JP3807912B2 - Method for producing pulp molded article - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、含水状態のパルプモールド成形体を安定して加圧脱水し得るパルプモールド成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
出願人は先に特開平11−314267号公報において、抄紙成形されたパルプモールド成形体内に、弾性体からなる中空状の中子を挿入し、該中子を拡張させてその押圧力によって前記成形体を加圧脱水するパルプモールド成形体の製造方法を提案した。この方法によれば、側壁がほぼ垂直に立ち上がった深底の成形体や、いわゆるアンダーカット部を有する成形体を、つなぎ目を生じさせることなく製造することができるという利点がある。
【0003】
しかし、前記の製造方法を用いて、例えば開口が小さなボトル状の成形体を製造する場合には、加圧脱水に先立つ中子の挿入工程において、中子の一部が、含水状態にある成形体に接触してしまうことがある。含水状態の成形体は脆弱であり、十分な保形性を有していないことから、中子の接触によって成形体を構成するパルプ繊維が剥落する等の損傷を受けるおそれがある。
【0004】
ところで、特公昭35−9669号公報には、抄紙型のキャビティ内に予め、拡縮可能な中子を支持部材に支持させた状態で挿入しておき、その状態下にパルプスラリーをキャビティ内に供給して抄紙を行い成形体を形成した後、前記中子を膨張させその押圧力で前記成形体を加圧脱水させ、その後、該成形体内から前記中子を引く抜くことからなるパルプモールド成形体の製造方法が記載されている。
【0005】
この方法においては、成形体内から中子を引く抜くときに、中子が成形体に接触するおそれがある。しかし、成形体は既に脱水されて十分な保形性を有している。しかも、中子の引き抜き動作は、中子の挿入動作に比して成形体が損傷を受けにくい動作である。従って、この方法は、本出願人が提案した前記方法とは異なり、中子が接触したとしても成形体が損傷を受けるおそれは小さい。しかし、この方法では、キャビティ内に予め中子が挿入されているので、キャビティ内に供給されるパルプスラリーの流れが乱されてパルプ繊維が均一に堆積されないという欠点がある。
【0006】
従って、本発明は、含水状態のパルプモールド成形体に損傷を与えることなく安定して加圧脱水を行い得るパルプモールド成形体の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、湿式抄紙法によって抄紙型内に形成された含水状態のパルプモールド成形体の内部に拡縮可能な中空状の中子を挿入し、次いで該中子を拡張させてその押圧力によって前記成形体を加圧脱水するパルプモールド成形体の製造方法において、開口を有する前記成形体と、該開口の端面から外側方に延出した張り出し部を有する延出部とから構成される成形体本体を形成し、前記中子をその内部に挿入した支持棒によって支持させ且つ該中子内を吸引して収縮させた状態下に、前記延出部及び前記開口を通じて前記成形体本体内へ挿入し、該成形体本体の加圧脱水後に、該成形体本体を、該成形体本体における前記延出部と前記成形体との連接部において切断するパルプモールド成形体の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本実施形態は、開口した口頸部を有し、胴部の径が口頸部の径よりも大きいボトル状のパルプモールド成形体(以下、単に成形体ともいう)を製造する例である。図1(a)〜図1(d)には、本発明のパルプモールド成形体の製造方法の抄紙工程及び脱水工程が順次示されており、図1(a)はパルプスラリー注入及び吸引脱水工程、図1(b)は中子の挿入工程、図1(c)は加圧脱水工程、図1(d)は抄紙型を開く工程である。また、図1(e)は乾燥後の成形体本体の切断工程である。
【0009】
先ず、図1(a)に示すように、2個で一組をなす割型2,3からなり、且つ各割型を組み合わせることにより所定形状のキャビティ4が内部に形成される抄紙型1を用意する。キャビティ4は、外部に向けて開口したスラリー注入口5を介して抄紙型1の外部に連通している。キャビティ4の内面は、所定の大きさの網目を有する抄紙ネット(図示せず)によって被覆されている。各割型2,3には、その内部(即ちキャビティ4の内面)から外部へ連通する複数の連通路6が形成されている。各連通路6は、吸引ポンプ等の吸引手段(図示せず)に接続されている。
【0010】
キャビティ4は、開口を有するパルプモールド成形体に対応する部分である成形体対応キャビティ部4aと、前記開口の端面から延出した延出部に対応する部分である延出部対応キャビティ部4bとから構成されている。
【0011】
この状態下に、スラリー注入口5を通じて所定量のパルプスラリーをキャビティ4内に注入する。これと共に連通路6を通じてキャビティ4内を抄紙型1の外側に向けて減圧吸引して、パルプスラリー中の水分を吸引すると共に抄紙面、即ちキャビティ4の内面を被覆する抄紙ネット上にパルプ繊維を堆積させる。その結果、抄紙ネット上には、パルプ繊維が堆積されてなる含水状態の成形体本体7が形成される。成形体本体7は、図1(a)に示すように、開口を有するパルプモールド成形体7aと、該開口の端面から延出した延出部7bとから構成されている。
【0012】
成形体本体7の成形においては、その一方を構成するパルプモールド成形体7aが、開口した口頸部、胴部及び底部を有するボトル状の形状となるように成形を行う。また図1(a)の要部拡大図である図2に示すように、成形体本体7の他方を構成する延出部7bが、前記口頸部の開口端面から外側方に延出した張り出し部7c部及び張り出し部7cの周縁から立ち上がった立ち上がり部7dを有するように成形を行う。
【0013】
形成された成形体本体7は、加圧脱水工程に付される。先ず、図1(b)に示すように、下端部が丸みを帯びた曲面となっている中空の細長い袋状をなす中子8を成形体本体7内に挿入する。中子8は成形体本体7の加圧脱水に使用されるものである。
【0014】
中子8内には、中子8の支持棒10が挿入されている。支持棒10は、円筒状のパイプから構成されている。支持棒10の側面には多数の開孔10aが形成されている。また支持棒10の下端10bは開口しており、この下端10bに、中子8の下端部内面に形成された所定形状の突起8bが嵌挿されることで、中子8が支持棒10に支持固定されている。中子8を支持棒10に支持させることで、中子8を成形体本体7内に挿入するときに、中子8が成形体本体7と接触して中子8が変形しても、その変形を接触した部分のみに止めることができる。中子8が支持棒10に支持されていないと、中子8全体が変形してしまい、その挿入が困難となる。特に、中子8をその下端部で支持棒10に支持させることで、中子拡張時の部分的な伸びを抑制でき、拡張の状態を制御し易くなる。また、中子8の挿入が容易となる。
【0015】
中子8及び支持棒10は、図1(b)に示すように固定部9に固定された状態で成形体本体7内に挿入される。図3には、固定部9の詳細な構造が示されている。図3に示すように、固定部9は、打込板9a、加圧ブッシュ9b及びホルダー9cから構成されている。打込板9aは平板状であり、その中央に貫通孔が穿設されている。貫通孔の径は支持棒10の径とほぼ同様となっている。そして、貫通孔内に支持棒10が挿入され固定されている。貫通孔の側壁には環状溝が凹設されており、この環状溝内にOリング9dが取り付けられている。Oリング9dによって、貫通孔と支持棒10との間の気密性が保たれる。加圧ブッシュ9bは円筒状であり、その上部に側方に張り出したフランジ部9eが形成されている。そして、フランジ部9eの上面と打込板9aの下面とで、中空袋状の中子8の開口した上部が挟持され固定されている。ホルダー9cは、固定ネジ9fによって打込板9aに固定されることで、加圧ブッシュ9bのフランジ部9eを保持している。
【0016】
中子8はその内部に挿入された支持棒10によって支持された状態下に、前記延出部7b及び成形体7aの開口を通じて成形体本体7内へ挿入される。挿入に先立ち、支持棒10によって支持された中子8を、該支持棒10によって所定長さに延伸する。更に中子8を延伸した状態下に中子8内を吸引して中子8を収縮させてその体積を減少させる。その結果、中子8は、その横断面が図4に示すような扁平形状となる。そして、延伸され且つ扁平形状となった中子8を、支持棒10に支持した状態下に成形体本体7内へ挿入する。これによって、中子8が成形体本体7と接触する部位が、吸引前に比して少なくなり、パルプモールド成形体7aに変形や損傷を与えずに、中子8を安定して成形体本体7内に挿入できる。また吸引によって中子8を扁平形状体にすることにより、中子8の先端が、成形体本体7に挿入される際に前記延出部7bに触れて、成形体本体7内に挿入可能なように変形し易くなる。中子8の挿入が更に進むと、先端以外の中子8の部位も変形するので、接触抵抗が低減し、非常にスムーズに中子8の挿入が可能となり、パルプモールド成形体7aが変形や損傷を受けにくくなる。更に、中子8を延伸した状態下に吸引して収縮させることで、中子の下端部が細くなり、挿入が一層容易となる。また後述する中子8の拡張を均一に行うことができ、成形体本体7を均一に加圧脱水できる。その上、中子8を延伸することによって、中子8の膨張挙動を安定させることができる。この理由は、弾性体である中子8の応力−ひずみ曲線が、初期の伸びと、それ以後の安定した伸びとで異なり、中子8を予め延伸させておくことで、安定した伸びの領域で膨張させることができるためである。
【0017】
その上、成形体本体7における延出部7bには、前述の通り、外側方に張り出した張り出し部7cが形成されているので、例えば中子8の挿入位置がずれて、中子8が成形体本体7の何れかの部位に接触した状態で成形体本体7内に挿入されたとしても、外側方に張り出した張り出し部7cがパルプ繊維の係止作用を発揮して、中子8に接触した部位のパルプ繊維が、中子8と共に下方に押し下げられることが効果的に防止される。その結果、パルプモールド成形体7aに変形や損傷を一層与えることなく中子8を効率的に成形体本体7内に挿入できる。張り出し部7cによる前記係止作用は、張り出し部7cの周縁に立ち上がり部7dが形成されていると一層効果的になる。
【0018】
尚、吸引によって中子8が扁平になると、その幅は吸引前に比して大きくなるので(例えば中子8の横断面が円形の場合、吸引後の中子8の幅は吸引前のπ/2倍となる)、中子8が成形体本体7に接触し易くなり、成形体7aが損傷を受け易くなるおそれがある。しかし、前述の通り、扁平になることによって中子8とパルプモールド成形体7aとの接触面積が減ること、中子8が変形しやすくなり接触抵抗が低減すること、及び延出部7bが存在すること等の理由により、中子8の挿入によって成形体7aが損傷を受けるおそれは、中子8を吸引させないよりも吸引させた方が小さい。
【0019】
支持棒10によって中子8を所定長に延伸させるには、図示していないが、支持棒10が所定の伸縮機構を有していればよい。中子の延伸の程度は、縦方向(中子の挿入方向)に関して1.1〜3倍、特に1.2〜2倍であることが、中子8の均一な拡張及び中子8の耐久性維持の点から好ましい。
【0020】
中子8内の吸引は、支持棒10の上端を所定の吸引手段に接続しておき、該吸引手段を作動させて、中子8内の空気を、支持棒10の面に形成された開孔10a及び支持棒10内を経由して外部に排気することで行われる。
【0021】
中子の挿入に際しては、更に、抄紙型1のキャビティ4を外部へ向けて吸引して、成形体本体7を抄紙型に密着させた状態とすることが好ましい。この場合、キャビティ4における少なくとも延出部7bに対応する部位を吸引して、延出部7bを抄紙型1に密着させることで、中子8の接触による成形体7aの変形や損傷が一層少なくなる。
【0022】
中子8としては拡縮可能なものが用いられる。本発明において拡縮とは、中子8が伸縮してその体積が変化する場合と、中子8自体は伸縮しないが、その内部へ流体を供給又はその内部から流体を除去することにより、その体積が変化する場合の双方を包含する。前者の例としては天然ゴム、ウレタン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー等の弾性材から構成された中子が挙げられ、後者の例としてはポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチック材料、これらのプラスチック材料のフィルムにアルミニウムやシリカが蒸着されたフィルム、これらのプラスチック材料のフィルムにアルミニウム箔がラミネートされたフィルム、紙類、布類等の可撓性材料から構成された中子が挙げられる。本実施形態では、中子8として伸縮可能な弾性材から構成された袋状(風船状)のものを用いている。
【0023】
成形体7aに対する損傷を抑える観点から中子8の構成材料として特に好ましいものは、その厚みが0.5〜2mm、特に0.7〜1.5mmであり、硬度(JIS K 6253)が、15〜50°、特に20〜30°のものである。
【0024】
図1(c)に示すように、中子8の挿入の完了状態においては、中子8の下端は成形体本体7の底部付近に位置する。この状態下、同図に示すように、加圧流体の供給源(図示せず)から所定の加圧流体を支持部材10内に供給する。供給された加圧流体は、支持部材10の側面に形成された開孔10aを経由して中子8の内部に供給される。これにより中子8を膨張させる。このとき、抄紙型1のキャビティ4を外部へ向けて吸引する状態を継続しておく。
【0025】
膨張した中子8によって含水状態の成形体本体7は、抄紙面、即ちキャビティ4の内面に向けて押圧される。これにより、成形体本体7の加圧脱水が進行すると共に成形体本体7にキャビティ4の内面形状が転写される。また、成形体本体7が、その内部からキャビティ4の内面に向けて押し付けられるので、キャビティ4の形状が複雑であっても、精度良くキャビティ4の内面の形状が成形体本体7に転写されることになる。更に、胴部側壁がほぼ垂直に立ち上がった深底の成形体も容易に製造できる。中子8を膨張させるために用いられる流体としては、例えば空気(加圧空気)、熱風(加熱された加圧空気)、過熱蒸気、油(加熱油)、その他各種の液が使用される。特に、空気、熱風、過熱蒸気を用いることが、操作性等の点から好ましい。流体を供給する圧力は、0.01〜5MPa、特に0.1〜3MPaであることが好ましい。
【0026】
成形体本体7を所定の含水率まで脱水でき且つ成形体本体7にキャビティ4の内面の形状が十分に転写されたら、中子8内の流体を抜き、中子8を元の大きさに縮小させる。次いで、図1(d)に示すように、縮小した中子8を支持部材10と共に成形体本体7内より取り出し、更に抄紙型1を開いて所定の含水率まで脱水された成形体本体7を取り出す。
【0027】
取り出された成形体は次に加熱乾燥工程に付される。加熱乾燥工程では、抄紙及び脱水を行わず、加熱された状態の加熱型を用いること、及び加圧脱水工程で用いた中子よりも耐熱性及び耐久性が高い別の中子を用いること以外は、図1(b)〜(d)に示す加圧脱水工程とほぼ同様の操作が行われる。加圧脱水工程で用いた中子よりも耐熱性及び耐久性が高い中子を用いる理由は、加熱乾燥工程では、加圧脱水工程よりも、過酷な条件下で中子の拡縮が行われるためである。
【0028】
先ず、一組の割型を組み合わせることにより成形すべき成形体本体の外形に対応した形状のキャビティが形成される加熱型を別途用意し、該加熱型を所定温度に加熱しておく。本実施形態においては、加熱型のキャビティ形状と抄紙型のキャビティ形状とは同じになされている。加熱された状態の加熱型のキャビティ内に、所定の含水率まで脱水された含水状態の成形体本体を装填する。
【0029】
次に、図1(b)〜(d)に示す加圧脱水工程で用いた中子8とは別の中子を成形体本体内に挿入し、該中子内に流体を供給して該中子を拡張させ、拡張した該中子により成形体本体をキャビティの内面に向けて押圧する。この中子の挿入に際しても、前述した抄紙・脱水工程と同様に、張り出し部7cによるパルプ繊維の係止作用によって、パルプモールド成形体の変形や損傷が効果的に防止される。中子の材質及び流体の供給圧力は、加圧脱水工程と同様とすることができる。この状態下に、成形体本体を加熱乾燥する。
【0030】
中子の挿入に際しては、前述した加圧脱水工程と同様に、中子内を吸引して縮小させておくことが好ましいが、吸引せずに中子を挿入してもよい。この理由は、脱水後の成形体本体は、十分な保形性を有しているので、中子と多少接触しても、成形体本体が受ける損傷はほとんどないからである。同様の理由から、中子は延伸させなくてもよい。
【0031】
成形体本体が十分に乾燥したら、中子内の流体を抜き、該中子を縮小させて取り出す。更に加熱型を開いて、成形体本体を取り出す。
【0032】
次に、図1(e)に示すように、加熱型から取り出された成形体本体7は、該成形体本体7における延出部7bとパルプモールド成形体7aとの連接部において、所定の手段によって切断され、延出部7bとパルプモールド成形体7aとが切り離される。その結果、目的物であるパルプモールド成形体7aが得られる。切り離された延出部7bは、成形体の原料として再利用される。
【0033】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態においては、延出部7bの張り出し部7cには、その周縁に立ち上がり部7dが形成されていたが、張り出し部7cによるパルプ繊維の係止作用が十分であれば、立ち上がり部7dは形成しなくてもよい。また、張り出し部7cは、本実施形態のように傾め上方に向かって延出していてもよく、或いは水平方向に延出していてもよい。
【0034】
また、張り出し部7cは、そのパルプ繊維の係止作用が十分に発現すれば、不連続に形成されていてもよい。
【0035】
また、加熱乾燥工程において、中子の繰り返しの使用耐久性を向上させる為に、成形体の開口部よりも大きな中子を用いてもよい。この場合にも、所定の含水率まで脱水された成形体本体は高い強度を有しているので、中子がフランジに触れてもパルプモールド成形体の変形又は損傷を抑えることができる。
【0036】
また、前記実施形態においては、2個の割型2,3で一組の抄紙型1が構成されていたが、成形体の形状に応じて3個又はそれ以上の割型から抄紙型を構成してもよい。加熱型に関しても同様である。
【0037】
本発明の製造方法は、ボトル状の成形体の製造に特に有効であるが、箱形のカートン状の成形体及びその他の形状の成形体の製造にも同様に適用することができる。更に、内容物の収容に用いられる容器の形状のほか、置物等のオブジェなどデザイン上自由な種々の形状の成形体の製造にも適用できる。
【0038】
尚、本発明の別の例として、中子をその内部に挿入した支持棒によって支持し且つ該中子内を吸引して収縮させて、抄紙型のキャビティ内に挿入しておき、この状態下に、該キャビティ内にパルプスラリーを供給して湿式抄紙することで成形体を形成する方法も挙げられる。この方法によれば、中子8を挿入する操作を行わなくて済むので、成形体本体7は、抄紙された直後の含水率が高く損傷を受け易い状態においても、そのような変形や損傷を受けることがない。更には、抄紙後に中子8を挿入する機械動作が不要となり(別の動作と並列に行うことができる)、全体の成形サイクルを短縮することができるという利点もある。
【0039】
また、中子8内を吸引して収縮させた状態下でスラリーを供給するので、抄紙型内におけるスラリー挙動の変動を小さくすることができ、パルプモールド成形体7aの肉厚むらを抑えることができる。中子8内の吸引による収縮を行わずにスラリーを供給した場合には、スラリーの流れに起因して中子8が脈動することで、抄紙型内でのスラリーの流れが乱されて不安定になるので、パルプモールド成形体7aに肉厚むらが生じる可能性が大きい。
【0040】
更に、中子8内を吸引して収縮させることに加えて、中子8を支持棒の周囲に捻回させる等して一層小さく収縮させた状態下にスラリーを供給することで、スラリーの流動状態をより安定させることができる。
【0041】
この別法によれば、抄紙型内で中子8の押圧によって脱水された成形体本体7は、含水率が十分低下している。従って、成形体本体7を抄紙型から乾燥型へ移動させて、乾燥型において別の中子を用い、これを前述の加熱乾燥工程と同様に吸引し収縮させた後に成形体本体7内に挿入することで、成形体本体7の変形や損傷による不良品の発生をより小さくできる。
【0042】
【発明の効果】
本発明のパルプモールド成形体の製造方法によれば、含水状態のパルプモールド成形体に損傷を与えることなく安定して加圧脱水を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜図1(d)は本発明のパルプモールド成形体の製造方法の抄紙及び脱水工程を順次示す工程図であり、図1(e)は乾燥後の成形体本体の切断工程である。
【図2】図1(a)に示す成形体本体の要部拡大図である。
【図3】固定部の詳細を表す図である。
【図4】吸引されて縮小された状態の中子の横断面を示す模式図である。
【符号の説明】
1 抄紙型
2,3 割型
4 キャビティ
4a 成形体対応キャビティ部
4b 延出部対応キャビティ部
5 連通路
6 スラリー流入路
7 成形体本体
7a パルプモールド成形体
7b 延出部
7c 張り出し部
7d 立ち上がり部
8 中子
9 固定部
10 支持棒
8 中子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a pulp mold molded body that can stably pressurize and dehydrate a water-containing pulp mold molded body.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
The applicant previously disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-31267, by inserting a hollow core made of an elastic body into a pulp mold molded body formed by papermaking, expanding the core, and pressing the molding by the pressing force. A method for producing a pulp molded body that pressurizes and dehydrates the body was proposed. According to this method, there is an advantage that it is possible to manufacture a deep-bottomed molded body whose side walls rise almost vertically or a molded body having a so-called undercut portion without causing a joint.
[0003]
However, when a bottle-shaped molded body having a small opening is manufactured using the above manufacturing method, for example, in the core insertion step prior to pressure dehydration, a part of the core is in a water-containing state. May come into contact with the body. Since the molded body in a water-containing state is fragile and does not have sufficient shape retention, there is a risk that the pulp fibers constituting the molded body may be peeled off due to contact with the core.
[0004]
By the way, in Japanese Patent Publication No. 35-9669, a core that can be expanded and contracted is inserted into a cavity of a papermaking mold in advance with a support member supported, and pulp slurry is supplied into the cavity under this condition. Then, after forming the molded body by making paper, the pulp mold molded body is formed by expanding the core, depressurizing and dehydrating the molded body with the pressing force, and then pulling out the core from the molded body. The manufacturing method is described.
[0005]
In this method, when the core is pulled out from the molded body, the core may come into contact with the molded body. However, the molded body has already been dehydrated and has sufficient shape retention. In addition, the core pulling-out operation is an operation in which the molded body is less likely to be damaged than the core inserting operation. Therefore, unlike this method proposed by the present applicant, this method is less likely to damage the molded body even if the core contacts. However, in this method, since the core is inserted in the cavity in advance, the flow of the pulp slurry supplied into the cavity is disturbed, and the pulp fibers are not uniformly deposited.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide a method for producing a pulp mold molded body that can stably perform pressure dehydration without damaging the water-containing pulp mold molded body.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, a hollow core that can be expanded and contracted is inserted into a water-containing pulp mold molded body formed in a papermaking mold by a wet papermaking method, and then the core is expanded and the pressing force is used to In the manufacturing method of a pulp mold molded body for pressurizing and dehydrating a molded body, a molded body main body including the molded body having an opening and an extending portion having a projecting portion extending outward from an end surface of the opening. forming a said core and under a state of being contracted by sucking the is supported and the tang by a support rod inserted therein, the insert into the molded body the body through the extension portion and the opening By providing a method for producing a pulp mold molded body by cutting the molded body main body at a connecting portion between the extended portion and the molded body after pressurization and dehydration of the molded body main body. Achieving purpose Those were.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on preferred embodiments with reference to the drawings. This embodiment is an example of manufacturing a bottle-shaped pulp mold molded body (hereinafter, also simply referred to as a molded body) having an open mouth-neck portion and a trunk portion having a diameter larger than that of the mouth-neck portion. 1 (a) to 1 (d) sequentially show a paper making process and a dewatering process of the method for producing a pulp molded product of the present invention, and FIG. 1 (a) shows a pulp slurry injection and suction dewatering process. 1 (b) is a core insertion process, FIG. 1 (c) is a pressure dehydration process, and FIG. 1 (d) is a process for opening a papermaking mold. Moreover, FIG.1 (e) is the cutting process of the molded object main body after drying.
[0009]
First, as shown in FIG. 1 (a), a
[0010]
The cavity 4 includes a molded body corresponding cavity portion 4a which is a portion corresponding to a pulp mold molded body having an opening, and an extended portion corresponding cavity portion 4b which is a portion corresponding to an extended portion extending from an end surface of the opening. It is composed of
[0011]
Under this condition, a predetermined amount of pulp slurry is injected into the cavity 4 through the slurry inlet 5. At the same time, the inside of the cavity 4 is sucked under reduced pressure toward the outside of the
[0012]
In the molding of the molded
[0013]
The formed molded
[0014]
A
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
In addition, since the
[0018]
When the
[0019]
Although not shown in the figure, the
[0020]
For suction in the
[0021]
When inserting the core, it is preferable that the cavity 4 of the
[0022]
A
[0023]
Particularly preferable as a constituent material of the
[0024]
As shown in FIG. 1 (c), the lower end of the
[0025]
The molded
[0026]
When the molded
[0027]
The removed molded body is then subjected to a heat drying step. In the heat drying process, papermaking and dehydration are not performed, a heated heating mold is used, and another core having higher heat resistance and durability than the core used in the pressure dehydration process is used. Are substantially the same as those in the pressure dehydration step shown in FIGS. The reason why the core having higher heat resistance and durability than the core used in the pressure dehydration process is used is that the core is expanded and contracted under severer conditions in the heat drying process than in the pressure dehydration process. It is.
[0028]
First, a heating mold in which a cavity having a shape corresponding to the outer shape of the molded body to be molded is formed by combining a pair of split molds, and the heating mold is heated to a predetermined temperature. In this embodiment, the cavity shape of the heating mold and the cavity shape of the papermaking mold are the same. The molded body main body in a water-containing state dehydrated to a predetermined water content is loaded into the heated mold cavity.
[0029]
Next, a core different from the
[0030]
When inserting the core, it is preferable to reduce the inside of the core by suction, as in the above-described pressure dehydration step, but the core may be inserted without suction. This is because the molded body after dehydration has sufficient shape retention, so that even if it comes into contact with the core to some extent, the molded body is hardly damaged. For the same reason, the core need not be stretched.
[0031]
When the molded body is sufficiently dry, the fluid in the core is drained, and the core is reduced and removed. Further, the heating mold is opened and the molded body is taken out.
[0032]
Next, as shown in FIG.1 (e), the molded object
[0033]
The present invention is not limited to the embodiment. For example, in the above-described embodiment, the protruding portion 7c of the extending
[0034]
Moreover, the overhang | projection part 7c may be formed discontinuously, if the latching effect | action of the pulp fiber fully expresses.
[0035]
Further, in the heat drying step, a core larger than the opening of the molded body may be used in order to improve the repeated use durability of the core. Also in this case, since the molded body main body dehydrated to a predetermined moisture content has high strength, deformation or damage of the pulp mold molded body can be suppressed even if the core touches the flange.
[0036]
In the above embodiment, a pair of
[0037]
The production method of the present invention is particularly effective for the production of a bottle-shaped molded body, but can be similarly applied to the production of a box-shaped carton-shaped molded body and other shaped molded bodies. Furthermore, in addition to the shape of the container used to store the contents, the present invention can also be applied to the production of shaped articles having various shapes such as objects such as figurines.
[0038]
As another example of the present invention, the core is supported by a support rod inserted therein, and the inside of the core is sucked and contracted and inserted into the cavity of the papermaking mold. In addition, there may be mentioned a method of forming a molded body by supplying pulp slurry into the cavity and performing wet papermaking. According to this method, since it is not necessary to perform an operation of inserting the
[0039]
Further, since the slurry is supplied in a state in which the inside of the
[0040]
Furthermore, in addition to the inside of the
[0041]
According to this alternative method, the moisture content of the molded
[0042]
【The invention's effect】
According to the method for producing a pulp molded article of the present invention, pressure dehydration can be stably performed without damaging the water-containing pulp mold molded article.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 (a) to FIG. 1 (d) are process diagrams sequentially showing papermaking and dehydration steps of a method for producing a pulp mold molded body of the present invention, and FIG. 1 (e) is a molded body after drying. It is a main body cutting process.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of the molded body main body shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram illustrating details of a fixing unit.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a cross section of the core in a state of being reduced by suction.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
方法。A hollow core that can be expanded and contracted is inserted into a water-containing pulp mold molded body formed in a paper mold by a wet papermaking method, and then the core is expanded and the molded body is applied by the pressing force. In the method for producing a pulp mold molded body to be pressure-dehydrated , a molded body body is formed which includes the molded body having an opening and an extending portion having an overhang portion extending outward from an end surface of the opening, said core to under a state of being contracted by sucking the is supported and the tang by a support rod inserted therein, the insert into the molded body the body through the extension portion and the opening, the molded article A method for producing a pulp mold molded body, wherein the molded body body is cut at a connecting portion between the extended portion and the molded body in the molded body body after pressure dehydration of the body .
Method.
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