JP3866394B2 - エンジンのブリーザ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてトリマーやチェンソーの動力源に用いられるハンドヘルド型四サイクルエンジンのブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのブリーザ装置は、燃焼室側からクランク室に漏出したブローバイガスからオイルを分離して、分離したオイルを油溜室へ戻す一方、気体をエンジンの吸気系又は大気中に放出するものであるが、従来のものでは、エンジンが倒立姿勢で使用される場合には、気液分離室でブローバイガスから分離されたオイルが速やかに油溜室に戻らず、再びブローバイガスに混入してブリーザ通路へと排出されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、エンジンの正立姿勢、倒立姿勢の如何に拘らず、常に気液分離室でブローバイガスから分離したオイルを速やかに油溜室に還流させ得る、エンジンのブリーザ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、エンジンのクランク室に連通する気液分離室と、クランク室及び気液分離室間の連通路に設けられてクランク室に生ずる脈動圧力の正圧を通過させる制御弁と、気液分離室をエンジンの吸気系又は大気に開放するブリーザ通路と、このブリーザ通路の気液分離室に開口する内端の下方及び上方にそれぞれ配置される第1及び第2油吸い込み孔と、これら油吸い込み孔を気液分離室より低圧の油溜室に連通する油路とを備えるエンジンのブリーザ装置であって、気液分離室は、ヘッドカバーの天井壁と、天井壁内面に一体に突設された囲い壁と、囲い壁の下面全体を覆う内蓋とによって、エンジンのヘッドカバー内に形成され、天井壁外面には、該天井壁と外壁とにより、前記油路に連なる吸い込み室が画成され、さらに、天井壁の内面に該吸い込み室に連なる吸い上げ管を連設すると共に、この吸い上げ管の先端に開口した第1油吸い込み孔を前記内蓋に近接させ、前記天井壁に気液分離室及び吸い込み室間を連通する第2油吸い込み孔を穿設したことを第1の特徴とする。
【0005】
この第1の特徴によれば、エンジンの正立時には第1油吸い込み孔が、またエンジンの倒立時には第2油吸い込み孔がそれぞれブリーザ通路の内端より下方に位置を占めることになる。したがって、エンジンの正立、倒立に拘らず、気液分離室でブローバイガスから分離されて液化したオイルは、第1又は第2油吸い込み孔から油路を通して油溜室に吸入され、確実に還流することができ、ブリーザ通路へ流出していくブローバイガスに再混入することはないとともに、第1及び第2油吸い込み孔の形成を容易に行うことができる。
【0006】
また本発明は、上記特徴に加えて、気液分離室の入口とブリーザ通路間に迷路を形成したことを第2の特徴とする。
【0007】
この第2の特徴によれば、気液分離室に流入したブローバイガスは、ブリーザ通路に到達するまでに、迷路を通過することにより効果的に気液分離される。
【0008】
さらにまた本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、クランク室に制御弁を介して連通する動弁室の底壁に、油溜室に連通する小孔を設ける一方、動弁室の天井部に、該室に連通する気液分離室と、前記油路に連通する第3油吸い込み孔を穿設したことを第3の特徴とする。
【0009】
この第3の特徴によれば、ブローバイガスは、気液分離室に流入する前、動弁室でも気液分離される。そして、分離されて液化したオイルは、エンジンの正立時には前記小孔を通して、またエンジンの倒立時には第3油吸い込み孔を通してそれぞれ油溜室に還流することができる。
【0010】
さらにまた本発明は、第3の特徴に加えて、動弁室に、該室を気液分離室の入口に連通する迷路を形成したことを第4の特徴とする。
【0011】
この第4の特徴によれば、動弁室のブローバイガスは、気液分離室に到達するまでにも、迷路を通過することにより効果的に気液分離される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明のブリーザ装置を備えたハンドヘルド型四サイクルエンジンの一使用例を示す斜視図、図2はその四サイクルエンジンの縦断正面図、図3〜図8は図2の3−3線〜8−8線断面図、図9は図2の要部拡大縦断面図、図10は図9の10−10線断面図、図11は図10の11−11線断面図、図12は図9の12−12線断面図である。
【0014】
先ず、図1に示すように、ハンドヘルド型の四サイクルエンジンEは、例えば動力トリマTの動力源として、その駆動部に取付けられる。動力トリマTは、その作業状態によりカッタを色々の方向に向けて使用されるので、その都度エンジンEも大きく傾けられ、あるいは逆さにされ、その運転姿勢は一定しない。
【0015】
図2及び図3において、上記エンジンEのエンジン本体1には、その前後に気化器2及び排気マフラ3がそれぞれ取付けられ、気化器2の吸気道入口にはエアクリーナ4が装着される。またエンジン本体1の下面には燃料タンク5が取付けられる。気化器2は、エンジンEの後述するクランク室の圧力脈動を利用して燃料タンク5から燃料を汲上げるダイヤフラムポンプを備えており、どのような姿勢でもエンジンEの吸気ポートに燃料を供給することができる。
【0016】
図2及び図3において、エンジン本体1は、ヘッド一体型のシリンダブロック6と、このシリンダブロック6の下端面に接合されるクランクケース7とからなっている。シリンダブロック6は、ピストン8を収容する単一のシリンダ9を中心部に備え、その外周には多数の冷却フィン10を備える。
【0017】
クランクケース7は、上下一対のケース半体7a,7bを、それらの周縁に並ぶ複数のボルト11により相互に接合してなるもので、ピストン8にコンロッド12を介して連接するクランク軸13が両ケース半体7a,7b間で次のように支持される。
【0018】
即ち、上部ケース半体7aは、その天井壁から垂下する左右一対の上部ジャーナル壁14,14′を一体に有し、また下部ケース半体7bは、その底壁から立上って上部ジャーナル壁14,14′と対向する左右一対の下部ジャーナル支持壁15,15′を一体に有し、左側の上、下部ジャーナル支持壁14,15によりクランク軸13の左側のジャーナル部がプレーンベアリング16を介して挟持され、右側の上、下部ジャーナル支持壁14′,15′によりクランク軸13の右側のジャーナル部がボールベアリング17を介して挟持される。上、下部ジャーナル支持壁14,14′;15,15′には、プレーンベアリング16又はボールベアリング17を間に置いて並んでクランクケース7を上下に貫通する合計四本のボルト孔18が穿設されており、これらボルト孔18を貫通する四本のスタッドボルト19がシリンダブロック6の下端面に植込まれている。これらスタッドボルト19の、クランクケース7下面から突出した各下端にナット20が螺締され、これによって上、下部ジャーナル支持壁14,14′;15,15′が相互に結合されると共に、シリンダブロック6及びクランクケース7も相互に結合される。
【0019】
このような結合構造は、シリンダブロック6外周の冷却フィン10と何等干渉しないので、冷却フィン10の枚数、広さ等を自由に選択することができ、エンジンEの空冷効果を充分に高めることができる。またクランクケース7のクランク軸13に対する支持剛性をも高めることができる。
【0020】
クランクケース7の両端壁には、クランク軸13の貫通部分にオイルシール21,21′が装着される。
【0021】
クランクケース7の内部には、前記上、下部ジャーナル支持壁14,14′;15,15′により、図2で左側の油溜室22と中央のクランク室23と右側の動弁室24とに区画され、クランク室23にはクランク軸13のクランク部13aが配置される。油溜室22には規定量の潤滑油Oが貯留され、これを攪拌、飛散させるオイルスリンガ25がクランク軸13に固着される。
【0022】
図2及び図4に示すように、オイルスリンガ25は、クランク軸13に嵌着されるボス25aと、その外周から突出するそれぞれ複数の長腕羽根25b及び短腕羽根25cとからなっており、両羽根25b,25cの先端は互いに軸方向反対側に屈曲している。
【0023】
このような構造のオイルスリンガ25は、エンジンEの如何なる運転姿勢においても、両羽根25b,25cの回転により油溜室22の貯留油を攪拌して、常にオイルミストを生成することができる。
【0024】
動弁室24は、シリンダブロック6の一側部を通ってその頭部まで延びており、この動弁室24の上部は、シリンダブロック6の頭部にボルト54で接合される合成樹脂製のヘッドカバー26により開閉可能になっている。
【0025】
図2及び図5に示すように、シリンダブロック6の頭部には、前記気化器2及び排気マフラ3に連なる吸、排気ポート27,28が形成されると共に、これら吸、排気ポート27,28を開閉する吸、排気弁29,30が設けられ、これら吸、排気弁29,30を開閉駆動する動弁装置31が動弁室24に配設される。
【0026】
図2、図6及び図8に示すように、この動弁装置31は、クランク軸13に固着される駆動タイミングギヤ32と、シリンダブロック6及びクランクケース7の接合面間に支持された支軸34に回転自在に支承されて駆動タイミングギヤ32から2分の1の減速比で駆動される被動タイミングギヤ33と、この被動タイミングギヤ33の一端に一体に連設されたカム35と、このカム35により揺動されるべく、シリンダブロック6に設けられたカムフォロワ軸36に支持される一対のカムフォロワ37,38と、シリンダブロック6の頭部に設けられたロッカ軸39により支持されてそれぞれ一端を前記吸、排気弁29,30の弁頭に当接させる一対のロッカアーム40,41と、これらロッカアーム40,41の他端に前記カムフォロワ37,38をそれぞれ連接させる一対のプッシュロッド42,43と、吸、排気弁29,30をそれぞれ閉弁方向へ付勢する弁ばね44,45とからなっており、ピストン8の吸気行程時に吸気弁29を開き、排気行程時に排気弁30を開くことができる。
【0027】
油溜室22及びクランク室23間は、クランク軸13に穿設した通孔46を介して連通される。その際、通孔46の油溜室22への開口部は、該室22の中心部に配置され、該室22の潤滑油Oの貯留量は、エンジンEのどのような傾斜、倒立状態でも、上記開口部が油中に沈まないように設定される。
【0028】
図2及び図7に示すように、クランクケース7の下面には、前記動弁室24に連なる弁室47が形成され、この弁室47は弁孔48を介してクランク室23の底部と連通する。この弁室47には弁孔48を開閉する制御弁としての一方向弁49が設けられ、この一方向弁49はクランク室23の圧力脈動に応動するもので、その減圧時に弁孔48を閉じ、昇圧時にそれを開くようになっている。
【0029】
またクランクケース7の下面には、図7に示すように弁室47を取囲むU字状の油戻し室50が形成される。この油戻し室50は、互いに極力離れて配置される一対の小孔51を介して動弁室24の底部と連通する一方、一対の通孔52を介して油溜室22とも連通する。通孔52の総合断面積は、小孔51の総合断面積よりも十分に大きく設定される。
【0030】
上記弁室47及び油戻し室50は、クランクケース7の下面に形成された凹部を底板53により閉鎖することにより形成されるもので、その底板53は前記スタッドボルト19及びナット20によりクランクケース7に共締めされる。
【0031】
図9ないし図12に示すように、ヘッドカバー26には、ブローバイガスを導入する気液分離室71が形成される。この気液分離室71は、合成樹脂製のヘッドカバー26の天井壁26a内面に一体に突設された方形の囲い壁72と、この囲い壁72の下面全体を覆う合成樹脂製の内蓋73とで画成され、囲い壁72の一辺部に気液分離室71の入口71aが切欠き状に設けられる。また囲い壁72の、上記一辺部を挟む両辺部は、補強リブ74を介してヘッドカバー26の周壁内面に一体に連結され、これら補強リブ74とヘッドカバー26の周壁半周部とで、前記入口71aが開口する入口室75が画成される。内蓋73には、この入口室75の下面を覆う延長部73aが一体に形成されており、この延長部73aは、前記入口71aに対向するヘッドカバー26内壁に当接するが、その両側の内壁との間には通気間隙76を形成する。この通気間隙76から入口71aに至る第1迷路77が入口室75に形成される。この第1迷路77は、ヘッドカバー26の天井壁26a内面に一体に突設されて前記入口71aの両側に配置される一対の第1邪魔壁781 と内蓋73の上面に突設されて前記入口71aに対向する第2邪魔壁782 とで形成される。勿論、これら第1、第2邪壁781 ,782 は、ブローバイガスの通過を許容するように、囲い壁72の高さより低くなっている。
【0032】
また気液分離室71には、ヘッドカバー26の天井壁26a内面に一体に突設されて開口部を前記入口71aと反対方向へ向けた断面コ字形の第3邪魔壁783 が配設される。この第3邪魔壁783 の下端は内蓋73に当接するようになっており、この第3邪魔壁783 と囲い壁72の下端に形成された複数の係止突起80が内蓋73の係止孔81に挿通されて溶融かしめされ、これによって内蓋73は囲い壁72及び第3邪魔壁783 に結合される。
【0033】
ヘッドカバー26、内蓋73及び第3邪魔壁783 には、これらの側壁を貫通するブリーザ出口管82が一体に形成される。このブリーザ出口管82の内端管82aは、気液分離室71の高さ方向中央部で第3邪魔壁783 内に突出して開口し、その外端管82bはヘッドカバー26の外側面に突出する。その外端管82bに、前記エアクリーナ4内に開口するゴム製のブリーザチューブ83が接続される。これらブリーザ出口管82及びブリーザチューブ83によりブリーザ通路84が構成される。第3邪魔壁783 は、気液分離室71の入口71aとブリーザ出口管82との間に第2迷路79を形成する。
【0034】
ヘッドカバー26の天井壁26a外面には合成樹脂製の外蓋85が溶着されて、これらの間に偏平な吸い込み室86が画成される。この吸い込み室86に連なる複数本(図示例では二本)の吸い上げ管87がヘッドカバー26の天井壁26aに一体に形成され、これら吸い上げ管87は、囲い壁72及び第3邪魔壁783 の相対向する内隅に配置される。各吸い上げ管87の先端には、前記内蓋73の上面に小間隙を存して対向して開口する第1油吸い込み孔881 が設けられる。また気液分離室71の天井壁26aには、吸い込み室86に達する一個又は複数個の第1油吸い込み孔881 が穿設される。こうして気液分離室71において、ブリーザ通路84の内端管82aの上方及び下方に第1及び第2油吸い込み孔881 ,882 が配置される。
【0035】
さらにヘッドカバー26の、気液分離室71周りの天井壁26aの四隅に吸い込み室86に達する第3油吸い込み孔883 が穿設される。上記第1〜第3油吸い込み孔881 〜883 の開口面積は、ブリーザ通路84の内端管82aのそれより小さく設定される。
【0036】
吸い込み室86は、シリンダブロック6及びクランクケース7に形成された一連の油路58を介して前記油戻し室50に連通する。油路58は、前記第1〜第3油吸い込み孔881 〜883 の総合断面積よりも大きい断面積を有する。
【0037】
而して、エンジンEの作動中、クランク室23の圧力は、ピストン5の昇降運動により、正圧、負圧を交互に繰返すように脈動し、その正圧時には一方向弁49が開いてその正圧を弁室47側へ放出し、負圧時には一方向弁49が閉じて弁室47からの正圧の逆流を阻止するので、クランク室23の圧力は平均的には負圧状態に保たれる。
【0038】
一方、相互に連なる弁室47、動弁室24及び気液分離室71はブリーザチューブ83を介して大気圧状態のエアクリーナ4内部に連通しているので、これら三室47,24,71の圧力は略大気圧となっている。
【0039】
また油溜室22は、通孔46を介してクランク室23に連通しているので、油溜室22の圧力はクランク室23と同圧又はそれより若干高い圧力となる。
【0040】
油戻し室50は、通孔52を介して油溜室22と連通する一方、小孔51を介して動弁室24とも連通しているので、油戻し室50の圧力は油溜室22と同圧またはそれより若干高い圧力となる。
【0041】
吸い込み室86は、油路58を介して油戻し室50と連通する一方、前記第1〜第3油吸い込み孔881 〜883 を介して動弁室24とも連通するので、最上部室50の圧力は油戻し室22と同圧又はそれより若干高い圧力となる。
【0042】
上記各室の圧力の高低関係は次式により表わすことができる。
【0043】
Pc≦Po≦Pr≦Pt<Pv
但し、Pc:クランク室23の圧力
Po:油溜室22の圧力
Pr:油戻し室50の圧力
Pt:吸い込み室86の圧力
Pv:動弁室24の圧力
エンジンの運転中は、前述のクランク室23の圧力脈動と、一方向弁49の正圧取り出し作用とにより、次のような経路で気流が生じる。
【0044】
【外1】
【0045】
したがって、クランク軸13の回転により、油溜室22でオイルスリンガ25が潤滑油Oを攪拌してオイルミストを生成すると、そのオイルミストは、先ず通孔46を通してクランク室23に吸入され、クランク部13a及びピストン8周りを潤滑する。次いでクランク室23で発生したブローバイガスと共に一方向弁49の弁孔48から弁室47、したがって動弁室24へ移り、該室24で動弁装置31の各部を潤滑する。
【0046】
その後、オイルミスト及びブローバイガスは、ヘッドカバー26の内壁及び内蓋73の延長部73aとの間隙76から第1迷路77を経て気液分離され、液化したオイルは落下して、動弁室24底部の小孔51から油戻し室50へ、そして油溜室22へと還流する。
【0047】
一方、多少のオイルミストを伴いながら第1迷路77を通過したブローバイガスは、入口71aから気液分離室71に流入し、第2迷路79を通りながら気液分離され、オイルを分離したブローバイガスは、ブリーザ通路84を通してエアクリーナ4へと流出する。また気液分離室71で液化したオイルは、その底部に或る程度溜まったとき、第1油吸い込み孔881 から吸い上げ管87を経て吸い込み室86に吸入され、油路58を通って油戻し室50、油溜室22へと還流する。
【0048】
またエンジンEの倒立運転状態でも、上述の正立時と同様にオイルミストを発生させて、各部を潤滑することができる。
【0049】
ところで、この倒立状態では、吸い込み室86がエンジンEの最下部にくるので、動弁弁室24で液化したオイルは、該室24の天井壁26a上に溜まり、第3油吸い込み孔883 から吸い込み室86に吸入される。その際、第3油吸い込み孔883 は天井壁26aの四隅に設けられているから、エンジンEがどの方向に傾いても、少なくとも何れか一個の第3油吸い込み孔883 が天井壁26a上に溜まったオイルに浸ることになり、そのオイルを吸い込み室86に確実に吸入させることができる。また気液分離室71で液化したオイルは、該室71の天井壁26a上に溜まり、第2油吸い込み孔882 に吸入される。吸い込み室86に吸入されたオイルは、先刻と同様に、油路58を通って油戻し室50、油溜室22へと還流する。
【0050】
オイルを分離したブローバイガスは、先刻と同様に、ブリーザ通路84を通ってエアクリーナ4へと流出する。
【0051】
このように、エンジンEの倒立運転状態でも、オイルミストによるエンジン各部の潤滑が行われると共に、オイルミスト及びブローバイガスの気液分離が行われ、オイルを油溜室22に、ブローバイガスをエアクリーナ4にそれぞれ還流させることができる。したがって動力トリマTは、あらゆる方向での作業に耐えることができる。しかも潤滑油の循環にはクランク室23の圧力脈動を利用しているから、高価なオイルポンプは不要である。
【0052】
再び図2において、前記クランク軸13の、動弁室24側の外端部には、フライホイールマグネトー59の冷却羽根60付ロータ61が固着され、このロータ61と協働する点火コイル62はシリンダブロック6に固着される。また上記ロータ61と作業機用駆動軸63との間に遠心クラッチ64が介装される。この遠心クラッチ64は、ロータ61に拡径可能に軸支された複数のクラッチシュー65と、これを縮径方向に付勢するクラッチばね66と、クラッチシュー65を取囲んで駆動軸63に固着されるクラッチドラム67とからなっており、ロータ61が所定回転数以上で回転すると、クラッチシュー65が拡径してクラッチドラム67の内周面に圧接し、クランク軸13の出力トルクを駆動軸63に伝達するようになる。
【0053】
エンジン本体1には、そのヘッド部及びフライホイールマグネトー59を覆うと共に、それとの間に冷却風通路68を画成するシュラウド69が取付けられ、遠心クラッチ64とシュラウド69との間に上記通路68の入口68iが環状に設けられ、これと反対側のシュラウド69に出口68oが設けられる。
【0054】
而して、ロータ61の回転時には、冷却羽根60によって生起された風が冷却風通路68を流れてエンジンEの各部を冷却する。
【0055】
前記油溜室22側のクランクケース7外側面には、クランク軸13をクランキングし得る公知のリコイル式スタータ70が取付けられる。このスタータ70は、その操作性の観点から前記シュラウド69の外面より突出するように配設されるもので、これが前記油溜室22の外側に隣接配置されることにより、スタータ70の内側にデッドスペースができず、エンジンEのコンパクト化に寄与し得る。
【0056】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計変更が可能である。例えば、一方向弁49に代えて、クランク軸13の回転に連動するロータリ弁を用いることもできる。また囲い壁72及び内蓋73を一体に成形することもできる。またブリーザ通路84を大気に開放することもできる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、エンジンのクランク室に連通する気液分離室と、クランク室及び気液分離室間の連通路に設けられてクランク室に生ずる脈動圧力の正圧を通過させる制御弁と、気液分離室をエンジンの吸気系又は大気に開放するブリーザ通路と、このブリーザ通路の気液分離室に開口する内端の下方及び上方にそれぞれ配置される第1及び第2油吸い込み孔と、これら油吸い込み孔を気液分離室より低圧の油溜室に連通する油路とを備えるので、エンジンの正立、倒立に拘らず、気液分離室でブローバイガスから分離されて液化したオイルを第1又は第2油吸い込み孔から油路を通して油溜室に吸入させ、確実に還流させることができ、ブリーザ通路へ流出していくブローバイガスへのオイルの再混入を防ぐことができるとともに、第1及び第2油吸い込み孔の形成を容易に行うことができ、生産性が良好である。
【0058】
また本発明の第2の特徴によれば、気液分離室の入口とブリーザ通路間に迷路を形成したので、気液分離室に流入したブローバイガスを迷路により効果的に気液分離することができる。
【0059】
さらに本発明の第3の特徴によれば、クランク室に制御弁を介して連通する動弁室の底壁に、油溜室に連通する小孔を設ける一方、動弁室の天井部に、該室に連通する気液分離室と、前記油路に連通する第3油吸い込み孔を穿設したので、ブローバイガスを動弁室でも気液分離することができ、そのとき分離されて液化したオイルを、エンジンの正立時には前記小孔を通して、またエンジンの倒立時には第3油吸い込み孔を通してそれぞれ油溜室に還流させることができる。
【0060】
さらにまた本発明の第4の特徴によれば、動弁室に、該室を気液分離室の入口に連通する迷路を形成したので、動弁室のブローバイガスを、これが気液分離室に到達するまでにも、迷路により効果的に気液分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るエンジンを備えた動弁トリマの使用状態説明図
【図2】 上記エンジンの縦断正面図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 図2の5−5線断面図
【図6】 図2の6−6線断面図
【図7】 図2の7−7線断面図
【図8】 図2の8−8線断面図
【図9】 図2の要部拡大縦断面図(図11の10−10断面図)
【図10】 図9の10−10線断面図
【図11】 図10の11−11線断面図
【図12】 図9の12−12線断面図
【符号の説明】
E・・・・・エンジン
22・・・・油溜室
23・・・・クランク室
24・・・・動弁室
26・・・・ヘッドカバー
26a・・・隔壁(ヘッドカバーの天井壁)
49・・・・制御弁としての一方向弁
51・・・・小孔
58・・・・油路
71・・・・気液分離室
73・・・・気液分離室の底壁(内蓋)
77・・・・迷路(第1迷路)
79・・・・迷路(第2迷路)
84・・・・ブリーザ通路
86・・・・吸い込み室
87・・・・吸い上げ管
881 ・・・第1油吸い込み孔
882 ・・・第2油吸い込み孔
883 ・・・第3油吸い込み孔
Claims (4)
- エンジン(E)のクランク室(23)に連通する気液分離室(71)と、クランク室(23)及び気液分離室(71)間の連通路に設けられてクランク室(23)に生ずる脈動圧力の正圧を通過させる制御弁(49)と、気液分離室(71)をエンジン(E)の吸気系又は大気に開放するブリーザ通路(84)と、このブリーザ通路(84)の気液分離室(71)に開口する内端(82a)の下方及び上方にそれぞれ配置される第1及び第2油吸い込み孔(881 ,882 )と、これら油吸い込み孔(881 ,882 )を気液分離室(71)より低圧の油溜室(22)に連通する油路(58)とを備えるエンジンのブリーザ装置であって、
気液分離室(71)は、ヘッドカバー(26)の天井壁(26a)と、天井壁(26a)内面に一体に突設された囲い壁(72)と、囲い壁(72)の下面全体を覆う内蓋(73)とによって、エンジン(E)のヘッドカバー(26)内に形成され、天井壁(26a)外面には、該天井壁(26a)と外壁(85)とにより、前記油路(58)に連なる吸い込み室(86)が画成され、さらに、天井壁(26a)の内面に該吸い込み室(86)に連なる吸い上げ管(87)を連設すると共に、この吸い上げ管(87)の先端に開口した第1油吸い込み孔(88 1 )を前記内蓋(73)に近接させ、前記天井壁(26a)に気液分離室(71)及び吸い込み室(86)間を連通する第2油吸い込み孔(88 2 )を穿設したことを特徴とする、エンジンのブリーザ装置。 - 請求項1記載のものにおいて、
気液分離室(71)の入口(71a)とブリーザ通路(84)間に迷路(79)を形成したことを特徴とする、エンジンのブリーザ装置。 - 請求項1又は2記載のものにおいて、
クランク室(23)に制御弁(49)を介して連通する動弁室(24)の底壁に、油溜室(22)に連通する小孔(51)を設ける一方、動弁室(24)の天井部に、該室(24)に連通する気液分離室(71)と、前記油路(58)に連通する第3油吸い込み孔(883 )を穿設したことを特徴とする、エンジンのブリーザ装置。 - 請求項3記載のものにおいて、
動弁室(24)に、該室(24)を気液分離室(71)の入口(71a)に連通する迷路(77)を形成したことを特徴とする、エンジンのブリーザ装置。
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