JP3801406B2 - プロセス制御システム環境で用いられる装着型コンピュータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般にプロセス制御システムに関し、より特定的には、プロセス制御環境内で支援を向上するために装着型(ウエアラブル)コンピュータを用いることに関する。
【0002】
【従来の技術】
化学処理、石油処理、または他の処理で用いられるもののように、プロセス制御システムは一般に、アナログ、ディジタルまたは組み合わされたアナログ/ディジタルバスを介して少なくともひとつのホストまたはオペレータワークステーションとひとつ以上のフィールド装置とに通信結合される集中型プロセスコントローラを含む。フィールド装置は、たとえば、弁、弁ポジショナ、スイッチ、センサ(たとえば、温度、圧力、および流速センサ)などであるが、弁の開閉、プロセスパラメータの測定のようなプロセス内で制御機能を実行する。一般的に言って、プロセスコントローラは、フィールド装置によるプロセス測定値を示す信号、および/またはフィールド装置に関する他の情報を受け取り、この情報を用いて制御ルーチンを実行し、ついで、バスによってフィールド装置に送られる制御信号を生成してプロセスの動作を制御する。フィールド装置およびコントローラからの情報は典型的には、プロセスの現在の状態を見たり、プロセスの動作を変更したりなど、オペレータがプロセスに対して所望の機能を実行できるように、オペレータワークステーションにより実行されるひとつ以上のアプリケーションに利用される。
【0003】
オペレータまたは技術者は、プロセス制御システムとこのシステム内の個々の装置とに関するさまざまな種類の情報(ヘルプ、診断、セットアップ および機器構成情報)に、ホストワークステーションを使ってアクセスすることが出来るが、ホストワークステーションがない実際のプラント環境内へ技術者が出て行かなければならないプロセス制御活動も多くある。このような活動は、たとえば、プロセス制御環境内のプロセス制御装置またはエリアを目で点検したり、装置やバスを接続したり、手動で測定したり、フィールド装置を修理および置換したりすることである。 これらの場合、オペレータまたは技術者は、実行されるべき機能に関するマニュアルを持ってプラント内に入り、フィールドで必要な情報を探すかもしれない。これは、非常にやっかいである。 技術者が一度以上オペレータワークステーションに戻ってきて、所望の活動を行う間の自分が必要な情報を探すことはありがちであるが、これは、大変時間がかかり間違いがおこりやすい。 技術者が無線またはトランシーバーをプラント内へ持っていってオペレータワークステーションにいるオペレータと無線で通信して必要な情報を得ることもあるだろう。しかしながら、無線で提供される情報の量は限られており、これも間違いが起こりやすい。なぜなら人間の通信に基づいたものであるからである。さらに、技術者は典型的には、手で無線を持ち運び操作しているので、無線を使用すると、装置を修理するようなある機能を実行することがもっとやっかいで困難になる。
【0004】
小型の電子機器の出現で、装着型コンピュータの形のポータブルコンピュータが容易に利用可能になった。装着型コンピュータは一般に、小さなコンテナ内に実装され、ユーザ(「装着者」とも称される)が装着するベルトまたは装着帯に付いているポーチ内に置かれた標準的な中央処理装置(CPU)とメモリとを備える。装着型コンピュータに電力を供給する電池は典型的には、装着帯内の違うポーチにあり、これは装着型コンピュータをできるだけ便利に運べるように設計されている。ディスクドライブ、ハードドライブ PCMCIAスロット、マイクロフォン、バーコード読み取り器、キーボード装置のような周辺装置は、適切なワイヤまたはバスを介してCPUに通信結合されてよく、必要ならば、これらの周辺装置のひとつ以上が装着帯内に置かれるかまたはこれに接続されてよい。装着者にビジュアルインターフェースを提供すべく装着型コンピュータのユーザーが装着するヘッドアップディスプレイ(HUD)を与えることも提案された。これにより、装着型コンピュータは、ユーザにポータブル計算機能力およびメモリを与え、そして、装着型コンピュータはユーザに持ち運ばれるのではなく装着されているので、ユーザの手は、キーボードまたは他の入力装置を操作することが必要なだけである。
【0005】
オフィス環境のような環境で装着型コンピュータを使用することが以前から提案されているが、オペレータまたは技術者の、プロセス制御環境内で装置を識別しかつ他の機能を実行する能力を高めるために装着型コンピュータがプロセス制御システムに組み込まれて使用されてきたことは信じられていない。また、ほとんどの装着型コンピュータは、キーボードまたは片手サイズのキーボード(twiddler)のような何らかの手で操作する入力装置を使用する必要がある。これらの装置は典型的にはできるだけやっかいでないように人間工学的に設計されているが、これらの装置は、情報またはデータを入力するために装着者の手を使う必要がある。しかしながら、プロセス制御環境において、プロセス制御システム内で装置を較正および修理したり、装置を接続したりするなど、技術者は、複雑な動作を行うために両手を自由にする必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
プロセス制御環境で用いられる装着型コンピュータは、ひとつ以上の周辺装置に接続された中央処理装置とメモリとを含み、周辺装置は、例えば、ヘッドアップディスプレイと、マイクロフォンと、撮像装置(ビデオカメラのような)と、プロセス制御システムのホストコンピュータと通信するリモート通信装置(ワイヤレスイーサネットトランシーバのような)とを含む。装着型コンピュータは、プロセス制御システム内のひとつ以上の装置に関する情報をヘッドアップディスプレイによって与えてもよい。 この情報は、例えば、診断情報、ヘルプ、オペレータ概観、概要、またはプロセスパラメータ情報であり、装着型コンピュータのメモリ内に記憶されてよいし、リモート通信装置によってホストコンピュータから得てもよい。
【0007】
装着型コンピュータは、装置特徴に基づいて装着者の視野内でプロセス制御装置を自動的に識別するために、撮像装置により生成される画像を処理するソフトウェアルーチンまたはソフトウェア/ハードウェア装置を含んでよい。この処理は、プロセス制御環境内の装置上に配置される必要のある装置タグ(標識)に基づいて行われるが、手で操作可能な装置でユーザが情報を入力する必要がなくひとつ以上のプロセス制御装置を自動的に識別し、識別された装置に生じさせられたプロセスパラメータ値を含め、識別された装置に関する情報を装着者に与えるために用いられてよい。
【0008】
さらに、装着型コンピュータは、プロセス制御システム内で装置および/または通信チャンネルの正しい接続をテストするのに用いられる。本実施例においては、装着型コンピュータ上でランされるソフトウェアルーチンは、例えば、装置または通信チャンネルのリストを含情報をHUDによって装着者に表示し、装着者が、テストされるべき適切な装置および/または通信チャンネルを選択するのを可能とする。装着者は、装着型コンピュータ上でランされる音声認識ルーチンにより復号化される言語コマンドを用いるか、他の入力装置によって入力されるコマンドを用いて装置またはチャンネルを選択してもよい。適切なI/Oチャンネルが選択された後、ホストコンピュータとのリモート通信によって、選択されたチャンネル上の信号の現行値を得て、この値をHUD上で装着者に表示する。この時点では、装着者は、例えば、携帯型測定装置を用いて実際の通信チャンネル上の値を手動でテストすることが出来る。ルーチンは、ついで、例えば音声コマンドを用いて新しい値を入力することにより、装着者がチャンネルの値を変更できるようにする。次に、ルーチンは、新しい値をホストコンピュータへ伝達し、これは、プロセス制御システム内でその値を変更し、この変更を装着型コンピュータに伝達し返す。この変更は、HUDによって装着者に表示されてよく、この時点では、装着者は、測定された信号が新しい値に変わったかどうか見るためにチャンネル上の信号を手動で測定してもよい。もし変わっていなければ、プロセス制御システム構成内に問題が存在する。このシステムを用いて、装着者は、ハンドフリーで、そして、行われるべき変更をプラントの別のところ(例えばオペレータワークステーションで)にいる別の人に伝える必要もなく、プロセス制御環境内の接続をテストする事が出来る。
【0009】
別の実施例においては、装着型コンピュータ上およびホストワークステーション上でランされるルーチンによって、装着者とホストワークステーションのオペレータとが共通の画像を見て操作することができ、それによってオペレータと装着者との間の通信を向上させる。ホストシステムは、装着型コンピュータのビデオカメラにより生じたビデオ信号を受信して、共有視聴用の基本画像を選択してよい。この画像は、ホスト表示装置上に表示され、HUD上で表示されるために装着型コンピュータに送られる。その後、オペレータおよび装着者のうちのひとりまたは両方は、例えば、画像内でカーソルを移動させたり、強調表示したり、その画像上にデータまたは情報を配置することなどにより、画像を操作してよく、このような変更は、ホスト表示装置およびHUD両方の上で表示されるように、他方のシステムに送られる。
【0010】
さらなる実施例においては、装着型コンピュータは、プロセス制御環境内の装置または他の物に関する情報を、例えば、音声メッセージの形で作成して記憶するのに用いられてもよい。このような情報は、後に装置の側を通過する装着者またはオペレータに自動的に与えられてよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
さて、図1を参照して、プロセス制御システム10は、ホストワークステーションまたはコンピュータ14(どんな種類のパソコンまたはワークステーションであってもよい)と、入力/出力(I/O)カード20および22を介してフィールド装置15、16、17、18および19とに接続されたプロセスコントローラ12を含む。コントローラ12は、例えば、フィツシャー・ローズマウント・システムズ(Fisher−Rosemount Systems,Inc)により販売されるDeltaVTMコントローラであるが、例えば、イーサネット接続によってホストコンピュータ14に通信接続されてよく、いくつか例をあげると、FOUNDATIONTMFieldbus、HART,PROFIBUS,WORLDFIP,Device−NetまたはCANプロトコルなど、所望の通信プロトコルと関連するハードウェアおよびソフトウェアを用いてフィールド装置15―19に通信接続されてよい。 典型的であるが、コントローラ12は、そこに記憶されたプロセス制御ルーチンを実行し、所望の方法でプロセスを制御するために装置15―22およびホストコンピュータ14に通信する。フィールド装置15―19は、センサ、弁、送信機、ポジショナなど、どんな種類の装置であってよく、I/Oカード20および22は、所望の通信または制御プロトコルに従うどんな種類のI/O装置であってよい。
【0012】
図1に示されるように、ホストコンピュータ14は、リモートイーサネットトランシーバ32のようなリモートまたはワイヤレス通信装置を介して装着型コンピュータシステム30に通信結合されている。代替的には、ホストコンピュータ14は、装着型コンピュータシステム30が一時的に接続され、切断されるプロセス制御環境中に端末が位置する物理的な線またはバスによって装着型コンピュータシステム30に結合されてよい。
装着型コンピュータシステム30は、リモートトランシーバ36および多くの周辺装置が装着された装着型コンピュータ34を含む。 好ましい実施例において、装着型コンピュータ34は、ビデオ、音声、RAM(例えば64Mb)、およびハードドライブ(例えば4.3Gb)を備えたROMが装着型コンピュータ装着帯(図示せず)内に位置した、ペンティアムクラスCPUマザーボードを含む。装着型コンピュータ34は、PCMCIAスロットのような、どんな数のスロットを含んでもよく、そのうちのひとつは、リモートトランシーバ36を受けるのに用いられてよく、別のものは、ビデオフレームキャプチャボードのようなビデオ処理ボードを受けるのに用いられてよい。装着型コンピュータ34に通信結合された周辺装置は撮像装置38(ビデオカメラでよい)と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)40と、スピーカー42(ヘッドフォンスピーカまたは他の種類のスピーカでよい)と、マイクロフォン44と、ユーザ入力装置46(例えば典型的なキーボード、マウス、トラックボール、または使いやすい限られた数のキー(機能キー)を有する片手サイズのキーボード装置で、その機能は、アプリケーションごとに規定される)とを含む。当然のことながら、他の周辺装置も付加的にまたは代替的に用いられてよい。
【0013】
撮像装置38は好ましくはビデオカメラであるが、コンパクトで装着者がハンドフリーで運びやすいディジタルカメラのような他の種類の撮像装置であってよい。より好ましくは、ビデオカメラ38または他の撮像装置は、HUD40上にまたは装着者が見ている方向をさし示す他の装置(装着型ヘッドギアのような)上にとりつけられてよい。この目的のために用いられる小型で容易に取り付けられたビデオカメラは、パルニックス(Pulnix)社で販売されている。このビデオカメラは、高品位テレビ(HDTV)規格(800×600のカラー画素画像フレームを生成する)に従い、約4分の1インチから2分の1インチの直径のレンズを有し、高解像度のカラー画像を生成する。しかしながら、高品位か低品位のカラーまたはブラックおよびホワイト(グレースケール)画像を生成するビデオカメラをふくむ他のビデオカメラが用いられてよい。場合によっては、低品位ビデオカメラ(カラーまたはブラックおよびホワイト)は、以下に述べる方法で画像を処理するのに必要な時間をスピードアップすることが好ましい。
【0014】
HUD40は、NTSCビデオフォーマットを用いてよく、カナダにあるリキッドイメージ(Liquide Image)社が販売するMiHUDのような1眼レフのHUDが好ましい。このHUDは、クオータVGA(320×240画素)グレースケール画像を与える。当然、HDTVフォーマットHUD(現在は非常に高価)か、他のカラーまたはグレースケールHUDなど、現在利用可能であるかまたは将来開発されるものが用いられてよい。スピーカ42、マイクロフォン44、および入力装置46は、ハンドフリーで装着者にたいして好ましくは取り付けられる好適で用意に持ち運び可能な装置である。ある実施例では、ボーンマイクロフォンは、マイクロフォン44およびスピーカ42の両方として動作してよい。 公知であるが、ボーンマイクロフォンは、音声信号を検出、および/または装着者の耳で音声信号を生成するために装着者のあご内の骨を用いる。
【0015】
装着型コンピュータシステム30がインストールされ、装着者は依然として、他の活動、つまり、装置の修理や測定や他の器具を持つことなどを行うため両手は空いている。当然、入力装置46を操作するのに片方または両方の手が必要であるが、好ましくは装着者にたいしてハンドフリーな方法で取り付けられる。
【0016】
さて、図2を参照して、装着型コンピュータ34は、メモリ52に結合されたCPU50を含み、このメモリは、例えば、ディスクドライブ(ハード、磁気、またはレーザーディスク記憶装置)、RAM,ROM,EEPROM,EPROMなどを含むどんな種類のメモリであってよい。CPU50は、独立してまたは協調して動作するひとつまたは複数のプロセッサユニット(他のハードワイヤドまたはファームウェア素子)を含み、装着型コンピュータ34へのなんらかの入力、メモリ52に記憶された情報、および/または、トランシーバ36によってホストシステムから与えられた情報を用いて、一つ以上のソフトウェアアプリケーション(メモリ52に記憶された)を実行する。CPU50はまた、リモート通信装置、すなわちトランシーバ36によってホストシステムだけでなく周辺装置へ出力を与える。図2の実施例においては、CPU50はコントローラ54を含むものとして示され、コントローラ54は、ハードウェアまたはソフトウェアで実現され、装着型コンピュータ34に関連する動作システムを実行して、周辺装置および装着型コンピュータ34の他のコンポーネントからの様々な入力を認識し、ひとつ以上のアプリケーションを実行する。 図2に示されるCPU50は、音声認識ユニット56、光学式文字認識(OCR)ユニット60、スピーカドライバ62、およびHUDドライバ64を含むかまたは実行させる。さらに、CPU50は、別個のビデオ処理ボード上に設けられたビデオフレームグラバー68に結合される。
【0017】
音声認識ユニット56は、例えば、マサチューセッツ洲、ボストンのドラゴンシステムズ(Dragon Systems)により販売されるドラゴンディクテートシステム(Dragon Dictate system)であってよく、または他の所望の音声認識ユニットであってよいが、典型的にはソフトウェアで実現され、代替的には、別個のプロセスボード上で実行されてよい。 いづれの事象においても、音声認識ユニット56は、マイクロフォン44から、音声(スピーチ、ヴォイス、または他のサウンド)信号を受信し、それに音声認識処理を行い、認識された音声入力に基づいてコントローラ54へコマンドを送る。音声認識ユニット56は、受信されたヴォイス信号に所望のまたは公知の処理を行って、認識されたスピーチコマンドまたはワードを識別してよい。この処理の間、音声認識ユニット56は、識別されたヴォイスコマンドを記憶されたまたは認識されたスピーチコマンド(例えば、メモリ52に記憶された)と比較して、有効コマンドが装着者により送られているかどうか決定してよい。認識されたコマンドが受信されていたら、音声認識ユニット56は、更なる処理のためにこのコマンドをコントローラ54に送る。当然、必要ならば、コントローラ54は、コントローラ54上でランされているアプリケーションのコンテクスト内でヴォイスコマンドが有効または認識されたコマンドであると決定して、ユーザーに、認識されていないコマンドがいつ受信されるのかを通知してよい。音声認識ユニット56は、公知であるように、学習能力を有してよい。
【0018】
図3は、ソフトウェアルーチン80のブロック図であり、これは、音声(ヴォイス)信号を処理して音声(ヴォイス)コマンドを識別し、装着型コンピュータシステム30により実行されて、装着者がデータまたはコマンドを言葉で従ってハンドフリーで入力するのを可能とする。ルーチン80のブロック82は、マイクロフォン44から音声信号を受信する。ブロック84は、音声信号を処理して、上に示したもののような所望のまたは標準的な音声認識処理ルーチンを用いて信号内の音声コマンドを識別する。ついで、ブロック86は、識別されたコマンドまたは入力を、例えばメモリ52に記憶された一組のコマンドと比較して、コマンドが有効であるかどうか決定する。ブロック88が、音声コマンドが認識されていると決定した場合、ブロック90は、そのようなコマンドを期待しているどんなアプリケーションにでも使用されるように、コントローラ54にコマンドを与える。その後、または、音声コマンド信号がブロック88で有効コマンドとして認識されない場合は、制御はブロック82に戻り、更なる音声信号を受信し、処理する。当然、無効コマンドが受信されたなら、ルーチン80は、このような指示を装着者に表示してよい。
【0019】
図2の装着型コンピュータ34内に設けられたビデオ処理ユニットは、OCRユニット60に結合されたフレームグラバー68を含むが、同様に他のビデオまたは画像処理ハードウェア/ソフトウェアを含むこともある。フレームグラバー68は、例えば、ノガテク(Nogatek)社に販売されているノガテクボードであってよく、OCRユニット60は、例えば、ハンガリーのブダペストにある適応的認識ハンガリー(AdaptiveRecognition Hungary)により販売されているカリナ(Carina)リアルタイムOCRパッケージであってよい。この特定のOCRユニットは、以前は、車のライセンスプレート番号を識別するのに用いられていたが、この製品またはこの製品から派生したもの(少し修正を加えたもの)は、以下に述べる装置特徴を認識するのに十分に動作するだろう。当然、他の好適なフレームグラバーボードおよびOCRパッケージも用いられてよい。図2に示されるように、フレームグラバー68は、ビデオカメラ38から画像信号(多数の画像フレームをその中に有する)を受信し、出力フレームをOCRユニット60に与える。(当然、撮像装置38が、ディジタルカメラに生成されたもののような、静止画像を生成するならば、フレームグラバー68は不必要である)。
【0020】
ある実施例においては、OCRユニット60は、受け取った画像を処理して、画像内の装置特徴を識別し、これらの装置特徴はついで、ビデオカメラ38の視野内のひとつ以上の装置を識別するのに用いられる。例えば、OCRユニット60は、フィールド装置上にある英数字の記号のようなあらかじめ定められた記号を探し、認識し、装置識別のためにこのような認識された記号をコントローラ54に与えてよい。当然、もし必要ならば、ビデオカメラ38の出力は、他の目的のために用いられてよい。例えば、ビデオ画像は、HUD40上に表示されるようにコントローラ54に与えられてよく、および/または、ホストコンピュータ14による視聴および/または処理のために、トランシーバ36によってホストコンピュータ14に送られてよい。
【0021】
図4を参照して、フローチャートに示されるルーチン100は、撮像装置38に集められるビデオ入力に基づいて装着者の視野内の装置を自動的に認識するように、装着型コンピュータ34に実行されるソフトウェアで実現されてよい。 ブロック102は撮像装置38からビデオまたは他の画像を得る。 撮像装置38がビデオカメラの場合、ブロック102は、フレームグラバー68を用いて特定のビデオフレームを捕らえてよい。しかしながら、撮像装置が、例えば、ディジタルカメラの場合は、ブロック102は、フレームグラバー68の支援がなくても直接画像にアクセスできる。
【0022】
次いで、ブロック104は、得られたビデオ画像またはフレームを処理して、ビデオフレーム内の潜在的装置特徴を識別する。ある実施例においては、装置特徴は、OSHAによってプロセス制御環境内のフィールド装置の各々に配置されるべき装置タグである。 通常は、このような装置タグは、プロセス環境内で人に見えるようにそこに英数字がエッチングされるか、または刻まれるか彫られた長方形のホルダまたはフレーム(典型的には、1−2インチの高さ×3−4インチ幅)を含む。英数字は通常、これらの文字がもっと見えるように、フレームとは異なる色である。装置タグを認識するとき、ブロック104は、画像を走査して、画像内の長方形領域、色の範囲の領域、英数字を有する領域など、装置タグを含む可能性のある領域を識別する。当然、これらの装置特徴を探索するために、所望の処理を用いてもよい。その後、ブロック106は、識別された領域内の装置特徴を認識し、復号化する。特に、装置タグが識別されているとき、ブロック106は、識別された特徴に光学式文字認識を適用し(OCR60を用いて)、仮の(暫定的な)装置IDを生成する。ひとつ以上の装置が、処理されている画像内に有る場合、ブロック104および106は、多くの装置特徴(装置タグのような)を認識して、多くの仮の装置IDを識別してよい。
【0023】
次に、ブロック108は、仮の装置IDの各々を、例えばメモリ52内に記憶されている装置IDのリスト比較し、仮の装置IDに対応する装置の存在を確認する。対応する装置が存在する場合、装置IDが確認され、確認されたIDの各々は、他のアプリケーションで用いられるためにブロック110がコントローラ54に与え、それにより、HUD40によって装着者に表示、および/またはトランシーバ36によってホストコンピュータ14に送られる。
【0024】
ルーチン100は、観察可能な特徴に基づいて装置を識別することが出来るが、ルーチン100が、装置特徴、すなわち、装着型コンピュータシステム30による自動検出および識別に無関係にフィールドに配置されるときの装置の一部である特徴に基づいて装置を識別することが好ましい。言いかえると、プロセス制御環境内で、装置の各々にバーコードまたは他の一意の識別子を配置することは可能であるが、装着型コンピュータシステム30による検出のためだけに装置に配置されているわけではない特徴、すなわち、他の目的のために装置にもうすでに存在している特徴に基づいて、ルーチン100に装置を識別させることが好ましい。装置特徴を用いて検出および識別が行われるならば、装着型コンピュータにより識別されているという具体的な目的のためにプロセス制御環境内で各装置に標識をつけるかまたは目印をつけるための付加的なステップは必要でない。
【0025】
他のアプリケーション、たとえば、HUD40によって装着者に情報を自動的に表示する。アプリケーションは、HUD40によって、装着者に識別された装置に関する他の情報を表示、および/または、ホストシステム14に識別された装置IDを送ってよい。当然、認識された装置のリストは、仮の装置IDを確認するために、装着型コンピュータ34のメモリ52内に、または、ブロック108によるリモート通信でアクセス可能なホストシステム14内のメモリのような異なるメモリ内に記憶されてよい。理解されるであろうが、ルーチン100のブロックの各々が装着型コンピュータシステム30内で実行されることは重要でない。そのかわりに、これらのブロックのひとつ以上は、ホストシステム14に実行され、これは、装着型コンピュータシステム30と通信し、ルーチン100を行うことは可能である。
【0026】
図2を再び参照して、スピーカドライバ62はコントローラ54に与えられた信号を取り、例えば、標準のアナログ音声信号にそれらを変換したり、それらを増幅したりして処理する。スピーカドライバ62は次いで、処理された信号をスピーカ42に与える。容易に理解されるように、スピーカドライバ62およびコントローラ54は、例えば、メモリ52またはホストコンピュータ14のメモリ内に記憶された事前記録された信号を再生するのに用いられてよく、および/または、ホストシステムにいるオペレータの声のようなホストシステムによりまたはそこで生成されるリアルタイムの音声、またはプロセス制御環境内のほかのどこかにいる別の装着型コンピュータのユーザの音声を中継するように用いられてよい。スピーカ42で再生されるべき音声信号は、ホストシステムからトランシーバ36によって装着型コンピュータ34に与えられても、装着型コンピュータ34に結合された他の音声通信システムを用いて与えられてよい。
【0027】
同様に、HUD64は、コントローラ54からHUD40上に表示されるべき図形を含む信号を受信し、HUD40によって表示用のこれらの信号に適切な処理を行う。実施例によっては、HUDドライバ64およびHUD40は、ダイアログボックス、テキスト、図形などを有するウインドウズ画像のような標準的なコンピュータ動作環境を与えるために、片手サイズのキーボード46またはマイクロフォン44と共に用いられてよい。この環境で、装着者は、HUD40上で、カーソルを移動させ、情報を入力するかまたは画像を操作して、例えば、アプリケーションをランするか、装着型コンピュータ34に実行されているアプリケーションのコンテキスト内で決定することが出来る。
【0028】
コントローラ54は、所望のまたは標準的な方法でトランシーバー36を用い、所望の通信プロトコルを用いてホストシステムへの通信のためにトランシーバ36に信号を与える。同様に、コントローラ54は、所望の通信プロトコルを用いて、トランシーバ36によってホストコンピュータ14からの通信データを受信し、復合化する。
【0029】
図2の装着型コンピュータシステム30は、装着者へ多くの種類の情報を与え、および/またはプロセス制御環境内で機能を実行するのに用いられ、これは、装着者が例えば、プロセス制御環境内で様々な装置の接続個所を検査したり、取り付けたり、修理したり、較正したり、確認したりしているとき、装着者のタスクを簡単にかつ速くする。例えば、装着型コンピュータシステム30を用いて、装着者は、自動的に、または、周辺装置のひとつによって適切に入力された後、HUD40によってプロセス制御環境内である装置または領域に関する情報を得て、見ることができる。装着者の要求時に、または装着型コンピュータシステム30が上で述べたように装着者の視野内の装置を認識するときに、特定の装置または一般にプロセス制御システムに関する所望の情報を記憶するか、またはホストコンピュータ14と通信してこの情報を得る。表示された情報は、プロセス制御システムの概要またはオペレータの概観、装置リストのような装置情報、ヘルプ情報、診断情報、プロセス制御システム内で接続されたひとつ以上の装置により作られるまたはそれに関連するプロセスパラメータ情報(測定値、パラメータ値など)のようなプロセス情報を含んでよい。
【0030】
このような情報を見るため、装着者は、装置のそばを歩いているときに、装置タグや装置番号のような装置識別子を入力することが出来、これによって、コントローラ54は、ヘルプ、較正、診断、パラメータ値などのようなある種の装置情報を自動的に表示する。当然、装着者は、片手サイズのキーボード46、マイクロフォン44または他の入力装置を用いて装置識別子を入力することが出来る。マイクロフォン44を用いるとき、音声認識ユニット56は、例えば、言われた装置タグ番号または名前を識別し、装置タグ番号または名前をコントローラ54に与えることが出来る。もし必要ならば、音声認識ユニット56は、装置番号、装置名、またはなんらかの他の装置識別子を受信し、入力された識別子をメモリ52内の有効な装置番号または名前のリストと比較するようにセットアップされる。
【0031】
ある実施例においては、上で述べたように、装着者の視野内の装置は、ビデオ処理回路により自動的に検出され、そして、このような検出をしたとき、装置についての情報は、所望のフォーマットでHUD40によって装着者に自動的に表示されてよい。情報がメモリ54内に記憶されている場合、この情報はコントローラ54により自動的にアクセスされ、HUDドライバ64を用いてHUD40によって与えられるか表示されてよい。代替的には、情報がホストシステム内に記憶されているならば、コントローラ54は、トランシーバ36によって、適切な情報を要求して、受信し、ついでこのような情報をHUD40上に表示してもよい。装置により測定されるかまたは装置内に記憶されたプロセスパラメータの場合、ホストシステムは装置と通信して、装着型コンピュータシステム30にその情報を送る前に最新の値またはデータを得る。
【0032】
いづれの場合においても、コントローラ54は、ユーザに、認識された装置のリストを表示し、装置のいづれかについての情報をユーザが選んだり見たり出来るようにする。または、代替的には、コントローラ54は、HUD40によって、認識された装置についての情報を自動的に表示することが出来る。大切なのは、装着型コンピュータシステム30上で、マイクロフォン44、ビデオカメラ38、および関連するハードウェア/ソフトウェアを用いると、ハンドフリ−で自動的に、すなわち、携帯用のまたは手で操作する装置によってデータまたは他の情報を入力する必要もなく、装着者は、装置(プロセス制御システムの領域または他のユニット)に関する情報を受け取り、見ることが出来る。これによって、装置を修理、置換、または較正、他のツールを操作するなど、他のタスクを行うのに装着者の手は自由になるが、これは大変有利である。さらに、装着型コンピュータシステム30は、別個のダイヤルまたは各装置の外に物理的に位置する表示装置を必要とせず、装着者が実際に見ている装置により測定されるかまたはその装置内に記憶される情報を受信し、表示することが出来る。
【0033】
別の実施例においては、装着型コンピュータシステム30は、例えば、ホストコンピュータ14にあるオペレータと、HUD40によって装着者とに共用ビュー(例えば表示)を与えて、それによって両者間の通信を向上させるのに用いられる。このような共用ビューアプリケーションは、同じ画像を両者に対して表示し、この人たちの片方または両方が画像を操作して、例えば、画像の特定の部分を指摘したり、強調表示したり、画像上のデータを通知したりする。これらの活動は、音声通信と関連して用いられ、それによって、装着者とホストコンピュータ14のオペレータとの間の対話を向上させる。
【0034】
図5は、ホストコンピュータ14上でランされるソフトウェアルーチン116のブロック図であり、装着型コンピュータシステム30上でランされるソフトウェアルーチン118の
ブロック図であり、共用ビューまたは表示を実現する。ルーチン118は、ビデオ画像を集め、トランシーバ36によってホストコンピュータ14にビデオ画像を送るブロック120を含む(装着型コンピュータシステム30とホストコンピュータ14との間の通信は、点線で図5に示される)。この画像は、ビデオカメラ38により生成されたマルチフレーム画像全体であっても、ひとつ以上の個々のフレームであってもよい。ルーチン116内のブロック122は、ビデオ画像を受け取り、ブロック124は、ホストコンピュータ14と関連する表示装置によってビデオ画像をオペレータに表示する。ブロック126は、ホストコンピュータ14のオペレータが、共用ビュー(基礎画像)のための基本として用いられるべきビデオ画像のフレームを選択するのを可能とする。ブロック126は、例えば、受信されたビデオ信号の最新の受信フレームを単に表示し、オペレータが画像の凍結が要求されていることを示すのを待ってよい。代替的には、ブロック126によって、オペレータが、受信フレームを再生して所望の画像を選択しても、他の所望の態様でオペレータが基礎画像を選択してもよい。オペレータが共用表示のための基礎画像を選択しなければ、ブロック126はブロック122に制御を戻す。オペレータが、ブロック126で基礎画像を選択するなら、ブロック128は、HUD40上での装着者への表示のために装着型コンピュータシステム30に選択された基礎画像を送る。ブロック128は、もし必要なら、ホストコンピュータ14の表示によってオペレータに選択された基礎画像を表示してもよい。
【0035】
次に、ルーチン116内のブロック130は、基礎画像に対する変更がホストコンピュータのオペレータにより行われているかまたは要求されているかどうか決定する。このような変更は、例えば、カーソルまたはポインタを移動させること、画像上で描くこと、画像の領域を強調表示すること、画像上の情報または他のデータを通知すること、または、画像を用いてオペレータが装着者と通信することを可能とする他のどんな所望の変更も含む。これらの変更は、所望の動作システムプロトコル、マウスおよびキーボードのような周辺装置を用いてオペレータにより行われる。画像への変更がオペレータにより行われた場合、ブロック132は、トランシーバネットワーク32/36によって装着型コンピュータシステム30にその変更を送る。 この変更は、所望のプロトコルを用いて通信されてよく、行われている具体的な変更かまたは変更を有する完全な新しい画像フレームが、所望のごとく装着型コンピュータシステム30に送られる。ある実施例においては、ポインタの動きの形の画像に対する変更を新しいポインタ座標として伝達されてよい。画像の変更が行われ、装着型コンピュータシステム30に送られた後、または、ホストオペレータにより新たな変更が行われない場合、ブロック134は、ホストシステムの画像をリフレッシュする(オペレータにより行われた変更、装着型コンピュータシステムにより行われホストシステムに送られる変更を組み込む)。ルーチン118の制御はついで、ブロック130に戻って、ホストオペレータにより行われる他の変更を検出する。
【0036】
一方、ルーチン118は、ホストシステムから受信された基礎画像をHUD40上に表示するブロック136を含む。ブロック138はついで、装着者により行われた画像に対する変更を検出するが、その変更は、マイクロフォン44および片手サイズのキーボード46を含む利用可能な入力装置を用いて行われる。装着者が表示された画像に変更を加えると、ブロック140は、この変更をホストコンピュータ14に送る。その後、または、装着者に行われた変更が検出されなければ、ブロック142は、ホストコンピュータ14により行われそこから受信された変更だけでなく、装着者により行われた変更を組み込んで、HUD40上に画像をリフレッシュする。 ルーチン118の制御は次いで、さらなる装着者変更を検出するためにブロック138に戻る。
こうして、ルーチン116および118は、ホストコンピュータ上および装着型コンピュータシステム30上で動作し、ホストオペレータおよび装着者の片方または両方により操作され得る共用ビューまたは画面を与えて、両者間の通信を向上させる。 基礎画像はここでは、装着型コンピュータシステム30により集められた画像から派生しているものとして述べられるが、これは、それに限る必要はない。その代わりに、興味のあるプロセスまたは装置に関する、記憶されたオペレータビュー、概略であってよい。いずれの場合にせよ、共用ビューによって、装着者が容易に視聴可能な方法で、ホストオペレータは、表示された画像内の様々な要素を指し示したり、それについて話するのを可能となる。さらに、もし必要ならば、装着者は、例えば、同じまたは異なったカーソルを用いて画像に変更を加えて、ホストオペレータとの対話を支援することも出来る。所望の場合、装着者は、画像に変更を加える必要もなく、これは、図5のルーチン116および118を簡単化する。また、所望の場合、装着者は、ホストコンピュータ14に送られる前に、用いられる画像を選択してもよい。
【0037】
プロセス制御環境内で装着型コンピュータシステム30の別の使い方を図6のフローチャートに示される、ルーチン150と関連して説明するが、これは、好ましくは、装着型コンピュータシステム30内で実行される。一般に、ハンドフリーで、ホスト装置のオペレータの支援がなくても、ルーチン150によって、装着者が、プロセス制御環境内で様々な装置または通信チャンネルの正しい接続(I/O接続のような)を検査し、確認することが可能である。以前は、プロセス制御環境内で装置または通信チャンネルの正しい接続を確認するには、電圧計や、ホストワークステーションのオペレータと通信するのに技術者が用いた携帯用の無線のような携帯用測定装置を持ってフィールド内に行く必要があった。技術者はまず、装置のところまで行って、自分が装置のところにいることを携帯用無線によってホストオペレータに示し、そして、自分がどの通信チャンネルを検査しようとしているかを示さねばならなかった。この時点では、技術者は、携帯用の測定機を取って、回線上の信号を実際測定しなければならなかった。技術者は次いで、携帯用無線によって、測定された信号が選択された通信チャンネル上の実際の信号であるかどうかホストオペレータが確認できるように、測定された信号が何であるかをホストオペレータに告げた。その後、技術者は、ホストオペレータに、問題のチャンネル上の信号を変更するように言って、ホストオペレータによって、信号または通信チャンネルの値は変更されただろう。技術者は次いで、変更が実際に起こったかどうか見るために再び通信チャンネル上の信号を測定しただろう。 自明であるが、このプロセスは、ホストオペレータと技術者との間のやっかいな通信を多く必要としたし、技術者が、携帯用の無線、携帯用測定機を操作し、適切な装置または通信回線へのアクセスを得ようとする大きくかつ複雑なプロセス制御環境においては実現することが困難であった。さらに、このプロセスは、ホストオペレータと技術者との間の通信に頼っており、これは、誤った通信に基づいて、混乱を引き起こし、エラーを導入しがちであった。
【0038】
図6のルーチン150を用いると、装着者は、比較的ハンドフリーで(測定装置だけをもって)、ホストワークステーションにいるオペレータと通信する必要なく、プロセス制御環境内でI/O接続のような装置通信チャンネル接続を検査することが出来る。その代わりに、装着型コンピュータシステム30は、ホストコンピュータと直接通信して、装着者に必要な情報を全て与え、プロセス制御システム内の装置または通信チャンネルの接続を検査することが必要な装着者に変更を要求させる。ルーチン150を用いると、装着者は、プロセス制御環境内に入って行き、装置のリストおよび/またはある装置と関連する通信チャンネルのリストを得、テスト用の特定の装置および/または通信チャンネルを選択し、テストされている装置またはチャンネル上の信号が何であるかを発見し、信号に変更を加え、オリジナルの信号および変更した信号の両方を測定して、装置またはチャンネルの正しい接続をテストする(これら全ては、ホストオペレータを必要とせずに行われる)。
【0039】
ルーチン150は、HUD40上でテストされ得る装置のリストを表示するブロック152を含む。装着者は、所望の方法で、リストに挙げられた装置のひとつを選択することによってテストされるべき特定の装置を選択してよい。好ましくは、装着者は、UP,DOWN,LEFT,RIGHT,ENTER,などのようなコマンドをマイクロフォンに話しかけ、これらは認識されて、コントローラ54に与えられ、カーソル(強調表示された領域であってよい)を移動するかまたはHUD40上でウインドウ画面上に表示される項目を選択するのに用いられる。当然、装着者は、片手サイズのキーボード46または他のキーボード装置を用いることにより、マイクロフォンを用いて装置に関連する名前またはタグを入力することにより、またはビデオカメラ38を用いて図4のルーチン100に関して述べられたように装置を自動的に識別することにより装置を選択してよい。
【0040】
ブロック154は装着者が装置を選択するの待ち、装置が、装着者に選択されるかまたはそうでなければ選ばれたならば、ブロック156は、HUD40によって、選択された装置と関連する通信チャンネルのリストを表示する。ウインドウタイプの表示画面を用いるこのような表示装置の例が図7に示され、装置CTLR1(コントローラ1)用の11個の通信チャンネルの組を含み、第1のチャンネルCTLR1CO2CHO1が強調表示されている。当然、I/Oまたは他の通信チャンネルのリストは、他のどんな方法でも表示されてよく、図7のものに限定されない。
【0041】
再び、図6を参照して、ブロック158は、装着者が検査されるべき通信チャンネルを選択するのを待つ。装着者は、カーソルを異なったチャンネルに移動させるためにBACKおよびNEXTのような、そして、そのチャンネルを選択するためにENTERのような単純な音声コマンドを用いて、例えば、図7の画面に表示される特定のチャンネルを選択してよい。このようにして図7の表示画面を見るとき、第3の通信チャンネル(CTLR1C02CH03)を選択するため、装着者は、チャンネルCTLR1C02CH03を強調表示するためNEXTを2回言って、そのチャンネルを選択するためにENTERを言う。他の音声コマンドを用いることは可能であるが、音声コマンドの組を音声認識ユニット56により簡単に認識される単純な言葉に限定することが好ましい。また、図7の表示画面は片手サイズのキーボード46のような他の入力装置を用いて操作されてよいが、音声信号を用いて、または装着者が他の活動のために両手を用いることが可能な他のハンドフリー入力装置を用いて、装着者が画面を操作して画面上のデータを選択するかまたは入力したり出来ることが望ましい。
【0042】
ユーザが検査する特定の通信チャンネルを選択した後、ブロック160は、選択されたチャンネルに対応するプロセス情報を示すさらなる画面をHUD40上に表示する。このような画面の例は、CTLR1C02CH01の選択されたチャンネルのために図8に示される。図8の画面を作成するために、ブロック160は、トランシーバ36によって、ホストシステムから選択された通信チャンネルの現行のプロセス値を得て、信号の質を示して、(この場合「良好」)そのチャンネルの現行値(この場合「0」)を表示する。ブロック160はまた、ユーザがチャンネル用の新しいプロセス値を入力する領域を与え、そのチャンネル上の信号の種類、すなわち、そのチャンネルがアナログチャンネルであるかディジタルチャンネルであるか示し、その信号の有効範囲を示す。画面上に表示された情報は、装着型コンピュータシステム30のメモリ52内に記憶されているか、その情報をメモリ内に記憶するか装置から得るホストコンピュータ14から得られる。図8の例では、チャンネルCTLR1C02CH01は、ゼロの値に現在設定してあるディジタルチャンネルである。図9は、有効範囲0−100を有するアナログチャンネルで、現行値90を有するチャンネルCTLR1C06CH01のためにHUD40上に表示された同様の画面を示す。
【0043】
図8または図9の画面を見るとき、ユーザは、例えば、携帯用の電圧器または他の装置を用いて、選択されたチャンネル上の値を手動で測定する。もし測定された値が、画面の現行値フィールドに挙げられた値と同じであれば、装着者は、新値フィールドに新しい値を入力しつづけることが出来る。図6を再び参照して、ブロック162は、番号の形の音声コマンドおよびENTER、BACK,およびNEXTのような他の単純なコマンドを好ましくは用いて、装着者が新しいプロセス値を入力するのを待ち、その結果、装着者は、測定装置から手を離す必要はない。98.5の新しい値は、図9の画面表示の新値フィールドへ入力されている。新しい値を受けとって、ブロック164は、ホストシステムへ新しい値を送り、これはついで、選択されたチャンネルを新しい値へ変更し、選択されたチャンネルが新しい値へ変更されたと確認した後、選択されたチャンネルの現行値として装着型コンピュータシステム30へ新しい値を送る。ブロック166は、HUD40上の画面表示をリフレッシュして、現行値が前に入力された新しい値に変更されたことを示し、新値フィールドをクリアし、装着者が異なった新しい値を入力できるようにする。この時、装着者は、信号が入力された新しい値に変更されたかどうか見るために、携帯用測定器を用いて、選択されたチャンネル上の信号を測定する事が出来る。もしそうならば、通信チャンネルは、正しく接続されていてプロセス制御システム内で動作している可能性は大きい。もしそうでなければ、特定し、補正しなければならない問題が存在する。当然、装着者は、通信チャンネル値にさらなる変更を加え、その変更を測定しても、チャンネルまたは装置選択画面へスクロールして検査すべき異なったチャンネルまたは装置を選択してもよい。
【0044】
上で述べたシステムを用いて、一人の人は、ホストステーションにいるオペレータに話し掛けて協調する必要なく、そして、フィールドで行われている測定および他の活動を邪魔する携帯用無線を持ち運ぶことなく、プロセス制御環境内の様々な通信チャンネルの正しい接続および動作を確認してよい。
【0045】
別の実施例において、装着型コンピュータシステム30は、装置タグまたは他の認識可能な装置特徴を有する装置、および通路、ごみ缶、建物など、典型的には関連する装置タグを有しない物体を含め、プロセス制御環境内の装置または物体に関する情報を記憶し、自動的に検索するように用いられる。こんなふうに装着型コンピュータシステム30を用いて、装着者は、プラントまたは他のプロセス制御環境を歩き回り、装着者または別の人による将来の検索のためにプラント内の装置または物体に関する音声メッセージ(他の情報またはデータ)を記録することが出来る。同様に、装置または他の物体を見ると、装着者は、音声メッセージがその装置のために前に作成されたかどうか(HUD40上の表示を見ることにより)決定し、このような前に作成された音声メッセージを検索することが出来る。
【0046】
ある実施例において、この機能性を実現するためのソフトウェアルーチン(装着型コンピュータ34のプロセッサまたはCPU50に記憶され、実行されてよい)は、3つの基礎ルーチンを含み、これらは、別個のルーチンであっても、またはひとつのルーチンのサブ部分全てあってよい。第1のルーチンは、装着者の視野内のひとつ以上装置を装着者に関心のあるものとして識別する。このルーチンは、例えば、装置名前の形の音声入力(マイクロフォン44から)、タグまたは装置識別子を受入、現在装着者に関心のある装置を識別する。同様に、このルーチンは、HUD40によって装着者に装置リストを表示し、例えば、音声コマンドまたは他の入力を用いて、装着者が表示された装置のひとつを選択できるようにする。代替的には、このルーチンは、図4に関して上で述べたビデオ画像処理ルーチンを用いて装置を自動的に識別してよく、これは、ひとつ以上の目に見える装置特徴を識別する。装置特徴を用いるかわりに、自動ビデオ処理ルーチンは、装置を識別する具体的な目的のために装置上にまたは近くに配置された識別子(光バーコードのような)に基づいて、装置を識別してよい。一方、送信機が、ひとつ以上の装置上にまたは近くに配置されてよく、これらの送信機は、装着型コンピュータ34に受信されてルーチンに復号化された信号を送り、ひとつ以上の装置を識別してよい。ある実施例において、単一の送信機が空きまたは他のユニット領域のために用いられてよく、送信された信号を受信して復号化すると、ルーチンは、その空きまたは単位領域内に装置全てを記憶するメモリ(例えば装着型コンピュータ34またはホストコンピュータ14にある)にアクセスしてよい。これらの装置のリストはついで、HUD40によって、装着者に与えられてよい。同様に、タグまたは自動的に認識可能な特徴を有しない装置は、このような自動的に認識可能な特徴を有する装置に(データベース内で)関連付けられてよい。典型的には、互いに近接する装置は、データベース内で互いに(互いに関連して)結びつけられてよい。その後、自動的に認識可能な特徴を有する装置のひとつ(タグ付き装置)が識別されるたびに、ルーチンは、データベースに相談して、近くのタグの付いてない他の装置またはそうでなければタグ付き装置と関連するタグの付いていない装置を決定し、HUD40によって、装着者にこれらの装置全てのリストを表示してよい。当然、装置を識別する他の方法が同様に用いられる。
【0047】
ひとつ以上の装置が識別されると、例えば、HUD40によって装着者に表示されると、第2のルーチンによって、装着者は、識別された装置のひとつと関連すべき音声メッセージを記憶させることが出来る。 装着者は、識別された装置のひとつを選択してもよく、(たとえば、音声コマンドまたは他の種類の入力を用いて)、そして、HUD40によって促されたとき、マイクロフォン44へ話しかけて、音声メッセージを作成してよい。第2のルーチンは次いで、メモリ内に、識別された/選択された装置と関連するものとして音声メッセージを記憶する。このメモリは、装着型コンピュータ34上のメモリ52であってよく、または好ましくは、ホストコンピュータ14内と同じようにホストシステム内のいづれかのメモリであってよい。ホストコンピュータ14上に記憶されると、音声メッセージは、ひとつより多くの装着型コンピュータに利用可能である。
【0048】
第3のルーチンは、第1のルーチンに識別された装置のために前に記憶された音声メッセージが存在するかどうか決定し、もしそうなら、HUD40上にアイコンのような指示を表示して、前に記憶されたメッセージが識別された装置のために存在することを装着者に告げる。装着者が、例えば、音声コマンドを用いてアイコンを選択すると、第3のルーチンは、メモリからの前に記憶された音声メッセージを検索し、スピーカ42によって、それを装着者に再生する。
【0049】
このデータ記憶/検索ユニットを用いて、装着者(ホストシステムのオペレータ)が手動または自動的に装置を識別するたび、装着者(またはオペレータ)は、その装置と関連すべき音声メッセージを記録することが出来、その装置と関連する前に記憶された音声メッセージを検索し、聞くことが出来る。この方法で、装着者(オペレータ)は、同じまたは異なった人により後に検索され得るプロセス制御システム内の装置または物体について銘記するかメッセージを残して良い。このようなメッセージは、例えば、次ぎの人に、修理が装置に対し進行中であること、または装置の較正が行われなければならないということを知らせてもよいし、装置または物体に関する所望のメッセージであってよい。ある実施例においては、装着者は、プロセス制御環境内の通路を歩いて、通路を再塗装または修理する必要があることを気づくかもしれない。(通路は、ユーザがいる部屋に基づいて、装置特徴を用いて自動的に識別される他の装置へ通路が近接していることに基づいて、自動識別を可能とすべく通路上に置かれた具体的なコードまたは他の特徴に基づいて、音声入力を含む種のユーザ生成入力および手で操作された装置入力に基づいて、または他の方法で、識別されてよい)。装着者は、HUD40上で通路を選択して、通路に行われるべき修理を示す音声メッセージを作成してよい。その後、通路が関心のあるものとしてまたは装着型コンピュータの装着者(ホストコンピュータ14のオペレータ)により見られているものとして認識されるたびに、音声メッセージは、その装着者(オペレータ)に自動的に利用可能であり、HUD40上にその通路と関連するアイコン(テキストメッセージであってもよい)により利用可能であるものとして示される。このようにして、新しい情報は、プロセス制御環境内の装置または物体と関連するもとして作成されて記憶されてよく、この情報は後に、同じ方法、および/または、他の標準的な情報(ヘルプ情報のような)がユーザに利用可能であるときにユーザに与えられてよい。
【0050】
ここで述べられるルーチンは、当然、所望のごとく、標準的な多目的CPUにおいて実現されても、特殊設計されたハードウェアまたはファームウェア上で実現されてもよい。ソフトウェアで実現される場合、ソフトウェアは、磁気ディスク、レーザディスク、または他の記憶媒体上のようなコンピュータ読み取可能なメモリ内で、コンピュータまたはプロセッサのRAM,ROMなどにおいて記憶されてよい。同様に、このソフトウェアは、コンピュータ読み取可能なディスクまたは他の持ち運び可能なコンピュータ記憶機構上で、または電話回線、インターネットなどのような通信チャンネルによって(持ち運び可能な記憶媒体によってこのようなソフトウェアを与えることと同じであるか互換性のあるものとして見られる)を含め、公知のまたは所望の送り方法によって、ユーザまたは装置(装着型コンピュータ)に送られても良い。
【0051】
本発明は、具体例を参照して説明されたが、これらは、あくまでも例示的であり、本発明を限定するものではないが、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、開示された実施例に、変更、追加、およびまたは消去を加えてよいことは当業者には明らかである。
【0052】
【発明の効果】
本発明の装置によれば、プロセス制御環境において、プロセス制御システム内で装置を較正および修理したり、装置を接続したりするなど、技術者は、複雑な動作を行うために両手を自由にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装着型コンピュータシステムが遠隔的に結合されたプロセス制御ネットワークの概略的なブロック図である。
【図2】図1の装着型コンピュータシステムの概略的なブロック図である。
【図3】図2の装着型コンピュータシステムにおいてコマンドを認識するために音声データを処理するソフトウェアルーチンのフローチャートを示す図である。
【図4】図2の装着型コンピュータシステムにより集められたビデオ情報に基づいてプロセス制御装置を自動的に認識するソフトウェアルーチンのフローチャートを示す図である。
【図5】ホストシステムと図2の装着型コンピュータシステムとの間の共有画像を与える一組のソフトウェアルーチンのフローチャートを示す図である。
【図6】プロセス制御環境内で通信接続を確認している装着型コンピュータのユーザに支援を与えるソフトウェアルーチンのフローチャートを示す図である。
【図7】図6のソフトウェアルーチンで用いられる第1の装着型コンピュータ画面表示を示す図である。
【図8】図6のソフトウェアルーチンで用いられる第2の装着型コンピュータ画面表示を示す図である。
【図9】図6のソフトウェアルーチンで用いられる別の装着型コンピュータ画面表示を示す図である。
【符号の説明】
34 装着型コンピュータ
50 処理ユニット
52 メモリ
40 ヘッドアップディスプレイ
44 入力装置
80、100 ソフトウェアルーチン
Claims (9)
- プロセス制御システムを有するプロセス環境で用いられる装着型コピュータであって、前記プロセス環境は前記装着型コピュータの外部に配された複数のプロセス制御装置を含み、該装着型コピュータは、
処理ユニットと、
コンピュータ読み取り可能なメモリと、
ヘッドアップディスプレイと、
ワイヤレス通信装置と、
前記処理ユニットに入力信号を与える入力装置と、
ソフトウェアルーチンとを含み、前記ソフトウェアルーチンは、前記コンピュータ読み取り可能なメモリ内に記憶されており、前記処理ユニット上でランされ、入力信号を処理して、前記入力信号に応答して、前記複数のプロセス制御装置の一つを識別してワイヤレス通信装置を介して前記プロセス制御装置に信号を送り、前記プロセス制御装置から、プロセスの動作の間に前記複数のプロセス制御装置の一つによって生成されたプロセス情報を受け取り、そして、前記ヘッドアップディスプレイによって前記プロセス情報を表示することを特徴とする、装着型コンピュータ。 - 前記入力装置はマイクロフォンであり、前記入力信号は、マイクロフォンにより生じさせられた音声信号であり、前記ソフトウェアルーチンは、音声信号に基づいて装置を識別する音声認識ルーチンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の装着型コンピュータ。
- 前記プロセス情報は、前記複数のプロセス制御装置の一つに関する診断情報を更に含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装着型コンピュータ。
- 前記プロセス情報は、前記複数のプロセス制御装置の一つに関するヘルプ情報を更に含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の装着型コンピュータ。
- 前記入力装置は撮像装置であり、前記入力信号は、前記撮像装置により生じさせられた画像フレームを含み、前記ソフトウェアルーチンは、画像フレームに光学式文字認識を行なう光学式文字認識ルーチンを含むことを特徴とする、請求項1に記載の装着型コンピュータ。
- 前記撮像装置はビデオカメラであり、前記入力信号は多フレームビデオ信号を含み、前記装着型コンピュータはさらに、多フレームビデオ信号から画像フレームを捕らえ、画像フレームを前記光学式文字認識ルーチンに与えるフレームグラバーを含むことを特徴とする、請求項5に記載の装着型コンピュータ。
- 前記光学式文字認識ルーチンは画像フレーム内の装置タグを見つけて復号化することを特徴とする、請求項5に記載の装着型コンピュータ。
- 前記プロセス情報は、復号化された装置タグと関連する装置に関する診断情報であることを特徴とする、請求項7に記載の装着型コンピュータ。
- 前記プロセス情報は、復号化された装置タグと関連する装置に関するヘルプ情報であることを特徴とする、請求項7に記載の装着型コンピュータ。
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