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JP3894822B2 - Resin composition and stretched molded body - Google Patents

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JP3894822B2
JP3894822B2 JP2002094563A JP2002094563A JP3894822B2 JP 3894822 B2 JP3894822 B2 JP 3894822B2 JP 2002094563 A JP2002094563 A JP 2002094563A JP 2002094563 A JP2002094563 A JP 2002094563A JP 3894822 B2 JP3894822 B2 JP 3894822B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2種類の異なるMFRの4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂を特定の条件で混合させることによって延伸成形性を顕著に向上させた樹脂組成物に関する。
すなわち、高いMFRの4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂と、低いMFR値を有する4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂を特定の条件で混合した、優れた延伸成形性(優れた溶融流動性と優れた溶融張力とを両立させた優れた延伸成形性)を有する樹脂組成物に関する。
本発明は、これら樹脂組成物を含んで構成される延伸成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】
4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂は、高耐熱性、離型性、透明性等の優れた特徴を有する樹脂として知られている。
しかしながら、従来の技術によったのでは、市販されている通常の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂は、必ずしも、延伸成形性がよいとはいえず、例えば、延伸フィルムを製造したり、ブロー成形や真空成形を行なったりすることが、同じポリオレフィンであるポリエチレンやポリプロピレンと比較して困難であるという問題があった。
これは、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の機械的強度や溶融張力が低いことに等に起因している。
すなわち、従来の技術による延伸フィルムの成形技術によったのでは、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の延伸温度付近での引張強度が低いために延伸ムラが生じてしまい、厚み精度が極端に悪くなるという問題があった。
また、ブロー成形にあっては、溶融張力が低いためにパリソンのドローダウンが大きく成形が困難であるという問題があった。
さらに、真空成形や真空圧空成形においても、シートを加熱軟化すると、自重でシートが垂れ下がり、成形が困難であるという問題があった。
【0003】
このような技術的背景から、従来、市販されている通常の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂を、高品質の延伸成形体とすべく、種々の検討が行なわれてきた。
その具体例としては、例えば、特開昭58−191734号や特開平10−81710号等を挙げることができる。
しかしながら、特開昭58−191734号に開示されている技術によったのでは、固体である4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂に、液体である炭化水素油を配合するために、混合作業に困難が伴い、かつ、該ブレンド物を用いてシートを成形する際に押出機内ホッパー内でブロッキングを起こしやすくなるという問題があった。
また、特開平10−81710号に開示されている技術は、厚み変動がない平坦なシートを作製しようとするものであるが、この技術によったのでは、延伸成形時にシートの中央部から延伸されてしまい、シート端のクリップ部の方に未延伸部が多く残るという問題があった。
上記の従来の技術は、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂に、添加剤を加えたり、成形加工方法に工夫を加えるというものであって、本願発明のごとく、樹脂そのものを改善しようとするものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂本来の優れた性質(優れた耐熱性、優れた透明性、優れた離型性等)を維持しつつ、従来の技術によったのでは、高品質な(高い厚み精度、優れた表面性状等を有する)延伸成形体を製造することが困難であった、一般的な成形加工条件においても、高品質な(高い厚み精度、優れた表面性状・外観等を有する)延伸成形体を製造すること可能とする、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
従来の技術の欄においても述べたように、市販されている一般的な4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂では、必ずしも、延伸成形性がよいとはいえず、延伸フィルムの製造工程においては、延伸ムラが生じてしまい、厚み精度が極端に悪くなったり、ブロー成形の製造工程においては、溶融張力が低いためにパリソンのドローダウンが大きく成形が困難であり、真空成形や真空圧空成形の製造工程においては、シートを加熱軟化すると、自重でシートが垂れ下がり、成形が困難であるという問題があった。
【0006】
本明細書においては、市販されている一般的な4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂については、便宜上、『低分子量4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂』又は『低分子量樹脂』ということがある。
ここで、『低(い)分子量』とは、あくまでも相対的なものであって、絶対的なものではないが、高いMFR値(10〜500[g/10分])を有することを意味する。
本明細書においては、市販されている一般的なものよりも高分子量の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂を、便宜上、『高分子量4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂』又は『高分子量樹脂』ということがある。
ここで、『高(い)分子量』とは、あくまでも相対的なものであって、絶対的なものではないが、低いMFR値(0.1〜10[g/10分])を有することを意味する。
【0007】
一方、本発明者らは、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の延伸成形性を改良すべく、市販されている一般的なものとは異なる、高分子量の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂を使用して、その延伸成形加工特性につき、鋭意検討をした。
その結果、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂を高分子量とすることにより、延伸成形性は改良された。
しかしながら、延伸成形性の改良の程度と逆相関して、溶融時の流動性が低下し、成形品表面に肌荒れが生じ、外観が不良となるという知見を見い出した。
【0008】
そこで、本発明者らは、これら従来の技術における問題点と、本発明者らが見い出した知見に鑑み、市販されている一般的な4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂(低分子量4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂)と、市販されている一般的なものよりも高分子量の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂(高分子量4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂)を特定の配合条件でブレンドすることにより、低分子量4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の優れた溶融流動性と、高分子量4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の優れた溶融張力を併せ有するような、すなわち、相乗効果を発揮するような、樹脂組成物を製造することができるのではないかという作業仮説に基づき、種々、鋭意検討を進めた。
鋭意検討の結果、その詳細については後述するが、この作業仮説は、正しいことが実証され、低分子量樹脂と高子量樹脂を、特定の配合条件でブレンドすることにより、両者の優れた特性のみを発現し、好ましくない特性は低減されるという、一種の相乗効果を見い出した。
【0009】
すなわち、本発明者らは、鋭意検討を進めた結果、成分(A)として、MFRが0.1〜10[g/10分]の範囲にある4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂と、成分(B)として、MFRが10〜500[g/10分]の範囲にある4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂とを含んでなる、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物であって、成分(A)のMFRをMFRA、成分(B)のMFRをMFRBとしたときに、MFRAとMFRBとの関係が、数式(1)〜数式(4)を同時に満足する関係にあることを特徴とする、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物は、低分子量樹脂の優れた溶融流動性と、高分子量樹脂の優れた溶融張力を併せ有するという知見を得て、本発明を完成するに至った。
ここで、MFRは、ASTM D1238に準じ、荷重5.0kg、温度260℃の条件で測定したメルトフローレートを意味する。
【0010】
【数2】

Figure 0003894822
【0011】
本発明において、成分(A)のMFRをMFRA、成分(B)のMFRをMFRBとしたときに、MFRAとMFRBとの関係は、数式(1)〜数式(4)を同時に満足する関係にある。
本発明において、通常、〔MFRB÷MFRA〕の数値は、好ましくは数式(9)で表され、より好ましくは数式(8)で表され、より好ましくは数式(7)で表され、より好ましくは数式(6)で表され、より好ましくは数式(5)で表される。
【0012】
【数3】
Figure 0003894822
【0015】
本発明において、通常、成分(A)と成分(B)の組成比が、成分(A)と成分(B)の合計重量を基準として、成分(A)が、70〜95重量%、成分(B)が、5〜30重量%であることがより好ましい。本発明は、以下の[1]〜[15]に記載した事項により特定される。
【0016】
[1] 成分(A)として、MFRが0.1〜10[g/10分]の範囲にある4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂と、成分(B)として、MFRが10〜500[g/10分]の範囲にある4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂とを含んでなる、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物であって、成分(A)のMFRをMFRA、成分(B)のMFRをMFRBとしたときに、MFRAとMFRBとの関係が、数式(1)〜数式(4)を同時に満足し、成分(A)と成分(B)の組成比が、成分(A)と成分(B)の合計重量を基準として、成分(A)が、70〜95重量%、成分(B)が、5〜30重量%であることを特徴とする、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物(但し、MFRは、ASTM D1238に準じ、荷重5.0kg、温度260℃の条件で測定したメルトフローレートを意味する。)。
【数4】
Figure 0003894822
【0019】
] [1]に記載した、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、延伸成形体。
【0020】
] 延伸成形体が、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルム、インフレーションフィルム、中空成形体、射出ブロー成形体、真空成形体、及び、真空圧空成形体からなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする、[]に記載した延伸成形体。
【0021】
[4] [1]に記載した、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を、一軸延伸フィルム成形法、二軸延伸フィルム成形法、インフレーションフィルム成形法、中空成形法、射出ブロー成形法、真空成形法、及び、真空圧空成形法からなる群から選択された何れか一つの延伸成形方法で成形加工することを特徴とする、延伸成形体の製造方法。
【0022】
[5] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、離型フィルム。
【0023】
[6] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、離型紙。
【0024】
[7] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、容器。
【0025】
[8] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、哺乳ビン。
【0026】
[9] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、農薬容器。
【0027】
[10] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、実験器具。
【0028】
[11] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、医療用容器。
【0029】
[12] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、化粧品容器。
【0030】
[13] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、洗剤容器。
【0031】
[14] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、食品容器。
【0032】
[15] [1]に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、接着剤容器。
【0033】
以下、本発明に係る4−メチル−1−ペンテン系重合体組成物について説明する。
本発明の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂とは、4−メチルペンテン−1と他のα−オレフィン、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、エイコセン等の炭素数2乃至20のα−オレフィンとの共重合体樹脂である。
本発明では、該α−オレフィンとしては、この中でも炭素数7〜20のα−オレフィンが好ましく、特に炭素数10〜20のα−オレフィンが好ましい。
本発明において使用される4−メチルペンテン−1系重合体樹脂における上記α−オレフィン由来構造単位の含有量は、通常0〜20重量%以下、好ましくは1〜10重量%である。
【0034】
本発明において使用される4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂は、高温GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)試験法により測定される重量平均分子量(Mw)が10万〜500万のものが用いられる。
また、DSC(示差走査型熱量計)試験に基づいて測定される融点(Tm)は、200〜250℃、好ましくは220〜240℃のものが用いられる。
さらに、ASTM D1238に準じた荷重5kg、温度260℃の条件により測定されるMFR(メルトフローレート)は0.05〜500[g/10分]である。
その中で、MFRが0.1〜10[g/10分]のものが延伸成形性やブロー成形性に好適な高分子量の成分となり、MFRが10〜500[g/10分]のものが流動性を改良する成分として好ましい。
【0035】
また、本発明において使用される4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂には、本発明の目的を損わない範囲で、好ましくは全体の10重量%以下の可塑剤を含有していてもよい。
可塑剤としてはパラフィン系、ナフテン系、アロマ系等の鉱油類、α−オレフィン類のオリゴマー、コオリゴマー、エステル系可塑剤、各種植物油、動物油等を挙げることができる。そのような可塑剤は延伸成形性をより良くするが、10%以上含有すると、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の優れた特徴である透明性や離型性等が損われる虞がある。
【0036】
本発明の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂には、他の樹脂、例えば、ポリオレフィン類、ポリアミド類、ポリエステル類等を全体の30重量%以下の割合で含有していても良い。ポリオレフィン類について具体的には、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン・オクテン共重合体、プロピレン・ブテン共重合体、ブテン系重合体等である。
【0037】
本発明の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂には、耐熱安定剤、耐候性安定剤、滑剤、核剤、顔料、染料等、通常、ポリオレフィンに添加して使用される各種添加剤を本発明の目的を損わない範囲で添加してもよい。
特に、滑剤は、流動性が改良され、成形品外観がよくなるので好ましい。
【0038】
本発明に係る樹脂組成物の製造は、特に限定されず、ドライブレンドまたは溶融ブレンドのいずれの方法にしたがって行なってもよい。
例えば、前記樹脂組成物を構成する成分(A)及び成分(B)の各成分、並びに、必要に応じて添加される添加剤を、それぞれ、所定の割合で別個に押出機に供給し、あるいは、予め各成分を混合し、押出機に供給して、溶融、混錬して樹脂組成物を調整することができる。また、引き続き、T−ダイ、チューブダイ等の適当な成形用ダイから押出してフィルムを成形したり、中空成形、射出成形に供することができる。押出機または射出成形機によって成形する場合、成形時の加熱温度は、通常、240〜320℃程度である。
【0039】
本発明に係る樹脂組成物は、耐熱性、離型性、透明性に優れる。
かつ、従来知られている樹脂組成物やシートよりも延伸成形性に優れるともに、さらには高分子量の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂よりも、外観の良好な延伸成形体を得られる樹脂組成物である。
また、本発明に係る樹脂組成物は、一軸延伸フィルム成形、二軸延伸フィルム成形、インフレーションフィルム成形、中空成形、射出ブロー成形、真空成形、真空圧空成形等することによって得られる離型フィルム、離型紙、哺乳ビン、農薬容器、実験器具、医療用容器、化粧品容器、洗剤容器、食品容器、接着剤容器である延伸成形体やフィルム成形品、押出ラミネート成形品、射出成形品、より具体的には、食品包装フィルム、鮮度保持包材、ラップフィルム、離型フィルム、合皮用離型紙、食品容器、実験器具、医療用容器、化粧品容器、洗剤容器、食品容器、接着剤容器に好適である。
【0040】
【実施例】
本発明の4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂の樹脂組成物について、下記の例により具体的に説明するが、本発明は下記の例に何ら限定されるものではない。
【0041】
▲1▼ MFR
ASTM D1238に準拠して荷重5kg、温度260℃の条件で測定した。
【0042】
▲2▼ メルトテンション
ASTM D3835に準じてノズル直径2.095mm、ランド長8mmのノズルより樹脂を押出し、温度310℃、引き取り速度15m/分の条件にて測定した。
メルトテンションの測定値をブロー成形時のドローダウン性の指標とした。
メルトテンション([mN])が大きいほど、ドローダウンが小さくなりブロー成形しやすい。
【0043】
▲3▼ HAZE
ASTM D1003に準じて、測定した。
【0044】
▲4▼ ブロー成形性
プラコー(株)製ダイレクトブロー成形機(φ65押出機)により、1mm厚の400ccボトル容器を成形し、本成形時のドローダウン性にて評価した。
○:ドローダウンが小さく容易にブロー成形できる。
×:ドローダウンが大きくブロー成形が困難である。
厚肉成形不可。
【0045】
▲5▼ 成形条件
成形条件は以下である。
φ65押出機シリンダーおよびダイ温度:
C1/C2/C3/AD/D
310℃/310℃/310℃/320℃/320℃
【0046】
▲6▼ 成形品外観
上記成形条件で400ccブロー容器を試作して、成形品の表面平滑性を以下のように評価した。
表面平滑性を表す指標として、MFRおよびHAZEを用いた。
【0047】
[MFR]
MFRは、樹脂組成物を成形加工品としたときの、表面平滑性の指標の一つである。
MFRが大きいほど流動性が良好であるため、表面の平滑性が増す。
【0048】
[HAZE]
HAZEは、樹脂組成物を成形加工品としたときの、表面平滑性の指標の一つである。
表面が平滑であると、表面での光の反射(拡散や乱反射)が少なくなるため、HAZEは小さくなる。
○:成形品表面が滑らかであり、容器が透き通っている。
×:成形品表面がざらついており、容器が白く曇っている。
【0049】
[実施例1]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(A)として、MFR=0.1[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約200μm)80重量部と、成分(B)として、MFR=100[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)20重量部の比率で配合し(MFRB/MFRA=1000)、さらに、この成分(A)と成分(B)からなる樹脂組成物100重量部に対して、造粒時の熱分解を抑制する目的で耐熱安定剤であるヒンダードフェノール系化合物のテトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品名:イルガノックス1010)0.10重量部、フェノールアクリレート系化合物の2−[1−(2−ヒドロキシ−3,−5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート(住友化学(株)製、商品名:スミライザーGs(F))0.10重量部、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト(チバガイギー(株)製、商品名:イルガフォス168)0.10重量部の比率で配合し、ヘンシェルミキサーを用いて高速で1分間混合した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
得られた樹脂組成物を二軸押出機で300℃溶融混練し、押出成形してペレットを得た。このペレットにてMFRの測定、メルトテンションの測定、ブロー成形性の評価、成形品外観の評価を行なった。結果を表−1に示す。
【0050】
[実施例2]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(A)として、MFR=0.1[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約200μm)70重量部と、成分(B)として、MFR=100[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)30重量部の比率で配合し(MFRB/MFRA=1000)、さらに、実施例1と全く同様に、耐熱安定剤を配合し、実施例1と全く同様に、樹脂組成物を調製した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
実施例1と全く同様に評価を行なった。
結果を表−1に示す。
【0051】
[実施例3]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(A)として、MFR=1[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約200μm)80重量部と、成分(B)として、MFR=25[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)20重量部の比率で配合し(MFRB/MFRA=25)、さらに、実施例1と全く同様に、耐熱安定剤を配合し、実施例1と全く同様に、樹脂組成物を調製した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
実施例1と全く同様に評価を行なった。
結果を表−1に示す。
【0052】
[実施例4]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(A)として、MFR=5[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約200μm)80重量部と、成分(B)として、MFR=25[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)20重量部の比率で配合し(MFRB/MFRA=5)、
さらに、実施例1と全く同様に、耐熱安定剤を配合し、実施例1と全く同様に、樹脂組成物を調製した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
実施例1と全く同様に評価を行なった。
結果を表−1に示す。
【0053】
[比較例1]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(A)として、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂100重量部に対し、熱分解を抑制する目的で耐熱安定剤であるヒンダードフェノール系化合物のテトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品名:イルガノックス1010)0.10重量部、フェノールアクリレート系化合物の2−[1−(2−ヒドロキシ−3,−5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート(住友化学(株)製、商品名:スミライザーGs(F))0.10重量部、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト(チバガイギー(株)製、商品名:イルガフォス168)0.10重量部の比率で配合したMFR=1[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)を配合し、樹脂組成物を調製した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
実施例1と全く同様に評価を行なった。
結果を表−1に示す。
【0054】
[比較例2]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(A)として、MFR=5[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約200μm)80重量部と、成分(B)として、MFR=10[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)20重量部の比率で配合し(MFRB/MFRA=2)、さらに、実施例1と全く同様に、耐熱安定剤を配合し、実施例1と全く同様に、樹脂組成物を調製した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
実施例1と全く同様に評価を行なった。
結果を表−1に示す。
【0055】
[比較例3]
▲1▼ 樹脂組成物の調製
成分(B)として、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂100重量部に対し、熱分解を抑制する目的で耐熱安定剤であるヒンダードフェノール系化合物のテトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(チバガイギー(株)製、商品名:イルガノックス1010)0.25重量部、ペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ドデシルチオプロピオネート)(シプロ化成(株)製、商品名:シーノックス412S)0.50重量部の比率で配合したMFR=25[g/10分]の4−メチル−1−ペンテン・1−ヘキサデセン共重合体樹脂粉末(1−ヘキサデセン含有量:6.0重量%、粉末の粒子直径約3mm)を配合し、樹脂組成物を調製した。
▲2▼ 樹脂組成物の評価
実施例1と全く同様に評価を行なった。
結果を表−1に示す。
【0056】
【表−1】
Figure 0003894822
【0057】
【発明の効果】
本発明の効果は、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂本来の優れた性質(優れた耐熱性、優れた透明性、優れた離型性等)を維持しつつ、従来の技術においては、高品質な(高い厚み精度、優れた表面性状等を有する)延伸成形体を製造することが困難であった、一般的な成形加工条件においても、高品質な(高い厚み精度、優れた表面性状・外観等を有する)延伸成形体を製造すること可能とする、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を提供することができる。
すなわち、本発明に係る樹脂組成物は、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂本来の優れた性質(優れた耐熱性、優れた透明性、優れた離型性等)を維持しつつ、従来の技術における4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂とは対照的に、優れた延伸成形性(高いメルトテンション)と優れた溶融流動性を併せ有するため、高品質な(高い厚み精度、優れた表面性状・外観等を有する)延伸成形体を製造することを可能とする。
本発明に係る樹脂組成物は、一軸延伸フィルム成形、二軸延伸フィルム成形、インフレーションフィルム成形、中空成形、射出ブロー成形、真空成形、真空圧空成形において、一般的な成形加工条件で成形加工しても、高品質な(高い厚み精度、優れた表面性状・外観等を有する)延伸成形体を製造することを可能とする。
本発明に係る樹脂組成物を含んで構成される延伸成形体の具体例としては、例えば、離型フィルム、離型紙、哺乳ビン、農薬容器、実験器具、医療用容器、化粧品容器、洗剤容器、食品容器、接着剤容器、フィルム成形品、押出ラミネート成形品、射出成形品、食品包装フィルム、鮮度保持包材、ラップフィルム、離型フィルム、合皮用離型紙等を挙げることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin composition in which stretch moldability is remarkably improved by mixing two kinds of different MFR 4-methyl-1-pentene polymer resins under specific conditions.
That is, excellent stretch moldability (excellent blending of 4-methyl-1-pentene polymer resin having a high MFR and 4-methyl-1-pentene polymer resin having a low MFR value under specific conditions. The present invention relates to a resin composition having excellent stretch moldability that achieves both melt fluidity and excellent melt tension.
The present invention relates to a stretch-molded product comprising these resin compositions.
[0002]
[Prior art]
The 4-methyl-1-pentene polymer resin is known as a resin having excellent characteristics such as high heat resistance, releasability, and transparency.
However, according to the prior art, a commercially available ordinary 4-methyl-1-pentene polymer resin is not necessarily good in stretch moldability. For example, a stretched film is produced. There is a problem that it is difficult to perform blow molding or vacuum molding as compared with polyethylene and polypropylene which are the same polyolefin.
This is due to the low mechanical strength and melt tension of 4-methyl-1-pentene polymer resin.
That is, according to the conventional technique for forming a stretched film, the stretching strength of the 4-methyl-1-pentene polymer resin is low near the stretching temperature, resulting in stretching unevenness and thickness accuracy. There was a problem of getting worse.
Further, blow molding has a problem that since the melt tension is low, the drawdown of the parison is large and the molding is difficult.
Further, even in vacuum forming and vacuum / pressure forming, there is a problem that when the sheet is softened by heating, the sheet hangs down due to its own weight and it is difficult to form.
[0003]
In view of such a technical background, various studies have been conducted in order to make a conventional commercially available 4-methyl-1-pentene polymer resin a high-quality stretched molded product.
Specific examples thereof include, for example, JP-A-58-191734 and JP-A-10-81710.
However, according to the technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-191734, a mixture of 4-methyl-1-pentene polymer resin which is solid is mixed with hydrocarbon oil which is liquid. There is a problem that the operation is difficult and blocking is easily caused in the hopper in the extruder when the blend is used to form a sheet.
In addition, the technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-81710 is intended to produce a flat sheet having no thickness variation. However, according to this technique, the sheet is stretched from the center portion of the sheet during stretch molding. As a result, there is a problem that many unstretched portions remain in the clip portion at the end of the sheet.
The above-mentioned conventional technique is to add an additive to 4-methyl-1-pentene polymer resin or to devise a molding method, and as in the present invention, an attempt is made to improve the resin itself. It wasn't something to do.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is that while maintaining the original excellent properties (excellent heat resistance, excellent transparency, excellent releasability, etc.) of the 4-methyl-1-pentene polymer resin. According to this technology, it was difficult to produce a stretch molded body of high quality (having high thickness accuracy, excellent surface properties, etc.), even under general molding processing conditions, Manufacturing stretch-formed bodies (with high thickness accuracy, excellent surface properties, appearance, etc.)TheAn object of the present invention is to provide a 4-methyl-1-pentene polymer resin composition that can be used.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As described in the section of the prior art, a commercially available general 4-methyl-1-pentene polymer resin cannot always be said to have good stretch moldability, and in the production process of a stretched film. Causes uneven drawing, resulting in extremely poor thickness accuracy, and in the blow molding manufacturing process, the melt tension is low, so the drawdown of the parison is large and difficult to mold. In the manufacturing process, there is a problem that when the sheet is softened by heating, the sheet hangs down by its own weight and is difficult to form.
[0006]
In the present specification, for the general 4-methyl-1-pentene polymer resin commercially available, for the sake of convenience, “low molecular weight 4-methyl-1-pentene polymer resin” or “low molecular weight resin” There is.
Here, “low (i) molecular weight” is only relative and not absolute, but means having a high MFR value (10 to 500 [g / 10 min]). .
In the present specification, a 4-methyl-1-pentene polymer resin having a higher molecular weight than a commercially available general one is referred to as “high molecular weight 4-methyl-1-pentene polymer resin” or Sometimes called "high molecular weight resin."
Here, “high molecular weight” is only relative and not absolute, but has a low MFR value (0.1 to 10 [g / 10 min]). means.
[0007]
On the other hand, in order to improve the stretch moldability of the 4-methyl-1-pentene polymer resin, the present inventors have a high molecular weight 4-methyl-1-pentene different from a commercially available one. Using a polymer polymer resin, the inventors studied diligently about its stretch molding characteristics.
As a result, the stretch moldability was improved by increasing the molecular weight of 4-methyl-1-pentene polymer resin.
However, it has been found that the fluidity at the time of melting is reduced, the surface of the molded product is roughened, and the appearance is poor, inversely correlated with the degree of improvement in stretch moldability.
[0008]
In view of these problems in the conventional technology and the knowledge found by the present inventors, the present inventors have made commercially available general 4-methyl-1-pentene polymer resins (low molecular weight 4). -Methyl-1-pentene polymer resin) and 4-methyl-1-pentene polymer resin (high molecular weight 4-methyl-1-pentene polymer) having a higher molecular weight than a commercially available general one. Resin) under a specific blending condition, it has excellent melt flowability of low molecular weight 4-methyl-1-pentene polymer resin and excellent high molecular weight 4-methyl-1-pentene polymer resin. Based on the work hypothesis that a resin composition that has both melt tension, that is, that exhibits a synergistic effect, can be studied.
As a result of intensive studies, the details will be described later, but this working hypothesis has been proved to be correct, and by blending a low molecular weight resin and a high molecular weight resin under specific compounding conditions, only the excellent characteristics of both are expressed. And found a kind of synergistic effect that undesirable properties are reduced.
[0009]
That is, as a result of diligent investigation, the present inventors, as a component (A), have a 4-methyl-1-pentene polymer resin having an MFR in the range of 0.1 to 10 [g / 10 min]. 4-methyl-1-pentene polymer resin comprising, as component (B), 4-methyl-1-pentene polymer resin having MFR in the range of 10 to 500 [g / 10 min]. A composition comprising the MFR of component (A) as MFRA, MFR of component (B)BWhen MFRAAnd MFRBThe 4-methyl-1-pentene polymer resin composition is an excellent melt flow of a low-molecular-weight resin. As a result, the present invention has been completed.
Here, MFR means the melt flow rate measured under conditions of a load of 5.0 kg and a temperature of 260 ° C. according to ASTM D1238.
[0010]
[Expression 2]
Figure 0003894822
[0011]
In the present invention, the MFR of component (A) is changed to MFR.A, MFR of component (B)BWhen MFRAAnd MFRBIs a relationship that satisfies the expressions (1) to (4) at the same time.
In the present invention, usually, [MFRB÷ MFRA] Is preferably represented by Formula (9), more preferably by Formula (8), more preferably by Formula (7), more preferably by Formula (6), and more preferably. Is expressed by Equation (5).
[0012]
[Equation 3]
Figure 0003894822
[0015]
In the present invention, the composition ratio of the component (A) and the component (B) is usually based on the total weight of the component (A) and the component (B).70-95 wt%, component (B) is 530More preferably, it is% by weight. The present invention is specified by the matters described in the following [1] to [15].
[0016]
[1] A 4-methyl-1-pentene polymer resin having an MFR in the range of 0.1 to 10 [g / 10 min] as the component (A), and an MFR of 10 to 500 as the component (B). 4-methyl-1-pentene polymer resin composition comprising 4-methyl-1-pentene polymer resin in the range of [g / 10 min], wherein MFR of component (A) MFRA, MFR of component (B)BWhen MFRAAnd MFRBSatisfies the expressions (1) to (4) at the same time.The composition ratio of the component (A) and the component (B) is 70 to 95% by weight of the component (A) and the component (B) based on the total weight of the component (A) and the component (B). 5-30% by weight4-methyl-1-pentene polymer resin composition (where MFR means a melt flow rate measured under conditions of a load of 5.0 kg and a temperature of 260 ° C. in accordance with ASTM D1238) To do.)
[Expression 4]
Figure 0003894822
[0019]
[2] A stretch-molded product comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0020]
[3The stretched molded body is any one selected from the group consisting of a uniaxially stretched film, a biaxially stretched film, an inflation film, a hollow molded body, an injection blow molded body, a vacuum molded body, and a vacuum / pressure molded body. It is characterized by [2The stretched molded article described in the above.
[0021]
[4] The 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1] is uniaxially stretched film molding method, biaxially stretched film molding method, inflation film molding method, hollow molding method, injection blow molding. A method for producing a stretch-molded product, wherein the stretch-molded product is molded by any one stretch-molding method selected from the group consisting of a method, a vacuum forming method, and a vacuum / pressure forming method.
[0022]
[5] A release film comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0023]
[6] A release paper comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0024]
[7] A container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0025]
[8] A baby bottle comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0026]
[9] An agrochemical container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0027]
[10] An experimental instrument comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0028]
[11] A medical container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0029]
[12] A cosmetic container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0030]
[13] A detergent container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0031]
[14] A food container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0032]
[15] An adhesive container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition described in [1].
[0033]
Hereinafter, the 4-methyl-1-pentene polymer composition according to the present invention will be described.
The 4-methyl-1-pentene polymer resin of the present invention includes 4-methylpentene-1 and other α-olefins such as ethylene, propylene, 1-butene, 1-hexene, 1-heptene, 1-heptene, It is a copolymer resin with an α-olefin having 2 to 20 carbon atoms such as octene, 1-decene, 1-tetradecene, 1-hexadecene, 1-heptadecene, 1-octadecene and eicosene.
In the present invention, the α-olefin is preferably an α-olefin having 7 to 20 carbon atoms, and more preferably an α-olefin having 10 to 20 carbon atoms.
The content of the α-olefin-derived structural unit in the 4-methylpentene-1 polymer resin used in the present invention is usually 0 to 20% by weight or less, preferably 1 to 10% by weight.
[0034]
The 4-methyl-1-pentene polymer resin used in the present invention has a weight average molecular weight (Mw) measured by a high temperature GPC (gel permeation chromatography) test method of 100,000 to 5,000,000. Is used.
The melting point (Tm) measured based on a DSC (Differential Scanning Calorimeter) test is 200 to 250 ° C., preferably 220 to 240 ° C.
Further, the MFR (melt flow rate) measured under conditions of a load of 5 kg and a temperature of 260 ° C. according to ASTM D1238 is 0.05 to 500 [g / 10 min].
Among them, those having an MFR of 0.1 to 10 [g / 10 min] are high molecular weight components suitable for stretch moldability and blow moldability, and those having an MFR of 10 to 500 [g / 10 min]. It is preferable as a component for improving fluidity.
[0035]
Further, the 4-methyl-1-pentene polymer resin used in the present invention preferably contains 10% by weight or less of a plasticizer within a range not impairing the object of the present invention. Good.
Examples of the plasticizer include paraffinic, naphthenic, and aromatic mineral oils, α-olefin oligomers, co-oligomers, ester plasticizers, various vegetable oils, animal oils, and the like. Such a plasticizer improves the stretch moldability, but if it is contained in an amount of 10% or more, the transparency and releasability that are excellent characteristics of the 4-methyl-1-pentene polymer resin may be impaired. is there.
[0036]
The 4-methyl-1-pentene polymer resin of the present invention may contain other resins, for example, polyolefins, polyamides, polyesters, and the like in a proportion of 30% by weight or less. Specific examples of the polyolefins include ethylene / propylene copolymers, ethylene / butene copolymers, ethylene / octene copolymers, propylene / butene copolymers, and butene-based polymers.
[0037]
The 4-methyl-1-pentene polymer resin of the present invention includes various additives that are usually added to polyolefins, such as heat-resistant stabilizers, weather-resistant stabilizers, lubricants, nucleating agents, pigments, and dyes. You may add in the range which does not impair the objective of this invention.
In particular, a lubricant is preferable because the fluidity is improved and the appearance of a molded article is improved.
[0038]
The production of the resin composition according to the present invention is not particularly limited, and may be performed according to any method of dry blending or melt blending.
For example, the component (A) and the component (B) constituting the resin composition, and the additive added as necessary are separately supplied to the extruder at a predetermined ratio, or The components can be mixed in advance, supplied to an extruder, melted and kneaded to adjust the resin composition. Further, it can be continuously extruded from a suitable molding die such as a T-die or tube die to form a film, or can be used for hollow molding or injection molding. When molding by an extruder or an injection molding machine, the heating temperature at the time of molding is usually about 240 to 320 ° C.
[0039]
The resin composition according to the present invention is excellent in heat resistance, releasability, and transparency.
And while being excellent in stretch moldability compared with a conventionally known resin composition or sheet, it is possible to obtain a stretch-molded body having a better appearance than that of a high molecular weight 4-methyl-1-pentene polymer resin. It is a resin composition.
Further, the resin composition according to the present invention includes a release film obtained by uniaxially stretched film molding, biaxially stretched film molding, inflation film molding, hollow molding, injection blow molding, vacuum molding, vacuum pressure molding, and the like. Patterned paper, baby bottles, agricultural chemical containers, laboratory instruments, medical containers, cosmetic containers, detergent containers, food containers, adhesive containers, stretch molded products, film molded products, extruded laminate molded products, injection molded products, and more specifically Is suitable for food packaging film, freshness preservation packaging material, wrap film, release film, release paper for synthetic leather, food container, laboratory instrument, medical container, cosmetic container, detergent container, food container, adhesive container .
[0040]
【Example】
The resin composition of 4-methyl-1-pentene polymer resin of the present invention will be specifically described by the following examples, but the present invention is not limited to the following examples.
[0041]
▲ 1 ▼ MFR
Measurement was performed under conditions of a load of 5 kg and a temperature of 260 ° C. in accordance with ASTM D1238.
[0042]
(2) Melt tension
Resin was extruded from a nozzle having a nozzle diameter of 2.095 mm and a land length of 8 mm according to ASTM D3835, and measurement was performed under the conditions of a temperature of 310 ° C. and a take-up speed of 15 m / min.
The measured value of the melt tension was used as an index of drawdown property at the time of blow molding.
The larger the melt tension ([mN]), the smaller the drawdown and the easier the blow molding.
[0043]
▲ 3 ▼ HAZE
Measured according to ASTM D1003.
[0044]
(4) Blow moldability
A 400 cc bottle container having a thickness of 1 mm was formed by a direct blow molding machine (φ65 extruder) manufactured by Plako Co., Ltd., and evaluated by the drawdown property at the time of main molding.
○: Drawdown is small and blow molding can be easily performed.
X: Drawdown is large and blow molding is difficult.
Thick wall molding is not possible.
[0045]
(5) Molding conditions
The molding conditions are as follows.
φ65 extruder cylinder and die temperature:
C1 / C2 / C3 / AD / D
310 ° C / 310 ° C / 310 ° C / 320 ° C / 320 ° C
[0046]
(6) Appearance of molded products
A 400 cc blow container was prototyped under the above molding conditions, and the surface smoothness of the molded product was evaluated as follows.
MFR and HAZE were used as indexes representing surface smoothness.
[0047]
[MFR]
MFR is one of the indicators of surface smoothness when the resin composition is a molded product.
Since the fluidity is better as the MFR is larger, the surface smoothness is increased.
[0048]
[HAZE]
HAZE is one of the indices of surface smoothness when the resin composition is a molded product.
If the surface is smooth, the reflection of light (diffusion or irregular reflection) on the surface is reduced, so that HAZE is reduced.
○: The surface of the molded product is smooth and the container is transparent.
X: The surface of the molded product is rough and the container is cloudy white.
[0049]
[Example 1]
(1) Preparation of resin composition
As component (A), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder having MFR = 0.1 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0 wt%, powder particles) 80 parts by weight of a diameter of about 200 μm) and 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder with MFR = 100 [g / 10 min] as component (B) (1-hexadecene content: 6. 0% by weight, powder particle diameter of about 3mm) blended at a ratio of 20 parts by weight (MFR)B/ MFRA= 1000) Further, with respect to 100 parts by weight of the resin composition comprising the component (A) and the component (B), a hindered phenol compound that is a heat-resistant stabilizer is used for the purpose of suppressing thermal decomposition during granulation. Tetrakis [methylene-3 (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate] methane (manufactured by Ciba Geigy Co., Ltd., trade name: Irganox 1010) 0.10 parts by weight, phenol acrylate compound 2 -[1- (2-Hydroxy-3, -5-di-tert-pentylphenyl) ethyl] -4,6-di-tert-pentylphenyl acrylate (manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd., trade name: Sumilyzer Gs (F )) 0.10 parts by weight, Tris (2,4-di-tert-butylphenyl) phosphite (manufactured by Ciba Geigy Co., Ltd., trade name: Irgaf) Scan 168) were blended in a ratio of 0.10 parts by weight, were mixed for 1 minute at high speed with a Henschel mixer.
(2) Evaluation of resin composition
The obtained resin composition was melt-kneaded at 300 ° C. with a twin-screw extruder and extruded to obtain pellets. The pellet was subjected to MFR measurement, melt tension measurement, blow moldability evaluation, and molded product appearance evaluation. The results are shown in Table-1.
[0050]
[Example 2]
(1) Preparation of resin composition
As component (A), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder having MFR = 0.1 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0 wt%, powder particles) 70 parts by weight of a diameter of about 200 μm) and 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder with MFR = 100 [g / 10 min] as component (B) (1-hexadecene content: 6. 0% by weight, powder particle diameter of about 3mm) blended at a ratio of 30 parts by weight (MFR)B/ MFRA= 1000) Further, a heat-resistant stabilizer was blended in exactly the same manner as in Example 1, and a resin composition was prepared in exactly the same manner as in Example 1.
(2) Evaluation of resin composition
Evaluation was performed in the same manner as in Example 1.
The results are shown in Table-1.
[0051]
[Example 3]
(1) Preparation of resin composition
As component (A), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder with MFR = 1 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0 wt%, powder particle diameter of about 200 μm) 80 parts by weight and, as component (B), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer powder with MFR = 25 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0% by weight) , Powder particle diameter of about 3 mm) is blended at a ratio of 20 parts by weight (MFR)B/ MFRA= 25) Furthermore, a heat stabilizer was blended in exactly the same manner as in Example 1, and a resin composition was prepared in exactly the same manner as in Example 1.
(2) Evaluation of resin composition
Evaluation was performed in the same manner as in Example 1.
The results are shown in Table-1.
[0052]
[Example 4]
(1) Preparation of resin composition
As component (A), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder with MFR = 5 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0 wt%, powder particle diameter of about 200 μm) 80 parts by weight and, as component (B), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer powder with MFR = 25 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0% by weight) , Powder particle diameter of about 3 mm) is blended at a ratio of 20 parts by weight (MFR)B/ MFRA= 5),
Further, a heat stabilizer was blended in exactly the same manner as in Example 1, and a resin composition was prepared in exactly the same manner as in Example 1.
(2) Evaluation of resin composition
Evaluation was performed in the same manner as in Example 1.
The results are shown in Table-1.
[0053]
[Comparative Example 1]
(1) Preparation of resin composition
As component (A), tetrakis [methylene-3 (3,5) of a hindered phenol compound which is a heat-resistant stabilizer for the purpose of suppressing thermal decomposition with respect to 100 parts by weight of 4-methyl-1-pentene polymer resin. -Di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate] methane (product name: Irganox 1010) manufactured by Ciba Geigy Co., Ltd., 0.10 parts by weight, phenol acrylate compound 2- [1- (2-hydroxy- 3, -5-di-tert-pentylphenyl) ethyl] -4,6-di-tert-pentylphenyl acrylate (manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd., trade name: Sumilizer Gs (F)), 0.10 parts by weight, Tris (2,4-di-tert-butylphenyl) phosphite (Ciba Geigy Co., Ltd., trade name: Irgaphos 168) 0.10 weight 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder of MFR = 1 [g / 10 min] blended in a ratio of 1 part (1-hexadecene content: 6.0 wt%, powder particle diameter of about 3 mm) was blended to prepare a resin composition.
(2) Evaluation of resin composition
Evaluation was performed in the same manner as in Example 1.
The results are shown in Table-1.
[0054]
[Comparative Example 2]
(1) Preparation of resin composition
As component (A), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder with MFR = 5 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0 wt%, powder particle diameter of about 200 μm) 80 parts by weight and, as component (B), 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder having MFR = 10 [g / 10 min] (1-hexadecene content: 6.0 wt. %, Powder particle diameter of about 3 mm) and blended at a ratio of 20 parts by weight (MFRB/ MFRA= 2) Furthermore, a heat stabilizer was blended in exactly the same manner as in Example 1, and a resin composition was prepared in exactly the same manner as in Example 1.
(2) Evaluation of resin composition
Evaluation was performed in the same manner as in Example 1.
The results are shown in Table-1.
[0055]
[Comparative Example 3]
(1) Preparation of resin composition
As component (B), tetrakis [methylene-3 (3,5), a hindered phenol compound that is a heat-resistant stabilizer for the purpose of suppressing thermal decomposition, relative to 100 parts by weight of 4-methyl-1-pentene polymer resin. -Di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate] methane (Ciba Geigy Co., Ltd., trade name: Irganox 1010) 0.25 parts by weight, pentaerythritol-tetrakis- (3-dodecylthiopropionate) ( 4-methyl-1-pentene / 1-hexadecene copolymer resin powder of MFR = 25 [g / 10 min] blended at a ratio of 0.50 parts by weight, manufactured by Sipro Kasei Co., Ltd., trade name: Cinox 412S) (1-hexadecene content: 6.0% by weight, powder particle diameter of about 3 mm) was blended to prepare a resin composition.
(2) Evaluation of resin composition
Evaluation was performed in the same manner as in Example 1.
The results are shown in Table-1.
[0056]
[Table-1]
Figure 0003894822
[0057]
【The invention's effect】
The effect of the present invention is that, while maintaining the original excellent properties (excellent heat resistance, excellent transparency, excellent releasability, etc.) of the 4-methyl-1-pentene polymer resin, High quality (high thickness accuracy, excellent surface), even under general molding conditions, where it was difficult to produce high quality (having high thickness accuracy, excellent surface properties, etc.) It is possible to provide a 4-methyl-1-pentene polymer resin composition capable of producing a stretched molded product (having properties, appearance, etc.).
That is, the resin composition according to the present invention maintains the original excellent properties (excellent heat resistance, excellent transparency, excellent releasability, etc.) of the 4-methyl-1-pentene polymer resin, In contrast to the 4-methyl-1-pentene polymer resin in the prior art, it has both excellent stretch moldability (high melt tension) and excellent melt fluidity, so it has high quality (high thickness accuracy, It makes it possible to produce a stretch-molded body having excellent surface properties and appearance.
The resin composition according to the present invention is molded under general molding processing conditions in uniaxially stretched film molding, biaxially stretched film molding, inflation film molding, hollow molding, injection blow molding, vacuum molding, and vacuum / pressure forming. In addition, it is possible to produce a high-quality stretch molded body (having high thickness accuracy, excellent surface properties, appearance, etc.).
Specific examples of the stretched molded article comprising the resin composition according to the present invention include, for example, a release film, a release paper, a feeding bottle, an agrochemical container, a laboratory instrument, a medical container, a cosmetic container, a detergent container, Examples thereof include food containers, adhesive containers, film molded articles, extrusion laminate molded articles, injection molded articles, food packaging films, freshness-keeping packaging materials, wrap films, release films, and release paper for synthetic leather.

Claims (7)

成分(A)として、MFRが0.1〜10[g/10分]の範囲にある4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂と、
成分(B)として、MFRが10〜500[g/10分]の範囲にある4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂とを含んでなる、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物であって、
成分(A)のMFRをMFRA、成分(B)のMFRをMFRBとしたときに、
MFRAとMFRBとの関係が、数式(1)〜数式(4)を同時に満足し、
成分(A)と成分(B)の組成比が、成分(A)と成分(B)の合計重量を基準として、成分(A)が、70〜95重量%、成分(B)が、5〜30重量%であることを特徴とする、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物(但し、MFRは、ASTM D1238に準じ、荷重5.0kg、温度260℃の条件で測定したメルトフローレートを意味する。)。
Figure 0003894822
As component (A), 4-methyl-1-pentene polymer resin having an MFR in the range of 0.1 to 10 [g / 10 min],
4-methyl-1-pentene polymer resin composition comprising, as component (B), a 4-methyl-1-pentene polymer resin having an MFR in the range of 10 to 500 [g / 10 min]. A thing,
When MFR of component (A) is MFR A and MFR of component (B) is MFR B ,
The relationship between MFR A and MFR B satisfies Equations (1) to (4) simultaneously ,
The composition ratio of the component (A) and the component (B) is 70 to 95% by weight based on the total weight of the component (A) and the component (B), and the component (B) is 5 to 5%. 4-methyl-1-pentene polymer resin composition characterized in that it is 30% by weight (however, MFR is a melt flow measured under conditions of a load of 5.0 kg and a temperature of 260 ° C. according to ASTM D1238. Means rate.).
Figure 0003894822
請求項1に記載した、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、延伸成形体。 A stretch molded article comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition according to claim 1. 延伸成形体が、一軸延伸フィルム、二軸延伸フィルム、インフレーションフィルム、中空成形体、射出ブロー成形体、真空成形体、及び、真空圧空成形体からなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする、請求項に記載した延伸成形体。The stretched molded body is any one selected from the group consisting of a uniaxially stretched film, a biaxially stretched film, an inflation film, a hollow molded body, an injection blow molded body, a vacuum molded body, and a vacuum / pressure molded body. The stretched molded product according to claim 2 , wherein 請求項1に記載した、4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を、一軸延伸フィルム成形法、二軸延伸フィルム成形法、インフレーションフィルム成形法、中空成形法、射出ブロー成形法、真空成形法、及び、真空圧空成形法からなる群から選択された何れか一つの延伸成形方法で成形加工することを特徴とする、延伸成形体の製造方法。 The 4-methyl-1-pentene polymer resin composition according to claim 1 is formed by using a uniaxially stretched film molding method, a biaxially stretched film molding method, an inflation film molding method, a hollow molding method, an injection blow molding method, and a vacuum. A method for producing a stretched molded article, characterized by performing molding by any one stretch molding method selected from the group consisting of a molding method and a vacuum / pressure forming method. 請求項1に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、離型フィルム。 A release film comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition according to claim 1. 請求項1に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、離型紙。 A release paper comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition according to claim 1. 請求項1に記載した4−メチル−1−ペンテン系重合体樹脂組成物を含んで構成される、容器。 A container comprising the 4-methyl-1-pentene polymer resin composition according to claim 1.
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