JP3858519B2 - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はバックライトを用いずに明るい表示を実現する反射型液晶表示装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、反射型液晶表示装置は、例えば特開平10−177106号公報に記載されている構造を有している。従来の反射型液晶表示装置の平面図を図17に製造工程手順を図18に示す。図17には従来構造の一例を示しており、反射電極表面に形成している凹凸の102底面形状は半円形である。また、半円の直線部分と垂直な方向で断面を見た場合には左右方向で形状が非対称である。このような凹凸
102を形成することにより特定の方向に光を強く反射することができる。その図17に示した凹凸102は図18に示すように、
(1)基板上に有機膜を塗布し、露光,現像工程により底面形状が半円形状とな
るようにパターニングする(図18(a)〜(c))。
【0003】
(2)パターン形成後の熱処理時に半円形の直線部分が上を向くように、基板を
を傾け、熱処理をする(図18(d)〜(e))。
【0004】
(3)熱処理後、反射電極となる金属膜を蒸着,スパッタリング等の手法で形成
する(図18(f))。
【0005】
の工程を経て形成される。この凹凸102は断面の傾きの急峻な方向(図18 (f)右側)への反射光を少なくするし、傾きの急峻な方向への反射光を低減させた分、傾きの緩やかな方向(図18(f)左側)へは強い光を反射させる。凹凸102を持つ反射電極18を反射型液晶表示装置に適用することにより、強く光を反射させる方向からの視認性が良くなるため、断面形状が左右対称な凹凸を形成した場合よりも明るい反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方法では、各反射電極の凹凸102の向きに関しては開示されていない。
【0007】
反射型液晶表示装置が小型の場合には反射型液晶表示装置内に含まれている全ての反射電極に同じ向きの凹凸を形成することにより、明るい表示装置を実現することができるが、表示装置が大型化すると、観測者が表示装置を見た場合に、装置左端,右端、及び装置中央部では視認方向と反射電極のなす角が大きく異なるため、明るさの異なる表示となる。そこで、反射型液晶表示装置が大型化しても観測者が見た場合に画面内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を提供する必要がある。
【0008】
本発明の目的は反射型液晶表示装置を大型化しても、画面内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、以下のような方法を用いることにより解決できる。
【0010】
それぞれの反射電極内の散乱特性を変化させ、視認位置に対して明るくなる方向を向けることにより実現できる。ここでいう散乱特性とはある散乱光出射角度に対する散乱光強度の変化のことであり、従来技術で示す特定方向への反射光を強くするということも含む。反射電極表面に形成する凹凸の底面形状は従来例と同様の半円形の形状である。明るくなる方向を観測者に向けるためには凹凸の向きを反射電極毎に変化させることで可能となる。反射型液晶表示装置の視認位置を規定し、視認位置と反射型液晶表示装置内に含まれる反射電極とのなす角度に応じて、反射電極表面に形成する凹凸を回転させる。具体的には凹凸の線対称軸を視認位置と反射電極のなす方位角とほぼ同一方向に向ける。そうすることにより、全ての反射電極で強く光を返す方向を視認位置に向けることができる。その結果、明るく、かつ面内の明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0012】
図1は本発明の第1の実施例を示す反射型液晶表示装置50の全体図とその中に含まれるスイッチング素子15を有する側の基板の平面図、及び反射電極18上に形成した凹凸102の対称軸109を示している。図2は本発明の第1の実施例を示す断面図である。図3は図2で示した凹凸102の製造工程を説明する製造工程図である。図4は凹凸102を形成する際に使用するマスク103を示している。図5は本実施例中で使用する散乱光出射角度を表す極角θL ,方位角φL の説明図である。図6は凹凸102の対称軸109を説明する図で、図7はφu 90゜の凹凸を有する反射電極18の散乱特性である。図8は視認方向121と反射型液晶表示装置50に含まれる観測点124,125,126,127とのなす角度131,132,133,134及び141,142,143,144を示し、図9はφu =90゜の凹凸102を形成した場合の観測点124,125,126,127での散乱光強度比、及び視認位置121と観測点124,125,126,127のなす角度の値を示した表である。図10は本実施例の観測点124,125,126,127内のスイッチング素子15を有する側の基板の平面図である。図11は本実施例の観測点での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角度の値を示した表である。
【0013】
図において、11は絶縁基板、12は透明絶縁基板、13はゲートバス配線、14はドレイン信号線、15はスイッチング素子、16は絶縁層、17はコンタクトホール、18は反射電極、31はブラックマトリクス、32はカラーフィルタ、33は透明電極、34は偏光板、35は液晶層、50は反射型液晶表示装置、101は凹凸形成層、102は凹凸、103は凹凸形成マスク、104は遮光部、109は凹凸対称軸、111はφ=0゜の散乱光強度の変化、112はφ=90゜の散乱光強度の変化、113はφ=180゜の散乱光強度の変化、114はφ=270゜の散乱光強度の変化、115はθ=30゜の散乱光強度の変化、121は視認位置a、122は視認位置の射影a、124は観測点a、125は観測点b、126は観測点c、127は観測点d、131は視認位置aと観測点aのなす極角a、132は視認位置aと観測点bのなす極角b、133は視認位置aと観測点cのなす極角c、134は視認位置aと観測点dのなす極角d、
141は視認位置aと観測点aのなす方位角a、142は視認位置aと観測点bのなす方位角b、143は視認位置aと観測点cのなす方位角c、144は視認位置aと観測点dのなす方位角d、300は標準拡散板の散乱光強度の変化である。
【0014】
本実施例で示す反射型液晶表示装置は、絶縁基板11,スイッチング素子15,絶縁層16,ゲートバス配線13,ドレイン信号線14,凹凸102,反射電極18,液晶層35,透明電極33,透明絶縁基板12,ブラックマトリクス
31,カラーフィルタ32,偏光板34により構成される。
【0015】
この実施例1の反射型液晶表示装置の作製方法を以下に示す。
【0016】
ガラス,プラスチック等からなる絶縁基板11上にスイッチング素子15を形成する。その際にゲートバス配線13,ドレイン信号線14も同時に形成する。スイッチング素子15,ゲートバス配線13,ドレイン信号線14が形成された絶縁基板上に、SiN,SiO2 からなる無機系、もしくは有機系の絶縁層
16を塗布する。その膜厚は無機系の場合には好ましくは0.2 〜2μm、有機系の場合には好ましくは1〜5μmである。本実施例では有機膜3μmの厚さで形成した。絶縁層16にはコンタクトホール17が形成される。形成されるコンタクトホール17の大きさは好ましくは5〜30μm□である。本実施例では
10μm□のコンタクトホールを形成した。
【0017】
絶縁層16上には凹凸102が形成され、その上には反射電極18が形成される。
【0018】
凹凸102,反射電極18の形成方法を図3を用いて詳しく説明する。
【0019】
(1)絶縁層16,コンタクトホール17形成後、有機系の凹凸形成層101 (PC407,(株)JSR製)をスピンコート等の手法を用いて好ましくは0.1〜3μmの厚さに塗布する(図3(a))。本実施例では1μmの厚
さに塗布した。
【0020】
(2)図4に示すような凹凸形成マスク103を用いて露光し、現像工程を経て、凹凸形成層101は所望の形状の凹凸102にパターンニングされる (図3(b)〜(c1))。その際の凹凸102の平面図を図3(c2)に示す。凹凸形成マスク103にはコンタクトホール17が配置される領域を除き、ほぼ全域に、かつできるだけ隙間のできないように半円状の遮光
部104が配置される。
【0021】
(3)基板を平行に保ったまま150℃〜250℃,60min の加熱処理をする
。本実施例では230℃,60分の加熱処理をした(図3(d))。
【0022】
(4)加熱処理後Au,Al,Ag等の反射率の高い金属膜をスパッタリング,デポ等の手法により成膜し、露光・現像の工程を経て反射電極18を形成
する。
【0023】
上記の工程で形成した凹凸102は加熱処理により表面形状が緩やかな円弧を描くような形状となる。その円弧は図3(d)に示すように、凹凸の左右で傾斜角が異なる。これは現像の際の形状により決められ、現像時に円形のパターンを形成した場合には断面形状が左右対称となるが、本実施例のように半円状のパターンを形成することにより、図3(c2)に示す凹凸102の直線部分と、円弧となっている部分で傾斜角を変えることができる。
【0024】
一方、ガラス,プラスチックからなる透明絶縁基板12上には染色法により作製したカラーフィルタ32、及びブラックマトリクス31が形成される。カラーフィルタ32,ブラックマトリクス31上には、ITOからなる透明電極33が形成される。
【0025】
上記の絶縁基板11と透明絶縁基板12を一定の間隙をもって貼り合せ、間隙に液晶層を封入し、反射型液晶表示装置50となる。
【0026】
液晶層35はメルク製のZLIで、メルク製のカイラル剤S811を約0.2%含む。液晶層35の厚さは平均5μmである。この液晶に電圧を印加することにより、電圧無印加時にはねじれ配向を、電圧印加時にはホメオトロピック配向を示し、両状態間をヒステリシス無しで遷移する。
【0027】
以下に本実施例に示す各要素の内容を説明する。
【0028】
ゲートバス配線13,ドレイン信号線14はそれぞれスイッチング素子15のON/OFFを制御するための電圧,液晶層35を駆動するための電圧が印加される。
【0029】
本実施例では、スイッチング素子15として逆スタガ構造のTFTを使用している。スイッチング素子15はゲートバス配線13に印加される電圧でON/
OFF状態に変化し、ON状態の場合にはドレイン信号線14−反射電極18間は導通状態となり、OFF状態の場合にはドレイン信号線14−反射電極18間は絶縁状態となる。
【0030】
コンタクトホール17はスイッチング素子15と反射電極18を電気的に接続するために形成される。
【0031】
反射電極18はコンタクトホール17を介してスイッチング素子15に電気的に接続されている。スイッチング素子15がONの場合にはドレイン信号線14に印加されている電位がそのまま反射電極に伝達され、スイッチング素子15がOFFの場合には反射電極18はON状態で伝達された電圧を保持する。
【0032】
液晶層35は、反射電極18に印加された電圧と、透明電極33に印加された電圧の電位差により異なった光学特性を示す。この特性を利用して表示を行う。本実施例で使用した液晶層35のねじれの角度は好ましくは0゜から90゜の間とする。本実施例では50゜とした。この液晶層35を用いることにより、応答時間が短く、かつ絶縁基板11と透明絶縁基板12の間の間隙のばらつきに対して十分な裕度を持った液晶層35を実現することができる。また、液晶の立ち上がる方向は反射型液晶表示装置50の下側を向くようにしている。液晶の立ち上がる方向では暗表示の透過率増大が激しく、この方向から光が入射するとコントラスト比が低下するが、こうすることにより、コントラストを低下させる原因となる立ち上がり方向からの入射光を減らすことができるため、コントラストの高い表示を実現することができる。
【0033】
凹凸102は反射電極18に散乱性を付与するために形成される。凹凸102上に反射電極18を形成することにより、反射電極18表面も下地の形状を反映して同様の凹凸形状を有する。
【0034】
ブラックマトリクス31は隣接する反射電極間からの不要反射光が反射型液晶表示装置50から出射するのを防止する働きを有し、表示特性の1つであるコントラストを向上させる機能を持つ。したがって、ブラックマトリクス31は反射電極18が配置される以外の領域に形成される。
【0035】
本実施例では、反射型液晶表示装置50からの散乱出射光方向を表すために図5(a)に示すように角度θL ,φL を用いる。θL は反射電極の法線を基準とし、法線に対してなす角として定義され、φL は散乱光の反射型液晶表示装置に対する射影が反射型液晶表示装置の水平方向の軸となす角度として定義する。反射型液晶表示装置の水平方向右向きを0゜とし、そこから反時計周りに角度を規定する。
【0036】
また、反射電極18表面に形成する凹凸102も対称軸109も傾きを有する。凹凸102の線対称軸を対称軸109とし、その傾きは反射型液晶表示装置の水平方向の軸とのなす角φunで規定する。反射型液晶表示装置50の水平方向右向きを0゜とし、そこから反時計周りに角度を規定する。例として凹凸102の向きがφun=90゜の場合の平面形状、及び断面形状を図6(a),(b),(c)に示す。図6(a)は平面形状で凹凸102は半円状となっている。図6(b)は図6(a)においてφ=90゜の断面図で、図6(c)は図6(a)において、φ=0゜の断面図である。対称軸109に対して平行に見た場合の断面図は凹凸102の左右で傾斜に違いが見られ、対称軸109に対して垂直に見た場合には左右方向で傾斜の違いは見られない。
【0037】
また、凹凸102の対称軸109には向きがあり、平面形状では凹凸の直線部分(図6(a)下側)から円弧部分に向かう方向(図6(a)下側)として定義した。つまり図6(b)では断面形状の角度変化が急峻な方向(図6(b)左側)から、角度変化が緩やかな方向(図6(b)右側)となる。(c)の場合には線対称軸は紙面手前から紙面奥に向かっている。
【0038】
図7(a),(b)に凹凸の平均傾きφu =90゜の場合の反射電極18の散乱特性を示す。前述の平均傾きφu は同一反射電極内に形成した全ての凹凸の対称軸の傾きφunの平均値である。また、反射板上には液晶の屈折率1.5 にほぼ等しい媒質が接している。図7(a)にはφ=0゜,90゜,180゜,270゜一定とした場合のθL に対する散乱光強度の変化111,112,113,114を示し、図7(b)にはθ=30゜一定とした場合のφL に対する散乱光強度の変化115を示している。反射電極下に形成した凹凸102の大きさは対称軸に垂直方向で幅14〜16μm、対称軸109方向は幅9〜11μmと幅を持たせている。高さは1μmとしている。また、反射電極18内に形成した個々の凹凸の傾きφunはばらつきを持たせず全て90゜としている。個々の凹凸は干渉による色付きを防止するために不規則に配置している。この結果から分かるように
φ=90゜方向に光を強く反射し、その他の方位角方向にはあまり光を反射しない特性となっている。また、φL =20〜160゜の範囲では標準拡散板の2倍以上の散乱光強度がえられている。つまり、凹凸102の傾斜角が緩やかな方向に光を強く返し、傾斜角が急峻な方向に光をあまり反射しない特性となっている。また、この特性はφu =90゜の凹凸を形成した反射電極の特性であるが、
φu =0゜の凹凸を形成した反射電極の特性は図7(a),(b)の特性はφL =−90゜だけシフトした特性となることは容易に推測される。
【0039】
図8に視認位置121と反射型液晶表示装置50内の観測点124,125,126,127とのなす極角131,132,133,134、及び方位角141,142,143,144を示す。反射型液晶表示装置50内に含まれる反射電極の明るさはそれぞれ反射電極から視認位置121方向へ出射する散乱光強度比に比例し、散乱光強度は図7(a),(b)に示す特性と視認位置121と反射電極の位置から算出される極角、及び方位角から推測することができる。
【0040】
図9に反射型液晶表示装置50内に含まれる全ての反射電極でφu =90゜の凹凸を形成した場合の観測点124,125,126,127での散乱光強度比、及び視認位置121と観測点124,125,126,127とのなす極角
131,132,133,134、及び方位角141,142,143,144を示す。散乱光強度比は視認位置121と各測定点とのなす角度と図7(a),(b)の特性より求めたもので、標準拡散板の散乱光強度を1とした比で表している。散乱光強度比を求めるための極角131,132,133,134、及び方位角141,142,143,144は以下の仮定より算出した。反射型液晶表示装置50の画面サイズは12インチ,視認位置121と反射型液晶表示装置50の距離を60cm、視認位置121の反射型液晶表示装置50に対する射影
122は水平方向は中央部,垂直方向は最上列とした。
【0041】
この場合、観測点125と観測点126の散乱光強度比は2倍以上異なる。この構成では面内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することは難しい。
【0042】
本実施例ではその問題を解決するために観測点124、125,126,127に含まれる反射電極の表面に形成する凹凸102の対称軸を図10(a),(b),(c),(d)に示すように向け凹凸を形成した。前述のような向きの凹凸を形成する形状とすることにより、視認位置121での観測点124,125,126,127での明るさのばらつきが少なく良好な表示を実現することができる。具体的には各凹凸102の線対称軸109を視認位置121と観測点124,125,126,127とのなす方位角141,142,143,144と同一角度にする。つまり観測点124,125,126,127内に含まれる反射電極において、凹凸の対称軸が0゜,180゜,56゜,124゜となるように凹凸を形成する。このような配置とすることにより、それぞれの反射電極の散乱特性は図7(a),(b)の特性をそれぞれ、φ方向に−90゜,90゜,−34゜,34゜だけシフトした特性となる。これにより、各反射電極に形成した凹凸の傾斜の緩やかな部分が視認位置に向く。つまり光を強く反射する方向が全ての反射電極で視認位置に対して向くことになる。したがって、反射型液晶表示装置50内に配置された反射電極18の散乱光強度は視認位置121と反射電極18のなす方位角によっては変化せずに、視認位置121と反射電極18のなす極角によってのみ変化することになり、明るさのばらつきが少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。図11に図10に示すような凹凸を形成した場合の明るさの比と極角131,132,133,134、及び方位角141,142,143,144を示す。極角131,132,133,134、及び方位角141,142,143,144はφu =90゜の凹凸を形成した場合と変わらないが、散乱光強度比は1.18 まで低減していることが分かる。また、明るさの比が低減しているだけでなく、散乱光強度比もφu =90゜の凹凸を形成した場合の観測点
126でのそれよりも高い値となっている。つまり、φu =90゜の凹凸を全ての反射電極18で形成した場合よりも明るく、かつ明るさの面内ばらつきの少ない反射型液晶表示装置50を実現することができる。
【0043】
また、本実施例で示した観測点以外の反射電極18に形成する凹凸102の対称軸109も視認位置121と反射電極18のなす角により決定される。例えば、反射型液晶表示装置の左上端の反射電極を座標原点(0,0)とし、視認位置の射影122の位置を(x0,y0 )、任意の反射電極の位置を(x,y)とした場合に前記反射電極表面に形成する凹凸の対称軸は、
【0044】
を満たすような凹凸を形成することにより、標準拡散板の2倍以上の明るさを持ち、かつ明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0045】
本実施例によれば、視認位置の射影122が反射型液晶表示装置の上側中央部近傍にある場合、例えば12インチ程度のパソコンモニタ等に反射型液晶表示装置を採用する場合に、視認位置121と反射型液晶表示装置内に含まれる反射電極とのなす角度に応じて、反射電極表面に形成する凹凸の対称軸の傾きを変化させることにより、明るく、かつ反射型液晶表示装置内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0046】
図12は本発明の第2の実施例を示す視認位置161と観測点124,125,126,127のなす角171,172,173,174及び181,182,183,184を示している。図13はφu =90゜の凹凸を形成した場合の観測点161での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角度の値を示した表である。図14は本実施例の観測点124,125,126,127でのスイッチング素子15を有する側の基板の平面図である。図15は本実施例の観測点124,125,126,127での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角度の値を示した表である。
【0047】
図12,図14において前述の実施例に示したものと同一の構成要素には同じ番号をつけている。
【0048】
図において、161は視認位置b、162は視認位置の射影b、171は視認位置bと観測点aのなす極角e、172は視認位置bと観測点bのなす極角f、173は視認位置bと観測点cのなす極角g、174は視認位置bと観測点dのなす極角h、181は視認位置bと観測点aのなす方位角e、182は視認位置bと観測点bのなす方位角f、183は視認位置bと観測点cのなす方位角g、184は視認位置bと観測点dのなす方位角hである。
【0049】
図12に視認位置161と反射型液晶表示装置50内の観測点124,125,126,127とのなす極角171,172,173,174、及び方位角
181,182,183,184を示す。反射電極の明るさは実施例1と同様に反射電極18の視認位置161方向へ出射する散乱光強度比に比例し、その際の明るさは図7(a),(b)に示す特性と視認位置161と反射電極18のなす角度で推測することができる。
【0050】
図13に全ての反射電極で図17に示すようにφu =90゜の凹凸を反射電極表面に形成した場合の観測点124,125,126,127での散乱光強度比、及び視認位置161と観測点124,125,126,127とのなす極角
171,172,173,174、及び方位角181,182,183,184を示す。明るさを推測するための極角171,172,173,174、及び方位角181,182,183,184は以下の仮定より算出した。反射型液晶表示装置50の画面サイズは20インチ、視認位置161と反射型液晶表示装置
50の距離を200cm,視認位置161の反射型液晶表示装置50に対する射影162は水平方向,垂直方向共に中央部とした。
【0051】
この場合、各観測点の散乱光強度比は最大2.39 倍異なる。これは角観測点での極角は同じになったもの、方位角が異なり、かつ観測点124,125の反射電極に対しては光があまり反射しない位置からの観測となるためである。つまりこの構成では面内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することは難しい。
【0052】
本実施例ではその問題を解決するために観測点124,125,126,127に含まれる反射電極の表面に形成する凹凸の形状を図14(a),(b),(c),(d)に示すような形状とした。このようにすると、視認位置での観測点での明るさのばらつきが少なく良好な表示を実現することができる。具体的には各凹凸102の線対称軸109を視認位置161と観測点124,125,126,
127とのなす方位角181,182,183,184と同一角度にする。つまり観測点181,182,183,184内に含まれる反射電極において、凹凸102の対称軸が323゜,217゜,37゜,143゜となるように凹凸102を形成する。これにより、それぞれの反射電極の散乱特性は図7(a),(b)の特性をそれぞれ、φ方向に233゜,127゜,−53゜,53゜だけシフトした特性となる。このように対称軸を傾けることにより、各反射電極に形成した凹凸の傾斜の緩やかな部分が視認位置に向く。つまり光を強く反射する方向が全ての反射電極で視認位置に対して向くことになる。したがって、反射型液晶表示装置50内に配置された反射電極の明るさは視認位置161と反射電極のなす方位角によっては変化せず、かつ極角は同一角度であるため、各観測点で、明るさのばらつきがない反射型液晶表示装置を実現することができる。図14に図15に示すような凹凸102を形成した場合の明るさの比と極角171,172,173,174、及び方位角181,182,183,184を示す。極角171,
172,173,174、及び方位角181,182,183,184は変化はないが明るさの比は1となっている。また、明るさの比の低減だけではなく、散乱光強度もφun=90゜の凹凸を形成した場合の観測点126での明るさよりも明るい。つまり、反射電極内に形成するφunを全て同一方向とした時よりも明るく、かつ明るさの面内ばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0053】
また、本実施例で示した領域以外の反射電極に形成する凹凸の対称軸も視認位置161と反射電極のなす角により決定される。例えば反射型液晶表示装置の左上端の反射電極の位置を座標原点(0,0)とし、視認位置の射影162の位置を(x0 ,y0 )、任意の反射電極の位置を(x,y)とした場合に前記反射電極表面に形成する凹凸の対称軸は
【0054】
を満たすような凹凸を形成することにより、標準拡散板の2倍以上の明るさを持ち、かつ明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0055】
本実施例によれば、視認位置の射影162が反射型液晶表示装置50のほぼ中央部にある場合、例えば20インチ以上の大画面TV等に反射型液晶表示装置を採用する場合に、視認位置161と反射型液晶表示装置内に含まれる反射電極とのなす角度に応じて、反射電極表面に形成する凹凸の形状を変化させることにより、明るく、かつ反射型液晶表示装置内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0056】
図16は本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【0057】
図16において前述の実施例に示したものと同一の構成要素には同じ番号をつけている。
【0058】
図において40は散乱性を有するフィルムである。
【0059】
散乱性を有するフィルム40はPET等のフィルム表面にビーズを拡散したものが用いられ、そのフィルムは散乱性を有する。
【0060】
本実施例の凹凸の形状,配置に関しては実施例1、もしくは2と同じである。本実施例では平面形状が半円状の凹凸を形成しているため、底面形状が円形の凹凸を形成した場合と比べて、凹凸の充填率が悪く、平坦部が多い反射電極となる。平坦部が多いと背景や顔が写り込み見にくい表示となる。そこで、偏光板
34上に散乱性を有するフィルム40を配置することにより、映り込みが少なく、かつ明るく、面内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0061】
本実施例において、散乱性を有するフィルム40は偏光板の上側に配置されているが、位相差を持たないフィルムである場合には偏光板34と反射電極18の間であればどの位置に配置しても同様の効果が得られることは容易に推測できる。
【0062】
上に示した全ての実施例に対して、凹凸、及び反射電極はスイッチング素子上に形成していないが、凹凸をスイッチング素子上に形成し、反射電極をその上に形成することにより、開口率が向上し、さらに明るい反射型液晶表示装置を実現することができる。
【0063】
上に示した全ての実施例に対し、個々の凹凸対称軸の傾きは同一反射電極内で全て同じ方向を向けているが、多少のばらつきを持たせても同様の効果が得られることは容易に推測できる。
【0064】
上に示した全ての実施例に対し、凹凸の底面形状を半円状としているが、三日月状,三角形等の形状でも、少なくても1軸に対して断面形状が非対称となる凹凸であれば同様の効果が得られることは容易に推測できる。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、明るく、かつ反射型液晶表示装置内で明るさのばらつきの少ない反射型液晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の反射型液晶表示装置における反射型液晶表示装置の全体図とその中に含まれるスイッチング素子を有する側の基板の平面図である。
【図2】第1実施例の反射型液晶表示装置における断面図である。
【図3】図2における凹凸の作成方法を説明する製造工程図である。
【図4】図3における現像工程で使用する凹凸形成マスクの平面図である。
【図5】散乱光出射角度の定義を説明する図である。
【図6】凹凸の対称軸を説明する図である。
【図7】φu =90゜の凹凸を有する反射板の散乱特性である。
【図8】第1実施例における視認位置と観測点のなす角度を説明する図である。
【図9】図8においてφu =90゜の凹凸を反射電極表面に形成した場合の観測点での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角を示した表である。
【図10】第1実施例における観測点内に含まれるスイッチング素子を有する側の基板の平面図である。
【図11】第1実施例において、図10に示す凹凸を形成した場合の観測点での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角を示した表である。
【図12】第2実施例における視認位置と観測点のなす角度を説明する図である。
【図13】図12において、φu =90゜の凹凸を反射電極表面に形成した場合の観測点での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角を示した表である。
【図14】第2実施例における観測点内に含まれるスイッチング素子を有する側の基板の平面図である。
【図15】第2実施例において、図14に示す凹凸を形成した場合の観測点での散乱光強度比、及び視認位置と観測点のなす角を示した表である。
【図16】第3実施例の反射型液晶表示装置における断面図である。
【図17】従来スイッチング素子を有する側の基板の平面図である。
【図18】従来例における凹凸の作成方法を説明する製造工程図である。
【符号の説明】
11…絶縁基板、12…透明絶縁基板、13…ゲーートバス配線、14…ドレイン信号線、15…スイッチング素子、16…絶縁層、17…コンタクトホール、18…反射電極、31…ブラックマトリクス、32…カラーフィルタ、33…透明電極、34…偏光板、35…液晶層、40…散乱性を有するフィルム、50…反射型液晶表示装置。
Claims (8)
- 透明電極を配置した透明絶縁基板と、
反射機能を持つ複数の反射電極を配置した絶縁基板と、
前記透明絶縁基板、前記絶縁基板間に挟持された液晶層を有する反射型液晶表示装置において、
前記複数の反射電極は散乱性を有し、かつ表面に凹凸形状を有し、
前記凹凸形状は反射電極毎に同じ線対称軸を有し、
前記線対称軸に対して平行に見た前記凹凸形状の断面形状は、左右非対称であり、
前記反射電極毎の線対称軸の方位角は、前記反射型液晶表示装置の上側中央部と定められた視認位置と反射電極のなす方位角と同一方向である反射型液晶表示装置。 - 前記反射電極は、視認位置方向に対して指向性を付与した請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
- 請求項1もしくは2のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記反射電極は、表面に形成される個々の凹凸形状の底面形状が線対称であり、かつ非回転対称である反射型液晶表示装置。
- 請求項1もしくは2のいずれかに記載の反射型液晶表示装置において、前記反射電極は、表面の個々の凹凸形状の底面形状がほぼ半円である反射型液晶表示装置。
- 請求項5に記載の反射型液晶表示装置において、反射型液晶表示装置の大きさを(k,0.75k)とした場合に(0,0)を含む端部にある反射電極内に形成した全凹凸形状の線対称軸の方位角の平均値φua、及び(k,0)を含む端部にある反射電極内に形成した全凹凸形状の線対称軸の方位角の平均値φubが、
−107゜<φua<107゜,73゜<φub<287°
内に含まれていることを特徴とする反射型液晶表示装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の反射型液晶表示装置において液晶がねじれ配向を有するネマティック液晶であり、かつツイスト角が0゜以上90゜未満であることを特徴とする反射型液晶表示装置。
- 請求項7に記載の反射型液晶表示装置において液晶の立ち上がり方向が反射型液晶表示装置の下側に向いていることを特徴とする反射型液晶表示装置。
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