JP3897334B2 - プランジャの突出防止機能を有するテンショナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プランジャの突出防止機能を有するテンショナに関し、さらに詳しくは、プランジャが後退したときプランジャの突出を防止する係止部材の係止が自動的に解除されるテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、エンジンのクランクシャフトとカムシャフトとの間でタイミングベルトまたはタイミングチェーンによって動力を伝達する場合に用いられるテンショナは、ハウジング内から外部に突出する方向にばね付勢されたプランジャを有する。
そのため、テンショナをエンジンへ組み付ける際、プランジャを予めハウジング内に押し込んでおく必要がある。
そこで、従来から、プランジャを予めハウジング内に押し込んでおくプランジャの突出防止機能を有するテンショナが多数(例えば、実開昭56ー170347号公報、特開平7ー317854号公報等参照)提案されている。
【0003】
図24〜図26は、従来のプランジャの突出防止機能を有するテンショナ1を示している。
図24は、この従来のテンショナ1において、フックの係止状態を示す正面図である。
図25は、図24に示すテンショナ1において、フックの係止解除状態を示す正面図である。図24に示すテンショナ1の右側面図である。
【0004】
図24〜図26に示すテンショナ1は、ハウジング2内に設けたシリンダ内に、外周面に軸方向に所定長さラック3aを形成したプランジャ3をスプリングを介して摺動自在に嵌挿して、プランジャ3の前端でレバーのパッド部を介してチェーンを押圧するとともに、プランジャ3のラック3aと係合してプランジャ3の後退を防止する逆止爪体4を軸6によりハウジング2に取り付けたチェーンテンショナであって、プランジャ3の前端部に外径方向に突出するように設けられた係止ピン5と、基端がハウジング2に支軸8により回動自在に保持され、先端に係止ピン5に係止する切欠き9aが形成され、かつ、この切欠き9aからプランジャ3の後退方向に対して傾斜部9bが形成されたフック9とを備えている。
また、このテンショナ1は、ハウジング2の後端部に設けられた取付け用フランジ2aをエンジンに当接し、ボルト穴2bにボルトを挿入してエンジンに取り付けられる。
そして、このテンショナ1は、チェーンからの押圧力によりプランジャ3が後退するとフック9は自身の重力により回動し、切欠き9aと係止ピン5との係止が解除されるものである。
【0005】
しかし、図24〜図26に示すテンショナ1は、フック9自身の重力により係止ピン5との係止が解除されるものであり、また、フック9を係止ピン5との係止解除状態に保持する機能もないため、フック9が重力により外れた状態、すなわち、係止解除状態に保持できる方向でしか使用できないという問題点があった。
【0006】
また、図27、図28は、別の従来のプランジャの突出防止機能を有するテンショナ11を示している。
図27は、この別の従来のテンショナ11において、フックの係止状態を示す平面図である。図28は、図27に示すテンショナ11において、フックの係止状態を示す正面図である。
【0007】
図27、図28に示すテンショナ11は、ハウジング12内に設けたシリンダ内に摺動自在に取り付けられたプランジャ13がシリンダ内に配設されたスプリングにより突出方向に付勢され、プランジャ13の突出防止用のロック機構を有するチェーンテンショナであって、ロック機構が、プランジャ13に固定された係止ピン14と、ハウジング12に取り付けられ必要に応じて係止ピン14に係止されるフック19と、フック19の係止ピン14との係止解除後はフック19を解除方向に付勢するねじりコイルばね20とより成るものである。
【0008】
しかし、図27、図28に示すテンショナ11は、部品点数の増加、組立の複雑化、ねじりコイルばね20を組み付けるスペースを必要とするなどの問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上述したような従来の問題点を解消し、テンショナの組付け状態がどのような場合であっても重力と関係なくプランジャの突出を防止する係止部材の復帰力を利用して係止部材の係止を自動的に解除できるプランジャの突出防止機能を有するテンショナを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、プランジャがハウジング内から外部に突出する方向にばね付勢されており、前記ハウジングに取り付けられ前記プランジャの被係止部に係止されてプランジャの突出を防止する係止部材を備えることによりプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、前記係止部材が前記プランジャの被係止部に係止される係止部と該係止部に連続して長さの異なる2本の腕部とから構成される線細工ばねからなり、前記長さの異なる2本の腕部のそれぞれの先端部が前記ハウジングの側壁に位置をずらせて揺動可能に取り付けられ、前記線細工ばねが前記プランジャの被係止部に係止されている状態で応力が生じるように前記ハウジングの側壁に取り付けられているものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、プランジャがハウジング内から外部に突出する方向にばね付勢されており、前記ハウジングに取り付けられ前記プランジャの被係止部に係止されてプランジャの突出を防止する係止部材を備えることによりプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、前記係止部材は前記プランジャの被係止部に係止される係止部と該係止部に連続して長さの異なる2本の腕部とから構成される線細工ばねからなり、前記長さの異なる2本の腕部のそれぞれの先端部は前記ハウジングの側壁に位置をずらせて揺動可能に取り付けられ、前記線細工ばねが前記プランジャの被係止部に係止されている状態での応力が前記プランジャの被係止部との係止が解除されている状態での応力より大きくなるように前記ハウジングの側壁に取り付けられているものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、前記線細工ばねが平面視略U字状である。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、前記線細工ばねが平面視略L字状である。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、前記プランジャの被係止部が前記プランジャに設けられた係止ピンである。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、前記プランジャの被係止部が前記プランジャに設けられた係止溝である。
【0016】
【作用】
チェーン等からの押圧力によりプランジャが後退して線細工ばねとプランジャの被係止部との係止が解除されると、テンショナの組付け状態がどのような場合でも重力と関係なく、線細工ばねは、応力が減少する方向へ移動する。
したがって、線細工ばねとプランジャの被係止部との係止が自動的に解除される。
また、線細工ばねは、常に応力が減少する状態を維持しようとするから、線細工ばねとプランジャの被係止部との係止が解除された状態に保持される。
【0017】
【発明の実施形態】
本発明の実施形態1に係るテンショナについて図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す平面図である。図2は、図1に示すテンショナの正面図である。図3は、図2に示すテンショナの右側面図である。図4は、図1に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す平面図である。図5は、図4に示すテンショナの正面図である。図6は、図1〜5に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図である。
【0018】
図1〜図5に示すテンショナ21は、先端部が外部に突出するように設けられたプランジャ23をハウジング22に軸方向に内向きに形成されたシリンダ内に有している。
図示はしていないが、シリンダ内には、プランジャ23を外部に向けて付勢するためのコイルスプリングが内蔵されている。
ハウジング22には、その外周面にエンジンに取り付けるためのおねじ22aが形成されており、その後端側に、取付け用フランジ22bと工具係合部22cとが形成されている。
【0019】
また、このテンショナ21には、ノーバック機構が装備されている。
ノーバック機構は、周知のように、プランジャ23の前進は許容するが、プランジャ23が後退することを阻止するものである。ノーバック機構はプランジャ23に形成されたラック23aと、ハウジング22に軸26により揺動可能に軸支された逆止爪体25と、逆止爪体25を付勢する圧縮状態のばね27とにより構成されている。
そして、逆止爪体25は、ばね27により付勢されて逆止爪体25の爪はラック23aに噛み合っており、これにより、プランジャ23の後退が阻止されている。
なお、プランジャ23が前進する際には、ばね27を弾性圧縮させつつ逆止爪体25が揺動し、逆止爪体25の爪とラック23aの噛み合いが外れ、プランジャ23の前進は、許容される。
【0020】
さらに、プランジャ23の先端部には、後述する係止部材としての線細工ばね29が係止される被係止部としての係止ピン24が軸線と直角方向に突出して設けられている。
ハウジング22の側壁には、プランジャ23の突出を防止する係止部材としての線細工ばね29が取付けられている。
【0021】
図1〜図5に示すテンショナ21に使用される線細工ばね29は、図6(A),(B)に示すように、係止ピン(被係止部)24に係止される係止部29aとこの係止部29aに連続する2本の腕部29bとから構成され、2本の腕部29bの長さは異なっており、各腕部29bの先端部29cは内側に曲げられている。
また、線細工ばね29は、自由状態においては、図6(A)に示すように正面図で見ると2本の腕部29bが同一平面内にあり、図6(B)に示すように平面図で見ると略U字状をしている。
【0022】
線細工ばね29は、図5に示すように、ハウジング22の両側壁に位置をずらせて形成した取付け孔に各腕部29bの先端部29cを揺動可能に取り付けられている。また、線細工ばね29は、図5に示すように、図6(A)に示す自由状態のときと同じ形状のままでハウジング22に取り付けられている。
したがって、図5に示す係止解除状態のときは、線細工ばね29には応力は生じていない。
【0023】
図5に示す線細工ばね29の係止解除状態から線細工ばね29を時計方向に回動させて線細工ばね29の係止部29aを係止ピン24に係止させ図2に示す線細工ばね29の係止状態にすると、線細工ばね29に応力が発生する。
この応力が発生するのは,次の理由による。
線細工ばね29のそれぞれ長さの異なる腕部29bの回動中心、すなわち、先端部29cの位置がずれているので、線細工ばね29が回動するときのそれぞれ長さの異なる腕部29bの基端側、すなわち、係止部29aに連続する部分の回動軌跡が相違するので係止部29aに歪みが生じ、この歪みにより応力が発生する。
【0024】
次に、テンショナ21のエンジンへの組付け作業及びテンショナ21の作用について、以下に説明する。
図23は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のエンジンへの組付け形態を示す概略正面図である。
図23に示すように、テンショナ21は、エンジンのシリンダブロックまたはシリンダヘッド101等に組み付けられる。
チェーン102は、クランクスプロケット104とカムスプロケット105間に掛け渡され、クランクスプロケット104の回転をカムスプロケット105に伝達する。
チェーン102の弛み側には、レバー103が揺動可能に取り付けられている。
【0025】
まず、テンショナ21のエンジンへの組付け作業の前に、コイルスプリングの付勢力に抗してプランジャ23を後退させた状態で線細工ばね29を時計方向に回動させ、線細工ばね29の係止部29aを係止ピン24に係止させる。
なお、コイルスプリングの付勢力に抗してプランジャ23を後退させるには、逆止爪体25の爪とラック23aの噛み合いを外した状態で行なう必要がある。
線細工ばね29が係止ピン24へ係止されることにより、プランジャ23の突出が防止される。
線細工ばね29が、係止ピン24へ係止されている係止状態時には、前記したように、線細工ばね29には応力が生じている。
また、この係止状態は、プランジャ23がコイルスプリングの付勢力によって突出方向に付勢されていることにより保持されている。
【0026】
次に、線細工ばね29が係止ピン24へ係止されてプランジャ23の突出が防止された状態のテンショナ21をエンジンへ組付ける。
このテンショナ21のエンジンへの組付けは、工具係合部22cに工具を係合して、ハウジング22の外周面に形成されたおねじ22aをエンジンのシリンダブロックまたはシリンダヘッド101のめねじ(不図示)にねじ込み、取付け用フランジ22bをシリンダブロックまたはシリンダヘッド101に当接させることにより行なわれる。
【0027】
テンショナ21がエンジンへ組付けられたとき、プランジャ23の先端部はレバー103を介してチェーン102に当接している。
エンジンの始動時にプランジャ23の先端部がレバー103を介してチェーン102によって押されてプランジャ23が若干後退すると、線細工ばね29の係止ピン24との係止が外れる。
これと同時に、線細工ばね29は応力が減少する方向へ移動する。
したがって、線細工ばね29とプランジャ23の係止ピン24との係止が自動的に解除される。
線細工ばね29とプランジャ23の係止ピン24との係止が解除されると、コイルスプリングの付勢力によって、プランジャ23は突出することができるようになる。
プランジャ23の先端部がレバー103を介してチェーン102を押圧してチェーン102に適正な張力を付与することができる。
また、線細工ばね29は、常に応力が減少する状態を維持しようとするから、線細工ばね29とプランジャ23の係止ピン24との係止が解除された状態に保持される。
【0028】
本発明の実施形態1に係るテンショナ21によれば、線細工ばね29自身が係止解除方向に復帰する力を有しており、係止が自動的に解除されるため、テンショナ21の組付け状態、すなわちテンショナ21の姿勢がどのような場合でも重力と関係なく確実に係止解除をさせることができる。
また、図27,28に示す別の従来のテンショナ11では、ねじりコイルスプリング20を用いて強制的にフック19を解放しているが、本発明の実施形態1に係るテンショナ21においては線細工ばね29自身が係止解除方向に復帰する力を有しており、ねじりコイルスプリング20を必要としないため、部品点数が少なく、組付けも容易である。
さらに、線細工ばね29の取り付けには取り付けのための支軸を必要としないため、支軸の圧入が廃止でき、部品点数を減少でき、組立が容易になる。
【0029】
次に、本発明の実施形態2〜実施形態5に係るテンショナについて以下に説明するが、本発明の実施形態2〜実施形態5に係るテンショナは、前記本発明の実施形態1に係るテンショナと対比すると、本発明の実施形態2〜実施形態5に係るテンショナに使用される線細工ばねあるいは線細工ばねのハウジングへの取り付け方が相違するだけで、その他の構成は同じであるので、同一部材については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0030】
本発明の実施形態2に係るテンショナについて図7〜図9を参照して説明する。
図7は、本発明の実施形態2に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す正面図である。図8は、図7に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す正面図である。図9は、図7,8に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図である。
【0031】
図7,8に示すテンショナ31に使用される線細工ばね39は、図9(A),(B)に示すように、係止ピン(被係止部)24に係止される係止部39aとこの係止部39aに連続する2本の腕部39bとから構成され、2本の腕部39bの長さは異なっており、各腕部39bの先端部39cは内側に曲げられている。
また、線細工ばね39は自由状態においては、図9(A)に示すように正面図で見ると長さの異なる2本の腕部39bが同一平面内にないように予め変形されており、図9(B)に示すように平面図で見ると略U字状をしている。
【0032】
線細工ばね39は、図8に示すように、ハウジング22の両側壁に位置をずらせて形成した取付け孔に各腕部39bの先端部39cを揺動可能に取り付けられている。
また、線細工ばね39は、図8に示すように、図9(A)に示す自由状態のときと同じ形状のままでハウジング22に取り付けられている。
したがって、図8に示す係止解除状態のときは、線細工ばね39には応力は生じていない。
【0033】
図8に示す線細工ばね39の係止解除状態から線細工ばね39を時計方向に回動させて線細工ばね39の係止部39aを係止ピン24に係止させ図7に示す線細工ばね39の係止状態にすると、線細工ばね39に応力が発生する。
この応力が発生するのは、次の理由による。
線細工ばね39のそれぞれ長さの異なる腕部39bの回動中心、すなわち、先端部39cの位置がずれているので、線細工ばね39が回動するときのそれぞれ長さの異なる腕部39bの基端側すなわち係止部39aに連続する部分の回動軌跡が相違するので係止部39aに歪みが生じ、この歪みにより応力が発生する。
【0034】
本発明の実施形態2に係るテンショナ31のエンジンへの組付け作業及びテンショナ31の作用は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のそれと同様であるので、その説明は省略する。また、本発明の実施形態2に係るテンショナ31は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様の効果を奏する。
【0035】
本発明の実施形態3に係るテンショナについて図10〜図12を参照して説明する。
図10は、本発明の実施形態3に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す正面図である。図11は、図10に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す正面図である。図12は、図10,11に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図である。
【0036】
図10,11に示すテンショナ41に使用される線細工ばね49は、図12(A),(B)に示すように、係止ピン(被係止部)24に係止される係止部49aとこの係止部49aに連続する2本の腕部49bとから構成され、2本の腕部49bの長さは異なっており、各腕部49bの先端部49cは内側に曲げられている。
また、線細工ばね49は自由状態においては、図12(A)に示すように正面図で見ると2本の腕部49bが同一平面内にないように予め変形されており、図12(B)に示すように平面図で見ると略U字状をしている。
【0037】
線細工ばね49は、図11に示すように、ハウジング22の両側壁に位置をずらせて形成した取付け孔に各腕部49bの先端部49cを揺動可能に取り付けられている。
また、線細工ばね49は、図11に示すように、図12(A)に示す自由状態のときと同じ形状のままでハウジング22に取り付けられている。
したがって、図11に示す係止解除状態のときは、線細工ばね49には応力は生じていない。
【0038】
図11に示す線細工ばね49の係止解除状態から線細工ばね49を時計方向に回動させて線細工ばね49の係止部49aを係止ピン24に係止させ図10に示す線細工ばね49の係止状態にすると、線細工ばね49に応力が発生する。
、この応力が発生するのは次の理由による。
線細工ばね49のそれぞれ長さの異なる腕部49bの回動中心、すなわち、先端部49cの位置がずれているので、線細工ばね49が回動するときのそれぞれ長さの異なる腕部49bの基端側すなわち係止部49aに連続する部分の回動軌跡が相違するので係止部49aに歪みが生じ、この歪みにより応力が発生する。
【0039】
本発明の実施形態3に係るテンショナ41のエンジンへの組付け作業及びテンショナ41の作用は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のそれと同様であるので、その説明は省略する。
また、本発明の実施形態3に係るテンショナ41は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様の効果を奏する。
【0040】
本発明の実施形態4に係るテンショナについて図13〜図15を参照して説明する。
図13は本発明の実施形態4に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す正面図である。図14は図13に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す正面図である。図15は図13,14に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図である。
【0041】
図13,14に示すテンショナに使用される線細工ばね59は、図15(A),(B)に示すように、係止ピン(被係止部)24に係止される係止部59aとこの係止部21aに連続する2本の腕部59bとから構成され、2本の腕部59bの長さは異なっており、各腕部59bの先端部59cは内側に曲げられている。
また、線細工ばね59は自由状態においては、図15(A)に示すように正面図で見ると2本の腕部59bが同一平面内にないように予め変形されており、図15(B)に示すように平面図で見ると略U字状をしている。
【0042】
線細工ばね59は、図14に示すように、ハウジング22の両側壁に位置をずらせて形成した取付け孔に各腕部59bの先端部59cを揺動可能に取り付けられている。
また、線細工ばね59は、図14に示すように、図15(A)に示す自由状態のときと同じ形状のままでハウジング22に取り付けられている。
したがって、図14に示す係止解除状態のときは、線細工ばね59には、応力は生じていない。
【0043】
図14に示す線細工ばね59の係止解除状態から線細工ばね59を時計方向に回動させて線細工ばね59の係止部59aを係止ピン24に係止させ図13に示す線細工ばね59の係止状態にすると、線細工ばね59に応力が発生する。
この応力が発生するのは、次の理由による。
線細工ばね59のそれぞれ長さの異なる腕部59aの回動中心すなわち先端部59cの位置がずれているので、線細工ばね59が回動するときのそれぞれ長さの異なる腕部59bの基端側、すなわち、係止部59aに連続する部分の回動軌跡が相違するので係止部59aに歪みが生じ、この歪みにより応力が発生する。
【0044】
本発明の実施形態4に係るテンショナ51のエンジンへの組付け作業及びテンショナ51の作用は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のそれと同様であるので、その説明は省略する。
また、本発明の実施形態4に係るテンショナ51は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様の効果を奏する。
【0045】
本発明の実施形態5に係るテンショナについて図16〜図18を参照して説明する。
図16は、本発明の実施形態5に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す正面図である。図17は、図16に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す正面図である。図18は、図16,17に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図である。
【0046】
図16,17に示すテンショナに使用される線細工ばね69は、図18(A),(B)に示すように、係止ピン(被係止部)26に係止される係止部69aとこの係止部69aに連続する2本の腕部69bとから構成され、2本の腕部69bの長さは異なっており、各腕部69bの先端部69cは内側に曲げられている。
また、線細工ばね69は自由状態においては、図18(A)に示すように正面図で見ると2本の腕部が同一平面内にあり、図18(B)に示すように平面図で見ると略U字状をしている。
【0047】
図16、図17に示すテンショナ61は、使用される線細工ばねは69、図17に示すように、ハウジング22の両側壁に位置をずらせて形成した取付け孔に長さの異なる腕部69bの先端部を揺動可能に取り付けている。
また、線細工ばね69は、図18(A)に示す自由状態のときの形状とは相違した状態でハウジングに取り付けられている。
すなわち、図17に示すように正面図で見て短い腕部69bが長い腕部69bより上方に位置するようにねじられてハウジング22に取り付けられている。
したがって、図17に示す係止解除状態のときは、線細工ばね61にはわずかに応力が生じている。
【0048】
図17に示す線細工ばね69の係止解除状態から線細工ばね69を時計方向に回動させて線細工ばねの係止部69aを係止ピン24に係止させ図16に示す線細工ばね69の係止状態にすると、線細工ばね69にさらなる応力が発生する。
このさらなる応力が発生するのは、次の理由による。
線細工ばね69のそれぞれ長さの異なる腕部69bの回動中心すなわち先端部69cの位置がずれているので、線細工ばね69が回動するときのそれぞれ長さの異なる腕部69bの基端側、すなわち、係止部69aに連続する部分の回動軌跡が相違するので係止部69aに歪みが生じ、この歪みによりさらなる応力が発生する。
したがって、図16に示す線細工ばね69の係止状態での線細工ばね69の応力は、図17に示す線細工ばね69の係止解除状態での線細工ばね69の応力より大きくなっている。
【0049】
本発明の実施形態5に係るテンショナ61のエンジンへの組付け作業及びテンショナ61の作用は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のそれと同様であるので、その説明は省略する。
また、本発明の実施形態5に係るテンショナ61は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様の効果を奏する。
【0050】
本発明の実施形態6に係るテンショナについて図19、図20を参照して説明する。
図19は、本発明の実施形態6に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す平面図である。図20は、図19に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す正面図である。
【0051】
本発明の実施形態6に係るテンショナ81は、前記本発明の実施形態1に係るテンショナ21におけるプランジャ23の係止ピン(被係止部)24に代えて、プランジャ23に先端面に線細工ばね89の係止部89aが係止する係止溝(被係止部)23bを設けたものであり、線細工ばね89も前記本発明の実施の形態1に係るテンショナ21に使用されるものと略同様である。
そして、その他の構成は、前記本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同じであるので、同一部材については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0052】
本発明の実施形態6に係るテンショナ81のエンジンへの組付け作業及びテンショナ81の作用は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のそれと同様であるので、その説明は省略する。
また、本発明の実施形態6に係るテンショナ81は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様の効果を奏する。
【0053】
本発明の実施形態7に係るテンショナについて図21、図22を参照して説明する。
図21は、本発明の実施形態7に係るテンショナにおいて、線細工ばねの係止状態を示す平面図である。図22は、図21に示すテンショナにおいて、線細工ばねの係止解除状態を示す正面図である。
【0054】
本発明の実施形態7に係るテンショナ91は、前記本発明の実施形態1に係るテンショナ21と対比すると、線細工ばね99及び線細工ばね99のハウジング22への取り付け方が相違するだけで、その他の構成は、同じであるので、同一部材については同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0055】
線細工ばね99は、図21、図22に示すように係止ピン(被係止部)24に係止される係止部99aとこの係止部99aに連続する2本の腕部99bとから構成され、2本の腕部99bの長さは異なっており、各腕部99bの先端部99cは内側に曲げられている。また、図22に示すように平面図で見ると略L字状をしている。
【0056】
線細工ばね99は、図22に示すように、ハウジング22の一方の側壁に位置をずらせて形成した取付け孔に各腕部99bの先端部99cを揺動可能に取り付けられている。
また、この線細工ばね99は、前記本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様に、係止ピン(被係止部)24に係止される係止状態(図21、図22の状態)では応力が生じ、係止解除状態では応力が生じないようにハウジング22の一方の側壁に取り付けられている。
【0057】
本発明の実施形態7に係るテンショナ91のエンジンへの組付け作業及びテンショナ91の作用は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21のそれと同様であるので、その説明は省略する。
また、本発明の実施形態7に係るテンショナ91は、本発明の実施形態1に係るテンショナ21と同様の効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】
請求項1乃至請求項6記載の発明に係るテンショナは、次のような効果を奏する。
(1)線細工ばね自身が係止解除方向に復帰する力を有しており、係止が自動的に解除されるため、テンショナの組付け状態がどのような場合でも重力と関係なく確実に係止解除をさせることができる。
(2)図27,図28に示す別の従来のテンショナでは、ねじりコイルスプリングを用いて強制的にフックを解放しているが、請求項1乃至請求項6記載の発明においては線細工ばね自身が係止解除方向に復帰する力を有しており、ねじりコイルスプリングを必要としないため、部品点数が少なく、組み付けも容易である。
(3)線細工ばねの取り付けには取り付けのための支軸を必要としないため、支軸の圧入が廃止でき、部品点数を減少でき、組立が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す平面図。
【図2】図1に示すテンショナの正面図。
【図3】図2に示すテンショナの右側面図。
【図4】図1に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す平面図。
【図5】図4に示すテンショナの正面図。
【図6】図1〜5に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図。
【図7】本発明の実施形態2に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す正面図。
【図8】図7に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す正面図。
【図9】図7,8に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図。
【図10】本発明の実施形態3に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す正面図。
【図11】図10に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す正面図。
【図12】図10,11に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図。
【図13】本発明の実施形態4に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す正面図。
【図14】図13に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す正面図。
【図15】図13,14に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図。
【図16】本発明の実施形態5に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す正面図。
【図17】図16に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す正面図。
【図18】図16,17に示すテンショナに使用される線細工ばねの自由状態を示し、(A)は線細工ばねの正面図であり、(B)は、線細工ばねの平面図。
【図19】本発明の実施形態6に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す平面図。
【図20】図19に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す正面図。
【図21】本発明の実施形態7に係るテンショナで線細工ばねの係止状態を示す平面図。
【図22】図21に示すテンショナで線細工ばねの係止解除状態を示す正面図。
【図23】本発明の実施形態1に係るテンショナのエンジンへの組付け形態を示す概略正面図。
【図24】従来のテンショナでフックの係止状態を示す正面図。
【図25】図24に示すテンショナでフックの係止解除状態を示す正面図。
【図26】図24に示すテンショナの右側面図である。
【図27】別の従来のテンショナでフックの係止状態を示す平面図。
【図28】図27に示すテンショナでフックの係止状態を示す正面図。
【符号の説明】
21,31,41,51,61,81,91・・・テンショナ
22 ・・・ハウジング
22a・・・おねじ
22b・・・取付け用フランジ
22c・・・工具係合部
23 ・・・プランジャ
23a・・・ラック
23b・・・係止溝(被係止部)
24 ・・・係止ピン(被係止部)
25 ・・・逆止爪体
26 ・・・軸
27 ・・・ばね
29,39,49,59,69,89,99・・・線細工ばね
29a,39a,49a,59a,69a,89a,99a・・・係止部
29b,39b,49b,59b,69b,89b,99b・・・腕部
29c,39c,49c,59c,69c,89c,99c・・・先端部
101 ・・・シリンダブロックまたはシリンダヘッド
102 ・・・チェーン
103 ・・・レバー
104 ・・・クランクスプロケット
105 ・・・カムスプロケット
Claims (6)
- プランジャがハウジング内から外部に突出する方向にばね付勢されており、前記ハウジングに取り付けられ前記プランジャの被係止部に係止されてプランジャの突出を防止する係止部材を備えることによりプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、
前記係止部材が、前記プランジャの被係止部に係止される係止部と該係止部に連続して長さの異なる2本の腕部とから構成される線細工ばねからなり、
前記長さの異なる2本の腕部のそれぞれの先端部が、前記ハウジングの側壁に位置をずらせて揺動可能に取り付けられ、
前記線細工ばねが、前記プランジャの被係止部に係止されている状態で応力が生じるように前記ハウジングの側壁に取り付けられていることを特徴とするプランジャの突出防止機能を有するテンショナ。 - プランジャがハウジング内から外部に突出する方向にばね付勢されており、前記ハウジングに取り付けられ前記プランジャの被係止部に係止されてプランジャの突出を防止する係止部材を備えることによりプランジャの突出防止機能を有するテンショナにおいて、
前記係止部材が、前記プランジャの被係止部に係止される係止部と該係止部に連続して長さの異なる2本の腕部とから構成される線細工ばねからなり、
前記長さの異なる2本の腕部のそれぞれの先端部が、前記ハウジングの側壁に位置をずらせて揺動可能に取り付けられ、
前記線細工ばねが、前記プランジャの被係止部に係止されている状態での応力が前記プランジャの被係止部との係止が解除されている状態での応力より大きくなるように前記ハウジングの側壁に取り付けられていることを特徴とするプランジャの突出防止機能を有するテンショナ。 - 前記線細工ばねが、平面視略U字状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナ。
- 前記線細工ばねが、平面視略L字状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナ。
- 前記プランジャの被係止部が、前記プランジャに設けられた係止ピンであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナ。
- 前記プランジャの被係止部が、前記プランジャに設けられた係止溝であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプランジャの突出防止機能を有するテンショナ。
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