JP3823953B2 - 磁気センサの製造方法およびリードフレーム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁界の方位を測定する磁気センサの製造方法およびこれに使用するリードフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、外部磁界の方位測定のために磁気を検出する磁気センサが利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
従来では、例えば、図22に示すように、基板63の表面63aに磁気センサ51,61を搭載した磁気センサユニット64が提供されており、この磁気センサユニット64は、外部磁界の方位を3次元的に測定することができる。
【0003】
すなわち、磁気センサ51は、外部磁界の2方向の磁気成分に対して感応する磁気センサチップ52を備えており、その感応方向は、基板63の表面63aに沿って互いに直交する方向(X方向、Y方向)となっている。また、磁気センサ61は、外部磁界の1方向の磁気成分に対して感応する磁気センサチップ62を備えており、その感応方向は、基板63の表面63aに直交する方向(Z方向)となっている。
外部磁界の方位は、これら磁気センサチップ52,62により3次元空間内の3つの磁気成分を検出して、3次元空間内のベクトルとして測定される。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−52918号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の磁気センサユニット64においては、磁気センサ51,61にそれぞれ1つの磁気センサチップ52,62しか備えていなかったため、各々の磁気センサ51,61を製造して、これらの磁気センサ51,61をそれぞれ基板63の表面63aに搭載する必要があり、結果として、製造工程が多く、製造コストが高くなるという問題があった。
また、磁気センサチップ62の感応方向が磁気センサチップ52の感応方向に直交するように、磁気センサ61を基板63の表面63aに精度よく搭載することが困難であるという問題があった。
【0006】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、外部磁界の3次元的な方位を正しく測定すると共に、製造コストの削減を図ることができる磁気センサの製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部と、前記各ステージ部が所定の角度に傾斜した状態に保持させる保持機構とを有する金属製薄板からなるリードフレームを提案している。
【0008】
この発明に係るリードフレームによれば、連結部を弾性変形させることにより、フレーム部に対するステージ部の位置を所望の位置に配置すると共に、各ステージ部の相互の位置を所望の位置に配置し、この状態で各ステージ部にセンサチップを接着することができる。
【0009】
請求項2に係る発明は、少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部とを有する金属製薄板からなリードフレームであって、前記連結部に、押圧によって弾性変形可能な易変形部と、該易変形部とは異なる箇所に形成されて塑性変形によって屈曲可能な屈曲部とが形成されていることを特徴とするリードフレームを提案している。
【0010】
この発明に係るリードフレームによれば、屈曲部を塑性変形で屈曲させることにより、ステージ部をフレーム部に対して容易に所望の位置に配置することができる。また、複数のステージ部にそれぞれセンサチップを搭載する際には、易変形部を弾性変形させて、複数のステージ部の表面を略同一平面上におくことができるため、各々のステージ部にセンサチップを同時にかつ容易に接着することが可能となる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のリードフレームにおいて、前記ステージ部から前記フレーム側に向けて突出する第1の突出部と、前記リードから前記ステージ部側に向けて突出し、前記金属製薄板の板厚方向に前記第1の突出部と重ねることができる第2の突出部とを有することを特徴とするリードフレームを提案している。
【0012】
この発明に係るリードフレームによれば、第1、第2の突出部をリードフレームの板厚方向に重ねることにより、屈曲部を屈曲させることにより所望の位置に配置されたステージ部がフレーム部側に戻らないように保持されるため、センサチップを所望の位置に配置させた状態で確実に固定できる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載のリードフレームにおいて、前記連結部に、押圧によって弾性変形可能な易変形部が形成され、前記保持機構が、前記リードから前記ステージ部に向けて突出し、前記金属製薄板の板厚方向に前記ステージ部を押圧する押圧部を有することを特徴とするリードフレームを提案している。
この発明に係るリードフレームによれば、押圧部により各ステージ部を金属薄板の厚さ方向に押さえつけている状態においては、易変形部が弾性変形し、各ステージ部がフレーム部に対する所定の位置に保持される。また、複数のステージ部にそれぞれセンサチップを搭載する際には、押圧部をステージ部から離間させることにより、複数のステージ部の表面を略同一平面上におくことができるため、各ステージ部にセンサチップを同時にかつ容易に接着することができる。
【0014】
請求項5に係る発明は、磁界の少なくとも1方向の磁気成分に対して感応する磁気センサチップを樹脂によりモールドする磁気センサの製造方法であって、少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する連結部とを有する金属製薄板からなるリードフレームを用意する工程と、前記連結部を塑性変形して前記ステージ部を前記フレーム部に対して傾斜させる工程と、前記フレーム部を固定した状態で前記ステージ部を押圧して、前記連結部を弾性変形させる工程と、前記ステージ部と前記フレーム部とを略同一平面上に配しながら前記ステージ部に磁気センサチップを接着する工程と、前記磁気センサチップと前記リードとを配線する工程と、その後に、前記ステージ部を解放して連結部の弾性変形を復元させる工程を備えることを特徴とする磁気センサの製造方法を提案している。
【0015】
この発明に係る磁気センサの製造方法によれば、磁気センサチップをステージ部に接着する工程の前に、連結部を塑性変形させてステージ部を傾斜させるため、リードフレームの製造工程と同時にステージ部を傾斜させることができ、製造工程を簡略化することが可能となる。
また、複数のステージ部を略同一平面上に配した状態にて、磁気センサチップをステージ部に接着するため、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することが可能となる。
【0016】
さらに、リードフレームの製造工程においてステージ部を傾斜させることができるため、ステージ部の傾斜角度を精度よく設定することが可能となり、複数の磁気センサチップの表面が相互になす角度を精度よくかつ容易に設定することができる。
したがって、例えば、一の磁気センサチップがその表面に沿って2つの感応方向を有し、他の磁気センサチップがその表面に沿って1つの感応方向を有している場合には、他の磁気センサチップの感応方向を、一の磁気センサチップの2つの感応方向を含む平面に対して精度よく交差させることができる。したがって、これら3つの感応方向により3次元空間内の3つの磁気成分を検出して、磁界の方位を3次元空間内のベクトルとして測定することが可能となり、磁界の方位を正しく測定することができる。
【0017】
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の磁気センサの製造方法において、前記リードフレームを用意する工程において、前記ステージ部から前記リード側に向けて突出する第1の突出部と、前記リードから前記ステージ部側に向けて突出する第2の突出部とを形成し、前記連結部の弾性変形を復元させた後に、これら第1、第2の突出部を前記金属製薄板の板厚方向に重ねることを特徴とする磁気センサの製造方法を提案している。
この発明に係る磁気センサの製造方法によれば、第1、第2の突出部をリードフレームの板厚方向に重ねることにより、傾斜しているステージ部がフレーム部側に戻らないように保持されるため、磁気センサチップを所望の角度に傾斜させた状態で確実に固定できる。
【0018】
請求項7に係る発明は、磁界の少なくとも1方向の磁気成分に対して感応する磁気センサチップを樹脂によりモールドする磁気センサの製造方法であって、少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する連結部と、前記リードから前記ステージ部に向けて突出する押圧部とを有する金属製薄板からなるリードフレームを用意する工程と、前記ステージ部と前記フレーム部とを略同一平面上に配しながら前記ステージ部に磁気センサチップを接着する工程と、前記磁気センサチップと前記リードとを配線する工程と、その後に、前記ステージ部と前記押圧部とを前記金属製薄板の板厚方向に重ねて前記連結部を弾性変形させ、前記ステージ部を前記フレーム部に対して傾斜させる工程とを備えることを特徴とする磁気センサの製造方法を提案している。
この発明に係る磁気センサの製造方法によれば、複数のステージ部を略同一平面上に配した状態において磁気センサチップをステージ部に接着するため、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することが可能となる。
また、ステージ部を傾斜させる押圧部がリードフレームの製造工程と同時に形成されているため、磁気センサチップとリードとの配線工程の後に、容易にステージ部を傾斜させることができ、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0019】
請求項8に係る発明は、少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部と、前記各ステージ部が所定の角度に傾斜した状態に保持させる保持機構とを有する金属製薄板からなるリードフレームと、前記各ステージ部にそれぞれ配置された磁気センサチップとを備え、前記ステージ部及び前記磁気センサチップが所定の角度に傾斜された状態であることを特徴とする磁気センサを提案している。
【0020】
請求項9に係る発明は、少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部とを有する金属製薄板からなリードフレームと、前記各ステージ部にそれぞれ配置された磁気センサチップとを備え、前記連結部に、押圧によって弾性変形可能な易変形部と、該易変形部とは異なる箇所に形成されて塑性変形によって屈曲可能な屈曲部とが形成され、該屈曲部の塑性変形によって前記ステージ部及び前記磁気センサチップが傾斜された状態であることを特徴とする磁気センサを提案している。
【0021】
【発明の実施の形態】
はじめに、本発明の磁気センサの製造方法により製造される磁気センサの構成について、図1,2を参照して説明しておく。この磁気センサ1は、外部磁界の向きと大きさを測定するものであり、2つの磁気センサチップ2,3と、これら磁気センサチップ2,3を外部に対して電気的に接続するための複数のリード4と、これら磁気センサチップ2,3およびリード4を一体的に固定する樹脂モールド部5とを備えている。
【0022】
磁気センサチップ2,3は、平面視矩形の板状に形成されており、それぞれステージ部6,7上に搭載されている。また、これら磁気センサチップ2,3は、樹脂モールド部5の内部に埋まっており、各リード4よりも樹脂モールド部5の上面5c側に配置されている。さらに、これら磁気センサチップ2,3は、樹脂モールド部5の下面5aに対して傾斜しており、その他端部2c,3cが下面5a側に向くと共に、その表面2a,3aが相互に角度θをもって鋭角に傾斜している。
なお、ここで鋭角とは、ステージ部6の表面6dと、ステージ部7の裏面7cとのなす角度θである。
【0023】
磁気センサチップ2は、外部磁界の2方向の磁気成分に対してそれぞれ感応するものであり、これら2つの感応方向は、磁気センサチップ2の表面2aに沿って互いに直交する方向(A方向およびB方向)となっている。
また、磁気センサチップ3は、外部磁界の1方向の磁気成分に対して感応するものであり、その感応方向は、表面3aに沿ってA,B方向により画定される平面(A−B平面)と鋭角に交差する方向(C方向)となっている。
【0024】
各リード4は、銅材等の金属材料からなり、リード4の裏面4aが樹脂モールド部5の下面5a側に露出している。また、各リード4の一端部4bは、金属製のワイヤー8により磁気センサチップ2,3と電気的に接続されており、その接続部分が樹脂モールド部5の内部に埋まっている。
【0025】
次に、上述した磁気センサ1を製造するための方法を説明する。
はじめに、薄板状の金属板にプレス加工を施して、図3,4に示すように、ステージ部6,7がフレーム部9に支持されたリードフレーム10を形成する。
フレーム部9は、ステージ部6,7を囲むように平面視矩形の枠状に形成された矩形枠部11と、この矩形枠部11から内方に向けて突出する複数のリード4,12,13,14とからなる。
【0026】
リード(連結部)12,13は、ステージ部6,7を矩形枠部11に対して固定するための吊りリードであり、それぞれステージ部6,7の一端部6a,7aおよび他端部6b,7bに連結するように形成されている。
2つのリード13は、ステージ部6,7の間において相互につながっており、その側面からステージ部6,7に向けて突出する突出部13bが形成されている。この突出部13bは、ステージ部6,7に磁気センサチップ2,3を搭載した状態にてステージ部6,7を傾斜させた際に、磁気センサチップ2,3がこの傾斜面に沿って下方側に移動することを防止するためのものである。
【0027】
リード14は、第2の突出部を構成するリードで、ステージ部6,7に向けて突出しており、ステージ部6,7からリード14及び矩形枠部11に向けて突出する突出部(第1の突出部)15と共に、ステージ部6,7を所定の角度に傾斜させた状態に保持する保持機構100を構成している。
【0028】
このリードフレーム10のうち、ステージ部6,7を含むリード4よりも内側の領域は、フォトエッチング加工が施されて任意の厚さとされ、例えばリードフレーム10の他の部分の半分の厚さ寸法に形成されており、リード12やステージ部6,7の裏面6c,7c側が樹脂モールド部の下面側に露出することを防止するようになっている。
【0029】
また、このプレス加工と同時に折り曲げ加工を施して、ステージ部6,7をフレーム9に対し傾斜させると共に、互いに傾斜させた状態にする。すなわち、この折り曲げ加工では、図5に示すように、屈曲部を構成するリード12,13のステージ部6,7側の一端部12a,13aを塑性変形させて折り曲げることにより、ステージ部6,7を所定の角度に傾斜させる。なお、この折り曲げ加工は、プレス加工と同一の金型(図示せず)において行われる。
【0030】
その後、フレーム部9の矩形枠部11を金型Dに固定して、棒状のクランパーEによりステージ部6,7の一端部6a,7a側の表面6d,7dをそれぞれ押圧する。この際には、金型Dの表面D1に穴D2が形成されているため、一端部12aは、この穴D2に入り込み、変形しないようになっている。また、リード12には、容易に弾性変形できる易変形部12bが形成されており、この易変形部12bは、フォトエッチング加工によって形状が付され、例えばリード12の他の部分の半分の厚さに形成されている。
したがって、リード12の易変形部12b、およびすでに塑性変形されたリード13の屈曲部が弾性変形して、図6に示すように、ステージ部6,7は、その表面6d,7dが金型Dの表面D1に沿うように配されることになる。
【0031】
この状態において、ステージ部6,7の表面6d,7dにそれぞれ磁気センサチップ2,3を銀ペーストにより接着すると共に、図3,4に示すように、ワイヤー8を配して磁気センサチップ2,3とリード4とを電気的に接続する。
なお、ワイヤー8を配する際には次の工程で、ステージ部6,7を傾斜させる段階において、ワイヤー8と磁気センサチップ2,3とのボンディング部分、およびリード4とのボンディング部分が互いに離れるため、ワイヤー8は、その長さもしくは高さに余裕を持たせた状態にて配される。
【0032】
そして、クランパーEをステージ部6,7の上方に緩やかに移動し、ステージ部6,7を解放して屈曲部および易変形部12bの弾性変形を復元させ、ステージ部6,7が傾斜した状態に戻す。この際には、磁気センサチップ2,3の他端部2c,3cがリード13の突出部13bに当接するため、銀ペーストが硬化していなくても、磁気センサチップ2,3が傾斜面の下方に移動することがない。
【0033】
その後、銀ペーストを硬化させることにより、磁気センサチップ2,3がステージ部6,7の表面6d,7dの所定位置にて固定されることになる。
また、銀ペーストの硬化と同時に、保持機構100により、ステージ部6,7が所定の角度に傾斜した状態に保持させる。すなわち、図7に示すように、リード14の表面14aには、フォトエッチング加工により、穴14bが形成されている。突出部15の下端面15aには、前述したプレス加工により、突出する突起15bが形成されている。
【0034】
そして、図8に示すように、リード14と突出部15とをリードフレーム10の板厚方向に重ねるように、この突起15bを穴14bに挿入し、保持機構100が構成されることになる。したがって、この保持機構100により、所定の角度にて傾斜しているステージ部6,7がフレーム部9側に戻らないように保持されることになる。
この際には、穴14bに向けて突起15bをリードフレーム10の板厚方向に移動させる必要があるが、例えば、カム機構を用いる等して、上下移動するクランパーEの駆動力により突起15bを穴14bに挿入できるようにすればよい。
【0035】
その後、磁気センサチップ2,3を搭載したリードフレーム10を金型(図示せず)に配置し、この金型内に溶融樹脂を注入して、磁気センサチップ2,3を樹脂の内部に埋める樹脂モールド部を形成する。これにより、磁気センサチップ2,3が、相互に傾斜した状態にて、樹脂モールド部の内部に固定されることになる。最後に、矩形枠部11を切り落として、図1に示す磁気センサ1の製造が終了する。
なお、上記の製造方法において、リードフレーム10の各部に施されたフォトエッチング加工は、金属薄板にプレス加工を施す前に行われる。
【0036】
この磁気センサ1は、例えば、図示しない携帯端末装置内の基板に搭載され、この携帯端末装置では、磁気センサ1により測定した地磁気の方位を携帯端末装置の表示パネルに示すようになっている。以下に、磁気センサ1による地磁気の方位測定について説明する。
すなわち、磁気センサチップ2,3は、A,B方向およびC方向に沿った地磁気成分をそれぞれ検出し、それぞれの地磁気成分に略比例した値Sa、SbおよびScをそれぞれ出力するようになっている。
【0037】
ここで、地磁気方向がA−B平面に沿っている場合には、出力値Saは、図9に示すように、磁気センサチップ2のB方向が東または西を向いた際にそれぞれ最大値または最小値となり、B方向が南または北を向いている場合に0となる。
また、出力値Sbは、磁気センサチップ2のB方向が北または南を向いている場合にそれぞれ最大値または最小値となり、B方向が東または西を向いている場合に0となる。
なお、グラフ中の出力値SaおよびSbは、実際に磁気センサ1から出力される値を、実際の出力値の最大値と最小値との差の1/2で除した値となっている。
【0038】
この際に、携帯端末装置の表示パネルに表示する方位は、東を0°として、南、西、および北の順に回転するにつれて角度の値が増大するように定義される方位aを、例えば、下記表1に示した数式に基づいて決定する。
【0039】
【表1】
【0040】
また、地磁気方向がA−B平面に対して交差している場合には、磁気センサチップ2に加えて、磁気センサチップ3によりC方向に沿った地磁気成分を検出し、この地磁気成分に略比例した値Scを出力する。
なお、出力値Scは、出力値Sa、Sbと同様に、実際に磁気センサ1から出力される値を、実際の出力値の最大値と最小値との差の1/2で除した値となっている。
【0041】
そして、この出力値Scに基づいてA−B平面に直交する方向の磁気成分の値を出力し、この値と出力値Sa、Sbとにより地磁気の方向を3次元空間内のベクトルとして測定する。
なお、A−B平面とC方向とがなす角度θは、0°よりも大きく、90°以下であり、理論上では、0°よりも大きい角度であれば3次元的な地磁気の方位を測定できる。ただし、実際上は20°以上であることが好ましく、30°以上であることがさらに好ましい。
【0042】
上記の磁気センサ1の製造方法によれば、金属薄板からリードフレーム10の型抜きを行うプレス加工と、ステージ部6,7を傾斜させる折り曲げ加工とが同一の金型において同時に行われるため、製造工程の簡略化を図ることができる。
また、クランパーEによりステージ部6,7を押圧して、リード12の易変形部12bおよびリード13の屈曲部を弾性変形させることにより、ステージ部6,7を略同一平面上に配した状態にて、磁気センサチップ2,3をステージ部6,7に接着するため、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することが可能となる。以上のことから、磁気センサ1の製造コスト削減を図ることが可能となる。
【0043】
また、リードフレーム10の製造時にステージ部6,7を傾斜させるため、ステージ部6,7の傾斜角度を精度よく設定することが可能となる。さらに、突出部15をリード14に重ねて固定しているため、傾斜しているステージ部6,7がフレーム部9側に戻らないように保持できる。以上のことから、磁気センサチップ2,3の表面2a,3aが相互になす角度を精度よくかつ容易に設定することができる。
【0044】
したがって、磁気センサチップ3の感応方向を、A−B平面に対して精度よく交差させて、これら3つの感応方向により地磁気の方位を3次元空間内のベクトルとして測定し、3次元空間内における地磁気の方位を正しく測定することができる。
【0045】
なお、上記の第1の実施形態においては、屈曲部は、ステージ部6,7を傾斜させる際に折り曲げるように塑性変形するとしたが、これに限ることはなく、ステージ部6,7を支持すると共に、ステージ部6,7が傾斜するように塑性変形すればよい。
本実施例では、最初に塑性変形させる屈曲部は、2つのステージ部6,7を連結するリード13、およびフレーム部9とステージ部6,7とを連結するリード12のそれぞれ一端部12a,13aにあり、次に弾性変形させるのは、すでに塑性変形された2つのステージ部6,7を連結するリード13の一端部13aと、フレーム部9とステージ部6,7を連結するリード12に設けられた易変形部12bであるが、これら屈曲部や易変形部12bを設ける位置、および、その屈曲方向や弾性変形の方向は、これに限ることはなく、ステージ部6,7の傾斜方向、角度に応じて適宜設定できる。
【0046】
また、磁気センサチップ2,3をステージ部6,7の表面6d,7dに接着した後に、ワイヤー8を配して、その後に屈曲部および易変形部12bの弾性変形を復元させるとしたが、これに限ることはない。例えば、磁気センサチップ2,3の接着の後に、ステージ部6,7を傾斜させた状態にして銀ペーストを硬化させる。そして、クランパーEにより再びステージ部6,7の表面6d,7dを同一平面上に配した状態にてワイヤー8を配して、その後に屈曲部および易変形部12bの弾性変形を復元させるとしてもよい。
【0047】
さらに、一端部13aおよび易変形部12bの弾性変形を復元させた後に、磁気センサチップ2,3とステージ部6,7とを接着する銀ペーストを硬化させるとしたが、これに限ることはなく、一端部13aおよび易変形部12bの弾性変形の復元前に銀ペーストを硬化させるとしてもよい。この場合には、磁気センサチップ2,3の移動を防ぐ突出部13bを設ける必要はない。
また、磁気センサチップ2,3は、その一端部2b,3bが樹脂モールド部5の上面5c側に向くように傾斜するとは限らず、磁気センサチップ3の感応方向がA−B平面と交差するように、磁気センサチップ2,3が相互に傾斜すると共に、フレーム部9に対して傾斜していればよい。
【0048】
次に、図10から図14は、本発明の第2の実施形態を示している。この実施形態においては、図1,2に示す磁気センサと基本的構成が同一となっており、磁気センサの製造に用いるリードフレームの構成に関して異なっている。ここでは主に、リードフレームの構成、およびこのリードフレームを使用して磁気センサを製造する方法について説明し、図1から図9の構成要素と同一の部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
磁気センサを製造する際には、はじめに、薄板状の金属板にプレス加工、フォトエッチング加工や折り曲げ加工を同一の金型において同時に施して、図10に示すように、2つのステージ部6,7がフレーム部19に支持されたリードフレーム20を形成する。このフレーム部19は、矩形枠部11から内方に向けて突出する複数のリード4,21,22を備えている。
リード(連結部)21,22は、ステージ部6,7を矩形枠部11に対して固定するための吊りリードであり、リード21は、ステージ部6,7の一端部6a,7aに連結するように形成されている。また、リード22は、ステージ部6,7の間にわたって形成されており、その長手方向の中途部22dにおいてステージ部6,7の他端部6b,7bに連結するように形成されている。
【0050】
ステージ部6,7側に位置するリード21の一端部(屈曲部)21aは、リード21に対してステージ部6,7が傾斜するように、折り曲げ加工により塑性変形させて屈曲している。リード22のうち、その中途部22dを挟み込む部分には、折り曲げ加工により塑性変形した一対の屈曲部22aが形成されており、リード22の中途部22dは、これら屈曲部22aによって矩形枠部11に対してリードフレーム20の厚さ方向に突出している。また、リード22の中途部22dのうち、ステージ部6,7に隣接する部分には、折り曲げ加工により塑性変形した一対の屈曲部22bが形成されている。
したがって、図11,12に示すように、これらリード21の一端部21aおよびリード22の屈曲部22a,22bにより、各ステージ部6,7は、その他端部6b,7bが矩形枠部11に対して同一の板厚方向に移動するように相互に傾斜することになる。
また、リード22のうち、一対の屈曲部22aと中途部22dとのそれぞれの間には、容易に弾性変形できる易変形部22cが形成されている。この易変形部22cは、フォトエッチング加工によって形状が付され、例えばリード22の他の部分の半分の厚さに形成されている。
【0051】
次いで、上記のリードフレーム20を金型Fの平坦な表面F1に載置し、図13,14に示すように、棒状のクランパーGによりリード22の中途部22dの表面を押圧する。この際には、リード22の易変形部22cが弾性変形して、リード22の中途部22dが金型Fの表面F1に当接することになる。また、この際には、するため、リード22の中途部22dに連結されているステージ部6,7の表面6d,7dが、金型Fの表面F1に沿って配されることになる。
この状態において、ステージ部6,7の表面6d,7dに磁気センサチップ2,3を銀ペーストにより接着すると共に、磁気センサチップ2,3とリードとを配線する。そして、銀ペーストの硬化が完了した後に、クランパーGによるリード22の中途部22dの押圧を解除し、リード21の一端部21a、リード22の屈曲部22bおよび易変形部22cの弾性変形を復元させ、ステージ部6,7が傾斜した状態に戻す。その後、保持機構100により、ステージ部6,7が所定の角度に傾斜した状態に保持させる。最後に、第1の実施形態と同様に、磁気センサチップ2,3を樹脂の内部に埋める樹脂モールド部を形成し、矩形枠部11を切り落とすことにより、磁気センサの製造が終了する。
【0052】
上記の磁気センサの製造方法によれば、前述の第1の実施形態と同様に、プレス加工と折り曲げ加工とが同一の金型において同時に行われるため、磁気センサの製造工程の簡略化を行うことができる。また、リード21の一端部21aやリード22の屈曲部22bおよび易変形部22cを弾性変形させることにより、ステージ部6,7を略同一平面上に配して複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することができ、磁気センサの製造コスト削減を図ることができる。
さらに、リードフレーム20の製造時にステージ部6,7を傾斜させ、保持機構100によりステージ部6,7がフレーム部9側に戻らないように保持するため、磁気センサチップ2,3の表面2a,3aが相互になす角度を精度よくかつ容易に設定することができる。
【0053】
次に、図15から図17は、本発明の第3の実施形態を示している。この実施形態においては、図1,2に示す磁気センサと基本的構成が同一となっており、磁気センサの製造に用いるリードフレームの構成に関して異なっている。ここでは主に、リードフレームの構成、およびこのリードフレームを使用して磁気センサを製造する方法について説明し、図1から図9の構成要素と同一の部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0054】
磁気センサを製造する際には、はじめに、薄板状の金属板にプレス加工、フォトエッチング加工や折り曲げ加工を同一の金型において同時に施して、図10に示すように、2つのステージ部6,7がフレーム部29に支持されたリードフレーム30を形成する。このフレーム部29は、矩形枠部11から内方に向けて突出する複数のリード4,31,32を備えている。
リード(連結部)31,32は、ステージ部6,7を矩形枠部11に対して固定するための吊りリードである。2つのリード31は、ステージ部6の一方の側端部6eに連結するように形成されている。また、2つのリード32は、ステージ部7の一方の側端部7eに連結するように形成されている。ここで、各ステージ部6,7の側端部は、2つのステージ部6,7を並べる方向に直交する各ステージ部6,7の幅方向の両端部を示している。また、リード32と連結するステージ部7の一方の側端部7eは、リード31と連結するステージ部6の一方の側端部6eの反対側に位置する他方の側端部6fに隣接する部分を示している。
【0055】
各リード31,32には、矩形枠部11に対してステージ部6,7を傾斜させる屈曲部31a,32aがそれぞれ形成されている。これら屈曲部31a,32aは、折り曲げ加工によりリード31,32を塑性変形させたものであり、ステージ部6,7をそれぞれ所定角度に保持している。なお、矩形枠部11に対するステージ部6,7の傾斜角度は、これら屈曲部31a,32aの折り曲げ角度に依存している。
以上のことから、ステージ部6,7は、一方の側端部6e,7eの反対側に位置する他方の側端部6f,7fが同一の板厚方向に移動して互いに傾斜することになる。すなわち、これら2つのステージ部6,7は、これらを並べる方向に沿う軸線回りに回転して傾斜することになる。
また、リード31,32のうち、屈曲部31a,32aとステージ部6,7との間、および、屈曲部31a,32aと矩形枠部11との間には、容易に弾性変形できる易変形部31b,32bが形成されている。これら易変形部31b,32bは、フォトエッチング加工によって形状が付され、図16に示すように、例えばリード31,32の他の部分の半分の厚さに形成されている。
【0056】
次いで、上記のリードフレーム30を金型Hの平坦な表面H1に載置し、図17に示すように、クランパーIにより他方の側端部6f,7f側に位置するステージ部6,7の表面6d,7dを押圧する。この際には、金型Hの表面H1に穴H2が形成されているため、リード31,32の屈曲部31a,32aはこの穴H2に入り込み、変形しないようになっている。また、この際には、リード31,32の易変形部31b,32bが穴H2の周縁部に当接して弾性変形する。これにより、ステージ部6,7は、その表面6d,7dが金型Hの表面H1に沿うように配されることになる。
【0057】
この状態において、ステージ部6,7の表面6d,7dに磁気センサチップ2,3を銀ペーストにより接着すると共に、磁気センサチップ2,3とリードとを配線する。そして、銀ペーストの硬化が完了した後にクランパーIによるステージ部6,7の押圧を解除し、リード31,32の易変形部31b,32bの弾性変形を復元させ、ステージ部6,7が傾斜した状態に戻す。
その後、保持機構100により、ステージ部6,7が所定の角度に傾斜した状態に保持させる。最後に、第1の実施形態と同様に、磁気センサチップ2,3を樹脂の内部に埋める樹脂モールド部を形成し、矩形枠部11を切り落とすことにより、磁気センサの製造が終了する。
【0058】
上記の磁気センサの製造方法によれば、前述の第1の実施形態と同様に、プレス加工と折り曲げ加工とが同一の金型において同時に行われるため、磁気センサの製造工程の簡略化を行うことができる。また、リード31,32の易変形部31b,32bを弾性変形させることにより、ステージ部6,7が略同一平面上に配されるため、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することができ、磁気センサの製造コスト削減を図ることができる。
さらに、リードフレーム30の製造時にステージ部6,7を傾斜させ、保持機構100によりステージ部6,7がフレーム部9側に戻らないように保持するため、磁気センサチップ2,3の表面2a,3aが相互になす角度を精度良くかつ容易に設定することができる。
【0059】
なお、第1〜第3の実施形態においては、リード14の穴14bに、突出部15の下端面15aに形成された突起15bを挿入する保持機構100を構成するとしたが、これに限ることはなく、例えば、突出部15とリード14にそれぞれ突起を設けてもよく、少なくともリード14と突出部15とをリードフレーム10の板厚方向に重ねていればよい。
【0060】
また、保持機構100により、ステージ部6,7が所定の角度に傾斜した状態を保持させるとしたが、リード13,21の一端部13a,21a、リード12,22,31,32の易変形部12b,22c,31b,32b、およびリード22の屈曲部22bの弾性変形を復元させた際に、ステージ部6,7が安定した状態で所定の角度に傾斜している場合には、この保持機構100を設ける必要はない。
また、易変形部12b,22c,31b,32bは、フォトエッチング加工を施してリード12,22,31,32の他の部分の半分の厚さ寸法を有するとしたが、これに限ることはなく、例えば、厚さ寸法は任意とすることができ、部分的に厚さを異ならせてもよい。また、厚さ寸法は変えずにノッチを設けたり、リード12,22,31,32に貫通孔を設ける等して、容易に弾性変形できる形状となっていればよい。
【0061】
図18から図21は、本発明の第4の実施形態を示している。この実施形態においても、図1,2に示す磁気センサと基本的構成が同一となっており、磁気センサの製造に用いるリードフレームの構成に関して異なっている。ここでは主に、リードフレームの構成、およびこのリードフレームを使用して磁気センサを製造する方法について説明し、図1から図9の構成要素と同一の部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0062】
磁気センサを製造する際には、はじめに、薄板状の金属板にプレス加工、フォトエッチング加工や折り曲げ加工を同一の金型において同時に施して、図18に示すように、2つのステージ部6,7がフレーム部39に支持されたリードフレーム40を形成する。このフレーム部39には、矩形枠部11から内方に向けて突出する複数のリード4,41〜44を備えている。
リード(連結部)41,42は、ステージ部6,7をそれぞれ矩形枠部11に対して固定するための吊りリードである。リード41は、ステージ部6の一方の側端部6eに連結するように形成されている。また、リード42は、ステージ部7の一方の側端部7eに連結するように形成されている。
【0063】
リード(押圧部)43,44は、一方の他端部6e,7eの反対側に位置する各ステージ部6,7の他方の他端部6f,7fに向けて突出している。
リード43の先端部は、図19に示すように、一端部6a,7a側に位置するステージ部6,7の表面6d,7dに当接しており、リード44は、他端部6b,7b側に位置するステージ部6,7の裏面6c,7cに当接している。この状態においては、リード43の弾性力によって各ステージ部6,7の表面6d,7dが押圧されると共に、リード44の弾性力によって各ステージ部6,7の裏面6c,7cが押圧される。このため、各ステージ部6,7には一方の側端部6e,7eと他方の側端部6f,7fとを結ぶ軸線回りの力が作用する。そして、この力によってリード41,42の易変形部41a,42aが弾性変形して捻れるため、ステージ部6,7が傾斜することになる。すなわち、これらステージ部6,7は、その他端部6b,7bが矩形枠部11に対して同一の板厚方向に移動するように傾斜することになる。
【0064】
次いで、図20,21に示すように、クランパーJ,Kをそれぞれリード43,44に押し当て、リード43,44をステージ部6,7から離間させる。この際には、ステージ部6,7に対するリード43,44の押圧が解除されるため、易変形部41a,42aの弾性変形が復元される。したがって、このリードフレーム40のステージ部6,7は、矩形枠部11と略同一平面上に配されることになる。
この状態において、ステージ部6,7の表面6d,7dに磁気センサチップ2,3を銀ペーストにより接着すると共に、磁気センサチップ2,3とリードとを配線する。そして、銀ペーストの硬化が完了した後に、クランパーJ,Kによるリード43,44の押圧を解除する。この際には、リード43,44が、再度ステージ部6,7の表面6d,7dや裏面6c,7cを押圧するため、易変形部41a,42aが弾性変形してステージ部6,7が傾斜することになる。
最後に、第1の実施形態と同様に、磁気センサチップ2,3を樹脂の内部に埋める樹脂モールド部を形成し、矩形枠部11を切り落とすことにより、磁気センサの製造が終了する。
【0065】
上記の磁気センサの製造方法によれば、ステージ部6,7を傾斜させるリード43,44が、リードフレーム40の製造工程において形成されるため、磁気センサチップ2,3とリード4との配線工程の後に、容易にステージ部6,7を傾斜させることができる。したがって、磁気センサの製造工程を簡略化できる。また、クランパーJ,Kによってステージ部6,7からリード43,44を離間させてリード41の易変形部41aの弾性変形を復元させることにより、ステージ部6,7が略同一平面上に配されるため、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することができるため、磁気センサの製造コスト削減を図ることができる。
さらに、リード43,44によりステージ部6,7が傾斜状態に保持されるため、磁気センサチップ2,3の表面2a,3aが相互になす角度を精度良くかつ容易に設定することができる。
【0066】
なお、第1〜第4の実施形態においては、銀ペーストにより磁気センサチップ2,3とステージ部6,7とを接着するとしたが、これに限ることはなく、磁気センサチップ2,3とステージ部6,7とを接着できる導電性の接着剤であればよい。
また、磁気センサチップ2,3は、ステージ部6,7の表面6d,7dに接着されるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも一方の磁気センサチップをステージ部6,7の裏面6c,7cに接着するとしてもよい。
【0067】
さらに、磁気センサチップ2,3の2つ使用し、磁気センサチップ3が1つの感応方向を有するとしたが、これに限ることはなく、複数の磁気センサチップを使用し、3つ以上の感応方向が、地磁気の方向を3次元空間内のベクトルとして測定できるように、互いに交差していればよい。すなわち、例えば、磁気センサチップ3が2つの感応方向を有するとしてもよいし、各々1つの感応方向を有する3つの磁気センサチップを使用するとしてもよい。
【0068】
また、各リード4の裏面4aが樹脂モールド部5の下面5aに露出しているとしたが、これに限ることはなく、例えば、その一部が樹脂モールド部5の下面5aよりも下方に配置されるように形成するとしてもよい。
さらに、リード4、ワイヤー8の数および配置位置は、上記実施形態に限ることはなく、磁気センサチップの種類に応じて、磁気センサチップに対するワイヤー8の接着位置および接着する数を変えると共に、リード4の数および配置位置を変えるとしてよい。
【0069】
さらに、磁気センサ1を携帯端末装置に搭載するとしたが、この構成に限定されることなく、カテーテルやカメラ等の体内に挿入する医療機器に搭載してもよい。例えば、体内に挿入したカメラの方位を測定する場合には、体を貫通する磁界を発生させて、磁気センサ1によりその磁界の方向を測定させる。これにより、磁気センサ1と磁界との相対的な角度を3次元的に測定することができるため、磁界の方向を基準として、カメラの方位を正しく検出することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、少なくとも2つのステージ部と、弾性変形可能な連結部とを有しているため、各ステージ部に接着されたセンサチップの相互の位置を所望の位置に配置した各種センサを容易に製造することができる。
【0071】
また、請求項2に係る発明によれば、連結部に、塑性変形によって屈曲可能な屈曲部が形成されているため、ステージ部を容易に所望の位置に配置することができる。また、連結部に、弾性変形可能な易変形部が形成されているため、複数のステージ部の表面を略同一平面上において、各々のステージ部にセンサチップを同時にかつ容易に接着することが可能となる。
【0072】
また、請求項3に係る発明によれば、第1、第2の突出部をリードフレームの板厚方向に重ねることにより、屈曲部を屈曲させることにより所望の位置に配置されたステージ部がフレーム部側に戻らないように保持されるため、センサチップを所望の位置に配置させた状態で確実に固定できる。
【0073】
また、請求項4に係る発明によれば、連結部に弾性変形可能な易変形部が形成されているため、押圧部により各ステージ部を押さえつけることにより、フレーム部に対して各ステージ部を所定位置に配することができ、複数のステージ部の表面を略同一平面上において、各ステージ部にセンサチップを同時にかつ容易に接着することができる。
また、押圧部によりステージ部が所定位置に保持できるため、磁気センサチップの表面が相互になす角度を精度良くかつ容易に設定することもできる。
【0074】
また、請求項5に係る発明によれば、リードフレームの製造工程と同時にステージ部を傾斜させ、また、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易にステージ部に接着することにより、製造工程を少なくすることが可能となる。したがって、磁気センサの製造コスト削減を図ることができる。
【0075】
また、複数の磁気センサチップの表面が相互になす角度を容易にかつ精度よく設定することが可能となるため、例えば、一の磁気センサチップが2方向の感応方向を、他の磁気センサチップが1方向の感応方向を有している場合には、磁界の方位を3次元空間内のベクトルとして測定し、3次元空間内の磁界の方位を正しく測定できる。
【0076】
また、請求項6に係る発明によれば、傾斜しているステージ部がフレーム部側に戻らないように保持されるため、磁気センサチップを所望の角度に傾斜させた状態で確実に固定できる。
【0077】
また、請求項7に係る発明によれば、ステージ部を傾斜させる押圧部がリードフレームの製造工程と同時に形成することにより磁気センサの製造工程を簡略化でき、また、複数の磁気センサチップを同時にかつ容易に接着することができるため、磁気センサの製造コスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る製造方法により製造される磁気センサを示す平面図である。
【図2】 図1の磁気センサの側断面図である。
【図3】 図1の磁気センサにおいて、リードフレームに磁気センサチップを搭載した状態を示す平面図である。
【図4】 図1の磁気センサにおいて、リードフレームに磁気センサチップを搭載した状態を示す側断面図である。
【図5】 図1の磁気センサにおいて、ステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図6】 図1の磁気センサにおいて、ステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図7】 ステージ部を所定角度に傾斜させた状態にて保持する保持機構を示す概略図である。
【図8】 ステージ部を所定角度に傾斜させた状態にて保持する保持機構を示す概略図である。
【図9】 図1の磁気センサの表面が地磁気の方向に沿って配されている場合における磁気センサの出力値Sa、Sbを示すグラフである。
【図10】 本発明の第2の実施形態に係る磁気センサの製造方法に使用するリードフレームを示す平面図である。
【図11】 図10のリードフレームの要部を示す側断面図である。
【図12】 図10のリードフレームにおいて、2つのステージ部の間に配されるリードを示す側断面図である。
【図13】 図10のリードフレームのステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図14】 図10のリードフレームのステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図15】 本発明の第3の実施形態に係る磁気センサの製造方法に使用するリードフレームを示す平面図である。
【図16】 図15のリードフレームにおいて、リードに連結されたステージ部を示す側断面図である。
【図17】 図15のリードフレームのステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図18】 本発明の第4の実施形態に係る磁気センサの製造方法に使用するリードフレームを示す平面図である。
【図19】 図18のリードフレームにおいて、ステージ部およびこれを傾斜させるリードの位置関係を示す側断面図である。
【図20】 図18のリードフレームのステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図21】 図18のリードフレームのステージ部に磁気センサチップを搭載する方法を示す側断面図である。
【図22】 従来の磁気センサユニットの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・磁気センサ、2,3・・・磁気センサチップ、4・・・リード、6,7・・・ステージ部、9,19,29,39・・・フレーム部、10,20,30,40・・・リードフレーム、12,13,21,22,31,32,41,42・・・リード(連結部)、12a,13a,21a・・・一端部(屈曲部)、12b,22c,31b,32b,41a,42a・・・易変形部、14・・・リード(第2の突出部)、15・・・突出部(第1の突出部)22a,22b,31a,32a・・・屈曲部、43,44・・・リード(押圧部)
Claims (9)
- 少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部と、前記各ステージ部が所定の角度に傾斜した状態に保持させる保持機構とを有する金属製薄板からなるリードフレーム。
- 少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部とを有する金属製薄板からなリードフレームであって、
前記連結部に、押圧によって弾性変形可能な易変形部と、該易変形部とは異なる箇所に形成されて塑性変形によって屈曲可能な屈曲部とが形成されていることを特徴とするリードフレーム。 - 前記ステージ部から前記フレーム側に向けて突出する第1の突出部と、前記リードから前記ステージ部側に向けて突出し、前記金属製薄板の板厚方向に前記第1の突出部と重ねる第2の突出部とを有することを特徴とする請求項2に記載のリードフレーム。
- 前記連結部に、押圧によって弾性変形可能な易変形部が形成され、
前記保持機構が、前記リードから前記ステージ部に向けて突出し、前記金属製薄板の板厚方向に前記ステージ部を押圧する押圧部を有することを特徴とする請求項1に記載のリードフレーム。 - 磁界の少なくとも1方向の磁気成分に対して感応する磁気センサチップを樹脂によりモールドする磁気センサの製造方法であって、
少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する連結部とを有する金属製薄板からなるリードフレームを用意する工程と、
前記連結部を塑性変形して前記ステージ部を前記フレーム部に対して傾斜させる工程と、
前記フレーム部を固定した状態で前記ステージ部を押圧して、前記連結部を弾性変形させる工程と、
前記ステージ部と前記フレーム部とを略同一平面上に配しながら前記ステージ部に磁気センサチップを接着する工程と、
前記磁気センサチップと前記リードとを配線する工程と、
その後に、前記ステージ部を解放して連結部の弾性変形を復元させる工程を備えることを特徴とする磁気センサの製造方法。 - 前記リードフレームを製造する工程において、前記ステージ部から前記リード側に向けて突出する第1の突出部と、前記リードから前記ステージ部側に向けて突出する第2の突出部とを形成し、
前記連結部の弾性変形を復元させた後に、これら第1、第2の突出部を前記金属製薄板の板厚方向に重ねることを特徴とする請求項5に記載の磁気センサの製造方法。 - 磁界の少なくとも1方向の磁気成分に対して感応する磁気センサチップを樹脂によりモールドする磁気センサの製造方法であって、
少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する連結部と、前記リードから前記ステージ部に向けて突出する押圧部とを有する金属製薄板からなるリードフレームを用意する工程と、
前記ステージ部と前記フレーム部とを略同一平面上に配しながら前記ステージ部に磁気センサチップを接着する工程と、
前記磁気センサチップと前記リードとを配線する工程と、
その後に、前記ステージ部と前記押圧部とを前記金属製薄板の板厚方向に重ねて前記連結部を弾性変形させ、前記ステージ部を前記フレーム部に対して傾斜させる工程とを備えることを特徴とする磁気センサの製造方法。 - 少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部と、前記各ステージ部が所定の角度に傾斜した状態に保持させる保持機構とを有する金属製薄板からなるリードフレームと 、
前記各ステージ部にそれぞれ配置された磁気センサチップとを備え、
前記ステージ部及び前記磁気センサチップが所定の角度に傾斜された状態であることを特徴とする磁気センサ。 - 少なくとも2つのステージ部と、その周囲に配されるリードを備えるフレーム部と、これらを連結する弾性変形可能な連結部とを有する金属製薄板からなリードフレームと、
前記各ステージ部にそれぞれ配置された磁気センサチップとを備え、
前記連結部に、押圧によって弾性変形可能な易変形部と、該易変形部とは異なる箇所に形成されて塑性変形によって屈曲可能な屈曲部とが形成され、
該屈曲部の塑性変形によって前記ステージ部及び前記磁気センサチップが傾斜された状態であることを特徴とする磁気センサ。
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