JP3892630B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バイポーラトランジスタを用いた電力増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末のグローバル化に伴い、2種類の周波数で動作するデュアルバンド(Dual Band)端末の要求が強くなっている。このような端末では、通常、2種類の送信用電力増幅器が別々に組み込まれ、夫々の周波数で使い分けられている。しかし、最近の端末の小型化と低コスト化の要求で、電力増幅器に対しても同様に小型化と低コストが求められている。このような要求に対して、従来は、2種類の電力増幅器チップを1つのモジュールやモールドパッケージに集積化したり、更には、同一チップ上に2種類の電力増幅器を集積化したりして対応している。しかし、このような、電力増幅器は、モジュールの小型化や実装コストの削減には有効であるが、半導体チップのサイズは、図9(a)のように電力増幅器を別々にした場合でも、図9(b)のように同一チップにした場合でも、総チップサイズが変わらないので、チップコストを下げることができない。即ち、図9(a)は、上段の800MHzの電力増幅器と下段の1900MHzの電力増幅器とが別々のチップとして構成されている例を示している。これらの図からも、各チップ上で大きな面積を占めているのは、最終段のトランジスタ部分であるのがわかる。これに対し、図9(b)は、1つのチップ上に前記2つの電力増幅器を組み込んだ例を示している。しかしながら、この(b)のものが(a)のものよりチップサイズが少なくなったとはいえない。
【0003】
なお、従来における、最終段におけるトランジスタの配置について説明すれば、以下の通りである。800及び1900MHzのいずれの電力増幅器における最終段のトランジスタも図10、図11のように配置されていた。即ち、このトランジスタTrはバイポーラトランジスタであり、図11に示すように、例えば横80μm間隔、縦100μm間隔で配置されている。これは発熱を抑えるという観点からである。つまり、トランジスタ間の熱干渉を抑え、全体の熱抵抗を下げるためである。これにより、各トランジスタTrのサイズに比し、全体の面積がかなり大きくなっている。これらのトランジスタTrのベースBは横一列で共通に接続され、且つ、出力としてのコレクタCは全て共通として出力Poutに接続されている。これらのトランジスタTrのエミッタEは図10の如く共通に接続されて、グランドGNDに接続されている。上述のように、この配置は、800及び1900MHzのものが、2つのチップに形成されているときも、1つのチップに形成されたときも、同じであり、よって、全体としての面積には変わりがないのである。特にGaAs等の化合物半導体を増幅器として使用する場合、チップコストを下げることが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べたように、2種類の周波数の電力増幅器の全体としてのチップの小形化を図って、チップコストを下げることが要求されるが、実際には達成されていなかった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、2種類の周波数で動作するDual Band携帯端末用電力増幅器で、チップコストの削減を実現する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、単一チップ上に、第1電力増幅器及び第2電力増幅器が形成されており、前記第1及び第2電力増幅器はそれぞれ複数のバイポーラトランジスタによって構成されており、前記第1電力増幅器は複数の第1の単位トランジスタを有し、前記第2電力増幅器は複数の第2の単位トランジスタを有し、前記複数の第1の単位トランジスタがある方向に並んで第1のトランジスタ列を作っており、前記複数の前記第2の単位トランジスタが前記ある方向に並んで第2のトランジスタ列を作っており、前記第1及び第2のトランジスタ列が、前記ある方向と直交する別の方向に沿って、交互に並んでいるものとして構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態は、簡単には、以下の通りものである。バイポーラトランジスタ高周波電力増幅器を同一半導体チップ内で2つ集積する。そして、その2種類の電力増幅器の個々の単位トランジスタを図1、2のように交互に配置し、互いのエミッタ電極を電気的に共通接続し、ベースとコレクタを別々に接続する。これにより、一方の電力増幅器が動作している時、もう一方の電力増幅器が、放熱を助ける。且つ、この構成によって、デュアルバンド電力増幅器のチップサイズの削減が達成された。
【0008】
以下に、実施の形態についてより詳しく説明する。
【0009】
図3にInGaP/GaAsヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いた1Wクラスの2段構成デュアルバンド電力増幅器の回路図を示す。
【0010】
上段は、800MHz帯の電力増幅器を示し、下段は、1900MHz帯の電力増幅器を示す。下段の電力増幅器において、入力側は、入力整合回路11を介してチップ上の回路につながっている。即ち、前段(初段)トランジスタ12、段間整合回路13、後段(最終段)トランジスタ14につながっている。そして、段間トランジスタ14は、チップ外の出力整合回路15につながっている。上段の電力増幅回路も、下段のそれとほぼ同様の構成となっている。さらに、チップ10上においては、外部電圧Vp(800MHz用)、Vp(1900MHz用)で動作するベース電圧バイアス回路16から、上段、下段の両方において、それぞれの前段トランジスタ12,12、後段トランジスタ14,14がそれぞれバイアス電圧を供給されている。このバイアス回路は周知のものであるので、ここでは詳しい説明は省略する。つまり、このチップ10上に、800MHz帯と1900MHz帯のそれぞれにおいて、前段トランジスタ12,12、段間整合回路13,13、後段トランジスタ14,14及びベース電圧バイアス回路16が、集積化されている。入力整合回路11,11及び出力整合回路15,15は外付けにされている。図4は、図3の回路の一例である。
【0011】
この図3の回路は、本発明の第1実施例では図5に示すものとして実現される。即ち、本実施例では、2つの帯域の電力増幅器における最終段のトランジスタの全体の面積が、図9に示す従来の最終段のトランジスタの一方の帯域の電力増幅器とほぼ同じ面積のものとして得られている。つまり、面積的には従来のものの約半分を達成している。
【0013】
そして、図2からわかるように、同じ帯域のトランジスタ同士において、ベース同士及びコレクタ同士が共通に接続されている。図1からわかるように、エミッタに関しては、2つの帯域のいずれのトランジスタも区別する必要はないので、共通に接続してグランドGNDにつないでいる。
【0014】
図6は、本発明の第2実施例の電力増幅器の最終段トランジスタの平面パターン図である。この例においては、同一帯域の2つのトランジスタについてみると、図中横方向には40μmと近く設定してあるが、上下方向には200μmと大きく離してある。よって、最終段トランジスタ全体としては、第1実施例と同様に、大きな広がり面積があり、熱抵抗を下げることができる。この第2実施例では、第1実施例と比べて、配線のクロスオーバーを少なくできるという利点がある。
【0015】
図7は、本発明の第3の実施例に対応する2段構成デュアルバンド電力増幅器の回路図である。この例では、最終段トランジスタのコレクタ出力を800MHzと1900MHzとで共通にしたものである。この場合、外付けの出力整合回路15が両周波数帯で整合の取れたものとなっている。図8は、この最終段トランジスタの平面パターン図である。この例では、高電流が流れる出力配線が共通化できるので、出力の配線損失を少なくでき、出力パッドを半分の大きさにすることができる。
【0016】
以上には、2つの帯域の電力増幅器の出力比が1:1の場合を説明したが、出力比が1:2、1:3、……又は2:1、3:1、……のようなものの場合には、単位トランジスタの数の比も1:1ではなくなる。これらの場合には、比の異なる数のトランジスタを適宜配置することにより、上記1:1の場合と同様の作用効果を得ることができるのは当然である。
【0017】
なお、上記の例では、2種類の単位トランジスタTr(1),Tr(2)を、図2及び図7のように、一方向に交互に並べたり、図6のように、2種類のトランジスタの列を交互に並べた例を示した。しかしながら、2種類の単位トランジスタTr(1),Tr(2)の交互の配置はこれに限るものではなく、上述のように発熱を抑える等の要求を満足するように各種の態様で2種類のトランジスタTr(1),T r(2)を配置することもできる。つまり、2種類の単位トランジスタTr(1),Tr(2)は実質的に交互に配置されていればよい。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、デュアルバンド用電力増幅器のチップサイズを大幅に削減でき、チップコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の構造を使って実現した場合の電力増幅器の最終段トランジスタの断面図。
【図2】本発明の第一の実施例の構造を使って実現した場合の電力増幅器の最終段トランジスタの平面パターン図。
【図3】2段構成デュアルバンド電力増幅器の回路図。
【図4】図3の回路の一例。
【図5】本発明の最終段トランジスタを使用したデュアルバンド電力増幅器のチップ。
【図6】本発明の第2の実施例の電力増幅器の最終段トランジスタの平面パターン図。
【図7】本発明の第3の実施例に対応する2段構成デュアルバンド電力増幅器の回路図。
【図8】本発明の第3の実施例の最終段トランジスタの平面パターン図。
【図9】この回路を実現する従来例のデュアルバンド電力増幅器のチップ図面。
【図10】従来例の電力増幅器の最終段のトランジスタの断面図。
【図11】従来例の電力増幅器の最終段のトランジスタの平面パターン図。
【符号の説明】
Tr(1) 800MHz用トランジスタ
Tr(2) 1900MHz用トランジスタ
Claims (3)
- 単一チップ上に、第1電力増幅器及び第2電力増幅器が形成されており、
前記第1及び第2電力増幅器はそれぞれ複数のバイポーラトランジスタによって構成されており、
前記第1電力増幅器は複数の第1の単位トランジスタを有し、
前記第2電力増幅器は複数の第2の単位トランジスタを有し、
前記複数の第1の単位トランジスタがある方向に並んで第1のトランジスタ列を作っており、
前記複数の前記第2の単位トランジスタが前記ある方向に並んで第2のトランジスタ列を作っており、
前記第1及び第2のトランジスタ列が、前記ある方向と直交する別の方向に沿って、交互に並んでいることを特徴とする、
半導体装置。 - 前記第1及び第2電力増幅器のエミッタが電気的に共通に接続され、前記第1及び第2電力増幅器のベースとコレクタは別々に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1及び第2電力増幅器のエミッタ及びコレクタがそれぞれ電気的に共通に接続され、前記第1及び第2電力増幅器のベースは別々に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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