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JP3890828B2 - 内燃機関の燃料カット制御装置 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃料制御装置、特に、エンジンが過回転になったときや車速が上限値に達した時に燃料カットを行なうエンジンの燃料カット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の過回転や最高車速を制限することを目的として、内燃機関の回転数あるいは車速が所定の上限値に達すると燃科カットをすることで、内燃機関の出力の増大を抑制する技術が一般的に知られている。なお、その一例が特開平5−44551号公報に開示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−44551号公報等の従来例では、エンジンが高回転域に達し、燃料カット回転数を上回ると燃料カットし、下回ると運転者の出力要求を満たすべく燃料供給を再開する復帰制御に入る。すなわち、燃料カットと復帰が繰り返されてエンジン回転数が燃料カット回転数近傍に保持されることとなる。しかしながら、この燃料カットと復帰を繰り返す状態が継続した場合、排気系に装着された、触媒(例えば三元触媒)には酸素と未燃燃料が交互に供給され、触媒上で酸素と未燃燃料が反応し、触媒の温度が過度に上昇してしまう。このように、高回転域で燃料カットと復帰が繰り返される状況が発生すると、触媒温度が高くなり過ぎ、触媒の熱劣化や溶損を招き、触媒の耐久性が低下するという問題がある。なお、エンジン回転数に代えて、車速が最高車速を上回る場合に燃料カットと復帰が繰り返されるように構成された場合も同様の問題がある。
【0004】
本発明は、上述の課題に基づき、エンジンの過回転や最高車速を規制するための燃料カットと復帰が繰り返して行われたとしても、触媒温度の過度の上昇を抑え、触媒の熱劣化や溶損による耐久性の低下を防止することができる内燃機関の燃料カット制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、排気経路に排気浄化用の触媒装置が設けられ、内燃機関の回転数あるいは車速が所定のカット上限値に達すると燃料カットと復帰を繰り返して上記回転数あるいは車速を上記カット上限値と同値より所定量小さい復帰上限値を繰り返す状態の領域に制御する内燃機関の燃料カット制御装置において、上記復帰上限値より小さく設定された継続時間判定回転数あるいは継続時間判定車速を用いて上記燃料カットと復帰を繰り返す状態を判断し、同状態が継続する時間が設定値に達すると上記回転数あるいは車速が触媒温度抑制用の所定値に低下するまで燃料カットを実行することを特徴としている。
【0006】
このように、復帰上限値より小さく設定された継続時間判定回転数あるいは継続時間判定車速を用いて、燃料カットと復帰を繰り返す状態を判断し、同状態が継続する時間が設定値に達すると、内燃機関の回転数あるいは車速が触媒温度抑制用の所定値に低下するまで燃料カットを実行する。このため、この燃料カットを実行している間は触媒に空気だけが供給されて連続した触媒の温度上昇を防止でき、触媒の温度低下を図れ、触媒の異常昇温による熱劣化や溶損による耐久性の低下を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1には本発明による内燃機関の燃料カット制御装置を内装したエンジン1を示した。ここでのエンジン1は4気筒の筒内噴射式エンジンであり、このエンジン1の本体2にはその長手方向(紙面垂直方向)に4つのシリンダS(1つのみ示した)が配備され,各シリンダSの上部には燃焼室Cが形成され、各燃焼室Cは図示しないカム軸に駆動される吸、排気弁v、vを備える。図示しないカム軸には第1気筒の基準位置信号δを出力するカム角センサ20が配備される。エンジン本体2の下部にはピストン3と連動するクランクシャフト4が配備され、その一端には単位クランク角信号θcを出力しこれに基づくエンジン回転数Ne情報を出力できるクランク角センサ5が配備される。クランク角センサ5及びカム角センサ20は後述のエンジンコントロールユニット(ECU)6に検出信号を出力する。
【0008】
更に、各シリンダSの上側内壁面のほぼ中央位置には点火プラグ7が配備され、側端位置には燃料噴射用のインジェクタ8が配備される。
燃焼室Cに接続された吸気ポート9には、インテークマニホールド11、サージタンク12、サージタンク12に続く延長管13及び図示しないエアクリーナがこの順で接続される。図示しないエアクリーナ内には吸気量Qa情報を出力するエアフローセンサ14と、吸気温度Ta情報を出力する大気温センサ15及び大気圧Pa情報を出力する大気圧センサ16が装着され、これら各情報はECU6に出力される。さらに、延長管13内にはスロットル弁17が配備され、同弁のスロットル開度θs情報がスロットル開度センサ18によりECU6に出力される。またエンジン1の水温Tw情報を検出する水温センサ19が配備され、その検出信号はECU6に出力されている。
【0009】
各シリンダSの上側内壁面の側端位置に配備されるインジェクタ8(図1には第1気筒のみのインジェクタを示す)はデリバリパイプ26に連結され、その一端は図示しない高圧パイプを介し燃料ポンプ27に接続され、このポンプ側より高圧化された燃料が供給される。インジェクタ8は図示しない針弁駆動用のソレノイドを備え、同ソレノイドが各気筒誤とに配備される駆動用ドライバ28(図1には第1気筒のみのドライバを示す)を介してECU6に接続され、同ECU6の噴射信号に応じて筒内に燃料噴射を行うように構成される。
【0010】
更に、ECU6には点火駆動手段を介して各気筒の点火プラグ7が接続される。ここで,排気上死点と圧縮上死点とが360°ずれた行程位相関係にある第1気筒♯1、第4気筒♯4の点火プラグ7が共に結線されて単一の点火駆動手段としての点火ユニット25aに接続され、図示しない第2気筒♯2、第3気筒♯3の両プラグ7が共に結線されて単一の点火駆動手段としての点火ユニット25bに接続される。点火ユニット25a、25bは第1のグループである気筒♯1,♯4と、第2のグループである気筒♯2,♯3がクランク角180°の間隔を保って、目標点火時期θobに交互にグループ点火を行うよう駆動する。
【0011】
燃焼室Cに接続された排気ポートはエキゾーストマニホールド21、排気管22及び触媒コンバータ23を順次連結しており、その下流端は図示しないマフラーに接続される。触媒コンバータ23の筒状のハウジング内には三元触媒231が流路方向に直列状に配備され、これにより、ストイキオ運転時には燃焼室Cからの排ガスを受け、CO(一酸化炭素),HC(炭化水素),NOx(窒素酸化物)を無害化処理して排気する。なお、排気管22の下流端には排気路の排ガス中の酸素濃度、即ち,空燃比A/F情報をECU6に出力するO2センサ24が配備されている。更に、ここでは筒内噴射エンジンの排気路に三元触媒を配備しているが、リーン運転時に排出されるNOxを浄化するためのリーンNOx触媒を三元触媒231の直上流に配置したり、排気管22の上流部にウォームアップ触媒を配備したものであってもよい。
【0012】
ECU(エンジンコントロールユニット)6はマイクロコンピュータによってその要部が形成され、制御回路601、記憶回路602、入出力回路603及び図示しない電源回路等で構成される。ECU6の入出力回路603には、吸気温センサ15より吸気温度Taが、エアフローセンサ14より吸気量Qaが、水温センサ19より冷却水温Twが、スロットル開度センサ18よりスロットル開度θsが、O2センサ24より排気中の酸素濃度情報がそれぞれ入力される。
更に、入出力回路603には単位角、例えば30°毎のクランク角信号dθと基準位置信号δがクランク角センサ5及びカム角センサ20より入力されている。
記憶回路602には図3に示す燃料カット制御処理のプログラム等が記憶処理される。
【0013】
ここでのECU6はエンジン制御機能を備え、エンジン1の運転域判定制御、燃料噴射制御処理、点火制御処理等の周知の制御処理に加え、特に、燃料カット制御処理を行う。
すなわち、図2に示すように、ECU6は燃料カット制御手段として内燃機関の回転数が所定のカット上限値Ne1に達すると燃料カットと復帰を繰り返してエンジン回転数Neをカット上限値Ne1以下に制御し、しかも、燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域(図2の符号E域参照)が継続する時間に相関する指標値を算出し、すなわち、ここでは継続時間判定回転数Ne2を上回る回転域である、燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域Eに継続して達している経過時間がカウントされ、その値が設定値T1に達するとエンジン回転数が触媒温度抑制用の所定値(ここでは温度抑制回転数Ne3)に低下するまで燃料カットを継続して実行するよう機能する。なお、このように、燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域Eに継続して達している経過時間のカウントに代えて、時間に相関する指標値として、燃料カットと復帰が連続的に繰り返される回数を用い、この回数をカウントするよう構成してもよい。
【0014】
上述のところで、カット上限値Ne1は運転者の出力要求がアクセルオンとして継続した際に許容される限界エンジン回転数として設定される。継続時間判定回転数Ne2はカット上限値Ne1より小さい復帰上限値Ne1’(=Ne1−α)より僅かに小さく設定され,燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域Eの経過時間を連続して算出できるように設定される。なお、復帰上限値Ne1’はカット上限値Ne1より所定量αだけ小さく設定され、すなわち、ヒステリシスを設け、これにより、燃料カットと復帰処理とのハンチングを防止するようにしている。
【0015】
温度抑制回転数Ne3はエンジン1がこの回転数の近傍で継続運転された場合に触媒の温度上昇を確実に抑え、熱劣化や溶損を防止できる値として適宜設定される。設定値T1は燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域Eで連続運転された際に、触媒温度Ctemが溶損限界値Ctem1(図2参照)に達する直前までの時間幅として適宜設定される。
【0016】
次に、本発明の内燃機関の燃料カット制御装置を内装したエンジン1の制御動作を説明する。
図3に示すように、ここでの燃料カット制御処理では、まず、ステップs1で触媒保護制御中フラグFFLGがオン(FFLG=1)か否か判断し、たとえば、時点t1でオフ(FFLG=0)でステップs2に進む。ステップs2ではエンジン回転数Neがカット上限値Ne1を上回るか否か判断し、たとえば時点t2で上回ると判断すると、ステップs3で燃料カットフラグをオン(FCFLG=1)するように制御し、ステップs6及びs7に進む。
【0017】
一方、ステップs2でエンジン回転数Neがカット上限値Ne1以下としてステップs4に達すると、ここでエンジン回転数Neが復帰上限値Ne1’(=Ne1−α)以下か否か判断し、上回る間はステップs6及びs7に進む。ステップs4において、たとえば時点t3で復帰上限値Ne1’以下と判定されると、ステップs5に達し、燃料カットフラグをオフ(FCFLG=0)し、燃料噴射域と判断して運転者の出力要求に沿った燃料噴射制御が再開され(その結果、エンジン回転数Neはカット上限値Ne1に向け再度上昇する)、ステップs6及びs7に進む。ここでは、カット上限値Ne1が復帰上限値Ne1’より所定量αだけ小さく、ヒステリシスを設けたので、燃料カットと復帰処理とがハンチングすることを防止できる。
【0018】
ステップs6及びs7では、エンジン回転数Neが継続時間判定回転数Ne2を上回り、その状態の領域Eでの経過時間をカウンタCUTTNでカウントし、そのカウント値が設定値T1を上回るか否か判断し、たとえば、時点t4で下回ると,この周期での制御を終了し、たとえば、時点t5で上回ると、すなわち、触媒温度Ctemが溶損限界値Ctem1に達する直前であると判断すると、ステップs8に進み、燃料カットフラグをオン(FCFLG=1)し、ステップs9で触媒保護制御中フラグFFLGをオン(FFLG=1)し、リターンする。
【0019】
ステップs1で触媒保護制御中フラグFFLGがオン(FFLG=1)でステップs10に達すると、ここではエンジン回転数Neが温度抑制回転数Ne3以下か否か判断し、たとえば時点t6で上回ると判断する間はステップs11に進み、ここで燃料カットフラグオン(FCFLG=1)を継続し、たとえば時点t7で以下(Ne≦Ne3)と判断すると、すなわち、触媒温度Ctemが溶損限界値Ctem1より十分に低下したと判断すると、ステップs12で燃料カットフラグをオフ(FCFLG=0)し、運転者の出力要求を満たすべく、燃料噴射を再開させ、ステップs13に進んで、触媒保護制御中フラグFFLGをオフ(FFLG=0)し、リターンする。
そして、図示しない燃料噴射制御ルーチンでは、FCFLG=1か否か判断し、FCFLG=1の場合は燃料カットを実行し、FCFLG=1でない時、すなわち、FCFLG=0のときには、運転者の出力要求を満たすべく燃料噴射制御実行される。
【0020】
上述のように、図1の内燃機関の燃料カット制御装置を内装したエンジン1は燃料カットと復帰を繰り返してエンジン回転数Neをカット上限値Ne1以下に制御し、これにより、エンジン回転数が過度に上昇することを抑制でき、特に、燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域Eで運転が継続することにより、触媒温度が上昇しても、その時の指標値である継続時間判定回転数Ne2を上回る回転域での経過時間をCUTTNでカウントし、その値が設定値T1に達すると、一旦、燃料カットを継続して実行する(ステップs6〜s9)。この間は触媒に空気だけが供給されて連続した触媒の温度上昇を防止でき、触媒の温度低下を図れ、触媒の異常昇温による熱劣化や溶損による耐久性の低下を防止することができる。そして、エンジン回転数が触媒温度抑制用の所定値(ここでは温度抑制回転数Ne3)に低下すると、触媒温度が低下し、熱劣化が生じないと見做し、運転者の出力要求を満たすべく、燃料噴射を再開させることができる(ステップs10〜s12)。
【0021】
特に、ここでは、触媒温度の検出用の温度センサ等を使用しないため、システム構成が簡素でコスト増を防止できる。更に、ここでは、エンジン回転数Neがカット上限値Ne1を越えると燃料カットし、同カット上限値より所定量α小さな復帰上限値を下回ると復帰処理を行うように制御するために、カット上限値より復帰上限値Ne1’を若千低く設定し、ヒステリシスを設けたので、燃料カットと復帰処理とがハンチングすることを防止できる。なお、このヒステリシスの設定を排除し、すなわち、カット上限値Ne1と復帰上限値Ne1’を同一の上限値にし、制御の簡素化を図ってもよい。
図1のエンジン1は、触媒温度抑制用の所定値である温度抑制回転数Ne3を一定値としていたが、車速や外気温により、温度抑制回転数Ne3が可変設定されるようにしても良い。
【0022】
上述のところにおいて、図1のエンジン1の燃料カット制御手段としてのECU6は、エンジン回転数Neが所定のカット上限値Ne1や復帰上限値Ne1’に達する際に燃料カットと復帰を繰り返してエンジン回転数Neをカット上限値Ne1以下に制御していたが、これに代えて、車速Vを車速センサ30で取り込み、図4に示すように、車速Vが所定のカット上限値V1に達する際に燃料カットし、復帰上限値V1’(=V1−β)で復帰する状態を繰り返して車速をV1以下に制御してもよい。この場合、燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域(図4の符号E’域参照)が継続する時間に相関する指標値を算出し、すなわち、ここでは継続時間判定車速V2を上回る回転域である、燃料カットと復帰を繰り返す状態の領域E’に達している経過時間がカウントされ、その値が設定値T2に達すると車速Vが媒温度抑制用の所定値(ここでは温度抑制車速V3)に低下するまで燃料カットを継続して実行するよう機能する。このような燃料カット制御処理を行うと共に、その他の制御を、図1のエンジン回転数に応じた燃料カット制御処理の場合とほぼ同様に行うことで、図1のエンジンと同様の作用、効果を得ることができる。また、この場合も、ヒステリシスの設定は排除しても良い。
【0023】
上述のエンジン1は筒内噴射式エンジンであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸気ポート噴射式エンジンにも同様に適用でき、同様の作用効果を得ることができる。また、上述の各実施形態は触媒の温度検出用センサは使用しないものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、該温度センサを設け、設定温度以上の領域でのみ、本発明を適用するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明は、復帰上限値より小さく設定された継続時間判定回転数あるいは継続時間判定車速を用いて、燃料カットと復帰を繰り返す状態を判断し、同状態が継続する時間が設定値に達すると、内燃機関の回転数あるいは車速が触媒温度抑制用の所定値に低下するまで燃料カットを実行するようにしたので、この燃料カットを実行している間は触媒に空気だけが供給されて連続した触媒の温度上昇を防止でき、触媒の温度低下を図れ、触媒の異常昇温による熱劣化や溶損による耐久性の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例としての内燃機関の燃料カット制御装置が適用されたエンジンの概略構成図である。
【図2】図1のエンジンの燃料カット制御時におけるエンジン回転数及び触媒温度の変化特性線図である。
【図3】図1のエンジンで用いる燃料カット制御処理のフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態例が適用されたエンジンの燃料カット制御時における車速及び触媒温度の変化特性線図である。
【符号の説明】
1 エンジン
5 クランク角センサ
6 ECU
22 排気管
23 触媒コンバータ
30 車速センサ
CUTTN 燃料カットと復帰を繰り返す状態が継続する時間
E,E’ 燃料カットと復帰を繰り返す状態の運転域
Ne エンジン回転数
Ne1,V1 カット上限値
Ne1’,V1’ 復帰上限値
Ne2 継続時間判定回転数
Ne3 温度抑制回転数
T1 設定値
V 車速

Claims (1)

  1. 排気経路に排気浄化用の触媒装置が設けられ、内燃機関の回転数あるいは車速が所定のカット上限値に達すると燃料カットと復帰を繰り返して上記回転数あるいは車速を上記カット上限値と同値より所定量小さい復帰上限値を繰り返す状態の領域に制御する内燃機関の燃料カット制御装置において、
    上記復帰上限値より小さく設定された継続時間判定回転数あるいは継続時間判定車速を用いて、上記燃料カットと復帰を繰り返す状態を判断し、同状態が継続する時間が設定値に達すると上記回転数あるいは車速が触媒温度抑制用の所定値に低下するまで燃料カットを実行することを特徴とする内燃機関の燃料カット制御装置。
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