JP3804908B2 - Rubber composition for sealing material - Google Patents
Rubber composition for sealing material Download PDFInfo
- Publication number
- JP3804908B2 JP3804908B2 JP2000089259A JP2000089259A JP3804908B2 JP 3804908 B2 JP3804908 B2 JP 3804908B2 JP 2000089259 A JP2000089259 A JP 2000089259A JP 2000089259 A JP2000089259 A JP 2000089259A JP 3804908 B2 JP3804908 B2 JP 3804908B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- sealing material
- carbon black
- rubber composition
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は配管・装置などの広範囲な分野で、流体の漏れを防止するために使用されるシール材の成形原料に使用されるゴム組成物に係り、特に食品業界や化学業界で、流体間の熱交換を行うために使用するプレート式熱交換器用ガスケットの成形原料として有用なゴム組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にプレート式熱交換器とは、図1に示すような伝熱面2の四隅に流体の通路3となる孔を有する長方形状をした複数枚の伝熱プレート1を、ガスケット5を介して積層した構造となっており、ガスケット5の形状を変えることによって2種類の流体を交互に伝熱プレート1上の伝熱面2を通し、伝熱プレート1を介して熱交換する機器で、食品業界や化学業界で幅広く使用されている。
このプレート式熱交換器に使用するガスケット5は、伝熱プレート1の外周の溝4に装着され、2種類の流体間および流体と外部との間をシールするために重要な役割を果たしており、断面が多角形の細長いゴムの成型品が用いられることが多い。
【0003】
また、このプレート式熱交換器の周辺の配管ラインには、図2に示すようなフェルール継手8が使用されており、取り付け、取り外しが容易なことから食品業界などで多用されている。そして、このフェルール継手8等の継手部7にもゴムガスケット6が用いられている。
【0004】
これらガスケット5,6は、ゴムとカーボンブラックとを主成分とするゴムコンパウンドを架橋したものが一般的であり、用いられるゴムの種類としては、エチレンプロピレンゴム(EPMおよびEPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリルブタジエンゴム(HNBR)、ふっ素ゴム(FKM)等が流体の種類および温度などに応じて使い分けられているが、最近ではゴムの周囲をふっ素樹脂で被覆したガスケット5も使用されるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ガスケット5,6は、高温の内部流体に長期間晒されても流体の圧力に耐えられる引張強さや伸びを保持している必要があり、さらにガスケット交換時期まで流体間および流体と外部との間をシールするために圧縮永久ひずみが少ないことが要求されている。
特に食品業界では、プレート式熱交換器は流体間および流体と外部との間のシールを完全に行う必要があり、さらに架橋剤についても硫黄の食品に対する汚染性の問題や圧縮永久ひずみが小さくなることなどを考慮して、過酸化物が使用されることが多い。
【0006】
ところが、食品業界では高温での短時間殺菌が主流となってきたことから、内部流体の温度が150℃程度まで上がることが多くなり、上記したようなゴムコンパウンドを過酸化物により架橋しただけでは所定の引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみの値を維持することが困難となってきている。それに加えて、長時間応力をかけられた状態で高い温度に晒されていると、ゴムの劣化によるカーボンブラックの離脱や、ゴム中の成分の溶出などが見られることもあった。
そこで、従来では、シラン系のカップリング剤を添加することにより、高温での諸特性を改善する試みもなされているが、満足できる結果が得られていない。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、高温で使用した場合でも所定の引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみの値を維持し、さらにゴムの劣化やゴムからの溶出物が少ないシール材の成形原料となるゴム組成物、特に食品業界で使用されるプレート式熱交換器のガスケット用に適したゴム組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るシール材用ゴム組成物は、ゴム、カーボンブラックを含有し過酸化物で架橋されるシール材用ゴム組成物において、ゴム100重量部に対して、カーボンブラック50〜100重量部、チタネート系カップリング剤0.5〜3.0重量部を含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るシール材用ゴム組成物は、上記シール材用組成物においてゴムがエチレンプロピレンゴムであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るシール材用ゴム組成物は、上記シール材用組成物においてカーボンブラックが2次粒子径で25〜60nmであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関して詳細に説明する。
本発明において、ゴムの種類は特に制限されるものではなく、シール材の種類に応じて適宜選択される。例えば、プレート式熱交換器のガスケット用とする場合には、エチレン−プロピレンゴム(EPMおよびEPDM)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(HNBR)、ふっ素ゴム(FKM)等を挙げることができるが、比較的安価で主鎖に二重結合がないため耐熱性の高いエチレン−プロピレンゴムを使用することが望ましい。
【0010】
カーボンブラックの種類としては、MAF、FEF、SRFタイプ等の通常のゴム補強剤として用いられるカーボンブラックを使用することができるが、引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみ等を良好な値とするためには、HAF以上の粒径の細かいものを使用することが望ましい。
特に圧縮永久ひずみ、引張強さのバランスをもったゴム組成物を得るためには、カーボンブラックとして2次粒子径が25〜60nm、さらに好ましくは30〜50nmのものを用いるのが良い。尚、この2次粒子径とは外見上は1個の粒子とみられるが、実際にはいくつかの粒子が集まっているものの径と定義される。カーボンブラックの2次粒子径が60nmより大きいものを配合すると、ゴムとの結合力が低下したり、ゴム中のカーボンブラックの分散性が悪くなるため、引張強さが小さくなり、2次粒子径が25nmより小さいものを配合すると圧縮永久ひずみが大きくなり、ガスケットとして用いるときに長時間のシール性が不安定になる。
【0011】
この2次粒子径が25〜60nmのカーボンブラックは、ゴム100重量部に対して60〜100重量部、好ましくは65〜95重量部含まれることが望ましい。
また、これらのカーボンブラックは2種類以上を組み合わせて使用できることは言うまでもない。
【0012】
架橋剤としては、従来よりプレート式熱交換器のガスケット用等各種のシール材の成形原料に使わている過酸化物が使用され、また共架橋剤も同様である。これらは、使用するゴムに適したものを使用すれば良く、必要とされる物性に応じて適宜調整することが可能である。
また、必要に応じて従来よりプレート式熱交換器のガスケット用等各種のシール材の成形原料に使われている各種の添加剤を添加してもよい。
【0013】
チタネート系カップリング剤としては、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネートなどを用いることができる。
【0014】
本発明においては、上記の各成分は、ゴム100重量部に対して、カーボンブラックは50〜100重量部、チタネート系カップリング剤は0.5〜3.0重量部配合される。特に好ましい組成は、EPDMゴム100重量部、カーボンブラック70重量部、過酸化物架橋剤4.8重量部、メタクリレート系共架橋剤2重量部、チタネート系カップリング剤2重量部である。
【0015】
本発明のシール材用ゴム組成物は、チタネート系カップリング剤を含むことによって、高温において引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみの値が維持され、さらにゴムの劣化やゴムからの溶出物が少なくなる。このような作用について、本発明者らは以下のように推測している。
通常カップリング剤は、有機高分子と無機質の繊維や充填材の表面との間に作用して強固なブリッジを形成することから、有機高分子の補強剤として用いられている。しかし、本発明におけるゴム組成物のように、ゴムとカーボンブラックに対する効果は少なく、効果のある場合でもカップリング剤の添加量を増やすほど引張強さは大きくなるものの伸びが小さくなり、プレート式熱交換器のゴムガスケットをはじめとするシール材の特性としては望ましくない。
これに対して、本発明におけるチタネート系カップリング剤は、引張強さをほとんど変えることなく、伸びを増大させる。また、その添加量はゴム100重量部に対して0.5〜3.0重量部の時に最も効果があることから、通常のカップリング剤としての効果ではなく、ある種の架橋剤としてゴムとカーボンブラックとの間、さらには過酸化物等に作用しているものと思われる。
【0016】
【実施例】
以下実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0017】
(実施例1)
表1に示す実施例1の配合の材料をロールにて混練してゴムコンパウンドとし、これを所定の形状の金型に充填して170℃で20分間架橋成型を行った後、オーブン中で170℃で2時間二次架橋を行ってゴムシート、圧縮永久ひずみ用試験片、実機試験用試料を得た。
【0018】
(実施例2〜4)
表1に示す実施例2〜4の配合を用いて、実施例1と同様にそれぞれゴムシート、圧縮永久ひずみ用試験片、実機試験用試料を得た。
【0019】
(比較例1〜4)
表1に示す比較例1〜4の配合を用いて、実施例1と同様にそれぞれゴムシート、圧縮永久ひずみ用試験片、実機試験用試料を得た。
【0020】
【表1】
【0021】
そして、実施例1〜4、比較例1〜4の試料をJIS K6251、K6262に準ずる方法でそれぞれ引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみを測定した。また、実機と同形状の伝熱プレートにセットして150℃の熱水中に200時間浸漬し、ゴムの劣化およびゴムからの溶出物を目視にて判定した。試験の結果を表2に示す。尚、ゴムの劣化及び溶出物については、それぞれ多い場合を「×」とし、殆ど観測されない場合を「〇」とし、その中間を「△」とした。
【0022】
【表2】
【0023】
表2より判るように、カップリング剤を全く含まない比較例1並びにシラン系カップリング剤を含む比較例2と比較して、実施例1〜4はいずれも表面劣化やゴムからの溶出物が少なく、引張強さや伸びは大きく、圧縮永久ひずみは小さく、ゴムとしての特性も良好である。また、比較例3〜4に見られるように、チタネート系カップリング剤の量が適正でないとこのような効果が得られないことが判る。
【0024】
(実施例5)
表3に示す実施例5の配合の材料をロールにて混練してゴムコンパウンドとし、これを所定の形状の金型に充填して170℃で20分間架橋成型を行った後、オーブン中で170℃で2時間、二次架橋を行ってゴムシート、圧縮永久ひずみ用試験片を得た。
【0025】
(実施例6〜11)
表3に示す実施例6〜11の配合を用いて、実施例5と同様にそれぞれゴムシート、圧縮永久ひずみ用試験片を得た。
【0026】
(比較例5、6)
表3に示す比較例5、6の配合を用いて、実施例5と同様にそれぞれゴムシート、圧縮永久ひずみ用試験片を得た。
【0027】
【表3】
【0028】
実施例5〜11、比較例5、6を150℃の熱水中に200時間浸漬した後の引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみの測定結果を表4に示すが、実施例5〜11は比較例5に比べて圧縮永久ひずみが小さく、比較例6に比べて引張強さが大きくなっており、カーボンブラックの粒径を選択することにより、熱水浸漬後でも十分な物性を維持することがわかる。
【0029】
【表4】
【0030】
以上、本発明に関して主にプレート式熱交換器用ガスケットを例にして説明してきたが、勿論本発明のシール材用ゴム組成物はこれに限定されるものではなくその他の各種のシール材、特に高温に晒されるようなシール材の成形原料として好適に使用できる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のシール材用ゴム組成物を用いることにより、高温で使用した場合でも所定の引張強さ、伸び、圧縮永久ひずみの値を維持し、さらにゴムの劣化やゴムからの溶出物が少なく、特に食品業界で使用されるプレート式熱交換器のガスケット用に適したシール材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレート型熱交換器を説明するための上面図である。
【図2】フェルール継手を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 伝熱プレート
2 伝熱面
3 流体の通路
4 ガスケット溝
5 ガスケット
6 ガスケット
7 継手部
8 フェルール継手[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rubber composition used as a raw material for a sealing material used to prevent fluid leakage in a wide range of fields such as piping and equipment, and more particularly between food and chemical industries. The present invention relates to a rubber composition useful as a molding raw material for a gasket for a plate heat exchanger used for heat exchange.
[0002]
[Prior art]
In general, a plate heat exchanger is formed by laminating a plurality of rectangular heat transfer plates 1 having holes serving as
The
[0003]
Further, a ferrule joint 8 as shown in FIG. 2 is used in a piping line around the plate heat exchanger, and it is frequently used in the food industry and the like because it can be easily attached and detached. A rubber gasket 6 is also used for the
[0004]
These
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The
Especially in the food industry, plate heat exchangers require a complete fluid-to-fluid and fluid-to-exterior seal, and also reduce cross-linking agent sulfur contamination issues and compression set. In consideration of this, peroxides are often used.
[0006]
However, since sterilization at high temperatures has become the mainstream in the food industry, the temperature of the internal fluid often rises to about 150 ° C, and the rubber compound as described above is simply crosslinked with peroxide. It has become difficult to maintain predetermined tensile strength, elongation, and compression set values. In addition, when exposed to a high temperature in a state of being stressed for a long time, carbon black may be detached due to deterioration of the rubber or components in the rubber may be eluted.
Thus, conventionally, attempts have been made to improve various properties at high temperatures by adding a silane coupling agent, but satisfactory results have not been obtained.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and maintains a predetermined tensile strength, elongation, and compression set value even when used at a high temperature, and further, deterioration of rubber and effluent from rubber. It is an object of the present invention to provide a rubber composition which is a molding material for a sealing material with a low content, particularly a rubber composition suitable for a gasket of a plate heat exchanger used in the food industry.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a rubber composition for a sealing material according to claim 1 of the present invention is a rubber composition for a sealing material containing rubber and carbon black and crosslinked with a peroxide. On the other hand, it is characterized by containing 50 to 100 parts by weight of carbon black and 0.5 to 3.0 parts by weight of a titanate coupling agent.
The rubber composition for a sealing material according to
The rubber composition for a sealing material according to
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
In the present invention, the type of rubber is not particularly limited, and is appropriately selected according to the type of sealing material. For example, when used for gaskets of plate heat exchangers, ethylene-propylene rubber (EPM and EPDM), acrylonitrile-butadiene rubber (NBR), hydrogenated acrylonitrile-butadiene rubber (HNBR), fluorine rubber (FKM), etc. It is desirable to use ethylene-propylene rubber having high heat resistance because it is relatively inexpensive and has no double bond in the main chain.
[0010]
As the type of carbon black, carbon black used as a normal rubber reinforcing agent such as MAF, FEF, SRF type, etc. can be used. However, in order to obtain good values for tensile strength, elongation, compression set, etc. It is desirable to use a fine particle having a particle size equal to or larger than HAF.
In particular, in order to obtain a rubber composition having a balance between compression set and tensile strength, it is preferable to use carbon black having a secondary particle diameter of 25 to 60 nm, more preferably 30 to 50 nm. The secondary particle diameter is apparently a single particle, but is actually defined as the diameter of a collection of several particles. If a carbon black secondary particle size larger than 60 nm is blended, the bond strength with the rubber will be reduced and the dispersibility of the carbon black in the rubber will deteriorate, so the tensile strength will be reduced and the secondary particle size will decrease. When a compound having a particle size of less than 25 nm is blended, the compression set becomes large, and long-time sealing becomes unstable when used as a gasket.
[0011]
The carbon black having a secondary particle diameter of 25 to 60 nm is desirably contained in an amount of 60 to 100 parts by weight, preferably 65 to 95 parts by weight, based on 100 parts by weight of rubber.
Needless to say, these carbon blacks can be used in combination of two or more.
[0012]
As the crosslinking agent, peroxides conventionally used for forming raw materials for various sealing materials such as gaskets for plate heat exchangers are used, and the same is true for the co-crosslinking agent. What is necessary is just to use the thing suitable for the rubber to be used, and it is possible to adjust suitably according to the required physical property.
Moreover, you may add the various additives conventionally used for the raw material of various sealing materials, such as a plate type heat exchanger gasket, as needed.
[0013]
As the titanate coupling agent, isopropyl triisostearoyl titanate, isopropyl tris (dioctylpyrophosphate) titanate, isopropyl tri (N-aminoethyl-aminoethyl) titanate, or the like can be used.
[0014]
In the present invention, the above components are blended in an amount of 50 to 100 parts by weight of carbon black and 0.5 to 3.0 parts by weight of a titanate coupling agent with respect to 100 parts by weight of rubber. A particularly preferred composition is 100 parts by weight of EPDM rubber, 70 parts by weight of carbon black, 4.8 parts by weight of a peroxide crosslinking agent, 2 parts by weight of a methacrylate co-crosslinking agent, and 2 parts by weight of a titanate coupling agent.
[0015]
By including a titanate coupling agent, the rubber composition for a sealing material of the present invention maintains the values of tensile strength, elongation, and compression set at a high temperature, and further, there is little deterioration of rubber and elution from rubber. Become. About such an effect | action, the present inventors are estimating as follows.
In general, a coupling agent is used as a reinforcing agent for an organic polymer because it acts between the organic polymer and the surface of an inorganic fiber or filler to form a strong bridge. However, like the rubber composition in the present invention, the effect on rubber and carbon black is small, and even when effective, the tensile strength increases as the amount of the coupling agent added increases, but the elongation decreases, and the plate type heat It is not desirable as a characteristic of the sealing material including the rubber gasket of the exchanger.
On the other hand, the titanate coupling agent in the present invention increases the elongation with almost no change in tensile strength. Moreover, since the amount of addition is most effective when it is 0.5 to 3.0 parts by weight with respect to 100 parts by weight of rubber, it is not an effect as a normal coupling agent, but as a kind of crosslinking agent. It seems to act on the peroxide and the like with carbon black.
[0016]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0017]
Example 1
The material of the composition of Example 1 shown in Table 1 is kneaded with a roll to form a rubber compound, which is filled into a mold having a predetermined shape and subjected to cross-linking molding at 170 ° C. for 20 minutes. Secondary crosslinking was carried out at 2 ° C. for 2 hours to obtain a rubber sheet, a test piece for compression set, and a sample for actual machine test.
[0018]
(Examples 2 to 4)
Using the formulations of Examples 2 to 4 shown in Table 1, rubber sheets, test pieces for compression set, and samples for actual machine tests were obtained in the same manner as in Example 1.
[0019]
(Comparative Examples 1-4)
Using the formulations of Comparative Examples 1 to 4 shown in Table 1, rubber sheets, test pieces for compression set, and samples for actual machine tests were obtained in the same manner as in Example 1.
[0020]
[Table 1]
[0021]
And the tensile strength, elongation, and compression set were measured for the samples of Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 4 in accordance with JIS K6251 and K6262, respectively. Moreover, it set on the heat-transfer plate of the same shape as an actual machine, and was immersed in 150 degreeC hot water for 200 hours, and the deterioration of rubber | gum and the eluate from rubber | gum were determined visually. The test results are shown in Table 2. As for the rubber deterioration and the leached matter, “X” indicates the case where there are many rubbers, “O” indicates that the rubber is hardly observed, and “Δ” indicates the middle.
[0022]
[Table 2]
[0023]
As can be seen from Table 2, compared with Comparative Example 1 which does not contain any coupling agent and Comparative Example 2 which contains a silane coupling agent, Examples 1 to 4 all have surface degradation and effluent from rubber. There are few, tensile strength and elongation are large, compression set is small, and the characteristic as rubber | gum is also favorable. Further, as seen in Comparative Examples 3 to 4, it can be seen that such an effect cannot be obtained unless the amount of titanate coupling agent is appropriate.
[0024]
(Example 5)
The material of the composition of Example 5 shown in Table 3 was kneaded with a roll to obtain a rubber compound, which was filled into a mold having a predetermined shape and subjected to cross-linking molding at 170 ° C. for 20 minutes. Secondary crosslinking was performed at 2 ° C. for 2 hours to obtain a rubber sheet and a test piece for compression set.
[0025]
(Examples 6 to 11)
Using the formulations of Examples 6 to 11 shown in Table 3, rubber sheets and test pieces for compression set were obtained in the same manner as in Example 5.
[0026]
(Comparative Examples 5 and 6)
Using the formulations of Comparative Examples 5 and 6 shown in Table 3, rubber sheets and test pieces for compression set were obtained in the same manner as in Example 5.
[0027]
[Table 3]
[0028]
Although the measurement results of tensile strength, elongation, and compression set after Examples 5-11 and Comparative Examples 5 and 6 were immersed in hot water at 150 ° C. for 200 hours are shown in Table 4, Examples 5-11 are Compared to Comparative Example 5, the compression set is small, and the tensile strength is large compared to Comparative Example 6. By selecting the particle size of the carbon black, sufficient physical properties can be maintained even after immersion in hot water. I understand.
[0029]
[Table 4]
[0030]
As described above, the present invention has been described mainly using the gasket for the plate heat exchanger as an example. Of course, the rubber composition for the sealing material of the present invention is not limited to this, and other various sealing materials, particularly high temperature. It can be suitably used as a raw material for forming a sealing material that is exposed to water.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, by using the rubber composition for a sealing material of the present invention, a predetermined tensile strength, elongation, and compression set value are maintained even when used at a high temperature. Thus, a sealing material suitable for a gasket of a plate heat exchanger used in the food industry can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view for explaining a plate-type heat exchanger.
FIG. 2 is a cross-sectional view for explaining a ferrule joint.
[Explanation of symbols]
1
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000089259A JP3804908B2 (en) | 1999-06-28 | 2000-03-28 | Rubber composition for sealing material |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-181914 | 1999-06-28 | ||
JP18191499 | 1999-06-28 | ||
JP2000089259A JP3804908B2 (en) | 1999-06-28 | 2000-03-28 | Rubber composition for sealing material |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001072959A JP2001072959A (en) | 2001-03-21 |
JP3804908B2 true JP3804908B2 (en) | 2006-08-02 |
Family
ID=26500906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000089259A Expired - Lifetime JP3804908B2 (en) | 1999-06-28 | 2000-03-28 | Rubber composition for sealing material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3804908B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233076A (en) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Nichias Corp | Rubber sealant for use in accelerator |
JP5309762B2 (en) * | 2008-07-28 | 2013-10-09 | 株式会社スリーボンド | Anaerobic curable resin composition |
JP2012096779A (en) * | 2010-10-07 | 2012-05-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Heat-medium heating device and vehicle air conditioning device provided with the same |
JP5951205B2 (en) * | 2011-03-25 | 2016-07-13 | 三菱重工業株式会社 | Heat medium heating device and vehicle air conditioner equipped with the same |
CN114031869A (en) * | 2021-11-16 | 2022-02-11 | 江苏冠联新材料科技股份有限公司 | High-performance plate heat exchanger fluororubber material and preparation method thereof |
-
2000
- 2000-03-28 JP JP2000089259A patent/JP3804908B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001072959A (en) | 2001-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102124040B (en) | Acrylic rubber | |
US5461107A (en) | Perfluoroelastomeric compositions and seals having improved chemical resistance and methods of making the same | |
JP2509345B2 (en) | Fluorine rubber vulcanizing composition having high tensile strength | |
EP2607424B1 (en) | Fluoroelastomer composition and molded article | |
KR101419956B1 (en) | Rubber composition and method for producing the same, seal member by using the same and apparatus having the same, and a rubber composition for resistance to dme | |
WO1993023469A1 (en) | Fluoroelastomer composition and molding produced therefrom | |
EP3395887B1 (en) | Fluororubber composition | |
CN103534517A (en) | Seal ring | |
WO1989000174A1 (en) | Rubber composition | |
CN105189634A (en) | Acrylonitrile butadiene rubber composition, acrylonitrile butadiene rubber molded article, and method for producing same | |
CN102083906B (en) | Acrylic rubber compositions | |
JP3804908B2 (en) | Rubber composition for sealing material | |
WO2019188525A1 (en) | Acrylic rubber, acrylic rubber composition, crosslinked acrylic rubber product, sealing material, and hose material | |
JP6500053B2 (en) | Sealing material | |
JP3950353B2 (en) | Low temperature fluorine elastomer composition | |
JP6034707B2 (en) | Rubber composition for sealing pneumatic equipment and seal for pneumatic equipment using the same | |
JP5315657B2 (en) | Low-sticking fluorine-containing elastomer composition and molded article thereof | |
JP2004217892A (en) | Composition for fluororubber-based sealants, and fluororubber-based sealant | |
JP2946185B2 (en) | Joint sheet and manufacturing method thereof | |
JPWO2020116394A1 (en) | Elastomer composition and sealant | |
JPH0330026B2 (en) | ||
JP2658294B2 (en) | Rubber composition for molding a ring | |
JP3563884B2 (en) | Packing | |
KR20100085767A (en) | Nbr rubber composition for fabricating gasket of plate type heat exchanger, method of fabricating gasket of plate type heat exchanger using the same and gasket of plate type heat exchanger fabricated using the same | |
JP4204758B2 (en) | Manufacturing method of resin-coated rubber gasket |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041001 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060324 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3804908 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140519 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |