JP3802627B2 - 立旋盤及びその加工システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、立旋盤及びそれらを結合した立旋盤の加工システムに関する。更に詳しくは、主軸台の主軸軸線が垂直方向に設けられ、かつ主軸台が移動又は固定するタイプの立旋盤と、それらを組み合わせた加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
立旋盤は、主軸台に備えられた主軸の軸線が垂直に設けられている旋盤の一種である。主軸に固定された工作物チャックに工作物が把持され回転駆動され旋削加工されるのであるが、この工作物は手動又はロボット等により自動的に供給・排出される。
【0003】
この本出願人は、スラント型のベッドに移動自在な主軸台を搭載した工作機械の加工システムを提案した(特公平2−46321号公報)。工作物の供給・排出は、ロボット又はローダを装備することなく主軸台の主軸に取り付けた工作物チャックで工作物を工作物貯蔵装置から自動的に供給・排出するものである。
【0004】
このタイプは、ベッドがスラントタイプであるため切削時の切粉がベッド上に滞留して排出効率が悪い。工作機械の本体であるベッドは、軸受からの発熱、切粉の熱等により熱変形することになる。この熱変形により送り台、テーブル等を案内する案内面が変形することになるので、結果として加工精度が悪くなる。従って、可能な限り前記切粉の熱によるベッドの変形を防ぐことが要求される。
【0005】
また、主軸軸線が傾斜しているため、ワークストッカ上の被加工物も軸線を主軸軸線と平行な方向に傾斜させる必要がある。この傾斜時に被加工物を安定させるためには、被加工物を傾斜させる手段、被加工物を支持する手段等を必要とし、このような手段を省略するとワークストッカ上への載置姿勢の安定性に欠けスムースな被加工物授受ができないという問題点が生じる。
【0006】
更に、加工領域の案内面部と搬送領域の案内面部とを一体化したベッドにしているためベッドが大型化し設置床面積の省スペース化が図れないとともに、剛性のあまり必要としない搬送領域の案内面部に必要以上の剛性を与えて無駄が多い。すなわち、この工作機械で加工可能な工作物の最大加工径と比べて工作機械が大型化し省スペース化が図れないという問題を生じた。
【0007】
特開平60−249501号公報には、主軸軸線を垂直方向に向けた主軸頭に開閉式チャックを装着したNC旋盤が開示されている。しかしながら、このNC旋盤は、門形枠、横行桁に主軸頭が移動自在に支持されている構成であり、ベッド上に切粉が堆積したり、ベッド面上をクーラント(切削油剤)が流れたりすることにより、ベッドが熱変形生じる。
【0008】
ベッドが熱変形した場合に被加工物の加工精度に影響を与えないような配慮はされていないため、ベッドに固定された刃物台の工具と主軸頭とのあいだに相対的な変位が生じ、被加工物の加工精度に悪影響を与えるという問題点があった。また、このNC旋盤も省スペース化を図ることができないという問題点があった。
【0009】
更に、前記旋削工作機械は、単体機として使用する技術思想は含んでいるが加工個数、加工内容に応じてこれらを組み合わせて加工システムとして使用できる構造ではない。工作物の加工内容に応じて、複数台の旋削工作機械を組み合わせて加工システムとして使用するには、台数、機械の配置位置等を任意に選択できるような構造でなければならない。しかしながら、従来提案されている立旋盤はこれらの構造・機能を備えていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のような技術背景のもとになされたものであり、下記の目的を達成する。
【0011】
本発明の目的は、単体の立旋盤として、又は複数の台数を任意に組み合わせて旋削加工システムとしても使用できる柔軟性の高い立旋盤を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、最小の加工セルとして機能し、しかも簡素な構造の立旋盤とその加工システムを提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、ロボット、ローダ等の工作物自動供給装置を備えずに工作物を自動で供給・排出できる立旋盤とその加工システムを提供することにある。
【0014】
本発明の更に他の目的は、工作物の表・裏を1台で自動的に加工できる立旋盤を提供することにある。
【0015】
本発明の更に他の目的は、切粉等の熱によるベッドの熱変形が生じても加工精度に与える悪影響が少ないベッド構造を備えた立旋盤を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、次の手段を採る。
【0017】
第1発明の立旋盤は、
垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
前記垂直面に後記タレット支持台を固定するために配置されたタレット支持台取付面と、
前記タレット支持台取付面に設けられたタレット支持台と、
前記タレット支持台に回転自在に、かつ旋回割出し可能に設けられたタレットと、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持された主軸と、
前記主軸台に設けられ前記主軸を回転駆動する主軸モータと、
前記主軸の前記タレットと対向する側に設けられ、工作物の授受および加工時の把持を行うための工作物チャックと
を備えている立旋盤において、
前記タレット支持台取付面(15)は前記垂直面の水平方向両側に配置され、かつ前記タレット支持台取付面(15)の何れか一方に前記タレット支持台(16)が取り付けられていることを特徴とする。
【0018】
第2発明の立旋盤は、
垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
前記垂直面に後記タレット支持台を固定するために配置されたタレット支持台取付面と、
前記タレット支持台取付面に設けられたタレット支持台と、
前記タレット支持台に回転自在に、かつ旋回割出し可能に設けられたタレットと、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持された主軸と、
前記主軸台に設けられ前記主軸を回転駆動する主軸モータと、
前記主軸の前記タレットと対向する側に設けられ、工作物の授受および加工時の把持を行うための工作物チャックと
を備えている立旋盤において、
前記工作物を前記工作物チャックで供給・排出するために前記水平案内レールを前記ベットの長さより長く延長した延長水平レール(50)とを備えたことを特徴とする。
【0019】
第3発明の立旋盤は、第1発明の立旋盤において、
前記工作物を前記工作物チャックで供給・排出するために前記水平案内レールを前記ベットの長さより長く延長した延長水平レール(50)とを備えたことを特徴とする。
【0020】
第4発明の立旋盤は、第2発明または第3発明の立旋盤において、前記工作物を貯蔵するために前記ベッドに隣接し、かつ前記延長水平レールの近傍に配置された工作物貯蔵装置とを備えたことを特徴とする。
【0021】
第5発明の立旋盤は、第4発明の立旋盤において、前記工作物貯蔵装置は前記ベッドに固定されていることを特徴とする。
【0022】
第6発明の立旋盤の加工システムは、第1発明の立旋盤において、少なくとも2台の前記立旋盤を前記水平案内レールが直列になるように配置し、かつ二つの前記水平案内レール間を連結する連結水平案内レール(61)とを有することを特徴とする。
【0023】
第7発明の立旋盤の加工システムは、第6発明の立旋盤の加工システムにおいて、前記工作物を貯蔵するために前記両ベッド間に隣接し、かつ前記連結水平案内レールの近傍に配置された工作物貯蔵装置とを備えたことを特徴とする。
【0024】
第8発明の立旋盤の加工システムは、第6発明の立旋盤において、前記工作物貯蔵装置の近傍に配置され、前記工作物貯蔵装置に載置された工作物を反転させるために工作物反転装置とを備えていることを特徴とする。
【0025】
第9発明の立旋盤は、
垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
前記垂直面に後記主軸台を固定するために配置された主軸台取付面と、
前記主軸台取付面に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持された主軸と、
前記主軸台に設けられ前記主軸を駆動するための主軸モータと、
前記主軸に着脱自在に取り付けられ工作物を把持するための工作物チャックと、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられたタレット支持台と、
前記タレット支持台に回転自在に、かつ旋回割出し可能に設けられたタレットと、
前記タレット支持台又は前記タレットに設けられ工作物を供給・排出するための工作物ハンドと
からなる立旋盤において、
前記主軸台取付面は前記垂直面の水平方向両側に配置され、かつ前記主軸台取付面の何れか一方に前記主軸台が設けられていることを特徴とする。
【0026】
第10発明の立旋盤の加工システムは、本発明1の立旋盤と本発明9の立旋盤とからなる加工システムであって、少なくとも2台の前記立旋盤を前記水平案内レールが直列になるように配置し、かつ二つの前記水平案内レール間を連結する連結水平案内レールとを有することを特徴とする。
【0027】
第11発明の立旋盤の加工システムは、本発明10の立旋盤において、前記工作物を貯蔵するために前記ベッド間に隣接し、かつ前記連結水平案内レールの近傍に配置された工作物貯蔵装置とを備えたことを特徴とする。
【0028】
第12発明の立旋盤の加工システムは、本発明1または本発明9の立旋盤において、前記ベッドの垂直面近傍位置に、前記垂直面に対して前記水平案内レール側に凹状になるような平面を形成し、前記タレット支持台に旋回割り出し可能に設けられた前記タレットの振りを大きくできるようにしたことを特徴とする。
【0029】
第13発明の立旋盤は、
垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
後記くし刃工具台を固定するために前記垂直面の水平方向両端に配置された工具台取付面と、
前記両端の工具台取付け面に固定され、工具が直線上に配列されたくし刃工具台と、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記工具台取付け面の間の前記ベッドに形成され、前記工具台取付け面に対して前記水平案内レール側に凹状になるように形成された平面と、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ、垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持される主軸と、
前記主軸台に設けられ、前記主軸を駆動するための主軸モータと、
前記主軸の前記タレットと対向する側に設けられ、工作物の授受および加工時の把持を行うための工作物チャックとを備えていることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
(発明の実施の形態1)
次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態を示す主軸移動型立旋盤1の正面図である。図2は図1のII−II線で切断した断面図である。主軸移動型立旋盤1のベッド2は、主軸移動型立旋盤1の本体を構成する台である。ベッド2は、概略すると箱状の後部ベッド部3と、この後部ベッド部3より垂直方向の高さが低くこの後部ベッド部3の前部に一体に設けられ配置された箱状の前部ベッド部4とから構成されている。
【0032】
後部ベッド部3の上面には、X軸方向に2本のX軸案内面(ころがり案内機構の軌道台)5が形成されている。2本のX軸案内面5上には、移動台6がX軸線方向に複数のころがりガイド本体5aを介して移動自在に配置されている。X軸案内面5ところがりガイド本体5aとで直線ころがり案内機構を構成する。また、2本のX軸案内面5が水平案内レールとなる。2本のX軸案内面5のほぼ中間の位置でこれに沿ってX軸方向送りねじ7が配置されている。X軸方向送りねじ7には、移動台6に固定されたナット7aがねじ込まれている。
【0033】
X軸方向送りねじ7の一端は、軸受ブラケット8内に設けられた軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。同様に、X軸方向送りねじ7の他端は、ベッドに固定された軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。X軸方向送りねじ7の先端には、歯付プーリ9が固定されている。歯付プーリ9は、歯付ベルト10と噛み合っている。歯付ベルト10は、X軸サーボモータ12の出力軸に固定された歯付プーリ11に噛み合っている。
【0034】
X軸サーボモータ12は、後部ベッド部3内に形成された空洞13内に配置され、軸受ブラケット8に固定されている。結局、X軸サーボモータ12が回転駆動されると、X軸サーボモータ12の出力軸の歯付プーリ11、歯付ベルト10、歯付プーリ9、及びX軸方向送りねじ7が回転駆動される。このX軸方向送りねじ7は、移動台6に固定されたナット7aがねじ込まれているのでこのX軸方向送りねじ7の回転駆動により、移動台6がX軸案内面5上を移動する。この移動がタレット17の工具TへのX軸線方向の送りとなる。
【0035】
なお、軸受ブラケット8は、前記説明では一方の後部ベッド部3の側面51に固定されているが、反対側の側面にも取り付け可能である。すなわち、軸受ブラケット8、X軸サーボモータ12、歯付プーリ11、歯付ベルト10、及びタイミングプーリ9等のX軸送り機構は他の側面51にも固定可能な構造である。
【0036】
後部ベッド部3の前面の両端には、垂直な面であるタレット支持台取付面15が形成されている。タレット支持台取付面15は、タレット17を回転自在に支持しているタレット支持台16を固定するための取付面である。何れか一方のタレット支持台取付面15にタレット支持台16が固定されている。すなわち、タレット支持台取付面15は、右勝手または左勝手の工作機械を構成するためのものであり、生産ライン、工場施設等状況に応じて選択して何れか一方又は両方が使用される。
【0037】
タレット支持台16には、タレット17がX軸と平行な軸線を中心に旋回割出し可能に設けられている。タレット17には、工具Tが放射状に取り付けられている。後部ベッド3の前面中央部には、平面18が形成されている。この平面18は、垂直面または垂直面に近い平面であることが好ましい。
【0038】
しかしながら、略箱形状の後部ベッド部3を形成できるとともに切粉の落下がスムースに行える形状のものであればこの実施の形態のように所定の角度を有する傾斜した平面であってもよい。さらに、若干曲面状になっていてもよい。この平面18は、タレット支持台取付面15に対してX軸案内面5側に凹状になるように形成されている。また、この平面18を形成することによりタレット17の振りを大きくすることができる。
【0039】
後部ベッド部3の前部には、前部ベッド部4が一体に形成されている。前部ベッド部4は、加工時に排出される切粉を受け入れ、図示しない切粉排出手段(チップコンベア)によりベッド2の側部または後部から切粉を排出するための長方体状の切粉排出空間20が形成されている。切粉排出空間20の上部は開口21が形成されている。加工中に発生する切粉は、開口21からクーラント(切削油剤)とともに切粉排出空間20に直接落下する。
【0040】
また、開口21の周囲に落下した切粉は、開口21の周囲に形成された傾斜面22及び傾斜面23により案内されて切粉排出空間20に落下する。切粉排出空間20の底部にはフイルター(図示せず)が配置され、このフイルターで切粉とクーラントが分離される。分離されたクーラントは、クーラント溜まり空間24に落下する。クーラント溜まり空間24内のクーラントは、加工部位に循環供給されて再度使用される。
【0041】
移動台6の前面には、X軸案内面5と直交するZ軸方向に2本のZ軸案内面30が形成されている。2本のZ軸案内面(ころがり案内機構の軌道台)30上には、主軸台31がZ軸線方向に複数のころがりガイド本体(図示せず)を介して移動自在に配置されている。2本のZ軸案内面30のほぼ中間の位置でこれに沿ってZ軸方向送りねじ32が配置されている。Z軸方向送りねじ32には、主軸台31に固定されたナット(図示せず)がねじ込まれている。Z軸方向送りねじ32の一端は、軸受ブラケット33に設けられた軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。
【0042】
同様に、Z軸方向送りねじ32の他端は、移動台6に固定された軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。Z軸方向送りねじ32の先端には、歯付プーリ34が固定されている。歯付プーリ34は、歯付きの歯付ベルト35と噛み合っている。歯付ベルト35は、Z軸サーボモータ37の出力軸に固定された歯付プーリ36に噛み合っている。
【0043】
Z軸サーボモータ37は、移動台6内に形成された空洞(図示せず)内に配置されている。結局、Z軸サーボモータ37が回転駆動されると、Z軸サーボモータ37の出力軸の歯付プーリ36、歯付ベルト35、歯付プーリ34、及びZ軸方向送りねじ32が回転駆動される。このZ軸方向送りねじ32には、主軸台31に固定されたナットがねじ込まれているのでこのZ軸方向送りねじ32の回転駆動により、主軸台31がZ軸案内面30上を上下に移動する。
【0044】
主軸台31には、Z軸線方向に軸線を向けて回転自在に支持されている主軸40を備え、工作物を回転駆動する。主軸40は主軸台31内部に組み込まれたビルトインモータ(図示せず)により回転駆動される。主軸40の下部(前部)には工作物チャック41が着脱自在に取り付け可能である。工作物チャック41としては、三つ爪また四つ爪等の流体圧(油圧、空圧)チャック、コレットチャックなどが主軸台31の上部42に設けられたリテーナ内には、ビルトインモータの回転速度などを検知するエンコーダが組み込まれている。エンコーダ、工作物チャック41等の構造は周知の構造であり、その詳細な機能の説明は省略する。
【0045】
主軸40の上部(後部)には、チャックシリンダ43が設けられている。チャックシリンダ43は、工作物把持用の把持爪44を駆動して工作物を解放するための駆動用シリンダである。チャックシリンダ43の上部には、ロータリジョイント45が搭載されている。ロータリジョイント45は、回転しているチャックシリンダ43に油圧ユニットからの油圧を供給するための回転継手であり、外周部が図示しない固定部に固定されている回転規制部材により回転しないようになっている。すなわち、主軸40が回転したとき、ロータリジョイント45の軸部側は回転するが、外周部側は回転しないようになっている。
【0046】
後部ベッド部3の後部には、NC装置(図示せず)、プログラマブルコントローラ(図示せず)等を搭載した制御盤46が配置されている。
【0047】
(主軸移動型立旋盤の動作)
次に、前記実施の形態1の動作を説明する。以上のような構成で、NC装置を起動し、X軸サーボモータ12を駆動して移動台6を移動させて工作物チャック41を工作物貯蔵装置(図示せず)の位置まで移動させる。この位置で加工しようとする工作物を工作物チャック41にチャックシリンダ43を駆動させて把持する。次に、旋削加工が開始される。NC装置は、タレット17を旋回割出しさせて所望の工具Tを割り出す。
【0048】
X軸サーボモータ12が回転駆動されると、X軸サーボモータ12の出力軸の歯付プーリ11、歯付ベルト10、歯付プーリ9、及びX軸方向送りねじ7が回転駆動される。このX軸方向送りねじ7の回転駆動により、移動台6がX軸案内面5上を移動する。同様に、Z軸サーボモータ37の駆動により、Z軸方向送りねじ32が回転駆動され、主軸台31がZ軸案内面30上を移動する。
【0049】
X軸サーボモータ12及びZ軸サーボモータ37を制御することにより、直線移動、直線補間、円弧補間して工具の経路と速度を制御するとともに、主軸40の回転数を制御して所望の旋削加工を工具により行う。加工中に発生する切粉、クーラントは、切粉排出空間20に落下する。この切粉、クーラントから発生する切削熱は、前部ベッド部4、後部ベッド部3を加熱する。
【0050】
また、工作物と工具Tとの切削点近傍にはクーラントを供給して工作物および工具刃先の冷却を行うため、クーラント温度も徐々に上昇する。この切粉およびクーラントより発生する熱は、タレット支持台取付け面15、平面18等を加熱する。しかしながら、後部ベッド部3は、略箱型の形状をしているためにつぎのように熱変形する。
【0051】
後部ベッド部3およびX軸案内面は、平面視(平面から見た状態)で加熱された部分が腹(中央部)となる凸形状に微小量熱変形するが、工具は図2の紙面に対して直交する方向(X軸方向)より加工を行うため前記熱変形が工作物の加工精度に影響を与えない。また、図2のような側面視(側面から見た状態)では、タレット支持台16に対して相対的に主軸台31側が反りかえるような熱変形をするが、工具は図2の紙面に対して直交する方向(X軸方向)より加工を行うため工作物の加工精度に影響を与えない。このように、熱変形を生じても工作物の加工精度へ影響を与えないように構成されている。
【0052】
(発明の実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2の主軸移動型立旋盤1の正面図である。前記主軸移動型立旋盤1のベッド2上のX軸案内面5は、後部ベッド部3に形成されている。このため主軸台31は、X軸案内面5を越えて移動できない。実施の形態2の主軸移動型立旋盤1は、X軸案内面5をベッド2から延長して主軸台31をベッド2の外に移動可能にし工作物の供給・排出を主軸台31の工作物チャック44で直接行うようにしたものである。
【0053】
後部ベッド部3には、水平なX軸案内面5を延長するための延長X軸案内レール50が配置されている。延長X軸案内レール50は、支持台52上に支持されており、この支持台52は後部ベッド部3の側面51の延長レール取付面53に固定されている。延長レール取付面53は、支持台52を着脱自在に固定するための取付面であり、ベッド部3の反対側の他の側面51にも形成されている。延長レール取付面53は、ボルト用のねじ穴(図示せず)等の固定手段を備えている。
【0054】
延長X軸レール50及びその支持台52は、機械本体のベッド2とは別部品として設けたので、そのベッド2より精度・剛性が低くて良い。更に、ベッド2の側方には、工作物供給・排出のための工作物貯蔵装置55が配置され固定されている。工作物貯蔵装置55は、未加工の素材、加工済みの工作物を貯蔵するためのものであり、チェーン(図示せず)で連結されたパレットに素材M、工作物Wを搭載するためのものである。
【0055】
工作物貯蔵装置55の構造・機能は公知であり、例えば実開平2−53337号公報、特開平5−192841号公報等に開示されており、素材Mまたは工作物Wをパレット58上に一個単位で平積み、または複数個段積みしている。工作物貯蔵装置55の本体56は、後部ベッド部3の側面51にボルト(図示せず)等の固定手段で着脱自在に固定されていてもよい。
【0056】
本体56の上面57には、複数のパレット58が搭載され、このパレット58はチェーンで連結されている。パレット58上には加工済みの工作物W又は素材Mが搭載される。パレット58の下面には、複数個(例えば3個または4個)のキャスタ59が設けられている。キャスタ59は、パレット58を上面57上で転動させるためのものである。
【0057】
パレット58を連結し駆動しているチェーンは、これに噛み合うスプロケットで駆動される。スプロケットは駆動モータで駆動され、パレット58を工作物又は素材を供給又は排出位置に位置決めする。主軸台31を延長X軸レール50の位置まで移動させて素材Mを工作物チャック44で掴み加工終了後、再び工作物Wを空いているパレット58に戻すものである。
【0058】
本実施の形態2の主軸移動型立旋盤1は、主軸台31が移動して工作物供給・排出を行う機能を備え、かつ工作物貯蔵装置55が工作物貯蔵機能を備えている。すなわち、工作物を工作機械に自動で供給する機能を備えているので、工作機械の加工セルを構成する。
【0059】
(発明の実施の形態3)
図4は、前記主軸移動型立旋盤1を2台並列して配置し、中央部に工作物貯蔵装置55及び工作物反転装置60を配置した主軸移動型立旋盤の加工システムである。2台の主軸移動型立旋盤1の後部ベッド部3間には、水平なX軸案内面5を延長し、かつ連結するための連結X軸案内レール61が配置されている。連結X軸案内レール61は、支持台62上に支持されており、この支持台62は後部ベッド部3の側面51にボルト等の固定手段で固定されている。
【0060】
それぞれ主軸移動型立旋盤1は、主軸台31を連結X軸案内レール61上を移動可能であり、工作物W又は素材Mの供給・排出を主軸台31の工作物チャック44で直接行うことができる。2台の主軸移動型立旋盤1の間には、工作物貯蔵装置55の本体63が配置されている。工作物反転装置60は、パレット58上に搭載されている工作物Wを掴んで反転するためのものである。
【0061】
素材Mは、工作物チャック44に把持されているため一方の側しか旋削加工できない。このようなとき、一端部の加工が終了した工作物Wは、工作物貯蔵装置55のパレット58上に搭載される。工作物反転装置60のハンド65は工作物Wを掴むためのものである。ハンド65は、進退アーム66の先端に搭載されている。
【0062】
進退アーム66は、進退アーム駆動装置67により進退アーム軸線方向の進退運動、上下運動、垂直軸を中心とする旋回運動、または進退アーム66の軸線を中心とする旋回運動を行なう。すなわち、ハンド65をパレット58上の工作物Wを把持可能な把持位置と、パレット58が本体63上を移動するとき工作物Wと干渉しない退避位置の間の進退運動、工作物Wによってハンド65の把持位置を移動調整する等のための上下運動、ハンド65が把持した工作物Wの表裏を反転する旋回運動を行う。
【0063】
2台の主軸移動型立旋盤1による旋削加工は、平行して同じ内容の機械加工運転方法でも良いし、一方で前工程の加工を行い、工作物反転装置60でこれを反転し他方で後工程の加工を行う運転方法でも良い。
【0064】
(発明の実施の形態4)
図5は、前記主軸移動型立旋盤1を2台並列して配置し、この中央部に工作物貯蔵装置55、及び上部に工作物反転装置70を配置した主軸移動型立旋盤の加工システムである。前記発明の実施の形態3の工作物反転装置60は、主軸移動型立旋盤1の中央部に配置されたものである。本発明の実施の形態例4の工作物反転装置70は、主軸移動型立旋盤1の上部に配置したものである。
【0065】
2台の主軸移動型立旋盤1間には、レール72が配置されている。レール72の両端は、ベッド2から立てられた支柱71で支持されている。レール72上には、ハンド装置73が上下シリンダ74により上下動自在に設けられている。ハンド装置73の先端には、工作物W又は素材Mを把持する爪74を備えている。工作物W又は素材Mを反転するときは、上下シリンダ74を駆動してハンド装置73を上下動して行う。
【0066】
ハンド装置73の工作物Wの反転機能については前記工作物反転装置60と同様である。2台の主軸移動型立旋盤を連結している支持台62の上面62aに工作物貯蔵装置55のパレット58、チェーン(図示せず)、スプロケット(図示せず)、駆動モータ(図示せず)等を配置している。この工作物貯蔵装置55の機能は前述したものと同様である。
【0067】
(発明の実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5を示す主軸固定型立旋盤80の正面図である。図7は図6のVII−VII線で切断した断面図である。主軸固定型立旋盤80のベッド81は、主軸固定型立旋盤80の本体を構成する台である。ベッド81の構造は、前記した主軸移動型立旋盤1と基本的には同一であり、前部ベッド部82及び後部ベッド部83とからなる。その詳細な説明は省略する。
【0068】
後部ベッド部83の上面には、X軸方向に2本のX軸案内面85が形成されている。2本のX軸案内面85上には、移動台86がX軸方向に複数のころがりガイド本体85aを介して移動自在に配置されている。X軸案内面85ところがりガイド本体85aとで、直線ころがり案内機構を構成している。2本のX軸案内面85のほぼ中間の位置でこれに沿ってX軸方向送りねじ87が配置されている。
【0069】
X軸方向送りねじ87には、移動台86に固定されたナット(図示せず)がねじ込まれている。X軸方向送りねじ87の一端は、後部ベッド部83の側面94に固定された軸受ブラケット88に内蔵された軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。
【0070】
同様に、X軸方向送りねじ87の他端は、後部ベッド部83に固定された軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。X軸方向送りねじ87の先端には、歯付プーリ89が固定されている。歯付プーリ89は、歯付きの歯付ベルト90と噛み合っている。歯付ベルト90は、X軸サーボモータ92の出力軸に固定された歯付プーリ91に噛み合っている。
【0071】
X軸サーボモータ92は、後部ベッド部83内に形成された空洞93内に配置されている。結局、X軸サーボモータ92が回転駆動されると、X軸サーボモータ92の出力軸の歯付プーリ91、歯付ベルト90、歯付プーリ89、及びX軸方向送りねじ87が回転駆動される。このX軸方向送りねじ87は、移動台86に固定されたナット87aがねじ込まれているのでこのX軸方向送りねじ87の回転駆動により、移動台86がX軸案内面85上を移動する。
【0072】
後部ベッド部83の前面の両端には、垂直な面である主軸台取付面95が形成されている。主軸台取付面95は、主軸台96を固定するための取付面である。何れかの一方の主軸台取付面95に主軸台96が固定されている。すなわち、主軸台取付面95は、右勝手、または左勝手の工作機械を構成するもので生産ライン、工場施設等状況に応じて選択して使用できる。
【0073】
主軸台96には、Z軸線方向に工作物を回転駆動する主軸97を備えている。主軸97は主軸台96内部に組み込まれたビルトインモータ(図示せず)により回転駆動される。主軸97の上部には工作物チャック98が着脱自在に取り付け可能である。主軸台96の内部構造については、前記実施の形態1の主軸台31と実質的に同一でありその詳細な説明は省略する。
【0074】
移動台86の前面には、Z軸方向に2本のZ軸案内面100が形成されている。2本のZ軸案内面100上には、タレット支持台101がZ軸方向に直線ころがり案内機構を構成するころがりガイド本体(図示せず)を介して移動自在に配置されている。2本のZ軸案内面100のほぼ中間の位置でこれに沿ってZ軸方向送りねじ102が配置されている。Z軸方向送りねじ102には、タレット支持台101に固定されたナット(図示せず)がねじ込まれている。Z軸方向送りねじ102の一端は、軸受ブラケット103に内蔵された軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。
【0075】
同様に、Z軸方向送りねじ102の他端は、移動台86に固定された軸受(図示せず)に回転自在に支持されている。Z軸方向送りねじ102の先端には、歯付プーリ104が固定されている。歯付プーリ104は、歯付きの歯付ベルト105と噛み合っている。歯付ベルト105は、Z軸サーボモータ107の出力軸に固定された歯付プーリ106に噛み合っている。
【0076】
Z軸サーボモータ107は、移動台86内に形成された空洞内に配置されている。結局、Z軸サーボモータ107が回転駆動されると、Z軸サーボモータ107の出力軸の歯付プーリ106、歯付ベルト105、歯付プーリ104、及びZ軸方向送りねじ102が回転駆動される。このZ軸方向送りねじ102には、タレット支持台101に固定されたナットがねじ込まれているのでこのZ軸方向送りねじ102の回転駆動により、タレット支持台101がZ軸案内面100上を移動する。
【0077】
タレット支持台101には、タレット117が旋回割出し可能に設けられている。タレット117には、工具Tが放射状に取り付けられている。更に、タレット117の一面には、工作物ハンド機構115が取り付けられている。工作物ハンド機構115は把持爪116を備えており、この把持爪116は工作物貯蔵装置(図示せず)に貯蔵された素材Mまたは加工済みの工作物Wを把持した後、工作物チャック98に把持させたり、又は工作物チャック98に把持されている工作物Wを把持し反転し、再び工作物チャック98に把持させるためのものである。
【0078】
更に、タレット支持台101の下面には、工作物ハンド機構120を取り付けることもできる(図6参照)。この場合には、タレット117の一面を使わずに済み、より大径の工作物に対応可能な工作物ハンド機構120を装着することができる利点がある。工作物ハンド機構120は把持爪121を備えており、この把持爪121により工作物貯蔵装置(図示せず)に貯蔵された素材M又は加工済みの工作物Wを把持し、工作物チャック98に把持させるためのものである。
【0079】
後部ベッド83の前面中央部には、平面110が形成されている。この平面110は、垂直面または垂直面に近い平面であることが好ましい。しかしながら、略箱形状のベッド2を形成できるとともに切粉の落下がスムースに行える形状のものであればこの実施の形態のように所定の角度を有する傾斜した平面であってもよい。さらに、若干曲面状になっていてもよい。この平面110は、主軸取付面95に対してX軸案内面85側に凹状になるように形成されている。
【0080】
(主軸固定型立旋盤80の動作)
次に、前記実施の形態5の動作を説明する。NC装置を起動させて、この制御により加工動作を開始する。先ずタレット支持台101を移動させ、工作物ハンド機構120の把持爪121で工作物貯蔵装置(図示せず)に貯蔵された素材Mを把持し、工作物チャック98に把持させる。
【0081】
次に、タレット117を旋回割出しさせて所望の工具Tを割り出す。X軸サーボモータ92が回転駆動されると、X軸サーボモータ92の出力軸の歯付プーリ91、歯付ベルト90、歯付プーリ89、及びX軸方向送りねじ87が回転駆動される。このX軸方向送りねじ87の回転駆動により、移動台86がX軸案内面85上を移動する。
【0082】
同様に、Z軸サーボモータ107の駆動により、Z軸方向送りねじ102が回転駆動され、タレット支持台101がZ軸案内面100上を移動する。X軸サーボモータ92及びZ軸サーボモータ107を制御することにより、直線移動、直線補間、円弧補間し所望の加工を行う。加工中に排出される切粉、クーラントは、前記した主軸移動型立旋盤1と同様に処理されるので、ベッド81の熱変形による工作物の加工精度に影響を与えない。
【0083】
工作物の表面の加工が完了すると、工作物ハンド機構120の把持爪121により工作物チャック98に把持されている工作物Wを把持し反転し、再び工作物チャック98に把持させる。再びX軸サーボモータ92及びZ軸サーボモータ107を制御することにより、直線、移動、直線補間、円弧補間し裏面の加工を行う。加工が完了すると、工作物ハンド機構120により加工済み工作物Wを工作物貯蔵装置に排出する。
【0084】
(発明の実施の形態6)
図8は、本発明の実施の形態6を示し、前記実施の形態1の主軸移動型立旋盤1及び主軸固定型立旋盤80を2台並列して配置し、中央部に工作物貯蔵装置130を配置した立旋盤の加工システムである。主軸移動型立旋盤1のX軸案内面5と、主軸固定型立旋盤80のX軸案内面85との間にはX軸案内面5を延長し、かつ連結する連結X軸案内レール131が配置されている。
【0085】
連結X軸案内レール131は、支持台132上に支持されており、この支持台132は後部ベッド83の側面94に形成された延長レール取付面93にボルト等の固定手段で固定されている。それぞれ主軸移動型立旋盤1の主軸台31および主軸固定型立旋盤80のタレット支持台101は連結X軸案内レール131上を移動可能であり、工作物W又は素材Mの供給・排出を主軸台31の工作物チャック44またはタレット支持台101の工作物ハンド機構120で直接行うことができる。
【0086】
また、主軸移動型立旋盤1及び主軸固定型立旋盤80の間には、工作物貯蔵装置130の本体133が配置されている。本体133の上には、前記した工作物貯蔵装置130のパレット58等が搭載されている。主軸移動型立旋盤1で前記した加工を行う。加工が終了した工作物Wは、工作物貯蔵装置130に戻す。次に、タレット支持台101を移動させ、工作物ハンド機構120の把持爪121で工作物貯蔵装置130に貯蔵された前記加工済みの工作物Wを把持し、工作物チャック98に把持させる。
【0087】
主軸台31の工作物チャック44から、主軸台96の工作物チャック98に直接受け渡してもよい。このとき、主軸台31は、X軸案内面5、連結X軸案内レール131、X軸案内面85上を移動する。次に、タレット117を旋回割出しさせて所望の工具Tを割り出し、前記した動作で加工を行う。加工が完了すると、工作物ハンド機構115又は工作物ハンド機構120により加工済み工作物Wを工作物貯蔵装置130に排出する。結局、主軸移動型立旋盤1及び主軸固定型立旋盤80で必要な加工を行う。
【0088】
(その他の実施の形態)
図9は、主軸移動型立旋盤1のその他の実施の形態を示した図であり、工具Tを直線状に1列又は2列に配列したくし型刃物台150としたものである。くし型刃物台150は垂直な面である両側の工具台取付面15a、15aに取付けられる。すなわち、両側の工具台取付面15a、15aに取付けることにより、ベッド2の前面である平面18と、くし型刃物台150とのあいだに大きな空間151を形成することができ、切粉の下側の開口21にスムースに落下させることができる。また、主軸移動型立旋盤1はX軸方向に長ストロークを有しており、工具Tを一線上に数多く並べることができる。
【0089】
前記実施の形態1は、タレット支持台取付面15の2ヶ所の何れか一方に、タレット支持台16が取り付けられているが両方に取り付けても良い。前記実施の形態1の2本のX軸案内面5、及び実施の形態5の2本のX軸案内面85は、水平面に配置されているが2つの水平面に配置しても良い。X軸案内レール、Z軸案内レールをころがり直線案内機構のX軸案内面、Z軸案内面として説明しているが案内機構をすべり案内機構とし、すべり案内機構のX軸案内面、Z軸案内面であってもよい。また、前記前部ベッド部4及び前部ベッド部82は、切粉、クーラントを受けて処理するものがあれば工作機械の本体の機能上なくても良い。
【0090】
前記実施の形態5のタレット117に搭載したハンド機構115及びタレット支持台101に搭載したハンド機構120は、何れか一方に搭載すれば良く、両方に搭載する必要はない。前記実施の形態3及び4では、立旋盤は2台であったが2台以上の複数台であっても良い。
【0091】
前記実施の形態2では、X軸案内面5と延長X軸案内レール50とは、別部品として説明したが、一体に形成された一本の長い案内レールでも良く、後部ベッド部3からオーバーハングする部分を、別部品の支持台52で支持することができる。
【0092】
前記実施の形態5ではX軸レール85の延長部分は備えていないが、前記実施の形態2の構造から理解されるように、同様構造の片持ち構造の延長X軸レール、及び工作物貯蔵装置を備えたものであっても良い。この延長X軸レールの詳細な構造は、前記実施の形態2と実質的に同一であり、その説明は省略する。
【0093】
【発明の効果】
本発明によると、次の効果が奏される。本発明の立旋盤は、単体の立旋盤として、又は複数の台数を組み合わせて旋削加工システムとしても使用でき柔軟性が高い。また、本発明の立旋盤は、最小の加工セルとして機能し、しかも簡素な構造である。また、本発明の立旋盤の加工システムは、ロボット、ローダ等の工作物自動供給装置を備えずに工作物を自動で供給・排出できる。
【0094】
また、本発明の立旋盤は、工作物の表・裏を1台で自動的に加工できる。更に、本発明の立旋盤のベッド構造は、切粉の熱によるベッドの熱変形が生じた場合でも工作物の加工精度に影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1を示す主軸移動型立旋盤1の正面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線で切断した断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施の形態2の主軸移動型立旋盤1の正面図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態3を示し、主軸移動型立旋盤を2台並列して配置し、中央部に工作物貯蔵装置及び工作物反転装置を配置した主軸移動型立旋盤の加工システムである。
【図5】図5は、本発明の実施の形態4を示し、主軸移動型立旋盤1を2台並列して配置し、この中央部に工作物貯蔵装置、及び上部に工作物反転装置を配置した主軸移動型立旋盤の加工システムである。
【図6】図6は、本発明の実施の形態例5を示し、主軸固定型立旋盤の正面図である。
【図7】図7は、図6のVII−VII線で切断した断面図である。
【図8】図8は、本発明の実施の形態6を示し、実施の形態1の主軸移動型立旋盤及び実施の形態5の主軸固定型立旋盤を2台並列して配置し、中央部に工作物貯蔵装置を配置した立旋盤の加工システムである。
【図9】図9(a),(b)は、主軸台移動型旋盤1のその他の実施の形態を示した図であり、工具Tを定間隔位置に配置したくし型刃物台を備えたものである。図9(a)は、側面図であり、図9(b)はくし型刃物台の部分拡大図である。
【符号の説明】
1…主軸移動型立旋盤
2…ベッド
3,83…後部ベッド部
4,82…前部ベッド部
5,85…X軸案内面
6,86…移動台
12,92…X軸サーボモータ
15…タレット支持台取付面
16,101…タレット支持台
17,117…タレット
30,100…Z軸案内面
31,96…主軸台
80…主軸固定型立旋盤
95…主軸台取付面
150…くし型刃物台
Claims (13)
- 垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
前記垂直面に後記タレット支持台を固定するために配置されたタレット支持台取付面と、
前記タレット支持台取付面に設けられたタレット支持台と、
前記タレット支持台に回転自在に、かつ旋回割出し可能に設けられたタレットと、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持された主軸と、
前記主軸台に設けられ前記主軸を回転駆動する主軸モータと、
前記主軸の前記タレットと対向する側に設けられ、工作物の授受および加工時の把持を行うための工作物チャックと
を備えている立旋盤において、
前記タレット支持台取付面(15)は前記垂直面の水平方向両側に配置され、かつ前記タレット支持台取付面(15)の何れか一方に前記タレット支持台(16)が取り付けられていることを特徴とする立旋盤。 - 垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
前記垂直面に後記タレット支持台を固定するために配置されたタレット支持台取付面と、
前記タレット支持台取付面に設けられたタレット支持台と、
前記タレット支持台に回転自在に、かつ旋回割出し可能に設けられたタレットと、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持された主軸と、
前記主軸台に設けられ前記主軸を回転駆動する主軸モータと、
前記主軸の前記タレットと対向する側に設けられ、工作物の授受および加工時の把持を行うための工作物チャックと
を備えている立旋盤において、
前記工作物を前記工作物チャックで供給・排出するために前記水平案内レールを前記ベットの長さより長く延長した延長水平レール(50)とを備えたことを特徴とする立旋盤。 - 請求項1記載の立旋盤において、
前記工作物を前記工作物チャックで供給・排出するために前記水平案内レールを前記ベットの長さより長く延長した延長水平レール(50)とを備えたことを特徴とする立旋盤。 - 請求項2または3記載の立旋盤において、
前記工作物を貯蔵するために前記ベッドに隣接し、かつ前記延長水平レールの近傍に配置された工作物貯蔵装置とを備えたことを特徴とする立旋盤。 - 請求項4記載の立旋盤において、
前記工作物貯蔵装置は前記ベッドに固定されていることを特徴とする立旋盤。 - 請求項1記載の立旋盤において、
少なくとも2台の前記立旋盤を前記水平案内レールが直列になるように配置し、かつ二つの前記水平案内レール間を連結する連結水平案内レール(61)とを有することを特徴とする立旋盤の加工システム。 - 請求項6記載の立旋盤の加工システムにおいて、
前記工作物を貯蔵するために前記両ベッド間に隣接し、かつ前記連結水平案内レールの近傍に配置された工作物貯蔵装置とを備えたことを特徴とする立旋盤の加工システム。 - 請求項6記載の立旋盤の加工システムにおいて、
前記工作物貯蔵装置の近傍に配置され、前記工作物貯蔵装置に載置された工作物を反転させるために工作物反転装置とを備えていることを特徴とする立旋盤の加工システム。 - 垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
前記垂直面に後記主軸台を固定するために配置された主軸台取付面と、
前記主軸台取付面に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持された主軸と、
前記主軸台に設けられ前記主軸を駆動するための主軸モータと、
前記主軸に着脱自在に取り付けられ工作物を把持するための工作物チャックと、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられたタレット支持台と、
前記タレット支持台に回転自在に、かつ旋回割出し可能に設けられたタレットと、
前記タレット支持台又は前記タレットに設けられ工作物を供給・排出するための工作物ハンドと
からなる立旋盤において、
前記主軸台取付面は前記垂直面の水平方向両側に配置され、かつ前記主軸台取付面の何れか一方に前記主軸台が設けられていることを特徴とする立旋盤。 - 請求項1記載の立旋盤と請求項9記載の立旋盤とからなる加工システムであって、
少なくとも2台の前記立旋盤を前記水平案内レールが直列になるように配置し、かつ二つの前記水平案内レール間を連結する連結水平案内レールとを有することを特徴とする立旋盤の加工システム。 - 請求項10記載の立旋盤において、
前記工作物を貯蔵するために前記ベッド間に隣接し、かつ前記連結水平案内レールの近傍に配置された工作物貯蔵装置とを備えた
ことを特徴とする立旋盤の加工システム。 - 請求項1または請求項9に記載の立旋盤において、
前記ベッドの垂直面近傍位置に、前記垂直面に対して前記水平案内レール側に凹状になるような平面を形成し、前記タレット支持台に旋回割り出し可能に設けられた前記タレットの振りを大きくできるようにしたことを特徴とする立旋盤。 - 垂直面が形成され本体を構成する台であるベッドと、
後記くし刃工具台を固定するために前記垂直面の水平方向両端に配置された工具台取付面と、
前記両端の工具台取付け面に固定され、工具が直線上に配列されたくし刃工具台と、
前記ベッド上に水平方向に設けられた水平案内レールと、
前記工具台取付け面の間の前記ベッドに形成され、前記工具台取付け面に対して前記水平案内レール側に凹状になるように形成された平面と、
前記水平案内レールに移動自在に設けられ、かつ、垂直方向に垂直案内レールを備えた移動台と、
前記垂直案内レール上に垂直方向に移動自在に設けられた主軸台と、
前記主軸台に軸線を垂直方向に向けて回転自在に支持される主軸と、
前記主軸台に設けられ、前記主軸を駆動するための主軸モータと、
前記主軸の前記タレットと対向する側に設けられ、工作物の授受および加工時の把持を行うための工作物チャックと
を備えていることを特徴とする立旋盤。
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