加し、室温下に2時間振盪した後吸着剤を濾別する精製処理を行った。処理後のそれぞれの液晶組成物のらせんピッチを測定した結果を表2に処理前の組成物のらせんピッチとともに示す。
比較例1および比較例2にて調製した、カイラル剤を添加された液晶組成物それぞれに同様の条件で精製処理を行い、処理前後の各組成物のらせんピッチを同様に測定した。その結果を前記の結果と共に表2に示す。
【0079】
【表2】
Figure 0003941142
【0080】
参考例2
実施例7、比較例1および比較例2でカイラル剤を添加して調製された液晶組成物をセル厚6μmのTNセルに封入して作成した液晶素子の電圧保持率を、それぞれ25℃および100℃で測定した結果を表3に示す。
【0081】
【表3】
Figure 0003941142
【0082】
電圧保持率の測定は日本電子機械工業会規格EIAJ ED−2521Aに準じて面積法で行った。すなわち、液晶素子に、波高値±5V、パルス幅60μs、周期30Hz.の交番パルスを印加し、素子の電極間電圧波形を陰極線オシロスコープにて観測し、単位周期における観測電圧の絶対値の積算値(面積)の印加電圧と周期との積(面積)に対する割合を百分率で表し、電圧保持率とする。
【0083】
【発明の効果】
本発明により、大きならせんねじり力を有する光学活性液晶性化合物が提供される。該化合物をカイラル剤として使用した液晶組成物は、しばしば適用される吸着処理またはカラムクロマトグラフィーによる精製処理においても、カイラル剤の選択的吸着によるらせんピッチの増加といった不利益を生じない。

Claims (5)

  1. 一般式I
    Figure 0003941142
    (式中、Rは水素原子または炭素数1〜のアルキル基を示し、 は水素原子またはメチル基を示し、メチル基を示し、P、SおよびTは0であってQは1であり、A 、A およびA は互いに独立に1,4−フェニレンまたは1,4−シクロヘキシレンを示し、Xは共有結合を示し、X−CH(CH )−または−O−を示すが、R およびR の少なくとも1つが水素原子であるとき−CH −であってもよく、X は共有結合を示し、*はカイラル炭素原子を指示する。)で表される光学活性液晶性化合物。
  2. 請求項1に記載の光学活性液晶性化合物を少なくとも一つ含むことを特徴とする液晶組成物。
  3. 請求項1に記載の光学活性液晶性化合物の少なくとも一つと一般式
    Figure 0003941142
    (式中、Rは炭素数1〜18のアルキル基を示し、A〜Aは互いに独立に1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルを示し、X〜Xは共有結合、−C−、−C−、−COO−または−OCO−を示し、Bは水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、CN基、フッ素原子、塩素原子、CF、OCFまたはOCHFを示し、BおよびBは互いに独立に水素原子、フッ素原子、塩素原子を示し、E、GおよびJは互いに独立に0または1を示し、R、X〜XおよびBの中の−CHCH−基は−CH=CH−または−C≡C−で置換されていてもよく、相隣接しない−CH−基は−O−で置換されていてもよく、式中の水素原子は重水素原子、フッ素原子または塩素原子で置換されてもよい。)で示される化合物とを含有する液晶組成物。
  4. 光学活性液晶性化合物の混合割合が20重量%以下であることを特徴とする請求項に記載の液晶組成物。
  5. 請求項に記載の液晶組成物からなる液晶表示素子。
JP32620196A 1996-04-25 1996-11-21 光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 Expired - Fee Related JP3941142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32620196A JP3941142B2 (ja) 1996-04-25 1996-11-21 光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13085096 1996-04-25
JP8-130850 1996-04-25
JP32620196A JP3941142B2 (ja) 1996-04-25 1996-11-21 光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH107596A JPH107596A (ja) 1998-01-13
JP3941142B2 true JP3941142B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=26465871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32620196A Expired - Fee Related JP3941142B2 (ja) 1996-04-25 1996-11-21 光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3941142B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62265796A (ja) * 1986-05-14 1987-11-18 株式会社住友金属セラミックス セラミツク多層配線基板およびその製造法
JP4780823B2 (ja) * 2000-09-01 2011-09-28 Agcセイミケミカル株式会社 光学活性アセチレン誘導体化合物、液晶組成物および液晶電気光学素子
US7701628B2 (en) * 2001-05-16 2010-04-20 Merck Patent Gmbh Electro-optic light control element, display and medium
JP5011614B2 (ja) * 2001-07-18 2012-08-29 Dic株式会社 1,2−プロパンジイル基を有する新規液晶性化合物とそれを含有する液晶組成物
JP5007289B2 (ja) * 2008-09-12 2012-08-22 Agcセイミケミカル株式会社 光学活性化合物、液晶組成物および液晶電気光学素子
CN102851035B (zh) * 2012-09-05 2014-03-26 北京八亿时空液晶科技股份有限公司 一种向列型液晶化合物及其应用
JP7234728B2 (ja) * 2019-03-25 2023-03-08 Jnc株式会社 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH107596A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6861107B2 (en) Liquid-crystalline medium
EP0969071B1 (en) Alkenyl compound having a negative delta epsilon value, liquid crystal composition and liquid crystal display device
TWI460169B (zh) 具有四氫吡喃及2,2’,3,3’-四氟聯苯基的四環液晶性化合物、液晶組成物及液晶顯示元件
EP2206695B1 (en) Tetra- or penta-cyclic liquid crystalline compound having lateral fluorine, liquid crystal composition, and liquid crystal display element
JP4576659B2 (ja) 液晶組成物及び液晶表示素子
EP1876214B1 (de) Flüssigkristallines Medium
KR20010098564A (ko) 액정 매질
EP1752510A1 (de) Flüssigkristallines Medium
EP1935963B1 (en) Liquid-crystalline medium
EP1762605B1 (en) Naphthalene compound with terminal hydrogen, liquid crystal composition including the compound, and LCD device including the liquid crystal composition
EP2631225A1 (en) Cyclohexene-3,6-diyl compound, liquid crystal composition, and liquid crystal display element
JP3941142B2 (ja) 光学活性液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP2007308483A (ja) フルオロイソプロピル基を側鎖として有する化合物およびこれを用いた液晶組成物
TW201004905A (en) Liquid crystal tetracyclic ring compound having fluorine atom, liquid crystal composition, and liquid crystal display device
TW202328406A (zh) 聚合性化合物、組合物、液晶顯示器件
JP5699934B2 (ja) テトラヒドロピラン化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5488514B2 (ja) ベンゼン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP4465879B2 (ja) ピペリジン環を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4214604B2 (ja) 誘電率異方性が負の値を有するチオエーテル化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5736670B2 (ja) 二つの酸素を有する縮合環からなる液晶化合物およびこれを用いた液晶組成物
JP5887713B2 (ja) フルオロビニル誘導体、液晶組成物及び液晶表示素子
JP5044919B2 (ja) ベンゼン環にアルキル基を有する化合物、この化合物を含有する液晶組成物およびこの液晶組成物を含有する液晶表示素子
JP4168455B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP3243277B2 (ja) 液晶ディスプレー
DE10340535B4 (de) Flüssigkristallines Medium und seine Verwendung

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061124

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees