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JP3824332B2 - 映像情報供給システム - Google Patents

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JP3824332B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部出力用映像情報を供給するための映像情報供給装置から伝送路を介して前記外部出力用映像情報を端末装置へ供給し、その端末装置にて前記外部出力用情報に基づく所定の外部出力処理をさせるようにした情報供給システムに関し、例えば背景映像と字幕映像というように複数種類の映像情報が対となって構成される外部出力用映像情報を供給する技術に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、例えば利用者が希望するときに希望する映画等を見ることができるようにしたビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスが研究されている。このVODサービスは、例えば情報出力側となるユーザ側に設けられたセットトップボックス(STB)から所望のビデオ放映がリクエストされると、サービス提供者側に用意されたビデオサーバと呼ばれる情報供給装置から、そのリクエストに応じた映像をユーザに送信するのである。
【0003】
ビデオサーバは、ユーザからビデオ放映のリクエストがあると、そのユーザのSTBに向けてリクエストされたビデオ情報を送信する。そのため、ビデオサーバは情報記憶装置を備えており、この情報記憶装置にはビデオ情報が記憶されている。この場合、例えば外国映画のため日本語訳の字幕を合成した映像情報として記憶させる場合がある。この場合には、デジタルデータ化された映画本編の映像信号及びデジタルデータ化された字幕の映像信号を、記憶装置に記録させる以前にパケット化し、さらにマルチプレクサによって1本のデジタルデータ列に変換した後、記憶装置に記録していた。
【0004】
図7を参照して具体的に説明する。映画本編のビデオ信号V11は第1のビデオエンコード装置101に入力されてデジタルデータ列V12に変換された後、第1のビデオパケッタイザ103に入力されてパケット列化(このパケット列をV13と記す。)されてからマルチプレクサ105に入力される。一方、字幕のビデオ信号V21は第2のビデオエンコード装置111に入力されてデジタルデータ列V22に変換された後、第2のビデオパケッタイザ113に入力されてパケット列化(このパケット列をV23と記す。)されてからマルチプレクサ105に入力される。そして、映画本編の映像信号側のパケット列V13と字幕の映像信号側のパケット列V23とがマルチプレクサ105によって1本のパケット列化されて新たなパケットデータ列VAとなる。そして、このパケットデータ列VAは、バス139に接続された入力インタフェース129及び補助記憶装置制御部132を介して、補助記憶装置111に記録される。
【0005】
一方、従来の通信カラオケにおいては、例えば、端末装置側において、音楽情報をMIDIファイル、歌詞テロップ情報をテキストファイルとして記憶しておき、曲を演奏する際にそのリクエスト曲に応じた背景映像をサーバ側から送信してもらい、端末装置側で歌詞テロップと合成して表示するようにしていた。これは、個々の端末装置が背景映像情報までも備えるようにすると、各端末装置において大型の記憶装置が必要となるため、背景映像はサーバ側が持つようにし、端末装置は必要なときにその背景映像情報を送信してもらうことで、個々の端末装置の小型化を実現するものである。
【0006】
ところで、近年のマルチメディア技術の発展に伴い、1台のSTBが多機能を持つことが希望される。上述したビデオサーバが、VODによるビデオ放映だけでなく、ゲーム・ショッピング・教育といった各種サービスも可能なマルチメディア・サーバとなり、ユーザは1台のSTBを持っていれば、映画を見ることも、ゲームをすることも、ショッピングをすることもできるのである。このような方向でインフラが構築されつつある状況において、カラオケも同じSTBを用いて楽しめるようにすることができれば、好ましいことである。
【0007】
しかし、現状の通信カラオケをそのまま適用したのでは、次のような不都合が生じる。すなわち、カラオケの機能を付加するためにSTBに歌詞テロップ情報を記憶するための記憶装置(ハードディスク等)を追加する必要があり、コストアップ及び大型化を招いてしまう。そのため、上述した映画の場合と同じように、サーバ側から歌詞テロップ情報及び背景映像を供給してもらうようにした方が好ましいと言える。
【0008】
但し、上述した映画の場合と同様にすると、例えばサーバ側で10000曲分のデータを記憶する場合に、1曲につき背景映像とカラオケ用の歌詞テロップ情報が対になった情報が必要であり、10000の背景映像が情報記憶装置に記憶されることとなる。ここで、カラオケの特殊性を考えてみる。上述した映画の場合には、映画毎に映像が共通することはないが、カラオケ用の背景映像は共通化することが可能である。つまり、この背景映像はカラオケを楽しむ際の雰囲気を盛り上げる等の理由で使用されるものであり、必ずしも固有の背景映像を準備しなくてもよい。
【0009】
そのため、本願出願人が過去に多数出願して提案しているように、例えば曲のジャンル等に基づいて背景映像を設定しておき、リクエストされた曲のジャンル等に応じた背景映像を使用することで、複数の曲に対して同じ背景映像を用いることができる。これにより曲と十分マッチした背景映像としながらも、曲毎に背景映像を設定しておく場合に比べて、準備する映像情報の総量を飛躍的に少なくすることができるのである。
【0010】
したがって、上述したサーバを構成する場合にも、このようなカラオケの分野で培ってきた利点が生かされることが望まれる。本発明は上述の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、例えばカラオケのように背景映像と字幕映像が合成されて1つのサービス用映像情報が構成され、その1つ(この場合は背景映像)が他のサービス(この場合は曲毎の字幕映像)においても用いられるような場合に、映像情報供給装置側の記憶総量を少なくすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、部出力用映像情報を供給するための映像情報供給装置から伝送路を介して前記外部出力用映像情報を端末装置へ供給し、その端末装置にて前記外部出力用情報に基づく所定の外部出力処理をさせるようにした情報供給システムであって、前記端末装置は、リクエストを受け付ける受付手段と、その受付手段を介して受け付けたリクエストに応じた情報の供給を前記映像情報供給装置へ要求する要求手段と、前記映像情報供給装置から供給された前記外部出力用映像情報を表示手段に表示させる表示制御手段とを備え、前記映像情報供給装置は、前記外部出力用映像情報が複数種類の映像情報の組合せで構成され、その構成要素となる映像情報の内の少なくとも一種類が一つ又は複数の外部出力用情報に重複して使用可能である場合の、その重複使用可能な第1の映像情報を記憶しておく第1の映像情報記憶手段と、その第1の映像情報以外の構成要素となる第2の映像情報を記憶しておく第2の映像情報記憶手段と、前記端末装置へ情報を供給する際に、前記端末装置からの要求に応じて前記第1の映像情報記憶手段から読み出した第1の映像情報と、前記端末装置からの要求に応じて前記第2の映像情報記憶手段から読み出した第2の映像情報とを合成して前記外部出力用映像情報を完成させるのであるが、前記第1の映像情報及び第2の映像情報の表示画面上でのそれぞれの表示領域が重なる場合には、前記第2の映像情報が優先して表示されるよう前記外部出力用映像情報を完成させる映像情報合成手段とを備え、該映像情報合成手段によって合成して完成させた状態で前記外部出力用映像情報を端末装置へ供給することを特徴とする映像情報供給システムである。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の映像情報供給システムにおいて、前記第1及び第2の映像情報記憶手段は、前記第1及び第2の映像情報をそれぞれデジタルデータ列化した状態で記憶しており、前記映像情報合成手段は、前記第1及び第2の映像情報記憶手段から読み出した第1及び第2の映像情報をそれぞれパケット化するパケット化手段を備え、該パケット化手段によってそれぞれパケット化した後で合成し、1本のデジタルデータ列化した外部出力用映像情報として完成させるよう構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の映像情報供給システムにおいて、前記第1及び第2の映像情報記憶手段は、前記第1及び第2の映像情報をそれぞれパケット化されたデジタルデータ列の状態で記憶しており、前記映像情報合成手段は、前記第1及び第2の映像情報記憶手段から読み出した第1及び第2の映像情報を合成し、1本のデジタルデータ列化した外部出力用映像情報として完成させるよう構成されていることを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3いずれかに記載の映像情報供給システムにおいて、前記第1の映像情報は、画像圧縮されてデジタル符号化された情報であることを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4いずれかに記載の映像情報供給システムにおいて、前記第1の映像情報はカラオケ背景用の映像情報であり、前記第2の映像情報はカラオケ曲の歌詞テロップ情報を含むものであることを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4いずれかに記載の映像情報供給システムにおいて、前記第2の映像情報記憶手段は、前記第2の映像情報として、前記第1の映像情報に対応するテロップ情報であり、かつオリジナルのテロップ情報以外にも別言語でのテロップ情報を記憶していることを特徴とする。
【0019】
上記構成を有する請求項1記載の情報供給システムは、部出力用映像情報を供給するための映像情報供給装置から伝送路を介して前記外部出力用映像情報を端末装置へ供給し、その端末装置にて前記外部出力用情報に基づく所定の外部出力処理をさせるのであるが、この外部出力用映像情報は、例えば背景映像と字幕映像というように複数種類の映像情報の組合せで構成されており、その構成要素となる映像情報の内の少なくとも一種類が一つ又は複数の外部出力用情報に重複して使用可能である。そして、この外部出力用映像情報は完成した状態で記憶されているのではなく、映像情報供給装置の第1の記憶手段には、その重複使用可能な第1の映像情報が記憶され、第2の記憶手段には、その重複使用可能情報以外の構成要素となる第2の映像情報が記憶されている。
【0020】
そして、端末装置においては、要求手段が、受付手段を介して受け付けたリクエストに応じた情報の供給を映像情報供給装置へ要求する。その要求に応じて映像情報供給装置が端末装置へ情報を供給する際、映像情報合成手段が、端末装置からの要求に応じて第1の記憶手段から読み出した第1の映像情報と、端末装置からの要求に応じて第2の記憶手段から読み出した第2の映像情報とを合成して外部出力用映像情報を完成させるのであるが、第1の映像情報及び第2の映像情報の表示画面上でのそれぞれの表示領域が重なる場合には、第2の映像情報が優先して表示されるよう外部出力用映像情報を完成させ、この完成した状態での外部出力用映像情報が端末装置へ供給される。
そして、端末装置の表示制御手段は、映像情報供給装置から供給された外部出力用映像情報を表示手段に表示させる。上述のように、第1の映像情報及び第2の映像情報の表示画面上でのそれぞれの表示領域が重なる場合には、第2の映像情報が優先して表示されるよう外部出力用映像情報が完成させられた状態で端末装置へ供給される。したがって、端末装置においては、第2の映像情報の方が上に重なり視認可能なように表示されるのである。
【0021】
なお、請求項2に記載するように、第1及び第2の映像情報をそれぞれデジタルデータ列化した状態で記憶しておき、それら第1及び第2の映像情報を、それぞれパケット化した後で合成し、1本のデジタルデータ列化した外部出力用映像情報として完成させるようにしてもよい。
【0022】
また、請求項3に記載するように、第1及び第2の映像情報をそれぞれパケット化されたデジタルデータ列の状態で記憶しておき、それら第1及び第2の映像情報を合成し、1本のデジタルデータ列化した外部出力用映像情報として完成させるようにしてもよい。
【0023】
そして、上述した性質を備える外部出力用映像情報としては、請求項5に示すようなカラオケサービス用の情報が挙げられる。例えば、重複使用可能な第1の映像情報はカラオケ用の背景映像情報であり、それ以外の構成要素の第2の映像情報はカラオケ曲の歌詞テロップ情報を含むものである。この場合には、カラオケ曲のジャンル等に基づいて背景映像を所定数設定しておき、リクエストされた曲のジャンル等に応じた背景映像を使用することで、複数の曲に対して同じ背景映像を用いることができる。これにより曲と十分マッチした背景映像としながらも、曲毎に背景映像を設定しておく場合に比べて、準備する映像情報の総量を飛躍的に少なくすることができるのである。
【0024】
例えば、ジャンルを演歌とポップスの2つに分け、それぞれについて100曲分、全部で200曲分の背景映像情報を備えるようにすれば、10000曲分備えるのに比べて50分の1で済んでしまう。このように、特にカラオケの背景映像については、1つの映像が複数の曲について重複使用することができるので、予め曲毎に背景映像と歌詞テロップ情報をセットで記憶させておくのではなく、それぞれ個別に記憶させておき、情報出力側に供給する際に初めて合成して完成状態にするようにすることが好ましい。
【0025】
なお、これはカラオケに限らない。上述したように、例えば背景映像と字幕映像というように複数種類の映像情報が対となって構成されていると共に、その構成要素となる映像情報の内の少なくとも一種類は、同一の情報が複数の外部出力用情報に重複して使用可能な外部出力用映像情報であれば、同様の効果を奏する。
例えば、請求項6に示すように、第2の映像情報を第1の映像情報に対応するテロップ情報とし、かつオリジナルのテロップ情報以外にも別言語でのテロップ情報を含むようにすることが考えられる。これによって、例えば映画の場合の字幕でも、複数の言語に翻訳した字幕情報を用意しておき、リクエストされた言語での字幕となるように、供給する際に該当する映画本編の映像情報と合成することができる。
【0026】
もちろん、カラオケの場合でも、その歌詞テロップを複数の言語によって表記したものを用意しておき、リクエストされた言語での歌詞テロップ表示となるように、供給する際に該当する背景映像情報と合成することも考えられる。
【0027】
【0028】
そして、第1の映像情報については、請求項4に示すように、画像圧縮し、デジタル符号化した情報とすることが考えられる。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の映像情報供給システムを具体化した実施例について図面を参照して説明する。
図1は実施例の映像情報供給装置28を備えたサーバ・システムの概略構成を示すブロック図である。映像情報供給装置28は、伝送路7を介して端末装置36へ映像情報を供給するためのものであり、その供給するための映像情報は、エンコード装置27を介して外部より入力し、内部に記憶しておくことができるようにされている。なお、伝送路7を介して接続される端末装置36は一つに限定されず、複数であってもよい。通常は1台の映像情報供給装置28に対して多数の端末装置36が接続されることとなる。
【0030】
映像情報供給装置28は、第1の入力インタフェース29と、第2の入力インタフェース30と、入出力制御部31と、第1の補助記憶装置制御部32aと、第2の補助記憶装置制御部32bと、モデム35と、第1のビデオ緩衝メモリ37と、第2のビデオ緩衝メモリ38とを備え、それらはバス39によって接続されている。
【0031】
前記第1の入力インタフェース29は、エンコード装置27の第1のビデオエンコーダ1によってデジタルデータ列化されたビデオ信号を入力するためのものであり、同様に、第2の入力インタフェース30は、第2のビデオエンコーダ2によってデジタルデータ列化されたビデオ信号を入力するためのものである。ここで、この2種類のビデオ信号について説明する。例えば、一方のビデオ信号V11はカラオケ用の背景映像であり、他方のビデオV21はカラオケ曲の歌詞テロップ表示用映像である。
【0032】
また、前記第1の補助記憶装置制御部32a及び第2の補助記憶装置制御部32bは、入出力制御部31に制御されて、それぞれ「第1の映像情報記憶手段」としての第1の補助記憶装置11a及び「第2の映像情報記憶手段」としての第2の補助記憶装置11bへのデータの書き込み及び読み出しが可能とされている。
第1の補助記憶装置11aには、第1の入力インタフェース29を介して入力したデジタルデータ列化されたビデオ信号が記憶され、第2の補助記憶装置11bには、第2の入力インタフェース30を介して入力したデジタルデータ列化されたビデオ信号が記憶される。
【0033】
前記モデム35はヘッドアンプ34と接続されており、端末装置36から伝送路7を介して送信された再生要求をこのヘッドアンプ34より受信可能とされている。一方、第1及び第2のビデオ緩衝メモリ37,38には、「パケット化手段」としての第1及び第2のビデオパケッタイザ5,6がそれぞれ接続されている。第1のビデオパケッタイザ5は、第1の補助記憶装置11aから第1の補助記憶装置制御部32a及び第1のビデオ緩衝メモリ37を介して入力されたデジタルデータ列化されたビデオ信号をパケット列化するためのものである。同様に、第2のビデオパケッタイザ6は、第2の補助記憶装置11bから第2の補助記憶装置制御部32b及び第2のビデオ緩衝メモリ38を介して入力されたデジタルデータ列化されたビデオ信号をパケット列化するためのものである。
【0034】
そして、これら2つのパケッタイザ5,6からの出力は「映像情報合成手段」としてのマルチプレクサ9に入力されるように構成されている。マルチプレクサ9は、入力された2つのパケット列を1本のパケット列にして出力インタフェース33に出力する。この出力インタフェース33はヘッドアンプ34と接続されており、ヘッドアンプ34を介して伝送路7へ上記1本化されたパケット列を送信することができる。
【0035】
続いて、端末装置36の構成を図2に基づいて説明する。端末装置36は、全体の制御を行う制御部41、入力装置43、モニタテレビ53、映像情報供給装置28からの信号を受信して処理する端末モデム57、システムデコーダ58及びビデオデコーダ59等を備えている。
【0036】
制御部41は、CPU61、ROM63、RAM65などを備え、バスライン67を介して、入力装置43、入出力インターフェース(I/O)69等と接続されている。入力装置43は、利用者が端末を操作するための各種キースイッチを備えるものであり、リクエスト曲の曲番号などを入力するテンキー43a、各種動作モードを選択するモードキー43b、電源のオン・オフを行う電源スイッチ43cなどを備えている。
【0037】
一方、システムデコーダ58は伝送路7を介して送信されてきたパケット列をデジタルデータ列に変換する機能を備えている。そして、ビデオデコーダ59は、システムデコーダ58から入力されるデジタルデータ列化されたビデオ信号をアナログ信号化してモニタテレビ53に出力するように構成されている。
【0038】
また、入出力インターフェース(I/O)69には端末モデム57が接続されており、伝送路7を介して映像情報供給装置28に再生要求を送信することができるようにされている。なお、図2では、端末装置36がモニタテレビ53も含むように説明したが、外部のモニタテレビに対してビデオ信号を出力する機能を備えていれば端末装置36としての機能は果たすことができ、例えば通常のテレビジョンシステムに接続して使用するようにもできる。
【0039】
次に、上述した構成の映像情報供給装置28へ外部からの情報を記録させる場合のデータの流れについて説明する。エンコード装置27を用いて例えばビデオ信号を入力させるのであるが、このエンコード装置27は、映像情報供給装置28と一体化させてもよいし、別体とし、情報記録時に映像情報供給装置28に取り付けて使用するようにしてもよい。なお、カラオケ用の場合には、一方のビデオ信号V11が背景映像用となり、他方のビデオ信号V21が歌詞テロップ用となる。
【0040】
背景映像用のビデオ信号V11は第1のビデオエンコーダ1に入力されてデジタルデータ列V12に変換された後、映像情報供給装置28の第1の入力インタフェース29に入力する。一方、歌詞テロップ用のビデオ信号V21は第2のビデオエンコーダ2に入力されてデジタルデータ列V22に変換された後、第2の入力インタフェース30に入力する。
【0041】
第1の入力インタフェース29を介して入力された背景映像用のビデオ信号V2は、第1の補助記憶装置制御部32aを介して第1の補助記憶装置11aに記録される。一方、第2のインタフェース30を介して入力された歌詞テロップ用のビデオ信号V22は、第2の補助記憶装置制御部32bを介して第2の補助記憶装置11bに記録される。このようにして、第1の補助記憶装置11aにはデジタルデータ列化された背景映像用ビデオ信号V12が記憶され、第2の補助記憶装置11bにはデジタルデータ列化された歌詞テロップ用ビデオ信号V22が記憶されることとなる。
【0042】
続いて、映像情報供給装置28から端末装置36へ映像情報を供給する場合のデータの流れについて説明する。映像情報供給装置28と伝送路7で接続された端末装置36から再生要求を発呼すると、その再生要求はヘッドアンプ34及びモデム35を通じて入出力制御部31に伝えられる。入出力制御部31は、第1及び第2の補助記憶装置制御部32a,32bを制御して、その再生要求に応じた情報、すなわちデジタルデータ化されているビデオ信号V12,V22をそれぞれ第1及び第2の補助記憶装置11a,11bから読み出し、第1及び第2のビデオ緩衝メモリ37,38にそれぞれ出力させるのである。例えば、端末装置36の入力装置43にて希望するカラオケ曲のリクエスト番号を入力すると、そのリクエスト番号の曲の再生要求が映像情報供給装置28側に送信され、そのリクエスト曲に応じた背景映像用のビデオ信号V12及び歌詞テロップ用のビデオ信号V22が読み出されるのである。
【0043】
第1及び第2のビデオ緩衝メモリ37,38にそれぞれ一旦蓄積されたビデオ信号V12,V22は、それぞれ第1及び第2のビデオパケッタイザ5,6に送出され、それぞれビデオパケット列V13,V23に変換される。そして、マルチプレクサ9によって1本の新たなパケットデータ列VAに合成された後、出力インタフェース33及びヘッドアンプ34を介して再生要求のあった端末装置36に送信される。
【0044】
このようにして、端末装置36に希望する映像情報が供給され、端末装置36ではそのパケットデータ列VAをデコードして所定の処理に使用する。詳しくは、システムデコーダ58がパケットデータ列VAをデジタルデータ化し、そのデジタルデータ列化されたビデオ信号はビデオデコーダ59によってアナログのビデオ信号V1に変換され、モニタテレビ53に表示される。
【0045】
なお、このモニタテレビ53への表示に関しては、上記2つのビデオ信号をどのように合成するかが関係する。例えば、図3(A)に示すように、端末装置36のモニタテレビ5へ表示させた場合に、背景映像用のビデオ信号V11によるものは上部の領域にのみ表示され、歌詞テロップ用のビデオ信号V21によるものは下部の領域にのみ表示されるように合成しておくことが考えられる。
【0046】
また、図3(B)に示すように優先度を設定して合成するようにしてもよい。つまり、背景映像用のビデオ信号V11によるものは1画面分設定しておき、歌詞テロップ用のビデオ信号V21によるものは下部の所定の領域にのみ表示されるよう設定しておくと共に、歌詞テロップ用のビデオ信号V21による表示の優先度を高く設定しておき、背景映像用のビデオ信号V11の上に重ねて表示されるようにするのである。
【0047】
これらのようにすれば、背景映像と共に歌詞テロップを1画面に表示させることができる。なお、図3(B)のように歌詞テロップ用の映像を重ねて表示させる場合には、その映像がない場合には下にある背景映像が表示されることとなるが、図3(A)の場合には、歌詞テロップ用の映像がない場合には、何も表示されないこととなる。
【0048】
上記構成を有する映像情報供給装置28は、端末装置36側に対して外部出力用映像情報を供給するのであるが、この外部出力用映像情報は、例えばカラオケ用の背景映像と歌詞テロップ映像というように複数種類の映像情報が組み合わされて構成されていると共に、その構成要素となる映像情報の内の少なくとも一種類が、一つ又は複数の外部出力用情報に重複して使用可能な情報である。例えば、第1の補助記憶装置11aに記憶されるビデオ信号V12がカラオケ用の背景映像であり、第2の補助記憶装置11bに記憶されるビデオ信号V22が歌詞テロップ映像である場合には、カラオケ曲のジャンル等に基づいて背景映像を所定数設定しておき、リクエストされた曲のジャンル等に応じた背景映像を使用することで、複数の曲に対して同じ背景映像を重複して用いることができる。つまり、複数の歌詞テロップ映像に対して同じ背景映像を重複して用いることができるのである。
【0049】
この外部出力用情報は完成した状態で記憶されているのではなく、第1の補助記憶装置11aには、その重複使用可能な第1の映像情報であるデジタルデータ化された背景映像用ビデオ信号V12が記憶され、第2の補助記憶装置11bには、デジタルデータ化された歌詞テロップ用ビデオ信号V22が記憶されている。そして、映像情報供給時に、その背景映像用ビデオ信号V12及び歌詞テロップ用ビデオ信号V22を読み出し、パケット列化した後で合成して1本のパケットデータ列VAとして端末装置36へ供給するのである。
【0050】
これにより、例えばカラオケであれば複数の曲の歌詞テロップに対して同じ背景映像を用いることができるため、曲と十分マッチした背景映像としながらも、曲毎すなわち歌詞テロップ毎に背景映像を設定しておく場合に比べて、準備する映像情報の総量を飛躍的に少なくすることができるのである。
【0051】
この点を図4,5を参照してさらに説明する。ここでは1つの背景映像用ビデオ信号vが3つの歌詞テロップ用ビデオ信号a,b,cに対して共通して使用される場合を想定して説明する。図4(A)に示すように、背景映像用ビデオ信号vは、デジタルデータ列Vとされて第1の補助記憶装置11aに記憶され、端末装置36への供給時に読み出されて、第1のビデオパケッタイザ5によってパケット化されてV1〜V6となりマルチプレクサ9に出力される。一方、歌詞テロップ用ビデオ信号aは、図4(B)に示すように、デジタルデータ列Aとされて第2の補助記憶装置11aに記憶される。そして、端末装置36への供給時に読み出され、第2のビデオパケッタイザ6によってパケット化されてA1〜A3となりマルチプレクサ9に出力される。
【0052】
図4(C),(D)に示すように、別の歌詞テロップ用ビデオ信号b,cの場合も同様であり、デジタルデータ列B,Cとされて第2の補助記憶装置11bに記憶される。そして、端末装置36への供給時に読み出され、第2のビデオパケッタイザ6によってパケット化されてB1〜B3,C1〜C3となりマルチプレクサ9に出力される。
【0053】
そして、マルチプレクサ9において合成されると、歌詞テロップ用映像信号aの場合には、図5(A)に示すような1本のパケットデータ列となり、同様に、歌詞テロップ用映像信号bの場合には、図5(B)に示すような1本のパケットデータ列となり、歌詞テロップ用映像信号cの場合には、図5(C)に示すような1本のパケットデータ列となり、この状態で端末装置36側へ送信されることとなる。
【0054】
ここで、本実施例の場合には、図4に示すデジタルデータ列V,A,B,Cの状態で第1及び第2の補助記憶装置11a,11bに記憶されている。それに対して背景映像用ビデオ信号と歌詞テロップ用ビデオ信号とを予め組み合わせた状態で記憶させる場合には、図5に示す1本のデータ列となった状態で記憶させることとなる。つまり、図5(A)〜(C)におけるパケット化されたV1〜V6は重複するデータであるにもかかわらず、合成する歌詞テロップ用ビデオ信号a,b,cが相違するので、それぞれ個別に背景映像用ビデオ信号とセットになった状態で記憶することとなるのである。
【0055】
したがって、本実施例の場合には、背景映像用ビデオ信号が重複しない分だけ記憶量を減少させることができ、補助記憶装置11a,11bの記憶容量を小さくすることができるのである。例えば、カラオケ曲のジャンルを演歌とポップスの2つに分け、それぞれについて100曲分、全部で200曲分の背景映像情報を備えるようにし、同じ背景映像を複数曲の歌詞テロップについて重複使用するようにすれば、10000曲分備えるのに比べて50分の1で済んでしまう。このように、特にカラオケの背景映像については、1つの映像が複数の曲について重複使用することができるので、予め曲毎に背景映像と歌詞テロップをセットで記憶させておくのではなく、それぞれ個別に記憶させておき、情報出力側に供給する際に初めて合成して完成状態にするようにすることが好ましい。
【0056】
以上、本発明はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例ではカラオケ用の背景映像と歌詞テロップとを例にとって説明したが、カラオケに限らない。上述したように、例えば背景映像と字幕映像というように複数種類の映像情報が対となって構成されていると共に、その構成要素となる映像情報の内の少なくとも一種類は、同一の情報が複数の外部出力用情報に重複して使用可能な外部出力用映像情報であれば、同様の効果を奏する。例えば、1つの映像に対して、オリジナルのテロップ情報以外にも別言語でのテロップ情報を含むようにして、映画の場合の字幕として、例えば日本語以外にも英語やフランス語等の複数の言語に翻訳した字幕情報を用意しておき、リクエストされた言語での字幕となるように、供給する際に該当する映画本編の映像と合成することが考えられる。
【0057】
もちろん、カラオケの場合でも、その歌詞テロップを複数の言語によって表記したものを用意しておき、リクエストされた言語での歌詞テロップ表示となるように、供給する際に該当する背景映像と合成することも考えられる。また、上記実施例では、歌詞テロップとしてビデオ信号の形式で記憶するようにしたが、文字や記号を表すためのテキストデータのコードからなるように構成してもよい。この場合には、情報出力側において再生した後で、背景映像にスーパーインポーズ(合成)する必要がある。
【0058】
さらに、上記実施例では、ビデオ信号をデジタルデータ列化した状態で記憶しておくものであったが、さらにパケット列にまで変換した状態で記憶させておいてもよい。その場合の映像情報供給装置28bを備えたサーバ・システムの概略構成を図6に示す。
【0059】
図6に示す別実施例の情報供給装置28bは、上記図1に示す実施例とは違って第1及び第2のビデオパケッタイザ5,6を備えていない。その代わりに、エンコード装置27bが第1及び第2のビデオエンコーダ1,2に加えて、第1及び第2のビデオパケッタイザ5,6をも備えている。
【0060】
そのため、背景映像用のビデオ信号V11は第1のビデオエンコーダ1に入力されてデジタルデータ列V12に変換された後、さらに第1のビデオパケッタイザ5によってビデオパケット列V13に変換され、入力インタフェース29に入力されることとなる。したがって、第1の補助記憶装置11aには、ビデオパケット列V13の状態で記憶されることとなる。同様に、歌詞テロップ用のビデオ信号V21も第2のビデオエンコーダ2に入力されてデジタルデータ列V22に変換された後、さらに第2のビデオパケッタイザ6によってビデオパケット列V23に変換され、入力インタフェース30に入力されるため、第2の補助記憶装置11bに、ビデオパケット列V23の状態で記憶されることとなる。
【0061】
この場合は、その再生要求に応じた情報、すなわちビデオパケット列V13,V23がそれぞれ第1及び第2の補助記憶装置11a,11bから読み出され、第1及び第2のビデオ緩衝メモリ37,38にそれぞれ一旦蓄積される。そして、直接マルチプレクサ9に入力し、1本の新たなパケットデータ列VAに合成された後、出力インタフェース33及びヘッドアンプ34を介して再生要求のあった端末装置36に送信されることとなる。
【0062】
なお、本発明は、映像情報の供給装置であるため、カラオケの場合の音楽情報については言及しなかったが、音楽情報も供給する場合には同様にデジタルデータ化して記憶させておき、例えば上記実施例で背景映像用ビデオ信号と歌詞テロップ用ビデオ信号とがパケット化された後でマルチプレクサ9で1本のパケット列に合成されているが、その時点でカラオケ伴奏用のオーディオ信号もパケット化して合成させるようにすることが考えられる。
【0063】
この場合には、端末装置36において、まず、ビデオ信号とオーディオ信号とをパケットデータ列に分離した上で、ビデオ信号については図2に示すビデオデコーダ59でアナログ信号に変換すると共に、オーディオ信号についても別途設けたオーディオデコーダでアナログ信号に変換し、アンプ、スピーカを介して発音させるようにすればよい。
【0064】
このようにすれば、従来の通信カラオケように端末側に音楽情報や歌詞テロップ情報等を記憶しておくハードディスク等を追加する必要がないので、ビデオ・サーバシステムあるいはマルチメディア・サーバシステムとしてインフラが整備された状態においてカラオケの機能を追加する場合にでも、端末側として使用されていたセットトップボックス(STB)をそのまま使用でき、上述したようにハードディスク等の追加も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の映像情報供給装置を備えたサーバ・システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】実施例における映像合成の例を示す説明図である。
【図4】実施例の映像情報供給装置にて記録・供給されるビデオ信号の概念説明図である。
【図5】実施例の映像情報供給装置のマルチプレクサにて合成されたパケットで列の概念説明図である。
【図6】別実施例の映像情報供給装置を備えたサーバ・システムの概略構成を示すブロック図である。
【図7】従来のビデオサーバの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…第1のビデオエンコーダ
2…第2のビデオエンコーダ
5…第1のビデオパケッタイザ
6…第2のビデオパケッタイザ
7…伝送路
9…マルチプレクサ
11a…第1の補助記憶装置
11b…第2の補助記憶装置
27a,27b…エンコード装置
28a,28b…映像情報供給装置
29…第1の入力インタフェース
30…第2の入力インタフェース
31…入出力制御部

Claims (6)

  1. 部出力用映像情報を供給するための映像情報供給装置から伝送路を介して前記外部出力用映像情報を端末装置へ供給し、その端末装置にて前記外部出力用情報に基づく所定の外部出力処理をさせるようにした情報供給システムであって、
    前記端末装置は、
    リクエストを受け付ける受付手段と、
    その受付手段を介して受け付けたリクエストに応じた情報の供給を前記映像情報供給装置へ要求する要求手段と、
    前記映像情報供給装置から供給された前記外部出力用映像情報を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を備え、
    前記映像情報供給装置は、
    前記外部出力用映像情報が複数種類の映像情報の組合せで構成され、その構成要素となる映像情報の内の少なくとも一種類が一つ又は複数の外部出力用情報に重複して使用可能である場合の、その重複使用可能な第1の映像情報を記憶しておく第1の映像情報記憶手段と、
    その第1の映像情報以外の構成要素となる第2の映像情報を記憶しておく第2の映像情報記憶手段と、
    前記端末装置へ情報を供給する際に、前記端末装置からの要求に応じて前記第1の映像情報記憶手段から読み出した第1の映像情報と、前記端末装置からの要求に応じて前記第2の映像情報記憶手段から読み出した第2の映像情報とを合成して前記外部出力用映像情報を完成させるのであるが、前記第1の映像情報及び第2の映像情報の表示画面上でのそれぞれの表示領域が重なる場合には、前記第2の映像情報が優先して表示されるよう前記外部出力用映像情報を完成させる映像情報合成手段と
    を備え、該映像情報合成手段によって合成して完成させた状態で前記外部出力用映像情報を端末装置へ供給することを特徴とする映像情報供給システム
  2. 請求項1に記載の映像情報供給システムにおいて、
    前記第1及び第2の映像情報記憶手段は、前記第1及び第2の映像情報をそれぞれデジタルデータ列化した状態で記憶しており、
    前記映像情報合成手段は、前記第1及び第2の映像情報記憶手段から読み出した第1及び第2の映像情報をそれぞれパケット化するパケット化手段を備え、該パケット化手段によってそれぞれパケット化した後で合成し、1本のデジタルデータ列化した外部出力用映像情報として完成させるよう構成されていることを特徴とする映像情報供給システム
  3. 請求項1に記載の映像情報供給システムにおいて、
    前記第1及び第2の映像情報記憶手段は、前記第1及び第2の映像情報をそれぞれパケット化されたデジタルデータ列の状態で記憶しており、
    前記映像情報合成手段は、前記第1及び第2の映像情報記憶手段から読み出した第1及び第2の映像情報を合成し、1本のデジタルデータ列化した外部出力用映像情報として完成させるよう構成されていることを特徴とする映像情報供給システム
  4. 請求項1〜3いずれかに記載の映像情報供給システムにおいて、
    前記第1の映像情報は、画像圧縮されてデジタル符号化された情報であることを特徴とする映像情報供給システム
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の映像情報供給システムにおいて、
    前記第1の映像情報はカラオケ背景用の映像情報であり、前記第2の映像情報はカラオケ曲の歌詞テロップ情報を含むものであることを特徴とする映像情報供給システム
  6. 請求項1〜4いずれかに記載の映像情報供給システムにおいて、
    前記第2の映像情報記憶手段は、前記第2の映像情報として、前記第1の映像情報に対応するテロップ情報であり、かつオリジナルのテロップ情報以外にも別言語でのテロップ情報を記憶していることを特徴とする映像情報供給システム
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