【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、穴開きカテーテルの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カテーテルは、胸部、腹部等の体腔内から血液、リンパ液、胆汁等の体液を排出するために使用されるものであるが、図3に示すように、このようなカテーテル1は一般に熱可塑性樹脂製のチューブからなり、その側壁11に体液を吸入するための穴12が設けられたものである。上記カテーテルは体腔内への挿入、留置、抜去時に穴12の縁により体内組織を傷つけたり、体液の円滑な吸入を妨げたりしないように、穴の外面側周縁部13に丸みが設けられている。
【0003】
本発明者等は、このような穴開きカテーテルの製造方法を提案しているが、そこで使用された製造装置は、図4に示すように、受け治具4の一端部に立設された支持棒41に横設され、カテーテル1の内面に当接して該カテーテルを保持するための、一部が平坦部31となされた断面円形の芯金3と、穴を開けようとするカテーテル1の側壁11外面に配置され、超音波発振機(図示せず)に接続され断面筒状で先端に刃21が形成されたホーン(超音波発生治具)2と、穴を開けようとするカテーテル1が保持された芯金3に対して上記ホーン2を進退させるホーン移動手段(図示せず)とを具備したものであった。
【0004】
上記製造装置を使用してカテーテル1に穴を開けるには、穴を開けようとするカテーテル1を芯金3に保持させ、芯金3の上側の平坦部31の上方にホーン2を配置する。超音波発振機で発生した超音波をホーン2に送り、ホーン移動手段によりホーン2を下降させ、カテーテル側壁11外面に押しつけ、カテーテル側壁内部を超音波により加熱溶融すると共に、ホーン2の刃21でカテーテル側壁11を貫通せしめて、穴を開ける。次に、ホーン移動手段によりホーン2を上昇させた後、穴の開いたカテーテルを芯金3から取り外す。次に新たなカテーテルに穴を開けるには、穴を開けようとするカテーテル1を芯金3に保持させ上記の工程を繰り返す(特願平4−259727号)。
【0005】
また、高周波を利用してカテーテルに穴をあける装置も提案されているが、この場合も、芯金を1本だけ使用するものであり、穴開けの操作は、カテーテルの芯金への保持、穴開け、穴開きカテーテルの芯金からの取り外しの操作を順次繰り返すものであった(特公平2−21380号公報)。
【0006】
従って、これらの装置では、カテーテルに穴開け加工している間、作業者は加工終了を待たねばならず、また、作業者が穴開け加工終了後のカテーテルを芯金から取り外し、次の未加工のカテーテルを芯金に保持させる間、装置は休止状態となっていた。また、一本のカテーテルに対して芯金の中心軸の周方向に複数の穴を開ける場合、一つの穴を開けた後、作業者が手でカテーテルを回転させて別の穴を開けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、カテーテルの芯金への保持、穴開け、穴開きカテーテルの芯金からの取り外しの操作が順次行われるため、作業時間を短縮出来ないという問題点があった。また、一本のカテーテルに対して芯金の中心軸の周方向に複数の穴を開ける場合、一つの穴を開けた後、作業者が手でカテーテルを回転させて別の穴を開けるので、所定の回転角度に保つのが難かく、さらに回転に時間が掛かるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するものであり、その目的は、作業時間を短縮可能であり、且つ一本のカテーテルに対して芯金の中心軸の周方向に複数の穴を開ける場合、所望の位置に正確に穴開け可能な穴開きカテーテルの製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の穴開きカテーテルの製造装置は、カテーテルの内面に当接して該カテーテルを保持するための芯金を少なくとも2ケ有するターンテーブル、該芯金をその中心軸の周りに所定の角度だけ回転させる回転手段、穴を開けようとするカテーテルの側壁外面に配置され、超音波発振機に接続され断面筒状で先端に刃が形成されたホーン、及び穴を開けようとするカテーテルが保持された芯金に対して上記ホーンを進退させるホーン移動手段を具備したことを特徴とする。
【0009】
本発明の装置を構成するターンテーブルは、カテーテルの内面に当接して該カテーテルを保持するための芯金を少なくとも2ケ有する。上記のターンテーブルは、所定の角度ずつ水平面上に回転可能とされており、各芯金はターンテーブルの所定の角度ずつの回転に伴い水平面上の所定の位置に停止し、その位置で穴開きカテーテルの芯金からの取り外し、未加工カテーテルの芯金への保持、穴開け等の操作が行われる。ターンテーブルに設置される芯金の数が2ケの場合は、一方の芯金の側で穴開けが行われ、同時に他方の芯金の側で穴開きカテーテルの芯金からの取り外しと未加工カテーテルの芯金への保持の操作が行われる。芯金の数を3ケ以上にすると、それぞれの芯金の位置で、穴開け、穴開きカテーテルの芯金からの取り外し、未加工カテーテルの芯金への保持の操作を同時に行うことができる。
【0010】
本発明の装置を構成する回転手段は、芯金をその中心軸の周りに所定の角度だけ回転させるものである。回転手段としては、所望の回転角度を有するインデクシングマシンが挙げられる。本発明の装置では、まず、第1の穴を開けた後、上記回転手段により、芯金をその中心軸の周りに所定の角度だけ回転させて停めた後、再び穴開けを行うことにより、カテーテルの周方向に複数の穴を開けることが可能である。この場合芯金とカテーテルとは一緒に回転する必要があるが、カテーテルが充分長いので、芯金の直径をカテーテルの内径より極端に小さくしない限り、カテーテルは芯金と一緒に回転する。
【0011】
本発明の装置を構成するホーンは、穴を開けようとするカテーテルの側壁外面に配置され、超音波発振機に接続され断面筒状で先端に刃が形成されている。このホーンは超音波を与える機能と共に穿孔機能も併有しており、このホーンをカテーテルの側壁外面に押し付けると、ホーンの刃先から供給される超音波が側壁内部を発熱溶融させ、刃がカテーテル側壁を外面から内側に湾曲した断面形状に打ち抜き、貫通孔を形成する。
【0012】
ホーンとしては、断面が円形乃至楕円形等の鋼性の筒状体で、該筒状体の先端部の周縁に刃が形成されたものが好ましい。尚、筒状体の外側周縁を刃先に向けて先細のテーパー状にすれば、穿孔された貫通孔の外側周縁に、より滑らかな丸みを与えるので好ましい。
【0013】
ホーンには必ずしも側壁を完全に打ち抜いてしまうまで超音波を与え続ける必要はなく、打ち抜き完了直前に超音波の発振を止め、その後は単に機械的な作用で打ち抜きを完了してもよい。このようにすればカテーテルの側壁内部は発熱により溶融され、外面側の周縁が滑らかな曲面の貫通孔を形成することができるとともに、ホーンの刃と芯金とが擦れ合うことがなく、刃と芯金との摩耗を防ぐことができる。
【0014】
ホーンに与える超音波の出力は、カテーテルの材料となる熱可塑性樹脂の種類、厚み等により適宜調整すればよい。
【0015】
本発明装置を適用できるカテーテルの材料としては、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0016】
本発明の装置を構成する芯金はカテーテルを保持し、ホーンに押されたカテーテルの側壁内面に当接し、側壁を貫通するホーンの動きを規制するものであり、その材質は十分な硬度を有するものであれば特に限定されない。芯金の形状は特に限定されないが、例えば、カテーテルの内径よりも僅かに小さい直径を有する細長い円柱状とし、ホーンに当接する部分のみ平坦にした形状のものが挙げられる。また、芯金を回転させてカテーテルの周方向に複数の穴を開ける場合には、ホーンに当接するそれぞれの部分を平坦にした形状とするのが好ましい。
【0017】
本発明の装置を構成するホーン移動手段は、穴を開けようとするカテーテルが保持された芯金に対して前記ホーンを進退させるものであり、移動手段としては、例えば、ホーンを超音波発振機と共に、ピストンを介してエアシリンダーに連結させる方法が挙げられる。
【0018】
【作用】
本発明の穴開きカテーテルの製造装置は、芯金を少なくとも2ケ有するターンテーブルを備え、各芯金はターンテーブルの所定の角度ずつの回転に伴い水平面上の所定の位置に停止するので、芯金の数が2ケの場合は、一方の芯金の側で穴開けを行い、同時に他方の芯金の側で穴開きカテーテルの芯金からの取り外しと芯金への未加工カテーテルの保持の操作を行うことができる。従って、従来のような操作の待ち時間が無くなるので作業時間が短縮される。
また、芯金をその中心軸の周りに所定の角度だけ回転させる回転手段を備えているので、一本のカテーテルに対して芯金の中心軸の周方向に複数の穴を開ける場合、一つの穴を開けた後、作業者が手でカテーテルを回転させる必要がなくなるので、所定の位置に正確に複数の穴を開けることが可能となると共に、回転に要する時間も短縮される。
【0019】
【実施例】
次に、本発明の穴開け装置の実施例を図面を参照しながら説明する。
なお、説明の便宜上、図4に示した従来例と同一の装置等には同一の符号を使用した。
【0020】
図1は、本発明の製造装置の一実施例の、要部を拡大し一部を断面で示した説明図である。
図1において台座5の上にターンテーブル6が設けられ、ターンテーブル6は180度回転して停まるようにされている。ターンテーブル6の外周に芯金3a、3bが180度間隔で設けられている。芯金3a、3bは、細長い円柱状であり後述のホーンと当接する部分は平坦部31、31とされている。芯金3a、3bは、2分割インデクシングマシン7により、180度回転可能とされている。
【0021】
また、台座5の一端部に設けられた支柱51の端部にエアシリンダー8が取付けられており、ホーン2は接続する超音波発振機9とともにピストン81を介して上記エアシリンダー8に連結されて上下動可能となされている。
【0022】
ホーン2は下半部が断面円形の鋼製の超音波発生治具で、その下端部は外面がテーパー状に削られて刃21が形成され、カテーテル1の側壁11外面に配置されている。
【0023】
また、芯金3aの下側には、受け治具4が設けられている。
【0024】
また、穴開け加工機構とターンテーブル回転機構は同期されており、所定位置でターンテーブル6が停止すると自動的にエアシリンダー8が作動しホーン2がカテーテル1と接触し、超音波発振機9が超音波を発振するように制御器(図示せず)によって制御されている。
【0025】
また、穴開け加工機構と芯金の回転機構も同期されており、第1の穴を開けホーン2がカテーテル1より離れると、直ちに自動的に芯金がその場で180度回転するように制御器(図示せず)によって制御されている。
【0026】
上記の装置を使用して穴開けを次の手順によって行った。
芯金3a側において、
▲1▼ターンテーブル6が回転し、未加工カテーテル1が保持された芯金3aがホーン2の下で停止する。
▲2▼エアーシリンダー8が作動しホーン2が下降し、超音波によりカテーテル1に穴を開ける。
▲3▼ホーン2を上昇させる。
▲4▼芯金3aを180度回転させる。
▲5▼ホーン2が下降し、超音波によりカテーテル1に穴を開ける。
▲6▼ホーン2を上昇させる。
▲7▼ターンテーブル6を回転させ、未加工カテーテルが保持された芯金3bがホーン2の下で停止する。
【0027】
上記の▲1▼〜▲7▼の操作の間に、芯金3b側において、下記の▲1▼〜▲4▼の操作を行なうことができた。
▲1▼ターンテーブル6が回転し、穴開け加工されたカテーテル1が保持された芯金3bが所定位置に停止する。
▲2▼穴開け加工されたカテーテル1を芯金3bから取り外す。
▲3▼新たな未加工カテーテルを芯金3bに保持させる。
▲4▼ターンテーブル6を回転させ、穴開け加工されたカテーテル1が保持された芯金3aが所定位置に停止する。
【0028】
上記の芯金3a側の▲1▼〜▲7▼の操作及び芯金3b側の▲1▼〜▲4▼の操作を同時に行ったので、1本のカテーテルに対して芯金の中心軸の周方向に180度離れた位置に2ケの穴を開けるのに要する1サイクルあたりの時間は、6.5秒であった。
これに対して、従来技術のようにして、カテーテルの芯金への保持、第1の穴開け、カテーテルの180度の回転、第2の穴開け、穴開きカテーテルの芯金からの取り外しの操作を順次行なった場合は、1サイクルあたりの時間は、40秒であった。
【0029】
更に、本発明の製造装置において、穴開けに際して、ホーンの刃先がカテーテルの側壁外面のほぼ中央部に正確に当たる必要がある。芯金の歪みやターンテーブルの停止位置の誤差などにより、ホーンの刃先とカテーテルの位置の関係が所定の位置からズレるのを防ぐために、図2に示すようなホーンの位置決め治具10を使用することが好ましい。図2(a)は、超音波発振機のカバー91に取り付けられたホーンの位置決め治具10を示す正面図、図2(b)は、その右側面図を示す。
【0030】
ホーンの位置決め治具10は、図2(b)に見られるようにカテーテル1の側壁外面の形状に沿った凹み101を有する板状体である。ホーンの位置決め治具10は超音波発振機のカバー91に取り付けられ、ホーン2と連動し、ホーンの位置決め治具10とホーン2の位置の関係は常に一定にされている。そして、図2(b)に見られるように、上記の凹み101の中心102とホーンの先端部の刃21の中心211が、一致するようにされている。また、超音波発振機のカバー91の下端部から位置決め治具10の下端部までの距離は、超音波発振機のカバー91の下端部からホーン2の下端部までの距離よりも、5〜10mm程度長くされている。
【0031】
上記の位置決め治具10は、ホーン2が下降してカテーテル1に接触する直前にカテーテル1に接触し、位置決め治具10の凹み101の中心102がカテーテル1の中心軸に合うようにされる。この状態でホーン2の刃21がカテーテル1に接触すると、ホーン2の刃21の中心211がカテーテル1の中心軸と一致するので、カテーテル1の中央部に穴を開けることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の穴開きカテーテルの製造装置は、上記の構成となされているので、一方の芯金の側で穴開けを行い、同時に他方の芯金の側で穴開きカテーテルの芯金からの取り外しと芯金への未加工カテーテルの保持の操作を行うことができるので、作業時間が短縮される。
また、芯金をその中心軸の周りに所定の角度だけ回転させる回転手段を備えているので、所定の位置に正確に複数の穴を開けることが可能となると共に、回転に要する時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置の一実施例の、要部を拡大し一部を断面で示した説明図である。
【図2】ホーンの位置決め治具の説明図である。
【図3】カテーテルの形状を示す断面図である。
【図4】従来の製造装置を示す一部を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1 カテーテル
2 ホーン
3、3a、3b 芯金
4 受け治具
5 台座
6 ターンテーブル
7 2分割インデクシングマシン
8 エアシリンダー
9 超音波発振機
10 ホーンの位置決め治具
11 側壁
12 穴
13 外面側周縁部
21 刃
31 平坦部
41 支持棒
51 支柱
81 ピストン
91 超音波発振機のカバー
101 凹み
102 凹みの中心
211 刃の中心[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an apparatus for manufacturing a perforated catheter.
[0002]
[Prior art]
The catheter is used for draining body fluids such as blood, lymph and bile from the body cavity such as the chest and abdomen. As shown in FIG. 3, such a catheter 1 is generally made of a thermoplastic resin. The side wall 11 is provided with a hole 12 for inhaling body fluid. The catheter is provided with a rounded outer peripheral edge 13 so as not to damage the body tissue by the edge of the hole 12 during insertion, indwelling, or removal from the body cavity, or to prevent smooth inhalation of bodily fluids. .
[0003]
The present inventors have proposed a method for manufacturing such a perforated catheter, and the manufacturing apparatus used there is a support erected at one end of the receiving jig 4 as shown in FIG. A cored bar 3 having a circular cross-section partially formed as a flat portion 31 for holding the catheter in contact with the inner surface of the catheter 1 and a side wall of the catheter 1 to be pierced. 11, a horn (ultrasonic wave generation jig) 2 which is disposed on the outer surface, is connected to an ultrasonic oscillator (not shown), has a cylindrical cross section, and has a blade 21 formed at the tip, and a catheter 1 which is to open a hole. A horn moving means (not shown) for advancing and retracting the horn 2 with respect to the held core 3 was provided.
[0004]
In order to make a hole in the catheter 1 using the manufacturing apparatus, the catheter 1 to be opened is held by the cored bar 3 and the horn 2 is disposed above the flat part 31 on the upper side of the cored bar 3. The ultrasonic wave generated by the ultrasonic oscillator is sent to the horn 2, the horn 2 is lowered by the horn moving means, pressed against the outer surface of the catheter side wall 11, the inside of the catheter side wall is heated and melted by ultrasonic waves, and the blade 21 of the horn 2 is used. A hole is made by penetrating the catheter side wall 11. Next, after raising the horn 2 by the horn moving means, the catheter with the hole is removed from the cored bar 3. Next, in order to make a hole in a new catheter, the above-described process is repeated by holding the catheter 1 to be opened in the cored bar 3 (Japanese Patent Application No. 4-259727).
[0005]
In addition, although a device for making a hole in a catheter using high frequency has been proposed, in this case as well, only one mandrel is used. The operation of drilling and removing the perforated catheter from the core was sequentially repeated (Japanese Patent Publication No. 21-21380).
[0006]
Therefore, in these devices, the operator must wait for the end of processing while drilling the catheter, and the operator removes the catheter after the end of drilling from the mandrel, and the next unprocessed While the catheter was held on the mandrel, the device was at rest. In addition, when making a plurality of holes in the circumferential direction of the central axis of the cored bar for one catheter, after making one hole, the operator manually rotated the catheter to make another hole. .
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The prior art has a problem that the operation time cannot be shortened because the operation of holding the catheter to the metal core, drilling, and removing the punched catheter from the metal core are sequentially performed. Also, when opening a plurality of holes in the circumferential direction of the central axis of the cored bar for one catheter, after opening one hole, the operator manually opens the other hole by rotating the catheter, There is a problem that it is difficult to maintain a predetermined rotation angle and that it takes time to rotate.
The present invention solves the above-mentioned problems, and its purpose is to reduce the working time and to make a plurality of holes in the circumferential direction of the central axis of the cored bar for one catheter. Another object of the present invention is to provide an apparatus for manufacturing a perforated catheter capable of precisely perforating at a desired position.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
An apparatus for manufacturing a perforated catheter according to the present invention has a turntable having at least two cores for holding the catheter in contact with the inner surface of the catheter, and rotates the cored bar by a predetermined angle around its central axis. Rotating means, a horn arranged on the outer wall of the side wall of the catheter to be pierced, connected to an ultrasonic oscillator and having a cross-sectional cylindrical shape with a blade at the tip, and a catheter to be pierced were held A horn moving means for moving the horn forward and backward with respect to the core metal is provided.
[0009]
The turntable constituting the apparatus of the present invention has at least two core bars for holding the catheter in contact with the inner surface of the catheter. The turntable is rotatable on a horizontal plane by a predetermined angle, and each core bar stops at a predetermined position on the horizontal plane as the turntable rotates by a predetermined angle, and a hole is opened at that position. Operations such as removal of the catheter from the metal core, holding of the unprocessed catheter on the metal core, and drilling are performed. When the number of cores installed on the turntable is two, drilling is performed on the side of one core, and at the same time, the puncture catheter is removed from the core and unprocessed on the side of the other core The operation of holding the catheter to the core is performed. When the number of cores is three or more, the operations of drilling, removing the perforated catheter from the core, and holding the unprocessed catheter on the core can be performed simultaneously at the positions of the cores.
[0010]
The rotating means constituting the apparatus of the present invention rotates the cored bar by a predetermined angle around its central axis. An example of the rotation means is an indexing machine having a desired rotation angle. In the apparatus of the present invention, firstly, after making the first hole, by rotating the cored bar around the central axis by a predetermined angle by the rotating means, and then stopping it, It is possible to make a plurality of holes in the circumferential direction of the catheter. In this case, the cored bar and the catheter need to rotate together, but the catheter is sufficiently long so that the catheter rotates with the cored bar unless the cored bar diameter is made extremely smaller than the inner diameter of the catheter.
[0011]
The horn constituting the device of the present invention is disposed on the outer surface of the side wall of the catheter to be pierced, connected to an ultrasonic oscillator, and has a cylindrical cross section and a blade formed at the tip. This horn has a function of giving ultrasonic waves as well as a perforation function. When this horn is pressed against the outer surface of the side wall of the catheter, the ultrasonic wave supplied from the blade edge of the horn heats and melts the inside of the side wall, and the blade becomes the side wall of the catheter. Is punched into a cross-sectional shape curved inward from the outer surface to form a through hole.
[0012]
The horn is preferably a steel tubular body having a circular or elliptical cross section, and a blade is formed on the periphery of the tip of the tubular body. Note that it is preferable to taper the outer peripheral edge of the cylindrical body toward the cutting edge, because the outer peripheral edge of the perforated through hole is more smoothly rounded.
[0013]
It is not always necessary to continuously apply ultrasonic waves to the horn until the side wall is completely punched out. The ultrasonic wave oscillation may be stopped immediately before the punching is completed, and thereafter the punching may be completed simply by mechanical action. In this manner, the inside of the side wall of the catheter is melted by heat generation, and a curved through hole having a smooth outer peripheral edge can be formed, and the blade and the core metal are not rubbed together. Abrasion with gold can be prevented.
[0014]
What is necessary is just to adjust suitably the output of the ultrasonic wave given to a horn with the kind, thickness, etc. of the thermoplastic resin used as the material of a catheter.
[0015]
Examples of the material of the catheter to which the device of the present invention can be applied include thermoplastic resins such as vinyl chloride resin, polyethylene, polypropylene, polyurethane elastomer, and polyamide elastomer.
[0016]
The cored bar constituting the device of the present invention holds the catheter, abuts against the inner surface of the side wall of the catheter pushed by the horn, and regulates the movement of the horn penetrating the side wall, and the material has sufficient hardness. If it is a thing, it will not specifically limit. The shape of the cored bar is not particularly limited, and examples thereof include a shape having an elongated cylindrical shape having a diameter slightly smaller than the inner diameter of the catheter, and a flat shape only in a portion in contact with the horn. In addition, when a plurality of holes are formed in the circumferential direction of the catheter by rotating the cored bar, it is preferable that the respective parts that come into contact with the horn have a flat shape.
[0017]
The horn moving means constituting the apparatus of the present invention moves the horn forward and backward with respect to the core metal holding the catheter to be punctured. As the moving means, for example, the horn is an ultrasonic oscillator. In addition, there is a method of connecting to an air cylinder via a piston.
[0018]
[Action]
An apparatus for manufacturing a perforated catheter according to the present invention includes a turntable having at least two cores, and each core stops at a predetermined position on a horizontal plane as the turntable rotates by a predetermined angle. When the number of gold is two, the hole is made on the side of one core, and at the same time, the pierced catheter is removed from the core and the raw catheter is held on the core. The operation can be performed. Accordingly, the waiting time for the operation as in the prior art is eliminated, so that the work time is shortened.
In addition, since a rotation means for rotating the cored bar around its central axis by a predetermined angle is provided, when a plurality of holes are made in the circumferential direction of the central axis of the cored bar for one catheter, Since it is not necessary for the operator to manually rotate the catheter after opening the hole, it is possible to make a plurality of holes accurately at a predetermined position, and the time required for the rotation is shortened.
[0019]
【Example】
Next, an embodiment of the drilling device of the present invention will be described with reference to the drawings.
For convenience of explanation, the same reference numerals are used for the same devices and the like as in the conventional example shown in FIG.
[0020]
FIG. 1 is an explanatory view showing an enlarged main part and a part of a sectional view of an embodiment of the manufacturing apparatus of the present invention.
In FIG. 1, a turntable 6 is provided on a pedestal 5, and the turntable 6 is rotated 180 degrees and stopped. Core bars 3a and 3b are provided on the outer periphery of the turntable 6 at intervals of 180 degrees. The core bars 3a and 3b are elongated cylindrical shapes, and the portions that come into contact with a horn described later are flat portions 31 and 31, respectively. The core bars 3a and 3b can be rotated 180 degrees by the two-part indexing machine 7.
[0021]
An air cylinder 8 is attached to the end of a column 51 provided at one end of the pedestal 5, and the horn 2 is coupled to the air cylinder 8 via a piston 81 together with an ultrasonic oscillator 9 to be connected. It can be moved up and down.
[0022]
The horn 2 is a steel ultrasonic generation jig whose lower half is circular in cross section. The lower end of the horn 2 is tapered on the outer surface to form a blade 21 and is disposed on the outer surface of the side wall 11 of the catheter 1.
[0023]
A receiving jig 4 is provided below the cored bar 3a.
[0024]
Further, the drilling mechanism and the turntable rotating mechanism are synchronized, and when the turntable 6 stops at a predetermined position, the air cylinder 8 automatically operates, the horn 2 comes into contact with the catheter 1, and the ultrasonic oscillator 9 It is controlled by a controller (not shown) to oscillate ultrasonic waves.
[0025]
In addition, the drilling mechanism and the core bar rotation mechanism are also synchronized. When the first hole is opened and the horn 2 is separated from the catheter 1, the core bar is automatically rotated 180 degrees on the spot. It is controlled by a device (not shown).
[0026]
Drilling was performed using the above apparatus by the following procedure.
On the core 3a side,
{Circle around (1)} The turntable 6 rotates and the cored bar 3a holding the unprocessed catheter 1 stops under the horn 2.
(2) The air cylinder 8 is actuated to lower the horn 2, and a hole is made in the catheter 1 by ultrasonic waves.
(3) Raise the horn 2.
(4) The cored bar 3a is rotated 180 degrees.
(5) The horn 2 is lowered and a hole is made in the catheter 1 by ultrasonic waves.
(6) Raise the horn 2.
(7) The turntable 6 is rotated, and the metal core 3b holding the unprocessed catheter stops under the horn 2.
[0027]
During the operations (1) to (7), the following operations (1) to (4) could be performed on the core 3b side.
{Circle around (1)} The turntable 6 rotates, and the cored bar 3b holding the perforated catheter 1 stops at a predetermined position.
(2) Remove the punched catheter 1 from the metal core 3b.
(3) A new raw catheter is held on the metal core 3b.
{Circle around (4)} The turntable 6 is rotated, and the cored bar 3a holding the punched catheter 1 stops at a predetermined position.
[0028]
Since the above operations (1) to (7) on the side of the core metal 3a and the operations (1) to (4) on the side of the core metal 3b are performed simultaneously, the central axis of the core metal is moved with respect to one catheter. The time per cycle required to make two holes at a position 180 degrees apart in the circumferential direction was 6.5 seconds.
On the other hand, as in the prior art, the operation of holding the catheter to the metal core, the first hole, rotating the catheter 180 degrees, the second hole, and removing the holed catheter from the metal core. When the steps were sequentially performed, the time per cycle was 40 seconds.
[0029]
Furthermore, in the manufacturing apparatus of the present invention, it is necessary that the blade edge of the horn hits almost the center of the outer surface of the side wall of the catheter accurately when making a hole. In order to prevent the relationship between the blade tip of the horn and the position of the catheter from deviating from a predetermined position due to a distortion of the core metal or an error in the stop position of the turntable, a horn positioning jig 10 as shown in FIG. 2 is used. It is preferable. 2A is a front view showing the positioning jig 10 for the horn attached to the cover 91 of the ultrasonic oscillator, and FIG. 2B is a right side view thereof.
[0030]
The horn positioning jig 10 is a plate-like body having a dent 101 along the shape of the outer surface of the side wall of the catheter 1 as seen in FIG. The horn positioning jig 10 is attached to the cover 91 of the ultrasonic oscillator and interlocked with the horn 2 so that the positional relationship between the horn positioning jig 10 and the horn 2 is always constant. As shown in FIG. 2 (b), the center 102 of the dent 101 and the center 211 of the blade 21 at the tip of the horn are made to coincide with each other. Further, the distance from the lower end portion of the cover 91 of the ultrasonic oscillator to the lower end portion of the positioning jig 10 is 5 to 10 mm than the distance from the lower end portion of the cover 91 of the ultrasonic oscillator to the lower end portion of the horn 2. Has been about long.
[0031]
The positioning jig 10 contacts the catheter 1 immediately before the horn 2 descends and contacts the catheter 1 so that the center 102 of the recess 101 of the positioning jig 10 is aligned with the central axis of the catheter 1. When the blade 21 of the horn 2 contacts the catheter 1 in this state, the center 211 of the blade 21 of the horn 2 coincides with the central axis of the catheter 1, so that a hole can be made in the central portion of the catheter 1.
[0032]
【The invention's effect】
The apparatus for manufacturing a perforated catheter of the present invention has the above-described configuration, so that a hole is made on one cored bar side, and at the same time, a holed catheter is removed from the cored bar side on the other cored bar side. Since the operation of holding the raw catheter on the core metal can be performed, the working time is shortened.
In addition, since a rotation means for rotating the cored bar around its central axis by a predetermined angle is provided, a plurality of holes can be accurately drilled at a predetermined position, and the time required for the rotation is shortened. The
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory view showing an enlarged main part and a part of a sectional view of an embodiment of a manufacturing apparatus of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a horn positioning jig.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the shape of a catheter.
FIG. 4 is an explanatory view showing a part of a conventional manufacturing apparatus in section.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Catheter 2 Horn 3, 3a, 3b Metal core 4 Receiving jig 5 Base 6 Turntable 7 Divided indexing machine 8 Air cylinder 9 Ultrasonic oscillator 10 Horn positioning jig 11 Side wall 12 Hole 13 Outer peripheral edge 21 Blade 31 Flat part 41 Support bar 51 Strut 81 Piston 91 Cover of ultrasonic oscillator 101 Recess 102 Recess center 211 Blade center